JP2005177382A - 遊技機 - Google Patents

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Shinichiro Narumi
伸一郎 成實
Homare Komiya
誉 小宮
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Abstract

【課題】第1の変動態様に基づく図柄の変動中に遊技者の操作によって第2の変動態様に切り替えることができるようにすると共に、第2の変動態様を第1の変動態様に基づく図柄の変動時間の経過によって変化させるようにする。
【解決手段】図柄の変動中に時間を計数する変動タイマと、遊技者が任意に操作可能な操作手段と、前記操作手段が操作された時に操作信号を出力する操作信号出力手段とを備え、変動制御手段は、複数の変動態様データの中から選択された第1の変動態様データに基づく図柄の変動中に前記操作信号の出力を認識することを起因として、前記変動タイマによって計数された時間に基づいて前記複数の変動態様データの中から第2の変動態様データを選択し、前記第1の変動態様データに基づいて図柄が変動中の変動態様を、前記第2の変動態様データに基づく変動態様に変更する制御を行う。
【選択図】 図17

Description

本発明は、パチンコ遊技機等に代表される遊技機に関する。
従来、図柄を変動表示可能な表示部を備え、所定条件の成立によって複数の変動態様(変動パターンとも称される。)の中から変動態様を決定し、前記決定した変動態様で前記図柄を所定時間変動表示した後に停止し、停止表示図柄が特定の図柄の場合に、遊技者に有利な大当たり遊技を実行する遊技機がある。また、前記変動態様の決定後に所定の契機で乱数を取得し、その取得した乱数にしたがって前記変動態様を変更して図柄の変動表示を行う遊技機も提案されている。
しかし、前記変動態様を変更する遊技機にあっては、取得された乱数の値によって変動態様が決定されるため、遊技の進行具合と変更された変動態様の関係が無関係であると共に、遊技機側による契機でもって変動態様変更用の乱数が取得されて変動態様の決定及び変更が行われるため、遊技者が変動態様の変更に関わることが困難であり、変動態様の変更が遊技の興趣向上につながり難かった。
特開2000−210430号公報
本発明は、前記の点に鑑みなされたもので、第1の変動態様に基づく図柄の変動中に遊技者の操作によって複数の変動態様の中から第2の変動態様を選択して変動態様の切り替えを行うことができるようにすると共に、複数の変動態様の中から選択される第2の変動態様を、第1の変動態様に基づく図柄の変動時間の経過によって変化させるようにして、図柄の変動時間と遊技者の意思を遊技性に反映することが可能な遊技機の提供を目的とする。
請求項1の発明は、図柄を変動表示可能な表示部と、前記図柄の変動態様を決定するデータとして用いられる変動態様データを複数記憶している記憶手段と、前記記憶手段に記憶されている複数の変動態様データから変動態様データを選択し、前記選択された変動態様データに基づく時間、前記表示部における図柄の変動の制御を行う変動制御手段と、前記図柄の変動中に時間を計数する変動タイマと、遊技者が任意に操作可能な操作手段と、前記操作手段が操作された時に操作信号を出力する操作信号出力手段とを備え、前記変動制御手段は、前記複数の変動態様データの中から選択された第1の変動態様データに基づく図柄の変動中に前記操作信号の出力を認識することを起因として、前記変動タイマによって計数された時間に基づいて前記複数の変動態様データの中から第2の変動態様データを選択し、前記第1の変動態様データに基づいて図柄が変動中の変動態様を、前記第2の変動態様データに基づく変動態様に変更する制御を行うことを特徴とする遊技機に係る。
請求項2の発明は、請求項1において、前記第1の変動態様データに基づく図柄の変動中に、前記変動タイマで計数された時間に基づいて決定される前記第2の変動態様データに基づく変動態様の内容を予告報知する報知制御手段を備えたことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は2において、前記第2の変動態様データに基づく変動態様の内容の予告報知は、前記表示部で行われることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1から3の何れか一項において、前記第1の変動態様データに基づく図柄の変動中に前記第1の変動態様データに基づく図柄の変動時間の残りが、前記第2の変動態様データの予め定められた変動時間の最小値以上か否かを、前記変動タイマにより計数された時間に基づいて判断する残り時間判断手段を備え、前記残り時間判断手段が、前記第1の変動態様データに基づく図柄の変動時間の残りが前記第2の変動態様データの予め定められた変動時間の最小値以上と判断した時に、前記操作信号の出力の認識を起因とする前記第2の変動態様データの選択が行われることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1から4の何れか一項において、前記変動制御手段は、前記第1の変動態様データに基づく変動中に、前記変動タイマによって計数された時間が所定期間内であった時には前記第2の変動態様データのうち特定の変動態様データを選択すると共に、前記所定期間の長さは前記第1の変動態様データの種類によって異なることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、図柄の変動中に時間を計数する変動タイマと、遊技者が任意に操作可能な操作手段と、前記操作手段が操作された時に操作信号を出力する操作信号出力手段とを備え、変動制御手段が、複数の変動態様データの中から選択された第1の変動態様データに基づく図柄の変動中に前記操作信号の出力を認識することを起因として、前記変動タイマによって計数された時間に基づいて前記複数の変動態様データの中から第2の変動態様データを選択し、前記第1の変動態様データに基づいて図柄が変動中の変動態様を、前記第2の変動態様データに基づく変動態様に変更する制御を行う構成としたことにより、図柄変動中の時間の経過によって前記複数の変動態様データの中から選択される第2の変動態様データが変化すると共に遊技者の操作によって第2の変動態様への切り替え(変更)を行うことができるため、図柄の変動経過時間と遊技者の意思を遊技性に反映することが可能となり、遊技の興趣を向上させることが可能になる。
請求項2の発明によれば、現在遊技者が操作手段を操作すればどの変動態様に切り替えることが可能であるかを遊技者に報知することが可能であるため、遊技者が自由意思によって変動態様を切り替え(変更し)、好みの変動態様で遊技を楽しむことが可能となる。
請求項3の発明によれば、図柄の変動が行われている表示部で第2の変動態様データに基づく変動態様の内容の予告報知が行われるため、遊技者は遊技に意識を集中しながらも図柄の変動態様切替に対する参加時期を知ることができ、変動態様切替(変更)への参加を楽しむことが可能となる。
