JP4157065B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Description

この発明は、半導体記憶装置に係り、特に高速動作を可能とするワード線駆動方式に関する。
電気的書き換え可能な不揮発性半導体記憶装置(EEPROM)の一つとして、NAND型フラッシュメモリが知られている。図20は、NAND型フラッシュメモリの基本単位であるNANDセルユニット部の断面図を示す。NANDセルユニットは、直列に接続された複数のメモリセルMC0−MC31と二つの選択トランジスタTR1,TR2により構成される。一方の選択トランジスタTR1はビット線BLに接続され、他方の選択トランジスタTR2はメモリセルアレイ内で共通のソース線CELSRCに接続されている。
1つのメモリセルは、P型ウェル31上に形成されたN型拡散層32をソース/ドレイン領域として、フローティングゲート33とコントロールゲート34の積層ゲート構造を有する。コントロールゲート34は、図20の面に直交する方向の複数のメモリセルに共通のワード線として配設される。このメモリセルは、フローティングゲート33が保持する電荷量に応じて異なるしきい値電圧を、1ビットデータ、あるいは2ビットのデータとして不揮発に記憶する。データは、書き込み動作、消去動作により書き換え可能である。
図20には、書き込み動作中の電圧印加状態を示している。選択ワード線WLiには、書き込み電圧Vpgm(約20V)が印加され、それ以外の非選択ワード線には、書き込みパス電圧Vpass(約10V)が印加される。選択トランジスタTR1,TR2は、フローティングゲートを持たない通常のトランジスタであり、ビット線側の選択トランジスタTR1のゲートには、電源電圧Vdd或いはそれ以下の電圧が、ソース線側の選択トランジスタTR2のゲートには0Vがそれぞれ印加される(例えば、特許文献1参照)。
書き込みデータは、ビット線BLに与えられる。即ち“0”,“1”データ書き込みに応じて、ビット線に0V,Vddがそれぞれ印加される。“0”データ書き込みの場合には、ビット線に印加された0Vが選択メモリセルMCiのチャネルまで転送され、ワード線WLiとチャネルとの間に20V程度の電圧が印加される。これにより、FNトンネル電流により、フローティングゲートFGiに電子が注入されて、しきい値が正側にシフトする。一方、“1”データ書き込み(書き込み禁止)の場合には、選択ゲートトランジスタTR1は、Vdd−Vt(Vtは、選択トランジスタTR1のしきい値)がチャネルに転送されるとカットオフする。これにより、書き込みパス電圧Vpassや書き込み電圧Vpgmがワード線に印加されたとき、フローティングのチャネルは容量カップリングにより昇圧される。従って、FNトンネル電流が流れず、しきい値はシフトしない。
この書き込みパルス印加動作は、実際の書き込み動作においては、書き込み状態を確認するためのベリファイ動作(書き込みベリファイ動作)を伴って、複数回繰り返される。図21に示すように、NAND型フラッシュメモリでは、“0”書き込み後のしきい値電圧を、読み出しパス電圧Vreadより所定値だけ低い範囲に制御する必要がある。したがって、書き込みパルス印加動作の後に、書き込みベリファイを行って、目標とするしきい値電圧を超えたら、以後そのメモリセルに対する書き込みを“0”書き込みから“1”書き込みに変え、目標のしきい値に達しない“0”書き込みセルにのみ書き込み動作を継続させる、というシーケンス制御が行われる。
NAND型フラッシュメモリは、FNトンネル電流で書き込みするために、512バイト、或いは2kバイトといったページ長で同時に書き込みを行うことができる。このため、大容量化がしやすいだけでなく、実効的な書き込み速度が速いという利点がある。現在NANDフラッシュメモリの仕様の1つでは、論理的なページ長が2kバイト、書き込みスピードは2値で約10MB/sec、4値では3MB/sec程度となっている。
特開2003−208793号公報
NAND型フラッシュメモリは、今後も大容量化と書き込み高速化が要求されているが、解決すべき課題の一つにワード線のCR遅延が大きいということがある。大容量化を進めデザインルールがシュリンクされたとき、必ずしもワード線のCR遅延が小さくなるとは限らず、元々大きいCR遅延が更に大きくなる可能性がある。プロセスの改善によって、ワード線の低抵抗化や配線容量の低減化が十分に行われればよいが、それは容易ではない。
高速書き込みのための回路的な対策としては、書き込みや消去のシーケンス制御を行うためのメモリ内蔵のシーケンサのクロック周期をチップ実力に応じて短くしたり、書き込みパルス印加動作中の書き込みパルス幅を短くするという方法が考えられる。しかし、書き込みパルス幅の短縮に関しては、あまり短くしすぎると、正味の書き込み電圧印加時間が減少するので、書き込み電圧が増加する。また、ワード線の遅延が大きい場合には、ワード線の場所による書き込み電圧のかかり方の差が大きくなって、同一ワード線内の書き込みスピードの差が大きくなる。一回の書き込みパルス印加動作は時間短縮できても、書き込み電圧が全体的に高くなるだけでなく、書き込みパルス印加動作とベリファイ動作の繰り返し回数が増加して、書き込み動作全体としては性能向上につながらないこともありうる。
この発明は、選択ワード線のCR遅延を実効的に小さくすることができるワード線駆動方式を採用した半導体記憶装置を提供することを目的とする。
この発明の一態様による半導体記憶装置は、互いに交差するワード線とビット線、及びそれらの各交差部に配置されたメモリセルを有するメモリセルアレイと、前記メモリセルアレイの動作を制御するコントローラと、入力アドレスと前記コントローラから出力される制御信号に基づいて、前記メモリセルアレイの選択ワード線を駆動し、その間前記選択ワード線に隣接する非選択ワード線のうち少なくとも一方をフローティング状態に設定するように構成されたワード線駆動回路とを有し、前記メモリセルアレイは、異なるワード線により駆動される電気的書き換え可能な複数の不揮発性メモリセルが直列接続されたNANDセルユニットを配列して構成され、かつそれぞれワード線の方向に配列された複数のNANDセルユニットの集合として定義される複数ブロックに分けられ、前記ワード線駆動回路は、データ書き込みモードにおいて、選択ブロックの選択ワード線に書き込み電圧を与える間、選択ブロックの前記選択ワード線に隣接する二つの非選択ワード線をフローティング状態に設定し、残りの非選択ワード線にセルデータによらずメモリセルがオンする書き込みパス電圧を与えるように構成されている
