JP2011114731A - 固体撮像装置、その駆動方法、及び撮像装置 - Google Patents

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    • H04N25/75Circuitry for providing, modifying or processing image signals from the pixel array

Abstract

【課題】列増幅回路の出力電圧が安定するまでの時間を短縮する。
【解決手段】本発明に係る固体撮像装置100は、行列状に配置された複数の画素回路111と、複数の垂直信号線103と、複数のスイッチトランジスタ114と、スイッチトランジスタ114を介して垂直信号線103に接続される複数の列増幅部115とを備える。複数の画素回路111の各々は、信号電荷を蓄積するフォトダイオードPD1と、フローティングディフュージョンFD1と、フォトダイオードPD1とフローティングディフュージョンFD1との間に接続された転送トランジスタNM1と、増幅トランジスタNM3とを備える。また、固体撮像装置100は、さらに、フォトダイオードPD1からフローティングディフュージョンFD1に信号電荷を転送する転送期間においてスイッチトランジスタ114をオフする制御部110を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、固体撮像装置、その駆動方法及び撮像装置に関し、特に、列増幅回路を備える固体撮像装置に関する。
近年、CCD(Charge−Coupled−Device)センサに代わる固体撮像装置としてMOS(Metal−Oxide−Semiconductor)センサが主流になりつつある。
一般的なCCDセンサは、行列状に配置された画素に受光素子であるPD(フォトダイオード)とCCD転送路とを備える。PDは、入射光に応じて信号電荷を生成及び蓄積する。CCD転送路はこの信号電荷を、複数の高電圧からなる転送パルスに応じて垂直及び水平方向に転送する。この転送された電荷Qは、センサ出力端に設けられたFDA(フローティングディフュージョンアンプ)でQ−V(電荷−電圧)変換されたうえで出力される。
これに対し一般的なMOSセンサは、行列状に配置された画素が、受光素子であるPDと、電荷−電圧変換するFDAとをそれぞれ備える。これにより、MOSセンサは、入射光に応じてPDが生成及び蓄積した信号電荷を、画素毎にQ−V変換する。また、変換された信号は、単一電源で構成された出力回路を通って出力される。
ここで、近年、MOSセンサが主流になってきた理由は、CCDセンサでは複数の高電圧からなる転送パルスを用いて信号を読み出すのに対し、MOSセンサではこのように単一電源で信号を読み出すことができるためである。これにより、MOSセンサはCCDセンサに比べて、消費電力を抑えることができる。
また、MOSセンサは、CCDセンサのように特殊な製造プロセスを必要としない。これにより、MOSセンサは、アナログ回路とデジタル回路とを同一チップ内に配置できるので、映像信号の処理を1チップで容易に実現できる。
例えば、このようなMOSセンサとして特許文献1記載の技術が知られている。
図10は、特許文献1記載の固体撮像装置の構成を示すブロック図である。
図10に示す読み出し回路400は、各列に配置され、画素から垂直信号線(画素出力線430)に出力されるリセット電圧及び信号電圧を読み出し、それぞれ列増幅回路(列アンプ401)で増幅した電圧を、スイッチトランジスタ及び容量からなる列CDS(Correlated−Double−Sampling:相関2重サンプリング)回路に保持する。
読み出し回路400で保持された画素信号は、差動アンプ420を介して、出力される。
特開2008−42677号公報
しかしながら、特許文献1記載の固体撮像装置では、画素内の転送トランジスタの立ち上がり期間にゲート−FD(フローティングディフュージョン)間の寄生容量によりFDの電圧が一時的に上昇する。これにより、垂直信号線の電圧も上昇することにより、列増幅回路の出力電圧も変動する。よって、特許文献1記載の固体撮像装置は、列増幅回路の出力電圧が安定するまでに時間を要するという課題を有している。
そこで、本発明は、列増幅回路の出力電圧が安定するまでの時間を短縮できる固体撮像装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一形態に係る固体撮像装置は、固体撮像装置であって、行列状に配置され、入射光の強度に応じた信号電圧を出力する複数の画素回路と、列毎に1つ設けられ、対応する列に配置された複数の画素回路により前記信号電圧が出力される複数の垂直信号線と、列毎に1つ設けられ、対応する列に設けられた前記垂直信号線に接続される複数のスイッチ部と、列毎に1つ設けられ、対応する列に設けられた前記スイッチ部を介して前記垂直信号線に接続され、前記垂直信号線に出力された前記信号電圧を増幅する複数の列増幅部とを備え、前記複数の画素回路の各々は、入射光の強度に応じた信号電荷を蓄積する受光部と、フローティングディフュージョンと、前記受光部と前記フローティングディフュージョンとの間に接続された転送トランジスタと、前記フローティングディフュージョンの電圧に応じた前記信号電圧を前記垂直信号線に出力する増幅トランジスタとを備え、前記固体撮像装置は、さらに、前記受光部から前記フローティングディフュージョンに信号電荷を転送する転送期間において前記スイッチ部をオフする制御部を備える。
また、前記制御部は、前記転送期間より後の第1出力期間において、前記転送トランジスタをオフするとともに、前記スイッチ部をオンしてもよい。
