JP5006281B2 - 固体撮像装置、カメラ - Google Patents

固体撮像装置、カメラ Download PDF

Info

Publication number
JP5006281B2
JP5006281B2 JP2008191484A JP2008191484A JP5006281B2 JP 5006281 B2 JP5006281 B2 JP 5006281B2 JP 2008191484 A JP2008191484 A JP 2008191484A JP 2008191484 A JP2008191484 A JP 2008191484A JP 5006281 B2 JP5006281 B2 JP 5006281B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
solid
state imaging
imaging device
transistor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008191484A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010034616A (ja
Inventor
豊 阿部
雅史 村上
梨絵 龍崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2008191484A priority Critical patent/JP5006281B2/ja
Priority to US12/508,193 priority patent/US8400544B2/en
Publication of JP2010034616A publication Critical patent/JP2010034616A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5006281B2 publication Critical patent/JP5006281B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/60Noise processing, e.g. detecting, correcting, reducing or removing noise
    • H04N25/62Detection or reduction of noise due to excess charges produced by the exposure, e.g. smear, blooming, ghost image, crosstalk or leakage between pixels
    • H04N25/621Detection or reduction of noise due to excess charges produced by the exposure, e.g. smear, blooming, ghost image, crosstalk or leakage between pixels for the control of blooming
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/70SSIS architectures; Circuits associated therewith
    • H04N25/71Charge-coupled device [CCD] sensors; Charge-transfer registers specially adapted for CCD sensors
    • H04N25/75Circuitry for providing, modifying or processing image signals from the pixel array
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/70SSIS architectures; Circuits associated therewith
    • H04N25/76Addressed sensors, e.g. MOS or CMOS sensors
    • H04N25/78Readout circuits for addressed sensors, e.g. output amplifiers or A/D converters
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/70SSIS architectures; Circuits associated therewith
    • H04N25/76Addressed sensors, e.g. MOS or CMOS sensors

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)

