JPH09289297A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH09289297A
JPH09289297A JP9032170A JP3217097A JPH09289297A JP H09289297 A JPH09289297 A JP H09289297A JP 9032170 A JP9032170 A JP 9032170A JP 3217097 A JP3217097 A JP 3217097A JP H09289297 A JPH09289297 A JP H09289297A
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JP
Japan
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lower electrode
epitaxially grown
memory cell
capacitor
region
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Application number
JP9032170A
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English (en)
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Kazuhide Abe
和秀 阿部
Shuichi Komatsu
周一 小松
Takashi Kawakubo
隆 川久保
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ペロブスカイト型酸化物をキャパシタ誘電体
として用いた構造で、1ビット当たりのメモリセルの面
積を小さくすることができ、かつ下部電極に接してバリ
ア層や接着層を設ける必要をなくす。 【解決手段】 Si基板11上に、トランジスタとキャ
パシタから構成されるメモリセルを、マトリクス状に配
列したメモリセルアレイを有するFRAMにおいて、基
板11上にMgO絶縁膜からなるエピタキシャル領域2
1をアレイの列方向に連続的に形成し、このエピタキシ
ャル領域上にエピタキシャル成長したPtの下部電極2
2,エピタキシャル成長したぺロブスカイト型構造のB
aTiO3膜23,及びPtの上部電極24からなるキ
ャパシタを形成してなり、下部電極22が複数のキャパ
シタのプレート電極を兼ねる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体記憶装置に
係わり、特にペロブスカイト構造の誘電体からなるキャ
パシタを用いた半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ぺロブスカイト型の結晶構造を持
つ高誘電率の膜や強誘電体の膜を、半導体メモリに応用
しようとする試みが盛んに行われている。ダイナミック
型のランダムアクセスメモリ(DRAM)においては、
1つのメモリセルが1つのトランジスタと1つのキャパ
シタから構成されている。DRAMの集積度が64Mビ
ットから256Mビット、256Mビットから1Gビッ
トと向上するに連れて、1ビットのメモリセル当たりの
面積を次第に小さくする必要があるにも拘らず、キャパ
シタの容量は殆ど変化していない。このため、容量を減
少させることなく、メモリセルキャパシタが占める面積
をいかに小さくすることができるかが、技術的には最も
大きな問題の一つとなってきている。
【0003】従来使用されている酸化シリコン(SiO
2 )などの代わりに、誘電率が高いぺロブスカイト型酸
化物(SrTiO3 :STO,Bax Sr1-x TiO
3 :BSTなど)をキャパシタの誘電体として利用する
ことができれば、キャパシタの面積を小型化することが
できる。
【0004】強誘電体ランダムアクセスメモリ(FRA
M)においては、1つのメモリセルが2つのトランジス
タと2つの強誘電体キャパシタから構成されている。原
理的には1つのトランジスタと1つの強誘電体キャパシ
タによって構成することが可能であり、将来の大容量メ
モリにおいてはこのような構成になるものと予想されて
いる。強誘電体には電界をゼロにしても蓄積した電荷は
ゼロにならないという性質があるので、この性質を利用
して不揮発性のメモリを実現することができる。強誘電
体材料としては、ぺロブスカイト型酸化物のPb(Zr
x Ti1-x )O3 :PZTなどが用いられている。
【0005】上述したように、DRAM,FRAM共
に、1ビットのメモリセルがトランジスタとキャパシタ
から構成され、誘電体としてぺロブスカイト型酸化物を
用いるという点では大変に良く似た半導体メモリである
