JPH1071711A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

Info

Publication number
JPH1071711A
JPH1071711A JP24919896A JP24919896A JPH1071711A JP H1071711 A JPH1071711 A JP H1071711A JP 24919896 A JP24919896 A JP 24919896A JP 24919896 A JP24919896 A JP 24919896A JP H1071711 A JPH1071711 A JP H1071711A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
sheet material
recording sheet
platen
area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP24919896A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Oyama
一夫 大山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP24919896A priority Critical patent/JPH1071711A/ja
Publication of JPH1071711A publication Critical patent/JPH1071711A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Handling Of Sheets (AREA)
  • Handling Of Cut Paper (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録用シート材の記録領域において、簡略な
構成で、コックリングの影響を極力排除し、プラテンか
らの記録ヘッド方向への浮きを防止する。 【解決手段】 インク液滴を吐出して記録用シート材7
に記録するための記録ヘッド1と、記録ヘッド1と対向
する位置に設けられ、記録用シート材7を記録領域への
搬送をガイドするプラテン11と、を備えた記録装置に
おいて、プラテン11上における少なくとも前記記録領
域で記録用シート材7に波打ち形状を付与する波打ち形
状付与手段12,16,17、13,15、18を設け
たことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録用シート材を
プラテンに沿って搬送し記録する記録装置において、特
にインクジェット記録装置のプランテン部の構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】記録装置、特にインクジェット記録装置
においては安定した記録を行うために、記録媒体である
記録用シート材にインクが付与された際に発生するコッ
クリングの影響を極力排除し、また元々湿気などにより
カールを発生している記録用シート材に対してプラテン
からの記録ヘッド方向への浮きを防止して、記録用シー
ト材の表面と記録ヘッドとの間隔を保つようにしなけれ
ばならない。
【0003】これは、記録用シート材に浮きが生じる
と、記録ヘッドや記録部付近に設けられたガイドの金具
等が記録用シート材の浮き部に接触しこすれて、記録面
を汚すという問題が生じるからである。特にインクジェ
ット記録装置ではインク滴が記録用シート材に吸収され
る前にこすられると汚れやすいのである。
【0004】「コックリング」とは、インクが記録用シ
ート材である紙に付着し吸収されることにより、紙のそ
の部分が膨潤し浮き上がることを言う。
【0005】そして、上記した記録用シート材のプラテ
ンからの記録ヘッド方向への浮きの防止を実現する従来
の装置の例としては、次のものがある。
【0006】(従来例1)特開平4ー69264号公報
等に記載されているように、記録用シート材の搬送方向
に対し上流部をプラテン側に紙押さえ部材で押しつける
構成がある。
【0007】(従来例2)特開昭61ー95966号公
報、実開平3−29352号公報等に記載されているよ
うに、プラテンに複数の小径の孔を設け、負圧発生手段
を用いて発生させた吸引力により記録用シート材をプラ
テンに密着させる構成がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例1では、サイズの異なる記録用シート材を用いる場
合、印字範囲の上流部を紙押え部材でプラテンへ押し付
ける構成は、印字範囲が狭く、しかも紙押さえ部材で搬
送方向上流部を押し付けている位置から、次に押し付け
られる位置(例えば排紙ローラ対)までの距離が短い場
合には有効な手段であったが、記録ヘッドの印字幅が広
く、次に押し付けられる位置までの距離が長い場合に
は、押し付けている位置から離れるほど、その効果が薄
れ、コックリングや紙浮きが発生しやすかった。
【0009】特に記録画像が高濃度の場合、多量のイン
クが記録用シート材に打ち込まれることになり、その結
果大きなコックリングが発生し、記録ヘッドに接触して
画像を乱したり、記録ヘッドの目詰まりを発生すること
もあった。
【0010】次に従来例2では、負圧発生手段を用いて
記録用シート材を吸引するため、装置が大掛かりにな
り、コストが高く、また、吸気・排気音が大きいという
欠点があった。
