JP4144535B2 - 固体撮像装置、画素信号読出方法 - Google Patents

固体撮像装置、画素信号読出方法 Download PDF

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Description

本発明は固体撮像装置及び固体撮像装置における画素信号読出方法に関するものである。
特開平5−207220号公報
近年、CCDに代わるイメージセンサーとして、CMOSイメージセンサーが注目を集めている。これは、CCDがその製造に専用プロセスを必要とし、また、その動作には複数の電源電圧が必要であり、さらに複数の周辺ICを組み合わせて動作させる必要がある為、システムが非常に複雑化するといった処々の問題を、CMOSイメージセンサーが克服しているからである。
CMOSイメージセンサーは、その製造には世界中で生産されている一般的なCMOS型集積回路と同様の製造プロセスを用いる事が可能であり、また単一電源での駆動が可能である。さらにCMOSプロセスを用いたアナログ回路や論理回路を同一チップ内に混在させることができるため、周辺ICの数を減らすことができるといった、非常に大きなメリットを複数持ち合わせている。
CCDの出力回路が、FD(Floating Diffusion)アンプを用いた1チャンネル出力が主流なのに対して、CMOSイメージセンサーは各画素毎にFDアンプを持ち合わせており、その出力は、画素アレイの中のある一行を選択し、それらを同時に列方向へと読み出すような列並列出力型が主流である。これは、画素内に配置されたFDアンプでは十分な駆動能力を得る事は難しく、したがってデータレートを下げる事が必要で、並列処理が有利とされているからである。
また、並列処理により信号出力回路の帯域を抑える事ができる為、結果的にノイズレベルを低くできるというメリットもある。
この並列出力型CMOSイメージセンサーの信号出力回路については実に様々なものが提案されている。例えば画素の出力をスイッチトキャパシタでサンプリングして読み出すものや、列毎にアンプを搭載して読み出すもの、中にはADコンバータやDRAMといったものまで列毎に設けているものもある。そして本発明は主に、列毎にアンプを設けた読み出し方式に係るものである。
この列毎にアンプ(例えばシングルエンドアンプ)を設けた読み出し方式の例が、上記特許文献1に記載されている。これを図9,図10を用いて簡単に説明する。
図9はある1つの画素GSに対応する1列(1つの垂直信号線VLの回路系)だけを抜き出して示したものである。
画素GSは、フォトダイオードPD、リセットトランジスタTrst、増幅用トランジスタTg、読出用トランジスタTsを有して成る。
そしてこの場合、容量素子C1,C2を有する電荷積分回路と、ソース接地アンプ100とによる電荷積分アンプを用いて画素GSの出力を読み出す構成になっている。ソース接地アンプ100は駆動MOSトランジスタTr16と負荷MOSトランジスタTr17とにより構成される。
またこの場合、帰還容量C2をスイッチ用のトランジスタTr15と基準電圧Vrefを用いてプリチャージするような構成を採っており、これによって、ソース接地アンプ100のオフセットバラツキを除去できるようにしている。
図10にこの回路の動作タイミングチャートを示す。水平ブランキング期間内のT1期間においては、画素GSはオフセット電圧Voに信号Vpsが重複した値を垂直信号線VLに出力する。また電荷積分回路は、信号φRCによりトランジスタTr13がオン状態とされる事でリセット状態になっている。この時、同じく信号φRCによりトランジスタTr15がオン,また信号φTCによりトランジスタTr14がオフ状態になることで容量素子C2は基準電圧Vrefにプリチャージされている。
次にT2期間において、信号φRC、φTCにより、トランジスタTr15がオフ、トランジスタTr14がオン状態になることで、先ほどプリチャージした基準電圧Vrefが電荷積分アンプの出力Voutに現れる。尚、この時トランジスタTr13はトランジスタTr15と同時にオフするのでリセット状態は解除される。
次にT3期間において、画素GSからオフセット電圧Voのみが出力され、それを積分する事で電荷積分アンプの出力には信号成分だけが、容量素子C1、C2の大きさの比をゲインとして読み出されることになる。
最後に読み出した信号をシフトレジスタ101から供給されるパルスφSRに同期して水平信号線HLへと順次出力していく。
このように、列毎にアンプを設けた読み出し方式においては、画素のオフセット電圧を除去して信号成分だけを容易に取り出す事が可能であり、また読み出しのゲインを容量素子C1,C2の比で任意に設定可能である。さらにソースフォロワー自体のバラツキも基準電圧Vrefによるプリチャージで除去可能であり、優れた点が多い。
他の例を図11,図12,図13で説明する。これは2003年ISSCCの中で「A Column-Based Pixel-Gain-Adaptive CMOS Image Sensor for Low-Light-Level Imaging」として静岡大学とソニー株式会社から共同で発表されたものからの抜粋である。
図11も上記図9と同様に、ある1つの画素GSに対応する1列(1つの垂直信号線VLの回路系)だけを抜き出して示したものである。
この図11の例も、上記図9と同じく、画素GSからの信号をシングルエンドのアンプAPと容量素子C1,C2からなる電荷積分アンプで読み出す構成になっている。
尚、ここで容量素子C2は容量c21,c22及びスイッチSφ3から構成されており、スイッチSφ3のオン/オフによって容量値可変の構成をとっている。これによりアンプAPの読み出しゲインが可変となる。
図12にアンプAPの回路例を示す。基本的にはNチャンネルMOSの駆動トランジスタT11と、PチャンネルMOSの電流源負荷トランジスタT10からなるソース接地アンプであるが、レギュレーテッドカスコードと呼ばれる構成を備えており、カスコード接続されたトランジスタT12,T13と、補助アンプAs1,As2を備えている。この構成をとることで図9のソース接地アンプ100に比べて非常に高いゲインを持たせることが可能になる。
