JP4073008B2 - 記録装置 - Google Patents

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    • B41J13/10Sheet holders, retainers, movable guides, or stationary guides
    • B41J13/14Aprons or guides for the printing section

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は記録手段によりシートに記録を行なう装置に関し、特にインクジェット記録手段からインク液滴を吐出して記録を行なうインクジェット記録装置の、記録領域およびその前後における装置の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
インクジェット記録装置では安定した記録を行なうために、記録媒体である記録シートにインクが付与された際に発生するしわや、波打ち形状(以下コックリングという)の影響を極力排除し、また元々湿気などの影響によりカールを発生している記録シートに対しても記録ヘッド側への浮きを防止して、記録シートの表面と記録ヘッドとの間隔を保つようにしなければならない。これは、記録シートの浮きが、記録ヘッドと接触してしまう程の高さになると、記録ヘッドに付着していたインク滴の転写や、記録シート自体に付与され未定着のインクが擦られることによる、記録シートの汚損につながると同時に、記録ヘッドのインク吐出口自体に目詰まりを生じさせるなどの不具合が発生してしまうためである。
【0003】
従来において、上述した課題を解決する技術が開示されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−071532号公報
【特許文献2】
特開2000−158644号公報
まず図12と図13を用いて特許文献1に関わる第1の従来例を説明する。
【0005】
インクジェット記録装置100は、記録ヘッド101の記録シート搬送方向上流にシート搬送手段である搬送ローラ102と、これに圧接され従動回転するピンチローラ103とを有し、シート搬送方向下流には排出ローラ104と、これに圧接され従動回転する排紙拍車105を有する。また、記録ヘッド101と対向する位置に記録シートSの裏面を案内するプラテン106を有し、プラテン106の上面には記録シートSのシート材幅方向に波打ちを形成するための複数のリブ107と凹部108が交互に形成されている。そして、プラテン106の記録シート搬送方向上流には各凹部108内に記録シートSを導くための突起109を有するシート材押え板110が設置されている。また、凹部108の記録シート搬送方向下流には、同様に記録シートSを各凹部108方向に押さえるための波打ち保持拍車112が設置されている。また、前述した排紙ローラ104と排紙拍車105はプラテン106の各リブ107のシート搬送方向下流に位置し、排紙ローラ104と排紙拍車105で形成されるニップの高さは、リブ107とほぼ同一高さに配置されている。
【0006】
以上のような構成において、記録シートSのプラテン106上での挙動を図12のD矢視図である図13を用いて説明する。
【0007】
シート材押え板110を通過した記録シートSは図13の実線S5で示されたような波打ち形状が付与される。この時、記録画像が高濃度の場合には、主な溶媒として水を用いた記録用インクが大量に打ち込まれた状態となり、記録シートSは膨潤する。ここで、記録シートSは記録領域直前で波打ち形状の頂点がリブ107とシート材押え板110の水平部111に押さえられているので、膨潤によっても動きがたい。逆に複数の凹部108では動きが規制されていないので、記録シートSの膨潤による延びは、主に凹部108で発生する。そして突起109によって予め下向きに変位されているため、コックリングは確実に下向きに発生し、記録後の記録シートSは図13の破線で示されるS6のようになる。そして、記録領域においてS6に示すようなコックリングが形成された記録シートSは、さらに搬送されると波打ち保持拍車112によりコックリングの状態が保持された状態で排紙ローラ104と排紙拍車105により搬送されるが、これら排紙ローラ対は複数のリブ107の下流に配置されているためコックリングの山部分に位置し、同じくコックリングの状態を保持する。
【0008】
また、雰囲気環境による記録シートSのカールであるが、記録シートSは記録領域上流で波打ち形状が付与されており、記録シートSの後端がシート材押え板110を通過した後も波打ち保持拍車112により波打ち形状が保持される。したがって、記録シートSのコシが強くなり、カールも矯正されるので記録ヘッド101側に浮くことが防止される。
【0009】
次に図14から図16を用いて特許文献2に関わる第2の従来例を説明する。なお、ここでは第1の従来例と同様の記述は重複説明を省略する。
【0010】
