JP5184493B2 - パチンコ機 - Google Patents

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Description

この発明は、遊技球が始動口に入賞すると図柄表示装置が複数の図柄を変動表示し、大当り図柄が停止すると、入賞装置が大入賞口を開閉するパチンコ機に関する。
従来、この種のパチンコ機として、図柄表示装置が表示するリーチパターンを選択するために遊技者が操作する選択スイッチを備えたものが知られている。そして、このパチンコ機に備えられた図柄表示装置は、図柄の変動途中で一定時間変動を中断し、その一定時間内に遊技者が上記の選択スイッチを操作して選択したリーチパターンを上記一定時間が経過したときに表示する。
ここで、リーチとは、図柄表示装置における複数の表示領域のうち1箇所の表示領域だけが図柄の変動表示を行っており、その1箇所以外の表示領域では大当り図柄が停止した表示状態のことである。そして、リーチパターンとは、リーチを経て全表示領域で図柄が停止する図柄の変動パターンのことである。
特開2004−180704号公報(第47〜50段落、図1)。
しかし、上述した従来のパチンコ機は、リーチパターンを選択するための一定時間が経過しなければ、遊技者が選択したリーチパターンを表示することができない。これは、図柄表示装置が表示する図柄の変動パターンの変動時間(図柄の変動開始から全表示領域で停止図柄が表示されるまでに要する時間)は、図柄表示装置が表示を開始したときに決定されており、リーチパターンを選択するための一定時間もその変動時間に組み込まれているからである。
したがって、早いタイミングで選択スイッチを操作した遊技者は、自分が選択したリーチパターンが始まるまで上記一定時間の経過を待たなければならないため、その待っている間に遊技のテンポが崩れてしまうし、イライラ感が増してしまう。
そこでこの発明は、上述の諸問題を解決するためになされたものであり、図柄の変動が中断したときに遊技者がリーチパターンを選択することができるパチンコ機において、そのリーチパターンを選択するための一定時間が設定されていることが原因で起こる遊技のテンポの崩壊および遊技者のイライラ感が発生するおそれのないパチンコ機を実現することを目的とする。
上記の目的を達成するため、この発明の第1の特徴は、遊技領域が形成された遊技盤(5)と、前記遊技領域に設けられた始動口(15)と、遊技球を前記遊技領域へ発射する発射装置(44)と、前記発射装置により発射され、前記始動口を通過した遊技球を検出する検出スイッチ(15a)と、前記検出スイッチがオンしたときに大当りかハズレかを判定する判定機能(S9)と、前記判定機能による判定結果が大当りであった場合は複数の図柄を変動表示した後に大当り図柄を停止表示し、かつ、前記判定機能による判定結果がハズレであった場合は複数の図柄を変動表示した後にハズレ図柄を停止表示する図柄表示装置(50)と、前記図柄表示装置が前記大当り図柄を停止表示した場合に大入賞口(18)を開閉する入賞装置(17)と、を備えたパチンコ機において、
遊技者が図柄の変動パターンを選択するために操作する複数の選択スイッチ(A〜C)と、
図柄の変動が途中で第1期間(tb)中断し、前記第1期間(tb)内に前記選択スイッチ(A〜C)が操作されなかった場合に前記第1期間(tb)経過後に、中断していた図柄の変動の続きを第2期間(te)表示する第1変動パターン(P10〜P29,R0〜R4)を前記図柄表示装置(50)に表示させるための第1画像データが記憶された第1記憶領域(23h2,23i1,54d,54f)と、
図柄の変動が途中で中断しない第2変動パターン(P0〜P9,R5〜R29)を前記図柄表示装置(50)に表示させるための第2画像データが記憶された第2記憶領域(23h1,23i2,54c,54g)と、
第3変動パターン(A0〜A2,B0〜B2,C0〜C2,D0〜D2,E0〜E2,F0〜F2)を前記図柄表示装置(50)に前記第2期間(te)と同じ長さの期間表示させるための第3画像データが前記複数の選択スイッチ(A〜C)と対応付けて複数種類記憶された第3記憶領域(23j1〜23j3,23k1〜23k3,54e,54h)と、
前記選択スイッチ(A〜C)を操作して複数種類の前記第3変動パターン(A0〜A2,B0〜B2,C0〜C2,D0〜D2,E0〜E2,F0〜F2)の中から所望の第3変動パターンを選択する方法を説明する説明画像(50b,50c)を前記第1期間(tb)において前記図柄表示装置(50)に表示させるための第4画像データが記憶された第4記憶領域(54i)と、
前記選択スイッチ(A〜C)が前記第1期間(tb)内に操作されたときに、その操作タイミングから前記第1期間(tb)が終了するまでに要する時間を残余時間(td)とし、前記第3変動パターン(A0〜A2,B0〜B2,C0〜C2,D0〜D2,E0〜E2,F0〜F2)の表示が終了したときから前記残余時間(td)と同じ期間前記図柄表示装置(50)に表示させるための画像であって、その画像が表示される直前に表示さ れていた第3変動パターンの終了後に表示された停止図柄が大当り図柄であった場合は大 当りの発生を演出する演出画像を変動終了後画像とした場合に、前記変動終了後画像を前記図柄表示装置(50)に表示させるための第5画像データが異なる残余時間毎に複数種類記憶された第5記憶領域(23m,54j)と、を備えており、
前記判定機能(S9)による判定が行われた場合に前記第1(23h2,23i1,54d,54f)または第2記憶領域(23h1,23i2,54c,54g)から第1または第2画像データを読出して前記図柄表示装置(50)に前記第1(P10〜P29,R0〜R4)または第2変動パターン(P0〜P9,R5〜R29)を表示させる第1表示処理(S51)と、
前記図柄表示装置(50)が前記第1変動パターン(P10〜P29,R0〜R4)を表示し、図柄の変動が途中で中断したときに前記第4記憶領域(54i)から前記第4画像データを読出して前記説明画像(50b,50c)を前記図柄表示装置(50)に表示させる第2表示処理(S53)と、
前記第1期間(tb)内に前記選択スイッチ(A〜C)が操作されたときに、その操作された選択スイッチと対応付けられている第3画像データを前記第3記憶領域(23j1〜23j3,23k1〜23k3,54e,54h)から読出し、その読出した第3画像データに対応する第3変動パターン(A0〜A2,B0〜B2,C0〜C2,D0〜D2,E0〜E2,F0〜F2)を、前記選択スイッチ(A〜C)が操作されなかったと仮定した場合に前記第1期間(tb)終了後に表示される予定であった第1変動パターン(P10〜P29,R0〜R4)の続きの変動パターンに代えて、前記選択スイッチ(A〜C)が操作されたときに前記図柄表示装置(50)に表示させる第3表示処理(S62)と、
前記第1期間(tb)内に前記選択スイッチ(A〜C)が操作されたときに前記残余時間(td)を演算する演算処理(S60)と、
前記演算処理(S60)により演算された残余時間(td)に対応付けられている第5画像データを前記第5記憶領域(23m,54j)から読出し、その読出した第5画像データに対応する変動終了後画像を、前記図柄表示装置(50)が前記第3変動パターン(A0〜A2,B0〜B2,C0〜C2,D0〜D2,E0〜E2,F0〜F2)の表示を終了したときから前記残余時間(td)と同じ期間前記図柄表示装置(50)に表示させる第4表示処理(S66)と、を実行するCPU(22)をさらに備えるパチンコ機(1)としたことにある。
また、この発明の第2の特徴は、前述した第1の特徴において、前記図柄表示装置(50)における複数の表示領域のうち1箇所の表示領域だけが図柄の変動表示を行っており、その1箇所以外の表示領域では大当り図柄が停止した表示状態のことをリーチと定義する場合に、前記第3変動パターン(A0〜A2,B0〜B2,C0〜C2,D0〜D2,E0〜E2,F0〜F2)は、前記リーチを経て全表示領域で図柄が停止するリーチパターンであることにある。
なお、上記の各括弧内の符号は、後述する発明の実施形態との対応関係を示すものである。
前述の第1の特徴によれば、遊技者は、第1変動パターンの途中に設定された第1期間内に選択スイッチを操作することにより、好きな第3変動パターンを選択することができ、その選択した第3変動パターンを第1期間の終了を待つことなく図柄表示装置に表示させることができる。
したがって、上記第1期間が終了しないと第3変動パターンを図柄表示装置に表示させることができない従来のパチンコ機のように、遊技のテンポの崩壊および遊技者のイライラ感が発生するおそれがない。
しかも、第1の特徴におけるCPUが実行する演算処理および第4表示処理によれば、遊技者が第1期間内に選択スイッチを操作したときに、その操作タイミングから第1期間終了までの残余時間と同じ時間、変動終了後画像を第3パチンコ機の終了後に図柄表示装置に表示させることができる。
したがって、第1期間内に第3変動パターンを選択すれば、その第3変動パターンの終了後に何らかの変動終了後画像を見る楽しみが増える。
また、変動終了後画像が表示される直前に表示されていた第3変動パターンの終了後に 表示された停止図柄が大当り図柄であった場合は、大当りの発生を演出する演出画像を変 動終了後画像として表示することができる。
したがって、第1期間において選択スイッチを操作するタイミングが早い程、残余時間 が長くなり、大当りの発生を演出する演出画像を早く見ることができる。また、その演出 画像の後で、本来予定されていた演出画像が続けて表示されると、演出効果を高めること ができる。
