JP4386210B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

技術分野
本発明は半導体装置に関し、特に強誘電体メモリ装置のおける特性のばらつきや特性劣化の改善に関するものである。
背景技術
従来の半導体装置としては、例えば増幅回路,発振回路,電源回路等を搭載した比較的規模の小さい集積回路から、マイクロプロセッサやメモリ装置としての大規模な集積回路まで種々のものが開発されている。特に近年、不揮発性メモリ装置の一種として、メモリセルを構成するキャパシタとして強誘電体キャパシタを備えた強誘電体メモリ装置が考案されている。
上記強誘電体キャパシタは、対向する一対の電極と、該両電極間に持挟された強誘電体材料からなる誘電体層とから構成されており、上記両電極間の印加電圧と強誘電体材料の分極率との対応関係についてヒステリシス特性を有している。つまり、強誘電体キャパシタは、電界(印加電圧)が零のときでも、電圧印加の履歴に応じた極性の残留分極が強誘電体層内に残る構成となっており、上記強誘電体メモリ装置では、記憶データを強誘電体キャパシタの残留分極で表わすことにより、記憶データの不揮発性を実現している。
このような強誘電体キャパシタを用いた不揮発性メモリ装置では、強誘電体キャパシタのヒステリシス特性のばらつきを少なくし、かつヒステリシス特性の使用による変動を少なくすることが重要な課題となっている。
以下、具体的に説明すると、図14〜図16は、従来の強誘電体メモリ装置を説明するための図であり、図14は該強誘電体メモリ装置におけるメモリセルアレイを示す平面図、図15は該図14におけるXV−XV線部分の断面図、図16は強誘電体キャパシタの上部電極と下部電極との位置関係を示す平面図である。
図において、200は強誘電体メモリ装置を構成するメモリセルアレイであり、そのシリコン基板201上には、第1の方向D1に沿ってトランジスタ領域220aが複数配列されており、該シリコン基板201の、トランジスタ領域220a以外の部分は、素子分離絶縁膜202が形成されている。
また、第1の方向D1に沿った1列のトランジスタ領域220aの両側には、素子分離絶縁膜202上に第1の層間絶縁膜203を介して下部電極(第1の電極)211がセルプレート電極として形成されている。該下部電極211は、チタンや白金等の金属材料から構成されており、上記第1の方向D1に沿って延びる帯状平面形状を有している。この下部電極211の表面には、強誘電体層213が形成されている。
また、上記下部電極211表面の強誘電体層213上には、上記各トランジスタ領域220aに対応して、チタンや白金等の金属材料からなる上部電極(第2の電極)212が形成されている。つまり上記強誘電体層213上には、上記第1の方向D1に沿って上部電極212が複数配置されている。各上部電極212の平面形状は、上記第1の方向D1を長手方向とする長方形形状となっており、また図14から分かるように該各上部電極212の面積は下部電極211の面積より小さくなっている。ここで、強誘電体キャパシタ210は上記下部電極211,上部電極212及びこれらの間に位置する強誘電体層213により構成されており、上記強誘電体層213の表面及び上部電極211の表面は第2の層間絶縁膜204により被覆されている。
なおここでは、上記上部電極112は下部電極211の中央部分に配置されており、下部電極211の一方の側辺211aとこれに対向する上部電極211の側辺211aとの距離(以下、非オーバーラップ幅)O11、及び下部電極211の他方の側辺211aとこれに対向する上部電極211の側辺211aとの距離(以下、非オーバーラップ幅)O12は等しくしている。
また、上記トランジスタ領域220aを挟んで対向する一対の下部電極211の間には、ポリシリコンからなる一対のワード線(第2の配線)223a,223bが、1列に並ぶ複数のトランジスタ領域220aに跨がるよう配置されている。該各トランジスタ領域220aにおける該ワード線223a,223bの両側には、メモリセルを構成するメモリトランジスタ220のソース拡散領域222,ドレイン拡散領域221が形成されている。上記ワード線223a,223bの各トランジスタ領域220a上に位置する部分は、上記メモリトランジスタ220のゲート電極を構成しており、基板表面上にゲート絶縁膜202aを介して位置している。上記拡散領域221,222及びワート線223a,223bの表面は、上記第1及び第2の層間絶縁膜203,204により被覆されている。なお、図14ではこれらの層間絶縁膜は省略している。
そして、上記各トランジスタ領域220aにおける一対のワード線223a及び223b間に位置するソース拡散領域222は、上記第1,第2の層間絶縁膜203,204に形成したコンタクトホール205bを介して、上記第1の方向D1と直交する第2の方向D2に沿って延びるビット線233bに接続されている。また、上記各トランジスタ領域220aにおける対向するワード線223a,223bの外側に位置するドレイン拡散領域221は、接続配線233aにより上記上部電極212に電気的に接続されている。つまり上記接続配線233aの一端部は、上記第2の層間絶縁膜204に形成したコンタクトホール204aを介して上記上部電極212に接続され、上記接続配線233aの他端部は、上記第1,第2の層間絶縁膜203,204に形成したコンタクトホール205aを介してドレイン拡散領域221に接続されている。
ここで、上記下部電極211及び強誘電体層213は、上記層間絶縁膜203上にチタンや白金等の金属材料、及び強誘電体材料を順次成膜し、これらをパターニングしてなるもの、上記上部電極212は、上記強誘電体層213上にチタンや白金等の金属材料を成膜し、これをパターニングしてなるものである。また、上記ビット線233b及び接続配線233aは、上記層間絶縁膜204上に形成したアルミ等の金属膜をパターニングして形成したものである。また上記ワード線223a,223bは、ゲート絶縁膜202a及び素子分離絶縁膜202上に形成したポリシリコン膜をパターニングしてなるものである。
上記第1の層間絶縁膜203はNSG(酸化珪素系)やBPSG(ボロン燐ドープ酸化シリコン)等の絶縁材料からなり、第2の層間絶縁膜204は、例えばPSG(燐ドープ酸化シリコン)からなる。
