JP4012560B1 - 容器詰コーヒー飲料 - Google Patents

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    • A23F5/24Extraction of coffee; Coffee extracts; Making instant coffee
    • A23F5/243Liquid, semi-liquid or non-dried semi-solid coffee extract preparations; Coffee gels; Liquid coffee in solid capsules

Abstract

【課題】クロロゲン酸濃度が高く、長期保存時の安定性及び風味に優れる流通販売を目的とした容器詰コーヒー飲料を提供する。
【解決手段】
(A)クロロゲン酸類濃度 0.140〜0.5質量%
(B)クロロゲン酸類/タンニン(FOLIN−DENIS法)=0.6〜1.0質量比率
(C)ジクロロゲン酸類/クロロゲン酸類=0.06〜0.19質量比率
であることを特徴とする加熱殺菌処理を施した容器詰コーヒー飲料。
【選択図】 なし

Description

本発明は、クロロゲン酸濃度が高く、長期保存時の安定性及び風味に優れる流通販売を目的とした容器詰コーヒー飲料に関する。
高血圧症の治療薬としては、神経因子による調節系に作用する各種神経遮断薬、液性因子に関わる調節系に作用するACE阻害薬、AT受容体拮抗薬、血管内皮由来物質による調節系に関わるCa拮抗薬、腎臓での体液調節系に関わる降圧利尿薬などの医薬品が挙げられ、これらは主として医療機関において、重症の高血圧患者に使用される。しかし、現状において高血圧症対策の目的で使用される医薬品は、有効性に関しては満足できる反面少なからず存在する副作用のため患者にかかる負担は大きい。
このため食事療法、運動療法、飲酒・喫煙の制限などの生活改善による一般療法が、軽症を含む正常高値高血圧症者から重症な高血圧症者に広く適用されている。一般療法の重要性の認識の高まりに伴い、特に食生活の改善が重要であるといわれ続けている。そして血圧降下作用を有する食品から食品由来の降圧素材の探索がさかんに行われ、その有効成分の分離・同定が数多く行われている。
一方、コーヒー飲料組成物内に含まれるヒドロキシヒドロキノンを低減させ、コーヒー飲料組成物中のヒドロキシヒドロキノン/クロロゲン酸類重量比率を10/10000以下にすることにより血圧降下作用が認められることが報告されている(特許文献1)。
また、クロロゲン酸濃度の高いものとしては、生豆抽出物を配合したものが提案されている。(特許文献2,3)
WO05/72533 特開2003−204755 特開2003−204756
本発明の目的は、クロロゲン酸濃度が高く、長期保存時の安定性及び風味に優れる流通販売を目的とした容器詰コーヒー飲料を提供することにある。
本発明者は、焙煎コーヒー豆特有の風味を維持しながら、長期保存時の安定性と風味に優れた容器詰コーヒー飲料を提供するにあたり種々検討した結果、クロロゲン酸濃度、クロロゲン酸類/タンニン質量比率、並びにジクロロゲン酸類/クロロゲン酸類比率を特定範囲に制御することが極めて有効であることを見出した。
すなわち、本発明は、
(A)クロロゲン酸類濃度 0.14〜0.5質量%であり、
(B)クロロゲン酸類/タンニン(FOLIN−DENIS法)=0.6〜1.0質量比率であり、かつ
(C)ジクロロゲン酸類/クロロゲン酸類=0.074〜0.19質量比率である加熱殺菌処理を施した容器詰コーヒー飲料である。
本発明によれば、クロロゲン酸濃度が高く、長期保存時の安定性及び風味に優れた容器詰コーヒー飲料を得ることができる。
