JP3077748B2 - 強誘電体メモリ - Google Patents
強誘電体メモリInfo
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Landscapes
- Semiconductor Memories (AREA)
- Non-Volatile Memory (AREA)
- Dram (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体基板上に形成
された記憶を保持するための強誘電体容量素子とメモリ
セルトランジスタとを備えた強誘電体メモリに関する。
された記憶を保持するための強誘電体容量素子とメモリ
セルトランジスタとを備えた強誘電体メモリに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自発分極特性を有する強誘電体膜
を容量絶縁膜とする強誘電体メモリの技術開発が活発に
行われている。強誘電体メモリは、半導体基板上に形成
された強誘電体容量素子の分極状態を利用することで情
報を記憶するものである。図11は強誘電体メモリを構
成する単位メモリセルの一例の平面図で、図11の点線
aa’に沿った断面図が図12、点線bb’に沿った断
面図が図13である。図11、図12、図13に示すよ
うに、P型シリコン基板1の表面領域内にソース・ドレ
インn+拡散層8が形成され、P型シリコン基板上にゲ
ート絶縁膜を介してゲート電極7が形成され、これによ
りセルトランジスタである電界効果トランジスタが構成
されている。主にAlで構成されたビット線は電界効果
トランジスタの一方のソース・ドレイン拡散層8に接続
されている。電界効果トランジスタ上には、層間絶縁膜
をはさんで、下部電極3、強誘電体膜4、上部電極5に
よって構成される強誘電体容量素子が形成され、上部電
極5は配線層6によって電界効果トランジスタの他方の
ソース・ドレイン拡散層8に接続されている。強誘電体
膜はPZT(PbZrxTi1−xO3)、SBT(S
rBi2Ta2O9)等を用いて形成される。
を容量絶縁膜とする強誘電体メモリの技術開発が活発に
行われている。強誘電体メモリは、半導体基板上に形成
された強誘電体容量素子の分極状態を利用することで情
報を記憶するものである。図11は強誘電体メモリを構
成する単位メモリセルの一例の平面図で、図11の点線
aa’に沿った断面図が図12、点線bb’に沿った断
面図が図13である。図11、図12、図13に示すよ
うに、P型シリコン基板1の表面領域内にソース・ドレ
インn+拡散層8が形成され、P型シリコン基板上にゲ
ート絶縁膜を介してゲート電極7が形成され、これによ
りセルトランジスタである電界効果トランジスタが構成
されている。主にAlで構成されたビット線は電界効果
トランジスタの一方のソース・ドレイン拡散層8に接続
されている。電界効果トランジスタ上には、層間絶縁膜
をはさんで、下部電極3、強誘電体膜4、上部電極5に
よって構成される強誘電体容量素子が形成され、上部電
極5は配線層6によって電界効果トランジスタの他方の
ソース・ドレイン拡散層8に接続されている。強誘電体
膜はPZT(PbZrxTi1−xO3)、SBT(S
rBi2Ta2O9)等を用いて形成される。
【0003】このメモリセルの等価回路図を図14に示
す。電界効果トランジスタTrと強誘電体容量素子Cf
との直列接続によってメモリセルMCが構成されてい
る。電界効果トランジスタTrのゲート電極はワード線
WLに、ソース・ドレインの一方はビット線BLに、ソ
ース、ドレインの他方は強誘電体容量素子Cfの一方の
電極に接続されている。強誘電体容量素子Cfの他方の
電極はプレート線PLに接続されている。なお、この従
来例では、ワード線WLは電界効果トランジスタのゲー
ト電極を兼ねており、プレート線PLは、強誘電体容量
素子の下部電極を兼ねている。
す。電界効果トランジスタTrと強誘電体容量素子Cf
との直列接続によってメモリセルMCが構成されてい
る。電界効果トランジスタTrのゲート電極はワード線
WLに、ソース・ドレインの一方はビット線BLに、ソ
ース、ドレインの他方は強誘電体容量素子Cfの一方の
電極に接続されている。強誘電体容量素子Cfの他方の
電極はプレート線PLに接続されている。なお、この従
来例では、ワード線WLは電界効果トランジスタのゲー
ト電極を兼ねており、プレート線PLは、強誘電体容量
素子の下部電極を兼ねている。
【0004】図11に示すメモリセルMCは図15のよ
うにマトリックス状に配列され、大規模不揮発性メモリ
を構成する。
うにマトリックス状に配列され、大規模不揮発性メモリ
を構成する。
【0005】強誘電体膜は図16に示すような印加電圧
の履歴に依存した分極値を示す。
の履歴に依存した分極値を示す。
【0006】ここで、図14に示すメモリセルにおい
て、ワード線WLとビット線BLとに電圧Vcc(たと
えば5V)を印加し、プレート線PLに0Vを印加する
と、強誘電体容量素子Cfの分極状態はAとなる。ただ
し図14では、プレート線側を正(+)の方向とした。
この状態で、ビット線BLのみを0Vに落とすと、強誘
電体容量素子Cfの分極状態はBとなる。この状態をた
とえば「1」に対応させるとメモリセルMCには「1」
が書き込まれたことになる。またワード線WLとプレー