インクジェット記録装置200は、記録ヘッド201の記録シート搬送方向上流にシート搬送手段である搬送ローラ202と、これに圧接され従動回転するピンチローラ203を有し、シート搬送方向下流には排出ローラ204と、これに圧接され従動回転する排紙拍車205を有する。また、記録ヘッド201と対向する位置に記録シートSの裏面を案内するプラテン206を有し、プラテン206の上面には記録シートSのシート材幅方向に波打ちを形成するための複数のリブ207と、リブ207より高さの低い補助リブ208が複数設けられている。そして、プラテン206の記録シート搬送方向上流に位置する搬送ローラ202とピンチローラ203は図14のE−E断面図である図15に示すように、搬送ローラ202に対してピンチローラ203がプラテン206方向にオフセットされて配置され、かつそのニップ位置がリブ207の上方に位置するように構成されている。そのため、記録シートSはリブ207に対して斜め上方から押し当てられるように搬送され、図14のF矢視図である図16の実線S7に示すように、リブ207で山、リブ207の間で谷となるような波打ち形状が付与されることとなる。また、前述した排紙ローラ204と排紙拍車205はプラテン206の各リブ207のシート搬送方向下流に位置し、リブ207間の記録シート搬送方向下流には、同様に記録シートSをリブ207間、および排紙ローラ204間に押さえるための波打ち保持拍車209が設置されている。
【0011】
以上のような構成において、記録シートSのプラテン206上での挙動は、図16に示すように、記録ヘッド201による記録前には実線で示すS7のような波打ち形状となり、高濃度の記録画像が記録された場合には、破線で示すS8のように、リブ207および補助リブ208間で記録シートSの膨潤による延びが記録ヘッド201から遠ざかる方に発生する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来例に示す構成においては、第1の課題として、記録シートの先端部分が波打ち保持拍車に到達する前後で記録シートに付与されている波打ち形状の谷の深さが変化することが挙げられる。これは、記録ヘッドの上流でシート材押え板110や、ピンチローラ203の搬送ローラ202に対するオフセットによって形成される波打ち形状(山谷の深さ)は、当然記録シートの厚みや剛性の違いによって異なり、また1枚のシートの中でも繊維の密度などにより、場所によって異なる。ところが波打ち保持拍車(112、209)の高さは、確実にリブ107や207間に記録シートを押込むため、部品公差や取付け公差を考慮した上でリブ107や207よりも低い位置に配置されている。したがって多くの場合、記録シート先端が波打ち保持拍車に到達した後に、谷の深さが増すこととなる。またここで、波打ち保持拍車209は弾性移動可能なようにねじりコイルバネ210により回転可能に軸支され、記録シートの剛性によってある程度高さ方向に移動可能に構成されているが、元々記録シートに波打ち形状を付与するために設けられているので、完全にその影響を消しうるものではない。
【0013】
その結果、記録シートの先端部分が波打ち保持拍車に到達する前後で、記録ヘッドから記録シートの記録面までの距離が変化し、画像を形成するに当たって複数回の紙送りと同じく記録ヘッドの走査を繰り返すマルチパス記録などでは、インク液滴の着弾位置にズレが生じ、画像の色ズレや、がさ付き感が発生する場合があった。
【0014】
また第2の課題として、記録シートに高濃度の記録画像が記録された場合には従来例の説明にもあるように、記録シートの膨潤は予め記録シートに付与されていた波打ち形状の谷部分、すなわちプラテンの凹部108やリブ207および補助リブ208間で、記録ヘッドから遠ざかる方に発生し、記録ヘッドとの接触を防止している。ところがその分弊害もあり、コックリングの発生した部分は、記録シートの記録面が記録ヘッドから遠ざかるために、インク液滴の着弾ズレが大きくなる。またこれから記録される未記録領域においても、コックリングの発生した領域の大きな波打ちの影響により、谷部分が記録ヘッドから遠ざかり、同様にインク液滴の着弾ズレが大きくなっていた。
【0015】
またさらに第3の課題として記録シートの後端が搬送ローラ(102、202)を通過する前後で記録シートに付与されている波打ち形状の谷の深さが変化することが挙げられる。これは、記録シートの非記録面が幅方向全域に渡って、搬送ローラに下支えされている状態から、プラテンのリブ107や207部分のみ下支えされている状態になることにより発生する。すなわち、記録シートの後端が搬送ローラを通過する前の状態においては、プラテンのリブ107や207間に谷となる波打ち形状を付与しようとする際に、搬送ローラ部分では記録シートの全幅を下支えされているため、その抗力として影響している。ところが、記録シートの後端が搬送ローラを通過した後はこの抗力が無くなるため、谷の深さが増すことになる。その結果、インク液滴の着弾位置にズレが生じ、画像の色ズレやがさ付き感が発生する場合があった。
【0016】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的はコックリングやカールの影響により記録ヘッドと記録シートとが接触することを防止しながら、記録シートの先端から後端までの全域において、記録ヘッドと記録シートの記録面との距離(以下、ヘッド−シート間距離という)を変動すること無く保つ記録装置の提供にある。また、本発明の他の目的は、高濃度の記録画像が記録された場合に発生するコックリングを記録ヘッドから遠ざける方向に発生するのではなく、記録ヘッド側へと成長させ、かつコックリングの山と谷の高さの差(以下P−Pという(peak to peakの略))を低くすることにより、記録ヘッドとの接触を防止しつつ、インク液滴の着弾ズレの悪化を極力排除することにある。
【0022】
