JP5127812B2 - パチンコ機 - Google Patents
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Description
前記図柄表示装置(50)における複数の表示領域のうち1箇所の表示領域だけが図柄の変動表示を行っており、その1箇所以外の表示領域では大当り図柄が停止した状態をリーチ、図柄の変動開始タイミングから前記リーチになるタイミングまでの期間を第1期間(te1)、前記第1期間(te1)における図柄の変動パターンを第1変動パターン、前記第1変動パターンの終了タイミングから所定期間を第2期間(tb1)、前記第2期間(tb1)が経過したタイミングから所定期間を第3期間(te2)、前記リーチの状態で前記第3期間(te2)表示する図柄の変動パターンを第2変動パターン、前記第2変動パターンの終了タイミングから所定期間を第4期間(tb2)、前記第4期間(tb2)が経過したタイミングから前記大当り図柄またはハズレ図柄が停止表示されるタイミングまでの期間を第5期間(te3)、前記リーチの状態で前記第5期間(te3)表示する図柄の変動パターンを第3変動パターン、前記第2変動パターンの選択方法を遊技者に説明するための画像を第1説明画像(50b,50c)、前記第3変動パターンの選択方法を遊技者に説明するための画像を第2説明画像(50b,50c)とそれぞれ定義した場合に、
遊技者が複数の前記第2変動パターンの中から所望の第2変動パターンを選択し、かつ、複数の前記第3変動パターンの中から所望の第3変動パターンを選択するために操作する選択スイッチ(A〜C)と、
前記第1期間(te1)に前記第1変動パターンを前記図柄表示装置(50)に表示する第1表示手段(S51)と、
前記第2期間(tb1)に前記第1説明画像(50b,50c)を前記図柄表示装置(50)に表示する第2表示手段(S53)と、
遊技者が前記第2期間(tb1)内に前記選択スイッチ(A〜C)を操作して選択したときに、その操作により選択した第2変動パターンを前記第3期間(te2)と同じ期間前記図柄表示装置(50)に表示する第3表示手段(S62)と、
前記第2変動パターンの表示が終了したときに、前記第2説明画像(50b,50c)を前記第4期間(tb2)と同じ期間前記図柄表示装置(50)に表示する第4表示手段(S64)と、
遊技者が前記第2説明画像(50b,50c)が表示されている期間内に前記選択スイッチ(A〜C)を操作したときに、その操作により選択した第3変動パターンを前記第5期間(te3)と同じ期間前記図柄表示装置(50)に表示する第5表示手段(S77)と、
前記選択スイッチ(A〜C)が前記第2期間(tb1)内に操作されたときに、その操作タイミングから前記第2期間(tb1)の終了タイミングまでの第1残余時間(td1)を演算する第1演算手段(S58)と、
前記選択スイッチ(A〜C)が前記第2説明画像(50b,50c)が表示されている期間内に操作されたときに、その操作タイミングから前記第2説明画像(50b,50c)の表示が終了するタイミングまでの第2残余時間(td2)を演算する第2演算手段(S69)と、
前記第1演算手段(S58)により演算された第1残余時間(td1)と、前記第2演算手段(S69)により演算された第2残余時間(td2)とを加算した合計残余時間(td)を演算する第3演算手段(S72)と、
前記第5期間(te3)が経過したタイミングから、前記第3演算手段(S72)により演算された合計残余時間(td)と同じ時間、所定の画像を前記図柄表示装置(50)に表示する第6表示手段(S80)と、
を備えたパチンコ機としたことにある。
したがって、上記第1期間が終了しないと第3変動パターンを図柄表示装置に表示させることができない従来のパチンコ機のように、遊技のテンポの崩壊および遊技者のイライラ感が発生するおそれがない。
また、第5表示手段によれば、遊技者が第2説明画像が表示されている期間内に選択スイッチを操作して第3変動パターン(リーチの状態の変動パターン)を選択したときに、その選択した第3変動パターンを、第2説明画像の表示が終了するのを待たないで図柄表示装置に表示することができる。
また、1回目の選択では希望する変動パターンを選択できなかった場合でも、2回目で希望する変動パターンを選択できる可能性があるため、1回目で落胆した遊技者を救済できる可能性が出る。
