JP4592715B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は、パチンコ遊技機、スロットマシンなどの遊技機に関し、特に始動条件成立時に図柄変動表示装置の複数の図柄を変動表示し、予め決められた図柄に揃って停止したとき、遊技者に有利な特別遊技状態(大当り)となり、さらにその大当り図柄が特定図柄の場合、大当り状態の後に、遊技者に有利な小当り特典を付与する遊技機に関する。
従来、特定の始動入賞口に遊技球が入ると、乱数を取得して大当たり抽選を行うと共に、図柄変動表示装置の3列の図柄を上から下に流れるように変動表示し、大当たり当選した場合、3列の図柄が予め設定した判定ライン上で所定の図柄に揃って停止し、特別遊技状態つまり大当たりとなって、可変入賞装置の大入賞口が開き、多くの遊技球を入賞させるパチンコ遊技機が、広く使用されている。
また、この種のパチンコ遊技機として、大当たり時の停止図柄が予め決められた特定図柄の場合、その図柄に応じた図柄変動回数だけ、図柄の変動表示が開始された時から停止するまでの図柄変動時間を短縮する時短機能を有したパチンコ遊技機が知られている。
このパチンコ遊技機では、時短特典付きの大当りが発生すると、一般に、その時短回数が50回、100回と表示器に表示され、遊技者は時短回数を表示する表示器の時短回数表示を確認しながら遊技を行なうことになる。このため、遊技者にとっての時短特典の期待感は、特定大当り図柄が停止してその停止図柄に応じた時短回数が表示されるまでの間に限られてしまう、という課題があった。
そこで、従来、通常の複数の変動図柄表示の他に、第2の変動図柄を表示器に表示し、通常の変動図柄が特定の大当り図柄に揃って停止したとき、同時に第2の図柄を停止表示させ、遊技者に対し特典として付与する時短の回数を、その特定大当り図柄と第2の図柄との関係において関連付けて決定するようにし、決定された時短回数を遊技者に対し特定大当り図柄と第2の図柄との関係で表示する。そして、停止した大当り図柄だけではなく、第2の図柄によっても、時短の回数が変わるようにして、大当り図柄の停止後も、遊技者に有利な遊技状態となるような特典として、遊技者に期待感を与えるようにした遊技機が、下記特許文献1などで提案されている。
特開平11−262566号公報
しかしながら、上記遊技機では、停止した通常の大当り図柄のみで直接的に遊技者に付与された時短回数を表示するのではなく、第2の図柄と大当り図柄との関係に基づき、時短回数を表示するものの、繰り返し遊技を行う遊技者には、時短特典として付与された時短回数の見当が直についてしまう。
このため、大当り図柄と第2の図柄が停止表示された時点で、時短回数が判明して、時短特典の期待感は、特定大当り図柄が停止してその停止図柄に応じた時短回数が表示されるまでの間に限られてしまい、それ以後の期待感が希薄となり、遊技の緊張感が途切れてしまうという課題があった。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、大当り図柄に応じて大当り以外の小当り特典を付与する遊技機において、遊技者に長く期待感を大きく持たせ、最後まで緊張感を持ってゲームを行うことができる遊技機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1の遊技機は、始動条件成立時に図柄を変動表示する図柄変動表示装置と、該始動条件成立時に乱数を取得して大当り抽選を行う抽選手段と、を具備し、大当たり乱数を取得して当選し、図柄変動表示装置の図柄が予め決められた配列に揃って停止したとき、特別遊技状態となり、停止図柄が特定図柄の場合には、特別遊技状態とは別に遊技者に有利な小当り特典を付与する遊技機において、
該小当り特典の付与回数を示す小当り特典値を抽選により決定して小当り特典計数手段にセットし、該小当り特典の付与に応じて該小当り特典値を更新させる小当り特典値決定手段と、
該小当り特典値を示唆する小当り特典示唆値を該大当り抽選の抽選結果に基づき決定して小当り特典示唆計数手段にセットし、該小当り特典値との差に応じて該小当り特典示唆値を更新させる小当り特典示唆値決定手段と、
該特別遊技状態の後に該図柄変動表示装置に演出動画を表示する演出動画表示手段と、
該演出動画の内容に関するレベルを示す表示形態として、該小当り特典示唆値を該演出動画内に表示する小当り特典示唆値表示手段と、
を備え、該特別遊技状態の後、該図柄変動表示装置に表示される演出動画内に該小当り特典示唆値を表示して、該小当り特典値の残り回数を曖昧に表示することを特徴とする。
ここで、上記構成の遊技機においては、上記大当り抽選の当選確率を通常より高くする高確率状態を、大当り状態の後に該大当り図柄に応じて付与する確率変動付与手段と、高確率状態のとき、抽選によって該高確率状態から通常確率状態への移行を決定し、遊技者への報知なしに該移行を実行させる確率変動移行手段と、をさらに備えるように構成することができる。
また、上記遊技機には、普通図柄を変動表示する普通図柄変動表示装置と、普通図柄の停止図柄を抽選する抽選手段と、抽選によって当選した普通図柄が停止したとき、所定時間だけ開放される普通電動役物とが設けられ、上記小当り特典は、該抽選手段が抽選する際の当選確率を通常より高確率とする特典、或いは該普通図柄変動表示装置の図柄変動の開始時から停止時までの変動時間を通常より短くする特典とすることができる。