また、この発明の一態様による半導体記憶装置は、互いに交差するワード線とビット線、及びそれらの各交差部に配置されたメモリセルを有するメモリセルアレイと、前記メモリセルアレイの動作を制御するコントローラと、入力アドレスと前記コントローラから出力される制御信号に基づいて、前記メモリセルアレイの選択ワード線を駆動し、その間前記選択ワード線に隣接する非選択ワード線のうち少なくとも一方をフローティング状態に設定するように構成されたワード線駆動回路とを有し、前記メモリセルアレイは、異なるワード線により駆動される電気的書き換え可能な複数の不揮発性メモリセルが直列接続されたNANDセルユニットを配列して構成され、かつそれぞれワード線の方向に配列された複数のNANDセルユニットの集合として定義される複数ブロックに分けられ、前記ワード線駆動回路は、データ書き込みモードにおいて、選択ブロックの選択ワード線に書き込み電圧を与える間、選択ブロックの前記選択ワード線に隣接する第1及び第2の非選択ワード線をフローティング状態に設定し、これらに隣接する第3及び第4の非選択ワード線の少なくとも一方に0Vを、残りの非選択ワード線にセルデータによらずメモリセルがオンする書き込みパス電圧を与えるように構成されている。
また、この発明の一態様による半導体記憶装置は、互いに交差するワード線とビット線、及びそれらの各交差部に配置されたメモリセルを有するメモリセルアレイと、前記メモリセルアレイの動作を制御するコントローラと、入力アドレスと前記コントローラから出力される制御信号に基づいて、前記メモリセルアレイの選択ワード線を駆動し、その間前記選択ワード線に隣接する非選択ワード線のうち少なくとも一方をフローティング状態に設定するように構成されたワード線駆動回路とを有し、前記メモリセルアレイは、異なるワード線により駆動される電気的書き換え可能な複数の不揮発性メモリセルが直列接続されたNANDセルユニットを配列して構成され、かつそれぞれワード線の方向に配列された複数のNANDセルユニットの集合として定義される複数ブロックに分けられ、前記ワード線駆動回路は、データ書き込みモードにおいて、選択ブロックの選択ワード線に書き込み電圧を与える間、選択ブロックの前記選択ワード線に隣接する第1及び第2の非選択ワード線の一方をフローティング状態に設定し、他方に固定電圧を与え、これらに隣接する第3及び第4の非選択ワード線の一方に0V、他方にセルデータによらずメモリセルがオンする書き込みパス電圧を与え、残りの非選択ワード線には前記書き込みパス電圧を与えるように構成されている。

この発明によれば、選択ワード線のCR遅延を実効的に小さくすることができるワード線駆動方式を採用した半導体記憶装置を提供することができる。
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態を説明する。
[実施の形態1]
図1は、NAND型フラッシュメモリの概略構成を示し、図2はそのメモリセルアレイ1の構成を示している。これらの構成は以下の各実施の形態で共通に用いられる。セルアレイ1は、NANDセルユニットNUがマトリクス配列されて構成されている。一つのNANDセルユニットNUは、複数個直列に接続されたメモリセルMC(MC0,MC1,…,MC31)と、その両端に接続される選択ゲートトランジスタTR1,TR2により構成されている。選択ゲートトランジスタTR1のドレインはビット線BLに、選択ゲートトランジスタTR2のソースは共通ソース線CELSRCに接続されている。
NANDセルユニットNU内のメモリセルMCの制御ゲートはそれぞれ異なるワード線WL(WL0,WL1,…,WL31)に接続されている。選択ゲートトランジスタTR1,TR2のゲートはワード線WLと並行する選択ゲート線SG1,SG2にそれぞれ接続されている。1ワード線を共有する複数のメモリセルの集合は、1ページ或いは2ページを構成する。ワード線WLと選択ゲート線SG1,SG2を共有する複数のNANDセルユニット10の集合は、データ消去の単位となるブロックBLKを構成する。
図2に示すように、メモリセルアレイ1は、ビット線BL方向に複数のブロックBLK(BLK0,BLK1,…,BLKm−1)に分けられる。これらの複数ブロックを含むメモリセルアレイ1は、シリコン基板の一つのセルウェル内に形成されている。
メモリセルアレイ1のビット線BLには、読み出しデータをセンスし書き込みデータを保持するためのページバッファを構成する、複数のセンスアンプSAを有するセンスアンプ回路3が接続される。センスアンプ回路3はカラム選択ゲート4を介してデータバス9と接続される。ロウデコーダを含むワード線ドライバ回路2は、ワード線及び選択ゲート線を選択して駆動する。
データ入出力バッファ6は、センスアンプ回路3と外部入出力端子との間でデータ“Data”授受を行う他、コマンド“Com.”やアドレス“Add.”を受け取る。コントローラ7は、チップイネーブル信号CEn、書き込みイネーブル信号WEn、読み出しイネーブル信号REn、アドレスラッチイネーブル信号ALE、コマンドラッチイネーブル信号CLE等の外部制御信号を受けて、メモリ動作の全般の制御を行う。
具体的にコントローラ7は、コマンド“Com.”に基づいてアドレス“Add.”と書き込みデータ“Data”を判別して、前者はアドレスレジスタ5を介してワード線ドライバ回路2やカラムゲート回路4に転送し、後者はセンスアンプ回路3に転送する、という制御を行う。またコントローラ7は、外部制御信号に基づいて、書き込みや消去のシーケンス制御及び読み出しの制御を行う。高電圧発生回路8は、コントローラ7の制御により、各動作に必要な高電圧を発生する。
メモリセルMCが二値記憶を行う場合のデータとしきい値の関係は、先に説明した図21の通りである。メモリセルの負のしきい値状態を論理“1”データ、正のしきい値状態を論理“0”データとする。メモリセルを“1”データ状態にする動作を消去動作、“0”状態にする動作を狭義の書き込み動作とする。NAND型フラッシュメモリでは、データ消去は通常ブロック単位で行われる。
図3は、ワード線駆動回路2の主要部構成を、一つのブロックBLKjとの関係で示している。ブロックBLKj内のワード線(WL0〜WL31)および選択ゲート線SG1,SG2は、転送トランジスタ群24を介して、それぞれ対応する駆動信号線CG0〜CG31及びSGD,SGSに接続される。転送トランジスタ群24の共通ゲートTGは、ブロックデコーダ23により制御される。ブロックデコーダ23には、ロウアドレスのほか、このロウアドレスによりブロックBLKjが選択された場合に、転送トランジスタ群24にワード線に必要な高電圧を転送可能とするゲート電圧を与えるべく、高電圧VRDECが供給される。
駆動信号線CG0〜CG31,SGD,SGSの各端部にはそれぞれ、ワード線ドライバ(CGDRV0〜CGDRV31)22,ビット線側選択ゲート線ドライバ(SGDDRV)20,ソース線側選択ゲート線ドライバ(SGSDRV)21が接続されている。
SGDドライバ20は、書き込み、読み出し、消去の各動作において、ビット線側選択トランジスタTR1のゲート線(SG1)に必要な駆動信号電圧を印加する回路である。SGSドライバ21は、ソース線側選択トランジスタTR2のゲート線(SG2)に必要な駆動信号電圧を印加する。CGドライバ22は、ワード線WLiに必要な駆動信号電圧を印加する回路である。