ト線PLとに電圧Vccを印加し、ビット線BLに0V
を印加すると、強誘電体容量素子Cfの分極状態はCと
なる。この状態からプレート線PLの電圧を0Vに落と
すと、強誘電体容量素子Cfの分極状態はDとなる。こ
れによりメモリセルにはたとえば「0」が書き込まれた
ことになる。
て、ワード線WLとビット線BLとに電圧Vcc(たと
えば5V)を印加し、プレート線PLに0Vを印加する
と、強誘電体容量素子Cfの分極状態はAとなる。ただ
し図14では、プレート線側を正(+)の方向とした。
この状態で、ビット線BLのみを0Vに落とすと、強誘
電体容量素子Cfの分極状態はBとなる。この状態をた
とえば「1」に対応させるとメモリセルMCには「1」
が書き込まれたことになる。またワード線WLとプレー
ト線PLとに電圧Vccを印加し、ビット線BLに0V
を印加すると、強誘電体容量素子Cfの分極状態はCと
なる。この状態からプレート線PLの電圧を0Vに落と
すと、強誘電体容量素子Cfの分極状態はDとなる。こ
れによりメモリセルにはたとえば「0」が書き込まれた
ことになる。
【0007】書き込んだデータの「0」、「1」を判定
するには以下のようにする。
するには以下のようにする。
【0008】まず読み出し動作時の等価回路を図17に
示す。ビット線BLはある対地静電容量を持っているの
で、その値をCbとした。ワード線WLに電圧Vccを
印如し、電界効果トランジスタTrを導通状態としてプ
レート線PLに電圧Vccを加える。プレート線PL側
を正の方向とすると、強誘電体容量に正電圧が加わり、
分極値が増加するとともにビット線電圧が上昇する。プ
レート線PLにVccを印加したとき強誘電体容量に加
わる電圧をVf、強誘電体容量の分極値の増加をΔPと
すると、ビット線容量に加わる電圧Vbは(Vcc−V
f)であるので、ガウスの法則から、次式が成立する。 (εoVf/d+△P)S=Cb(Vcc−Vf) (1) ただし、εoは真空の誘電率、dは強誘電体膜の厚さ、
Sは強誘電体容量の面積である。強誘電体膜では、通常
(εoVf/d)よりもΔPの方がはるかに大きいの
で、近似的にΔPは次式で表される。 △P=Cb(Vcc− Vf)/S (2) ΔPが強誘電体に加えた電圧Vfの増加に対してどのよ
うに変化するかは、読み出し動作前の強誘電体容量の分
極状態によって異なる。図18にその概略を示すよう
に、分極状態が図18のDにあるときは、正極性の電圧
を加えても、分極値の増加率はBの状態にあるときより
も小さくなる。分極状態Bにあるときに正電圧を加えた
ときの強誘電体の分極増加量をΔP1、分極状態Dにあ
るときに正電圧を加えたときの強誘電体の分極増加量を
△P0とし、横軸にVfをとって電圧印加による△
P1、ΔP0の変化の様子を描くと概ね図19のように
なる。一方、ΔP1、ΔP0ともに(2)式を満たすか
ら、図19において、(2)式右辺を横軸にとって描い
た直線1と、△P1、ΔP0曲線との交点の横軸におけ
る値(それぞれVf1、Vf0とする:Vf1<V
f0)が、読み出し動作のときに強誘電体容量に加わる
電圧を与える。
示す。ビット線BLはある対地静電容量を持っているの
で、その値をCbとした。ワード線WLに電圧Vccを
印如し、電界効果トランジスタTrを導通状態としてプ
レート線PLに電圧Vccを加える。プレート線PL側
を正の方向とすると、強誘電体容量に正電圧が加わり、
分極値が増加するとともにビット線電圧が上昇する。プ
レート線PLにVccを印加したとき強誘電体容量に加
わる電圧をVf、強誘電体容量の分極値の増加をΔPと
すると、ビット線容量に加わる電圧Vbは(Vcc−V
f)であるので、ガウスの法則から、次式が成立する。 (εoVf/d+△P)S=Cb(Vcc−Vf) (1) ただし、εoは真空の誘電率、dは強誘電体膜の厚さ、
Sは強誘電体容量の面積である。強誘電体膜では、通常
(εoVf/d)よりもΔPの方がはるかに大きいの
で、近似的にΔPは次式で表される。 △P=Cb(Vcc− Vf)/S (2) ΔPが強誘電体に加えた電圧Vfの増加に対してどのよ
うに変化するかは、読み出し動作前の強誘電体容量の分
極状態によって異なる。図18にその概略を示すよう
に、分極状態が図18のDにあるときは、正極性の電圧
を加えても、分極値の増加率はBの状態にあるときより
も小さくなる。分極状態Bにあるときに正電圧を加えた
ときの強誘電体の分極増加量をΔP1、分極状態Dにあ
るときに正電圧を加えたときの強誘電体の分極増加量を
△P0とし、横軸にVfをとって電圧印加による△
P1、ΔP0の変化の様子を描くと概ね図19のように
なる。一方、ΔP1、ΔP0ともに(2)式を満たすか
ら、図19において、(2)式右辺を横軸にとって描い
た直線1と、△P1、ΔP0曲線との交点の横軸におけ
る値(それぞれVf1、Vf0とする:Vf1<V
f0)が、読み出し動作のときに強誘電体容量に加わる
電圧を与える。
【0009】強誘電体容量の分極状態に依存して、プレ
ート線PLにVccを印加したときのビット線電圧の値
はそれぞれ(Vcc−Vf1)、(Vcc−Vf0)と
なって両者は異なる値を示す(それぞれVb1、Vbo
とおく)。この差を電気的に比較することで、強誘電体
容量に書き込まれたデータが「1」であるか、「0」で
あるかを判定することができ、これらを利用した記憶素
子を構成できる。強誘電体メモリの信頼性改善のために