図13には駆動タイミングを示す。
パルスφSV、φR、φTXは画素GSに対する駆動パルスである。またパルスφ1〜φ4は、図11のスイッチSφ1〜Sφ4をオン/オフするパルスである。
この場合、同じ電荷積分アンプなので基本的な動作は図9の例と変わらないが、図11に示した画素GSは転送ゲートTt付きの画素の例としており、この場合図13に示すタイミングからわかるように、パルスφRにより先にリセット動作を行い、リセットレベルとしてのオフセット電圧Voを読んでから、パルスφTXによりオフセット電圧Voに信号レベルVpsを重複した値を出力している。
この順番は図9の例と逆であるが、この方がパルスφRによるリセット時のKT/Cノイズを除去できる事から低ノイズであり、現在の主流である。なお図9の例とは信号出力の極性が反対となる。また、この例では基準電圧Vrefにプリチャージするような動作はなく、パルスφ1によってスイッチSφ1をオンとし、帰還をかけた時のスレッショルド電圧Vtを基準として信号を出力する。出力Vout=Vt+(C1/C2)・Vpsとなる。
例えば上記図9,図11に挙げたような例が知られているが、これらのように列毎にアンプを設けた読み出し方式においては、画素のオフセット電圧を除去して信号成分だけを損失なく取り出す事が可能であり、また読み出しのゲインを容量素子の比で任意に設定可能であり、非常に優れた点が多い。
ただし、列毎にアンプをレイアウトしなければならない為、どうしてもレイアウト面積が増大しがちである。その為できるだけ1列当たりの回路構成を簡単化することが求められ、上記例にあるように、比較的構成が簡単なソース接地アンプ等が好んで用いられる。
もちろん差動アンプを用いる事も可能であるが、やはり回路構成の複雑さを考慮すると、ソース接地アンプの方が好ましい。ただし電源電圧の変化によって入力オフセット電圧が増減する割合であるPSRR(Power Supply Rejection Ratio)という点から見ると、電源、グランド基準で動作するソース接地アンプは差動アンプに比べてどうしても劣ってしまう。
ここで列毎にアンプを設けたCMOSイメージセンサーの電源レイアウトパターンの特殊性について考える。
図14に一般的なレイアウト構成を示す。画素エリア200の下、もしくは上下に出力回路エリア201が配置されるが、出力回路エリア201においては、各垂直信号線VL(・・・VLn、VLn+1・・・VLm)の列に対応してアンプAP(・・・APn、APn+1・・・APm)が1つずつ配置される為に、必然的に横に多数のアンプAPと並ぶような構成になる。
このように並ぶ多数のアンプAPに対して、電源供給線LVDD、グランド線LGND、あるいは図示しないが基準電圧Vrefのような基準信号線といった配線を供給してやらなければいけないが、こういった配線は基板上のPAD(電源PAD、GND−PAD)から横方向へ長く配線することとなる。
するとどうしても細長い配線になってしまう為、寄生抵抗rの影響が無視できなくなってくる。
電源供給線LVDD、グランド線LGNDの場合は、当然アンプAPの電流を流している為、寄生抵抗rの影響でIRドロップ(電圧降下)を起こし、中央と端とでは電源、グランドの電位が異なることとなる。
また、寄生抵抗rというインピーダンスを持った線に電流を流しているということは、その電位を常に安定させる為には流している電流値を常に安定させなければならないということになるが、図9で紹介したようなソース接地アンプの場合、トランジスタTr17は伝達コンダクタンスを抵抗に見立てて負荷としているだけなので、いわゆる抵抗負荷と同じような動作となり、アンプの出力値に依存して流す電流値が変化することになる。
図12の例のように定電流源を負荷トランジスタT10として用いることもできるが、定電流源が定電流源として動作できる電圧範囲には限りがあり、あまり大きな信号が来て出力値が高くなりすぎると、電流源MOSトランジスタの動作領域は線形領域へと突入し、いわゆる抵抗と結局変わらない動作になる。
図15を用いてに電流源を負荷として用いた場合の動作範囲を考える。説明の簡略化のため、図12のようなレギュレーテッドカスコードを外して単純な電流源負荷として考える。
図15(a)において、PチャンネルMOSトランジスタT10はゲートに電圧Vbp1が与えられ、飽和領域になるように動作電圧を設定する事で電流源として機能する。
この負荷トランジスタT10が電流源として機能するのは、Vout<Vbp1+Vtp (但しVoutはアンプの出力電圧、VtpはPMOSの負荷トランジスタT10のしきい値電圧)の範囲である。図15(b)に横軸を出力電圧Vout、縦軸を電流Idsとして示しているが、出力電圧Voutが上記Vbp1+Vtpの値を超えてしまうと、アンプが流す電流値Idsは減少していく。最後に出力電圧Voutが電源電圧VDD−Vtpを越えると、電流Idsは0となってしまう。
このように、負荷トランジスタT10を電流源に用いても、画素GSからの画素信号のレベルが高く、入力Vinとして大きなレベルの信号が来てアンプの出力Voutが高くなりすぎると、アンプの流す電流値Idsが変わってしまう。また、それほど大きな信号でなくとも、容量C1,C2の比でもってゲインをかけているような場合は出力値がすぐに飽和してしまい、やはりアンプの流す電流値が変わってしまうこととなる。
このように信号量に依存して電流値が変わってしまうと、それに伴い電源、グランドのレベルが変化してしまい、結果的に黒レベルの変化となって画像信号に表れてくるという問題がある。
例えば図11、図13の例においては、画素GSのリセットレベルのオフセット信号Voを読み出している時のアンプのスレッショルド電圧Vtはその後も不変である必要がある。ところが、このスレッショルド電圧Vtは電源、グランドレベルを基準として作られる電圧なので、信号レベルVpsを読み出す時に信号が大きすぎて電流値Idsが変化しまうと、電源、グランドレベルが変化し、一緒にスレッショルド電圧Vtも変化してしまう。