図3では、一つのブロックBLKjを代表的に示しているが、SGDドライバ20、SGSドライバ21及びCGドライバ22は、複数ブロックに共通に用いられる。即ち駆動信号線SGD,SGS,CG0〜CG31は、図示しない他の転送トランジスタ群を介して他のブロックの選択ゲート線及びワード線にも接続される。
ここで、ワード線WLi、WLi+1、WLi+2、WLi+3に着目すると、それらの間には、線間容量C1が存在し、各ワード線には、対接地容量C2がある。駆動信号線CGi、CGi+1、CGi+2、CGi+3に着目すると、それらの間には線間容量C3が存在する。これらの各駆動線も対接地容量C4を持つ。図3では、ワード線部分にのみ等価抵抗Rを示しているが、これはワード線の抵抗が特に大きいためである。
図4は、この実施の形態での書き込み時の印加電圧関係を、従来の図20と対応させて、一つのNANDセルユニットに着目して示している。書き込み時、選択ワード線をWLiとしたとき、これに隣接する二つの非選択ワード線(以下、“隣接・非選択ワード線”という)WLi−1,WLi+1をフローティング状態にする。このとき、ワード線ドライバ回路2側においても、選択駆動信号線CGiに隣接する二つの非選択駆動信号線(以下、隣接・非選択駆動信号線という)CGi−1,CG1+1をフローティング状態にする。その他の非選択ワード線には、従来と同様に書き込みパス電圧Vpassを与える。書き込みパス電圧Vpassは、セルデータによらず、非選択メモリセルをオンさせるに必要な電圧である。
従来のように非選択ワード線にパス電圧Vpassを与えた場合、選択ワード線の容量Cwlはおよそ、下記式(1)で表される。
Cwl=C2+2×C1 …(1)
これに対して、隣接・非選択ワード線WLi−1,WLi+1をフローティングにすると、選択ワード線WLiはこれら隣接・非選択ワード線を挟んでさらにその隣の非選択ワード線WLi−2,WLi+2と容量結合する。このとき、選択ワード線WLiの容量Cwlは、下記式(2)となる。
Cwl=C2+2×C1(C1+C2)/(2C1+C2) …(2)
たとえば、容量C1,C2の比を、C1/C2=0.26/0.48と仮定すると、従来方式での選択ワード線容量Cwl=1に対し、この実施の形態では、Cwl=0.865となる。即ち、選択ワード線容量が13.5%小さくなったと等価になる。言い換えれば、選択ワード線での書き込み電圧Vpgmの立ち上がり速度が13.5%改善されることになる。
例えば、ワード線抵抗が1MΩ、ワード線容量が2.7pFとすると、CR時定数は2.7μsecである。これに対してこの実施の形態では、実質的なワード線容量の低下により、CR時定数は、2.33μsecに改善される。実際には、書き込みパルスの印加時間は、ワード線に印加される書き込み電圧が100%に到達している期間を所定時間確保するように設定するため、100%近くに到達するまでの立ち上がり時間に着目すれば、CR時定数差以上の時間削減が期待できる。
この実施の形態のワード線駆動方式を適用すると、加工プロセスの改善によらず、実質的にワード線のCR遅延を小さくすることができる。これにより、ワード線立ち上がり時間が短くなった分だけ、書き込みパルスの時間も短くすることができ、書き込み動作の高速化に効果がある。
従来の2値データ書き込み方式で、選択ワード線以外の全非選択ワード線にパス電圧Vpassを与えるのは、ブロック内(即ちNANDセルユニット内)でのワード線に対する書き込み順に制約を与えないためである。即ち選択ワード線からビット線までの間に、既に“0”書き込みされたメモリセルがあっても、選択ワード線のメモリセルに書き込みができるように、また“1”書き込みのメモリセルに十分に昇圧されたチャネル電位が得られるように、パス電圧Vpassが選ばれる。具体的に、図21に示すデータしきい値分布の“0”データのしきい値上限値は3V程度であり、パス電圧Vpassはこれより高い値に選ばれる。
この実施の形態の場合も、ブロック内書き込み順に制約を与えないという2値書き込みの仕様を満たすためには、隣接・非選択ワード線WLi−1,WLi+1のフローティング電圧が“0”データのしきい値上限値より高くなることが必要である。具体的にそのフローティング電圧は、そのフローティングのワード線に容量C1を介して与えられる書き込み電圧Vpgm(制御方法によってはVpass含む)及び容量C2を介して与えられる接地電位Vss、またフローティングの駆動信号線に容量C3を介して与えられるVpgm(制御方法によってはVpassを含む)及び容量C4を介して与えられる接地電位Vssにより決まるが、これは容量C2とC4が容量C1とC3に比べて極端に大きくなければ、“0”データのしきい値上限値より高くなる。
この実施の形態で気をつけなければならないことは、NAND型フラッシュメモリでは、2種類の書き込みディスターブがあることである。一つは、選択ワード線に接続されている“1”書き込みセル(書き込み禁止セル)でのディスターブであり、もう一つは、非選択ワード線に接続されたメモリセル(非選択メモリセル)のワード線電圧のストレスによるディスターブである。後者のディスターブを受けるのは、更に、選択ワード線に隣接しない非選択ワード線(Vpass)に沿うメモリセルと、隣接・非選択ワード線(フローティング)に沿うメモリセルと分けられる。その隣接・非選択ワード線のフローティング電圧が高くなりすぎて問題になる場合には、駆動信号線(CG線)部分の容量結合を調整したり、後述の実施の形態の方法により、隣接・非選択ワード線の電圧上限値を設定すればよい。
またこの実施の形態のワード線駆動方式により、前述のように選択ワード線の容量が13.5%だけ減ったように見えるが、これが成り立つのは、CG線部の容量結合もワード線部分と等しい場合である。もし、CG線部分の線間容量の割合C3/(2C3+C4)がワード線部分の線間容量の割合C1/(2C1+C2)より大きければ、傾向的にはフローティングの非選択ワード線WLi+1,WLi−1の電位をCG線CGi+1,CGi−1がいくらか押し上げるため、さらにワード線部のCR時定数を小さくみせることになる。
図5は、図4で説明した電圧印加状態を実現するための書き込みタイミング図を示す。PSEL,PUSEL,PUSELFLは、書き込みモード時にコントローラ7から出力される制御信号である。タイミングT1で、高電圧出力VDRECをVpgm+Vt(Vt:転送トランジスタ24のしきい値電圧)に上げる。これは、書き込み電圧Vpgmを転送トランジスタ24によりレベル低下させることなくワード線に転送することを可能とする電圧である。選択されたブロックでは、転送トランジスタ群24のゲートTGがVDRECとほぼ同波形になる。タイミングT1ではまた、書き込みデータがセンスアンプ回路3からビット線BLに転送される。