請求項4の発明によれば、残り時間判断手段が、第1の変動態様データに基づく図柄の変動時間の残りが第2の変動態様データの予め定められた変動時間の最小値以上と判断した時に、前記操作信号の出力の認識を起因とする第2の変動態様データの選択が行われるため、遊技者が操作手段を操作して変動態様を切り替えた(変更した)場合に現在変動中の変動態様よりも変動時間が長くなることを防止することが可能となり、時間効率を保ちつつ遊技性を向上させることが可能となる。
請求項5の発明によれば、第1の変動態様データに基づく変動中に、前記変動タイマによって計数された時間が所定期間内であった時には第2の変動態様データのうち特定の変動態様データを選択すると共に、前記所定期間の長さが前記第1の変動態様データの種類によって異なるようにしたため、選択される第2の変動態様データに複数種類の選択性を持たせることが可能となり、更に遊技の幅を広げて遊技性を向上させることが可能となる。
以下添付の図面に基づき本発明の好適な実施形態を説明する。図1は本発明の一実施例に係る遊技機全体の正面図、図2は同遊技機の電気制御系を簡略に示すブロック図である。
図1に示すこの実施例の遊技機1は、遊技媒体として遊技球を用いるパチンコ遊技機であって、遊技盤3の縁に遊技球の外側ガイドレール4及び内側ガイドレール5が略円形に立設され、前記内側ガイドレール5によって囲まれた遊技領域6の中心線上にその上部から下部に向かって順に表示装置9、始動入賞口10、特別電動役物である大入賞口15、アウト口17が配設され、また上方両側にはランプ風車18a,18b、その左側下方に普通図柄変動開始用ゲート19、右側に駆動役物20、それらの下方に左袖入賞口23と右袖入賞口25、さらには前記大入賞口15の両側に左落とし入賞口27と右落とし入賞口29が配設されている。そして、前記種々の入賞口に遊技球(遊技媒体)が入賞(入球)すると賞球払出装置により設定個数の遊技球(賞遊技球)が払い出される。なお、後に詳述する大当たりになると大入賞口15が開き、大入賞口15に遊技球を入賞(入球)し易くする特別遊技(大当たり遊技)が実行される。前記賞球払出装置は前記遊技機1の裏側に設けられている。符号22aは風車、F1は外枠、F2は外枠F1に取り付けられた前枠、Gは前枠F2に開閉可能にヒンジで取り付けられたガラス枠である。
また、前記遊技機1の前面側には、ランプ表示器35(枠飾り右ランプ35a、枠飾り上ランプ35b、枠飾り左ランプ35c)、払い出された遊技球を受けるための上側球受け皿36、該上側球受け皿36の飽和時に遊技球を受けるための下側球受け皿37、効果音等を発する音声発生手段としてのスピーカ38、遊技者の発射操作に応じて遊技球を遊技領域6に向けて弾発発射する発射装置53、変動態様切替(変更)のために遊技者が任意に操作可能な変動態様切替スイッチ55等がそれぞれ組み付けられている。以下、所要の各部についてさらに詳述する。
前記表示装置9は本発明において図柄を変動表示可能な表示部に相当し、液晶,ドットマトリックス若しくはLED表示装置等の表示装置からなり、この実施例では、液晶表示器(TFT−LCDモジュール)で構成され、左下に普通図柄表示部45が組み込まれ、その他の大部分が特別図柄表示部42となっている。前記図柄は、文字(数字、漢字、ひらがな、カタカナ、ローマ字、アルファベット等)、図形、キャラクタ、背景、あるいはそれらの組み合わせ等からなる。
前記特別図柄表示部42は、横に並ぶ3つの表示領域に分割されて左側表示領域、中央表示領域、右側表示領域を備え、左側表示領域には左特別図柄が(左判定図柄)、中央表示領域には中特別図柄(中判定図柄)が、右側表示領域には右特別図柄(右判定図柄)が、それぞれ大当たりに対する当否判定結果表示用の特別図柄(本発明の図柄に含まれる。)として、変動表示及び停止表示可能とされている。前記特別図柄表示部42では、停止表示された特別図柄の組合せで遊技の大当たりか否かの判定を示す。本実施例における前記左側表示領域、中央表示領域、右側表示領域にそれぞれ変動および停止表示される特別図柄は、『0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11』の12通りの数字からなる図柄とされている。また、前記特別図柄表示部42には、前記特別図柄とは異なる図柄が前記特別図柄に加えてあるいは代えて変動表示可能となっている。さらに、前記特別図柄表示部42の上部左右にはLED等からなる特別図柄変動数記憶表示器51が設けられている。
前記特別図柄の変動時間、変動の仕方(例えば変動方向、変動速度、図柄の拡縮や回転等)、前記特別図柄とは異なる図柄の出現有無、種類、変動の仕方などが設定された変動態様は複数設けられ、前記複数の変動態様から選択された一つの変動態様に基づき、前記特別図柄表示部42で特別図柄等の変動表示及び停止表示が行われる。本実施例では、前記複数の変動態様は、第1の変動態様群と第2の変動態様群に分けられる。前記第1の変動態様群には、基本となる第1の変動態様が複数含まれるのに対し、前記第2の変動態様群には、前記第1の変動態様に基づく変動中に遊技者による前記変動態様切替スイッチ55の操作により選択されて前記第1の変動態様から切り替わる第2の変動態様が複数含まれている。本実施例では、前記第1の変動態様としては変動態様1〜7の7種類あり、また前記第2の変動態様としては変動停止演出態様1〜4がある。
前記第1の変動態様である変動態様1〜7は、予め設定された変動時間前記特別図柄が上から下へ変動した後に停止表示された特別図柄の組合せで大当たりを示す変動態様からなる。変動態様1の変動時間は3.0秒、変動態様2の変動時間は5.0秒、変動態様3の変動時間は7.0秒、変動態様4の変動時間は25.0秒、変動態様5の変動時間は5.0秒、変動態様6の変動時間は7.0秒、変動態様7の変動時間は25.0秒に設定されている。
それに対して前記第2の変動態様である変動停止演出態様1は、図15の(a)に示すように7セグメントで表示された特別図柄が上から下へ変動し、停止表示された特別図柄の組合せで大当たりを示す7セグゲームとされ、変動停止演出態様2は、図15の(b)に示すように、スロットゲーム風の画面上を特別図柄が上から下へ変動し、停止表示された特別図柄の組合せで大当たりを示すスロットゲームとされ、変動停止演出態様3は、図16の(c)に示すように、複数の孔が形成された円盤上を球が転動し、特定の孔に球が入ることで大当たりを示すクルーンゲームとされ、変動停止演出態様4は、図16の(d)に示すように、前記特別図柄表示部42に「人形に注目」という表示が行われると共に前記遊技盤3の駆動役物20が回転を開始し、前記駆動役物20が特定位置(例えばボンゴを叩く姿の人形21が正面を向き)で停止することで大当たりを示す役物駆動ゲームとされている。なお、前記変動停止演出態様3及び4については、前記特別図柄表示部42の右下等に特別図柄が変動表示及び停止表示される。また、前記第2の変動態様の変動停止演出態様1〜4は、何れも前記第1の変動態様の変動時間よりも短くされていて、前記変動態様2に切り替わることにより、変動時間を短縮可能になっている。本実施例では、前記変動停止演出態様1〜4の変動時間は、何れも1.0秒に設定されている。
前記第1の変動態様及び前記第2の変動態様は、時間や変動の仕方に対するデータを含む変動態様データに基づいて表示制御が行われる。前記第1の変動態様については、前記変動態様1〜7に対応する第1の変動態様データとして変動態様1〜7のコマンドが設定され、また前記第2の変動態様については、前記変動停止演出態様1〜4に対応する第2の変動態様データとして変動停止演出コマンド1〜4が設定されている。
