JP4524732B2 - 切換え可能な力制限器を有するベルト巻き付け器 - Google Patents

切換え可能な力制限器を有するベルト巻き付け器 Download PDF

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Description

【0001】
本発明は、ベルト巻き付け器が、力制限装置として、一方においてベルト軸に結合されかつ他方においてプロファイルヘッドを介してベルト巻き付け器のロック装置に結合された少なくとも1つのエネルギー吸収要素を有し、かつエネルギー吸収を調節しかつ独立した駆動装置を介して切換え可能な切換え装置が設けられている、力制限部を備えたベルト巻き付け器に関する。このようなベルト巻き付け器は、車両に感応し及び/又はベルト帯に感応して制御可能なロック装置を有する自己ロックするベルト巻き付け器として、かつヨーロッパ特許出願公開第0773147号明細書に相応していわゆる端部金具として構成することができる。
【0002】
前記の特徴を有する自己ロックするベルト巻き付け器は、類概念を形成するために引用されるPCT第WO97/49583号明細書に記載されており:ここに詳細に示された実施例において、エネルギー吸収要素として、2つ又は3つの互いに前後に接続された区間を有するねじり棒が設けられており、かつ互いに平行に接続された2つのエネルギー吸収要素の配置も記載されている。それぞれ所属の切換え装置は、負荷を受けて、すなわちすでに接続されたエネルギー吸収の際、なおそれより大きな操作力を加えてしか切換えることができない。なぜならベルトとねじり捧との間の既存の力又は負荷を伝達する連結が解消され、又はこのような連結が追加接続されなければならないからである。その点においてそのために必要な構造的及び装置的な費用は、相応して多い。それ故に本発明の課題は、類概念による特徴を有するベルト巻き付け器において、確実なかつベルト軸とねじり棒との間にすでに存在する力伝達に無関係に動作する切換え装置を形成することにある。
【0003】
この課題の解決策は、本発明の有利な構成及び変形も含めて、この明細書に含まれる特許請求の範囲から明らかである。
【0004】
本発明は、その基本思想において次のことを考慮している。すなわちベルト軸及び/又は切換え装置に無関係に配置された駆動装置を介してそれぞれの時点に切換え可能な切換え装置が、自己開き傾向を有するように支持されたつめを有し、このつめが、軸軸線の方向に可動に配置された軸リングによって、その連結位置に保持されており、かつ軸リングが、花火技術的に駆動可能な操作装置によって、その連結位置からその釈放位置へつめ切換え制御を軸リングが可能にする位置に、軸線方向に移すことができる。少なくとも1つのつめが、トルク管及びベルト軸を結合するために自己開き傾向を有するように支持されているので、ここにおいて軸リングを動かすことによってつめを釈放した後に、つめを動かすための操作力はもはや生じない。
【0005】
本発明の1つの実施例によれば、次のことが考慮されている。すなわち互いに直列又は並列に配置された少なくとも2つのエネルギー吸収要素が設けられており、かつ切換え装置が、駆動装置を制御した際に、一方のエネルギー吸収要素から他方のエネルギー吸収要素に切換えられる。
【0006】
本発明の1つの実施例によれば、次のことが考慮されている。すなわちベルト巻き付け器のこのような構成が原則的にPCT第WO97/49583号明細書から公知のように、ねじり棒が、異なったエネルギー吸収を調節するために異なった横断面を有する互いに直列に配置された少なくとも2つの区間を有し、かつ形状結合してねじり棒の少なくとも一方の区間及びベルト軸を結合するトルク管が設けられている。
【0007】
2つのエネルギー吸収要素の代替構成において、次のことを考慮することができる。すなわちねじりスリーブが、ねじり捧に対して並列接続して配置されており、かつねじりスリーブ及びねじり棒にそれぞれ所属の切換え装置によって、ねじりスリーブ又はねじり棒が遮断可能である。
【0008】
本発明の1つの実施例によれば、次のことを考慮することができる。すなわち軸リングが、形状結合構成部を介してベルト軸に結合されており、かつこれとともに回転する。
【0009】
