JP3706710B2 - 電動入賞装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ遊技機やアレンジボール遊技機及び雀球遊技機等の電動入賞装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
第一種特別電動役物付遊技機(以後、第一種パチンコ機と称す)は遊技盤に設けられる特別図柄表示装置(以後図柄表示装置と称す)が第一種始動口(以後、GOチャッカーと称す)に入賞して図柄変動を開始して規定時間後にその変動が停止する。
停止した図柄が大当たりとなったとき表示装置の下部に設けられる第一種特別電動役物(以後大入賞装置と称す)で特定入賞口が内部にあり、開放され大入賞装置は、規定時間後に閉鎖するかまたは規定個数の入賞で閉鎖し、この開放が規定回数を経たのちに終了すると言ったものである。又、終了後に図柄表示装置の確率を変化させる変動確率付第一種パチンコ機もある。
【0003】
このほかにGOチャッカーに入賞させて電気的に作動させる入賞装置(以後、電動入賞装置と称す)があり、その作動を別に設ける普通図柄作動口(以後通過チャッカーと称す)と普通図柄表示装置(以後普通表示装置と称す)で作動させて、定められた図柄の表示で電動入賞装置の開放又は拡大したときの間隔が55mm未満と定められた役物を取り入れたパチンコ機もある。
この第一種パチンコ機の図柄表示装置は、液晶表示装置やLED表示装置を主に用いられ、拡大又は開放する電動入賞装置は、電動チューリップや電動アタッカー等が利用される。
電動チューリップや電動アタッカーは内部にプランジャ式ソレノイドが用られ通電で開放され非通電でその動作を終了するものである。
遊技盤に設けられる液晶表示装置は、普通4インチタイプが主流であるが近年6インチタイプの大型液晶表示装置が発表されるようになりその大型のため遊技釘の構成が困難になってきた。
このため遊技盤に取り付けられる各種電動入賞装置は使用するプランジャ式ソレノイド(以後指定がないときはソレノイドと称す)を横置きにして小型化をしたものが開発されている。
【0004】
従来、電動入賞装置はソレノイドに付けられているスプリングで常時閉鎖状態に付勢されているか、開閉扉を直接スプリングで閉鎖方向に付勢されているので前面から容易に針金等で開放が可能であった。このことは事師達に容易に不正行為をさせる結果となりこの対策が望まれ、これに対して閉鎖状態にあるときはロックのかかるように更に開発された。
これも電動入賞装置の内部に遊技球が詰まったときにこれを解除するときは機械裏の機構盤をはずして処理をしなければならない。
この電動入賞装置は開放時間が定められているのでこの対処は困難を究め、ロックのかかる電動入賞装置は利用されなくなり、初期に開発された電動入賞装置を再び使用されるようになり、この電動入賞装置を使用したパチンコ機を設営する遊技場ではビデオカメラの監視にたよって管理をしているのが現状である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前述の入賞装置等は作動形状に飽きられてきていることもあり特に電動チューリップは、羽根を用いて左右に開放する構造であるがゆえんに全体の長さが長くなり液晶表示装置が6インチタイプのものに移行しつつあるので天釘の位置が上に追いやられる結果となり、絶対条件の誘導レールと天釘間隔を保っていない。
図6の遊技盤80でその詳細を述べれば遊技盤80には、略中央に普通表示装置93を備えた図柄表示装置81が設けられその下に電動チューリップ87とその更にしたに大入賞装置82がそれぞれ縦の略中心線(非表示)に並べられ取り付けられている。
遊技盤80には、略円形状に誘導レール90とレールセット86がはめ込まれその内側で中心より外側に上からランプ風車85、風車84、通過チャッカー92、入賞口83等が設けられている。
図柄表示装置81の上部には天入賞口89が設けられその上には、天釘88が数本打ち込まれている(普通4〜5本)。
遊技球91を発射すれば誘導レール90の右した側から時計方向に飛球して放物線状の円弧を描いてレールセット86の内側に落下する。
このとき誘導レール90から円弧矢印Rで示す遊技球91は4本の天釘88の左側に当り略下方向に落球するか、又は略右上方向に跳ね上がる。
【0006】
