JP4046150B2 - 組合せ式弾球遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、組合せ式弾球遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、遊技盤面の下部に横一列に配設された16個一連の入球口(16連チャッカー)、遊技盤面に分散配置された入球口や役物、16連チャッカーや他の入球口または役物に入球があると、それら入球口等に対応する入球図柄(番号、入賞図柄ともいう)を表示する組合せ表示装置とを備え、組合せ表示装置により表示される入球図柄の組合せにより得点が成立すると得点に応じた遊技球等を払出す組合せ式弾球遊技機があり、アレンジボール式パチンコ機とも呼ばれている。
【0003】
組合せ表示装置としては、16連チャッカーの前面側に配置されて1〜16の番号を横一列に表示する横長型や4X4の表示面に1〜16の番号を表示する四角型がある。普通、横長型では、例えば1、2、3、4のように隣接する4個の番号が表示されれば得点成立で、四角型では、例えば縦一列、横一列、斜め一列のいずれか4個が表示されれば得点成立で、この得点に応じた遊技球等が払出された。なお、遊技球に代えてコイン状の金属片が払い出されるものもあり、遊技球等の払出に代えて点数を付与し遊技終了時点で点数の合計を紙片やICカード等に記録して交付するものも提案されている。
【0004】
この組合せ式弾球遊技機では、16球の遊技球がいずれかの入球口等に入球すると1ゲームが終了し、その時点で得点が成立していれば上記の払出等が行われるのであるが、1得点当たりの遊技球の払出数(賞球数)は16個とされていた。このため、例えば1ゲームで簡単に1得点が成立するようであると打球数以上の賞球数が約束されて、不確実性が失われるから遊技が成立しない。したがって、例えば16連チャッカーの入球口のいくつかを相対的に入球困難として、得点の成立を難しくしていた。この得点の成立を難しくする機構としては、遊技盤面の障害釘の配置によるのが一般的であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
遊技機メーカーでは、この得点がたやすく成立しないように、しかも適度に成立するように障害釘等を配置しているが、遊技店側で障害釘を調整して得点組合せの成立をきわめて困難にすることもあった。
【0006】
特に、特別の図柄が表示されると大当たりとなって大量の賞球等を獲得できる形式の組合せ式弾球遊技機では、大当たり以外では、ほとんど賞球等を獲得できないほどに、遊技店側で障害釘を調整することもあった。このような釘調整がなされた場合、大当たり時以外では、遊技者が得点を得る可能性はきわめて低く、大当たり時ではない、普通の遊技状態における打球数に対する賞球数の割合(いわゆるベース)はごく小さい数値(実質的に0といっててよい)であった。
【0007】
遊技店側がこのような極端な釘調節をするのは、1得点で1ゲーム分の遊技球を得ることができるという遊技形態も一因となっている。
本発明は、遊技店側が極端な釘調節をしなくとも、遊技者側と遊技店側との利害のバランスをとることが可能な組合せ式弾球遊技機を提供すること目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための手段として、請求項1記載の組合せ式弾球遊技機は、遊技盤面に配置された複数の入球口と、遊技球が入球した前記入球口に対応する入球図柄を表示する組合せ表示装置と、所定数の遊技球が前記入球口に入球して1ゲームが終了すると該ゲームで前記組合せ表示装置に表示された入球図柄の組合せにより予め設定されている得点が成立していれば該得点に応じた個数の遊技球または該個数の遊技球と同等の遊技価値を遊技者側に与える価値付与手段とを備える組合せ式弾球遊技機において、
遊技球が通過可能な第1ゲート及び第2ゲートと、前記第1ゲートを遊技球が通過することで表示されている図柄より1大きい図柄を表示させ、前記第2ゲートを遊技球が通過することで表示されている図柄より1小さい図柄を表示させる番号表示装置と、遊技球が入球可能な中央入球口と、各種制御処理を実行する中央制御装置と、当たり図柄又は外れ図柄を表示する誘導図柄表示装置とを備え、
