JP2003052927A - 弾球遊技機 - Google Patents
弾球遊技機Info
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- JP2003052927A JP2003052927A JP2001247520A JP2001247520A JP2003052927A JP 2003052927 A JP2003052927 A JP 2003052927A JP 2001247520 A JP2001247520 A JP 2001247520A JP 2001247520 A JP2001247520 A JP 2001247520A JP 2003052927 A JP2003052927 A JP 2003052927A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】始動入賞口装置に対する入賞が容易で、しかも
盤面構成の簡単な弾球遊技機の提供である。 【解決手段】図柄を変動表示する特別図柄表示装置21
と、遊技球Bの入賞により前記図柄の変動を開始させる
始動入賞口装置40と、遊技者に有利な開状態と、遊技
者に不利な閉状態とに可変する大入賞口装置(可変入賞
口装置)30とを備え、複数の前記図柄が特定の組み合
わせになることを条件として、前記大入賞口装置30の
蓋体31が開いて大入賞口32を開放して、遊技者に有
利な遊技状態にできる弾球遊技機において、前記大入賞
口装置30に前記始動入賞口装置40を一体に設けて、
該大入賞口装置30を構成する蓋体31の前面に、前記
始動入賞口装置40の入賞開口部41を一体に形成す
る。
盤面構成の簡単な弾球遊技機の提供である。 【解決手段】図柄を変動表示する特別図柄表示装置21
と、遊技球Bの入賞により前記図柄の変動を開始させる
始動入賞口装置40と、遊技者に有利な開状態と、遊技
者に不利な閉状態とに可変する大入賞口装置(可変入賞
口装置)30とを備え、複数の前記図柄が特定の組み合
わせになることを条件として、前記大入賞口装置30の
蓋体31が開いて大入賞口32を開放して、遊技者に有
利な遊技状態にできる弾球遊技機において、前記大入賞
口装置30に前記始動入賞口装置40を一体に設けて、
該大入賞口装置30を構成する蓋体31の前面に、前記
始動入賞口装置40の入賞開口部41を一体に形成す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可変入賞口装置の
蓋体が開いて入賞口を開放して、遊技者に有利な遊技状
態にできる弾球遊技機に関するものである。
蓋体が開いて入賞口を開放して、遊技者に有利な遊技状
態にできる弾球遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、図柄を変動表示する特別図柄表
示装置と、遊技球の入賞により前記図柄の変動を開始さ
せる始動入賞口装置と、遊技者に有利な開状態と、遊技
者に不利な閉状態とに可変する大入賞口装置とを備え、
複数の前記図柄が特定の組み合わせになることを条件と
して、前記大入賞口装置の蓋体が開いて大入賞口を開放
して、遊技者に有利な遊技状態にできる従来の弾球遊技
機においては、前記始動入賞口装置は、前記特別図柄表
示装置と前記大入賞口装置との間に配置されていた。
示装置と、遊技球の入賞により前記図柄の変動を開始さ
せる始動入賞口装置と、遊技者に有利な開状態と、遊技
者に不利な閉状態とに可変する大入賞口装置とを備え、
複数の前記図柄が特定の組み合わせになることを条件と
して、前記大入賞口装置の蓋体が開いて大入賞口を開放
して、遊技者に有利な遊技状態にできる従来の弾球遊技
機においては、前記始動入賞口装置は、前記特別図柄表
示装置と前記大入賞口装置との間に配置されていた。
【0003】そして、前記始動入賞口装置に遊技球が入
賞すると、前記特別図柄表示装置の複数の図柄が変動を
開始して、それらが特定の組み合わせで停止すると、前
記大入賞口装置の蓋体が所定時間、或いは所定個数の入
賞があるまで開いて、大入賞口が開放される。この「大
当り遊技」中においては、遊技者は、蓋体が開いて形成
された大入賞口に対する入賞を狙って遊技することが最
も有利である。そして、この「大当り遊技」中におい
て、始動入賞口装置が開いて、これに入賞し易くなるこ
とがあり、大入賞口装置の上方に始動入賞口装置が配置
されていること、及びこの始動入賞口装置が開いて入賞
し易くなることによって、大入賞口装置に対しては、入
賞の妨げとなってしまう。
賞すると、前記特別図柄表示装置の複数の図柄が変動を
開始して、それらが特定の組み合わせで停止すると、前
記大入賞口装置の蓋体が所定時間、或いは所定個数の入
賞があるまで開いて、大入賞口が開放される。この「大
当り遊技」中においては、遊技者は、蓋体が開いて形成
された大入賞口に対する入賞を狙って遊技することが最
も有利である。そして、この「大当り遊技」中におい
て、始動入賞口装置が開いて、これに入賞し易くなるこ
とがあり、大入賞口装置の上方に始動入賞口装置が配置
されていること、及びこの始動入賞口装置が開いて入賞
し易くなることによって、大入賞口装置に対しては、入
賞の妨げとなってしまう。
【0004】また、従来の弾球遊技機のように、遊技盤
面の特別図柄表示装置と大入賞口装置との間に始動入賞
口装置が配置されていると、盤面構成が複雑となって、
遊技機全体としての部品点数も増加することになる。
面の特別図柄表示装置と大入賞口装置との間に始動入賞
口装置が配置されていると、盤面構成が複雑となって、
遊技機全体としての部品点数も増加することになる。
【0005】一方、弾球遊技機の規則に関して、特別図
柄表示装置の図柄の変動中に始動入賞口装置に入賞した
入賞球は、保留球として扱われて、該保留球によって、
変動中の特別図柄表示装置は、その停止後に前記保留球
の数だけ再度始動されることになっている。そして、現
在の規則では、前記保留球数の上限があって、その数
