JP3236262B2 - 強誘電体メモリ装置 - Google Patents

強誘電体メモリ装置

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JP3236262B2
JP3236262B2 JP16785798A JP16785798A JP3236262B2 JP 3236262 B2 JP3236262 B2 JP 3236262B2 JP 16785798 A JP16785798 A JP 16785798A JP 16785798 A JP16785798 A JP 16785798A JP 3236262 B2 JP3236262 B2 JP 3236262B2
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    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B53/00Ferroelectric RAM [FeRAM] devices comprising ferroelectric memory capacitors
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L28/00Passive two-terminal components without a potential-jump or surface barrier for integrated circuits; Details thereof; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L28/40Capacitors
    • H01L28/55Capacitors with a dielectric comprising a perovskite structure material

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  • Semiconductor Memories (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、強誘電体メモリ装
置に係り、特に信頼性の向上対策に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯端末機器やICカード等が普
及し、電子機器に搭載される半導体装置としての不揮発
性メモリ装置においても低電圧,低消費電力および高速
動作の要望が高まっている。そして、低電圧,低消費電
力,高速動作を実現できる不揮発性メモリ装置として
は、強誘電体メモリ装置が注目されている。この強誘電
体メモリ装置は、強誘電体膜を2つの電極で挟んだキャ
パシタを有するものであって、キャパシタ内の強誘電体
膜の分極方向の正負の相違によって不揮発性データを記
憶するものである。したがって、データの書換には強誘
電体膜の分極方向を反転させるための電界をかけるだけ
でよいため、低電圧,低消費電力,高速動作を容易に実
現できる利点がある。
【0003】図4は、従来の強誘電体メモリ装置のメモ
リセルアレイをビット線が形成されている層から下方に
向かって見た状態を示す平面図である。図5は、図4の
V−V線断面における縦断面図である。
【0004】図5に示すように、Si基板51上には、
LOCOS膜52によって囲まれる活性領域ODが設け
られている。この活性領域OD内に、ソース領域,ドレ
イン領域となる不純物拡散層53と、ポリシリコン膜か
らなるゲート54とが形成されている。また、Si基板
51の上には、第1の層間絶縁膜55が形成されてお
り、この第1の層間絶縁膜55の上でLOCOS膜52
の上方に相当する領域には、プラチナやイリジウム系金
属からなる下部電極56と、強誘電体材料からなる強誘
電体膜57と、プラチナやイリジウム系金属からなる上
部電極58とにより構成されるメモリセルキャパシタが
設けられている。また、第1の層間絶縁膜55の上には
第2の層間絶縁膜59が形成されていて、この第2の層
間絶縁膜59の上に、銅を含むアルミニウムからなるス
トレージ配線60が形成されている。
【0005】図4において、上記ゲート54はワード線
WL0〜WL3としてメモリセルアレイの行方向に延び
ており、上記下部電極56はセルプレート線としてメモ
リセルアレイの行方向に延びている。また、メモリセル
アレイの列方向に延びるビット線群BL0,/BL0,
BL1,/BL1,DBL,/DBLが設けられている
が、このうち1つのビット線DBLは図5において破線
で示されている。図5に示される上部電極58はDRA