本発明の容器詰コーヒー飲料は、生理効果及び風味、安定性の観点から、クロロゲン酸類を0.14〜0.5質量%含有するが、好ましくは0.145〜0.4質量%、より好ましくは0.15〜0.3質量%、更に好ましくは0.155〜0.25質量%、特に好ましくは0.16〜0.2質量%含有する。当該クロロゲン酸類としては(A1)モノカフェオイルキナ酸、(A2)フェルラキナ酸、(A3)ジカフェオイルキナ酸の三種を含有する。ここで(A1)モノカフェオイルキナ酸としては3−カフェオイルキナ酸、4−カフェオイルキナ酸及び5−カフェオイルキナ酸から選ばれる1種以上が挙げられる。また(A2)フェルラキナ酸としては、3−フェルラキナ酸、4−フェルラキナ酸及び5−フェルラキナ酸から選ばれる1種以上が挙げられる。(A3)ジカフェオイルキナ酸としては3,4−ジカフェオイルキナ酸、3,5−ジカフェオイルキナ酸及び4,5−ジカフェオイルキナ酸から選ばれる1種以上が挙げられる。当該クロロゲン酸類の含有量は、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)により測定することができる。HPLCにおける検出手段としては、UV検出が一般的であるが、CL(化学発光)検出、EC(電気化学)検出、LC−Mass検出等により更に高感度で検出することもできる。
本発明では、ジクロロゲン酸類/クロロゲン酸類の質量比率、即ち、(A3)/[(A1)+(A2)+(A3)]が0.074〜0.19、より好ましくは0.08〜0.188、更に好ましくは0.1〜0.187であることが、保存安定性と風味バランスを制御し易い点から好ましい。
本発明の容器詰コーヒー飲料は、H22(過酸化水素)の含有量が1ppm以下、更に0.1ppm以下、特に0.01ppm以下であるのがコーヒー本来の風味の点で好ましい。過酸化水素の測定は通常用いられる過酸化水素計を用いて行うことができ、例えば、セントラル科学社製の高感度過酸化水素計スーパーオリテクターモデル5(SUPER ORITECTOR MODEL5)等を用いることができる。
本発明で用いられる焙煎コーヒー豆から得られるコーヒー抽出物は、コーヒー豆からの抽出物、インスタントコーヒーの水溶液、液体コーヒーエキスなどから調製することができる。
本発明におけるコーヒー抽出物を得るのに用いるコーヒー豆の種類は、特に限定されないが、例えばブラジル、コロンビア、タンザニア、モカ、キリマンジェロ、マンデリン、ブルーマウンテン等が挙げられる。コーヒー豆種としては、アラビカ種、ロブスタ種などがある。コーヒー豆は1種でもよいし、複数種をブレンドして用いてもよい。コーヒー豆を焙煎により焙煎コーヒー豆とする方法については、好ましい焙煎方法としては直火式又は熱風式、半熱風式があり、回転ドラムを有している形式が更に好ましい。焙煎温度は通常100〜300℃、更に好ましくは150〜250℃である。風味の観点より焙煎後1時間以内に0〜100℃まで冷却することが好ましく、更に好ましくは10〜60℃である。焙煎コーヒー豆の焙煎度としては、ライト、シナモン、ミディアム、ハイ、シティ、フルシティ、フレンチ、イタリアンがあり、ライト、シナモン、ミディアム、ハイ、シティが好ましい。