【0011】さらに、サイズの異なる記録用シート材を
用いる場合、それぞれのサイズに合わせて記録用シート
材が覆わないプラテン上の小径の穴を封止する手段を新
たに設けなければ、所望の吸引力を得ることができない
と言う欠点もあった。
【0012】本発明は、上記した従来技術の課題を解決
するためになされたもので、その目的とするところは、
記録用シート材の記録領域において、簡略な構成で、コ
ックリングの影響を極力排除し、プラテンからの記録ヘ
ッド方向への浮きを防止し得る記録装置を提供すること
にある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明にあっては、インク液滴を吐出して記録用シ
ート材に記録するための記録ヘッドと、該記録ヘッドと
対向する位置に設けられ、前記記録用シート材を記録領
域への搬送をガイドするプラテンと、を備え、前記プラ
テン上における少なくとも前記記録領域で前記記録用シ
ート材に波打ち形状を付与するために、前記プラテン上
に複数の凹凸部を設け、該複数の凹部に対応する位置に
記録用シート材をプラテン側に変位させる変位付与部材
を前記記録領域の少なくとも上流側に設けた記録装置に
おいて、前記記録用シート材を前記記録領域の記録開始
位置に頭出しする際に、一度、前記記録領域の上流側に
設けられた変位付与部材を介して記録開始位置より長め
に搬送し、逆転搬送により記録開始位置に頭出しして成
ることを特徴とする。
【0014】また、前記変位付与部材を前記記録領域の
上流及び下流側に設け、前記記録用シート材を前記記録
領域の記録開始位置に頭出しする際に、一度、前記記録
領域の下流側に設けられた変位付与部材まで搬送し、逆
転搬送により記録開始位置に頭出しして成ることが好適
である。
【0015】上記構成の記録装置にあっては、記録用シ
ート材を記録領域の記録開始位置に頭出しする際に、一
度、記録領域の上流側に設けられた変位付与部材を介し
て記録開始位置より長めに搬送し、逆転搬送により記録
開始位置に頭出しするようにしていることから、記録用
シート材に記録領域の上流で波打ち形状を付与すること
になり、記録用シート材に腰の強さを与えるため、記録
用シート材がカールしている場合でも記録ヘッド方向に
浮くのを防止することができる。
【0016】また、プラテン上の複数の凹部の位置にお
いてプラテン側に記録用シート材を変位させる変位付与
部材を記録領域の少なくとも上流側に設けていることか
ら、コックリングは確実にプラテンの凹部で防止でき、
しかも変位付与部材にて下向きに発生されるため、記録
ヘッド側への浮きを防止できる。
【0017】さらに、従来のように負圧発生手段でなく
変位付与部材を設けるだけで良いため、装置構成が大掛
かりになることがない。
【0018】また、変位付与部材を記録領域の上流及び
下流側に設け、記録用シート材を記録領域の記録開始位
置に頭出しする際に、一度、記録領域の下流側に設けら
れた変位付与部材まで搬送し、逆転搬送により記録開始
位置に頭出しするようにすることで、特に波打ち形状を
付与しにくい記録用シート材先端に対しても、一度、記
録領域の上流側と下流側から波打ち形状を付与するた
め、確実に記録領域において記録用シート材に波打ち形
状を付与することになるので、上記したように確実にコ
ックリング及び浮きを防止することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に本発明を図示の実施の形態
に基づいて説明する。
【0020】(実施の形態1)本発明の実施の形態1に
係る記録装置を図1乃至図3を用いて説明する。
【0021】図1は本発明の実施の形態1に係る記録装
置としてのインクジェット記録装置のプラテン部分の一
部を切り欠いた斜視図で、図2は概略側面図である。
【0022】図において、1はインク液滴を吐出して記
録媒体に記録するための記録ヘッドであって、キャリッ
ジ2に搭載されており、記録ヘッド1とキャリッジ2
は、不図示のキャリッジモータによりタイミングベルト
6を介して駆動されるもので、キャリッジ2の図中右端
側はガイドレール3により、キャリッジ2の図中左端側
はその端部から突出しているガイドコロ4が支持レール
5により支持されて、その支持レール5とガイドレール
3上を走査するようになっている。
【0023】一方、記録媒体である記録用シート材7
は、不図示の給送機構により、給送側駆動ローラ8とそ
の給送側駆動ローラ8に不図示の圧接手段により圧接さ
せられて従動回転するレジストローラ9で形成されるレ
ジストローラ対10のニップ位置まで給送され、斜行等
が矯正される。
【0024】その後、記録用シート材7は、不図示のモ
ータにより駆動されるレジストローラ対10の回転によ
り、記録ヘッド1と対向した位置にあるプラテン11と
記録用シート材押さえ板12の間を通って記録領域であ
る印字領域へ搬送される。
【0025】プラテン11はその搬送面に搬送方向に平
行して複数の凸部を成すリブ13が形成されている。ま
た、記録用シート材押さえ板12には、プラテン11の
複数のリブ13の間の凹部15にそれぞれ突出する突起
16が設けられており、水平部17がリブ13に当接す
るように不図示の付勢手段により付勢されている。
【0026】即ち、突起16を有する記録用シート材押
え板12が印字領域の上流側の記録用シート材7をプラ
テン11側に変位させる変位付与部材を成している。
【0027】このために、記録用シート材7は、プラテ
ン11と記録用シート材押さえ板12の間を通過する際