前記中央制御装置は、始動入球口に遊技球が入球するタイミングで取得したカウント値が当たり数値と一致するか否かを判定し、当たり数値と一致しないと判定した場合には前記誘導図柄表示装置に前記外れ図柄を表示させ、当たり数値と一致すると判定した場合は前記誘導図柄表示装置に前記当たり図柄を表示させ、前記誘導図柄表示装置に当たり図柄が表示された場合には、内部に特別領域及び普通領域を有する特定入球口の開放を指示し、遊技球が前記特別領域に入球すると、成立した前記得点を増加させる大当たり状態を発生させるものであって、
前記中央入球口に入球があった場合に、前記番号表示装置に表示されている図柄と同じ図柄が前記組合せ表示装置に表示されるように構成されているとともに、前記中央入球口は、前記始動入球口を兼ねており、前記第1ゲート、又は前記第2ゲートを通過することで、前記番号表示装置に表示されている図柄を1大きい図柄、又は1小さい図柄とすることは、前記1ゲーム中に1回限り実行されることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の具体例を図面を参照して説明することにより、発明の実施の形態をより具体的に説明する。
【0013】
【具体例】
本具体例の組合せ弾球式遊技機(以下、単に遊技機ともいう)10の正面図である図1に示すように、遊技機10には、ほぼ全体がプラスチック製の前面枠12が設けられている。この前面枠12は、図示しないヒンジにより開閉可能とされているが、通常は、右側部に設けられた錠14によって閉鎖状態とされている。前面枠12の上部にはいわゆる大当り状態が発生した際に点灯する大当りランプ16が組み付けられている。
【0014】
前面枠12は、遊技盤20を保持しているが、この遊技盤20の前面側は、二重のガラス22a、22bによって覆われており、遊技盤20と内側のガラス22aとの間に遊技領域24が形成されている。
遊技盤20の中央部には、液晶表示盤上に左図柄枡26、中図柄枡28、右図柄枡30が形成される誘導図柄表示装置32が装着されている。本具体例では、左図柄枡26には1、3、5、7、9の5種類の数字のいずれかが、中図柄枡28には0〜9の10種類の数字のいずれかが、右図柄枡30には1、3、5、7、9の5種類の数字のいずれかが、それぞれ表示される。したがって、誘導図柄表示装置32としては、5x10x5=250種類の数字列を表示できる。なお、本具体例では、大当たり表示用の当たり図柄として777が設定されており、表示上の大当たり確率は1/250となっている。
【0015】
なお、この誘導図柄表示装置32においては、左図柄枡26、中図柄枡28および右図柄枡30外の表示域は、動画表示用の装飾表示部36とされている。
組合せ表示装置36の図示左側には、開閉羽根38により開閉される特定入球口40が設けられている。開閉羽根38の上方には、3本の封鎖釘42が配置されており、開閉羽根38が開かれないかぎり特定入球口40に入球しない。また、特定入球口40には、特定入球口40に入球した遊技球を特別領域44と普通領域46とに振り分ける分配部48が付属している。この分配部48は、普通領域46に2球を分配すると、3球目を特別領域44に分配する構造である。
【0016】
組合せ表示装置36の図示右側には、ゲート50が配され、ゲート50の下方には得点増加装置52が設けられている。得点増加装置52には、開閉羽根54が備えられており、特定の条件下においてゲート50を通過する遊技球があると、この開閉羽根54が開放される構成である。なお、開閉羽根54が閉じられている限り、遊技球は得点増加装置52には入球できない。
【0017】
組合せ表示装置36の斜め下には、一対のゲート56、58が設置されており、組合せ表示装置36のほぼ真下には、中央入球口60が設けられている。この中央入球口60の直下には、1〜16の16種類の数字を切換表示可能な番号表示装置62が配されている。
【0018】
さらに番号表示装置62の下方には、図2に示されるように、16個の入球口64を横一列に連続して配置した16連チャッカー66が設置されている。図1に示すように、16連チャッカー66の前面は、1〜16の数字が記された数字盤68を有する前飾り70によって覆われている。
【0019】
数字盤68は本発明の組合せ表示装置に該当し、その数字は、16連チャッカー66の各入球口64に対応している。具体的には、最も左の入球口64が数字盤68の1番に対応し、その隣の入球口64が2番、以下順に右に移るにしたがって3番、4番、・・・16番に対応している。この前飾り70には、数字盤68の各数字に対応してLED(図示略)が備えられており、入球口64に入球すると対応する数字のLEDが点灯する構成である。なお、特定入球口40、中央入球口60または得点増加装置52への入球によっても数字盤68の数字が点灯されるが、その詳細は後述する。