したがって、第2期間および第4期間の少なくとも一方の期間内に選択スイッチを操作して所望の変動パターンを選択することにより、大当り図柄またはハズレ図柄が停止表示された後に上記の所定の画像を見る楽しみが増える。
したがって、第2期間および第4期間の少なくとも一方の期間内に選択スイッチを操作して所望の変動パターンを選択することにより、大当り図柄またはハズレ図柄が停止表示される前に上記の所定の画像を見る楽しみが増える。
ところで、図柄の変動開始から大当り図柄またはハズレ図柄が停止表示されるまでに要する時間を変動時間とすると、通常、パチンコ機では、その変動時間が経過してから大当り発生の演出画像を表示する。つまり、変動時間が経過しなければ大当り発生の演出画像は表示されない。
したがって、変動時間内に表示される画像の表示が終了すると、本来、変動時間経過後に表示される予定であった演出画像が表示されることになるため、合計残余時間分、演出画像の表示時間を長くすることができるため、演出効果を高めることができる。
したがって、大当り発生に対する遊技者の期待感を一気に高めることができる。
したがって、遊技者は、第2期間内に第2変動パターンを選択するときよりも、第4期間内に第3変動パターンを選択するときの方が、大当り発生に対する期待感が高まるため、第3変動パターンを選択するときにスリルを味わうことができる。
[主要構成]
この実施形態に係るパチンコ機の主要構成について図を参照して説明する。図1は、この実施形態に係るパチンコ機を正面から見た説明図である。
次に、遊技盤5の主要構成について図を参照して説明する。図3は、遊技盤5の主要構成を示す正面図である。
次に、パチンコ機1における主な遊技の流れについて説明する。図4は、図柄表示装置50が特別図柄を変動表示する様子の一例を示す説明図である。図5は、図柄表示装置が表示する説明画像の説明図であり、(a)は、遊技者がリーチパターンを選択できる期間が開始されたことを示す説明画像の説明図、(b)は、リーチパターンの選択方法を示す説明画像の説明図である。図6は、変動パターンのタイムチャートである。
発射装置によって発射された遊技球が始動口15に入賞すると、図柄表示装置50が特別図柄の変動表示を開始する。この実施形態では、図柄表示装置50は、図4に示すように、その画面50aの横方向に設定された3つの表示領域において複数の特別図柄を変動表示する。この実施形態では、複数の特別図柄を配列して成る図柄列を各表示領域において変動表示(スクロール表示ともいう)する。
特別図柄の変動パターンには、大きく分けて、前述したリーチパターンと、リーチパターン以外の通常パターンとがある。リーチパターンには、特別図柄の変動時間が短いものから長いものまで複数種類が表示可能に用意されている。また、図柄表示装置50は、リーチの状態になると、リーチを演出する動画(以下、リーチ演出動画という)を特別図柄の背景に表示する。リーチ演出動画は、大当り図柄が停止するか否か、遊技者をハラハラドキドキさせる内容の動画であり、リーチパターンの種類毎に複数種類が表示可能に用意されている。
ここで、本発明の特徴の一つである変動パターンの表示順序について説明する。
遊技者によってリーチパターンの好みが異なることが多いため、この実施形態のパチンコ機1では、特別図柄の変動途中にリーチパターンを選択可能な期間を2回設け、遊技者が前述した選択スイッチA〜Cを操作して選択した所望のリーチパターンを表示できるようにしている。また、リーチパターンを選択する機会は、リーチパターンにのみ設けられている。
図6のタイムチャートに示すように、時間t1で特別図柄の変動が開始されると、時間t2になったときに特別図柄の変動が中断する。特別図柄の変動開始タイミング(t1)から変動の中断タイミング(t2)までの期間を第1期間te1と称する。この第1期間te1においては、特別図柄の変動パターンは、通常変動パターンと同じである。第1期間te1において表示される変動パターンを第1変動パターンと称する。
そして、時間t2になると、図5(a)に示すように、図柄表示装置50の画面50aに「リーチ選択チャンス」という第1回目の説明画像50bが表示され、所望のリーチパターンを選択可能であることを遊技者に報知する。なお、説明画像50bは、リーチパターンを選択する期間が始まったことを報知できれば、図示以外のどのような内容の画像でもよい。