に、リブ13と突起16によりリブ13部分で頂点とな
り、突起16の部分即ちリブ13の間で谷(プラテン1
1側に変位)となる波打ち形状となる(図3参照)。
【0028】また、印字領域下流には、記録用シート材
押さえ板12の突起16に対応する位置に(搬送方向に
沿って突起16の延長線上に)、突起16と同じ量だけ
リブ13間の凹部15内にそれぞれ突出するように、拍
車18を回転軸19上に配置して取り付ける。
【0029】回転軸19は、不図示のモータにより回転
駆動され、複数の拍車18を記録用シート材7の突入時
に抵抗とならないように搬送速度と同じ速度で回転させ
ている。
【0030】「拍車」とは、外周に鋭利な突起を全周的
に設けた歯車状のもので、1乃至複数の突起による微小
な面積で記録媒体(記録用シート材)の搬送を補助する
ものである。
【0031】上記の構成によって、拍車18が記録用シ
ート材押さえ板12の突起16と同じ働き、即ち印字領
域の下流側のプラテン11側に記録用シート材7を変位
させる変位付与部材を成しているので、印字領域の上流
と下流とで印字領域を通過する記録用シート材7に波打
ち形状を付与することが可能となっている。
【0032】記録ヘッド1の取り付け位置は、波打ち形
状の状態で記録用シート材7が接触せず、所定間隔を保
つ高さに設定されている。
【0033】ここで、印字領域の上流または下流の一方
からしか波打ち形状を付与するように押さえることがで
きない、記録用シート材7の先端と後端について述べ
る。
【0034】記録用シート材7の先端は記録用シート材
押さえ板12の突起16により波打ち形状を付与される
が、その先端が記録用シート材押さえ板12から離れる
に従い、波打ち形状が弱まる傾向にあることが実験で確
認されている。
【0035】そこで図2(a)に示すように、記録用シ
ート材7を記録開始位置Sに頭出しする際に、一度、印
字領域としての記録ヘッド1の印字ノズル範囲Wの下流
側にある拍車18まで給送し、印字領域の上流と下流の
両方から波打ち形状の付与をしてから、その後に図2
(b)に示すように、逆転搬送により記録開始位置Sに
戻すことで、確実に記録用シート材7の先端まで波打ち
形状を形成することが可能になる。
【0036】また、記録用シート材7の後端は、拍車1
8により波打ちを付与されるのであるが、記録用シート
材押さえ板12の突起16を通過しているので、一度、
印字領域の上流と下流の両方から波打ち形状を付与され
ており、確実に波打ちを形成することが可能となってい
る。
【0037】上記構成によって、記録開始位置Sまで搬
送された記録用シート材7は、記録ヘッド1の走査によ
り所定位置にインク液滴が付与され記録が行われる。そ
して、不図示のモータにより駆動される排送側駆動ロー
ラ20とその排送側駆動ローラ20に不図示の手段によ
って圧接させられて従動回転する複数の排送用拍車21
とで形成されるニップによって、記録用シート材7は記
録部から図1中矢印a方向へ搬送排出され、不図示の排
送トレイに収納される。
【0038】次に、図3を用いて印字前後の記録用シー
ト材7の挙動について説明する。図3は記録用シート材
7の印字前後の挙動を示す断面図である。
【0039】上記の記録動作、いわゆる印字領域におけ
る搬送により、記録用シート材7は、プラテン11上の
リブ13で頂点となり、リブ13の間の凹部15で谷と
なる波打ち形状が付与される。
【0040】ここで、記録用シート材7の図中左右端部
は反りなどの要因で記録ヘッド1側に浮きやすいので、
記録用シート材押さえ板12の突起16及び搬送方向下
流側の突起部材(実施の形態1では拍車18)を図中左
右端部に配置し、図3に示すように図中左右端部(図示
は右端部のみ)を下向きに押さえるようにする。
【0041】図3において記録用シート材押さえ板12
を通過した記録用シート材7は、破線で示された記録用
シート材22のような波打ち形状となる。この時、記録
画像が高濃度の場合には、主な溶媒として水を用いた記
録用インクが多量に打ち込まれた状態となり、膨潤して
寸法が大きくなる。
【0042】よって記録用シート材22は、印字領域の
直前で波打ち形状の頂点がリブ13と記録用シート材押
さえ板12の水平部17に押さえられて位置が固定され
ているため、膨潤によっても動き難い。逆に複数のリブ
13の間では動きが規制されていないので、記録用シー
ト材22の膨潤による伸びは、主にリブ13の間で発生
する。そして突起によって予め下向きに変位されている
ため、コックリングは確実に下向きに発生し、印字後の
記録用シート材7の形状は実線で示す記録用シート材2
3のようになる。
【0043】また、記録用シート材7の膨潤は複数のリ
ブ13の間で分散し、凹部15で均一なコックリングと
なるので、1つ1つのコックリングを低く押さえること
が可能となり、記録ヘッド1側に浮き上がることもな
い。
【0044】また、雰囲気環境による記録用シート材7
のカール問題がある。これは雰囲気環境の特に急激な湿
度変化によって記録用シート材7に反りが生じてしまう
現象であるが、本実施の形態において、記録用シート材
7は、印字領域上流で波打ち形状が与えられるので、腰
が強くなり、カールも矯正され、記録ヘッド1側に浮く
こともない。
【0045】そして、従来例のように負圧発生手段を設
けることなく、記録用シート材押え板12、拍車18を
設けるだけで良いため、装置構成が大掛かりになること
がない。
【0046】ここで、本実施の形態においては、印字領
域の下流側にプラテンの凹部内においてプラテン側に変