Description

本発明は、固体撮像装置に関するものである。
近年、CCD型固体撮像装置に代わる固体撮像装置としてMOS型固体撮像装置が注目されている。これは、MOS型固体撮像装置がCMOSプロセスで製造できるため既存の設備を利用でき、安定供給が可能であることや、高速読み出しが可能なため、高速化・高解像度化できることなど、多くの利点を有しているためである。
しかし、MOS型固体撮像装置では、列増幅回路が画素の行方向に列数分だけ配置されるので、電源及び接地線はその全列増幅回路に対して共通インピーダンスを持つ。そのため、一つの列増幅回路の電流変化は、電源電位及び接地電位の変動となり、全ての列増幅回路に影響を与える。
従って、画素アレイの一部に高輝度の光が入射すると、光が入射した画素の信号を増幅する列増幅回路の電流が変化し、全ての列増幅回路が電流変化の影響を受ける。その結果、光照射のない画素の信号を増幅する列増幅回路においても、リセット期間と増幅期間との出力信号に差が生じてしまう。これは、出力画像において高輝度部分の左右に白帯または黒帯の画像不良が発生する(一般的に、この画像不良はストリーキングと呼ばれる)ことに繋がる。
この画像不良に対して、特許文献1では、列増幅回路の出力部にリミッタを設け、ソース接地増幅回路の電流源となっている電流源トランジスタを、画素の信号に依らず常に飽和領域で動作させることで、列増幅回路の電流量を一定に保ち、ストリーキングを抑制する技術が開示されている。
特開2005−252529号公報
しかしながら、ストリーキングは列増幅回路の電流源トランジスタがリニア領域で動作すること以外の原因でも発生するため、特許文献1に記載される技術を用いても抑制できないストリーキングが存在する。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、ストリーキングの発生を効果的に抑えることが可能な固体撮像装置及びカメラを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の固体撮像装置は、光信号を電気信号に変換し電圧信号として出力する行列状に配列された複数の画素を備える固体撮像装置であって、前記画素の列毎に設けられ、前記画素の電圧信号を垂直方向に伝達する垂直信号線と、前記垂直信号線毎に設けられ、前記垂直信号線に接続された電流源と、前記垂直信号線毎に設けられ、前記垂直信号線を介して伝達される前記電圧信号を増幅する列増幅回路と、複数の前記電流源に接地電位を供給する第1の接地線と、複数の前記列増幅回路に接地電位を供給する第2の接地線とを備え、前記第1の接地線と前記第2の接地線とは、前記画素の各列に対応した位置で接続されることを特徴とする。
これにより、MOS型固体撮像装置において、電流源に接地電位を供給する第1の接地線と、列増幅回路に接地電位を供給する第2の接地線とが共通とされる。従って、信号の読み出し経路における電流変動により電流源及び列増幅回路のいずれかの接地電位が低下した場合でも、両者の接地電位が共通に低下し、列増幅回路の出力変動が相殺される。その結果、信号の読み出し経路における電流変動に伴うストリーキングの発生を効果的に抑えることができる。
また、前記固体撮像装置は、さらに、前記列増幅回路毎に設けられ、前記列増幅回路から出力される増幅された電圧信号を一時的に保持する保持回路を備えてもよい。このとき、前記固体撮像装置は、さらに、前記保持回路毎に設けられ、前記保持回路に保持された電圧信号をデジタル信号に変換する列AD変換回路を備えることが好ましい。
これにより、列増幅回路以前の回路で行われる画素の信号を増幅する動作及びリセットする動作と、列増幅回路より後の回路で行われる列増幅回路の出力信号をAD変換する動作とを同時に行うことができる。また、列増幅回路の出力を画素列毎にAD変換してから読み出すことができる。従って、出力画像の高フレームレート化と高S/N化とを実現することができる。
本発明は、電流源の接地電位の供給線と列増幅回路の接地電位の供給線とを共通にすることで、どちらかの接地電位が低下した場合でも、両者の接地電位が共通に低下し、列増幅回路の出力変動が相殺されるため、出力画像におけるストリーキングを抑制できる。
(第1の実施形態)
以下に図面を参照しながら、本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置について説明する。
図1は、本実施形態に係る固体撮像装置の全体構成を概略的に示す図である。
図1に示すように、本実施形態の固体撮像装置は、光信号を電気信号に変換し電圧信号として出力する行列状に配列された複数の画素100と、画素100の列(画素列)毎に設けられ、画素100の電圧信号を垂直方向に伝達する垂直信号線110と、垂直信号線110毎に設けられ、電圧信号を垂直信号線110に読み出すための垂直信号線110に接続された電流源120と、垂直信号線110毎に設けられ、垂直信号線110を介して伝達される電圧信号を増幅する列増幅回路130と、複数の画素100に電源電位を供給する画素用電源電位供給線111と、複数の画素100に接地電位を供給する画素用接地電位供給線112と、複数の電流源120に接地電位を供給する電流源用接地電位供給線122と、複数の列増幅回路130に電源電位を供給する列増幅回路用電源電位供給線123と、複数の列増幅回路130に接地電位を供給する列増幅回路用接地電位供給線124とを備えている。なお、電流源用接地電位供給線122は本発明の第1の接地線の一例であり、列増幅回路用接地電位供給線124は本発明の第2の接地線の一例である。
複数の画素100からなる画素アレイには、画素用電源電位供給線111及び画素用接地電位供給線112が接続される。同様に、複数の電流源120からなる電流源アレイには、電流源用接地電位供給線122が接続され、複数の列増幅回路130からなる列増幅回路アレイには、列増幅回路用電源電位供給線123及び列増幅回路用接地電位供給線124が接続される。一般的にレイアウトの制約上、各アレイの電源電位供給線及び接地電位供給線は複数の画素100、電流源120又は列増幅回路130で共通に接続される。
本実施形態の固体撮像装置は、さらに、列増幅回路130毎(垂直信号線110毎)に設けられ、列増幅回路130から出力される増幅された電圧信号を一時的に保持する保持回路140と、保持回路140毎(垂直信号線110毎)に設けられ、保持回路140に保持された電圧信号を画素列毎にデジタル信号に変換する列AD変換回路150とを備えている。
ここで、電流源用接地電位供給線122と列増幅回路用接地電位供給線124とは各画素列に対応した位置で接続されている。
図2は、本実施形態に係る固体撮像装置の構成を詳細に示す図である。具体的には、一つの画素100を構成する回路とこの画素100の信号を処理する回路との詳細を示す図である。
画素100は、フォトダイオード101と、転送トランジスタ102、リセットトランジスタ104及び増幅トランジスタ105の3つのトランジスタと、フローティング拡散層部103とから構成される。
フォトダイオード101は、入射光を光電変換し、得られた信号電荷を蓄積する。転送トランジスタ102は、フォトダイオード101とフローティング拡散層部103との間に設けられ、フォトダイオード101に蓄積された信号電荷を読み出し、フローティング拡散層部103に転送する。フローティング拡散層部103は、フォトダイオード101から転送された信号電荷を一時的に蓄積する。増幅トランジスタ105は、フローティング拡散層部103に蓄積された信号電荷を増幅する。増幅トランジスタ105は、フローティング拡散層部103の電位(増幅トランジスタ105のゲートノードNfdの電位)に応じた電圧信号を出力する。リセットトランジスタ104は、フローティング拡散層部103に蓄積された信号電荷をリセットし、フローティング拡散層部103の電位を初期化する。
なお、本実施形態に係る固体撮像装置は、電圧信号の読み出しが行われる画素100の行(画素行)を選択するための選択トランジスタを画素100内に備えていても良い。また、本実施形態に係る固体撮像装置は、転送トランジスタ102を持たず、フォトダイオード101に蓄積された信号電荷をそのまま増幅トランジスタ105で増幅し、リセットトランジスタ104でリセットする構成でも良い。
