JPH07155443A - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

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JPH07155443A
JPH07155443A JP5340110A JP34011093A JPH07155443A JP H07155443 A JPH07155443 A JP H07155443A JP 5340110 A JP5340110 A JP 5340110A JP 34011093 A JP34011093 A JP 34011093A JP H07155443 A JPH07155443 A JP H07155443A
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Abstract

(57)【要約】 [目的] 本発明は、本発明は、遊技者に対して大きな
遊技価値を付与することが可能な特別遊技状態を生起せ
しめるパチンコ機であって、特別遊技状態が生起したこ
とにより実施する特典付与に関して、不公平感の解消を
なすものである。 [構成] 本発明のパチンコ機は、特別遊技状態が生起
したことにより特典付与の判定を行う際に、判定時以前
の発射数、図柄表示器の可変回数、図柄表示器のリーチ
回数、或は、発射数と獲得球数との差の少なくとも何れ
かに関連して決定し、報知手段を介して遊技者に知らせ
るので、例えば、遊技球の発射数が多いときには高確率
で特典付与されて、引続き遊技継続となって、不公平是
正を図っている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遊技者に対して大きな
遊技価値を付与することが可能な特別遊技状態を生起せ
しめるパチンコ機であって、より詳細には特別遊技状態
が生起したことにより実施する特典付与に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、弾球遊技機には、特開平5ー13
7837号公報に開示されているように、可変表示部に
表示される図柄が予め定められた表示態様と同じである
とき、当りとなり、当り時の表示態様に関する情報を表
示器に表示するようにして、可変表示部の図柄が変動し
てしまっても表示器に表示されている態様によって、当
り(特別遊技状態)が終了したときに、遊技者に特典を
付与するか否か、即ち、遊技者が獲得した賞品球で、そ
のまま遊技の継続を許可するか否かの決定をしている。
又、特開平5ー168753号公報には、特別遊技状態
が終了したときに、特典を付与するか否かを、別途に設
けた可変表示器の表示態様によって決定する遊技機が開
示されている。尚、特別遊技状態において獲得した遊技
球を使用しての継続遊技は、金銭等を用いて借り受けた
遊技球を使用しての遊技と比較して、景品交換率の関係
から、一般的に遊技者にとって有利となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記の各遊技機におい
て、当りや権利等(特別遊技状態)が終了後に特典を付
与するか否かは、特別遊技状態が発生した時の図柄が予
め定められた特定図柄であるか否かや、新たに設置の可
変表示器での図柄が特定図柄となったか否かで、決定さ
れている。例えば、「3回権利もの」のパチンコ機で
は、3回の当りを1セットとして、当りとなる確率が低
確率となっている遊技中に1回目の権利発生となり、遊
技者はその間に多量の遊技球を獲得することができる。
そして、1回目の権利が終了後、当りとなる確率が高確
率状態となり、獲得した遊技球により遊技を続行するこ
とができる。この間、当りとなる確率が高確率となって
いるので、ほとんどの場合が1回目の権利中に獲得した
遊技球で2回目の権利発生を得ることになり、1回目の
権利中に獲得した遊技球と2回目の権利中において獲得
した遊技球を加えた賞品球を得ることになる。同様に、
2回目の権利の終了後においても、当りの高確率状態の
間、獲得した遊技球により遊技を続行することができ
て、最終的に1回目と2回目の権利中において獲得した
遊技球に3回目の権利中において獲得した遊技球を加え
た賞品球を得ることになる。そして、1セットの当り
(3回の権利)で獲得した賞品球は、基本的にその後の
遊技での使用を認めず景品と交換するようにさせ、遊技
を続けたい場合には新たに遊技球を借り受けることとし
ている。
【0004】しかし、高確率状態であってもなかなか当
りとならない場合があり、遊技者はせっかく獲得した遊
技球を数多く使用してしまったり、場合によっては獲得
した遊技球を全て遊技に使用してしまうことになり、獲
得した遊技球での遊技を生かすことができなかったり、
1セット(3回の権利)の当りの後の賞品球の獲得数が
各遊技者によってかなり異なってしまうことになり、不
公平感があった。尚、1回目の権利発生となった図柄が
遊技店により予め決めていた図柄であった場合には、3
回目の権利の終了後も獲得した遊技球での継続遊技を認
めている場合もある。この場合には、遊技者は1回目の
権利発生となった時点で1セットの当りの終了後に継続
遊技を認められるか、否かが認識できて、その後の遊技
の興趣をそぐことにもなる。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めの手段として、請求項1のパチンコ機は、特別遊技状
態が生起したことにより特典付与の判定を行う際に、判
定時以前の発射数、図柄表示器の可変回数、図柄表示器
のリーチ回数、或は、発射数と獲得球数との差の少なく
とも何れかに関連して、特典を付与するかを決定して、
報知手段により報知するものである。請求項2のパチン