ということができる。
【0006】一般に、ぺロブスカイト型酸化物の誘電特
性は、結晶の微細構造に敏感であり、粒径が小さいほど
誘電性は劣る傾向がある。このため、優れた誘電特性を
得るには単結晶に近いエピタキシャル膜を用いることが
望ましい。高誘電率のぺロブスカイト型酸化物を下部電
極材料の上にエピタキシャル成長させた場合には、多結
晶膜と比較して大きな誘電率が得られる。また、強誘電
体のぺロブスカイト酸化物をエピタキシャル成長させた
場合、多結晶膜と比べて大きな残留分極が得られる。
【0007】また最近、下部電極との間の格子定数の不
整合を利用して誘電体膜に歪みを導入すれば、キュリー
温度を高温側にシフトさせることが可能であり、誘電率
や残留分極を大きくすることが可能であることを本発明
者らは見出している。しかしながら、SiやGaAsな
どの半導体基板上に、直接ぺロブスカイト型酸化物をエ
ピタキシャル成長させることは困難である。従って、ま
ず半導体基板上にバッファ層をエピタキシャル成長さ
せ、その上に下部電極、さらに誘電体の膜を順にエピタ
キシャル成長させることが望ましい。
【0008】ペロブスカイト型酸化物からなる誘電体の
下部電極材料として、一般に白金,パラジウム,ルテニ
ウム,イリジウムなどの貴金属類が用いられることが多
い。その理由は、ぺロブスカイト型酸化物の高誘電率や
強誘電性を得るためには高温の熱処理が必要であるが、
通常の金属(例えばAlなど)では、このような熱処理
の間に融解したり酸化したりしてしまうためである。貴
金属類は他の金属と比較して、融点が高く酸化しにく
く、またぺロブスカイト型酸化物と反応も起こしにくい
という特徴がある。
【0009】ところで、エピタキシャル成長したぺロブ
スカイト型酸化物薄膜の優れた誘電特性や強誘電特性
を、半導体メモリに利用するに際しては次のような解決
すべき問題がある。以下、これらの問題を簡単に説明す
る。
【0010】ぺロブスカイト型酸化物を半導体基板上に
エピタキシャル成長させる方法の一つとして、トランジ
スタを形成するための領域とは別に、キャパシタを作製
するためのエピタキシャル領域を設けるという方法が考
えられる。このエピタキシャル領域では、Si基板上に
まず絶縁体をエピタキシャル成長させ、次に下部電極を
エピタキシャル成長させ、さらにぺロブスカイト型酸化
物の誘電体膜をエピタキシャル成長させ、その上に上部
電極を設ければ良いと考えられる。
【0011】しかしながらこの場合、トランジスタ領域
とは別の領域に、キャパシタ専用のエピタキシャル領域
を設けなければならないために、集積度の高いメモリを
実現するためには、できるだけ面積的に無駄の少ないキ
ャパシタ構造を採用しなければならないという課題があ
る。
【0012】またキャパシタの下部電極を、何等かの方
法でトランジスタに電気的に接続するか、プレート或い
はプレート線と呼ばれる配線などに電気的に接続する必
要がある。キャパシタの下部電極として用いる導電体
を、同時にこのような接続のための配線として兼用する
ことが、プロセスを簡素化する上で望ましい。
【0013】しかしながら、下部電極がトランジスタに
接続する配線を兼ねる場合には、貴金属類からなる下部
電極と、コンタクトに埋めこまれた多結晶Siなどとが
反応しないような配慮が必要である。Siとの反応を防
ぐためにはTiNなどのバリア層を設ける必要がある
が、多結晶のTiNは酸化しやすいという問題がある。
従って、貴金属類の粒界を酸素が拡散して、バリア層の
金属を酸化し表面の平滑性が失われたり導電性が失われ
る恐れがある。
【0014】また、下部電極がプレート或いはプレート
線としての配線を兼ねる場合には、個々のメモリセル領
域に対応するエピタキシャル領域間に存在し、かつ該エ
ピタキシャル領域を分離するSiO2 絶縁膜の領域にお
いて、貴金属類からなる配線をSiO2 絶縁膜上にも配
置しなければならない。貴金属類を直接SiO2 上に形
成すると非常に密着性が悪く剥がれ易いという欠点があ
る。従って、貴金属類とSiO2 の密着性を良くするた
めに、間に接着層としてTiやTaなどを設ける必要が
ある。
【0015】しかしながらこのような接着層を設けた場
合、SiO2 の上では接着層及び貴金属下部電極が多結
晶膜として形成されるために、貴金属類の粒界を酸素が
拡散して、接着層の金属を酸化し表面の平滑性が失われ
る恐れがある。また、逆にTiなどの接着層が貴金属の
粒界を表面まで拡散し、表面の状態が変化する恐れもあ
る。
【0016】一方、かかるプレ−トを兼ねる場合におい
て、エピタキシャル領域では、特にTi層などの接着層
を設ける必要がなく、直接貴金属類をエピタキシャル成
長させても、十分な密着強度が得られる。この場合、か
えって接着層の存在がエピタキシャル成長の妨げになる