焙煎度を色差計で測定したL値としては、10〜50、好ましくは15〜25である。また、焙煎度の違うコーヒー豆由来の抽出物を混合して使用するのが好ましい。その場合にはL値40〜60の焙煎度を持つコーヒー豆由来の抽出物とL10〜39の焙煎度を持つコーヒー豆由来の抽出物を併用することができる。好ましくはL値45〜55の焙煎度を持つコーヒー豆由来の抽出物とL値15〜25の焙煎度を持つコーヒー豆由来の抽出物の併用、より好ましくはL値47〜53の焙煎度を持つコーヒー豆由来の抽出物とL値16〜24の焙煎度を持つコーヒー豆由来の抽出物の併用、もっとも好ましくはL値46〜51の焙煎度を持つコーヒー豆由来の抽出物とL値16.5〜24の焙煎度を持つコーヒー豆由来の抽出物の併用が良い。また、焙煎度の異なるコーヒー豆由来の抽出物を併用する場合や単独で使用する場合に、生コーヒー豆からの抽出物を焙煎コーヒー豆と併せて使用してもよい。
焙煎コーヒー豆からの抽出方法については、例えば焙煎コーヒー豆又はその粉砕物から水〜熱水(0〜100℃)などの抽出溶媒を用いて抽出する方法等が挙げられる。粉砕度合いは、極細挽き(0.250-0.500μm)、細挽き(0.300-0.650μm)、中細挽き(0.530-1.000μm)、中挽き(0.650-1.500μm)、粗挽き(0.850-2.100μm)、極粗挽き(1.000-2.500μm)や平均粒径3mm〜10mm程度の大粒径粉砕物のカット品が挙げられる。抽出方法は、ボイリング式、エスプレッソ式、サイホン式、ドリップ式(ペーパー、ネル等)等が挙げられる。また生コーヒー豆から抽出物を得る場合も上記方法から選択しても良い。
抽出溶媒としては、水、アルコール含有水、ミルク、炭酸水などが挙げられる。抽出溶媒のpHは通常4〜10であり、風味の観点からは5〜7が好ましい。尚、抽出溶媒の中にpH調整剤、例えば重炭酸水素ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、L−アスコルビン酸、L−アルコルビン酸Naを含有させ、pHを適宜調整しても良い。
抽出器としては、ペーパードリップ、不織布ドリップ、サイフォン、ネルドリップ、エスプレッソマシン、コーヒーマシン、パーコレーター、コーヒープレス、イブリック、ウォータードリップ、ボイリング、加熱可能な釜、攪拌及び攪拌可能な釜、コーヒーカップへ実質的に懸架可能なペーパー又は不織布の袋状構造体、上部にスプレーノズル下部に実質的にコーヒー豆の固液分離可能な構造体(メッシュやパンチングメタルなど)を有するドリップ抽出器、上部及び下部に実質的にコーヒー豆の固液分離可能な構造体(メッシュやパンチングメタルなど)を有するカラム抽出器等が挙げられる。抽出器に加熱又は冷却可能な構造(例えば、電気ヒーター、温水や蒸気、冷水が通液可能なジャケット)を有していても良い。
抽出方法としてはバッチ式抽出法、半バッチ式抽出法、連続式抽出法が挙げられる。バッチ式抽出法又は半バッチ式抽出法の抽出時間は10秒〜120分である。風味の観点より、30秒から30分が好ましい。
コーヒー抽出液を活性炭処理することが好ましい。例えば、バッチ法としては、例えばコーヒー抽出液を含む液に活性炭を加え−10〜100℃で0.5分〜5時間撹拌した後、活性炭を除去すればよい。処理時の雰囲気としては、空気下、不活性ガス下(窒素ガス、アルゴンガス、ヘリウムガス、炭酸ガス)が挙げられるが、風味の観点より不活性ガス下が好ましい。
カラム通液法としては、例えば活性炭カラム内に活性炭を充填し、コーヒー抽出液を含む液をカラム下部又は上部から通液させ、他方から排出させる。活性炭のカラム内への充填量は、通液前に活性炭カラムに充填できる量であれば良い。活性炭カラムの上段又は下段の少なくとも1つにメッシュ(網)又はパンチングメタルなど有し実質的に活性炭が漏れ出さない分離構造体を有していれば良い。
活性炭量は、コーヒー抽出液中のコーヒー豆由来可溶性固形分(Brix)に対して、0.01〜100倍である。風味の観点より、活性炭の場合は、0.02〜1.0倍、逆相クロマトグラフの樹脂担体の場合は2〜100倍用いるのが好ましい。