コ機は、前回の特別遊技状態において特典が付与された
ことを条件に、請求項1における特典付与の判定をす
る。
【0006】
【作用】請求項1のパチンコ機は、特別遊技状態が生起
したことにより特典を付与するか否かを、判定時以前の
遊技球の発射数、図柄表示器の回転数、図柄表示器のリ
ーチ数、或は遊技球の発射数と獲得球数との差に関連し
て決定し、報知手段を介して遊技者に知らせるので、例
えば、遊技球の発射数が多いときには高確率で特典付与
されて、引続き遊技継続となり、不公平是正を図ってい
る。請求項2のパチンコ機は、前回の特別遊技状態にお
いて特典を付与された場合に限定して、遊技球の発射数
等に関連して特典付与の決定を行うものであり、前回の
特別遊技終了後から継続して遊技を行っている遊技者を
考慮したものである。
【0007】
【実施例】
(実施例1)本発明の一実施例を、所謂、「3回権利も
の」パチンコ機を例として説明する。図1はパチンコ機
の正面を示し、遊技板2の上に、ほぼ円状に設けられた
外レール3aと内レール3bに囲まれた領域が遊技領域
となり、該遊技領域のほぼ中央には後記で詳述する図柄
表示器5が配置されている。この図柄表示器5は、1枚
の液晶板、或は複数枚の液晶板等で構成可能で、各種の
図柄、メッセージ等が表示可能としてあり、ここでは、
表示位置に対応して、図柄表示部L1、L2、L3と特
定表示部Lに区分して説明する。これらの図柄表示器5
の図柄表示部L1、L2、L3は、左右に図柄表示部L
1、L2を配置し、中央に図柄表示部L3が配置してあ
り、下記する麻雀パイを模した図柄等が表示される。具
体的には、図柄表示部L1、L2には、「一萬」「三
萬」「五萬」「七萬」「九萬」「東」「南」「西」
「北」「春」「夏」「秋」「冬」の13種類が、図柄表
示部L3には「一萬」「三萬」「五萬」「七萬」「九
萬」「東」「南」「西」「北」「春」「夏」「秋」
「冬」「白」「發」「中」の16種類が表示可能となっ
ている。又、特定表示部Lの左端部には、後述の特典付
与を遊技者に報知する報知手段として、サイコロの目を
模した「1」から「6」までの図柄と「?」マークが表
示されるラッキー表示器Rが配設され、これらの図柄
と、「白」「發」「中」の3種類の図柄の他に、「1局
目」、「勝負」、「ドラ」、「ロン」等の麻雀ゲームに
関連する用語も併せて、或は、前記図柄表示部L1、L
2、L3と共に全体にわたって「デモンストレーション
図」、「大当り」等の表示が可能となっている。
【0008】前記図柄表示器5の下には、遊技球の通過
が可能なゲート7が設けられ、遊技球がこのゲート7を
通過すると、前記図柄表示部L1、L2、L3の図柄は
変動を開始する。24は入賞口であり、その下部には普
通電動役物8が配設してある。この普通電動役物8は、
図2の斜視図に示すように、本体8a内に開閉可能な開
閉扉9が取着してあり、この開閉扉9には、開状態の
時、落下する遊技球を保持する保持部10が中央に形成
され、その保持部10の両側には通過部11が設けてあ
る。又、保持部10に載置された遊技球は、前記開閉扉
9を閉じたときには、普通電動役物8の後下部に設置の
特別装置作動領域12を通過可能に形成してある。又、
図柄表示器5の右側には、図3の斜視図で示す始動入賞
装置4が配設してあり、基板25と該基板25に垂設
し、頂部に始動口27を設けたガード筒26により構成
されている。ガード筒26内にはモータ28を介して回
転自在の回転体29が取り付けられており、この回転体
29には遊技球を保持するU字状の保持部30が形成さ
れている。一方、基板25には始動口27と離隔した位
置に始動入賞口31が形成されていて、遊技球はガイド
体32を介して排出される。即ち、始動口27に導かれ
た遊技球は、保持部30が始動口27と一致したとき、
保持部30内に保持された状態で回転体29で案内され
て、始動入賞口31から排出される。尚、前記回転体2
9は反時計方向に、10秒で1回転する速度で回転して
いる。15は大入賞口であり、後述の権利発生中に、前
記始動入賞口31に遊技球が入ることによって、所定時
間(例えば、約9.8秒)開口状態を維持した後閉とな
るか、前記所定時間内であっても、遊技球が所定個数
(例えば、10個)入賞すると閉となる。6はランプ風
車であり、前記図柄表示器5の左右上部に配置してあ
る。16は入賞器であって、前記普通電動役物8の両側
に備えてある。19は誘導通路19aが形成されている
サイドランプであり、外レール3a、内レール3bに沿
って落下する遊技球は、該誘導通路19a内を落下可能
であるため、そのような誘導路を形成していないサイド
ランプを設置した遊技機に較べて、遊技領域が大きく取
れて、面白味を奏している。又、21は上皿、22は下
皿、23は発射ハンドルである。
【0009】前記発射ハンドル23を回転することによ
って、図4に示す発射装置40に備えられた発射杆35
を介して、上皿21から順次送られてくる遊技球を遊技
板2に向かって発射する。発射トレイ41は発射杆35
方向に下り傾斜状に形成されていて、左端部には上皿2
1と連通する遊技球口44を備えている。発射トレイ4
1の下端部の側壁には発射杆35を臨む発射部へ遊技球
45を排出する出口46が形成されていて、該出口46
を開閉する揺動片48が軸48aで揺動可能に軸支され
ている。尚、該揺動片48は遊技球45を出口46から
排出し易いように、側面視山形で出口46から反対方向
に下向きの傾斜状に形成されている。一方、前記揺動片
48に対向する位置に軸50aを中心に昇降可能なL字
の操作片50を設け、前記発射杆35とのタイミングを
とってソレノイド51のロッド51aの昇降によって上
下動し、上動したとき出口46から発射杆35を臨む発
射部へ送り込む。その時、揺動片48は遊技球を介して