特に、第2の特徴によれば、第3変動パターンがリーチパターンであるため、遊技者は、第1期間内に選択スイッチを操作して好きなリーチパターンを選択することができる。
この発明の実施形態に係るパチンコ機を正面から見た説明図である。 度数表示パネル80およびその周辺の構造を示す説明図である。 遊技盤5の主要構成を示す正面図である。 図柄表示装置が特別図柄を変動表示する様子の一例を示す説明図である。 図柄表示装置が表示する説明画像の説明図であり、(a)は、遊技者がリーチパターンを選択できる期間が開始されたことを示す説明画像の説明図、(b)は、リーチパターンの選択方法を示す説明画像の説明図である。 パチンコ機1の主な電気的構成をブロックで示す説明図である。 演出制御ROM23の主な記憶内容を示す説明図である。 大当り変動パターンテーブル23hの構成を示す説明図である。 ハズレ変動パターンテーブル23iの構成を示す説明図である。 大当り第3変動パターンテーブルの構成を示す説明図であり、(a)は大当り第3変動パターンテーブル23j1の構成を示す説明図、(b)は大当り第3変動パターンテーブル23j2の構成を示す説明図、(c)は大当り第3変動パターンテーブル23j3の構成を示す説明図である。 ハズレ第3変動パターンテーブルの構成を示す説明図であり、(a)はハズレ第3変動パターンテーブル23k1の構成を示す説明図、(b)はハズレ第3変動パターンテーブル23k2の構成を示す説明図、(c)はハズレ第3変動パターンテーブル23k3の構成を示す説明図である。 変動終了後画像テーブル23mの説明図である。 画像データROM54の主な記憶内容を示す説明図である。 各期間を説明するための説明図であり、(a)はリーチパターン選択期間を拡大して示すタイムチャート、(b)はリーチパターン選択期間内にリーチパターンが選択されなかった場合のタイムチャート、(c)はリーチパターン選択期間内にリーチパターンが選択された場合のタイムチャートである。 主制御CPU12が実行する始動口処理の流れを示すフローチャートである。 図15の続きを示すフローチャートである。 変動パターン抽選処理の流れを示すフローチャートである。 図柄制御1の流れを示すフローチャートである。 (a)は図柄制御2の流れを示すフローチャートであり、(b)は図柄制御3の流れを示すフローチャートである。
[主要構成]
この実施形態に係るパチンコ機の主要構成について図を参照して説明する。図1は、この実施形態に係るパチンコ機を正面から見た説明図である。
パチンコ機1には、前枠2が開閉可能に備えられており、その前枠2には、ガラス枠4が開閉可能に取付けられている。前枠2の右側には、ガラス枠4開閉用の鍵を差し込む鍵穴3が設けられている。ガラス枠4の内部には、遊技盤5が設けられており、前枠2の右側下方には、遊技球を遊技盤5へ発射する発射装置(図6において符号44で示す)を操作して発射強度を調節するための発射ハンドル60が回動可能に取付けられている。ガラス枠4の下方には、賞球や貸球が供給される賞球・貸球供給口6aが形成されており、この賞球・貸球供給口6aの供給側には、その賞球・貸球供給口6aから供給された賞球や貸球を貯留しておくための上受け皿6が取付けられている。
上受け皿6の前面には、度数表示パネル80が取付けられている。上受け皿6の下方には、上受け皿6の収容可能数を超えて流下した賞球や上受け皿球抜きレバー6bの操作により上受け皿6から排出された遊技球などを排出する排出口7aが形成されている。排出口7aの排出側には、その排出口7aから排出された遊技球を収容しておくための下受け皿7が設けられている。また、遊技盤5の上方には、枠ランプ9が設けられており、下受け皿7の左側には、灰皿7bが設けられている。
前枠2の左端には、プリペイドカードユニット90が取付けられている。プリペイドカードユニット90は、挿入されたプリペイドカードに記録されている残り度数を読取る機能と、貸球として払出された遊技球の数に応じて残り度数を減算して書き換える機能とを有する。
図2は、度数表示パネル80およびその周辺の構造を示す説明図である。度数表示パネル80には、遊技球の貸出しを行う場合に押す貸出ボタン81と、プリペイドカードユニット90に挿入されているプリペイドカードを返却させるために押す返却ボタン82と、遊技球を貸出し可能な状態であることを示す貸出ボタンランプ83と、プリペイドカードユニット90により読取られたプリペイドカードの残り度数(残高)を表示する度数表示部84とが備えられている。度数表示部84は、たとえば7セグメントのLEDにより数字を表示する部分の3桁分により構成されており、100円単位で表示し、たとえば、500円分が残っている場合には、005と表示する。
度数表示パネル80の下部には、リーチパターンを選択するために遊技者が押圧操作する選択スイッチA,B,Cが設けられている。なお、選択スイッチA〜Cは、遊技者の指が触れたときにONするタッチセンサでも良い。この選択スイッチA〜Cを使うときの詳しい遊技状態については後述する。
[遊技盤の主要構成]
次に、遊技盤5の主要構成について図を参照して説明する。図3は、遊技盤5の主要構成を示す正面図である。
遊技盤5の盤面には、図柄表示装置50が設けられている。この実施形態では、図柄表示装置50は、液晶表示装置を利用している。なお、複数のLEDにより構成されたドットマトリクスを図柄表示装置50として利用することもできる。図柄表示装置50の周囲には、発射装置によって発射された遊技球が流下する遊技領域が形成されている。遊技盤5の左側には、発射装置によって発射された遊技球を遊技領域へ案内するためのレールセット37が設けられている。
図柄表示装置50の直下には、始動口15が設けられており、その始動口15の直下には、普通電動役物16が設けられている。普通電動役物16の直下には、入賞装置17が設けられている。図柄表示装置50の左側には、遊技球が通過可能なゲート26が開口形成されている。ゲート26の下方には、入賞口28,29が設けられており、入賞装置17の両側にも入賞口35,36が設けられている。また、遊技盤5には、遊技球の流下経路に変化を与えるための風車27が回転自在に設けられている。遊技盤5自身の下部には、どこにも入賞などしなかった遊技球を回収するためのアウト口19が開口形成されている。
[主な遊技の流れ]
次に、パチンコ機1における主な遊技の流れについて説明する。図4は、図柄表示装置50が特別図柄を変動表示する様子の一例を示す説明図である。図5は、図柄表示装置が表示する説明画像の説明図であり、(a)は、遊技者がリーチパターンを選択できる期間が開始されたことを示す説明画像の説明図、(b)は、リーチパターンの選択方法を示す説明画像の説明図である。
発射装置によって発射された遊技球が始動口15に入賞すると、図柄表示装置50が特別図柄の変動表示を開始する。この実施形態では、図柄表示装置50は、図4に示すように、その画面50aの横方向に設定された3つの表示領域において複数の特別図柄を変動表示する。この実施形態では、複数の特別図柄を配列して成る図柄列を各表示領域において変動表示(スクロール表示ともいう)する。
この実施形態では、図柄列は、0〜9の数字を表した計10個の特別図柄を数字の大きさ順に配列して構成されている。図柄表示装置50が行う特別図柄の変動表示とは、図柄列を数字の小さい順(昇順)に画面50aの上から下(図中矢印Fで示す方向)へ移動させることによって、特別図柄が画面上を上から下へ移動する表示態様のことである。なお、特別図柄が画面上を左から右へ、または、右から左へ移動する表示態様となるように設計変更することもできる。また、特別図柄が表す数字は、漢数字でも良いし、特別図柄はアルファベットを表す図柄でも良い。
特別図柄の変動パターンには、大きく分けて、前述したリーチパターンと、リーチパターン以外の通常パターンとがある。リーチパターンには、特別図柄の変動時間が短いものから長いものまで複数種類が表示可能に用意されている。また、図柄表示装置50は、リーチの状態になると、リーチを演出する動画(以下、リーチ演出動画という)を特別図柄の背景に表示する。リーチ演出動画は、大当り図柄が停止するか否か、遊技者をハラハラドキドキさせる内容の動画であり、リーチパターンの種類毎に複数種類が表示可能に用意されている。
また、特に、リーチになっている時間が長いリーチパターンの中には、表示される確率の低いリーチパターンが表示可能に用意されており、そのリーチパターンは、たとえば、スペシャルリーチとからプレミアムリーチなどと呼ばれている。そのような表示される確率の低いリーチパターンは、ハズレのときにも表示されることがあるが、大当りが発生するときに表示される確率が高くなるように設定されているため、そのリーチパターンが表示されると、遊技者の大当り発生に対する期待感が一気に高まる。
また、遊技者によってリーチパターンの好みが異なることが多いため、この実施形態のパチンコ機1では、特別図柄の変動途中にリーチパターンを選択可能な期間(以下、リーチパターン選択期間という)を設け、遊技者が前述した選択スイッチA〜Cを操作して選択した所望のリーチパターンを表示できるようにしている。リーチパターンを選択可能なタイミングになると、図5(a)に示すように、図柄表示装置50の画面50aに「リーチ選択チャンス」という説明画像50bが表示され、所望のリーチパターンを選択可能であることを遊技者に報知する。そして、説明画像50bの次に、図5(b)に示すように、リーチパターンの選択方法を説明する説明画像50cが表示され、リーチパターンの選択方法を遊技者に報知する。図5(b)に示す例では、「あと残り2秒」という、リーチパターン選択期間の残り時間が表示されているため、遊技者は、リーチパターン選択期間の終了タイミングを知ることができる。なお、図示のように、説明画像50bまたは50cが表示されている期間は、特別図柄の表示領域は、縮小表示領域50dとなって表示される。
