JP3811966B2 - N−(2−アミノ−4,6−ジクロロピリミジン−5−イル)フォルムアミドおよびその製造方法 - Google Patents
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Description
本発明は、N−(2−アミノ−4,6−ジクロロピリミジン−5−イル)フォルムアミドに関し、またその製造方法に関する。 この混合物は、抗ウイルス性ヌクレオチド誘導体(PCT出願WO91/01310)の製造において、重要な中間体である。
【0002】
N−5−保護−2,5−ジアミノ−4,6−ジクロロピリミジンは、抗ウイルス性ヌクレオチド誘導体の製造において中間体として役立ち、すでに公開されている。〔EP−A0552758〕 しかしながら、これらの化合物には、対応するヌクレオチド誘導体に変換することが難しいという不利益がある。
【0003】
従って、本発明の目的は、対応するヌクレオチド誘導体をよい収率で得るために使用することができるピリミジン誘導体を提供すること、およびこのピリミジン誘導体の経済的な製造方法を提供することにある。
【0004】
本発明の目的は、請求項1に従う、式
【0005】
【化13】
【0006】
の新規なN−(2−アミノ−4,6−ジクロロピリミジン−5−イル)フォルムアミドによって、またそれを製造する請求項2の本発明の方法によって達成される。
【0007】
本発明のN−(2−アミノ−4,6−ジクロロピリミジン−5−イル)フォルムアミドは、これまで文献に記述されたことのない化合物である。
【0008】
工程の第一段階においては、一般式
【0009】
【化14】
【0010】
〔式中、R1 はC1〜C6アルキル基またはその塩を表す。〕
のアミノマロン酸エステルを、塩基の存在においてグアニジンまたはその塩と環化し、式
【0011】
【化15】
【0012】
の2,5−ジアミノ−4,6−ジヒドロキシピリミジン、またはその塩を生成する。
【0013】
出発原料として使用される一般式IIのアミノマロン酸エステルは、対応するマロン酸エステル誘導体を既知の方法でアミド化することによって得ることができる。
【0014】
EP−A0552758に従って、アルカリ金属アルコラートを、たとえばナトリウムもしくはカリウムのメトキシドまたはナトリウムもしくはカリウムのエトキシドなどを、塩基として使用するのが好都合である。 その場で生成したメタノール中のナトリウムメトキシドまたはエタノール中のナトリウムエトキシドを使用することが好ましい。
【0015】
好都合に使用できるアミノマロン酸エステルの塩およびグアニジンの塩は、それらの塩化水素酸塩または臭化水素酸塩の塩である。
【0016】
環化を、室温と適切な溶媒の還流温度との間の温度で行なうのが好都合であって、還流温度で行なうことが好ましい。
【0017】
通常の反応時間である2〜6時間の後、適当なところで、式III の中間体を、通常の製造方法を用いて単離することができる。 式Iの最終生成物の合成は、式IIIの中間体を単離することなく行なうことが好ましい。
【0018】
工程の第二段階は、式IIIの中間体またはその塩を、一般式
【0019】
【化16】
【0020】
のアミドの存在において塩素化剤を用いて塩素化し、下の一般式の4,6−ジクロロピリミジンを生成することによって行なう。
【0021】
【化17】
【0022】
式中、置換基R5は−NH2を表す。 置換基R2は、つぎのどちらでもよい:*5員または6員のヘテロシクロアルキル基であって、場合によってはヘテロ原子上に置換基を有するもの、たとえばピペリジニル、モルフォリニル、チオモルフォリニル、ピロリジニルまたはN−メチルピペラジニル、好ましくはピペリジニルまたはピロリジニル、または、