上動し、検出器(リミットスイッチ形式)49の検出端
49aが入状態となって、パチンコ機制御装置に、遊技
球が発射部に送られた信号を送り、計数回路を介して発
射数を計数する。尚、この検出器49は発射トレイ41
或は発射後の内レール3bに付設してもよいことはいう
までもないし、検出器49の形式として、発光素子と受
光素子で構成する光電管方式として、発射待機中の遊技
球の遮断をもって検出してもよいし、発射トレイ41か
らの遊技球を近接スイッチで検出する方式等であっても
よい。又、操作片50の発射トレイ41の対向位置に
は、発射トレイ41内の遊技球を排出する排出口53が
発射トレイ41の反出口46側方向の側壁に設けられて
いる。該排出口53の開閉をなす停止板55は、軸55
aを中心に回動可能なU字型であって、操作棒56と一
体に回転するR状の爪57を介して開閉可能に構成され
ている。尚、爪57のロックを解除された停止板55
は、軸55aを中心に反時計方向に回転できるような重
量バランスに形成されていて、遊技球を排出口53に導
出可能とする。
【0010】尚、図5は本発明に関するパチンコ機の主
要部の制御ブロック図であり、制御装置は、従来の3回
権利もののパチンコ機の主要部の制御である、ゲート7
で遊技球を検出すると図柄表示部L1、L2、L3を変
動表示したり、「当り」等が発生すると特定表示部Lに
所定の図柄等を表示可能に構成してある他に、後記で詳
述するが、検出器49の信号によって遊技球(或は、図
柄変動の回数、リーチの回数)を計数したり、特典付与
を遊技者に報知する報知手段(ラッキー表示器R等)の
制御をする。
【0011】次に、前記のパチンコ機における、遊技内
容について説明する。パチンコ機の電源を入れると、先
ず、メモリ等の初期化前に、特定のメモリに残存のO
N、OFFを基準に、特定表示部Lに表示する麻雀パイ
の「白」「發」「中」の何れかの図柄(以下、「特定図
柄」と称す。)を決定し、その後、メモリ等の初期化を
行う。そして、図柄表示器5の図柄表示部L1、L2、
L3と特定表示部Lの全体にわたって図示略の「デモン
ストレーション」図柄と、図6に示す、各図柄が図柄表
示部L1、L2、L3に表される「春」、「夏」、
「發」と、特定表示部Lの左端に、「?」の他に、ラッ
キー図柄としてのサイコロの目の1〜6を可変表示可能
な報知手段としてのラッキー表示器Rに表される「?」
マークと、図柄表示部L3の上部に前記で抽出された特
定図柄(今回の例では、「發」)と、図柄表示部L1の
上部には「一局目」と、図柄表示部L2の上部には「勝
負」とを表示する図柄が、交互に表示される。この状態
で、遊技者が発射ハンドル23を介して遊技球を打ち出
し、これらの遊技球がゲート7を通過すると、図示略の
検出器を介して検出され、前記図柄表示部L1、L2、
L3の図柄が、図7に示すように、手前の方に1枚毎ス
ライドさせて、奥の麻雀パイが表れるように変動表示す
る。そして、変動を開始して、所定時間(例えば、6.
1秒)後に、順次、図柄表示部L1、L2、そして、L
3と、図柄を停止させるが、図柄表示部L1と図柄表示
部L2の図柄が一致していないときには、「当り」とな
る可能性がないため、図柄表示部L3の図柄を早期に停
止して、当りとならなかった処理を行う。反対に、図柄
表示部L1と図柄表示部の図柄L2とが一致したときに
は、所謂、「リーチ」となり、2ケースに区分して処理
を行い、後記で詳述する。
【0012】最終的に、前記図柄表示部L1、L2、L
3の各図柄が全て停止し、表示された停止図柄が、「一
萬」「一萬」「一萬」、「三萬」「三萬」「三萬」、
「五萬」「五萬」「五萬」、「七萬」「七萬」「七
萬」、「九萬」「九萬」「九萬」、「東」「東」
「東」、「南」「南」「南」、「西」「西」「西」、
「北」「北」「北」、「春」「春」「春」、「夏」
「夏」「夏」、「秋」「秋」「秋」、「冬」「冬」
「冬」のように全て同じ図柄が表示される場合(13種
類)と、「一萬」「一萬」「發」、「三萬」「三萬」
「發」、「五萬」「五萬」「發」、「七萬」「七萬」
「發」、「九萬」「九萬」「發」のように図柄表示部L
1、L2に表示された数字を含んだ図柄が同じで、図柄
表示部L3に表示された図柄が特定表示部Lに表示され
ているものと同じ図柄である場合(5種類)に「当り」
とし、全部で18通りの組合せとしている。
【0013】次に、「当り」であるか否かの判定方法と
図柄表示部L1、L2、L3の停止図柄の抽出の具体的
な方法について記載する。「当り」の判定は判定カウン
タCで行う。即ち、電源投入時に判定カウンタCを
「0」とし、1割り込み(2.048ms)毎に1を加
算し、「255」となったとき、再度「0」に戻す演算
を行う。そして、遊技球がゲート7を通過したことを検
出した時か、或は検出した後の所定時間経過後に、判定
カウンタCの値が、当りの確率が低確率のときには「7
7」、高確率のときには「246〜255」のとき「当
り」と判定する。各図柄表示部L1、L2、L3に表示
する停止図柄は、当り図柄格納エリア(Ma、Mb、M
c)と外れ図柄格納エリア(Na、Nb、Nc)に格納
されている図柄とし、下記の要領で決定する。図8に示
すように、図柄表示部L1、L2、L3に表示される図
柄に対応するカウンタC1、C2、C3を設けて、各カ
ウンタC1、C2、C3の値に対応する図柄を決定して
おく。即ち、カウンタC1、C2の値が0〜12に対応
して「一萬」〜「冬」を、カウンタC3の値が0〜15
に対応して「一萬」〜「中」とする。そして、電源投入
時に全てのカウンタC1、C2、C3を「0」として、
2割り込み(4.096ms)毎に、カウンタC3に1
を加算し、カウンタC3が15から0となる毎に、カウ
ンタC2に1を加算し、カウンタC2が12から0にな