は、Vb1とVb0の差である信号電圧マージン△V
(=Vb1−Vb0= Vf0− Vf1)が大きいこと
が望ましい。
ート線PLにVccを印加したときのビット線電圧の値
はそれぞれ(Vcc−Vf1)、(Vcc−Vf0)と
なって両者は異なる値を示す(それぞれVb1、Vbo
とおく)。この差を電気的に比較することで、強誘電体
容量に書き込まれたデータが「1」であるか、「0」で
あるかを判定することができ、これらを利用した記憶素
子を構成できる。強誘電体メモリの信頼性改善のために
は、Vb1とVb0の差である信号電圧マージン△V
(=Vb1−Vb0= Vf0− Vf1)が大きいこと
が望ましい。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】図17に示す読み出し
動作時の等価回路図では示していないが、実際の読み出
し動作では、ビット線とプレート線間のカップリング容
量Cpが信号電圧マージンΔVの値に大きな影響を及ぼ
す。カップリング容量Cpは、意図せずに存在するビッ
ト線とプレート線間の静電容量である。ビット線とプレ
ート線間のカップリング容量Cpを考慮すると、図17
の等価回路図は図20のように書き直され、Cpが大き
くなると、△Vが小さくなることが問題となる。この点
につき以下説明する。
動作時の等価回路図では示していないが、実際の読み出
し動作では、ビット線とプレート線間のカップリング容
量Cpが信号電圧マージンΔVの値に大きな影響を及ぼ
す。カップリング容量Cpは、意図せずに存在するビッ
ト線とプレート線間の静電容量である。ビット線とプレ
ート線間のカップリング容量Cpを考慮すると、図17
の等価回路図は図20のように書き直され、Cpが大き
くなると、△Vが小さくなることが問題となる。この点
につき以下説明する。
【0011】図19から、ビット線とプレート線との間
のカップリング容量Cpを考慮した場合のΔVを計算す
る。ただし図19に示す強誘電体容量の分極値の印加電
圧依存性は定式化が困難なので、ΔP1、ΔP0を図2
1のように直線で近似して計算することにする。図21
のように直線で近似すると、強誘電体容量は図16でB
の状態にあるときは容量値C1(強誘電体に加わる電圧
に依存しない定数)をもつ容量として機能し、Dの状態
にあるときは容量値C0(強誘電体に加わる電圧に依存
しない定数)をもつ容量として機能すると考えることが
できる(C1>C0)。
のカップリング容量Cpを考慮した場合のΔVを計算す
る。ただし図19に示す強誘電体容量の分極値の印加電
圧依存性は定式化が困難なので、ΔP1、ΔP0を図2
1のように直線で近似して計算することにする。図21
のように直線で近似すると、強誘電体容量は図16でB
の状態にあるときは容量値C1(強誘電体に加わる電圧
に依存しない定数)をもつ容量として機能し、Dの状態
にあるときは容量値C0(強誘電体に加わる電圧に依存
しない定数)をもつ容量として機能すると考えることが
できる(C1>C0)。
【0012】カップリング容量Cpを考慮すると図20
の等価回路図で、データ読み出し動作時にプレート線に
Vcc、ビット線に0Vを印加したときに、ガウスの法
則を適用すると、次の2式が成立する。 (C0+Cp)Vf0=Cb(Vcc−Vf0) (3) (C1+Cp)Vf1=Cb(Vcc−Vf1) (4) この2式から、ΔV=Vf0− Vf1は次式で表され
る。 ΔV=Vf0− Vf1=CbVcc[1/(Cp+C0+Cb)−1/(Cp +C1+Cb)] (5) C1>C0であることから、この式によりCp(>0)
の増加にしたがって、ΔVが減少することがわかる。
の等価回路図で、データ読み出し動作時にプレート線に
Vcc、ビット線に0Vを印加したときに、ガウスの法
則を適用すると、次の2式が成立する。 (C0+Cp)Vf0=Cb(Vcc−Vf0) (3) (C1+Cp)Vf1=Cb(Vcc−Vf1) (4) この2式から、ΔV=Vf0− Vf1は次式で表され
る。 ΔV=Vf0− Vf1=CbVcc[1/(Cp+C0+Cb)−1/(Cp +C1+Cb)] (5) C1>C0であることから、この式によりCp(>0)
の増加にしたがって、ΔVが減少することがわかる。
【0013】Cpが大きくなるに従ってΔVが減少する
と、強誘電体メモリに書き込まれたデータが「1」であ
るか「0」であるかを判定することが困難となり、誤動
作の可能性が高まり、記憶素子としての信頼性が低下す
る。
と、強誘電体メモリに書き込まれたデータが「1」であ
るか「0」であるかを判定することが困難となり、誤動
作の可能性が高まり、記憶素子としての信頼性が低下す
る。
【0014】したがって本発明は、ビット線とプレート
線間カップリング容量を削減することで、信号電圧マー
ジンの低下を抑え、強誘電体メモリの記憶素子としての
信頼性を向上することを目的とする。
線間カップリング容量を削減することで、信号電圧マー
ジンの低下を抑え、強誘電体メモリの記憶素子としての
信頼性を向上することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】ビット線とプレート線間
容量の多くは、ビット線とプレート線の交差する部分で
生じる。そこで本発明においては、ビット線とプレート
線が交差する部分で、ビット線幅、またはプレート線
幅、またはその両方を細くすることで、ビット線とプレ
