JPH103794A - 不揮発性記憶装置および駆動方法 - Google Patents

不揮発性記憶装置および駆動方法

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JPH103794A
JPH103794A JP15100796A JP15100796A JPH103794A JP H103794 A JPH103794 A JP H103794A JP 15100796 A JP15100796 A JP 15100796A JP 15100796 A JP15100796 A JP 15100796A JP H103794 A JPH103794 A JP H103794A
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memory cell
voltage
gate
block
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JP15100796A
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Shunichi Saeki
俊一 佐伯
Naoki Miyamoto
直樹 宮本
Takayuki Kawahara
尊之 河原
Katsutaka Kimura
勝高 木村
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Hitachi Ltd
Hitachi Consumer Electronics Co Ltd
Japan Display Inc
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Hitachi Device Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
Hitachi Consumer Electronics Co Ltd
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    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C16/00Erasable programmable read-only memories
    • G11C16/02Erasable programmable read-only memories electrically programmable
    • G11C16/06Auxiliary circuits, e.g. for writing into memory
    • G11C16/34Determination of programming status, e.g. threshold voltage, overprogramming or underprogramming, retention
    • G11C16/3418Disturbance prevention or evaluation; Refreshing of disturbed memory data
    • G11C16/3427Circuits or methods to prevent or reduce disturbance of the state of a memory cell when neighbouring cells are read or written

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 消去動作時に消去非選択のメモリセルに対し
て生じる消去ディスターブを阻止できる不揮発性記憶装
置(フラッシュメモリ)を得る。 【解決手段】 ブロックデコーダ14とゲートデコーダ
10とサブデコーダ12から成る階層化したワードデコ
ーダにより、アドレス入力信号に応じてワード線が選択
される。消去動作時に、選択ワード線W00と非選択ワ
ード線W01〜W0mに接続されるメモリサブアレイ2
4内の選択メモリセルのワード線に正電圧を印加し、非
選択メモリセルのワード線に負電圧を印加できるよう
に、ブロックデコーダにディスターブ阻止電圧供給線S
WD0、及びサブデコーダとメモリサブアレイ24の間
に第1のスイッチ22と第2のスイッチ26を設けた。 【効果】 非選択であるにも拘らずドレインとソースと
ウェルにのみ負電圧が印加されるメモリセルがなくな
り、消去ディスターブを完全に阻止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフラッシュメモリな
どの不揮発性記憶装置および駆動方法に係り、特に消去
動作時の非選択メモリセルに生じる消去ディスターブを
阻止できる不揮発性記憶装置と、従来構成の不揮発性記
憶装置に対しても消去ディスターブを阻止できる駆動方
法とに関する。
【0002】
【従来の技術】電気的に書込みおよび消去が可能な不揮
発性記憶装置の一種であるフラッシュメモリは、そのメ
モリセルが制御ゲートと浮遊ゲートからなる単純な構成
を有している。このため、同一微細加工技術を用いた場
合には通常のダイナミック型ランダムアクセスメモリ
(DRAM)よりも小さなメモリセル面積で構成するこ
とができる。その結果、半導体メモリの高密度化が可能
であることから、最近活発にフラッシュメモリの研究開
発がなされている。
【0003】この種のフラッシュメモリの従来例とし
て、1994 シンポジウム オンブイエルエスアイ
サーキッツ、ダイジェスト オブ テクニカル ペーパ
ーズ、第61〜62頁(1994 Symposium on VLSI Circu
its, Digest of Technical Papers, pp.61-62)に記載
された図2に示すようないわゆるAND型のメモリセル
アレイ構成が知られている。メモリセルアレイは多数の
ブロックに分割されており、ここでは2ブロック分のブ
ロック0およびブロック1の一部を示してある。なお、
以下に述べる構成および動作は、図示しない他のブロッ
クにおいても同様である。以下の説明において、端子名
を表わす記号は同時に配線名、信号名も兼ね、電源の場
合はその電圧値も兼ねるものとする。
【0004】図2において、参照符号C00〜C1mは
メモリセルを、W00〜W1mはワード線を、DL0〜
DLyはグローバルデータ線をそれぞれ示す。ブロック
0とブロック1内は、複数のデータ線から成るメモリサ
ブアレイ24で構成されている。ここでは、グローバル
データ線DL0に接続されたデータ線のメモリセルにつ
いて説明するが、他のデータ線についても同様である。
メモリサブアレイ24には、それぞれ1データ線上にm
個のメモリセルC00〜C0m,C10〜C1mが存在
している。メモリサブアレイ24内における各メモリセ
ルのソースを共通接続するソース線S00,S10およ
び各メモリセルのドレインを共通接続するドレイン線D
00,D10は、それぞれ拡散層を用いている。このソ
ース線S00,S10は、信号線S0S,S1Sでそれ
ぞれ制御されるブロック選択MOSトランジスタST0
0S,ST10Sを介して共通ソース線SL0に接続さ
れている。また、ドレイン線D00,D10は、信号線
S0D,S1Dでそれぞれ制御されるブロック選択MO
SトランジスタST00D,ST10Dを介してグロー
バルデータ線DL0に接続されている。ソース線および
ドレイン線は拡散層配線を使用することにより、金属配
線への接続はm個のメモリセルで1個のコンタクト孔を
共有できるので、メモリセル面積の微細化が可能であ
る。
【0005】また、ワードデコーダ回路は高速化を図る
ために、ブロックを選択するブロックデコーダ14と選
択されたブロック内の特定のワード線を選択するための
ゲートデコーダ10と、サブデコーダ20とに階層化さ
れている。サブデコーダ20は、図3に示すような相補
型MOS(CMOS)の複数のインバータからなり、そ
の各出力がワード線に接続されている。なお、書込み動
作の際にはワード線に負電圧が印加されるため上記イン
バータのnチャネル形MOSトランジスタ(以下、NM
OSという)は、図4に示すような負電圧動作用のNM
OS構造となっている。図4(a)は平面図、(b)は
I−I線部分の断面図である。負電圧動作用のNMOS
は、p基板42に設けたn−アイソレーション40中の
深いp−ウェル38に形成され、n−アイソレーション
40と接続するn−ウェル36中に形成されたn+拡散
層32を介して電圧VCCがn−アイソレーション40
に印加され、p+拡散層34を介して深いp−ウェル3
8へ負電圧が印加され、n+ソース/ドレイン拡散層3
2の少なくとも一方に負電圧が印加されている。図3の
中に点線で示したNiSOは、図4の中のn−アイソレ
ーション40を示している。また、サブデコーダは、電
圧VCCより高い高電圧あるいは接地電圧VSSより低
い負電圧を印加するため、ソース側に耐圧を持たせた高
耐圧MOSトランジスタが必要となる。図3の中に示す
( 」)のマークは、高耐圧を意味する。以下、サブデ
コーダ20を構成する各インバータをサブデコーダ素子
と称する。
【0006】なお図2において、G00〜G0mは各サ
ブデコーダ素子へ入力されるワード線選択用のゲート信
号、B0PとB1Pは各サブデコーダ素子のpチャネル
形MOSトランジスタ(以下、PMOSという)への電
源線、B0NとB1Nは各サブデコーダ素子のnチャネ
ル形MOSトランジスタへの電源線である。このサブデ
コーダ素子のゲート信号、およびPMOSの電源信号と
NMOSの電源信号は、階層化されたゲートデコーダ1
0およびブロックデコーダ14によって各々独立に制御
することができる。
【0007】このような構成を有する従来技術のフラッ
シュメモリにおいて、消去動作時には選択されたメモリ
セルの制御ゲート(以下、選択ゲートという)に正の高
電圧、非選択のメモリセルの制御ゲート(以下、非選択
ゲートという)に接地電圧VSSを印加すると共に、全
てのドレインとソースとウェルに対して負電圧を印加し
ていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来技術の不揮発性記憶装置によれば、消去動作時に
はメモリセルの選択ゲートに正の高電圧、非選択ゲート
に接地電圧VSSを印加すると共に、全てのドレインと
ソースとウェルに対して負電圧を印加していた。このた
め、非選択ゲートすなわち制御ゲートに0Vが印加され
る非選択のメモリセル(以下、非選択メモリセルとい
う)であっても、ドレインとソースとウェルには選択さ
れたメモリセル(以下、選択メモリセルという)と同様
の負電圧が印加される。従って、不揮発性記憶装置の大
容量化が進むにつれて次のような問題が生じてくる。
【0009】大容量化に伴い非選択ワード線の数も増え
るので、非選択状態の時間が長くなるが、それにも拘ら
ず消去非選択メモリセルのドレインとソースとウェルに
は常に負電圧が印加されている。このため、消去非選択
メモリセルは弱い電子注入モード状態の時間が長くな
る。このように消去非選択状態の時間が長くなると、消
去非選択メモリセルのしきい値電圧が変動して書込みデ
ータが失われてしまう危険のある状態が高くなる問題、
すなわち消去ディスターブの問題が深刻となってきた。
【0010】そこで、本発明の目的は、上述した問題を
解決し、大容量化に適合した消去ディスターブを阻止で
きる不揮発性記憶装置を提供することにある。
【0011】また、従来構成の不揮発性記憶装置に対し
ても消去ディスターブを阻止する電圧印加を行うことが
できる駆動方法を提供することも目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る不揮発性記