は、「4」と定められていることが多いが、規則の改正
により、保留球数の上限がなくなることも考えられてい
る。このように、保留球数の上限がなくなった場合に
は、始動入賞口装置に対する入賞が容易な弾球遊技機が
断然に有利となって、このような開発が望まれている。
柄表示装置の図柄の変動中に始動入賞口装置に入賞した
入賞球は、保留球として扱われて、該保留球によって、
変動中の特別図柄表示装置は、その停止後に前記保留球
の数だけ再度始動されることになっている。そして、現
在の規則では、前記保留球数の上限があって、その数
は、「4」と定められていることが多いが、規則の改正
により、保留球数の上限がなくなることも考えられてい
る。このように、保留球数の上限がなくなった場合に
は、始動入賞口装置に対する入賞が容易な弾球遊技機が
断然に有利となって、このような開発が望まれている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、始動
入賞口装置に対する入賞が容易で、しかも盤面構成の簡
単な弾球遊技機の提供である。
入賞口装置に対する入賞が容易で、しかも盤面構成の簡
単な弾球遊技機の提供である。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1の発明は、図柄を変動表示する図柄表示装置
と、遊技球の入賞により前記図柄の変動を開始させる始
動入賞口装置と、遊技者に有利な開状態と、遊技者に不
利な閉状態とに可変する可変入賞口装置とを備え、前記
図柄が特定の状態となることを条件として、前記可変入
賞口装置の蓋体が開いて入賞口を開放して、遊技者に有
利な遊技状態にできる弾球遊技機において、前記可変入
賞口装置に前記始動入賞口装置が一体に設けられて、該
可変入賞口装置を構成する蓋体の前面に、前記始動入賞
口装置の入賞開口部が一体に形成されていることを特徴
としている。
に請求項1の発明は、図柄を変動表示する図柄表示装置
と、遊技球の入賞により前記図柄の変動を開始させる始
動入賞口装置と、遊技者に有利な開状態と、遊技者に不
利な閉状態とに可変する可変入賞口装置とを備え、前記
図柄が特定の状態となることを条件として、前記可変入
賞口装置の蓋体が開いて入賞口を開放して、遊技者に有
利な遊技状態にできる弾球遊技機において、前記可変入
賞口装置に前記始動入賞口装置が一体に設けられて、該
可変入賞口装置を構成する蓋体の前面に、前記始動入賞
口装置の入賞開口部が一体に形成されていることを特徴
としている。
【0008】請求項1の発明においては、可変入賞口装
置を構成する蓋体の前面の始動入賞口装置の入賞開口部
に遊技球が入賞すると、図柄表示装置の図柄が変動を開
始して、それらが特定の状態で停止すると、前記可変入
賞口装置の蓋体が開いて入賞口が開放される。これによ
り、可変入賞口装置が大入賞口装置である場合には、前
記蓋体が所定時間、或いは所定個数の入賞があるまで開
いたままであって、入球により「大当り遊技」を継続さ
せる特別入賞口、及び入球により所定数の入賞球の払出
しのみを行う一般入賞口に対して入賞可能であること
は、従来の弾球遊技機と同一であるが、この大入賞口が
開放された状態において、始動入賞口装置の入賞経路に
遊技球が進入して入賞すると、その入賞球についての特
別図柄表示装置の図柄変動は一時的に保留されて、直前
の図柄変動の停止後に、次の図柄変動をさせるのに使用
される保留球となる構成に特徴を有する。このように、
大入賞口装置の蓋体が開いて形成された大入賞口に入賞
した遊技球は、特別入賞口、及び一般入賞口のみなら
ず、始動入賞口に対しても入賞可能になっているので、
従来の弾球遊技機に比較して、始動入賞口に対する入賞
率が高くなって、遊技者に有利な遊技状態が実現され
る。
置を構成する蓋体の前面の始動入賞口装置の入賞開口部
に遊技球が入賞すると、図柄表示装置の図柄が変動を開
始して、それらが特定の状態で停止すると、前記可変入
賞口装置の蓋体が開いて入賞口が開放される。これによ
り、可変入賞口装置が大入賞口装置である場合には、前
記蓋体が所定時間、或いは所定個数の入賞があるまで開
いたままであって、入球により「大当り遊技」を継続さ
せる特別入賞口、及び入球により所定数の入賞球の払出
しのみを行う一般入賞口に対して入賞可能であること
は、従来の弾球遊技機と同一であるが、この大入賞口が
開放された状態において、始動入賞口装置の入賞経路に
遊技球が進入して入賞すると、その入賞球についての特
別図柄表示装置の図柄変動は一時的に保留されて、直前
の図柄変動の停止後に、次の図柄変動をさせるのに使用
される保留球となる構成に特徴を有する。このように、
大入賞口装置の蓋体が開いて形成された大入賞口に入賞
した遊技球は、特別入賞口、及び一般入賞口のみなら
ず、始動入賞口に対しても入賞可能になっているので、
従来の弾球遊技機に比較して、始動入賞口に対する入賞
率が高くなって、遊技者に有利な遊技状態が実現され
る。
【0009】また、可変入賞口装置が大入賞口装置であ
る場合には、大入賞口装置の蓋体の前面に始動入賞口装
置の入賞開口部を設けた構成にしても、従来の弾球遊技
機と全く同一の遊技性を確保でき、しかも特別図柄表示
装置と、その直下の大入賞口装置との間に始動入賞口装
置が配置された従来の弾球遊技機に比較して、大入賞口
装置の直上に、これに対する遊技球の流入を妨げる役物
装置が存在していないので、大入賞口装置に対して遊技
球が流入し易くなると共に、盤面構成も簡単となる。
る場合には、大入賞口装置の蓋体の前面に始動入賞口装
置の入賞開口部を設けた構成にしても、従来の弾球遊技
機と全く同一の遊技性を確保でき、しかも特別図柄表示
装置と、その直下の大入賞口装置との間に始動入賞口装
置が配置された従来の弾球遊技機に比較して、大入賞口
装置の直上に、これに対する遊技球の流入を妨げる役物
装置が存在していないので、大入賞口装置に対して遊技
球が流入し易くなると共に、盤面構成も簡単となる。
【0010】また、請求項2の発明は、請求項1の発明