上記目的を達成するために、本発明の記録装置は、記録シートを搬送する搬送手段と、前記記録シートに記録を行う記録ヘッドと対向する位置に配置され、前記記録シートの搬送方向に延び、高さが最も高い突起からなる複数の第1の突起、および前記各第1の突起より高さの低い突起からなる複数の第2の突起を含む、少なくとも2種類以上の異なる高さの突起群を有するプラテンとを具備した記録装置において、
前記記録ヘッドの搬送方向下流で、前記各第2の突起の少なくとも1種類に圧接して配置されている回転可能な回転体を有することを特徴とする。
【0023】
なおここで、記録ヘッドの搬送方向下流で、各第1の突起に対向する位置に圧接して配置されている回転可能な回転体を有するものであってもよい。
【0024】
また、各第1の突起と、各第2の突起のうち回転体が圧接された突起との段差が、少なくとも0.5mm以下とするのが好ましく、この値は搬送方向上流で付与された波打ち形状が、記録領域にてそのP−Pがいくつに保たれているかによって決めるのが良い。
【0025】
さらに、記録ヘッドと対向する位置に配置されたプラテンに、記録シートの搬送方向に延びて設けられた、複数の凹部、複数の凸部、高さが最も高い突起からなる複数の第1の突起、および各第1の突起より高さの低い突起からなる複数の第2の突起のうち回転体の圧接される箇所が、プラテンに回転可能に支持されたコロ部材で形成されており、該コロ部材の外周上部は、その搬送方向上流と略同一高さを有するものであってもよい。
【0026】
上記の第2の発明によれば、前述の従来例における波打ち保持拍車に相当する回転体が、プラテンの複数の第2の突起の少なくとも1種類に回転可能に圧接され配置されているので、確実に回転体の高さが決まり、かつ記録シートの波打ち形状の谷の深さもこの第2の突起によって決定されるために、記録シートの先端から後端までの全域において、ヘッド−シート間距離を安定して保つことが可能となる。
【0036】
また、プラテンが、記録シートの搬送方向に延びる複数の凹部および凸部を有しており、記録ヘッドの搬送方向上流に、記録シートに対して凸部で山となり、凹部で谷となる波打ち形状を付与する波打ち形状付与手段を有するものであってもよい。
【0037】
本発明の記録装置は、記録シートを搬送する搬送手段と、記録シートに記録を行う記録ヘッドと対向する位置に配置され、記録シートの搬送方向に延びる複数の凹部および凸部が形成されたプラテンとを具備した記録装置において、
記録ヘッドの搬送方向下流で、かつ各凹部に対向する位置に圧接して配置されている回転可能な回転体を有し、
プラテンが、記録ヘッドの搬送方向上流に、記録シートに対して凸部で山となり、凹部で谷となる波打ち形状を付与する波打ち形状付与手段を有し、
波打ち形状付与手段が、記録ヘッドの搬送方向上流に位置する搬送ローラ対と凸部および凹部とを有し、搬送ローラ対のニップ位置が、凸部よりも上方に位置し、かつ搬送ローラ対のうち記録シートの非記録面に当接するローラに対して、もう一方の記録面に当接するローラが記録ヘッド側にオフセットして配置されていることにより、記録シートをプラテンに押し付ける構成であることを特徴とする。
【0039】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態に関わる記録装置について図面を用いて説明する。
【0040】
図1は本発明の記録装置のプラテン回りの一部を切り欠いた斜視図で、図2は図1におけるA−A断面図である。
【0041】
図1において記録ヘッド1はキャリッジ2に搭載されており、キャリッジ2は不図示のキャリッジモータによりタイミングベルト3を介して駆動されるもので、ガイドレール4とシャーシ5に設けられた支持レール6により支持されて、プラテン7上を往復走査するようになっている。
【0042】
一方、記録シートSは不図示の給送機構により、搬送ローラ8aとピンチローラ8bとからなる搬送ローラ対8のニップ位置まで搬送され、斜行等が矯正される。ここで、ピンチローラ8bはピンチローラホルダ8cを介してピンチローラバネ8dの付勢力を受け、搬送ローラ8aに付勢されている。これによりピンチローラ8bは搬送ローラ8aの回転に従動し、記録シートSを挟持搬送することができる。この時ピンチローラ8bは図2に示すように搬送ローラ8aに対して搬送方向下流側にオフセットした位置で付勢されており、搬送ローラ対8のニップ位置はプラテン7よりも上方に位置するため、記録シートSはプラテン7に対して斜め上方から押し当てられるようにして搬送されることとなる。
【0043】
プラテン7はその搬送面に、シート搬送方向に延びる複数の凸部9と凹部10が20〜40mm間隔で交互に配置されている。したがって記録シートSは搬送ローラ対8によってプラテン7に押し当てられると、凸部9にて山となり凹部10にて谷となる波打ち形状が付与される。ここで凸部9と凹部10の段差は0.5mm以下とするのが好ましく、この値は個々の記録装置の記録領域、詳しくは記録ヘッド1の記録範囲において、前述した波打ちの谷部の位置する高さ以下に設定するのが良い。
【0044】
また、記録領域下流の凹部10には、波打ち保持拍車11が配置され、ねじりコイルバネ12にその回転中心が回転可能に支持され、かつ凹部10に圧接されるように構成されている。これにより記録シートSの先端が波打ち保持拍車11に到達すると、その移動に伴って波打ち保持拍車11は回転しながら記録シートSの厚み分上方に移動し、記録シートSを波打ち保持拍車と凹部10間に導き入れることができる。ここで「拍車」とは外周に複数の鋭利な突起を設けた円盤状のもので、鋭利な突起により記録シートの記録面に微少な面積で当接するものであり、記録領域下流において記録シートS上に未定着のインクがある場合に、記録画像を乱さず記録シート搬送の補助をするものである。ここで、記録装置が定着性の良いインクを使用する場合においては、拍車に限らず、例えばモールド成形された単純な円盤状形状でも良い。