ート線が重なり合う部分の面積を削減し、ビット線とプ
レート線との線間容量の削減を図っている。
容量の多くは、ビット線とプレート線の交差する部分で
生じる。そこで本発明においては、ビット線とプレート
線が交差する部分で、ビット線幅、またはプレート線
幅、またはその両方を細くすることで、ビット線とプレ
ート線が重なり合う部分の面積を削減し、ビット線とプ
レート線との線間容量の削減を図っている。
【0016】すなわち本発明によれば、半導体基板と、
該半導体基板上に設けられた強誘電体容量素子と、ワー
ド線、ビット線およびプレート線とを有する強誘電体メ
モリにおいて、プレート線とビット線とが交差する領域
のプレート線の線幅が、前記領域以外におけるプレート
線の線幅よりも細いことを特徴とする強誘電体メモリが
提供される。
該半導体基板上に設けられた強誘電体容量素子と、ワー
ド線、ビット線およびプレート線とを有する強誘電体メ
モリにおいて、プレート線とビット線とが交差する領域
のプレート線の線幅が、前記領域以外におけるプレート
線の線幅よりも細いことを特徴とする強誘電体メモリが
提供される。
【0017】また本発明によれば、半導体基板と、該半
導体基板上に設けられた強誘電体容量素子と、ワード
線、ビット線およびプレート線とを有する強誘電体メモ
リにおいて、プレート線とビット線とが交差する領域の
ビット線の線幅が、前記領域以外におけるビット線の線
幅よりも細いことを特徴とする強誘電体メモリが提供さ
れる。
導体基板上に設けられた強誘電体容量素子と、ワード
線、ビット線およびプレート線とを有する強誘電体メモ
リにおいて、プレート線とビット線とが交差する領域の
ビット線の線幅が、前記領域以外におけるビット線の線
幅よりも細いことを特徴とする強誘電体メモリが提供さ
れる。
【0018】また本発明によれば、半導体基板と、該半
導体基板上に設けられた強誘電体容量素子と、ワード
線、ビット線およびプレート線とを有する強誘電体メモ
リにおいて、プレート線とビット線とが交差する領域の
プレート線の線幅が、前記領域以外におけるプレート線
の線幅よりも細く、前記領域のビット線の線幅が、前記
領域以外におけるビット線の線幅よりも細いことを特徴
とする強誘電体メモリが提供される。
導体基板上に設けられた強誘電体容量素子と、ワード
線、ビット線およびプレート線とを有する強誘電体メモ
リにおいて、プレート線とビット線とが交差する領域の
プレート線の線幅が、前記領域以外におけるプレート線
の線幅よりも細く、前記領域のビット線の線幅が、前記
領域以外におけるビット線の線幅よりも細いことを特徴
とする強誘電体メモリが提供される。
【0019】本発明の強誘電体メモリは、以上のような
構成をとることによってビット線とプレート線が交差す
る領域において両者が重なり合う部分の面積を減少さ
せ、これによりカップリング容量の削減を図り、信号電
圧マージンの低下を抑制するものである。
構成をとることによってビット線とプレート線が交差す
る領域において両者が重なり合う部分の面積を減少さ
せ、これによりカップリング容量の削減を図り、信号電
圧マージンの低下を抑制するものである。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の強誘電体メモリの単位メ
モリセルの第1の実施の形態の平面図を図1に示す。図
1の点線aa’に沿った断面図を図2に、点線bb’に
沿った断面図を図3にそれぞれ示す。この強誘電体メモ
リは、半導体基板1と、半導体基板1上に設けられた強
誘電体容量素子およびメモリセルトランジスタと、前記
強誘電体容量素子上に設けられた保護膜9とを有し、前
記強誘電体容量素子は、下部電極8、上部電極6、およ
びこれらに挟まれた強誘電体膜4を含んでいる。保護膜
9には上部電極6に通じるコンタクトホールが設けら
れ、このコンタクトホールを通して前記強誘電体容量素
子と前記メモリセルトランジスタとの一方のソース・ド
レイン拡散層8が電気的に接続されている。
モリセルの第1の実施の形態の平面図を図1に示す。図
1の点線aa’に沿った断面図を図2に、点線bb’に
沿った断面図を図3にそれぞれ示す。この強誘電体メモ
リは、半導体基板1と、半導体基板1上に設けられた強
誘電体容量素子およびメモリセルトランジスタと、前記
強誘電体容量素子上に設けられた保護膜9とを有し、前
記強誘電体容量素子は、下部電極8、上部電極6、およ
びこれらに挟まれた強誘電体膜4を含んでいる。保護膜
9には上部電極6に通じるコンタクトホールが設けら
れ、このコンタクトホールを通して前記強誘電体容量素
子と前記メモリセルトランジスタとの一方のソース・ド
レイン拡散層8が電気的に接続されている。
【0021】メモリセルトランジスタの他方のソース・
ドレイン拡散層8は、コンタクトホールを通してビット
線と接続されている。強誘電体容量素子の下部電極3は
プレート線を兼ねている。図1に示すように、ビット線
とプレート線が交差する領域では、ビット線幅、プレー
ト線幅の両方を細くしてある。ビット線とプレート線が
交差する部分ではコンタクトホール、上部電極が存在し
ないため、ビット線、プレート線の幅を細くしても特に
問題は生じない。図1の単位メモリセルを複数個マトリ
クス状に接続した例の平面図を図4に示す。図4のう
ち、理解を容易にするため、ビット線とプレート線だけ
を描くと、図5のようになる。