を前提として、前記可変入賞口装置の内部には、その蓋
体の前面に設けられた入賞開口部に入賞した入賞球が、
前記始動入賞口装置の入賞検出部以外の他の入賞検出部
に進入するのを防止する区画壁が設けられていることを
特徴としている。
を前提として、前記可変入賞口装置の内部には、その蓋
体の前面に設けられた入賞開口部に入賞した入賞球が、
前記始動入賞口装置の入賞検出部以外の他の入賞検出部
に進入するのを防止する区画壁が設けられていることを
特徴としている。
【0011】請求項2の発明によれば、可変入賞口装置
の蓋体の前面に設けられた始動入賞口装置の入賞開口部
に入賞した遊技球は、前記区画壁の存在によって、その
入賞検出部に確実に導かれて、可変入賞口装置の内部に
設けられた特別入賞口、或いは一般入賞口の各入賞検出
部には導かれないので、前記始動入賞口装置の入賞開口
部に遊技球が入賞すれば、図柄表示装置の図柄変動が確
実に開始されたり、変動中の図柄の停止後に、図柄変動
を開始させる保留球として扱われて、遊技者の遊技有利
性が確保される。
の蓋体の前面に設けられた始動入賞口装置の入賞開口部
に入賞した遊技球は、前記区画壁の存在によって、その
入賞検出部に確実に導かれて、可変入賞口装置の内部に
設けられた特別入賞口、或いは一般入賞口の各入賞検出
部には導かれないので、前記始動入賞口装置の入賞開口
部に遊技球が入賞すれば、図柄表示装置の図柄変動が確
実に開始されたり、変動中の図柄の停止後に、図柄変動
を開始させる保留球として扱われて、遊技者の遊技有利
性が確保される。
【0012】また、請求項3の発明は、請求項1又は2
の発明を前提として、前記蓋体の裏面側には、該蓋体が
開いて大入賞口が開放された状態では、該蓋体に設けら
れた球通過孔を通って前記入賞開口部に遊技球が流入す
るのを防止すると共に、前記蓋体が閉じた状態では、前
記入賞開口部に入球した遊技球が前記球通過孔を通って
始動入賞口に入球可能にする返し板が設けられているこ
とを特徴としている。
の発明を前提として、前記蓋体の裏面側には、該蓋体が
開いて大入賞口が開放された状態では、該蓋体に設けら
れた球通過孔を通って前記入賞開口部に遊技球が流入す
るのを防止すると共に、前記蓋体が閉じた状態では、前
記入賞開口部に入球した遊技球が前記球通過孔を通って
始動入賞口に入球可能にする返し板が設けられているこ
とを特徴としている。
【0013】請求項3の発明によれば、蓋体が開いて大
入賞口が開放された状態では、返し板の存在によって、
蓋体に設けられた球通過孔を通って入賞開口部に遊技球
が入球できないので、該入賞開口部に遊技球が貯留され
なくなる。このため、入賞開口部に遊技球が貯留された
まま蓋体が閉じられることがなくなって、蓋体を開閉す
るためのソレノイドの容量は、従来のままでよい。
入賞口が開放された状態では、返し板の存在によって、
蓋体に設けられた球通過孔を通って入賞開口部に遊技球
が入球できないので、該入賞開口部に遊技球が貯留され
なくなる。このため、入賞開口部に遊技球が貯留された
まま蓋体が閉じられることがなくなって、蓋体を開閉す
るためのソレノイドの容量は、従来のままでよい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、実施形態を挙げて、本発明
を更に詳細に説明する。図1は、本発明の大1実施形態
に係るパチンコ機の遊技盤1の正面図である。遊技盤1
には、外側の第1球案内レール2と内側の第2球案内レ
ール3とが取付けられて、第1及び第2の各球案内レー
ル2,3によって囲まれる領域が遊技領域4となってお
り、第1及び第2の各球案内レール2,3が内外で重な
り合って球発射通路5を形成しており、球発射装置(図
示せず)から発射された遊技球は、前記球発射通路5を
通って、前記遊技領域4に放たれる。
を更に詳細に説明する。図1は、本発明の大1実施形態
に係るパチンコ機の遊技盤1の正面図である。遊技盤1
には、外側の第1球案内レール2と内側の第2球案内レ
ール3とが取付けられて、第1及び第2の各球案内レー
ル2,3によって囲まれる領域が遊技領域4となってお
り、第1及び第2の各球案内レール2,3が内外で重な
り合って球発射通路5を形成しており、球発射装置(図
示せず)から発射された遊技球は、前記球発射通路5を
通って、前記遊技領域4に放たれる。
【0015】また、前記遊技領域4の略中央部には、セ
ンタ役物装置20が配設され、該センタ役物装置20の
左右両側方には、ゲート装置6がそれぞれ配設されてい
る。遊技領域4における前記センタ役物装置20の直下
には、大入賞口装置30が配設されている。この大入賞
口装置30には、後述の特別図柄表示装置21の図柄を
変動させる始動入賞口装置40が一体に設けられてい
る。前記大入賞口装置30の左右両側には、第1及び第
2の各サイド入賞装置7,8がそれぞれ斜方向に沿って
配設されている。また、センタ役物装置20の上部の左
右両側には、第1風車11がそれぞれ配設されていると
共に、その下部の左右両側には、第2風車12がそれぞ
れ配設されている。
ンタ役物装置20が配設され、該センタ役物装置20の
左右両側方には、ゲート装置6がそれぞれ配設されてい
る。遊技領域4における前記センタ役物装置20の直下
には、大入賞口装置30が配設されている。この大入賞
口装置30には、後述の特別図柄表示装置21の図柄を
変動させる始動入賞口装置40が一体に設けられてい
る。前記大入賞口装置30の左右両側には、第1及び第
2の各サイド入賞装置7,8がそれぞれ斜方向に沿って
配設されている。また、センタ役物装置20の上部の左
右両側には、第1風車11がそれぞれ配設されていると
共に、その下部の左右両側には、第2風車12がそれぞ
れ配設されている。
【0016】また、前記センタ役物装置20は、特別図
柄表示装置21と装飾枠体22とを備えており、前記特
別図柄表示装置21には、絵柄、英数字、記号等の図柄
を表示する液晶表示器、CRT表示器、LED表示器等
の表示器が使用される。特別図柄表示装置21の図柄