【0045】
また、凸部9の略下流には排紙ローラ13aと搬送拍車13bからなる排紙ローラ対13が設けられている。ここで排紙ローラ13aは排紙ローラ軸13cにゴムなどの弾性体で形成された排紙ローラ13aが圧入等により形成されている。搬送拍車13bはねじりコイルバネ12にその回転中心が回転可能に支持され、かつ排紙ローラ13aに付勢されている。これにより搬送拍車13bは排紙ローラ13aの回転に従動し、記録シートSを挟持搬送することができる。
【0046】
このような構成において、記録の終了した記録シートSは不図示の排紙トレイへと搬送され収納される。
【0047】
次に図3(a)〜図3(d)を用いて記録シートSの記録前および高濃度の記録画像が記録された際の挙動について説明する。なおこれらの図は図1におけるB矢視図を示しており、図3(a)は記録シートSの先端が波打ち保持拍車11に到達する前の状態を表し、図3(b)は記録シートSの先端が波打ち保持拍車11を通過した状態、図3(c)は記録シートSの先端が排紙ローラ対13を通過した状態、図3(d)は記録シートSの後端が搬送ローラ対8を通過した状態を表すものである。また、各図における記録シートSを表す実線S1は、記録ヘッド1による記録が行われる前の未記録状態の記録シート、もしくは低濃度の記録画像が記録され、記録シートの膨潤がほとんど発生していない状態を表し、破線S2は高濃度の記録画像が記録され、記録シートSが膨潤しコックリングが発生した状態を表している。
【0048】
まず図3の(a)〜(d)において実線S1で示される、記録が行われる前の未記録状態の記録シート、もしくは低濃度の記録画像が記録され、膨潤がほとんど発生していない状態の記録シートを説明する。
【0049】
最初に記録シートの先端が波打ち保持拍車11に到達する前の挙動を説明する。記録シートS1は、搬送ローラ対8によりプラテン7に押し当てられるようにして搬送されることにより、凸部9で山となり凹部10で谷となる波打ち形状が付与されている。ここで、凸部9と凹部10の段差は記録範囲において、前述した波打ちの谷部の高さ以下に設定されているので、谷部に位置する記録シートS1の非記録面は凹部10に接触している。また山部については搬送ローラ対8により凸部9に押し付けられているため、同様に非記録面が凸部9に接触している。(図3(a)の状態)
次に記録シートの先端が波打ち保持拍車11を通過した状態を説明する。元々、波打ち保持拍車11は凹部10に圧接された状態で配置されていたので、波打ち保持拍車11が記録シートS1の搬送に伴い、その厚み分だけ上昇するだけで、記録シートS1の姿勢やヘッド−シート間距離に変動はない。(図3(b)の状態)
次に記録シートの先端が排紙ローラ対13を通過した状態を説明する。(図3では排紙ローラ13aは図示していない。)ここでも、排紙ローラ対13は、凸部9の略下流に設けられており、そのニップの高さも凸部9と略同一高さに配置されているため、搬送拍車13bが記録シートS1の搬送に伴い、その厚み分だけ上昇するだけで、記録シートS1の姿勢やヘッド−シート間距離に変動はない(図3(c)の状態)。
【0050】
最後に記録シートの後端が搬送ローラ対8を通過した状態を説明する。ここでは、搬送ローラ対13によるプラテン7への押し当て力が無くなってしまうが、記録シートS1の山部は排紙ローラ対13によって保持され、谷部においては波打ち保持拍車11によって凹部10に押圧されているので記録シートS1の姿勢やヘッド−シート間距離に変動はない。また、本実施形態では、排紙ローラ対13に対して、波打ち保持拍車11を記録シート搬送方向上流に配置しているので、すでに排紙ローラ対13を通過した記録シート先端部分の自重により、排紙ローラ対13を基点として記録シートがお辞儀、すなわち、記録シートの先端が下方に垂れても、記録シートの後端が記録ヘッド1側に浮き上がることはない。(図3(d)の状態)
以上のように、本発明では記録ヘッド1による記録が行われる前の未記録状態の記録シート、もしくは低濃度の記録画像が記録され、記録シートの膨潤がほとんど発生していない状態においては、波打ち形状やヘッド−シート間距離が記録シートの先端から後端まで変化することが無いので、インク液滴の着弾ズレを防止することが可能となる。
【0051】
また、雰囲気環境による記録シートのカールであるが、記録領域上流で波打ち形状が付与されており、後端が搬送ローラ対13を通過した後も波打ち保持拍車11により波打ち形状が保持される。したがって、記録シートSのコシが強くなり、カールも矯正されるので記録ヘッド1側に浮くことが防止される。
【0052】
次に図3の(a)〜(d)において破線S2で示される、記録シートに高濃度の記録画像が記録されコックリングが発生した状態について説明する。
【0053】
最初に記録シートの先端が波打ち保持拍車11に到達する前の挙動を説明する。高濃度の記録画像が記録された場合には、予めプラテン7の凸部分で山、凹部分で谷となる波打ち形状が付与されているため、基本的には記録シートS2の膨潤を波打ちの振幅が大きくなることで吸収しようとする。ところが、谷部分はプラテン7の凹部10によって高さが決められているため、谷部の底面が広がるように記録シートS2の膨潤を吸収し、ここで吸収しきれなかった記録シートS2の膨潤が、波打ち形状の山部分に波及し、記録ヘッド1側に若干盛り上がるようにコックリングとして成長する(図3(a)の状態)。