タイミングT2で制御信号PUSELが“H”になると、選択ワード線WLiの隣でない非選択ワード線に対して、CGドライバからパス電圧Vpassが出力される。
タイミングT3で、制御信号PUSELFLが“H”になると、CGドライバCGDRVi−1,CGDRVi+1の出力がフローティング状態、従って隣接・非選択ワード線WLi−1,WLi+1にフローティング状態になる。そしてタイミングT3で同時に、制御信号PSELが“H”になると、選択ワード線WLiに対してCGドライバCGDRViが書き込み電圧Vpgmを出力する。
図5のタイミングT3からT4の期間の印加電圧関係を示したのが図4になる。タイミングT4からT6はリカバリー動作期間である。タイミングT4でまず、選択ワード線に印加されていた書き込み電圧Vpgmを放電する。このとき選択ワード線WLiの隣のワード線WLi−1,WLi+1及び対応するCG線CGi−1,CGi+1も同時に電位が低下する。タイミングT5で、非選択ワード線を放電する。タイミングT6でビット線を放電し、書き込みパルス印加動作を終了する。
図6及び図7は、以上のようなワード線駆動を可能とするワード線ドライバCGDRVの構成と、隣接する3つのワード線ドライバCGDRVi,CGDRVi−1,CGDRVi−2の入力接続関係を、データ書き込み動作に関係する部分について示している。入力ノードCGAは、32本のワード線のなかの一つを選択するページデコーダ出力が入るノードである。各ワード線ドライバCGDRVにはこの入力ノードCGAの他に、隣接するワード線を選択するページデコーダ出力が入る二つの入力ノードCGAP,CGAMが用意されている。
ANDゲートG1は、入力ノードCGAに当該ワード線を選択するデコード出力=“H”と制御信号PSEL=“H”が入ると、イネーブル信号CGSEL=“H”を出力する。これにより、ブースタ41が活性になってこれにより駆動されるトランジスタQ1を介して、書き込み電圧Vpgmが出力ノードCGに出力される。
NORゲートG7は、定常状態で出力ノードCGを接地しているトランジスタQ3を選択的にオフにして、フローティング状態にするための回路である。このNORゲートG7には、上述の書き込み電圧Vpgmを出力するためのイネーブル信号CGSELの他、後述するようなパス電圧Vpassを出力するためのイネーブル信号CGUSEL、隣接・非選択ワード線をフローティングにするための信号PUSELFLで制御される信号等が入力されている。従って、イネーブル信号CGSEL=“H”により書き込み電圧Vpgmを出力するときは、このNORゲートG7によりトランジスタQ3がオフにされる。
他の二つの入力ノードCGAP,CGAMは、NORゲートG4の入力ノードとなる。これらの入力ノードCGAP,CGAMには、入力ノードCGAに入るページデコーダ出力に隣接する二つのページデコーダ出力が入る。即ち、図7に示すように、入力ノードCGAにデコード出力CGAiが入るドライバCGDRViでは、入力ノードCGAP,CGAMにはそれぞれ、デコード出力CGAi+1,CGAi−1が入る。入力ノードCGAにデコード出力CGAi−1が入るドライバCGDRVi−1では、入力ノードCGAP,CGAMにはそれぞれ、デコード出力CGAi,CGAi−2が入る。以下同様に、各ドライバには当該ページとこれに隣接する2ページ対応のページデコーダ出力が入る。
NORゲートG4は、隣接・非選択ワード線とそれ以外の非選択ワード線とを区別して制御するための論理回路である。即ち、図7において、ドライバCGDRVi−1が書き込み電圧Vpgmを出力する条件のとき、ドライバCGDRVi,CGDRVi−2では、入力ノードCGAP,CGAMのいずれか一方が“H”になり、NORゲートG4の出力は“L”になる。これにより、NANDゲートG2が非活性になり、NORゲートG5が活性になる。
従って制御信号PUSELFLが“H”になると、NORゲートG5の出力であるイネーブル信号USELFLが“H”になる。これを受けて、NORゲートG7の出力が“L”、従ってトランジスタQ3がオフになり、出力ノードCGはフローティングになる。一方このとき、NANDゲートG2は非活性であるから、制御信号PUSELに拘わらず、イネーブル信号CGUSELは“L”であり、パス電圧Vpassは出力ノードCGに転送されない。
選択ワード線に隣接しない残りの非選択ワード線対応のドライバCGDRVでは、NORゲートG4の二入力が共に“L”になり、NANDゲートG2が活性になる。そして、制御信号PUSELが“H”になると、NANDゲートG2の出力が“L”になる。このとき非選択ワード線では、入力ノードCGA=“L”であるから、NORゲートG3の出力であるイネーブル信号CGUSELが“H”になる。これにより、トランジスタQ3がオフになると共に、ブースタ42が活性化され、これにより駆動されるトランジスタQ2を介して、書き込みパス電圧Vpassが出力ノードCGに出力される。
[実施の形態2]
図5とは異なる書き込み動作タイミング波形例を図8に示す。図5の場合には、隣接・非選択ワード線WLi−1,WLi+1は、選択ワード線WLiとの容量カップリングのみで電圧上昇する。これら隣接・非選択ワード線のフローティング電圧をより高くしたい場合には、図8に示すように、制御信号PUSELFLを、タイミングT2で“H”に立ち上げる。
ワード線WLi(CGi)が選択される場合の隣接・非選択ワード線WLi−1(CGi−1)に着目すると、更にその隣のワード線WLi−2(CGi−2)が、制御信号PUSELによりタイミングT2からパス電圧Vpassに上昇するため、これとのカップリングで電位上昇を開始する。タイミングT3で更に選択ワード線WLi(CGi)が上昇し始めるため、これとのカップリングが加わる。このように、隣接・非選択ワード線WLi−1,WLi+1をフローティング状態にするタイミングを、選択ワード線WLiの立ち上がりより早めることによって、そのフローティング電圧を、図5の場合より高い値に上昇させることができる。
[実施の形態3]
更に別の書き込み動作タイミング波形を図9に示す。実施の形態2との違いは、選択ワード線WLi自体もタイミングT2からT3の間、フローティングにすることである。この制御は、図6に示すワード線ドライバCGDRVにおけるANDゲートG6により可能になる。ANDゲートG6の二入力は、選択ワード線をVpgmに昇圧するページデコーダ出力が入る入力ノードCGAと、選択ワード線をフローティングにするための制御信号PSELFLの入力ノードである。
制御信号PSELFLをタイミングT2で“H”にすれば、タイミングT3から書き込み電圧Vpgmが出力される前に、トランジスタQ3がオフになる。即ち、選択ワード線WLiは、タイミングT2−T3の間、フローティング状態に設定される。