憶装置は、上記目的を達成するために、制御ゲートと浮
遊ゲートを有する複数のメモリセルからなるメモリセル
アレイと、メモリセルの制御ゲートと接続したワード線
と、該ワード線を駆動する複数のデコーダ素子からなる
デコーダ回路とを有し、メモリセルのしきい値電圧を低
い状態に持っていく動作を書込み動作とし、メモリセル
のしきい値電圧を高い状態に持っていく動作を消去動作
とした不揮発性記憶装置であって、メモリセルの浮遊ゲ
ートへウェルから電子を注入する消去動作時に前記デコ
ーダにより選択メモリセルの制御ゲートに正電圧を印加
すると共にウェルとソースには負電圧を印加して選択メ
モリセルの消去を行うように構成した不揮発性記憶装置
において、消去動作時に全ての非選択メモリセルの制御
ゲートに消去ディスターブ阻止用の負電圧を印加するデ
ィスターブ阻止電圧印加回路を設けたことを特徴とす
る。すなわち、消去動作においては、非選択ワード線に
負電圧を印加できるようにすることで、ドレインとソー
スとウェルにのみ負電圧が印加されるメモリセルをなく
し、消去ディスターブを阻止するようにしたものであ
る。
【0013】或いは、本発明に係る不揮発性記憶装置
は、制御ゲートと浮遊ゲートを有する複数のメモリセル
からなるメモリセルアレイと、メモリセルの制御ゲート
と接続したワード線と、該ワード線を駆動する複数のデ
コーダ素子からなるデコーダ回路とを有し、メモリセル
のしきい値電圧を高い状態に持っていく動作を書込み動
作とし、メモリセルのしきい値電圧を低い状態に持って
いく動作を消去動作とした不揮発性記憶装置であって、
メモリセルの浮遊ゲートへウェルから電子を放出する消
去動作時に前記デコーダにより選択メモリセルの制御ゲ
ートに負電圧を印加すると共にウェルとソースには正電
圧を印加して選択メモリセルの消去を行うように構成し
た不揮発性記憶装置において、消去動作時に全ての非選
択メモリセルの制御ゲートに消去ディスターブ阻止用の
正電圧を印加するディスターブ阻止電圧印加回路を設け
たものであってもよい。
【0014】前記いずれの不揮発性記憶装置において
も、ディスターブ阻止電圧印加回路は、消去ディスター
ブ阻止のための電圧を供給するディスターブ阻止電圧供
給線と、前記デコーダ素子を共有するように各ワード線
に設けた第1のスイッチと第2のスイッチとから構成す
れば好適である。
【0015】また、前記第1のスイッチおよび第2のス
イッチは、それぞれnチャネル形MOSトランジスタ1
個で構成することができる。
【0016】この場合、前記メモリセルアレイが1本当
りm個のメモリセルと接続された複数のデータ線と交差
するワード線n本分を1ブロックとして複数ブロックか
ら構成され、前記デコーダ回路が、所要のブロックを選
択するブロックデコーダと、選択されたブロック内のワ
ード線を選択するためのゲートデコーダと、ワード線を
直接駆動するCMOSインバータからなるサブデコーダ
とから構成されると共に、前記ゲートデコーダが前記C
MOSインバータのゲート信号と前記第1のスイッチと
前記第2のスイッチのゲート信号を制御し、前記ブロッ
クデコーダが前記CMOSインバータの電源信号と非選
択メモリセルの制御ゲートに印加するディスターブ阻止
電圧とを制御するように構成すれば好適である。すなわ
ち、図9に示したように、前記デコーダ素子を複数のワ
ード線で共有できるように、各ワード線毎に第1のスイ
ッチ22と第2のスイッチ26を設け、サブデコーダ2
0の出力を第1のスイッチ22で切換えて選択ワード線
に選択時の電圧を印加し、ブロックデコーダ14から第
2のスイッチを介して非選択ワード線に非選択時の電圧
を印加すればよい。これにより、サブデコーダ20の中
のサブデコーダ素子の数を低減することができる。この
ため、ワード線のピッチが狭い場合においても、ワード
線のピッチに整合させてレイアウトしなければならない
サブデコーダ20の配置が容易となる。
【0017】また、前記複数のメモリセルは、同じデー
タ線に接続されるm個のメモリセルの各ソースとドレイ
ンが埋込み拡散層によって接続されると共に、ソースの
拡散層が第1の選択トランジスタ、図9で言えばトラン
ジスタST00S〜ST11Sを介して共通ソース線
に、ドレインの拡散層が第2の選択トランジスタすなわ
ちST00D〜ST11Dを介してグローバルデータ線
にそれぞれ接続されていれば好適である。
【0018】更に、前記メモリセルアレイがワード線方
向にrバイト毎のメモリサブアレイに分割して配置され
ると共に、rバイト単位での動作を行なうように前記サ
ブデコーダと前記ゲートデコーダが、前記インバータの
ゲート信号をrバイト毎に独立にデコードするように構
成すれば好適である。例えば、メモリセルアレイをワー
ド線方向にr=512バイト毎のメモリサブアレイに分
割して配置し、サブデコーダとゲートデコーダを512
バイト毎に独立してデコードすることにより、512バ
イト単位で消去・書込み・読み出し動作を行うことがで
きる。
【0019】本発明に係る不揮発性記憶装置の駆動方法
は、制御ゲートと浮遊ゲートを有する複数のメモリセル
からなるメモリセルアレイと、メモリセルの制御ゲート
と接続したワード線と、該ワード線を駆動する複数のデ
コーダ素子からなるデコーダ回路とを有し、メモリセル
のしきい値電圧を低い状態に持っていく動作を書込み動
作とし、メモリセルのしきい値電圧を高い状態に持って
いく動作を消去動作とした不揮発性記憶装置において、
メモリセルの浮遊ゲートへウェルから電子を注入する消
去動作時に、選択メモリセルの制御ゲートに正電圧を印
加し、ウェルとソースに負電圧を印加し、更に全ての非
選択メモリセルの制御ゲートに対して負電圧を印加する
ことを特徴とする。
【0020】また、メモリセルのしきい値電圧を高い状
態に持っていく動作を書込み動作とし、メモリセルのし
きい値電圧を低い状態に持っていく動作を消去動作とし
た不揮発性記憶装置の場合は、メモリセルの浮遊ゲート
へウェルから電子を放出する消去動作時に、選択メモリ
セルの制御ゲートに負電圧を印加し、ウェルとソースに
は正電圧を印加し、更に全ての非選択メモリセルの制御
ゲートに対して正電圧を印加すればよい。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明に係る不揮発性記憶装置の
好適な実施形態は、図1に示すように、消去ディスター
ブを阻止するために、消去動作時の選択ワード線に正電
圧を印加すると共に、全ての非選択ワード線に対しては
負電圧を印加できるようにした構成である。なお、図1
は、本発明に係る不揮発性記憶装置内のメモリセルアレ
イを構成する1ブロック分(ここでは、ブロック0を図
示している)だけの概略構成を示したブロック図であ
る。また、図1において、従来例の図2で示した構成部
分と同一の構成部分には、説明の便宜上、同一の参照符
号を付してその詳細な説明は省略する。即ち、図1に示
した構成において、サブデコーダ20とメモリサブアレ
イ24との間に新たに第1のスイッチ22と第2のスイ
ッチ26が設けられると共に、ブロックデコーダ14に
ディスターブ阻止電圧供給線SWD0を設けている点が
従来例と相違する。
【0022】このように構成した、本発明に係る不揮発
性記憶装置を次のように動作させることにより、消去デ
ィスターブを阻止することができる。なお、図1では、
ワード線W00が選択された場合の状態を示してある。
消去動作の際には、CMOS構成のインバータからなる
サブデコーダ20のPMOS側から第1のスイッチ22
を介して選択ワード線W00に正電圧を印加する。
【0023】一方、非選択ワード線となるW01とW0
3には、ブロックデコーダ14のディスターブ阻止電圧
供給線SWD0から第2のスイッチ26を介して負電圧
を印加する。また、同じく非選択ワード線となるW02
には、インバータで構成されるサブデコーダ20のNM
OS側から第1のスイッチ22を介して負電圧を印加す
る。これにより、消去動作の際に、非選択ワード線に負
電圧を印加していなかった従来例に比べて、消去ディス
ターブ時間をなくすことができる。なお、図1に示した
構成では、サブデコーダ20の素子数を減らしてレイア
ウト面積を低減するために、第1のスイッチ22および
第2のスイッチ26を設けて1つのインバータを2本の
ワード線で共有している。
【0024】また、本発明に係る不揮発性記憶装置の駆
動方法の好適な実施形態は、消去ディスターブを阻止す
るために、従来の不揮発性記憶装置を用いて、消去動作
時の駆動方法を変えることである。すなわち、図1に示
した上記実施の形態のような第1のスイッチ22および
第2のスイッチ26を用いない図2に示した構成の従来
例に対して、消去動作時に、選択ワード線にのみ正電圧
を印加し、全ての非選択ワード線に負電圧を印加する電
圧駆動方法によって、上記不揮発性記憶装置の実施の形
態と同じように消去ディスターブを阻止することができ
る。この場合、非選択ワード線に印加する負電圧は、全
てインバータからなるサブデコーダ20のNMOS側か
ら印加すればよい。
【0025】
【実施例】次に、本発明に係る不揮発性記憶装置および
駆動方法の更に具体的な実施例につき、添付図面を参照
しながら以下詳細に説明する。
【0026】<実施例1>図5は、本発明に係る駆動方
法の一実施例を適用する不揮発性記憶装置のブロック図
である。なお、図5において図2に示した従来例と同一
の構成部分については、同一の参照符号を付して説明す
る。本実施例の不揮発性記憶装置の構成は従来例と同様
であり、複数のメモリサブアレイの各データ線上には、
それぞれm個のメモリセルを有するが、ここでは説明を
簡単にするために1データ線上に各々4個のメモリセル
を有するメモリサブアレイ24を示してある。また、本
実施例のメモリセルアレイも従来例と同様に多数のブロ
ックに分割されているが、ブロック0とブロック1の2
つのブロックだけを示している。
【0027】図5において、C00〜C17はメモリセ
ル、W00〜W17はワード線、S00〜S11はメモ
リセルのソース線、D00〜D11はメモリセルのドレ
イン線、SL0は共通ソース線、DL0,DL1はグロ
ーバルデータ線、ST00S〜ST11Sはソース側ブ
ロック選択MOSトランジスタ、ST00D〜ST11
Dはドレイン側ブロック選択MOSトランジスタ、S0
S,S1Sはソース側ブロック選択MOSトランジスタ
のゲート信号線、S0D,S1Dはドレイン側ブロック
選択MOSトランジスタのゲート信号線、B0P,B1
Pはサブデコーダ素子を構成するPMOSトランジスタ
の電源線、B0N,B1Nはサブデコーダ素子を構成す
るNMOSトランジスタの電源線、G00〜G07はサ
ブデコーダ素子のゲート信号線である。
【0028】本実施例におけるワードデコーダは、消去
ディスターブの阻止および高速動作を実現するために、
ブロックデコーダ14とゲートデコーダ10とサブデコ
ーダ20とに階層化されている。ブロックデコーダ14
は、複数ブロックの中の任意のブロックを選択するため
のデコーダである。ゲートデコーダ10およびサブデコ
ーダ20は選択されたブロック内の特定のワード線を選
択するためのデコーダである。
【0029】本実施例では、消去動作においてブロック
0が選択され、更にブロック0内のワード線W00が選
択されたと仮定する。この時、ブロック0に接続されて
いるブロックデコーダ14は信号線B0Pに正電圧を出
力すると共に信号線B0Nに負電圧を出力し、ブロック
1に接続されているブロックデコーダ14は信号線B1
Pに接地電圧VSS(0V)を出力すると共に信号線B
1Nに負電圧を出力する。また同時に、ゲートデコーダ
10は、信号線G00に負電圧、信号線G01〜G07