【0054】
ここで、従来例では谷部分が下支えされていない構成であったため、記録シートS2の膨潤は、谷部分が下に下がることによって吸収されていた。そのため、山部分が記録ヘッド1側に盛り上がることがほとんど無かったが、その分P−Pが大きくなり、結果としてこれから記録される領域のヘッド−シート間距離も広がっていた。これに対して本実施形態では、谷部分の底面は広がるが、ヘッド−シート間距離が広がることが無く、山部分については若干記録ヘッド1側に盛り上がるが、記録シートS2の膨潤は谷部分でかなりの量が吸収されているので、記録ヘッド1と接触するほどではない。
【0055】
次に記録シートの先端が波打ち保持拍車11を通過した状態を説明する。元々、波打ち保持拍車11は凹部10に圧接された状態で配置されていたので、ここでは波打ち保持拍車11が記録シートS2の搬送に伴い、その厚み分だけ上昇するだけで、記録シートS2の状態は図3(a)に示した状態と変わらない(図3(b)の状態)。
【0056】
次に記録シートの先端が排紙ローラ対13を到達した状態を説明する。ここでは排紙ローラ対13のニップ高さは、凸部9と略同一高さに配置されているため、図3(b)の状態のように凸部9から浮いた状態でコックリングの山が到達すると、この山がつぶされ搬送拍車13bの左右すなわち、波打ち保持拍車11と搬送拍車13b間に分かれる。したがって1つの山が2つに分かれることにより、従来例に比べP−Pはさらに低くなる(図3(c)の状態)。
【0057】
最後に記録シートの後端が搬送ローラ対8を通過した状態を説明する。ここでは前述したように記録シートの先端がお辞儀したことによる、後端の浮き上がりも無く、記録シートS2の状態は図3(c)に示した状態と変わらない(図3(d)の状態)。
【0058】
以上のように、本発明では高濃度の記録画像が記録され、コックリングが発生した場合においても、予め規定された高さ以下にコックリングの谷が落ち込むことが無く、谷部の底面が広がることで膨潤が吸収され、ここで吸収しきれなかった膨潤が、波打ち形状の山部分に波及し、記録ヘッド1側に若干盛り上がるようにコックリングとして成長するが、記録シートの膨潤は谷部分でかなりの量が吸収されているので、記録ヘッド1と接触するほどではなくP−Pも低く押さえることが可能となる。また、記録シートの先端が排紙ローラ対13を通過後は、コックリングの山数が2倍になることで、さらにP−Pが低く押さえられる。したがって、インクの着弾ズレを最小限に止めることが可能となり、かつ記録ヘッドとの接触も防止することができる。
【0059】
ここで補足であるが、記録シートの膨潤は波打ちの山数が多いほど、その振幅であるP−Pは低く押さえることができる。したがって、予め記録シートに波打ち形状を付与しておく形態においては、初めから山数を増やしておけば良いのではないかという指摘も有るが、元々平らな記録シートに波打ち形状を付与するには、その山のピッチが20〜40mm程度必要である。これを無視し、山数を増やそうとすると、谷となるべき所が山となったり、隣り合う山が1つの山となり、記録ヘッド側に浮く現象が発生する。本発明でコックリングの山数を2倍にできたのは、コックリングが発生し、ある程度剛性の弱まった記録シートに対して、搬送拍車13bによって1山を2山に分割しているからである。
【0060】
以下の各実施形態における記録装置は、基本的に第1の実施形態の記録装置と同様であるため、第1の実施形態と異なる点についてのみ説明し、同一部材については同一符号で示すものとする。
(第2の実施形態)
第1の実施形態ではプラテン7上に配置されている拍車は凹部10に圧接されている波打ち保持拍車11のみとしたが、本実施形態においては、図4に示すように、波打ち保持拍車11に加えて、凸部9上にも凸部拍車14が配置されている。凸部拍車14は波打ち保持拍車11と、搬送方向にて略同一位置に配置され、ねじりコイルバネ15にその回転中心が回転可能に支持され、かつ凸部9に圧接されるように構成されている。このような構成を取ることにより、未記録状態の記録シートや、記録による膨潤がほとんど発生していない記録シートにおいては、より確実に記録シートを凸部9に密着させることが可能となり、コックリングの発生した記録シートにおいては、排紙ローラ対13に到達するより前に、山数を2倍にすることが可能となる。
(第3の実施形態)
本実施形態は、図5に示すように、プラテン7に切り欠き7aが形成されており、この切り欠き7aの位置に排紙ローラ対13が配置されている。これにより、排紙ローラ対13を波打ち保持拍車11と搬送方向にて略同一位置に配置されている。
【0061】
ただしこの場合においては、記録シートの後端が搬送ローラ対8を抜けてからの後端浮きを防止するため、排紙ローラ13aに対して搬送拍車13bを搬送方向上流側にオフセットし、記録紙後端をプラテン7方向に押し当てる構成とすることが必要となる。本実施形態のこのような構成とすることで装置の奥行方向が短縮され省スペース化をも実現できる。
(第4の実施形態)
第1の実施形態においては凹部10の高さを搬送方向の上流から下流にかけて同一高さとして構成したが、本実施形態においては、図6に示すように上流側の凹部を低く構成されている。すなわち、プラテン7上には第1の凹部16と第2の凹部17が設けられている。第2の凹部17と凸部9の段差については、これまでと同様に構成され、第1の凹部16については第2の凹部17よりも低く構成されている。また、第2の凹部17の搬送方向の位置において、記録ヘッド1の記録位置の概略直下に位置している。本実施形態のこのような構成とすることで、第1の凹部16の範囲においては、第2の凹部17の範囲よりも波打ち形状の振幅が大きく構成されるため、確実に第2の凹部17の範囲まで波打ち形状を波及させることが可能となり、特に搬送ローラ対8から記録ヘッド1の記録位置まで遠い場合や、記録ヘッド1の長さが長い場合に有効である。