【0020】
このように各種の部品が装着された遊技盤20を保持している前面枠12の下方には、プラスチック製で、上受け皿72および下受け皿74が一体的に設けられた皿部材76が配されている。上受け皿72および下受け皿74には、それぞれに遊技機10内部からの遊技球を排出するための上皿排出口77および下皿排出口78が開口している。
【0021】
また、皿部材76には複数の小孔からなるスピーカ面80が設けられており、スピーカ面80の裏側には遊技状態に応じて音声を発するスピーカ(図示略)が装着されている。
さらに皿部材76には、上受け皿72から供給される遊技球を遊技領域24に発射するためのモータ(図示略)を操作する発射ハンドル82、遊技結果に応じての賞球の排出を指示するための清算スイッチ84が設置されている。
【0022】
この組合せ式弾球遊技機10では、公知の組合せ式弾球遊技機と同様に合計16球の遊技球がいずれかの入球口に入球したときに1ゲームが終了し、賞球の払い戻し等の清算処理がなされる。通常は、次ゲームの第1球目が検出されたときに自動的に清算処理がなされるのであるが、清算スイッチ84を押せばこの次ゲームの第1球目の発射をしないで清算処理を実行させることができる。
【0023】
この皿部材76は左裏側に装着されたヒンジ(図示略)を軸として開閉可能であるが、通常の使用時には右裏側にてロックされて閉状態に保持されている。また通常の使用時には、皿部材76は前面枠12によって上辺部分を押さえられ開放を防止されている。したがって、皿部材76を開くには、前面枠12を開放し右裏側のロックを解除する必要がある。
【0024】
次に、この遊技機10の制御系について説明する。
図3に示すように、遊技機10には制御系の中枢としての中央制御装置90を備えている。この中央制御装置90は、周知のCPU、ROM、RAM、入出力ポート等(いずれも図示略)を備えるマイクロコンピュータとして構成されており、各種の制御処理を実行できる。
【0025】
中央制御装置90には、特定入球口40、特別領域44、普通領域46、ゲート50、56、58、得点増加装置52、中央入球口60、16連チャッカー66の各入球口64等、遊技盤20に設置されている各部からの入球信号または通過信号が入力される構成である。したがって、中央制御装置90は、これら各部への遊技球の入球または通過を知ることができる。また、中央制御装置90は、特定入球口40および得点増加装置52に対して指示して開閉羽根38、54を開放させ、また閉鎖させることができる。
【0026】
中央制御装置90は、誘導図柄表示装置32に対して、左図柄枡26、中図柄枡28および右図柄枡30の各図柄を指定する図柄表示指令を送出して、図柄指令に従った表示をさせることができる。
また、中央制御装置90は、番号表示装置62の表示を制御することができる。詳しくは、中央制御装置90は、ゲート56からの通過信号があると番号表示装置62にそれまで表示されていた数字よりも1大きい数字(ただし16が表示されていたときには1)を表示させ、ゲート58からの通過信号があると番号表示装置62にそれまで表示されていた数字よりも1小さい数字(ただし1が表示されていたときには16)を表示させる。したがって、番号表示装置62は、1〜16のいずれかをほぼランダムに表示することになる。なお、中央制御装置90は、番号表示装置62に表示されている数値を読み込むことができる。
【0027】
さらに、中央制御装置90は、特定入球口40、特別領域44、普通領域46、得点増加装置52、中央入球口60、16連チャッカー66の各入球口64からの入球信号または通過信号および番号表示装置62から読み込んだ数値に応じて、数字盤68の番号を点灯させることができる。
【0028】
なお、中央制御装置90には、0〜249までの250種類の数を繰り返しカウントするカウンタ92が接続されており、中央制御装置90はカウンタ92のカウント値を読み込むことができる。カウンタ92のカウント値は、大当たりの判定用に使用され、誘導図柄表示装置32に表示させる図柄を決定するためにも使用される。
【0029】
また、カウンタ92のカウント値が0〜249の連続数であり、誘導図柄表示装置32に表示される数字列が、前述のように不連続の数字列であることから、中央制御装置90には、カウンタ92のカウント値と250種類の数字列とを対照する対照テーブルが設けられている。