また、上記演出動画は、ストーリー性を持った動画として表示され、上記小当り特典示唆表示手段は、該動画の主人公の体力を示す体力メータにおいて上記小当り特典示唆値を表示するように構成することができる。
上記構成の遊技機は、例えばパチンコ遊技機の場合、遊技中、大当りが発生した後、その大当り図柄が特定図柄であった場合、遊技者に有利な小当り特典が付与される。この小当り特典は、その付与回数を示す小当り特典値が抽選により決定されて小当り特典計数手段にセットされ、小当り特典値はその特典の付与に応じて内部的に更新される。さらに、小当り特典値を示唆する小当り特典示唆値が大当り抽選の抽選結果に基づき決定され、小当り特典示唆計数手段にセットされ、さらに小当り特典値との差に応じて小当り特典示唆値は更新される。
一方、大当り終了後の図柄変動表示装置において演出動画が表示され、その演出動画の内容に関するレベルを示す表示形態として、小当り特典示唆値が演出動画内に表示される。このとき、遊技者は演出動画を楽しみながら演出動画内の小当り特典示唆値を見ることになるが、遊技者は直接的に小当り特典値を見るのではなく、演出動画内にその内容に関するレベルを示す表示形態として小当り特特典値の残り回数を曖昧に示す小当り特典示唆値を視認し、小当り特典値がどの程度の残り回数であるのかを想像してゲームを行うことになるから、遊技者は、長く期待感をもって最後まで諦めずに緊張感をもってゲームを行なうことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1はパチンコ遊技機の正面図を示している。図において、1はパチンコ機の機枠で、機枠1の前には前面枠2が蝶番を介して開閉可能に装着され、前面枠2の前面にはガラス扉5を開閉可能に設けた金枠が取り付けられ、前面枠2の内側に遊技盤3が着脱可能に取り付けられる。また、遊技盤3の背面側に合成樹脂製の機構板がヒンジを介して回動可能に装着される。前面枠2の縁部には装飾用にサイドランプ56が設けられ、また、ガラス扉5の縁部にガラス枠ランプ57が設けれ、さらに、遊技盤3の中央部には装飾用に盤面ランプ58が配設され、それらの装飾ランプは後述のランプ制御部50に接続される。スピーカ45が遊技盤3の縁部の内側などに配設される。スピーカ45は後述の音声制御部40に接続され、各種の演出プログラムに応じた音声や音楽を発生する。
ガラス扉5の下側に、前板7が図示しない発射レールや打球杆を覆うように開閉可能に装着され、前板7の前面に打球供給皿6が設けられる。更に、前面枠2の下部に、打球発射装置の一部を構成する打球発射ハンドル9が設けられると共に、打球供給皿6で貯留できなくなった賞球を貯留する下皿8が設けられる。
遊技盤3の遊技領域中の中央部には、図1のように、カラー液晶表示器等を有した特別図柄の変動表示装置として大当り用の図柄を変動表示する図柄変動表示装置10が配設される。この図柄変動表示装置10は、その表示器10aの下部に保留球を表示するための保留球表示部10cが設けられる。図柄変動表示装置10の表示器10aには、例えば3列に配置された複数の図柄(始動条件成立時の抽選に基づいて変動する図柄)を順に上から下に循環移動させて変動表示する。また、大当りやリーチの際の予告演出画面、大当り演出画面、ストーリー性の冒険動画などが表示器10aに表示される。
普通図柄変動表示装置15が図柄変動表示装置10の上方に配置される。普通図柄変動表示装置15は、遊技球が通過ゲート4を通過したとき、乱数発生器26から乱数を取得して抽選を行うと共に、例えば「1」〜「7」の1桁の数字を変動表示させ、抽選結果に基づき、普通図柄(1桁の数字)を停止表示し、予め決められた数字が停止したとき、始動入賞口13の羽根13cを所定時間だけ開放する。また、この普通図柄変動表示装置15には、小当り特典としてその当選確率を通常より高確率とする特典、普通図柄の変動開始から停止までの変動時間を通常より短くする普通図柄時短特典が発生するようになっている。
図柄変動表示装置10の中央位置の下方に、始動入賞口13が設けられ、さらにその両側に普通入賞口12、通過ゲート4が配設され、始動入賞口13の下側に、可変入賞装置11が設けられる。始動入賞口13は開閉可能な羽根13cを有し、始動入賞口ソレノイド13bにより羽根は開閉駆動され、そこに入賞した球はその内側に配設された始動入賞口検出器14により検出される。可変入賞装置11には大入賞口を開閉動作する開閉部材11aが、大入賞口ソレノイド11cにより開閉可能に設けられる。
可変入賞装置11の大入賞口内にはVゾーンと呼ばれる特定入賞口が設けられ、特定入賞口に入賞した球を検出するための継続入賞口検出器19がその内側に設けられ、さらに、大入賞口に入賞した球を検出する大入賞口検出器18が設けられる。入賞口に入賞した入賞球の数をカウントするカウンタが例えばRAMの特定メモリ領域等に設けられ、カウント値が例えば9個になると、可変入賞装置11の開閉部材11aは閉じられる。開閉部材11aの1回の開放が1ラウンドとされ、所定時間内に特定入賞口に入賞するとラウンドが更新され、最大で16ラウンド、つまり16回、開閉部材11aが開放される。また、上記のように、始動入賞口13の両側の何れかの通過ゲート4を遊技球が通過し、その際の抽選により当選したとき、始動入賞口13の羽根13cが始動入賞口ソレノイド13bにより所定時間だけ開くように動作する。