可能性が高いという問題がある。例えば、接着層の金属
が貴金属層を拡散して表面に現れ、誘電体と下部電極の
界面に低誘電率の層を形成するといった問題を発生する
恐れがある。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】このように従来、ペロ
ブスカイト型酸化物からなる誘電体膜をメモリセルのキ
ャパシタとして用いる場合、キャパシタ専用のエピタキ
シャル領域を設ける必要があり、メモリセル面積の増大
を招く。
【0018】また、下部電極がトランジスタや他の素子
などに接続する配線を兼ねる場合には、貴金属類からな
る下部電極とSiなどとの反応を防ぐためにTiNなど
のバリア層を設ける必要があり、バリア層の金属が酸化
されて表面の平滑性が失われたり導電性が失われる。さ
らに、下部電極がプレート或いはプレート線としての配
線を兼ねる場合には、下部電極以外の領域では貴金属類
とSiO2 の密着性を良くするために接着層としてTi
やTaなどを設ける必要があり、接着層の金属が酸化さ
れて表面の平滑性が失われる。逆に、エピタキシャル領
域においては、接着層の存在がエピタキシャル成長の妨
げになり、誘電体と下部電極との界面に低誘電率の層が
形成される等の問題がある。
【0019】本発明は、上記事情を考慮して成されたも
ので、その目的とするところは、ペロブスカイト型酸化
物をキャパシタ誘電体として用いた構造で、1ビット当
たりのメモリセルの面積を小さくすることができ、かつ
下部電極に接して接着層を設ける必要をなくした信頼性
の高い半導体記憶装置を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】
(構成)上記課題を解決するために本発明は、次のよう
な構成を採用している。即ち本発明(請求項1)は、半
導体基板上に、トランジスタとキャパシタから構成され
るメモリセルを、マトリクス状に配列したメモリセルア
レイを有する半導体記憶装置において、前記基板上にエ
ピタキシャル領域が前記アレイの行方向或いは列方向に
連続的に形成され、このエピタキシャル領域上にエピタ
キシャル成長した下部電極,エピタキシャル成長したぺ
ロブスカイト型構造の誘電体膜,及び上部電極からなる
キャパシタが形成されてなり、前記下部電極が複数のキ
ャパシタのプレート電極を兼ねることを特徴とする。
【0021】ここで、本発明の望ましい実施態様として
次のものをあげることができる。 (1) エピタキシャル領域が絶縁体からなり、かつこの領
域上には、隣り合ったメモリセルのキャパシタを含む複
数のキャパシタが形成されること。 (2) メモリセルアレイは、DRAM或いはFRAMを構
成するものである。 (3) 半導体基板上にエピタキシャル成長させることが可
能な絶縁体の例として、MgO,ZrO2 (安定化ジル
コニアを含む),CeO2 などを用いる。 (4) 下部電極材料の例として、Pt,Au,Pd,R
u,Re,Ir,Rhなどの貴金属類、SrRuO3
どの酸化物導電体などを用いる。 (5) ぺロブスカイト型構造の誘電体の例として、SrT
iO3 ,BaTiO3 ,CaTiO3 ,PbTiO3
PbZrO3 、及びこれらの固溶体を用いる。 (6) 上部電極材料の例として、下部電極と同様な材料、
TiNなどの窒化物、Al、Cuなどの金属、あるいは
SrRuO3 などの酸化物導電体を用いる。 (7) 絶縁体のエピタキシャル領域を形成するには、トラ
ンジスタを半導体基板の上に形成した後、トランジスタ
領域とは別の領域に、半導体基板から絶縁体を直接エピ
タキシャル成長させる。まず、最初にトランジスタ領域
以外の領域の絶縁膜(SiO2 )をエッチングにより取
り除き半導体基板を露出させる。さらに、上述したエピ
タキシャル成長が可能な絶縁体材料をエピタキシャル成
膜する。このとき、半導体基板と下部電極の間に形成さ
れる寄生容量を小さくするために、絶縁体材料として小
さな誘電率を持つものを使用することが望ましく、また
絶縁体の厚さもある程度以上厚いことが望ましい。 (8) 1つのエピタキシャル領域に複数のキャパシタを形
成するには、まず1つのエピタキシャル成長した絶縁体
領域の上に、エピタキシャル成長により下部電極及びぺ
ロブスカイト型構造の誘電体膜を形成し、更にその上に
上部電極を形成した後、この上部電極をエッチングなど
の方法で複数に分割すればよい。 (9) 隣り合ったメモリセルのキャパシタを1つのエピタ
キシャル領域に形成するためには、予めエピタキシャル
領域の両側にトランジスタ領域を設け、それぞれの領域
には隣り合ったメモリセルのトランジスタを形成してお
く。しかる後に、上述した方法で1つのエピタキシャル
領域上に複数のキャパシタを形成し、両側に形成されて
いるトランジスタのそれぞれのソース・ドレイン領域か