に正電圧を出力する。これにより、選択ブロック0にお
ける選択ワード線W00には正電圧、非選択ワード線W
01〜W07には負電圧が印加され、非選択ブロック1
におけるワード線W10には接地電圧VSSが印加さ
れ、ワード線W11〜W17には負電圧が印加される。
すなわち、消去動作において、非選択ワード線に負電圧
を印加できるようにブロックデコーダ14及びゲートデ
コーダ10を動作させることにより、ドレインとソース
とウェルにのみ負電圧が印加されるメモリセルをなく
し、消去ディスターブを阻止する。
【0030】以下、図5を用いて本実施例における
(1)書込みおよび書込みベリファイ動作、(2)消去
および消去ベリファイ動作、(3)読出し動作を詳細に
説明する。ここで、書込み動作とはメモリセルのしきい
値電圧を低い状態に持っていく動作を言い、消去動作と
はメモリセルのしきい値電圧を高い状態に持っていく動
作を言う。なお、本説明では選択されるメモリセルはC
00と仮定する。また、外部電源の電圧VCCは3Vと
する。
【0031】(1)書込みおよび書込みベリファイ動作 まず、書込み動作を説明する。書込み動作時のメモリセ
ルC00〜C17とブロック選択MOSトランジスタS
T00S〜ST11SおよびST00D〜ST11Dの
ウェルは、全て接地電圧VSSにする。
【0032】ブロックデコーダ14により選択されたブ
ロック0内におけるサブデコーダ素子のPMOSの電源
線B0Pは4.5V、NMOSの電源線B0Nは−9V
にする。更に、選択されるワード線W00に接続された
サブデコーダ素子のゲート信号線G00は4.5V、そ
の他のゲート信号線G01〜G07は−9Vにする。こ
れにより、選択されるワード線W00にはサブデコーダ
20から−9V、非選択となるワード線W01〜W07
には書込みディスターブ緩和電圧4.5Vが印加され
る。以上の設定により、選択ブロック0内の選択ワード
線W00だけに書込みゲート電圧−9Vが印加され、非
選択のワード線W01〜W07には書込みディスターブ
緩和電圧4.5Vが印加される。
【0033】非選択のブロック1内における、サブデコ
ーダ素子のPMOSの電源線B1PとNMOSの電源線
B1Nは、接地電圧VSSにする。この時、前記したよ
うにサブデコーダ素子のゲート信号線G00は4.5
V、その他のゲート信号線G01〜G07は−9Vであ
るため、非選択のブロック1内のワード線W10〜W1
7は全て接地電圧VSSとなる。
【0034】共通ソース線SL0は、メモリセルアレイ
のウェルに接続されているため、ウェルと同じ接地電圧
VSSとなる。この時、ソース側のブロック選択MOS
トランジスタST00S〜ST11Sのゲート信号線S
0SとS1Sを接地電圧VSSにすることにより、メモ
リセルのソース線S00〜S11はフローティング状態
となる。
【0035】グローバルデータ線DL0は4.5V、グ
ローバルデータ線DL1は接地電圧VSS、ドレイン側
のブロック選択MOSトランジスタST00DとST0
1Dのゲート信号線S0Dは7V、ST10DとST1
1Dのゲート信号線S1Dは接地電圧VSSにそれぞれ
設定する。その結果、選択ブロック0内のメモリセルの
ドレイン線D00は4.5V、ドレイン線D01は接地
電圧VSSとなり、非選択ブロック1内のメモリセルの
ドレイン線D10とD11はフローティング状態とな
る。以上の設定により、メモリセルC00が選択されて
書込みが行なわれる。
【0036】次に、書込みベリファイ動作を説明する。
書込みベリファイ動作時のメモリセルC00〜C17と
ブロック選択MOSトランジスタST00S〜ST11
SおよびST00D〜ST11Dのウェルは、全て接地
電圧VSSにする。
【0037】ブロックデコーダ14により選択されたブ
ロック0内におけるサブデコーダ素子のPMOSの電源
線B0Pは接地電圧VSSにし、NMOSの電源線B0
Nは1.5Vにする。更に、選択されるワード線W00
に接続されたサブデコーダ素子のゲート信号線G00は
5V、その他のゲート信号線G01〜G07は−9Vに
する。これにより、選択されるワード線W00にはサブ
デコーダ20から1.5V、非選択となるワード線W0
1〜W07には接地電圧VSSが印加される。以上の設
定により、選択ブロック0においては、選択ワード線W
00だけに書込みベリファイゲート電圧1.5Vが印加
され、非選択のワード線W01〜W07には接地電圧V
SSが印加される。
【0038】非選択のブロック1内における、サブデコ
ーダ素子のPMOSの電源線B1PとNMOSの電源線
B1Nは接地電圧VSSにする。この時、前記したよう
にサブデコーダ素子のゲート信号線G00は5Vであ
り、その他のゲート信号線G01〜G07は−9Vであ
るため、非選択のブロック1内のワード線W10〜W1
7は、全て接地電圧VSSとなる。
【0039】共通ソース線SL0は、メモリセルアレイ
のウェルに接続されているため、ウェルと同じ接地電圧
VSSとなる。この時、ソース側のブロック選択MOS
トランジスタST00S〜ST11Sのゲート信号線S
0Sを電圧VCC、ゲート信号線S1Sを接地電圧VS
Sにすることにより、メモリセルのソース線S00は接
地電圧VSS、ソース線S11はフローティング状態と
なる。
【0040】グローバルデータ線DL0は1V、グロー
バルデータ線DL1は接地電圧VSS、ドレイン側のブ
ロック選択MOSトランジスタST00D〜ST11D
のゲート信号線S0Dは電圧VCC、ゲート信号線S1
Dは接地電圧VSSにそれぞれ設定する。その結果、選
択ブロック0内のメモリセルのドレイン線D00は1
V、ドレイン線D01は接地電圧VSSとなり、非選択
ブロック1内のメモリセルのドレイン線D10とD11
はフローティング状態となる。以上の設定により、メモ
リセルC00が選択されて書込みベリファイが行なわれ
る。
【0041】(2)消去および消去ベリファイ動作 消去動作を説明する。消去動作時のメモリセルC00〜
C17とブロック選択MOSトランジスタST00S〜
ST11SおよびST00D〜ST11Dのウェルは、
全て−4Vにする。
【0042】ブロックデコーダ14により選択されたブ
ロック0内におけるサブデコーダ素子のPMOSの電源
線B0Pは12V、NMOSの電源線B0Nは−4Vに
する。更に、選択されるワード線W00に接続されたサ
ブデコーダ素子のゲート信号線G00は−4V、その他
のゲート信号線G01〜G07は12Vにする。これに
より、選択されるワード線W00にはサブデコーダ20
から12V、非選択となるワード線W01〜W07には
消去ディスターブ阻止電圧−4Vが印加される。以上の
設定により、選択ブロック0内の選択ワード線W00だ
けに消去ゲート電圧12Vが印加され、非選択のワード
線W01〜W07には消去ディスターブ阻止電圧−4V
が印加される。
【0043】非選択のブロック1内における、サブデコ
ーダ素子のPMOSの電源線B1Pは接地電圧VSS、
サブデコーダ素子のNMOSの電源線B1Nは−4Vに
する。この時、前記したようにサブデコーダ素子のゲー
ト信号線G00は−4V、その他のゲート信号線G01
〜G07は12Vであるため、非選択のブロック1内の
ワード線W10は接地電圧VSS、ワード線W11〜W
17は−4Vとなる。
【0044】共通ソース線SL0は、メモリセルアレイ
のウェルに接続されているため、ウェルと同じ−4Vと
なる。この時、ソース側のブロック選択MOSトランジ
スタST00S〜ST11Sのゲート信号線S0SとS
1Sを電圧VCCにすることにより、メモリセルのソー
ス線S00〜S11は−4Vとなる。
【0045】グローバルデータ線DL0,DL1は−4
Vにし、ドレイン側のブロック選択MOSトランジスタ
ST00D〜ST11Dのゲート信号線S0D,S1D
は接地電圧VSSにする。その結果、選択ブロック0内
のメモリセルのドレイン線D00とD01、および非選
択ブロック1内のメモリセルのドレイン線D10とD1
1は−4Vとなる。以上の動作により、メモリセルC0
0が選択されて消去が行なわれ、更に非選択ワード線に
はメモリセルのウェル電圧、ソース電圧、ドレイン電圧
と同じ−4Vの電圧が印加されるため、メモリセルのウ
ェルとソースとドレインにのみ−4Vが印加されること
がなくなり、消去ディスターブを阻止することができ
る。
【0046】次に、消去ベリファイ動作を説明する。消
去ベリファイ動作時のメモリセルC00〜C17とブロ
ック選択MOSトランジスタST00S〜ST11Sお
よびST00D〜ST11Dのウェルは、全て接地電圧
VSSにする。
【0047】ブロックデコーダ14により選択されたブ
ロック0内におけるサブデコーダ素子のPMOSの電源
線B0Pは5V、NMOSの電源線B0Nは接地電圧V
SSにする。更に、選択されたワード線W00に接続さ
れるサブデコーダ素子のゲート信号線G00は−4V、
その他のゲート信号線G01〜G07は12Vにする。
これにより、選択されたワード線W00にはサブデコー
ダ20から5V、非選択となるワード線W01〜W07
には接地電圧VSSが印加される。以上の設定により、
選択ブロック0内の選択ワード線W00だけに消去ベリ
ファイゲート電圧5Vが印加され、非選択のワード線W
01〜W07には接地電圧VSSが印加される。
【0048】非選択のブロック1内における、サブデコ
ーダ素子のPMOSの電源線B1PとNMOSの電源線
B1Nは接地電圧VSSにする。この時、前記したよう
にサブデコーダ素子のゲート信号線G00は−4V、そ
の他のゲート信号線G01〜G07は12Vであるた
め、非選択のブロック1内のワード線W10〜W17は
全て接地電圧VSSとなる。
【0049】共通ソース線SL0はメモリセルアレイの
ウェルに接続されているため、ウェルと同じ接地電圧V
SSとなる。この時、ソース側のブロック選択MOSト
ランジスタST00S〜ST11Sのゲート信号線S0
Sを電圧VCC、ゲート信号線S1Sを接地電圧VSS
にすることにより、メモリセルのソース線S00は接地
電圧VSS、ソース線S11はフローティング状態とな
る。
【0050】グローバルデータ線DL0は1V、グロー
バルデータ線DL1は接地電圧VSS、ドレイン側のブ
ロック選択MOSトランジスタST00D〜ST11D
のゲート信号線S0Dは電圧VCC、ゲート信号線S1
Dは接地電圧VSSにそれぞれ設定する。その結果、選
択ブロック0内のメモリセルのドレイン線D00は1
V、ドレイン線D01は接地電圧VSS、非選択ブロッ
ク1内のメモリセルのドレイン線D10とD11はフロ
ーティング状態となる。以上の動作により、メモリセル
C00が選択されて消去ベリファイが行なわれる。
【0051】(3)読出し動作 読出し動作を説明する。読出し動作時のメモリセルC0
0〜C17とブロック選択MOSトランジスタST00
S〜ST11SおよびST00D〜ST11Dのウェル
は、全て接地電圧VSSにする。
【0052】ブロックデコーダ14により選択されたブ
ロック0内におけるサブデコーダ素子のPMOSの電源
線B0Pは電圧VCC、NMOSの電源線B0Nは接地
電圧VSSにする。更に、選択されるワード線W00に
接続されたサブデコーダ素子のゲート信号線G00は接
地電圧VSSにし、その他のゲート信号線G01〜G0
7は電圧VCCにする。これにより、選択されるワード
線W00にはサブデコーダ20から電圧VCCが印加さ
れ、非選択となるワード線W01〜W07には接地電圧
VSSが印加される。以上の設定により、選択ブロック
0内の選択ワード線W00だけに読出しゲート電圧VC
Cが印加され、非選択のワード線W01〜W07には接
地電圧VSSが印加される。
【0053】非選択のブロック1内における、サブデコ
ーダ素子のPMOSの電源線B1PとNMOSの電源線