また、前記制御部は、前記転送期間の直後の期間である第2出力期間において、前記転送トランジスタをオフするとともに、前記スイッチ部をオフし、前記第1出力期間は、前記第2出力期間の直後の期間であってもよい。
また、前記スイッチ部はMOSトランジスタであってもよい。
また、前記MOSトランジスタのゲートアスペクト比は、前記増幅トランジスタのゲートアスペクト比以下であってもよい。
また、前記固体撮像装置は、さらに、列毎に1つ設けられ、対応する列に設けられた前記垂直信号線に定電圧を供給する複数の電圧供給回路を備え、前記制御部は、前記転送期間において、前記電圧供給回路に前記垂直信号線へ前記定電圧を供給させてもよい。
また、前記電圧供給回路は、ソース端子及びドレイン端子の一方に前記定電圧が印加され、前記ソース端子及び前記ドレイン端子の他方が前記垂直信号線に接続されるMOSトランジスタを含んでもよい。
以上より、本発明は、列増幅回路の出力電圧が安定するまでの時間を短縮できる固体撮像装置を提供できる。
本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る画素回路及び列増幅部の構成を示す回路図である。 本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置の動作を示すタイミングチャートである。 本発明の第1の実施形態の比較例に係る固体撮像装置の動作を示すタイミングチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る画素回路及び列増幅部の構成を示す回路図である。 本発明の第2の実施形態に係る固体撮像装置の動作を示すタイミングチャートである。 本発明の第2の実施形態の比較例に係る固体撮像装置の動作を示すタイミングチャートである。 本発明の実施形態の変形例に係る固体撮像装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態に係る撮像装置の構成を示す図である。 従来技術の固体撮像装置を示す図である。
以下、本発明に係る固体撮像装置の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置は、垂直信号線と列増幅回路との間に接続されたスイッチ回路を備える。さらに、本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置は、受光部からフローティングディフュージョンに信号電荷を転送する転送期間において、このスイッチ回路をオフする。これにより、本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置は、転送期間に生じるフローティングディフュージョンの電圧変動に起因する垂直信号線の電圧変動を列増幅回路に伝達させない。これにより、本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置は、列増幅回路の出力電圧が、画素信号を増幅した電圧と逆方向に変化してしまうことを防止できる。よって、本発明の一形態に係る固体撮像装置は、列増幅回路の出力電圧が安定するまでの時間を短縮できる。
まず、本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置の全体構成を説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るMOS型の固体撮像装置100の構成を示すブロック図である。
図1に示す固体撮像装置100は、画素アレイ101と、垂直走査回路102と、複数の垂直信号線103と、スイッチ回路104と、列増幅回路105と、列CDS回路106と、水平走査回路107と、水平共通信号線108と、出力アンプ回路109と、制御部110と、複数の列電流源112とを備える。
画素アレイ101は、行列状に配置された複数の画素回路(画素セル)111を備える。各画素回路111は、入射光の強度に応じた信号電圧を出力する。また、各画素回路111は、リセット状態においてリセット電圧を出力する。
垂直走査回路102は、行単位で画素回路111を選択する。
各垂直信号線103は、画素回路111の列に対応して設けられる。また、垂直信号線103は、各列の画素回路111に共通に接続され、対応する列に配置された画素回路111により出力された信号電圧を列方向に伝達する。
スイッチ回路104は、複数のスイッチトランジスタ114を含む。各スイッチトランジスタ114は、例えばn型MOSトランジスタであり、各列に対応して設けられている。また、各スイッチトランジスタ114は、対応する列の垂直信号線103に接続されている。
列増幅回路105は、複数の列増幅部115を含む。各列増幅部115は、各列に対応して設けられている。また、各列増幅部115は、対応する列の垂直信号線103にスイッチトランジスタ114を介して接続されている。この列増幅部115は、対応する列に配置された複数の画素回路111により出力された信号電圧を反転増幅する。なお、列増幅部115は、信号電圧及びリセット電圧を非反転増幅してもよい。
列CDS回路106は、複数の列CDS部116を含む。各列CDS部116は、各列に対応して設けられている。また、各列CDS部116は、対応する列に配置された列増幅部115に接続されている。この列CDS部116は、列増幅部115により増幅された信号に相関二重サンプリング処理を行ったうえで保持する。具体的には、列CDS部116は、列増幅部115により増幅されたリセット電圧と信号電圧との差分に相当する電圧を出力信号として保持する。
水平走査回路107は、選択信号を用いて、複数の列CDS部116に保持される出力信号を水平共通信号線108に順次読み出す。