ら、エピタキシャル領域に形成された複数のキャパシタ
の電極に配線を設け、電気的に接続すれば良い。 (10)絶縁体のエピタキシャル領域をメモリセルマトリク
スの行方向或いは列方向に連続的に形成するには、予め
同一の行或いは同一の列にある全てのメモリセルのトラ
ンジスタを同一の線上に配列しておき、隣り合うトラン
ジスタ領域とトランジスタ領域の間には帯状の空間を設
けておく。しかる後に、この帯状の空間に絶縁体のエピ
タキシャル領域を形成すれば良い。
【0022】また、このように作製した帯状のエピタキ
シャル領域上に沿って、下部電極材料をエピタキシャル
成長させれば、行方向或いは列方向に連続して形成され
た下部電極を形成することができ、かつこの下部電極
は、行方向或いは列方向に沿った配線を兼ねることがで
きる。
【0023】また、本発明(請求項3)は、半導体基板
上に、トランジスタとキャパシタから構成されるメモリ
セルを、マトリクス状に配列したメモリセルアレイを有
する半導体記憶装置において、前記基板上に前記アレイ
の行方向或いは列方向に連続的にエピタキシャル成長さ
れたバリア層と、このバリア層上にエピタキシャル成長
された下部電極と、この下部電極上にエピタキシャル成
長されたぺロブスカイト型構造の誘電体膜と、この誘電
体膜上に形成された上部電極とを具備してなり、前記下
部電極が複数のキャパシタのプレート電極を兼ねること
を特徴とする。
【0024】ここで、本発明の望ましい実施態様として
次のものをあげることができる。 (1) 基板上にp型或いはn型の拡散層がアレイの行方向
或いは列方向に連続的に形成され、この拡散層上にバリ
ア層,下部電極,誘電体膜,及び上部電極が形成される
こと。 (2) 行方向或いは列方向に連続して形成された拡散層領
域には、その行或いは列に属する全てのキャパシタが形
成されること。 (3) メモリセルアレイは、DRAM或いはFRAMを構
成するものである。 (4) 半導体基板上にエピタキシャル成長させることが可
能な導電性のバリア層の例として、TiAlNを用い
る。 (5) 下部電極材料の例として、Pt,Au,Pd,R
u,Re,Ir,Rhなどの貴金属類、SrRuO3
どの酸化物導電体、或いはこれらを組み合わせた積層膜
などを用いる。 (6) ぺロブスカイト型構造の誘電体の例として、SrT
iO3 ,BaTiO3 ,BaSnO3 ,BaZrO3
BaHfO3 ,PbTiO3 ,PbZrO3 、及びこれ
らの固溶体を用いる。 (7) 上部電極材料の例として、下部電極と同様な材料、
導電性酸化物材料、TiNなどの窒化物、Al,Cuな
どの金属、或いはSrRuO3 などの酸化物導電体を用
いる。 (8) キャパシタ用のエピタキシャル領域を形成するに
は、トランジスタを半導体基板の上に形成した後、トラ
ンジスタ領域とは別の領域に半導体基板を露出させ、不
純物拡散などにより導電性の拡散層を設け、この上に導
電性のバリアを直接エピタキシャルさせる。まず、最初
にトランジスタ領域以外の絶縁膜(SiO2)をエッチ
ングにより取り除き半導体基板を露出させる。さらに、
上述したエピタキシャル成長が可能な導電性バリア材料
をエピタキシャル成膜する。このとき、半導体基板と下
部電極の間の抵抗成分を小さくするために、導電性バリ
アとして小さな抵抗率を持つものを使用することが望ま
しい。 (9) 1つのエピタキシャル領域に複数のキャパシタを形
成するには、まず1つのエピタキシャル成長した導電性
バリア層上に、エピタキシャル成長により下部電極及び
ぺロブスカイト型構造の誘電体膜を形成し、更にその上
に上部電極を形成した後、この上部電極をエッチングな
どの方法で複数に分割すればよい。 (10)拡散層領域をメモリセルマトリクスの行方向或いは
列方向に連続的に形成するには、予め同一の行或いは同
一の列にある全てのメモリセルのトランジスタを同一の
線上に配列しておき、隣り合うトランジスタ領域とトラ
ンジスタ領域の間には帯状の空間を設けておく。しかる
後に、この帯状の空間に絶縁体のエピタキシャル領域を
形成すれば良い。
【0025】また、このように作製した帯状の拡散層領
域上に沿って、バリア層及び下部電極材料をエピタキシ
ャル成長させれば、行方向或いは列方向に連続して形成
された下部電極を形成することができ、かつこの下部電
極は行方向或いは列方向に沿った配線を兼ねることがで
きる。 (作用)上述した手段を用いて、同一行或いは同一列に
属するメモリセルのキャパシタを同一のエピタキシャル
領域(請求項1,2では絶縁体、請求項3〜5ではバリ
ア層)に設けることによって、メモリセルを作製する上
で生じる面積的な無駄を排除することができる。即ち、
個々のキャパシタにそれぞれに対応するエピタキシャル
領域を形成すると、エピタキシャル領域とトランジスタ