位させる部材として拍車による構成としたが、前述の性
能を満足する構成であれば、拍車に限定するものではな
い。
【0047】また、拍車18の凹部15内への侵入量を
記録用シート材押さえ板12の突起16と同じ量とした
が、異なる侵入量としても良い。
【0048】(実施の形態2)上記実施の形態1では、
印字領域の下流側に拍車18を配置したものを例にとっ
て説明したが、図4に示す本発明の実施の形態2に係る
記録装置としても良い。
【0049】実施の形態2を以下に説明する。なお、上
記実施の形態1と同じ部品については図中同じ符号を付
して、その説明は省略する。
【0050】図4に示すように、印字領域の下流側にお
いて印字領域を通過する記録用シート材7に波打ち形状
を与える手段を成す記録用シート材7の変位付与部材
は、実施の形態1における拍車18の代わりに、上流側
と同様に記録用シート材押さえ板26を設けても良い。
【0051】この記録用シート材押さえ板26は、上流
側の記録用シート材押さえ板12の突起16に対応する
位置にプラテン11のリブ13の間の凹部15内にそれ
ぞれ突出する突起40を有し、さらに、図示しない回動
手段により排送用従動ローラ27を中心に矢印bの範囲
で回動可能であり、記録用シート材7が搬送される時に
2点鎖線で示す28の状態となり、搬送の妨げにならぬ
ように退避し、それ以外の時に実線で示す26の状態と
なり、記録用シート材7に波打ち形状を付与する。従っ
て実施の形態1と同様の効果が得られる。
【0052】(実施の形態3)本発明の実施の形態3に
係る記録装置を図5及び図6を用いて説明する。なお、
上記実施の形態1と同じ部品については図中同じ符号を
付して、その説明は省略する。
【0053】実施の形態3では、印字領域の下流側にお
いて記録用シート材7に波打ち形状を与える手段を成す
記録用シート材7の変位付与部材を、排送側駆動ローラ
(実施の形態1でいう排送側駆動ローラ20)上に設け
たものである。
【0054】図5及び図6において、32は、排送側駆
動ローラであって、不図示のモータによって回転駆動さ
れるものであり、回転軸上で複数の大径部と小径部とを
交互に有し、凹部29と凸部30を設けている。
【0055】凸部30は、やや薄型の円盤をしており、
プラテン11のリブ13の延長線上にそれぞれ配置され
ており、その外周面はリブ13の高さとほぼ同じ高さに
なるように形成されている。凹部29はプラテン11の
凹部15の延長線上に配置されている。
【0056】拍車18は、排送側駆動ローラ32の凹部
29の上で、上流側の記録用シート材押さえ板12の突
起16と同じ位置に、突起16がプラテン11の凹部1
5内に突出(侵入)する量と同じ量だけ凹部29内に侵
入して配置され、不図示のホルダによって位置固定及び
回転可能に保持されている。
【0057】排送用拍車21は、不図示のホルダによっ
て回転可能に保持され、排送側駆動ローラ32の凸部3
0に押圧され、従動回転する。
【0058】クリーナ33は、拍車18と排送用拍車2
1に付着した記録インクを除去する部材で、本実施の形
態では1つの排送用拍車21により従動回転し、さらに
排送用拍車21の両側側の2つの拍車18を従動回転さ
せている。
【0059】上記構成において、排送側駆動ローラ32
の凹部29と凸部30はプラテン11の凹部15とリブ
13と同じ機能を果たし、拍車18は上流側の突起16
と同じ機能を果たすので、印字領域を通過する記録用シ
ート材7に確実に波打ち形状を付与できるため、より確
実に記録用シート材7の浮きを防止できる。
【0060】また、拍車18と排送用拍車21を同列上
に配置したので、排送ローラの搬送方向のより上流に配
置可能となるため、早く記録用シート材7を挟持でき、
下流への搬送がより確実となる。
【0061】上記実施の形態1乃至3においては、プラ
テン11に対して記録用シート材押さえ板12を付勢し
た例を示したが、逆に固定の記録用シート材押さえ板1
2に対してプラテン11を付勢する構成としても良い。
【0062】また、レジストローラ対10と記録用シー
ト材押さえ板12の突起16までの距離が短い場合に
は、記録用シート材7の波打ち形状を形成しやすくする
ために、給送側駆動ローラ8の波打ち形状の谷(プラテ
ン11の凹部15)に対応する部分を凹形状にしても良
い。
【0063】さらに、プラテン11上の複数のリブ13
の高さが均一な例を示したが、リブ13の高さの種類を
2種類以上としても良く、リブ13の間に複数の低いリ
ブを配置しても良い。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
記録用シート材を記録領域の記録開始位置に頭出しする
際に、一度、記録領域の上流側に設けられた変位付与部
材を介して記録開始位置より長めに搬送し、逆転搬送に
より記録開始位置に頭出しするようにしていることか
ら、記録用シート材に記録領域の上流で波打ち形状を付
与することになり、記録用シート材に腰の強さを与える
ため、記録用シート材がカールしている場合でも記録ヘ
ッド方向に浮くのを防止することができる。
【0065】加えて、記録用シート材自体の反りによる
浮きも、上記したように記録用シート材に波打ち形状を
与え、腰を付与しているため、防止することが可能とな
る。
【0066】また、プラテン上の複数の凹部の位置にお
いてプラテン側に記録用シート材を変位させる変位付与
部材を記録領域の少なくとも上流側に設けていることか
ら、コックリングは確実にプラテンの凹部で防止でき、