Mでいうところのデータストレージノードに相当するも
のであり、図4においてはTEで示されている。さら
に、上記ストレージ配線60と上部電極58との間はコ
ンタクトCEにより接続されている。また、ストレージ
配線60とメモリセルトランジスタの不純物拡散層53
との間はコンタクトCW1により、ビット線群BL0,
/BL0,BL1,/BL1,DBL,/DBLと不純
物拡散層53との間はコンタクトCW2により、それぞ
れ接続されている。上記ストレージ配線60とビット線
群BL0,/BL0,BL1,/BL1,DBL,/D
BLとにより第1の配線層が構成されている。
【0006】以上により、不純物拡散層53を介して供
給されるビット線の電圧とセルプレート線の電圧との高
低関係の相違に応じて、強誘電体膜57内の分極状態を
正負いずれかに保持することで、”1”,”0”のデー
タを保持することができるように構成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
強誘電体メモリ装置において、強誘電体キャパシタの初
期不良やリテンション等の特性の劣化により、信頼性が
低下するという現象が見られた。そこで、その解決策を
試みた結果、理由は明らかではないが、ストレージ配線
60が強誘電体キャパシタの上部電極58の上方を広く
覆っているためではないかということを示唆する実験結
果が得られた。
【0008】本発明は斯かる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、平面的に見たときの上部電極とスト
レージ配線とのオーバーラップ状態を調整することによ
り、強誘電体キャパシタの特性の劣化のない信頼性の高
い強誘電体メモリ装置の提供を図ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明が講じた手段は、平面的に見たときの第1の配
線層がメモリセルの上部電極の少なくとも1つの辺の上
に存在していない構造とすることになる。
【0010】本発明の強誘電体メモリ装置は、上部電
極,下部電極及び上記上部電極−下部電極間に介在する
強誘電体膜により構成される強誘電体キャパシタと、第
1の不純物拡散層,第2の不純物拡散層及びゲートを有
し、上記強誘電体キャパシタの上記上部電極への電圧の
供給を制御するためのメモリセルトランジスタと、上記
強誘電体キャパシタ及び上記メモリセルトランジスタに
よって構成されたメモリセルがマトリクス状に配置され
たメモリセルアレイと、上記メモリセルトランジスタ及
び強誘電体キャパシタの上方に形成された層間絶縁膜
と、上記層間絶縁膜の上に形成された第1の配線層と、
上記メモリセルアレイの端部に配置され、かつ、回路の
動作上使用しない強誘電体キャパシタに接続されたダミ
ービット線とを備え、上記第1の配線層と上記強誘電体
キャパシタの上部電極とは平面的に見て互いにオーバー
ラップしているとともに、上記上部電極のうち少なくと
も1つの辺の上には上記第1の配線層が存在していな
い。
【0011】これにより、強誘電体キャパシタに対して
第1の配線層が与えるストレスが小さくなり、あるい
は、第1の配線層間のリークが低減することなどによ
り、リーク不良などに起因する初期歩留まりの低下や、
リテンション特性の劣化を防止することができ、信頼性
の向上を図ることができる。
【0012】上記第1の配線層が上記強誘電体キャパシ
タの上部電極及び上記メモリセルトランジスタの第1の
不純物拡散層につながるストレージ配線と、上記メモリ
セルトランジスタの第2の不純物拡散層につながるビッ
ト線とを含んでいる場合には、上記ストレージ配線が平
面的に見て上記強誘電体キャパシタの1辺のみと交差し
ている構造であってもよいし、上記ビット線が平面的に
見て上記強誘電体キャパシタとオーバーラップしていな
い構造であってもよい。また、平面的に見たときに、上
記ストレージ配線が上記強誘電体キャパシタの1辺のみ
と交差しているとともに、上記ビット線が上記強誘電体
キャパシタとオーバーラップしていない構造であっても
よい。
【0013】上記強誘電体メモリ装置において、上記ス
トレージ配線の上記上部電極の上方に位置する部分のう
ち上記上部電極の1つの辺との交差している部分が、他
の部分よりも狭い幅を有するように設けることにより、
さらにストレスの低減などによる顕著な効果を発揮する
ことができる。
【0014】上記第1の配線層は、アルミニウム及び銅
のうち少なくともいずれか1つを含む配線材料により構
成されていることが好ましい。
【0015】上記強誘電体メモリ装置において、上記第
1の配線層の上に設けられた上層の層間絶縁膜と、上記