転送トランジスタ102のゲートには、転送トランジスタ102のオン/オフを制御する制御パルスTXが入力され、リセットトランジスタ104のゲートには、リセットトランジスタ104のオン/オフを制御する制御パルスRSが入力される。
増幅トランジスタ105のゲート電位(フローティング拡散層部103の電位)の電圧値Vfdは、画素100の増幅トランジスタ105と電流源120の定電流源トランジスタ121とで構成されるソースフォロア回路160で垂直信号線110に読み出される。定電流源トランジスタ121には、定電流源トランジスタ121のオン/オフを制御する制御パルスNb1が入力される。
列増幅回路130は、入力容量131及び帰還容量133の2つの容量と、定電流源トランジスタ134及び増幅トランジスタ135の2つのトランジスタと、1つのクランプスイッチ132とで構成される。定電流源トランジスタ134は電流源として動作し、列増幅回路130に一定の電流を流す。クランプスイッチ132にはクランプスイッチ132のオン/オフを制御する制御パルスCLが入力され、クランプスイッチ132がオンすると増幅トランジスタ135のゲートとドレインがショートして列増幅回路130がリセットされる。入力容量131と帰還容量133とは列増幅回路130の増幅率G(Gは正の値)を決定し、入力容量131と帰還容量133との容量比によって、列増幅回路130の増幅率Gは決定される。定電流源トランジスタ134には、定電流源トランジスタ134のオン/オフを制御する制御パルスNb2が入力される。
保持回路140は、サンプルホールドスイッチ141と保持容量142とで構成される。保持回路140は、列増幅回路130の出力を保持容量142に保持させ、列増幅回路130以前の回路動作と列増幅回路130より後の回路動作とを同時に行うことを可能とし、高速な画素100の信号読み出しを実現する。サンプルホールドスイッチ141には、サンプルホールドスイッチ141のオン/オフを制御する制御パルスSHが入力される。
列AD変換回路150は、差動比較回路170とカウンタ回路180とで構成され、画素100の信号を画素列毎にデジタル信号に変換して出力することで、高速な画素100の信号の読み出しと高S/Nを実現する。
差動比較回路170は、定電流源トランジスタ151とトランジスタ152、153、154及び155とから構成され、カウンタ回路180は、フリップフロップ156から構成される。定電流源トランジスタ151には、定電流源トランジスタ151のオン/オフを制御する制御パルスNb3が入力され、フリップフロップ156にはクロックNclkが入力される。
図3は、本実施形態に係る固体撮像装置に搭載された列AD変換回路150の動作(駆動方法)を示すタイミングチャートである。なお、図3において、横軸は時間、縦軸は電圧値を表す。
差動比較回路170は、トランジスタ152のゲートノードNrefの電圧値Vrefと、トランジスタ153のゲートの電圧値、つまり保持回路140の出力ノードNshの電圧値Vshとの大小を比較する。ゲートノードrefの電圧値Vrefが出力ノードNshの電圧値Vshに比べ大きい時、差動比較回路170の出力ノードNcmpの電圧値Vcmpは“HI電位”になり、ゲートノードrefの電圧値Vrefが出力ノードNshの電圧値Vshに比べ小さい時、出力ノードNcmpの電圧値Vcmpが“LO電位”になる。時間に応じて電圧値が大きくなるようにゲートノードNrefの電圧値Vrefを変化させると、ゲートノードNrefの電圧値Vrefは出力ノードNshの電圧値Vshと等しくなるまで出力ノードNcmpの電圧値Vcmpは“LO電位”となり、出力ノードNshの電圧値Vshと等しくなった後は“HI電位”となる。
カウンタ回路180は、一定の間隔で“HI電位”及び“LO電位”を繰り返すクロック信号Vclkと、差動比較回路170の出力ノードNcmpの電圧値Vcmpとによって制御され、出力ノードNcmpの電圧値Vcmpが“LO電位”で、かつクロック信号Vclkが“LO電位”から“HI電位”に切り替わる時に1ずつカウントアップする。
クロック信号Vclkが“HI電位”及び“LO電位”を繰り返している期間を比較期間と呼ぶ。比較期間に合わせて電圧値Vrefを変化させることで、電圧値Vrefと電圧値Vshとが等しくなるまでにクロック信号Vclkが“LO電位”から“HI電位”に切り替わった回数が、列増幅回路130から出力された電圧信号をデジタル変換した値としてカウンタ回路180から出力される。
なお、本実施形態では、固体撮像装置に搭載する列AD変換回路150として差動比較回路170とカウンタ回路180とを用いた構成の回路を例示し、またその駆動方法として図3を例示しているが、別の構成及び別の駆動方法で画素100の電圧信号がデジタル信号に変換されてもよい。
また、本実施形態の固体撮像装置では、画素100の転送トランジスタ102、リセットトランジスタ104及び増幅トランジスタ105は全てNMOSトランジスタで構成されるとしたが、これら全てのトランジスタがPMOSトランジスタで構成されてもよい。この場合、電源電位と接地電位とが入れ替えられるとともに、列増幅回路130の定電流源トランジスタ134及び増幅トランジスタ135についてもPMOSトランジスタからNMOSトランジスタに入れ替えられ、各トランジスタのゲートの制御信号電位も“HI電位”及び“LO電位”が入れ替えられる。
次に、本実施形態に係る固体撮像装置の動作(駆動方法)について説明する。
図4は、本実施形態に係る固体撮像装置の動作(駆動方法)を示すタイミングチャートである。なお、図4において、横軸は時間、横軸は電圧値を表す。
まず、画素100のリセットトランジスタ104の制御パルスRSが“HI電位”とされる。これにより、画素100のフローティング拡散層部103はリセットされ、増幅トランジスタ105のゲートノードNfdの電圧値Vfdはフローティング拡散層部103のリセット電圧値Vrfdとなる。フローティング拡散層部103の電位に応じた電圧信号はソースフォロア回路160によって読み出され、垂直信号線110の電圧値VsfはVrsfとなる。
次に、列増幅回路130のクランプスイッチ132の制御パルスCLが“HI電位”とされる。これにより、列増幅回路130はリセットされ、列増幅回路130の出力ノードNcaの電圧値Vcaは、列増幅回路130のリセット電圧値Vrcaとなる。なお、クランプスイッチ132をオンし、列増幅回路130をリセットしている期間をリセット期間と呼ぶ。
次に、制御パルスRS及びCLが順次“LO電位”とされ、サンプルホールドスイッチ141の制御パルスSHが“HI電位”とされる。これにより、保持回路140の出力ノードNshの電圧値VshはVrcaとなる。制御パルスSHが“LO電位”とされた後も、出力ノードの電圧値VshはVrcaに維持される。
次に、画素100の転送トランジスタ102の制御パルスTXが“HI電位”とされる。これにより、フォトダイオード101に蓄積された信号電荷がフローティング拡散層部103に読み出され、ゲートノードNfdの電圧値Vfdはフォトダイオード101に蓄積された電荷量に応じたΔVfdだけリセット電圧Vrfdから低下する。垂直信号線110の電圧値VsfもゲートノードNfdの電圧値Vfdと同様に、フォトダイオード101の電荷量に応じたΔVsfだけリセット電圧値Vrsfから低下する。
このとき、列増幅回路130は、増幅率が−Gの反転増幅回路なので、列増幅回路130の出力ノードNcaの電圧値Vcaはリセット電圧VrcaからG×ΔVsfだけ上昇し、Vrca+G×ΔVsfとなる。なお、クランプスイッチ132をオフし、列増幅回路130で増幅動作を行っている期間を増幅期間と呼ぶ。
次に、制御パルスSHは“HI電位”にされる。これにより、保持回路140の出力ノードNshの電圧値VshはVrcaからG×ΔVsf上昇した値(Vrca+G×ΔVsf)となる。制御パルスSHが“LO電位”とされた後も、出力ノードVshの電圧値VshはVrcaからG×ΔVsf上昇した値を維持する。制御パルスRS及びCLが“HI電位”とされると、画素100及び列増幅回路130は再びリセット状態となり、別の画素100からの信号の読み出しが行われることとなる。しかし、制御パルスSHを“LO電位”にしていれば、列増幅回路130の後段回路にて増幅期間の出力に対するAD変換動作と、別の画素100の信号読み出しのためのリセット動作とを並行して行うことができ、読み出しの高速化が実現できる。
