JP4750906B2 - Nandフラッシュメモリデバイスのプログラミング方法 - Google Patents

Nandフラッシュメモリデバイスのプログラミング方法 Download PDF

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Description

本発明は、NANDフラッシュメモリアレイを含むNANDフラッシュメモリデバイスのためのプログラミング方法に関し、NANDフラッシュメモリアレイを含むNANDフラッシュメモリデバイスに関する。
NANDフラッシュメモリは、デジタルカメラのピクチャカード、MPプレーヤのメモリ及びユニバーサルシリアルバス(USB)メモリ等の高密度記憶アプリケーション用に開発されてきている。具体的には、携帯電話システム及びパーソナルデジタルアシスタント(PDA)が急速な成長を示し、その市場セグメントを広げている。さらに、そのアプリケーションは、ハードディスクドライブ(HDD)の代替物であるソリッドステートドライブ(以下、SSDという。)としてのPCストレージ用途まで拡大され、将来のNANDフラッシュメモリのための最も有望な市場ドメインとなっている。しかしながら、半導体メモリにおけるより精密なパターンのためのスケーリング技術がさらに開発されるにつれて、NANDフラッシュメモリは、狭いしきい値電圧(Vth)窓が具体的にはマルチレベルセル(MLC)動作にとって重大な問題となるセルの実現可能性に関する物理的限界に直面する。以下、MOSトランジスタのしきい値電圧をVth電圧という。
NANDフラッシュメモリに関して高密度記憶及びデータ信頼性におけるより高いパフォーマンスを追求する際には、プログラミングディスターブが最も重大な問題の1つであり、近傍のフローティングゲート間の容量結合ディスターブも重大である。これらの要素は、MLC動作のためのVth分布を広げ、Vth窓を縮小させる。このようなプログラミングディスターブはシングルレベルセル(SLC)にとっても重大な問題であり、1つのページにおける複数の上書き動作、又はソースラインSL側からビットラインBL側への不連続なデータプログラミングにおける失敗の原因となる。
米国特許第5,677,873号明細書。 特開2002−063795号公報。 特開平10−003794号公報。 特開平10−275484号公報。 特開平6−244386号公報。 米国特許第6,621,735号明細書。 米国特許第6,912,157号明細書。 米国特許第7,085,162号明細書。 米国特許第7,286,402号明細書。 米国特許第5,659,505号明細書。 米国特許第5,745,417号明細書。 米国特許第5,898,606号明細書。
R. Bez, et. al., "Introduction to Flash Memory", Proceeding of IEEE, Vol. 91, No. 4, pp. 489-501, April 2003. T. Kobayashi, et. al., "A Giga-Scale Assist-Gate (AG)-AND-Type Flash Memory Cell with 20-MB/s Programming Throughput for Content-Downloading Applications", IEEE Technical Digest of IEDM 2001, pp. 29-32, December 2001. S. Kobayashi, et. al., "Memory Array Architecture and Decoding Scheme for 3V Only Sector Erasable DINOR Flash Memory", IEEE Journal of Solid-state Circuit, Vol. 29, No.4, pp. 454-460, April 1994.
プログラミングディスターブを回避しすべての禁止セルの耐性を向上させるために、特許文献1に開示されるセルフブースト動作が開発され、適用される。しかしながら、選択されるワードラインWL下の禁止セルでは、通常、表面チャネルの電位降下により引き起こされる酸化膜における過剰な電界増強に起因して望ましくないプログラミングが生じることから、この方法を行ってもディスターブを完全に防止することはできない。このチャネル電位降下は、NANDフラッシュメモリのセルストリングのチャネル表面における電子が禁止セル内へ移動することによって生じる。故に、プログラムの間に、選択されないワードラインへプログラム電圧より低い正の中間パス電圧(Vpass)を印加することが必要である(以下、中間パス電圧をVpass電圧という。)。しかしながら、あまりにも高いVpassは逆に中間パス電圧(Vpass)ディスターブを引き起こすことから、Vpass電圧には上限がある。以下、中間パス電圧(Vpass)ディスターブをVpassディスターブという。
以下、従来のセルフブースト方法を使用してプログラミングディスターブを防止する従来のプログラミング方法について述べる。
図4は、従来技術によるNANDフラッシュメモリデバイスの従来のプログラミング動作を示すタイミング図である。図4を参照すると、ドレイン側セレクトトランジスタのゲートラインSGDLへは5V等のプラス電圧が印加される一方、禁止セルストリングへ接続されるビットラインBLへは2.4V等の別のプラス電圧が印加されて、期間t<t0(t0=0)におけるボディバイアス状態下でチャネル電子が低減されるチャネルストリング領域がプリチャージされる。一方、ビットラインBLは、プログラムするために接地され、選択されたセルストリングへ接続される。選択されるビットラインの事例又は選択されないビットラインの事例のいずれについても、ソース側セレクトトランジスタのゲートラインSGSL(以下、SGSLトランジスタという。)及びセルストリングにおけるPウェルは接地されるように設定され、ソースライン(SL)は1.9Vに設定される。
期間t<t0の間、すべてのワードラインWLは接地され、ゲートラインSGDLへ印加される電圧は1.5V等の電圧へ変更され、ここで、ゲートラインSGDLは、電圧2.4Vで印加された非選択のビットラインから遮断されてブーストフェーズにおける非選択セルのプログラミングが禁止される一方、ゲートラインSGDLへ接続されるトランジスタ(以下、SGDLトランジスタという。)が、接地される選択されるビットラインBL上でオンにされ、選択されるセルがプログラムされる。セルストリング内のすべてのメモリセルが消去された状態にある事例では、フローティングゲートFGは正に荷電され、Si表面における高密度電子の誘起によって強力な反転層が形成される。
図4を参照すると、期間t<t0(t0=0)において、選択されないビットラインBLへ電圧V1が印加される一方、選択されるビットラインBLは接地されて同一のセルがプログラムされる。さらに、ソースラインSLへ電圧V2が印加され、選択されるゲートラインSGDLへ電圧V3が印加され、これが電圧V4へ変更され、ワードラインWL及び選択されるゲートラインSGSLは接地されて電圧0Vに設定される。この従来技術例では、電圧V1は約2.4Vに設定され、電圧V2は約1.9Vに設定され、電圧V3は約5Vに設定され、セルストリング内の電子はSGDLトランジスタを介してビットラインBLへと掃き出される。次に、ゲートラインSGDLへのバイアス電圧が電圧V3から電圧V4へ変更され、BLからのチャネルストリング電位が遮断されて禁止セルでチャネルがブーストされる。ここで、電圧V4は、期間t<t0において約1.5Vに設定される。
期間t<t0において、ドレイン側及び選択されるSGSLトランジスタへの接続部は、ビットラインBL又はソースラインSLからセルストリングへの電子の逆流を防止するために遮断されなければならない。従って、幾分かの電子はSGDLトランジスタを介して掃き出されるとしても、大量の電子がセルチャネル並びにソース領域及びドレイン領域において均一に分布する。
図5は、前記従来技術によるNANDフラッシュメモリデバイスの禁止セルストリングに沿った概略縦断面図及び水平エネルギーバンド図であって、期間t<t0の間のSi界面における電子密度を示し、図6は、前記従来技術によるNANDフラッシュメモリデバイスの禁止セルストリングに沿った垂直エネルギーバンド図であって、期間t>t0の間のそのセルチャネルにおける電子密度を示す。図5及び図6及び後続の図において、Ecは伝導レベルを示し、Eiは固有フェルミレベルを示し、Evは価電子レベルを示す。図5及び図6から明らかであるように、セルチャネル領域では、ハイレベルの電子密度が誘起されて反転層が形成される。
この後、期間t1<t<t2の間、すべてのワードラインWLへVpass電圧パルスが印加されてチャネル電位がブーストされ、ここで、Pウェル全体に深い空乏層が拡がり、正孔は基板へと掃き出される。加えて、軽くドープされたソース領域及びドレイン領域におけるドナーはイオン化され、電子全体はチャネル領域に移動されて集められ、完全空乏の事例に比べて表面電位が低減される。
図7は、前記従来技術によるNANDフラッシュメモリデバイスの禁止セルストリングに沿った概略縦断面図及び水平エネルギーバンド図であって、期間t1<t<t2の間の前記Si界面における電子密度を示し、図8は、前記従来技術によるNANDフラッシュメモリデバイスの禁止セルストリングに沿った垂直エネルギーバンド図であって、期間t1<t<t2の間のそのセルチャネルにおける電子密度を示す。すなわち、図7は、軽くドープされたソース及びドレインの事例におけるSi表面の電子密度及び水平バンド図を示し、図8は、このブーストフェーズにおける、すなわち表面電位が熱的非平衡状態へ動的に変えられるVpass期間におけるセルチャネルに沿った垂直バンド図を示す。
プログラミング期間t2<t<t3の間は、選択されるワードラインWLへプログラムパルスが印加される。禁止セルストリング全体における大部分のチャネル電子は、ドリフト及び拡散駆動によるキャリア移動によって横方向へ移動され、選択されるワードラインWLの下のセルのチャネルに集められ、その結果、図9に示す水平バンド図の電子密度によって示されるように、禁止セルの表面電位は低減される。図9は、前記従来技術によるNANDフラッシュメモリデバイスの禁止セルストリングに沿った概略縦断面図及び水平エネルギーバンド図であって、期間t2<t<t3の間の前記Si界面における電子密度を示す。次に、電子はトンネル酸化膜にわたって電界を増強し、これにより、望ましくないトンネル電流が流れる重大なプログラミングディスターブが発生する。
図10は、前記従来技術によるNANDフラッシュメモリデバイスの禁止セルストリングに沿った垂直エネルギーバンド図であって、期間t2<t<t3の間のそのセルチャネルにおける電子密度を示す。すなわち、図10が示す電子密度による垂直バンド図は、同一の禁止セルのトンネル酸化膜にわたる高い電界を示している。この理由は、表面チャネルにおける残余過剰電子は移動され、選択されるワードラインWLの下の禁止セル内に集められることにある。これは、従来のプログラミング方法においてNANDフラッシュメモリのセルストリングに発生するプログラミング(Vprg)ディスターブ問題の主たる根源的原因であると考えられる。以下、プログラミングディスターブをVprgディスターブという。
図11は、従来技術による基本的なNANDフラッシュメモリデバイスのビットラインプログラミング方法を示す概略回路図である。図11を参照すると、ストリング内のVpassからフローティングゲートまで電子注入の原因となる電気的ストレスを受けるVpassディスターブ、及びVprgディスターブは同時に発生し、相互にトレードオフの関係にある。Vprgディスターブ問題は、NANDフラッシュメモリのセルストリングアーキテクチャが採用される限り発生し、フラッシュメモリがSONOS(シリコン−酸化膜−窒化膜−酸化膜−シリコン)型のような電荷トラッピング型であること、又は従来のフローティングゲート型であることに関わりはない。
ちなみに、特許文献2〜12には、NANDフラッシュメモリデバイスにおいて使用するための、プログラミングシーケンスの間にワードラインWLへ種々の電圧を供給する従来のロウデコーダが開示される。プログラミングシーケンスの間、負電圧をワードラインWLへ印加する方法は特許文献2〜12及び非特許文献1〜3に開示される。ここで、特許文献6〜9はそれぞれ特許文献2のファミリー出願であり、特許文献10〜9はそれぞれ特許文献3のファミリー出願である。
非特許文献1は、CHE(チャネルホットエレクトロン)注入プログラミング及びFN(ファウラ−ノルトハイム)トンネル消去を採用するNOR型フラッシュメモリを開示している。消去モードにおいて、選択されるメモリセルアレイユニット内のすべてのワードラインWLは負電圧に設定される。特許文献2及び3及び非特許文献2はそれぞれ、ワードラインWLに負電圧を印加することによって前記ワードラインWL上のメモリセルを消去できるAG−AND型フラッシュメモリを開示している。特許文献4及び非特許文献3はそれぞれ、選択されるワードラインWLのみが負電圧に設定されてセルがプログラミングされるDINOR型フラッシュメモリを開示している。
これらの従来技術に共通するのは、ワードラインWLへ負電圧を印加する目的が単にプログラミング又は消去にあり、負電圧を付加する期間がプログラミングの間に限定されることであるが、従来技術は、プログラミングの前にセルチャネル領域における電子を減少させる動作を目的として負電圧を使用するわけではない。
さらに、あるファイルシステムにおいて、1つのページにおけるファイル管理の単位としての区分であるセクタサイズは、従来のOSプラットフォームにおけるページサイズよりはるかに小さくなる。ページサイズは、より高い密度のNANDの開発に伴って増大するが、その理由は、メモリ領域のペナルティに基づくチップコストの優位性に関連してより大きいページサイズが要求されることにある。さらに、ストリングの数はコスト優位性を追求して例えば32〜64へと増加することから、NANDフラッシュメモリの密度が高まるにつれてブロックサイズも増大する。
その理由は、これが、図31Aに示すように、セルストリングにおいてページをワードラインで結合することによって画定されることにある。図31Aは、NANDフラッシュメモリデバイス80の一部におけるデータのプログラム及び読み出しの単位であるページ3、及びデータ消去の単位であるブロック12を示す概略回路図であり、図31Bは、この従来技術のデザインルールのスケーリングに対するページサイズの傾向を示すグラフであり、図31Cは、この従来技術のデザインルールのスケーリングに対するブロックサイズの傾向を示すグラフである。図31B及び図31Cから明らかであるように、ブロック単位では消去動作が実行されるものの、特有のファイルの更新は、ブロックサイズより小さいセクタ又はページ等によって容易には実行されない。
図32Aは、従来技術のNANDフラッシュメモリアレイの一部における1つのページを示す概略回路図であり、図32Bは、図32AのNANDフラッシュメモリアレイの一部におけるページのサイズを示す概略回路図である。ピクチャカード又は携帯オーディオ等の従来のアプリケーションではNANDフラッシュメモリにはより大きいページサイズが適するが、ファイルコピーの場合等の1ページにおける1つのセクタプログラミングは、図32A及び図32Bに示すようにメモリスペースの大部分を浪費する。その原因は、禁止セルにおいて望ましくないプログラムが発生され、NOP(1つのページにおけるプログラミング動作の回数)が上述のデバイス上の理由で僅か1回に制限されるプログラムディスターブにある。従ってこれは、ブロックコピー等のデータの時間的再配置を必要とするが、これは、図33に示すように余分なプログラム及び消去動作を必要とすることから、ソリッドステートドライブ等の用途では時間のかかる(>100ミリ秒)作業である。
図33は、従来技術のNANDフラッシュメモリデバイスに新しいブロック12bのデータをファイルするために古いブロック12aのファイルデータを更新するときのブロックコピー動作を示す概略ブロック図である。図33を参照すると、NANDフラッシュメモリデバイスはNANDフラッシュメモリアレイとページバッファ9とを含み、ページバッファ9はバッファメモリ61mを含むNANDコントローラ61へ接続され、NANDコントローラ61はホストコンピュータ50へ接続される。ファイル更新方法は、ステップS101においてセルの古いブロック12aからブロックデータを読み出すステップと、ステップS102において前記データを出力し、データ及びECC(エラー訂正コード)を入力するステップと、ステップS103において前記ブロックデータをセルの新しいブロック12bへ書き込むステップとを含む。このとき、ブロックコピー動作の時間は次式(1)によって表される。