図2に示すように、パチンコ遊技機の制御系は、パチンコゲームの基本的な動作を制御し、始動条件成立時には図柄変動コマンドを出力する主制御部20と、主制御部20からの図柄変動コマンドを入力し図柄の変動表示制御を行うと共に、後述する各種の演出画面、演出動画などを図柄変動表示装置10に表示する図柄制御部30と、主制御部20からコマンドデータを入力し音声の発生を制御する音声制御部40と、主制御部20からのコマンドデータを入力し装飾ランプの点灯を制御するランプ制御部50とから構成される。
主制御部20は、予め記憶されたプログラムに基づきパチンコゲームに伴う制御処理を実施するCPU21、そのゲームのプログラムデータ及びテーブルデータなどの固定データを記憶する読み出し専用のROM22、データを一時的に記憶し、CPU21のワークエリアとして機能するRAM23、及び入出力回路24を有して構成される。RAM23には、保留カウンタとして入賞球の保留数をカウントし記憶する領域、小当り特典値(時短回数)bをカウントし記憶する小当り特典カウンタ領域、小当り特典示唆値aをカウントし記憶する小当り特典示唆カウンタ領域などが設定される。
保留カウンタは、例えば1〜4まで最大4個の入賞球をカウントし保留記憶する。保留カウンタの値は図柄変動表示装置10の保留球表示部10cに表示される。小当り特典値bは小当り特典の付与回数を示すもので内部的にカウントされ記憶される。小当り特典示唆値aは後述の冒険動画が表示された際に表示される体力メータにおいて示唆的に表示される。RAM23はバックアップ電源によりバックアップされ、停電時にも記憶が保持されるようにしている。また、ROM22には、乱数テーブルとして、大当りを抽選する際の当選確率が通常確率の通常確率抽選用乱数テーブル、同当選確率が高確率の高確率抽選用乱数テーブル、小当り抽選用の通常確率乱数テーブル、小当り抽選用の高確率乱数テーブル、確率移行抽選用乱数テーブルなどが記憶される。
さらに、主制御部20には、大当り抽選を行うための乱数発生器(例えば所定範囲内の乱数を繰り返し発生する乱数カウンタ)25、小当り抽選用の乱数を発生する乱数発生器26、小当り特典値bを決定するための乱数を発生する乱数発生器27、演出選択用の乱数を発生する乱数発生器28、及び確率移行抽選用の乱数を発生するための乱数発生器29が設けられている。CPU21は、遊技中に、始動入賞口13に遊技球が入賞すると、乱数発生器25からサンプリング回路を介してその時点の乱数を取得する。そして、その乱数について予めROM22に記憶した乱数テーブル(その時点の確率状態に応じて、通常確率状態であれば通常確率用乱数テーブル、高確率状態であれば高確率用乱数テーブル)を参照して大当り抽選を行い、図柄変動表示装置10において図柄変動を開始する。図柄変動中にさらに入賞球があった場合、保留カウンタに1を加算してその入賞球を保留し、保留球表示部10cの保留表示を1個増やし、最大で4個の保留球を保留記憶する。
さらに、主制御部20は、大当り抽選の結果に基づき、はずれの場合にははずれ図柄で変動図柄を停止させ、大当りの場合には3列の図柄を所定の図柄に揃えて停止させるようにコマンドデータを図柄制御部30に出力する。3列の図柄が所定の図柄に揃って停止したとき、大当りが発生し、主制御部20は所定の大当り処理を実行する。
また、主制御部20は、大当り処理を実行した後、後述のように、その大当りが特定の大当り図柄による確率変動付きの大当りであった場合、通常より高い当選確率で大当り抽選を行なう確率変動の特典を遊技者に付与し、確率変動の場合には高確率フラグをセットする。さらに、主制御部20は、大当り後の処理において、確率変動の特典と共にまたは単独で、遊技者に小当り特典を付与する。小当り特典は、上記のように普通図柄変動表示装置15の動作に関係して付与され、その付与に当たり、主制御部20は、乱数発生器27から小当り用乱数を取得し、小当り特典振分けテーブルを使用して小当り特典値bを決定する。
この小当り特典値bは特典の付与回数を示し、小当り特典カウンタに初期値として小当り特典値bがセットされる。この小当り特典値bは内部的に発生し記憶されるもので、外部的には後述するストーリー性の冒険動画において、主人公の体力を示す体力メータMにより小当り特典示唆値aとして表示され、小当り特典示唆値aは小当り特典値bを示唆するように曖昧に表示する。
このような遊技機の制御系の構成によって、上記大当り抽選を行なう抽選手段は、上記の主制御部20から構成され、小当り特典値を決定し、その値を更新する上記小当り特典値決定手段は主制御部20により構成される。さらに、上記大当り抽選の当選確率を通常より高くする高確率状態を大当り状態の後に大当り図柄に応じて付与する確率変動付与手段は、主制御部20から構成される。また、高確率状態のとき、抽選によって高確率状態から通常確率状態への移行を決定し、遊技者への報知なしにその移行を実行させる確率変動移行手段は、主制御部20から構成される。