る毎に、カウンタC1に1を加算し、カウンタC1は1
2に1を加算されると0に戻る演算を行う。尚、停止図
柄の片寄を防止するため、遊技球がゲート7を通過し
て、図柄表示部L1、L2、L3の図柄が変動を開始す
るとき、「当り」か否かを判断する判定カウンタCの下
位3ビット(0〜7)の値を、前記カウンタC3に加算
する処理を行っている。尚、前記各カウンタC1、C
2、C3の演算を行ったとき、カウンタC1、C2、C
3の値の組合せが所定の場合、すなわちカウンタC1、
C2、C3に対応する図柄の組合せが、前記した当りの
組合せ「一萬」「一萬」「一萬」〜「九萬」「九萬」
「發」(18通り)の場合には、当り図柄格納エリア
(Ma、Mb、Mc)にカウンタC1〜C3の値を格納
し、それ以外の組合せのときには、外れ図柄格納エリア
(Na、Nb、Nc)に格納する。以上によって、判定
カウンタCが当りのときには、図柄表示部L1、L2、
L3に表示される停止図柄は当り図柄格納エリア(M
a、Mb、Mc)の値に対応する図柄が抽出され、外れ
のときには外れ図柄格納エリア(Na、Nb、Nc)の
値に対応する図柄が停止図柄となる。
【0014】次に、図柄表示部L1、L2の停止図柄が
一致したとき、所謂、「リーチ」となったときの取扱に
ついて説明する。尚、「リーチ」はリーチパタン1とリ
ーチパタン2に区分する。遊技球がゲート7を通過した
とき、前記した様に、判定カウンタCで「当り」か否か
を判定し、関連する図柄格納エリア(当り図柄格納エリ
ア(Ma、Mb、Mc)、或いは外れ図柄格納エリア
(Na、Nb、Nc))に格納されている値を取り出
す。そして、C1とC2が一致(図柄表示部L1、L2
の図柄が一致)し、且つ、カウンタC3(図柄表示部L
3の停止図柄)がカウンタC1(C2)と同じか或は前
後の値のとき、更には、カウンタC1、C2が0〜4
(一萬〜九萬)の何れかで且つカウンタC3が13
(白)、14(發)、15(中)の何れかのときには下
記するリーチパタン2として処理を行い、それ以外の時
には下記するリーチパターン1として処理を行う。リー
チパターン1、リーチパターン2の何れの場合にも、基
本的には、図柄表示部L1、L2が数字以外で一致した
ときには、図9と図10が、数字で一致したときには図
11と図12が交互に表示される。
【0015】リーチパターン1について、具体的に説明
すると、図柄表示部L1、L2が数字以外で一致したと
きには、特定表示部Lの図柄表示部L1の上部に「リー
チ」と表示すると共に、図柄表示部L2の上部に「点
棒」を表示し、0.5秒毎に点滅表示し、特定図柄を表
示しない(図9、図10)。これは、前記の当り図柄の
組合せによって、最後に停止する図柄表示部L3の図柄
が、特定図柄「發」で停止しても「当り」とならないた
め、図柄表示部L3に表示された停止図柄が「發」であ
った場合でも、遊技者に「当り」と勘違いされないため
である。一方、図柄表示部L1、L2が数字で一致した
ときには、「リーチ」と「点棒」の図(図11)と、
「ドラ」と特定図柄「發」である旨を強調する矢印と、
特定図柄「發」及び図柄「一三五七九」で構成する図
(図12)とを、交互に表示する。そして、前記何れの
場合にも、図柄表示部L1、L2、L3の図柄が変動を
開始し、所定時間(例えば、6.1秒)後に、図柄表示
部L1の図柄、そして、図柄表示部L2の図柄を順次停
止する。その後、図柄表示部の図柄L3は、1図柄を、
図12とは異なって、図7に示す、544ms毎に手前
方向に麻雀パイをスライド変動させ、7図柄変動後に、
停止図柄と一致するまで変動表示して停止する。尚、こ
のリーチパターン1の場合には「外れ」であり、図柄表
示部L1、L2、L3に表示される停止図柄は前記外れ
図柄格納エリア(Na、Nb、Nc)の図柄が抽出され
る。
【0016】一方、リーチパターン2においては、前記
した様に、図柄表示部L1、L2の図柄が数字以外の図
柄で一致している場合には図9と図10で示すパターン
となり、数字(「一萬〜九萬」)で一致している場合に
は図11と図12で示すパターンとなり、0.5秒毎に
交互に表示する。そして、図柄表示部L1、L2を所定
時間(例えば、6.1秒)後に、順次停止させる。又、
図柄表示部L3の図柄は、先ず、1図柄1.544秒と
ゆっくりと23図柄を図12と異なって図7に示すよう
に、手前方向にスライド変動させる。その後、図12に
示すように、1図柄を1.544秒毎に変動する速度
で、麻雀パイを8図柄、横(左右)回転させる。そし
て、図柄表示部L1、L2の停止図柄が、「一萬〜九
萬」である場合には、前記で決定した特定図柄(この場
合は「發」)の4図柄前、即ち、カウンタC3が10
(「夏」)となるまで、一方、図柄表示部L1、L2の
停止図柄が、「一萬〜九萬」でない場合には、図柄表示
部L1、L2の停止図柄の4図柄前まで変動させ、その
後は、最初の1図柄を0.544秒で回転させ、2図柄
以降を1.033秒毎に回転させて、停止図柄と一致し
たときに停止させる。尚、図柄表示部L1、L2、L3
に表示される停止図柄は、「当り」のときには、前記当
り図柄格納エリアに格納(Ma、Mb、Mc)の図柄が
抽出され、外れのときには外れ図柄格納エリア(Na、
Nb、Nc)に格納の図柄が抽出される。
【0017】この様に、リーチパターン1においては、
図柄表示部L1、L2及びL3の変動時間は短く設定し
てあり、早期に「当り」でない旨を表示する。一方、リ
ーチパターン2においては、いままでスライド変動して
いた図柄表示部L3に表示の麻雀パイが横回転をするよ
うになり、回転毎に次の図柄が表示され、図柄表示部L
3に表示される停止図柄は「当り」となる図柄か、「当
り」となる前後の図柄で停止するので、「当り」になる
可能性を増したことを遊技者に認識させ、期待感を増す