は、前記始動入賞口装置40に遊技球が入賞することに
より変動を開始して、所定時間変動した後に停止する。
そして、停止したときの複数の図柄が特定の表示態様に
なって開始される「大当り遊技」においては、前記大入
賞口装置30の前面の蓋体31が手前側に倒れて開いた
大入賞口32に、所定時間(例えば、30秒)、或いは
所定個数(例えば、10個)の入賞があるまで、前記大
入賞口32(図5及び図7参照)は、開放された状態を
維持する。そして、前記蓋体31の起立により大入賞口
32が閉じられた後においても、該大入賞口32を通っ
て受け止められた遊技球(入賞球)が、内部の特別入賞
口H 2 を通過すると、再度、蓋体31が手前側に倒れる
ことにより、前記大入賞口32が開放されて、最高16
回(ラウンド)だけ、上記「大当り遊技」が繰り返され
る。
柄表示装置21と装飾枠体22とを備えており、前記特
別図柄表示装置21には、絵柄、英数字、記号等の図柄
を表示する液晶表示器、CRT表示器、LED表示器等
の表示器が使用される。特別図柄表示装置21の図柄
は、前記始動入賞口装置40に遊技球が入賞することに
より変動を開始して、所定時間変動した後に停止する。
そして、停止したときの複数の図柄が特定の表示態様に
なって開始される「大当り遊技」においては、前記大入
賞口装置30の前面の蓋体31が手前側に倒れて開いた
大入賞口32に、所定時間(例えば、30秒)、或いは
所定個数(例えば、10個)の入賞があるまで、前記大
入賞口32(図5及び図7参照)は、開放された状態を
維持する。そして、前記蓋体31の起立により大入賞口
32が閉じられた後においても、該大入賞口32を通っ
て受け止められた遊技球(入賞球)が、内部の特別入賞
口H 2 を通過すると、再度、蓋体31が手前側に倒れる
ことにより、前記大入賞口32が開放されて、最高16
回(ラウンド)だけ、上記「大当り遊技」が繰り返され
る。
【0017】また、前記センタ役物装置20を構成する
装飾枠体22には、赤色及び緑色の発光ダイオードから
なる表示ランプ23,24が配設されている。両表示ラ
ンプ23,24は、遊技球が前記ゲート装置6を通過し
て、ゲートセンサ(図示せず)により検出されると、交
互に所定時間(例えば30秒)だけ点滅する。そして、
点滅を停止したときの点灯色が当り色、例えば緑色の表
示ランプ24が点灯しているときは、大入賞口装置30
を構成する蓋体31が手前側に倒れて、一定時間(例え
ば0.4秒)だけ開かれて、大入賞口32が開放される
構成になっている。なお、図1において、13は、いず
れの入賞装置(入賞口)にも入賞しなかった遊技球を回
収するアウト口を示す。
装飾枠体22には、赤色及び緑色の発光ダイオードから
なる表示ランプ23,24が配設されている。両表示ラ
ンプ23,24は、遊技球が前記ゲート装置6を通過し
て、ゲートセンサ(図示せず)により検出されると、交
互に所定時間(例えば30秒)だけ点滅する。そして、
点滅を停止したときの点灯色が当り色、例えば緑色の表
示ランプ24が点灯しているときは、大入賞口装置30
を構成する蓋体31が手前側に倒れて、一定時間(例え
ば0.4秒)だけ開かれて、大入賞口32が開放される
構成になっている。なお、図1において、13は、いず
れの入賞装置(入賞口)にも入賞しなかった遊技球を回
収するアウト口を示す。
【0018】次に、前記大入賞口装置30の詳細につい
て説明する。図2は、図1の大入賞口装置30の部分の
拡大図であり、図3は、図2のX−X線断面図であり、
図4及び図5は、それぞれ蓋体31が閉じた状態、及び
開いた状態における図3のY−Y線断面図であり、図6
及び図7は、それぞれ図4及び図5の状態の大入賞口装
置30の斜視図である。遊技盤1に設けられたルーター
孔33を覆うようにして横長の方形状の装飾板34が遊
技盤面に固定されて、前記装飾板34の背面側に筺体3
5が一体に取付けられて、前記ルーター孔33及びその
背面の空間部に配置されている。前記装飾板34の中央
部には、横長の方形状をした大入賞口32が形成され
て、前記蓋体31は、その左右の両下端部において支点
ピン36(図2及び図3参照)を介して垂直面内で回動
可能なように前記装飾板34に支持されて、それが起立
した姿勢において前記大入賞口32が閉塞されると共
に、それが大きく手前側に倒れた姿勢で前記大入賞口3
2が開放される構成になっている。
て説明する。図2は、図1の大入賞口装置30の部分の
拡大図であり、図3は、図2のX−X線断面図であり、
図4及び図5は、それぞれ蓋体31が閉じた状態、及び
開いた状態における図3のY−Y線断面図であり、図6
及び図7は、それぞれ図4及び図5の状態の大入賞口装
置30の斜視図である。遊技盤1に設けられたルーター
孔33を覆うようにして横長の方形状の装飾板34が遊
技盤面に固定されて、前記装飾板34の背面側に筺体3
5が一体に取付けられて、前記ルーター孔33及びその
背面の空間部に配置されている。前記装飾板34の中央
部には、横長の方形状をした大入賞口32が形成され
て、前記蓋体31は、その左右の両下端部において支点
ピン36(図2及び図3参照)を介して垂直面内で回動
可能なように前記装飾板34に支持されて、それが起立
した姿勢において前記大入賞口32が閉塞されると共
に、それが大きく手前側に倒れた姿勢で前記大入賞口3
2が開放される構成になっている。
【0019】また、前記蓋体31の横方向の中央部に
は、始動入賞口装置40を構成する入賞開口部41が前
方に突出して一体に形成されており、該蓋体31におけ
る前記入賞開口部41が一体形成されている部分には、
該入賞開口部41に入賞した遊技球Bが通過する球通過
孔42が設けられている。また、図2ないし図4に示さ
れるように、前記筺体35の手前側中央部には、始動入
賞口H1 に遊技球Bが入賞したことを検出する始動口ス
イッチS1 が配置されていると共に、前記筺体35の奥
側であって、しかも横方向の一端に偏倚した部分には、