ドレイン拡散層8は、コンタクトホールを通してビット
線と接続されている。強誘電体容量素子の下部電極3は
プレート線を兼ねている。図1に示すように、ビット線
とプレート線が交差する領域では、ビット線幅、プレー
ト線幅の両方を細くしてある。ビット線とプレート線が
交差する部分ではコンタクトホール、上部電極が存在し
ないため、ビット線、プレート線の幅を細くしても特に
問題は生じない。図1の単位メモリセルを複数個マトリ
クス状に接続した例の平面図を図4に示す。図4のう
ち、理解を容易にするため、ビット線とプレート線だけ
を描くと、図5のようになる。
【0022】ビット線全体、プレート線全体の線幅を細
くしても、ビット線とプレート線間カップリング容量は
削減できる。しかしこのようにした場合、強誘電体容量
1個あたりの占める面積が小さくなって信号電圧マージ
ンの低下につながるという問題や、ビット線、プレート
線に形成されたコンタクトホールの面積を小さくしなけ
ればならずコンタクトホール内での導通不良が生じる可
能性が高まるといった問題が生じる。これに対し本発明
のようにビット線とプレート線が交差する領域において
のみビット線とプレート線の線幅を細くすれば、上記の
ような問題を生ずることなくビット線とプレート線間カ
ップリング容量を削減できる。
くしても、ビット線とプレート線間カップリング容量は
削減できる。しかしこのようにした場合、強誘電体容量
1個あたりの占める面積が小さくなって信号電圧マージ
ンの低下につながるという問題や、ビット線、プレート
線に形成されたコンタクトホールの面積を小さくしなけ
ればならずコンタクトホール内での導通不良が生じる可
能性が高まるといった問題が生じる。これに対し本発明
のようにビット線とプレート線が交差する領域において
のみビット線とプレート線の線幅を細くすれば、上記の
ような問題を生ずることなくビット線とプレート線間カ
ップリング容量を削減できる。
【0023】図6は本発明の単位メモリセルの第2の実
施の形態を示す平面図である。図1に示す単位メモリセ
ルの第1の実施の形態では、ビット線はプレート線の上
でプレート線と交差しているが、図6のようにプレート
線の下で交差していてもよい。図6の点線aa’に沿っ
た断面図を図7に、点線bb’に沿った断面図を図8に
それぞれ示す。図6においても、ビット線とプレート線
の交差する部分でビット線幅、プレート線幅の両方を細
くしており、ビット線とプレート線間のカップリング容
量を低減している。
施の形態を示す平面図である。図1に示す単位メモリセ
ルの第1の実施の形態では、ビット線はプレート線の上
でプレート線と交差しているが、図6のようにプレート
線の下で交差していてもよい。図6の点線aa’に沿っ
た断面図を図7に、点線bb’に沿った断面図を図8に
それぞれ示す。図6においても、ビット線とプレート線
の交差する部分でビット線幅、プレート線幅の両方を細
くしており、ビット線とプレート線間のカップリング容
量を低減している。
【0024】第1、第2の実施の形態では、プレート
線、ビット線の両方の線幅を細くしたが、図9に本発明
の第3の実施の形態の平面図を示すように、ビット線と
プレート線が交差する領域のビット線の線幅のみを細く
してもビット線とプレート線間のカップリング容量は低
減できる。また図10に本発明の第4の実施の形態の平
面図を示すように、プレート線の線幅のみを細くしても
よい。
線、ビット線の両方の線幅を細くしたが、図9に本発明
の第3の実施の形態の平面図を示すように、ビット線と
プレート線が交差する領域のビット線の線幅のみを細く
してもビット線とプレート線間のカップリング容量は低
減できる。また図10に本発明の第4の実施の形態の平
面図を示すように、プレート線の線幅のみを細くしても
よい。
【0025】本発明において、プレート線とビット線と
が交差する領域のプレート線の線幅は、前記領域以外に
おける線幅よりも細くなるようにする。好ましくは前記
領域におけるプレート線の線幅を上部電極の幅よりも細
くする。線幅の上限値については、信号電圧等その他の
条件によって好ましい線幅の範囲が変動するため一律に
決めることは困難であるが、通常プレート線の線幅は4
μm程度であることから、例えば3μm以下とすること
が好ましく、2μm以下とすることがさらに好ましい。
以上述べたような線幅とすることによって、カップリン
グ容量を効果的に低減できる。また線幅は細ければ細い
ほどカップリング容量の低減の点では有利となるが、断
線を起こす危険性を考慮し、0.2μm以上とすること
が好ましい。
が交差する領域のプレート線の線幅は、前記領域以外に
おける線幅よりも細くなるようにする。好ましくは前記
領域におけるプレート線の線幅を上部電極の幅よりも細
くする。線幅の上限値については、信号電圧等その他の
条件によって好ましい線幅の範囲が変動するため一律に
決めることは困難であるが、通常プレート線の線幅は4
μm程度であることから、例えば3μm以下とすること
が好ましく、2μm以下とすることがさらに好ましい。
以上述べたような線幅とすることによって、カップリン
グ容量を効果的に低減できる。また線幅は細ければ細い
ほどカップリング容量の低減の点では有利となるが、断
線を起こす危険性を考慮し、0.2μm以上とすること
が好ましい。
【0026】またビット線についても、プレート線とビ