この実施の形態は、転送トランジスタ群24の電気的特性を改善する上でも好ましい。即ち、タイミングT2−T3の間、転送トランジスタ群24のゲートTGにはVpgm+Vtという非常に高い電圧が印加されており、隣接して配置される転送トランジスタのソース/ドレインのなかに0Vが印加された状態があると、フィールド反転リークを生じやすい。この実施の形態では転送トランジスタ群24の全てのソース/ドレインに0Vより高い電圧が印加されるので、フィールド反転リークを抑制することができる。
また、選択ワード線WLiがタイミングT2−T3の間に非選択ワード線からの容量カップリングで少し電圧が上昇するから、その後の書き込み電圧Vpgmによる充電量が少なくて済む、という利点もある。
[実施の形態4]
図10は、書き込み動作中のNANDセルユニットへの他の電圧印加状態を、図4と対応させて示す。隣接・非選択ワード線WLi−1,WLi+1をフローティング状態にすることは、これまでの実施の形態と同じであるが、更にそれらに隣接する非選択ワード線WLi−2,WLi+2には0Vを印加している。
このようなワード線駆動を可能とするためには、選択ワード線WLiとビット線BLとの間にあって0Vが印加される非選択ワード線WLi+2により駆動されるメモリセルが負しきい値の消去状態であること(即ち“0”データが書かれていないこと)が必要である。このため、ブロック内での書き込み順に制約が加わる。即ち図10に示すように、共通ソース線CELSRC側のワード線から順に書き込みを行うことが必要になる。
このワード線駆動方式は、従来のローカル・セルフ・ブースト(LSB)方式の変形例と見ることができる。LSB方式は、NANDフラッシュメモリの書き込み時、隣接・非選択ワード線に0Vを与えることにより、選択ワード線に沿ったメモリセルの“1”書き込みセル(書き込み禁止セル)のチャネルを他から切り離して効率的に昇圧させる方式として知られている。しかしこの方式は、セルフブーストされるセルチャネルの周縁部に大きな電界がかかって、信頼性を損なうおそれがある。
図10の方式は、選択ワード線の二つ隣の非選択ワード線を0Vにするので、セルフブーストされるチャネル範囲が通常のLSB方式より広く、3セルの範囲になる。従って、通常のLSB方式に比べて、電界集中が緩和される。
[実施の形態5]
書き込み動作中の電圧印加状態の異なる実施の形態を図11に示す。ここでは、二つの隣接・非選択ワード線WLi−1,WLi+1のうち、ソース線CELSRC側のワード線WLi−1のみフローティング状態とし、ビット線BL側のワード線WLi+1にはパス電圧Vpassを印加している。残りの非選択ワード線にはパス電圧Vpassを印加する。
この様にフローティングにする隣接・非選択ワード線が1本になると、選択ワード線の遅延を小さく見せる効果は、先の各実施の形態に比べて減少する。しかしこの実施の形態のワード線駆動方式は、次のような点で有効である。
本発明のワード線駆動方式は、配線レイアウトに対する依存性が大きく、フローティングのワード線を確実に狙った電圧になるように制御することは簡単ではない。特に、一つのメモリセルで4値記憶を行う場合には、問題である。具体的に、4値記憶の書き込み方式によっては、選択ワード線のビット線側にある非選択ワード線に先に2値分のデータが書き込まれる場合がある。すなわち、メモリセルMCi+1に書き込み動作を行った後に、メモリセルMCiの書き込みを行うケースがある。このケースにおいて、選択ワード線WLiによりメモリセルMCiに対して確実に書き込みを行うためには、隣接・非選択ワード線WLi+1は確実に、メモリセルMCi+1の書き込みしきい値以上の電圧が印加されなければならない。
ワード線WLi+1をフローティングにしてこれを確実にある電圧に設定する保証がない場合には、図11に示すように、ビット線BL側の隣接・非選択ワード線WLi+1には従来と同様に、書き込みパス電圧Vpassを与えることが好ましい。
[実施の形態6]
書き込み動作中の電圧印加状態の異なる実施の形態を図12に示す。図11では隣接・非選択ワード線WLi−1,WLi+1の一方WLi−1のみフローティング状態としたのに対し、この実施の形態では両方ともフローティングにしている点で図11と異なる。それ以外は、図11と同様である。
選択ワード線のビット線BL側にある非選択セルのしきい値による制限をうけることがない場合或いは、フローティング状態で必要な電圧が得られる場合には、この様に二つの隣接・非選択ワード線を共にフローティングにすることができる。
[実施の形態7]
書き込み動作中の電圧印加状態の異なる実施の形態を図13に示す。二つの隣接・非選択ワード線WLi−1,WLi+1について、図11の実施の形態と逆に、ソース線CELSRC側のワード線WLi−1に固定の電圧(例えば電源電圧Vdd)を与え、ビット線BL側のワード線WLi+1をフローティング状態に設定している。それ以外は、図11と同様である。
選択ワード線WLiのセルソース線CELSRC側の隣接・非選択ワード線WLi−1の電圧設定に精度が必要な場合には、上述のようにこれに固定電圧を印加し、ビット線BL側の隣接・非選択ワード線WLi+1のみフローティング状態にすればよい。
[実施の形態8]
図14は、ワード線駆動回路2の変形例を示す。図3と異なる点は、転送トランジスタ群24とワード線ドライバ22の間の駆動信号線(CG線)の一部分を互いに交差させていることである。この様な駆動信号線レイアウトを選択することにより、駆動信号線の線間容量の調整と、フローティングとなる駆動信号線に結合する電圧の調整が可能になる。これにより、書き込み時、選択ブロック内でフローティングとされる隣接・非選択ワード線の電圧を最適値に調整することが可能になる。
[実施の形態9]
図15は、ワード線ドライバCGDRVの変形例を示す。図6と異なる点は、出力端子CGに、これがフローティングとなる場合に動作する電圧リミッタ43が接続されていることである。電圧リミッタ43は、ダイオード接続された複数のNMOSトランジスタにより構成されている。その接地端子側には、ANDゲートG8によりゲートが制御される活性化用NMOSトランジスタ44が配置されている。
ANDゲートG8の二入力は、NORゲートG5から出力される、非選択ワード線をフローティング状態に設定するためのイネーブル信号USELFLとページデコード出力CGAPである。これにより、選択ワード線のソース線側の非選択ワード線をフローティングにするときに、その非選択ワード線対応のワード線ドライバCGDRVでは、トランジスタ44がオンになり、電圧リミッタ44が活性になる。従って、フローティング状態に設定される非選択ワード線の電圧が所定レベル以下に抑えられる。