(第5の実施形態)
上述した各実施形態では、プラテン7上に構成される凸部と凹部は各1種類としていたが、本実施形態の記録装置は、図7に示すように、プラテン7上に高さの異なる3種類の凸部が設けられている。
【0062】
図7において、プラテン7上にはそれぞれ高さの異なる第1の凸部18と、第2の凸部19、そして第3の凸部20とが配置されている。これら各突起のうち、第1の凸部18が最も高く、次いで第2の凸部19、最も低いのが第3の凸部20である。ここで、第1の凸部18と第2の凸部19の段差は、0.5mm以下とするのが好ましく、この値は個々の記録装置の記録領域、詳しくは記録ヘッド1の記録範囲において、前述した波打ちの谷部の位置する高さ以下に設定するのが良い。第3の凸部20は、第1の凸部18と第2の凸部20の間に配置されている。また、波打ち保持拍車11は第2の凸部19上に圧接されるように構成されている。
【0063】
次に図8(a)〜図8(d)を用いて記録シートSの記録前および高濃度の記録画像が記録された際の挙動について説明する。なおこれらの図は図7におけるC矢視図を示しており、図8(a)は記録シートSの先端が波打ち保持拍車11に到達する前の状態を表し、図8(b)は記録シートSの先端が波打ち保持拍車11を通過した状態、図8(c)は記録シートSの先端が排紙ローラ対13を通過した状態、図8(d)は記録シートSの後端が搬送ローラ対8を通過した状態を表すものである。また、各図における記録シートSを表す実線S3は、記録が行われる前の未記録状態の記録シート、もしくは低濃度の記録画像が記録され、膨潤がほとんど発生していない状態を表し、破線S4は高濃度の記録画像が記録され、記録シートが膨潤しコックリングが発生した状態を表している。
【0064】
まず図8の(a)〜(d)において実線S3で示される、記録が行われる前の未記録状態の記録シート、もしくは低濃度の記録画像が記録され、膨潤がほとんど発生していない状態の記録シートの説明をする。これについては第1の実施形態で用いた図3によるものに対して波打ち形状の谷部の当接箇所が、凹部10から第2の凸部19に変わっただけで、記録シートの挙動自体に変化はないので詳しい説明を省略する。
【0065】
次に図8の(a)〜(d)において破線S4で示される、高濃度の記録画像が記録されコックリングが発生した状態について説明する。
【0066】
最初に記録シートの先端が波打ち保持拍車11に到達する前の挙動を説明する。高濃度の記録画像が記録された場合には、予め第1の凸部18で山、第2の凸部19で谷となる波打ち形状が付与されているため、基本的には記録シートの膨潤を波打ちの振幅が大きくなることで吸収しようとする。ところが、谷部分は第2の凸部19によって高さが決められているため、谷部が2つに分かれて第2の凸部19と、第3の凸部20の間に発生し膨潤を吸収する。また、ここで吸収しきれなかった記録シートの膨潤は、波打ち形状の山部分に波及するが、第1の実施形態での構成と比べて、谷部で吸収する量が多くなる分だけ、記録ヘッド1側への盛り上がり量は減少する(図8(a)の状態)。
【0067】
次の、記録シート1の先端が波打ち保持拍車11を通過した状態の波打ち保持拍車11の挙動は、第1の実施形態と同一で、記録シートS4の状態は図8aに示した状態と変わらない(図8(b)の状態)。
【0068】
次に記録シートの先端が排紙ローラ対13を到達した状態を説明する。ここでは排紙ローラ対13のニップ高さは、第1の凸部18と略同一高さに配置されているため、図8(b)の状態のように第1の凸部18から浮いた状態でコックリングの山が到達すると、この山がつぶされ搬送拍車13bの左右、すなわち、波打ち保持拍車11と搬送拍車13b間に分かれる。したがって1つの山が2つに分かれることにより、従来例に比べP−Pはさらに低くなる(図8(c)の状態)。
【0069】
最後に記録シートの後端が搬送ローラ対8を通過した状態を説明する。ここでは前述したように記録シートの先端がお辞儀したことによる、後端の浮き上がりも無く、記録シートS2の状態は図3(c)に示した状態と変わらない(図8(d)の状態)。
【0070】
以上のように、本実施形態では、コックリングが発生した場合の波打ち保持拍車11に到達する前の状態において、記録ヘッド1側への盛り上がり量をより少なくすることが可能となる。ただし、その際に谷部のヘッド−シート間距離が若干増加するので、コックリングの発生しにくいフィルム系の記録シートがメインの装置に適している。この場合、極力ヘッド1と第1の凸部18の距離を縮めて高画像を得られるようにし、まれに使用するコックリングしやすい記録シートの場合のみ、若干谷部のシート−ヘッド間距離が広がるが、記録ヘッド1との接触を防止することができる。
【0071】
ここで、本実施形態においてはプラテン7上に配置される拍車を、第2の凸部19に当接する波打ち保持拍車11のみとしたが、第2の実施形態に示すように第1の凸部18に当接する凸部拍車14を配置しても良く、第3の実施形態に示すように排紙ローラ対13を波打ち保持拍車11と搬送方向において略同一位置に配置しても良い。また、第4の実施形態に示すように第2および第3の凸部19、20の上流側を一段低くしても良い。また、凸部の種類は、本実施形態では3種類としたが、これに限定されるものではなく、少なくとも2種類以上設けられると好適である。