個別的には、次のことを考慮することができる。すなわちつめが、ベルト軸の横断面において切り欠かれた切り欠き内に、揺動可能に支持されており、かつ軸リングが、その連結位置においてつめを保持するその位置において、切り欠きを上からつかむように、軸リングが、ベルト軸の外側周をつかむように配置されている。
【0010】
軸リングの位置変化を引起こすために、次のことを考慮することができる。すなわち軸リングの移動のための操作装置が、駆動装置の作用を受けて制限された回転範囲にわたって回転可能にベルト巻き付け器に配置された操作リングからなり、この操作リングが、ベルト軸の軸線方向に斜めに延びた少なくとも1つの傾斜部を介して、ベルト巻き付け器のカバーに支持されており、かつその旋回によって軸線方向に可動であり、その際、本発明の1つの実施例によれば、操作リング及びカバーの周にわたって分配して複数の傾斜部が配置されている。このような操作装置には、別のサーボ効果の利点が結び付いている。なぜならこのようにして発生されるら旋運動に基づいて、負荷を受けて軸リングの移動のため、したがって切換え運動の実行のためにきわめてずっと大きな軸線方向力を発生するために、小さな半径方向力しか加えなくともよいからである。
【0011】
操作リングの旋回のための駆動装置の形成に関して、直線的に可動の花火技術的に駆動されるピストンを設けることができ、このピストンは、操作リングから半径方向に突出した段部に接線方向に作用する。花火技術的な駆動装置のこの定置の外部の配置によって、回転する軸及びこれに接続された花火技術への電気信号の伝送は必要ないので、電気制御は著しく簡単になっている。
【0012】
トルク管とベルト軸との間の本発明による連結は、ベルト軸とトルク管との間に、変形可能な要素を配置するという本発明の1つの実施例により考慮される可能性を可能にする。その際、本発明の実施例によれば、変形可能な要素は、ベルト軸及びトルク管の周方向に延びたせん断ビームとして、又はベルト軸とトルク管との間に半径方向に配置された曲げビームとして形成することができる。本発明の別の構成において、次のことを考慮することができる。すなわち変形可能な要素は、ベルト軸とトルク管との間に半径方向に配置された曲げビームとして形成されている。それにより第1の力レベルから別の力レベルへ軟らかい移行が保証される。
【0013】
ベルト巻き付け器において構成されたベルト力制限と車両内にあるエアバッグとの間の共同作用に関して、高い力レベルから低い力レベルへの切換えの時点は、大きな意味を有する。これに関する制御のために、本発明の1つの実施例によれば、次のことが考慮されている。すなわち操作装置のための駆動装置の点火のために、車両センサにより活性化されかつあらかじめ設定された期間を含む時間回路が設けられている。本発明のこの実施例において、点火は所定の時点に行なわれ、しかもその他の事故条件に無関係に行なわれる。
【0014】
本発明の代替構成において、次のことが考慮されている。すなわち力制限部によって引起こされるベルト帯引出しを検出するためにあらかじめ設定された閾値を越えた後に、負荷を受けたベルト軸の軸回転を検出する装置が設けられており、かつあらかじめ設定されたベルト帯引出しに達した際に、操作リングのための駆動装置の点火が行なわれる。その点において本発明のこの構成において、事故の間に行なわれかつベルト巻き付け器の力制限装置の作用によって引起こされるベルト帯引出しは、力制限装置のレベルを切換えるための尺度として利用される。
【0015】
図面に本発明の実施例が再現されており、次にこれらについて説明する。
【0016】
図1及び1Aから明らかなベルト巻き付け器10は、U形のフレームを有し、このフレームの側部脚11に、ベルト軸12が回転可能に支持されている。ベルト軸12上にベルト帯9が巻き付けられている。ベルト軸の内部に、力制限装置としてねじり棒13があり、このねじり棒は、一層大きな横断面を有する区間14、及び一層小さな横断面を有する区間15を有し、その際、一方においてねじり棒13の区間14、15の間にかつ他方において区間15の端部に、それぞれ1つの接続片16a、bが設けられており、この接続片によってねじり棒13のそれぞれの区間14又は15とベルト軸12の連結が行なわれる。図1の表示において左外側に、ベルト巻き付け器のロック側17が形成されておりこのロック側においてねじり棒13は、プロファイルヘッド50に接続されている。
【0017】
