JP2000158644A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JP2000158644A
JP2000158644A JP24585399A JP24585399A JP2000158644A JP 2000158644 A JP2000158644 A JP 2000158644A JP 24585399 A JP24585399 A JP 24585399A JP 24585399 A JP24585399 A JP 24585399A JP 2000158644 A JP2000158644 A JP 2000158644A
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recording
protrusion
sheet
recording sheet
projection
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JP24585399A
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Noriyuki Sugiyama
範之 杉山
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録状態および搬送性を良くする構成としつ
つも、記録シートが記録ヘッドに接触することなく確実
に搬送を実施する。 【解決手段】 カートリッジ10を搭載するキャリッジ
6の往復移動範囲内において、キャリッジ6と対面する
位置には、記録シートを支持するプラテン4が配置され
る。記録シートは、プラテン4上を搬送ローラ対3や排
出ローラ対5等で搬送されつつキャリッジ6を往復移動
させて記録が行われる。プラテン4の、キャリッジ6と
対向する面には、記録シートの搬送方向と交差する方向
に配列され、記録シートの搬送方向に沿って延在する2
種類のリブ12,13が設けられる。リブ12,13
は、記録シートを支持する平面部12a,13aと、平
面部12a,13aから搬送方向の上流側へプラテン4
に対して低くなるような斜面とを有し、それぞれの斜面
は傾斜角が異なっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録手段により記
録シートに記録を行う記録装置に関し、特に、インクジ
ェット記録手段からインクの吐出を受けることで変形を
生じ得る記録シートにインクジェット記録に先立って微
小な波打ち形状を付与するインクジェット記録装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、インクジェット記録装置において
は、シートにインクが吐出された際に発生するしわや波
打ち状の変形(以下コックリングという)の影響を排除
して安定な記録を行うために、特開平6−115195
号公報などによりプラテンに凹凸を設けることが提案さ
れていた。
【0003】図15及び図16を用いて、従来例に係る
インクジェット記録装置を説明する。インクジェット記
録装置100は、インクジェット記録手段101のシー
ト搬送方向上流側にシート搬送手段である搬送ローラ1
02、103を有し、シート搬送方向下流側に排出ロー
ラ104、拍車105を有している。
【0004】また、インクジェット記録手段101と対
向する位置にはプラテン106が配置されており、プラ
テン106の上面、即ちインクジェット記録手段101
の吐出口面101aと対向する面には、凸部106aが
設けられている。この凸部106aはシート搬送方向下
流側にいくに従って高くなる傾斜面に形成されており、
これによりシートPがプラテン106に倣うよう搬送す
ることができるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記の如き構成
においては、凸部106aにシートPが倣うため、イン
クジェット記録手段101の吐出口面101aに対して
シートPが傾斜した状態で記録が実施されることとな
る。すると吐出口面101aから吐出されたインクがシ
ートP上に着弾するまでの距離がシート搬送方向上流側
と下流側で変化してしまい、インクの着弾位置にズレが
生じ、色ずれが発生してしまう場合があった。
【0006】また、排出ローラ104及び拍車105に
シートPが狭持される前後において、吐出口面101a
からシートまでの距離が極端に変化するために記録を実
施することができない。またここで記録を強行すれば記
録状態の変化により記録画像に不連続が生じてしまう場
合もあった。
【0007】本発明は上記課題に鑑みてなされたもので
あり、本発明の目的は、記録状態および搬送性を良くす
る構成としつつも、記録シートが記録ヘッドに接触する
こと無く、確実に搬送が実施される記録装置を提供する
ことにある。
【0008】また、本発明の他の目的は、記録手段と記
録シートまでの距離を安定させ、色ずれ等の発生しな
い、良好な記録画像を得ることができる記録装置を提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の記録装置は、記録シートに記録を行う記録手段
を保持するための保持手段と、前記記録シートを搬送す
る搬送手段と、前記記録手段と対向する位置に配置さ
れ、前記搬送手段により搬送された前記記録シートの非