結局、それを補う為にアンプの出力Voutまで変化してしまい、あたかも黒レベルが変化したように見える。
さらに深刻な事には、横方向に列の数だけ並んだアンプAPは電源、グランドのインピーダンスを共有している為、どこかのアンプの電流値が変化すると、その影響をすべてのアンプが受け取ってしまうことになる。
例えば、画素エリア200の一部に強い光が当たり、そこを読み出すアンプの電流が変化してしまうと、その影響を横方向に共有してしまい、横帯を引いたような画像信号が出力されてしまう。そもそも強い光が当たっている部分はほとんど真っ白にしか写らないので多少の黒レベルの変化は気にならないが、それを回りの暗い部分と共有してしまうと、黒レベルの変化は横帯となってハッキリ画像に表れる。これはイメージセンサーとしては致命的な欠陥となり、シングルエンドのアンプを用いる場合の大きな問題点となりうる。
以上述べたように、ソース接地アンプのようなシングルエンドのアンプを用いる場合にこのような問題の発生を避ける為には、つねに電源、グランドの値を一定に保つ必要があり、それにはいかなる場合においてもアンプの流す電流値を一定に保つ必要があるということになる。
本発明はこれらの課題に鑑みて、より好適な固体撮像装置及び画素信号読出方法を提供することを目的とする。即ち、列毎にアンプを設けた画像信号読出回路系において、画素信号の大きさ(光の強さ)やその時のアンプのゲイン(容量積分アンプにおけるC1/C2)に関わらず、常にアンプの電流値を一定に保つ事で、寄生抵抗の存在があっても常に電源、グランドのレベルを一定に保ち、黒レベルの変化や横帯といった問題の発生を防ぐことができるようにする。
本発明の固体撮像装置は、行方向及び列方向に撮像画素が配されて成る撮像画素手段と、上記撮像画素手段について、選択した行における各列の撮像画素からの画素信号を、各列に対して設けられている垂直信号線に出力させる垂直転送手段と、各列の上記垂直信号線に対して設けられ、各列の撮像画素からの画素信号がそれぞれ入力される複数のアンプ手段と、上記各アンプ手段に対応して複数設けられ、上記アンプ手段の出力電圧範囲を、上記アンプ手段での消費電流が一定に保たれる範囲に制限するように、上記アンプ手段の出力を制限するリミッタ手段と、上記各アンプ手段から出力される画素信号を水平信号線により転送させる水平転送手段とを備える。
そして、上記アンプ手段が、その消費電流を決める為の電流源MOSトランジスタと、該電流源MOSトランジスタのドレイン端子電圧を抑える為に直列に接続したカスコードMOSトランジスタと、上記電流源MOSトランジスタのドレイン電圧を検出して、該ドレイン電圧を一定に保つように上記カスコードMOSトランジスタのゲート端子に対してフィードバックをかける補助アンプ部を有する構成とされる場合、上記リミッタ手段は、ソース端子を上記アンプ手段の出力に、ドレイン端子を電源もしくはグランドに、ゲート端子を上記カスコードMOSトランジスタのゲート端子に接続したMOSトランジスタにより形成されるようにする。
本発明の画素信号読出方法は、上記個体撮像装置において、行方向及び列方向に撮像画素が配されて成る撮像画素手段において選択した行における各列の撮像画素からの画素信号を、各列に対して設けられている垂直信号線に出力させるステップと、上記各列の垂直信号線に設けられたアンプ手段の出力電圧範囲を、上記アンプ手段での消費電流が一定に保たれる範囲に制限しながら、上記垂直信号線にあらわれる画素信号を上記アンプ手段から出力するステップと、上記アンプ手段から出力された画素信号を水平信号線により転送するステップとを備える。
以上の本発明は、行方向及び列方向に撮像画素が配されて成る撮像画素手段(画素アレイ)から、選択した行における各列の撮像画素信号を、水平期間における水平ブランキング期間に並列に読み出す方式である。そして読み出された各列の撮像画素信号は、各列(各垂直信号線)に配されたアンプ手段を介して、水平期間における有効期間において水平信号線に出力され、水平転送される。
この場合に、各アンプ手段の出力にリミッタ手段を設けて、アンプ手段の出力範囲をアンプ手段の消費電流が一定に保たれる範囲に制限する。つまりアンプ手段の消費電流が低下していくようなレベルの出力がなされないようにする。
本発明によれば、CMOSイメージセンサーなどの固体撮像装置において列毎にアンプを設けた読み出し方式を用いる場合、アンプ手段の出力にリミッタ手段を設ける事で、画素信号の大きさやアンプ手段のゲインに関わらず常にアンプ手段の消費電流値を一定に保つことができ、電源ライン、グランドラインの寄生インピーダンス成分が無視できない場合でもその電位を一定に保つことができる。そしてこれにより、画像信号の黒レベルの変動や、一部に強い光が入った場合の横帯といった問題を解決することができる。
また、構成が簡単である一方、電源、グランドの変動に弱いシングルエンドのアンプの場合であっても、リミッタ手段を備えるようにすることで問題なく用いることが可能となり、列毎に画素ピッチに合わせてアンプ手段をレイアウトしなければいけないといった制約条件の中、レイアウト面積の削減に貢献できる。
また、上記アンプ手段においてレギュレーテッドカスコード構成を備える場合、つまりアンプ手段が、その消費電流を決める為の電流源MOSトランジスタと、該電流源MOSトランジスタのドレイン端子電圧を抑える為に直列に接続したカスコードMOSトランジスタと、上記電流源MOSトランジスタのドレイン電圧を検出して、該ドレイン電圧を一定に保つように上記カスコードMOSトランジスタのゲート端子に対してフィードバックをかける補助アンプ部を有する構成とされる場合には、上記リミッタ手段は、ソース端子を上記アンプ手段の出力に、ドレイン端子を電源もしくはグランドに、ゲート端子を上記カスコードMOSトランジスタのゲート端子に接続したMOSトランジスタにより形成されるようにすると、素子のばらつきによらず確実なリミッター動作を保証でき、逆に通常動作時のリミッター回路のリークといった問題に対してもマージンを拡大することができる。