第5期間te3が経過すると(t8)、図柄表示装置50が大当り図柄またはハズレ図柄を停止表示する。大当り図柄が停止表示された場合は、その停止表示されたタイミングから大当り発生を祝福する大当り演出画像が図柄表示装置50に表示され、入賞装置17が作動し、大入賞口18が開口し、大当り遊技がスタートする。
また、遊技者がリーチパターンを選択しなかった場合は、合計残余時間分だけリーチパターンを早いタイミングで表示することになるため、何も手当しない場合は、合計残余時間分だけリーチパターンの表示が早く終了することになる。つまり、リーチパターンを選択した場合は、選択したタイミングが早い程、リーチパターンの終了タイミングが早くなり、大当り遊技が早く開始される。
そこで、前述したように合計残余時間tdを変動時間taに含めることにより、遊技者がリーチパターンを選択したか否かによって、大当り遊技の開始タイミングが変化しないようにすることができる。
しかも、遊技者がリーチパターンを選択したか否かによって全体の変動時間taが変化しないように制御することにより、遊技者がリーチパターンを選択したか否かによって大当り遊技の開始タイミングが異なるという事態をなくすことができるため、公平を保つことができる。
図柄表示装置50の各表示領域において特別図柄の変動が停止し、各表示領域において停止表示された停止図柄の組合せが大当り図柄(たとえば、777などの同一数字の組合せ)であった場合は、大当りが発生し、図柄表示装置50が大当り発生を祝福する演出画像(以下、大当り発生演出画像という)を表示する。また、入賞装置17に設けられた開閉部材が開動作し、大入賞口18が開口する。これにより、多くの遊技球が大入賞口18に入賞可能となり、遊技者は多くの賞球を獲得可能になる。
また、遊技球がゲート26を通過すると、図柄表示装置50が普通図柄を変動表示する。この実施形態では、普通図柄は当り図柄として○を表した図柄およびハズレ図柄として×を表した図柄から成り、○および×を交互に表示する。そして、普通図柄が当り図柄○で停止すると、普通電動役物16が一対の開閉翼片(チューリップ)を開放し、入賞口が開口される。この開口された入賞口は、始動口15と同じ役割をするもので、遊技球が入賞すると、図柄表示装置50が特別図柄の変動表示を開始する。特別図柄および普通図柄の両方が変動表示されることもあるため、普図図柄は、特別図柄の妨げとならない表示領域において小さく表示される。
図柄表示装置50が特別図柄を変動表示している途中で遊技球が始動口15または普通電動役物16に入賞すると、その入賞に基づく特別図柄の変動表示は一旦保留され、現在行われている特別図柄の変動表示が終了してから実行される。この実施形態では、上記の保留の数(以下、保留数という)の上限として4個が設定されており、その保留数は、遊技盤5に設けられた保留数表示装置47によって表示される。この実施形態では、保留数表示装置47は、4個のLED照明装置によって構成されており、そのLED照明装置の点灯数によって保留数を表示する。
また、図柄表示装置50に停止表示された大当り図柄が確変図柄であった場合は、確変大当りが発生する。ここで、確変とは、大当り遊技が終了した以降における遊技状態が、大当りが発生する確率の高い遊技状態に変化することをいう。また、確変図柄とは、大当り図柄のうち、確変が発生することとなる特定の大当り図柄(たとえば、777、999などの同一の奇数の組合せ)のことをいう。また、遊技状態が確変になると、図柄表示装置50による特別図柄および普通図柄の変動時間がそれぞれ短縮される。
次に、パチンコ機1の主な電気的構成についてそれをブロックで示す図10を参照して説明する。
パチンコ機1には、主制御基板10が設けられており、その主制御基板10には、演出制御基板20および払出制御基板30が電気的に接続されている。主制御基板10には、主制御MPU11が搭載されている。主制御MPU11は、主制御CPU12と、主制御ROM13と、主制御RAM14とを備える。主制御CPU12は、入賞の検出、大当りかハズレかの判定(以下、大当り判定という)、入賞装置17の制御(大当り遊技の制御)、変動時間の抽選、変動時間の計測、賞球の払出命令、払出された賞球数の計測など、遊技が進行する上で主な処理を実行する。