誘導レール90と天釘88との間隔矢印P、Q間は最低約4.5個分の遊技球91が並ぶ間隔を必要とする、これは放物線状の頂点に近い位置の遊技球91は天釘88に対して当たったときは、右側水平方向に跳ねるか又は、バック状態の跳ね返りになり天入賞口89に入賞しにくくなる。
次に矢印S、Tの間隔は遊技球91の2.5個分の間隔が最低ないと、左端の天釘88にかする遊技球91が天入賞口89に入りにくくなる。
また図柄表示装置81が上部方向に位置するように取り付けられた場合は、図示しなくても判るように遊技球91は中心より外側のルートを散らばって通るようになり例えば遊技状態が大当たりとなって大入賞装置82が開放したとき、時間当たりの入賞率を高めなければならないのに遊技球91が外ルートでは入賞しにくくなってアウト球数が増えて全体の獲得遊技球数が減る傾向になってくる。
上述のような欠点の解決手段として電動チューリップ87の入賞装置に替わって上下の幅が狭くできるアタッカー方式が採用されるようになってきた。
ところがアタッカー方式は、開閉させるための駆動方法において、プランジャ式ソレノイドを利用するのが一般的でしかも上下の寸法を縮める関係上横置きにしている。
【0007】
たとえば、実開平7ー37267に開示されるような構造であって、この構造でソレノイドを横置きにした場合はプランジャの動作をスムーズにさせるためのモリブデン等によるコーティングが施してあり、ソレノイドを横置きにした場合このコーティングが剥離してしてしまうと言う欠点が生じてくる。
当然のことながら作動時間の経過と共にモリブデンが剥離してプランジャは動作不安定となり、開放が遅れたり閉鎖が遅れたりして遊技規則で定められた均一な開閉動作ができなくなると共に多くの遊技球を入賞させたいと思う遊技者の心情に沿えなくなってくる。
プランジャ式ソレノイドは初動動作において吸引力は小さく終端では吸引力は大きく双曲線状態の駆動力を示すので、コーティングは剥離すると初動が遅れてくるようになる。
このことは遊技状においてたとえば、横置きソレノイド使用したアタッカーで特定入賞口を備えた第三種遊技機(第三種特別電動役物付遊技機)に使用した場合や、第一種遊技機の普通電動入賞口に使用した場合は開放時間が数秒と定められている。このとき実際の開放時間が少なくなると普段の入賞球数と異なり遊技客の不満となる。
【0008】
また大当たりの権利の発生または大当たりの継続等の作動する特定入賞口に付いては入賞球が不足すると入賞率が落ちて大当たりの権利の発生または継続が生じにくくなることもある。
次にアタッカーの扉や電動チューリップの羽根は、いわゆる事師と言われる不正行為者によりガラスの隙間から針金等で、このアタッカーの扉や電動チューリップの羽根を無理に開放させて不正入賞球を得ると言ったことがあり、この事師の行う不正防止対策が過去に取られたことがあった。
この防止対策において、アタッカーの扉や電動チューリップの羽根は前面から開けられなくて裏から開放可能となっている。ところが、アタッカーや電動チューリップは内部で球詰まりが発生したときには表から開けられないので裏のカバーをはずしてソレノイドの首を引っ張って開け、玉詰まりを解除しなけばならない。このことは、遊技場においては大きな手間となって営業上マイナスの要因となり遊技機を外さなければならなかった。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の電動入賞装置は、遊技盤に取り付けられるベースと、該ベースに設けられた軸受に保持された回動軸を中心にして、起立姿勢の閉鎖位置と先端上がりの傾斜姿勢の開放位置とに回動変位する1枚の開閉扉と、フラッパーソレノイドの電磁板に設けられて該フラッパーソレノイドによって駆動され、該フラッパーソレノイドに非通電のときには前記開閉扉を前記起立位置にロックし、該フラッパーソレノイドに通電された際には前記ロックを解除する駆動レバーと、前記フラッパーソレノイドの電磁板に設けられて、前記遊技盤に垂直となる方向で前記ベースを貫通している開放孔に挿入された球抜棒にて押されると、前記フラッパーソレノイドに通電されたときと同様に前記駆動レバーを変位させる開放レバーとを備えたことを特徴とする。
【0010】
請求項1の電動入賞装置では、フラッパーソレノイドに非通電のときには駆動レバーが開閉扉を起立位置にロックするので開閉扉は閉鎖位置から開放位置に変位できない。しかし、フラッパーソレノイドに通電された際には駆動レバーによるロックが解除されるので、開閉扉は閉鎖位置から開放位置に変位できる。