以下、本発明の固体撮像装置及び画素信号読出方法について、次の順序で説明する。
1.各実施の形態に共通の全体構成
2.第1の実施の形態のアンプ/リミッタ構成
3.第2の実施の形態のアンプ/リミッタ構成
4.第3の実施の形態のアンプ/リミッタ構成
5.実施の形態の効果及び変形例
1.各実施の形態に共通の全体構成

図1は実施の形態の固体撮像装置の要部のブロック図である。
図1における画素アレイ1には、図示しないレンズ系によって被写体からの光が入射される。この画素アレイ1はCMOSセンサアレイとされ、固体撮像素子(CMOSセンサ)としての撮像画素GSが、行方向及び列方向に多数配されて形成されている。
垂直走査回路3は、タイミングジェネレータ2から供給されるアドレス及び制御信号に基づいて、画素アレイ1における行を選択し、走査を行う。本例では有効領域の画素に対して列並列方式で読出を行うように、各行を順次選択する走査を行う。この動作のため垂直走査回路3は、垂直走査線L1〜Lnを駆動する。
なお、画素GSの構成は、例えば図9或いは図11に示したような構成とされればよい。つまり、図9のように画素GSは、フォトダイオードPD、リセットトランジスタTrst、増幅用トランジスタTg、読出用トランジスタTsを有して成る。或いは図11のように、フォトダイオードPD、リセットトランジスタTrst、増幅用トランジスタTg、読出用トランジスタTs、転送ゲートTtを有して成る。
図1においては1行の画素に対して1つの垂直走査線Lを示しているが、図9のような画素GSの構成の場合は、1つの垂直走査線Lは、パルスφR、φSVを与えるための信号線を含むものとして示している。また画素GSが図11の構成の場合は、1つの垂直走査線Lは、パルスφR、φSV、φTXを与えるための信号線を含むものとして示している。
本例では、列並列方式の画素読出を行うため、画素アレイ1において行方向に並ぶ画素Gからの信号電荷が同時に読み出されて、各垂直信号線VL(VL1,VL2・・・)に与えられることになる。
より具体的には、垂直走査回路3は、例えば、まず選択した行の各画素GSからリセットレベルの信号を各垂直信号線VLに与えさせ(いわゆるP相読出)、その後、フォトダイオードPDに蓄積された電荷に応じた画素信号を垂直信号線VLに与える動作(いわゆるD相読出)を実行させる。垂直走査回路3はこのような読み出し動作を順次実行させることになる。
選択された或る行の画素GSからの画素信号の読出は、1水平期間内の水平ブランキング期間に行われる。つまり水平ブランキング期間においては、垂直走査回路3によって選択された行の各画素GSからの画素信号が、各垂直信号線VL1,VL2・・・に対して並列的に出力されることになる。
画素アレイ1から各垂直信号線VLに転送される各画素信号は、カラム読出部5で処理される。
カラム読出部5では、各垂直信号線VL(各列)に対して、アンプAP、リミッタLM、及びスイッチSWが設けられる。アンプAP及びリミッタLMの具体的な構成については後述するが、アンプAPは、例えば容量素子やスイッチ素子や、例えばシングルエンドアンプを有して成る電荷積分アンプが形成されている。このアンプAPにより、いわゆるCDS(Correlated Double Sampling:相関二重サンプリング)回路が形成されて、画素信号のサンプリングを行う。具体的にはP相読出レベル(リセットレベル)とD相読出レベル(データレベル)の差を、画素信号としてサンプリングし、出力する。
またその出力についてはリミッタLMにより出力電圧が制限される。
水平周期内での水平ブランキング期間に選択された行から並列読み出しされ、カラム読出部5でサンプリングされた各列の画素信号は、水平周期内の水平転送期間において、水平走査回路6によってスイッチSWが順次選択され、水平信号線HLに転送され、出力回路4に供給される。
水平信号線HLとしては、例えば3本の水平信号線HL1,HL2,HL3が設けられており、各列のアンプAP(及びリミッタLM)は、順番に3本の水平信号線HL1,HL2,HL3に振り分けられるように、スイッチSWを介して接続されている。水平転送については、アンプAPが水平信号線HLを駆動することになるが、列毎に設けられた各アンプAPによって、水平信号線HL1,HL2,HL3が順次駆動されることになる。そして水平信号線HL1,HL2,HL3で転送される信号(アンプAPの出力)がマルチプレクサMPXで順次選択されていくことで、1ラインの撮像画像信号とされ、出力回路4に供給される。
ところで水平信号線HLが複数設けられるのは、列毎に配置されたアンプAPで1本の水平信号線を高速で駆動することが難しいためである。つまり水平信号線HLを複数本とし、並列的に水平転送することで、水平信号線1本あたりのデータレートを下げるものである。これよりアンプAPを駆動能力が比較的低いアンプ構成としてもよいものとなり、レイアウト面積的にも有利となる。
なお水平信号線の本数としては、3本は一例であり、2本又は4本以上でも良い。本数が多いほど1本あたりのデータレートを下げることができるのは自明である。通常、水平ブランキング期間の読出動作と同程度の駆動スピードとなるような本数を用意することが効率がよく好ましい。
また、アンプAPの駆動能力が高い場合などは、1本の水平信号線で水平転送する構成として良いことは言うまでもない。
出力回路4では、例えばAGC処理、クランプ処理等を行って、シリアル信号としての1水平期間の撮像画像信号を得、またA/D変換等を行ってデジタルデータとしての撮像画像信号を得る。さらに、デジタル信号処理として、デジタルゲイン処理、ホワイトバランス処理等が施される。
このような処理を経て出力回路4から出力される撮像画像信号は、その後、表示用の信号処理が行われて表示部で画像表示が行われたり、フォーマット処理、圧縮処理等のエンコード処理が行われて記録メディアに記録されたり、或いは送信出力される。
垂直走査回路3、水平走査回路6、カラム読出部5、出力回路4での動作タイミングは、タイミングジェネレータ2によって制御される。タイミングジェネレータ2は、垂直同期信号、水平同期信号に基づいて、各部の動作タイミングを制御する。