活性炭としては、ミクロ孔領域における平均細孔半径が5オングストローム(Å)以下、更には、2〜5オングストロームの範囲であることが好ましく、特に3〜5オングストロームの範囲であることが好ましい。本発明におけるミクロ孔領域とは、10オングストローム以下を示し、平均細孔半径は、MP法により測定して得た細孔分布曲線のピークトップを示す細孔半径の値とした。MP法とは、文献(Colloid and Interface Science, 26, 46(1968))に記載の細孔測定法であり、株式会社住化分析センター、株式会社東レリサーチセンターにて採用されている方法である。
また、活性炭の種類としては、ヤシ殻活性炭が好ましく、更に水蒸気賦活化ヤシ殻活性炭が好ましい。活性炭の市販品としては、白鷺WH2C、WH2CL、W2CL、W2C、EH(日本エンバイロケミカルズ)、太閣CW(二村化学)、クラレコールGW(クラレケミカル)等を用いることができる。
活性炭を用いた吸着剤処理法はクロロゲン酸類量を低下させることなく選択的にヒドロキシヒドロキノン含量を低減させることができるだけでなく、風味も良く、更にクロロゲン酸類に対するカリウム含量を質量比で1/5以上、特に1/2以上保持して、カリウム含量を低下させない点からも好ましい。
尚、吸着剤処理工程は、コーヒー抽出液のみで処理をおこなうのが好適であるが、例えば炭酸水素ナトリウムなどの原料を混合し処理をおこなっても良い。
本発明の容器詰コーヒー飲料のクロロゲン酸類/タンニン(FOLIN−DENIS法)質量比率は0.6〜1.0、好ましくは0.62〜0.9、更に好ましくは0.65〜0.85が好適である。この範囲にあると焙煎豆由来の風味が温存されると共にクロロゲン酸類濃度が高いながらも保存安定性が向上し良い。
本発明の容器詰コーヒー飲料は、高速液体クロマトグラフィーによる分析における、ガリックアシッドを標準物質とした場合のガリックアシッドに対する相対保持時間が0.54〜0.61の時間領域に実質的にピークを有しないことが好ましい。当該時間領域に実質的にピークを有しないことを確認するには、一般的なHPLCを使用することができ、例えば溶離液として0.05M酢酸水溶液と0.05M酢酸100%アセトニトリル溶液のグラジエントを用い、ODSカラムを用いて、紫外線吸光光度計等により検出することで確認することができる。
本発明においてガリックアシッドに対する相対保持時間が0.54〜0.61の時間領域に実質的にピークを有しないとは、ガリックアシッドの1ppm溶液を分析時の面積値をS1とし、同条件でコーヒー飲料組成物を分析した時の前記特定の領域に溶出する成分に由来するピーク面積の総和をS2としたとき、S2/S1<0.01であることを意味する。
本発明の容器詰コーヒー飲料は、F0値(致死値)を一定値以上に設定して加熱殺菌処理を行うことにより製造される。F0値は、微生物学的安定性の点で、5〜60、好ましくは10〜50、より好ましくは15〜40、更に好ましくは17〜35である。ここで、F0値とは、缶詰コーヒー飲料を加熱殺菌した場合の加熱殺菌効果を評価する値で、基準温度(121.1℃)における加熱時間(分)を示す。F0値は、容器内温度に対する致死率(121.1℃で1)に、加熱時間(分)を乗じて算出される。致死率は致死率表(藤巻正生ら、「食品工業」、恒星社厚生閣、1985年、1049頁)から求めることができる。F0値を算出するには、一般的に用いられる面積計算法、公式法等を採用することができる(例えば谷川ら《缶詰製造学》頁220、厚生閣 参照)。
本発明において、F0値を所定の値になるよう設定するには、例えば、予め得た致死率曲線から、適当な加熱温度・加熱時間を決定すればよい。