前記普通図柄表示部45は、記号或いは絵(キャラクタ)等の小当たり判定用普通図柄を変動表示及び停止表示する。本実施例における普通図柄表示部45に変動及び停止表示される普通図柄は、『0,1,2,3,4,5,6,7,8,9』の10通りの図柄とされている。
前記始動入賞口10は特別図柄表示部42の真下に設けられ、2つの可動片10a,10bが背面の始動入賞口用ソレノイドによって略垂直で入賞し難い狭小開放状態(通常状態)と略V字形(逆ハの字形)の入賞し易い拡開開放状態間を変化可能に制御されている。前記始動入賞口10の拡開開放は、前記普通図柄表示部45で普通図柄が変動した後特定の普通図柄で確定停止表示されて小当たり(普通図柄当たり)が成立した時に行われる。
また、前記遊技盤3の背面には、始動入賞口10に入賞した遊技球を検出する始動入賞口検出スイッチ(始動入賞口センサ)が入賞球用通路に設けられており、本実施例では、前記始動入賞口検出スイッチによる入賞球の検出に起因して、前記特別図柄の変動表示が開始するように設定されている。また、前記特別図柄表示部42で特別図柄の変動表示中に、前記始動入賞口10に入賞しても、直ちに新たな特別図柄の変動表示を開始することができないため、前記始動入賞口検出スイッチによる入賞球の検出毎に保留球数を1加算する一方、前記特別図柄の変動表示実行毎に前記保留球数を1減算する演算を行い、前記加算あるいは減算後の保留球数を記憶して前記特別図柄の変動表示開始を一旦保留すると共に、前記保留球数を前記特別図柄変動数記憶表示器51に表示している。なお、本実施例では、前記保留球数の最大値は4個に設定されている。
前記普通図柄変動開始用ゲート19は、前記遊技盤3の背面に設けられた普通図柄変動開始スイッチで前記普通図柄変動開始用ゲート19を通過する遊技球を検出することに起因して前記普通図柄表示部45で普通図柄の変動を開始させるようになっている。また、前記普通図柄の変動表示中に、前記普通図柄変動開始用ゲート19を遊技球が通過することによって発生する普通図柄の変動保留記憶数を、最高4回普通図柄変動保留数として記憶し、前記遊技盤3の右下に位置する普通図柄変動保留数記憶表示器47で表示し、普通図柄の変動開始による普通図柄の保留記憶数の減少によって前記普通図柄変動保留数記憶表示器47の表示個数を減らすようになっている。さらにまた、前記左袖入賞口23と右袖入賞口25の入賞球を検出する左袖入賞口用検出スイッチと右袖入賞口用検出スイッチ、前記左落とし入賞口27と右落とし入賞口29の入賞球を検出する左落とし入賞口用検出スイッチと右落とし入賞口用検出スイッチが、それぞれ対応する遊技盤背面に設けられている。
前記駆動役物20は、背中合わせの2体の人形が遊技盤背面の役物モータにより回転可能とされたもので、前記変動停止演出態様4の役物駆動ゲーム時に回転し、特定の人形(例えばボンゴを叩く姿の人形21)が正面を向いて停止することにより大当たりを示すようにされている。
前記大入賞口15は始動入賞口10の下方に設けられ、前記遊技盤3の背面に設けられた大入賞口開放用ソレノイドによって開閉する開閉板16を備えている。この大入賞口15は、通常は開閉板16が閉じた状態とされ、当該大入賞口15内の一部には、該大入賞口15が開いた際に開口して入賞可能にする特定領域入賞口52を有する。さらに、該特定領域入賞口52には、所定条件時に特定領域開放用ソレノイドにより開閉される開閉扉が設けられている。また、前記特定領域入賞口52には特定入賞球を検出する特定入賞球検出スイッチ(特定領域センサ)が設けられ、該入賞球の検出により大入賞口15を再度開ける継続権利が成立するようにされている。また、大入賞口15内の略中央には、前記大入賞口15に入賞し、かつ前記特定領域入賞口52に入賞しなかった入賞球を検出する入賞球数カウントスイッチ(カウントセンサ)が設けられている。
前記発射装置53は、操作レバー54の操作により駆動する発射モータを裏側に有し、該発射モータの駆動により遊技球を弾発発射するようになっている。前記発射装置53により発射された発射球は、前記遊技盤面に立設された外側誘導レール4と内側誘導レール5間で構成される発射球誘導路を介して遊技領域6に誘導される。前記遊技領域6に誘導された遊技球は、転動しつつ下方へ落下し、前記各装置及び各入賞口に入賞するか、或いは何処にも入賞しなければ前記アウト口17から遊技盤3の裏側へ排出される。
前記変動態様切替スイッチ55は、本発明における遊技者が任意に操作可能な操作手段に相当し、操作信号出力手段として操作信号発信部を備え、前記第1の変動態様から前記第2の変動態様に切り替えるために遊技者により操作が行われた際に操作信号が出力される。本実施例では、押しボタン式とされ、ボタンが押された際に操作信号が出力される構造となっているが、押しボタン式以外の構造からなるものでもよい。また、変動態様切替スイッチ55の設置位置も図示の位置に限られず、遊技者が操作可能な位置であればよい。その他、この例の遊技機1には、プリペイドカードニット56が接続されている。
また、前記遊技機1の裏側には、遊技を制御するための複数の制御装置が設けられている。図2のブロック図は前記遊技機1の電気制御を簡略に示すものであり、主制御回路100及び表示制御回路110等によって遊技の制御が行われる。各制御回路は基板に設けられている。図2中の符号65は賞球払出装置、66は球貸装置である。
前記主制御回路100は、CPU,RAM,ROM,複数のカウンタを備えたコンピュータと、該コンピュータと前記駆動役物20の役物モータや払出制御回路140及び表示制御回路110等を結ぶ入出力回路と、前記コンピュータと大入賞口15や各種センサやスイッチ、前記変動態様切替スイッチ55、ランプ制御回路120及び音声制御回路130等に接続される中継回路等を結ぶ入出力回路等で構成され、遊技の主制御を行う。前記CPUは、制御部,演算部,各種カウンタ,タイマ,各種レジスタ,各種フラグ等を備え、演算制御を行う他、大当たりの発生や小当たり(始動入賞口10の拡開開放を行う普通図柄当たり)の発生のための乱数等も生成している。前記CPUは、当否判定手段、変動制御手段(表示制御回路110と共に変動制御手段を兼ねる)、残り時間判断手段等に相当する。また、前記RAMは、始動入賞口検出スイッチの検出信号及び普通図柄変動開始スイッチの検出信号用の記憶領域、保留球数の記憶領域、CPUで生成される各種乱数値、当否判定結果及び各種データを一時的に記憶する記憶領域やフラグ、CPUの作業領域を備える。前記ROMは、遊技上の制御プログラムや制御データ、複数の変動態様データ(第1の変動態様データとしての変動態様1〜7のコマンド、第2の変動態様データとしての変動停止演出コマンド1〜4)、大当たり及び小当たりの判定値等が書き込まれており、本発明の記憶手段に相当する。