ことになる。又、前記図柄表示部L3に表示の麻雀パイ
を、図12に示す横回転の他、上下、更には傾斜状に回
転させることも可能であって、係る回転状態の麻雀パイ
は立体的に認識でき、異なるリーチ状態を奏して興趣の
向上をより一層図ることができる。
【0018】前記した様に、図柄表示部L1、L2、L
3が「当り」図柄で停止すると、図柄表示部L3上部付
近に「ロン」と表示され、「デモンストレーション」画
面が表示される(何れも図略)。そして、「当り」とな
ってから、約2秒後に普通電動役物8の開閉扉9が所定
時間(例えば、5.8秒間)、開状態を維持する。遊技
板上を落下してきた遊技球は、開閉扉9を開いた状態で
区分される通過口11を通過するか、保持部10で保持
される。そして、開閉扉9が閉じられると、保持部10
に留まっている遊技球は、普通電動役物8の下に落下
し、特別装置作動領域12を通過し、「権利発生」とな
り、図13に示す、大当りとなった図柄が、図柄表示部
L1、L2、L3及び特定表示部Lにわたって表示され
る。かかる権利発生状態において、図柄表示部L1、L
2、L3の上部に、矢印と共に「右打ち」と表示する
(図14)。これは、通常の遊技球の発射態様である
と、発射された遊技球がゲート7を通過し、図柄表示部
L1、L2、L3の図柄が変動停止後、「当り」とな
り、普通電動役物の開閉扉9が開き遊技球が特別装置作
動領域12を通過し、権利が消滅してしまうおそれある
ため、発射力を強くして(右打ち)、遊技球がゲート7
を通過しないようにするのが遊技者にとって有利な遊技
方法であるため、遊技方法をよく理解していない遊技者
のために表示する。尚、右打ちした場合は、遊技球がゲ
ート7を通過しないように、或は通過が困難となるよう
に障害釘が配置されていると共に、始動口48に入賞し
やすく構成してある。この権利発生中に、始動入賞装置
4の回転体29は、1回転10秒の速度で反時計方向に
回転しており、遊技球が始動口27に流下してきたとき
に回転体の保持部30が始動口27と一致していれば、
遊技球は回転体の保持部30に保持される。一方、回転
体の保持部30が始動口27と一致していなければ、遊
技球は始動口27に一時停留し、回転体の保持部30が
始動口27と一致したときに保持部30に保持される。
その後、遊技球は回転体29により始動入賞口31に誘
導されて入賞すると大入賞口15が9.8秒間、開放す
る。開放した大入賞口15に遊技球が10個入賞したの
を検出すると、9.8秒以内でも大入賞口15は閉鎖す
る。この間、特定表示部Lには「権利中)」となった時
の図柄、始動口への入賞個数、大入賞口への入賞個数、
その他の図柄が表示される。
【0019】尚、権利消滅は、前記した権利発生中に、
再度、「当り」となり、遊技球が特別装置作動領域12
を通過する場合と、始動口48への遊技球の入賞個数を
16個検出する場合である。又、図柄表示装置の図柄表
示部L1、L2、L3が変動中、或は、普通電動役物8
が作動しているときに遊技球がゲート7を通過した場合
には、図柄変動開始の記憶を所定個数(例えば、4個)
まで記憶する。又、所謂「3回権利もの」と呼ばれるパ
チンコ機においては、「当り」となる確率を図15に示
すように変動させている。「最初の当り」となる確率
は、電源投入時には低確率状態(1/256)となって
おり、一度「当り」となって権利が発生すると、当りと
なる確率は一時的に低確率となり、前記した権利消滅原
因となる「当り」の発生を低確率でもって防止する。そ
して、権利が消滅すると高確率(1/25.6)に変化
させ、特定表示部Lの図柄表示部L1上部に「二局
目」、図柄表示部L2上部に「勝負」と表示して、遊技
者に高確率状態である旨を知らせ遊技続行を促す。その
後、「2回目の当り」図柄で停止すると、上記と同様に
権利が発生し、遊技者はその間に多量の賞品球を獲得す
る。そして、権利が消滅すると、もう一度「当り」図柄
で停止する確率が高くなる高確率状態となり、前記と同
様に、特定表示部Lの図柄表示部L1上部に「三局
目」、図柄表示部L2上部に「勝負」と表示され、遊技
者に高確率状態となっていることを報知する。そして、
「最後の当り」が発生して、上記と同様に権利が発生す
ると、「当り」となる確率は低確率状態に戻り、この状
態を維持する。
【0020】この様に、「3回権利もの」のパチンコ機
に対しては、「当り」が3回生じ、3回目の当りが終了
したときに、今までの特定図柄(前記例では、「發」)
に替えて、「白」か「中」の何れか、或は「發」、
「白」か「中」の何れかを、乱数等により抽出し直して
遊技続行可能とする。尚、この「3回権利もの」のパチ
ンコ機においては、3回目の権利発生が生じた後に、特
定図柄を再抽出することもでき、この場合には特定表示
部Lへの表示を特別遊技状態終了(3回目の権利終了)
後に行うことによっても同じ結果となり、特定図柄を特
別遊技状態が終了後に変更可能とすればよい。又、この
特定図柄は、前記の「3回権利もの」のパチンコ機に対
してばかりでなく、他のパチンコ機、ゲーム機等に対し
ても有効であり、前記と異なり、1回毎の当りの消滅後
に抽出し直して表示したり、或は、権利が発生後に再抽
出して、特別遊技状態が終了後に特定表示部Lに表示し
て遊技を続行することもできる。又、特定表示部Lは、
前記実施例では、図柄表示部L1、L2、L3に付設し
たものを使用しているが、別途独立したもので表示して
もよいことはいうまでもない。
【0021】前記した「3回権利もの」のパチンコ機に
おいて、特別遊技状態が終了(3回目の権利消滅)後
に、特典(賞品球を景品に交換しなくて遊技の続行が可
能)を付与するか否かは、従来例では、1回目の当りと
なったときに前もって停止した図柄表示部L1、L2、
L3の図柄で決定したり、或は、特別遊技状態終了後