ット線の交差領域の線幅は、かかる領域以外における線
幅よりも細くなるようにする。線幅の上限値について
は、信号電圧等その他の条件によって好ましい線幅の範
囲が変動するため一律に決めることは困難であるが、例
えば3μm以下とすることが好ましく、2μm以下とす
ることがさらに好ましい。また、断線を起こす危険性を
考慮し、0.2μm以上とすることが好ましい。
ット線の交差領域の線幅は、かかる領域以外における線
幅よりも細くなるようにする。線幅の上限値について
は、信号電圧等その他の条件によって好ましい線幅の範
囲が変動するため一律に決めることは困難であるが、例
えば3μm以下とすることが好ましく、2μm以下とす
ることがさらに好ましい。また、断線を起こす危険性を
考慮し、0.2μm以上とすることが好ましい。
【0027】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
説明する。
説明する。
【0028】図1は本発明の単位メモリセルの第1の実
施例を示す平面図で、図2、図3はそれぞれ図1の点線
aa’、bb’に沿った断面図である。P型半導体基板
1上に作り込まれた電界効果トランジスタ上に形成され
た層間膜の上に下部電極3として、下層からTi、P
t、強誘電体膜4としてPZT、上部電極5としてPt
を有する強誘電体容量素子が形成されている。下部電極
3はプレート線を兼ねている。PZT膜はゾル・ゲル法
で形成される。電界効果トランジスタと強誘電体容量を
電気的に接続するため、電界効果トランジスタの一方の
ソース・ドレイン拡散層8と、強誘電体容量素子の上部
電極5に通じるコンタクトホールが形成されている。こ
れらコンタクトホール上に形成された配線層6によっ
て、電界効果トランジスタの一方のソース・ドレイン拡
散層8と強誘電体容量の上部電極5が電気的に接続され
ている。配線層6は下層から順にTi、TiN、Al、
TiNが用いられている。また、この配線層6はビット
線も構成しており、ビット線は電界効果トランジスタの
もう一方のソース・ドレイン拡散層8と接続されてい
る。
施例を示す平面図で、図2、図3はそれぞれ図1の点線
aa’、bb’に沿った断面図である。P型半導体基板
1上に作り込まれた電界効果トランジスタ上に形成され
た層間膜の上に下部電極3として、下層からTi、P
t、強誘電体膜4としてPZT、上部電極5としてPt
を有する強誘電体容量素子が形成されている。下部電極
3はプレート線を兼ねている。PZT膜はゾル・ゲル法
で形成される。電界効果トランジスタと強誘電体容量を
電気的に接続するため、電界効果トランジスタの一方の
ソース・ドレイン拡散層8と、強誘電体容量素子の上部
電極5に通じるコンタクトホールが形成されている。こ
れらコンタクトホール上に形成された配線層6によっ
て、電界効果トランジスタの一方のソース・ドレイン拡
散層8と強誘電体容量の上部電極5が電気的に接続され
ている。配線層6は下層から順にTi、TiN、Al、
TiNが用いられている。また、この配線層6はビット
線も構成しており、ビット線は電界効果トランジスタの
もう一方のソース・ドレイン拡散層8と接続されてい
る。
【0029】本実施例では、強誘電体容量素子の下部電
極3を兼ねるプレート線の幅は4μmとし、強誘電体容
量の上部電極5を縦3μm、横3μmの正方形としてい
る。このように下部電極の幅を上部電極の幅よりも大き
くするのは、上部電極と下部電極の短絡を防ぐためであ
る。通常、強誘電体容量素子の上部電極、下部電極の材
料としては、本実施例のようにPtなどの耐酸化性金属
が用いられる。このような材料は化学的に安定なため、
加工の際に化学的にエッチングするのは困難で、Arイ
オンなどを用いて物理的にエッチングする方法がしばし
ば用いられる。下部電極加工時に電極材料を物理的にエ
ッチングすると、容量素子を構成する強誘電体膜の側壁
にエッチングされた電極材料が再付着することがしばし
ば起こる。強誘電体膜側壁に付着した電極材料と上部電
極が接触すると上郡電極と下部電極が電気的に短絡して
しまい、強誘電体容量はもはや容量素子としては機能し
なくなる。強誘電体膜側壁と上部電極との距離をある程
度(本案施例では0.5μm)とることによって、上部
電極と下部電極の間の短絡を防止するために、上部電極
の幅よりも下部電極の幅を広くしてある。
極3を兼ねるプレート線の幅は4μmとし、強誘電体容
量の上部電極5を縦3μm、横3μmの正方形としてい
る。このように下部電極の幅を上部電極の幅よりも大き
くするのは、上部電極と下部電極の短絡を防ぐためであ
る。通常、強誘電体容量素子の上部電極、下部電極の材
料としては、本実施例のようにPtなどの耐酸化性金属
が用いられる。このような材料は化学的に安定なため、
加工の際に化学的にエッチングするのは困難で、Arイ
オンなどを用いて物理的にエッチングする方法がしばし
ば用いられる。下部電極加工時に電極材料を物理的にエ
ッチングすると、容量素子を構成する強誘電体膜の側壁
にエッチングされた電極材料が再付着することがしばし
ば起こる。強誘電体膜側壁に付着した電極材料と上部電
極が接触すると上郡電極と下部電極が電気的に短絡して
しまい、強誘電体容量はもはや容量素子としては機能し
なくなる。強誘電体膜側壁と上部電極との距離をある程
度(本案施例では0.5μm)とることによって、上部
電極と下部電極の間の短絡を防止するために、上部電極