また、上記強誘電体キャパシタの強誘電体層213を構成する強誘電体材料としては、KNO、PbLa2O−ZrO−TiO、およびPbTiO−PbZrOなどが知られている。また、PCT国際公開第WO93/12542号公報には、強誘電体メモリ装置に適した、PbTiO−PbZrOに比べて極端に疲労の小さい強誘電体材料も開示されている。
次に動作について簡単に説明する。
このような構成の強誘電体メモリ装置では、例えばワード線223aを選択し、続いて下部電極211の1つ(例えば図14に示す一番上の下部電極)を駆動して、その電圧レベルを論理電圧“H”に対応するレベルとすると、この下部電極上に形成された強誘電体キャパシタ210の記憶データが接続配線233a及びトランジスタ220を介して各ビット線233bに読み出される。
この読み出し動作の原理を簡単に説明する。図17は強誘電体キャパシタのヒステリシス特性をグラフで示しており、縦軸を強誘電体キャパシタの分極電荷量P、横軸を強誘電体キャパシタへの印加電界Eに対応させている。また、P,Pは、それぞれ強誘電体キャパシタに電界E,E(=−E)を印加したときに生ずる分極電荷量、Pr1は印加電圧Eに対する残留電荷量、Pr2は印加電圧E(=−E)に対する残留電荷量、Ec1は残留電荷量Pr2に対する抗電界、Ec2は残留電荷量Pr1に対する抗電界である。なお、この強誘電体メモリ装置ではデータの読み出し時に強誘電体キャパシタに印加される読出し電圧(つまり下部電極に印加される電圧)は、上記強誘電体キャパシタの印加電界がEとなる電圧に決められている。
上記強誘電体メモリ装置では、各メモリセルに所定の記憶データが書き込まれており、該メモリセルを構成する強誘電体キャパシタの残留電荷量は、該記憶データ「1」あるいは「0」に対応した残留電荷量Pr1あるいはPr2となっている。この状態で、所定のワード線が駆動され、強誘電体キャパシタの所定の下部電極に上記読み出し電圧が印加されると、該所定の下部電極上に位置する強誘電体キャパシタからは、残留電荷量Pr1あるいはPr2に応じた電荷がビット線上に読み出される。
例えば、残留電荷量がPr2である強誘電体キャパシタからは、印加電圧Eに対応する分極電荷量Pと残留電荷量Pr2との差ΔP(=Pr2−P)が、記憶データに対応する信号電荷としてビット線233b上に読みだされる。また残留電荷量がPr1である強誘電体キャパシタからは、印加電圧Eに対応する分極電荷量Pと残留電荷量Pr1との差ΔP1(=Pr1−P)が、記憶データに対応する信号電荷としてビット線上に読みだされる。この場合、ビット線上に読みだされる電荷量(Pr1−P)と電荷量(Pr2−P)とは異なるため、この電荷量の違いによりメモリセルに記憶されているデータを識別することができる。また、このようにして強誘電体キャパシタからデータを読みだす構成では、強誘電体キャパシタの残留電荷量が残留電荷量Pr1であるメモリセルについては読み出し動作により、データ破壊が生ずる。このためこの強誘電体メモリ装置は、データの読み出しを行った後、各強誘電体キャパシタに読み出し前の記憶データを書き込んでメモリセルのデータを修復する回路構成を有している。
そして各ビット線233bに読み出された記憶データに対応する信号電荷は、センスアンプ(図示せず)により増幅されて、強誘電体メモリ装置の外部に出力される。その後、上記下部電極211の電圧レベルを論理電圧“L”に対応するレベルとし、上記ワード線223aを非選択状態として読みだしを終了する。
ところが、従来の強誘電体キャパシタ210では、特性のばらつき,つまり強誘電体層の分極率のばらつきが大きく、また特性変動,つまり分極率の経時変化を起こしやすいという問題があった。
つまり、上記図17に示す強誘電体キャパシタのヒステリシス特性曲線における、印加電界E,Eに対する分極電荷量P,P、抗電界Ec1,Ec2、あるいは残留電荷量Pr1,Pr2の初期値が、1つのデバイス(強誘電体メモリ装置)内のメモリセル間、あるいはデバイス間で大きくばらついたり、時間の経過に伴うヒステリシス特性の変動(曲線Laで示す正常な特性から、曲線Lbで示す劣化した特性への変化)が短期間で生じたりする。
本発明は上記のような問題点を解決するためになされたもので、強誘電体キャパシタの特性のばらつきを抑え、かつ時間の経過に伴う特性変動を小さくすることができる、耐用年数が長く製造歩留りのよい半導体甜装置を得ることを目的とする。
発明の開示
本発明(請求項1)に係る半導体装置は、第1の方向に沿って延び、該第1の方向と垂直な第2の方向を幅方向とする平面形状を有する第1の電極と、該第1の電極と対向するよう配置され、上記第1の方向と第2の方向との間の方向をその長手方向とする平面形状を有する第2の電極と、上記第1の電極と第2の電極との間に配置された強誘電体層とを備え、上記第1の電極が上記強誘電体層の下部に配置され、且つ、上記第1の電極と上記強誘電体層とが同一のパターン形状を有しており、上記第1,第2の電極及び該両電極間の強誘電体層により、強誘電体キャパシタが構成されているものである。
本発明(請求項2)に係る半導体装置は、請求項1記載の半導体装置において、上記第2の電極の平面形状は多角形形状であり、該第2の電極の平面形状における内角の大きさは、いずれも90度以上としたものである。
本発明(請求項3)に係る半導体装置は、第1の方向に沿って延び、該第1の方向と垂直な第2の方向を幅方向とする平面形状を有する第1の電極と、該第1の電極と対向するよう配置され、該第1の電極の第1の方向と平行な第1側辺に最も近接して対向する第1側辺、及び該第1の電極の第1の方向と平行な第2側辺に最も近接して対向する第2側辺を有する第2の電極と、上記第1の電極と第2の電極との間に挟持された強誘電体層とを備え、上記第1の電極が上記強誘電体層の下部に配置され、且つ、上記第1の電極と上記強誘電体層とが同一のパターン形状を有しており、上記第1,第2の電極及び該両電極間の強誘電体層により強誘電体キャパシタが構成されており、上記第2の電極の第1側辺の長さがその第2側辺の長さよりも長くし、かつ該第2の電極の第1側辺から第1の電極の第1側辺までの距離が、該第2の電極の第2側辺から第1の電極の第2側辺までの距離より大きくしたものである。