特別入賞口H2 及び一般入賞口H3 の各スイッチS2,S
3 が横方向に並んで配置されている。ここで、第1実施
形態では、大入賞口装置30の蓋体31が閉じている場
合には、入賞開口部41に入球しない限り、遊技球Bが
始動口スイッチS1 を通過することはないが、後述のよ
うに、前記蓋体31が開いている場合には、遊技球B
は、直接に始動口スイッチS1 を通過して、保留球とな
る構成であるので、前記始動入賞口H1 は、始動口スイ
ッチS1 の部分となる。
は、始動入賞口装置40を構成する入賞開口部41が前
方に突出して一体に形成されており、該蓋体31におけ
る前記入賞開口部41が一体形成されている部分には、
該入賞開口部41に入賞した遊技球Bが通過する球通過
孔42が設けられている。また、図2ないし図4に示さ
れるように、前記筺体35の手前側中央部には、始動入
賞口H1 に遊技球Bが入賞したことを検出する始動口ス
イッチS1 が配置されていると共に、前記筺体35の奥
側であって、しかも横方向の一端に偏倚した部分には、
特別入賞口H2 及び一般入賞口H3 の各スイッチS2,S
3 が横方向に並んで配置されている。ここで、第1実施
形態では、大入賞口装置30の蓋体31が閉じている場
合には、入賞開口部41に入球しない限り、遊技球Bが
始動口スイッチS1 を通過することはないが、後述のよ
うに、前記蓋体31が開いている場合には、遊技球B
は、直接に始動口スイッチS1 を通過して、保留球とな
る構成であるので、前記始動入賞口H1 は、始動口スイ
ッチS1 の部分となる。
【0020】また、図2に示されるように、これらの3
種類の各スイッチS1 〜S3 は、いずれも同一高さに配
置されていて、その球通過孔を入賞球(遊技球)Bが通
過すると、これを検出する構成になっている。そして、
始動入賞口装置40に関しては、前記入賞開口部41及
び球通過孔42を通過して前記筺体35内に流入した入
賞球(遊技球)Bは、他のスイッチS2,S3 に導かれる
ことなく、自身のスイッチである始動口スイッチS1 に
確実に導かれるように、前記筺体35の内部に、平面視
で前方が開口したコの字形の区画壁43が設けられてい
る。
種類の各スイッチS1 〜S3 は、いずれも同一高さに配
置されていて、その球通過孔を入賞球(遊技球)Bが通
過すると、これを検出する構成になっている。そして、
始動入賞口装置40に関しては、前記入賞開口部41及
び球通過孔42を通過して前記筺体35内に流入した入
賞球(遊技球)Bは、他のスイッチS2,S3 に導かれる
ことなく、自身のスイッチである始動口スイッチS1 に
確実に導かれるように、前記筺体35の内部に、平面視
で前方が開口したコの字形の区画壁43が設けられてい
る。
【0021】なお、大入賞口装置30の蓋体31が手前
側に倒れることにより、大入賞口32が開放された状態
において、該大入賞口32に入賞した入賞球(遊技球)
Bのうち、図5で矢印で示される経路を経て始動口スイ
ッチS1 以外の他のスイッチS2,S3 に導入されるもの
は、前記筺体35の底板部35aを奥行方向及び右方向
の双方に沿って低くなるように形成して、前記導入を確
実にしている。また、図4ないし図7において、50
は、前記蓋体31を開閉するソレノイド等が収納されて
いる部分を示し、図3ないし図5において、51は、遊
技盤1の前面に配置されたガラス板を示す。
側に倒れることにより、大入賞口32が開放された状態
において、該大入賞口32に入賞した入賞球(遊技球)
Bのうち、図5で矢印で示される経路を経て始動口スイ
ッチS1 以外の他のスイッチS2,S3 に導入されるもの
は、前記筺体35の底板部35aを奥行方向及び右方向
の双方に沿って低くなるように形成して、前記導入を確
実にしている。また、図4ないし図7において、50
は、前記蓋体31を開閉するソレノイド等が収納されて
いる部分を示し、図3ないし図5において、51は、遊
技盤1の前面に配置されたガラス板を示す。
【0022】そして、「通常遊技」中において、大入賞
口装置30の蓋体31の前面側に一体形成された始動入
賞口装置40の入賞開口部41に遊技球Bが入賞する
と、該遊技球(入賞球)Bは、前記蓋体31に設けられ
た球通過孔42を通過した後に、前記筺体35の内部の
区画壁43で囲まれた空間部である入賞経路を通って、
始動口スイッチS1 の球通過孔で構成される始動入賞口
H1 を通過する。これにより、特別図柄表示装置21の
図柄の変動が開始されて、所定時間変動した後に停止す
る。そして、停止した時の図柄が特定の表示態様の場合
には、「大当り遊技」となって、図3(二点鎖線で示さ
れる状態)、図5及び図7に示されるように、大入賞口
装置30の蓋体31が手前側に倒されて、大入賞口32
が開放された状態となる。
口装置30の蓋体31の前面側に一体形成された始動入
賞口装置40の入賞開口部41に遊技球Bが入賞する
と、該遊技球(入賞球)Bは、前記蓋体31に設けられ
た球通過孔42を通過した後に、前記筺体35の内部の
区画壁43で囲まれた空間部である入賞経路を通って、
始動口スイッチS1 の球通過孔で構成される始動入賞口
H1 を通過する。これにより、特別図柄表示装置21の
図柄の変動が開始されて、所定時間変動した後に停止す
る。そして、停止した時の図柄が特定の表示態様の場合
には、「大当り遊技」となって、図3(二点鎖線で示さ
れる状態)、図5及び図7に示されるように、大入賞口
装置30の蓋体31が手前側に倒されて、大入賞口32
が開放された状態となる。
【0023】前記大入賞口32が開放された状態では、
この大入賞口32を通って内部に流入した遊技球Bは、
始動入賞口H1 、特別入賞口H2 及び一般入賞口H3 の
いずれの入賞口にも入賞可能となる。大入賞口32が開
放されている状態(「大当り遊技」中)に、始動入賞口
H1 に遊技球Bが入賞すると、特別図柄表示装置21の
図柄の停止後に、再度図柄の変動を開始させて、遊技者
に特別図柄表示装置21による抽選の機会を与える「保
留球」として積算され続ける。このように、大入賞口3