領域の間、或いは隣り合うエピタキシャル領域の間を電
気的かつ機械的に分離するために必要な領域が増え、結
果的にメモリセルが占める面積が増大する。これに対し
て、同一エピタキシャル領域上に複数のキャパシタを作
製する場合には、1つのエピタキシャル領域の寸法が大
きくなるために、エピタキシャル領域を作製するために
必要な加工が容易になると共に、1ビット当たりのメモ
リセルが占める面積を小さくすることができる。
【0026】また、上述したような手段を用いて、同一
の行或いは同一の列上にあるメモリセルキャパシタを1
つのエピタキシャル領域上に作製し、その下部電極に配
線としての役割を兼ねさせることによって、請求項1,
2では下部電極と絶縁体の間の接着層を設ける必要がな
くなる。接着層を設ける必要がない理由は、絶縁体エピ
タキシャル領域の上に下部電極を直接エピタキシャル成
長させることにより、密着強度が向上するためである。
【0027】さらに請求項3〜5では、下部電極と基板
の間の接着層を設ける必要がなくなる。接着層を設ける
必要がない理由は、基板の上にTiAlNなどのバリア
層を介してPtなどの下部電極を直接エピタキシャル成
長させることにより、下部電極の密着強度が向上するた
めである。
【0028】ここで、基板上にPtなどを直接形成する
と、Ptが基板Siと反応してしまいPtのシリサイド
化が生じる。TiAlNは基板とは反応せずかつ基板に
密着性良く被着されるが、それ自体では酸化しやすいも
のである。しかし、TiAlNの上にPtをエピタキシ
ャル成長すると、ペロブスカイト型酸化物の形成時の熱
処理によってもTiAlNが酸化することはない。これ
により、Ptなどの下部電極を基板と反応させることな
く、基板に密着性良く形成することが可能となる。
【0029】また、同一の行上或いは同一の列上に連続
的なエピタキシャル領域を設けることによって、この上
のエピタキシャル成長した下部電極を途切れることなく
連続的に形成することが可能となり、配線としての機能
を兼ねさせることが可能になる。
【0030】このようなエピタキシャル成長した配線
は、Tiなどの接着層を設ける必要が無いために、耐熱
性,耐酸化性に優れており、この上にぺロブスカイト型
酸化物を形成しても下部電極或いは配線として劣化する
心配がない。連続的にエピタキシャル成長した導電体を
配線としても利用することにより、導電体の多結晶膜に
よる配線と比べて、電気抵抗を小さくすることができ、
キャパシタに充電するために必要な遅延時間を短くする
ことができ、メモリの高速動作が可能になる。また、エ
レクトロマイグレーションに対する耐性が向上し、配線
としての長期信頼性が向上するというメリットも期待で
きる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細を図示の実施
形態によって説明する。 (第1の実施形態)図1〜3は本発明の第1の実施形態
に係わるFRAMの基本構成を説明するためのもので、
図1はトランジスタ部分を示す平面図、図2はキャパシ
タ及び配線部分を示す平面図である。また、図3は素子
構造断面図であり、図1及び図2の矢視X−X′断面に
相当している。
【0032】まず、Si(100)の単結晶からなる基
板11上に、MOSトランジスタを形成する。MOSト
ランジスタは、Si基板11上にソース・ドレイン領域
12とチャネル領域13を設けて、チャネル領域13の
上には薄い熱酸化膜(ゲート酸化膜)を介してゲート電
極14を設ける。図1に示した例では、ワード線WLが
ゲート電極14を兼ねている。このとき、隣接するトラ
ンジスタ間には、厚いSiの酸化膜15を設けて電気的
に分離する。
【0033】次に、トランジスタ領域以外の領域に、キ
ャパシタを作製するためのエピタキシャル領域を作製す
る。このためには、まずこの領域のSiの酸化膜をドラ
イエッチングにより除去し、Si基板11を露出させ
る。露出したSi基板11に、MgOなどの酸化物21
をスパッタリング法などの方法によりエピタキシャル成
長させる。
【0034】このようなエピタキシャル領域は、隣り合
うメモリセルのトランジスタとトランジスタの間に作製
する。さらに、このエピタキシャル領域をy方向に関し
ては複数のメモリセルに沿うように連続的に形成する。
【0035】このエピタキシャル領域上に、例えばPt
などの貴金属類の膜を下部電極22としてエピタキシャ
ル成長させる。この下部電極22をエッチングで加工す
ることにより、x方向には2つの領域に分割する。一つ
は左側のメモリセルのキャパシタの電極として用い、も
う一つは右側のメモリセルの電極として用いる。これに
より、1つのエピタキシャル領域上にx方向に隣り合う
メモリセルのキャパシタを形成することができる。
【0036】一方、y方向に関しては、連続的に形成し