大当り処理後に遊技者に付与される小当り特典は、上記のように、普通図柄変動表示装置15に変動表示される普通図柄(小当り)の当選確率を高確率とし、普通図柄の変動開始から停止までの変動時間を短縮する特典である。
主制御部20のCPU21は、基本的には、大当り抽選の抽選結果に基づき、図柄変動コマンドを、図柄制御部30、音声制御部40、及びランプ制御部50に出力する。これらの図柄変動コマンドを入力した図柄制御部30、音声制御部40、及びランプ制御部50は、予め記憶されたリーチ、リーチ予告、外れ、大当りなどの各種演出プログラムを選択・決定して実行するように構成される。
図柄制御部30は、上記主制御部20と同様に、CPUユニットを主要部として構成され、CPU31は、ROM32に予め記憶されたプログラムに基づき、パチンコゲームの進行に応じて、図柄変動表示装置10の表示器10aに3列の図柄の変動表示や演出用の動画を表示する。始動入賞口13に入賞した際などの始動条件の成立時には、主制御部20から送られた図柄変動コマンドに基づき、演出プログラムを決定し、その演出プログラムに対応した動画データをROM32から読み出し、図柄変動表示装置10に表示する。また、大当り処理終了後の始動条件成立時には、後述のように、変動図柄と共にストーリー性の冒険動画を表示し、その冒険動画には主人公の体力を示す体力メータが小当り特典示唆値aとして表示される。このような構成により、上記演出動画を表示する演出動画表示手段は、この図柄制御部30から構成され、上記小当り特典示唆値を決定しその値を更新する小当り特典示唆値決定手段は、主制御部20及び図柄制御部30から構成される。
音声制御部40は、上記主制御部20と同様に、CPUユニットを主要部として構成され、CPU41は、ROM42に予め記憶されたプログラムに基づき、パチンコゲームの進行に応じて、スピーカ45から各種の音声を発生させる。始動入賞口13に入賞した際などの始動条件の成立時には、主制御部20から送られた図柄変動コマンドに基づき、演出プログラムを決定し、その演出プログラムに対応した音声を発生するためのデータをROM42から読み出し、スピーカ45から音声を発生させる。
ランプ制御部50は、上記主制御部20と同様に、CPUユニットを主要部として構成され、CPU51は、ROM52に予め記憶されたプログラムに基づき、パチンコゲームの進行に応じて、遊技機前面のサイドランプ等の装飾ランプ56〜58を点灯或は点滅させる。始動入賞口13に入賞した際などの始動条件の成立時には、主制御部20から送られた図柄変動コマンドに基づき、演出プログラムを決定し、その演出プログラムに対応したデータをROM52から読み出し、そのデータに基づきサイドランプ等の装飾ランプ56〜58を点灯或は点滅させる。
次に、上記構成のパチンコ遊技機の動作を、図3〜図7のフローチャート、図8、図9の図柄変動表示装置10の画面説明図等を参照して説明する。
パチンコゲーム中に、遊技球が始動入賞口13に入賞すると、始動入賞口検出器14がその球を検出して始動入賞が検出される。このとき、CPU21は、始動入賞と判定し、ステップ110からステップ120に進み、大当り抽選用の乱数発生器25から乱数を取得する。次に、ステップ130で、大当り抽選の当選確率が高確率となる高確率モードを示す高確率フラグの状態を判定し、高確率フラグがセットされている場合、ステップ140に進み、上記で取得した乱数に基づき高確率テーブルを参照して大当り抽選を行なう。一方、高確率フラグがリセットされている場合、ステップ150に進み、上記で取得した乱数に基づき通常確率テーブルを参照して大当り抽選を行なうことになる。
次に、ステップ160で、大当り抽選の結果が大当りであるか否かを判定し、抽選結果がはずれの場合、ステップ220に進み、はずれ演出パターンを決定し、このはずれ演出パターンに基づき、図柄変動表示装置10において図柄の変動表示を開始し、図8(a)(b)のように図柄の変動表示を行なった後、はずれ図柄にて停止させる。
一方、ステップ160で、大当り抽選の抽選結果が大当りと判定した場合、次にステップ170にて、大当りフラグをセットし、次のステップ180で、大当り演出パターンを決定し、次のステップ190で、その大当り演出パターンに基づき、図柄変動表示装置10において、図柄の変動表示が図8(a)(b)のように開始される。そして、大当りの場合、所定時間後に、図柄変動表示を大当り図柄で停止させ、その後、ステップ210にて大当り処理を実行する。
大当り処理では、大当り用のコマンドが図柄制御部30、音声制御部40、及びランプ制御部50に出力され、大当りの演出が行われると共に、可変入賞装置11の開閉部材11aが所定時間だけ開き、その間に入賞した遊技球の数をカウントし、入賞球の数が例えば9個に達した場合、開閉部材11aは一旦閉じられ、1ラウンドが終了する。その間に継続入賞口に遊技球が入賞した場合には、次のラウンドに進み、同様に開閉部材11aの開放動作が所定時間繰り返され、これが最大で例えば16ラウンド継続される。
一方、ステップ240で、変動していた図柄がはずれ図柄で停止した場合、図4のフローチャートに示すように、この処理を一旦終了し、この後、再びステップ110に戻り、始動入賞の判定を行う。そして、始動入賞時に、ステップ120で取得した乱数がはずれ乱数の場合、ステップ110、140、ステップ160から240が繰り返し実行される。