払出制御基板30には、遊技球の払出しを制御する払出制御MPU31が搭載されており、その払出制御MPU31は、払出制御CPU32と、払出制御ROM33と、払出制御RAM34とを備える。払出制御基板30には、遊技球を払出す部材を駆動するための払出モータ39と、この払出モータ39によって払出された遊技球を検出するための払出センサ41とが接続されている。
主制御基板10には、盤面中継端子板61が電気的に接続されており、その盤面中継端子板61には、入賞装置17の大入賞口18を開閉させるための大入賞口ソレノイド17bと、普通電動役物16の開閉翼片を開閉動作させるための普通電動役物ソレノイド16aと、大入賞口18に入賞した遊技球を検出するための大入賞口スイッチ(大入賞口SW)17aと、始動口15に入賞した遊技球を検出するための始動口スイッチ(始動口SW)15aと、ゲート26を通過した遊技球を検出するためのゲートスイッチ(ゲートSW)26aと、入賞口28に入賞した遊技球を検出するための入賞口スイッチ(入賞口SW)28aと、入賞口29に入賞した遊技球を検出するための入賞口スイッチ(入賞口SW)29aと、入賞口35に入賞した遊技球を検出するための入賞口スイッチ(入賞口SW)35aと、入賞口36に入賞した遊技球を検出するための入賞口スイッチ(入賞口SW)36aとが電気的に接続されている。始動口スイッチ15aは、始動口15に入賞した遊技球の他、普通電動役物16に入賞した遊技球も検出する。
演出制御基板20には、図柄表示装置50と、ランプ制御基板48と、音声制御基板49とが電気的に接続されている。演出制御基板20には、演出制御MPU21が搭載されており、その演出制御MPU21は、演出制御CPU22と、演出制御ROM23と、演出制御RAM24とを備える。演出制御CPU22は、主制御CPU12から送信される制御コマンドに従い、図柄表示装置50に特別図柄の変動や各種動画などの表示を指示する。また、演出制御CPU22は、主制御CPU12から送信される制御コマンドに従い、ランプ制御基板48に接続されている各種のLEDの点灯、消灯および点滅を制御する。
図柄表示装置50は、画像制御CPU51と、画像制御ROM52と、画像制御RAM53と、画像データROM54とを備える。画像データROM54には、画面50aに各種の画像を表示するための画像データが読出し可能に記憶されている。記憶内容については後で詳述する。画像制御CPU51は、演出制御CPU22から送信される画像制御コマンドに従い、画像データROM54から画像データを読出し、特別図柄、普通図柄および各種の演出画像を図柄表示装置50の画面50aに表示する。
ランプ制御基板48には、保留数表示装置47や遊技盤5に設けられた装飾用のLEDなどが電気的に接続されている。また、ランプ制御基板48には、ランプ制御CPUと、ランプ制御ROMと、ランプ制御RAMとを備える。ランプ制御ROMには、LEDの複数種類の点滅パターンが読出し可能に記憶されている。
音声制御基板49には、デジタルアンプなどの音声信号増幅回路(図示せず)が電気的に接続されており、その音声信号増幅回路には、スピーカ(図示せず)が電気的に接続されている。また、音声制御基板49には、音声制御CPUと、音声制御ROMと、音源ROMと、音声制御RAMとを備える。音源ROMには、スピーカから効果音などを発生するためのデジタル音源が読出し可能に記憶されている。音声制御ROMには、効果音などの複数種類の出力パターンが読出し可能に記憶されている。
次に、主制御基板10の主制御ROM13に記憶された変動時間テーブルについて図を参照して説明する。図11(a)は通常用変動時間テーブルの説明図であり、(b)はリーチ用変動時間テーブルの説明図である。
次に、主制御基板10の主制御RAM14に記憶される保留テーブルについて図を参照して説明する。図12(a),(b)は保留テーブルの説明図である。
次に、演出制御基板20に設けられた演出制御ROM23の記憶内容について図を参照して説明する。図13は、演出制御ROM23の主な記憶内容を示す説明図である。
大当り図柄抽選カウンタ23aは、大当り図柄を抽選によって決定するためのカウンタであり、大当り図柄の種類の数と同じ数をカウントする。この実施形態では、大当り図柄は、000、111、・・・、777、888、999の計10種類であり、大当り図柄抽選カウンタ52aは0〜9の計10個の数値を大きさ順にカウントするリングカウンタである。ハズレ図柄抽選カウンタ23bは、ハズレ図柄を抽選によって決定するためのカウンタであり、特別図柄の種類の数と同じ数をカウントする。この実施形態では、特別図柄は、0、1、・・・、7、8、9の計10種類であり、ハズレ図柄抽選カウンタ52bは0〜9の計10個の数値を大きさ順にカウントするリングカウンタである。