たエピタキシャル領域上に下部電極22が途切れること
のないように連続的に作製する。これにより、下部電極
22をy方向の配線、この場合はプレート線として兼用
することができる。
【0037】さらに、下部電極22上にぺロブスカイト
型酸化物(誘電体膜)として、例えばBaTiO3 膜2
3をエピタキシャル成長させる。このとき、下部電極2
2と誘電体膜23との格子定数の差を利用して、キュリ
ー温度を高温側にシフトさせることが可能である。
【0038】次に、誘電体膜23の上に、Ptなどから
なる上部電極24を作製し、エッチングにより加工す
る。さらに図2に示すように、トランジスタとソース・
ドレイン領域とキャパシタの上部電極24を電気的に接
続するためにAlなどによる配線25を設ける。この配
線と同時に、x方向のトランジスタ間を接続するための
配線(ビット線BL)26を形成することが望ましい。
なお、27は配線24,26とソース・ドレイン領域1
2とを接続するためのコンタクトホールを示している。
【0039】図4は、上述した製造方法により作製した
メモリセル部分の等価回路を示している。この図は、マ
トリクス状に配列されたメモリセルのうち、n行m列目
のメモリセル(MCn,m )とn行m+1列目のメモリセ
ル(MCn,m+1 )に関する等価回路である。
【0040】図4においては、一点鎖線で示した領域の
内部が1つのメモリセルに相当する。これらメモリセル
においては、1つのメモリセルが2つのトランジスタと
2つのキャパシタにより構成されている。同一のメモリ
セル内の2つのトランジスタのゲート電極を、y方向に
配列された共通のワード線(WLm)に接続する。トラ
ンジスタのソース・ドレインの一方は、x方向に配列さ
れたビット線対(BLn及びBLn)に接続する。ソー
ス・ドレインのもう一方を、それぞれ対応するキャパシ
タの上部電極に接続する。キャパシタの下部電極は、y
方向に配列された共通のプレート線(PLm)に接続す
る。
【0041】図1から図3までのメモリセルの構造と、
図4の等価回路を比較すると分るように、図4の破線に
示した領域の内部が、図1から図3までに示したエピタ
キシャル領域に対応している。この図から明らかなよう
に、1つのエピタキシャル領域には、隣り合うメモリセ
ルMCn,m 及びMCn,m+1 の複数のキャパシタが作製さ
れている。このような構成を採用することによって、個
々のキャパシタを独立したエピタキシャル領域に作製す
る必要がなくなり、メモリセルの面積を小さくできるこ
とは明らかである。
【0042】図5は、図4に示したメモリセルを行方向
に4つ、列方向に4つ、マトリクス状に配列した等価回
路である。同一の行にあるメモリセルを、同一のビット
線対(BLn,/BLn)に接続し、各ビット線対はそ
れぞれ対応するセンスアンプ(SA)に接続する。ま
た、同一の列にあるメモリセルを、同一のワード線(W
Lm)及び同一のプレート線(PLm)に接続する。ワ
ード線とプレート線はそれぞれのドライバに接続されて
いる。
【0043】図5と、図4を比較すると分るように、破
線で示した領域内部がエピタキシャル領域に形成されて
いる。即ち、同一の列にあるメモリセルのキャパシタ
は、全て同一のエピタキシャル領域の内部に形成されて
いる。従って、キャパシタの下部電極を兼ねるプレート
線(PL)についても、プレート線ドライバに接続する
最も端の部分を除いて同一エピタキシャル領域内のみに
形成することが可能である。この下部電極兼プレート線
は、エピタキシャル絶縁体の上にエピタキシャル成長し
ているので、Tiなどの接着層を設けなくても十分な密
着強度が得られ、また、多結晶膜と比べて粒界がないた
め、電気抵抗が低く信頼性に優れることは明らかであ
る。
【0044】このように本実施形態によれば、キャパシ
タの誘電体としてBaTiO3 等のエピタキシャル成長
膜を利用することにより、キャパシタの誘電特性に優
れ、バラ付きの少ない信頼性の高いメモリセルを作製す
ることができる。しかも、基板Si上にMgOなどの酸
化物をエピタキシャル成長させ、その上にPtなどの下
部電極を形成しているので、下部電極を下地と密着性良
くエピタキシャル成長できる。そして、1つのエピタキ
シャル領域に複数のキャパシタを形成する構造を採用し
ているので、1ビット当たりのメモリセルの面積を小さ
くすることが可能となり、高集積化に適している。ま
た、下部電極と配線を兼ねた導電性の膜を同一のエピタ
キシャル領域に形成しているので、配線の抵抗が低く、
かつエレクトロマイグレーション耐性に優れたメモリセ
ルを実現することができる。 (第2の実施形態)図6〜8は本発明の第2の実施形態
に係わるFRAMの基本構成を説明するためのもので、
図6はトランジスタ部分を示す平面図、図7はキャパシ
タ及び配線部分を示す平面図である。また、図8は素子