一方、ステップ210で、大当り処理が終了した場合、次に、図4のステップ250に進み、直前の大当り図柄が「777」などの特定図柄であって、確率変動付きの大当りであったか否かを判定する。ここで、確率変動付きの大当りであった場合、次のステップ260で、高確率フラグをセットする。確率変動付きの大当りではない場合、次にステップ270に進み、高確率フラグをリセットする。
次に、主制御部20は、ステップ280で、小当り特典値bを決定する。小当り特典値bは、乱数発生器27から小当り用乱数を取得し、例えば図11のような小当り特典振分けテーブルを参照して、小当り特典値bを決定する。図11の場合、乱数は例えば「0〜99」まで設定され、例えば「20」の乱数を取得したとき、小当り特典値bは「50」に決定される。この「50」は大当り後の普通図柄変動表示装置15の変動回数が50回までは上記の小当り特典を付与することを意味している。
また、図11のように作成された小当り特典振分けテーブルの場合、50回の小当り特典の確率は30%、100回の小当りの特典の確率は50%、0回つまり小当り特典のない確率は20%に設定されている。決定された小当り特典値bは、ステップ290にて、初期値として小当り特典カウンタにセットされ、小当り特典を付与された状態では、後述のように、図柄変動表示装置10が図柄変動を行なう毎に、小当り特典カウンタの値は1づつ減算される。
一方、パチンコゲーム中に、遊技球が通過ゲート4を通過すると、ゲート検出器4aがその球を検出して普通図柄の始動入賞が検出される。このとき、図5のフローチャートに示すように、主制御部20のCPU21は、ステップ300からステップ310に進み、乱数発生器27から普通図柄抽選用の乱数を取得し、次にステップ320で、普通図柄変動表示装置15における普通図柄の当選確率が通常より高い確率変動状態となっているか否か、つまり小当り特典フラグがセットされているか否かを判定する。
ここで、遊技者に小当り特典が付与されて小当り特典フラグがセット状態の場合、次にステップ330に進み、普通図柄の当選確率が通常より高く設定された高確率テーブルを参照して、上記で取得した乱数に基づき、小当り当選したか否かを判断する。一方、小当り特典フラグがリセット状態の場合、次にステップ340に進み、普通図柄の当選確率が通常の通常確率テーブルを参照して、上記で取得した乱数に基づき、普通図柄当選か否かを判断する(ステップ350)。
ステップ350で、普通図柄当選したと判定された場合、次にステップ370に進み、普通図柄変動表示装置15は普通図柄の変動表示を開始し、所定時間後に所定の当選普通図柄(例えば「7」)で停止させるように表示制御する。
一方、当選していないと判定された場合、次にステップ400に進み、普通図柄変動表示装置15は普通図柄の変動表示を開始し、所定時間後に当選普通図柄以外のはずれ図柄で停止させるように表示制御する。普通図柄変動表示装置15の停止図柄が当選普通図柄にて停止した場合には、ステップ370からステップ380に進み、普通図柄の当選処理が実施され、始動入賞口13の始動入賞口ソレノイド13bが動作して、羽根13cが例えば5秒間だけ開放される。
次に、ステップ390にて、小当り特典カウンタの小当り特典値bが0より大きいか否かを判定し、小当り特典を付与する付与回数を示す小当り特典値bが0より大きい場合、次にステップ410に進み、小当り特典フラグをセットする。一方、ステップ390で、小当り特典カウンタの小当り特典値bが0以下であると判定した場合、ステップ440に進み、小当りフラグをリセットして、この回の処理を終える。
このように、遊技球が通過ゲート4を通過する毎に、上記ステップ300〜ステップ440が繰り返され、小当り特典フラグがセットされている場合、普通図柄の当選確率が高確率となり、且つ普通図柄の変動時間が短縮されるという、小当り特典が遊技者に付与され、小当り特典の回数(残り回数)を示す小当り特典値bが0より大きい場合、その小当り特典が付与されることになる。
上記のようなパチンコゲームにおいて、大当りが発生し、大当り処理が終了した後に、図6、図7のフローチャートに示すような大当り終了後の処理が実行される。
ここでは、先ず、ステップ500にて、遊技球が始動入賞口13に入賞したか否かを判定し、遊技球が始動入賞口13に入賞すると、始動入賞口検出器14がその球を検出して始動入賞が検出される。このとき、主制御部20のCPU21は、始動入賞と判定し、ステップ500からステップ510に進み、大当り抽選用の乱数発生器25から乱数を取得し、ステップ520で、大当り抽選の当選確率が高確率となる高確率モードを示す高確率フラグの状態を判定する。
ここで、高確率フラグがセットされている場合、次に、ステップ530に進み、上記で取得した乱数に基づき高確率テーブルを参照して大当り抽選を行なう。一方、高確率フラグがリセットされている場合、ステップ540に進み、上記で取得した乱数に基づき通常確率テーブルを参照して大当り抽選を行なうことになる。