本発明(請求項4)に係る半導体装置は、請求項3記載の半導体装置において、上記第2の電極の平面形状は多角形形状であり、該第2の電極の平面形状における内角の大きさは、いずれも90度以上としたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施の形態1による強誘電体メモリ装置を構成するメモリセルアレイを示す平面図である。
第2図は、第1図におけるII−II線部分の断面図である。
第3図は、上記実施の形態1の強誘電体キャパシタを構成する下部電極と上部電極との位置関係を示す平面図である。
第4図は、本発明の実施の形態2による強誘電体メモリ装置を構成するメモリセルアレイを示す平面図である。
第5図は、上記実施の形態2の強誘電体キャパシタを構成する下部電極と上部電極との位置関係を示す平面図である。
第6図は、本発明の実施の形態3による強誘電体メモリ装置を構成するメモリセルアレイを示す平面図である。
第7図は、上記実施の形態3の強誘電体キャパシタを構成する下部電極と上部電極との位置関係を示す平面図である。
第8図は、本発明の実施の形態4による強誘電体メモリ装置を説明するための平面図であり、該強誘電体メモリ装置を構成する強誘電体キャパシタの下部電極と上部電極との位置関係を示している。
第9図は、本発明の実施の形態5による強誘電体メモリ装置を説明するための平面図であり、該強誘電体メモリ装置を構成する強誘電体キャパシタの下部電極と上部電極との位置関係を示している。
第10図は、本発明の実施の形態6による強誘電体メモリ装置を説明するための平面図であり、第10(a)図は、該強誘電体メモリ装置を構成する強誘電体キャパシタの下部電極と上部電極との位置関係を示す図、第10(b)図は、この実施の形態6の上部電極の形状を説明するための図、第10(c)図は、この実施の形態6の上部電極の形状を示す図である。
第11図は、上記実施の形態6における強誘電体キャパシタの上部電極の構造を用いた、デバイス面積を有効利用したメモリセルアレイの構成を示す平面図である。
第12図は、本発明の実施の形態7による強誘電体メモリ装置を構成するメモリセルアレイを示す平面図である。
第13図は、上記実施の形態7の強誘電体キャパシタを構成する下部電極と上部電極との位置関係を示す平面図である。
第14図は、従来の強誘電体メモリ装置を構成するメモリセルアレイを示す平面図である。
第15図は、第14図のXV−XV線部分の断面図である。
第16図は、従来の強誘電体メモリ装置における強誘電体キャパシタの下部電極と上部電極との位置関係を示す図である。
第17図は、上記強誘電体キャパシタのヒステリシス特性をグラフで示す図である。
発明を実施するための最良の形態
まず、本発明の着眼点及び基本原理について説明する。
本件発明者等は、上記目的を達成すべく鋭意研究した結果、上記強誘電体キャパシタの特性のばらつきや特性変動は、強誘電体キャパシタを構成する強誘電体層を形成した後の種々の処理による強誘電体層の材質劣化等によるものであることを見い出した。
つまり、上記下部電極及び強誘電体層は、層間絶縁膜上に白金等の金属膜及び強誘電体膜を形成した後これらをパターニングして形成されるため、このパターニングを行う際、エッチング処理により露出した強誘電体層の側面からエッチャント等が不純物として侵入し、強誘電体層の側辺部分で材質劣化が生ずる。また、このエッチングの際には、強誘電体層と下部電極との界面も露出されるので、該界面部分に不純物の侵入により抵抗層等が形成される。
また、上部電極は、上記強誘電体層上に形成した白金等の金属膜をパターニングして形成されるため、このパターニングの際、該強誘電体層の、金属膜が除去されて露出した部分はエッチング処理にさらされ、これにより強誘電体層の、上部電極の周辺部で材質劣化が生ずる。
さらに、層間絶縁膜の上部電極上の部分を選択的に除去してコンタクトホールを形成する際には、該コンタクトホール内に露出する上部電極を介して不純物が強誘電体層に侵入し、さらに接続配線を形成する際には、該接続配線の構成材料であるチタン等が上記上部電極を介して強誘電体層に侵入する。これによって強誘電体層のコンタクトホールに対応する部分で材質の劣化が生ずる。
このようなことから、下部電極の長手方向と垂直な方向の幅寸法を大きくして上部電極を下部電極の側辺部からできるだけ離して配置し、しかも上部電極の面積を大きくすることにより、強誘電体キャパシタにおける強誘電体層の不純物拡散による劣化部分の影響を小さくすることができるが、単純に下部電極や上部電極のサイズを大きくする、例えば、図16に示す上記非オーバーラップ幅O11,O12を上部電極212の幅W2以上に広くとると、下部電極211の幅W1は(W2+O11+O12)以上に広くなりメモリセルアレイの基板上でのレイアウト面積が著しく増大するととなるといった新たな問題が生ずる。
そこで、本件発明者等はさらに強誘電体キャパシタを構成する上部電極の形状と上記特性ばらつき等との関連性、及び上部電極上でのコンタクトホールの位置と上記特性ばらつき等との関連性を見いだし、これらに基づいて上記新たな問題の発生を回避可能なものを開発した。
つまり、本件発明者等は、従来の強誘電体キャパシタ210では、上記上部電極212の長さL2がその幅W2に対して長いため、強誘電体層側辺の材質劣化部分の影響を大きく受け、強誘電体キャパシタの特性ばらつきや特性変動を起こしやすくなっていることに気づき、強誘電体キャパシタを構成する強誘電体層の材質劣化が生ずる部分は、主に下部電極の側辺近傍に位置する部分であり、上部電極の平面形状を、下部電極の幅方向を長手方向とする形状とすることにより、上部電極の面積の縮小を招くことなく、強誘電体キャパシタに含まれる強誘電体層の材質劣化部分を少なくできることを見いだした。
さらに、上記上部電極のコンタクトホールを、上部電極の中央位置から下部電極の側辺側にずれた位置に配置することにより、該コンタクトホールから上部電極を介して強誘電体層に不純物が拡散するのを抑制できることを見いだした。
以下、このような着眼点及び基本原理に基づく本発明の各実施の形態について説明する。
実施の形態1.