そして、各表示領域において特別図柄の変動が停止し、各表示領域において停止表示された停止図柄の組合せが大当り図柄(たとえば、777などの同一数字の組合せ)であった場合は、大当りが発生し、図柄表示装置50が大当り発生を祝福する演出画像(以下、大当り発生演出画像という)を表示する。また、入賞装置17に設けられた開閉部材が開動作し、大入賞口18が開口する。これにより、多くの遊技球が大入賞口18に入賞可能となり、遊技者は多くの賞球を獲得可能になる。
大入賞口18は、その開口タイミングから一定時間(たとえば、約30秒)経過すると、あるいは、大入賞口18への入賞数が一定個数(たとえば、10個)に達すると閉口する。大入賞口18が開口してから閉口するまでの期間を1ラウンドとすると、複数ラウンド(たとえば、13ラウンド)が連続して実行される。第1ラウンドから最終ラウンドまでに行われる遊技を大当り遊技という。
また、遊技球がゲート26を通過すると、図柄表示装置50が普通図柄を変動表示する。この実施形態では、普通図柄は当り図柄として○を表した図柄およびハズレ図柄として×を表した図柄から成り、○および×を交互に表示する。そして、普通図柄が当り図柄○で停止すると、普通電動役物16が一対の開閉翼片(チューリップ)を開放し、入賞口が開口される。この開口された入賞口は、始動口15と同じ役割をするもので、遊技球が入賞すると、図柄表示装置50が特別図柄の変動表示を開始する。特別図柄および普通図柄の両方が変動表示されることもあるため、普図図柄は、特別図柄の妨げとならない表示領域において小さく表示される。
図柄表示装置50が特別図柄を変動表示している途中で遊技球が始動口15または普通電動役物16に入賞すると、その入賞に基づく特別図柄の変動表示は一旦保留され、現在行われている特別図柄の変動表示が終了してから実行される。この実施形態では、上記の保留の数(以下、保留数という)の上限として4個が設定されており、その保留数は、遊技盤5に設けられた保留数表示装置47によって表示される。この実施形態では、保留数表示装置47は、4個のLED照明装置によって構成されており、そのLED照明装置の点灯数によって保留数を表示する。
また、図柄表示装置50が普通図柄を変動表示している途中で遊技球がゲート26を通過すると、その通過に基づく普通図柄の変動表示は一旦保留され、現在行われている普通図柄の変動表示が終了してから実行される。この実施形態では、普通図柄の変動表示の保留数の上限として4個が設定されており、その保留数は図柄表示装置50の画面50aに数字で表示される。
また、図柄表示装置50に停止表示された大当り図柄が確変図柄であった場合は、確変大当りが発生する。ここで、確変とは、大当り遊技が終了した以降における遊技状態が、大当りが発生する確率の高い遊技状態に変化することをいう。また、確変図柄とは、大当り図柄のうち、確変が発生することとなる特定の大当り図柄(たとえば、777、999などの同一の奇数の組合せ)のことをいう。また、遊技状態が確変になると、図柄表示装置50による特別図柄および普通図柄の変動時間がそれぞれ短縮される。
このように変動時間の短縮された遊技状態を時短という。特別図柄の変動開始から変動終了までを1回の変動とした場合に、特別図柄の変動時間が短縮されると、単位時間当りの特別図柄の変動回数が増えるため、大当り発生の確率が高くなる。また、普通図柄の変動時間が短縮されると、単位時間当りの普通図柄の変動回数が増えるため、普通図柄が当り図柄で停止する確率が高くなるので、普通電動役物16が開閉翼片を開放する確率が高くなる。
また、確変になると、普通電動役物16が開閉翼片を開放している時間が確変ではない通常時よりも延長される。つまり、確変になると、普通電動役物16の開閉翼片が単位時間当りに開放する回数が増加するとともに開閉翼片が開放している時間が長くなるため、単位時間当りの特別図柄の変動回数が増加するため、大当り発生の確率が高くなる。
[主な電気的構成]
次に、パチンコ機1の主な電気的構成についてそれをブロックで示す図6を参照して説明する。
(主制御基板)
パチンコ機1には、主制御基板10が設けられており、その主制御基板10には、演出制御基板20および払出制御基板30が電気的に接続されている。主制御基板10には、主制御MPU11が搭載されている。主制御MPU11は、主制御CPU12と、主制御ROM13と、主制御RAM14とを備える。主制御CPU12は、入賞の検出、大当りかハズレかの判定(以下、大当り判定という)、入賞装置17の制御(大当り遊技の制御)、変動時間の抽選、変動時間の計測、賞球の払出命令、払出された賞球数の計測など、遊技が進行する上で主な処理を実行する。
主制御CPU12は、遊技球が始動口15または普通電動役物16に入賞したときに大当り判定を行う。大当り判定には、通常大当りか否かの判定と、確変大当りか否かの判定とがある。確変大当りとは、大当り遊技終了後の遊技状態が確変に変化することが約束された大当りのことであり、通常大当りとは確変大当りではない大当りのことである。
主制御ROM13には、主制御CPU12が上記の各処理を実行するためのコンピュータプログラム、各制御基板へ送信する制御コマンド、通常遊技状態のときに大当り判定を行う際に参照する大当り値が設定された通常大当り用大当り値テーブル、確変のときに大当り判定を行う際に参照する大当り値が設定された確変大当り用大当り値テーブル、通常遊技のときに選択する複数種類の変動時間が設定された通常遊技用変動時間テーブル、確変遊技のときに選択する複数種類の変動時間が設定された確変遊技用変動時間テーブルなどが読出し可能に記憶されている。主制御RAM14は、主制御CPU12が上記のコンピュータプログラムを実行することにより発生する処理結果および判定結果などを読出しおよび書換え可能に記憶する。
(払出制御基板)
払出制御基板30には、遊技球の払出しを制御する払出制御MPU31が搭載されており、その払出制御MPU31は、払出制御CPU32と、払出制御ROM33と、払出制御RAM34とを備える。払出制御基板30には、遊技球を払出す部材を駆動するための払出モータ39と、この払出モータ39によって払出された遊技球を検出するための払出センサ41とが接続されている。
主制御CPU12は、入賞を検出すると、賞球の払出しを指示する賞球払出コマンドを払出制御基板30へ送信する。そして、払出制御CPU32は、賞球払出コマンドを受信すると、払出モータ39を駆動し、賞球払出コマンドに含まれる賞球数データに対応する賞球数を払出させる。また、払出制御CPU32は、払出センサ41からの検出信号に基づき、払出された賞球を計数する。
払出制御ROM33には、払出制御CPU32が払出モータ39を制御するための制御プログラムや賞球を計数するためのコンピュータプログラムなどが読出し可能に記憶されている。払出制御RAM34は、払出制御CPU32が上記のコンピュータプログラムを実行することにより発生する処理結果および判定結果などを読出しおよび書換え可能に記憶する。
また、払出制御基板30には、払出す遊技球がなくなった状態を検出するための球切れスイッチ(球切れSW)43と、下皿7が遊技球で満杯になった状態を検出するための下皿満杯スイッチ(下皿満杯SW)40と、ガラス枠4が開放された状態を検出するための扉開放スイッチ(扉開放SW)42と、遊技球を発射する駆動源であるロータリソレノイドおよびそれを駆動するための駆動回路などから成る発射装置44とが電気的に接続されている。発射装置44には、発射ハンドル60の回動量に応じて発射装置の発射強度を調節するための発射ボリューム45と、遊技者が発射ハンドル60に触れたことを検出して発射装置44を駆動させるためのタッチセンサ46とが電気的に接続されている。
(盤面中継端子板)
主制御基板10には、盤面中継端子板61が電気的に接続されており、その盤面中継端子板61には、入賞装置17の大入賞口18を開閉させるための大入賞口ソレノイド17bと、普通電動役物16の開閉翼片を開閉動作させるための普通電動役物ソレノイド16aと、大入賞口18に入賞した遊技球を検出するための大入賞口スイッチ(大入賞口SW)17aと、始動口15に入賞した遊技球を検出するための始動口スイッチ(始動口SW)15aと、ゲート26を通過した遊技球を検出するためのゲートスイッチ(ゲートSW)26aと、入賞口28に入賞した遊技球を検出するための入賞口スイッチ(入賞口SW)28aと、入賞口29に入賞した遊技球を検出するための入賞口スイッチ(入賞口SW)29aと、入賞口35に入賞した遊技球を検出するための入賞口スイッチ(入賞口SW)35aと、入賞口36に入賞した遊技球を検出するための入賞口スイッチ(入賞口SW)36aとが電気的に接続されている。始動口スイッチ15aは、始動口15に入賞した遊技球の他、普通電動役物16に入賞した遊技球も検出する。
(演出制御基板)
演出制御基板20には、図柄表示装置50と、ランプ制御基板48と、音声制御基板49とが電気的に接続されている。演出制御基板20には、演出制御MPU21が搭載されており、その演出制御MPU21は、演出制御CPU22と、演出制御ROM23と、演出制御RAM24とを備える。演出制御CPU22は、主制御CPU12から送信される制御コマンドに従い、図柄表示装置50に特別図柄の変動や各種動画などの表示を指示する。また、演出制御CPU22は、主制御CPU12から送信される制御コマンドに従い、ランプ制御基板48に接続されている各種のLEDの点灯、消灯および点滅を制御する。