[数1]
ブロックコピーの時間
=(セルからデータを読み出す時間)
+(データを出力する時間)
+(ECCを処理する時間)
+(データをセルへ書き込む時間)
×(ブロック当たりのページ数)
=125ミリ秒 (1)
このブロックコピー動作は、通常、SSDにおけるファイル更新及びデフラグ等の事例においてファイルを編成するために動作されるガーベッジコレクションを使用して実行される。これは、向上されるべき速度パフォーマンスに関連するファイル管理システムにおいて主たるオーバーヘッドとなる。
伝統的に、NANDフラッシュメモリデバイスは、従来技術において説明されるような同一のワードラインWLにおけるプログラム禁止ディスターブに起因して、1ページのNOPを1に限定する。NANDフラッシュメモリデバイスのサイズが16Gビット等を超えて増大すると、メモリの最大読み出し可能でプログラム可能な単位であるページサイズは2KBではなく4KBに増大する。オペレーティングシステムによるファイル単位が、例えば512Bのセクタであれば、4KBのページは8つのセクタからなる。NOP要件に起因して、NANDコントローラ61は、バッファメモリ61mを使用するNANDコントローラ61による連続的なデータ管理を伴うページプログラミングを有効化するために、4KBを2つのセットで実装する必要がある。
ブロックコピー動作を使用するデータシステムの欠点は、下記の通りである。
(A)NANDコントローラ61は、ホストコンピュータ50のオペレーティングシステムのセクタアクセス単位とNANDフラッシュメモリデバイスのページアクセス単位との間のデータ構造配置を管理する。ページ内の不十分なセクタ利用はリソースを浪費する結果となり、言い替えれば、これにより、先に述べたようにブロックコピー動作を介するページ再配置によるセクタデータの更新頻度が高まる。
(B)4KBページを有するバッファメモリ61mの実装は、コストペナルティになる。さらに、高性能NANDフラッシュメモリデバイスのページサイズのアップサイジングに起因してNANDコントローラ61の設計を変更するためのコストもコストペナルティになる。
本発明の本質的な目的は、NANDフラッシュメモリデバイスのためのプログラミング方法、及び従来技術のそれに比較してプログラミングディスターブを低減すること、又は防止することができるNANDフラッシュメモリデバイスを提供することにある。
本発明の別の目的は、NANDフラッシュメモリデバイスに格納されるデータを、従来技術のそれより小さい単位において任意のブロック消去動作によって従来技術の速度より高速で更新することができる、NANDフラッシュメモリデバイスのためのプログラミング方法及びNANDフラッシュメモリデバイスを提供することにある。
本発明の別の目的は、NANDフラッシュメモリデバイスのためのプログラミング方法、及び前記NANDフラッシュメモリデバイスに格納されるデータをランダムにプログラムすることができるNANDフラッシュメモリデバイスを提供することにある。
本発明の第1の態様によれば、半導体基板のPウェル上に形成されるメモリセルアレイを含むNANDフラッシュメモリデバイスのためのプログラミング方法が提案される。メモリセルアレイは、複数のワードラインへ接続される複数のセルストリングを含む。本プログラミング方法は、プログラムすべきメモリセルをプログラムするステップより前に、セルストリングのチャネル領域、ソース領域及びドレイン領域における電子を低減するステップを含む。
前記プログラミング方法において、前記電子を低減するステップは、禁止セルをプログラミングするときにセルフブースト動作の間に、Pウェルのバイアス電圧より低い電圧となるようにワードラインをバイアスしてチャネル表面に正孔を蓄積することにより、電子と再結合する界面トラップをイオン化するステップを含む。
さらに、前記プログラミング方法において、前記低減するステップは、Pウェルに対してワードラインを負にバイアスするステップを含む。
さらに、前記プログラミング方法において、前記負にバイアスするステップは、Pウェルが接地された状態でワードラインに負電圧を印加するステップを含む。
またさらに、前記プログラミング方法において、前記低減するステップは、ワードラインに対してPウェルを正にバイアスするステップを含む。
またさらには、前記プログラミング方法において、前記正にバイアスするステップは、ワードラインが接地された状態でPウェルに正電圧を印加するステップを含む。
またさらには、前記プログラミング方法において、前記正にバイアスするステップは、Pウェルに正電圧を印加する一方、ワードラインに負電圧を印加するステップを含む。
本発明の第2の態様によれば、半導体基板のPウェル上に形成されるメモリセルアレイを含むNANDフラッシュメモリデバイスのためのプログラミング方法が提案される。前記メモリセルアレイは、ワードラインへ接続される複数のセルストリングを含み、複数のブロックに分割され、各ブロックは複数のワードラインから選択される個々のワードラインに対応する。本プログラミング方法は、セルストリング内のチャネル電子を低減するステップと、前記低減するステップの後に、少なくとも1つの選択されるワードラインへプログラム電圧を印加する一方、選択されないワードラインへ0Vからプログラム電圧までの範囲内である1つ又は幾つかのパス電圧Vpassを印加するステップとを含む。
前記プログラミング方法において、前記低減するステップは、Pウェルに対してワードラインを負にバイアスするステップを含む。
さらに、前記プログラミング方法において、前記負にバイアスするステップは、Pウェルが接地された状態でワードラインに負電圧を印加するステップを含む。
さらに、前記プログラミング方法において、負にバイアスされるワードラインはプログラムすべきメモリセルへ接続される唯一のワードラインである。
さらに、前記プログラミング方法において、前記負にバイアスするステップは、プログラムすべきメモリセルへ接続される1つのワードラインを含むセルストリング内の複数のワードラインへ負電圧を印加するステップを含む。
またさらに、前記プログラミング方法において、前記負にバイアスするステップは、プログラムすべきメモリセルを含む選択されるブロック内のすべてのワードラインへ負電圧を印加するステップを含む。
またさらには、前記プログラミング方法において、前記負にバイアスするステップは、複数の選択されるブロック内のすべてのワードラインへ負電圧を印加するステップを含み、選択されるブロックの1つはプログラムすべきメモリセルを含む。
またさらに、前記プログラミング方法において、前記各セルストリングは各ビットラインへ接続される。本方法はさらに、前記チャネル電子を低減するステップより前に、プログラムすべきセルストリングへ接続されるビットラインへプログラム電圧に対応する電圧を印加するステップと、前記チャネル電子を低減するステップより前に、プログラムしないセルストリングへ接続されるビットラインへプログラム禁止電圧に対応する電圧を印加するステップとを含む。
またさらには、前記プログラミング方法において、前記各セルストリングは各ビットラインへ接続される。本方法はさらに、前記チャネル電子を低減するステップより前に、ビットラインへプログラム禁止電圧に対応する電圧を印加するステップと、プログラミングの開始時に、プログラムすべきセルストリングへ接続されるビットラインへプログラム電圧に対応する電圧を印加するステップとを含む。
前記プログラミング方法において、前記低減するステップは、前記セルストリング内のワードラインに対してPウェルを正にバイアスするステップを含む。
さらに、前記プログラミング方法において、前記正にバイアスするステップは、前記セルストリング内のワードラインが接地された状態でPウェルに正電圧を印加するステップを含む。
さらに、前記プログラミング方法において、前記正にバイアスするステップは、Pウェルに正電圧を印加する一方、前記セルストリング内のワードラインに負電圧を印加するステップを含む。
さらに、前記プログラミング方法はまた、プログラム電圧を印加するときにPウェルを接地するステップも含む。
またさらに、前記プログラミング方法において、前記ワードラインに対してPウェルを正にバイアスするステップは、プログラムすべきメモリセルへ接続される唯一のワードラインへ負電圧を印加するステップを含む。
またさらには、前記プログラミング方法において、前記正にバイアスするステップは、前記セルストリング内の複数のワードラインへ負電圧を印加するステップを含み、前記複数のワードラインはプログラムすべきメモリセルへ接続される1つのワードラインを含む。
またさらに、前記プログラミング方法において、前記正にバイアスするステップは、前記セルストリング内の複数のワードラインへ負電圧を印加するステップを含み、前記複数のワードラインはプログラムすべきメモリセルを含む選択されるブロック内のすべてのワードラインを含む。
またさらには、前記プログラミング方法において、前記正にバイアスするステップは、複数の選択されるワードラインへ負電圧を印加するステップを含み、前記複数の選択されるワードラインは複数の選択されるブロック内のすべてのワードラインを含み、選択される1つのブロックはプログラムすべきメモリセルを含む。
前記プログラミング方法はさらに、前記Pウェルを正にバイアスするときにビットライン及びソースラインをフローティング状態に設定するステップを含む。
加えて、前記プログラミング方法はさらに、前記Pウェルを正にバイアスするステップより前に、プログラムすべきメモリセルを含むビットラインへプログラム電圧に対応する電圧を印加するステップと、前記Pウェルを正にバイアスするステップより前に、プログラムすべきメモリセルを含むビットライン以外のビットラインへプログラム禁止電圧に対応する電圧を印加するステップとを含む。
前記プログラミング方法はさらに、前記Pウェルを正にバイアスするステップの後に、プログラムすべきメモリセルを含むビットラインへプログラム電圧に対応する電圧を印加するステップと、前記Pウェルを正にバイアスするステップの後に、プログラムすべきメモリセルを含むビットライン以外のビットラインへプログラム禁止電圧に対応する電圧を印加するステップとを含む。
さらに、前記プログラミング方法は、前記Pウェルを正にバイアスするステップより前に、ビットラインへプログラム禁止電圧に対応する電圧を印加するステップと、メモリセルをプログラムするときに、プログラムすべきメモリセルを含むビットラインへプログラム電圧に対応する電圧を印加するステップとを含む。
さらに、前記プログラミング方法において、前記Pウェルに対してワードラインを負にバイアスするステップは、Pウェルに対して、選択されるワードラインへバイアスすべき相対電圧を、第1の期間より前は負電圧、前記第1の期間では0V、第2の期間ではパス電圧Vpass及び第3の期間ではプログラム電圧又はパス電圧Vpassの順序で変更するステップを含む。
さらに、前記プログラミング方法において、前記Pウェルに対してワードラインを負にバイアスするステップは、Pウェルに対して、選択されるワードラインへバイアスすべき相対電圧を、第1の期間より前は0V、前記第1の期間では負電圧、第2の期間ではパス電圧Vpass及び第3の期間ではプログラム電圧又はパス電圧Vpassの順序で変更するステップを含む。
またさらに、前記プログラミング方法において、前記Pウェルに対してワードラインを負にバイアスするステップは、Pウェルに対して、選択されるワードラインへバイアスすべき相対電圧を、第1の期間より前はプリチャージ電圧、前記第1の期間では負電圧、第2の期間ではパス電圧Vpass及び第3の期間ではプログラム電圧又はパス電圧Vpassの順序で変更するステップを含む。
またさらには、前記プログラミング方法において、前記Pウェルに対してワードラインを負にバイアスするステップは、Pウェルに対して、選択されるワードラインへバイアスすべき相対電圧を負電圧、次いでプログラム電圧又はパス電圧Vpassの順序で変更するステップを含む。
本発明の第3の態様によれば、メモリセルアレイと、プログラム電圧を印加する第1の手段と、チャネル電子を低減する第2の手段とを含むNANDフラッシュメモリデバイスが提供される。前記メモリセルアレイは半導体基板のPウェル上に形成され、前記メモリセルアレイは、ワードラインへ接続される複数のセルストリングを含み、複数のブロックに分割され、各ブロックは複数のワードラインから選択される個々のワードラインに対応する。前記第1の手段は、選択されるブロック内の少なくとも1つの選択されるワードラインへプログラム電圧を印加する一方、選択されないワードラインへパス電圧Vpassを印加する。前記第2の手段は、プログラム電圧を印加する前に前記セルストリング内のチャネル電子を低減する。
前記NANDフラッシュメモリデバイスにおいて、前記チャネル電子を低減する手段は、選択されるブロック内のワードラインへ負電圧を印加する。
さらに、前記プログラム電圧を印加する手段はロウデコーダを含む。前記ロウデコーダは、ブロックデコーダと、レベルシフタと、ワードラインドライバとを含む。前記ブロックデコーダは、アドレス信号を、ブロックを選択するための選択信号にデコードする。前記レベルシフタは、前記選択信号に応答して、予め決められた電圧をゲート駆動電圧に変換する。前記ワードラインドライバは、グローバルワードライン電圧をワードラインへ移動させる。前記レベルシフタ及びワードラインドライバはそれぞれ、半導体基板のトリプルウェル内に形成されるNチャネルトランジスタを含む。前記ロウデコーダは、前記チャネル電子を低減するための負電圧を発生する。
前記NANDフラッシュメモリデバイスにおいて、前記ロウデコーダは、前記チャネル電子を低減した後に負電圧を0Vに変更する。
さらに、前記NANDフラッシュメモリデバイスにおいて、前記ロウデコーダは負電圧より高い高電圧を発生し、少なくともチャネル電子を低減するときの前記高電圧は、プログラム時の高電圧から負電圧の絶対値を減算する式で得られる電圧より低くなるように設定される。
さらに、前記NANDフラッシュメモリデバイスにおいて、前記プログラム電圧を印加する手段はロウデコーダを含む。前記ロウデコーダは、ブロックデコーダと、レベルシフタと、ワードラインドライバとを含む。前記ブロックデコーダは、アドレス信号を、ブロックを選択するための選択信号にデコードし、前記レベルシフタは、前記選択信号に応答して、予め決められた電圧をゲート駆動電圧に変換する。前記ワードラインドライバは、グローバルワードライン電圧をワードラインへ移動させる。前記レベルシフタは、Pチャネルトランジスタを含む。
さらに、前記NANDフラッシュメモリデバイスにおいて、前記チャネル電子を低減する手段は、半導体基板のPウェルへ正電圧を印加する。
またさらに、前記NANDフラッシュメモリデバイスにおいて、前記チャネル電子を低減する手段は、外部回路からの正電圧を取り込み、当該正電圧を半導体基板のPウェルへ印加する。
本発明の第4の態様によれば、メモリセルアレイと、低減手段と、プログラミング手段とを含むNANDフラッシュメモリデバイスが提供される。前記メモリセルアレイは半導体基板のPウェル上に形成され、前記メモリセルアレイは、ワードラインへ接続される複数のセルストリングを含み、複数のブロックに分割され、各ブロックは複数のワードラインから選択される個々のワードラインに対応する。各ブロックは、それぞれが各ワードラインに沿って位置する複数のページに分割され、各ページは予め決められたメモリセルの数に対応する複数のセクタに分割される。前記低減手段は、前記セルストリング内のチャネル電子を減らす。前記プログラミング手段は、前記チャネル電子が低減された後に、1つのページ内に位置するセクタから選択される1セクタの単位におけるメモリセルをプログラムする。
前記NANDフラッシュメモリデバイスにおいて、前記プログラミング手段はメモリセルをプログラムする一方、ページを、前記ページ内に最大で幾つかのセクタを有するセクタに分割する。
さらに、前記NANDフラッシュメモリデバイスにおいて、前記プログラミング手段が第1のブロックの第1のページの第1のセクタに格納されるデータを更新すると、前記プログラミング手段は更新されたデータを、(a)第1のブロックの第1のページの第2のセクタ、(b)第1のブロックの第2のページの1つのセクタ、及び(c)第2のブロックの1つのページの1つのセクタの中から選択される1つ又は複数の組み合わせへとランダムにプログラムする。