しかも変位付与部材にて下向きに発生されるため、記録
ヘッド側への浮きを防止でき、記録用シート材と記録ヘ
ッドとの接触を防ぐ効果と、さらにその結果として、記
録インクの着弾精度を高めることが可能となる。
【0067】さらに、従来のように負圧発生手段でなく
変位付与部材を設けるだけで良いため、装置構成が大掛
かりになることがない。
【0068】また、変位付与部材を記録領域の上流及び
下流側に設け、記録用シート材を記録領域の記録開始位
置に頭出しする際に、一度、記録領域の下流側に設けら
れた変位付与部材まで搬送し、逆転搬送により記録開始
位置に頭出しするようにすることで、特に波打ち形状を
付与しにくい記録用シート材先端に対しても、一度、記
録領域の上流側と下流側から波打ち形状を付与すること
になるので、記録前の記録用シート材に無理のない緩や
かな波打ち形状が付与でき、インクが記録用シート材に
浸透することにより発生するコックリングを複数の特定
位置(凹部内)に発生させ、個々のコックリングを低く
押えることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施の形態1に係る記録装置の
斜視図である。
【図2】図2(a),(b)は本発明の実施の形態1に
係る記録装置の記録開始位置に頭出しする際の動作を示
す側面図であって、同図(a)は一度拍車まで記録用シ
ート材を搬送した図で、同図(b)はその後に逆転搬送
により記録用シート材を記録開始位置に戻した図であ
る。
【図3】図3は本発明の実施の形態1に係る記録装置に
おいて記録用シート材の印字領域を通過する際の挙動を
示す断面図である。
【図4】図4は本発明の実施の形態2に係る記録装置の
斜視図である。
【図5】図5は本発明の実施の形態3に係る記録装置の
斜視図である。
【図6】図6は図5のB−B線断面図である。
【符号の説明】
1 記録ヘッド 2 キャリッジ 3 ガイドレール 4 ガイドコロ 5 支持レール 6 タイミングベルト 7、22、23 記録用シート材 8 給送側駆動ローラ 9 レジストローラ 10 レジストローラ対 11 プラテン 12 記録用シート材押さえ板(上流側の変位付与部
材) 13 リブ(凸部) 15 凹部(プラテン側) 16、40 突起 17 水平部 18 拍車(下流側の変位付与部材) 19 拍車軸 20、32 排送側駆動ローラ 21 排送用拍車 26、28 記録用シート材押え板(下流側の変位付与
部材) 27 排送用従動ローラ 29 凹部(排送側駆動ローラ側) 30 凸部 33 クリーナ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インク液滴を吐出して記録用シート材に
    記録するための記録ヘッドと、 該記録ヘッドと対向する位置に設けられ、前記記録用シ
    ート材を記録領域への搬送をガイドするプラテンと、を
    備え、 前記プラテン上における少なくとも前記記録領域で前記
    記録用シート材に波打ち形状を付与するために、前記プ
    ラテン上に複数の凹凸部を設け、該複数の凹部に対応す
    る位置に記録用シート材をプラテン側に変位させる変位
    付与部材を前記記録領域の少なくとも上流側に設けた記
    録装置において、 前記記録用シート材を前記記録領域の記録開始位置に頭
    出しする際に、一度、前記記録領域の上流側に設けられ
    た変位付与部材を介して記録開始位置より長めに搬送
    し、逆転搬送により記録開始位置に頭出しして成ること
    を特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 前記変位付与部材を前記記録領域の上流
    及び下流側に設け、前記記録用シート材を前記記録領域
    の記録開始位置に頭出しする際に、一度、前記記録領域
    の下流側に設けられた変位付与部材まで搬送し、逆転搬
    送により記録開始位置に頭出しして成ることを特徴とす
    る請求項1に記載の記録装置。
JP24919896A 1996-08-30 1996-08-30 記録装置 Withdrawn JPH1071711A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24919896A JPH1071711A (ja) 1996-08-30 1996-08-30 記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24919896A JPH1071711A (ja) 1996-08-30 1996-08-30 記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1071711A true JPH1071711A (ja) 1998-03-17

Family

ID=17189373

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24919896A Withdrawn JPH1071711A (ja) 1996-08-30 1996-08-30 記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1071711A (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1162073A1 (en) * 1999-03-18 2001-12-12 Copyer Co., Ltd. Ink jet type image forming device