図1〜図3は、本発明の実施の形態による強誘電体メモリ装置を説明するための図であり、図1は該強誘電体メモリ装置を構成するメモリセルアレイの一部を示す平面図、図2は図1におけるII−II線部分の断面図、図3はメモリセルを構成する強誘電体キャパシタの上部電極と下部電極との位置関係を示す平面図である。
図において、100aは強誘電体メモリ装置を構成するメモリセルアレイであり、そのシリコン基板101上には、第1の方向D1及びこれに垂直な第2の方向D2に沿ってトランジスタ領域120aがマトクリス状に配列されており、該シリコン基板101の、各トランジスタ領域以外の表面領域には素子分離絶縁膜102が形成されている。
また、第1の方向D1に沿った各列のトランジスタ領域120aの両側には、下部電極(第1の電極)111aがセルプレート電極として設けられている。該下部電極111aは、チタンや白金等の金属膜をパターニングして形成されており、素子分離絶縁膜102上に第1の層間絶縁膜103を介して配置されている。また上記下部電極111aは、上記第1の方向D1に沿って延び、該第1の方向と垂直な第2の方向を配線幅方向とする帯状平面形状を有し、その表面には強誘電体層113が形成されている。
また、上記各下部電極111aの表面の強誘電体層113上には、白金等の金属膜のパターニングにより上部電極(第2の電極)112aが形成されている。つまり上記各下層電極111aの強誘電体層113上には、上記第1の方向D1に沿って上部電極112aが複数配置されている。また各上部電極112aの平面形状は、上記第2の方向D2を長手方向とする長方形形状となっており、しかも該上部電極112aの面積は下部電極111aの面積より小さくなっている。そして、上記強誘電体層113の表面及び上部電極112aの表面は第2の層間絶縁膜104により被覆されている。なお、図1では強誘電体層113及び第1,第2の層間絶縁膜103,104は省略している。
ここでは、上記下部電極111aと、その上方に位置する上部電極112aと、該下部電極と上部電極との間の強誘電体層113とにより、強誘電体キャパシタ110aが構成されている。そして、強誘電体キャパシタ110aは上記トランジスタ領域120aの両側にそれぞれ配置されている。
また、上記トランジスタ領域120aを挟んで対向する両下部電極111aの間には、ポリシリコンからなる一対のワード線123a,123aが、1列に並ぶ複数のトランジスタ領域120aに跨がるよう配置されている。ここでは、上記ワード線123a,123aは、トランジスタ領域120aにおけるコンタクトホール105a,105bの形成位置と重ならないようその平面形状をジグザグ形状としている。該各トランジスタ領域における該ワード線の両側には、メモリセルを構成するトランジスタのソース拡散領域122,ドレイン拡散領域121が形成されている。上記ワード線の各トランジスタ領域上に位置する部分は上記トランジスタのゲートを構成しており、基板101の表面領域上にゲート絶縁膜102aを介して位置している。上記拡散領域121,122及びワード線123a,123aの表面は、上記第1及び第2の層間絶縁膜103,104により被覆されている。
そして、上記各トランジスタ領域120aにおける一対のワード線の内側に位置するソース拡散領域122は、上記第1,第2の層間絶縁膜103,104に形成したコンタクトホール105bを介して、上記第1の方向D1と直交する第2の方向に沿って延びるビット線113bに接続されている。また、上記各トランジスタ領域120aにおける一対のワード線の外側に位置するドレイン拡散領域121は、接続配線113aにより、各トランジスタ領域120aに対応する強誘電体キャパシタ110aの上部電極112aに電気的に接続されている。つまり、上記接続配線113aの一端部は、上記第2の層間絶縁膜104に形成したコンタクトホール104aを介して上記上部電極112aに接続され、上記接続配線113aの他端部は、上記第1,第2の層間絶縁膜103,104に形成したコンクタトホール105aを介してドレイン拡散領域121に接続されている。
ここで、上記第1の層間絶縁膜103はNSG(酸化珪素系)やBPSG(ボロン燐ドープ酸化シリコン)等の絶縁材料からなり、第2の層間絶縁膜104は、例えばPSG(燐ドープ酸化シリコン)等の絶縁材料からなる。
また、上記強誘電体キャパシタ110aの強誘電体層113を構成する強誘電体材料としては、KNO3、PbLa23−ZrO2−TiO2、およびPCTiO3−PbZrO3などが知られている。また、PCT国際公開第WO93/12542号公報によれば、強誘電体メモリ装置に適した、PbTiO3−PbZrO3に比べて極端に疲労の小さい強誘電体材料も知られている。
また、上記接続配線113aとビット線113bとは、基板上に順次形成したチタン層及びアルミ層をパターニングして形成したものである。なお、上記接続配線113aとビット線113bとは、アルミ層の単層構造でもよい。この場合同一のアルミ層をパターニングして形成しても、それぞれ異なるアルミ層のパターニングにより形成してもよい。
そして、本実施の形態1では、特に図3に示すように、上記上部電極112aの平面形状を、上記第1の方向D1における寸法L2が、上記第2の方向D2における寸法W2より短い平面形状としている。また、下部電極111aにこれと対向するよう配置される上部電極112aの面積は、上記下部電極111aの面積より小さくしている。ここでは、上記下部電極111aの第1側辺111a1と、これに隣接して対向する上部電極112aの第1側辺112a1との距離(以下、第1の非オーバーラップ幅という。)O11、及び上記下部電極111aの第1側辺111aと、これに隣接して対向する上部電極112aの第1側辺112aとの距離O12(以下、第2の非オーバーラップ幅という。)は等しく、これら第1,第2の非オーバーラップ幅O11及びO12は、上記上部電極112aの第2の方向(下部電極の幅方向)D2における寸法W2以下に設定している。
次に作用効果について説明する。
本実施の形態1の強誘電体メモリ装置のデータの読み出し動作は従来の強誘電体メモリ装置の動作と同一である。
本実施の形態1では、強誘電体メモリ装置において、帯状平面形状を有する下部電極(セルプレート電極)111a上に、強誘電体層113を介して該下部電極111aの長手方向に沿って上部電極112aを複数配置して、複数の強誘電体キャパシタ110aを構成し、上記上部電極112aの、下部電極の長手方向における寸法L2を、これと垂直な方向の寸法W2より短くしたので、上部電極112aの面積を減少させることなく、上部電極112aにおける、材質劣化が生じている強誘電体層113の側辺部と重なる領域を少なくできる。これにより強誘電体キャパシタ全体としての特性のばらつきが小さくなり、また時間の経過に伴う特性変動も緩やかになる。
また、この場合、上記上部電極112aの、強誘電体層の材質劣化の影響を受ける領域の幅L2が狭いため、上記非オーバーラップ幅O11,O12を狭くしても、強誘電体キャパシタ全体としての特性のばらつきや特性変動を低く抑えることができ、この結果、下部電極111aの幅W1(=W2+O11+O12)を狭くでき、メモリセルアレイのレイアウト面積を狭めることも可能である。