本発明の第5の態様によれば、NANDフラッシュメモリと、周辺回路と、コントロールロジックと、NANDコントローラとを含むNANDフラッシュメモリデバイスのためのシステムが提供される。前記NANDフラッシュメモリアレイは、プログラムすべきメモリセルをプログラムする前に、セルストリングのチャネル領域、ソース領域及びドレイン領域における電子を低減するステップを実行する。前記周辺回路は、前記NANDフラッシュメモリアレイにおける前記低減するステップを制御する。前記コントロールロジックは、前記周辺回路の動作を制御する。前記NANDコントローラはバッファメモリを含み、前記NANDフラッシュメモリアレイの1つのセクタの単位における動作システムとのインタフェースを管理する。
前記システムにおいて、前記NANDコントローラは、前記NANDフラッシュメモリアレイ内部でランダムにプログラムすべき当該データを制御する。
さらに、前記システムにおいて、前記バッファメモリは前記NANDフラッシュメモリアレイの1つのセクタのサイズを有する。
さらに、前記システムにおいて、前記NANDフラッシュメモリアレイのNOP(1つのページにおけるプログラミング動作の回数)は2以上である。
またさらに、前記システムにおいて、前記NANDコントローラは、前記NANDメモリアレイの1つのページにおける更新データを制御して、古いデータを削除することなく同一のページへ再配置する。
またさらには、前記システムにおいて、前記NANDコントローラは、前記NANDフラッシュメモリアレイの1つのページにおける更新データを制御して、古いデータの削除及び同一のブロック内の消去動作無しに同一のページへ再配置する。
またさらには、前記システムにおいて、前記NANDコントローラは、前記NANDフラッシュメモリアレイの1つのページの1つのセクタにおける更新データを制御して、同一のブロック内の消去動作無しに、古いデータを無効データとして保存しつつ同一のページ内の空のセクタへ再配置する。
本発明は、プログラミング方法に新しいパルスシーケンス及びバイアス条件を適用して禁止セルストリングのプログラミングディスターブを防止するNANDフラッシュメモリデバイスのためのプログラミング方法を提供する。
従って、本発明は、プログラミングディスターブを発生させるNANDフラッシュメモリのセルストリングのチャネル内の過剰電子をなくする新しいセルフブーストアーキテクチャを利用することによってプログラミングディスターブを減らすことができる、NANDフラッシュメモリデバイスのためのプログラミング方法を提供する。
また、本発明は、セルストリングをブーストする前に前記チャネル電子の低減ステップを実行してプログラミングディスターブを減らす、NANDフラッシュメモリデバイスのためのプログラミング方法も提供する。
本発明の一態様によれば、禁止セルストリングのセルフブーストを生じさせ、禁止セルストリングのセルフブーストより前に前記チャネル電子の低減ステップを実行するNANDフラッシュメモリデバイスのプログラミング方法が提供される。
本発明の別の態様によれば、前記チャネル電子の低減ステップは、禁止セルストリングへ結合されるワードラインへ負電圧を印加するステップを含む。
本発明の別の態様によれば、前記負電圧は、禁止セルストリング内のメモリセルのしきい値電圧以下である。
本発明のさらに別の態様によれば、PウェルへはNウェルを介して正バイアスが印加され、ワードラインWLは接地され、前記正のバイアス電圧は禁止セルストリング内のメモリセルのしきい値電圧以上である。本プログラミング方法は、ワードラインWLへ負電圧を印加してPウェルが接地される正孔蓄積状態を達成することに等しい。
本発明のさらに別の態様によれば、高い信頼性及びパフォーマンスを有するNANDフラッシュメモリが提供される。提案するNAND動作は、メモリチャネルをブーストする前に負電圧を印加してチャネル表面に正孔を蓄積させることにより、高いプログラミングディスターブ耐性をもたらす。これらの正孔は、ドナー型の界面トラップを正に荷電されるようにイオン化し、前記界面トラップは電子を捕獲し、前記界面トラップにおいて電子及び正孔の再結合プロセスが達成される。従って、そうでなければプログラミングディスターブを引き起こすチャネル電子は負電圧期間を通じて排除され、その結果、不良ブーストの問題が防止される。
本発明のまたさらに別の態様によれば、提案している周辺回路及びシーケンスは、提案しているロウデコーダにより供給される負のバイアス電圧及び正のバイアス電圧を発生するための今回発明したプログラミング方法を有効化するために提供される。
本発明のまたさらに別の態様によれば、NウェルからPウェルへ正バイアスするための提案する別のシーケンスも記述されるが、これは、電子低減ステップとしてPウェルが接地された状態におけるWLゲートへの負バイアスに等しい。
本発明によれば、NANDフラッシュメモリデバイスのための提案するプログラミング方法及び提案するNANDフラッシュメモリデバイスは、従来技術よりもプログラミングディスターブを減らす、又は防止することができる。
本発明によれば、NANDフラッシュメモリデバイスのための提案するプログラミング方法及び提案するNANDフラッシュメモリデバイスは、NANDフラッシュメモリデバイスに格納されるデータを、従来技術のそれより小さい単位において、ブロック消去動作を有する従来技術の速度より高速で、プログラミングディスターブによるガーベッジ無しに更新することができる。
さらに、本発明によれば、NANDフラッシュメモリデバイスのための提案するプログラミング方法及び提案するNANDフラッシュメモリデバイスは、NANDフラッシュメモリデバイスに格納されるデータをランダムにプログラムすることができる。
またさらに、本発明によれば、NANDフラッシュメモリデバイスのための提案するプログラミング方法及び提案するNANDフラッシュメモリデバイスは、ページ再配置の頻度を減らすことができる。すなわち、使用されるページに空のセクタが存在すれば、周知のリードモディファイライトプロセスによってセクタの更新を実行することができる。提案するプログラミング方法は、選択されるセクタをNANDフラッシュメモリからNANDコントローラのバッファメモリへ読み出すステップと、次いでロードされたコンテンツを変更するステップとを含む。この後、NANDコントローラは更新されたセクタを同一のページ内の空のセクタへ書き戻し、適宜フラグを変更する。その結果、ブロック消去のない使用済みページの再使用がページ再配置の頻度を大幅に下げる。
またさらには、本発明によれば、NANDフラッシュメモリデバイスのための提案するプログラミング方法及び提案するNANDフラッシュメモリデバイスは、NANDコントローラのバッファメモリのサイズを縮小することができ、NANDフラッシュメモリの更新に起因する製品の改訂頻度をなくすることができる。
またさらに、本発明によれば、NANDフラッシュメモリデバイスのための提案するプログラミング方法及び提案するNANDフラッシュメモリデバイスは、ページ再配置の頻度が低減されることにより、ストレージの消耗レートを下げることができる。使用済みページに空のセクタが存在すれば、周知のリードモディファイライトプロセスによってセクタの更新を実行することができる。提案するプログラミング方法は、選択されるセクタのデータをNANDフラッシュメモリからNANDコントローラのバッファメモリへ読み出すステップと、次いでロードされたコンテンツを変更するステップとを含む。この後、NANDコントローラは更新されたセクタを同一のページ内の空のセクタへ書き戻し、適宜フラグを変更する。その結果、この動作を通じてNOPは制限されず、余分な消去も実行されないことから、使用済みページの再使用はページ再配置の頻度を大幅に下げることができる。バックグラウンドにおけるこの優位な効果は、記憶デバイスに改善された消耗レートをもたらす。
またさらには、本発明によれば、NANDフラッシュメモリデバイスのための提案するプログラミング方法及び提案するNANDフラッシュメモリデバイスは、費用効果的な小容量バッファ型NANDコントローラを活用することによって記憶素子のコストを下げることができ、NANDフラッシュメモリ技術のアップグレードに起因するストレージ製品の改訂頻度をなくすることができる。
本発明による第1の好ましい実施形態のNANDフラッシュメモリアレイ2の構造を示す概略回路図である。 図1のNANDフラッシュメモリアレイ2の構造とその周辺回路を示す概略ブロック図である。 図1A及び図1BのNANDフラッシュメモリアレイ2の構造のセルストリングに沿った縦断面図である。 図1A、図1B及び図2のNANDフラッシュメモリアレイ2を含むNANDフラッシュメモリデバイス80の構造を示す概略ブロック図である。 従来技術によるNANDフラッシュメモリデバイスの従来のプログラミング動作を示すタイミング図である。 前記従来技術のNANDフラッシュメモリデバイスの禁止セルストリングに沿った概略縦断面図及び水平エネルギーバンド図であり、期間t<t0の間のSi界面における電子密度を示す。 前記従来技術のNANDフラッシュメモリデバイスの禁止セルストリングに沿った垂直エネルギーバンド図であり、期間t>t0の間のそのセルチャネルにおける電子密度を示す。 前記従来技術のNANDフラッシュメモリデバイスの禁止セルストリングに沿った概略縦断面図及び水平エネルギーバンド図であり、期間t1<t<t2の間のSi界面における電子密度を示す。 前記従来技術のNANDフラッシュメモリデバイスの禁止セルストリングに沿った垂直エネルギーバンド図であり、期間t1<t<t2の間のそのセルチャネルにおける電子密度を示す。 前記従来技術のNANDフラッシュメモリデバイスの禁止セルストリングに沿った概略縦断面図及び水平エネルギーバンド図であり、期間t2<t<t3の間のSi界面における電子密度を示す。 前記従来技術のNANDフラッシュメモリデバイスの禁止セルストリングに沿った垂直エネルギーバンド図であり、期間t2<t<t3の間のそのセルチャネルにおける電子密度を示す。 従来技術の基本的なNANDフラッシュメモリデバイスのためのビットラインプログラミング方法を示す概略回路図である。 本発明による好ましい一実施形態の図3のNANDフラッシュメモリデバイス80のためのプログラミング方法を示すタイミング図である。 図3のNANDフラッシュメモリデバイス80の禁止セルストリングに沿った概略縦断面図及び水平エネルギーバンド図であり、期間t0<t<t1の間のSi界面における電子密度を示す。 図3のNANDフラッシュメモリデバイス80の禁止セルストリングに沿った垂直エネルギーバンド図であり、期間t0<t<t1の間のそのセルチャネルにおける電子密度を示す。 図3のNANDフラッシュメモリデバイス80の禁止セルストリングに沿った概略縦断面図及び水平エネルギーバンド図であり、期間t1<t<t2の間のSi界面における電子密度を示す。 図3のNANDフラッシュメモリデバイス80の禁止セルストリングに沿った垂直エネルギーバンド図であり、期間t1<t<t2の間のそのセルチャネルにおける電子密度を示す。 図3のNANDフラッシュメモリデバイス80の禁止セルストリングに沿った概略縦断面図及び水平エネルギーバンド図であり、期間t2<t<t3の間のSi界面における電子密度を示す。 図3のNANDフラッシュメモリデバイス80の禁止セルストリングに沿った垂直エネルギーバンド図であり、期間t2<t<t3の間のそのセルチャネルにおける電子密度を示す。 前記好ましい実施形態、前記従来技術及びVpassディスターブの事例係る、NANDフラッシュメモリデバイスのVpass電圧に対するしきい値電圧Vthのディスターブ特性を示すグラフである。 本発明の第2の好ましい実施形態に係るロウデコーダ4aの高電圧レベルシフタ(HVLS)21及びワードラインドライバ22の構造を示す概略回路図である。 本発明の前記第2の好ましい実施形態に係るロウデコーダ4aの高電圧レベルシフタ(HVMVLS)24及びワードラインドライバ22の構造を示す概略回路図である。 前記第1の好ましい実施形態の図12のタイミング図を基礎とする前記第2の好ましい実施形態のプログラミング方法を示すタイミング図である。 合計プログラミング時間を短縮するための前記第2の好ましい実施形態の別のプログラミング方法を示すタイミング図である。 前記第2の好ましい実施形態の別のプログラミング方法を示すタイミング図であり、特にビットラインプリチャージのタイミングとワードライン負電圧設定のタイミングとの関係を示している。 第2の好ましい実施形態のタイミング図から変形された別のプログラミング方法を示すタイミング図である。 本発明の前記第2の好ましい実施形態に係る、図3のグローバルワードライン(GWL)電圧スイッチ回路15の構造を示す詳細な回路図である。 本発明の前記第2の好ましい実施形態に係る、図3のロウデコーダ4aの変形された構造を示す詳細な回路図である。 図24のGWL電圧スイッチ回路15及び図25のロウデコーダ4aによって実行されるプログラミング方法を示すタイミング図である。 図24のGWL電圧スイッチ回路15及び図20Bのロウデコーダ4aによって実行され、図21Aのタイミング図から変形され、それぞれが負電圧を有する複数のワードラインと正電圧を有するPウェル104との組み合わせを有するプログラミング方法を示すタイミング図である。 本発明の前記第2の好ましい実施形態の変形例である図3のNANDフラッシュメモリデバイス80のためのプログラミング方法を示すタイミング図である。 図28のタイミング図を基礎とする図24のGWL電圧スイッチ回路15及び図20Aのロウデコーダ4aによって実行されるプログラミング方法を示すタイミング図である。 図28のそれに類似する他のSGDL信号設定事例におけるプログラミング方法を示すタイミング図である。 NANDフラッシュメモリデバイス80の一部における、データのプログラム及び読み出しの単位であるページ3及びデータの消去単位であるブロック12を示す概略回路図である。 従来技術のデザインルールのスケーリングに対するページサイズの傾向を示すグラフである。 従来技術のデザインルールのスケーリングに対するブロックサイズの傾向を示すグラフである。 従来技術のNANDフラッシュメモリアレイの一部におけるページを示す概略回路図である。 図32AのNANDフラッシュメモリアレイの一部におけるページのサイズを示す概略回路図である。 従来技術のNANDフラッシュメモリデバイスにおけるファイルデータ更新時のブロックコピー動作を示す概略ブロック図である。 従来技術による部分的なプログラミングの後のプログラムディスターブによるしきい値電圧Vthのシフトを示すグラフである。 本発明の好ましい実施形態に係る部分的なプログラミングの後のプログラムディスターブによるしきい値電圧Vthのシフトを示すグラフである。 ページ3における部分的なプログラミングの単位を示す概略ブロック図である。 プログラミングシーケンスを示す略図である。 従来技術のプログラミングシーケンスに係る、NANDフラッシュメモリアレイ2のページ3における1つのセクタ内のプログラムされたセルと浪費領域とを示す概略ブロック図である。 本発明の好ましい実施形態のプログラミングシーケンス(NOP(1つのページにおけるプログラミング動作の数)は限定されない。)に係る、NANDフラッシュメモリアレイ2のページ3におけるプログラムされたセルと浪費領域とを示す概略ブロック図である。 ホストコンピュータ50と本発明の好ましい実施形態のNANDフラッシュメモリデバイス80を有するソリッドステートドライブ60との組み合わせであるソフトウェアシステムの構造を示す概略ブロック図である。 ホストコンピュータ50と本発明の好ましい実施形態のNANDフラッシュメモリデバイス80を有するソリッドステートドライブ60との組み合わせであるハードウェアシステムの構造を示す概略ブロック図である。 従来技術のNANDフラッシュメモリアレイにおけるセクタデータの更新を示す概略ブロック図である。 本発明の第3の好ましい実施形態に係る、バッファメモリ61mとNANDメモリアレイ2との間の再配置方法を示す概略ブロック図である。 本発明の第3の好ましい実施形態の第1の変形例に係る、バッファメモリ61mとNANDメモリアレイ2との間の再配置方法を示す概略ブロック図である。 本発明の第3の好ましい実施形態の第2の変形例に係る、バッファメモリ61mとNANDメモリアレイ2との間の再配置方法を示す概略ブロック図である。 従来技術に係る、8KBのページ3の単位を使用する不可能なランダムプログラミングを示すNANDメモリアレイ2のブロック12の概略ブロック図である。 本発明の好ましい実施形態に係る、512KBのセクタ11の単位を使用するランダムプログラミングが可能なNANDメモリアレイ2のブロック12の概略ブロック図である。 好ましい実施形態の変形例に係る、プログラミングシーケンスの間にNANDフラッシュメモリデバイスにおける3つの期間において設定されるべき個々の電圧を表す表である。
以下、添付の図面にその例が示される本発明の実施形態を詳細に参照する。可能な限り、図面及び説明では、同一の部品又は類似の部品に関しては同一の参照番号を使用する。
第1の好ましい実施形態.