また、開放孔に挿入された球抜棒にて開放レバーを押せば、フラッパーソレノイドに通電されたときと同様に駆動レバーが変位させられるので、駆動レバーによるロックが解除され、開閉扉を開放位置にできる。
ガラス枠が閉止状態では入賞口の開放ができないが、遊技場の店員は常に玉抜棒と称する太さ1ミリ程度で略10センチ長さの工具をもっているので、そのガラス枠を開放したときにだけ入賞口の開放を玉抜棒でロックを解除できる。
開閉扉を前面から開けらることができるから、内部で球詰まりが発生したときでも開閉扉を開けて玉詰まりを解除できる。
ガラス板と遊技盤面の間隔は普通19ミリであり、不正行為を行うための針金等は遊技盤面に対して平行に挿入されるが、請求項1の構成では遊技盤面に対し直角に玉抜棒を差し込む構成であるので、針金等を開放孔に挿入して不正にロックを解除することができない。
【0011】
また、請求項1の電動入賞装置では、駆動レバー及び開放レバーはフラッパーソレノイドの電磁板に設けられている。
この電動入賞装置は、弁式のフラッパーソレノイドを採用しているので耐久性の問題の解決ができる。プランジャ式のソレノイドは摺動面を有しているのでその摺動面にはモリブデン等の磨耗対策が施してあるが時間の経過で摺動するのでこのモリブデンが剥離すると言う欠点を有している、これに対しフラッパー式ソレノイドは、摺動面がないので長期の使用に耐えられる長所を備えている。
請求項2の電動入賞装置は、請求項1記載の電動入賞装置において、前記開閉扉には該開閉扉を開放方向に付勢する錘が設けられていて、前記開閉扉は前記駆動レバーによる前記ロックが解除されると自重によって前記開放位置に変位するので、開閉扉を開放するための動力は不要である。
【0012】
【発明の実施の形態】
請求項1の電動入賞装置は、開放孔に球抜棒を挿入して開放レバーを押せば、ロックが解除されて開閉扉を開放位置にできるので、内部で球詰まりが発生したときでも開閉扉を開けて玉詰まりを解除できる。しかも、開放孔の方向(球抜棒の挿入方向)が遊技盤面に対し直角であるので、不正に針金等を開放孔から挿入してロックを解除することができない。つまり、防犯対策も良好である。
しかも、弁式のフラッパーソレノイドを採用しているので耐久性の問題の解決ができる。プランジャ式のソレノイドは摺動面を有しているのでその摺動面にはモリブデン等の磨耗対策が施してあるが時間の経過で摺動するのでこのモリブデンが剥離すると言う欠点を有している。これに対しフラッパー式ソレノイドは、摺動面がないので長期の使用に耐えられる長所を備えている。
【0013】
請求項2の電動入賞装置においては、錘の働きにより開閉扉を開放位置に変位させる構成を採用しており、開閉扉が開放できる開放側に重錘を設けると抵抗が無いときは常時開放側になる、これをスプリングで行っても良いがスプリングの場合取付の手間がかかることと折損の懸念が考えられる。重錘であれば扉を成形段階でインサートで一気に製造ができてコスト的に良い結果となりうる。
また、開放孔に球抜棒を挿入して開放レバーを押せば開閉扉は自重で開放するので、例えば玉詰まりが発生したときに容易に開閉扉を開放して玉詰まりを解除できる。
【0014】
次に、本発明の実施例を図面を参照して説明することにより、発明の実施の形態をより具体的に説明する。
尚、本発明の実施の形態は、後述する実施例になんら限定されるものではなく本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
【0015】
【実施例】
図1に示すように、本実施例の弾球遊技機としてのパチンコ機10は、外枠12と内枠14にて構成され、内枠14は、上下のヒンジ13により軸支されて外枠12に対して開閉可能となっている。
内枠14には金枠17が開閉可能に装着されており、金枠17を閉じた状態(図示の状態)では、金枠17に保持されるガラス板19によって遊技盤11の前面側が覆われ、又その遊技盤11には、誘導レール18が敷設されている。
金枠17の下方には、上皿15が、内枠14に対して開閉可能に装着されていて、上皿15の上には満杯表示装置24が設置されている。この満杯表示装置24には、あらかじめ「下皿が満杯になっています」との文字が書かれていて、内部灯を点灯させるとこれらの文字が明瞭に現れ、消灯すれば判読できないようになる。
上皿15の下方では、下皿16が内枠14に固定されている。