次に、列AD変換回路150により、保持回路140の出力ノードNshの電圧値Vshがデジタル値に変換される。
このとき、出力ノードNshの電圧値VshがVrcaに維持されている間に、図3に示したAD変換動作を行うことでVrcaをデジタル変換した値を得ることが可能である。同様に、出力ノードNshの電圧値VshがVrcaからG×ΔVsf上昇した値に維持されている間に、図3に示したAD変換動作を行うことで、VrcaからG×ΔVsf上昇した値をデジタル変換した値を得ることが可能である。そして、上記AD変換動作で得られた2つのデジタル変換値を減算することで、列増幅回路130の出力ノードNcaの電圧値Vcaの変化分G×ΔVsfのデジタル変換値を得ることが可能である。
Vrfd、Vrsf及びVrcaは、画素100毎もしくは画素列毎にばらつくが、上記動作により得られる列増幅回路130の出力ノードNcaの電圧値の変化量G×ΔVsfでは、それらのばらつきの影響が除去される。また、列増幅回路130の増幅率も容量比によって決まる。従って、列増幅回路130の設計を容易にし、かつ画素列毎の信号ばらつきを除去することができる。列増幅回路130は、通常、1列あたり数μmの幅でレイアウトをする必要があるが、単純な構成である容量フィードバックを持つソース接地増幅回路は、比較的レイアウト面積を抑えることが可能である。
本実施形態の固体撮像装置では、列増幅回路130から出力される電圧信号は、列AD変換回路150にて画素列毎にデジタル信号に変換してから読み出されるため、読み出しの高速化が実現できる。
また、本実施形態の固体撮像装置では、列増幅回路130の狭帯域化によりノイズが低減され、さらにアナログ信号処理に起因するランダムノイズが低減されるため、高S/N化が実現できる。
なお、本実施形態に係る固体撮像装置の動作(駆動方法)では、制御パルスRS及びCLを“HI電位”にするのは必ずしも同時でなくても良く、また、制御パルスSHを“LO電位”にした後に制御パルスCLを“LO電位”にしても良い。
次に、本実施形態に係る固体撮像装置およびその駆動方法で、出力画像におけるストリーキング(画像不良)を抑制できる理由について説明する。
図5は、従来の固体撮像装置の構成を詳細に示す図である。具体的には、本実施形態の装置構成(図1及び図2の装置構成)の固体撮像装置に対し電流源120(ソースフォロア回路160)の接地ノードと列増幅回路130の接地ノードとを共通としていない固体撮像装置(比較装置)の構成を詳細に示す図である。
まず、本実施形態に係る固体撮像装置と図5の固体撮像装置とのストリーキング量を比較する。
図5の固体撮像装置の駆動方法における増幅期間において、制御パルスSHが“HI電位”にされると保持容量142の充電が始まるが、充電には列増幅回路130の電源電位供給線から供給される電流の一部が使われるため、列増幅回路130の接地電位供給線を流れる電流量が減少し、列増幅回路130の接地ノードNvss2の接地電位Vss2が低下する。この時の低下量をΔVss2とすると、画素100に光照射のないときの列増幅回路130の出力ノードNcaの電圧値Vsca1が(1)式のようになる。
Vsca1=Vrca−(1+G)×ΔVss2・・・(1)式
この場合、光照射がないにも関わらず、リセット期間と増幅期間とで列増幅回路130の出力ノードNcaの電圧値Vcaに差分が生じる。この差分を出力変動量と呼び、図5の装置の出力変動量Vstr1は(2)式のようになる。
Vstr1=−(1+G)×ΔVss2 ・・・(2)式
一方、本実施形態に係る固体撮像装置は、ΔVss2だけ列増幅回路130の接地電位が低下した場合、ソースフォロア回路160の接地電位も同様にΔVss2だけ低下するので、光照射のない画素100における出力ノードNcaの電圧値Vsca2は(3)式のようになる。
Vsca2=Vrca−(1+G−G×α)×ΔVss2・・・(3)式
また、出力変動量Vstr2は(4)式のようになる。
Vstr2=−(1+G−G×α)×ΔVss2 ・・・(4)式
ここで、
Figure 0005006281
で、
Figure 0005006281
(μ1は増幅トランジスタ105のキャリア移動度、Cox1は増幅トランジスタ105の単位面積あたりのゲート容量、W1は増幅トランジスタ105のゲート幅、L1は増幅トランジスタ105のゲート長)であり、
Figure 0005006281
(μ2は定電流源トランジスタ121のキャリア移動度、Cox2は定電流源トランジスタ121の単位面積あたりのゲート容量、W2は定電流源トランジスタ121のゲート幅、L2は定電流源トランジスタ121のゲート長)である。β1及びβ2は一般的にトランスコンダクタンス係数と呼ぶ。
μ1=μ2及びCox1=Cox2であればαは増幅トランジスタ105及び定電流源トランジスタ121のゲートサイズのみで決まり、(5)式のようになる。
Figure 0005006281
すなわち、(2)式と(4)式とを比較すると、ソースフォロア回路160の接地ノードと列増幅回路130の接地ノードとを共通にしない場合(図5の固体撮像装置の場合)、列増幅回路130の接地電位のみが低下するため出力変動量は負となり、出力画像において、高輝度部分の左右に黒帯が生じてしまう“黒ストリーキング”が発生する。しかし、本実施形態に係る固体撮像装置では、ソースフォロア回路160の接地ノードと列増幅回路130の接地ノードとが共通にされる。従って、列増幅回路130の接地電位の低下に伴いソースフォロア回路160の接地電位も低下するため、出力変動を正にする作用が働き、“黒ストリーキング”が防止される。
また、出力変動を正にする作用が強いと出力変動量が正となり、出力画像において、高輝度部分の左右に白帯が生じてしまう“白ストリーキング”が発生することが考えられるが、αが2よりも大きい場合は、増幅率Gによらず出力変動量は(6)式のようになり、ストリーキングの絶対量が抑制されることになる。
|Vstr2|<|Vstr1|・・・(6)式
また、(5)式と(6)式より(7)式が得られる。
Figure 0005006281
従って、本実施形態に係る固体撮像装置は、定電流源トランジスタ121のゲートサイズのアスペクト比、つまり定電流源トランジスタ121のゲート幅を定電流源トランジスタ121のゲート長で除した値(ゲート幅/ゲート長)が増幅トランジスタ105のゲートサイズのアスペクト比、つまり増幅トランジスタ105のゲート幅を増幅トランジスタ105のゲート長で除した値(ゲート幅/ゲート長)の4倍以下になるよう設計すればストリーキングを抑制することが可能な構成となっている。
なお、本実施形態に係る固体撮像装置は、仮にμ1=μ2及びCox1=Cox2でない場合でも、
Figure 0005006281
となる、すなわち電流源トランジスタ121のトランスコンダクタンス係数β2が増幅トランジスタ105のトランスコンダクタンス係数β1の4倍以下となるようにすれば(6)式を満たし、ストリーキングが抑制できる。設計者にとってμ1、μ2、Cox1及びCox2の情報を手に入れることは非常に容易であるので、(6)式を満たし、ストリーキングを抑制することができる構成であることに変わりはない。
以上のように本実施形態に係る固体撮像装置は、各画素列に設けられた保持回路140と、保持回路140の後段に設けられた列AD変換回路150とを有する。そして、列増幅回路130以前の回路で行われる画素100の信号を増幅する動作及びリセットする動作と、列増幅回路130より後の回路で行われる列増幅回路130の出力信号をAD変換する動作とが同時に行われる。従って、前述した出力画像におけるストリーキングを抑制するとともに、列増幅回路130以前の動作と、列増幅回路130の出力信号をAD変換する動作とを同時に行うことで高フレームレート化が実現される。さらに、列増幅回路130の出力を画素列毎にAD変換してから読み出すことで更なる出力画像の高フレームレート化と高S/N化とが実現される。MOS固体撮像装置で高画質及び高フレームレートという特性を優先させる場合、本実施形態の固体撮像装置を用いることで、大きな効果を得ることができる。
(変形例)