図1Aは、本発明による第1の好ましい実施形態のNANDフラッシュメモリアレイ2の構造を示す概略回路図であり、図1Bは、図1のNANDフラッシュメモリアレイ2の構造とその周辺回路を示す概略ブロック図であり、図2は、図1A及び図1BのNANDフラッシュメモリアレイ2の構造のセルストリングに沿った縦断面図である。
図1を参照すると、NANDフラッシュメモリアレイ2は、複数のワードラインWL1〜WLxと、2つの選択されるゲートラインSGSL及びSGDLと、複数のビットラインBL1〜BLnと、ソースラインSLとを含み、x及びnはそれぞれ2以上の整数である。アクティブ領域に係るワードラインWL1〜WLxの部品は、メモリセルに対応する。メモリセルから構成されるセルストリングはビットラインBL1〜BLnの下に配置され、セルストリング1aはビットラインBL1へ接続され、セルストリング1bはビットラインBL2へ接続される。すなわち、ビットラインBL1〜BLnとワードラインWL1〜WLxとの交点はそれぞれメモリセルに対応する。この例では、ビットラインBL1は選択されるビットラインであって他のビットラインは選択されないビットラインであり、ワードラインWL3は選択されるワードラインであって他のワードラインは選択されないワードラインである。選択されないビットラインと接続されるセルストリングは、禁止セルストリングである。
アクティブ領域に係る2つの選択されるゲートラインSGDL及びSGSLの部品はそれぞれ、ドレイン側セレクトトランジスタ又はSGDLトランジスタのゲート、及びソース側セレクトトランジスタ又はSGSLトランジスタのゲートとして機能する。以下、メモリセル及びセレクトトランジスタの構造について説明する。
図1Bを参照すると、NANDメモリアレイ2は複数のブロック12に分割され、個々のビットラインBL1〜BLnはビットライン(BL)スイッチ回路13を介してページバッファ6へ接続される。
図2を参照すると、各セルMは、誘電体層106と、電荷蓄積層のフローティングゲート(FG)108と、誘電体層110と、コントロールゲート112と、ドープ領域114とを含む。フローティングゲート108はコントロールゲート112と基板100との間に配置されてもよく、おそらくはドープされたポリシリコンのような導電物質又は窒化珪素のような電荷トラップ物質を含む。選択されるトランジスタTは、底部から上部へ、誘電体層116と、2つの導体層118a及び118bから構成されてもよい導体層118とを含む。
ドレイン領域Dはそれぞれセルストリングの片側で基板100内に配置されてもよく、それぞれプラグ121を介してビットラインへ電気的に接続されてもよい。ソース領域Sはそれぞれ、セルストリングの反対側で基板100内に配置されてもよい。プラグ120は、Nウェル102と電気接続されるように配置され、プラグ122はPウェル104と電気接続されるように配置される。
図3は、図1A、図1B及び図2のNANDフラッシュメモリアレイ2を含むNANDフラッシュメモリデバイス80の構造を示す概略ブロック図である。
図3を参照すると、種々の種類の制御信号が入力信号ピン7Pを介してコントロールロジック7へ入力され、コントロールロジック7は、制御コマンド信号を発生し、これを電圧発生器6、アドレスバッファ及びコントローラ8、センスアンプ及び書き込みドライバを含むページバッファ9及びグローバルワードライン(GWL)電圧スイッチ回路(以下、GWL電圧スイッチ回路という。)15へ出力する。電圧発生器6は種々の制御電圧を発生し、これをウェルコントロールユニット5、GWL電圧スイッチ回路15及びロウデコーダ4aへ出力する。電圧発生器6から発生される電圧を基礎として、ウェルコントロールユニット5はウェル制御電圧を発生し、これをNANDメモリアレイ2のPウェル104及びNウェル102へ出力する。GWL電圧スイッチ回路15は、電圧発生器6からの予め決められたGWL電圧を切換し、この電圧をロウデコーダ4aへ出力する。
アドレスバッファ及びコントローラ8はロウ及びカラムアドレス並びにアドレス信号を発生し、これをロウデコーダ4a、GWL電圧スイッチ回路15及びカラムデコーダ4bへ出力する。ロウデコーダ4aは、入力されるアドレスを、NANDメモリアレイ2のワードラインWLに対応する物理アドレスにデコードする。カラムデコーダ4bは、入力されるアドレスを、NANDメモリアレイ2のビットラインBLに対応する物理アドレスにデコードする。
外部デバイスとNANDメモリアレイ2との間のデータの入出力は、入出力ピン(I/Oピン)10P、入出力インタフェース(I/Oインタフェース)10、カラムデコーダ4bにより制御されるカラムスイッチ回路14、コントロールロジック7により制御されるページバッファ9及びビットラインスイッチ回路(以下、BLスイッチ回路という。)13を経由して行われる。
NANDメモリアレイ2の全体領域は複数のブロック12に分割され、各ブロック12は複数(例えば、32本又は64本ほか)のワードラインWLへ接続されるセルストリングを含み、各ブロック12は幾つかのページ3を含み、各ページ3は1つのワードラインに対応する。ページ3は、複数(例えば、66個、132個又はそれ以上)のセクタ11に分割される。
図12は、本発明による好ましい一実施形態の図3のNANDフラッシュメモリデバイス80のためのプログラミング方法を示すタイミング図である。
以下、図1及び図12を参照して、図3のNANDフラッシュメモリデバイス80のためのプログラミング方法について説明する。期間t<t0(t0=0)において、選択されないビットラインBL2〜BLnへと電圧V1が印加されてプログラミングが禁止される一方、選択されるビットラインBL1は接地されて同一のセルがプログラムされる。さらに、ソースラインSLへは電圧V2が印加され、(SGDLトランジスタのゲートへ接続される)選択されるゲートラインSGDLへは電圧V3が印加され、電圧V3は電圧V4へ降下され、ワードラインWL1〜WLx及び(SGSLトランジスタのゲートへ接続される)選択されるゲートラインSGSLは電圧0Vに設定されるように接地される。
この好ましい実施形態では、電圧V1は約2.4Vに設定され、電圧V2は約1.9Vに設定され、電圧V3は約5Vに設定され、電圧V4は約1.5Vに設定される。期間t<t0において、セルストリング内の電子はSGDLトランジスタを介してV3でビットラインBL1〜BLnへと掃き出され、セルチャネル内の電子密度が低減される。ゲートラインSGDLへ印加されるバイアス電圧を電圧V3から電圧V4へ変更すると、SGDLトランジスタ及びSGSLトランジスタでの接続が、ビットラインBL又はソースラインSLからセルストリングへの電子の逆流を防止するために切断される。
また、ワードラインWL1〜WLxへと正電圧を印加してビットラインへのキャリア移動をアシストする一方、ゲートラインSGDLへV3電圧を印加することも効果的である。しかしながら、セルストリングの長さは長すぎて電子をビットラインBLへ完全に移動させることはできず、移動はセルストリングにおけるプログラムされたデータパターンに依存することから、過剰なチャネル電子を移動させるにはこれでは不十分である。セルストリング内の幾つかのメモリセルがプログラムされた状態にあるとき、メモリセル内のプログラムされたセルと選択されたSGSLトランジスタとの間の電子がビットラインBLへ移動することは困難である。
図12を参照すると、期間t<t0において、(選択されたSGDLトランジスタのゲートへ接続される)選択されたゲートラインSGDLへ印加される電圧は、電圧V3から電圧V4へ変更される。電圧V4は、ビットラインBLから選択されたSGDLトランジスタを介するストリングチャネル電位を遮断するために電圧V3より低くなるように設定される。これらのプロセスは、従来技術のそれに類似する方法で行われる。
本発明のプログラミング方法は、期間t1<t<t2において正電圧V6を印加するブーストフェーズに先立って期間t0<t<t1でワードラインWL1〜WLxへと負電圧V5を印加するステップを含むことによって特徴づけられる。
図13は、図3のNANDフラッシュメモリデバイス80の禁止セルストリングに沿った概略縦断面図及び水平エネルギーバンド図であって、期間t0<t<t1の間のSi界面における電子密度を示し、図14は、図3のNANDフラッシュメモリデバイス80の禁止セルストリングに沿った垂直エネルギーバンド図であって、期間t0<t<t1の間のそのセルチャネルにおける電子密度を示す。図示を単純にするために、図13には、ワードラインWL1〜WLxより選択される5つのワードラインWL1〜WL5のみが示される。すなわち、図13及び図14は、セルストリング内のすべてのセルが消去される事例における水平及び垂直バンド図を示している。
この期間では、すべてのワードラインWLが負電圧−5Vで負にバイアスされ、フローティングゲート等の電荷蓄積層は所定の電圧より下げられてメモリセルのチャネルがオフにされ、続いて、あらゆるチャネル領域のSi表面に正孔が蓄積される。このとき、プログラミング電圧Vprgはパス電圧Vpassに等しく、パス電圧Vpassは−5Vの負電圧である。セルストリング内の蓄積されたこれらの正孔は、界面トラップ等のドナー型捕獲センタをイオン化し、捕獲センタは電子を捕獲して中和させるが、これは、電子と正孔の再結合プロセスを基礎として行われる。従って、正孔はあらゆるチャネル領域において優勢を占めるが、電子はソース領域及びドレイン領域内に部分的に残り、電子との再結合は接合部の近くで発生する。電子を低減するこの方法は、ワードラインWLへ印加される負電圧V5がメモリセルのしきい値電圧Vth以下の電圧に設定されてもよい場合にも利用可能である。この動作時のバイアス条件は、セルストリング全体における過剰電子総量を低減する上で効果的である。
図1及び図12を参照すると、ワードラインWL1〜WLxへと印加されるプログラミング電圧Vprgは、タイミングt1において電圧V5から電圧V6へ変更され、電圧V6は次に期間t1<t<t2においてこれらへ印加される。電圧V6は、メモリセルのしきい値電圧Vth以上の正電圧に設定される。この好ましい実施形態では、電圧V6は約6Vに設定される。図12に示すように、期間t1<t<t2において、正電圧V6は、チャネルがブーストされて熱的非平衡状態下で正孔が基板へと掃き出されるようにワードラインWL1〜WLxへと印加され、この場合、再結合されない電子は再び表面へと誘起され、イオン化されたドナー型界面トラップにより捕獲されて中和される。ソース及びドレインからの残余電子の一部は、チャネル領域へ移動される。その結果、チャネル電子の多くがこの再結合プロセスによって低減される。
図15は、図3のNANDフラッシュメモリデバイス80の禁止セルストリングに沿った概略縦断面図及び水平エネルギーバンド図であって、期間t1<t<t2の間のSi界面における電子密度を示し、図16は、図3のNANDフラッシュメモリデバイス80の禁止セルストリングに沿った垂直エネルギーバンド図であって、期間t1<t<t2の間のそのセルチャネルにおける電子密度を示す。図15及び図16では、図示を単純にするために、ワードラインWL1〜WLxより選択されるワードラインWL1〜WL5のみが示される。
この期間では、プログラミング電圧Vprgはパス電圧Vpassに等しく、パス電圧Vpassは6Vの正電圧である。前記動作の場合、それぞれセルチャネルに沿った水平及び垂直バンド図を示す図15及び図16に示すように、電子密度は従来技術のそれよりはるかに低くなる。これは、期間(t0<t<t1)の間に負電圧であるゲートバイアス電圧V5の条件下で誘起される再結合センタにおける電子との再結合によるチャネル表面に正孔が蓄積されることにより、電子の数が大幅に減らされるためである。
図17は、図3のNANDフラッシュメモリデバイス80の禁止セルストリングに沿った概略縦断面図及び水平エネルギーバンド図であって、期間t2<t<t3の間のSi界面における電子密度を示し、図18は、図3のNANDフラッシュメモリデバイス80の禁止セルストリングに沿った垂直エネルギーバンド図であって、期間t2<t<t3の間のそのセルチャネルにおける電子密度を示す。図示を単純にするために、図17及び図18では、ワードラインWL1〜WLxより選択されるワードラインWL1〜WL5のみが示される。
図1及び図12を参照すると、選択されたワードラインWL3へ印加されるプログラミング電圧Vprgは、タイミングt2において電圧V6から電圧V7へ変更され、電圧V7は次に期間t2<t<t2においてこれらへ印加される一方、パス電圧Vpassはなおも、図17に示すように、他のワードラインWL1、WL2、WL4及びWL5へ印加される。さらに、選択されたビットラインBL1へ印加される電圧は、タイミングt2において電圧V1から電圧0Vへ変更され、よって選択されたセルは期間t2<t<t3においてプログラムされる。電圧V7は電圧V6より高くなるように設定され、この好ましい実施形態において電圧V7は約20V又はそれ以上である。
図1及び図12に示すように、期間t2<t<t3において、選択されたワードラインWL3へはプログラミング電圧Vprg=V6が印加される一方、、図17に示すように、他のワードラインWL1、WL2、WL4及びWL5へはパス電圧Vpass=V6が印加されることから、このとき、ビットラインBL2へ印加される電圧はV1レベルであるように保持され、大部分の電子はドリフト及び拡散電荷駆動移動によって横方向へ移動されて選択されたワードラインWL3の下の禁止セルのチャネル内に集められる。幾つかの電子は既に、電子が収集される前に、セルチャネルに沿った水平及び垂直バンド図を個々に示す図17及び図18に示すように、先行する期間(t1<t<t2)の間に先に説明したメカニズムによって大幅に低減される。禁止セルの表面電位は、本発明の第1の好ましい実施形態の手順をにより電子密度が大幅に減少されることに起因して、高い電位レベルに維持されることが可能である。従って、ゲート酸化膜における電界を、如何なる電子トンネル現象も回避するために十分なように下げることができる。その結果、プログラムディスターブは、本発明のこの好ましい実施形態の動作によって効果的に回避される。
図19は、前記好ましい実施形態、前記従来技術及びVpassディスターブの事例に係る、NANDフラッシュメモリデバイスのVpass電圧に対するしきい値電圧Vthのディスターブ特性を示すグラフである。すなわち、図19は、本発明とセルフブーストを有する従来技術との間でプログラムディスターブ特性が比較される実験の結果を示している。図19から明らかであるように、プログラムディスターブはパス電圧Vpassの広範な領域にわたって従来技術のそれより大幅に抑圧される。
本発明の前記好ましい実施形態に係るプログラミング方法は、フローティングゲートの電位が異なることに起因して表面電位が一様でない種々のデータパターンのNANDフラッシュメモリセルストリングの事例へも適用可能である。また、本プログラミング方法は、SONOS(シリコン−酸化膜−窒化膜−酸化膜−シリコン)NANDフラッシュメモリ等の電荷トラップ型NANDフラッシュメモリへも適用可能であるが、その理由は、このようなメモリもまたプログラムディスターブを受けることにある。正のプログラミング電圧Vprg=V7をワードラインWLへ印加する前に負電圧V6をすべてのワードラインWLへ印加する方法は、ワードラインWLと半導体基板100との間に強誘電物質を使用するNANDフラッシュメモリにも適用可能である。
さらに、本発明の前記好ましい実施形態のプログラミング方法は、シングルレベルセル(SLC)デバイスだけでなくマルチレベルセル(MLC)デバイスに関してもNANDフラッシュメモリのプログラムディスターブ問題を解決するために、1つのページ内に複数のセクタをプログラムできるようにする。
図38Aは、従来技術に係る、8KBのページ3の単位を使用する不可能なランダムプログラミングを示すNANDメモリアレイ2のブロック12の概略ブロック図であり、図38Bは、本発明の好ましい実施形態に係る、512KBのセクタ11の単位を使用するランダムプログラミングが可能なNANDメモリアレイ2のブロック12の概略ブロック図である。従来技術を示す図38Aでは、Vpassディスターブに起因してランダムプログラミングは不可能であるが、図38Bから明らかであるように、Vpassディスターブ問題を解決できる好ましい実施形態の場合はランダムプログラミングが可能である。言い替えれば、前記好ましい実施形態では、ソース側からの順次プログラミング並びにランダムプログラミング動作が可能である。
本発明の前記好ましい実施形態によれば、より高い信頼性及びパフォーマンスを有するNANDフラッシュメモリを提供することができる。NANDメモリデバイスのための提案するプログラミング方法は、正孔をチャネル表面において蓄積させるために、メモリチャネルをブーストする前に負電圧を印加することによって、より高いプログラムディスターブ耐性をもたらす。プログラミングディスターブを引き起こすチャネル電子は負電圧期間(t0<t<t1)を通じて排除され、その結果、不良ブーストの問題が防止される。
さらに、プログラムディスターブ問題は開発中のSONOS又はTANOS(TaN/Al/酸化膜/Si)NANDメモリデバイスにおいてより重大であることから、NANDメモリデバイスのためのプログラミング方法は電荷トラップ型NANDに対して極めて有用である。
第2の好ましい実施形態.