水平共通信号線108は、出力アンプ回路109に接続されている。
出力アンプ回路109は、水平共通信号線108に読み出された出力信号を増幅し、増幅した信号を固体撮像装置100の外部へ出力する。
各列電流源112は、各列に対応して設けられている。また、各列電流源112は、対応する列に配置された垂直信号線103に接続されている。
制御部110は、垂直走査回路102、スイッチ回路104、列増幅回路105、列CDS回路106及び水平走査回路107の動作を制御する。
次に、本実施形態に係る固体撮像装置100の詳細な構成を説明する。
なお、以下では、説明の簡略化のため、1列分の回路構成について説明する。
図2は、本実施形態に係る画素回路111、スイッチトランジスタ114、及び列増幅部115の詳細な構成を示す回路図である。
図2に示すように、画素回路111は、フォトダイオードPD1と、フローティングディフュージョンFD1と、転送トランジスタNM1と、リセットトランジスタNM2と、増幅トランジスタNM3とを備える。
フォトダイオードPD1は、入射光の強度に応じた信号電荷を生成し、生成した信号電荷を蓄積する受光部である。
フローティングディフュージョンFD1は、フォトダイオードPD1から転送された信号電荷を蓄積する。これにより、フローティングディフュージョンFD1は、信号電荷を電圧に変換する。
転送トランジスタNM1は、フォトダイオードPD1に蓄積された信号電荷をフローティングディフュージョンFD1に転送する。具体的には、転送トランジスタNM1は、フォトダイオードPD1とフローティングディフュージョンFD1との間に接続されている。また、転送トランジスタNM1のゲート端子は転送信号線TRに接続される。
リセットトランジスタNM2は、フローティングディフュージョンFD1の電圧を電源信号線VPIXの電圧にリセットする。具体的には、リセットトランジスタNM2は、フローティングディフュージョンFD1と電源信号線VPIXとの間に接続されている。また、リセットトランジスタNM2のゲート端子はリセット信号線RSに接続されている。
増幅トランジスタNM3は、フローティングディフュージョンFD1の電圧に応じた信号電圧又はリセット電圧を垂直信号線103に出力する。具体的には、増幅トランジスタNM3は、垂直信号線103と電源信号線VPIXとの間に接続されている。また、増幅トランジスタNM3のゲート端子はフローティングディフュージョンFD1に接続されている。
列電流源112は、電流源トランジスタNM4を含む。電流源トランジスタNM4は、垂直信号線103と接地電位線との間に接続される。また、電流源トランジスタNM4のゲート端子は制御信号線LGCELLに接続されている。
この電流源トランジスタNM4と、増幅トランジスタNM3と共にソースフォロア回路を形成する。このソースフォロア回路は、フォトダイオードPD1からフローティングディフュージョンFD1に転送された信号電荷に応じた信号電圧を垂直信号線103に出力する。
また、垂直信号線103には、スイッチトランジスタ114の一端が接続されている。また、スイッチトランジスタ114の他端には列増幅部115が接続されている。
列増幅部115は、スイッチトランジスタ114を介して入力された信号を増幅し、増幅した信号を出力端子AMPOUTに出力する。この列増幅部115は、入力容量Cin1と、帰還容量Cfb1と、ソース接地増幅トランジスタNM5と、電流源トランジスタPM1と、クランプトランジスタNM6とを含む。
入力容量Cin1は、一端がスイッチトランジスタ114の他端に接続されている。
帰還容量Cfb1は、一端が入力容量Cin1の他端に接続され、他端が出力端子AMPOUTに接続されている。
ソース接地増幅トランジスタNM5は、ゲート端子が入力容量Cin1の他端に接続されており、ソース端子が接地電位線に接続されており、ドレイン端子が出力端子AMPOUTに接続されている。
電流源トランジスタPM1は、ゲート端子が電圧線VLOADに接続されており、ソース端子が電源電圧線に接続されており、ドレイン端子が出力端子AMPOUTに接続されている。
クランプトランジスタNM6は、例えば、n型MOSトランジスタであり、入力容量Cin1の他端と出力端子AMPOUTとの間に接続されている。また、クランプトランジスタNM6は、ゲート端子が制御信号線CLに接続されている。
このように、本実施形態に係る固体撮像装置100は、垂直信号線103と列CDS部116との間に画素信号を増幅する列増幅部115を設ける。これにより、固体撮像装置100は、列CDS部116で用いているクランプトランジスタのVth(閾値電圧)ばらつき、及びゲート−ソース間寄生容量の列毎のばらつきに起因する、列毎のFPN(固定パターンノイズ)の発生を抑制できる。よって、固体撮像装置100は、FPNに起因する縦線状のノイズの発生を防ぐことができる。
また、本実施形態に係る固体撮像装置100は、列毎に列増幅部115を設けて画素信号を増幅することで、列CDS部116で発生するFPNに対し、信号成分を大きくすることができる。これにより、固体撮像装置100は、高S/Nを実現することができる。
なお、図1及び図2では、単位セル(画素回路111)が、受光部、転送トランジスタ、フローティングディフュージョン、リセットトランジスタ及び増幅トランジスタをそれぞれ1つ有する構造である、所謂一画素一セル構造を例に説明したが、単位セルは、複数の受光部及び転送トランジスタを含み、さらに、フローティングディフュージョン、リセットトランジスタ及び増幅トランジスタのいずれか、又は、全てを単位セル内で共有する構造である、所謂多画素一セル構造であってもよい。