大当り図柄テーブル23gは、大当り図柄抽選カウンタ23aのカウント値と大当り図柄とを対応付けて構成される。この実施形態では、大当り図柄テーブル23gは、大当り図柄抽選カウンタ23aの0〜9のカウント値と0〜999の大当り図柄とを対応付けて構成されている。たとえば、演出制御CPU22が大当り図柄抽選カウンタ23aから取得したカウント値が7であった場合は、そのカウント値7と対応付けられている大当り図柄777が大当り図柄テーブル23gから読出される。なお、大当り図柄テーブル23gにおける大当り図柄とは、図柄表示装置50の画像データROM54において大当り図柄の画像データが記憶されている記憶領域を指定するアドレスである。
ハズレ図柄テーブル23hは、ハズレ図柄抽選カウンタ23bのカウント値と特別図柄とを対応付けて構成される。この実施形態では、ハズレ図柄テーブル23hは、0〜9のカウント値と0〜9の特別図柄とを対応付けて構成されている。たとえば、演出制御CPU22がハズレ図柄抽選カウンタ23bから取得したカウント値が2であった場合は、そのカウント値2と対応付けられている特別図柄2がハズレ図柄テーブル23hから読出される。
第1変動パターン抽選カウンタ23cは、第1期間te1(図6)に表示する第1変動パターンを抽選によって決定するためのカウンタであり、第1変動パターンの種類の数と同じ数をカウントする。
図14は、第1変動パターンテーブル23iの構成を示す説明図である。第1変動パターンテーブル23iは、第1変動パターン抽選カウンタ23cのカウント値と、第1変動パターンとを対応付けて構成されている。この実施形態では、第1期間te1は、5秒に固定されている。
第2変動パターン抽選カウンタ23dは、第3期間te2と同じ期間表示する第2変動パターンを抽選によって決定するためのカウンタであり、第2変動パターンの種類の数と同じ数をカウントする。
図15は、第2変動パターンテーブル23jの構成を示す説明図である。第2変動パターンテーブル23jは、第2変動パターン抽選カウンタ23dのカウント値と、第2変動パターンとを対応付けて構成されている。また、第2変動パターンテーブル23jは、第3期間te2毎に設けられており、それらの第2変動パターンテーブル23jは、選択スイッチA〜C毎に設けられている。第2変動パターンテーブル23jは、大当り判定の結果が大当りの場合およびハズレの場合の両方で共通に用いられる。
選択スイッチAに対応して設けられた第2変動パターンテーブル23j1は、第2変動パターン抽選カウンタ23dのカウント値0〜9と、第2変動パターンE0〜E9とを対応付けて構成されている。たとえば、選択スイッチAがONしたときに第2変動パターン抽選カウンタ23dから取得したカウント値が1であった場合は、そのカウント値と対応付けられた第2変動パターンE1が第2変動パターンテーブル23j1から選択される。
大当り第3変動パターン抽選カウンタ23eは、大当り判定の結果が大当りであった場合に、第5期間te3と同じ期間表示する第3変動パターンを抽選によって決定するためのカウンタであり、大当り第3変動パターンの種類の数と同じ数をカウントする。
図16は、大当り第3変動パターンテーブル23kの構成を示す説明図である。大当り第3変動パターンテーブル23kは、大当り第3変動パターン抽選カウンタ23eのカウント値と、大当り第3変動パターンとを対応付けて構成されている。また、大当り第3変動パターンテーブル23kは、第5期間te3毎に設けられており、それらの大当り第3変動パターンテーブル23kは、選択スイッチA〜C毎に設けられている。
選択スイッチAに対応して設けられた大当り第3変動パターンテーブル23k1は、大当り第3変動パターン抽選カウンタ23eのカウント値0〜9と、大当り第3変動パターンF0〜F9とを対応付けて構成されている。たとえば、選択スイッチAがONしたときに大当り第3変動パターン抽選カウンタ23eから取得したカウント値が1であった場合は、そのカウント値と対応付けられた大当り第3変動パターンF1が大当り第3変動パターンテーブル23k1から選択される。