提案している負のゲート電圧を使用するプログラミング方法は、以下で説明するロウデコーダ4aによって実行することができる。
図20Aは、本発明の第2の好ましい実施形態に係るロウデコーダ4aの高電圧レベルシフタ(以下、HVLSという。)21及びワードラインドライバ(以下、WLドライバという。)22の構造を示す概略回路図であり、図20Bは、本発明の第2の好ましい実施形態に係るロウデコーダ4aの高電圧レベルシフタ(以下、HVMVLSという。)24及びWLドライバ22の構造を示す概略回路図であり、図21Aは、前記第1の好ましい実施形態の図12のタイミング図を基礎とする前記第2の好ましい実施形態のプログラミング方法を示すタイミング図である。すなわち、図21Aは、図3、図20A及び図20Bのロウデコーダ4aを適用して動作させることができる図12のタイミング図を基礎とする本発明の第2の好ましい実施形態に係るプログラミングシーケンスを示す。
図20Aを参照すると、ロウデコーダ4aは、ブロック選択信号BLK及び反転されたブロック選択信号
Figure 0004750906
を出力するブロックデコーダ23と、MOSトランジスタ17a、20a及びTr1〜Tr4を含み、反転されたブロック選択信号
Figure 0004750906
に応答して信号PASVを出力するHVLS21と、MOSトランジスタTss、Tsg、Twi、Twj及びTwkを含み、信号PASVに応答して個々の電圧SGDL、WLi、WLj及びWLkを発生するWLドライバ22とを含む。図20Aのロウデコーダ4aは、Pウェル104へ正電圧を印加することにより負電位が達成されることからワードラインWLへ負電圧を印加する必要がない図28及び図29のタイミング図に使用される。図20Bのロウデコーダ4aは、図21A、図21B、図22及び図23の他のタイミング図に使用される。
図20Bを参照すると、別の好ましい実施形態に係るロウデコーダ4aは、ブロック選択信号BLK及び反転されたブロック選択信号
Figure 0004750906
を出力するブロックデコーダ23と、中間電圧レベルシフタ(以下、MVLSという。)25及びMOSトランジスタTr1〜Tr4を含むHVMVLS24と、WLドライバ22とを含む。このとき、MVLS25はブロック選択信号BLKに応答して出力信号を出力し、HVMVLS24は信号PASVをWLドライバ22へ出力する。
入力されたアドレスに応答して1つのブロックが選択されると、図20A及び図20Bのブロックデコーダ23はハイレベルを有するブロック選択信号BLKを出力する。ハイレベルを有するブロック選択信号BLKに応答して、信号PASVはVPPレベルへ変更され、次に、WLドライバ22のMOSトランジスタTsg、Twi、Twj及びTwkがオンにされ、ワードラインWLi、WLj及びWlk及びSGDLの個々の電圧はそれぞれグローバルワードラインGWLi、GWLj及びGWLk及びゲートラインGSGDLの個々の電圧と同一になる。
一方、ブロックが非選択されれば、ブロックデコーダ23はローレベルを有するブロック選択信号BLKを出力し、次に信号PASVがVMMレベルになる。このとき、WLドライバ22のMOSトランジスタTsg、Twi、Twj及びTwkがオフにされ、次にワードラインWL及びゲートラインSGDLがグローバルワードラインGWLi、GWLj及びGWLk及びゲートラインGSGDLから絶縁される。これは、ワードラインWLは「フローティング」状態にあるが、反転されたブロック選択信号
Figure 0004750906
はハイレベルを有することからゲートラインSGDLはMOSトランジスタTssによって0Vに設定されることを意味する。
図20Bを参照すると、HVMVLS24は高い正電圧VPP側の回路と、負電圧VMM側の回路とを含み、HVMVLS24は出力信号PASVをWLドライバ22へ出力する。VPP側の回路は、Nチャネルディプレッション型MOSトランジスタTr1と、Pチャネルエンハンスメント型MOSトランジスタTr3とを含む。VPP側の回路は、入力されるブロック選択信号BLKに応答するVPPレベルシフタとして動作する。さらに、MVLS25は、2つのMOSトランジスタのインバータ18を含む6つのMOSトランジスタ16〜20を含み、これらは高い正電圧VXDと負電圧VMMとの間に設けられる。
信号PASVが0V又はVMMであれば、MOSトランジスタTr1は4Vの電圧より低い電圧を通すようにオンにされ、次に、信号VX=5Vに起因してMOSトランジスタTr3は遮断状態になり、信号PASVは安定状態になる。信号PASVが約4V(=VXD−MOSトランジスタTr4のVth)の電圧から開始されれば、MOSトランジスタTr1は7Vの電圧より高い電圧を通すようにオンにされ、次に、MOSトランジスタTr3がオンにされ、信号PASVの電圧が上昇するように信号PASVの信号ラインへ電圧7Vが印加される。このフィードバックは、PASV=VPPの条件下で終了する。
一方、HVMVLS24のVMM側の回路は、Nチャネルディプレッション型MOSトランジスタTr2と、Nチャネルエンハンスメント型MOSトランジスタTr4と、MVLS25とを含む。MVLS25は、電圧VXDとVMMとの間のレベルシフタとして動作する。このとき、ブロック選択信号BLKがハイレベルを有していれば、MVLS25はMOSトランジスタTr4のソースへ電圧VXDを出力する。これに対して、ブロック選択信号BLKがローレベルを有していれば、MVLS25はMOSトランジスタTr4のソースへ電圧VMMを出力する。MOSトランジスタTr2は、MOSトランジスタTr2側に位置するMOSトランジスタTr4のドレイン電圧を維持する電圧ドロッパとして作用する。前記ドレイン電圧は、MOSトランジスタTr2及びTr3の破壊電圧より低い。このとき、次式(2)が得られる。
[数2]
(Tr4のドレイン電圧Vd)<VPP−(VXD+│Tr2のVth│)=22V
(2)
次に、MOSトランジスタTr4は、ブロック選択信号BLKがハイレベルを有する場合に電流が電圧ソースVPPからMOSトランジスタTr17を介して電圧VXDへ流れないように、電圧VXDより低いそのソース電圧(=MVLS25からの出力電圧)を維持する。
WLドライバ22は、トランスファゲートMOSトランジスタTsg、Twi、Twj、Twk及びTssを含む。MOSトランジスタTwn(n=i,j,k)のそれぞれは、グローバルワードラインGWLn(n=i,j,k)をそれぞれローカルワードラインWLn(n=i,j,k)と接続するために設けられる。ワードラインWLnは、図1AのワードラインWL1〜WLxに対応する。グローバルワードラインGWLnの電圧は、動作モード及び選択又は非選択モード等の条件によって制御される。
図24は、本発明の前記第2の好ましい実施形態に係る、図3のグローバルワードライン電圧スイッチ回路(以下、GWL電圧スイッチ回路という。)15の構造を示す詳細な回路図である。図24を参照すると、例えば、グローバルワードラインGWLnが選択され、プログラミングモードであれば、GWL電圧スイッチ回路15は、ゲートトランジスタTg1〜Tg4のうちの1つを介して印加されるべき電圧GWLnを0V、VMM、Vpass、Vprg及び0Vの順序で切換する。
図20A及び20Bを参照すると、ゲートトランジスタTsgは、グローバルラインGSGDLをローカルラインSGDLと接続するために設けられる。ゲートトランジスタTssは、選択された状態の間にローカルラインSGDLを接地VSGNDと接続するために設けられる。一方、ゲートトランジスタTssは、選択されない状態の間に選択されないブロックがローカルラインSGDLの電圧を0Vに設定するために設けられる。ローカルラインSGSLはプログラミングモードの間に0Vに設定されることから、図20A及び図20Bに図1のローカルラインSGSLが図示されていない。Tr2、Tr4、Tr19、Tr20、Tsg、Twi、Twj、Twk、Tss等の負電圧VMMを処理するNチャネルMOSトランジスタは、半導体基板のトリプルウェル構造内に設けられるNウェル内のPウェル内に形成される。Pウェル104におけるMOSトランジスタのこれらのノードは、図20A及び図20Bに示すように電圧VMMのノードへ接続されるが、図20A及び図20BにはMOSトランジスタのNウェル102接続部は示されていない。通常、Nウェル102のこれらのノードは、電源Vddのノードへ接続される。
図21Aは、前記第1の好ましい実施形態の図12のタイミング図を基礎とする前記第2の好ましい実施形態のプログラミング方法を示すタイミング図である。
図21Aを参照すると、選択されたブロックの場合、電圧VMMが−5Vに設定されるとワードラインWLへ負電圧VMMが印加される。このとき、電圧VMMはロウデコーダ4aによるロウデコード動作の後に変更されて次に一定にされ、よって、選択されたブロックの信号PASVは電圧VPPに設定される。しかしながら、選択されないブロックの信号PASVは電圧VMMに等しく、WLドライバ22のゲートトランジスタTsg、Twi、Twj及びTwkをオフにさせる。次に、グローバルラインGWLn(n=i,j,k)は、NANDメモリアレイ2のチャネル領域から電子を掃き出す期間の間は電圧VMMに設定される。
その結果、選択されたブロックのワードラインWLの電圧は、その期間のグローバルラインGWLの電圧に従って0V、負電圧VMM及び0Vの順序で変更される。この期間の後、グローバルワードラインGWLはパス電圧Vpassに設定され、プログラムすべき選択されたグローバルワードラインGWLはプログラミング電圧Vprgに設定される。この例では、電圧VPPは、プログラミング電圧Vprgを印加する前の電圧15Vより低い電圧である第1のステージと、プログラミング電圧Vprgを印加する間の電圧20Vより高い電圧である第2のステージとを含む2つのステージを有するように設定される。これは、MOSトランジスタTr2及びTr3の破壊電圧を超えることを回避するためである。電圧VPPが30Vの電圧に設定される一方、電圧VMMが負電圧−5Vに設定されれば、MOSトランジスタTr2のドレインへ印加される破壊電圧は35Vより高い電圧を必要とし、MOSトランジスタTr3のドレインへ印加される破壊電圧は7Vより高く8Vまでの電圧を必要とする。しかしながら、電圧VPPが2つのステージで変更されれば、これらの要件は、従来の事例の場合に類似する方法で前記破壊電圧をそれぞれ30V及び5Vまで緩和することができる。
図21Bは、合計プログラミング時間を短縮するための前記第2の好ましい実施形態の別のプログラミング方法を示すタイミング図である。すなわち、図21Bは、合計プログラミング時間を短縮する別の例を示す。従来の電圧VMMの設定速度は、ポンピングにより発生される電力供給の駆動性が小規模であることに起因して遅い。従って、この例は、早期電圧VMM設定及び電圧VMMからVpass電圧への直接的なGWL電圧切換を採用する。ブロックが選択される前に、すべてのブロックの信号PASVは電圧VMMになってすべてのブロックのWLドライバ22のゲートトランジスタをオフにし、WLドライバ22のゲートトランジスタは、選択されたブロックに関して前記ブロックが選択された後にオンにされる。すると、選択されたブロックのワードラインWLへ電圧VMMが印加される。NANDメモリアレイ2のチャネル領域から電子を空にする期間の後、図24のGWL電圧スイッチ回路15は、0Vへの設定を介在させることなく電圧VMMからVpass電圧へ切り換わる。この場合、電圧VMMはプログラミングが終了するまで−5Vに保持される。すると、MOSトランジスタTr2及びTr3の破壊電圧は、それぞれ35V及び8Vより高い電圧を有する必要がある。しかしながら、MOSトランジスタTr2のPウェル104のノードがMOSトランジスタTr4側のそのソースへ接続され、Nウェル102のノードが電圧(VXD+│Tr2のVth│)より高い電圧を有する電圧ソースへ接続されれば、MOSトランジスタTr2の破壊問題を排除することができる。
図23は、第2の好ましい実施形態の別のプログラミング方法を示すタイミング図であり、具体的には、ビットラインのプリチャージのタイミングと、ワードラインの負電圧設定のタイミングとの関係を示す。すなわち、図23は、図21Bのそれから変形された別の例を示している。図23を参照すると、電圧VMMはグローバルワードラインGWLが電圧VMMからVpass電圧へ変わるタイミングの直後に−5Vから0Vへ変わるために必要とされ、電圧VPPも電圧VMMが0Vへ変更された直後に30Vに変更される。MOSトランジスタTr2及びTr3の破壊問題は、電圧VMM及びVPPの変化が遅く、電圧VPP=15VはMOSトランジスタTr2及びTr3を介してVpass電圧を通すように設定するために十分な高さであることから克服することができる。
図22は、第2の好ましい実施形態のタイミング図から変形された別のプログラミング方法を示すタイミング図である。すなわち、図22は、ビットライン(BL)プリチャージのタイミングと、ワードラインWLの負電圧を設定するタイミングとの関係を示す。メモリセルチャネル内の電子はBLプリチャージ期間の間に移動することから、ワードラインWLへ負電圧を設定するタイミングはBLプリチャージの後に設定されるべきである。しかしながら、合計プログラミング時間を短縮するために、BLプリチャージの時間間隔とワードラインWLへ負電圧を印加する時間間隔とはオーバーラップされるべきである。
図24は、本発明の前記第2の好ましい実施形態に係る、図3のグローバルワードライン電圧スイッチ回路(以下、GWL電圧スイッチ回路という。)15の構造を示す詳細な回路図である。図24を参照すると、GWL電圧スイッチ回路15は、2つのHVMVLS24−1及び24−2と、2つのMVLS25−1及び25−2と、4つのトランスファゲートMOSトランジスタTg1〜Tg4とを含む。GWL電圧スイッチ回路15は、選択される制御信号を有する電圧に対応するトランスファゲートトランジスタTg1〜Tg4を切換することによって、Vprg、Vpass、0V又はVMMの出力電圧をグローバルワードラインGWLxへ出力する。
このとき、Vprg_SEL信号がハイレベルになると、HVMVLS24−1は、グローバルワードラインGWLxのノードが電圧Vprgになるように、トランスファゲートトランジスタTg1のゲートへ電圧VPPを出力する。Vpass_SEL信号がハイレベルになると、HVMVLS24−2は、グローバルワードラインGWLxのノードが電圧Vpassになるように、トランスファゲートトランジスタTg2のゲートへ電圧Vpassを出力する。0V_SEL信号がハイレベルになると、MVLS25−1は、グローバルワードラインGWLxのノードが電圧0Vになるように、トランスファゲートトランジスタTg3のゲートへ電圧VXDを出力する。MV_SEL信号がハイレベルになると、MVLS25−2は、グローバルワードラインGWLxのノードが電圧VMMになるように、トランスファゲートトランジスタTg4のゲートへ電圧VXDを出力する。この好ましい実施形態では、負電圧VMMを処理するために、トランスファゲートトランジスタTg1〜Tg4を半導体基板100のトリプルウェル構造内に形成する必要がある。
図25は、本発明の前記第2の好ましい実施形態に係る、図3のロウデコーダ4aの変形された構造を示す詳細な回路図である。図25を参照すると、ロウデコーダ4aは、HVLS26−1〜26−4と、MVLS25−0と、5つのゲートトランジスタTrg1〜Trg5と、5つのゲートトランジスタTss、Tsg、Twi、Twj及びTwkとを含む。
ブロック選択アドレス信号
Figure 0004750906
はそれぞれ、HVLS26−1〜26−4を介してPチャネルMOSトランジスタTrg1〜Trg4のゲートへ接続される。PチャネルMOSトランジスタTrg1〜Trg4のそれぞれはブロック選択信号をデコードし、そのブロックが選択されると、電圧VPPが通過してゲートトランジスタTsg、Twi、Twj及びTwkのゲートへ信号PASVを発生するかどうかを切り換える。しかしながら、トランジスタTrg1〜Trg4は、この事例にトランジスタTg5が設けられるように、前記ブロックが選択されなければオフにされる。
電圧VPPは、トランジスタTrg1〜Trg4のすべてがオンにされる場合に限ってトランジスタTrg1〜Trg4を通過し、信号PASVを発生させる。ブロック選択アドレス信号
Figure 0004750906
が活性化される前に、これらの信号
Figure 0004750906
はハイレベルに設定され(すなわち、すべて非選択され)、リセット信号XRSTはハイレベルに設定され、次に信号PASVが電圧VMMに設定される。この後、ブロック選択アドレス信号
Figure 0004750906
は活性化され、リセット信号XRSTはローレベルに設定され、次に信号PASVは選択されないブロックに対して電圧VMMを保持する。しかしながら、信号PASVは、選択されたブロックに対しては電圧VPPに変更される。MVLS25−0は、電圧VMM又は電圧Vdd(3V)のいずれかを出力するレベルシフタである。HVLS26−1〜26−4のそれぞれは、電圧0V又は電圧VPPのいずれかを出力するレベルシフタである。
図26は、図24のGWL電圧スイッチ回路15及び図25のロウデコーダ4aによって実行されるプログラミング方法を示すタイミング図である。図26のタイミング図は、図21のタイミング図とほぼ同一であるが、図21のそれと図26との主たる相違点は、下記の通りである。
(1)リセット信号XRSTに応答して、信号PASVは負電圧VMMに設定され、次に選択されたブロックの信号PASVはVPPに設定され、ワードラインWLの電圧は負電圧VMMへ変更されてその後はこれが保持される。
(2)選択されないブロックの信号PASVの信号ラインへ負電圧VMMを印加するために、ゲートトランジスタTg5は、負のVMMが印加されるとオンにされる。
図27は、図24のGWL電圧スイッチ回路15及び図20Bのロウデコーダ4aによって実行され、図21Aのタイミング図から変形される、それぞれが負電圧を有する複数のワードラインと正電圧を有するPウェル104との組み合わせを有するプログラミング方法を示すタイミング図である。図27のこのプログラミング方法において、ワードラインWLに対する負のポンピング及びPウェル104に対する正のポンピングの負担が低減するような相乗効果は、適切な選択によって完全に予想されることが可能である。例えば、Pウェル104の電位が電圧ソースVddにより発生される電圧2.5Vに設定されると、負電圧VMMは、−5Vではなく−2.5Vの負電圧に設定される。従って、負のポンピング回路のサイズを大幅に縮小し、ポンピング効率を上げることができる。その結果、消費電力も大幅に下がる。
上述したロウデコーダ4aにおいて使用するための回路及び/又はその動作タイミングは、他の多くの変形例を利用可能である。例えば、ワードラインの負の期間の間は、NANDメモリアレイ2のチャネル領域における電子除去の効果を高めるために、互いに隣接する幾つかのブロックが同時に選択される。実際にプログラムされる選択されたブロックは、この幾つかのブロックの中心付近に位置決めされる。これは、幾つかのアドレス信号を「選択」させることによって容易に実現される。
他の例は、負電圧がブロック内のすべてのワードラインWLへは印加されないというものである。例えば、ワードラインWL15が実際にプログラムされるものとすると、負電圧は、ワードラインWL15に隣接するワードラインWL10〜WL20へと印加されるが、他のワードラインWL1〜WL9及びWL21〜WLxへは電圧が印加されず、0Vに維持される。これは、ポンピング電力の節約に繋がる。
図28は、本発明による第2の好ましい実施形態の変形例である図3のNANDフラッシュメモリデバイス80のためのプログラミング方法を示すタイミング図である。図28に示すように、図28と図12との相違は次の通りである。すなわち、期間t0<t<t1では、ワードラインWLへ負電圧V5は印加されないが、同一の期間において、4Vの正電圧CPWがPウェル104へ印加される。
図20Aのロウデコーダ4aの場合、ワードラインWLへ負電圧を印加する代わりにPウェル104が正にバイアスされ得ることから、従来のロウデコーダが利用可能である。ロウデコーダ4aの動作回路は、従来技術のそれと全く同一である。
図29は、図28のタイミング図を基礎とする図24のGWL電圧スイッチ回路15及び図20Aのロウデコーダ4aによって実行されるプログラミング方法を示すタイミング図である。すなわち、図29は、選択されたブロック及び選択されないブロックにおけるワードラインWL及びゲートラインSGDLの波形を示している。図29を参照すると、選択されたブロックにおけるワードラインWLは、正電圧VPWに対するPウェル104(CPW)バイアス期間の間に、Pウェル104の電位に対して負電位状態になる。Pウェル104へ正のバイアス電圧VPWが印加される場合、ビットラインBL及びソースラインSLは周辺回路から絶縁されることが必要である(ビットラインBLの場合、ビットラインスイッチトランジスタ13がその経路を切断する。)が、これは、ビットラインBL及びソースラインSLの電圧がPウェル104とビットラインBL及び/又はソースラインSLとの間の容量結合によってほぼPウェル104の電位と同一の電圧まで上昇されるためである。同一の理由で、選択されないワードラインWLの電圧も上昇される。図29において、「F」はフローティング状態における「フローティングレベル」を意味し、この場合、信号ラインは、信号ラインと周辺回路とを接続するためにトランスファゲートトランジスタをカットオフすることによって絶縁される。Nウェル102へのバイアス電圧は設計が極めて単純なものであり、図示されていない。
図30は、図28のそれに類似する他のSGDL信号設定事例におけるプログラミング方法を示すタイミング図である。図30を参照すると、ゲートラインSGDLの電圧は、ビットラインをプリチャージする第1のステージVSG1、負のバイアス電圧である第2のステージVSG2及びプログラミング動作である第3のステージVSG3を含む3つのステージに適するように制御される。
第3の好ましい実施形態.