また、この実施の形態1では、上部電極112a上に形成されるコンタクトホール104aを、上部電極112aの、その中央位置よりその一方の側辺側にずれた位置に配置しているので、コンタクトホールからの不純物の拡散による強誘電体層113の材質劣化が、上部電極112aの中央に対応する部分に及ぶのを抑制できる。
つまり、コンタクトホール104aの形成時及び接続配線113aの形成時に、不純物が該コンタクトホール104a内に露出する上部電極112aを介して強誘電体層113に侵入し、該強誘電体層113の材質を劣化させることとなる。このような材質劣化は、強誘電体キャパシタの特性のばらつきや特性劣化を招くものであるが、この材質劣化が、上部電極112aの中央に対応する部分から生ずると、強誘電体層の材質劣化は、下部電極111aの側辺側から生ずるものと合わさることとなって、強誘電体層の非常に広い範囲に及ぶこととなる。
これに対し、上記実施の形態1のように、上部電極112a上に形成されるコンタクトホール104aを、上部電極112aの、その中央位置よりその一方の側辺側にずれた位置に配置した強誘電体キャパシタでは、コンタクトホール104aからの不純物の拡散による強誘電体層113の材質劣化の生ずる領域を、下部電極111aの側辺側から材質劣化の生ずる領域に重ねあわせることができ、強誘電体層113の材質劣化の生じない領域を広く確保することができる。これにより、強誘電体キャパシタの特性ばらつきや特性劣化を効果的に抑制することができる。
なお、上記実施の形態1では、上部電極112aの幅(第2の方向D2における寸法)W2をその長さ(第1の方向D1における寸法)L2より短くした場合について示したが、上記上部電極112aの幅W2と長さL2とは同一寸法であってもよい。この場合も、強誘電体キャパシタ全体としての特性のばらつきや特性変動を小さく抑えることが可能である。
実施の形態2
図4及び図5は本発明の実施の形態2による強誘電体メモリ装置を説明するための図であり、図4は該強誘電体メモリ装置を構成するメモリセルアレイを示す平面図、図5は上記メモリセルアレイにおける、強誘電体キャパシタを構成する上部電極と下部電極との位置関係を示す図である。
この実施の形態2の強誘電体メモリ装置のメモリセルアレイでは、上記実施の形態1における、隣接する上部電極の配置間隔を、該上部電極を構成する導電性材料層に形成可能な開口パターンの最小寸法(最小加工寸法)S2bとし、これに伴って、実施の形態1におけるトランジスタ領域における各コンタクトホールの配置を変更したものである。
以下詳述すると、図4及び図5において、図1〜図3と同一符号は上記実施の形態1のものと同一のものを示し、100bは強誘電体メモリ装置を構成するメモリセルアレイである。このメモリセルアレイ100bでは、シリコン基板101上には、第1の方向D1及びこれに垂直な第2の方向D2に沿ってトランジスタ領域120bがマトクリス状に配列されており、該シリコン基板101の、各トランジスタ領域以外の表面領域には素子分離絶縁膜102が形成されている。また、第1の方向D1に沿った各列のトランジスタ領域120bの両側には、上記実施の形態1と同様、その表面に強誘電体層113が形成された下部電極(第1の電極)111aがセルプレート電極として設けられている。
また、上記各下部電極111aの表面の強誘電体層113上には、白金等の金属膜をパターニングして形成された上部電極(第2の電極)112bが上記第1の方向D1に沿って複数配置されている。ここでは、隣接する上部電極112bの配置間隔を上記最小加工寸法S2bとしている。該各上部電極112bの平面形状は、上記実施の形態1のものと同様、上記第2の方向D2を長手方向とする長方形形状となっており、しかも該上部電極112bの面積は下部電極111aの面積より小さくなっている。ここでは、上記下部電極111aと、その上方に位置する複数の上部電極112bと、該下部電極と上部電極との間の強誘電体層113とにより、複数の強誘電体キャパシタ110bが構成されている。そして、強誘電体キャパシタ110bは上記トランジスタ領域120bの両側にそれぞれ配置されている。
また、上記トランジスタ領域110bを挟んで対向する両下部電極111aの間には、ポリシリコンからなる一対のワード線123b,123bが、1列に並ぶ複数のトランジスタ領域120bに跨がるよう配置されている。ここでは、ワード線123b,123bの平面形状は一直線状となっている。該各トランジスタ領域における該ワード線の両側には、上記実施の形態1と同様、メモリセルを構成するトランジスタのソース拡散領域,ドレイン拡散領域が形成されている。上記ワード線の各トランジスタ領域上に位置する部分は上記トランジスタのゲート電極を構成しており、基板101の表面領域上にゲート絶縁膜を介して位置している。また、上記拡散領域及びワード線の表面は、上記実施の形態1と同様、上記第1及び第2の層間絶縁膜(図示せず)により被覆されている。
そして、上記各トランジスタ領域120bにおける一対のワード線の内側に位置するソース拡散領域は、上記第1,第2の層間絶縁膜に形成したコンタクトホール105b内の接続配線113cに接続され、該接続配線113cは、その上の第3の層間絶縁膜(図示せず)に形成したコンタクトホール105cを介して、上記第1の方向D1と直交する第2の方向に沿って延びるビット線115に接続されている。また、上記各トランジスタ領域120bにおける一対のワード線の外側に位置するドレイン拡散領域は、接続配線113aにより、各トランジスタ領域に対応する強誘電体キャパシタの上部電極112bに電気的に接続されている。つまり上記接続配線113aの一端部は、上記第2の層間絶縁膜に形成したコンタクトホール104aを介して上記上部電極112bに接続され、上記接続配線113aの他端部は、上記第1,第2の層間絶縁膜に形成したコンクタトホール105aを介してドレイン拡散領域に接続されている。
ここでは、上記上部電極112bの配置間隔を上記実施の形態1に比べて狭くしたことにより、トランジスタ領域120bでは、ドレイン拡散領域121(図2参照)上のコンタクトホール105a、及びソース拡散領域122(図2参照)上のコンタクトホール105bを、第2の方向D2に平行な直線上に並ぶよう配置している。また、上記接続配線113a及び113cは上記実施の形態1と同様チタンとアルミの2層構造としている。また上記ビット線115は、この2層構造の導体層の上側に形成したアルミ層等をパターニングしてなるものである。
なお、その他の構成は上記実施の形態1のものと同一であり、上記第1,第2の層間絶縁膜は上記実施の形態1のものと同一材料から構成され、上記強誘電体キャパシタの強誘電体層113も、上記実施の形態1のものと同一の強誘電体材料から構成されている。
このような構成の実施の形態2では、下部電極111a上に一列に配列される複数の上部電極112bの配置間隔を最小加工寸法となるようにしているので、上記実施の形態1の効果の他に、メモリセルアレイの占めるレイアウト面積を該実施の形態1に比べて60%程度に縮小することができる効果がある。
実施の形態3.