に、別途の可変表示器を使用して乱数等を介して、継続
の可否を決定している。しかしながら、最初の当りから
2回目の当り、2回目の当りから3回目の当りの過程に
おいて、当りの確率が高確率であるのも拘らず、相当数
の遊技球を発射した後に権利発生となることがあるた
め、3回の権利を得たにもかかわらず、トータルの賞品
球数が少ないこととなって、遊技者間に不公平が生ず
る。そこで、本実施例は、下記の手段によって、特典
(特別遊技状態終了後、賞品球の交換なく遊技の続行が
できる。)を付与するか否かの判定を行う。尚、特定表
示部Lの左端に設けた図柄可変可能な報知手段としての
ラッキー表示器Rには、サイコロの目をラッキー図柄と
して特典付与を遊技者に報知する。又、ラッキー表示器
Rには、図15に示す様に、電源投入時から3回目の権
利発生までは「?」マークが表示され、3回目の権利発
生のときには、図16に示す、図柄表示部Lの全体に渡
って右上部に「?運だめし」と表示され、左部にラッキ
ー図柄のサイコロの目の「1」から「6」が立体的に大
きく回転するように可変表示されて、所定時間後に停止
表示される。その後は、図17に示すように、当りのデ
モンストレーション表示に移り、ラッキー表示器Rに
は、1回目の権利終了後に高確率となってから3回目の
権利発生となる時まで、後述の要項で決定されるサイコ
ロの目の「1」から「6」の何れかが表示され、次回の
1回目の権利終了後の高確率となるまで維持される。
【0022】判定カウンタとして、H、Ha、Hbを採
用し、判定カウンタHaは、電源投入時に0からスター
トし、2割り込み(4.096ms)毎に1づつ加算さ
れ、19から0に戻るループカウンタである。又、判定
カウンタHbは、電源投入時に0からスタートし、判定
カウンタHaが19から0に戻る毎に1づつ加算され、
9から0に戻るループカウンタである。一方、判定カウ
ンタHは、後記で詳述する、1回目の権利発生から3回
目の権利発生時までに発射した遊技球数、図柄表示部L
1、L2、L3の図柄の可変回数、図柄表示部L1、L
2、L3のリーチ回数、或は、発射した遊技球数と獲得
した遊技球数(賞品球数)との差等である。前記判定カ
ウンタH、Ha、Hbとラッキー図柄との対応は、図1
8に示すように、0〜X1、X1+1〜X2、X2+1〜X
3、X3+1以上の4区分の判定カウンタHと、前記の判
定カウンタHa、Hbの値で抽出する。尚、前記4区分
目のX3+1以上を、パチンコ機の機種によっては、上
限値となったときには、再度ゼロから計数可能に構成し
てもよい。例えば、判定カウンタHが0〜X1、判定カ
ウンタHaが0〜5、判定カウンタHbが0か1のとき
には、ラッキー図柄は、サイコロ目の「1」とする。
尚、判定カウンタHの値が大きいほど、ラッキー図柄の
サイコロの目「1」を抽出する確率が高くしてあり、判
定カウンタHが0〜X1のときは、サイコロの目「1」
が抽出される確率は100分の6(6/20×2/1
0)、「2」が抽出される確率は100分の9(6/2
0×3/10)、又、判定カウンタHがX3+1以上の
時には、サイコロの目「1」が抽出される確率は20分
の19(19/20×10/10)、「2」或いは
「5」が抽出される確率は40分の1(1/20×1/
2)である。
【0023】図19は、「3回権利もの」のパチンコ機
のフローチャートであって、通常の処理形態に付随して
処理される。判定カウンタHは初期化され(S1)、1
回目の権利が発生したかを判断し(S2)、権利が発生
していない時にはこの処理を終了する。反対に、1回目
の権利が発生したときには、判定カウンタHは、発射さ
れた遊技球数を、検出器49(図4)の入力を介して、
3回目の権利発生まで計数する(S3、S4)。そし
て、前記した要領で値が変更されている判定カウンタH
a、Hbの値とで、図18に示す表から、ラッキー図柄
を抽出する(S5)。そして、直ちに、ラッキー表示器
Rに前記抽出されたラッキー図柄だけを表示してもよい
が、遊技者の興趣をより向上させるため、ラッキー図柄
(サイコロの目1〜6)を順次可変表示して、所定時間
後に、前記抽出したラッキー図柄を表示して終了する
(S6)。尚、その後、3回目の権利が終了して特別遊
技状態が終るが、前記ラッキー図柄は、次の1回目の権
利消滅時点まで、ラッキー表示器Rに表示維持されてい
るため、特典を付与するか否か容易に判定できる。前記
のように、ラッキー図柄が抽出されるが、ラッキー図柄
の、例えば、「1」を特典付与の番号と定めておくこと
によって、遊技球の発射数が多い場合には、より高確率
で特典付与(賞品球の交換なく、継続して遊技の続行が
可能)できる。即ち、最初の権利発生から3回目の権利
発生までに獲得した賞品球数が少ない遊技者にとって
は、賞品球の交換なく遊技の続行が可能な特典が付与さ
れる確率が高いため遊技者間の不公平感の解消となる。
尚、前記例では、判定カウンタHの値を遊技球の発射数
としているが、ゲート7を通過する遊技球数、即ち、図
柄表示部L1、L2、L3の図柄が変動する回数を採用
することもでき、この場合の図18に示す各値の具体例
として、X1を50、X2を150、X3を250に設定
することが考えられる。更には、判定カウンタHの値
を、図柄表示部L1、L2の図柄が揃った「リーチ」
(リーチパタン1とリーチパタン2の合計か、何れかの
単独回数)回数に設定してもよい。尚、この場合、X
1、X2、Xの値を適宜変更することは言うまでもない。
又、判定カウンタHの値を、判定前に発射した遊技球数
と、獲得した遊技球数(賞品球数)との差とすることも
でき、この場合、遊技者が取得した遊技球数に関連して
判定するため、より公平を図ることができる。
【0024】以上のように、「3回権利もの」のパチン