JP2005280214A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Seiko Epson Corp 記録装置及び液体噴射装置
JP2010100067A (ja) * 2010-01-25 2010-05-06 Brother Ind Ltd インクジェット記録装置
JP2010201780A (ja) * 2009-03-03 2010-09-16 Seiko Epson Corp 記録装置
US20130135393A1 (en) * 2011-11-28 2013-05-30 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image Recording Apparatus
CN103129163A (zh) * 2011-11-28 2013-06-05 兄弟工业株式会社 喷墨记录设备及压盘设备
US8696109B2 (en) 2011-11-28 2014-04-15 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Inkjet recording apparatus
US20140146118A1 (en) * 2011-11-28 2014-05-29 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Inkjet Recording Apparatus
JP2014166743A (ja) * 2013-01-31 2014-09-11 Brother Ind Ltd インクジェット記録装置
US8899742B2 (en) 2012-04-27 2014-12-02 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image recording apparatus
US9381755B2 (en) 2012-07-26 2016-07-05 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Platen with diagonal substrate support surfaces
US20170368847A1 (en) * 2011-11-28 2017-12-28 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink-Jet Recording Apparatus

Cited By (44)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1162073A1 (en) * 1999-03-18 2001-12-12 Copyer Co., Ltd. Ink jet type image forming device
EP1162073A4 (en) * 1999-03-18 2003-06-18 Copyer Co INKJET IMAGING DEVICE
JP2005280214A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Seiko Epson Corp 記録装置及び液体噴射装置
JP2010201780A (ja) * 2009-03-03 2010-09-16 Seiko Epson Corp 記録装置
JP2010100067A (ja) * 2010-01-25 2010-05-06 Brother Ind Ltd インクジェット記録装置
US20190054748A1 (en) * 2011-11-28 2019-02-21 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink-Jet Recording Apparatus
US9505244B2 (en) 2011-11-28 2016-11-29 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink-jet recording apparatus and platen apparatus
US8696109B2 (en) 2011-11-28 2014-04-15 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Inkjet recording apparatus
US8696110B2 (en) 2011-11-28 2014-04-15 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink-jet recording apparatus and platen apparatus
US8702227B2 (en) * 2011-11-28 2014-04-22 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image recording apparatus
US20140146118A1 (en) * 2011-11-28 2014-05-29 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Inkjet Recording Apparatus