*NR3R4
R3およびR4は同一または異なるものであって、それぞれC1〜C6アルキル基、たとえばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、ペンチルまたはヘキシル、好ましくはメチルまたはベンジル基である。
【0023】
従って、N,N−ジメチルフォルムアミド、N,N−ジエチルフォルムアミド、N,N−ジイソプロピルフォルムアミド、N−フォルミルピペリジン、N−フォルミルモルフォリン、N−フォルミルチオモルフォリン、N,N−メチルフォルミルピペラジンまたはN,N−ジベンジルフォルムアミドを、好ましくはN,N−ジメチルフォルムアミド、N−フォルミルピペリジンまたはN,N−ジベンジルフォルムアミドを、式IVのアミドとして使用することができる。
【0024】
好都合に使用できる式IIIの中間体の塩は、塩化水素酸塩もしくは臭化水素酸塩またはそのアルカリ金属塩、たとえばナトリウムまたはカリウムの塩である。
【0025】
使用できる塩素化剤は、当業者によく知られているもの、たとえばオキシ塩化リン、チオニルクロライド、スルフリルクロライド、三塩化リン、五塩化リン、フォスゲンまたはジフォスゲンである。 オキシ塩化リンを塩素化剤として使用することが好ましい。
【0026】
塩素化剤およびアミド(IV)は、モル比1:0.55から1:10で使用するのが好都合であり、好ましいモル比は、1:0.55から1:1である。
【0027】
塩素化は、50℃から適切な溶媒の還流温度までの温度で実施するのが好都合である。
【0028】
前述のアミドを塩素化反応の溶媒として使用することができる。 しかしながら、塩素化を、追加的に不活性溶媒の中で実施することもできる。 使用することができる不活性溶媒の例は、トルエン、キシレン、クロロホルム、ジクロロメタン、ジクロロエタンまたはクロロベンゼン、好ましくはトルエンまたはジクロロエタンである。
【0029】
通常の反応時間である3〜24時間に続いて、対応する一般式V(R5=−NH2)の4,6−ジクロロピリミジンを、当業者によく知られた方法で単離することができる。 これらの4,6−ジクロロピリミジン類は文献に記述されておらず、それゆえ、N−(2−アミノ−4,6−ジクロロピリミジン−5−イル)フォルムアミドを製造する新規な中間体として、本発明の一部をなす。 4,6−ジクロロ−N’−(ジメチルアミノメチレン)ピリミジン−2,5−ジアミンおよび4,6−ジクロロ−N’(ピペリジン−1−イルメチレン)ピリミジン−2,5−ジアミンは、4,6−ジクロロピリミジン(V,R5=−NH2)の好ましい代表例である。
【0030】
これらの4,6−ジクロロピリミジン(V)の前駆体は、選択された反応条件または取得条件に応じて単離してもよい。 これらの前駆体は同様に一般式Vで定義される。 R5はそのとき−NH−CH=Oまたは−N=CH−R2を表し、式中R2は前記した意味をもつ。 これらの前駆体は同様に文献から知られておらず、それゆえ、N−(2−アミノ−4,6−ジクロロピリミジン−5−イル)フォルムアミドを製造する新規な中間体として、本発明の一部をなす。 4,6−ジクロロ−N,N’−ビス(ジメチルアミノメチレン)ピリミジン−2,5−ジアミン、4,6−ジクロロ−N,N’−ビス(ピペリジン−1−イルメチレン)ピリミジン−2,5−ジアミンまたはN−[4,6−ジクロロ−5−(ジメチルアミノメチレンアミノ)ピリミジン−2−イル]フォルムアミドは、好適な代表例である。
【0031】
製造工程の第三段階で、一般式Vの4,6−ジクロロピリミジンを、一般式
R6−COOH VI
〔式中、R6はC1〜C6アルキル基であって、分岐したものまたは分岐していないものを表すか、またはC3〜C6シクロアルキル基である。〕