このような構成の本実施の形態の固体撮像装置においては、特に、列毎にアンプAPを設けたカラム読出部5において、リミッタLMを設けることで、画素信号の大きさ(光の強さ)やその時のアンプAPのゲイン(C1/C2)に関わらず、常にアンプAPの電流値を一定に保つようにする。これにより寄生抵抗の存在があっても常に電源、グランドのレベルを一定に保ち、黒レベルの変化や横帯といった問題の発生を防ぐ。
図2に列毎にアンプAP及びリミッタLMを備える構成部分を示している。
カラム読出部5では画素アレイ1からの各列、つまり各垂直信号線VL(・・・VLn、VLn+1・・・VLm)に対応してアンプAP(・・・APn、APn+1・・・APm)が1つずつ配置され、またリミッタLM(・・・LMn、LMn+1・・・LMm)が1つずつ配置される。
このように並ぶ多数のアンプAPに対して、電源供給線LVDD、グランド線LGND等の配線が形成される。つまり基板上のPAD(電源PAD、GND−PAD)から横方向へ長く配線される。この場合に、細長い配線になり、寄生抵抗rの影響が無視できなくなることや、アンプAPでの消費電流が一定にならず、それにより問題が発生することは前述したとおりである。
ここで本例では、画素GSから列毎に垂直信号線VL(・・・VLn、VLn+1・・・VLm)に出力された信号は、やはり列毎に配置されたアンプAP(・・・APn、APn+1・・・APm)によって読み出されるが、その読み出される信号電圧は、その先に配置されたリミッターLM(・・・LMn、LMn+1・・・LMm)によってある基準レベルを越えないように制限がかけられる。
この基準レベルとは、アンプAPがその出力レベルによらす常に一定の電流を流し続けられる範囲内に設けられる。また、撮像画像信号に影響を与えないように、後段に備えられるA/D変換器の入力範囲外に設定する事が好ましい。
尚、この図2の例ではアンプAPの先に独立してリミッタLMが設けられるような構成をとっているが、場合によってはこのリミッタLMとアンプAPには明確な境界線が引けないような構成も考えられる。つまり、アンプAPとリミッタLMが渾然一体としており、アンプAP自体があるレベル以上の信号を出力できないような構成をとっている場合もある。
以下、アンプAP及びリミッタLMの具体的な構成を述べていく。
2.第1の実施の形態のアンプ/リミッタ構成

上記アンプAPとリミッタLMの具体例として第1の実施の形態を図3、図4,図5で説明する。
図3は画素アレイ1のある1列に対応するアンプAP及びリミッタLMの回路例を示している。
アンプAPは、基本的にはNチャンネルMOSの駆動トランジスタT2と、PチャンネルMOSの電流源負荷トランジスタT1からなるソース接地アンプであり、容量C1,C2により電荷積分アンプを構成する。
なお、この図3はソース接地アンプのレギュレーテッドカスコードを用いない場合の例である。
電流源負荷となるトランジスタT1は、ゲート電圧Vbp1が与えられ、飽和領域になるように動作電圧を設定する事で電流Idsの電流源として機能する。
電荷積分アンプを構成する為の容量として容量C1,C2が設けられるが、容量C2は容量素子c21、c22及びスイッチSφ3によって可変容量を構成しており、読み出しゲインを変化させる事ができる。
スイッチSφ1はリセットスイッチで、容量C2の初期化に用いる。
リミッタLMは、PチャンネルMOSトランジスタT3のみで構成される。このトランジスタT3のゲートにはリミッタをかける基準レベルを設定する為の電圧VLIMITが供給される。またトランジスタT3のソースはアンプAPの出力Voutに、ドレインはグランドに接続される。
このトランジスタT3は、出力電圧Voutが所定のリミッタレベルVLL(=VLIMIT+Vtpl)よりも高くなったときに導通状態になり、トランジスタT1が流す電流Idsを引き抜くことになる。なおVtplはトランジスタT3のしきい値電圧である。
このアンプAP及びリミッタLMの動作を図4(a)(b)を参照しながら説明する。
アンプAPは、画素GSからの信号Vpsを入力し、容量比C1/C2のゲインをもって出力電圧Voutとする。
もしリミッタLM(トランジスタT3)が設けられていなれば、この図3のアンプAPは従来例として挙げた図15と同じであるから、出力VoutがVbp1+Vtpよりも高くなれば、トランジスタT1は線形領域に入り、電流源としては機能しなくなる。なお、Vbp1はトランジスタT1のゲート電圧、VtpはトランジスタT1のしきい値電圧である。
図4(a)(b)では破線によりリミッタLMを設けない場合を示している。
図4(a)は横軸をアンプAPの入力電圧(信号Vps)、縦軸を出力電圧Voutとしている。この場合、出力VoutがVbp1+Vtpに達するまでは、容量比C1/C2としてのゲインによる傾きで入出力特性が示されるが、出力VoutがVbp1+Vtpを越えると、図示する曲線の特性になる。そして図4(b)には、横軸を出力電圧Vout、縦軸を電流Idsとして示しているが、出力電圧Voutが上記Vbp1+Vtpの値を超えてしまうと、アンプが流す電流値Idsは減少していく。
これに対して本例のようにリミッタLMが設けられると、出力電圧VoutがリミッタレベルVLL(=VLIMIT+Vtpl)よりも高くなったときにトランジスタT3が導通状態になり、トランジスタT1が流す電流Idsを引き抜くことで、それ以上出力電圧Voutが上昇することを防ぐことになる。
これにより図4(a)に太線で示すように、リミッタLMの機能によって出力電圧VoutはVLIMIT+Vtplを限度として、それ以上高くならないものとなる。
また図4(b)からわかるように、太線で示す出力電圧VoutがリミッタLMによってVLIMIT+Vtplを上限とすることは、出力電圧Voutは、電流Idsが一定に保たれる範囲内で変動するものとなる。
つまりは、リミッターレベルVLL(=VLIMIT+Vtpl)を、Vbp1+Vtpよりも低く設定することで、トランジスタT1は常に飽和領域にいることが保証され、アンプAP+リミッタLM全体で見た時に消費する電流値を常に一定に保つことができる。