構造断面図であり、図6及び図7の矢視X−X′断面に
相当している。
【0045】まず、第1の実施形態と同様に、Si(1
00)の単結晶からなる基板11上に、MOSトランジ
スタを形成する。このとき、隣接するトランジスタ間に
厚いSiの酸化膜15を設けると共に、後述する隣接し
たエピタキシャル領域間にもこの酸化膜15を設ける。
【0046】次に、トランジスタ領域以外の領域に、キ
ャパシタを作製するためのエピタキシャル領域を作製す
る。このためには、まずこの領域のSiの酸化膜をドラ
イエッチングにより除去し、Si基板11を露出させ
る。露出したSi基板11に、PやBなどの不純物を拡
散させて拡散層31を形成する。
【0047】このようなエピタキシャル領域は、隣り合
うメモリセルのトランジスタとトランジスタの間に作製
する。さらに、このエピタキシャル領域をy方向に関し
ては複数のメモリセルに沿うように連続的に形成する。
【0048】このエピタキシャル領域上に、例えばTi
AlNからなるバリア層32をエピタキシャル成長し、
さらにPtなどの貴金属類若しくはペロブスカイト型酸
化物SrRuO3 などの膜を下部電極22としてエピタ
キシャル成長させる。このとき、y方向に関しては、連
続的に形成したエピタキシャル領域上にバリア層32と
下部電極22が途切れることのないように連続的に作成
する。これにより、拡散層31,バリア層32,下部電
極22をy方向の配線、この場合はプレート線として兼
用することができる。
【0049】ここで、TiAlNバリア層31及びPt
下部電極22は、それぞれ窒素雰囲気及びアルゴン雰囲
気で形成した。TiAlNの形成条件は、まずSi基板
を1%HF溶液にて3分間エッチング後、超純水にて3
0分間リンスする。ここで、HF洗浄後に、HClとH
2 Oとの混合溶液に1分つける方法を用いることも可能
である。
【0050】次に、成膜室内1×10-7Torr以下で85
0℃に加熱する。さらに、基板温度を600℃にし、イ
オンビ−ム反応性成膜にてTiAlNを成膜速度約0.
03nm/分で成膜した。蒸着膜としてTiはEB蒸
着、AlはK−cell(Knundsen cell) を用いた。ま
た、N2 + イオンを100eVに加速して基板に照射し
た。一方、Ptは基板温度600℃にてrfマグネトロ
ンスパッタリング法により作製した。
【0051】次に、再び先の第1の実施形態と同様に、
下部電極22上にぺロブスカイト型酸化物(誘電体膜)
として、例えばBaTiO3 膜23をエピタキシャル成
長させ、この誘電体膜23の上に、Ptなどからなる上
部電極24を作製し、エッチングにより加工する。さら
に、配線25,26などを設けることによって、デバイ
ス構造が完成する。
【0052】上述した製造方法により作製したメモリセ
ル部分の等価回路は前記4に示したのと同じである。図
6から図8までのメモリセルの構造と、図4の等価回路
を比較すると分るように、図4の破線に示した領域の内
部が、図6から図8までに示したエピタキシャル領域に
対応している。この図から明らかなように、1つのエピ
タキシャル領域には、隣り合うメモリセルMCn,m 及び
MCn,m+1 の複数のキャパシタが作製されている。この
ような構成を採用することによって、個々のキャパシタ
を独立したエピタキシャル領域に作製する必要がなくな
り、メモリセルの面積を小さくできることは明らかであ
る。
【0053】このように本実施形態によれば、キャパシ
タの誘電体としてBaTiO3 等のエピタキシャル成長
膜を利用することにより、キャパシタの誘電特性に優
れ、バラ付きの少ない信頼性の高いメモリセルを作製す
ることができる。しかも、基板Si上にTiAlNバリ
ア層を介してPt下部電極を成長することにより、下部
電極を基板と反応させることなくエピタキシャル成長で
きる。そして、1つのエピタキシャル領域に複数のキャ
パシタを形成する構造を採用しているので、1ビット当
たりのメモリセルの面積を小さくすることが可能とな
り、高集積化に適している。また、下部電極と配線を兼
ねた導電性の膜を同一のエピタキシャル領域に形成して
いるので、配線の抵抗が低く、かつエレクトロマイグレ
ーション耐性に優れたメモリセルを実現することができ
る。
【0054】なお、本発明は上述した実施形態に限定さ
れるものではない。実施形態では、メモリセルアレイを
FRAMとしたが、本発明はDRAMに適用することも
可能である。また、第1の実施形態において半導体基板
上にエピタキシャル成長させることが可能な絶縁体の例
としてMgOを用いたが、この代わりにZrO2 (安定
化ジルコニアを含む)やCeO2 などを用いてもよい。
さらに、第2の実施形態においてバリア層としてTiA
lNを用いたが、好ましい組成比(Al/Ti)は0.