のカルボン酸の水性の溶液と反応させ、一般式Iの最終生成物を得る。
【0032】
酢酸、プロピオン酸、酪酸、ペンタン酸、ヘキサン酸、イソ酪酸、吉草酸、シクロプロパンカルボン酸、シクロペンタンカルボン酸またはシクロヘキサンカルボン酸が、上記のカルボン酸として使用できる。 酢酸、プロピオン酸もしくは吉草酸を使用するのが好都合である。
【0033】
カルボン酸は20〜70vol.%の濃度で使用するのが好都合であり、好ましくは25〜50vol.%である。
【0034】
最終段階(第三段階)で、カルボン酸を水性またはアルコール性の溶液中で使用した場合、結果として、式VII の2,5−ジアミノ−4,6−ジクロロピリミジンが直接生成し、これを対応するヌクレオチド誘導体に変換できることも発見された。 従って、式
【0035】
【化18】
【0036】
の2,5−ジアミノ−4,6−ジクロロピリミジンを製造する工程もまた、本発明の一部をなす。
【0037】
メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、ペンタノールまたはヘキサノールの水性の溶液を、水性またはアルコール性の溶液として使用することができる。
【0038】
第三段階での反応は、50〜100℃の温度で実施するのが好都合であり、好ましくは70〜90℃である。
【0039】
通常の反応時間である1〜10時間に続いて、式IまたはVII の最終生成物を、当業者にとって常用の取得法を用いて単離することができる。 既知のN−5−保護−2,5−ジアミノ−4,6−ジクロロピリミジン(EP−A0552758)とは対照的に、式Iの新規な最終生成物および、やはり既知である式IIIの最終生成物を、困難なく、高い収率で、対応するヌクレオチド誘導体に変換することができる。
【0040】
〔実施例〕
実施例1 N−(2−アミノ−4,6−ジクロロピリミジン−5−イル)フォルムアミドの製造
(1.1)4,6−ジクロロ−N’−(ジメチルアミノメチレン)ピリミジン−2,5−ジアミンの製造
ワンポット工程:
メタノール50ml中のアミノマロン酸エステル塩酸塩25g(117ミリモル)の懸濁液を10℃まで冷却し、ナトリウムメトキシド(メタノール中30%)21.07gを加えた。 この懸濁液を、ナトリウムメトキシド(メタノール中30%溶液)63.2g(351ミリモル)およびメタノール50ml中のグアニジン塩酸塩12.55g(128.7ミリモル)の混合液に滴下して加えた。 反応混合物を還流温度まで加熱し、この温度で16時間撹拌した。 その後、HClガス13.5g(370ミリモル)を、温い懸濁液に通した。 それからメタノールを蒸留により除去した。 蒸留除去の間、合計200mlのトルエンを、ゆっくりと滴下して加えた。 メタノールがすべて蒸留除去された後、POCl371.6g(468ミリモル)を滴下して加え、続いてジメチルフォルムアミド34.2g(468ミリモル)を滴状にして80℃で加えた。 その混合物を80℃で17.5時間撹拌し続けてから、室温まで冷却した。 これに、150mlの水に溶解したK2CO364.7gを、ゆっくりと添加した。 その混合物をもう一度50℃に5時間加熱した。 その後、NaOH30%溶液を用いてpHを7に調整し、冷却し、生成物を濾過した。 水で洗い、真空下に乾燥した後、純粋な生成物23.2g(85%)を淡い茶色の固体として得た。
【0041】
m.p.:195℃(分解)。
【0042】
(1.2)N−(2−アミノ−4,6−ジクロロピリミジン−5−イル)フォルムアミドの製造