殺菌機はバッチ式殺菌機又は連続式殺菌機が使用可能である。バッチ式殺菌機としては、レトルト釜がある。連続式殺菌機としては、チューブ式殺菌機、プレート式殺菌機、HTSTプレート式殺菌装置、UHT殺菌機などがある(改訂版ソフトドリンクス、頁546−558、頁633−638、監修:全国清涼飲料工業会、発行:光琳)。風味の観点より、連続殺菌機が好ましく。特に、連続加熱殺菌後無菌下で充填することが好ましい。
また本発明において、殺菌時間は、ヒドロキシヒドロキノンの増加を効果的に抑制する点で、10分以内であり、好ましくは100秒〜9分、より好ましくは110秒〜7分である。
また、殺菌温度は、微生物学的安定性の点で123℃以上が好ましく、更に123〜150℃、より好ましくは126〜141℃、更に好ましくは130〜140℃が好適である。またF0は少なくとも5以上にする必要がある。
当該加熱殺菌処理は、上記条件の他、金属缶のように容器に充填後、加熱殺菌できる場合にあっては食品衛生法に定められた殺菌条件で行われる。また加熱殺菌設定条件までの昇温及び冷却は速やかに行ない、過剰な熱履歴を伴わないように留意すべきである。尚、金属缶においても加熱殺菌後の充填でもよい。また、紙、瓶等においても同様であり、容器の耐熱性を勘案し、充填後加熱殺菌でも加熱殺菌後充填でも可能である。
本発明の容器詰コーヒー飲料には、所望により、ショ糖、グルコース、フルクトース、キシロース、果糖ブドウ糖液、糖アルコール等の糖分、抗酸化剤、pH調整剤、乳化剤、香料等を添加することができる。コーヒー組成物のpHとしては、飲料の風味及び安定性の面から5〜7、更に5.4〜6.5、特に5.5〜6.2が好ましい。
本発明の容器詰コーヒー飲料は、缶(アルミニウム、スチール)、紙、レトルトパウチ、瓶(ガラス)等の容器に詰めて製造することができる。この場合、容器に詰めて50〜500mLの缶詰コーヒー飲料とすることができる。缶詰コーヒー飲料は、シングルストレングスであることが好ましい。ここでシングルストレングスとは、容器詰飲料を開封した後、そのまま飲めるものをいう。また、本発明により得られる缶詰ブラックコーヒー飲料中のモノカフェオイルキナ酸の構成比としては、4−カフェオイルキナ酸/3−カフェオイルキナ酸質量比率が0.6〜1.2であり、5−カフェオイルキナ酸/3−カフェオイルキナ酸質量比率が0.01〜3であることが好ましい。また本発明の作用を効果的にする為に容器詰コーヒー飲料を容器詰ブラックコーヒー飲料としても良い。ここでブラックコーヒー飲料とは無糖ブラック、加糖ブラック及び微糖ブラック等のいわゆる甘味料の有無に関わることなくミルクが配合されないものをいう。
容器としては、コーヒー中の成分の変化を防止する観点から、酸素透過度の低い容器が好ましく、例えば、アルミニウムや、スチールなどの缶、ガラス製の瓶等を用いるのが良い。缶やビンの場合、リキャップ可能な、リシール型のものも含まれる。ここで酸素透過性とは、20℃、相対湿度50%の環境下で測定した酸素透過度(cc・mm/m2・day・atm)であり、酸素透過度が5以下が好ましく、更に3以下、特に1以下が好ましい。
クロロゲン酸類の分析法:
容器詰コーヒー飲料のクロロゲン酸類の分析法は次の通りである。分析機器はHPLCを使用した。装置の構成ユニットの型番は次の通り。UV−VIS検出器:L−2420((株)日立ハイテクノロジーズ)、カラムオーブン:L−2300((株)日立ハイテクノロジーズ)、ポンプ:L−2130((株)日立ハイテクノロジーズ)、オートサンプラー:L−2200((株)日立ハイテクノロジーズ)、カラム:Cadenza CD−C18 内径4.6mm×長さ150mm、粒子径3μm(インタクト(株))。