このような構成により、上記図2に示したようにアンプAP(・・・APn、APn+1・・・APm)の出力に対してリミッターLM(・・・LMn、LMn+1・・・LMm)によってある基準レベルを越えないように制限がかけられ、アンプAPがその出力レベルによらず常に一定の電流Idsを流し続けられるようになるが、このとき、リミッタ動作が撮像画像信号に影響を与えないようにするため、出力電圧Voutの上限、つまりリミッタレベルVLLが、後段(例えば図1の出力回路4内)に備えられるA/D変換器の入力範囲外に設定することが好ましい。
この様子を示したのが図5である。これはアンプAPの上限にリミッターをかける場合の例である。通常、アンプの入出力特性がリニアな範囲をA/D変換器の入力範囲として使う。このA/D変換器の入力範囲の上限をRT、下限をRBとすると、リミッターレベルVLLは、上限RTより上で、かつアンプAPの電流値が変わらないレベル、つまり上述したVbp1+Vtpより下のレベルに設定する。
このように設定すると、リミッタレベルVLLより高い範囲で出力電圧Voutがクリップされることによって画像に影響を与えることが無くなる。これは、リミッタLMでクリップされる、リミッタレベルVLLより高い出力電圧Voutは、仮にリミッタLMを設けない場合でも、A/D変換器のレンジ上限を越えてクリップされるためである。換言すれば、リミッタレベルVLLをA/D変換器の入力範囲外に設定することは、もともとA/D変換器でクリップされる電圧領域となる出力電圧VoutをリミッタLMで制限することとなり、リミッタLM有無はA/D変換出力に影響を与えない。従って、リミッタ動作が撮像画像信号に影響を与えるということはない。
なおリミッタレベルVLL自体の設定に自由度がない場合は、A/D変換器の上限RT、下限RBのレベルを変えても良い。但し一般的に上限RTはC1/C2で決まるアンプAPのゲインが最も低い時の画素信号の飽和レベルと同程度、下限RBは暗時の出力と同程度に設定される。
またA/D変換器をどこに配置するかは特に限定しないが、図5はアンプAPとA/D変換器がDC的に直結されていることを想定した図である。アンプAPとA/D変換器の間にゲイン成分やDCオフセットが入る場合は、それらを加味してリミッターレベルを設定する必要があることは言うまでもない。
ところで、図3の構成において厳密には、トランジスタT3が導通状態になった後も、すぐにはトランジスタT1の電流Idsを全て引き抜くことはできないので、出力電圧Voutはわずかに上昇を続ける。しかし出力電圧Voutの上昇はそのままトランジスタT3のゲート−ソース間電圧Vgsの増加になるので、いずれはトランジスタT3が完全にトランジスタT1の電流Idsを引き抜き、出力電圧Voutの上昇は完全に止まることになる。
この「出力電圧Voutのわずかな上昇分」はトランジスタT3の伝達コンダクタンスによって決まるもので、VLIMIT+VtplとVbp1+Vtpとの間にどれだけマージンがあるかといった所に応じて適宜決める必要がある。
ただし、確実にリミッターがかかるようにと、トランジスタT3のゲート電圧VLIMITを低くしすぎるとそれだけアンプの出力レンジが狭くなってA/D変換器の上限RTと干渉する可能性があるし、「出力電圧Voutのわずかな上昇分」を減らす為にトランジスタT3のサイズを大きくしすぎると通常動作中のリーク電流が多くなってくる可能性があるので注意が必要である。
3.第2の実施の形態のアンプ/リミッタ構成

続いて、アンプAP及びリミッタLMの構成として第2の実施の形態を図6に示す。
上記図3の構成との違いは、アンプAPにレギュレーテッドカスコードを用いていることである。即ち図3の構成に加えて、電流源負荷トランジスタT1に対してカスコード接続されたPチャンネルMOSトランジスタT4が設けられる。またPチャンネルMOSトランジスタT5及び電流源I1からなる補助アンプAsを備えている。
また、このようなアンプAPに対しては、図3のようにPチャンネルMOSトランジスタT3のみから成るリミッタLMを用いることができるが、この図6の例では基準のゲート電圧VLIMITを使わない方式を示す。即ち図6のリミッタLMは、PチャンネルMOSトランジスタT6のソース端子をアンプAPの出力に、ドレイン端子をグランドに、ゲート端子をカスコードMOSトランジスタT4のゲート端子(補助アンプAsの出力)に接続する構成としている。
この図6のようにレギュレーテッドカスコードを用いている場合は、電流源であるトランジスタT3のドレイン−ソース電圧Vds(T3)は、補助アンプAsのトランジスタT5のゲート−ソース間電圧Vgs(T5)となる。
補助アンプAsは、このゲート−ソース間電圧Vgs(T5)が常に一定になるように、トランジスタT4に対して負帰還をかけている為、結果的にトランジスタT1のドレイン−ソース電圧Vds(T1)も常に一定となる。このトランジスタT1のドレイン−ソース電圧Vds(T1)が、トランジスタT1を飽和領域で動作させる電圧(すなわちVbp1+Vtpより低い電圧)であれば、トランジスタT1は出力電圧Voutの変化に対して非常に高い定電流性を示すようになる。
ただしこのトランジスタT4に対する帰還がかかるのは、トランジスタT4が飽和領域にいる間だけである。出力電圧Voutの上昇があると、それに伴いトランジスタT4のドレイン−ソース電圧Vds(T4)は減少するから、いずれは線形領域へと入り、トランジスタT4の伝達コンダクタンスが低下し、よって補助アンプAsの帰還ゲインが低下し、結果的に出力電圧Voutの変化をトランジスタT1のドレイン−ソース電圧Vds(T1)の変化として伝えてしまう。
ここで補助アンプAsはPチャンネルMOSトランジスタT5の一個からなるソース接地アンプであるから、通常50倍前後のゲインを持っている。するとトランジスタT4が線形領域に入ってトランジスタT1のドレイン−ソース電圧Vds(T1)が少しでも変化したときには、補助アンプAsの出力はその50倍も変化するわけであるから、この補助アンプAsの出力はトランジスタT1が線形領域に入る前にその前兆を示すフラグのような働きを持っている事がわかる。