a)プロピオン酸の50%水溶液15g中に上記(1.1)で得た生成物2.35g(10ミリモル)を溶かした溶液を、70℃で7時間撹拌した。 その混合物を冷却し、生成物を濾過した。 水で洗い、真空下に乾燥した後、白い固体1.66gを得た。 この固体をK2CO3の2M溶液50ml中に懸濁させ、懸濁液を室温で2時間撹拌した。 その後に、濾過を行ない、生成物を水で洗って真空下に乾燥した。 純粋な生成物1.33g(64%)を、ほとんど白色の固体として得た。
【0043】
【0044】
b)a)と同様な手順を進め、カルボン酸として、プロピオン酸の代わりに吉草酸を使用し、生成物を対応する方法で取得した。 収率は70%であった。
【0045】
実施例2 4,6−ジクロロ−N’−(ジメチルアミノメチレン)ピリミジン−2,5−ジアミンの製造
(2.1)4,6−ジクロロ−N,N’−ビス(ジメチルアミノメチレン)ピリミジン−2,5−ジアミンの製造
トルエン45ml中のジアミノジヒドロキシピリミジン塩酸塩4.46g(25ミリモル)およびオキシ塩化リン15.33g(100ミリモル)の懸濁液を、90℃に加熱した。 ジメチルフォルムアミド7.31g(100ミリモル)を、45分間以内に滴状に添加した。 混合物を温度90℃において20時間撹拌した。 反応混合物を冷却するにまかせ、K2CO3の10%溶液100gをゆっくりと添加した。 固体のK2CO319.5gを添加し、pHを7に上げた。 その生成物を、酢酸エチルを用いて3回にわたり抽出した。 一体にした有機相をMgSO4 上で乾燥させ、回転蒸発器で濃縮した。 淡い茶色の固体6.44gを得た。 収率:89%
m.p.:121.5〜123℃
CHN:C10H14Cl2N6として
計算:C 41.54,H 4.88,N 29.06
実例:C 41.4, H 4.58,N 28.6。
【0046】
(2.2)N−[4,6−ジクロロ−5−(ジメチルアミノメチレンアミノ)ピリミジン−2−イル]フォルムアミドの製造
上記の(2.1)で得た生成物3g(10ミリモル)の50%酢酸水溶液10ml中の懸濁液を、室温で4.5時間撹拌した。 その生成物を濾過し、2回、水10mlずつを用いて洗浄した。 真空下に乾燥した後、純粋な生成物2.18g(83%)を白い固体として得た。
【0047】
m.p.:172.5〜174℃
CHN:C8H9Cl2N5として
計算:C 36.66,H 3.46,N 26.72
実測:C 36.7, H 3.07,N 25.9。
【0048】
(2.3)4,6−ジクロロ−N’−(ジメチルアミノメチレン)ピリミジン−2,5−ジアミンの製造
上記の(2.2)で得た生成物1.85g(7.1ミリモル)の10%塩酸25ml中の溶液を40℃に加熱し、この温度で1.5時間撹拌した。 反応混合物を冷却し、2M−K2CO3を用いてpHを8.7に調整した。 沈殿した生成物を、濾過し、水で洗浄した。 真空下に乾燥した後、純粋な生成物1.52g(91%)を白い固体として得た。
【0049】
分光データは上記のものと類似であった。
【0050】
(2.4)4,6−ジクロロ−N’−(ジメチルアミノメチレン)ピリミジン−2,5−ジアミンの製造
ワンポット工程:
トルエン90ml中のジアミノジヒドロキシピリミジン塩酸塩4.46g(25ミリモル)およびオキシ塩化リン15.33g(100ミリモル)の懸濁液を、80℃に加熱した。 ジメチルフォルムアミド7.31g(100ミリモル)を60分間以内に滴状に添加した。 混合物を温度80℃において16時間撹拌した。室温まで冷却するにまかせ、それから水100mlを添加した。 Na2CO3を合計8.4g用いて、pHを7に調整した。 反応混合物を40℃に加熱し、この温度で4時間撹拌した。 室温まで冷却するにまかせ、30%NaOH溶液を用いて中和し、生成物を濾過した。 水で洗浄し、真空下に乾燥した後、生成物5.5g(95%)をベージュ色の固体として得た。 これは、収率89%に相当する。