の幅よりも下部電極の幅を広くしてある。
【0030】下部電極の幅を上部電極が存在しない部分
で細くしても、上記のような強誘電体容量素子の上部電
極、下部電極間が短絡する懸念はない。
で細くしても、上記のような強誘電体容量素子の上部電
極、下部電極間が短絡する懸念はない。
【0031】図1の単位メモリセルを複数個マトリクス
状に接続した例の平面図を図4に示す。図4のうち、理
解を容易にするためビット線とプレート線のみを描くと
図5のようになる。
状に接続した例の平面図を図4に示す。図4のうち、理
解を容易にするためビット線とプレート線のみを描くと
図5のようになる。
【0032】図1、図5から明らかなように、本実施例
では、ビット線とプレート線が交差する領域でビット線
およびプレート線の線幅を細くしている。すなわち、ビ
ット線とプレート線が交差する部分のみ、4μm幅のプ
レート線を1μm幅に、2μm幅のビット線を1μm幅
にしている。これによりプレート線とビット線とが交差
する領域においてこれらが重なり合う部分の面積を1μ
m2としている。このようにすることによりビット線と
プレート線間のカップリング容量を小さくしている。す
なわち、4μm幅のプレート線と2μm幅のビット線と
が交差した場合の重なり合う部分の面積は、8μm2で
あるが、本実施例では重なり合う部分の面積が1μm2
であり、カップリング容量は1/8程度に削減される。
では、ビット線とプレート線が交差する領域でビット線
およびプレート線の線幅を細くしている。すなわち、ビ
ット線とプレート線が交差する部分のみ、4μm幅のプ
レート線を1μm幅に、2μm幅のビット線を1μm幅
にしている。これによりプレート線とビット線とが交差
する領域においてこれらが重なり合う部分の面積を1μ
m2としている。このようにすることによりビット線と
プレート線間のカップリング容量を小さくしている。す
なわち、4μm幅のプレート線と2μm幅のビット線と
が交差した場合の重なり合う部分の面積は、8μm2で
あるが、本実施例では重なり合う部分の面積が1μm2
であり、カップリング容量は1/8程度に削減される。
【0033】ここで、プレート線全体を細くすると、上
記のように通常上部電極幅はプレート線幅以下にする必
要があり、上部電極幅も細くしなければならず、したが
って上部電極の面積が小さくなる。上部電極の面積が小
さくなると、メモリセル容量から得られる信号電圧が小
さくなり、メモリとしての誤動作の増大につながる懸念
がある。またプレート線全体を細くするとプレート線の
電気抵抗増大を招き、メモリセルを含む回路の高速動作
の妨げとなるほか、消費電力の増大も招く。ビット線全
体を細くすると、同様にビット線の電気抵抗の増大を招
く。したがってビット線とプレート線間のカップリング
容量低減のためにビット線幅全体、プレート線幅全体を
細くすることは好ましくない。
記のように通常上部電極幅はプレート線幅以下にする必
要があり、上部電極幅も細くしなければならず、したが
って上部電極の面積が小さくなる。上部電極の面積が小
さくなると、メモリセル容量から得られる信号電圧が小
さくなり、メモリとしての誤動作の増大につながる懸念
がある。またプレート線全体を細くするとプレート線の
電気抵抗増大を招き、メモリセルを含む回路の高速動作
の妨げとなるほか、消費電力の増大も招く。ビット線全
体を細くすると、同様にビット線の電気抵抗の増大を招
く。したがってビット線とプレート線間のカップリング
容量低減のためにビット線幅全体、プレート線幅全体を
細くすることは好ましくない。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、ビット線とプレート線
が重なる領域の面積を削減することで、ビット線とプレ
ート線間のカップリング容量を削減しているため、カッ
プリング容量の存在に伴うメモリセルから得られる信号
電圧マージンの低下を効果的に抑制できる。このため、
メモリのデータ読み出し時の誤動作の可能性を低減で
き、記憶素子としての信頼性を向上することができる。
が重なる領域の面積を削減することで、ビット線とプレ
ート線間のカップリング容量を削減しているため、カッ
プリング容量の存在に伴うメモリセルから得られる信号
電圧マージンの低下を効果的に抑制できる。このため、
メモリのデータ読み出し時の誤動作の可能性を低減で
き、記憶素子としての信頼性を向上することができる。
【図1】本発明の単位強誘電体メモリセルの実施の形態
および第1の実施例を示す平面図である。
および第1の実施例を示す平面図である。
【図2】図1のaa’線断面図である。
【図3】図1のbb’線断面図である。
【図4】本発明の強誘電体メモリセルの一例を示す平面
図である。
図である。
【図5】本発明の強誘電体メモリセル一例を示す平面図
である。
である。
【図6】本発明の強誘電体メモリセルの一例を示す平面
図である。
図である。
【図7】図6のaa’線断面図である。
【図8】図6のbb’線断面図である。
【図9】本発明の強誘電体メモリセルの一例を示す平面
図である。
図である。
【図10】本発明の強誘電体メモリセルの一例を示す平
面図である。
面図である。
【図11】従来例の単位強誘電体メモリセルを示す平面
図である。
図である。
【図12】図11のaa’線断面図である。
【図13】図11のbb’線断面図である。