出力端子CGと電圧リミッタ43の間には、ANDゲートG8の出力によりゲートが制御されるプルアップ用NMOSトランジスタ45が接続されている。これにより、電圧リミッタ43が動作するときには、NMOSトランジスタ45もオン状態になる。従って、出力端子CGの電圧がVdd−Vt(VtはNMOSトランジスタ45のしきい値電圧)以下に下がろうとすると、NMOSトランジスタ45が電流を供給してその電圧低下を抑制する働きをする。言い換えると、出力端子CGに接続されてフローティング状態に設定された非選択ワード線が、選択ワード線の放電の際にそれとのカップリングにより負電位にスイングする事態が防止される。
図15のANDゲートG8には、CGAPが入力されているが、これに代わって、CGAPとCGAMのOR論理信号を入力すれば、2本の隣接・非選択ワード線に対して電圧リミッタ43を働かせることができる。
[実施の形態10]
図には示さないが、選択ワード線に書き込み電圧を印加する書き込みモードにおいて、選択ワード線の両側に隣接するそれぞれ2本ずつ、計4本の非選択ワード線をフローティング状態にし、残りの非選択ワード線に書き込みパス電圧を与えるという、ワード線駆動を行うこともできる。これにより、選択ワード線のCR遅延を更に小さくすることができる。
[実施の形態11]
隣接・非選択ワード線をフローティング状態に設定する動作は、データ書き込みモードだけでなく、ある種のデータ読み出しモードにおいても有効である。その様な実施の形態を、図16〜図19を参照して説明する。
図17は、読み出し動作にかかわるセンスアンプ回路3の一つのセンスアンプSAの要部構成を、これに接続されるNANDセルユニットNUと共に示している。センスアンプSAは、ビット線BLiに選択的に接続されるセンスノードNsenを有する。即ちセンスノードNsenは、クランプ用NMOSトランジスタ52及びビット線選択用NMOSトランジスタ51を介してビット線BLiに接続される。センスノードNsenには、ビット線BLi及びセンスノードNsenをプリチャージするためのプリチャージ用NMOSトランジスタ54及び、電荷保持用キャパシタ53が接続されている。またセンスノードNsenには、センスデータを保持するデータラッチ55が接続されている。
この実施の形態の読み出しモードは、ビット線プリチャージ動作の後、選択メモリセルのデータに応じてビット線電圧が変化する第1及び第2の期間内に、それぞれ異なるデータ判定条件で第1及び第2のデータセンス動作を行う。具体的にここで想定しているのは、一つは、図18に示すようなしきい値分布の2値データDataAとDataBについて、選択ワード線に与える読み出し電圧をデータDataBのしきい値より十分低いVsel1と、データDataBのしきい値下限値付近のVsel2に設定して、2ステップで読み出す場合である。もう一つは、図19に示すように、4値データDataA,DataB,DataC,DataDの記憶を行う場合に、選択ワード線に与える読み出し電圧を、データDataBとデータDataCを区別する電圧Vsel1と、データDataCとデータDataDを区別する電圧Vsel2に設定して、2ステップで読み出す場合である。
図16は、そのような読み出し動作のタイミング図である。タイミングT0において、高電圧端子VRDECにワード線に印加される電圧より十分高い読み出し用転送電圧Vreadhが出力されると、選択されたブロックデコーダによりこれが選択ブロックの転送トランジスタ24のゲートTGに印加される。ビット線側の選択ゲートトランジスタTR1のゲートSG1(駆動信号線SGD)には、選択ゲートトランジスタTR1が十分にオンする電圧Vsgが印加され、選択ワード線WLi(駆動信号線CGi)には、読出し電圧Vsel1が印加され、隣接・非選択ワード線WLi−1,WLi+1及び残りの非選択ワード線WLnには、非選択セルのしきい値(データ)によらずこれを十分にオンする読出しパス電圧Vreadが印加される。同時に、ビット線選択用トランジスタ51のゲートBLSには、それによりビット線電圧をクランプしない十分に高い電圧Vselhvが印加され、プリチャージ用トランジスタ54のゲートBLPREにはビット線電圧より高い電圧、例えばVddを転送するための転送電圧Vdd+Vtが印加され、ビット線電圧を制御するクランプ用トランジスタ52のゲートBLCLAMPには、ビット線プリチャージ電圧Vpreを転送するための電圧Vpre+Vtが印加される。ここで、Vtはトランジスタ52,54のしきい値である。これにより、タイミングT0からT1にかけて、ビット線BLiにはプリチャージ電圧Vpreが印加される。
タイミングT1で、プリチャージ用トランジスタ54及びクランプ用トランジスタ52をオフにして、もう1つの選択ゲートトランジスタTR2のゲートSG2(駆動信号線SGS)に選択ゲートトランジスタTR2が十分にオンする電圧Vsgを印加すると、選択セルMCiのしきい値状態(データ状態)に応じて、ビット線BLiの放電が開始される。このときのビット線放電波形は、選択セルMCiの2つのデータ状態Cell1,Cell2について示している。選択セルMCiのしきい値がVsel1より低ければ、Cell1の波形のようにビット線電圧が放電される。しきい値がVsel1より高ければ、Cell2の波形のように、ビット線BLiは放電されず、Vpreを保持する。
タイミングT2〜T5の期間は、第1のデータセンスSENSE1の期間である。タイミングT2−T3で再度、ゲートBLPREにVdd+Vtを印加して、プリチャージ用トランジスタ54をオンにし、センスノードNsenにVddをプリチャージする。タイミングT3でクランプ用トランジスタ52のゲートBLCLAMPにセンス用電圧Vsen+Vtを印加する。これにより、ビット線電圧がVsenより低ければ、センスノードNsenは放電され、Vsenより高ければ、センスノードVsenはプリチャージされた電圧Vddを保持する。したがって、データ状態Cell1では、センスノードNsenは“L”レベルとなり、Cell2の場合には、センスノードNsenは“H”レベルとなる。このセンス結果はタイミングT4−T5の間にデータラッチ55に取り込まれる。
タイミングT5で、選択ワード線WLiに与える読み出し電圧をVsel1からVsel2に切り替える。また、タイミングT5以降、選択ワード線WLiの隣の非選択ワード線WLi−1,WLi+1をフローティング状態にする。これにより、第1回のデータセンスSENSE1では“H”として検出されたデータ状態Cell2は、そのしきい値に応じて、二つのデータ状態Cell3,Cell4に分離される。即ち、しきい値がVsel2より低いデータ状態Cell3の場合はビット線が放電され、しきい値がVsel2より高いデータ状態Cell4の場合は、ビット線が放電されない。
そして、タイミングT6−T9で、1回目のデータセンスSENSE1と同様にして、データ状態Cell3とCell4を判別する2回目のデータセンスSENSE2が行われる。このデータセンスSENSE2の結果は、データラッチ55に取り込まれる。なお最初のデータセンス結果は、一旦データラッチ55に保持された後、他のラッチに転送されるものとする。タイミングT9の後、選択ワード線等の放電を行って、読み出し動作を終了する。