また、固体撮像装置100の構成には、受光部が半導体基板の表面、すなわち、トランジスタのゲート電極及び配線と同じ面側に形成される構造を用いることができる。さらに、固体撮像装置100の構成には、受光部が半導体基板の裏面側(トランジスタのゲート電極及び配線が形成される面と逆の面)に形成される、いわゆる、裏面照射型イメージセンサ(裏面照射型固体撮像装置)の構造を用いてもよい。
次に、本実施形態に係る画素回路111と列増幅部115の動作を図3のタイミングチャートを用いて説明する。なお、図3に示すRS、TR、CL、SH、FD、SFOUT及びAMPOUTは、それぞれ、リセット信号線RS、転送信号線TR、制御信号線CL、制御信号線SH、フローティングディフュージョンFD1、垂直信号線103、及び出力端子AMPOUTの電圧を示す。また、リセット信号線RS及び転送信号線TRの電圧は、垂直走査回路102を介して、制御部110により制御される。また、制御信号線CL及び制御信号線SHの電圧は、制御部110により制御される。
まず、期間t1〜t2において、制御部110は、リセット信号線RSをハイレベルにすることにより、画素回路111内のフローティングディフュージョンFD1を電源信号線VPIXの電圧にリセットする。これにより、期間t1〜t4において、画素回路111は、リセット電圧を垂直信号線103に出力する。
また、時刻t1のタイミングで、制御部110は、制御信号線CLをハイレベルにすることにより、列増幅部115のクランプトランジスタNM6をオンする。これにより、列増幅部115をリセットする。また、時刻t3のタイミングで、制御部110は、制御信号線CLをローレベルにすることにより、クランプトランジスタNM6のリセットを解除する。
また、期間t1〜t4において、制御部110は、制御信号線SHをハイレベルにすることにより、スイッチトランジスタ114をオンする。これにより、リセットが解除された後の時刻t3〜t4の期間において、列増幅部のリセット電圧が出力端子AMPOUTに出力される。
その後、期間t4〜t5において、制御部110は、転送信号線TRをハイレベルにすることにより、転送トランジスタNM1をオンする。これにより、フォトダイオードPD1に蓄積された信号電荷がフローティングディフュージョンFD1に転送される。この時刻t4のタイミングで転送トランジスタNM1のゲート−FD間寄生容量により、フローティングディフュージョンFD1の電圧が上昇する。これにより、垂直信号線103の電圧が上昇する。この時刻t4において、制御部110は、制御信号線SHの電圧をローレベルにすることにより、スイッチトランジスタ114をオフする。これにより、制御部110は、垂直信号線103の電圧の変動が列増幅部115に伝達しないように制御する。
その後、時刻t5において、制御部110は、転送信号線TRをローレベルにすることにより、転送トランジスタNM1をオフする。これにより、入射光の強度に応じた信号電圧が垂直信号線103に出力される。
次に、時刻t6において、制御部110は、制御信号線SHの電圧をハイレベルにすることにより、スイッチトランジスタ114をオンする。これにより、列増幅部115は、垂直信号線103に出力されている信号電圧を反転増幅した出力電圧を出力端子AMPOUTに出力する。
ここで、比較のために、スイッチトランジスタ114がない場合のソースフォロア回路(垂直信号線103)と列増幅部115の動作を、図4のタイミングチャートを用いて説明する。
上述したように、期間t4〜t5において、転送トランジスタNM1のゲート−FD間寄生容量により、フローティングディフュージョンFD1の電圧が上昇する。これにより、垂直信号線103の電圧SFOUTも上昇してしまう。この電圧SFOUTの上昇は、列増幅部115に伝達する。これにより、出力端子AMPOUTの電圧が低下する。
このように、期間t4〜t5において、垂直信号線103の電圧変動が実際の画素信号と逆方向に変化してしまうため、出力端子AMPOUTの電圧も実際の画素信号と逆方向に変化してしまう。これにより、出力端子AMPOUTの電圧が実際の信号レベルに安定するまでに長い時間が必要となる。
一方、本実施形態のようにスイッチトランジスタ114を設け、期間t4〜t5の転送期間においてスイッチトランジスタ114をオフすることにより、この出力端子AMPOUTの電圧が実際の画素信号と逆方向に変化してしまうことを防止できる。
さらに、図4に示す例では、図3に示す例に比べ、時刻t5の直後において、垂直信号線103の電圧SFOUTが実際の信号レベルに安定するまでの時間が長い。これは、スイッチトランジスタ114がない場合には、列増幅部115の入力容量Cin1が垂直信号線103に接続されているため、垂直信号線103の負荷容量が大きいためである。このように、スイッチトランジスタ114がない場合、入力容量Cin1に充電した電荷を放電する時間が必要なため、電圧SFOUTが安定するまでに長い時間がかかる。
一方、スイッチトランジスタ114を設け、期間t5〜t6において、このスイッチトランジスタ114をオフすることにより、入力容量Cin1の影響を低減できる。
このように、本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置100は、垂直信号線103の電圧変動に起因する列増幅部115の応答速度の劣化を抑制できる。これにより、固体撮像装置100は、出力端子AMPOUTの電圧が安定するまでの時間を短縮できる。