ここで、本実施形態の固体撮像装置の変形例について説明する。図6は、本変形例に係る固体撮像装置の全体構成を概略的に示す図である。
図6に示すように、本変形例の固体撮像装置は、複数の画素100、垂直信号線110、電流源120及び列増幅回路130と、画素用電源電位供給線111と、画素用接地電位供給線112と、電流源用接地電位供給線122と、列増幅回路用電源電位供給線123と、列増幅回路用接地電位供給線124とを備えている。
本変形例の固体撮像装置は、さらに、複数の保持回路140と、全ての保持回路140に共通に設けられ、保持回路140に保持された信号を順次読み出す水平読み出し回路210と、水平読み出し回路210の後段に設けられ、読み出された保持回路140の信号をデジタル信号に変換するAD変換回路260とを備えている。
ここで、電流源用接地電位供給線122と列増幅回路用接地電位供給線124とは各画素列に対応した位置で接続されている。
図7は、本変形例に係る固体撮像装置に搭載される水平読み出し回路210の回路構成を詳細に示す図である。
水平読み出し回路210は、画素列毎に設けられ、保持回路140と水平読み出し回路210とを接続する入力線221と、入力線221毎に設けられ、入力線221の選択を行う水平読み出しスイッチ211と、水平読み出しスイッチ211毎に設けられ、水平読み出しスイッチ211の制御を行うシフトレジスタ回路250と、水平読み出しスイッチ211全てに共通に接続され、後段の回路に保持回路140の信号を出力する水平読み出し線240とで構成される。
本変形例に係る固体撮像装置において、水平読み出しスイッチ211は、シフトレジスタ回路250で制御され、水平読み出し線240には、オンしている水平読み出しスイッチ211に接続された入力線221の信号のみが出力される。従って、本変形例に係る固体撮像装置においては、各保持回路140の信号が順次水平読み出し線240に出力され、AD変換回路260にてデジタル変換される。
以上のように本変形例の固体撮像装置では、各保持回路140に保持される信号はアナログ信号のまま読み出され、同一のAD変換回路260にて全ての信号がデジタル信号に変換される。従って、前述した出力画像におけるストリーキングを抑制するとともに、列増幅回路130以前の動作と、列増幅回路130の出力信号の読み出し動作とを同時に行うことで高フレームレート化が実現され、さらに単一のAD変換回路260を使用することで、AD変換の高精度化、電流削減による低消費電力化や回路規模削減による低コスト化が実現される。MOS固体撮像装置で低消費電力、高フレームレート及び高輝度解像度という特性を優先させる場合、本変形例の固体撮像装置を用いることで、大きな効果を得ることができる。
また、本変形例の固体撮像装置では、AD変換回路260の構成に面積上の制約が少ない。従って、ΔΣ型AD変換回路や、逐次比較型AD変換回路等の使用によるBIT数拡大を含め、AD変換の高精度化が実現される。
なお、本変形例の固体撮像装置において、AD変換回路260を本変形例の固体撮像装置とは別のLSIに配置する構成にしても良い。
また、本変形例の固体撮像装置は、各保持回路に保持される信号を読み出す水平読み出し回路と、読み出された保持回路の信号をデジタル変換するAD変換回路とを複数持つ構成であってもよい。具体的に、本変形例の固体撮像装置は、図8に示すように、異なる保持回路140に接続された第1の水平読み出し回路310及び第2の水平読み出し回路320と、第1の水平読み出し回路310と接続された第1のAD変換回路330と、第2の水平読み出し回路320と接続された第2のAD変換回路340とを備える構成であってもよい。この構成の場合、出力画像の高フレームレート化という効果を得ることができる。
また、本変形例の固体撮像装置は、水平読み出し回路とAD変換回路との間に増幅回路を持つ構成であってもよい。具体的に、本変形例の固体撮像装置は、図9に示すように、水平読み出し回路210とAD変換回路260との間に設けられた増幅回路400を備える構成であってもよい。この構成の場合、出力画像の高S/N化という効果を得ることができる。
(第2の実施形態)
以下に図面を参照しながら、本発明の第2の実施形態に係る固体撮像装置について説明する。
図10は、本実施形態に係る固体撮像装置の全体構成を概略的に示す図である。
図10に示すように、本実施形態の固体撮像装置は、複数の画素100、垂直信号線110、電流源120及び列増幅回路130と、画素用電源電位供給線111と、画素用接地電位供給線112と、電流源用接地電位供給線122と、列増幅回路用電源電位供給線123と、列増幅回路用接地電位供給線124と、列増幅回路130毎(垂直信号線110毎)に設けられ、列増幅回路130と接続された低負荷回路500とを備えている。低負荷回路500は、例えば列増幅回路130からの信号のノイズ除去を行う回路であり、列増幅回路130の出力線に接続された他の容量に比べ容量値が小さい入力容量を有する。
ここで、電流源用接地電位供給線122と列増幅回路用接地電位供給線124とは各画素列に対応した位置で接続されている。
図11は、本実施形態に係る固体撮像装置の構成を詳細に示す図である。具体的には、一つの画素100を構成する回路とこの画素100の信号を処理する回路の詳細を示す図である。
本実施形態に係る固体撮像装置は、図1及び図2で示した第1の実施形態の固体撮像装置において、保持回路140及び列AD変換回路150を低負荷回路500に置き換えて構成されたものである。低負荷回路500は、列増幅回路130と接続された容量501から構成される。
次に、本実施形態に係る固体撮像装置の動作(駆動方法)について、出力画像におけるストリーキング(画像不良)を抑制できる理由と共に説明する。
図12は、従来の固体撮像装置の構成を詳細に示す図である。具体的には、本実施形態の装置構成(図10及び図11の装置構成)の固体撮像装置に対し電流源120(ソースフォロア回路160)の接地ノードと列増幅回路130の接地ノードとを共通としていない固体撮像装置(比較装置)の構成を詳細に示す図である。
まず、本実施形態に係る固体撮像装置と図12の固体撮像装置とのストリーキング量を比較する。
図12の固体撮像装置における容量501は、列増幅回路130の出力ノードNcaに接続される低負荷回路500の入力容量であり、容量501の容量値は帰還容量133の容量値よりも小さい。従って、容量501の充電による列増幅回路130の接地電位の低下はすぐに収まり、ΔVss2は0と見なすことができるため、列増幅回路130起因のストリーキングは発生しない。しかしながら、高輝度の光が画素100に入射した場合、垂直信号線110の電圧値Vsfが低下し、ソースフォロア回路160を流れる電流が減少するため、ソースフォロア回路160の接地電位が低下してしまう。ソースフォロア回路160の接地電位の低下量をΔVss1とすると、画素100に光照射のないときの列増幅回路130の出力ノードNcaの電圧値Vsca3が(8)式のようになり、出力変動量Vstr3は(9)式のようになる。
Vsca3=Vrca+G×α×ΔVss1・・・(8)式
Vstr3=G×α×ΔVss1・・・(9)式
これに対し、本実施形態の固体撮像装置は、ΔVss1だけソースフォロア回路160の接地電位が低下した場合、列増幅回路130の接地電位も同様にΔVss1だけ低下するので、画素100に光照射のないときの列増幅回路130の出力ノードNcaの電圧値Vsca4は(10)式となり、出力変動量Vstr4は(11)式となる。
Vsca4=Vrca−(1+G−G×α)×ΔVss1 ・・・(10)式
Vstr4=−(1+G−G×α)×ΔVss1 ・・・(11)式
ここで、(9)式と(11)式とを比較すると、ソースフォロア回路160の接地ノードと列増幅回路130の接地ノードとを共通にしない場合(図13の固体撮像装置の場合)、ソースフォロア回路160の接地電位のみが低下するため出力変動量は正となり、出力画像において、高輝度部分の左右に白帯が生じてしまう“白ストリーキング”が発生する。
しかし、本実施形態に係る固体撮像装置では、ソースフォロア回路160の接地ノードと列増幅回路130の接地ノードとが共通にされる。従って、列増幅回路130の接地電位の低下に伴い出力変動を負にする作用が働き、“白ストリーキング”が防止される。