B1Nは、接地電圧VSSにする。この時、前記したよ
うにサブデコーダ素子のゲート信号線G00は接地電圧
VSS、その他のゲート信号線G01〜G07は電圧V
CCであるため、非選択のブロック1内のワード線W1
0はフローティング状態、ワード線W11〜W17は全
て接地電圧VSSとなる。
【0054】共通ソース線SL0はメモリセルアレイの
ウェルに接続されているため、ウェルと同じ接地電圧V
SSとなる。この時、ソース側のブロック選択MOSト
ランジスタST00S〜ST11Sのゲート信号線S0
Sを電圧VCC、ゲート信号線S1Sを接地電圧VSS
にすることにより、メモリセルのソース線S00は接地
電圧VSS、ソース線S11はフローティング状態とな
る。
【0055】グローバルデータ線DL0は1V、グロー
バルデータ線DL1は接地電圧VSS、ドレイン側のブ
ロック選択MOSトランジスタST00DとST01D
のゲート信号線S0Dは電圧VCC、ブロック選択MO
SトランジスタST10DとST11Dのゲート信号線
S1Dは接地電圧VSSにそれぞれ設定する。その結
果、選択ブロック0内のメモリセルのドレイン線D00
は1V、ドレイン線D01は接地電圧VSS、非選択ブ
ロック1内のメモリセルのドレイン線D10とD11は
フローティング状態となる。以上の動作により、メモリ
セルC00が選択されて読出しが行なわれる。
【0056】以下、図6〜図8を用いてワードデコーダ
回路について説明する。前述したように、本実施例のワ
ードデコーダは、消去ディスターブの阻止および高速動
作を実現するために、ブロックデコーダ14とゲートデ
コーダ10とサブデコーダ20とに階層化されている。
図6(a)は、本実施例で用いるブロックデコーダ14
の要部回路図であり、同図(b)はレイアウト面積を縮
小するために隣接するブロックデコーダ14同士の出力
信号SiSを共有していることを説明するための図、図
7は本実施例で用いるゲートデコーダ10の要部回路
図、図8は本実施例で用いるメモリセルアレイ24と選
択MOSトランジスタおよびサブデコーダ20の要部回
路図である。書込み、消去、および読出し等の各動作に
おいて、ブロックデコーダ14とゲートデコーダ10の
アドレス入力信号が、全て接地電圧VSSとなったとこ
ろのワード線が選択される。
【0057】図6に示すブロックデコーダ14の出力信
号SiD(ここで、iはブロック番号を表わす)は、図
8に示すメモリセルのドレイン側選択MOSトランジス
タのゲート信号線S0D(ブロック0の場合)とS1D
(ブロック1の場合)に接続される。ブロックデコーダ
14の出力信号SiSは、図8に示すメモリセルのソー
ス側選択MOSトランジスタのゲート信号線S0S(ブ
ロック0とブロック1の場合)に接続される。ブロック
デコーダ14の出力信号BiPは、図8に示すサブデコ
ーダ20のPMOSの電源線B0P(ブロック0の場
合)と電源線B1P(ブロック1の場合)に接続され
る。ブロックデコーダ14の出力信号BiNは、図8に
示すサブデコーダ20のNMOSの電源線B0N(ブロ
ック0の場合)と電源線B1N(ブロック1の場合)に
接続される。また、図7に示すゲートデコーダ10の出
力信号Gjiは、図8に示すサブデコーダ20のゲート
信号線G00〜G07(j=0,i=0〜7の場合)に
接続される。
【0058】以下、各デコーダの(1)書込みおよび書
込みベリファイ、(2)消去および消去ベリファイ、
(3)読出し動作について説明する。
【0059】(1)各デコーダの書込みおよび書込みベ
リファイ動作 初めに、書込み動作時の各デコーダ回路の動作を説明す
る。まず、ブロックデコーダ14の出力信号SiSにつ
いて説明する。図6(a)に示すブロックデコーダ14
において、制御信号SEEBは電圧VCC、制御信号S
SiSは接地電圧VSSにする。これにより、メモリセ
ルのソース側選択MOSトランジスタのゲート信号とな
る出力信号SiSには、アドレス入力信号にかかわらず
全て接地電圧VSSが出力される。ここで、出力信号S
iSは2ブロック毎に共有して、配線数を1/2に低減
している。すなわち、図6(b)に示すように、信号線
MBDiとMBDnは隣接するブロック同士で交互に配
線されている。これにより、2ブロックのうちどちらか
一方の出力信号SiSが選択されると両方のブロックの
出力信号SiSが選択される。このため、出力信号Si
Sは、ブロックデコーダ14からソース側選択MOSト
ランジスタまでの配線を1/2に低減することができ
る。
【0060】次に、ブロックデコーダ14の出力信号S
iDについて説明する。図6(a)に示すブロックデコ
ーダ14において、電源電圧VDPは7Vにし、制御信
号SSiDは電圧VCCにする。これにより、メモリセ
ルのドレイン側選択MOSトランジスタのゲート信号と
なる出力信号SiDには、アドレス入力信号が全て接地
電圧VSSとなって選択されたところだけに7Vが出力
され、非選択のところには接地電圧VSSが出力され
る。
【0061】次に、ブロックデコーダ14の出力信号B
iPについて説明する。図6(a)に示すブロックデコ
ーダ14において、電源電圧VBPは4.5Vにし、制
御信号SBiPおよび制御信号WVBは電圧VCCにす
る。これにより、サブデコーダ20のPMOSの電源と
なる出力信号BiPには、アドレス入力信号が全て接地
電圧VSSとなって選択されたところだけに4.5Vが
出力され、非選択のところには接地電圧VSSが出力さ
れる。
【0062】次に、ブロックデコーダ14の出力信号B
iNについて説明する。図6(a)に示すブロックデコ
ーダ14において、電源電圧VBPPは1.5V、電源
電圧VNNは−9V、電源電圧VFFは−4Vにし、制
御信号WEVBは接地電圧VSS、制御信号WWVおよ
び制御信号WVEVBは電圧VCCにする。これによ
り、サブデコーダ20のNMOSの電源となる出力信号
BiNには、アドレス入力信号が全て接地電圧VSSと
なって選択されたところだけに−9Vが出力され、非選
択のところには接地電圧VSSが出力される。
【0063】次に、ゲートデコーダの出力信号Gjiに
ついて説明する。図7に示すゲートデコーダ10におい
て、電源電圧VGPは4.5V、電源電圧VNNは−9
Vにし、制御信号WWVBは接地電圧VSS、制御信号
WWVおよび制御信号GJEは電圧VCCにする。これ
により、サブデコーダ20のゲート信号となる出力信号
Gjiには、アドレス入力信号が全て接地電圧VSSと
なって選択されたところだけに4.5Vが出力され、非
選択のところには−9Vが出力される。
【0064】次に、書込みベリファイ動作時の各デコー
ダ回路の動作を説明する。まず、ブロックデコーダ14
の出力信号SiSについて説明する。図6(a)に示す
ブロックデコーダ14において、制御信号SEEBおよ
び制御信号SSiSは電圧VCCにする。これにより、
メモリセルのソース側選択MOSトランジスタのゲート
信号となる出力信号SiSには、アドレス入力信号が全
て接地電圧VSSとなって選択されたところだけに電圧
VCCが出力され、非選択のところには接地電圧VSS
が出力される。
【0065】次に、ブロックデコーダ14の出力信号S
iDについて説明する。図6(a)に示すブロックデコ
ーダ14において、電源電圧VDPは電圧VCCにし、
制御信号SSiDは電圧VCCにする。これにより、メ
モリセルのドレイン側選択MOSトランジスタのゲート
信号となる出力信号SiDには、アドレス入力信号が全
て接地電圧VSSとなって選択されたところだけに電圧
VCCが出力され、非選択のところには接地電圧VSS
が出力される。
【0066】次に、ブロックデコーダ14の出力信号B
iPについて説明する。図6(a)に示すブロックデコ
ーダ14において、電源電圧VBPは電圧VCCにし、
制御信号SBiPは電圧VCC、制御信号WVBは接地
電圧VSSにする。これにより、サブデコーダ20のP
MOSの電源となる出力信号BiPには、アドレス入力
信号にかかわらず接地電圧VSSが出力される。
【0067】次に、ブロックデコーダ14の出力信号B
iNについて説明する。図6(a)に示すブロックデコ
ーダ14において、電源電圧VBPPは1.5V、電源
電圧VNNは−9V、電源電圧VFFは−4Vにし、制
御信号WVEVBは接地電圧VSS、制御信号WWVお
よび制御信号WEVBは電圧VCCにする。これによ
り、サブデコーダ20のNMOSの電源となる出力信号
BiNには、アドレス入力信号が全て接地電圧VSSと
なって選択されたところだけに1.5Vが出力され、非
選択のところには接地電圧VSSが出力される。
【0068】次に、ゲートデコーダの出力信号Gjiに
ついて説明する。図7に示すゲートデコーダ10におい
て、電源電圧VGPは5V、電源電圧VNNは−9Vに
し、制御信号WWVBは接地電圧VSS、制御信号WW
Vおよび制御信号GJEは電圧VCCにする。これによ
り、サブデコーダ20のゲート信号となる出力信号Gj
iには、アドレス入力信号が全て接地電圧VSSとなっ
て選択されたところだけに5Vが出力され、非選択のと
ころには−9Vが出力される。
【0069】以上の回路動作により、書込みベリファイ
選択メモリセルはゲートが1.5V、ウェルが接地電圧
VSS、ドレインが1V、ソースが接地電圧VSSとな
り、書込みベリファイが行なわれる。
【0070】(2)各デコーダの消去および消去ベリフ
ァイ動作 次に、消去動作時の各デコーダ回路の動作を説明する。
まず、ブロックデコーダ14の出力信号SiSについて
説明する。図6(a)に示すブロックデコーダ14にお
いて、制御信号SEEBは接地電圧VSS、制御信号S
SiSは電圧VCCにする。これにより、メモリセルの
ソース側選択MOSトランジスタのゲート信号となる出
力信号SiSには、アドレス入力信号にかかわらず全て
電圧VCCが出力される。
【0071】次に、ブロックデコーダ14の出力信号S
iDについて説明する。図6(a)に示すブロックデコ
ーダ14において、電源電圧VDPは電圧VCCにし、
制御信号SSiDは接地電圧VSSにする。これによ
り、メモリセルのドレイン側選択MOSトランジスタの
ゲート信号となる出力信号SiDには、アドレス入力信
号にかかわらず全て接地電圧VSSが出力される。
【0072】次に、ブロックデコーダ14の出力信号B
iPについて説明する。図6(a)に示すブロックデコ
ーダ14において、電源電圧VBPは12Vにし、制御
信号SBiPおよび制御信号WVBは電圧VCCにす
る。これにより、サブデコーダ20のPMOSの電源と
なる出力信号BiPには、アドレス入力信号が全て接地
電圧VSSとなって選択されたところだけに12Vが出
力され、非選択のところには接地電圧VSSが出力され
る。
【0073】次に、ブロックデコーダ14の出力信号B
iNについて説明する。図6(a)に示すブロックデコ
ーダ14において、電源電圧VBPPは電圧VCC、電
源電圧VNNは−4V、電源電圧VFFは接地電圧VS
Sにし、制御信号WWVは接地電圧VSS、制御信号W
VEVBおよび制御信号WEVBは電圧VCCにする。
これにより、サブデコーダ20のNMOSの電源となる
出力信号BiNには、アドレス入力信号にかかわらず全
て−4Vが出力される。
【0074】次に、ゲートデコーダの出力信号Gjiに
ついて説明する。図7に示すゲートデコーダ10におい
て、電源電圧VGPは12V、電源電圧VNNは−4V
にし、制御信号WWVは接地電圧VSS、制御信号GJ
Eおよび制御信号WWVBは電圧VCCにする。これに
より、サブデコーダ20のゲート信号となる出力信号G
jiには、アドレス入力信号が全て接地電圧VSSとな
って選択されたところだけに−4Vが出力され、非選択
のところには12Vが出力される。
【0075】以上の回路動作により、消去選択メモリセ