以下、本プログラミング方法によってもたらされる、ファイルシステムアプリケーションに活用される利点について述べる。
図34Aは、従来技術による部分的なプログラミングの後のプログラムディスターブによるしきい値電圧Vthのシフトを示すグラフであり、図34Bは、本発明の好ましい実施形態に係る部分的なプログラミングの後のプログラムディスターブによるしきい値電圧Vthのシフトを示すグラフである。図34Cは、図34A及び図34Bに使用されるページ3における部分的なプログラミングの単位を示す概略ブロック図であり、図34Dは、図34Bに使用されるソリッドステートドライブ(SSD)等の記憶装置のプログラミングシーケンスを示す概略ブロック図である。
図34Aに示すように、従来のプログラミング方法では深刻なプログラムディスターブが発生するが、図34Bに示すように、提案しているプログラミング方法では、プログラミング後は同一のページにおいてしきい値電圧(Vth)のシフトは見受けられず、この場合、プログラムディスターブは電子低減ステップの適用により大幅に抑圧される。
図35Aは、従来技術のプログラミングシーケンスに係る、NANDフラッシュメモリアレイ2のページ3におけるプログラムされたセルと浪費領域とを示す概略ブロック図であり、図35Bは、本発明の好ましい実施形態のプログラミングシーケンス(NOP(1つのページにおけるプログラミング動作の数)は限定されない)に係る、NANDフラッシュメモリアレイ2のページ3におけるプログラムされたセルと浪費領域とを示す概略ブロック図である。NOPに制限はなく、ページ3では複数の上書き動作が許容される。従って、図35Aに示すように、セクタベースのプログラミング等の連続する部分的プログラミングが許容される。これは、余分なブロックコピー動作を必要としないことから、図35Bに示すように、ブロックの消去動作無しに同一のページ3の上書きによってファイル管理システムにおける高速ファイル更新を有効化する。
図35Cは、ホストコンピュータ50と本発明の好ましい実施形態のNANDフラッシュメモリデバイス80を有するSSD60との組み合わせであるソフトウェアシステムの構造を示す概略ブロック図であり、図35Dは、ホストコンピュータ50と本発明の好ましい実施形態のNANDフラッシュメモリデバイス80を有するSSD60との組み合わせであるハードウェアシステムの構造を示す概略ブロック図である。
ソフトウェアシステムを示す図35Cを参照すると、SSD60は、NANDフラッシュメモリデバイス80と、メモリデバイス(MTD)63と、フラッシュトランスレーション層(FTL)62とを含む。ホストコンピュータ50は、オペレーティングシステム(OS)51と、ファイルシステム52と、アプリケーションインタフェース(API)53とを含む。このとき、フラッシュトランスレーション層(FTL)62は、インタフェース70を介してファイルシステム52へ接続される。
ハードウェアシステムを示す図35Dを参照すると、SSD60は、NANDフラッシュメモリ80と、NANDコントローラ61と、バッファメモリ61mとを含む。ホストコンピュータ50は、CPUバス58を介して接続されるCPU55と、メインメモリ56と、ブリッジ57とを含む。このとき、NANDコントローラ61はSATAインタフェース71を介してブリッジ57へ接続される。
すなわち、図35C及び図35Dは、NANDフラッシュメモリデバイス80において使用するための提案しているプログラミング方法を利用するSSDシステムのソフトウェア及びハードウェアアーキテクチャを示している。このとき、SSD60は、ローエンドプロセッサ・マイクロプロセッサ等のNANDコントローラ61、並びにインタフェース71を介してNANDフラッシュメモリデバイス80とホストコンピュータ50との間にある少容量のSRAM(バッファ)等のバッファメモリ61mを含む。フラッシュトランスレーション層(FTL)62は、オペレーティングシステム(OS)51とNANDフラッシュメモリデバイス80との間にコントローラによって形成され、これは、NANDフラッシュメモリデバイス80上のブロック及びページへのセクタのマッピングを取り扱い、これにより、インプレースの大容量記憶デバイスの観点におけるファイルシステム52が提供される。図35Dのハードウェアブロックでは、フラッシュトランスレーション層(FTL)62はNANDコントローラ61として実装される。
NANDコントローラ61の中の問題のバッファメモリ61mのサイズは、NOP(1つのページにおけるプログラミング動作の回数)の利点によって本発明の好ましい実施形態によりプログラミングディスターブが緩和されたNANDフラッシュメモリデバイス80のアップサイジングなページサイズに対抗して、「セクタサイズ」と称される指定されたサイズにまで縮小されることが可能である。ページ3は、指定されたセクタサイズ及び指定されたページサイズの分散によって2以上のセクタを含む。
NANDコントローラ61のバッファメモリ61mの指定されたサイズは128Bであることが可能であり、組み込みオペレーティングシステムの場合、これは128Bの単位におけるデータを変更する。さらに、NANDコントローラ61のバッファメモリ61mの指定されたサイズは256Bであることが可能であり、組み込みオペレーティングシステムの場合、従来技術のNANDフラッシュメモリアレイにおけるセクタデータの更新を示す概略ブロック図である図36に示すように、これは256Bの単位におけるデータを変更する。
NANDコントローラ61のバッファメモリ61mの指定されたサイズは、MicrosoftのWindows XP(登録商標)等の一般的なオペレーティングシステムの場合で512Bであることが可能であり、これは、512Bの単位におけるデータを変更する。さらに、NANDコントローラ61のバッファメモリ61mの指定されたサイズは、MicrosoftのWindows Vista(登録商標)等の高度なオペレーティングシステムの場合で4KBであることが可能であり、これは、4KBの単位におけるデータを変更する。
NOPの効果は、ディスターブのないプログラミングの最大回数の結果がページ内のセクタ数とセクタフラグ記憶装置の指定数との和以上であるような事例において達成される。
セクタフラグ記憶装置の指定数はコントローラのアルゴリズムに依存し、これは、同時的プログラム並びに対応するセクタのプログラムによってゼロであることが可能であり、もしくは、特有の設計条件によって非ゼロの数であることが可能である。
セクタは、対応する選択されたページ3のNANDフラッシュメモリアレイ2のスペア領域に格納されるセクタフラグによって使用済み状態又は空の状態に編成されることが可能であり、この場合、空のセクタは空のセクタのリンクリストに抽出され、このような情報は、そのコントローラプロセッサにより実行されるNANDコントローラ61のファームウェアによってアクセスされるNANDフラッシュメモリアレイ2内の指定されたブロック12に格納されることが可能である。
空のセクタのリンクリストは、ブロックを消去するアクションより前にあらゆるセクタ11の完全な利用を有効化し、この場合、NANDフラッシュメモリアレイ2上の消去動作はブロック12の単位によって実行される。あらゆるセクタ11の完全な利用は、ページ再配置及びブロック再配置の回数を大幅に減少させる。この減少は、ページ内のセクタの数だけ可能性があるが、最悪と呼べる事例は、ページ3において1つのセクタ11しか使用されない一方、残りのセクタ11は空であって、次いでページ再配置又はブロック再配置が実行される場合である。ページ再配置又はブロック再配置の減少は、結果的に、NANDフラッシュメモリの利点及び対応するコントローラ管理により形成される記憶デバイスの寿命を延ばす。
図37Aは、本発明の第3の好ましい実施形態に係る、バッファメモリ61mとNANDメモリアレイ2との間の再配置方法を示す概略ブロック図である。
SSD60は、本発明の好ましい実施形態に係るNANDフラッシュメモリデバイス80と、NANDコントローラ61とを含む。NANDコントローラ61は、下記の効果を達成することができる。NANDコントローラ61のバッファメモリ61mのサイズは、NOP(1つのページにおけるプログラミング動作の回数)の利点によって本発明の好ましい実施形態に係るNANDフラッシュメモリデバイス80のアップサイジングなページサイズに対抗して、「セクタサイズ」と称される指定されたサイズにまで縮小されることが可能である。ページ3は、指定されたセクタサイズ及び指定されたページサイズの分散によって2以上のセクタを含む。
NANDコントローラ61のバッファメモリ61mの指定されたサイズは128Bであることが可能であり、組み込みオペレーティングシステムの場合、これは128Bの単位におけるデータを変更する。さらに、NANDコントローラ61のバッファメモリ61mの指定されたサイズは256Bであることが可能であり、組み込みオペレーティングシステムの場合、これは256Bの単位におけるデータを変更する。
NANDコントローラ61のバッファメモリ61mの指定されたサイズは、MicrosoftのWindows XP(登録商標)等の一般的なオペレーティングシステムの場合で512Bであることが可能であり、これは、512Bの単位におけるデータを変更する。さらに、NANDコントローラ61のバッファメモリ61mの指定されたサイズは、MicrosoftのWindows Vista(登録商標)等の高度なオペレーティングシステムの場合で4KBであることが可能であり、これは、4KBの単位におけるデータを変更する。
セクタ11は、対応する選択されたページのNANDフラッシュメモリアレイ2のスペア領域に格納されるセクタフラグによって使用済み状態又は空の状態に編成されることが可能であり、この場合、空のセクタは空のセクタのリンクリストに抽出され、このような情報は、そのコントローラプロセッサにより実行されるNANDコントローラ61のファームウェアによってアクセスされるNANDフラッシュメモリアレイ2内の指定されたブロックに格納されることが可能である。
空のセクタのリンクリストは、ブロックを消去するアクションより前にあらゆるセクタの完全な利用を有効化し、この場合、NANDフラッシュメモリアレイ2の消去動作はブロック12の単位によって実行される。あらゆるセクタ11の完全な利用は、ページ再配置及びブロック再配置の回数を大幅に減少させる。この減少は、ページ3内のセクタの数だけ可能性があるが、最悪と呼べる事例は、ページ2において1つのセクタ11しか使用されない一方、残りのセクタ11は空であって、次いでページ再配置又はブロック再配置が実行される場合である。ページ再配置又はブロック再配置の減少は、結果的に、NANDフラッシュメモリデバイス80及び対応するコントローラ管理により形成される記憶デバイスの寿命を延ばす。
ディスターブが緩和されたMLC NANDフラッシュメモリデバイス80は、下記の効果を達成することができる。選択されたページに対するページプログラミングの回数(NOP)は複数のディスターブ無しの回数で実行されることが可能であり、この回数は、ページ内のセクタ数とセクタフラグ記憶装置の指定数との和以上である。
提案しているSSDシステムは、高信頼のシステム動作のための向上された消耗レートをもたらし、高度技術MLC NANDフラッシュメモリデバイスのための費用効果的なコントローラエンジニアリングを導入する。
図37Bは、本発明の第3の好ましい実施形態の第1の変形例に係る、バッファメモリ61mとNANDメモリアレイ2との間の再配置方法を示す概略ブロック図である。図37Bに示すように、新しいデータは、提案するランダムプログラミングによって、データが既に格納されるページ3以外のページ3のセクタへ書き込まれてもよい。
図37Cは、本発明の第3の好ましい実施形態の第2の変形例に係る、バッファメモリ61mとNANDメモリアレイ2との間の再配置方法を示す概略ブロック図である。図37Cに示すように、新しいデータは、提案するランダムプログラミングによって、データが既に格納されるブロック12以外のブロック12のページのセクタへ書き込まれてもよい。
好ましい実施形態の要旨.