図6及び図7は本発明の実施の形態3による強誘電体メモリ装置を説明するための図であり、図6は該強誘電体メモリ装置を構成するメモリセルアレイを示す平面図、図7は上記メモリセルアレイにおける、強誘電体キャパシタを構成する上部電極と下部電極との位置関係を示す図である。
図において、100cはこの実施の形態3の強誘電体メモリ装置のメモリセルアレイであり、図1〜図3と同一符号は実施の形態1のものと同一のものを示している。
このメモリセルアレイ100cは、実施の形態1における下部電極111aに換えて、この下部電極111aに比べて幅(第2方向D2の寸法)W2を拡張した下部電極111cを備え、この下部電極111c上には、上部電極112aを上記第1の方向D1に沿って2列に配置している。
ここで、上記下部配線111c上に第1の方向D1に沿って配置されている上部電極112aの配置間隔は、上記実施の形態1におけるものと同様寸法S2となっており、また、第2の方向に沿って並ぶ上部電極112aの配置間隔は、最小加工寸法S22cとしている。その他の構成は実施の形態1のメモリセルアレイ100aと同一である。
このような構成の実施の形態3では、下部電極111c上に配置される上部電極112aの平面形状を、長さ方向の寸法L2が幅方向の寸法W2より小さい形状としたので、上記上部電極112aの、強誘電体層の材質劣化の影響を受ける領域の幅L2が短くなり、上記下部電極の側辺とこれに隣接する上部電極の側辺との距離(非オーバーラップ幅)O11,O12を狭くしても、強誘電体キャパシタ全体としての特性のばらつきや特性変動を低く抑えることができる。
また、下部電極111cを幅の広い構造とし、該下部電極111c上に、上部電極112aを上記第1の方向D1に沿って2列に配置するようにしたので、上記実施の形態1に比べて、上部電極112aの2列分に相当する下部電極の面積を縮小することができ、メモリセルアレイの基板上での高密度レイアウトを図ることができる。
さらに、この実施の形態では、下部電極111c上にその幅方向に配置されている上部電極112aの配置間隔を加工最小寸法S22cとしているので、結果的に、メモリセルアレイの基板上で占める面積を実施の形態1に比べて約10%程度縮小することができる。
実施の形態4.
図8は本発明の実施の形態4による強誘電体メモリ装置を説明するための図であり、該強誘電体メモリ装置を構成する強誘電体キャパシタの上部電極の平面形状を示している。
図において、112dは、この実施の形態4における強誘電体キャパシタを構成する上部電極であり、この上部電極112dは上記実施の形態1のものと同様、下部電極111a上に第2の方向D2に沿って所定間隔で複数配置されている。ここで、この上部電極112dは、上記実施の形態1における長方形形状の上部電極112aの四隅を面取りしてなる平面形状となっている。つまり、この上部電極112dは、上記第2の方向D2を長手方向とする縦長の8角形形状をなし、いずれの内角もすべて90度より大きいものとなっている。その他の構成は上記実施の形態1と同様である。
このような構成の実施の形態4では、上部電極112dを、いずれの内角も90より大きい多角形形状としているので、上記上部電極112dのパターニングを行う際の、該上部電極角部での形状のばらつきを低減することができ、これにより、上記実施の形態1の効果に比べて、さらに強誘電体キャパシタの特性ばらつきや特性変動の発生を抑制することができる。この場合、上部電極112dの面積は実施の形態1のものに比べると若干小さくなるが、長方形形状の上部電極112aの面取りによる面積縮小は、強誘電体キャパシタの容量値にはほとんど影響が生じない程度にすることができる。
なお、上記実施の形態4では、実施の形態1のメモリセルアレイにおいて上部電極112aの四隅を面取りしたものを示したが、これは、実施の形態2あるいは3のメモリセルアレイ100bあるいは110cにおいて、上部電極112bあるいは112aの4隅を面取りしたものであってもよく、この場合も上記実施の形態4と同様の効果が得られる。
実施の形態5.
図9は本発明の実施の形態5による強誘電体メモリ装置を説明するための図であり、該強誘電体メモリ装置を構成する強誘電体キャパシタの上部電極の平面形状を示している。
図において、112eは、この実施の形態5における強誘電体キャパシタを構成する上部電極であり、この上部電極112eは上記実施の形態1のものと同様、第1の方向D1に沿って延びる下部電極111a上に、該第1の方向D1と垂直な第2の方向D2に沿って所定ピッチで複数配置されている。ここで、この上部電極112eは、上記実施の形態1における長方形形状の上部電極112aとは異なり、その平面形状が、上記第1の方向D1に対して45°をなす方向D3を長手方向とする6角形形状となっている。
つまり、この上部電極112eの6角形形状は、上記第1の方向D1と平行な相対向する2つの横辺112e,112eと、それぞれこれらの横辺につながり、上記第2の方向D2と平行な相対向する2つの縦辺112e,112eと、該縦辺112e及び横辺112eとの間を結ぶ斜辺112eと、該縦辺112e及び横辺112eとの間を結ぶ斜辺112eとから構成されている。ここで、上記斜辺112e及び112eは上記第3の方向D3と平行となっている。その他の構成は上記実施の形態1と同様である。
このような構成の実施の形態5では、上部電極112eの平面形状を、上記第1の方向D1,つまり下部電極111aの長手方向に対して45°をなす方向D3を長手方向とする6角形形状としているので、実施の形態1と同様、強誘電体層の第1の方向D1と平行な両側辺部での材質劣化の影響を受ける、上部電極112eの領域を少なくすることができる。
また、この実施の形態5では、上部電極112eの長手方向を、下部電極の幅方向(第2の方向)D2に対して45°をなす斜め方向D3としているので、上記実施の形態1に比べると、決められた幅寸法W1の下部電極111a上にて、上部電極112eの長さを長くすることができる。この結果、本実施の形態5では、強誘電体キャパシタの特性ばらつきや特性変動の発生を抑制しつつ、強誘電体キャパシタの面積を大きくして容量値を大きくすることができる。具体的には、強誘電体キャパシタの容量値を実施の形態1の強誘電体キャパシタに比べて約25%程度大きくできる。
さらに、実施の形態5では、隣接する上部電極112eの、対向する斜辺の距離を、例えば最小加工寸法としても、隣接する上部電極112e間の、下部電極111aの両側辺近傍部分には、空き領域116eが形成されることとなる。この空き領域116eには、例えばポリシリコンの配線層や半導体素子等を配置することができ、これによりデバイス面積,つまり強誘電体メモリ装置における基板面積を有効に利用することが可能である。
実施の形態6.