また、出力変動を負にする作用が強いと出力変動量が負となり、出力画像において、高輝度部分の左右に黒帯が生じてしまう“黒ストリーキング” が発生することが考えられるが、αが1よりも大きい場合は、増幅率Gによらず出力変動量は(12)式のようになり、ストリーキングの絶対量が減少することになる。
|Vstr4|<|Vstr3|・・・(12)式
また、(5)式と(12)式より(13)式が得られる。
Figure 0005006281
従って、本実施形態に係る固体撮像装置は、定電流源トランジスタ121のゲートサイズのアスペクト比、つまり定電流源トランジスタ121のゲート幅を定電流源トランジスタ121のゲート長で除した値(ゲート幅/ゲート長)が増幅トランジスタ105のゲートサイズのアスペクト比、つまり増幅トランジスタ105のゲート幅を増幅トランジスタ105のゲート長で除した値(ゲート幅/ゲート長)よりも大きくなるよう設計すればストリーキングを抑制することが可能な構成となっている。
なお、本実施形態に係る固体撮像装置は、仮にμ1=μ2及びCox1=Cox2でない場合でも、設計者にとってμ1、μ2、Cox1及びCox2の情報を手に入れることは非常に容易であるので、(12)式を満たし、ストリーキングを抑制することができる構成であることに変わりはない。
(第3の実施形態)
以下に図面を参照しながら、本発明の第3の実施形態に係るカメラについて説明する。
図13は、本実施の形態に係るカメラのブロック図である。
このカメラは、レンズ600と、第1又は第2の実施形態の固体撮像装置601と、駆動回路602と、外部インターフェイス部604とからなる。
上記構成を有するカメラにおいて、外部に信号が出力されるまでの処理は以下のような順序に沿っておこなわれる。
(1)レンズ600を光が通過し、固体撮像装置601に入る。
(2)信号処理部603は、駆動回路602を通して固体撮像装置601を駆動し、固体撮像装置601からの出力信号を取り込む。
(3)信号処理部603で処理した信号を、外部インターフェイス部604を通して外部に出力する。
以上説明したように、本発明の実施形態に係る固体撮像装置では、電流源120に接地電位を供給する電流源用接地電位供給線122と、列増幅回路130に接地電位を供給する列増幅回路用接地電位供給線124とが各画素列で接続される。この構成により、同じ画素列における電流源120の接地電位、つまり画素100の増幅トランジスタ105と電流源120の定電流源トランジスタ121とで構成されるソースフォロア回路160の接地電位と、列増幅回路130の接地電位とは同じになる。ソースフォロア回路160においてリセット期間に比べ増幅期間の接地電位が低下すると、列増幅回路130の出力変動は正になり、列増幅回路130においてリセット期間に比べ増幅期間の接地電位が低下すると、列増幅回路130の出力変動は負になる。反対に、ソースフォロア回路160においてリセット期間に比べ増幅期間の接地電位が増加すると、列増幅回路130の出力変動は負になり、列増幅回路130においてリセット期間に比べ増幅期間の接地電位が増加すると、列増幅回路130の出力変動は正になる。従って、同じ画素列におけるソースフォロア回路160及び列増幅回路130の接地電位を共通にすることで、接地電位の変動による列増幅回路130の出力変動を相殺させ、出力画像におけるストリーキングの発生を抑制することが出来る。
以上、本発明の固体撮像装置について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。本発明の要旨を逸脱しない範囲内で当業者が思いつく各種変形を施したものも本発明の範囲内に含まれる。
例えば、上記実施形態では、画素の構成として選択トランジスタのない3トランジスタ構成(転送トランジスタ、リセットトランジスタ、及び増幅トランジスタからなる構成)を前提に説明を行った。しかし、選択トランジスタを持つ4トランジスタ構成(転送トランジスタ、リセットトランジスタ、増幅トランジスタ、及び選択トランジスタからなる構成)や、非破壊読み出しを可能とする転送トランジスタを持たない3トランジスタ構成の画素においても本発明が適用可能であることは言うまでもない。
また、上記実施形態において、隣接する複数画素の間でリセットトランジスタや増幅トランジスタを共有化し、実質的に1画素あたりのトランジスタ数を少なくすることで画素サイズが縮小されてもよい。
本発明は、固体撮像装置に利用でき、特にMOS型固体撮像装置等に利用することができる。
本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置の全体構成を概略的に示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置の構成を詳細に示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置の列AD変換回路の動作(駆動方法)を示すタイミングチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置の動作(駆動方法)を示すタイミングチャートである。 従来の固体撮像装置の構成を詳細に示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置の変形例の全体構成を概略的に示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置の変形例に搭載される水平読み出し回路の回路構成を詳細に示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置の別の変形例の全体構成を概略的に示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置の別の変形例の全体構成を概略的に示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る固体撮像装置の全体構成を概略的に示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る固体撮像装置の構成を詳細に示す図である。 従来の固体撮像装置の構成を詳細に示す図である。 本発明の第3の実施形態に係るカメラのブロック図である。
符号の説明
100 画素
101 フォトダイオード
102 転送トランジスタ
103 フローティング拡散層部
104 リセットトランジスタ
105、135 増幅トランジスタ
110 垂直信号線
111 画素用電源電位供給線
112 画素用接地電位供給線
120 電流源
121、134、151 定電流源トランジスタ
122 電流源用接地電位供給線
123 列増幅回路用電源電位供給線
124 列増幅回路用接地電位供給線
130 列増幅回路
131 入力容量
132 クランプスイッチ
133 帰還容量
140 保持回路
141 サンプルホールドスイッチ
142 保持容量
150 列AD変換回路
152、153、154、155 トランジスタ
156 フリップフロップ
160 ソースフォロア回路
170 差動比較回路
180 カウンタ回路
210 水平読み出し回路
211 水平読み出しスイッチ
221 入力線
240 水平読み出し線
250 シフトレジスタ回路
260 AD変換回路
310 第1の水平読み出し回路
320 第2の水平読み出し回路
330 第1のAD変換回路
340 第2のAD変換回路
400 増幅回路
500 低負荷回路
501 容量
600 レンズ
601 固体撮像装置
602 駆動回路
603 信号処理部
604 外部インターフェイス部
CL、RS、SH、TX、Nb1、Nb2、Nb3 制御パルス
Nca 列増幅回路の出力ノード
Nfd 増幅トランジスタのゲートノード
Nsh 保持回路の出力ノード
Nref トランジスタのゲートノード
Nvdd0 画素の電源ノード
Nvss0 画素の接地ノード
Nvss1 電流源の接地ノード
Nvdd2 列増幅回路の電源ノード
Nvss2 列増幅回路の接地ノード
Nvss3 保持回路の接地ノード
Nvdd5 差動比較回路の電源ノード
Nvss5 差動比較回路の接地ノード
Nvss6 低負荷回路の接地ノード
Vclk クロック信号