2に流入した遊技球Bの一部が始動入賞口H1 に入賞す
る構成となっているために、従来構成のパチンコ機に比
較して、始動入賞口H1 に対する入賞率が著しく高まっ
て、遊技者に有利となる。また、従来構成のパチンコ機
のように、特別図柄表示装置21と大入賞口装置30と
の間に始動入賞口装置40は、設けられていないため
に、大入賞口32に対して遊技球が流入(入賞)し易く
なる点も、遊技者に有利なものである。
この大入賞口32を通って内部に流入した遊技球Bは、
始動入賞口H1 、特別入賞口H2 及び一般入賞口H3 の
いずれの入賞口にも入賞可能となる。大入賞口32が開
放されている状態(「大当り遊技」中)に、始動入賞口
H1 に遊技球Bが入賞すると、特別図柄表示装置21の
図柄の停止後に、再度図柄の変動を開始させて、遊技者
に特別図柄表示装置21による抽選の機会を与える「保
留球」として積算され続ける。このように、大入賞口3
2に流入した遊技球Bの一部が始動入賞口H1 に入賞す
る構成となっているために、従来構成のパチンコ機に比
較して、始動入賞口H1 に対する入賞率が著しく高まっ
て、遊技者に有利となる。また、従来構成のパチンコ機
のように、特別図柄表示装置21と大入賞口装置30と
の間に始動入賞口装置40は、設けられていないため
に、大入賞口32に対して遊技球が流入(入賞)し易く
なる点も、遊技者に有利なものである。
【0024】また、特別入賞口H2 に入賞した場合に
は、そのラウンドの終了後に引き続いて、16ラウンド
を上限として、次のラウンドが開始される権利が与えら
れる。更に、一般入賞口H3 に入賞した場合には、所定
数(通常は5球)の遊技球が払い出される。
は、そのラウンドの終了後に引き続いて、16ラウンド
を上限として、次のラウンドが開始される権利が与えら
れる。更に、一般入賞口H3 に入賞した場合には、所定
数(通常は5球)の遊技球が払い出される。
【0025】なお、図3で二点鎖線で示されるように、
大入賞口装置30の蓋体31が手前側に大きく倒れて、
大入賞口32が開放された状態では、前記蓋体31の前
面側に一体形成された入賞開口部41の先端部は、ガラ
ス板51に近接している。このため、蓋体31が手前側
に倒れることにより、これに形成された球通過孔42
は、斜後上方を向くために、該球通過孔42を通って入
賞開口部41に一時的に貯留される遊技球が発生する
が、該遊技球は、ガラス板と干渉して落下不能であるた
めに、蓋体31が起立するまで、その貯留状態が維持さ
れる。そして、蓋体31の起立により、球通過孔42を
通って、始動入賞口H1 に入賞される。
大入賞口装置30の蓋体31が手前側に大きく倒れて、
大入賞口32が開放された状態では、前記蓋体31の前
面側に一体形成された入賞開口部41の先端部は、ガラ
ス板51に近接している。このため、蓋体31が手前側
に倒れることにより、これに形成された球通過孔42
は、斜後上方を向くために、該球通過孔42を通って入
賞開口部41に一時的に貯留される遊技球が発生する
が、該遊技球は、ガラス板と干渉して落下不能であるた
めに、蓋体31が起立するまで、その貯留状態が維持さ
れる。そして、蓋体31の起立により、球通過孔42を
通って、始動入賞口H1 に入賞される。
【0026】また、前述したように、遊技球Bが前記ゲ
ート装置6を通過して、表示ランプ23,24が交互に
所定時間(例えば30秒)だけ点滅した後の点灯色が当
り色となった場合には、大入賞口装置30を構成する蓋
体31が手前側に倒れて、一定時間(例えば0.4秒)
だけ開かれて、大入賞口32が開放され、遊技者に有利
な遊技状態が発生する。
ート装置6を通過して、表示ランプ23,24が交互に
所定時間(例えば30秒)だけ点滅した後の点灯色が当
り色となった場合には、大入賞口装置30を構成する蓋
体31が手前側に倒れて、一定時間(例えば0.4秒)
だけ開かれて、大入賞口32が開放され、遊技者に有利
な遊技状態が発生する。
【0027】次に、図8ないし図10を参照にして、本
発明の第2実施形態について説明する。大入賞口装置3
0を構成する蓋体31の裏面側には、該蓋体31に設け
られた球通過孔42の全部を閉塞可能な形状の返し板4
4の上端両端部が、該蓋体31に設けられたヒンジ連結
部45に回動可能に連結支持されている。この返し板4
4は、図8に示されるように、蓋体31の閉状態におい
て、入賞開口部41に遊技球Bが入球して、蓋体31に
設けられた球通過孔42を通過する際に、該遊技球Bに
よって上方に押し上げられる際に、その上方の部材との
干渉を避けるために、前記一対のヒンジ連結部45に直
接に連結された基板部44aと、該基板部44aにヒン
ジピン46を介してヒンジ連結された先端板部44bと
で構成されている。その具体的構造は、基板部44aの
先端面の幅方向の中央部に設けられた凹部に、先端板部
44bの基端面に設けられた凸部が挿入されて、前記凹
部及び凸部の部分において、基板部44aと先端板部4
4bとがヒンジピン46を介してヒンジ連結されてい
る。
発明の第2実施形態について説明する。大入賞口装置3
0を構成する蓋体31の裏面側には、該蓋体31に設け
られた球通過孔42の全部を閉塞可能な形状の返し板4
4の上端両端部が、該蓋体31に設けられたヒンジ連結
部45に回動可能に連結支持されている。この返し板4
4は、図8に示されるように、蓋体31の閉状態におい
て、入賞開口部41に遊技球Bが入球して、蓋体31に
設けられた球通過孔42を通過する際に、該遊技球Bに
よって上方に押し上げられる際に、その上方の部材との
干渉を避けるために、前記一対のヒンジ連結部45に直
接に連結された基板部44aと、該基板部44aにヒン
ジピン46を介してヒンジ連結された先端板部44bと
で構成されている。その具体的構造は、基板部44aの
先端面の幅方向の中央部に設けられた凹部に、先端板部
44bの基端面に設けられた凸部が挿入されて、前記凹
部及び凸部の部分において、基板部44aと先端板部4