【0030】
次に、中央制御装置90の制御処理の説明を中心にして遊技機10の動作を説明する。
中央制御装置90は、遊技機10の電源が投入されると、図5に示すメインルーチンに従った処理を開始する。なお、この処理とは別に、遊技機10の各種ランプの点滅、音声出力、発射機構の制御など遊技機10の各部に対する制御処理も行われる。また、遊技機10の起動に伴って、遊技機10の各部がスタンバイないし始動する。
【0031】
このメインルーチンでは、中央制御装置90は、まず入球信号を待ち(ステップ210)、入球信号があれば、これが中央入球口60からの入球信号であるかを判定する(ステップ220)。ここで、中央入球口60以外からの入球信号であれば、中央制御装置90は、数字盤68に指示して、入球信号を送信してきた入球口に対応する番号を点灯させる(ステップ230)。また、中央制御装置90は、点灯させた番号を記憶する。この記憶処理は、他のステップにおける処理で数字盤68を点灯させた際にも実行される。つまり、中央制御装置90は、数字盤68を点灯させる毎にその番号を記憶する。
【0032】
一方、ステップ220で中央入球口60からの入球信号であると判定した場合には、中央制御装置90は、番号表示装置62に表示されている数字を読み込む(ステップ250)。次に、中央制御装置90は、数字盤38に指示して、ステップ250で読み込んだ数字と同じ番号を点灯させる(ステップ260)。遊技機10の構造上から、遊技球が中央入球口60に入球するタイミングは、特定あるいは予測できない。また、番号表示装置62に表示される数字は、遊技球がゲート56、58を通過する毎に変化する。したがって、番号表示装置62にどの数字が表示されているかはランダムといえる。
【0033】
その後、中央制御装置90は、図5に示される当たり判定サブルーチンを実行する(ステップ270)。
図5に示すように、当たり判定サブルーチンでは、中央制御装置90は、カウンタ92のカウント値を読み込む(ステップ310)。カウンタ92のカウント値は、前述したように0〜249の連続数のいずれかであるが、遊技機10の構造上から、遊技球が中央入球口60に入球するタイミングは、特定あるいは予測できないので、ここで読み込まれるカウント値は実質的に乱数となっている。
【0034】
次に、中央制御装置90は、ステップ310で読み込んだカウント値が、中央制御装置90のROMに予め記憶されている当たり数値と一致するかを判定する(ステップ320)。当たり数値は0〜249の内から選定される1種類(本具体例では7)であり、当たりとなる確率は1/250である。したがって、前述の表示上の当たり確率と演算上の当たり確率は一致している。
【0035】
カウント値が当たり数値と一致しない(外れ)と判定した場合(ステップ320でNO)、中央制御装置90は、対照テーブルに基づいてカウント値に対応する数字列を決定し、誘導図柄表示装置32に指示して、この数字列(外れ図柄)を表示させ(ステップ330)、メインルーチンに戻る。
【0036】
一方、カウント値が当たり数値と一致する(当たり)と判定した場合(ステップ320でYES)、中央制御装置90は、カウンタ92のカウント値に対応する数字列(本具体例では777)を決定し、誘導図柄表示装置32に指示して、この数字列(当たり図柄)を表示させる(ステップ340)。
【0037】
続いて、中央制御装置90は、特別遊技に関わる処理を実行してから(ステップ350)、メインルーチンに戻る。
この特別遊技に関わる処理では、中央制御装置90は、まず特定入球口40に指示して、その開閉羽根38を約5.5秒間開放させる。ただし、約5.5秒以内であっても、特定入球口40に4個の遊技球が入球すれば、開閉羽根38は閉鎖される。特定入球口40からの入球信号があると、中央制御装置90は、数字盤68に指示して3番および5番を点灯させる。
【0038】
この特定入球口40に3個以上の遊技球が入球した場合、3個目の遊技球は、分配部48において特別領域44に分配される。特別領域44に遊技球が分配されると、増加モード(いわゆる大当たり状態)となる。
この増加モード時にゲート50からの通過信号が入力されると(遊技球がゲート50を通過すると)、中央制御装置90は、得点増加装置52に指示して、開閉羽根54を約1.2秒間開放させる。得点増加装置52からの入球信号があると(得点増加装置52に入球すると)、中央制御装置90は、組合せ表示装置36に指示して、11番、13番、14番および15番を点灯させ、得点増加装置52に指示して、開閉羽根54を閉鎖させる。なお、得点増加装置52に入球があったことにより、このときのゲームの得点は2倍とされる。また、増加モードは、14ゲームを終了したとき又は遊技球が再び特別領域44に分配されたときに終了する。