記録面を支持する支持面を備えた第1の突起と第2の突
起とが、前記記録シートの搬送方向と交差する方向に配
列された記録シート支持部材とを有し、前記第1突起と
前記第2突起とは、前記記録シートの搬送方向に沿って
延在するとともに、前記支持面から前記搬送方向の上流
側へ前記記録シート支持部材に対して低くなるような斜
面を備え、前記第1突起と前記第2突起との斜面は傾斜
角が異なるものである。
【0010】上記の第1の発明によれば、第1突起の斜
面と第2突起の斜面とは傾斜角が異なるので、搬送手段
により搬送され記録シート支持部材で支持される記録シ
ートは、傾斜の急な突起に沿って搬送され易くなるとと
もに、記録手段との距離も上流側と下流側とで実質的に
等しくなる。しかも、一方の突起の斜面は他方の突起の
斜面に対して緩やかな傾斜角であるので、傾斜に沿って
搬送される記録シートが記録手段と接触するのを防止す
るために、第1突起及び第2突起の下流側で、記録シー
トを拍車等により記録手段から遠ざける方向に付勢した
場合でも、記録シートが記録手段側へ盛り上がることが
抑えられる。
【0011】第2の突起の傾斜角は、第1の突起の傾斜
角よりも小さくてもよく、この場合、上記保持手段に保
持されて移動する複数のインク吐出口と対向して、第1
の突起の支持面と、第2の突起の支持面及び斜面とが位
置するのが好ましい。
【0012】また本発明は、記録シートに記録を行う記
録手段を保持するための保持手段と、前記記録シートを
搬送する搬送手段と、前記記録手段と対向する位置に配
置され、前記搬送手段で搬送された記録シートの非記録
面を上面で支持する複数の突起が設けられた記録シート
支持部材と、前記記録シート支持部材に配された、前記
記録シートの幅方向端部を支持する第1突起と、前記記
録シート支持部材に配された、前記記録シートの幅方向
の一部を前記記録手段側に凸状に支持する複数の第2突
起とを有する記録装置を提供する。
【0013】上記の第2の発明によれば、記録シート支
持部材は、記録シートの幅方向端部を支持する第1突起
と、記録シートの幅方向の一部を記録手段側に凸状に支
持する複数の第2突起とを有するので、記録シートは幅
方向に波打った状態で搬送される。その結果、記録シー
トがインクを吸収して膨潤しても、記録シートは記録手
段側へは殆ど膨らまず、記録手段から遠ざかる方向に伸
びため、記録シートは記録手段に接触せず確実に搬送さ
れる。また、記録シートが膨潤しても確実に搬送される
ことにより、記録シートの記録手段との対向距離を記録
シートの搬送方向において記録シートと記録手段とが接
触しないような所定の距離にすることが可能となるの
で、記録位置ずれが防止される。
【0014】好ましくは、第1突起の高さが第2突起の
高さよりも低くなっている。また、第1突起の第2突起
側の稜線部が第2突起の稜線部よりも大きな面取り加工
あるいは丸み付け加工されているものや、第1突起の幅
が第2突起の幅よりも狭いものであっても良い。
【0015】さらに本発明は、記録シート支持部材に設
けられた突起として、上記第1突起と第2突起との間に
第の突起を有する記録装置を提供する。この第3の発明
ように第3の突起を設けることで、記録シートが膨潤し
た際の、記録シートの記録手段から遠ざかる方向への大
きな膨らみが抑えられる。この場合、第3突起の高さを
第2突起の高さよりも低くすることで、第1突起及び第
2突起による記録シートの波打ち状態が安定する。ま
た、第1突起の高さを第3突起の高さと等しくするか、
または高くすることで、記録シートの幅方向端部におけ
る記録シートの大きな落ち込みが防止される。
【0016】さらに、上記第3の発明において、記録シ
ート支持部材は記録シートの幅方向端部が記録手段側に
浮き上がるのを防止する規制部を有するものであっても
よいし、記録手段は画像情報に基づいて記録シートにイ
ンクを吐出することで記録を行うインクジェット記録ヘ
ッドであってもよい。
【0017】
【発明の実施の形態】(第一実施形態)本発明の第一実
施形態に係るインクジェット記録装置について、図面を
用いて説明する。図1は本発明の第一実施形態に係るイ
ンクジェット記録装置の全体構成図、図2は本実施形態
に係るインクジェット記録装置の記録部を示す要部傾斜
図、図3乃至図8は記録時のシートの状態を説明する記
録部の模式図である。
【0018】〈全体構成〉図1に示すインクジェット記
録装置1は、給送トイレ2にセットしたシートPを図示
しないピックアップローラで一枚ずつ分離給送すると共
に、搬送ローラ3a及びピンチローラ3bからなる第一
シート搬送手段である搬送ローラ対3によってプラテン
4上へ搬送する。
【0019】図2に示すように、搬送ローラ対3のピン
チローラ3bはピンチローラホルダ3cを介してピンチ
ローラバネ3dの付勢力を受け、搬送ローラ3aに付勢
されている。これによりピンチローラ3bは搬送ローラ
3aの回転に従動し、シートPを挟持搬送することがで
きる。このときピンチローラ3bは、図3に示すように
搬送方向下流側にオフセットした位置で搬送ローラ3a
に付勢されるため、図4、図5に示すようにシートP先
端は斜め下方に向かって搬送されることとなる。
【0020】プラテン4の表面には、シートPの搬送方
向に沿って、好ましくは搬送方向と平行に、二種類の形
状の凸部(突起)が延在して設けられている。また、こ
れらの凸部は、シートPの搬送方向とは異なる方向、好