ハズレ第3変動パターン抽選カウンタ23fは、大当り判定の結果がハズレであった場合に、第5期間te3と同じ期間表示する第3変動パターンを抽選によって決定するためのカウンタであり、ハズレ第3変動パターンの種類の数と同じ数をカウントする。
図17は、ハズレ第3変動パターンテーブル23mの構成を示す説明図である。ハズレ第3変動パターンテーブル23mは、ハズレ第3変動パターン抽選カウンタ23fのカウント値と、ハズレ第3変動パターンとを対応付けて構成されている。また、ハズレ第3変動パターンテーブル23mは、第5期間te3毎に設けられており、それらのハズレ第3変動パターンテーブル23mは、選択スイッチA〜C毎に設けられている。
選択スイッチAに対応して設けられたハズレ第3変動パターンテーブル23m1は、ハズレ第3変動パターン抽選カウンタ23fのカウント値0〜9と、ハズレ第3変動パターンG0〜G9とを対応付けて構成されている。たとえば、選択スイッチAがONしたときにハズレ第3変動パターン抽選カウンタ23fから取得したカウント値が1であった場合は、そのカウント値と対応付けられたハズレ第3変動パターンG1がハズレ第3変動パターンテーブル23m1から選択される。
図18(a)に示す大当り用演出画像テーブル23nは、大当り判定の結果が大当りであった場合、つまり、大当り図柄が停止表示された後に、合計残余時間tdを利用して図柄表示装置50に表示する画像であり、大当りの発生を祝福するような演出画像である。大当り用演出画像テーブル23nは、合計残余時間tdと演出画像とを対応付けて構成されている。図示の例では、合計残余時間tdの0.5〜9.0と、演出画像H0〜H17とを対応付けて構成されている。
次に、パチンコ機1における主な画像制御の流れについて図を参照して説明する。
(始動口処理)
主制御CPU12が実行する始動口処理の流れについて図を参照して説明する。図19は、主制御CPU12が実行する始動口処理の流れを示すフローチャートであり、図20は図19の続きを示すフローチャートである。
ここで、大当り抽選カウンタとは、連続した複数の異なる数値をカウントするカウンタであり、この実施形態では、0〜499の計500の数値を順にカウントするリングカウンタである。
次に、演出制御CPU22が実行する変動パターン抽選処理の流れについて、それを示す図21のフローチャートを参照して説明する。
次に、演出制御CPU22が実行する図柄制御1の流れについて図を参照して説明する。図22は、図柄制御1の流れを示すフローチャートであり、図23は、図22の続きを示すフローチャートである。
次に、演出制御CPU22が実行する図柄制御2の流れについて、それを示す図24(a)のフローチャートを参照して説明する。
次に、演出制御CPU22が実行する図柄制御3の流れについて、それを示す図24(b)のフローチャートを参照して説明する。
次に、演出制御CPU22が実行する図柄制御4の流れについて、それを示す図24(c)のフローチャートを参照して説明する。
(1)上述した第1実施形態のパチンコ機1を用いれば、第2期間tb1または第4期間tb2(リーチパターン選択期間)において所望のリーチパターンを選択すると、直ぐにその選択したリーチパターンの表示が開始されるため、遊技のテンポの崩壊およびイライラ感が発生するおそれがない。
したがって、遊技者は、第2期間tb1内に第2変動パターンを選択するときよりも、第4期間tb2内に第3変動パターンを選択するときの方が、大当り発生に対する期待感が高まるため、第3変動パターンを選択するときにスリルを味わうことができる。
(1)合計残余時間を第3変動パターンの表示中に移動し、その合計残余時間において演出画像を表示するように構成することもできる。特に、大当り判定の結果が大当りであった場合は、大当りの発生を予告する画像を大当り図柄が表示される前に表示することができる。
したがって、大当り発生に対する遊技者の期待感を一気に高めることができる。
18・・大入賞口、22・・演出制御CPU、23・・演出制御ROM、
50・・図柄表示装置、54・・画像データROM、A,B,C・・選択スイッチ。
Claims (5)
- 遊技領域が形成された遊技盤と、
前記遊技領域に設けられた始動口と、
遊技球を前記遊技領域へ発射する発射装置と、