下皿16の隣には所定の範囲で回動自在の操作レバー21や発射停止スイッチ(図示略)を有する発射ハンドル20が取り付けられている。なお操作レバー21の周囲は導電性であってタッチスイッチ(図示略)を兼ねている。
遊技球25の発射は、上皿15に遊技球25を投入して操作レバー21を時計方向に回せば遊技球25は遊技盤11に発射される。
【0016】
上皿15には上球抜レバー22が設けられておりこの上球抜レバー22を操作すると上皿15にある遊技球25は詳細を図示しない通路を通って下皿16に導くことができる。
下皿16には下球抜レバー23が付けられておりこの下球抜レバー23を操作すれば下皿16に保有している遊技球25を抜き取ることができる。
図2は、パチンコ機10に内蔵される遊技盤11である。
遊技盤11には、レールセット31がはめ込まれ遊技盤面として基本構成の囲いとし、その内側には、公知の普通表示装置59を備えた図柄表示装置26を略中央に取り付け、その周囲には障害釘(一部図示)、電動入賞装置32、大入賞装置27、入賞口28、通過チャッカー58、風車29、ランプ風車30等が設置されて図柄表示装置26の上部にはその内部を省略する天入賞口34を備えている。
遊技盤11の上部には、天釘33が打ち込まれ天入賞口34との間隔を矢印Aと矢印Bとで最適の位置を保っている。
詳細を述べない遊技球25を発射すれば遊技球25は天釘33に当り下方に落下するか又は、右方向に飛球する。
落下した遊技球25は図示しない障害釘に当たって弾み、入賞口28に入賞するか又はときどき通過チャッカー58を通過して図示しないアウト口に至る。
【0017】
図3は電動入賞装置32の構造図である、(a)は正面図、(b)は(a)のX、X’の断面図である。
電動入賞装置32は筺体であるベース39で各部品を擁している。
ベース39は、取付孔37が4個あって、この取付孔37で遊技盤11に取り付けられる(図2参照)。
ベース39には、軸受40と中央入賞口35が一体成形になっていて、後部には下通路45が設けてあり球センサー46を擁している。
軸受40には、開閉扉41が回動軸42で開閉自在に付けられており、その開閉扉41の開放止43に重錘36が付けられているので、開閉扉41に抵抗が無い限り重錘36の重みで手前に開放状態になる。尚、開放止43は、左右対象に設けてある。
開閉扉41には、開放止43が設けられているので一定の開放状態にしか開口することができない(図4(c)参照)。
【0018】
図3(b)断面図は、ベース39にフラッパーソレノイド47が付けられていて、そのフラッパーソレノイド47には、電磁板50があって引バネ49で開放方向に付勢されている。
電磁板50には開放レバー48と駆動レバー51が設けられている。
中央入賞口35に遊技球25が入球すると点線で示したように上通路44から下通路45を経て球センサー46を通り球出口57に至って図示しない入賞検出装置で入賞を検出する。
開閉扉41には、玉ラッチ52が付けられており駆動レバー51の先端でこの玉ラッチ52を押し込んでいる。したがってフラッパーソレノイド47に通電しない状態を示している。
通電をすると矢印H方向に移動して駆動レバー51から玉ラッチ52が外れて詳細を図4で述べる開閉扉41が重錘36の重みで開くこととなる。
【0019】
図4は、電動入賞装置32の作動状態の説明図で(a)、(b)、(c)の順序で説明するものである。
電動入賞装置32に通電すると、(a)、(b)、(c)の順序で作動し、非通電にすると(c)、(b)、(a)の順序で開閉扉41が動作をする。
より詳しく(a)の状態は、非通電の状態で駆動レバー51の先端が開閉扉41の回動軸42を介して玉ラッチ52を押し固定をしている。これは(c)に示す駆動レバー51の先端にラッチ溝54が設けてあるので玉ラッチ52がこのラッチ溝54にはまっているから開閉扉41を無理に開けようとしても開かないのである。
ここで通電をすると、(b)に示すように駆動レバー51が矢印L方向に働いて玉ラッチ52より駆動レバー51が外れる。すると、玉ラッチ52は駆動レバーの下部に入り込んで開閉扉41が自由になる、つまり重錘36の重みで(c)に示す状態に開閉扉41が開放される。
開閉扉41は、開放止43が設けてあるので開放止43の先端部がベース39に当たって(c)に示す以上に開かない。
非通電にしたときは、電磁板50を引っ張る引バネ49の力で駆動レバー51の先端部が、玉ラッチ52を(b)に示すように矢印反L方向に押すので玉ラッチ52が回動軸42を支軸に回動下降し、開閉扉41も同様に閉鎖方向に回動する。