本発明の第1の態様によれば、半導体基板のPウェル上に形成されるメモリセルアレイを含むNANDフラッシュメモリデバイスのためのプログラミング方法が提供される。メモリセルアレイは、複数のワードラインへ接続される複数のセルストリングを含む。本プログラミング方法は、プログラムすべきメモリセルをプログラムするステップより前に、セルストリングのチャネル、ソース領域及びドレイン領域における電子を低減するステップを含む。
前記プログラミング方法において、電子を低減するステップは、禁止セルをプログラミングするときにセルフブースト動作の間に、Pウェルのバイアス電圧より低い電圧となるようにワードラインをバイアスしてチャネル表面に正孔を蓄積することにより、電子と再結合する界面トラップをイオン化するステップを含む。
さらに、前記プログラミング方法において、前記低減するステップは、Pウェルに対してワードラインを負にバイアスするステップを含む。
さらに、前記プログラミング方法において、前記負にバイアスするステップは、Pウェルが接地された状態でワードラインに負電圧を印加するステップを含む。
またさらに、前記プログラミング方法において、前記低減するステップは、ワードラインに対してPウェルを正にバイアスするステップを含む。
またさらには、前記プログラミング方法において、前記正にバイアスするステップは、ワードラインが接地された状態でPウェルに正電圧を印加するステップを含む。
またさらには、前記プログラミング方法において、前記正にバイアスするステップは、Pウェルに正電圧を印加する一方、ワードラインに負電圧を印加するステップを含む。
本発明の第2の態様によれば、半導体基板のPウェル上に形成されるメモリセルアレイを含むNANDフラッシュメモリデバイスのためのプログラミング方法が提案される。前記メモリセルアレイは、ワードラインへ接続される複数のセルストリングを含み、複数のブロックに分割され、各ブロックは複数のワードラインから選択される個々のワードラインに対応する。本プログラミング方法は、セルストリング内のチャネル電子を低減するステップと、前記低減するステップの後に、少なくとも1つの選択されるワードラインへプログラム電圧を印加する一方、選択されないワードラインへ0Vからプログラム電圧までの範囲内である1つ又は幾つかのパス電圧Vpassを印加するステップとを含む。
前記プログラミング方法において、前記低減するステップは、Pウェルに対してワードラインを負にバイアスするステップを含む。
さらに、前記プログラミング方法において、前記負にバイアスするステップは、Pウェルが接地された状態でワードラインに負電圧を印加するステップを含む。
さらに、前記プログラミング方法において、負にバイアスされるワードラインはプログラムすべきメモリセルへ接続される唯一のワードラインである。
さらに、前記プログラミング方法において、前記負にバイアスするステップは、プログラムすべきメモリセルへ接続される1つのワードラインを含むセルストリング内の複数のワードラインへ負電圧を印加するステップを含む。
またさらに、前記プログラミング方法において、前記負にバイアスするステップは、プログラムすべきメモリセルを含む選択されるブロック内のすべてのワードラインへ負電圧を印加するステップを含む。
またさらには、前記プログラミング方法において、前記負にバイアスするステップは、複数の選択されるブロック内のすべてのワードラインへ負電圧を印加するステップを含み、選択されるブロックの1つはプログラムすべきメモリセルを含む。
またさらに、前記プログラミング方法において、前記各セルストリングは各ビットラインへ接続される。本方法はさらに、前記チャネル電子を低減するステップより前に、プログラムすべきセルストリングへ接続されるビットラインへプログラム電圧に対応する電圧を印加するステップと、前記チャネル電子を低減するステップより前に、プログラムしないセルストリングへ接続されるビットラインへプログラム禁止電圧に対応する電圧を印加するステップとを含む。
またさらには、前記プログラミング方法において、前記各セルストリングは各ビットラインへ接続される。本方法はさらに、前記チャネル電子を低減するステップより前に、前記ビットラインへプログラム禁止電圧に対応する電圧を印加するステップと、プログラミングの開始時に、プログラムすべきセルストリングへ接続されるビットラインへプログラム電圧に対応する電圧を印加するステップとを含む。
前記プログラミング方法において、前記低減するステップは、前記セルストリング内のワードラインに対してPウェルを正にバイアスするステップを含む。
さらに、前記プログラミング方法において、前記正にバイアスするステップは、前記セルストリング内のワードラインが接地された状態でPウェルに正電圧を印加するステップを含む。
さらに、前記プログラミング方法において、前記正にバイアスするステップは、Pウェルに正電圧を印加する一方、前記セルストリング内のワードラインに負電圧を印加するステップを含む。
さらに、前記プログラミング方法はまた、前記プログラム電圧を印加するときにPウェルを接地するステップも含む。
またさらに、前記プログラミング方法において、前記ワードラインに対してPウェルを正にバイアスするステップは、プログラムすべきメモリセルへ接続される唯一のワードラインへ負電圧を印加するステップを含む。
またさらには、前記プログラミング方法において、前記正にバイアスするステップは、前記セルストリング内の複数のワードラインへ負電圧を印加するステップを含み、前記複数のワードラインはプログラムすべきメモリセルへ接続される1つのワードラインを含む。
またさらに、前記プログラミング方法において、前記正にバイアスするステップは、前記セルストリング内の複数のワードラインへ負電圧を印加するステップを含み、前記複数のワードラインはプログラムすべきメモリセルを含む選択されるブロック内のすべてのワードラインを含む。
またさらには、前記プログラミング方法において、前記正にバイアスするステップは、複数の選択されるワードラインへ負電圧を印加するステップを含み、前記複数の選択されるワードラインは複数の選択されるブロック内のすべてのワードラインを含み、選択される1つのブロックはプログラムすべきメモリセルを含む。
前記プログラミング方法はさらに、Pウェルを正にバイアスするときにビットラインをフローティング状態に設定するステップを含む。
加えて、前記プログラミング方法はさらに、前記Pウェルを正にバイアスするステップより前に、前記プログラムすべきメモリセルを含むビットラインへプログラム電圧に対応する電圧を印加するステップと、前記Pウェルを正にバイアスするステップより前に、プログラムすべきメモリセルを含むビットライン以外のビットラインへプログラム禁止電圧に対応する電圧を印加するステップとを含む。
前記プログラミング方法はさらに、前記Pウェルを正にバイアスするステップの後に、プログラムすべきメモリセルを含むビットラインへプログラム電圧に対応する電圧を印加するステップと、前記Pウェルを正にバイアスするステップの後に、プログラムすべきメモリセルを含むビットライン以外のビットラインへプログラム禁止電圧に対応する電圧を印加するステップとを含む。
さらに、前記プログラミング方法は、前記Pウェルを正にバイアスするステップより前に、前記ビットラインへプログラム禁止電圧に対応する電圧を印加するステップと、前記メモリセルをプログラムするときに、前記プログラムすべきメモリセルを含むビットラインへプログラム電圧に対応する電圧を印加するステップとを含む。
さらに、前記プログラミング方法において、前記Pウェルに対してワードラインを負にバイアスするステップは、Pウェルに対して、選択されるワードラインへバイアスすべき相対電圧を、第1の期間より前は負電圧、前記第1の期間では0V、第2の期間ではパス電圧Vpass及び第3の期間ではプログラム電圧又はパス電圧Vpassの順序で変更するステップを含む。
さらに、前記プログラミング方法において、前記Pウェルに対してワードラインを負にバイアスするステップは、Pウェルに対して、選択されるワードラインへバイアスすべき相対電圧を、第1の期間より前は0V、前記第1の期間では負電圧、第2の期間ではパス電圧Vpass及び第3の期間ではプログラム電圧又はパス電圧Vpassの順序で変更するステップを含む。
またさらに、前記プログラミング方法において、前記Pウェルに対してワードラインを負にバイアスするステップは、Pウェルに対して、選択されるワードラインへバイアスすべき相対電圧を、第1の期間より前はプリチャージ電圧、前記第1の期間では負電圧、第2の期間ではパス電圧Vpass及び第3の期間ではプログラム電圧又はパス電圧Vpassの順序で変更するステップを含む。
またさらには、前記プログラミング方法において、前記Pウェルに対してワードラインを負にバイアスするステップは、Pウェルに対して、選択されるワードラインへバイアスすべき相対電圧を負電圧、次いでプログラム電圧又はパス電圧Vpassの順序で変更するステップを含む。
本発明の第3の態様によれば、メモリセルアレイと、プログラム電圧を印加する第1の手段と、チャネル電子を低減する第2の手段とを含むNANDフラッシュメモリデバイスが提供される。前記メモリセルアレイは半導体基板のPウェル上に形成され、前記メモリセルアレイは、ワードラインへ接続される複数のセルストリングを含み、複数のブロックに分割され、各ブロックは複数のワードラインから選択される個々のワードラインに対応する。前記第1の手段は、選択されるブロック内の少なくとも1つの選択されるワードラインへプログラム電圧を印加する一方、選択されないワードラインへパス電圧Vpassを印加する。前記第2の手段は、プログラム電圧を印加する前にセルストリング内のチャネル電子を低減する。
前記NANDフラッシュメモリデバイスにおいて、前記チャネル電子を低減する手段は、選択されるブロック内のワードラインへ負電圧を印加する。
さらに、前記プログラム電圧を印加する手段はロウデコーダを含む。前記ロウデコーダは、ブロックデコーダと、レベルシフタと、ワードラインドライバとを含む。前記ブロックデコーダは、アドレス信号を、ブロックを選択するための選択信号にデコードする。前記レベルシフタは、前記選択信号に応答して、予め決められた電圧をゲート駆動電圧に変換する。前記ワードラインドライバは、グローバルワードライン電圧をワードラインへ移動させる。前記レベルシフタ及びワードラインドライバはそれぞれ、半導体基板のトリプルウェル内に形成されるNチャネルトランジスタを含む。前記ロウデコーダは、前記チャネル電子を低減するための負電圧を発生する。
前記NANDフラッシュメモリデバイスにおいて、前記ロウデコーダは、前記チャネル電子を低減した後に負電圧を0Vに変更する。
さらに、前記NANDフラッシュメモリデバイスにおいて、前記ロウデコーダは負電圧より高い高電圧を発生し、少なくともチャネル電子を低減するときの前記高電圧は、プログラム時の高電圧から負電圧の絶対値を減算する式で得られる電圧より低くなるように設定される。
さらに、前記NANDフラッシュメモリデバイスにおいて、プログラム電圧を印加する手段はロウデコーダを含む。前記ロウデコーダは、ブロックデコーダと、レベルシフタと、ワードラインドライバとを含む。前記ブロックデコーダは、アドレス信号を、ブロックを選択するための選択信号にデコードし、前記レベルシフタは、前記選択信号に応答して、予め決められた電圧をゲート駆動電圧に変換する。前記ワードラインドライバは、グローバルワードライン電圧をワードラインへ移動させる。前記レベルシフタは、Pチャネルトランジスタを含む。
さらに、前記NANDフラッシュメモリデバイスにおいて、前記チャネル電子を低減する手段は、半導体基板のPウェルへ正電圧を印加する。
またさらに、前記NANDフラッシュメモリデバイスにおいて、前記チャネル電子を低減する手段は、外部回路からの正電圧を取り込み、当該正電圧を半導体基板のPウェルへ印加する。
本発明の第4の態様によれば、メモリセルアレイと、低減手段と、プログラミング手段とを含むNANDフラッシュメモリデバイスが提供される。前記メモリセルアレイは半導体基板のPウェル上に形成され、前記メモリセルアレイは、ワードラインへ接続される複数のセルストリングを含み、複数のブロックに分割され、各ブロックは複数のワードラインから選択される個々のワードラインに対応する。各ブロックは、それぞれが各ワードラインに沿って位置する複数のページに分割され、各ページは予め決められたメモリセルの数に対応する複数のセクタに分割される。前記低減手段は、セルストリング内のチャネル電子を減らす。前記プログラミング手段は、前記チャネル電子が低減された後に、1つのページ内に位置するセクタから選択される1セクタの単位におけるメモリセルをプログラムする。
前記NANDフラッシュメモリデバイスにおいて、前記プログラミング手段はメモリセルをプログラムする一方、ページを、前記ページ内に最大で幾つかのセクタを有するセクタに分割する。
さらに、前記NANDフラッシュメモリデバイスにおいて、前記プログラミング手段が第1のブロックの第1のページの第1のセクタに格納されるデータを更新すると、前記プログラミング手段は更新されたデータを、(a)第1のブロックの第1のページの第2のセクタ、(b)第1のブロックの第2のページの1つのセクタ、及び(c)第2のブロックの1つのページの1つのセクタの中から選択される1つ又は複数の組み合わせへとランダムにプログラムする。
本発明の第5の態様によれば、NANDフラッシュメモリと、周辺回路と、コントロールロジックと、NANDコントローラとを含むNANDフラッシュメモリデバイスのためのシステムが提供される。前記NANDフラッシュメモリアレイは、プログラムすべきメモリセルをプログラムする前に、セルストリングのチャネル領域、ソース領域及びドレイン領域における電子を低減するステップを実行する。前記周辺回路は、前記NANDフラッシュメモリアレイにおける前記低減するステップを制御する。前記コントロールロジックは、周辺回路の動作を制御する。前記NANDコントローラはバッファメモリを含み、前記NANDフラッシュメモリアレイの1つのセクタの単位における動作システムとのインタフェースを管理する。
前記システムにおいて、前記NANDコントローラは、前記NANDフラッシュメモリアレイ内部でランダムにプログラムすべき当該データを制御する。
さらに、前記システムにおいて、前記バッファメモリは前記NANDフラッシュメモリアレイの1つのセクタのサイズを有する。
さらに、前記システムにおいて、前記NANDフラッシュメモリアレイのNOP(1つのページにおけるプログラミング動作の回数)は2以上である。
またさらに、前記システムにおいて、前記NANDコントローラは、NANDメモリアレイの1つのページにおける更新データを制御して、古いデータを削除することなく同一のページへ再配置する。
またさらには、前記システムにおいて、前記NANDコントローラは、前記NANDフラッシュメモリアレイの1つのページにおける更新データを制御して、古いデータの削除及び同一のブロック内の消去動作無しに同一のページへ再配置する。
またさらには、前記システムにおいて、前記NANDコントローラは、前記NANDフラッシュメモリアレイの1つのページの1つのセクタにおける更新データを制御して、同一のブロック内の消去動作無しに、古いデータを無効データとして保存しつつ同一のページ内の空のセクタへ再配置する。
好ましい実施形態の他の変形例.
図39は、好ましい実施形態の変形例に係る、好ましくはプログラミングシーケンスの間にNANDフラッシュメモリデバイス80における3つの期間において設定されるべき個々の電圧を表す表である。
本発明の別の実施形態によれば、NANDフラッシュメモリデバイスのためのプログラミング方法が提供される。期間t<t0では、第1の電圧V1がビットラインBLへ印加され、第2の電圧V2がソースラインSLへ印加され、第3の電圧V3がドレイン側選択トランジスタのゲートSGDLへ印加され、さらに、選択されたワードラインWL、選択されないワードラインWL及びソース側選択トランジスタのゲートSGSLは接地されて電子がビットラインBLへと掃き出される。ドレイン側選択トランジスタのゲートSGDLへ印加される電圧は第3の電圧V3から第4の電圧V4へ変更され、第4の電圧V4は、ビットラインからのストリングチャネル電位をカットオフして電子がフローバックしないようにするために印加される。第4の電圧V4は、ドレイン側選択トランジスタを介して第3の電圧V3より低くなるように設定される。期間t0<t<t1では、第5の電圧V5が選択されたワードラインWL及び選択されないワードラインWLへ印加される。第5の電圧V5は、セルストリングのチャネルにおける総電子量を低減するために負電圧に設定される。選択されたワードラインWL及び選択されないワードラインWLへ印加される電圧は、タイミングt1で第5の電圧V5から第6の電圧V6へ変更され、期間t1<t<t2ではこれが印加される。ここで、第6の電圧V6は正電圧に設定される。選択されたワードラインWLへ印加される電圧は、タイミングt2で第6の電圧V6から第7の電圧へ変更され、期間t2<t<t3ではこれが印加される。ここで、第7の電圧V7は第6の電圧V6より高くなるように設定される。
本発明の一実施形態によれば、NANDフラッシュメモリデバイス80では、好ましくは個々の電圧が設定される。第1の電圧V1は1Vから3.6Vまでの電圧(又は電源電圧)に設定され、第2の電圧V2は0Vから3.6Vまでの電圧(又は電源電圧)に設定され、第3の電圧V3は0.5Vから7Vまでの電圧に設定され、第4の電圧V4は0.5Vから3.6Vまでの電圧(又は電源電圧)に設定され、第5の電圧V5は−1Vから−10Vまでの電圧に設定され、第6の電圧V6は5Vから15Vまでの電圧に設定され、第7の電圧V7は10Vから26Vまでの電圧に設定される。
本発明の一実施形態によれば、前記セルストリングのチャネルにおける総電子量を低減するステップは、好ましくは負電圧をワードラインWLへ印加するステップを含む。この実施形態において、負電圧は、セルストリング内のメモリセルのしきい値電圧以下であるように設定される。
本発明の一実施形態によれば、禁止セルストリングのセルフブーストを生じさせ、この禁止セルストリングのセルフブーストより前に前記チャネル電子の低減ステップを実行するNANDフラッシュメモリデバイスのためのプログラミング方法が提供される。
本発明の一実施形態によれば、前記プログラミング方法において、前記チャネル電子の低減ステップは、禁止セルストリングへ結合されるワードラインWLへ負電圧を印加するステップを含む。
本発明の一実施形態によれば、前記プログラミング方法において、負電圧は、禁止セルストリング内のメモリセルのしきい値電圧以下であるように設定される。
本発明の一実施形態によれば、前記プログラミング方法において、前記チャネル電子の低減ステップは、内部にセルストリングが形成されるPウェル104へ正電圧を印加し、禁止セルストリングへ結合されるワードラインWLへ接地電圧を印加するステップを含む。
本発明の一実施形態によれば、Pウェル104の電圧は、禁止セルストリング内のメモリセルのしきい値電圧以上であるように設定される。
本願発明と関連文献との相違点.