また、前記表示制御回路110は、副制御回路として機能し、CPU,RAM,ROMを備えたコンピュータと、該コンピュータと前記主制御回路100を結ぶ入力回路と、前記コンピュータと表示装置9の特別図柄表示部42及び普通図柄表示部45を結ぶ出力回路等で構成される。前記CPUは、内部に制御部,演算部,各種カウンタ,タイマ,各種レジスタ,各種フラグ等を有し演算制御を行うようになっている。また、前記RAMは、各種データの記憶領域と前記CPUによる作業領域等を有している。さらに、前記表示制御回路110は、前記主制御回路100と共に、プログラムに従い前記表示装置9の制御を行い、前記表示制御回路110のCPUは、本発明の報知制御手段として機能し、また前記主制御回路100のCPUと共に本発明の変動制御手段として機能する。
前記ランプ制御回路120は、前記ランプ表示器35(枠飾り上ランプ35a、枠飾り右ランプ35b、枠飾り左ランプ35c)が接続され、前記ランプ表示器35の発光を制御する。前記音声制御回路130は、音声発生装置としてのスピーカ38が接続され、音声の制御を行う。また、前記払出制御回路140は、賞球払出装置65及び球貸装置66による遊技媒体(賞品球や貸球)の払い出しを制御する。
前記主制御回路100に設けられる複数の乱数用カウンタ(乱数)として、この実施例では表1に示すものがある。なお、乱数用カウンタは、表1のものに限定されることなく、適宜の乱数用カウンタを設けてもよい。表1の乱数用カウンタの内容について次に示す。
Figure 2005177382
ラベル−TRND−Aは、遊技者にとって有利な遊技である特別遊技(大当たり遊技)への移行となる大当たりを判定する大当たり判定手段に用いられる。このラベル−TRND−Aの数値Q1は、遊技機1の電源投入時、‘0’から始まり、所定時間(この例では2.0msec)ごとに1ずつ加算され、数値が‘629’に至ると、次に‘0’に書き換えられて前記加算を繰り返すようになっている。前記ラベル−TRND−Aの数値Q1は、遊技球が前記始動入賞口10に入球して前記始動入賞口検出スイッチによって検出された時に取得され、予め決定されている大当たり数値、この実施例では通常確率状態時(低確率状態時)には‘5’,‘500’と対比され、高確率状態時(確率変動状態時)には‘5’,‘50’,‘100’,‘200’,‘300’,‘350’,400’,‘450’,‘500’,‘600’と対比されて大当たりか否か判断される。
ラベル−TRND−R1は、前記ラベル−TRND−Aによる大当たり判定結果が外れとなる場合において、リーチ状態を経るリーチ変動となるか否かを決めるリーチ変動有無決定用のものであり、本実施例では、第1の変動態様におけるリーチ変動有無決定に用いられる。前記リーチ変動とは、前記特別図柄表示部42で特別図柄が変動表示開始された後、確定停止表示される前段階において、特定の図柄態様、つまり大当たりの組合せが表示されやすい可変表示態様になったと遊技者に思わせるリーチ状態を経る変動方法をいう。前記リーチ状態の1つとして、前記特別図柄表示部42の各表示領域の内、最終停止図柄を表示する表示領域だけを残して、残りの2つの表示領域で特別図柄が特定の組合せ(例えば同一図柄)となるように停止表示する場合を挙げることができる。この例では、前記特別図柄表示部42で特別図柄が変動表示開始した後、確定停止表示される前段階において、中央表示領域だけを残して、残りの2つの表示領域で図柄が特定の組合せ(例えば同一図柄)となるように停止表示する場合がリーチ状態として設定されている。
前記ラベル−TRND−R1は、遊技機1の電源投入時、‘0’から始まり、所定時間(2.0msec)ごとに1ずつ加算され、数値が‘49’に至ると、次に‘0’に書き換えられて前記加算を繰り返すようになっている。当該ラベル−TRND−R1の数値Q2は、前記始動入賞口10への入球が前記始動入賞口検出スイッチによって検出された時に取得され、大当たり判定結果が外れの場合に、その数値が予め決定されているリーチ成立数値と対比されてリーチ変動有無が判断される。なお、この実施例では、前記ラベル−TRND−Aによる大当たり判定結果が大当たりとなる場合には、必ずリーチ状態が成立するようになっているので、このラベル−TRND−R1は使用されない。
ラベル−TRND−T1は、前記特別図柄表示部42における特別図柄等の変動時間や変動の仕方等を定める変動態様(本実施例では第1の変動態様における変動態様1〜7)を決定するのに利用される。前記ラベル−TRND−T1の数値Q3は、遊技機1の電源投入時、‘0’から始まり、所定時間(2.0msec)ごとに1ずつ加算され、数値が‘35’に至ると、次に‘0’に書き換えられて再び前記加算を繰り返すようになっている。前記ラベル−TRND−T1の数値は、前記始動入賞口10への入球が前記始動入賞口検出スイッチによって検出された時に取得される。
ラベル−TRND−AZ1は、大当たり成立時、前記特別図柄表示部42に確定停止して揃う確定大当たり停止図柄組合せ(大当たり表示態様)を決定するものである。このラベル−TRND−AZ1の数値Q4は、電源投入時に‘0’から始まって所定時間(2.0msec)ごとに‘1’ずつ加算され、‘11’に至ると、次に‘0’に書き換えられて前記加算を繰り返すようになっている。ラベル−TRND−AZ1の数値は、前記始動入賞口10への入球が前記始動入賞口検出スイッチによって検出された時に取得される。前記ラベル−TRND−AZ1の数値には、各数値に対応する大当たり停止図柄組合せが予め割り当てられている。実施例においては、前記ラベル−TRND−AZ1の数値が‘0’の場合には‘0,0,0’となる0のぞろ目、‘1’の場合には‘1,1,1’となる1のぞろ目、‘2’の場合には‘2,2,2’となる2のぞろ目、‘3’の場合には‘3,3,3’となる3のぞろ目というように、各数値のぞろ目が大当たり停止図柄組合せとなっている。
なお、この実施例の遊技機1は確率変動機能を備えた機種であり、大当たり成立時における大当たり停止図柄組合せが確変図柄である‘1’、‘3’、‘5’、‘7’、‘9’、‘11’の何れかの奇数のぞろ目であるときには、大当たり(特別遊技)の発生に加えて、大当たり終了後に確率変動が生じ、次回の大当たり発生確率が平常時における通常遊技状態(低確率状態、1/315)よりも高い確率変動状態(高確率状態、5/315)に移行し、次回の大当たりまで高確率状態が継続するようになっている。また、大当たり成立時における大当たり停止図柄組合せが通常図柄である‘0’、‘2’、‘4’、‘6’、‘8’、‘10’の何れかの偶数のぞろ目であるときには、大当たり終了後、通常遊技状態(低確率状態、1/315)とされ、次回の大当たりまで低確率状態が継続するようになっている。
ラベル−TRND−B1〜B3は、前記ラベル−TRND−Aによる大当たり判定結果が外れとなる場合において、前記特別図柄表示部42に確定停止表示する外れ図柄組合せ(外れ表示態様)の決定に用いられるものである。前記ラベル−TRND−B1の数値Q5は左特別図柄、ラベル−TRND−B2の数値Q6は右特別図柄、ラベル−TRND−B3の数値Q7は中特別図柄(最終停止特別図柄)にそれぞれ対応する。
前記ラベル−TRND−B1の数値は、電源投入時に‘0’から始まって所定時間(2.0msec)ごとに‘1’ずつ加算され、‘11’に至ると、次に‘0’に書き換えられて再び前記加算が繰り返される。また、前記ラベル−TRND−B2の数値は、電源投入時に‘0’から始まって、前記ラベル−TRND−B1の数値が‘0’に書き換えられる際に‘1’ずつ加算され、‘11’に至ると、次に‘0’に書き換えられて再び前記加算が繰り返される。さらに、前記ラベル−TRND−B3は、電源投入時に‘0’から始まって、前記ラベル−TRND−B2の数値が‘0’に書き換えられる際に‘1’ずつ加算され、‘11’に至ると、次に‘0’に書き換えられて再び前記加算が繰り返される。これによって、ラベル−TRND−B1〜B3の各数値範囲が同一であっても、当該ラベル−TRND−B1〜B3の数値が同期(同一の組合せで加算)するのを避けることができる。