分析条件は次の通りである。サンプル注入量:10μL、流量:1.0mL/min、UV−VIS検出器設定波長:325nm、カラムオーブン設定温度:35℃、溶離液A:0.05M 酢酸、0.1mM 1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸、10mM 酢酸ナトリウム、5(V/V)%アセトニトリル溶液、溶離液B:アセトニトリル。
濃度勾配条件
時間 溶離液A 溶離液B
0.0分 100% 0%
10.0分 100% 0%
15.0分 95% 5%
20.0分 95% 5%
22.0分 92% 8%
50.0分 92% 8%
52.0分 10% 90%
60.0分 10% 90%
60.1分 100% 0%
70.0分 100% 0%
HPLCでは、試料1gを精秤後、溶離液Aにて10mLにメスアップし、メンブレンフィルター(GLクロマトディスク25A,孔径0.45μm,ジーエルサイエンス(株))にて濾過後、分析に供した。
クロロゲン酸類の保持時間(単位:分)
(A1)モノカフェオイルキナ酸:5.3、8.8、11.6の計3点(A2)フェルラキ
ナ酸:13.0、19.9、21.0の計3点(A3)ジカフェオイルキナ酸:36.6
、37.4、44.2の計3点。ここで求めた9種のクロロゲン酸類の面積値から5−カ
フェオイルキナ酸を標準物質とし、質量%を求めた。
タンニン(FOLIN−DENIS法)の分析方法:
サンプルとなるコーヒー液をS(g)採取し、イオン交換水でV(ml)に定容する。定容した液を検液として、これを5ml分取する。次に、Folin試薬:5mlと、10%炭酸ナトリウム溶液:5mlを検液と混和し、反応を開始する。この反応液を室温で1時間放置する。
反応後の検液の吸光値を波長:700nmで測定する。以下の計算式でタンニン(タンニン酸として)濃度を計算する。
計算式 タンニン(タンニン酸として)
タンニン(g/100g)=A×V/5×B×10-6×100/S
(A:タンニン酸濃度(μg/発色液)、B:希釈倍率)
参考文献:五訂 日本食品標準成分表 分析マニュアルの解説
財団法人 日本食品分析センター編集/中央法規
実施例1
高焙煎度(L値 16.5)のコーヒー豆より得た抽出液のBrixに対して、重量比で50重量%の活性炭を充填したカラムに室温、SV20[1/容量[m]/流量[m/hr]]の条件下で、前記コーヒー抽出液を処理した。同様に、低焙煎のコーヒー豆(L値 35)より得た抽出液を活性炭処理カラムに通液処理した。得られた活性炭処理液を表1に示す配合割合で混合し、炭酸水素ナトリウムを溶解した水溶液でpH調製後、イオン交換水で希釈した。75℃まで加温し、190g入り缶容器に充填、密封後、129℃で7分間の殺菌を行った。
実施例2
実施例1と同様にして得られた活性炭処理液を表1に示す配合割合で混合し、炭酸水素ナトリウムを溶解した水溶液でpH調製後、イオン交換水で希釈した。75℃まで加温し、190g入り缶容器に充填、密封後、129℃で7分間の殺菌を行った。
実施例3
中焙煎度のコーヒー豆(L値 24)より得た抽出液のBrixに対して、50重量%の活性炭を充填したカラムに室温、SV20[1/容量[m]/流量[m/hr]]の条件下で、前記コーヒー抽出液を処理した。同様に、極低焙煎のコーヒー豆(L値 50)より得た抽出液を活性炭処理カラムに通液処理した。得られた活性炭処理液を表1に示す配合割合で混合し、炭酸水素ナトリウムを溶解した水溶液でpH調製後、イオン交換水で希釈した。75℃まで加温し、190g入り缶容器に充填、密封後、129℃で7分間の殺菌を行った。
実施例4