さらに、演出制御CPU22は、主制御CPU12から送信される制御コマンドに従い、音声制御基板49に接続されているスピーカから各種の効果音などを出力させる。演出制御ROM23には、演出制御CPU22が上記の各種制御を実行するためのコンピュータプログラムや参照するテーブルなどが読出し可能に記憶されている。その記憶内容については、後で詳述する。
(図柄表示装置)
図柄表示装置50は、画像制御CPU51と、画像制御ROM52と、画像制御RAM53と、画像データROM54とを備える。画像データROM54には、画面50aに各種の画像を表示するための画像データが読出し可能に記憶されている。記憶内容については後で詳述する。画像制御CPU51は、演出制御CPU22から送信される画像制御コマンドに従い、画像データROM54から画像データを読出し、特別図柄、普通図柄および各種の演出画像を図柄表示装置50の画面50aに表示する。
画像制御ROM52には、画像制御CPU51が画像制御などを実行するためのコンピュータプログラムが読出し可能に記憶されている。画像制御RAM53は、画像制御CPU51の処理結果および演算結果などを読出しおよび書換え可能に記憶する。
(ランプ制御基板)
ランプ制御基板48には、保留数表示装置47や遊技盤5に設けられた装飾用のLEDなどが電気的に接続されている。また、ランプ制御基板48には、ランプ制御CPUと、ランプ制御ROMと、ランプ制御RAMとを備える。ランプ制御ROMには、LEDの複数種類の点滅パターンが読出し可能に記憶されている。
ランプ制御CPUは、演出制御CPU22から送信されるランプ制御コマンドに従ってランプ制御ROMから所定の点滅パターンを読出し、その点滅パターンに従って点滅パターンに対応するLEDを点滅させる。たとえば、ランプ制御CPUは、遊技球が入賞したときにその入賞口の周囲に設けられたLEDを点灯または点滅させたり、大当りが発生したときに各所に配置されたLEDを点灯または点滅させ、大当り発生の演出を行う。
(音声制御基板)
音声制御基板49には、デジタルアンプなどの音声信号増幅回路(図示せず)が電気的に接続されており、その音声信号増幅回路には、スピーカ(図示せず)が電気的に接続されている。また、音声制御基板49には、音声制御CPUと、音声制御ROMと、音源ROMと、音声制御RAMとを備える。音源ROMには、スピーカから効果音などを発生するためのデジタル音源が読出し可能に記憶されている。音声制御ROMには、効果音などの複数種類の出力パターンが読出し可能に記憶されている。
音声制御CPUは、演出制御CPU22から送信される音声制御コマンドに従って音声制御ROMから所定の出力パターンを読出し、その読出した出力パターンに対応するデジタル音源を音源ROMから読出して音声信号増幅回路へ出力する。そして、音声信号増幅回路は、増幅信号をスピーカへ出力し、スピーカが音声を出力する。
[演出制御ROMの記憶内容]
次に、演出制御基板20に設けられた演出制御ROM23の記憶内容について図を参照して説明する。図7は、演出制御ROM23の主な記憶内容を示す説明図である。
演出制御ROM23には、大当り図柄抽選カウンタ23a、ハズレ図柄抽選カウンタ23b、大当り変動パターン抽選カウンタ23c、ハズレ変動パターン抽選カウンタ23d、変動終了後画像抽選カウンタ23eなどのカウンタが読出し可能に記憶されている。さらに、演出制御ROM23には、大当り図柄テーブル23f、ハズレ図柄テーブル23g、大当り変動パターンテーブル23h、ハズレ変動パターンテーブル23i、大当り第3変動パターンテーブル23j、ハズレ第3変動パターンテーブル23k、変動終了後画像テーブル23m、ランプ点滅パターンテーブル23n、効果音出力パターンテーブル23pなどのテーブルが参照および読出し可能に記憶されている。
(大当り図柄抽選カウンタ)
大当り図柄抽選カウンタ23aは、大当り図柄を抽選によって決定するためのカウンタであり、大当り図柄の種類の数と同じ数をカウントする。この実施形態では、大当り図柄は、000、111、・・・、777、888、999の計10種類であり、大当り図柄抽選カウンタ52aは0〜9の計10個の数値を大きさ順にカウントするリングカウンタである。ハズレ図柄抽選カウンタ23bは、ハズレ図柄を抽選によって決定するためのカウンタであり、特別図柄の種類の数と同じ数をカウントする。この実施形態では、特別図柄は、0、1、・・・、7、8、9の計10種類であり、ハズレ図柄抽選カウンタ52bは0〜9の計10個の数値を大きさ順にカウントするリングカウンタである。
(大当り図柄テーブル)
大当り図柄テーブル23fは、大当り図柄抽選カウンタ23aのカウント値と大当り図柄とを対応付けて構成される。この実施形態では、大当り図柄テーブル23fは、大当り図柄抽選カウンタ23aの0〜9のカウント値と0〜999の大当り図柄とを対応付けて構成されている。たとえば、演出制御CPU22が大当り図柄抽選カウンタ23aから取得したカウント値が7であった場合は、そのカウント値7と対応付けられている大当り図柄777が大当り図柄テーブル23fから読出される。なお、大当り図柄テーブル23fにおける大当り図柄とは、図柄表示装置50の画像データROM54において大当り図柄の画像データが記憶されている記憶領域を指定するアドレスである。
(ハズレ図柄テーブル)
ハズレ図柄テーブル23gは、ハズレ図柄抽選カウンタ23bのカウント値と特別図柄とを対応付けて構成される。この実施形態では、ハズレ図柄テーブル23gは、0〜9のカウント値と0〜9の特別図柄とを対応付けて構成されている。たとえば、演出制御CPU22がハズレ図柄抽選カウンタ23bから取得したカウント値が2であった場合は、そのカウント値2と対応付けられている特別図柄2がハズレ図柄テーブル23gから読出される。
この実施形態では、ハズレ図柄抽選カウンタ23bのカウント値と対応する特別図柄をハズレ図柄テーブル23gから読出す処理を3回繰返し、3つの特別図柄から成るハズレ図柄を決定する。また、3つのハズレ図柄が大当り図柄と同一となった場合は、大当り図柄と異なる図柄が選択されるまで、最初からハズレ図柄の抽選をやり直す。なお、ハズレ図柄テーブル23gにおける特別図柄とは、図柄表示装置50の画像データROM54において特別図柄の画像データが記憶されている記憶領域を指定するアドレスである。
(大当り変動パターン抽選カウンタ)
大当り変動パターン抽選カウンタ23cは、大当り変動パターンを抽選によって決定するためのカウンタであり、大当り変動パターンの種類の数と同じ数をカウントする。ここで、大当り変動パターンとは、主制御CPU12による大当り判定の結果が大当りであった場合に図柄表示装置50に表示させる特別図柄の変動パターンのことである。
(大当り変動パターンテーブル)
図8は、大当り変動パターンテーブル23hの構成を示す説明図である。大当り変動パターンテーブル23hは、複数の各変動時間毎に設定されている。たとえば、変動時間が30秒から10秒間隔で120秒まで設定されている場合は、各変動時間毎に大当り変動パターンテーブル23hが設定されており、演出制御CPU22は、主制御CPU12が抽選で決定した変動時間に対応する大当り変動パターンテーブル23hの中から抽選で大当り変動パターンを決定する。
大当り変動パターンテーブル23hは、大当り変動パターン抽選カウンタ23cのカウント値と、大当り変動パターンとを対応付けて構成されている。大当り変動パターンには、特別図柄の変動途中で変動を中断し、遊技者に選択スイッチA〜Cを操作させて所望のリーチパターンを選択する機会を与える大当り第2変動パターンと、そのような大当り第2変動パターンとは異なり、遊技者にリーチパターンを選択する機会を与えない大当り第1動パターンとから構成されている。なお、図示しないが、確変遊技状態のときには、それ専用の大当り変動パターン抽選カウンタおよび大当り変動パターンテーブルを用いて、通常遊技状態のときよりも変動時間の短い大当り変動パターンを抽選する。
この実施形態では、図8に示すように、記憶領域23h2に記憶された大当り第2変動パターンは、大当りリーチ変動パターンP10〜P29の計20種類の大当りリーチ変動パターンから構成されており、各大当りリーチ変動パターンには、大当り変動パターン抽選カウンタ23cのカウント値10〜29が対応付けられている。大当りリーチ変動パターンP10〜P29は、特別図柄の変動状態がリーチ状態になる前に変動を中断し、遊技者に選択スイッチA〜Cを操作させて所望のリーチパターンを選択する期間を設けた変動パターンである。
また、大当り第2変動パターンは、特別図柄の変動開始からリーチパターン選択期間が始まるまでの期間に表示する通常変動パターンと、選択期間内にリーチパターンが選択されなかった場合に本来表示することになっているリーチパターン(以下、本来のリーチパターンという)とを有する。つまり、リーチパターン選択期間内にリーチパターンが選択された場合は、その選択されたリーチパターンを上記の本来のリーチパターンに代えて表示し、リーチパターン選択期間内にリーチパターンが選択されなかった場合は、上記の本来のリーチパターンを表示できるように構成されている。
また、記憶領域23h1に記憶された大当り第1変動パターンは、大当りリーチ変動パターンP0〜P9の計10種類の大当りリーチ変動パターンから構成されており、各大当りリーチ変動パターンには、大当り変動パターン抽選カウンタ23cのカウント値0〜9が対応付けられている。大当りリーチ変動パターンP0〜P9は、大当り第2変動パターンと異なり、リーチパターン選択期間を設けず、途中で特別図柄の変動が中断しないように構成された変動パターンである。
演出制御CPU22は、大当り変動パターン抽選カウンタ23cから取得したカウント値に対応付けられている大当り変動パターンを大当り変動パターンテーブル23hから読出す。たとえば、大当り変動パターン抽選カウンタ23cから取得したカウント値が10であった場合は、そのカウント値10と対応付けられている大当りリーチ変動パターンP10を大当り変動パターンテーブル23hから読出す。