これを上手く利用する為に、リミッタLMとしてPチャンネルMOSトランジスタT6のゲートを補助アンプの出力(すなわちトランジスタT5のドレイン)、ソースを出力電圧Vout、ドレインをグランドに接続する。
このリミッタLMのトランジスタT6は、トランジスタT1のドレイン−ソース電圧Vds(T1)の変化を補助アンプAsのゲイン倍して自身のゲート−ソース間電圧Vgs(T6)の変化とするから、トランジスタT1が線形領域に入る前に必ず導通状態となり、その電流Idsを引き抜くことができるので、確実にトランジスタT1を飽和領域に保つことができる。
先に説明した第1の実施の形態では、リミッタLMのトランジスタT3のゲートに対して基準の電圧VLIMITを与えてリミッタレベルを制御しており、その場合、トランジスタT3のしきい値電圧VthやトランジスタT1のしきい値電圧Vth、およびトランジスタT3の伝達コンダクタンスで決まる「出力電圧Voutのわずかな上昇分」等を考慮して電圧VLIMITの値を決定しなければいけなかった。
これに対して、図6の第2の実施の形態では、トランジスタT1が線形領域に入りそうなのを自分で検出して自分でリミッターをかけるという動作となり、特に素子のばらつきといったものを気にする事なく確実にリミッターをかけることができる。
また、第1の実施の形態の場合、トランジスタT3のゲートがVLIMITという固定電位なのに対して、第2の実施の形態ではアクティブに動く補助アンプAsの出力電圧を用いている為、ゲート−ソース間電圧Vgs(T6)の変化量が大きく、より小さなトランジスタサイズでも、トランジスタT1の電流Idsを引き抜くことができる。これは通常動作時のリーク電流対策としても有利である。
図7に第2の実施の形態を用いた場合の動作例を示す。なお、図7(a)(b)の横軸、縦軸は、それぞれ上記図4(a)(b)と同様である。そして同様にリミッタLMを有する場合を入出力特性、及び出力電圧−電流特性を、太線で示している。
図6に示した第2の実施の形態の場合、第1の実施の形態とアンプAPの構成は違うが、容量C1,C2による電荷積分アンプを構成していることには変わりないので、入力信号VpsがゲインC1/C2を持って読み出される。
リミッターがかかる電圧VLLは、トランジスタT1のドレイン−ソース電圧Vds(T1)が変化しはじめる電圧だから、トランジスタT4が線形領域に入る電圧という事になる。
トランジスタT4のソース電圧はトランジスタT5のゲート−ソース間電圧Vgs(T5)で決まり、電源電圧VDD−Vgs(T5)となるから、トランジスタT4が線形領域に入る出力電圧Voutは、
VDD−Vgs(T5)−Vgs(T4)+Vth(T4)
となる。ただし、この式が成り立つのは、トランジスタT4のしきい値電圧Vth(T4)<トランジスタT6のしきい値電圧Vth(T6)の場合である。
逆に、Vth(T4)>Vth(T6)の場合は、トランジスタT4が線形領域に入る前にトランジスタT6が導通状態になってしまう為、第1の実施の形態と同じような動作となる。この場合、第1の実施の形態における基準電圧VLIMITに当たる、トランジスタT6のゲート電圧は、VDD−Vgs(T5)−Vgs(T4)であるから、リミッターが動作するのは、
VDD−Vgs(T5)−Vgs(T4)+Vth(T6)
となる。
この場合、トランジスタT4が線形領域に入る前にリミッターが働いてしまうので、少しリミッターとしての動作が早すぎることになる。従ってVth(T4)<Vth(T6)として用いた方がアンプAPの出力レンジを有効に使えるし、通常動作時のトランジスタT6の実効電圧(Vgs(T6)−Vth(T6))が小さくなるので、リーク対策としても有利である。
同じPチャンネルMOSトランジスタであれば、トランジスタT4よりもトランジスタT6の方がバックバイアスが大きくかかるので何もしなくてもVth(T4)<Vth(T6)となるが、ばらつき等も考慮して、できればトランジスタサイズや不純物濃度の調節でVth(T4)<Vth(T6)となるようにした方が好ましい。
4.第3の実施の形態のアンプ/リミッタ構成

図8に、第3の実施の形態としてのアンプAP及びリミッタLMの構成を示す。
この図8の場合、上記第2の実施の形態との違いはレギュレーテッドカスコードを2つ備えている点である。
図8に示されるように、電流源負荷トランジスタT1に対してカスコード接続されたPチャンネルMOSトランジスタT4が設けられ、またPチャンネルMOSトランジスタT5及び電流源I1からなる補助アンプAs1を備えている。
さらに、駆動トランジスタT2側にも、カスコード接続されたNチャンネルMOSトランジスタT7が設けられ、またNチャンネルMOSトランジスタT8及び電流源I2からなる補助アンプAs2が設けられている。
リミッタLMの構成は図6と同様であり、その動作も図7で説明したものと全く変わらない。
この図8のように、駆動トランジスタT2側にもレギュレーテッドカスコードを加えた場合でも、特に問題なくこのリミッタLMを用いることができる。また、この構成のアンプAPに対して、第1の実施の形態(図3)で示したようなリミッタLMを適用することも、もちろん可能である。
5.実施の形態の効果及び変形例

以上、実施の形態を説明してきたが、上記各例によれば、アンプAPが流す電流値Idsが変化してしまうほどの大きな入力信号Vpsが画素GSから供給されたとしても、リミッタLMによって電流Idsが変化しない範囲に出力電圧Voutが制限され、結果的に電源、グランドのレベルを常に一定に保つように働く。よって常に安定した黒レベルを持つことができ、画面の一部に強い光が当たった場合に横帯を引くといった問題も解消される。
また、電源、グランドの変動に弱いシングルエンドのアンプも問題なく用いることが可能となり、列毎に画素ピッチに合わせてレイアウトしなければいけないといった制約条件の中、構成が簡単なシングルエンドアンプを使用できることで、レイアウト面積の削減に貢献できる。