02以上0.20以下である。
【0055】また、下部電極材料としてPtの代わり
に、Au,Pd,Ru,Re,Ir,Rhなどの貴金属
類、SrRuO3 などの酸化物導電体、或いはこれらの
組み合わせを用いてもよい。ぺロブスカイト型構造の誘
電体の例として、BaTiO3の代わりに、BaZrO3
,BaSnO3 ,BaHfO3 ,SrTiO3 ,Pb
TiO3 ,PbZrO3 、及びこれらの固溶体を用いる
ことができる。上部電極材料として、Ptの代わりに、
下部電極と同様な材料、TiNなどの窒化物、Al,C
uなどの金属、及びSrRuO3 などの酸化物導電体を
用いることができる。その他、本発明の要旨を逸脱しな
い範囲で、種々変形して実施することができる。
【0056】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、絶
縁体のエピタキシャル領域をメモリセルアレイの行方向
或いは列方向に連続的に形成し、このエピタキシャル領
域上にぺロブスカイト型構造の誘電体膜を有するキャパ
シタを形成し、下部電極に複数のキャパシタのプレート
電極を兼ねさせているので、ペロブスカイト型酸化物を
キャパシタ誘電体として用いた構造で、1ビット当たり
のメモリセルの面積を小さくすることができ、かつ下部
電極に接してバリア層や接着層を設ける必要がなくな
り、半導体記憶装置の信頼性の向上をはかることが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係わるFRAMのトランジス
タ部分を示す平面図。
【図2】第1の実施形態におけるキャパシタ及び配線部
分を示す平面図。
【図3】第1の実施形態におけるメモリセル構造を示す
断面図。
【図4】第1の実施形態におけるメモリセル部を示す等
価回路図。
【図5】第1の実施形態におけるメモリセルをマトリク
ス配置した等価回路図。
【図6】第2の実施形態におけるメモリセル構造を示す
断面図。
【図7】第2の実施形態におけるメモリセル部を示す等
価回路図。
【図8】第2の実施形態におけるメモリセルをマトリク
ス配置した等価回路図。
【符号の説明】
11…Si基板 12…ソース・ドレイン領域 13…チャネル領域 14…ゲート電極 15…Si酸化膜(素子分離酸化膜) 21…エピタキシャル酸化膜 22…下部電極 23…ぺロブスカイト型酸化物(誘電体膜) 24…上部電極 25…Al配線 26…ビット線 27…コンタクトホール 31…拡散層 32…バリア層

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板上に、トランジスタとキャパシ
    タから構成されるメモリセルを、マトリクス状に配列し
    たメモリセルアレイを有する半導体記憶装置において、 前記基板上にエピタキシャル領域が前記アレイの行方向
    或いは列方向に連続的に形成され、このエピタキシャル
    領域上にエピタキシャル成長した下部電極,エピタキシ
    ャル成長したぺロブスカイト型構造の誘電体膜,及び上
    部電極からなるキャパシタが形成されてなり、前記下部
    電極が複数のキャパシタのプレート電極を兼ねることを
    特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】前記エピタキシャル領域が絶縁体からな
    り、かつこの領域上には、隣り合ったメモリセルのキャ
    パシタを含む複数のキャパシタが形成されていることを
    特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】半導体基板上に、トランジスタとキャパシ
    タから構成されるメモリセルを、マトリクス状に配列し
    たメモリセルアレイを有する半導体記憶装置において、 前記基板上に前記アレイの行方向或いは列方向に連続的
    にエピタキシャル成長されたバリア層と、このバリア層
    上にエピタキシャル成長された下部電極と、この下部電
    極上にエピタキシャル成長されたぺロブスカイト型構造
    の誘電体膜と、この誘電体膜上に形成された上部電極と
    を具備してなり、前記下部電極が複数のキャパシタのプ
    レート電極を兼ねることを特徴とする半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】前記基板上にp型或いはn型の拡散層が前
    記アレイの行方向或いは列方向に連続的に形成され、こ
    の拡散層上に前記バリア層,下部電極,誘電体膜,及び
    上部電極が形成されてなることを特徴とする請求項3記
    載の半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】前記バリア層はTiAlNからなり、前記
    下部電極はPt又はSrRuO3 からなることを特徴と
    する請求項3記載の半導体記憶装置。
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