【0039】
また、特別遊技に関わる処理中であっても、16連チャッカー66の入球口64等の特定入球口40や得点増加装置52以外の入球口に入球があれば、中央制御装置90は、数字盤68に指示して、各入球口に対応する番号を点灯させる。
この組合せ式遊技機10では、合計16球の遊技球が、いずれかの入球口等に入球したときに1ゲームが終了し、賞球の払出し等の清算処理が必要となる。中央制御装置90は、各入球口等からの入球信号に基づいて入球数をカウントしており、これが16に達する毎に図6に示される清算ルーチンを実行する。すなわち、この清算ルーチンは、16球目の入球に起因する割り込み処理として実行される。
【0040】
図6に示すように、清算ルーチンを開始すると、まず中央制御装置90は、いずれかの番号を点灯させる毎に記憶しておいた、数字盤68の点灯状態に基づいて得点計算を行い、これに応じた賞球の払出しを、賞球払出装置(図示略)に指示する(ステップ410)。すると、賞球払出装置が稼働して中央制御装置90から指示された個数の遊技球を払出す。この払出された遊技球は、上受け皿72あるいは下受け皿74に放出される。すなわち中央制御装置90と払出装置とによって価値付与手段が構成されている。
【0041】
この得点計算は、数字盤68において隣接する2つの番号が点灯(2点灯)していれば1点、隣接する3つの番号が点灯(3点灯)していれば2点、同様に4つの番号が点灯(4点灯)していれば4点とされる。また、5つ以上は4点灯が重なっているものとして計算され、例えば1番〜5番が点灯していれば1番〜4番の4点灯と2番〜5番の4点灯で合計8点となる。なお、前述の得点増加装置52への入球があればそれぞれ2倍とされる。
【0042】
また、賞球数は1点につき4個で、従来の組合せ式弾球遊技機で1得点とされていた4点灯では4X4=16個になる。つまり、本具体例の1点は従来の組合せ式弾球遊技機ならば1/4得点に相当するともいえる。
以上のように、本具体例の組合せ式弾球遊技機10では、中央入球口60に入球すると、番号表示装置62に表示されている数字と同じ番号が点灯される。
【0043】
このため、1番〜16番のいくつか(例えば2番、12番)が点灯しやすいが、その両側1個〜2個の番号がきわめて点灯しにくい釘調整である等、特別遊技以外では得点が成立しにくい釘調整とされていても、中央入球口60への入球があれば、一定の確率で、例えば1番または3番が点灯して、2番との組合せで1得点が成立し、同様に11番または13番が点灯して12番との組合せで1得点が成立する。
【0044】
したがって、得点が成立する可能性が極端に低くなることはなく、特別遊技(大当たり)時以外においてもある程度以上のベースが確保され、遊技者が一方的に不利となることは防止される。また、1点当たりの賞球数が4個に設定されているので、遊技店側が特に不利になるわけでもない。よって、例えば16連チャッカー66の入球口44のいくつかをきわめて入球困難にするなど、得点の成立を極端に難しくする必要はなくなり、そのような極端な釘調節をしなくとも、遊技者側と遊技店側との利害のバランスをとることができる。
【0045】
また、1得点当たりの賞球数がゲーム球数(16個)に比べて少ないから、遊技者側と遊技店側との利害のバランスをとりやすく、特に、大当たり時以外での打球数と賞球数の比すなわちベースを適切なものにすることができる。
さらに、2点灯で最低得点の1点が成立するから、例えばポイントになるいくつかの入球口64への入球を困難にして高得点は頻出させないが低得点なら成立しやすい釘調整も可能となり、上記の効果を一層良好にできる。
【0046】
しかも、本具体例の遊技機10では、中央入球口60が、大当たり判定を実行するための始動入球口を兼ねている。このため、例えば障害釘の調整により中央入球口60への入球を特別に困難とした場合には、打球数当たりの誘導図柄表示装置32の作動回数(いわゆる回転数)が少なくなる。遊技者は回転数が少ない遊技機を避けるから、もし回転数を少なくした場合には客の付きが悪くなる。したがって、遊技店側は、中央入球口60への入球をむやみに困難とするような釘調整はできない。よって、上述の効果を一層向上させることができる。