上層の層間絶縁膜の上に設けられた第2の配線層とをさ
らに設け、上記第2の配線層により、上記強誘電体キャ
パシタの上部電極の上方をすべて覆っておくことができ
る。
【0016】上記強誘電体メモリ装置において、上記第
1の配線層の上に設けられた上層の層間絶縁膜と、上記
上層の層間絶縁膜の上に設けられた第2の配線層とをさ
らに設け、上記第2の配線層により、上記強誘電体キャ
パシタの下部電極の上方をすべて覆っておくことができ
る。
【0017】これらにより、第2の配線層の製造工程の
前に施されるアニール処理等に起因する強誘電体キャパ
シタの特性劣化を防ぐ効果や、第2の配線層の形成時に
おける強誘電体キャパシタへのストレスを緩和する効果
が得られる。
【0018】上記第2の配線層も、アルミニウム及び銅
のうち少なくともいずれか1つを含む配線材料により構
成されていることが好ましい。
【0019】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)図1は、本発
明の第1の実施形態に係る強誘電体メモリ装置のメモリ
セルアレイをビット線が形成されている層から下方に向
かって見た状態を示す平面図である。図2は、図4のII
−II線断面における縦断面図である。
【0020】図2に示すように、Si基板11上には、
LOCOS膜12によって囲まれる活性領域ODが設け
られている。この活性領域OD内に、ソース領域,ドレ
イン領域となる不純物拡散層13と、ポリシリコン膜か
らなるゲート14とが形成されている。また、Si基板
11の上には、第1の層間絶縁膜15が形成されてお
り、この第1の層間絶縁膜15の上でLOCOS膜12
の上方に相当する領域には、プラチナやイリジウム系金
属からなる下部電極16と、後述するような強誘電体材
料からなる強誘電体膜17と、プラチナやイリジウム系
金属からなる上部電極18とにより構成されるメモリセ
ルキャパシタが設けられている。また、第1の層間絶縁
膜15の上には第2の層間絶縁膜19が形成されてい
て、この第2の層間絶縁膜19の上に、銅を含むアルミ
ニウムからなるストレージ配線20が形成されている。
【0021】図1において、上記ゲート14はワード線
WL0〜WL3としてメモリセルアレイの行方向に延び
ており、上記下部電極16はセルプレート線としてメモ
リセルアレイの行方向に延びている。また、メモリセル
アレイの列方向に延びるビット線群BL0,/BL0,
BL1,/BL1,DBL,/DBLが設けられている
が、このうち1つのビット線DBLは図2において破線
で示されている。図2に示される上部電極18はDRA
Mでいうところのデータストレージノードに相当するも
のであり、図1においては文字TEで示されている。さ
らに、上記ストレージ配線20と上部電極18との間は
コンタクトCEにより接続されている。また、ストレー
ジ配線20とメモリセルトランジスタの不純物拡散層1
3との間はコンタクトCW1により、ビット線群BL
0,/BL0,BL1,/BL1,DBL,/DBLと
不純物拡散層13との間はコンタクトCW2により、そ
れぞれ接続されている。上記ストレージ配線20とビッ
ト線群BL0,/BL0,BL1,/BL1,DBL,
/DBLとにより第1の配線層が構成されている。
【0022】以上により、不純物拡散層13を介して供
給されるビット線の電圧とセルプレート線の電圧との高
低関係の相違に応じて、強誘電体膜17内の分極状態を
正負いずれかに保持することで、”1”,”0”のデー
タを保持することができるように構成されている。
【0023】ここで、本実施形態の特徴は、上部電極1
8(TE)とストレージ配線層20とのオーバーラップ
する態様を従来の構造とは変えた点である。すなわち、
従来の強誘電体メモリ装置の構造においては、図5に示
すように、ストレージ配線60の先端が上部電極58の
対応する辺よりも外方にまで突出している。また、図4
の平面図では、ストレージ配線60が上部電極58の2
つの辺と交差している。それに対し、本実施形態に係る
強誘電体メモリ装置においては、図2に示すように、ス
トレージ配線20の先端は上部電極18の対応する辺よ
りも外方には突出していない。そして、図1の平面図で
は、ストレージ配線20は上部電極18の1辺のみと交
差している。さらに、図4に示す構造ではビット線が上
部電極の2つの辺の上を覆っている。それに対し、本実
施形態では、図1に示すように、ビット線(例えばBL
1)と上部電極20とが平面的に見たときにオーバーラ
ップしないように構成している。言い換えると、図4に
示す従来の強誘電体メモリ装置の第1の配線層が、強誘
電体キャパシタの4つの辺のすべてを覆っていたのに対