(ハズレ変動パターン抽選カウンタ)
ハズレ変動パターン抽選カウンタ23dは、ハズレ変動パターンを抽選によって決定するためのカウンタであり、ハズレ変動パターンの種類の数と同じ数をカウントする。ここで、ハズレ変動パターンとは、主制御CPU12による大当り判定の結果がハズレであった場合に図柄表示装置50に表示させる特別図柄の変動パターンのことである。
(ハズレ変動パターンテーブル)
図9は、ハズレ変動パターンテーブル23iの構成を示す説明図である。ハズレ変動パターンテーブル23iは、複数の各変動時間毎に設定されている。たとえば、変動時間が30秒から10秒間隔で120秒まで設定されている場合は、各変動時間毎にハズレ変動パターンテーブル23iが設定されており、演出制御CPU22は、主制御CPU12が抽選で決定した変動時間に対応するハズレ変動パターンテーブル23iの中から抽選でハズレ変動パターンを決定する。
ハズレ変動パターンテーブル23iは、ハズレ変動パターン抽選カウンタ23dのカウント値と、ハズレ変動パターンとを対応付けて構成されている。ハズレ変動パターンには、特別図柄の変動途中で変動を中断し、遊技者に選択スイッチA〜Cを操作させて所望のリーチパターンを選択する機会を与えるハズレ第1変動パターンと、そのような第1変動パターンとは異なり、遊技者にリーチパターンを選択する機会を与えないハズレ第2変動パターンとから構成されている。なお、図示しないが、確変遊技状態のときには、それ専用のハズレ変動パターン抽選カウンタおよびハズレ変動パターンテーブルを用いて、通常遊技状態のときよりも変動時間の短いハズレ変動パターンを抽選する。
この実施形態では、図9に示すように、記憶領域23i1に記憶されたハズレ第1変動パターンは、ハズレリーチ変動パターンR0〜R4の計5種類のハズレリーチ変動パターンから構成されており、各ハズレリーチ変動パターンには、ハズレ変動パターン抽選カウンタ23dのカウント値0〜4が対応付けられている。ハズレリーチ変動パターンR0〜R4は、特別図柄の変動状態がリーチ状態になる前に変動を中断し、遊技者に選択スイッチA〜Cを操作させて所望のリーチパターンを選択する期間を設けた変動パターンである。
また、記憶領域23i2に記憶されたハズレ第2変動パターンは、ハズレ通常変動パターンR5〜R9およびハズレリーチ変動パターンR10〜R29の計25種類から構成されており、各変動パターンには、ハズレ変動パターン抽選カウンタ23dのカウント値5〜29が対応付けられている。ハズレ通常変動パターンR5〜R9およびハズレリーチ変動パターンR10〜R29から成るハズレ第2変動パターンは、ハズレ第1変動パターンと異なり、遊技者に所望のリーチパターンを選択する期間を設けず、途中で特別図柄の変動が中断しないように構成された変動パターンである。
演出制御CPU22は、ハズレ変動パターン抽選カウンタ23dから取得したカウント値に対応付けられているハズレ変動パターンをハズレ変動パターンテーブル23iから読出す。たとえば、ハズレ変動パターン抽選カウンタ23dから取得したカウント値が11であった場合は、そのカウント値11と対応付けられているハズレリーチ変動パターンR11をハズレ変動パターンテーブル23iから読出す。
なお、大当り変動パターンテーブル23hにおける大当りリーチ変動パターンおよびハズレ変動パターンテーブル23iにおけるハズレ変動パターンとは、図柄表示装置50に特別図柄の変動表示を所定の変動パターンにて実行させるための制御プログラムを指定するデータであり、そのデータに対応する制御プログラムは図柄表示装置50の画像制御ROM52に記憶されている。
つまり、演出制御CPU22は、大当り変動パターンテーブル23hまたはハズレ変動パターンテーブル23iから読出した変動パターンを特定するデータを図柄表示装置50へ送信すると、図柄表示装置50の画像制御CPU51が受信したデータによって指定される制御プログラムを画像制御ROM52から読出して実行し、指定された変動パターンを画面50aに表示する。このとき、変動パターンを画面に表示するために必要な画像データは、画像データROM54から読出される。
この実施形態では、図8に示したように、大当り第2変動パターンと対応付けられているカウント値の方が大当り第1変動パターンと対応付けられているカウント値よりも多いため、大当りのときは、大当り第2変動パターン、つまり、特別図柄の変動途中でリーチパターンを選択する機会を与える変動パターンが選択される確率が高い。
一方、図9に示したように、ハズレ第1変動パターンと対応付けられているカウント値の方がハズレ第2変動パターンと対応付けられているカウント値よりも少ないため、ハズレのときにハズレ第1変動パターン、つまり、特別図柄の変動途中でリーチパターンを選択する機会を与える変動パターンが選択される確率は低い。
換言すると、特別図柄の変動が途中で中断し、遊技者に所望のリーチパターンを選択させる機会を与える変動パターンが表示された場合は、大当りが発生する確率が高い。
したがって、遊技者は、特別図柄の変動途中でリーチパターンを選択することのできる変動パターンが表示されないか期待しながら遊技を楽しむことができ、実際にその変動パターンが表示されると、大当り発生への期待感が一気に高まる。
(各期間の説明)
ここで、演出制御CPU22が特別図柄の変動表示を制御する上で必要な各種の期間について図を参照して説明する。図14は、各期間を説明するための説明図であり、(a)はリーチパターン選択期間を拡大して示すタイムチャート、(b)はリーチパターン選択期間内にリーチパターンが選択されなかった場合のタイムチャート、(c)はリーチパターン選択期間内にリーチパターンが選択された場合のタイムチャートである。
図14(a)に示すように、特別図柄の変動時間をta、第1期間(リーチパターン選択期間)をtb、第1期間tbが開始されてから選択スイッチがONするまでに要した時間をtc、選択スイッチがONしてから第1期間tbが終了するまでに要する時間(以下、残余時間という)をtdとする。また、図14(b)に示すように、第1期間tbが経過する前にいずれの選択スイッチもONしなかった場合に、その第1期間tbが終了してから、本来のリーチパターンの表示が終了するまでに要する時間を第2期間teとする。この第2期間teは、主制御CPU12が抽選で選択した変動パターンの中に設定されており、第2期間teを示すデータは、演出制御CPU22が主制御CPU12から受信する制御コマンドに含まれている。
図14(c)に示すように、第1期間tbが経過する前にいずれかの選択スイッチがONし、遊技者が所望のリーチパターンを選択した場合に、その選択したリーチパターンが、選択スイッチがONしたときから表示される時間も第2期間teに設定されている。
つまり、第1期間tbが経過する前にリーチパターンが選択されなかった場合に表示される本来のリーチパターンの表示時間と、第1期間tbが経過する前にリーチパターンが選択されたときのその選択されたリーチパターンの表示時間とが同一となるように制御する。換言すると、遊技者が選択するリーチパターンは、選択しなかった場合に本来表示される予定であったリーチパターンと同じ第2期間teが設定されているリーチパターンの中から選択される。
たとえば、変動時間taが60秒、第1期間tbが5秒、第2期間teが30秒に設定されており、第1期間tbが始まってから2秒経過したときに選択スイッチA〜CのいずれかがONしたとする。この場合、残余時間tdは、3秒(=5秒−2秒)である。そして、図14(b)に示すように、第1期間tb内にいずれの選択スイッチもONしなかった場合は、第1期間tbの5秒が経過してから、選択スイッチがONしなかった場合に表示される予定であった本来のリーチパターンが30秒間(第2期間te)表示される。
また、図14(c)に示すように、第1期間tbの5秒が経過する前にいずれかの選択スイッチがONした場合は、そのONしたタイミングから、遊技者が選択したリーチパターンが30秒間(第2期間te)表示される。この場合、リーチパターンを選択しなかった場合と比較して、残余時間td分だけリーチパターンを早いタイミングで表示することになるため、何も手当しない場合は、残余時間td分だけリーチパターンの表示が早く終了することになる。つまり、リーチパターンを選択した場合は、選択したタイミングが早い程、リーチパターンの終了タイミングが早くなり、大当り遊技が早く開始される。
このように、遊技者が選択スイッチを操作するタイミングによって大当り遊技の開始タイミングが異なることは、公平さに欠け、好ましくない。
そこで、このパチンコ機1では、遊技者が選択したリーチパターンの表示が終了してから、つまり、第2期間teの30秒が経過してから変動終了後画像を残余時間tdの期間と同じ期間表示し、その期間を変動時間taに含めることにより、リーチパターンを選択したか否かによって変動時間taが変化しないように制御する。ここで、上記の変動終了後画像とは、変動終了後画像が表示されるまで表示されていたリーチパターンに関連する画像、あるいは、本来の大当りの発生を祝福する大当り発生演出画像(リーチパターンを選択したか否かに関係なく表示される演出画像)、あるいは、ハズレであったことを慰めるような演出画像(リーチパターンを選択したか否かに関係なく表示される演出画像)が表示されるまでの繋ぎの画像などである。