図10は本発明の実施の形態6による強誘電体メモリ装置を説明するための図であり、該強誘電体メモリ装置を構成する強誘電体キャパシタの上部電極の平面形状を示している。
図において、112fは、この実施の形態6における強誘電体キャパシタを構成する上部電極であり、この上部電極112fは上記実施の形態1のものと同様、下部電極111a上に第1の方向D1に沿って所定ピッチで複数配置されている。ここで、この上部電極112fは、上記実施の形態1における長方形形状の上部電極112aとは異なり、第1の方向D1を長手方向とする長方形形状F(図10(b))の1つの角部fcを切り欠いてなる平面形状F(図10(c))となっている。
つまり、この上部電極112fの6角形形状Fは、上記第1の方向D1と平行な相対向する横長辺112f及び第1横短辺112fと、上記第1の方向D1と垂直な第2の方向D2と平行な相対向する縦長辺112f及び縦短辺112fとを有している。ここで、一端同士がつながった該横長辺112f及び縦長辺112fはそれぞれ、上記長方形形状Fの横辺a1,縦辺b1に一致し、該横短辺112f,縦短辺112fはそれぞれその一端が上記横長辺112f及び縦長辺112fの他端につながり、上記長方形形状Fの縦辺a2及び横辺b2上に位置している。そして、上記形状Fは、その一端が上記縦短辺112fの他端につながり、上記横長辺112fと平行な第2の横短辺112fと、一端が上記横短辺112fの他端につながり、他端が上記第2の横短辺112fの他端につながり、かつ上記横短辺112fとなす内角が鈍角となる斜辺112fとを有している。
そしてこの実施の形態6では、上記下部電極111a上には、図10(c)に示す配置のものと、これを180°回転移動させた配置のものとを交互に上記第1の方向D1に沿って配列している。この際、隣接する両上部電極112fの一方のものの第2の横短辺112fと、その他方のものの横長辺112fとが同一直線上に位置するようにしている。しかも、隣接する両上部電極112fの縦辺間の距離は、上記最小加工寸法S22としている。その他の構成は上記実施の形態1のものと同一である。
このような構成の実施の形態6では、例えば上部電極112f(図10(c)に示す配置のもの)の、下部電極111aの側辺111aに近接する横短辺112f部分では、非オーバーラップ幅O22,つまり該上部電極112fの横短辺112fと下部電極111aの側辺111aとの間隔を狭くしているので、強誘電体キャパシタの容量をかせぐことができる。また、上部電極112f(図10(c)に示す配置のもの)の、下部電極111aの側辺111aに近接する横長辺112f部分では、非オーバーラップ幅O21,つまり該上部電極112fの横長辺112fと下部電極111aの側辺111aとの間隔を広くしているので、該下部電極111a上に形成された強誘電体層の側辺部分での材質劣化の影響が強誘電体キャパシタに及ぶのを抑えることができる。これにより強誘電体キャパシタの特性ばらつきや特性変動の発生を抑制しつつ、強誘電体キャパシタの面積を大きくして容量値を大きくすることができるという効果がある。
さらに、この実施の形態6では、強誘電体キャパシタが一直線上に並ぶのではなく、多少ジグザグに配置されることとなるので、メモリセルアレイのレイアウト,つまりメモリトランジスタと強誘電体キャパシタとの配置の自由度、ひいてはビット線やワード線の配置の自由度を向上させることができる。
さらに、上記実施の形態6においては、上部電極112fの、下部電極111aの側辺に近接して位置する第1の横短辺112fの長さが、短くなればなるほど、該第1の横短辺112fと下部電極111aの側辺との距離を短くすることにより、強誘電体キャパシタの特性ばらつきや特性変動が発生しやすくなるのを抑えつつ、容量値の増大を図ることができる。
また、上記実施の形態6において、上部電極112fの平面形状における内角が90°である4つの隅を面取りして、その内角が90°以上となるようにすることにより、容量値にもほとんど影響を与えずにさらに特性のばらつきを少なくし特性変動を生じにくくすることもできる。
また、上記実施の形態6においても、縦短辺112f同士が対向する隣接する上部電極112fの横辺と下部電極111aの側辺との間の領域、つまり該両上部電極112fの一方の横長辺112f及びその他方の第2の横短辺112fと、下部電極111aの側辺とに挟まれた空き領域116fには、例えばポリシリコンの配線層や半導体素子を配置することができ、デバイス面積を有効に利用できる効果がある。
図11は、上記空き領域116fを、ワード線を構成するポリシリコン層の配置領域として有効利用したメモリセルアレイ100fの構成を示している。
このメモリセルアレイ100fでは、トランジスタ領域120fは第1の方向D1を長手方向とする横長形状としており、各トランジスタ領域120fにおけるドレイン拡散領域上のコンタクトホール105aとソース拡散領域上のコンタクトホール105bとを第1の方向D1に平行な直線上に配置している。そして、上記第1の方向D1に沿って並ぶトランジスタ領域120fの両側に、該第1の方向D1に沿って一対のワード線123f及び123fを配置している。また上記ワード線123f及び123fは、それぞれ上記各トランジスタ領域120fのソース,ドレイン拡散領域間に位置する、ゲート電極を構成するゲート部123f11及び123f22を有している。このゲート部123f11及び123f22は上記ワード線と一体に形成され、該ワード線のゲート部との接続部分及びその近傍部分は、上記下部配線111aの空き領域116fの直下部分に配置されている。
通常、下部電極111aの強誘電体キャパシタが構成される部分は、平坦である必要があり、この部分の下側には他の構成部材を配置することができないが、この実施の形態6では、下部電極111aの、上部電極112f直下以外の部分には、上記空き領域116fが形成されるため、この空き領域116fの下側には、上記のように例えばワード線123f及び123fの一部を配置することができ、これによりデバイス面積,つまり基板上でのメモリセルアレイの占有面積を有効利用することができる。
なお、上述した実施の形態1〜6の他に、これらを組み合わせたメモリセルアレイの構成を実現することも可能である。
また、上記実施の形態では、強誘電体キャパシタの構造として、強誘電体メモリ装置を構成するメモリセルアレイにおけるものを挙げたが、各実施の形態で示した強誘電体キャパシタの構造は、メモリセルアレイ以外の回路に適用することも可能である。
実施の形態7.