ましくは直交する方向にプラテン4の表面に複数個が配
列されている(図6及び図7参照)。
【0021】第1突起であるリブ12は、前記排出ロー
ラ5aと拍車(排出用従動回転体)5bとからなる排出
ローラ対5の上流側に配されている(図7)。また、第
2突起であるリブ13は、付勢拍車11からシートPの
搬送方向上流側延長線の両側に配置されている(図
7)。リブ12、13は、それぞれキャリッジ6に搭載
されたカートリッジ10の吐出口面10aに配されてい
る複数のインク吐出口のそれぞれとの間隔が実質的に一
定距離である平面部12a、13aと、搬送方向上流側
に向かって吐出口面10aから遠ざかってプラテン4に
至る傾斜面を有している。
【0022】また、2種類のリブを詳細に図示した図7
及び図8にあるように、リブ12の平面部12aは、キ
ャリッジ6に搭載されてシリアル移動するカートリッジ
10の吐出口面10aに配されている複数のインク吐出
口から吐出されたインク滴の付着可能領域(即ち、イン
クジェット記録可能領域)を示す範囲Aと同等若しくは
それより長く形成されているが、リブ13の平面部13
aは、インクジェット記録領域である範囲Aより短く形
成されている。
【0023】更に、リブ13の傾斜面13b(傾斜面1
2bと同様に、搬送方向上流側に向かって吐出口面10
aから遠ざかってプラテン4に至る傾斜)の方がリブ1
2の傾斜面12bよりも穏やかに形成されている。
【0024】そして、このようなリブ12、13は、上
述のようにシートPの搬送方向とは異なる方向(例え
ば、シートPの搬送方向に直交する方向)に配列されて
いるが、図8にもあるとおり、シートPの搬送方向とは
直交する方向から見て、リブ12の平面部12aがイン
クジェット記録可能領域としての範囲Aの全体と対向し
ている位置で、リブ13は、平面部13aと傾斜面13
bとが範囲Aと対向している。
【0025】シートPはプラテン4上でインクジェット
記録手段であるカートリッジ10によって所定の記録が
行われた後、排出ローラ5a及び排出従動回転体である
拍車5bからなる第二シート搬送手段である排出ローラ
対5によって排出される。拍車5bは図示しない拍車ホ
ルダーに取り付けられたバネ軸5cの付勢力によって排
出ローラ5aに押圧されており、駆動回転する排出ロー
ラ5aに従動してシートPを挟持搬送する。
【0026】排出ローラ対5の間には複数の排出用の付
勢従動回転体である付勢拍車11が設けられている。付
勢拍車11は拍車5bと同様にバネ軸5cの付勢力によ
り、シートPをカートリッジ10から遠ざける方向に付
勢している。
【0027】尚、前記拍車5b、付勢拍車11は撥水性
の高い材料から作られ、シートPの記録面と刃状の円周
部のみで接触するものであり、記録直後のシート上の未
定着画像に接触しても画像に影響を与えずに挟持搬送す
るものである。
【0028】前記プラテン4上を搬送されるシートPに
は記録手段によって画像が記録されるが、本実施形態に
係る記録手段はシリアル型のインクジェット記録方式を
用いており、プラテン4と対向する位置にキャリッジ6
がシートPの搬送方向と直交する方向に往復移動可能に
ガイドシャフト7によって摺動自在に保持されている。
このキャリッジ6には、図示しないキャリアモータによ
って駆動するプーリ8に掛け渡されたタイミングベルト
9を係止しており、記録動作に応じてキャリッジモータ
が駆動してキャリッジ6を主走査方向に往復移動させ
る。
【0029】前記キャリッジ6には、液状インクを収納
したインクタンクと記録ヘッドとを一体化したインクジ
ェットカートリッジ(以後単にカートリッジ10とい
う)が取り外し可能に装填してある。記録ヘッドは吐出
口面10aがプラテン4と対向するように設けてあると
共に、キャリッジ6の移動に対応して記録ヘッドに記録
信号を伝達することによって、前記吐出口から液状イン
クを吐出してシートPに画像を記録するものである。
尚、キャリッジ6にはインクジェット記録ヘッドのみを
装填した形態、あるいはインクジェット記録ヘッドとイ
ンクタンクとを別体にしてキャリッジ6上で結合する形
態でも良い。
【0030】前記インクジェット記録ヘッドは微細な液
体吐出口(オリフィス)、液路、該液路の一部に設けら
れるエネルギー作用部、該作用部にある液体に作用させ
る液滴形成エネルギーを発生するエネルギー発生手段を
備えている。このようなエネルギー手段を用いた記録方
法には、ピエゾ素子等の電気機械変換体を用いた方法、
レーザーなどの電磁波を照射して発熱させ液滴を吐出さ
せる方法、或いは発熱抵抗体を有する発熱素子等の電気
熱変換体によって液体を過熱して吐出させる方法などが
ある。
【0031】その中でも熱エネルギーによって液体を吐
出させるインクジェット記録方式に用いられる記録ヘッ
ドは、記録用の液滴を吐出して吐出用液滴を形成するた
めの液体吐出口(オリフィス)を高密度に配列すること
ができるため、高解像度の記録を行うことが可能であ
る。その中でも電気熱変換体をエネルギー発生手段とし
て用いた記録ヘッドはコンパクト化が容易であり、且つ
最近の半導体分野における技術の進歩と信頼性の向上が
著しいIC技術やマイクロ加工技術の長所を十二分に活
用でき、高密度実装化が容易で、製造コストも安価なこ
とから有利である。
【0032】尚、本実施形態ではインクの吐出構成とし
て、記録信号に応じて電気熱変換体に通電し、その熱エ
ネルギーによってインクに生ずる膜沸騰を利用してイン