以上より、本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置100は、信号転送期間に、垂直信号線103と列増幅部115との間に設けたスイッチトランジスタ114をオフする。これにより、固体撮像装置100は、垂直信号線103の電圧が安定するまでの時間を短縮するとともに、この垂直信号線103の電圧変動を後段の列増幅部115に伝達させないことが可能である。これらにより、固体撮像装置100は、出力端子AMPOUTの電圧が安定するまでの時間を短縮できる。これにより、固体撮像装置100は、縦線状のノイズを抑制することができる。
また、固体撮像装置100は、スイッチトランジスタ114により、画素ソースフォロア回路の出力抵抗を増加させることができる。これにより、固体撮像装置100は、画素ソースフォロア回路の周波数帯域を狭くすることができるので、ランダムノイズを低減することが可能である。また、このように、画素ソースフォロア回路の周波数帯域を狭くするためには、スイッチトランジスタ114のゲートアスペクト比(ゲート幅W/ゲート長L)が、増幅トランジスタNM3のゲートアスペクト比以下であることが好ましい。
なお、本実施形態における画素回路111は、行選択トランジスタを備えていないが、行選択トランジスタを備える場合でも、同様の効果を得ることができる。
また、本実施形態における列増幅部115は、複数の容量とソース接地増幅回路とで構成しているが、列増幅部115をソース接地増幅回路のみで構成した場合、又は複数の容量と差動増幅回路とで構成した場合でも、同様の効果を得ることができる。
(第2の実施形態)
本発明は、画素の特性改善のため、垂直信号線103を電源電圧へのプルアップする回路を備える回路構成に対しても有効である。本発明の第2の実施形態では、このようなプルアップ回路を備える固体撮像装置に本発明を適用した場合について説明する。
なお、以下では、上述した第1の実施形態との相違点を主に説明し、重複する説明は省略する。
図5は、本発明の第2の実施形態に係る画素回路111、スイッチトランジスタ114、及び列増幅部115の詳細な構成を示す回路図である。なお、図2と同様の要素には同一の符号を付している。
図5に示すように、本発明の第2の実施形態に係る固体撮像装置は、図2に示す構成に加え、さらに、電圧供給回路201を備える。
この電圧供給回路201は、列毎に設けられ、対応する列の垂直信号線103に接続される。また、電圧供給回路201は、対応する列の垂直信号線103に電源信号線VPIXの電圧を供給する。
この電圧供給回路201は、プルアップトランジスタPM12を含む。
プルアップトランジスタPM12は、電源信号線VPIXと、垂直信号線103との間に接続されている。また、プルアップトランジスタPM12のゲート端子には、制御信号線FDUPが接続されている。
以下、本発明の第2の実施形態に係る画素回路111及び列増幅部115の動作を図6のタイミングチャートを用いて説明する。なお、図6に示すFDUPは、制御信号線FDUPの電圧を示す。また、制御信号線FDUPの電圧は、制御部110により制御される。
図3に示す動作に加え、制御部110は、期間t4〜t5の転送期間において、制御信号線FDUPをローレベルにすることにより、プルアップトランジスタPM12をオンする。これにより、垂直信号線103の電圧が電源信号線VPIXの電圧にプルアップされる。
図7は、比較のための図であり、スイッチトランジスタ114がない場合の画素回路111と列増幅部115の動作を示すタイミングチャートである。
図6及び図7に示すように、上述した第1の実施形態と同様に、第2の実施形態に係る固体撮像装置は、垂直信号線103の電圧変動に起因する列増幅部115の応答速度の劣化を抑制することが可能である。
さらに、図4に示す例では、図3に示す例に比べ、時刻t5の直後において、垂直信号線103の電圧SFOUTが実際の信号レベルに安定するまでの時間が長い。これは、スイッチトランジスタ114がない場合には、列増幅部115の入力容量Cin1が垂直信号線103に接続されているため、垂直信号線103の負荷容量が大きいためである。このように、スイッチトランジスタ114がない場合、プルアップ動作において入力容量Cin1に充電した電荷を放電する時間が必要なため、電圧SFOUTが安定するまでに長い時間がかかる。
一方、スイッチトランジスタ114を設け、期間t5〜t6において、このスイッチトランジスタ114をオフすることにより、入力容量Cin1の影響を低減できる。
さらに、図4と図7とを比較した場合、図7ではプルアップ動作を行うことにより、期間t4〜t5における垂直信号線103の電圧変動がより大きくなる。これにより、出力端子AMPOUTの電圧変動も大きくなる。また、時刻t5以降において、プルアップ動作において入力容量Cin1に充電した電荷を放電する時間が必要なため、電圧SFOUTが安定するまでにより長い時間がかかる。
このような場合でも、本実施形態のようにスイッチトランジスタ114を設け、期間t4〜t5においてスイッチトランジスタ114をオフすることにより、出力端子AMPOUTの電圧が実際の画素信号と逆方向に変化してしまうことを防止できる。また、期間t5〜t6において、スイッチトランジスタ114をオフすることにより、入力容量Cin1の影響を低減できる。これらにより、固体撮像装置100は、出力端子AMPOUTの電圧が安定するまでの時間を短縮できる。
なお、本実施形態における画素回路111は、行選択トランジスタを備えていないが、行選択トランジスタを備える場合でも、同様の効果を得ることができる。
また、本実施形態における列増幅部115は、複数の容量とソース接地増幅回路とで構成されているが、列増幅部115をソース接地増幅回路のみで構成した場合、又は複数の容量と差動増幅回路とで構成した場合でも、同様の効果を得ることができる。