次に、ステップ550で、大当り抽選の結果が大当りであるか否かを判定し、抽選結果が大当りの場合、次に、ステップ560に進み、小当り特典示唆値aを決定する。この小当り特典示唆値aは、内部的に記憶している小当り特典値bを遊技者に対し示唆する値であり、例えば後述の冒険動画における主人公の体力メータMの値として表示されるものである。この小当り特典示唆値aは初期値の場合、100点(満点)に設定され、小当り特典示唆値カウンタにセットされる。そして、次のステップ570で、大当りを示す大当りフラグがセットされる。
一方、ステップ550において、抽選結果が大当りではないと判定した場合、ステップ600にて、小当り特典示唆値の初期値が、例えば上記値aの1/2の50点に設定され、小当り特典示唆値カウンタにセットされる。
そして、次にステップ580に進み、図8の(c)〜(f)に示すような冒険動画を図柄変動表示装置10の表示器10aに表示する。この冒険動画は、主人公がストーリー性のある冒険を行なう演出動画であり、主人公が旅などをしながら、各種のアイテムを入手してその体力をアップし、或いは罠にはまってダメージを受け体力をダウンさせたりして、行動する動画である。
図9に示すように、主人公が入手するアイテムとして、例えば、「お茶」、「おにぎり」、「酒」が用意され、主人公が「お茶」を入手した場合はその体力が1ポイント回復し、「おにぎり」を入手した場合は体力が3ポイント回復し、「酒」を入手した場合には10ポイント回復する。一方、主人公が罠Aにはまった場合、ダメージを受けてその体力が1ポイントダウンし、罠Bにはまった場合には、ダメージを受けて体力が3ポイントダウンするようにしている。
このように入手したアイテムにより、或いは受けたダメージにより、変化する主人公の体力は、図8、図9に示すように、セグメントバー方式で表示される体力メータMにより表示され、この体力メータMの値は、後述のように、上記の小当り特典示唆値aを示すことになる。
そして、次のステップ590にて、上記のようなストーリー性のある冒険動画と共に、図柄変動表示装置10の表示器10aには、3列の図柄の変動表示が開始される。次に、ステップ610に進み、主人公が入手するアイテムを選択しまたはダメージを選択するために、乱数発生器28から演出選択用の乱数を取得する。次に、ステップ620に進み、もう一度大当りか否かを判定し、大当りの場合、次に図7のステップ630に進み、はずれの場合には次に図7のステップ640に進む。そして、ステップ630,640では、小当り特典カウンタの小当り特典値bと小当り特典示唆カウンタの小当り特典示唆値aを比較する。
大当りの場合、小当り特典示唆値aが小当り特典値bより小さいとき、ステップ630からステップ650に進み、図10に示すアイテム振分け用のテーブルAを選択し、上記ステップ610で取得した乱数とこのテーブルAを参照して演出(アイテムまたはダメージ)を選択決定する。このテーブルAは、体力メータMの表示つまり小当り特典示唆値aが小当り特典値bより小さい場合に、小当り特典示唆値aを小当り特典値bに近づけるように、体力を回復させるべく、体力1ポイントアップの「お茶」、体力3ポイントアップの「おにぎり」、そして体力10ポイントアップの「酒」のアイテムを選択しやすく構成されている。
つまり、図10のテーブルAに示す如く、「お茶」は40%、「おにぎり」は25%というように、罠(ダメージ)より選択される確率を高くして構成される。例えば、ステップ610で乱数発生器28から取得された乱数が「20」の場合、次のステップ690で、「お茶」の演出が決定され、乱数が「40」の場合、次のステップ690で、「おにぎり」の演出が決定されることになる。
一方、小当り特典示唆値aが小当り特典値bより大きいときには、ステップ630からステップ660に進み、図10に示すアイテム振分け用のテーブルBを選択し、上記ステップ610で取得した乱数とこのテーブルBを参照して演出(アイテムまたはダメージ)を選択決定する。
このテーブルBは、体力メータMの表示つまり小当り特典示唆値aが小当り特典値bより大きい場合に、小当り特典示唆値aを小当り特典値bに近づけるように、体力をダウンさせるべく、体力1ポイントダウンの「罠A」及び体力3ポイントダウンの「罠B」を選択しやすく構成されている。
つまり、図10のテーブルBに示す如く、「罠A」は35%、「罠B」は20%というように、体力アップアイテムに比べ選択される確率をより高くして構成される。例えば、ステップ610で乱数発生器28から取得された乱数が「40」の場合、次のステップ690で、「罠A」の演出が決定され、乱数が「80」の場合、「罠B」の演出が決定されることになる。
一方、ステップ620にて、大当り判定がはずれであると判定した場合、次に図7のステップ640に進み、小当り特典カウンタの小当り特典値bと小当り特典示唆カウンタの小当り特典示唆値aを比較する。
大当り判定がはずれの場合、小当り特典示唆値aが小当り特典値bより小さいとき、ステップ640からステップ670に進み、図10に示すアイテム振分け用のテーブルCを選択し、上記ステップ610で取得した乱数とこのテーブルCを参照して演出(アイテムまたはダメージ)を選択決定する。
このテーブルCは、体力メータMの表示つまり小当り特典示唆値aが小当り特典値bより小さい場合に、小当り特典示唆値aを小当り特典値bに近づけるように、体力を回復させるべく、体力1ポイントアップの「お茶」及び体力3ポイントアップの「おにぎり」のアイテムを選択しやすく構成されている。