実施例1と同様にして得られた活性炭処理液を表1に示す配合割合で混合し、炭酸水素ナトリウムを溶解した水溶液でpH調製後、イオン交換水で希釈した。75℃まで加温し、190g入り缶容器に充填、密封後、135℃で1分40秒間の殺菌を行った。
実施例5
実施例1と同様にして得られた活性炭処理液を表1に示す配合割合で混合し、炭酸水素ナトリウムを溶解した水溶液でpH調製後、イオン交換水で希釈した。75℃まで加温し、190g入り缶容器に充填、密封後、135℃で1分40秒間の殺菌を行った。
実施例6
中焙煎度(L値 24)のコーヒー豆より得た抽出液のBrixに対して、50重量%の活性炭を充填したカラムに室温、SV20[1/容量[m]/流量[m/hr]]の条件下で、前記コーヒー抽出液を処理した。得られた活性炭処理液について、炭酸水素ナトリウムを溶解した水溶液でpH調製後、イオン交換水で希釈した。75℃まで加温し、190g入り缶容器に充填、密封後、129℃で7分間の殺菌を行った。
比較例1
中深焙煎度(L値 22)のコーヒー豆より得た抽出液について、炭酸水素ナトリウムを溶解した水溶液でpH調製後、イオン交換水で希釈した。75℃まで加温し、190g入り缶容器に充填、密封後、118℃で10分間の殺菌を行った。
比較例2
中深焙煎度(L値 22)のコーヒー豆より得た抽出液のBrixに対して、50重量%の活性炭を充填したカラムに室温、SV20[1/容量[m]/流量[m/hr]]の条件下で、前記コーヒー抽出液を処理した。得られた活性炭処理液について、炭酸水素ナトリウムを溶解した水溶液でpH調製後、イオン交換水で希釈した。75℃まで加温し、190g入り缶容器に充填、密封後、118℃で10分間の殺菌を行った。
比較例3
実施例1と同様にして得られた活性炭処理液を表1に示す配合割合で混合し、炭酸水素ナトリウムを溶解した水溶液でpH調製後、イオン交換水で希釈した。75℃まで加温し、190g入り缶容器に充填、密封後、129℃で7分間の殺菌を行った。
比較例4
実施例1と同様にして得られた活性炭処理液を表1に示す配合割合で混合し、炭酸水素ナトリウムを溶解した水溶液でpH調製後、イオン交換水で希釈した。75℃まで加温し、190g入り缶容器に充填、密封後、129℃で7分間の殺菌を行った。
比較例5
極低焙煎度(L値 50)のコーヒー豆より得た抽出液のBrixに対して、50重量%の活性炭を充填したカラムに室温、SV20[1/容量[m]/流量[m/hr]]の条件下で、前記コーヒー抽出液を処理した。得られた活性炭処理液について、炭酸水素ナトリウムを溶解した水溶液でpH調製後、イオン交換水で希釈した。75℃まで加温し、190g入り缶容器に充填、密封後、129℃で7分間の殺菌を行った。
Figure 0004012560
Figure 0004012560
※1コーヒー感の評価は、下記の指標で官能試験で行った。
1;コーヒー感が強い
2;コーヒー感がやや強い
3;どちらとも言えない
4;コーヒー感がやや弱い
5;コーヒー感が弱い
※2加温保存時の安定性は、目視判定で行った。
1;沈殿が無い
2;極僅かに沈殿がある
3;僅かに沈殿がある
4;沈殿がある
5;沈殿が多量にある

Claims (2)

  1. (A)クロロゲン酸類濃度 0.14〜0.5質量%であり、
    (B)クロロゲン酸類/タンニン(FOLIN−DENIS法)=0.6〜1.0質量比率であり、かつ
    (C)ジクロロゲン酸類/クロロゲン酸類=0.074〜0.19質量比率である加熱殺菌処理を施した容器詰コーヒー飲料。
  2. 缶入りである請求項1記載の容器詰コーヒー飲料。
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