この実施形態では、変動終了後画像は、動画であるが、静止画像でも良い。たとえば、主制御CPU12の判定結果が大当りであったときに表示された変動パターンが、その途中で遊技者にリーチパターンを選択する機会を与えるものであった場合は、遊技者が選択したリーチパターンが終了してから、大当りの発生を示唆する演出動画として変動終了後画像を表示することができる。これにより、大当り発生を祝う演出動画の表示時間を長く設定することができるため、演出効果を高めることができる。
上記のように、第1期間tbが経過する前にリーチパターンを選択すると、直ぐにその選択したリーチパターンの表示が開始されるため、遊技のテンポの崩壊およびイライラ感が発生するおそれがない。
しかも、遊技者が選択したリーチパターンの表示が終了してから変動終了後画像を残余時間に相当する期間表示することにより、遊技者がリーチパターンを選択したか否かによって大当り遊技の開始タイミングが異なるという事態をなくすことができるため、公平を保つことができる。
(大当り第3変動パターンテーブル)
演出制御ROM23に記憶されている大当り第3変動パターンテーブル23j(図7)は、大当りが発生することになる特別図柄の変動が中断したときに遊技者が選択可能なリーチパターンが複数種類設定されたテーブルであり、選択スイッチA〜Cの各選択スイッチ毎に設けられている。
図10は、大当り第3変動パターンテーブルの構成を示す説明図であり、(a)は大当り第3変動パターンテーブル23j1の構成を示す説明図、(b)は大当り第3変動パターンテーブル23j2の構成を示す説明図、(c)は大当り第3変動パターンテーブル23j3の構成を示す説明図である。
図10(a)に示す大当り第3変動パターンテーブル23j1には、選択スイッチAがONしたときに抽選で選択可能な大当りリーチ変動パターンが複数種類設定されている。大当り第3変動パターンテーブル23j1は、第2期間の30秒、40秒、50秒・・と、大当りリーチ変動パターンA0、A1、A2・・とを対応付けて構成されている。
たとえば、遊技者がリーチパターン選択期間(第1期間tb)に選択スイッチAを操作したとすると、そのリーチパターン選択期間内にいずれの選択スイッチを操作しなかったときに表示される予定であった本来のリーチパターンの第2期間teが30秒であった場合は、その第2期間30秒に対応付けられている大当りリーチ変動パターンA0が選択される。
図10(b)に示す大当り第3変動パターンテーブル23j2には、選択スイッチBがONしたときに選択可能な大当りリーチ変動パターンが複数種類設定されている。大当り第3変動パターンテーブル23j2は、第2期間の30秒、40秒、50秒・・と、大当りリーチ変動パターンB0、B1、B2・・とを対応付けて構成されている。
たとえば、遊技者がリーチパターン選択期間(第1期間tb)に選択スイッチBを操作したとすると、そのリーチパターン選択期間内にいずれの選択スイッチを操作しなかったときに表示される予定であった本来のリーチパターンの第2期間teが40秒であった場合は、その第2期間40秒に対応付けられている大当りリーチ変動パターンB1が選択される。
図10(c)に示す大当り第3変動パターンテーブル23j3には、選択スイッチCがONしたときに選択可能な大当りリーチ変動パターンが複数種類設定されている。大当り第3変動パターンテーブル23j3は、第2期間の30秒、40秒、50秒・・と、大当りリーチ変動パターンC0、C1、C2・・とを対応付けて構成されている。
たとえば、遊技者がリーチパターン選択期間(第1期間tb)に選択スイッチCを操作したとすると、そのリーチパターン選択期間内にいずれの選択スイッチを操作しなかったときに表示される予定であった本来のリーチパターンの第2期間teが50秒であった場合は、その第2期間50秒に対応付けられている大当りリーチ変動パターンC2が選択される。
(ハズレ第3変動パターンテーブル)
演出制御ROM23に記憶されているハズレ第3変動パターンテーブル23k(図7)は、ハズレとなる特別図柄の変動が中断したときに遊技者が選択可能なリーチパターンが複数種類設定されたテーブルであり、選択スイッチA〜Cの各選択スイッチ毎に設けられている。
図11は、ハズレ第3変動パターンテーブルの構成を示す説明図であり、(a)はハズレ第3変動パターンテーブル23k1の構成を示す説明図、(b)はハズレ第3変動パターンテーブル23k2の構成を示す説明図、(c)はハズレ第3変動パターンテーブル23k3の構成を示す説明図である。
図11(a)に示すハズレ第3変動パターンテーブル23k1には、選択スイッチAがONしたときに抽選で選択可能なハズレリーチ変動パターンが複数種類設定されている。ハズレ第3変動パターンテーブル23k1は、第2期間の30秒、40秒、50秒・・と、ハズレリーチ変動パターンD0、D1、D2・・とを対応付けて構成されている。
たとえば、遊技者がリーチパターン選択期間(第1期間tb)に選択スイッチAを操作したとすると、そのリーチパターン選択期間内にいずれの選択スイッチを操作しなかったときに表示される予定であった本来のリーチパターンの第2期間teが30秒であった場合は、その第2期間30秒に対応付けられているハズレリーチ変動パターンD0が選択される。
図11(b)に示すハズレ第3変動パターンテーブル23k2には、選択スイッチBがONしたときに選択可能なハズレリーチ変動パターンが複数種類設定されている。ハズレ第3変動パターンテーブル23k2は、第2期間の30秒、40秒、50秒・・と、ハズレリーチ変動パターンE0、E1、E2・・とを対応付けて構成されている。
たとえば、遊技者がリーチパターン選択期間(第1期間tb)に選択スイッチBを操作したとすると、そのリーチパターン選択期間内にいずれの選択スイッチを操作しなかったときに表示される予定であった本来のリーチパターンの第2期間teが40秒であった場合は、その第2期間40秒に対応付けられているハズレリーチ変動パターンE1が選択される。
図11(c)に示すハズレ第3変動パターンテーブル23k3には、選択スイッチCがONしたときに選択可能なハズレリーチ変動パターンが複数種類設定されている。ハズレ第3変動パターンテーブル23k3は、第2期間の30秒、40秒、50秒・・と、ハズレリーチ変動パターンF0、F1、F2・・とを対応付けて構成されている。
たとえば、遊技者がリーチパターン選択期間(第1期間tb)に選択スイッチCを操作したとすると、そのリーチパターン選択期間内にいずれの選択スイッチを操作しなかったときに表示される予定であった本来のリーチパターンの第2期間teが50秒であった場合は、その第2期間50秒に対応付けられているハズレリーチ変動パターンF2が選択される。
(変動終了後画像テーブル)
演出制御ROM23に記憶されている変動終了後画像テーブル23m(図7)は、演出制御CPU22が前述した変動終了後画像を選択するために用いるテーブルである。
図12は、変動終了後画像テーブル23mの説明図である。変動終了後画像テーブル23mは、残余時間と変動終了後画像とを対応付けて構成されている。この実施形態では、残余時間の0.5秒、1.0秒、・・、5.0秒と、動画G0、G1、・・、G9とを対応付けて構成されている。なお、変動終了後画像テーブル23mに記憶されている動画G0〜G9は、各動画を表示するための画像データが記憶された画像データROM54におけるアドレスである。
[画像データROM]
次に、図柄表示装置50に備えられた画像データROM54(図6)の記憶内容について図を参照して説明する。図13は、画像データROM54の主な記憶内容を示す説明図である。
画像データROM54には、図柄表示装置50の画面50aに大当り図柄を表示するための大当り図柄データが記憶された記憶領域54a、ハズレ図柄を表示するためのハズレ図柄データが記憶された記憶領域54b、大当り第1変動パターンテーブル23hの記憶領域23h1(図8)に記憶されている大当り第1変動パターンを表示するための大当り第1変動パターン画像データが記憶された記憶領域54c、記憶領域23h2に記憶されている大当り第2変動パターンを表示するための大当り第2変動パターン画像データが記憶されている記憶領域54d、大当り第3変動パターンテーブル23j1〜23j3(図10)に記憶されている大当り第3変動パターンを表示するための大当り第3変動パターン画像データが記憶されている記憶領域54eが形成されている。
さらに、画像データROM54には、ハズレ変動パターンテーブル23iの記憶領域23i1(図9)に記憶されているハズレ第1変動パターンを表示するためのハズレ第1変動パターン画像データが記憶されている記憶領域54f、記憶領域23i2に記憶されているハズレ第2変動パターンを表示するためのハズレ第2変動パターン画像データが記憶されている記憶領域54g、ハズレ第3変動パターンテーブル23k1〜23k3(図11)に記憶されているハズレ第3変動パターンを表示するためのハズレ第3変動パターン画像データが記憶されている記憶領域54h、説明画像50b,50c(図5)を表示するための説明画像データが記憶されている記憶領域54i、変動終了後画像テーブル23m(図12)に記憶されている変動終了後画像を表示するための変動終了後画像データが記憶されている記憶領域54j、大当りが発生したことを演出する大当り演出画像を表示するための大当り演出画像データが記憶されている記憶領域54k、遊技者が付いていない客待ち状態のときに客待ち画像を表示するための客待ち画像データが記憶されている記憶領域54mなどが形成されている。
[画像制御の流れ]
次に、パチンコ機1における主な画像制御の流れについて図を参照して説明する。
(始動口処理)
主制御CPU12が実行する始動口処理の流れについて図を参照して説明する。図15は、主制御CPU12が実行する始動口処理の流れを示すフローチャートであり、図16は図15の続きを示すフローチャートである。