前記ラベル−TRND−B1〜B3の各数値が‘0’の場合には0、‘1’の場合には1、‘2’の場合には2というように、前記ラベル−TRND−B1〜B3の各数値が、遊技の外れ時に前記特別図柄表示部42に表示される左特別図柄、中特別図柄、右特別図柄からなる確定停止表示図柄として設定されている。そして、前記始動入賞口検出スイッチによって入球が検出されるごとにラベル−TRND−B1〜B3から取得される数値の組合せによって、外れ時に前記特別図柄表示部42に表示される左特別図柄、中特別図柄、右特別図柄からなる確定停止表示図柄が定まる。
前記取得されたQ1〜Q7の乱数値については、それぞれ最大4個、前記主制御回路100のRAMにおける該当領域に格納され、順次使用される。
ラベル−TRND−Hは、前記普通図柄表示部45に停止表示する普通図柄(小当たり判定図柄)を決定するとともに小当たり(普通図柄の当たり)を判定するもので、遊技機1の電源投入時、‘0’から始まって所定時間(2.0msec)ごとに‘1’ずつ加算され、‘9’に至ると、次に‘0’に書き換えられて再び前記加算が繰り返される。このラベル−TRND−Hの数値Q8は、前記普通図柄変動開始用ゲート19を通過した遊技球を前記普通図柄変動開始スイッチで検出するごとに取得され、最大4個まで前記主制御回路100のRAMの普通図柄数値記憶領域に格納される。
また、前記ラベル−TRND−Hの数値Q8には、各数値に対応する普通図柄(小当たり判定図柄)が予め割り当てられている。実施例においては、ラベル−TRND−Hの取得乱数値が‘1’のときは普通図柄表示部45に停止表示する普通図柄(小当たり判定図柄)が‘1’となる等、ラベル−TRND−Hの取得乱数値がそのまま普通図柄表示部45に停止表示する普通図柄(小当たり判定図柄)として割り当てられている。
なお、この実施例では、普通図柄の当たり確率は1/2となっており、具体的には、前記ラベル−TRND−Hの取得乱数値Q8が奇数である場合、小当たりを形成し、普通図柄も当たり図柄で停止させ、通常遊技状態時には0.5秒間の始動入賞口10の入球領域拡大を1回、高確率遊技状態時には1.7秒間の始動入賞口10の入球領域拡大を3回行うようになっている。また、前記ラベル−TRND−Hの取得乱数値Q8がその他の場合には小当たりとならず、普通図柄も外れで停止して、前記始動入賞口10が前記入球領域狭小状態のままとされる。
また、前記主制御回路100に設けられる主なフラグとして、この実施例では大当たり(特別遊技)フラグA1、リーチフラグR1、確率変動フラグB1等が挙げられる。これらのフラグは、初期設定時には全て0にセットされる。
ここで、前記遊技機1における遊技及び変動態様の切替(変更)について説明する。前記発射装置53により遊技領域6へ向けて発射された遊技球が、前記種々の入賞口(始動入賞口10を含む。)に入賞(入球)すると所定数の遊技球が賞球として上側球受け皿36に払い出される。
前記普通図柄変動開始用ゲート19を遊技球が通過し、前記普通図柄変動開始スイッチで遊技球が検出されると、前記主制御回路100へ入球信号が送られ、それに伴って、前記主制御回路100のラベル−TRND−Hの数値(Q8)が取得され、その取得乱数値が主制御回路100のRAMの普通図柄数値記憶領域に一旦格納される。そして、当該格納された数値に基づいて小当たり(普通図柄の当たり)の判定が行われ、その判定に基づき前記主制御回路100から前記表示制御回路110へ制御信号(コマンド)が送信(出力)される。さらに、前記送信された制御信号に基づいて前記普通図柄表示部45で普通図柄が変動を開始し、前記小当たり(普通図柄当たり)の場合には前記普通図柄表示部45で普通図柄が小当たり図柄で停止、この例では奇数で停止し、始動入賞口10の可動片10a、10bが拡開して、前記入球領域拡大状態になり、遊技球が入球し易くなる。そして、前記始動入賞口10に遊技球が入球すると、所定数の遊技球が賞球として払い出される。
また、前記始動入賞口10に遊技球が入球し、前記始動入賞口検出スイッチによって入球遊技球(入賞球)が検出されると、前記主制御回路100へ入球(入賞)信号が送られ、それに伴って、前記主制御回路100のラベル−TRND−A,ラベル−TRND−R1,ラベル−TRND−T1,ラベル−TRND−AZ1,ラベル−TRND−B1〜B3等の各種数値(Q1〜Q7等)が取得され、その取得乱数値が前記主制御回路100におけるRAMの該当する記憶領域に一旦格納される。そして、当該格納された各数値に基づいて大当たりの判定、リーチ変動の有無決定、変動態様(第1の変動態様)の決定、停止図柄組合せの決定等が行われ、決定された変動態様(第1の変動態様)に基づき前記特別図柄表示部42で左特別図柄、中特別図柄、右特別図柄が、前記決定された変動態様に応じて上下方向に変動を開始する。また、前記特別図柄表示部42には、前記決定変動態様の種類に応じたキャラクターや背景図柄等も適宜表示される。以上のように、第1の変動態様は始動入賞口への遊技球の入球が起因となって選択される。
さらにまた、前記始動入賞口10への入球個数は、前記主制御回路100のRAMに4個まで記憶され、前記記憶された保留球数に応じた数だけ前記特別図柄変動数記憶表示器51に点灯表示される。前記記憶された保留球数及び前記特別図柄変動数記憶表示器51の点灯数は、前記変動開始ごとに減らされ、残った記憶保留球数の回数が、前記特別図柄の変動開始保留数とされる。
前記特別図柄の変動開始後、後述する特図変動タイマ(本発明の変動タイマ)により計数される変動時間に基づいて(変動時間の経過に応じて)、図15及び図16の(A)〜(D)に示すように、前記特別図柄表示部42の下部に「7セグゲーム」、「スロットゲーム」、「クルーンゲーム」、「役物駆動ゲーム」の語句からなる第2の変動態様の内容が予告報知される。そして、予告報知されている間に前記変動態様切替スイッチ55を遊技者が操作した場合には、前記変動態様切替スイッチ55を操作した際に表示されていた予告報知の内容からなる第2の変動態様に、図15の(a)〜(d)に示すように切り替えられ、前記切り替えられた第2の変動態様に予め設定されている変動時間(本実施例では1.0秒)終了後に、前記第2の変動態様に応じた方法により、遊技の当否判定結果が大当たりか否かが示される。それに対し、予告報知中に前記変動態様切替スイッチ55を操作しなかった場合には、前記決定された変動態様(第1の変動態様)に基づく変動時間、前記特別図柄が変動した後に停止して、停止図柄が確定表示される。この例では、前記左特別図柄、右特別図柄、中特別図柄の順で特別図柄が変動停止して、停止図柄が確定表示される。前記変動時、前記ラベル−TRND−R1の取得乱数値によっては、前記リーチ変動を伴う演出表示が行われ、前記リーチ状態を経た後に前記特別図柄が最終停止して確定表示されることがある。前記特別図柄表示部42で停止表示された特別図柄が、前記ラベル−TRND−AZ1の取得乱数値に従う特定の組み合わせである大当たり停止図柄組合せ、この例ではぞろ目であると、遊技の当否判定結果が大当たりであることを示す。