また、本実施形態における電圧供給回路201は、垂直信号線103を電源電圧へプルアップする構成となっているが、垂直信号線103をグランド(接地電位)又はバイアス電圧(任意の定電圧)にリセットする構成でも、同様の効果を得ることができる。
また、最近のMOSセンサでは、列CDS回路の代わりにカラムADC回路(アナログ−デジタル変換器)を内蔵するものもある。これは従来のアナログ出力の構成と比較して、AD変換の際に画素回路111及び列増幅部115で発生するFPNも除去することができるというメリットがある。また、カラムADC回路を備えるMOSセンサは、画素信号を読み出した直後に、読み出した画素信号をデジタル信号に変換できるため、列CDS回路及び出力アンプ回路などの出力回路で発生するノイズを抑制できる。また、カラムADC回路を備えるMOSセンサは、デジタル信号処理をチップ内で行うことができるというメリットがある。
本発明は、このようにカラムADCを内蔵しているチップに搭載しても、同様の効果を得ることができる。
図8は、本発明を、カラムADCを備える固体撮像装置に適用した固体撮像装置100Aの構成を示すブロック図である。なお、図1と同様の要素には、同一の符号を付している。
図8に示す固体撮像装置100Aは、図1に示す固体撮像装置100に対して、列CDS回路106と、水平走査回路107と、水平共通信号線108と、出力アンプ回路109との代わりに、カラムADC回路211と、デジタルメモリ213と、シフトレジスタ214とを備える。
カラムADC回路211は、列毎に設けられた複数のカラムADC212を備える。
カラムADC212は、対応する列に設けられた列増幅部115により増幅された信号をデジタル信号に変換する。
デジタルメモリ213は、複数のカラムADC212により変換されたデジタル信号を保持する。
シフトレジスタ214は、デジタルメモリ213に保持されるデジタル信号を水平方向に転送するとともに、固体撮像装置100Aの外部にシリアル出力する。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態では、上述した固体撮像装置100を備える撮像装置(カメラシステム)について説明する。
図9は、本発明の第3の実施形態に係る撮像装置120の構成を示す図である。
図9に示す撮像装置120は、外光を集光する光学部材(レンズ)121と、本発明の第1又は第2の実施形態に係るMOS型の固体撮像装置100と、固体撮像装置100内の回路の動作タイミングを制御するタイミング制御部123と、画像信号処理部124とを備えている。
固体撮像装置100は、光学部材121を通って入射した光を画像信号に変換して出力する。
画像信号処理部124は、固体撮像装置100から出力された画像信号を処理し、処理した画像信号を表示装置などの外部機器に出力する。
例えば、固体撮像装置100と画像信号処理部124とは同一半導体チップ上に形成されている。なお、固体撮像装置100と画像信号処理部124とは、互いに別々の半導体チップ上に形成されてもよい。
固体撮像装置100は、上述したように、入射した光を電圧信号に変換する画素アレイ101と、画素アレイ101から出力された信号を処理する信号処理部132と、信号処理部132から出力された信号を画像信号として出力する出力回路133とを備える。なお、信号処理部132は、上述したスイッチ回路104、列増幅回路105、及び列CDS回路106に相当する。また、出力回路133は、上述した出力アンプ回路109に相当する。
画像信号処理部124は、出力回路133からの画像信号を受ける相関二重サンプリング回路(CDS回路134)と、AGC(Auto Gain Control)135と、ADC(Analog Digital Converter)136と、DSP(Digital Signal Processor)137とを備える。
すなわち、本実施形態の撮像装置120は、応答速度の劣化を抑制することができる固体撮像装置100を備えることにより、高速な撮像装置を実現できる。
言い換えると、本発明は、列増幅回路の出力電圧が安定するまでの時間を短縮できる撮像装置を提供できる。また、撮像装置120は、信号転送期間に、前記垂直信号線に設けたスイッチトランジスタをオフすることで、垂直信号線の電圧が安定するまでの時間を短縮するとともに、この垂直信号線の電圧変動を後段の列増幅回路に伝達させないことが可能である。これにより、撮像装置120は、回路の応答速度の劣化を抑制することができ、縦線状のノイズを抑制することができる。
また、撮像装置120は、スイッチトランジスタにより、画素ソースフォロア回路の出力抵抗を増加させることができるため、画素ソースフォロア回路の周波数帯域を狭くすることができ、ランダムノイズを低減することが可能である。
(まとめ)
以上より、本発明の第1から第3の実施形態に係る固体撮像装置は、行列状に配置され、入射光の強度に応じた信号電圧を出力する複数の画素回路111と、列毎に1つ設けられ、対応する列に配置された複数の画素回路により信号電圧が出力される複数の垂直信号線103と、列毎に1つ設けられ、対応する列に設けられた垂直信号線に接続される複数のスイッチ部(スイッチトランジスタ114)と、列毎に1つ設けられ、対応する列に設けられたスイッチ部を介して垂直信号線に接続され、垂直信号線に出力された信号電圧を増幅する複数の列増幅部115とを備え、複数の画素回路の各々は、入射光の強度に応じた信号電荷を蓄積する受光部(PD1)と、フローティングディフュージョン(FD1)と、受光部とフローティングディフュージョンとの間に接続された転送トランジスタ(NM1)と、フローティングディフュージョンの電圧に応じた信号電圧を垂直信号線に出力する増幅トランジスタ(NM3)とを備え、固体撮像装置は、さらに、受光部からフローティングディフュージョンに信号電荷を転送する転送期間(t4〜t5)においてスイッチ部をオフする制御部110を備えている。