主制御CPU12は、始動口スイッチ15a(図6)がオンしたか否か、つまり遊技球が始動口15または普通電動役物16に入賞したか否かを判定する(ステップ(以下、Sと略す)1)。ここで、肯定判定すると(S1:Yes)、主制御RAM14に格納されている保留数Uを参照し(S2)、保留数Uが上限の4個未満であるか否かを判定する(S3)。
ここで、肯定判定すると(S3:Yes)、保留数Uに1を加算し(S4)、このとき大当り抽選カウンタがカウントした大当り抽選カウント値を取得する(S5)。
ここで、大当り抽選カウンタとは、連続した複数の異なる数値をカウントするカウンタであり、この実施形態では、0〜499の計500の数値を順にカウントするリングカウンタである。
続いて、主制御CPU12は、現在の遊技状態が確変に変化している確変遊技状態であるか否かを判定する(S6)。この判定では、たとえば、遊技状態が確変遊技状態に変化してからの特別図柄の変動回数が予め設定された変動回数に達していないときに確変遊技状態であると判定し、達しているときに確変遊技状態ではないと判定する。ここで、確変遊技状態であると判定すると(S6:Yes)、確変遊技用大当り値テーブル(図示省略)を参照し(S7)、確変遊技状態ではないと判定した場合は(S6:No)、通常遊技用大当り値テーブル(図示省略)を参照する(S8)。確変遊技用大当り値テーブルには、通常遊技用大当り値テーブルよりも多くの大当り値が設定されている。
この実施形態では、確変遊技用大当り値テーブルには、7,89,137,197,257,307,359,409の計8個の大当り値が設定されており、通常遊技用大当り値テーブルには、7,257の計2個の大当り値が設定されている。つまり、大当りが発生する確率は、通常遊技時が、2/500=1/250であり、確変遊技時が、8/500=4/250であり、確変遊技時に大当りが発生する確率は、通常遊技時よりも4倍に高くなっている。また、大当り値7が確変大当り値に設定されている。
続いて、主制御CPU12は、大当り判定を行う(S9)。この大当り判定は、先のS5において大当り抽選カウンタから取得した大当り抽選カウント値と同じ数字の大当り値が確変遊技用大当り値テーブルまたは通常遊技用大当り値テーブルに記憶されているか否かに基づいて行う。ここで、肯定判定すると(S9:Yes)、通常大当りか否かを判定する(S10)。
ここでは、先のS4において大当り抽選カウンタから取得した大当り抽選カウント値が、確変大当り値以外の大当り値であった場合は、通常大当りと判定し(S10:Yes)、通常大当りと判定したことを示す通常大当りフラグをオンする(S11)。また、先のS4において大当り抽選カウンタから取得した大当り抽選カウント値が、確変大当り値であった場合は、通常大当りではない、つまり確変大当りと判定し(S10:No)、確変大当りと判定したことを示す確変大当りフラグをオンする(S12)。
続いて、主制御CPU12は、現在の遊技状態が確変遊技状態であるか否かを判定し(図16のS13)、肯定判定すると(S13:Yes)、確変遊技用変動時間を抽選により決定する(S14)。ここで、確変遊技用変動時間とは、前述した時短を実行するために通常遊技状態のときよりも短く設定された変動時間である。確変遊技用変動時間は、確変遊技用変動時間抽選カウンタおよび確変遊技用変動時間テーブル(図示省略)を用いて抽選する。
確変遊技用変動時間テーブルは、異なる複数の確変遊技用変動時間と、確変遊技用変動時間抽選カウンタがカウントするカウント値とを対応付けて構成されている。そして、主制御CPU12は、S14を実行するタイミングになったときに確変遊技用変動時間抽選カウンタからカウント値を1つ取得し、その取得したカウント値と対応付けられている確変遊技用変動時間を確変遊技用変動時間テーブルから読出す。
たとえば、確変遊技用変動時間テーブルが、5秒、6秒、7秒、8秒、9秒、10秒の計6個の確変遊技用変動時間と、0、1、2、3、4、5の計6個のカウント値とを対応付けて構成されている場合に、確変遊技用変動時間抽選カウンタから取得したカウント値が2であった場合は、そのカウント値3と対応付けられている確変遊技用変動時間7秒を読出す。
また、S13において、現在の遊技状態が確変遊技状態ではないと判定した場合は(S13:No)、通常遊技用変動時間を抽選により決定する(S15)。ここで、通常遊技用変動時間とは、通常遊技状態のときに用いる変動時間である。通常遊技用変動時間は、通常遊技用変動時間抽選カウンタおよび通常遊技用変動時間テーブル(図示省略)を用いて抽選する。
通常遊技用変動時間テーブルは、異なる複数の通常遊技用変動時間と、通常遊技用変動時間抽選カウンタがカウントするカウント値とを対応付けて構成されている。そして、主制御CPU12は、S15を実行するタイミングになったときに通常遊技用変動時間抽選カウンタからカウント値を1つ取得し、その取得したカウント値と対応付けられている通常遊技用変動時間を通常遊技用変動時間テーブルから読出す。
たとえば、通常遊技用変動時間テーブルが、30秒、・・、120秒と10秒間隔に設定された計10個の通常遊技用変動時間と、0、1、2、・・、9の計10個のカウント値とを対応付けて構成されている場合に、通常遊技用変動時間抽選カウンタから取得したカウント値が9であった場合は、そのカウント値9と対応付けられている通常遊技用変動時間120秒を読出す。
そして、主制御CPU12は、S14またはS15を実行して変動時間を決定すると、その決定した変動時間を示すデータ、先のS4において得た保留数Uを示すデータ、先のS9において得た大当り判定の結果を示すデータなどを含むコマンドを演出制御基板20へ送信する(S16)。
なお、大当り判定の結果に応じて変動時間の選択方法を変えることもできる。たとえば、大当り判定の結果が大当りであった場合は、長い変動時間が選択される確率が高くなるように設定する。具体的には、変動時間テーブルにおいて長い変動時間に対応付けられる変動時間抽選カウンタのカウント値の数が、他の短い変動時間に対応付けられるカウント値の数よりも多くなるように変動時間テーブルを構成する。
(変動パターン抽選処理)
次に、演出制御CPU22が実行する変動パターン抽選処理の流れについて、それを示す図17のフローチャートを参照して説明する。
演出制御CPU22は、主制御CPU12が始動口処理のS16(図16)において送信したコマンドを受信する(S30)。続いて、その受信したコマンドを解析し、保留数U、変動時間および大当り判定の結果などを抽出する(S31)。続いて、その抽出された保留数Uを表示させるコマンドをランプ制御基板48へ送信し、保留数表示装置47(図3)によって保留数Uを表示させる(S32)。
続いて、先のS31において抽出した大当り判定結果が通常大当りであるか否かを判定し(S33)、通常大当りであると判定した場合は(S33:Yes)、通常大当り図柄を抽選する(S34)。また、S33において、通常大当りではないと判定した場合は(S33:No)、確変大当りであるか否かを判定し(S35)、確変大当りであると判定した場合は(S35:Yes)、確変大当り図柄を抽選する(S36)。
そして、S34において通常大当り図柄を抽選し、あるいは、S36において確変大当り図柄を抽選すると、前述した大当り変動パターンテーブル23h(図8)などを参照して大当り変動パターンを抽選する(S37)。また、S35において、確変大当りではない、つまり、ハズレと判定した場合は(S35:No)、ハズレ図柄を抽選し(S38)、ハズレ変動パターンテーブル23i(図9)などを参照してハズレ変動パターンを抽選する(S39)。そして、S34,S36,S37,S38,S39における抽選結果を演出制御RAM24(図6)に記憶する(S40)。演出制御RAM24には、保留数Uの上限である4個の記憶領域が設定されており、保留が発生した順に抽選結果をその記憶領域に書換え可能に記憶する。
続いて、先のS40において記憶した変動パターンが、変動が途中で中断する変動パターンか否かを判定し(S41)、変動が途中で中断する変動パターンであると判定した場合は(S41:Yes)、図柄制御1を実行し(S42)、変動が途中で中断する変動パターンではないと判定した場合は(S41:No)、図柄制御3を実行する(S43)。
(図柄制御1)
次に、演出制御CPU22が実行する図柄制御1の流れについて、それを示す図18のフローチャートを参照して説明する。
演出制御CPU22は、特別図柄が変動中であるか否かを判定し(S50)、変動中ではないと判定した場合は(S50:No)、先の変動パターン抽選処理のS40(図17)において演出制御RAM24に記憶した変動パターンに基づき、図柄表示装置50に特別図柄の変動を開始させる(S51)。つまり、演出制御CPU22が、変動パターンを示すコマンドを図柄表示装置50へ送信すると、図柄表示装置50の画像制御CPU51が、受信したコマンドに対応する変動パターンを表示するための画像データを画像データROM54から読出して画面50aに表示する。
続いて、演出制御CPU22は、特別図柄の変動を中断するタイミングになったか否かを判定し(S52)、中断するタイミングになったと判定した場合は(S52:Yes)、図柄表示装置50に説明画像50b,50c(図5)を順に表示させる(S53)。続いて、遊技者が選択スイッチA〜Cを操作して所望のリーチパターンを選択することのできる期間、つまり第1期間tbの計測を開始する(S54)。