大当たりになると、特別遊技状態に移行する。初期設定時には、大当たりとなる確率は、通常確率状態(低確率状態)の1/315に設定されている。前記特別遊技状態になると、前記大入賞口15の開閉板16が開いて前記遊技領域6の表面を落下してくる遊技球を受け止め、前記大入賞口15へ入賞(入球)可能にし、該大入賞口15への入賞があると、賞球払出装置により所定数の遊技球が賞球として払い出される。前記開閉板16は、所定時間(例えば29.5秒)経過後、或いは前記入賞球数カウントスイッチで検出された入賞球数が所定個数(例えば10個)となった時点で閉じるようにされている。なお、前記入賞球数カウントスイッチで検出された入賞球数は、前記特別図柄表示部42に、0〜10までの数字又は棒グラフのように表示されるようになっている。
また、前記大入賞口15の開放中又は大入賞口15が閉じてから約2秒以内に、前記特定領域入賞口への入賞球を特定入賞球検出スイッチが検出すると、前記大当たりを再度繰り返す継続権利が発生し、所定最高回数(例えば最高15回又は13回)、前記開閉板16の開放を繰り返すようになっている。
前記大当たりの際に、前記ラベル−TRND−AZ1の取得乱数値が奇数であるとき、すなわち前記大当たり停止図柄組合せが確変図柄である‘1’、‘3’、‘5’、‘7’、‘9’、‘11’の何れかの奇数のぞろ目であるときには、大当たり終了後に、前記高確率状態が発生し、次回の大当たり発生時まで、大当たり発生確率が通常確率(低確率状態、1/315)よりも高い高確率状態(確変状態、5/315)に移行する。
前記確率変動状態(高確率状態)時に普通図柄が当たりとなると、前記始動入賞口10の入賞領域拡大回数を通常の1回から3回に増大させると共に、入賞領域拡大時間を通常の0.3秒から1.7秒に増加させる。
次に、前記主制御回路100が実行する処理について説明する。前記主制御回路100のCPUは、所定の割り込み時間(この例では2.0msec)ごとに、前記主制御回路100のROMに記憶されている各プログラムに従いメイン処理Mを行う。図3はメイン処理Mのフローチャートである。
メイン処理Mでは、まず今回電源が投入されたか否か判断され(S10)、今回電源投入された場合には、初期設定処理(S20)が行われる。
初期設定処理(S20)では、スタックの設定、割り込み時間(この例では2.0msec)の設定、CPUの設定、SIO、PIO、CTCの設定等が行われる。このメイン処理Mは割り込み時間ごとに繰り返し行われるが、初期設定処理(S20)については、電源投入時のみに必要な処理であり、最初の1巡目のみに実行され、その後は実行されずに次の出力処理(S30)に移る。
出力処理(S30)では、前記主制御回路100におけるコンピュータのコマンドバッファ(図示せず)内に出力コマンドデータがある場合、その出力コマンドデータを対応する副制御回路(表示制御回路110等)等へ出力する。コマンドデータの例として、前記変動態様データ(第1の変動態様データとして変動態様1〜7のコマンドや第2の変動態様データとして変動停止演出コマンド1〜4)、表示制御回路用の特図変動タイマの値、表示制御回路用の特図監視判定値、停止図柄指令コマンド、図柄停止コマンド等が挙げられる。
入力処理(S40)では、各種のセンサが信号を感知した場合の入力処理が行われる。前記センサには、前記普通図柄変動開始用ゲート19の遊技球通過を検出する普通図柄変動開始スイッチ(普通図柄ゲートセンサ)、前記始動入賞口10に入賞した球を検出する始動入賞口検出スイッチ(始動入賞口センサ)、前記大入賞口15における入賞球を検出する入賞球数カウントスイッチ(カウントセンサ)、特定入賞球検出スイッチ(特定領域センサ)、変動態様切替スイッチ(操作手段)55の操作信号出力手段によって出力される操作信号等を挙げることができる。
乱数更新処理(S50)では、前記ラベル−TRND−A、ラベル−TRND−R1、ラベル−TRND−T1、ラベル−TRND−AZ1、ラベル−TRND−B1〜B3、ラベル−TRND−Hの各数値Q1〜Q8に対して更新が繰り返される。この乱数更新処理(S50)は、前記メイン処理Mの実行時間毎(2.0msec毎)に必ず1回行われる。図4は、前記乱数更新処理(S50)のフローである。この乱数更新処理(S50)では、まず、各カウンタ(ラベル−TRND−B2〜B3を除く。)の各数値Rn(n=1〜5,8)が前記所定時間ごとに1ずつ加算され(S51)、前記各数値Rnが所定最大値Xに至ると次に再び‘0’に戻る繰り返しを行う(S52,S53)。そして、各カウンタの更新数値が主制御回路100のRAMの各カウンタと対応する乱数記憶領域にそれぞれ一旦記憶される(S54)。図5中における『Rn’』は、加算される前の各カウンタの数値を意味する。なお、前述したようにラベル−TRND−B2及びラベル−TRND−B3については、前記したようにラベル−TRND−B1と関連したタイミングで数値が加算され、前記主制御回路100のRAMの乱数記憶領域にそれぞれ記憶されるようになっている。
次に始動入賞口10の入賞が始動入賞口検出スイッチ(始動入賞口センサ)で検出されたか否か確認される(S60)。始動入賞口10への入賞が検出された場合には、続いて乱数取得処理が行われ(S70)、前記主制御回路100のRAMに記憶されている前記各種更新乱数値Q1〜Q7が読み出されて取得され、前記主制御回路100のRAMにおける取得乱数値用の記憶領域に記憶される。また、前記S60において始動入賞口10での入賞が無いと判断された場合、前記乱数取得処理(S70)は行われず、次の判定条件成立判断(S80)へジャンプする。なお、前記普通図柄当たり判定・普通図柄決定用のラベル−TRND−Hの数値Q8は、前記普通図柄変動開始用ゲート19を遊技球が通過して普通図柄変動開始スイッチで検出されたときに取得される。
判定条件成立か否かの判断(S80)では、大当たり当否判定条件が成立しているか否かが確認される。前記大当たり当否判定条件が成立しているとは、現在特別遊技実行中ではない、或いは特別図柄変動中ではなく、しかも前記保留球数が1以上であることをいう。そして、前記大当たり当否判定条件成立と判断された場合には、大当たり当否判定処理(S90)、リーチ有無決定処理(S100)、確定停止特別図柄決定処理(S110)、変動態様決定処理(S130)、変動態様切替スイッチ処理(S160)等が実行される。一方、前記S80で大当たり当否判定条件不成立と判断された場合には、変動態様切替スイッチ処理(S160)にジャンプする。
大当たり当否判定処理(S90)では、図5に示すように、まず、確率変動フラグB1が1か否か確認され(S91)、該確率変動フラグB1が1ではなく0の場合、すなわち低確率状態時(1/315)では、前記ラベル−TRND−Aの取得乱数値Q1が大当たり数値である‘5’,‘500’と対比され(S92)、前記取得乱数値Q1が前記大当たり数値の何れかであれば大当たりとなり、大当たりフラグA1が1にセットされると共に、該大当たりフラグA1(=1)が主制御回路100のRAM内に格納される(S93)。一方、前記確率変動フラグB1が1の場合、すなわち高確率状態時(5/315)では、前記取得乱数値Q1が大当たり数値である‘5’,‘50’,‘100’,‘200’,‘300’,‘350’,‘400’,‘450’,‘500’,‘600’と対比され(S94)、前記取得乱数値Q1が前記大当たり数値の何れかと一致すれば大当たりとなり、大当たりフラグA1が1にセットされると共に、該大当たりフラグA1(=1)が主制御回路100のRAM内に記憶される(S93)。