ルはゲートが12V、ウェルが−4V、ドレインが−4
V、ソースが−4Vとなり、消去が行なわれる。また、
この際の非選択ワード線には−4Vが印加され、消去デ
ィスターブが阻止される。
【0076】次に、消去ベリファイ動作時の各デコーダ
回路の動作を説明する。まず、ブロックデコーダ14の
出力信号SiSについて説明する。図6(a)に示すブ
ロックデコーダ14において、制御信号SEEBおよび
制御信号SSiSは電圧VCCにする。これにより、メ
モリセルのソース側選択MOSトランジスタのゲート信
号となる出力信号SiSには、アドレス入力信号が全て
接地電圧VSSとなって選択されたところだけに電圧V
CCが出力され、非選択のところには接地電圧VSSが
出力される。
【0077】次に、ブロックデコーダ14の出力信号S
iDについて説明する。図6(a)に示すブロックデコ
ーダ14において、電源電圧VDPは電圧VCCにし、
制御信号SSiDは電圧VCCにする。これにより、メ
モリセルのドレイン側選択MOSトランジスタのゲート
信号となる出力信号SiDには、アドレス入力信号が全
て接地電圧VSSとなって選択されたところだけに電圧
VCCが出力され、非選択のところには接地電圧VSS
が出力される。
【0078】次に、ブロックデコーダ14の出力信号B
iPについて説明する。図6(a)に示すブロックデコ
ーダ14において、電源電圧VBPは5Vにし、制御信
号SBiPおよび制御信号WVBは電圧VCCにする。
これにより、サブデコーダ20のPMOSの電源となる
出力信号BiPには、アドレス入力信号が全て接地電圧
VSSとなって選択されたところだけに5Vが出力さ
れ、非選択のところには接地電圧VSSが出力される。
【0079】次に、ブロックデコーダ14の出力信号B
iNについて説明する。図6(a)に示すブロックデコ
ーダ14において、電源電圧VBPPは電圧VCC、電
源電圧VNNは−4V、電源電圧VFFは接地電圧VS
Sにし、制御信号WWV,WVEVBおよびWEVBは
接地電圧VSSにする。これにより、サブデコーダ20
のNMOSの電源となる出力信号BiNには、アドレス
入力信号にかかわらず全て接地電圧VSSが出力され
る。
【0080】次に、ゲートデコーダの出力信号Gjiに
ついて説明する。図7に示すゲートデコーダ10におい
て、電源電圧VGPは12V、電源電圧VNNは−4V
にし、制御信号WWVは接地電圧VSS、制御信号GJ
Eおよび制御信号WWVBは電圧VCCにする。これに
より、サブデコーダ20のゲート信号となる出力信号G
jiには、アドレス入力信号が全て接地電圧VSSとな
って選択されたところだけに−4Vが出力され、非選択
のところには12Vが出力される。
【0081】以上の回路動作により、消去ベリファイ選
択メモリセルはゲートが5V、ウェルが接地電圧VS
S、ドレインが1V、ソースが接地電圧VSSとなり、
消去ベリファイが行なわれる。
【0082】次に、読出し動作時の各デコーダ回路の動
作を説明する。まず、ブロックデコーダ14の出力信号
SiSについて説明する。図6(a)に示すブロックデ
コーダ14において、制御信号SEEBおよび制御信号
SSiSは電圧VCCにする。これにより、メモリセル
のソース側選択MOSトランジスタのゲート信号となる
出力信号SiSには、アドレス入力信号が全て接地電圧
VSSとなって選択されたところだけに電圧VCCが出
力され、非選択のところには接地電圧VSSが出力され
る。
【0083】次に、ブロックデコーダ14の出力信号S
iDについて説明する。図6(a)に示すブロックデコ
ーダ14において、電源電圧VDPおよび制御信号SS
iDは電圧VCCにする。これにより、メモリセルのド
レイン側選択MOSトランジスタのゲート信号となる出
力信号SiDには、アドレス入力信号が全て接地電圧V
SSとなって選択されたところだけに電圧VCCが出力
され、非選択のところには接地電圧VSSが出力され
る。
【0084】次に、ブロックデコーダ14の出力信号B
iPについて説明する。図6(a)に示すブロックデコ
ーダ14において、電源電圧VBP、制御信号SBiP
および制御信号WVBは電圧VCCにする。これによ
り、サブデコーダ20のPMOSの電源となる出力信号
BiPには、アドレス入力信号が全て接地電圧VSSと
なって選択されたところだけに電圧VCCが出力され、
非選択のところには接地電圧VSSが出力される。
【0085】次に、ブロックデコーダ14の出力信号B
iNについて説明する。図6(a)に示すブロックデコ
ーダ14において、電源電圧VBPPは電圧VCC、電
源電圧VNNおよび電源電圧VFFは接地電圧VSSに
し、制御信号WWVは接地電圧VSS、制御信号WVE
VBおよび制御信号WEVBは電圧VCCにする。これ
により、サブデコーダ20のNMOSの電源となる出力
信号BiNには、アドレス入力信号にかかわらず全て接
地電圧VSSが出力される。
【0086】次に、ゲートデコーダの出力信号Gjiに
ついて説明する。図7に示すゲートデコーダ10におい
て、電源電圧VGPは電圧VCC、電源電圧VNNは接
地電圧VSSにし、制御信号WWVは接地電圧VSS、
制御信号GJEおよび制御信号WWVBは電圧VCCに
する。これにより、サブデコーダ20のゲート信号とな
る出力信号Gjiには、アドレス入力信号が全て接地電
圧VSSとなって選択されたところだけに接地電圧VS
Sが出力され、非選択のところには電圧VCCが出力さ
れる。
【0087】以上の回路動作により、読出し選択メモリ
セルはゲートが電圧VCC、ウェルが接地電圧VSS、
ドレインが1V、ソースが接地電圧VSSとなり読出し
が行なわれる。
【0088】<実施例2>図9は、本発明に係る不揮発
性記憶装置の一実施例を示すブロック図である。なお、
図9において図5に示した実施例と同一の構成部分につ
いては、説明の便宜上、同一の参照符号を付してその詳
細な説明は省略する。すなわち、本実施例では、サブデ
コーダ20とメモリサブアレイ24との間に選択ワード
線を切換えるために使用するNMOSで構成した第1の
スイッチ22と、ディスターブを阻止するための電圧を
非選択ワード線に印加するために使用する第2のスイッ
チ26を設けている点が図5に示した実施例と相違す
る。これにより、サブデコーダ20を構成する1つのサ
ブデコーダ素子を、例えば2本のワード線で共有するこ
とができ、ワード線2本分のピッチでサブデコーダ素子
を配置することが可能になる。
【0089】図9において、1ブロック内のメモリサブ
アレイ24には、1データ線上にm個のメモリセルが存
在するが、ここでは説明を簡単にするために第1の実施
例と同様に、1データ線上に各々4個のメモリセルを有
するサブアレイを示してある。NMOSで構成したスイ
ッチは、選択ワード線を切換えるためのスイッチ22
と、非選択ワード線にディスターブ阻止電圧を印加する
ためのスイッチ26とからなる。これらのNMOS構成
のスイッチ22,26を新たに設けたことにより、スイ
ッチ用として信号線SWG00と信号線SWG01、信
号線SWDG00と信号線SWDG01が追加され、ブ
ロックデコーダ14には信号線SWD0と信号線SWD
1が追加されている。また、ゲートデコーダ10のゲー
ト信号線が半減して、G00〜G03の4本となり、サ
ブデコーダ20を構成するサブデコーダ素子も半減して
いる。ここで、信号線SWG00とSWG01は選択ワ
ード線切換えMOSのゲート信号線であり、信号線SW
DG00とSWDG01はディスターブ阻止電圧切換え
MOSのゲート信号線であり、信号線SWD0とSWD
1はディスターブ阻止電圧供給線である。
【0090】以下、図9を用いて本実施例における
(1)書込みおよび書込みベリファイ動作、(2)消去
および消去ベリファイ動作、(3)読出し動作を詳細に
説明する。なお、本説明では選択されるメモリセルはC
00と仮定する。また、外部電源の電圧VCCは3Vと
する。
【0091】(1)書込みおよび書込みベリファイ動作 まず、書込み動作を説明する。ブロックデコーダ14に
より選択されたブロック0内におけるサブデコーダ素子
のPMOSの電源線B0Pは4.5V、NMOSの電源
線B0Nは−9Vにする。更に、選択されるワード線W
00に接続されたサブデコーダ素子のゲート信号線G0
0は4.5V、その他のゲート信号線G01〜G03は
−9Vにする。
【0092】この時、選択されるワード線W00上にあ
る第1のスイッチ22をオン、それ以外の第1のスイッ
チをオフ、すなわち選択されるワード線W00上にある
第1のスイッチ22であるNMOSのゲート信号線SW
G00を7V、それ以外の第1のスイッチ22であるN
MOSのゲート信号線SWG01を−9Vにして、サブ
デコーダ20から第1のスイッチ22を介して、選択さ
れるワード線W00に−9V、非選択となるワード線W
02に書込みディスターブ緩和電圧4.5Vを印加す
る。
【0093】また、それと同時に、選択されるワード線
W00上にある第2のスイッチ26はオフ、それ以外の
第2のスイッチをオン、すなわち選択されるワード線W
00上にある第2のスイッチ26であるNMOSのゲー
ト信号線SWDG00を−9V、それ以外の第2のスイ
ッチ26であるNMOSのゲート信号線SWDG01を
7V、ディスターブを緩和するための電圧信号線SWD
0を4.5Vにして、ブロックデコーダ14から第2の
スイッチ26を介して非選択ワード線W01とW03に
書込みディスターブ緩和電圧4.5Vを印加する。
【0094】このようにしても第1の実施例と同様に、
選択ブロック0内の選択ワード線W00だけに書込みゲ
ート電圧−9Vが印加され、非選択のワード線W01〜
W07には書込みディスターブ緩和電圧4.5Vが印加
される。
【0095】非選択のブロック1内においては、サブデ
コーダ素子のPMOSの電源線B1PとNMOSの電源
線B1Nは、接地電圧VSSにする。また、ディスター
ブを緩和するための電圧信号線SWD1も接地電圧VS
Sにする。この時、前記したようにサブデコーダ素子の
ゲート信号線G00は4.5V、その他のゲート信号線
G01〜G03は−9V、第1のスイッチ22であるN
MOSのゲート信号線SWG00は7V、それ以外の第
1のスイッチ22であるNMOSのゲート信号線SWG
01は−9V、第2のスイッチ26であるNMOSのゲ
ート信号線SWDG00は−9V、それ以外の第2のス
イッチ26であるNMOSのゲート信号線SWDG01
は7Vであるため、非選択のブロック1内のワード線W
10〜W17は、全て接地電圧VSSとなる。以上の動
作により、メモリセルC00が選択されて書込みが行な
われる。
【0096】次に、書込みベリファイ動作を説明する。
ブロックデコーダ14により選択されたブロック0内に
おけるサブデコーダ素子のPMOSの電源線B0Pは接
地電圧VSS、NMOSの電源線B0Nは1.5Vにす
る。更に、選択されるワード線W00に接続されたサブ
デコーダ素子のゲート信号線G00は5V、その他のゲ
ート信号線G01〜G03は−9Vにする。
【0097】この時、選択されるワード線W00上にあ
る第1のスイッチ22をオン、それ以外の第1のスイッ
チをオフ、すなわち選択されるワード線W00上にある
第1のスイッチ22であるNMOSのゲート信号線SW
G00を7V、それ以外の第1のスイッチ22であるN
MOSのゲート信号線SWG01を−9Vにして、サブ
デコーダ20から第1のスイッチ22を介して、選択さ
れるワード線W00に1.5V、非選択となるワード線
W02に接地電圧VSSを印加する。
【0098】また、それと同時に、選択されるワード線
W00上にある第2のスイッチ26はオフ、それ以外の
第2のスイッチをオン、すなわち選択されるワード線W
00上にある第2のスイッチ26であるNMOSのゲー