続いて、いずれかの選択スイッチがONしたか否かを判定し(S55)、ONしたと判定した場合は(S55:Yes)、ONした選択スイッチに対応する第3変動パターンを選択して演出制御RAM24に一時的に記憶しておく(S56)。つまり、前述したように、大当り判定の結果が大当りであった場合は、ONした選択スイッチに対応する大当り第3変動パターンテーブル23j1〜23j3(図10)を参照し、本来のリーチパターンの第2期間teに対応付けられている大当りリーチ変動パターンを選択する。また、大当り判定の結果がハズレであった場合は、ONした選択スイッチに対応するハズレ第3変動パターンテーブル23k1〜23k3(図11)を参照し、本来のリーチパターンの第2期間teに対応付けられているハズレリーチ変動パターンを選択する。
続いて、第1期間tbの計測を停止し(S57)、残余時間tdを算出する(S60)。前述したように、第1期間tbが5秒に設定されており、第1期間tbの開始から2秒経過したときに選択スイッチがONした場合の残余時間tdは、3秒(=5秒−2秒)と算出される。続いて、変動終了後画像テーブル23m(図12)を参照し、S60において算出した残余時間tdに対応付けられている変動終了後画像を選択して演出制御RAM24に一時的に記憶しておく(S61)。
続いて、先のS56において演出制御RAM24に一時的に記憶しておいた第3変動パターン(遊技者が選択したリーチパターン)を読出し、それを図柄表示装置50に表示させる(S62)。そして、停止図柄を表示するタイミングになったか否かを判定し(S63)、タイミングになったと判定した場合は(S63:Yes)、先の変動パターン抽選処理(図17)のS40において演出制御RAM24に記憶しておいた停止図柄を読出し、図柄表示装置50に表示させる(S64)。
続いて、先のS61において選択した変動終了後画像を表示するタイミングであるか否かを判定し(S65)、表示するタイミングであると判定すると(S65:Yes)、変動終了後画像を、先のS60において算出した残余時間tdと同じ期間表示する(S66)。また、先のS55において、いずれの選択スイッチもONしなかったと判定した場合は(S55:No)、第1期間(リーチパターン選択期間)tbがタイムアップしたか否か、つまり、第1期間tbが経過する前に遊技者がリーチパターンを選択したか否かを判定する(S58)。ここで、第1期間tbがタイムアップしたと判定すると(S58:Yes)、図柄制御2を実行する(S59)。なお、S64において大当り図柄が停止表示された場合は、S66において変動終了後画像を残余時間tdと同じ期間表示した後、本来の大当り演出画像(大当りのときに、リーチパターンを選択したか否かに関係なく表示される演出画像)が表示され、入賞装置17が作動し、大当り遊技がスタートする。
(図柄制御2)
次に、演出制御CPU22が実行する図柄制御2の流れについて、それを示す図19(a)のフローチャートを参照して説明する。
演出制御CPU22は、第1期間tbが経過する前にリーチパターンが選択されなかった場合に本来表示する予定であった変動パターン、つまり本来リーチパターンの表示を開始する(S70)。続いて、停止図柄を表示するタイミングになったか否かを判定し(S71)、表示するタイミングになったと判定すると(S71:Yes)、先の変動パターン抽選処理(図17)のS40において演出制御RAM24に記憶しておいた停止図柄を読出し、それを図柄表示装置50に表示させる(S72)。
(図柄制御3)
次に、演出制御CPU22が実行する図柄制御3の流れについて、それを示す図19(b)のフローチャートを参照して説明する。
演出制御CPU22は、特別図柄が変動中であるか否かを判定し(S80)、変動中ではないと判定すると(S80:No)、先の変動パターン抽選処理(図17)のS40において演出制御RAM24に記憶しておいた変動パターンを読出し、それを図柄表示装置50に表示させる(S81)。続いて、停止図柄を表示するタイミングになったか否かを判定し(S82)、表示するタイミングになったと判定すると(S82:Yes)、先の変動パターン抽選処理(図17)のS40において演出制御RAM24に記憶しておいた停止図柄を読出し、それを図柄表示装置50に表示させる(S83)。
[実施形態の効果]
(1)上述した実施形態のパチンコ機1を用いれば、第1期間(リーチパターン選択期間)tbが経過する前にリーチパターンを選択すると、直ぐにその選択したリーチパターンの表示が開始されるため、遊技のテンポの崩壊およびイライラ感が発生するおそれがない。
(2)しかも、遊技者が選択したリーチパターンの表示が終了してから変動終了後画像を残余時間に相当する期間表示することにより、遊技者がリーチパターンを選択したか否かによって大当り遊技の開始タイミングが異なるという事態をなくすことができるため、公平を保つことができる。
(3)また、大当り判定の結果が大当りであった場合において、遊技者が選択したリーチパターンが終了してから表示する変動終了後画像として、大当り発生演出画像を本来の演出画像が表示される前に表示することにより、大当り発生の演出効果を高めることができる。
(4)さらに、遊技者が選択したリーチパターンが終了してから変動終了後画像を表示することができるため、第1期間(リーチパターン選択期間)tbが経過する前にリーチパターンを選択することにより、変動終了後画像を見る楽しみが増える。
1・・パチンコ機、12・・主制御CPU、15・・始動口、17・・入賞装置、
18・・大入賞口、22・・演出制御CPU、23・・演出制御ROM、
50・・図柄表示装置、54・・画像データROM、A,B,C・・選択スイッチ。

Claims (2)

  1. 遊技領域が形成された遊技盤と、
    前記遊技領域に設けられた始動口と、
    遊技球を前記遊技領域へ発射する発射装置と、
    前記発射装置により発射され、前記始動口を通過した遊技球を検出する検出スイッチと、
    前記検出スイッチがオンしたときに大当りかハズレかを判定する判定機能と、
    前記判定機能による判定結果が大当りであった場合は複数の図柄を変動表示した後に大当り図柄を停止表示し、かつ、前記判定機能による判定結果がハズレであった場合は複数の図柄を変動表示した後にハズレ図柄を停止表示する図柄表示装置と、
    前記図柄表示装置が前記大当り図柄を停止表示した場合に大入賞口を開閉する入賞装置と、を備えたパチンコ機において、
    遊技者が図柄の変動パターンを選択するために操作する複数の選択スイッチと、
    図柄の変動が途中で第1期間中断し、前記第1期間内に前記選択スイッチが操作されなかった場合に前記第1期間経過後に、中断していた図柄の変動の続きを第2期間表示する第1変動パターンを前記図柄表示装置に表示させるための第1画像データが記憶された第1記憶領域と、
    図柄の変動が途中で中断しない第2変動パターンを前記図柄表示装置に表示させるための第2画像データが記憶された第2記憶領域と、
    第3変動パターンを前記図柄表示装置に前記第2期間と同じ長さの期間表示させるための第3画像データが前記複数の選択スイッチと対応付けて複数種類記憶された第3記憶領域と、
    前記選択スイッチを操作して複数種類の前記第3変動パターンの中から所望の第3変動パターンを選択する方法を説明する説明画像を前記第1期間において前記図柄表示装置に表示させるための第4画像データが記憶された第4記憶領域と、
    前記選択スイッチが前記第1期間内に操作されたときに、その操作タイミングから前記第1期間が終了するまでに要する時間を残余時間とし、前記第3変動パターンの表示が終了したときから前記残余時間と同じ期間前記図柄表示装置に表示させるための画像であっ て、その画像が表示される直前に表示されていた第3変動パターンの終了後に表示された 停止図柄が大当り図柄であった場合は大当りの発生を演出する演出画像を変動終了後画像とした場合に、前記変動終了後画像を前記図柄表示装置に表示させるための第5画像データが異なる残余時間毎に複数種類記憶された第5記憶領域と、を備えており、
    前記判定機能による判定が行われた場合に前記第1または第2記憶領域から第1または第2画像データを読出して前記図柄表示装置に前記第1または第2変動パターンを表示させる第1表示処理と、
    前記図柄表示装置が前記第1変動パターンを表示し、図柄の変動が途中で中断したときに前記第4記憶領域から前記第4画像データを読出して前記説明画像を前記図柄表示装置に表示させる第2表示処理と、
    前記第1期間内に前記選択スイッチが操作されたときに、その操作された選択スイッチと対応付けられている第3画像データを前記第3記憶領域から読出し、その読出した第3画像データに対応する第3変動パターンを、前記選択スイッチが操作されなかったと仮定した場合に前記第1期間終了後に表示される予定であった第1変動パターンの続きの変動パターンに代えて、前記選択スイッチが操作されたときに前記図柄表示装置に表示させる第3表示処理と、
    前記第1期間内に前記選択スイッチが操作されたときに前記残余時間を演算する演算処理と、
    前記演算処理により演算された残余時間に対応付けられている第5画像データを前記第5記憶領域から読出し、その読出した第5画像データに対応する変動終了後画像を、前記図柄表示装置が前記第3変動パターンの表示を終了したときから前記残余時間と同じ期間前記図柄表示装置に表示させる第4表示処理と、を実行するCPUをさらに備えることを特徴とするパチンコ機。
  2. 前記図柄表示装置における複数の表示領域のうち1箇所の表示領域だけが図柄の変動表示を行っており、その1箇所以外の表示領域では大当り図柄が停止した表示状態のことをリーチと定義する場合に、前記第3変動パターンは、前記リーチを経て全表示領域で図柄が停止するリーチパターンであることを特徴とする請求項1に記載のパチンコ機。
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