4bとがヒンジピン46を介してヒンジ連結されてい
る。
【0028】このため、図8に示されるように、蓋体3
1が閉じて大入賞口32が閉じられた状態において、始
動入賞口装置40の入賞開口部41に遊技球Bが入球す
ると、該遊技球Bは、前記返し板44の全体を上方に押
し上げるように回動させると共に、その前半部の先端板
部44bが基板部44aに対して折れ曲がることによ
り、前記先端板部44bと、その直上の部材との干渉が
回避された状態で、蓋体31の球通過孔42を通過し
て、始動入賞口H1 に入賞する。そして、蓋体31の球
通過孔42に遊技球Bが通過しない状態では、前記返し
板44は、その基板部44aと先端板部44bとか一枚
板状となって垂れ下がって、前記球通過孔42の背面側
の全部を閉塞している。
1が閉じて大入賞口32が閉じられた状態において、始
動入賞口装置40の入賞開口部41に遊技球Bが入球す
ると、該遊技球Bは、前記返し板44の全体を上方に押
し上げるように回動させると共に、その前半部の先端板
部44bが基板部44aに対して折れ曲がることによ
り、前記先端板部44bと、その直上の部材との干渉が
回避された状態で、蓋体31の球通過孔42を通過し
て、始動入賞口H1 に入賞する。そして、蓋体31の球
通過孔42に遊技球Bが通過しない状態では、前記返し
板44は、その基板部44aと先端板部44bとか一枚
板状となって垂れ下がって、前記球通過孔42の背面側
の全部を閉塞している。
【0029】一方、図9に示されるように、蓋体31が
開いて大入賞口32が開放された状態において、蓋体2
の裏面の球通過孔42の部分に遊技球Bが達すると、該
球通過孔42の全部は、前記蓋体31の裏面側(蓋体3
1が開いた状態では、上面側)において、前記返し板4
4により閉塞されているため、前記遊技球Bは、必ず筺
体35の内部の区画壁43の内部を通って、始動入賞口
H1 に入賞し、遊技球Bが前記球通過孔42を通って入
賞開口部41に貯留されることはない。この結果、入賞
開口部41に遊技球Bが貯留されたまま蓋体31が閉じ
られることがなくなって、蓋体31を開閉するためのソ
レノイドの容量は、従来のままでよい(大きくする必要
がない)。
開いて大入賞口32が開放された状態において、蓋体2
の裏面の球通過孔42の部分に遊技球Bが達すると、該
球通過孔42の全部は、前記蓋体31の裏面側(蓋体3
1が開いた状態では、上面側)において、前記返し板4
4により閉塞されているため、前記遊技球Bは、必ず筺
体35の内部の区画壁43の内部を通って、始動入賞口
H1 に入賞し、遊技球Bが前記球通過孔42を通って入
賞開口部41に貯留されることはない。この結果、入賞
開口部41に遊技球Bが貯留されたまま蓋体31が閉じ
られることがなくなって、蓋体31を開閉するためのソ
レノイドの容量は、従来のままでよい(大きくする必要
がない)。
【0030】また、前記返し板44は、その途中で折れ
曲がる構造になっていて、開状態の蓋体31の球通過孔
42の全面を閉塞する構成であって、球通過孔42の一
部が露出していなくて、遊技球Bに対する引っ掛かり部
かないので、当該部分を遊技球Bがスムーズに通過でき
る利点がある。しかし、垂下り長が前記返し板44より
も短いものを使用して、蓋体31の開状態で、球通過孔
42の一部が閉塞されるのみの返し板の使用も可能であ
る。
曲がる構造になっていて、開状態の蓋体31の球通過孔
42の全面を閉塞する構成であって、球通過孔42の一
部が露出していなくて、遊技球Bに対する引っ掛かり部
かないので、当該部分を遊技球Bがスムーズに通過でき
る利点がある。しかし、垂下り長が前記返し板44より
も短いものを使用して、蓋体31の開状態で、球通過孔
42の一部が閉塞されるのみの返し板の使用も可能であ
る。
【0031】また、本発明においては、上記実施形態の
ように、大入賞口装置30に始動入賞口装置40を一体
に設ける構成に加えて、従来のパチンコ機のように、特
別図柄表示装置21と大入賞口装置30との間に別の始
動入賞口装置(図示せず)を設けることにより、新たな
遊技性を付加することも可能である。これにより、大当
り後において、「大当り遊技」中において大量に獲得し
た前記「保留球」が減少するのを防止するために、前記
別の始動入賞口装置の入賞口を開放したりして、前記
「保留球」の減少を抑制できる。
ように、大入賞口装置30に始動入賞口装置40を一体
に設ける構成に加えて、従来のパチンコ機のように、特
別図柄表示装置21と大入賞口装置30との間に別の始
動入賞口装置(図示せず)を設けることにより、新たな
遊技性を付加することも可能である。これにより、大当
り後において、「大当り遊技」中において大量に獲得し
た前記「保留球」が減少するのを防止するために、前記
別の始動入賞口装置の入賞口を開放したりして、前記
「保留球」の減少を抑制できる。
【0032】なお、本実施形態では、大入賞口装置に始
動入賞口装置を設けた例であるが、大入賞口装置が特別
図柄始動入賞口で、始動入賞口装置が普通図柄始動口と
いう構成でもよい。例えば、普通図柄始動口に遊技球が
入賞し、普通図柄が変動して所定の表示態様となること
を条件に、特別図柄始動口が開放されるようにすれば、
特別図柄の始動回転を増加させることができると共に、
普通図柄の始動回転も増加させることができるので、遊
技者に有利な遊技条件を付与することができる。
動入賞口装置を設けた例であるが、大入賞口装置が特別
図柄始動入賞口で、始動入賞口装置が普通図柄始動口と
いう構成でもよい。例えば、普通図柄始動口に遊技球が
入賞し、普通図柄が変動して所定の表示態様となること
を条件に、特別図柄始動口が開放されるようにすれば、
特別図柄の始動回転を増加させることができると共に、
普通図柄の始動回転も増加させることができるので、遊
技者に有利な遊技条件を付与することができる。
【0033】
【発明の効果】本発明は、弾球遊技機において、可変入
賞口装置に始動入賞口装置が一体に設けられて、該可変