リーチ有無決定処理(S100)では、前記特別図柄表示部42でリーチ状態となるか否かの決定がなされる。図6に示すように、このリーチ有無決定処理(S100)では、大当たりフラグA1が1か否か確認され(S101)、大当たりフラグA1が1ではなく0、つまり大当たり不成立となる場合、前記ラベル−TRND−R1の記憶取得乱数値Q2が読み出され、その取得乱数値Q2が‘24’又は‘49’であるか否か判断される(S102)。そして、取得乱数値Q2が‘24’又は‘49’ではない場合、リーチ無しに決まる。一方、前記取得乱数値Q2が‘24’又は‘49’である場合、リーチ有りに決定され、リーチフラグR1が1にセットされると共に、該リーチフラグR1(=1)が主制御回路100のRAM内に格納される(S103)。また、前記S101で大当たりフラグA1が1の場合、つまり大当たり(特別遊技実行可)となる場合にも、リーチ有りとなることが決定し、リーチフラグR1が1にセットされると共に、該リーチフラグR1(=1)が主制御回路100のRAM内に格納される(S103)。
確定停止特別図柄決定処理(S110)では、前記大当たり当否判定処理(S90)に基づき前記特別図柄表示部42に確定停止表示する特別図柄の決定が行われる。図7に示すように、この確定停止特別図柄決定処理(S110)では、まず、前記大当たりフラグA1の値が1か否か確認される(S111)。A1の値が1と判断された場合、すなわち大当たり(特別遊技実行可)となる場合、前記ラベル−TRND−AZ1の記憶取得乱数値Q4が読み出され、その取得乱数値Q4に対して予め決められている図柄の組合せが、特別図柄表示部42に確定停止表示される確定大当たり図柄組合せとして決定される(S112)。
それに対して、前記S111で大当たりフラグA1の値が1でない、すなわち前記値が0と確認され、外れと判定された場合には、前記ラベル−TRND−B1〜B3の記憶取得乱数値Q5〜Q7が読み出され、その取得乱数値Q5〜Q7が一致するか否か判断され(S113)、取得乱数値Q5〜Q7が一致する場合、続いてリーチ有り(リーチ外れ)か否か、ここでは前記リーチフラグR1が1か否か確認される(S114)。そして、リーチ無しと判断された場合、前記ラベル−TRND−B2(右特別図柄用)の取得乱数値Q6を1加算し、その値とラベル−TRND−B1,B3の取得乱数値Q5,Q7に対して予め決められている図柄が、特別図柄表示部42に確定停止表示される左特別図柄、中特別図柄、右特別図柄からなる外れ図柄として決定される(S115)。一方、前記S114で、リーチ有りと判断された場合、前記ラベル−TRND−B3(中特別図柄用)の取得乱数値Q7を1加算し、その値とラベル−TRND−B1,B2の取得乱数値Q5,Q6に対して予め決められている図柄が確定停止表示される外れ図柄として決定される(S116)。
また、前記S113で、ラベル−TRND−B1〜B3の取得乱数値Q5〜Q7の内、少なくとも1つが異なる数値となる場合には、ラベル−TRND−B1の取得乱数値Q5とラベル−TRND−B2の取得乱数値Q6が一致するか否か判断され(S117)、両値が一致する場合、さらにリーチ有りか否か判断される(S118)。そして、リーチ無しの場合、前記ラベル−TRND−B2の取得乱数値Q6を1加算し、その値とラベル−TRND−B1,B3の取得乱数値Q5,Q7に対して予め決められている図柄が確定停止表示される外れ図柄として決定される(S115)。一方、リーチ有りの場合、ラベル−TRND−B1〜B3の取得乱数値Q5〜Q7に対して予め決められている図柄が確定停止表示される外れ図柄として決定される(S119)。
さらに、前記S117でラベル−TRND−B1の取得乱数値Q5とラベル−TRND−B2の取得乱数値Q6が一致しない場合、続いてリーチ有りか否か判断される(S120)。そして、リーチ有りと判断された場合には、ラベル−TRND−B2の取得乱数値Q6を強制的にラベル−TRND−B1の取得乱数値Q5と同一数値に変更し、かつラベル−TRND−B3の取得乱数値Q7を強制的に前記ラベル−TRND−B1の取得乱数値Q5に1加算した数値に変更し、それらの数値とラベル−TRND−B1の取得乱数値Q5に対して予め決められている図柄が確定停止表示される外れ図柄として決定される(S121)。一方、前記S120で、リーチ無しと判断された場合、ラベル−TRND−B1〜B3の取得乱数値Q5〜Q7に対して予め決められている図柄が各表示領域に確定停止表示される外れ図柄として決定される(S119)。
変動態様決定処理(S130)では、前記特別図柄表示部42に表示される第1の変動態様のための第1の変動態様データとしてのコマンドの決定や特図変動タイマ等の設定が行われる。この変動態様決定処理(S130)では、図8に示すように、最初に前記大当たりフラグA1が1か否かが確認される(S131)。前記S131において、大当たりフラグA1が1ではなく0の場合、つまり大当たり不成立となる場合には、次にリーチフラグR1が1か否かが確認される(S132)。リーチフラグR1が1ではなく0の場合、つまりリーチ不成立となる場合には、リーチ無しの外れ変動態様1のコマンド(変動時間3.0秒)が選択されて主制御回路100のコンピュータにおけるコマンドバッファにセットされる(S137)と共に、主制御回路100の特図変動タイマ及び特図監視判定値が3.0秒に設定され、また前記表示制御回路110においても特図変動タイマ及び特図監視判定値を3.0秒に設定するためのコマンドが主制御回路100のコマンドバッファにセットされ(S138)、その後この変動態様決定処理(S130)が終了する。なお、特図変動タイマは、本発明の変動タイマに相当し、第1の変動態様に応じた設定時間値から、変動時間の経過にしたがい減少し、変動時間終了時に0秒になる。
前記S132で、前記リーチフラグR1が1の場合、つまりリーチ成立となる場合には、次に変動態様決定用カウンタであるラベル−TRND−T1の取得乱数値Q3が、‘0’〜‘20’,‘21’〜‘30’,‘31’〜‘35’の何れの範囲に属するかが判断されるS133,S134)。そして、前記Q3の値が‘0’〜‘20’の場合にはリーチ有りの外れ変動態様2のコマンド(変動時間5.0秒)が選択されて主制御回路100のコンピュータにおけるコマンドバッファにセットされる(S139)と共に、前記主制御回路100の特図変動タイマ及び特図監視判定値が5.0秒に設定され、さらに前記表示制御回路110における特図変動タイマ及び特図監視判定値を5.0秒に設定するためのコマンドが主制御回路100のコマンドバッファにセットされる(S140)。また、前記Q3の値が‘21’〜‘30’の場合にはリーチ有りの外れ変動態様3のコマンド(変動時間7.0秒)が選択されて主制御回路100のコンピュータにおけるコマンドバッファにセットされる(S141)と共に、前記主制御回路100の特図変動タイマ及び特図監視判定値が7.0秒に設定され、さらに前記表示制御回路110における特図変動タイマ及び特図監視判定値を7.0秒に設定するためのコマンドが主制御回路100のコマンドバッファにセットされる(S142)。前記Q3の値が‘31’〜‘35’の場合にはリーチ有りの外れ変動態様4のコマンド(変動時間25.0秒)が選択されて主制御回路100のコンピュータにおけるコマンドバッファにセットされる(S143)と共に、前記主制御回路100の特図変動タイマ及び特図監視判定値が25.0秒に設定され、さらに前記表示制御回路110における特図変動タイマ及び特図監視判定値を25.0秒に設定するためのコマンドが主制御回路100のコマンドバッファにセットされる(S144)。その後、前記大当たりフラグA1及びリーチフラグR1が0にセットされ(S151)、この変動態様決定処理(S130)が終了する。