この実施の形態によると、先の各実施の形態と同様に、2回目のデータセンスに先立って隣接・非選択ワード線をフローティングにすることにより、選択ワード線の寄生負荷が減少する。従って、選択ワード線の電圧をVsel1からVsel2に切り替えるときの立ち上がり時間を短くすることができる。これにより、2回目のデータセンスSENSE2のためのビット線放電時間であるタイミングT5−T6の時間を短縮することができる。
なおタイミングT5以降、フローティングになる非選択ワード線WLi−1,WLi+1の電圧は、波形Aで示すようにパス電圧Vreadより高いフローティング電圧Vread’となる。従来は、波形Bに示すようにパス電圧Vreadがそのまま印加され続ける。電圧Vread’は、選択ワード線に与えられる電圧Vsel1とVsel2の差とワード線間カップリング容量で決まる。Vsel1とVsel2の電位差は、最大でも3V程度であり、ワード線間のカップリング比が、ワード線1本の総容量の30%程度あるとすると、Vread’−Vreadは最大でも1V程度である。
読出しパス電圧Vreadが高すぎると、負のしきい値電圧を持つメモリセルのしきい値を正側にシフトさせるリードディスターブが問題になる。この様なリードディスターブが問題にならない範囲で、この実施の形態の読み出し動作を適用することが好ましい。
[実施の形態12]
次に、上記各実施の形態による不揮発性半導体記憶装置或いはメモリシステムを搭載した電子カードと、その電子カードを用いた電子装置の実施の形態を説明する。
図22は、この実施の形態による電子カードと、この電子カードを用いた電子装置の構成を示す。ここでは電子装置は、携帯電子機器の一例としてのディジタルスチルカメラ101を示す。電子カードは、ディジタルスチルカメラ101の記録媒体として用いられるメモリカード61である。メモリカード61は、先の各実施の形態で説明した不揮発性半導体装置或いはメモリシステムが集積化され封止されたICパッケージPK1を有する。
ディジタルスチルカメラ101のケースには、カードスロット102と、このカードスロット102に接続された、図示しない回路基板が収納されている。メモリカード61は、カードスロット102に取り外し可能に装着される。メモリカード61は、カードスロット102に装着されると、回路基板上の電気回路に電気的に接続される。
電子カードが例えば、非接触型のICカードである場合、カードスロット102に収納し、或いは近づけることによって、回路基板上の電気回路に無線信号により接続される。
図23は、ディジタルスチルカメラの基本的な構成を示す。被写体からの光は、レンズ103により集光されて撮像装置104に入力される。撮像装置104は例えばCMOSイメージセンサであり、入力された光を光電変換し、アナログ信号を出力する。このアナログ信号は、アナログ増幅器(AMP)により増幅された後、A/Dコンバータによりディジタル変換される。変換された信号は、カメラ信号処理回路105に入力され、例えば自動露出制御(AE)、自動ホワイトバランス制御(AWB)、及び色分離処理を行った後、輝度信号と色差信号に変換される。
画像をモニターする場合、カメラ信号処理回路105から出力された信号はビデオ信号処理回路106に入力され、ビデオ信号に変換される。ビデオ信号の方式としては、例えばNTSC(National Television System Committee)を挙げることができる。ビデオ信号は、表示信号処理回路107を介して、ディジタルスチルカメラ101に取り付けられた表示部108に出力される。表示部108は例えば液晶モニターである。
ビデオ信号は、ビデオドライバ109を介してビデオ出力端子110に与えられる。ディジタルスチルカメラ101により撮像された画像は、ビデオ出力端子110を介して、例えばテレビジョン等の画像機器に出力することができる。これにより、撮像した画像を表示部108以外でも表示することができる。撮像装置104、アナログ増幅器(AMP)、A/Dコンバータ(A/D)、カメラ信号処理回路105は、マイクロコンピュータ111により制御される。
画像をキャプチャする場合、操作ボタン例えばシャッタボタン112を操作者が押す。これにより、マイクロコンピュータ111が、メモリコントローラ113を制御し、カメラ信号処理回路105から出力された信号がフレーム画像としてビデオメモリ114に書き込まれる。ビデオメモリ114に書き込まれたフレーム画像は、圧縮/伸張処理回路115により、所定の圧縮フォーマットに基づいて圧縮され、カードインタフェース116を介してカードスロット102に装着されているメモリカード61に記録される。
記録した画像を再生する場合、メモリカード61に記録されている画像を、カードインタフェース116を介して読み出し、圧縮/伸張処理回路115により伸張した後、ビデオメモリ114に書き込む。書き込まれた画像はビデオ信号処理回路106に入力され、画像をモニターする場合と同様に、表示部108や画像機器に映し出される。
なおこの構成では、回路基板100上に、カードスロット102、撮像装置104、アナログ増幅器(AMP)、A/Dコンバータ(A/D)、カメラ信号処理回路105、ビデオ信号処理回路106、メモリコントローラ113、ビデオメモリ114、圧縮/伸張処理回路115、及びカードインタフェース116が実装される。
但しカードスロット102については、回路基板100上に実装される必要はなく、コネクタケーブル等により回路基板100に接続されるようにしてもよい。
回路基板100上には更に、電源回路117が実装される。電源回路117は、外部電源、或いは電池からの電源の供給を受け、ディジタルスチルカメラの内部で使用する内部電源電圧を発生する。電源回路117として、DC−DCコンバータを用いてもよい。内部電源電圧は、上述した各回路に供給される他、ストロボ118、表示部108にも供給される。
以上のようにこの実施の形態の電子カードは、ディジタルスチルカメラ等の携帯電子機器に用いることが可能である。更にこの電子カードは、携帯電子機器だけでなく、図24A−24Jに示すような他の各種電子機器に適用することができる。即ち、図24Aに示すビデオカメラ、図24Bに示すテレビジョン、図24Cに示すオーディオ機器、図24Dに示すゲーム機器、図24Eに示す電子楽器、図24Fに示す携帯電話、図24Gに示すパーソナルコンピュータ、図24Hに示すパーソナルディジタルアシスタント(PDA)、図24Iに示すヴォイスレコーダ、図24Jに示すPCカード等に、上記電子カードを用いることができる。