クに生ずる気泡の成長、収縮により、インクを吐出口か
ら吐出して記録を行うように構成している。
【0033】〈動作〉次に、図3乃至図7を用いてシー
トPの記録前後の状態について説明する。図3乃至図5
は図2のA−A断面図であり、搬送ローラ対3によって
斜め下方に搬送されたシートPの先端部が排出ローラ対
5を通過するまでの状態を示した図である。
【0034】まず図3に示すように、搬送ローラ対3に
よってシートPを搬送すると、上述の如くピンチローラ
3bが搬送ローラ3aに対し搬送方向下流側にオフセッ
トして配置されているために、斜め下方に向かって搬送
される。これによりシートP先端部裏側がリブ12の平
面部12aに確実に当接する。
【0035】そして図4に示すように、更にシートPは
記録開始位置まで搬送される。このときもシートPの先
端部裏側は確実に平面部12aに当接された状態となっ
ており、インクジェット記録可能領域である範囲Aに対
向する位置において、シートPは吐出口面10aと実質
的に平行となっている。従って、搬送方向上流側及び下
流側においてカートリッジ10の吐出口から吐出された
インクがシートP上に着弾するまでの距離が実質的に等
しくなり、着弾位置のズレによる色ズレが発生するおそ
れがない。
【0036】上記状態から更にシートPを搬送すると、
図5に示すようにシートPの先端は排出ローラ対5を通
過した状態となる。このとき排出ローラ対5による搬送
速度は搬送ローラ対3よりもわずかに速く設定されてお
り、シートPは搬送ローラ対3と排出ローラ対5とによ
りわずかに張られた状態となっている。
【0037】この状態においてもシートPの裏側は平面
部12aに当接した状態となっており、インクジェット
記録可能領域である範囲Aに対向する位置において、吐
出口面10aとシートPとは実質的に平行となってい
る。従ってこの場合にも、搬送方向上流側及び下流側に
おいてカートリッジ10の吐出口から吐出されたインク
がシートP上に着弾するまでの距離が実質的に等しくな
り、着弾位置のズレによる色ズレが発生するおそれがな
い。また、排出ローラ対5を通過する前後においてもシ
ートPの記録面と吐出口面10aとの距離が実質的に等
しいため、記録状態が悪化することを抑えることができ
た。
【0038】図6は図5のB方向から見た矢視図であ
り、記録部を排出ローラ対5側から見た図である。図に
示すように、シートPは付勢拍車11の作用によりその
位置を下方に膨らむ谷とし、平面部12aの位置を上方
に膨らむ頂点とした波打ち状態となっている。このとき
緩やかな波を安定的に形成するために、リブ13の平面
部13aの高さは平面部12aの高さよりも若干低く設
定することが好ましい。また付勢拍車11の上流側延長
線上はシートPが下方に撓むために、ここにリブ13を
配置しないほうがより波打ち状態を安定させることがで
きる。
【0039】このような構成において高濃度の画像記録
が紙などの吸水性を有するシートPに実施された場合に
は、シートPはインクが多量に打ち込まれて膨潤し、寸
法が大きくなる。このときシートPは波打ち状態の振幅
が大きくなる方向に伸びようとする(コックリング)
が、カートリッジ10側の頂点は拍車5b及び付勢拍車
11によって抑えられているため、図6に破線にて示す
シートP1の如くリブ12、13の間に膨らむこととな
る。なお、リブ13を設けたことにより、シートPが膨
潤した場合にも大きな波打ちを形成することを抑えてい
る。
【0040】ここで、仮にリブ13の平面部13aを、
リブ12の平面部12aと同様、インクジェット可能領
域としての範囲Aと同等以上の長さに形成した場合、シ
ートPを搬送して、このようなリブ13でシートPの裏
面側を支持すると、付勢拍車11でシートPをカートリ
ッジから遠ざける方向に付勢する結果、付勢拍車11か
ら上流側延長線上に位置する空間(リブ13とリブ13
との間の空間)で、シートPがカートリッジ10側へ盛
り上がり、シートPとインク吐出口とが触れてしまうお
それがある。
【0041】しかし、本実施形態においては、図7及び
図8に示すように、リブ13の傾斜面13bをインクジ
ェット可能領域としての範囲Aと対向する位置から形成
し、リブ13の平面部13aをリブ12の平面部12a
よりも短い構成としているため、付勢拍車11でシート
Pをカートリッジ10から遠ざける方向に付勢した場合
であっても、付勢拍車11から上流側延長線上に位置す
る空間(リブ13とリブ13との間の空間)で、シート
Pがカートリッジ10側へ盛り上がることを抑えること
ができる。
【0042】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、リブ12の平面部12aによってカートリッジ10
の吐出口面10aからこれに対向するシートPまでの距
離を搬送方向上流側と下流側とで実質的に等しくさせる
ことができる。またリブ12の平面部12aよりもリブ
13の平面部13aを短く形成したことにより、コック
リングによるシートPの膨潤を排出ローラ対5近傍にお
いても円滑に逃すことが可能となった。
【0043】(第二実施形態)次に、本発明の第二実施
形態について図面を用いて説明する。図9は本発明の第
二実施形態に係る記録部の斜視図であって、上記第一実
施形態と説明の重複する部分に付いては同一の符号化を
付して説明を省略する。
【0044】上記第一実施形態においては排出ローラ対