Claims (10)

  1. 光信号を電気信号に変換し電圧信号として出力する行列状に配列された複数の画素を備える固体撮像装置であって、
    前記画素の列毎に設けられ、前記画素の電圧信号を垂直方向に伝達する垂直信号線と、
    前記垂直信号線毎に設けられ、前記垂直信号線に接続された電流源と、
    前記垂直信号線毎に設けられ、前記垂直信号線を介して伝達される前記電圧信号を増幅する列増幅回路と、
    複数の前記電流源に接地電位を供給する第1の接地線と、
    複数の前記列増幅回路に接地電位を供給する第2の接地線とを備え、
    前記第1の接地線と前記第2の接地線とは、前記画素の各列に対応した位置で接続される
    固体撮像装置。
  2. 前記固体撮像装置は、さらに、前記列増幅回路毎に設けられ、前記列増幅回路から出力される増幅された電圧信号を一時的に保持する保持回路を備える
    請求項1に記載の固体撮像装置。
  3. 前記固体撮像装置は、さらに、前記保持回路毎に設けられ、前記保持回路に保持された電圧信号をデジタル信号に変換する列AD変換回路を備える
    請求項2に記載の固体撮像装置。
  4. 前記電流源は、前記垂直信号線と接続された電流源トランジスタを有し、
    前記画素は、
    光を信号電荷に変換して蓄積するフォトダイオードと、
    前記フォトダイオードの信号電荷を読み出す転送トランジスタと、
    フォトダイオードから転送された信号電荷を一時的に蓄積するフローティング拡散層部と、
    前記フローティング拡散層部の電位を初期化するリセットトランジスタと、
    前記フローティング拡散層部の電位に応じた電圧信号を出力する増幅トランジスタとを有し、
    前記電流源トランジスタのゲート幅を前記電流源トランジスタのゲート長で除した値は、前記増幅トランジスタのゲート幅を前記増幅トランジスタのゲート長で除した値の4倍以下である
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  5. 前記固体撮像装置は、さらに、前記列増幅回路毎に設けられ、前記列増幅回路と接続された低負荷回路を備える
    請求項1に記載の固体撮像装置。
  6. 前記低負荷回路は、前記列増幅回路の出力線に接続された他の容量に比べ容量値が小さい入力容量を有する
    請求項5に記載の固体撮像装置。
  7. 前記画素は、
    光を信号電荷に変換して蓄積するフォトダイオードと、
    前記フォトダイオードの信号電荷を読み出す転送トランジスタと、
    前記フォトダイオードから転送された信号電荷を一時的に蓄積するフローティング拡散層部と、
    前記フローティング拡散層部の電位を初期化するリセットトランジスタと、
    前記フローティング拡散層部の電位に応じた電圧信号を出力する増幅トランジスタとを有する
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  8. 前記電流源は、前記垂直信号線と接続された電流源トランジスタを有し、
    前記電流源トランジスタのトランスコンダクタンス係数は、前記増幅トランジスタのトランスコンダクタンス係数の4倍以下である
    請求項7に記載の固体撮像装置。
  9. 前記画素は、さらに、電圧信号の読み出しが行われる前記画素の行を選択する選択トランジスタを有する
    請求項4又は7に記載の固体撮像装置。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の固体撮像装置を備えるカメラ。
JP2008191484A 2008-07-24 2008-07-24 固体撮像装置、カメラ Active JP5006281B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008191484A JP5006281B2 (ja) 2008-07-24 2008-07-24 固体撮像装置、カメラ
US12/508,193 US8400544B2 (en) 2008-07-24 2009-07-23 Solid-state imaging device and camera