この発明の実施の形態によるフラッシュメモリの機能ブロック構成を示す図である。 同フラッシュメモリのメモリセルアレイの構成を示す図である。 同フラッシュメモリのワード線駆動回路の構成を示す図である。 同フラッシュメモリのデータ書き込み時の電圧関係を示す図である。 同フラッシュメモリの書き込みタイミング図である。 図3のワード線駆動回路におけるワード線ドライバの構成を示す図である。 隣接する3つのワード線ドライバの入力接続関係を示す図である。 図5のそれと異なるワード線駆動方式を適用した書き込みタイミングを示す図である。 図5のそれと異なるワード線駆動方式を適用した書き込みタイミングを示す図である。 図4のそれと異なるワード線駆動方式を適用した書き込み電圧関係を示す図である。 図4のそれと異なるワード線駆動方式を適用した書き込み電圧関係を示す図である。 図4のそれと異なるワード線駆動方式を適用した書き込み電圧関係を示す図である。 図4のそれと異なるワード線駆動方式を適用した書き込み電圧関係を示す図である。 ワード線駆動回路の他の構成例を示す図である。 ワード線ドライバの他の構成例を示す図である。 この発明のワード線駆動方式を適用した読み出し動作例のタイミング図である。 読み出し動作に係わるセンスアンプの要部構成を示す図である。 上記読み出し動作例を説明するためのデータしきい値分布を示す図である。 上記読み出し動作例を説明するための他のデータしきい値分布を示す図である。 従来のNAND型フラッシュメモリの書き込み電圧関係を示す図である。 NAND型フラッシュメモリが2値記憶を行う場合のデータしきい値分布を示す図である。 ディジタルスチルカメラに適用した実施の形態を示す図である。 同ディジタルスチルカメラの内部構成を示す図である。 ビデオカメラに適用した実施の形態を示す図である。 テレビジョンに適用した実施の形態を示す図である。 オーディオ機器に適用した実施の形態を示す図である。 ゲーム機器に適用した実施の形態を示す図である。 電子楽器に適用した実施の形態を示す図である。 携帯電話に適用した実施の形態を示す図である。 パーソナルコンピュータに適用した実施の形態を示す図である。 パーソナルディジタルアシスタント(PDA)に適用した実施の形態を示す図である。 ヴォイスレコーダに適用した実施の形態を示す図である。 PCカードに適用した実施の形態を示す図である。
符号の説明
1…メモリセルアレイ、2…ワード線駆動回路、3…センスアンプ回路、4…カラムゲート回路、5…アドレスレジスタ、6…I/Oバッファ、7…コントローラ、8…高電圧発生回路、9…データバス、MC0−MC31…メモリセル、TR1,TR2…選択ゲートトランジスタ、WL0−WL31…ワード線、SG1,SG2…選択ゲート線、BL0−BLi…ビット線、NU…NANDセルユニット、BLK0−BLKm−1…ブロック、20,21…選択ゲート線ドライバ(SGDDRV,SGSDRV)、22…ワード線ドライバ(CGDRV0−31)、23…ブロックデコーダ、24…転送トランジスタ。

Claims (3)

  1. 互いに交差するワード線とビット線、及びそれらの各交差部に配置されたメモリセルを有するメモリセルアレイと、
    前記メモリセルアレイの動作を制御するコントローラと、
    入力アドレスと前記コントローラから出力される制御信号に基づいて、前記メモリセルアレイの選択ワード線を駆動し、その間前記選択ワード線に隣接する非選択ワード線のうち少なくとも一方をフローティング状態に設定するように構成されたワード線駆動回路とを有し、
    前記メモリセルアレイは、異なるワード線により駆動される電気的書き換え可能な複数の不揮発性メモリセルが直列接続されたNANDセルユニットを配列して構成され、かつそれぞれワード線の方向に配列された複数のNANDセルユニットの集合として定義される複数ブロックに分けられ、
    前記ワード線駆動回路は、データ書き込みモードにおいて、選択ブロックの選択ワード線に書き込み電圧を与える間、選択ブロックの前記選択ワード線に隣接する二つの非選択ワード線をフローティング状態に設定し、残りの非選択ワード線にセルデータによらずメモリセルがオンする書き込みパス電圧を与えるように構成されている
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 互いに交差するワード線とビット線、及びそれらの各交差部に配置されたメモリセルを有するメモリセルアレイと、
    前記メモリセルアレイの動作を制御するコントローラと、
    入力アドレスと前記コントローラから出力される制御信号に基づいて、前記メモリセルアレイの選択ワード線を駆動し、その間前記選択ワード線に隣接する非選択ワード線のうち少なくとも一方をフローティング状態に設定するように構成されたワード線駆動回路とを有し、
    前記メモリセルアレイは、異なるワード線により駆動される電気的書き換え可能な複数の不揮発性メモリセルが直列接続されたNANDセルユニットを配列して構成され、かつそれぞれワード線の方向に配列された複数のNANDセルユニットの集合として定義される複数ブロックに分けられ、
    前記ワード線駆動回路は、データ書き込みモードにおいて、選択ブロックの選択ワード線に書き込み電圧を与える間、選択ブロックの前記選択ワード線に隣接する第1及び第2の非選択ワード線をフローティング状態に設定し、これらに隣接する第3及び第4の非選択ワード線の少なくとも一方に0Vを、残りの非選択ワード線にセルデータによらずメモリセルがオンする書き込みパス電圧を与えるように構成されている
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
  3. 互いに交差するワード線とビット線、及びそれらの各交差部に配置されたメモリセルを有するメモリセルアレイと、
    前記メモリセルアレイの動作を制御するコントローラと、
    入力アドレスと前記コントローラから出力される制御信号に基づいて、前記メモリセルアレイの選択ワード線を駆動し、その間前記選択ワード線に隣接する非選択ワード線のうち少なくとも一方をフローティング状態に設定するように構成されたワード線駆動回路とを有し、
    前記メモリセルアレイは、異なるワード線により駆動される電気的書き換え可能な複数の不揮発性メモリセルが直列接続されたNANDセルユニットを配列して構成され、かつそれぞれワード線の方向に配列された複数のNANDセルユニットの集合として定義される複数ブロックに分けられ、
    前記ワード線駆動回路は、データ書き込みモードにおいて、選択ブロックの選択ワード線に書き込み電圧を与える間、選択ブロックの前記選択ワード線に隣接する第1及び第2の非選択ワード線の一方をフローティング状態に設定し、他方に固定電圧を与え、これらに隣接する第3及び第4の非選択ワード線の一方に0V、他方にセルデータによらずメモリセルがオンする書き込みパス電圧を与え、残りの非選択ワード線には前記書き込みパス電圧を与えるように構成されている
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
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