し、本実施形態に係る強誘電体メモリ装置においては、
上部電極の少なくとも1つの辺の上方には第1の配線層
が存在していない。
【0024】なお、上部電極18とストレージ配線20
とのコンタクト部CEにおいて、コンタクト部CEとス
トレージ配線20とのマスクずれなどを考慮した重なり
マージンをプロセスのデザインルールの最小寸法として
いる。
【0025】このように、ストレージ配線20が上部電
極18の上方を覆う領域をなるべく低減した結果、以下
のような効果が得られた。すなわち、ビット線とストレ
ージ配線との間におけるリーク不良などに起因する初期
歩留まりの低下や、強誘電体キャパシタの特性劣化が改
善された。特性の改善とは、具体的には、例えば強誘電
体キャパシタの分極値の改善などによるリテンション
(データ保持)特性の大幅な改善である。現在のとこ
ろ、このような効果が得られる理由は、強誘電体キャパ
シタに対してストレージ配線20が与えるストレスが小
さくなること、あるいは、ストレージ配線20の長さが
短くなることよりストレージ配線20とビット線(例え
ばBL1)との間のリークが低減することに起因するも
のと推定される。さらに、ストレージ配線層20の上に
形成される第3の層間絶縁膜(図示せず)を構成する物
質が強誘電体キャパシタに与える好影響を助長すること
にもよる可能性もある。
【0026】ただし、平面的に見てストレージ配線20
が上部電極18(TE)の1つの辺のみと交差している
のであれば、上部電極18とビット線とが平面的にオー
バーラップしていてもよい。また、平面的に見て上部電
極18とビット線(例えばBL1)とがオーバーラップ
していなければ、ストレージ配線20が上部電極18の
2つの辺と交差していてもよい。ただし、本実施形態の
ような構造とすることで、第1の配線層による上部電極
18へのストレスが大幅に低減されるので、上述のリテ
ンション特性の改善効果がより大きくなる。
【0027】また、メモリセルアレイの端部にはダミー
ビット線DBL,/DBLを配置し、メモリセルアレイ
端部の強誘電体キャパシタを回路の動作上使用しないよ
うにしている。これは、メモリセルアレイ端部のメモリ
セルとそれ以外のメモリセルとは、同じ構造を有してい
るが、メモリセルアレイ端部のメモリセルはメモリセル
が存在しない領域に隣接しているために、それ以外のメ
モリセルとは異なる特性を示し、本実施形態の構造によ
る特性の改善が得られないおそれがあるからである。
【0028】さらに、図面には表示されていないが、ス
トレージ配線20の上方に第3の層間絶縁膜を形成し、
さらにその上に第2の配線層を形成するようなプロセス
を用いて強誘電体メモリ装置を製造する場合、この第2
の配線層により上部電極18または下部電極16を覆う
構成とすることができる。これにより、第2の配線層の
製造工程の前に施されるアニール処理等に起因する強誘
電体キャパシタの特性劣化を防ぐ効果や、第2の配線層
の形成時における強誘電体キャパシタへのストレスを緩
和する効果がある。
【0029】特に、第2の配線層を、アルミニウムや銅
を含む配線材料により構成した場合には、以下の効果が
得られる。第2の配線層は、回路上、例えばポリシリコ
ンで形成されたワード線(例えばWL0,WL1)の抵
抗値を低減するための裏打ち配線に使用したり、強誘電
体キャパシタの下部電極16でもあるセルプレート線
(例えばCP0,CP1)の抵抗値低減のための裏打ち
配線と使用することもできる。したがって、抵抗値低減
による高速動作が可能となり、万一製造工程によるワー
ド線の断線等が生じたときでも裏打ち用の第2の配線層
との接続点が多くとられているため、電気的不良が生じ
にくいという効果もある。
【0030】(第2の実施形態)図3は、第2の実施形
態に係るメモリセルアレイをビット線が形成されている
層から下方に向かって見た状態を示す平面図である。
【0031】本実施形態の強誘電体メモリ装置の特徴
は、ストレージノード配線20のうち上部電極18(T
E)と平面的にオーバーラップする領域が、上記第1の
実施形態よりもさらに小さくなっている点である。すな
わち、図3に示すように、ストレージ配線20は中央で
くびれた平面形状を有しており、このくびれている部分
の幅は、ストレージ配線の製造プロセスのデザインルー
ルの最小値となっている。この特徴部分以外の部分の構
造は、上記第1の実施形態で説明したとおりとなってい
る。
【0032】本実施形態に係る強誘電体メモリ装置によ
れば、ストレージ配線20が上部電極18を覆う領域
を、上記第1の実施形態に係る強誘電体メモリ装置より
もさらに低減するようにしたので、上記第1の実施形態
の効果をより顕著に発揮することができる。