図12及び図13は本発明の実施の形態7による強誘電体メモリ装置を説明するための図であり、図12は該強誘電体メモリ装置を構成するメモリセルアレイを示す平面図、図13は上記メモリセルアレイにおける、強誘電体キャパシタを構成する上部電極と下部電極との位置関係を示す図である。
図において、100gはこの実施の形態7の強誘電体メモリ装置を構成するメモリセルアレイである。このメモリセルアレイ100gでは、上部電極112gの平面形状を、上記実施の形態2における上部電極112bの、第2の方向D2に沿った両側辺の中央部から切り込み112gを入れた形状としたものであり、その他の構成は上記実施の形態2の同一である。
このような構成の実施の形態7では、上部電極112a上に形成されるコンタクトホール104aからの不純物の拡散による強誘電体層の材質劣化が、上部電極112aの中央に対応する部分に及ぶのを、上記切り込み112gによりある程度阻止することができる。つまり上記コンタクトホール104aからの不純物の拡散による強誘電体層の材質劣化の生ずる領域が上部電極112bの中央部側に広がるのを防止でき、強誘電体層の材質劣化の生じない領域を広く確保することができる。これにより、強誘電体キャパシタの特性ばらつきや特性劣化を効果的に抑制することができる。
産業上の利用可能性
以上のように本発明(請求項1)に係る半導体装置によれば、第1の方向を長手方向とし、該第1の方向と直交する第2の方向を幅方向とする帯状平面形状の第1の電極を有するとともに、該第1の電極上に強誘電体層を介して第2の電極を配置して強誘電体キャパシタを構成し、上記第1の電極が上記強誘電体層の下部に配置され、且つ、上記第1の電極と上記強誘電体層とが同一のパターン形状を有し、該第2の電極の平面形状を、上記第1の方向と第2の方向との間の方向を長手方向とする平面形状としたので、上記第2の電極における、第1の電極の側辺に沿って位置する領域が、第2の電極の全体に対して占める割合が少なくなり、これにより、強誘電体キャパシタが、上記強誘電体層の、第1の電極の側辺部に対応する領域での材質劣化の影響を受けにくい構造となる。この結果、強誘電体キャパシタの特性ばらつきを抑え、しかも特性変動を起こしにくくすることができる効果がある。
また、この場合、第2の電極の面積を縮小することなく、第1の電極の側辺とこれに隣接する第2の電極の側辺との距離を小さくでき、メモリセルアレイのレイアウト面積を強誘電体キャパシタの容量の低下を招くことなく小さくできるという効果がある。
また、この発明(請求項2)によれば、請求項1記載の半導体装置において、第2の電極の平面形状を多角形形状とし、第2の電極の平面形状における各内角の大きさをいずれも90°度以上としたので、第2の電極の加工をより再現性よく行うことが可能となり、これにより強誘電体キャパシタの特性ばらつきや特性変動をより抑制することができる効果がある。
この発明(請求項3)に係る半導体装置によれば、第1の方向を長手方向とし、該第1の方向と直交する第2の方向を幅方向とする帯状平面形状の第1の電極を有するとともに、該第1の電極上に強誘電体層を介して第2の電極を配置して強誘電体キャパシタを構成し、上記第1の電極が上記強誘電体層の下部に配置され、且つ、上記第1の電極と上記強誘電体層とが同一のパターン形状を有し、上記第1の電極の第1の方向と平行な第1側辺に最も近接して対向する第2の電極の第1側辺の長さを、上記第1の電極の第1の方向と平行な第2側辺に最も近接して対向する第2の電極の第2側辺の長さより長くし、第2の電極の第1側辺から第1の電極の第1側辺までの距離が、第2の電極の第2側辺から第1の電極の第2側辺までの距離より大きくしたので、第2の電極の第1,第2側辺のうち長い方が第1の電極の側辺から遠ざかることとなって、強誘電体キャパシタが、上記強誘電体層の、第1の電極の側辺部に対応する領域での材質劣化の影響を受けにくくなる。また、第2の電極の第1,第2側辺のうち短い方が第1の電極の側辺に近づくこととなって、強誘電体キャパシタの容量が増大することとなる。この結果、強誘電体キャパシタの特性ばらつきや特性変動を抑えつつ、強誘電体キャパシタの面積を大きくして容量値を大きくすることができる効果がある。
また、この発明では、強誘電体キャパシタをジグザグに配置しやすくなり、これによりメモリセルアレイのレイアウト,つまりメモリトランジスタと強誘電体キャパシタとの配置の自由度、ひいてはビット線やワード線の配置の自由度を簡単に向上できる。
また、この発明(請求項4)によれば、請求項3記載の半導体装置において、第2の電極の平面形状を多角形形状とし、第2の電極の平面形状における各内角の大きさをいずれも90°度以上としたので、第2の電極の加工をより再現性よく行うことが可能となり、これにより強誘電体キャパシタの特性ばらつきや特性変動をより抑制することができる効果がある。

Claims (4)

  1. 第1の方向に沿って延び、該第1の方向と垂直な第2の方向を幅方向とする平面形状を有する第1の電極と、
    該第1の電極と対向するよう配置され、上記第1の方向と第2の方向との間の方向をその長手方向とする平面形状を有する第2の電極と、
    上記第1の電極と第2の電極との間に配置された強誘電体層とを備え、
    上記第1の電極が上記強誘電体層の下部に配置され、且つ、上記第1の電極と上記強誘電体層とが同一のパターン形状を有しており、
    上記第1,第2の電極及び該両電極間の強誘電体層により強誘電体キャパシタが構成されていることを特徴とする半導体装置。
  2. 請求項記載の半導体装置において、
    上記第2の電極の平面形状は多角形形状であり、該第2の電極の平面形状における内角の大きさは、いずれも90度以上であることを特徴とする半導体装置。
  3. 第1の方向に沿って延び、該第1の方向と垂直な第2の方向を幅方向とする平面形状を有する第1の電極と、
    該第1の電極と対向するよう配置され、該第1の電極の第1の方向と平行な第1側辺に最も近接して対向する第1側辺、及び該第1の電極の第1の方向と平行な第2側辺に最も近接して対向する第2側辺を有する第2の電極と、
    上記第1の電極と第2の電極との間に挟持された強誘電体層とを備え、
    上記第1の電極が上記強誘電体層の下部に配置され、且つ、上記第1の電極と上記強誘電体層とが同一のパターン形状を有しており、
    上記第1,第2の電極及び該両電極間の強誘電体層により強誘電体キャパシタが構成されており、
    上記第2の電極の第1側辺の長さがその第2側辺の長さよりも長く、かつ該第2の電極の第1側辺から第1の電極の第1側辺までの距離が、該第2の電極の第2側辺から第1の電極の第2側辺までの距離より大きくなっていることを特徴とする半導体装置。
  4. 請求項記載の半導体装置において、
    上記第2の電極の平面形状は多角形形状であり、該第2の電極の平面形状における内角の大きさは、いずれも90度以上であることを特徴とする半導体装置。
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