【図14】従来例の単位強誘電体メモリセルの等価回路
図である。
図である。
【図15】従来例の強誘電体メモリセルを示す平面図で
ある。
ある。
【図16】強誘電体の分極特性の説明図である。
【図17】本発明が解決しようとする課題を説明するた
めの回路図である。
めの回路図である。
【図18】強誘電体の分極特性の説明図である。
【図19】強誘電体の分極特性の説明図である。
【図20】本発明が解決しようとする課題を説明するた
めの回路図である。
めの回路図である。
【図21】強誘電体の分極特性の説明図である。
Tr セルトランジスタ BL ビット線 PL プレート線 WL ワード線 MC メモリセル Cf 強誘電体容量 1 p型Si基板 2 フィールドSiO2 3 下部電極 4 強誘電体膜 5 上部電極 6 配線材 7 ゲート電極 8 n+拡散層 9 保護膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 27/10 G11C 11/22 G11C 14/00 H01L 21/8242 H01L 27/108
Claims (6)
- 【請求項1】 半導体基板と、該半導体基板上に設けら
れた強誘電体容量素子と、ワード線、ビット線およびプ
レート線とを有する強誘電体メモリにおいて、プレート
線とビット線とが交差する領域のプレート線の線幅が、
前記領域以外におけるプレート線の線幅よりも細いこと
を特徴とする強誘電体メモリ。 - 【請求項2】 プレート線とビット線とが交差する領域
のプレート線の線幅が0.2μm以上3μm以下である
請求項1に記載の強誘電体メモリ。 - 【請求項3】 半導体基板と、該半導体基板上に設けら
れた強誘電体容量素子と、ワード線、ビット線およびプ
レート線とを有する強誘電体メモリにおいて、プレート
線とビット線とが交差する領域のビット線の線幅が、前
記領域以外におけるビット線の線幅よりも細いことを特
徴とする強誘電体メモリ。 - 【請求項4】 プレート線とビット線とが交差する領域
のビット線の線幅が0.2μm以上3μm以下である請
求項3に記載の強誘電体メモリ。 - 【請求項5】 半導体基板と、該半導体基板上に設けら
れた強誘電体容量素子と、ワード線、ビット線およびプ
レート線とを有する強誘電体メモリにおいて、プレート
線とビット線とが交差する領域のプレート線の線幅が、
前記領域以外におけるプレート線の線幅よりも細く、前
記領域のビット線の線幅が、前記領域以外におけるビッ
ト線の線幅よりも細いことを特徴とする強誘電体メモ
リ。 - 【請求項6】 プレート線とビット線とが交差する領域
のプレート線の線幅が0.2μm以上3μm以下であっ
て、前記領域のビット線の線幅が0.2μm以上3μm
以下である請求項5に記載の強誘電体メモリ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09343263A JP3077748B2 (ja) | 1997-12-12 | 1997-12-12 | 強誘電体メモリ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09343263A JP3077748B2 (ja) | 1997-12-12 | 1997-12-12 | 強誘電体メモリ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11177035A JPH11177035A (ja) | 1999-07-02 |
JP3077748B2 true JP3077748B2 (ja) | 2000-08-14 |
Family
ID=18360180
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09343263A Expired - Lifetime JP3077748B2 (ja) | 1997-12-12 | 1997-12-12 | 強誘電体メモリ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3077748B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TWI550872B (zh) * | 2014-10-28 | 2016-09-21 | 旺宏電子股份有限公司 | 半導體裝置及其製造方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3236262B2 (ja) * | 1998-06-16 | 2001-12-10 | 松下電器産業株式会社 | 強誘電体メモリ装置 |
-
1997
- 1997-12-12 JP JP09343263A patent/JP3077748B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TWI550872B (zh) * | 2014-10-28 | 2016-09-21 | 旺宏電子股份有限公司 | 半導體裝置及其製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11177035A (ja) | 1999-07-02 |
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