5の搬送方向上流側のリブ12の平面12aを付勢拍車
11上流側のリブ13の平面部13aよりも長くする場
合について説明した。しかし本実施形態においては図9
に示す如く、平面部12aの搬送方向上流側に緩やかな
傾斜面12bを形成している。
【0045】この傾斜面12bはリブ13の傾斜面13
bよりも緩やかに形成されており、シートPへの記録状
態が悪化しない範囲の傾斜角に形成されている。このよ
うに構成したことにより、搬送ローラ対3から斜め下方
に搬送されたシートPがリブ12に沿って流れやすくな
ると共に、カートリッジ10の吐出口面10aからこれ
に対向するシートPまでの距離を搬送方向上流側と下流
側とで実質的に等しくさせることができる。
【0046】(第三実施形態)次に、本発明の第三実施
形態について図面を用いて説明する。図10は本発明の
第三実施形態に係る記録部の斜視図であって、上記第一
実施形態と説明の重複する部分については同一の符号を
付して説明を省略する。
【0047】本実施形態においてリブ12の傾斜面12
bには、リブ12の平面部12aと実質的に等しい高さ
の平面部12dを形成している。これにより上記第一、
第二実施形態と同様、カートリッジ10の吐出口面10
aからこれに対向するシートPまでの距離を搬送方向上
流側と下流側とで実質的に等しくさせることができる。
【0048】なお平面部12ではリブ13の傾斜面13
bよりも高く、且つ記録状態が悪化しない範囲の高さで
あれば、平面部12aと等しい高さとしなくてもよい。
また、平面部12dを記録状態が悪化しない範囲で搬送
方向上流側に傾斜する傾斜面としても同様の効果を得る
ことができる。
【0049】(第四実施形態)上記各実施形態において
は、排出ローラ対5上流側のリブ12と付勢拍車11上
流両側のリブ13と形状の相違を一種類ずつ説明した
が、これらの相違を二種類以上複合的に適用することで
も同様の効果を得ることができる。
【0050】また、上記実施形態においては排出ローラ
対5及び付勢拍車11が設けられている場合について説
明したが、排出ローラ対5が存在しない場合でも、前述
した説明から排出ローラ対5を削除した構成として、同
様の効果を得ることができる。
【0051】また、他の方法でコックリング制御を実施
している場合であっても、本実施形態に示した如きプラ
テンリブの構成を設けることにより、インクジェット記
録手段の吐出口と前記プラテンリブの平面部に支持され
たシートとの距離を、シート搬送方向において実質的に
等しくすることができる。
【0052】さらに、上記実施形態までは、吐出口面1
0aと平面部12a、13aを略平行として、吐出口面
10aの吐出口と、平面部12aまでの距離が実質的に
一定、また、吐出口面10aの吐出口と、平面部13a
までの距離が実質的に一定であるという構成について説
明したが、例えば、吐出口面がシート搬送方向と直交す
る方向に傾いている場合など、吐出口面10aと平面部
12a、13aが平行でない場合にも、吐出口面10a
の吐出口から平面部12a、13aまでの距離がそれぞ
れ実質的に一定となる平面部を設けることで、同様の効
果を得ることができる。
【0053】(第五実施形態)次に、プラテンの複数の
リブのうち、両端部以外のリブについては前述の第一示
実施形態から第四実施形態までのいずれかの構成を採用
するとともに、両端部のリブについては、シートPの端
部のインク吐出口側へ反りを抑制するリブ61a、61
b、61cについて説明する。
【0054】図11は、本発明の第五実施形態の記録部
の、図5の矢印B方向から見たものに相当する正面図で
ある。シートPはリブ61aの平面部61d上を搬送さ
れるが、リブ61aの間で付勢拍車60がシートPをリ
ブ61cに付勢している。このためシートPは幅方向に
おいて、付勢拍車60に押圧されている部分を谷とし、
リブ61aの平面部61dと当接している部分を頂点と
した、若干の波打ち状態となっている。リブ61cの平
面部61fの高さは、リブ61a平面部61dの高さよ
り低く設定されているので、シートPの波打ち状態をよ
り安定させている。また、シートPの搬送方向における
リブ61cの平面部61fの長さはリブ61aの平面部
61dの長さよりも短く、リブ61aの平面部61dの
上流側部分においてはリブ61cの平面部61fは存在
しない構成としており、これによってもシートPの波打
ち状態が安定したものとなる。
【0055】また、リブ61bの平面部61eの高さ
は、リブ61cの平面部61fの高さと同等若しくは若
干高く設定されており、リブ61dは、シートPの端
部、インクジェット記録ヘッド51から遠ざかる方向へ
の大きな落ち込みを防止している。さらに、リブ61b
の平面部61eの高さは、リブ61aの平面部61dの
高さより低く設定されており、シートPの端部近傍の非
記録面がリブ61bに当接することにより発生する、シ
ートPの端部のインクジェット記録ヘッド51側へ反り
を抑制している。
【0056】このような状態から、高濃度のインクが紙
などの吸水性のあるシートPに吐出されて記録が行われ
た場合には、シートPは、主な溶媒として水を用いたイ
ンクが多量に打ち込まれた状態となり、膨潤して寸法が
大きくなる。このとき、シートPは波打ち状態の振幅が
大きくなる方向に伸びようとする。ところが、シートP
の記録面(インクの吐出によりインクを吸収した面)は
拍車58及び付勢拍車60で押えられているため、イン