【0033】なお、本実施形態においても、上記第1の
実施形態において説明したのと同様に、ストレージ配線
20の上方に第3の層間絶縁膜を介して第2の配線層を
形成するプロセスを用いることが可能である。
【0034】また、本実施形態においても、平面的に見
てストレージ配線20が上部電極18(TE)の1つの
辺のみと交差しているのであれば、上部電極18とビッ
ト線とが平面的にオーバーラップしていてもよい。ま
た、平面的に見て上部電極18とビット線(例えばBL
1)とがオーバーラップしていなければ、ストレージ配
線20が上部電極18の2つの辺と交差していてもよ
い。ただし、本実施形態のような構造とすることで、第
1の配線層による上部電極18へのストレスが大幅に低
減されるので、上述のリテンション特性の改善効果がよ
り大きくなる。
【0035】上記各実施形態において、上記強誘電体膜
を構成する強誘電体材料としては、KNO3 、PbLa
23 −ZrO2 −TiO2 、PbTiO3 −PbZr
3などがあり、いずれを用いてもよいものとする。
【0036】
【発明の効果】本発明の強誘電体メモリ装置によれば、
強誘電体キャパシタの上部電極の少なくとも1つの辺の
上には、ストレージ配線,ビット線などを含む第1の配
線層が存在していない構造としたので、強誘電体キャパ
シタに対する第1の配線層のストレス,第1の配線層間
のリークの低減などにより、強誘電体キャパシタのリテ
ンション等の特性の大幅な改善を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る強誘電体メモリ
装置を第1の配線層から下方に向かって見た平面図であ
る。
【図2】図1のII-II線における断面図である。
【図3】本発明の第2の実施形態に係る強誘電体メモリ
装置を第1の配線層から下方に向かって見た平面図であ
る。
【図4】従来の強誘電体メモリ装置を第1の配線層から
下方に向かって見た平面図である。
【図5】図4のV-V線における断面図である。
【符号の説明】
11 Si基板 12 LOCOS膜 13 不純物拡散層 14 ゲート 15 第1の層間絶縁膜 16 下部電極 17 強誘電体膜 18 上部電極 19 第2の層間絶縁膜 20 ストレージ配線 OD 活性領域 WL ワード線 CP セルプレート線 TE 上部電極 CE コンタクト CW コンタクト BL ビット線 DBL ダミービット線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−167796(JP,A) 特開 平9−121032(JP,A) 特開 平8−172168(JP,A) 特開 平9−289297(JP,A) 特開 平11−121705(JP,A) 特開 平11−177035(JP,A) 特開 平11−297942(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 27/105

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部電極,下部電極及び上記上部電極−
    下部電極間に介在する強誘電体膜により構成される強誘
    電体キャパシタと、 第1の不純物拡散層,第2の不純物拡散層及びゲートを
    有し、上記強誘電体キャパシタの上記上部電極への電圧
    の供給を制御するためのメモリセルトランジスタと、上記強誘電体キャパシタ及び上記メモリセルトランジス
    タによって構成されたメモリセルがマトリクス状に配置
    されたメモリセルアレイと、 上記メモリセルトランジスタ及び強誘電体キャパシタの
    上方に形成された層間絶縁膜と、 上記層間絶縁膜の上に形成された第1の配線層と、 上記メモリセルアレイの端部に配置され、かつ、回路の
    動作上使用しない強誘電体キャパシタに接続されたダミ
    ービット線とを備え、 上記第1の配線層と上記強誘電体キャパシタの上部電極
    とは平面的に見て互いにオーバーラップしているととも
    に、上記上部電極のうち少なくとも1つの辺の上には上
    記第1の配線層が存在していないことを特徴とする強誘
    電体メモリ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の強誘電体メモリ装置にお
    いて、 上記第1の配線層は、上記強誘電体キャパシタの上部電
    極及び上記メモリセルトランジスタの第1の不純物拡散
    層につながるストレージ配線と、上記メモリセルトラン
    ジスタの第2の不純物拡散層につながるビット線とを含
    み、 上記ストレージ配線が平面的に見て上記強誘電体キャパ