【0047】
以上、具体例に従って、本発明について説明したが、本発明はこのような具体例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でさまざまに実施できることは言うまでもない。
例えば、具体例では、番号表示装置62の表示がゲート56、58の通過によって変化する(中央入球口60に対応する番号が変化する)構成としているが、始動入球口としての中央入球口60への入球によって表示される番号を固定してもよい。その場合は、中央入球口60に対応する番号(例えば12番)の隣の番号(11番または13番)を点灯しやすくすれば、すなわち16連チャッカー66の上方に植設された障害釘が、16連チャッカー66の12番に対応する入球口64に入球し難く11番または13番に対応する入球口64に入球しやすい釘構成とすれば、上述と同様の効果を得られる。
【0048】
また、中央入球口60への入球があると番号表示装置62の表示を変動表示させてから適宜のタイミングで静止表示させ、その静止表示された番号を点灯する構成、番号表示装置62の表示を変動表示させておいて中央入球口60に入球したタイミングで静止表示させて、その静止表示された番号を点灯する構成等も可能である。
【0049】
あるいは、番号表示装置62の表示の切換は1ゲーム中で1回限りとしてもよい。つまり、番号表示装置62の表示を次々と切換えた場合には、1ゲーム中に中央入球口60に複数回の入球があって複数の番号が点灯される可能性がある(複数の得点が成立しやすい)が、このようにすればそうした可能性は小さくなる。
【0050】
なお、入球図柄は具体例に示される数字に限るものではなく、A、B、C等のアルファベットや幾何学的な記号等を使用できる。このことは、誘導図柄表示装置の表示図柄についても同様である。
また、具体例では横長型の組合せ表示装置(数字盤)を使用しているが、例えば図7に示されるような構成の四角型の組合せ表示装置を使用してもよい。
【0051】
さらに、具体例では中央入球口60に入球すると当たり外れを判定し、その判定が当たりであると特定入球口40を開放して、そのときに特定入球口40に入球した3個目の遊技球を特別領域44に導いて増加モード(いわゆる大当たり状態)としているが、特定入球口を固定式の(開閉しない)入球口として設置し、その特定入球口に入球した遊技球を一時停留させ、そこで当たり外れを判定し、当たりなら当たりを示す図柄(例えば777)を表示してから、その当たりと判定された遊技球を特別領域に導いて増加モード(いわゆる大当たり状態)とする構成も採用できる。この場合、この特定入球口に入球した際に表示させる番号に対応する16連チャッカーの入球口への入球を困難とし、その隣の入球口の一つへは入球が容易とする障害釘の構成としておけば、特定入球口への入球を困難にすることはできない(具体例で述べたと同様に客がつかない)から、具体例において中央入球口60への入球によって表示される番号を固定したときとと同様の効果を得ることができる。具体的な例を示せば、この固定式の特定入球口への入球で12番が点灯されるとして、16連チャッカー66の上方に植設された障害釘が、16連チャッカー66の12番に対応する入球口64に入球し難く11番または13番に対応する入球口64に入球しやすい釘構成とすれば、具体例において中央入球口60への入球によって表示される番号を固定したときと同様の効果を得ることができるのである。
この大当り中以外に遊技客に一定の賞球(ベース)を確保する構成としては、次のように構成することも考えられる。即ち、図8に示すように、中央入球口160の入賞図柄を16連チャッカー66の8番点灯に固定し(中央入球口160以外は図1と同じ構成である)、8番の点灯があれば入賞図柄の組合せが成立したものとみなして最低得点1を付与する構成とするのである。この様に構成すれば、中央入球口160に入球するだけで賞球があるので大当り時以外の賞球を一層確実に確保することができるという効果がある。この構成では、1ゲーム中に中央入球口160に2個以上入球があっても得点1しか付与しないのは言うまでもないことである。尚、この構成に係る入賞図柄の組合せは、16連チャッカー66の8番を含まない隣合う4個の番号が点灯すれば得点4が付与され、得点4で16個(4×4)の遊技球が賞球される構成であり、そして、入賞図柄の組合せが複数あれば最高40点まで加算する構成であって1ゲーム中の最高得点は40(賞球は、40×4=160個)である。例えば、16連チャッカー66の1番〜4番が点灯すれば得点4、1番〜5番が点灯すれば得点8(隣合う4個の点灯が2つある)、1番〜6番が点灯すれば得点12(隣合う4個の点灯が3つある)、4番〜7番が点灯すれば得点4、4番〜8番点灯すれば得点5(4+1)である。