クジェット記録ヘッド51側への膨らみはほとんど発生
せず、図11の破線で示した様に、リブ61a間及びリ
ブ61aとリブ61bの間で、インクジェット記録ヘッ
ド51側から遠ざかる方向に伸びることになる。
【0057】また、上記インクの多量の打ち込みにより
シートPが膨潤するとき、インクジェット記録ヘッド5
1から遠ざかる方向への大きな膨らみは、付勢拍車60
のシート搬送方向上流側の両側に備えられたりリブ61
cにより抑えられている。
【0058】さらに、図7の平面図に示すように、リブ
61c(13)の平面部61f(13a)はリブ61a
(12)の平面部61d(12a)より短い構成として
いるため、付勢拍車60(11)でシートPをインクジ
ェット記録ヘッド51から遠ざける方向に付勢した場合
でも、シートPがリブ61c(13)の13b(図7)
で受けてしまうことによる、これら13bの間での記録
シートPのインクジェット記録ヘッド51側への盛り上
がりの発生を抑制することができる。
【0059】以上説明した様に、本実施形態によれば、
リブ61bの平面部61eの高さを、リブ61cの平面
部61fの高さと同等若しくは高く、かつ、リブ61a
の平面部61dの高さをより低く設定することで、シー
トPの端部の、インクジェット記録ヘッド51から遠ざ
かる方向への大きな落ち込みを防止すると共に、シート
Pの端部近傍の非記録面がリブ61bに当接することに
より発生する、シートPの端部のインクジェット記録ヘ
ッド51側への反りを抑制することが可能になる。その
結果、インクジェット記録ヘッド51とシートPとの間
隔を必要以上に離すことなく、シートPの端部がインク
ジェット記録ヘッド51に接触する惧れを防ぐことがで
きる。また、シートPに予め微小な波打ちを確実に発生
させ、シートPがインクを吸収して膨潤してもシートP
がインクジェット記録ヘッド51側へ膨らまないように
することができる。
【0060】さらに、シートPの端部の、インクジェッ
ト記録ヘッド51側へのカールを押えるための浮き規制
部材62を設けておいた場合には、浮き規制部材62と
シートPとの間隔を必要以上に離すことなく、浮き規制
部材62にシートPの端部先端部が当接してしまう惧れ
を防ぐことができる。
【0061】(第六実施形態)第五実施形態では、シー
トPの幅方向のセット位置基準となる側で、シートPの
端部近傍を支持するリブ61bの平面部61eの高さ
を、リブ61cの平面部61fの高さと同等若しくは若
干高く、かつ、リブ61aの平面部61dの高さより低
く設定する場合について述べたが、図12に示すよう
に、リブ61b’を、リブ61aと略同幅、かつ、略同
高さに設定した場合でも、リブ61aとリブ61b’と
の配列ピッチL2をリブ61a同士の配列ピッチL1よ
りも大きくすることにより、第五実施形態と同様の効果
を得ることができる。
【0062】また、上記配列ピッチL1とL2とが略等
しい場合でも、図13に示すように、リブ61b’の内
側(リブ61c側)の稜線部61hに、リブ61aの稜
線部61gよりも大きな面取り加工または丸み付け加工
で角処理しても、第五実施形態と同様の効果を得ること
ができる。
【0063】なお、本実施形態における上記配列ピッチ
L1,L2の設定、あるいはリブ61b’の稜線部61
hの角処理については、リブ61b’の高さが第五実施
形態で説明したものと同一であっても、同様の効果を得
ることができるということは勿論である。
【0064】(第七実施形態)第五実施形態及び第六実
施形態では、リブ61aとリブ61b(61b’)との
幅を略等しい幅として説明したが、図14に示すよう
に、リブ61a同士の配列ピッチL1と、リブ61aと
リブ61b”との配列ピッチL2とが等しい場合でも、
リブ61b”の幅W2をリブ61aの幅W1よりも細く
し、リブ61a間の間隔L1’よりもリブ61aとリブ
61b”との間の間隔L2’を広げることにより、上述
の実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0065】以上、本発明のいくつかの実施形態につい
て説明したが、前述までの効果を得るための各実施形態
での設定を単独または組み合わせて設定しても同様の効
果を得ることができるということは、勿論である。
【0066】また、前述第五〜第七実施形態において
は、シートPの幅方向のセット位置基準となる側で、前
記シートPの端部近傍を支持するリブ61bについて述
べたが、前記とは反対側のシートPの端部を支持するリ
ブについても、前述までと同様の設定にすることによ
り、同様の効果を得ることができる。
【0067】また、前述第五〜第七実施形態において
は、シートPの排出側に排紙ローラ、拍車及び付勢拍車
が存在する場合について述べたが、これらが存在しない
場合であっても、シートPにインクが吸収されることに
よるシートPの波打ち現象の制御を、プラテンに設けた
複数個のリブの作用によりシートPに予め微小な波打ち
を発生させて実施する場合には、前述までと同様にリブ
の位置や形状を設定することにより、同様の効果を得る
ことができる。
【0068】更に、前述の第一実施形態から第七実施形
態では、プラテンにシートの搬送方向に沿って複数のリ
ブを突設してコックリングの影響を極力抑える構成とし
たものであって、シートの裏面側を支持するリブの平面
部とインク吐出口面に配された複数のインク吐出口のそ
れぞれとの距離を、シートPの厚さ相当の距離差以内で