一層大きな横断面を有するねじり棒13の区間14とベルト軸12の連結は、所属の接続片16aを形状結合して上からつかむトルク管18を介して行なわれるが、一方一層小さい横断面を有するねじり棒13の区間15とベルト軸12の結合のために、ベルト軸12は、区間15の右側端部に配置された接続片16bを直接形状結合してつかんでいる。一層高い力レベルから低い力レベルへの力制限装置の切換えのための切換え装置は、図2に詳細に示すつめ21を介して形成されており、これらのつめは、ベルト軸12とトルク管18をなお説明するように互いに連結しているので、つめ21の連結位置において、ベルト軸12からトルク管18を介してねじり捧13の区間14への力の流れが行なわれ、したがって区間14は、ベルト軸12の相応した負荷の際に、ベルト帯9に及ぼされる張力によってねじられ、かつ高いレベルにおける力制限を可能にする。なお説明すべき切換え装置の操作によってつめ21が、トルク管18との噛み合いを外されると、ベルト軸12は、トルク管18に対して回転することができ、かつこの時、ベルト軸12とねじり棒13の区間15に所属の接続片16bとの間の形状結合を介して力の流れが行なわれるので、今度は、区間15がねじられ、かつ一層低いレベルにおける力制限を可能にする。
【0018】
図1aに関連して図2から明らかなように、ベルト軸12とトルク管18との間の連結をその連結位置において引起こすつめ21は、ベルト軸12の横断面に形成された切り欠き40内に、回転中心22の回りで揺動可能に支持されており、その際、ベルト軸12は、その外側周において軸リング45によって囲まれ、この軸リングは、ベルト軸12における切り欠き40を上からつかんでおり、かつその際、支持部24によってつめ21は、その噛み合いフック23によってトルク管18の切り欠き51に噛み合って保持される。軸リング45が軸線方向に動かされると、つめ21は、軸リング45の支持部24から釈放されるので、自己開き傾向を有するように支持されたつめ21は、外方に向かって切り欠き40内に揺動し、かつその際、ベルト軸12とトルク管18との間の結合は解消される。つめの自己開き傾向は、一方において切り欠き51の及び他方において噛み合いフックの相応する構成を介して調節される。軸リング45は、ベルト軸12のプロファイル内に噛み合うフック52を介して形状結合してベルト軸12上に支持されており、かつベルト軸12とともにそれぞれ一緒に回転する。
【0019】
軸リング45の軸線方向移動は、図3に示された駆動装置を介して引起こされ、この駆動装置において軸端部を上からつかむベルト巻き付け器10のカバー20内に、花火技術的な装填物27を有する駆動装置26が配置されており、この装填物は、ピストン28にこれを直線的に動かすように作用する。その直線的な運動の際にピストン28は、操作リング19から半径方向に突出した段部29にアクセスするので、操作リング19は、ピストン28の操作の際に回転する。操作リング19は、ハウジング10に、又は他方においてハウジング10に取付けられたカバー20に支持されており、かつベルト軸12の通常の機能の間に一緒に回転しない。しかしその操作運動の際にこの操作リングは、制限された回転運動を実行する。操作リング19は、操作リング19とカバー20との間に配置された詳細には図示しない斜めの傾斜部を介して、カバー20に対して支持されているので、操作リング19は、導入された旋回に基づいて、カバー20から押し離され、かつこのようにして軸線方向に移動する。操作リング19のこの軸線方向移動は、操作リング19と軸リング45の相互の接触を介して軸リング45に伝達されるので、軸リング45の移動は、説明しかつ図4においてもう一度図示するように、つめ21の釈放に通じる。図示した実施例において、軸リング45と操作リング19は、互いに重なった突起を介して互いに接触しているので、操作リング19の軸線方向移動は、軸リング45に相応して伝達可能である。
【0020】
図5ないし7から詳細に明らかなように、本発明の実施例によれば、トルク管18とベルト軸12との間にそれぞれ1つの追加的な変形可能な要素を配置することが考慮されているので、ねじり棒の高い方の力レベルから低い方への切換え過程の間に、力伝達の追加的な段階付け又は軟らかい移行が得られ;それにより2段階のねじり棒の際に、追加的な第3の力認識を設定する可能性が生じる。すなわちつめ21の外側揺動によって、ベルト軸12がトルク管18から連結解除されると、ベルト軸12へのねじり棒13の区間15の接続の間のその後の過程において、トルク管18に対するベルト軸12の相対回転が行なわれ、かつこの相対回転の初めに、第3のエネルギー吸収要素は、ベルト軸12とトルク管18との間に追加的に配置された変形可能な要素を介して投入され、これらの要素は、その後の経過においてねじり棒13の区間15だけを介して力制限が生じる前に、低い方の力レベルへの切換えの開始とともにまず、設けられた変形可能な要素を介してねじり棒13の区間15に対して並列に行なわれる追加的な制動を引起こす。