本発明の好ましい実施形態によれば、ワードラインWLの負電位はメモリセルアレイ2のPウェル104に対抗して設定され、ワードラインWLへ負電圧を印加するステップを開示している従来技術文献は多く存在する。例えば、よく普及しているものの1つである非特許文献1は、CHE(チャネルホットエレクトロン)注入プログラミング及びFN(ファウラ−ノルトハイム)トンネル消去を採用するNOR型フラッシュメモリを開示している。その消去モードにおいて、負電圧は、選択されるメモリセルアレイユニット内のすべてのワードラインWLへ設定される。
特許文献3及び4は、ワードラインWLへ印加される負電圧を使用して1つのワードラインWL上のメモリセルを消去できるAG−AND型フラッシュメモリを開示している。
特許文献5及び非特許文献3は、プログラミングに関して、選択されるワードラインWLのみが負電圧に設定されるDINOR型フラッシュメモリを開示している。
これらの従来技術の共通点は、ワードラインWLへ印加されるべき負電圧の目的が単にプログラミング又は消去及び負電圧印加の期間にあり、これは、プログラミング又は消去に限定されることにある。これは、NANDフラッシュメモリデバイスに関しては規定されていない。しかしながら、本発明によれば、負電圧はプログラミングの前の時点で印加され、NANDフラッシュメモリデバイスのプログラミングディスターブ問題が改善される。本発明と、上述の従来技術文献との主たる相違点はこの点にある。
本発明によれば、提案しているNANDフラッシュメモリデバイスのためのプログラミング方法、及び提案しているNANDフラッシュメモリデバイスは、従来技術のそれに比較してプログラミングディスターブを低減又は防止することができる。
さらに、本発明によれば、提案しているNANDフラッシュメモリデバイスのためのプログラミング方法、及び提案しているNANDフラッシュメモリデバイスは、NANDフラッシュメモリデバイスに格納されるデータを、従来技術のそれより小さい単位において任意のブロック消去動作によって、プログラミングディスターブによるガーベッジ無しに従来技術の速度より高速で更新することができる。
さらに、本発明によれば、提案しているNANDフラッシュメモリデバイスのためのプログラミング方法、及び提案しているNANDフラッシュメモリデバイスは、NANDフラッシュメモリデバイスに格納されるデータをランダムにプログラムすることができる。
当業者には、本発明の範囲又は精神を逸脱することなく、本発明の構成に種々の変形及び変更を行い得ることが認識されるであろう。前記に鑑みて、本発明は、以下の特許請求の範囲及びその同等物の範囲に含まれることを条件として本発明の変形及び変更を包含することが意図される。
1a及び1b…セルストリング、
2…NANDメモリアレイ、
3…ページ、
4a…ロウデコーダ、
4b…カラムデコーダ、
5…ウェルコントロールユニット、
6…電圧発生器、
7…コントロールロジック、
7P…入力信号ピン、
8…アドレスバッファ及びコントローラ、
9…ページバッファ(センスアンプ及び書き込みドライバ)、
10…入出力(I/O)インタフェース、
10P…入出力(I/O)ピン、
11…セクタ、
12…ブロック、
13…ビットライン(BL)スイッチ回路、
14…カラムスイッチ回路、
15…グローバルワードライン(GWL)電圧スイッチ回路、
16〜20、17a、20a、Tr1〜Tr4、Tg1〜Tg4、Trg1〜Trg4、Tg5、Tgm、Tss、Tsg、Twi、Twj及びTwk…MOSトランジスタ、
21…高電圧レベルシフタ(HVLS)、
22…ワードラインドライバ、
24、24−1及び24−2…高電圧レベルシフタ(HVMVLS)、
25、25−1及び25−2…中間電圧レベルシフタ(MVLS)、
26−0〜26−4…高電圧レベルシフタ(HVLS)、
50…ホストコンピュータ、
51…オペレーティングシステム(OS)、
52…ファイルシステム、
53…アプリケーションプログラムインタフェース(API)、
55…CPU、
56…メインメモリ、
57…ブリッジ、
58…CPUバス、
60…ソリッドステートドライブ(SSD)、
61…NANDコントローラ、
61m…バッファメモリ、
62…フラッシュトランスレーション層(FTL)、
63…メモリデバイス、
80…NANDフラッシュメモリデバイス、
100…半導体基板、
102…Nウェル、
104…Pウェル、
106、110及び116…誘電体層、
108…フローティングゲート(FG)、
112…コントロールゲート(CG)、
114…ドープ領域、
118、118a及び118b…導体層、
120、122…プラグ、
BL及びBL1〜BLn…ビットライン、
D…ドレイン領域、
S…ソース領域、
SGDL及びSGSL…選択されるゲートライン、
SL…ソースライン、
T…選択されるトランジスタ、
WL及びWL1〜WLx…ワードライン。

Claims (50)

  1. 半導体基板のPウェル上に形成されるメモリセルアレイを備えるNANDフラッシュメモリデバイスのためのプログラミング方法において、
    前記メモリセルアレイは複数のワードラインへ接続される複数のセルストリングを含み、
    前記プログラミング方法は、プログラムすべきメモリセルをプログラムするステップより前に、前記セルストリングのチャネル領域、ソース領域及びドレイン領域における電子を低減するステップを含むプログラミング方法。
  2. 前記電子を低減するステップは、禁止セルをプログラミングするときにセルフブースト動作の間に、前記Pウェルのバイアス電圧より低い電圧となるように前記ワードラインをバイアスしてチャネル表面に正孔を蓄積することにより、電子と再結合する界面トラップをイオン化するステップを含む請求項1記載の方法。
  3. 前記低減するステップは、前記Pウェルに対して前記ワードラインを負にバイアスするステップを含む請求項2記載の方法。
  4. 前記負にバイアスするステップは、前記Pウェルが接地された状態で前記ワードラインに負電圧を印加するステップを含む請求項3記載の方法。
  5. 前記低減するステップは、前記ワードラインに対して前記Pウェルを正にバイアスするステップを含む請求項2記載の方法。
  6. 前記正にバイアスするステップは、前記ワードラインが接地された状態で前記Pウェルに正電圧を印加するステップを含む請求項5記載の方法。
  7. 前記正にバイアスするステップは、前記Pウェルに正電圧を印加する一方、前記ワードラインに負電圧を印加するステップを含む請求項5記載の方法。
  8. 半導体基板のPウェル上に形成されるメモリセルアレイを備えるNANDフラッシュメモリデバイスのためのプログラミング方法において、
    前記メモリセルアレイは、ワードラインへ接続される複数のセルストリングを含み、複数のブロックに分割され、各ブロックは複数の前記ワードラインから選択される個々のワードラインに対応し、前記プログラミング方法は、
    前記セルストリング内のチャネル電子を低減するステップと、
    前記低減するステップの後に、少なくとも1つの選択されるワードラインへプログラム電圧を印加する一方、選択されないワードラインへ0Vから前記プログラム電圧までの範囲内である1つ又は幾つかのパス電圧Vpassを印加するステップとを含むプログラミング方法。
  9. 前記低減するステップは、前記Pウェルに対して前記ワードラインを負にバイアスするステップを含む請求項8記載の方法。
  10. 前記負にバイアスするステップは、前記Pウェルが接地された状態で前記ワードラインに負電圧を印加するステップを含む請求項9記載の方法。
  11. 前記負にバイアスされるワードラインは、プログラムすべきメモリセルへ接続される唯一のワードラインである請求項9又は請求項10記載の方法。
  12. 前記負にバイアスするステップは、プログラムすべきメモリセルへ接続される1つのワードラインを含む前記セルストリング内の複数のワードラインへ負電圧を印加するステップを含む請求項9又は10記載の方法。
  13. 前記負にバイアスするステップは、プログラムすべきメモリセルを含む選択されるブロック内のすべての前記ワードラインへ負電圧を印加するステップを含む請求項9又は10記載の方法。
  14. 前記負にバイアスするステップは、複数の選択されるブロック内のすべての前記ワードラインへ負電圧を印加するステップを含み、選択されるブロックの1つはプログラムすべきメモリセルを含む請求項9又は10記載の方法。
  15. 前記各セルストリングは各ビットラインへ接続され、
    前記方法はさらに、
    前記チャネル電子を低減するステップより前に、プログラムすべきセルストリングへ接続される前記ビットラインへ前記プログラム電圧に対応する電圧を印加するステップと、
    前記チャネル電子を低減するステップより前に、プログラムしないセルストリングへ接続される前記ビットラインへプログラム禁止電圧に対応する電圧を印加するステップとを含む請求項8乃至10のうちのいずれか1つに記載の方法。
  16. 前記各セルストリングは各ビットラインへ接続され、
    前記方法はさらに、
    前記チャネル電子を低減するステップより前に、前記ビットラインへプログラム禁止電圧に対応する電圧を印加するステップと、
    プログラミングの開始時に、プログラムすべきセルストリングへ接続される前記ビットラインへ前記プログラム電圧に対応する電圧を印加するステップとを含む請求項8乃至10のうちのいずれか1つに記載の方法。
  17. 前記低減するステップは、前記セルストリング内の前記ワードラインに対して前記Pウェルを正にバイアスするステップを含む請求項8記載の方法。
  18. 前記正にバイアスするステップは、前記セルストリング内の前記ワードラインが接地された状態で前記Pウェルに正電圧を印加するステップを含む請求項17記載の方法。
  19. 前記正にバイアスするステップは、前記Pウェルに正電圧を印加する一方、前記セルストリング内の前記ワードラインに負電圧を印加するステップを含む請求項17記載の方法。
  20. 前記プログラム電圧を印加するときに前記Pウェルを接地するステップをさらに含む請求項17乃至19のうちのいずれか1つに記載の方法。
  21. 前記ワードラインに対して前記Pウェルを正にバイアスするステップは、プログラムすべきメモリセルへ接続される唯一のワードラインへ負電圧を印加するステップを含む請求項17乃至19のうちのいずれか1つに記載の方法。
  22. 前記正にバイアスするステップは、前記セルストリング内の複数のワードラインへ負電圧を印加するステップを含み、前記複数のワードラインはプログラムすべきメモリセルへ接続される1つのワードラインを含む請求項17乃至19のうちのいずれか1つに記載の方法。
  23. 前記正にバイアスするステップは、前記セルストリング内の複数のワードラインへ負電圧を印加するステップを含み、前記複数のワードラインはプログラムすべきメモリセルを含む選択されるブロック内のすべてのワードラインを含む請求項17乃至19のうちのいずれか1つに記載の方法。
  24. 前記正にバイアスするステップは、前記複数の選択されるワードラインへ負電圧を印加するステップを含み、前記複数の選択されるワードラインは複数の選択されるブロック内のすべての前記ワードラインを含み、選択される1つのブロックはプログラムすべきメモリセルを含む請求項17乃至19のうちのいずれか1つに記載の方法。
  25. 前記Pウェルを正にバイアスするときに前記ビットラインをフローティング状態に設定するステップをさらに含む請求項17乃至24のうちのいずれか1つに記載の方法。
  26. 前記Pウェルを正にバイアスするステップより前に、プログラムすべきメモリセルを含む前記ビットラインへ前記プログラム電圧に対応する電圧を印加するステップと、
    前記Pウェルを正にバイアスするステップより前に、プログラムすべき前記メモリセルを含む前記ビットライン以外のビットラインへプログラム禁止電圧に対応する電圧を印加するステップとをさらに含む請求項25記載の方法。
  27. 前記Pウェルを正にバイアスするステップの後に、プログラムすべきメモリセルを含む前記ビットラインへ前記プログラム電圧に対応する電圧を印加するステップと、
    前記Pウェルを正にバイアスするステップの後に、プログラムすべきメモリセルを含む前記ビットライン以外のビットラインへプログラム禁止電圧に対応する電圧を印加するステップとをさらに含む請求項25又は26記載の方法。
  28. 前記Pウェルを正にバイアスするステップより前に、前記ビットラインへプログラム禁止電圧に対応する電圧を印加するステップと、
    前記メモリセルをプログラムするときに、プログラムすべき前記メモリセルを含む前記ビットラインへ前記プログラム電圧に対応する電圧を印加するステップとをさらに含む請求項25記載の方法。
  29. 前記Pウェルに対して前記ワードラインを負にバイアスするステップは、前記Pウェルに対して、前記選択されるワードラインへバイアスすべき相対電圧を、第1の期間より前は負電圧、前記第1の期間では0V、第2の期間ではパス電圧Vpass及び第3の期間では前記プログラム電圧又は前記パス電圧Vpassの順序で変更するステップを含む請求項9乃至16のうちのいずれか1つに記載の方法。
  30. 前記Pウェルに対して前記ワードラインを負にバイアスするステップは、前記Pウェルに対して、前記選択されるワードラインへバイアスすべき相対電圧を、第1の期間より前は0V、前記第1の期間では負電圧、第2の期間では前記パス電圧Vpass及び第3の期間では前記プログラム電圧又は前記パス電圧Vpassの順序で変更するステップを含む請求項9乃至16のうちのいずれか1つに記載の方法。
  31. 前記Pウェルに対して前記ワードラインを負にバイアスするステップは、前記Pウェルに対して、前記選択されるワードラインへバイアスすべき相対電圧を、第1の期間より前はプリチャージ電圧、前記第1の期間では負電圧、第2の期間では前記パス電圧Vpass及び第3の期間では前記プログラム電圧又は前記パス電圧Vpassの順序で変更するステップを含む請求項9乃至16のうちのいずれか1つに記載の方法。
  32. 前記Pウェルに対して前記ワードラインを負にバイアスするステップは、前記Pウェルに対して、前記選択されるワードラインへバイアスすべき相対電圧を負電圧、次いで前記プログラム電圧又は前記パス電圧Vpassの順序で変更するステップを含む請求項9乃至16のうちのいずれか1つに記載の方法。
  33. 半導体基板のPウェル上に形成されるメモリセルアレイにおいて、
    前記メモリセルアレイはワードラインへ接続される複数のセルストリングを含み、複数のブロックに分割され、各ブロックは複数の前記ワードラインから選択される個々のワードラインに対応するメモリセルアレイと、
    前記選択されるブロック内の少なくとも1つの選択されるワードラインへプログラム電圧を印加する一方、選択されないワードラインへパス電圧Vpassを印加する手段と、
    前記プログラム電圧を印加する前に前記セルストリング内のチャネル電子を低減する手段とを備えるNANDフラッシュメモリデバイス。
  34. 前記チャネル電子を低減する手段は、前記選択されるブロック内の前記ワードラインへ負電圧を印加する請求項33記載のNANDフラッシュメモリデバイス。
  35. 前記プログラム電圧を印加する手段はロウデコーダを含み、
    前記ロウデコーダは、
    アドレス信号を、ブロックを選択するための選択信号にデコードするブロックデコーダと、
    前記選択信号に応答して、予め決められた電圧をゲート駆動電圧に変換するレベルシフタと、
    グローバルワードライン電圧を前記ワードラインへ移動させるワードラインドライバとを備え、
    前記レベルシフタ及び前記ワードラインドライバはそれぞれ、前記半導体基板のトリプルウェル内に形成されるNチャネルトランジスタを含み、
    前記ロウデコーダは、前記チャネル電子を低減するための負電圧を発生する請求項33又は34記載のNANDフラッシュメモリデバイス。
  36. 前記ロウデコーダは、前記チャネル電子を低減した後に前記負電圧を0Vに変更する請求項35記載のNANDフラッシュメモリデバイス。
  37. 前記ロウデコーダは前記負電圧より高い高電圧を発生し、
    少なくとも前記チャネル電子を低減するときの前記高電圧は、プログラム時の前記高電圧から前記負電圧の絶対値を減算する式で得られる電圧より低くなるように設定される請求項35又は36記載のNANDフラッシュメモリデバイス。
  38. 前記プログラム電圧を印加する手段はロウデコーダを含み、
    前記ロウデコーダは、
    アドレス信号を、ブロックを選択するための選択信号にデコードするブロックデコーダと、
    前記選択信号に応答して、予め決められた電圧をゲート駆動電圧に変換するレベルシフタと、
    グローバルワードライン電圧を前記ワードラインへ移動させるワードラインドライバとを備え、
    前記レベルシフタは、Pチャネルトランジスタを含む請求項33又は34記載のNANDフラッシュメモリデバイス。
  39. 前記チャネル電子を低減する手段は、前記半導体基板の前記Pウェルへ正電圧を印加する請求項33記載のNANDフラッシュメモリデバイス。
  40. 前記チャネル電子を低減する手段は、外部回路からの正電圧を取り込み、前記正電圧を前記半導体基板の前記Pウェルへ印加する請求項39記載のNANDフラッシュメモリデバイス。
  41. 半導体基板のPウェル上に形成されるメモリセルアレイにおいて、
    前記メモリセルアレイはワードラインへ接続される複数のセルストリングを含み、複数のブロックに分割され、各ブロックは複数の前記ワードラインから選択される個々のワードラインに対応し、各ブロックは、それぞれが各ワードラインに沿って位置する複数のページに分割され、各ページは予め決められたメモリセルの数に対応する複数のセクタに分割されるメモリセルアレイと、
    前記セルストリング内のチャネル電子を低減する低減手段と、
    前記チャネル電子が低減された後に、1つのページ内に位置するセクタから選択される1つのセクタの単位におけるメモリセルをプログラムするプログラミング手段とを備えるNANDフラッシュメモリデバイス。
  42. 前記プログラミング手段は前記メモリセルをプログラムする一方、前記ページを、前記ページ内に最大で幾つかのセクタを有するセクタに分割する請求項41記載のNANDフラッシュメモリデバイス。
  43. 前記プログラミング手段が第1のブロックの第1のページの第1のセクタに格納されるデータを更新すると、前記プログラミング手段は更新されたデータを、
    (a)前記第1のブロックの前記第1のページの第2のセクタ、
    (b)前記第1のブロックの第2のページの1つのセクタ、及び、
    (c)第2のブロックの1つのページの1つのセクタ、
    の中から選択される1つ又は複数の組み合わせへとランダムにプログラムする請求項41又は42記載のNANDフラッシュメモリデバイス。
  44. NANDフラッシュメモリデバイスのためのシステムにおいて、
    プログラムすべきメモリセルをプログラムする前に、前記セルストリングのチャネル領域、ソース領域及びドレイン領域における電子を低減するステップを実行するNANDフラッシュメモリアレイと、
    前記NANDフラッシュメモリアレイにおける前記低減するステップを制御する周辺回路と、
    前記周辺回路の動作を制御するコントロールロジックと、
    バッファメモリを含み、前記NANDフラッシュメモリアレイの1つのセクタの単位における動作システムとのインタフェースを管理するNANDコントローラとを備えるシステム。
  45. 前記NANDコントローラは、前記NANDフラッシュメモリアレイ内部でランダムにプログラムすべき当該データを制御する請求項44記載のシステム。
  46. 前記バッファメモリは前記NANDフラッシュメモリアレイの1つのセクタのサイズを有する請求項44記載のシステム。
  47. 前記NANDフラッシュメモリアレイのNOP(1つのページにおけるプログラミング動作の回数)は2以上である請求項44記載のシステム。
  48. 前記NANDコントローラは、前記NANDメモリアレイの1つのページにおける更新データを制御して、古いデータを削除することなく同一のページへ再配置する請求項44記載のシステム。
  49. 前記NANDコントローラは、前記NANDフラッシュメモリアレイの1つのページにおける更新データを制御して、古いデータの削除及び同一のブロック内の消去動作無しに同一のページへ再配置する請求項44記載のシステム。
  50. 前記NANDコントローラは、前記NANDフラッシュメモリアレイの1つのページの1つのセクタにおける更新データを制御して、同一のブロック内の消去動作無しに、古いデータを無効データとして保存しつつ同一のページ内の空のセクタへ再配置する請求項44記載のシステム。
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