US11345173B2 (en) 2011-11-28 2022-05-31 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image recording apparatus
US11345170B2 (en) 2011-11-28 2022-05-31 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Inkjet recording apparatus
US8926088B2 (en) 2011-11-28 2015-01-06 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink-jet recording apparatus and platen apparatus
US8955964B2 (en) 2011-11-28 2015-02-17 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image recording apparatus
US8967796B2 (en) 2011-11-28 2015-03-03 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Inkjet recording apparatus
US9056505B2 (en) 2011-11-28 2015-06-16 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Inkjet recording apparatus
US9085180B2 (en) 2011-11-28 2015-07-21 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image recording apparatus
US9186917B2 (en) 2011-11-28 2015-11-17 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Inkjet recording apparatus
US9227431B2 (en) 2011-11-28 2016-01-05 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image recording apparatus
US9227435B2 (en) 2011-11-28 2016-01-05 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink-jet recording apparatus and platen apparatus
US9321283B2 (en) 2011-11-28 2016-04-26 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Inkjet recording apparatus
US9370947B2 (en) 2011-11-28 2016-06-21 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image recording apparatus
US10953673B2 (en) 2011-11-28 2021-03-23 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink-jet recording apparatus
CN103129163A (zh) * 2011-11-28 2013-06-05 兄弟工业株式会社 喷墨记录设备及压盘设备
US9550379B2 (en) 2011-11-28 2017-01-24 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Inkjet recording apparatus
US9738098B2 (en) 2011-11-28 2017-08-22 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image recording apparatus
US9844957B2 (en) 2011-11-28 2017-12-19 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink-jet recording apparatus and platen apparatus
US20170368847A1 (en) * 2011-11-28 2017-12-28 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink-Jet Recording Apparatus
US9975358B2 (en) 2011-11-28 2018-05-22 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Inkjet recording apparatus
US10071571B2 (en) * 2011-11-28 2018-09-11 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink-jet recording apparatus
US10081199B2 (en) 2011-11-28 2018-09-25 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink-jet recording apparatus and platen apparatus