尚、アンプAPとしては差動アンプを用いることも考えられるが、本発明が特にその有効性を発揮するのはアンプがシングルエンドの場合である。
また、アンプAPとしてレギュレーテッドカスコードと組み合わせて用いる場合には、第2、第3の実施の形態に示したような構成のリミッタLMを用いることで、素子のばらつきによらず確実なリミッター動作を保証でき、逆に通常動作時のリミッター回路のリークといった問題に対してもマージンを拡大することができる。
なお、上記実施の形態の例としては、すべてNチャンネルMOSトランジスタを駆動トランジスタ、PチャンネルMOSトランジスタを電流源トランジスタとしてしるアンプを例として用いた為、アンプ出力Voutの上限に制限をかけるようなリミッター回路をあげてきた。
無論これはアンプAPの構成に依存したものであり、PチャンネルMOSトランジスタを駆動トランジスタ、NチャンネルMOSトランジスタを電流源トランジスタとして用いるようなアンプの場合は、アンプ出力Voutの下限に制限をかけるようなリミッタ回路を用いることになる。この場合リミッタLMを構成するトランジスタとしてはNチャンネルMOSトランジスタを用いることになる。
また、アンプAPの構成によっては上限、下限両方にリミッターをかける場合も考えられる。その場合はNチャンネルMOSトランジスタ、PチャンネルMOSトランジスタの両方をリミッタLMとして用いることになる。
本発明の実施の形態の固体撮像装置の要部のブロック図である。 実施の形態のアンプ及びリミッタの接続構成の説明図である。 第1の実施の形態のアンプ/リミッタ回路例の説明図である。 第1の実施の形態のリミッタ動作の説明図である。 実施の形態におけるリミットレベルとA/D変換レンジの説明図である。 第2の実施の形態のアンプ/リミッタ回路例の説明図である。 第2の実施の形態のリミッタ動作の説明図である。 第3の実施の形態のアンプ/リミッタ回路例の説明図である。 従来例の構成の説明図である。 従来例の動作タイミングの説明図である。 他の従来例の構成の説明図である。 他の従来例のアンプの説明図である。 他の従来例の動作タイミングの説明図である。 アンプのレイアウト及び寄生抵抗の説明図である。 アンプの電流特性の説明図である。
符号の説明
1 画素アレイ、2 タイミングジェネレータ、3 垂直走査回路、4 出力回路、5 カラム読出部、6 水平走査回路、AP アンプ、LM リミッタ、GS 画素

Claims (2)

  1. 行方向及び列方向に撮像画素が配されて成る撮像画素手段と、
    上記撮像画素手段について、選択した行における各列の撮像画素からの画素信号を、各列に対して設けられている垂直信号線に出力させる垂直転送手段と、
    各列の上記垂直信号線に対して設けられ、各列の撮像画素からの画素信号がそれぞれ入力される複数のアンプ手段と、
    上記各アンプ手段に対応して複数設けられ、上記アンプ手段の出力電圧範囲を、上記アンプ手段での消費電流が一定に保たれる範囲に制限するように、上記アンプ手段の出力を制限するリミッタ手段と、
    上記各アンプ手段から出力される画素信号を水平信号線により転送させる水平転送手段と、
    を備え
    上記アンプ手段は、その消費電流を決める為の電流源MOSトランジスタと、該電流源MOSトランジスタのドレイン端子電圧を抑える為に直列に接続したカスコードMOSトランジスタと、上記電流源MOSトランジスタのドレイン電圧を検出して、該ドレイン電圧を一定に保つように上記カスコードMOSトランジスタのゲート端子に対してフィードバックをかける補助アンプ部を有する構成とされるとともに、
    上記リミッタ手段は、ソース端子を上記アンプ手段の出力に、ドレイン端子を電源もしくはグランドに、ゲート端子を上記カスコードMOSトランジスタのゲート端子に接続したMOSトランジスタにより形成される
    ことを特徴とする固体撮像装置。
  2. 行方向及び列方向に撮像画素が配されて成る撮像画素手段と、上記撮像画素手段について、選択した行における各列の撮像画素からの画素信号を、各列に対して設けられている垂直信号線に出力させる垂直転送手段と、各列の上記垂直信号線に対して設けられ、各列の撮像画素からの画素信号がそれぞれ入力される複数のアンプ手段と、上記各アンプ手段に対応して複数設けられ、上記アンプ手段の出力電圧範囲を、上記アンプ手段での消費電流が一定に保たれる範囲に制限するように、上記アンプ手段の出力を制限するリミッタ手段と、上記各アンプ手段から出力される画素信号を水平信号線により転送させる水平転送手段とを備え、上記アンプ手段は、その消費電流を決める為の電流源MOSトランジスタと、該電流源MOSトランジスタのドレイン端子電圧を抑える為に直列に接続したカスコードMOSトランジスタと、上記電流源MOSトランジスタのドレイン電圧を検出して、該ドレイン電圧を一定に保つように上記カスコードMOSトランジスタのゲート端子に対してフィードバックをかける補助アンプ部を有する構成とされるとともに、上記リミッタ手段は、ソース端子を上記アンプ手段の出力に、ドレイン端子を電源もしくはグランドに、ゲート端子を上記カスコードMOSトランジスタのゲート端子に接続したMOSトランジスタにより形成される個体撮像装置における画素信号読出方法であって、
    行方向及び列方向に撮像画素が配されて成る撮像画素手段において選択した行における各列の撮像画素からの画素信号を、各列に対して設けられている垂直信号線に出力させるステップと、
    上記各列の垂直信号線に設けられたアンプ手段の出力電圧範囲を、上記アンプ手段での消費電流が一定に保たれる範囲に制限しながら、上記垂直信号線にあらわれる画素信号を上記アンプ手段から出力するステップと、
    上記アンプ手段から出力された画素信号を水平信号線により転送するステップと、
    を備えたことを特徴とする画素信号読出方法。
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