【0052】
【発明の効果】
以上説明したように、本願発明の組合せ式弾球遊技機によれば、中央入球口60が、大当たり判定を実行するための始動入球口を兼ねている。このため、例えば障害釘の調整により中央入球口60への入球を特別に困難とした場合には、打球数当たりの誘導図柄表示装置32の作動回数(いわゆる回転数)が少なくなる。遊技者は回転数が少ない遊技機を避けるから、もし回転数を少なくした場合には客の付きが悪くなる。したがって、遊技店側は、中央入球口60への入球をむやみに困難とするような釘調整はできない。よって、遊技者側と遊技店側との利害のバランスをとることができるという効果を一層向上させることができる。また、番号表示装置62の表示の切換は1ゲーム中で1回限りとすることで、複数の得点が成立しやすくなる可能性を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 具体例の組合せ式遊技機の正面図である。
【図2】 具体例の組合せ式遊技機の16連チャッカーの平面図である。
【図3】 具体例の組合せ式遊技機の制御系のブロック図である。
【図4】 具体例の組合せ式遊技機の中央制御装置が実行するメインルーチンのフローチャートである。
【図5】 具体例の組合せ式遊技機の中央制御装置が実行する当たり判定サブルーチンのフローチャートである。
【図6】 具体例の組合せ式遊技機の中央制御装置が実行する清算ルーチンのフローチャートである。
【図7】 具体例の組合せ式遊技機の組合せ表示装置の表示面の正面図である。
【図8】 具体例の組合せ式遊技機の改良例を示す正面図である。
【符号の説明】
10・・・組合せ弾球式遊技機、
20・・・遊技盤、
24・・・遊技領域、
32・・・誘導図柄表示装置、
40・・・特定入球口、
50・・・ゲート、
52・・・得点増加装置、
60,160・・・中央入球口、
62・・・番号表示装置、
64・・・入球口、
66・・・16連チャッカー、
68・・・数字盤(組合せ表示装置)、
90・・・中央制御装置(価値付与手段)、
92・・・カウンタ。

Claims (1)

  1. 遊技盤面に配置された複数の入球口と、遊技球が入球した前記入球口に対応する入球図柄を表示する組合せ表示装置と、所定数の遊技球が前記入球口に入球して1ゲームが終了すると該ゲームで前記組合せ表示装置に表示された入球図柄の組合せにより予め設定されている得点が成立していれば該得点に応じた個数の遊技球または該個数の遊技球と同等の遊技価値を遊技者側に与える価値付与手段とを備える組合せ式弾球遊技機において、
    遊技球が通過可能な第1ゲート及び第2ゲートと、前記第1ゲートを遊技球が通過することで表示されている図柄より1大きい図柄を表示させ、前記第2ゲートを遊技球が通過することで表示されている図柄より1小さい図柄を表示させる番号表示装置と、遊技球が入球可能な中央入球口と、各種制御処理を実行する中央制御装置と、当たり図柄又は外れ図柄を表示する誘導図柄表示装置とを備え、
    前記中央制御装置は、始動入球口に遊技球が入球するタイミングで取得したカウント値が当たり数値と一致するか否かを判定し、当たり数値と一致しないと判定した場合には前記誘導図柄表示装置に前記外れ図柄を表示させ、当たり数値と一致すると判定した場合は前記誘導図柄表示装置に前記当たり図柄を表示させ、前記誘導図柄表示装置に当たり図柄が表示された場合には、内部に特別領域及び普通領域を有する特定入球口の開放を指示し、遊技球が前記特別領域に入球すると、成立した前記得点を増加させる大当たり状態を発生させるものであって、
    前記中央入球口に入球があった場合に、前記番号表示装置に表示されている図柄と同じ図柄が前記組合せ表示装置に表示されるように構成されているとともに、
    前記中央入球口は、前記始動入球口を兼ねており、
    前記第1ゲート、又は前記第2ゲートを通過することで、前記番号表示装置に表示されている図柄を1大きい図柄、又は1小さい図柄とすることは、前記1ゲーム中に1回限り実行されることを特徴とする組合せ式弾球遊技機。
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