つまり、図10のテーブルCに示す如く、「お茶」は40%、「おにぎり」は25%というように、罠(ダメージ)より選択される確率を高くして構成される。例えば、ステップ610で乱数発生器28から取得された乱数が「20」の場合、次のステップ690で、「お茶」の演出が決定され、乱数が「50」の場合、次のステップ690で、「おにぎり」の演出が決定されることになる。なお、大当り判定がはずれの場合には、「酒」は選択されない。
一方、小当り特典示唆値aが小当り特典値bより大きいときには、ステップ640からステップ680に進み、図10に示すアイテム振分け用のテーブルDを選択し、上記ステップ610で取得した乱数とこのテーブルDを参照して演出(アイテムまたはダメージ)を選択決定する。このテーブルDは、体力メータMの表示つまり小当り特典示唆値aが小当り特典値bより大きい場合に、小当り特典示唆値aを小当り特典値bに近づけるように、体力をダウンさせるべく、体力1ポイントダウンの「罠A」及び体力3ポイントダウンの「罠B」を選択しやすく構成されている。
つまり、図10のテーブルDに示す如く、「罠A」は30%、「罠B」は50%というように、体力アップのアイテムに比べ選択される確率をより高くして構成される。例えば、ステップ610で乱数発生器28から取得された乱数が「40」の場合、次のステップ690で、「罠A」の演出が決定され、乱数が「80」の場合、「罠B」の演出が決定されることになる。
上述のように、取得した乱数とアイテム振り分け用テーブルA〜Dを用いて、主人公が入手するアイテムまたは罠(ダメージ)が体力演出として決定され(ステップ690)、次のステップ700にて、その選択決定された体力演出に基づき、つまり、体力1ポイントアップの「お茶」、体力3ポイントアップの「おにぎり」、体力10ポイントアップの「酒」、或いは体力1ポイントダウンの「罠A」及び体力3ポイントダウンの「罠B」に基づき、小当り特典示唆値aが更新される。
また、例えば、小当り特典値bと小当り特典示唆値aが「0〜100」の数値をとる場合、上記体力ポイントはそれを10倍して、体力1ポイントアップの場合は、小当り特典示唆カウンタに「10」を加算し、体力3ポイントアップの場合は、小当り特典示唆カウンタに「30」を加算して、小当り特典示唆値aを更新する。また、体力1ポイントダウンの場合は、小当り特典示唆カウンタから「10」を減算し、体力3ポイントダウンの場合は、小当り特典示唆カウンタから「30」を減算して、小当り特典示唆値aを更新する。
そして、ステップ710で、図8(c)〜(f)のように、図柄変動表示装置10の表示器10aの下部に表示された主人公の体力を示す体力メータMに、体力アップまたは体力ダウンのポイントが加えられ、或いは差し引かれて表示される。
このように、大当り終了後のパチンコゲームにおいて、始動入賞があると、ストーリー性のある冒険動画が表示され、図8のように、主人公が冒険旅行などをする間、「お茶」「おにぎり」などのアイテムを入手して体力ポイントをアップし、或いは「罠A」「罠B」などに遭遇して体力ポイントをダウンさせながら冒険動画の演出が行なわれる。
そして、その冒険演出が行なわれる間に、実施されるパチンコゲームの小当り特典示唆値aが、その体力ポイントを示す体力メータMとして表示され、小当り特典値bを示唆する値がその体力メータMの指示値として遊技者に報知されることとなる。このため、遊技者は、この体力メータMを見ながら、小当り特典の値を漠然と認識し、これによって、遊技者には小当り特典が長く継続されるとの期待感を大きく持ち、最後まで緊張感を持ってゲームを行うことができる。
一方、図柄変動表示装置10の図柄変動表示においては、ステップ720にて、変動図柄の停止制御が行われ、次のステップ730で、大当り図柄に揃って停止したか、或いははずれ図柄が停止したかを判定する。そして、大当り図柄が所定の図柄に揃って停止し、大当りとなったとき、次にステップ740に進み、上記ステップ210と同様に大当り処理を実施する。他方、大当り図柄ではなく、はずれ図柄が停止してはずれとなった場合、次に、ステップ750に進み、1回の小当り特典が消化されたとして、小当り特典カウンタの小当り特典値bから1を減算する。
次に、ステップ760にて、高確率フラグがセットされているか、リセットされているかを判定し、高確率フラグがセット状態で高確率モードとなっている場合、次のステップ770にて、高確率モードを通常確率モードに移行させるか否かを決める確率移行抽選を行なう。確率移行抽選は、乱数発生器29から乱数を取得して行なわれ、例えば高確率モードから通常確率モードに移行する確率は1/40程度に設定されるから、例えば40回に1回程度は、高確率モードから通常確率モードに移行することとなる。そして、次のステップ780にて、確率移行抽選に基づき、高確率モードに維持するか否かを判定し、高確率モードを維持する場合はこのまま今回の処理を終了し、高確率モードから通常確率モードに移行する場合は、ステップ790に進み、高確率フラグをリセットする。これにより、遊技者には、高確率モードでゲームが進行する間、その移行処理を報知することなく、高確率モードから通常確率モードに移行されることとなる。