ト信号線SWDG00を−9V、それ以外の第2のスイ
ッチ26であるNMOSのゲート信号線SWDG01を
7V、電圧信号線SWD0を接地電圧VSSにして、ブ
ロックデコーダ14から第2のスイッチ26を介して非
選択ワード線W01とW03に接地電圧VSSを印加す
る。
【0099】上記のように第1及び第2のスイッチを用
いる構成にして電圧印加を行う点が第1の実施例と異な
るが、このようにしても第1の実施例と同様に、選択ブ
ロック0内の選択ワード線W00だけに書込みベリファ
イゲート電圧1.5Vが印加され、非選択のワード線W
01〜W07には接地電圧VSSが印加される。
【0100】非選択のブロック1内においては、サブデ
コーダ素子のPMOSの電源線B1PとNMOSの電源
線B1Nは、接地電圧VSSにする。また、電圧信号線
SWD1も接地電圧VSSにする。
【0101】この時、前記したようにサブデコーダ素子
のゲート信号線G00は5V、その他のゲート信号線G
01〜G03は−9V、第1のスイッチ22であるNM
OSのゲート信号線SWG00は7V、それ以外の第1
のスイッチ22であるNMOSのゲート信号線SWG0
1は−9V、第2のスイッチ26であるNMOSのゲー
ト信号線SWDG00は−9V、それ以外の第2のスイ
ッチ26であるNMOSのゲート信号線SWDG01は
7Vであるため、非選択のブロック1内のワード線W1
0〜W17は、全て接地電圧VSSとなる。以上の動作
により、メモリセルC00が選択されて書込みベリファ
イが行なわれる。
【0102】(2)消去および消去ベリファイ動作 消去動作を説明する。ブロックデコーダ14により選択
されたブロック0内におけるサブデコーダ素子のPMO
Sの電源線B0Pは12V、NMOSの電源線B0Nは
−4Vにする。更に、選択されるワード線W00に接続
されるサブデコーダ素子のゲート信号線G00は−4
V、その他のゲート信号線G01〜G03は12Vにす
る。
【0103】この時、選択されるワード線W00上にあ
る第1のスイッチ22をオン、それ以外の第1のスイッ
チをオフ、すなわち選択されるワード線W00上にある
第1のスイッチ22であるNMOSのゲート信号線SW
G00を15V、それ以外の第1のスイッチ22である
NMOSのゲート信号線SWG01を−4Vにして、サ
ブデコーダ20から第1のスイッチ22を介して、選択
されるワード線W00に12V、非選択となるワード線
W02に消去ディスターブ阻止電圧−4Vを印加する。
【0104】また、それと同時に、選択されるワード線
W00上にある第2のスイッチ26はオフ、それ以外の
第2のスイッチをオン、すなわち選択されるワード線W
00上にある第2のスイッチ26であるNMOSのゲー
ト信号線SWDG00を−4V、それ以外の第2のスイ
ッチ26であるNMOSのゲート信号線SWDG01を
電圧VCC、ディスターブを阻止するための電圧信号線
SWD0を−4Vにして、ブロックデコーダ14から第
2のスイッチ26を介して非選択ワード線W01とW0
3に消去ディスターブ阻止電圧−4Vを印加する。
【0105】上記のように第1及び第2のスイッチを用
いる構成にして電圧印加を行う点が第1の実施例と異な
るが、このようにしても第1の実施例と同様に、選択ブ
ロック0内の選択ワード線W00だけに消去ゲート電圧
12Vが印加され、非選択のワード線W01〜W07に
は消去ディスターブ阻止電圧−4Vが印加される。
【0106】非選択のブロック1内においては、サブデ
コーダ素子のPMOSの電源線B1Pは接地電圧VS
S、サブデコーダ素子のNMOSの電源線B1Nは−4
Vにする。また、ディスターブを阻止するための電圧信
号線SWD1も−4Vにする。
【0107】この時、前記したようにサブデコーダ素子
のゲート信号線G00は−4V、その他のゲート信号線
G01〜G03は12V、第1のスイッチ22であるN
MOSのゲート信号線SWG00は15V、それ以外の
第1のスイッチ22であるNMOSのゲート信号線SW
G01は−4V、第2のスイッチ26であるNMOSの
ゲート信号線SWDG00は−4V、それ以外の第2の
スイッチ26であるNMOSのゲート信号線SWDG0
1は電圧VCCであるため、非選択のブロック1内のワ
ード線W10は接地電圧VSS、ワード線W11〜W1
7は−4Vとなる。
【0108】以上の動作により、メモリセルC00が選
択されて消去が行なわれ、更に非選択ワード線にはメモ
リセルのウェル電圧、ソース電圧及びドレイン電圧と同
じ−4Vの電圧が印加されるため、メモリセルのウェル
とソースとドレインにのみ−4Vが印加されることがな
くなり、消去ディスターブを阻止することができる。
【0109】次に、消去ベリファイ動作を説明する。ブ
ロックデコーダ14により選択されたブロック0内にお
けるサブデコーダ素子のPMOSの電源線B0Pは5
V、NMOSの電源線B0Nは接地電圧VSSにする。
更に、選択されるワード線W00に接続されたサブデコ
ーダ素子のゲート信号線G00は接地電圧VSS、その
他のゲート信号線G01〜G03は12Vにする。
【0110】この時、選択されるワード線W00上にあ
る第1のスイッチ22をオン、それ以外の第1のスイッ
チをオフ、すなわち選択されるワード線W00上にある
第1のスイッチ22であるNMOSのゲート信号線SW
G00を7V、それ以外の第1のスイッチ22であるN
MOSのゲート信号線SWG01を接地電圧VSSにし
て、サブデコーダ20から第1のスイッチ22を介し
て、選択されるワード線W00に5V、非選択となるワ
ード線W02に接地電圧VSSを印加する。
【0111】また、それと同時に、選択されるワード線
W00上にある第2のスイッチ26はオフ、それ以外の
第2のスイッチをオン、すなわち選択されるワード線W
00上にある第2のスイッチ26であるNMOSのゲー
ト信号線SWDG00を接地電圧VSS、それ以外の第
2のスイッチ26であるNMOSのゲート信号線SWD
G01を電圧VCC、電圧信号線SWD0を接地電圧V
SSにして、ブロックデコーダ14から第2のスイッチ
26を介して非選択ワード線W01とW03に接地電圧
VSSを印加する。
【0112】上記のように第1及び第2のスイッチを用
いる構成にして電圧印加を行う点が第1の実施例と異な
るが、このようにしても第1の実施例と同様に、選択ブ
ロック0内の選択ワード線W00だけに消去ベリファイ
ゲート電圧5Vが印加され、非選択のワード線W01〜
W07には接地電圧VSSが印加される。
【0113】非選択のブロック1内においては、サブデ
コーダ素子のPMOSの電源線B1PとNMOSの電源
線B1Nは、接地電圧VSSにする。また、電圧信号線
SWD1も接地電圧VSSにする。
【0114】この時、前記したようにサブデコーダ素子
のゲート信号線G00は接地電圧VSS、その他のゲー
ト信号線G01〜G03は12V、第1のスイッチ22
であるNMOSのゲート信号線SWG00は7V、それ
以外の第1のスイッチ22であるNMOSのゲート信号
線SWG01は接地電圧VSS、第2のスイッチ26で
あるNMOSのゲート信号線SWDG00は接地電圧V
SS、それ以外の第2のスイッチ26であるNMOSの
ゲート信号線SWDG01は電圧VCCであるため、非
選択のブロック1内のワード線W10はフローティング
状態、ワード線W11〜W17は全て接地電圧VSSと
なる。以上の動作により、メモリセルC00が選択され
て消去ベリファイが行なわれる。
【0115】(3)読出し動作 読出し動作を説明する。ブロックデコーダ14により選
択されたブロック0内におけるサブデコーダ素子のPM
OSの電源線B0Pは電圧VCC、NMOSの電源線B
0Nは接地電圧VSSにする。更に、選択されるワード
線W00に接続されたサブデコーダ素子のゲート信号線
G00は接地電圧VSSにし、その他のゲート信号線G
01〜G03は電圧VCCにする。
【0116】この時、選択されるワード線W00上にあ
る第1のスイッチ22をオン、それ以外の第1のスイッ
チをオフ、すなわち選択されるワード線W00上にある
第1のスイッチ22であるNMOSのゲート信号線SW
G00を5V、それ以外の第1のスイッチ22であるN
MOSのゲート信号線SWG01を接地電圧VSSにし
て、サブデコーダ20から第1のスイッチ22を介し
て、選択されるワード線W00に電圧VCCを印加し、
非選択となるワード線W02に接地電圧VSSを印加す
る。
【0117】また、それと同時に、選択されるワード線
W00上にある第2のスイッチ26をオフ、それ以外の
第2のスイッチをオン、すなわち選択されるワード線W
00上にある第2のスイッチ26であるNMOSのゲー
ト信号線SWDG00を接地電圧VSS、それ以外の第
2のスイッチ26であるNMOSのゲート信号線SWD
G01を電圧VCC、電圧信号線SWD0を接地電圧V
SSにして、ブロックデコーダ14から第2のスイッチ
26を介して非選択ワード線W01とW03に接地電圧
VSSを印加する。
【0118】上記のように第1及び第2のスイッチを用
いる構成にして電圧印加を行う点が第1の実施例と異な
るが、このようにしても第1の実施例と同様に、選択ブ
ロック0内の選択ワード線W00だけに読出しゲート電
圧VCCが印加され、非選択のワード線W01〜W07
には接地電圧VSSが印加される。
【0119】非選択のブロック1内においては、サブデ
コーダ素子のPMOSの電源線B1PとNMOSの電源
線B1Nは、接地電圧VSSにする。また、電圧信号線
SWD1も接地電圧VSSにする。
【0120】この時、前記したようにサブデコーダ素子
のゲート信号線G00は接地電圧VSS、その他のゲー
ト信号線G01〜G03は電圧VCC、第1のスイッチ
22であるNMOSのゲート信号線SWG00は5V、
それ以外の第1のスイッチ22であるNMOSのゲート
信号線SWG01は接地電圧VSS、第2のスイッチ2
6であるNMOSのゲート信号線SWDG00は接地電
圧VSS、それ以外の第2のスイッチ26であるNMO
Sのゲート信号線SWDG01は電圧VCCであるた
め、非選択のブロック1内のワード線W10はフローテ
ィング状態、ワード線W11〜W17は全て接地電圧V
SSとなる。以上の動作により、メモリセルC00が選
択されて読出しが行なわれる。
【0121】以下、図10〜図12を用いてワードデコ
ーダ回路について説明する。前記したように、本実施例
ではサブデコーダ20とメモリサブアレイ24との間に
選択ワード線を切換えるために使用するNMOSで構成
した第1のスイッチ22と、ディスターブを阻止するた
めの電圧を非選択ワード線に印加するために使用する第
2のスイッチ26を設けている。これにより、サブデコ
ーダ20を構成する1つのサブデコーダ素子を例えば2
本のワード線で共有することができ、ワード線2本分の
ピッチでサブデコーダ素子をレイアウトすることが可能
になる。
【0122】図10(a)は、本実施例で用いるブロッ
クデコーダ14の要部回路図であり、同図(b)はレイ
アウト面積を縮小するために隣接するブロックデコーダ
14同士の出力信号SiSを共有していることを説明す
るための図、図11は本実施例で用いるゲートデコーダ
10の要部回路図、図12は本実施例で用いるメモリセ
ルアレイ24と選択MOSトランジスタおよびサブデコ
ーダ20と第1のスイッチ22と第2のスイッチ26の
要部回路図である。書込み、消去、および読出し等の各
動作において、ブロックデコーダ14とゲートデコーダ
10のアドレス入力信号が、全て接地電圧VSSとなっ
たところのワード線が選択される。
【0123】図10に示したブロックデコーダ14の出
力信号SiD(ここで、iはブロック番号を表わす)
は、図12に示すメモリセルのドレイン側選択MOSト