【0021】
図5に示された実施例において、ベルト軸12とトルク管18との間に2つのせん断橋絡片が配置されており、これらのせん断橋絡片は、トルク管18に対する軸12の相対回転の際にせん断される。
【0022】
図6a又は6bに示された実施例において、半径方向に配置された2つの曲げビーム31が設けられており、これらの曲げビームは、その一方の端部によってベルト軸12の切り欠き32内にあり、かつその他方の端部によってトルク管18における突起33に接しているので、ベルト軸12とトルク管18との間の相対回転の際に、曲げビーム31は、ねじり棒の区間15がベルト軸12の引続き回転に基づいて有効になる前に、まずベルト軸12に形成された自由空間34内に曲げられる。
【0023】
図7a、7bに示された実施例において、変形可能な要素として、ベルト軸12内に形成されたじゃま板36内に挿入された変形可能な材料からなる帯状片35が設けられており、この帯状片は、その端部によってトルク管18に吊されており、したがってベルト軸12とトルク管18との間の相対回転の際に、ベルト軸12が引続き回転しながらトルク管18からのその連結解除に基づいてねじり棒13の区間15にアクセスできる前に、変形作業の動力を受けてじゃま板36から引出される。
【0024】
事故の間の力制限の正確な切換えのため、したがって力制限器を装備したベルト巻き付け器と車両内に配置されたエアバッグとの間の共同動作のため、力制限器の切換えの時点はきわめて重要である。なぜなら力制限器によって可能なベルト帯引出しを介して、膨らむエアバッグに抗する方向のベルトを締めた人の前方移動が、ある程度の範囲において与えられるからである。
【0025】
図示されていないように、切換え過程に対する、すなわちこの中における花火技術的な装填物27の点火のための時点の適正な確定の可能性は、相応して設けられた制御ユニット内において、その経過後においてそれぞれ花火技術的な装填物27の点火が行なわれる期間があらかじめ設定されていることによって、確定された時点にわたってこの点火をトリガすることにある。
【0026】
図8に制御の代替可能性が示されており、ここではベルト巻き付け器の力制限装置の作用によって引起こされるベルト帯引出しが、花火技術的なユニット27の点火のための尺度として利用される。そのためにベルト巻き付け器10に、例えばポテンショメータの形の測定装置37が設けられており、この測定装置は、軸回転の速度又は角速度を検出する。このようにして検出された値が閾値を越えたとき、これは、力制限の開始と識別され、かつポテンショメータを介してその後のベルト帯引出しが検出される。ベルト軸12の角速度は、ベルトの装着の際の通常の手動のベルト帯引出しの際、及びベルト巻き付け器のロックの応答の際にも、力制限装置又はエネルギー吸収要素の応答の際よりも著しく低い。力制限の際の角速度は、通常のベルト帯引出しの際よりもほぼ10倍だけ高い。車両に設けられた制御ユニット39において、ベルト帯引出しの所定の程度が、花火技術的な装填物27の点火のための予定として記憶されており、かつさらに設けられたベルト巻き付け器制御ユニット38において、ポテンショメータから伝達されたベルト帯引出し速度が、車両の制御ユニット39からあらかじめ与えられた値と一致したとき、制御ユニット38は、花火技術的な装填物27の点火を開始する。それからこの時点に、高い方の力レベルから低い方へ力制限装置の切換えが行なわれる。
【0027】
最後に図9に、互いに平行に整列された2つのエネルギー吸収要素を有する本発明の実施例が示されている。この実施例においても、ベルト軸12は、ハウジング脚11内に回転可能に支持されている。ベルト巻き付け軸13のロック側端部17においてこれに、端面側にハウジングのU脚11内において回転するプロファイルヘッド50が付属しており、その際、プロファイルヘッド50に、暗示されただけの制御装置の作用を受けて半径方向に転向可能なロック遮断部材55が支持されており、このロック遮断部材は、作用する遅延の場合に、制御に基づいてハウジングの所属の通口内に配置された歯部内に制御される。