これにより、本発明の一形態に係る固体撮像装置は、転送期間に生じるフローティングディフュージョンの電圧変動に起因する垂直信号線の電圧変動を列増幅部に伝達させない。これにより、本発明の一形態に係る固体撮像装置は、列増幅部の出力電圧が、画素信号を増幅した電圧と逆方向に変化してしまうことを防止できる。よって、本発明の一形態に係る固体撮像装置は、列増幅部の出力電圧が安定するまでの時間を短縮できる。
さらに、制御部は、転送期間より後の第1出力期間(t6〜)において、転送トランジスタをオフするとともに、スイッチ部をオンする。これにより、本発明の一形態に係る固体撮像装置は、第1出力期間に列増幅部が信号電圧を増幅した出力電圧を安定して出力するまでの時間を短縮できる。
また、制御部は、転送期間の直後の期間である第2出力期間(t5〜t6)において、転送トランジスタをオフするとともに、スイッチ部をオフし、第1出力期間は、第2出力期間の直後の期間である。このように、本発明の一形態に係る固体撮像装置は、第2出力期間にスイッチ部をオフすることにより、第2出力期間における垂直信号線の負荷容量を低減できる。これにより、本発明の一形態に係る固体撮像装置は、垂直信号線の電圧が安定するまでの時間を短縮できるので、結果として、列増幅部の出力電圧が安定するまでの期間を短縮できる。
また、スイッチ部はMOSトランジスタであり、MOSトランジスタのゲートアスペクト比は、増幅トランジスタのゲートアスペクト比以下である。これにより、本発明の一形態に係る固体撮像装置は、画素ソースフォロア回路の出力抵抗を増加させることができる。よって、本発明の一形態に係る固体撮像装置は、画素ソースフォロア回路の周波数帯域を狭くすることができるので、ランダムノイズの発生を低減できる。
また、本発明の一形態に係る固体撮像装置は、さらに、列毎に1つ設けられ、対応する列に設けられた垂直信号線に定電圧を供給する複数の電圧供給回路201を備え、制御部は、転送期間において、電圧供給回路に垂直信号線へ定電圧を供給させる。これにより、本発明の一形態に係る固体撮像装置は、画素の特性改善のために、電圧供給回路(例えば、プルアップ回路)を備える場合においても、列増幅回路の出力電圧が安定するまでの時間を短縮できる。
また、電圧供給回路は、ソース端子及びドレイン端子の一方に定電圧が印加され、ソース端子及びドレイン端子の他方が垂直信号線に接続されるMOSトランジスタ(PM12)を含む。
なお、本発明は、このような固体撮像装置として実現できるだけでなく、固体撮像装置に含まれる特徴的な手段をステップとする固体撮像装置の駆動方法又は制御方法として実現したり、そのような特徴的なステップをコンピュータに実行させるプログラムとして実現したりすることもできる。
さらに、本発明は、このような固体撮像装置の機能の一部又は全てを実現する半導体集積回路(LSI)として実現したり、このような固体撮像装置を備える撮像装置(カメラ)として実現したり、このような固体撮像装置を含むカメラシステムとして実現したりできる。
また、上記第1〜第3の実施形態に係る固体撮像装置及び撮像装置に含まれる各処理部は典型的には集積回路であるLSIとして実現される。これらは個別に1チップ化されてもよいし、一部又はすべてを含むように1チップ化されてもよい。
また、集積回路化はLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後にプログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)、又はLSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用してもよい。
また、本発明の第1〜第3の実施形態に係る、固体撮像装置及び撮像装置の機能の一部又は全てを、CPU等のプロセッサがプログラムを実行することにより実現してもよい。
さらに、本発明は上記プログラムであってもよいし、上記プログラムが記録された記録媒体であってもよい。また、上記プログラムは、インターネット等の伝送媒体を介して流通させることができるのは言うまでもない。
また、上記第1〜第3の実施形態に係る、固体撮像装置、撮像装置及びこれらの変形例の機能のうち少なくとも一部を組み合わせてもよい。
また、上記で用いた数字は、すべて本発明を具体的に説明するために例示するものであり、本発明は例示された数字に制限されない。さらに、ハイ/ローにより表される論理レベル又はオン/オフにより表されるスイッチング状態は、本発明を具体的に説明するために例示するものであり、例示された論理レベル又はスイッチング状態の異なる組み合わせにより、同等な結果を得ることも可能である。さらに、上で示した回路の構成は本発明を具体的に説明するために例示するものであり、異なる構成の回路により同等の入出力関係を実現することも可能である。また、トランジスタ等のn型及びp型等は、本発明を具体的に説明するために例示するものであり、これらを反転させることで、同等の結果を得ることも可能である。また、構成要素間の接続関係は、本発明を具体的に説明するために例示するものであり、本発明の機能を実現する接続関係はこれに限定されない。
また、上記説明では、MOSトランジスタを用いた例を示したが、バイポーラトランジスタ等の他のトランジスタを用いてもよい。
更に、本発明の主旨を逸脱しない限り、本実施形態に対して当業者が思いつく範囲内の変更を施した各種変形例も本発明に含まれる。
本発明は、固体撮像装置に適用できる。また、本発明は、固体撮像装置を備えるデジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ及び携帯電話機器等に適用できる。