US10105974B2 (en) 2011-11-28 2018-10-23 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image recording apparatus
US20130135393A1 (en) * 2011-11-28 2013-05-30 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image Recording Apparatus
US10259238B2 (en) 2011-11-28 2019-04-16 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Inkjet recording apparatus
US10357982B2 (en) 2011-11-28 2019-07-23 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image recording apparatus
US10399367B2 (en) 2011-11-28 2019-09-03 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink-jet recording apparatus
US10434801B2 (en) 2011-11-28 2019-10-08 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink-jet recording apparatus and platen apparatus
US10710384B2 (en) 2011-11-28 2020-07-14 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Inkjet recording apparatus
US10773535B2 (en) 2011-11-28 2020-09-15 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image recording apparatus
US10821751B2 (en) 2011-11-28 2020-11-03 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink-jet recording apparatus and platen apparatus
US8899742B2 (en) 2012-04-27 2014-12-02 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image recording apparatus
US9381755B2 (en) 2012-07-26 2016-07-05 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Platen with diagonal substrate support surfaces
JP2014166743A (ja) * 2013-01-31 2014-09-11 Brother Ind Ltd インクジェット記録装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3432052B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2000071532A (ja) インクジェット記録装置
JP3658159B2 (ja) 記録装置
US8857972B2 (en) Inkjet recording apparatus
JP2004106978A (ja) 記録装置
JP2001031288A (ja) インクジェット記録装置
JP2007145485A (ja) 記録媒体搬送機構及びこれを備えた画像記録装置
JPH1071711A (ja) 記録装置
JP4100198B2 (ja) インクジェットプリンタ
JP3372800B2 (ja) 記録装置
US6616361B2 (en) Ink jet recording apparatus
JP3507485B2 (ja) インクジェット記録装置
JP3762155B2 (ja) 排紙装置及びこれを備えた画像形成装置
JP2003095501A (ja) シート材搬送装置及び画像形成装置
JP3928707B2 (ja) 記録媒体の搬送装置及びインクジェット式記録装置
JP4001679B2 (ja) 用紙搬送装置
JPH04213546A (ja) プリンタの記録媒体排出機構
JP3126612B2 (ja) 記録媒体搬送装置
JP2001341886A (ja) 記録装置
JP3918904B2 (ja) プラテン、および記録装置
JP2003191552A (ja) 排紙装置及び該排紙装置を備えたインクジェット記録装置
JP2002127515A (ja) 画像形成装置
JP3629870B2 (ja) インクジェットプリンタ
JP2001010129A (ja) 記録装置
JP3572002B2 (ja) シート材搬送装置及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20031104