コ機においては、3回の権利が1セットとして賞品球の
排出を行い、かかる3回の権利を特別遊技状態が生起し
たとして、最初の権利発生から3回目の権利発生までに
使用した遊技球の発射数、図柄表示部の図柄回転数或は
リーチ数、或は実際に獲得した遊技球数に関連して、特
別遊技状態終了(3回目の権利終了)後に特典を付与す
るかを決定するため、遊技者の公平を確保できる。尚、
前記実施例の特典付与の判定時を、3回目の権利発生後
に判定を行っているが、3回目の権利が終了した直後
に、特典を付与するか否かを遊技者に報知できればよい
ため、3回目の権利中、或は、権利終了後であってもよ
い。又、判定カウンタHの計数(遊技球の発射数、図柄
表示器の図柄回転数或はリーチ回数)は、2回目の当り
(或は権利発生)から開始してもよい。又、3回目の当
り(或は権利発生)の終了後、更には電源投入時から判
定カウンタHの計数を行ってもよい。この様にすること
によって、低確率時に多量の遊技球を消費した遊技者に
対して、特典を付与する確率が高くなる。一方、判定カ
ウンタHの計数終了時点も3回目の権利中の特定時点や
権利消滅時とすることもできる。更に、判定カウンタH
の計数を、最初の当りから権利消滅までの所定期間中の
発射球数、或は所定期間中の発射球数と獲得球数との差
等を考慮したり、所定期間中の発射球数と所定期間中の
発射球数と獲得球との差を合わせて考慮したり等、パチ
ンコ機の機種によってラッキー図柄の出現率との関連付
けをしてもよい。更には、前記で求めた判定カウンタH
の値を図18に示すのと異なり、単に、特定数以上か否
かの基準で、ラッキー図柄の出現率とを関連付けてもよ
い。又、特典付与を報知する報知手段として、前記した
可変表示可能なラッキー表示器Rの他、何等可変せず、
単に、特典付与を図柄や点灯で表示する表示器であって
もよいし、サイコロ目に対応する6個のLEDを配列し
て、順次点滅し、所定時間後に、前記のサイコロの目に
対応させて停止する点灯表示器や、音声ROM、アンプ
及びスピーカを付設して、順次、音声や擬音を変化させ
ながら、特典付与の判定を遊技者に知らせたり、更には
前記各種の表示器の表示と共に音声を発するように構成
してもよい。
【0025】(実施例2)図20は可変表示部の図柄が
予め決められた図柄と一致したときに、特別遊技状態と
なり、所定条件で特別遊技状態が終了する、他の形式の
パチンコ機80の正面図であって、82はパチンコ遊技
機の木枠(図示略)の表面に固着されている前面枠であ
って、この前面枠82に開閉自在のガラス扉枠84が取
り付けられている。又、ガラス扉枠84の下部には前面
板85が開閉自在に取り付けられていて、この前面板8
5には賞品球を貯留し、且つ遊技球を発射位置に供給す
るための上皿21が固定されている。発射ハンドル23
は上皿21の右下部に、又、上皿21から溢れた遊技球
を貯留する下皿22が発射ハンドル23の左部に各々配
設されている。前面枠82の裏面には各種の入賞口を備
えた遊技板86が装着されていて、ほぼ円状に設けられ
た外レール3aと内レール3bに囲まれた領域が遊技領
域となり、該遊技領域のほぼ中央には後記で詳述する図
柄表示器95が配置されている。又、この遊技板86に
は普通入賞口87〜89、後述する図柄表示器95の図
柄表示部L(L1、L2、L3)の図柄を変動させる始
動口90、91が配置してある。又、大入賞口92は図
柄表示器95の下部に配設されていて、前記図柄表示器
95の各表示部の図柄が予め決められた組合せとなって
大当りとなったとき、一定時間開状態を維持するか特定
球数の遊技球を受け入れる。尚、遊技板86の裏面に
は、入賞球を処理する機構、賞品球を払い出す機構、各
種ランプの点灯を制御する制御装置等が設けられている
が、よく知られた機構であるため詳細図を省略する。
【0026】又、前記発射ハンドル23を回転すること
によって、前記実施例1に示す図4の発射装置40に備
えられた発射杆35を介して、上皿21から順次送られ
てくる遊技球を遊技板86に向かって発射し、該発射遊
技球は検出器49を介して検出されて、計数されてい
る。尚、その他の詳細な構成は図4と同じであるため、
説明を略す。図21は図柄表示器95の正面図であっ
て、中央部に1枚のカラー液晶に表示される図柄表示部
Lを有し、異なる表示内容を表す3箇所の表示部L1、
L2、L3に区分して表示される。尚、図柄表示部L
1、L2、L3は、例えば、数字の「0〜9」を示す1
0通りの図柄が可変表示され、遊技球が始動口90、9
1に入って図柄が可変し、予め決められた時間経過後に
図柄が停止する。そして、表示部L1、L2、L3の図
柄が全て一致(10通り)したとき、特別遊技状態とし
て処理を行う。又、Rは図柄可変可能なラッキー表示器
である。尚、前記構成のパチンコ機の本発明に関係する
主要部の制御ブロックは、図5とほぼ同じである。
【0027】前記構成のパチンコ機は、遊技球が始動口
90、91の何れかに入ると、図柄表示器95の図柄が
可変し、所定時間後、先ず、図柄表示部L1、L2が停
止し、図柄表示部L1、L2の図柄が一致していないと
きには、特別遊技状態とはならないため、図柄表示部L
3の停止を早める。他方、図柄表示部L1、L2の図柄
が一致した時には、「リーチ」として、最後の図柄表示
部L3の図柄の変化を遅くしたりして、遊技者に特別遊
技状態となることに期待感を抱かせている。図柄表示部
L1、L2、L3の図柄が全て揃ったときには、特別遊
技状態となり、大入賞口92が設定時間あるいは設定個
数まで、開放する。
【0028】この特別遊技状態が発生し、終了すると、
特別遊技状態が生起したとして、特典を付与するか否か
が判定されるが、前回の特別遊技状態において特典が付
与された場合、引き続いて同じ遊技者が遊技を継続して