ランジスタのゲート信号線S0D(ブロック0の場合)
とS1D(ブロック1の場合)に接続される。ブロック
デコーダ14の出力信号SiSは、図12に示すメモリ
セルのソース側選択MOSトランジスタのゲート信号線
S0S(ブロック0とブロック1の場合)に接続され
る。ブロックデコーダ14の出力信号BiPは、図12
に示すサブデコーダ20のPMOSの電源線B0P(ブ
ロック0の場合)と電源線B1P(ブロック1の場合)
に接続される。ブロックデコーダ14の出力信号BiN
は、図12に示すサブデコーダ20のNMOSの電源線
B0N(ブロック0の場合)と電源線B1N(ブロック
1の場合)に接続される。ブロックデコーダ14の出力
信号SWDiは、図12に示す第2のスイッチ26の電
源線SWD0(ブロック0の場合)と電源線SWD1
(ブロック1の場合)に接続される。
【0124】また、図11に示すゲートデコーダ10の
出力信号Gjiは図12に示すサブデコーダ20のゲー
ト信号線G00〜G07(j=0,i=0〜7の場合)
に接続され、出力信号SWGjiは図12に示すNMO
Sからなる第1のスイッチ22のゲート信号線SWG0
0〜SWG01(j=0,i=0〜1の場合)に接続さ
れ、出力信号SWDGjiは図12に示すNMOSから
なる第2のスイッチ26のゲート信号線SWDG00〜
SWDG01(j=0,i=0〜1の場合)に接続され
る。
【0125】以下、各デコーダの(1)書込みおよび書
込みベリファイ、(2)消去および消去ベリファイ、
(3)読出し動作について説明する。なお、ここでは図
6〜図8を用いて説明した第1の実施例の各デコーダの
動作のための設定条件と異なる部分を説明し、第1の実
施例と同じ設定条件の部分の説明は省略する。
【0126】(1)各デコーダの書込みおよび書込みベ
リファイ動作 初めに、書込み動作時の各デコーダ回路の動作を説明す
る。図10(a)に示すブロックデコーダ14の出力信
号SiS,SiD、およびBiP,BiNについては第
1の実施例と同じであり、出力信号SiSを2ブロック
毎に共有して、配線を1/2に低減している点も同じで
ある。すなわち、図10(b)に示すように、信号線M
BDiとMBDnは隣接するブロック同士で交互に配線
している。
【0127】次に、ブロックデコーダ14の出力信号S
WDiについて説明する。図10(a)に示すブロック
デコーダ14において、電源電圧VSWDは4.5V、
電源電圧VNNは−9V、電源電圧VFFは−4Vに
し、制御信号ERは接地電圧VSS、制御信号ERBお
よび制御信号WVEVBは電圧VCCにする。これによ
り、書込みディスターブ緩和電圧を供給するための第2
のスイッチであるNMOSの電源となる出力信号SWD
iには、アドレス入力信号が全て接地電圧VSSとなっ
て選択されたところだけに4.5Vが出力され、非選択
のところには接地電圧VSSが出力される。
【0128】次に、図11に示すゲートデコーダ10に
おいて、出力信号Gjiは第1の実施例と同じである。
次に、ゲートデコーダの出力信号SWGjiについて説
明する。図11に示すゲートデコーダ10において、電
源電圧VSWGは7V、電源電圧VNNは−9Vにし、
制御信号GJEは電圧VCCにする。これにより、第1
のスイッチであるNMOSのゲート信号となる出力信号
SWGjiには、アドレス入力信号が全て接地電圧VS
Sとなって選択されたところだけに7Vが出力され、非
選択のところには−9Vが出力される。
【0129】次に、ゲートデコーダの出力信号SWDG
jiについて説明する。図11に示すゲートデコーダ1
0において、電源電圧VSWDGは7V、電源電圧VN
Nは−9Vにし、制御信号GJEは電圧VCCにする。
これにより、書込みディスターブ緩和電圧を供給するた
めの第2のスイッチであるNMOSのゲート信号となる
出力信号SWDGjiには、アドレス入力信号が全て接
地電圧VSSとなって選択されたところだけに−9Vが
出力され、非選択のところには7Vが出力される。
【0130】以上の回路動作により、第1の実施例と同
様に書込み選択メモリセルはゲートが−9V、ウェルが
接地電圧VSS、ドレインが4.5V、ソースがフロー
ティング状態となり書込みが行なわれる。
【0131】次に、書込みベリファイ動作時の各デコー
ダ回路の動作を説明する。図10(a)に示すブロック
デコーダ14の出力信号SiS,SiD,BiP,Bi
Nおよび図11に示すゲートデコーダ10の出力信号G
jiの動作は、第1の実施例と同じである。
【0132】次に、ブロックデコーダ14の出力信号S
WDiについて説明する。図10(a)に示すブロック
デコーダ14において、電源電圧VSWDは電圧VC
C、電源電圧VNNは−9V、電源電圧VFFは−4V
にし、制御信号ERBは電圧VCC、制御信号ERおよ
び制御信号WVEVBは接地電圧VSSにする。これに
より、第2のスイッチであるNMOSの電源となる出力
信号SWDiには、アドレス入力信号にかかわらず全て
接地電圧VSSが出力される。
【0133】次に、ゲートデコーダの出力信号SWGj
iについて説明する。図11に示すゲートデコーダ10
において、電源電圧VSWGは7V、電源電圧VNNは
−9Vにし、制御信号GJEは電圧VCCにする。これ
により、第1のスイッチであるNMOSのゲート信号と
なる出力信号SWGjiには、アドレス入力信号が全て
接地電圧VSSとなって選択されたところだけに7Vが
出力され、非選択のところには−9Vが出力される。
【0134】次に、ゲートデコーダの出力信号SWDG
jiについて説明する。図11に示すゲートデコーダ1
0において、電源電圧VSWDGは電圧VCC、電源電
圧VNNは−9Vにし、制御信号GJEは電圧VCCに
する。これにより、第2のスイッチであるNMOSのゲ
ート信号となる出力信号SWDGjiには、アドレス入
力信号が全て接地電圧VSSとなって選択されたところ
だけに−9Vが出力され、非選択のところには電圧VC
Cが出力される。
【0135】以上の回路動作により、第1の実施例と同
様に書込みベリファイ選択メモリセルはゲートが1.5
V、ウェルが接地電圧VSS、ドレインが1V、ソース
が接地電圧VSSとなり、書込みベリファイが行なわれ
る。
【0136】(2)各デコーダの消去および消去ベリフ
ァイ動作 消去動作時の各デコーダ回路の動作を説明する。まず、
図10(a)に示すブロックデコーダ14の出力信号S
iS,SiD,BiP,BiNおよび図11に示すゲー
トデコーダ10の出力信号Gjiは、第1の実施例と同
じである。
【0137】次に、ブロックデコーダ14の出力信号S
WDiについて説明する。図10(a)に示すブロック
デコーダ14において、電源電圧VSWDは電圧VC
C、電源電圧VNNは−4V、電源電圧VFFは接地電
圧VSSにし、制御信号ERBは接地電圧VSS、制御
信号ERおよび制御信号WVEVBは電圧VCCにす
る。これにより、消去ディスターブ阻止電圧を供給する
ための第2のスイッチであるNMOSの電源となる出力
信号SWDiには、アドレス入力信号にかかわらず全て
−4Vが出力される。
【0138】次に、ゲートデコーダの出力信号SWGj
iについて説明する。図11に示すゲートデコーダ10
において、電源電圧VSWGは15V、電源電圧VNN
は−9Vにし、制御信号GJEは電圧VCCにする。こ
れにより、第1のスイッチであるNMOSのゲート信号
となる出力信号SWGjiには、アドレス入力信号が全
て接地電圧VSSとなって選択されたところだけに15
Vが出力され、非選択のところには−4Vが出力され
る。
【0139】次に、ゲートデコーダの出力信号SWDG
jiについて説明する。図11に示すゲートデコーダ1
0において、電源電圧VSWDGは電圧VCC、電源電
圧VNNは−4Vにし、制御信号GJEは電圧VCCに
する。これにより、消去ディスターブ阻止電圧を供給す
るための第2のスイッチであるNMOSのゲート信号と
なる出力信号SWDGjiには、アドレス入力信号が全
て接地電圧VSSとなって選択されたところだけに−4
Vが出力され、非選択のところには電圧VCCが出力さ
れる。
【0140】以上の回路動作により、第1の実施例と同
様に、消去選択メモリセルはゲートが12V、ウェルが
−4V、ドレインが−4V、ソースが−4Vとなり、消
去が行なわれる。また、この際の非選択ワード線には−
4Vが印加され、消去ディスターブが阻止される。
【0141】次に、消去ベリファイ動作時の各デコーダ
回路の動作を説明する。図10(a)に示すブロックデ
コーダ14の出力信号SiS,SiD,BiP,BiN
および図11に示すゲートデコーダ10の出力信号Gj
iは、第1の実施例と同じである。
【0142】次に、ブロックデコーダ14の出力信号S
WDiについて説明する。図10(a)に示すブロック
デコーダ14において、電源電圧VSWDは電圧VC
C、電源電圧VNNは−4V、電源電圧VFFは接地電
圧VSSにし、制御信号ERBは電圧VCC、制御信号
ERおよび制御信号WVEVBは接地電圧VSSにす
る。これにより、第2のスイッチであるNMOSの電源
となる出力信号SWDiには、アドレス入力信号にかか
わらず全て接地電圧VSSが出力される。
【0143】次に、ゲートデコーダの出力信号SWGj
iについて説明する。図11に示すゲートデコーダ10
において、電源電圧VSWGは7V、電源電圧VNNは
接地電圧VSSにし、制御信号GJEは電圧VCCにす
る。これにより、第1のスイッチであるNMOSのゲー
ト信号となる出力信号SWGjiには、アドレス入力信
号が全て接地電圧VSSとなって選択されたところだけ
に7Vが出力され、非選択のところには接地電圧VSS
が出力される。
【0144】次に、ゲートデコーダの出力信号SWDG
jiについて説明する。図11に示すゲートデコーダ1
0において、電源電圧VSWDGは電圧VCC、電源電
圧VNNは接地電圧VSSにし、制御信号GJEは電圧
VCCにする。これにより、第2のスイッチであるNM
OSのゲート信号となる出力信号SWDGjiには、ア
ドレス入力信号が全て接地電圧VSSとなって選択され
たところだけに接地電圧VSSが出力され、非選択のと
ころには電圧VCCが出力される。
【0145】以上の回路動作により、第1の実施例と同
様に消去ベリファイ選択メモリセルはゲートが5V、ウ
ェルが接地電圧VSS、ドレインが1V、ソースが接地
電圧VSSとなり、消去ベリファイが行なわれる。
【0146】(3)各デコーダの読出し動作 次に、読出し動作時の各デコーダ回路の動作を説明す
る。図10(a)に示すブロックデコーダ14の出力信
号SiS,SiD,BiP,BiNおよび図11に示す
ゲートデコーダ10の出力信号Gjiは、第1の実施例
と同じである。
【0147】次に、ブロックデコーダ14の出力信号S
WDiについて説明する。図10(a)に示すブロック
デコーダ14において、電源電圧VSWDは電圧VC
C、電源電圧VNNおよび電源電圧VFFは接地電圧V
SSにし、制御信号ERBは接地電圧VSS、制御信号
ERおよび制御信号WVEVBは電圧VCCにする。こ
れにより、第2のスイッチであるNMOSの電源となる
出力信号SWDiには、アドレス入力信号にかかわらず
全て接地電圧VSSが出力される。
【0148】次に、ゲートデコーダの出力信号SWGj
iについて説明する。図11に示すゲートデコーダ10
において、電源電圧VSWGは電圧VCC、電源電圧V
NNは接地電圧VSSにし、制御信号GJEは電圧VC
Cにする。これにより、第1のスイッチであるNMOS
のゲート信号となる出力信号SWGjiには、アドレス
入力信号が全て接地電圧VSSとなって選択されたとこ
ろだけに電圧VCCが出力され、非選択のところには接
地電圧VSSが出力される。
【0149】次に、ゲートデコーダの出力信号SWDG