(第6の実施形態)
上述した各実施形態では、波打ち保持拍車11や凸部拍車14は直接プラテン7上の凹部や凸部に圧接されていたが、本実施形態の記録装置は、図9に示すように、プラテン7上に回転可能なコロが設けられた構成となっている。
【0072】
図9において凸部コロ21は、凸部9の記録領域下流で、その外周上面が凸部9と略同一高さになるように、プラテン7上に回転可能に設けられている。また、凹部コロ22は凹部10の記録領域下流で、その外周上面が凹部10と略同一高さになるように、プラテン7上に回転可能に設けられている。そして、凸部コロ21には凸部拍車14が圧接され、凹部コロ22には波打ち保持拍車11が圧接される配置となっている。
【0073】
以上のような構成において、記録シートSは波打ち保持拍車11と回転可能な凹部コロ22間、および凸部拍車14と回転可能な凸部コロ21間に挟持されていることになるので、記録シートSの搬送抵抗を減少させることが可能となる。また、凸部コロ21と凹部コロ22は直接プラテン7に組み込まれるため、その外周上面を、それぞれ凸部9と凹部10の高さと略同一高さとすることが容易である。したがって、その他の効果は第2の実施形態で得られる効果と同様である。
(第7の実施形態)
上述した各実施形態では、波打ち保持拍車11や凸部拍車14を直接プラテン7上の凸部9や凹部10に圧接させた構成であったが、本実施形態の記録装置は、図10に示すように、拍車の外周下面を記録シートSが無い状態においては凸部9や凹部10と同一以下に保持し、かつこれら拍車がプラテンに接触しないようにプラテン7上にスリットを設けた構成となっている。
【0074】
図10において、波打ち保持拍車23は、ねじりコイルバネ25により、その回転中心が回転可能でかつ高さ方向に弾性移動可能に支持されている。また、その外周下面の高さは、凹部10に対して同一高さ以下に位置となるように、不図示の拍車ホルダによって保持されている。同様に、凸部拍車24は、ねじりコイルバネ26により、その回転中心が回転可能で、かつ高さ方向に弾性移動可能に支持されている。また、その外周下面の高さは、凸部9に対して同一高さ以下に位置となるように、不図示の拍車ホルダによって保持されている。また、波打ち保持拍車23の位置する凹部10には、波打ち保持拍車23が接触しない程度のスリット27が設けられている。同様に凸部拍車24の位置する凸部9にもスリット28が設けられている。したがって、記録シートSがこれら波打ち保持拍車23、24に到達すると、これら波打ち保持拍車23、24は記録シートSの搬送に伴って回転しながら記録シートSの厚み分、凹部10や凸部9より上方に移動する。ここで、スリット27、28は、波打ち保持拍車23や凸部拍車24が接触しない程度のスリット幅であるため、これら拍車によって、記録シートSがこのスリット27、28間に押込まれることはない。よって、記録シートSの姿勢は、凹部10で波打ち形状の谷、凸部9で山という、上述した各実施形態で説明したものと同様である。
【0075】
以上のような構成においては、記録シートSが波打ち保持拍車23や凸部拍車24に到達する前には、波打ち保持拍車23、24がプラテン7と接触することが無いため、拍車の外周面に設けられた突起を損傷することが防止される。また逆に、これら突起によってプラテン7にキズなどが発生することが防止され、記録シートSがこのキズに引っかかることによるジャムや、ダメージを回避することが可能となる。またその他の効果は第2の実施形態で得られる効果と同様である。
(第8の実施形態)
第7の実施形態ではプラテンに直接スリットを設けたが、本実施形態の記録装置は、図11に示すように、スリット部を第6の実施形態で説明したようなコロによって構成したものである。
【0076】
凸部スリットコロ29は、凸部拍車24に対応する部分の径がその両側部29aの径よりも小さい小径部29bが形成されており、凸部9の記録領域下流で、両側部29aの外周上面が凸部9の、記録シートSの搬送方向上流側と略同一高さになるようにプラテン7上に回転可能に設けられている。同様に、凹部スリットコロ30は、波打ち保持拍車23に対応する部分の径がその両側部30aの径よりも小さい小径部30bが形成されており、凹部10の記録領域下流で、両側部30aの外周上面が凹部10の、記録シートSの搬送方向上流側と略同一高さになるようにプラテン7上に回転可能に設けられている。すなわち、本実施形態の凸部スリットコロ29および凹部スリットコロ30は、両側部29a、30aの間の小径部29b、30bを第6の実施形態で説明したスリットと同様に機能させるようにしたものである。
【0077】
以上、本実施形態の構成においては、第6の実施形態の効果と第7の実施形態の効果とを合わせて得られることとなる。
【0078】
以上、具体例を挙げ実施形態を説明してきたが、これまでに挙げた実施形態の組み合わせによって記録装置を構成しても良いことは言うまでもない。また、記録領域上流の波打ち付与手段としては、第2の従来例と同様の構成にて説明を行なってきたが、第1の従来例と同様の構成でも良く、上流側の波打ち付与手段を限定するものではない。
【0079】
【発明の効果】
以上説明したように、発明によれば、回転体を、プラテンの凹部に回転可能に圧接し配置したので、確実に回転体の高さが決まり、かつ記録シートの波打ち形状の谷の深さもこの凹部によって決定されるために、記録シートの先端から後端までの全域において、ヘッド−シート間距離を安定して保つことが可能となる。