いることを考慮し、今回の特別遊技状態となるまでに、
相当数の遊技球を使用すると、遊技者にとって他の遊技
者との不公平感を考慮して下記の要項で、特典を付与す
るかを判定する。尚、判定カウンタH、Ha、Hbによ
るラッキー図柄の選定、特典付与の表示をラッキー表示
器Rで行う等は、実施例1と同じであるため、詳細説明
を略し、図22に示すフローチャートに従って処理を行
う。先ず、判定カウンタHを初期化し(S10)、前回
の特別遊技状態が終了したかを判断し(S11)、終了
していないときには、この処理を終了する。特別遊技状
態が終了しているときには、終了後に特典を付与された
かを判断し(S12)、特典が付与されていない場合に
はこの処理を終了する。反対に特典が付与されている場
合には、判定カウンタHは、発射された遊技球数を、検
出器49(図4)の入力を介して、今回の特別遊技状態
が発生するまで計数する(S13、S14)。そして、
判定カウンタH、Ha、Hbの値によって、図18に示
す表から、ラッキー図柄を抽出する(S15)。その
後、ラッキー表示器Rにかかる図柄を直ちに表示しても
よいが、遊技者の興趣を向上させるため、ラッキー図柄
を可変して、所定時間後に、前記抽出したラッキー図柄
を表示して終了する(S16)。その後、特別遊技状態
は終了するが、前記ラッキー図柄はラッキー表示器Rに
表されているため、特典を付与するかの判定ができる。
尚、特典付与の判定時期は、特別遊技状態終了時でなく
て、特別遊技状態開始時であっても、特別遊技状態中で
あってもよい。
【0029】この様に、実施例1の「3回権利もの」と
異なり、単に、図柄表示部L1、L2、L3の図柄が揃
ったとき、特別遊技状態となる遊技機であっても、前回
の特別遊技状態において特典(獲得した遊技球を使用し
ての継続遊技)が付与された場合には、同じ遊技者が遊
技を継続していることが多いため、今回の特別遊技開始
までに相当数の遊技球を使用した遊技者にとって不公平
感を抱くので、更に継続して遊技を可能とすることは望
ましい。そのため、特典を付与を、前回の特別遊技状態
終了後の、遊技球の発射数、図柄表示部L1、L2、L
3の図柄が変動する回数、或は、図柄表示部L1、L2
の図柄が揃った「リーチ」回数に関連させて決定する
と、遊技者に公平感を与えることができる。尚、特典付
与のラッキー図柄の出現確率に影響を与える発射遊技球
数、図柄変動回数等の計数期間、特典付与を遊技者に知
らせる報知手段等は、実施例1と同様に選定することが
できる。
【0030】
【発明の効果】本発明の特別遊技状態を生起せしめる遊
技内容を有するパチンコ機は、特別遊技状態が生起した
ことにより、特典を付与するか否かを、特典付与の判定
以前に発射された遊技球数、図柄回転数やリーチ数に関
連して決定するため、獲得した遊技球数の大きく異なる
各遊技者間の不公平感を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のパチンコ機の正面図である。
【図2】普通電動役物の斜視図である。
【図3】始動入賞装置の斜視図である。
【図4】発射装置を示す断面図である。
【図5】主要部の制御ブロック図を示す図である。
【図6】電源投入後の図柄表示部と特定表示部を示す図
である。
【図7】図柄表示部と特定表示部を示し、図柄表示部の
図柄変動状態を示す図である。
【図8】図柄表示部の停止図柄とカウンタとの対応を示
す図である。
【図9】数字以外の図柄でリーチとなった状態の図柄表
示部と特定表示部を示す図である。
【図10】数字以外の図柄でリーチとなった状態の図柄
表示部と特定表示部を示す図である。
【図11】数字でリーチとなった状態の図柄表示部と特
定表示部を示す図である。
【図12】数字でリーチとなった状態の図柄表示部と特
定表示部を示す図である。
【図13】大当りの図柄表示部と特定表示部を示す図で
ある。
【図14】大当り中の図柄表示部と特定表示部を示す図
である。
【図15】特別遊技の確率変動とラッキー図柄の表示を
状態を説明する図である。
【図16】ラッキー図柄を抽出する時の図柄表示部と特
定表示部を示す図である。
【図17】抽出されたラッキー図柄が表示された状態の
図柄表示部と特定表示部を示す図である。
【図18】ラッキー図柄とカウンタとの関係を示す図で
ある。
【図19】特典付与の処理形態を示すフローチャートで
ある。
【図20】実施例2のパチンコ機の正面図である。
【図21】実施例2のパチンコ機の表示器の正面拡大図
である。
【図22】実施例2の特典付与の処理形態を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
5、95 図柄表示器 4 始動入賞装置 7 ゲート 8 普通電動役物 12 特別装置作動領域 49 検出器 L1、L2、L3 図柄表示部 L 特定表示部 R ラッキー表示器(報知手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技者に大きな価値を与える特別遊技状
    態を生起せしめる遊技内容と、特典付与を報知する報知
    手段を有するパチンコ機において、 特別遊技状態が生起したことにより特典を付与するか否
    かの判定を行うに当って、判定時前の遊技球の発射数、
    図柄表示部の図柄の可変回数、図柄表示部のリーチ回
    数、或は、遊技球の発射数と獲得球数との差の少なくと
    も何れかに関連して行うことを特徴とするパチンコ機。
  2. 【請求項2】 前回の特別遊技状態において特典を付与
    されたことを条件に特典付与の判定を行うことを特徴と
    する請求項1のパチンコ機。
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