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008191484A JP5006281B2 (ja) 2008-07-24 2008-07-24 固体撮像装置、カメラ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010034616A JP2010034616A (ja) 2010-02-12
JP5006281B2 true JP5006281B2 (ja) 2012-08-22

Family

ID=41568297

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008191484A Active JP5006281B2 (ja) 2008-07-24 2008-07-24 固体撮像装置、カメラ

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8400544B2 (ja)
JP (1) JP5006281B2 (ja)

Families Citing this family (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009177749A (ja) * 2008-01-28 2009-08-06 Panasonic Corp 固体撮像装置
JP2010114550A (ja) * 2008-11-05 2010-05-20 Sony Corp 撮像素子、撮像素子の駆動方法およびカメラ
JP5250474B2 (ja) * 2009-04-28 2013-07-31 パナソニック株式会社 固体撮像装置
JP5506450B2 (ja) * 2010-02-24 2014-05-28 キヤノン株式会社 固体撮像装置及び固体撮像装置の駆動方法
JP2011227953A (ja) * 2010-04-16 2011-11-10 On Semiconductor Trading Ltd レーザ光検出回路
JP5606182B2 (ja) * 2010-06-30 2014-10-15 キヤノン株式会社 固体撮像装置
JP5656484B2 (ja) * 2010-07-07 2015-01-21 キヤノン株式会社 固体撮像装置および撮像システム
JP4917193B2 (ja) * 2010-07-08 2012-04-18 パナソニック株式会社 撮像装置
JP5530277B2 (ja) * 2010-07-09 2014-06-25 パナソニック株式会社 固体撮像装置およびその駆動方法
JP5470181B2 (ja) 2010-07-09 2014-04-16 パナソニック株式会社 固体撮像装置
US9451192B2 (en) * 2012-12-27 2016-09-20 Taiwan Semiconductor Manufacturing Company Limited Bias control via selective coupling of bias transistors to pixel of image sensor
JP6384795B2 (ja) * 2013-02-21 2018-09-05 パナソニックIpマネジメント株式会社 固体撮像装置
JP5886806B2 (ja) * 2013-09-17 2016-03-16 キヤノン株式会社 固体撮像装置
JP6351252B2 (ja) * 2013-12-18 2018-07-04 キヤノン株式会社 光電変換装置の駆動方法
CN106416230B (zh) * 2014-01-22 2019-09-10 松下知识产权经营株式会社 固体摄像装置以及摄像装置
JP6646824B2 (ja) * 2016-01-22 2020-02-14 パナソニックIpマネジメント株式会社 撮像装置
US10580809B2 (en) * 2016-12-07 2020-03-03 Stmicroelectronics (Grenoble 2) Sas Image sensor with improved settling time
JP2019057873A (ja) * 2017-09-22 2019-04-11 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 固体撮像素子及び電子機器
DE112018004410T5 (de) * 2017-10-03 2020-05-20 Sony Semiconductor Solutions Corporation Festkörper-bildsensor und elektronisches gerät
KR102473064B1 (ko) * 2018-04-30 2022-12-01 에스케이하이닉스 주식회사 램프 신호 발생 장치 및 그를 이용한 씨모스 이미지 센서
EP3706409B1 (en) 2019-03-07 2022-05-11 Melexis Technologies NV Pixel voltage regulator
JP7358079B2 (ja) * 2019-06-10 2023-10-10 キヤノン株式会社 撮像装置、撮像システムおよび半導体チップ
CN113395468A (zh) * 2020-03-11 2021-09-14 格科微电子(上海)有限公司 图像传感器信号的采样与放大方法
JPWO2021192576A1 (ja) * 2020-03-23 2021-09-30
CN114025112B (zh) * 2021-11-03 2023-09-05 成都微光集电科技有限公司 二级放大电路、比较电路、读出电路及图像传感器电路

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001332714A (ja) * 2000-05-22 2001-11-30 Canon Inc 固体撮像装置
KR100397663B1 (ko) * 2000-06-23 2003-09-13 (주) 픽셀플러스 데이터 입출력선이 리셋 모드의 전압으로 유지되는 씨모스 이미지 센서
JP3992504B2 (ja) * 2002-02-04 2007-10-17 富士通株式会社 Cmosイメージセンサ
CN1910910B (zh) * 2004-01-13 2010-09-08 松下电器产业株式会社 固体摄像器件及使用它的摄像机
JP4144535B2 (ja) * 2004-03-03 2008-09-03 ソニー株式会社 固体撮像装置、画素信号読出方法
JP2006094249A (ja) * 2004-09-27 2006-04-06 Olympus Corp 固体撮像装置
JP4818112B2 (ja) * 2005-05-11 2011-11-16 パナソニック株式会社 固体撮像装置、カメラ、自動車および監視装置
JP5190185B2 (ja) * 2006-07-05 2013-04-24 パナソニック株式会社 固体撮像装置および撮像装置
JP2008124395A (ja) * 2006-11-15 2008-05-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 固体撮像装置
JP2008160344A (ja) * 2006-12-22 2008-07-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 固体撮像装置、カメラシステム、および固体撮像装置の駆動方法
JP2008177191A (ja) * 2007-01-16 2008-07-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd 固体撮像装置およびそれを用いたカメラ
JP2007288777A (ja) * 2007-03-27 2007-11-01 Canon Inc 光電変換装置及びその製造方法並びにx線撮像装置
JP2009021379A (ja) * 2007-07-11 2009-01-29 Panasonic Corp 固体撮像装置およびそれを備えたカメラ、固体撮像装置の製造方法
JP2009038531A (ja) * 2007-07-31 2009-02-19 Panasonic Corp 固体撮像装置及びその駆動方法
US8085331B2 (en) * 2007-12-21 2011-12-27 Panasonic Corporation Solid-state imaging device, driving method thereof, and camera
JP2009159331A (ja) * 2007-12-26 2009-07-16 Panasonic Corp 固体撮像装置、その駆動方法およびカメラ

Also Published As

Publication number Publication date
US8400544B2 (en) 2013-03-19
JP2010034616A (ja) 2010-02-12
US20100020217A1 (en) 2010-01-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5006281B2 (ja) 固体撮像装置、カメラ
JP6541523B2 (ja) 撮像装置、撮像システム、および、撮像装置の制御方法
JP5868065B2 (ja) 撮像装置
JP5521745B2 (ja) 固体撮像素子およびその駆動方法、並びにカメラシステム
US7786921B2 (en) Data processing method, data processing apparatus, semiconductor device, and electronic apparatus
US7511275B2 (en) Semiconductor device, and control method and device for driving unit component of semiconductor device
JP6442711B2 (ja) 固体撮像装置及び撮像装置
WO2016013412A1 (ja) 固体撮像素子、撮像制御方法、信号処理方法、及び、電子機器
TWI631854B (zh) Conversion device, imaging device, electronic device, conversion method
JP2016201649A (ja) 撮像装置、撮像システム、および撮像装置の駆動方法
JP2008042239A (ja) 光電変換装置及びそれを用いた撮像システム
US7352399B2 (en) Solid-state imaging device driving method
JP6384795B2 (ja) 固体撮像装置
US11601610B2 (en) Image sensor
WO2015111398A1 (ja) 固体撮像装置
JP4673396B2 (ja) 撮像装置及び撮像システム
JP2017120967A (ja) 撮像装置、撮像システム、及び、撮像装置の制御方法
US9860468B2 (en) Solid-state image pickup device, and image pickup device which provides for enhanced image quality
JP2007166449A (ja) 固体撮像素子のcds回路
JP2016178408A (ja) 固体撮像装置及びその駆動方法、並びに撮像システム
WO2011105018A1 (ja) 固体撮像装置及びカメラシステム
JP2011091474A (ja) 固体撮像装置及び撮像機器
JP4655785B2 (ja) 固体撮像素子の駆動方法
WO2015111370A1 (ja) 固体撮像装置及び撮像装置
JP2007228507A (ja) 固体撮像素子

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110325

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120501

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120524

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150601

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5006281

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250