【0028】
プロファイルヘッド50とベルト軸12は、ねじり棒13の一方の端部がプロファイルヘッド50に形状結合して結合されており、かつベルト軸12内に延びたねじり棒13の他方の端部がベルト軸12に接続されていることによって、力制限装置として作用するねじり棒13によって互いに結合されている。そのためにつめ21の支持のために必要な切り欠き40を形成するため、ベルト軸12は、ロック側17に対向する側部脚11の外側において広がっている。ベルト軸12のいちばん外側の端部に支持された第1の外側つめ21は、ねじり捧13の半径方向に突出したフランジ60にアクセスするので、その点においてつめ21がロックされた際、ねじり棒13とベルト軸12の結合が存在する。つめ21は、対応する外側の軸リング45によって噛み合って保持され、その際、第1の軸リングに、第1の操作リング19も付属している。
【0029】
追加的なエネルギー吸収要素として、ねじり棒13を囲みかつ同様にプロファイルヘッド50に接続されたねじりスリーブ61が設けられており、このねじりスリーブは、ねじり棒13のフランジ60に隣接して、同様に半径方向フランジ62を有し、このフランジに、ベルト軸12に支持されかつその切り欠き40内にある第2のつめ21が付属しており、このつめは、第2の軸リング45によって噛み合って保持され、この軸リングは、他方において第2の操作リング19によって制御可能である。この配置によって両方のつめ21の制御を介して、それぞれ異なったレベルのエネルギー吸収を制御することができる。
【0030】
前記の説明、特許請求の範囲、要約書及び図面に開示されたこの書類の対象の特徴は、個別的にかつ相互の任意の組合せにおいて、その種々の構成における本発明の実現にとって重要であることがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の切換え状態(つめの釈放)を有する切換え装置も含めてベルト軸及び2段階のねじり捧を有するベルト巻き付け器を示す長手断面図である。
【図1A】 図1の対象を示す展開図である。
【図2】 図1による切換え装置を示すA−Aにおいて切断した端面図である。
【図3】 切換え装置のための駆動装置を示す略図である。
【図4】 図2による切換え装置を駆動装置を操作した後において示す図である。
【図5】 別の制動作用を調節する追加的なせん断ビームを有する図2による切換え装置を示す図である。
【図6a】 追加的な曲げビームを有する図2による切換え装置を示す図である。
【図6b】 追加的な曲げビームを有する図2による切換え装置を示す図である。
【図7a】 帯状の変形要素を有する図2による切換え装置を示す図である。
【図7b】 帯状の変形要素を有する図2による切換え装置を示す図である。
【図8】 第2の切換え状態(つめのロック)におけるベルト帯引出しに依存する切換え装置の切換え時点の制御に関連した図1及び3の対象を示す図である。
【図9】 並列に接続された2つのエネルギー吸収要素を有する図1によるベルト巻き付け器の別の実施例を示す図である。

Claims (15)

  1. ベルト巻き付け器(10)が、力制限装置として、一方においてベルト軸(12)に結合されかつ他方においてプロファイルヘッド(50)を介してベルト巻き付け器(10)のロック装置に結合された少なくとも1つのエネルギー吸収要素(13;14,15;61)を有し、かつエネルギー吸収を調節しかつ独立した駆動装置(26)を介して切換え可能な切換え装置としてのつめ21)が設けられている、力制限部を備えたベルト巻き付け器(10)において、ベルト軸(12)及び/又は切換え装置に無関係に配置された駆動装置(26)を介してそれぞれの時点に切換え可能な切換え装置が、自己開き傾向を有するように支持されたつめ(21)を有し、このつめが、軸線の方向に可動に配置された軸リング(45)によって、その連結位置に保持されており、かつ軸リング(45)が、花火技術的に駆動可能な操作装置としての操作リング(19)によって、その連結位置からその釈放位置へつめ(21)切換え制御を軸リング(45)が可能にする位置に、軸線方向に移すことができることを特徴とする、力制限部を備えたベルト巻き付け器(10)。