ある距離と実質的に同等とすることができる。これによ
り、インク吐出口から吐出されたインクがシートに付着
するまでの距離を、搬送方向上流側のインク吐出口とシ
ート間及び下流側のインク吐出口とシート間で、インク
吐出口とシートとが接触しないような所定の距離にする
ことができ、色ずれ等の発生しない、良好な記録画像を
得ることができる。
【0069】また、前述までの各実施形態においては、
記録装置をインクジェット記録装置として説明したが、
本発明は、インクジェット方式以外の記録装置にも適用
することができる。すなわち、シートPの搬送時に腰付
け等をする目的で、プラテンに設けた複数個のリブによ
り、シートPに予め微小な波打ちを発生させる記録装置
の場合にも、前述までと同様にリブの位置や形状を設定
することにより、同様の効果を得ることができる。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、以
下に記載する効果を奏する。
【0071】第1の発明では、第1突起及び第2突起
は、それぞれ支持面から搬送方向の上流側へ記録シート
支持部材に対して低くなるような斜面を備え、これら斜
面の傾斜角を異ならせることで、記録シートの搬送を容
易に行うことができるようになるとともに、記録シート
と記録手段との距離も上流側と下流側とで実質的に等し
くさせることができる。しかも、第1突起及び第2突起
の下流側で記録シートを記録手段から遠ざける方向に付
勢した場合でも、記録シートが記録手段側へ盛り上がる
ことを抑えることができる。
【0072】第2の発明では、記録シート支持部材に、
記録シートの幅方向端部を支持する第1突起と、記録シ
ートの幅方向の一部を記録手段側に凸状に支持する複数
の第2突起とを設け、記録シートを幅方向に波打った状
態で支持することで、記録手段による記録により記録シ
ートが膨潤しても、記録シートを記録手段等へ接触させ
ることなく確実に搬送することができる。また、これに
より記録シートと記録手段との対向距離を記録シートの
搬送方向において、記録手段と記録シートとが接触しな
いような所定の距離にすることが可能となるので、記録
位置ずれを防止することができる。
【0073】さらに、記録シート支持部材に、第1突起
と第2突起との間の第3突起を設けた第3の発明では、
記録シートの支持による波打ち状態をより安定させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態に係るインクジェット記
録装置の全体構成図である。
【図2】図1に示すインクジェット記録装置の記録部を
示す要部斜視図である。
【図3】図2に示す記録部の、記録時のシートの状態を
説明する側面図である。
【図4】図2に示す記録部の、記録時のシートの状態を
説明する側面図である。
【図5】図2に示す記録部の、記録時のシートの状態を
説明する側面図である。
【図6】図2に示す記録部の、記録時のシートの状態を
説明する正面図である。
【図7】図2に示す記録部の、記録時のシートの状態を
説明する平面図である。
【図8】図2に示す記録部の、2種類のリブを説明する
側面図である。
【図9】本発明の第二実施形態に係る記録部の斜視図で
ある。
【図10】本発明の第三実施形態に係る記録部の斜視図
である。
【図11】本発明の第五実施形態に係る記録部の、図5
の矢印B方向から見たものに相当する正面図である。
【図12】本発明の第六実施形態に係る記録部の、図1
0に対応する図である。
【図13】本発明の第六実施形態に係る記録部の変形例
の、図10に対応する図である。
【図14】本発明の第七実施形態に係る記録部の、図1
0に対応する図である。
【図15】従来のインクジェット記録装置の、記録シー
トの搬送状況を示す図である。
【図16】図15に示すインクジェット記録装置におい
て記録シートが更に搬送された状態を示す図である。
【符号の説明】
1 インクジェット記録装置 2 給送トレイ 3 搬送ローラ対 3a 搬送ローラ 3b ピンチローラ 3c ピンチローラホルダ 3d ピンチローラバネ 4 プラテン 5 排出ローラ対 5a 排出ローラ 5b,58 拍車 5c バネ軸 6 キャリッジ 7 ガイドシャフト 8 プーリ 9 タイミングベルト 10 カートリッジ 10a 吐出口面 11,60 付勢拍車 12,13,61a,61b,61b’,61b”,6
1c リブ 12a,13a,61d,61e,61f 平面部 12b,13b 傾斜面 51 インクジェット記録ヘッド 61g,61h 稜線部 62 浮き規制部材 P シート

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録シートに記録を行う記録手段を保持
    するための保持手段と、 前記記録シートを搬送する搬送手段と、 前記記録手段と対向する位置に配置され、前記搬送手段
    により搬送された前記記録シートの非記録面を支持する
    支持面を備えた第1突起と第2突起とが、前記記録シー
    トの搬送方向と交差する方向に配列された記録シート支
    持部材とを有し、 前記第1突起と前記第2突起とは、前記記録シートの搬
    送方向に沿って延在するとともに、前記支持面から前記
    搬送方向の上流側へ前記記録シート支持部材に対して低
    くなるような斜面を備え、前記第1突起と前記第2突起
    との斜面は傾斜角が異なる、記録装置。