100、100A 固体撮像装置
101 画素アレイ
102 垂直走査回路
103 垂直信号線
104 スイッチ回路
105 列増幅回路
106 列CDS回路
107 水平走査回路
108 水平共通信号線
109 出力アンプ回路
110 制御部
111 画素回路
112 列電流源
114 スイッチトランジスタ
115 列増幅部
116 列CDS部
120 撮像装置
121 光学部材
123 タイミング制御部
124 画像信号処理部
132 信号処理部
133 出力回路
134 CDS回路
135 AGC
136 ADC
137 DSP
201 電圧供給回路
211 カラムADC回路
212 カラムADC
213 デジタルメモリ
214 シフトレジスタ
400 読み出し回路
401 列アンプ
420 差動アンプ
430 画素出力線
AMPOUT 出力端子
Cfb1 帰還容量
Cin1 入力容量
CL、FDUP、LGCELL、SH 制御信号線
FD1 フローティングディフュージョン
NM1 転送トランジスタ
NM2 リセットトランジスタ
NM3 増幅トランジスタ
NM4、PM1 電流源トランジスタ
NM5 ソース接地増幅トランジスタ
NM6 クランプトランジスタ
PD1 フォトダイオード
PM12 プルアップトランジスタ
RS リセット信号線
SFOUT 電圧
TR 転送信号線
VLOAD 電圧線
VPIX 電源信号線

Claims (9)

  1. 固体撮像装置であって、
    行列状に配置され、入射光の強度に応じた信号電圧を出力する複数の画素回路と、
    列毎に1つ設けられ、対応する列に配置された複数の画素回路により前記信号電圧が出力される複数の垂直信号線と、
    列毎に1つ設けられ、対応する列に設けられた前記垂直信号線に接続される複数のスイッチ部と、
    列毎に1つ設けられ、対応する列に設けられた前記スイッチ部を介して前記垂直信号線に接続され、前記垂直信号線に出力された前記信号電圧を増幅する複数の列増幅部とを備え、
    前記複数の画素回路の各々は、
    入射光の強度に応じた信号電荷を蓄積する受光部と、
    フローティングディフュージョンと、
    前記受光部と前記フローティングディフュージョンとの間に接続された転送トランジスタと、
    前記フローティングディフュージョンの電圧に応じた前記信号電圧を前記垂直信号線に出力する増幅トランジスタとを備え、
    前記固体撮像装置は、さらに、
    前記受光部から前記フローティングディフュージョンに信号電荷を転送する転送期間において前記スイッチ部をオフする制御部を備える
    固体撮像装置。
  2. 前記制御部は、前記転送期間より後の第1出力期間において、前記転送トランジスタをオフするとともに、前記スイッチ部をオンする
    請求項1記載の固体撮像装置。
  3. 前記制御部は、前記転送期間の直後の期間である第2出力期間において、前記転送トランジスタをオフするとともに、前記スイッチ部をオフし、
    前記第1出力期間は、前記第2出力期間の直後の期間である
    請求項2記載の固体撮像装置。
  4. 前記スイッチ部はMOSトランジスタである
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  5. 前記MOSトランジスタのゲートアスペクト比は、前記増幅トランジスタのゲートアスペクト比以下である
    請求項4記載の固体撮像装置。
  6. 前記固体撮像装置は、さらに、
    列毎に1つ設けられ、対応する列に設けられた前記垂直信号線に定電圧を供給する複数の電圧供給回路を備え、
    前記制御部は、前記転送期間において、前記電圧供給回路に前記垂直信号線へ前記定電圧を供給させる
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  7. 前記電圧供給回路は、ソース端子及びドレイン端子の一方に前記定電圧が印加され、前記ソース端子及び前記ドレイン端子の他方が前記垂直信号線に接続されるMOSトランジスタを含む
    請求項6記載の固体撮像装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の固体撮像装置を備える
    撮像装置。
  9. 行列状に配置され、入射光の強度に応じた信号電圧を出力する複数の画素回路と、
    列毎に1つ設けられ、対応する列に配置された複数の画素回路により前記信号電圧が出力される複数の垂直信号線と、
    列毎に1つ設けられ、対応する列に設けられた前記垂直信号線に接続される複数のスイッチ部と、
    列毎に1つ設けられ、対応する列に設けられた前記スイッチ部を介して前記垂直信号線に接続され、前記垂直信号線に出力された前記信号電圧を増幅する複数の列増幅部とを備える固体撮像装置の駆動方法であって、
    前記複数の画素回路の各々は、
    入射光の強度に応じた信号電荷を蓄積する受光部と、
    フローティングディフュージョンと、
    前記受光部と前記フローティングディフュージョンとの間に接続された転送トランジスタと、
    前記フローティングディフュージョンの電圧に応じた前記信号電圧を前記垂直信号線に出力する増幅トランジスタとを備え、
    前記固体撮像装置の駆動方法は、
    前記受光部から前記フローティングディフュージョンに信号電荷を転送する転送期間において前記スイッチ部をオフする
    固体撮像装置の駆動方法。
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