    シタの1辺のみと交差していることを特徴とする強誘電
    体メモリ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の強誘電体メモリ装置にお
    いて、 上記第1の配線層は、上記強誘電体キャパシタの上部電
    極及び上記メモリセルトランジスタの第1の不純物拡散
    層につながるストレージ配線と、上記メモリセルトラン
    ジスタの第2の不純物拡散層につながるビット線とを含
    み、 上記ビット線は平面的に見て上記強誘電体キャパシタと
    オーバーラップしていないことを特徴とする強誘電体メ
    モリ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の強誘電体メモリ装置にお
    いて、 上記第1の配線層は、上記強誘電体キャパシタの上部電
    極及び上記メモリセルトランジスタの第1の不純物拡散
    層につながるストレージ配線と、上記メモリセルトラン
    ジスタの第2の不純物拡散層につながるビット線とを含
    み、 平面的に見たときに、上記ストレージ配線が上記強誘電
    体キャパシタの1辺のみと交差しているとともに、上記
    ビット線が上記強誘電体キャパシタとオーバーラップし
    ていないことを特徴とする強誘電体メモリ装置。
  5. 【請求項5】 請求項2〜4のうちいずれか1つに記載
    の強誘電体メモリ装置において、 上記ストレージ配線の上記上部電極の上方に位置する部
    分のうち上記上部電極の1つの辺との交差している部分
    は、他の部分よりも狭い幅を有するように設けられてい
    ることを特徴とする強誘電体メモリ装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のうちいずれか1つに記載
    の強誘電体メモリ装置において、 上記第1の配線層は、アルミニウム及び銅のうち少なく
    ともいずれか1つを含む配線材料により構成されている
    ことを特徴とする強誘電体メモリ装置。
  7. 【請求項7】 上部電極,下部電極及び上記上部電極−
    下部電極間に介在する強誘電体膜により構成される強誘
    電体キャパシタと、 第1の不純物拡散層,第2の不純物拡散層及びゲートを
    有し、上記強誘電体キャパシタの上記上部電極への電圧
    の供給を制御するためのメモリセルトランジスタと、 上記メモリセルトランジスタ及び強誘電体キャパシタの
    上方に形成された層間絶縁膜と、 上記層間絶縁膜の上に形成された第1の配線層と、 上記第1の配線層の上に設けられた上層の層間絶縁膜
    と、 上記上層の層間絶縁膜の上に設けられた第2の配線層と
    を備え、上記第1の配線層と上記強誘電体キャパシタの上部電極
    とは平面的にみて互いにオーバーラップしているととも
    に、上記上部電極のうち少なくとも1つの辺の上には上
    記第1の配線層が存在しておらず、 上記第2の配線層は、上記強誘電体キャパシタの上部電
    極の上方をすべて覆っていることを特徴とする強誘電体
    メモリ装置。
  8. 【請求項8】 上部電極,下部電極及び上記上部電極−
    下部電極間に介在する強誘電体膜により構成される強誘
    電体キャパシタと、 第1の不純物拡散層,第2の不純物拡散層及びゲートを
    有し、上記強誘電体キャパシタの上記上部電極への電圧
    の供給を制御するためのメモリセルトランジスタと、 上記メモリセルトランジスタ及び強誘電体キャパシタの
    上方に形成された層間絶縁膜と、 上記層間絶縁膜の上に形成された第1の配線層と、 上記第1の配線層の上に設けられた上層の層間絶縁膜
    と、 上記上層の層間絶縁膜の上に設けられた第2の配線層と
    を備え、上記第1の配線層と上記強誘電体キャパシタの上部電極
    とは平面的にみて互いにオーバーラップしているととも
    に、上記上部電極のうち少なくとも1つの辺の上には上
    記第1の配線層が存在しておらず、 上記第2の配線層は、上記強誘電体キャパシタの下部電
    極の上方をすべて覆っていることを特徴とする強誘電体
    メモリ装置。
  9. 【請求項9】 請求項7又は8記載の強誘電体メモリ装
    置において、 上記第2の配線層は、アルミニウム及び銅のうち少なく
    ともいずれか1つを含む配線材料により構成されている
    ことを特徴とする強誘電体メモリ装置。
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