  2. 【請求項2】 前記第2突起の傾斜角は、前記第1突起
    の傾斜角よりも小さい、請求項1に記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 前記保持手段に保持されて移動する前記
    記録手段と対向して、前記第1突起の前記支持面と、前
    記第2突起の前記支持面および前記斜面と、が位置す
    る、請求項1または2に記載の記録装置。
  4. 【請求項4】 前記記録手段は、画像情報に基づいて記
    録シートにインクを吐出することで記録を行うインクジ
    ェット記録ヘッドである、請求項1または2に記載の記
    録装置。
  5. 【請求項5】 前記インクジェット記録ヘッドは、熱エ
    ネルギーを用いてインク吐出口からインクを吐出する、
    請求項4に記載のインクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 記録シートに記録を行う記録手段を保持
    するための保持手段と、 前記記録シートを搬送する搬送手段と、 前記記録手段と対向する位置に配置され、前記搬送手段
    で搬送された記録シートの非記録面を上面で支持する複
    数の突起が設けられた記録シート支持部材と、 前記記録シート支持部材に配された、前記記録シートの
    幅方向端部を支持する第1突起と、 前記記録シート支持部材に配された、前記記録シートの
    幅方向の一部を前記記録手段側に凸状に支持する複数の
    第2突起とを有する記録装置。
  7. 【請求項7】 前記第1突起の高さが前記第2突起の高
    さよりも低い、請求項6に記載の記録装置。
  8. 【請求項8】 前記第1突起の前記第2突起側の稜線部
    が、前記第2突起の稜線部よりも大きな面取り加工ある
    いは丸み付け加工が施されている、請求項6または7に
    記載の記録装置。
  9. 【請求項9】 前記第1突起の幅が、前記第2突起の幅
    よりも狭い、請求項6または7に記載の記録装置。
  10. 【請求項10】 前記第1突起とこれに最も隣接した前
    記第2突起との配列ピッチが、前記第2突起同士の配列
    ピッチよりも大きい、請求項6または7に記載の記録装
    置。
  11. 【請求項11】 記録シートに記録を行う記録手段を保
    持するための保持手段と、 前記記録シートを搬送する搬送手段と、 前記記録手段と対向する位置に配置され、前記搬送手段
    で搬送された記録シートの非記録面を上面で支持する複
    数の突起が設けられた記録シート支持部材と、 前記記録シート支持部材に配された、前記記録シートの
    搬送方向の端部側を支持する第1突起と、 前記記録シートに配された、前記記録シートの幅方向の
    一部を前記記録手段側に凸状に支持する複数の第2突起
    と、 前記記録シート支持部材に配された、前記第1突起と前
    記第2突起との間に設けられた第3突起とを有する記録
    装置。
  12. 【請求項12】 前記第1突起の高さが前記第2突起の
    高さよりも低い、請求項11に記載の記録装置。
  13. 【請求項13】 前記第1突起の前記第2突起側の稜線
    部が、前記第2突起の稜線部よりも大きな面取り加工あ
    るいは丸み付け加工が施されている、請求項11または
    12に記載の記録装置。
  14. 【請求項14】 前記第1突起の幅が前記第2突起の幅
    よりも狭い、請求項11または12に記載の記録装置。
  15. 【請求項15】 前記第3突起の高さが前記第2突起の
    高さよりも低く、かつ、前記第1突起の形状が前記第3
    突起の形状と等しい、請求項11に記載の記録装置。
  16. 【請求項16】 前記第3突起の高さが前記第2突起の
    高さよりも低く、かつ、前記第1突起の高さが前記第3
    突起の高さ以上である、請求項11または12に記載の
    記録装置。
  17. 【請求項17】 前記搬送手段は、前記記録シート支持
    部材よりも前記記録シートの搬送方向下流側に、前記記
    録シートを挟んで搬送する複数のローラ対と、前記複数
    のローラ対の間に設けられ前記記録シートを前記記録シ
    ート支持部材側に付勢する付勢手段とを備え、 前記第2突起は、前記複数のローラ対の上流側にそれぞ
    れ配置され、前記第3突起は、前記付勢手段の上流側近
    傍に配置されている、請求項11または12に記載の記
    録装置。
  18. 【請求項18】 前記第1突起とこれに最も隣接した前
    記第2突起との配列ピッチが、前記第2突起同士の配列
    ピッチよりも大きい、請求項11または12に記載の記
    録装置。
  19. 【請求項19】 前記記録シート支持部材の端部近傍に
    は、前記記録シートほ幅方向端部が前記記録手段側に浮
    き上がるのを規制する規制部を有する、請求項11また
    は12に記載の記録装置。
  20. 【請求項20】 前記記録手段は、画像情報に基づいて
    記録シートにインクを吐出することで記録を行うインク
    ジェット記録ヘッドである請求項11または12に記載
    の記録装置。
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