このように、遊技者には、内部的にカウントされる小当り特典値bつまり小当り特典の残り回数が演出画面で示唆されるため、特典が継続しているのではないか、という期待感を長く持ちながら、ゲームを楽しむことができる。また、ストーリー性を持った冒険動画の一部で小当り特典値bが示唆されるため、遊技者は冒険動画も楽しむことができる。
なお、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、以下のような形態においても実施可能である。
上記実施形態では、ストーリー性を持った冒険動画として、主人公が冒険に旅立つストーリーを構成したが、所謂RPGゲームのように、主人公が数多くのモンスターと戦うことで成長し、最後に大魔王を倒すといったストーリーの動画とすることもできる。また、対戦格闘ゲームをモチーフとして、修行の末に相手を倒すというストーリーの動画とすることもでき、主人公の体力メータを小当り特典示唆手段として使用可能なストーリーの動画であれば、使用可能なことは言うまでもない
上記では、小当り特典として、普通図柄の当選確率を通常確率より高確率とし、普通図柄の変動開始から停止までの変動時間を短くする特典を遊技者に付与したが、この他に、大当り図柄を変動表示する図柄変動表示装置の特別図柄の変動時間を短くする時短を特典として付与することもできる。
また、本発明は、パチンコ遊技機の他、スロットマシン、パチンコ球を使用するスロットマシンなどの遊技機にも適用することができる。スロットマシンの場合、コインまたは遊技球を投入しレバーをオンした時点が、始動入賞つまり始動条件成立となる。
本発明の一実施形態を示すパチンコ遊技機の正面図である。 パチンコ遊技機の制御系のブロック図である。 パチンコ遊技機の動作を示すフローチャートである。 パチンコ遊技機の動作を示すフローチャートである。 遊技球の通過ゲートの通過時の処理を示すフローチャートである。 大当り終了後の処理を示すフローチャートである。 大当り終了後の処理を示すフローチャートである。 (a)は図柄変動表示装置の図柄変動画面の説明図、(b)はリーチ状態の画面の説明図、(c)〜(f)は冒険動画の画面説明図である。 (a)〜(e)は冒険動画のアイテムと体力メータMの画面説明図である。 アイテム振分けテーブルA〜Dの説明図である。 小当り特典値の振分けテーブルの説明図である。
符号の説明
3 遊技盤
4 通過ゲート
10 図柄変動表示装置
10a 表示器
11 可変入賞装置
13 始動入賞口
13b 始動入賞口ソレノイド
13c 羽根
14 始動入賞口検出器
15 普通図柄変動表示装置
18 大入賞口検出器
20 主制御部
21 CPU
25〜29 乱数発生器
30 図柄制御部
31 CPU

Claims (4)

  1. 始動条件成立時に図柄を変動表示する図柄変動表示装置と、該始動条件成立時に乱数を取得して大当り抽選を行う抽選手段と、を具備し、大当たり乱数を取得して当選し、図柄変動表示装置の図柄が予め決められた配列に揃って停止したとき、特別遊技状態となり、停止図柄が特定図柄の場合には、特別遊技状態とは別に遊技者に有利な小当り特典を付与する遊技機において、
    該小当り特典の付与回数を示す小当り特典値を抽選により決定して小当り特典計数手段にセットし、該小当り特典の付与に応じて該小当り特典値を更新させる小当り特典値決定手段と、
    該小当り特典値を示唆する小当り特典示唆値を該大当り抽選の抽選結果に基づき決定して小当り特典示唆計数手段にセットし、該小当り特典値との差に応じて該小当り特典示唆値を更新させる小当り特典示唆値決定手段と、
    該特別遊技状態の後に該図柄変動表示装置に演出動画を表示する演出動画表示手段と、
    該演出動画の内容に関するレベルを示す表示形態として、該小当り特典示唆値を該演出動画内に表示する小当り特典示唆値表示手段と、
    を備え、該特別遊技状態の後、該図柄変動表示装置に表示される演出動画内に該小当り特典示唆値を表示して、該小当り特典値の残り回数を曖昧に表示することを特徴とする遊技機。
  2. 前記大当り抽選の当選確率を通常より高くする高確率状態を、大当り状態の後に前記大当り図柄に応じて付与する確率変動付与手段と、高確率状態のとき、抽選によって該高確率状態から通常確率状態への移行を決定し、遊技者への報知なしに該移行を実行させる確率変動移行手段と、をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 普通図柄を変動表示する普通図柄変動表示装置と、普通図柄の停止図柄を抽選する抽選手段と、抽選によって当選した普通図柄が停止したとき、所定時間だけ開放される普通電動役物とが設けられ、前記小当り特典は、該抽選手段が抽選する際の当選確率を通常より高確率とする高確率特典、或いは該普通図柄変動表示装置の図柄変動の開始時から停止時までの変動時間を通常より短くする時短特典とされることを特徴とする請求項1または2記載の遊技機。
  4. 前記演出動画は、ストーリー性を持った動画として表示され、前記小当り特典示唆表示手段は、該動画の主人公の体力を示す体力メータを用いて前記小当り特典示唆値を表示することを特徴とする請求項1乃至3記載の遊技機。



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