jiについて説明する。図11に示すゲートデコーダ1
0において、電源電圧VSWDGは電圧VCC、電源電
圧VNNは接地電圧VSSにし、制御信号GJEは電圧
VCCにする。これにより、第2のスイッチであるNM
OSのゲート信号となる出力信号SWDGjiには、ア
ドレス入力信号が全て接地電圧VSSとなって選択され
たところだけに接地電圧VSSが出力され、非選択のと
ころには電圧VCCが出力される。
【0150】以上の回路動作により、第1の実施例と同
様に読出し選択メモリセルはゲートが電圧VCC、ウェ
ルが接地電圧VSS、ドレインが1V、ソースが接地電
圧VSSとなり読出しが行なわれる。
【0151】以上、本発明の好適な実施例について説明
したが、本発明は前記実施例に限定されることなく、メ
モリセルのワード線とウェルに電圧を印加して消去を行
なう場合に適用でき、本発明の精神を逸脱しない範囲内
において、種々の設計変更をなし得ることは勿論であ
る。例えば、前記実施例ではメモリのしきい値電圧を低
い状態に持っていく動作を書込み動作とし、しきい値電
圧を高い状態に持っていく動作を消去動作として説明し
たが、メモリのしきい値電圧を高い状態に持っていく動
作を書込み動作とし、しきい値電圧を低い状態に持って
いく動作を消去動作とする場合には、前記実施例で述べ
た電位関係を逆にすれば、消去ディスターブを阻止する
ことが同様に行えることは言うまでもない。
【0152】
【発明の効果】前述した実施の形態および実施例から明
らかなように、本発明に係る不揮発性記憶装置および駆
動方法は、消去動作において、非選択ワード線に負電圧
を印加できるようにしている。これにより、消去動作に
おいて、非選択であるにもかかわらずウェルにのみ負電
圧が印加されるメモリセルがなくなり、消去ディスター
ブを阻止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る不揮発性記憶装置における消去動
作の際に非選択ワード線に負電圧を印加する概略図であ
る。
【図2】従来の不揮発性記憶装置の構成を示す概略ブロ
ック図である。
【図3】CMOSからなるサブデコーダ素子の構成例を
示す回路図である。
【図4】従来の不揮発性記憶装置で用いる負電圧動作用
のNMOSの(a)平面図および(b)平面図中に示し
たI−I線部分の断面図である。
【図5】本発明に係る駆動方法の一実施例を適用する不
揮発性記憶装置のブロック図である。
【図6】図5に示した不揮発性記憶装置で用いる(a)
ブロックデコーダの回路図と、(b)ブロックデコーダ
の出力信号SiSの共有を示すための説明図である。
【図7】図5に示した不揮発性記憶装置で用いるゲート
デコーダの回路図である。
【図8】図5に示した不揮発性記憶装置で用いるメモリ
セルアレイと選択MOSトランジスタおよびサブデコー
ダの回路図である。
【図9】本発明に係る不揮発性記憶装置の一実施例を示
すブロック図である。
【図10】図9に示した不揮発性記憶装置で用いる
(a)ブロックデコーダの回路図と、(b)ブロックデ
コーダの出力信号SiSの共有を示すための説明図であ
る。
【図11】図9に示した不揮発性記憶装置で用いるゲー
トデコーダの回路図である。
【図12】図9に示した不揮発性記憶装置で用いるメモ
リセルアレイと選択MOSトランジスタおよびサブデコ
ーダの回路図である。
【符号の説明】
10…ゲートデコーダ、12…サブデコーダ素子、14
…ブロックデコーダ、20…サブデコーダ、22…第1
のスイッチ、24…メモリサブアレイ、26…第2のス
イッチ、28…ゲート、30…コンタクト孔、32…n
+ソース/ドレイン拡散層、34…p+ソース/ドレイン
拡散層、36…n−ウェル、38…深いp−ウェル、4
0…n−アイソレーション、C00〜C1m…メモリセ
ル、W00〜W1m…ワード線、SL0…共通ソース
線、DL0〜DLy…グローバルデータ線、ST00S
〜ST11S…ソース側ブロック選択MOSトランジス
タ、ST00D〜ST11D…ドレイン側ブロック選択
MOSトランジスタ、SiS…ソース側ブロック選択M
OSトランジスタのゲート信号線、SiD…ドレイン側
ブロック選択MOSトランジスタのゲート信号線、Bi
P…サブデコーダPMOSトランジスタの電源線、Bi
N…サブデコーダNMOSトランジスタの電源線、D0
0〜D11…メモリセルのドレイン線、S00〜S11
…メモリセルのソース線、Gji…サブデコーダのゲー
ト信号線、SWDi…ディスターブ阻止電圧供給線、S
WDGji…ディスターブ阻止電圧切換えMOSトラン
ジスタのゲート信号線、SWGji…選択ワード線切換
えMOSトランジスタのゲート信号線、VCC…正電
源、VSS…接地電圧、VNN…負電源、VFF…負電
源、VGP…正電源、VDP…正電源、VBP…正電
源、VBPP…正電源、VSWD…正電源、VSWDG
…正電源、VSWG…正電源、SSiD…制御信号線、
SEEB…制御信号線、SSiS…制御信号線、SBi
P…制御信号線、WVB…制御信号線、WWV…制御信
号線、WEVB…制御信号線、WVEVB…制御信号
線、ER…制御信号線、ERB…制御信号線、WWVB
…制御信号線、GJE…制御信号線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河原 尊之 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 木村 勝高 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】制御ゲートと浮遊ゲートを有する複数のメ
    モリセルからなるメモリセルアレイと、メモリセルの制
    御ゲートと接続したワード線と、該ワード線を駆動する
    複数のデコーダ素子からなるデコーダ回路とを有し、メ
    モリセルのしきい値電圧を低い状態に持っていく動作を
    書込み動作とし、メモリセルのしきい値電圧を高い状態
    に持っていく動作を消去動作とした不揮発性記憶装置で
    あって、メモリセルの浮遊ゲートへウェルから電子を注
    入する消去動作時に前記デコーダにより選択メモリセル
    の制御ゲートに正電圧を印加すると共にウェルとソース
    には負電圧を印加して選択メモリセルの消去を行うよう
    に構成した不揮発性記憶装置において、 消去動作時に全ての非選択メモリセルの制御ゲートに消
    去ディスターブ阻止用の負電圧を印加するディスターブ
    阻止電圧印加回路を設けたことを特徴とする不揮発性記
    憶装置。
  2. 【請求項2】制御ゲートと浮遊ゲートを有する複数のメ
    モリセルからなるメモリセルアレイと、メモリセルの制
    御ゲートと接続したワード線と、該ワード線を駆動する
    複数のデコーダ素子からなるデコーダ回路とを有し、メ
    モリセルのしきい値電圧を高い状態に持っていく動作を
    書込み動作とし、メモリセルのしきい値電圧を低い状態
    に持っていく動作を消去動作とした不揮発性記憶装置で
    あって、メモリセルの浮遊ゲートへウェルから電子を放
    出する消去動作時に前記デコーダにより選択メモリセル
    の制御ゲートに負電圧を印加すると共にウェルとソース
    には正電圧を印加して選択メモリセルの消去を行うよう
    に構成した不揮発性記憶装置において、 消去動作時に全ての非選択メモリセルの制御ゲートに消
    去ディスターブ阻止用の正電圧を印加するディスターブ
    阻止電圧印加回路を設けたことを特徴とする不揮発性記
    憶装置。
  3. 【請求項3】前記ディスターブ阻止電圧印加回路は、消
    去ディスターブ阻止のための電圧を供給するディスター
    ブ阻止電圧供給線と、前記デコーダ素子を共有するよう
    に各ワード線に設けた第1のスイッチと第2のスイッチ
    とから構成されて成る請求項1または請求項2に記載の
    不揮発性記憶装置。
  4. 【請求項4】前記第1のスイッチおよび第2のスイッチ
    は、それぞれnチャネル形MOSトランジスタ1個で構
    成されて成る請求項3記載の不揮発性記憶装置。
  5. 【請求項5】前記メモリセルアレイが1本当りm個のメ
    モリセルと接続された複数のデータ線と交差するワード
    線n本分を1ブロックとして複数ブロックから構成さ
    れ、 前記デコーダ回路が、所要のブロックを選択するブロッ
    クデコーダと、選択されたブロック内のワード線を選択
    するためのゲートデコーダと、ワード線を直接駆動する
    CMOSインバータからなるサブデコーダとから構成さ
    れると共に、 前記ゲートデコーダが前記CMOSインバータのゲート
    信号と前記第1のスイッチと前記第2のスイッチのゲー
    ト信号を制御し、前記ブロックデコーダが前記CMOS
    インバータの電源信号と非選択メモリセルの制御ゲート
    に印加するディスターブ阻止電圧とを制御するように構
    成して成る請求項3または請求項4に記載の不揮発性記
    憶装置。
  6. 【請求項6】前記複数のメモリセルは、同じデータ線に
    接続されるm個のメモリセルの各ソースとドレインが埋
    込み拡散層によって接続されると共に、ソースの拡散層
    が第1の選択トランジスタを介して共通ソース線に、ド
    レインの拡散層が第2の選択トランジスタを介してグロ
    ーバルデータ線にそれぞれ接続されて成る請求項3〜5
    のいずれか1項に記載の不揮発性記憶装置。
  7. 【請求項7】前記メモリセルアレイがワード線方向にr
    バイト毎のメモリサブアレイに分割して配置されると共
    に、rバイト単位での動作を行なうように前記サブデコ
    ーダと前記ゲートデコーダが、前記インバータのゲート
    信号をrバイト毎に独立にデコードするように構成され
    て成る請求項6記載の不揮発性記憶装置。
  8. 【請求項8】制御ゲートと浮遊ゲートを有する複数のメ
    モリセルからなるメモリセルアレイと、メモリセルの制
    御ゲートと接続したワード線と、該ワード線を駆動する
    複数のデコーダ素子からなるデコーダ回路とを有し、メ
    モリセルのしきい値電圧を低い状態に持っていく動作を
    書込み動作とし、メモリセルのしきい値電圧を高い状態
    に持っていく動作を消去動作とした不揮発性記憶装置に
    おいて、 メモリセルの浮遊ゲートへウェルから電子を注入する消
    去動作時に、選択メモリセルの制御ゲートに正電圧を印
    加し、ウェルとソースに負電圧を印加し、更に全ての非
    選択メモリセルの制御ゲートに対して負電圧を印加する
    ことを特徴とする不揮発性記憶装置の駆動方法。
  9. 【請求項9】制御ゲートと浮遊ゲートを有する複数のメ
    モリセルからなるメモリセルアレイと、メモリセルの制
    御ゲートと接続したワード線と、該ワード線を駆動する
    複数のデコーダ素子からなるデコーダ回路とを有し、メ
    モリセルのしきい値電圧を高い状態に持っていく動作を
    書込み動作とし、メモリセルのしきい値電圧を低い状態
    に持っていく動作を消去動作とした不揮発性記憶装置に
    おいて、 メモリセルの浮遊ゲートへウェルから電子を放出する消
    去動作時に、選択メモリセルの制御ゲートに負電圧を印
    加し、ウェルとソースには正電圧を印加し、更に全ての
    非選択メモリセルの制御ゲートに対して正電圧を印加す
    ることを特徴とする不揮発性記憶装置の駆動方法。
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