【0080】
また、高濃度の記録画像が記録された場合にも、波打ち形状の谷部はプラテンの凹部によって高さが決められ、かつ回転体によって押さえられているために、谷部の底面が広がるように記録シートの膨潤を吸収し、ここで吸収しきれなかった記録シートの膨潤によるコックリングの山を搬送ローラ対により2つに分けることでP−Pが低くなるので、記録ヘッドと接触することを防止しつつ、インク液滴の着弾ズレを極力排除することが可能となる。
【0081】
発明によれば、回転体が、プラテンの複数の第2の突起の少なくとも1種類に回転可能に圧接され配置されているので、確実に回転体の高さが決まり、かつ記録シートの波打ち形状の谷の深さもこの第2の突起によって決定されるために、記録シートの先端から後端までの全域において、ヘッド−シート間距離を安定して保つことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係わる記録装置の斜視図である。
【図2】図1に示す記録装置のA−A断面図である。
【図3】図1に示す記録装置のB矢視図で記録シートの挙動を説明する図である。
【図4】本発明の第2の実施形態に係わる記録装置の斜視図である。
【図5】本発明の第3の実施形態に係わる記録装置の斜視図である。
【図6】本発明の第4の実施形態に係わる記録装置の断面図である。
【図7】本発明の第5の実施形態に係わる記録装置の斜視図である。
【図8】図7に示す記録装置のC矢視図記録シートの挙動を説明する図である。
【図9】本発明の第6の実施形態に係わる記録装置の斜視図である。
【図10】本発明の第7実施形態に係わる記録装置の斜視図である。
【図11】本発明の第8の実施形態に係わる記録装置の斜視図である。
【図12】第1の従来例に係わる記録装置の斜視図である。
【図13】図12に示す記録装置のD矢視図で記録シートの挙動を説明する図である。
【図14】第2の従来例に係わる記録装置の斜視図である。
【図15】図14に示す記録装置のE−E断面図である。
【図16】図14に示す記録装置のF矢視図で記録シートの挙動を説明する図である。
【符号の説明】
1 記録ヘッド
2 キャリッジ
3 タイミングベルト
4 ガイドレール
5 シャーシ
6 支持レール
7 プラテン
8 搬送ローラ対
8a 搬送ローラ
8b ピンチローラ
8c ピンチローラホルダ
8d ピンチローラバネ
9 凸部
10 凹部
11 波打ち保持拍車
12、15 ねじりコイルバネ
13 排紙ローラ対
13a、13b 排紙ローラ
13c 排紙ローラ軸
14 凸部拍車
15 ねじりコイルバネ
16 第1の凹部
17 第2の凹部
18 第1の凸部
19 第2の凸部
20 第3の凸部
21 凸部コロ
22 凹部コロ
23 保持拍車
24 凸部拍車
27、28 スリット
29 凸部スリットコロ
29a、30a 両側部
30 凹部スリットコロ

Claims (5)

  1. 記録シートを搬送する搬送手段と、前記記録シートに記録を行う記録ヘッドと対向する位置に配置され、前記記録シートの搬送方向に延び、高さが最も高い突起からなる複数の第1の突起、および前記各第1の突起より高さの低い突起からなる複数の第2の突起を含む、少なくとも2種類以上の異なる高さの突起群を有するプラテンとを具備した記録装置において、
    前記記録ヘッドの搬送方向下流で、前記各第2の突起の少なくとも1種類に圧接して配置されている回転可能な回転体を有することを特徴とする記録装置。
  2. 前記記録ヘッドの搬送方向下流で、前記各第1の突起に対向する位置に圧接して配置されている回転可能な回転体を有する、請求項に記載の記録装置。
  3. 前記各第1の突起と、前記各第2の突起のうち前記回転体が圧接された突起との段差が、少なくとも0.5mm以下である、請求項またはに記載の記録装置。
  4. 前記記録ヘッドと対向する位置に配置されたプラテンに、前記記録シートの搬送方向に延びて設けられた、複数の凹部、複数の凸部、高さが最も高い突起からなる複数の第1の突起、および前記各第1の突起より高さの低い突起からなる複数の第2の突起のうち前記回転体の圧接される箇所が、前記プラテンに回転可能に支持されたコロ部材で形成されており、該コロ部材の外周上部は、その搬送方向上流と略同一高さを有する、請求項1からのいずれか1項に記載の記録装置。
  5. 記録シートを搬送する搬送手段と、前記記録シートに記録を行う記録ヘッドと対向する位置に配置され、前記記録シートの搬送方向に延びる複数の凹部および凸部が形成されたプラテンとを具備した記録装置において、
    前記記録ヘッドの搬送方向下流で、かつ前記各凹部に対向する位置に圧接して配置されている回転可能な回転体を有し、
    前記プラテンが、前記記録ヘッドの搬送方向上流に、前記記録シートに対して前記凸部で山となり、前記凹部で谷となる波打ち形状を付与する波打ち形状付与手段を有し、
    前記波打ち形状付与手段が、前記記録ヘッドの搬送方向上流に位置する搬送ローラ対と前記凸部および前記凹部とを有し、前記搬送ローラ対のニップ位置が、前記凸部よりも上方に位置し、かつ前記搬送ローラ対のうち前記記録シートの非記録面に当接するローラに対して、もう一方の記録面に当接するローラが前記記録ヘッド側にオフセットして配置されていることにより、前記記録シートを前記プラテンに押し付ける構成であることを特徴とする記録装置。
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