入賞口装置を構成する蓋体の前面に、前記始動入賞口装
置の入賞開口部が一体に形成された構成であるので、可
変入賞口装置が大入賞口装置の場合には、特別図柄表示
装置と大入賞口装置との間に配置される始動入賞口装置
が不要となって、遊技機全体としての部品点数の減少、
及び制御系統の簡素化が図られると共に、従来の位置に
設けられた始動入賞口装置が無くなっても、これがある
のと同一の遊技性を提供可能となる。
賞口装置に始動入賞口装置が一体に設けられて、該可変
入賞口装置を構成する蓋体の前面に、前記始動入賞口装
置の入賞開口部が一体に形成された構成であるので、可
変入賞口装置が大入賞口装置の場合には、特別図柄表示
装置と大入賞口装置との間に配置される始動入賞口装置
が不要となって、遊技機全体としての部品点数の減少、
及び制御系統の簡素化が図られると共に、従来の位置に
設けられた始動入賞口装置が無くなっても、これがある
のと同一の遊技性を提供可能となる。
【図1】本発明に係るパチンコ機の遊技盤1の正面図で
ある。
ある。
【図2】図1の大入賞口装置30の部分の拡大図であ
る。
る。
【図3】図2のX−X線断面図である。
【図4】蓋体31が閉じた状態における図3のY−Y線
断面図である。
断面図である。
【図5】蓋体31が開いた状態における図3のY−Y線
断面図である。
断面図である。
【図6】蓋体31が閉じた状態における大入賞口装置3
0の斜視図である。
0の斜視図である。
【図7】蓋体31が開いた状態における大入賞口装置3
0の斜視図である。
0の斜視図である。
【図8】蓋体31の裏面側に返し板44を備えた構成に
おいて、蓋体31が閉じた状態の図2のX−X線断面図
である。
おいて、蓋体31が閉じた状態の図2のX−X線断面図
である。
【図9】同じく蓋体31が開いた状態の図2のX−X線
断面図である。
断面図である。
【図10】裏面側に返し板44を備えた蓋体31を裏面
側から見た斜視図である。
側から見た斜視図である。
H1 :始動入賞口
21:特別図柄表示装置
30:大入賞口装置
31:蓋体
32:大入賞口
40:始動入賞口装置
41:入賞開口部
42:球通過孔
43:区画壁
44:返し板
Claims (3)
- 【請求項1】 図柄を変動表示する図柄表示装置と、遊
技球の入賞により前記図柄の変動を開始させる始動入賞
口装置と、遊技者に有利な開状態と、遊技者に不利な閉
状態とに可変する可変入賞口装置とを備え、前記図柄が
特定の状態となることを条件として、前記可変入賞口装
置の蓋体が開いて入賞口を開放して、遊技者に有利な遊
技状態にできる弾球遊技機において、 前記可変入賞口装置に前記始動入賞口装置が一体に設け
られて、該可変入賞口装置を構成する蓋体の前面に、前
記始動入賞口装置の入賞開口部が一体に形成されている
ことを特徴とする弾球遊技機。 - 【請求項2】 前記可変入賞口装置の内部には、その蓋
体の前面に設けられた入賞開口部に入賞した入賞球が、
前記始動入賞口装置の入賞検出部以外の他の入賞検出部
に進入するのを防止する区画壁が設けられていることを
特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。 - 【請求項3】 前記蓋体の裏面側には、該蓋体が開いて
入賞口が開放された状態では、該蓋体に設けられた球通
過孔を通って前記入賞開口部に遊技球が流入するのを防
止すると共に、前記蓋体が閉じた状態では、前記入賞開
口部に入球した遊技球が前記球通過孔を通って始動入賞
口に入球可能にする返し板が設けられていることを特徴
とする請求項1又は2に記載の弾球遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001247520A JP2003052927A (ja) | 2001-08-17 | 2001-08-17 | 弾球遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001247520A JP2003052927A (ja) | 2001-08-17 | 2001-08-17 | 弾球遊技機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003052927A true JP2003052927A (ja) | 2003-02-25 |
Family
ID=19076839
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001247520A Pending JP2003052927A (ja) | 2001-08-17 | 2001-08-17 | 弾球遊技機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003052927A (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006034798A (ja) * | 2004-07-29 | 2006-02-09 | Samii Kk | 弾球遊技機の入賞装置 |
JP2006042907A (ja) * | 2004-07-30 | 2006-02-16 | Samii Kk | 弾球遊技機の入賞装置 |
JP2006075186A (ja) * | 2004-09-07 | 2006-03-23 | Samii Kk | 弾球遊技機の入賞装置 |
JP2006075187A (ja) * | 2004-09-07 | 2006-03-23 | Samii Kk | 弾球遊技機 |
JP2006087479A (ja) * | 2004-09-21 | 2006-04-06 | Yamada:Kk | パチンコ機の入賞装置 |
JP2006288700A (ja) * | 2005-04-11 | 2006-10-26 | Samii Kk | 遊技機 |
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