【0051】
分光データは上記のものと類似であった。
【0052】
実施例3 4,6−ジクロロ−N’−(ピペリジン−1−イルメチレン)ピリミジン−2,5−ジアミンの製造
(3.1)4,6−ジクロロ−N,N’−ビス(ピペリジン−1−イルメチレン)ピリミジン−2,5−ジアミンの製造
トルエン70ml中のジアミノジヒドロキシピリミジン塩酸塩3.57g(20ミリモル)およびオキシ塩化リン12.27g(80ミリモル)の懸濁液を、80℃に加熱した。 1−フォルミルピペリジン9.05g(80ミリモル)を60分間以内に滴状に添加した。 反応混合物を80℃において22時間撹拌した。冷却するにまかせ、K2CO3の1M溶液100mlを添加した。 NaOHを用いて、pHを7に調整した。 生成物を、酢酸エチルを用いて3回にわたり抽出した。 一体にした有機相をMgSO4上で乾燥させ、回転蒸発器で濃縮した。 油状物10.87gを、多量のN−ホルミルピペリジンを含有したままで得た。その生成物をヘキサン中に懸濁し、続いて濾過することにより精製した。 収率:90%以上
【0053】
(3.2)4,6−ジクロロ−N’−(ピペリジン−1−イルメチレン)ピリミジン−2,5−ジアミンの製造
上記(3.1)で得た生成物9.9g(18.2ミリモル)の10%HCl73g中の溶液を、はじめに室温で4.5時間撹拌し、続いて、47℃で2時間撹拌した。 冷却し、30%NaOHを用いてpHを7に調整した。 生成物を濾過し、水で洗浄し,真空下に乾燥した。 生成物4.68g(88%)を淡い茶色の固体として得た。
【0054】
【0055】
実施例4 N−(2−アミノ−4,6−ジクロロピリミジン−5−イル)フォルムアミドの製造とそれに続く2−アミノ−9−ブチル−6−クロロプリンへの転化
(4.1)N−(2−アミノ−4−ブチルアミノ−6−クロロピリミジン−5−イル)フォルムアミドの製造
テトラヒドロフラン10ml中のN−(2−アミノ−4,6−ジクロロピリミジン−5−イル)フォルムアミド0.43g(2ミリモル)およびn−ブチルアミン0.31g(4.2ミリモル)の溶液を、室温で17時間撹拌した。 反応混合物に水を添加し、生成物を酢酸エチルを用いて抽出した。 有機相をMgSO4上で乾燥した後、回転蒸留器で濃縮することによって白い固体0.49gを得、これをトルエン中で再結晶することによって精製した。 純粋な生成物0.46gを得た。 これは定量的収率に相当する。
【0056】
【0057】
(4.2)2−アミノ−9−ブチル−6−クロロプリンの製造
上記(4.1)で得た生成物0.51g(2ミリモル)のジエトキシメチル10ml中の懸濁液を、還流温度で3.5時間加熱した。 それを完全に蒸発濃縮し、HClの0.5M溶液30mlを残渣に添加した。 室温で3時間後、黄色の溶液をNaOHを用いてpH8に調整し、その結果生じた懸濁液を、酢酸エチルを用いて3回抽出した。 一体にした有機相を乾燥し、回転蒸留器で蒸発濃縮した。所望の生成物0.46g(97%)を、純度95%で得た(1H−NMRによる)。
【0058】
【0059】
(4.3)5−(N−エトキシカルボニル)−2−アミノ−4,6−ジクロロピリミジンの2−アミノ−9−ブチル−6−クロロ−7,9−ジヒドロプリン−8−オンへの転化(比較例)
比較例として、5−(N−エトキシカルボニル)−2−アミノ−4,6−ジクロロピリミジンを、N−5−保護−2,5−ジアミノ−4,6−ジクロロピリミジン(EP−A0552758)の誘導体として、実施例4と類似した条件のもとで反応させた。
【0060】
しかしながら、これらの条件のもとでは、2−アミノ−9−ブチル−6−クロロプリンよりは、むしろ2−アミノ−9−ブチル−6−クロロ−7,9−ジヒドロプリン−8−オンを得た。