前記発射装置により発射され、前記始動口を通過した遊技球を検出する検出スイッチと、
前記検出スイッチがオンしたときに大当りかハズレかを判定する判定機能と、
前記判定機能による判定結果が大当りであった場合は複数の図柄を変動表示した後に大当り図柄を停止表示し、かつ、前記判定機能による判定結果がハズレであった場合は複数の図柄を変動表示した後にハズレ図柄を停止表示する図柄表示装置と、
前記図柄表示装置が前記大当り図柄を停止表示した場合に大入賞口を開閉する入賞装置と、を備えたパチンコ機において、
前記図柄表示装置における複数の表示領域のうち1箇所の表示領域だけが図柄の変動表示を行っており、その1箇所以外の表示領域では大当り図柄が停止した状態をリーチ、図柄の変動開始タイミングから前記リーチになるタイミングまでの期間を第1期間、前記第1期間における図柄の変動パターンを第1変動パターン、前記第1変動パターンの終了タイミングから所定期間を第2期間、前記第2期間が経過したタイミングから所定期間を第3期間、前記リーチの状態で前記第3期間表示する図柄の変動パターンを第2変動パターン、前記第2変動パターンの終了タイミングから所定期間を第4期間、前記第4期間が経過したタイミングから前記大当り図柄またはハズレ図柄が停止表示されるタイミングまでの期間を第5期間、前記リーチの状態で前記第5期間表示する図柄の変動パターンを第3変動パターン、前記第2変動パターンの選択方法を遊技者に説明するための画像を第1説明画像、前記第3変動パターンの選択方法を遊技者に説明するための画像を第2説明画像とそれぞれ定義した場合に、
遊技者が複数の前記第2変動パターンの中から所望の第2変動パターンを選択し、かつ、複数の前記第3変動パターンの中から所望の第3変動パターンを選択するために操作する選択スイッチと、
前記第1期間に前記第1変動パターンを前記図柄表示装置に表示する第1表示手段と、
前記第2期間に前記第1説明画像を前記図柄表示装置に表示する第2表示手段と、
遊技者が前記第2期間内に前記選択スイッチを操作したときに、その操作により選択した第2変動パターンを前記第3期間と同じ期間前記図柄表示装置に表示する第3表示手段と、
前記第2変動パターンの表示が終了したときに、前記第2説明画像を前記第4期間と同じ期間前記図柄表示装置に表示する第4表示手段と、
遊技者が前記第2説明画像が表示されている期間内に前記選択スイッチを操作したときに、その操作により選択した第3変動パターンを前記第5期間と同じ期間前記図柄表示装置に表示する第5表示手段と、
前記選択スイッチが前記第2期間内に操作されたときに、その操作タイミングから前記第2期間の終了タイミングまでの第1残余時間を演算する第1演算手段と、
前記選択スイッチが前記第2説明画像が表示されている期間内に操作されたときに、その操作タイミングから前記第2説明画像の表示が終了するタイミングまでの第2残余時間を演算する第2演算手段と、
前記第1演算手段により演算された第1残余時間と、前記第2演算手段により演算された第2残余時間とを加算した合計残余時間を演算する第3演算手段と、
前記第5期間が経過したタイミングから、前記第3演算手段により演算された合計残余時間と同じ時間、所定の画像を前記図柄表示装置に表示する第6表示手段と、
を備えたことを特徴とするパチンコ機。 - 前記第6表示手段は、
前記第5期間において、前記第3演算手段により演算された合計残余時間と同じ時間、所定の画像を前記図柄表示装置に表示することを特徴とする請求項1に記載のパチンコ機。 - 前記第6表示手段は、
前記第5期間において大当り図柄が表示された場合は、大当りの発生を演出する画像を前記所定の画像として前記図柄表示装置に表示することを特徴とする請求項1に記載のパチンコ機。 - 前記第6表示手段は、
前記第5期間において大当り図柄が表示される予定である場合は、大当りの発生を予告する画像を前記所定の画像として前記図柄表示装置に表示することを特徴とする請求項2に記載のパチンコ機。 - 前記第3変動パターンの図柄の変動速度は、前記第2変動パターンよりも遅く、かつ、遊技者が図柄を認識可能な変動速度であることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1つに記載のパチンコ機。
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