  2. 互いに直列又は並列に配置された少なくとも2つのエネルギー吸収要素(13;14,15;61)が設けられており、かつ切換え装置としてのつめ21)が、駆動装置(26)を制御した際に、一方のエネルギー吸収要素から他方のエネルギー吸収要素に切換えられることを特徴とする、請求項1に記載のベルト巻き付け器。
  3. ねじり棒(13)が、エネルギー吸収要素として、異なったエネルギー吸収を調節するために異なった横断面を有する互いに直列に配置された少なくとも2つの区間(14,15)を有し、かつ形状結合してねじり棒(13)の少なくとも一方の区間(14,15)及びベルト軸(12)を結合するトルク管(18)が設けられていることを特徴とする、請求項1又は2に記載のベルト巻き付け器。
  4. ねじりスリーブ(61)が、ねじり棒(13)に対して並列接続して配置されており、かつねじりスリーブ(61)及びねじり棒(13)にそれぞれ所属の切換え装置としてのつめ21)によって、ねじりスリーブ(61)又はねじり棒(13)が遮断可能であることを特徴とする、請求項1又は2に記載のベルト巻き付け器。
  5. 軸リング(45)が、形状結合構成部としてのフック52)を介してベルト軸(12)に結合されており、かつこれとともに回転することを特徴とする、請求項1ないし4の1つに記載のベルト巻き付け器。
  6. つめ(21)が、ベルト軸(12)の横断面において切り欠かれた切り欠き(40)内に揺動可能に支持されており、かつ軸リング(45)が、その連結位置においてつめ(21)を保持するその位置において切り欠き(40)を上からつかむように、軸リング(45)が、ベルト軸(12)の外側周をつかむように配置されていることを特徴とする、請求項1ないし5の1つに記載のベルト巻き付け器。
  7. 軸リング(45)の移動のための操作装置が、駆動装置(26)の作用を受けて制限された回転範囲にわたって回転可能にベルト巻き付け器(10)に配置された操作リング(19)からなり、この操作リングが、ベルト軸(12)の軸線方向に斜めに延びた少なくとも1つの傾斜部を介して、ベルト巻き付け器(10)のカバー(20)に支持されており、かつその旋回によって軸線方向に可動であることを特徴とする、請求項1ないし6の1つに記載のベルト巻き付け器。
  8. 操作リング(19)及びカバー(20)の周にわたって分配して複数の傾斜部が配置されていることを特徴とする、請求項7に記載のベルト巻き付け器。
  9. 操作リング(19)の旋回のための駆動装置(26)として、直線的に可動の花火技術的に駆動されるピストン(28)が設けられており、このピストンが、操作リング(19)から半径方向に突出した段部(29)に接線方向に作用することを特徴とする、請求項1ないし5の1つに記載のベルト巻き付け器。
  10. ベルト軸(12)とトルク管(18)との間に、変形可能な要素(30,31,35)が配置されていることを特徴とする、請求項1ないし9の1つに記載のベルト巻き付け器。
  11. 変形可能な要素が、ベルト軸(12)及びトルク管(18)の周方向に延びたせん断ビーム(30)として形成されていることを特徴とする、請求項10に記載のベルト巻き付け器。
  12. 変形可能な要素が、ベルト軸(12)とトルク管(18)との間に半径方向に配置された曲げビーム(31)として形成されていることを特徴とする、請求項10に記載のベルト巻き付け器。
  13. 変形可能な要素として、ベルト軸(12)のじゃま板(36)内に配置された変形可能な材料からなる帯状片(35)が設けられており、この帯状片が、その端部によってトルク管(18)に取付けられており、かつトルク管(18)の回転の際に変形作業の動力を受けてじゃま板(36)から引出し可能であることを特徴とする、請求項10に記載のベルト巻き付け器。
  14. 操作装置としての操作リング19)のための駆動装置の点火のために、車両センサにより活性化されかつあらかじめ設定された期間を含む時間回路が設けられていることを特徴とする、請求項1ないし13の1つに記載のベルト巻き付け器。
  15. 力制限部によって引起こされるベルト帯引出しを検出するためにあらかじめ設定された閾値を越えた後に、負荷を受けたベルト軸(12)の軸回転を検出する装置(37)が設けられており、かつあらかじめ設定されたベルト帯引出しに達した際に、操作リング(19)のための駆動装置(26)の点火が行なわれることを特徴とする、請求項1ないし13の1つに記載のベルト巻き付け器。
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