【0061】
実施例5 2,5−ジアミノ−4,6−ジクロロピリミジンの製造
吉草酸5g中の実施例(1.1)で得た生成物2.35g(10ミリモル)、メタノール10mlおよび水15mlの混合物を、80℃で4.5時間撹拌した。 沈殿した固体をそれに続いて濾過し、濾液をNaOHの濃縮液で中和した。 酢酸エチルを用いて抽出し、一体にした有機相をMgSO4 上で乾燥した。 回転蒸留器による濃縮の結果、生成混合物1.40gが残り、その65%(1H−NMRによって決定)が所望する生成物(収率51%)であった。 この生成物は、それ以上の精製はしなかった。
【0062】
実施例6 2,5−ジアミノ−4,6−ジクロロピリミジンの製造とそれに続く2−アミノ−9−ブチル−6−クロロプリンへの転化
(6.1)2,5−ジアミノ−4−ブチルアミノ−6−クロロピリミジン
2,5−ジアミノ−4,6−ジクロロピリミジン2.5g(14ミリモル)、n−ブチルアミン1.37g(18.7ミリモル)およびトリエチルアミン6mlのブタノール60ml中の懸濁液を、100℃で9時間撹拌した。 反応混合物を冷却し、回転蒸留器で濃縮して乾燥させた。 残渣に水を添加し、生成物を酢酸エチルを用いて抽出した。 有機相をNa2SO4上で乾燥し、回転蒸留器で蒸発濃縮した後、残渣をイソプロピルエーテル10ml中に懸濁し、生成物を濾過し、乾燥した。 橙赤色の固体2.24g(75%)を得た。
【0063】
【0064】
(6.2)2−アミノ−9−ブチル−6−クロロプリン
上記(6.1)で得た生成物1.0g(4.63ミリモル)のジメチルフォルムアミド10mlおよびオルト蟻酸エチル10ml中の溶液を0℃まで冷却し、濃HCl0.5mlを添加した。 それに伴なって、温度は10℃に上昇した。 混合物を室温で22時間撹拌した。 完全に蒸発させ、HClの0.5M溶液40mlを残渣に添加した。 室温に2時間放置した後、黄色の溶液を、NaOHを用いてpH8に調整し、その結果生じた懸濁液を酢酸エチルを用いて3回に抽出した。 一体にした有機相を乾燥し、回転蒸留器で濃縮した。 所望の生成物1.1g(定量的)を純度95%で得た(1H−NMRによる)。
【0065】
分光データは実施例(4.2)のものと類似であった。
Claims (10)
- 式
R6−COOH VI
[式中、R6はC1〜C6アルキル基であって分岐したものまたは分岐していないものを表すか、またはC3〜C6シクロアルキル基を表す。]のカルボン酸の水性の溶液と反応させ、一般式Iの最終生成物を得ることを特徴とする方法。 - 一般式IIIの中間体を単離することなく反応を実施することを特徴とする請求項1の方法。
- 第一段階で、アルカリ金属アルコラートを塩基として用いることを特徴とする請求項1または2の方法。
- 第二段階で、オキシ塩化リンを塩素化剤として用いることを特徴とする請求項1〜3のいずれかの方法。
- 第二段階で、アミドとしてジメチルフォルムアミド、N−フォルミルピペリジンまたはN,N−ジベンジルフォルムアミドを用いることを特徴とする請求項1〜4のいずれかの方法。
- 第二段階の塩素化を50℃から還流温度までの温度で実施することを特徴とする請求項1〜5のいずれかの方法。
- 第三段階で、酢酸、プロピオン酸または吉草酸を脂肪族カルボン酸として用いることを特徴とする請求項1〜6のいずれかの方法。
- 第三段階で、反応を50℃から100℃までの温度で実施することを特徴とする請求項1〜7のいずれかの方法。
- 4,6−ジクロロ−N’−(ピペリジン−1−イルメチレン)ピリミジン−2,5−ジアミン。
Applications Claiming Priority (2)
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