次に、(a)に示すように開閉扉41が閉鎖して玉ラッチ52が駆動レバー51の先端部のラッチ溝54に入り込んで開閉扉41を固定する。
【0020】
図5は、図3(a)の左側面図で、手動で開放させる手順を示し、手動操作の説明をする図、(a)は静止図、(b)は手動操作した図である。
電動入賞装置32には中央に貫通する開放孔38を設けた案内筒56がベース39に一体的に成形されている。
開放孔38は、遊技場の店員が常時持っている玉抜棒60を開放孔38に挿入可能である。
開放孔38に玉抜棒60の先端を矢印E方向に挿入すれば、その先端が案内筒56を通って開放レバー48に衝突し更に押し込めば開放レバー48を押すことができる。
したがって、開放レバー48を押すことはフラッパーソレノイド47に通電した状態と同じように開放レバー48を作動させることができるので、開閉扉41は自由に玉抜棒60で開閉可能である。
開放レバー48を手動での開放は、金枠17が開放されたときのみ玉抜棒60の挿入が可能であるが、金枠17が閉鎖状態であると金枠17にはめ込まれているガラス板19との間隔が少ないので(およそ19ミリメートル)、玉抜棒60を挿入することができないと共に針金等で開放させることもできない。つまり、防犯効果が生まれる。
以上が本発明品である電動入賞装置32の構造と作動状況並びに取扱の説明である。
次にこの発明品の優れた効果の説明をする。
【0021】
【発明の効果】
本発明の電動入賞装置は、玉詰まりトラブルの対策が早くしかも簡単にできる。しかも、針金等で電動入賞装置を不正に開放させる不正行為を防止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の遊技機の正面斜視図である。
【図2】 実施例の遊技盤の正面図である。
【図3】 実施例の電動入賞装置の構造図で、(a)は正面図、(b)は(a)のX、X’の断面図である。
【図4】 実施例の電動入賞装置の構造作動説明図で、(a)は静止図、(b)は作動中の図で、(c)は作動上死点の図である。
【図5】 実施例の手動操作の説明図で、(a)は静止図、(b)は手動操作した図である。
【図6】 従来の遊技盤を示し、欠点の説明をする図である。
【符号の説明】
10…パチンコ機、11…遊技盤、12…外枠、13…ヒンジ、14…内枠、15…上皿、16…下皿、17…金枠、18…誘導レール、19…ガラス板、
20…発射ハンドル、21…操作レバー、22…下球抜レバー、
23…下球抜レバー、、24…満杯表示装置、25…遊技球、
26…図柄表示装置、27…大入賞装置、28…入賞口、29…風車、
30…ランプ風車、31…レールセット、32…電動入賞装置、33…天釘、
34…天入賞口、35…中央入賞口、36…重錘、37…取付孔、
38…開放孔、39…ベース、40…軸受、41…開閉扉、42…回動軸、
43…開放止、44…上通路、45…下通路、46…球センサー、
47…フラッパーソレノイド、48…開放レバー、49…引バネ、
50…電磁板、51…駆動レバー、52…玉ラッチ、54…ラッチ溝、
56…案内筒、57…球出口、58…通過チャッカー、59…普通表示装置、
60…玉抜棒。
Claims (2)
- 遊技盤に取り付けられるベースと、
該ベースに設けられた軸受に保持された回動軸を中心にして、起立姿勢の閉鎖位置と先端上がりの傾斜姿勢の開放位置とに回動変位する1枚の開閉扉と、
フラッパーソレノイドの電磁板に設けられて該フラッパーソレノイドによって駆動され、該フラッパーソレノイドに非通電のときには前記開閉扉を前記起立位置にロックし、該フラッパーソレノイドに通電された際には前記ロックを解除する駆動レバーと、
前記フラッパーソレノイドの電磁板に設けられて、前記遊技盤に垂直となる方向で前記ベースを貫通している開放孔に挿入された球抜棒にて押されると、前記フラッパーソレノイドに通電されたときと同様に前記駆動レバーを変位させる開放レバーと
を備えたことを特徴とする電動入賞装置。 - 請求項1記載の電動入賞装置において、
前記開閉扉には該開閉扉を開放方向に付勢する錘が設けられていて、前記開閉扉は前記駆動レバーによる前記ロックが解除されると自重によって前記開放位置に変位することを特徴とする電動入賞装置。
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