一方、前記S131において、前記大当たりフラグA1が1の場合、すなわち大当たりの場合には、次に変動態様決定用カウンタであるラベル−TRND−T1の取得乱数値Q3が、‘0’〜‘2’,‘3’〜‘15’,‘16’〜‘35’の何れの範囲に属するかが判断される(S135,S136)。そして、前記Q3の値が‘0’〜‘2’の場合にはリーチ有りの当たり変動態様5のコマンド(変動時間5.0秒)が選択されて主制御回路100のコンピュータにおけるコマンドバッファにセットされる(S145)と共に、前記主制御回路の特図変動タイマ及び特図監視判定値が5.0秒に設定され、さらに前記表示制御回路110における特図変動タイマ及び特図監視判定値を5.0秒に設定するためのコマンドが、主制御回路100のコマンドバッファにセットされる(S146)。また、前記Q3の値が‘3’〜‘15’の場合にはリーチ有りの当たり変動態様6のコマンド(変動時間7.0秒)が選択されて主制御回路100のコンピュータにおけるコマンドバッファにセットされる(S147)と共に、前記主制御回路100の特図変動タイマ及び特図監視判定値が7.0秒に設定され、さらに前記表示制御回路110における特図変動タイマ及び特図監視判定値を7.0秒に設定するためのコマンドが主制御回路100のコマンドバッファにセットされる(S148)。前記Q3の値が‘16’〜‘35’の場合にはリーチ有りの当たり変動態様7のコマンド(変動時間25.0秒)が選択されて主制御回路100のコンピュータにおけるコマンドバッファにセットされる(S149)と共に、前記主制御回路100の特図変動タイマ及び特図監視判定値が25.0秒に設定され、さらに前記表示制御回路110における特図変動タイマ及び特図監視判定値を25.0秒に設定するためのコマンドが主制御回路100のコマンドバッファにセットされる(S150)。その後、前記大当たりフラグA1及びリーチフラグR1が0にセットされ(S151)、この変動態様決定処理(S130)が終了する。
変動態様切替スイッチ処理(S160)では、第2の変動態様のための第2の変動態様データを選択し、選択した第2の変動態様データを前記表示制御回路110へ送信するためのコマンドセット処理が行われる。この変動態様切替スイッチ処理(S160)では、図9に示すように、まず前記特別図柄表示部42で現在特別図柄が変動中か否か確認され(S161)、変動中であれば、現在変動中の変動態様が、第1の変動態様のうち変動態様3,4,6,7の何れかであるか否か確認される(S162)。現在変動中の変動態様が変動態様3,4,6,7の場合には、前記変動態様切替スイッチがON(操作信号の出力を認識した)か否か確認され(S163)、ONの場合(操作信号の出力を認識した場合)には、ONに起因して(操作信号の出力認識に起因して)、現在変動中の第1の変動態様に対する第1の変動態様データ(コマンド)に基づく図柄の変動時間の残りが、前記第2の変動態様の「7セグゲーム」、「スロットゲーム」、「クルーンゲーム」、「役物駆動ゲーム」に対する第2の変動態様データ(コマンド)に予め定められた変動時間のうち、最小値以上か否か、すなわち最も短い変動時間が設定されている第2の変動態様データの変動時間以上か否かが、前記特図変動タイマにより計数された時間に基づいて判断される(S164)。本実施例では、前記第2の変動態様の「7セグゲーム」、「スロットゲーム」、「クルーンゲーム」、「役物駆動ゲーム」に対する第2の変動態様データ(コマンド)の変動時間は、何れも1.0秒に設定されているため、S164では、前記特図変動タイマの値が1.0秒以上か否か判断される。
S164で前記特図変動タイマの値が1.0秒以上、すなわち、第2の変動態様のうち最小の変動時間以上と判断された場合には、現在の変動態様が、前記第1の変動態様における変動態様3,4,6,7のうち、変動態様4又は7か確認される(S165)。現在の変動態様が変動態様4又は7とは異なる場合、すなわち変動態様3又は6の場合には、特図変動タイマにより計数した時間が所定期間内か否か判断され、計数した時間が所定期間内であった場合には第2の変動態様データのうち特定の変動態様データが選択される(S166〜S173)。その際、前記所定期間の長さは現在変動中の第1の変動態様データの種類によって異なっている。本実施例では、変動態様4又は7の場合と3又は6の場合とで異なっている。具体的には、現在変動中の第1の変動態様が変動態様3又は6の場合には、現在の変動態様と対応する特図監視判定値(本実施例では、変動態様3,6の何れの場合にも7.0秒)から特図変動タイマの値を減算し(S166)、前記減算結果が所定期間内か否か、すなわち1.0秒以下の期間であるか、1.0秒より長く2.5秒以下の期間であるか、2.5秒より長く3.0秒以下の期間であるか、3.0秒より長い期間か順に確認される(S167〜S169)。そして前記減算結果が1.0秒以下の期間の場合には、第2の変動態様のための第2の変動態様データとして、変動停止演出コマンド1が選択されて主制御回路100のコマンドバッファにセットされ(S170)、また前記減算結果が1.0秒より長く2.5秒以下の期間の場合には、第2の変動態様のための第2の変動態様データとして、変動停止演出コマンド2が主制御回路100のコマンドバッファにセットされ(S171)、前記減算結果が2.5秒より長く3.0秒以下の期間の場合には、第2の変動態様のための第2の変動態様データとして、変動停止演出コマンド3が主制御回路100のコマンドバッファにセットされ(S172)、前記減算結果が3.0秒より長い期間の場合には、第2の変動態様のための第2の変動態様データとして、変動停止演出コマンド4が主制御回路100のコマンドバッファにセットされる(S173)。前記第2の変動態様データとしての変動停止演出コマンドがセットされた(S170〜S173)後、前記主制御回路100の特図変動タイマが1.0秒にセットされ(S174)、この変動態様切替スイッチ処理(S160)が終了する。なお、前記変動停止演出コマンド1は前記7セグゲーム用のデータ、前記変動停止演出コマンド2は前記スロットゲーム用のデータ、前記変動停止演出コマンド3は前記クルーンゲーム用のデータ、前記変動停止演出コマンド4は前記役物駆動ゲーム用のデータである。
また、前記S165で現在の変動態様が変動態様4又は7と判断された場合には、図10に示すように、特図変動タイマが計数した時間が所定期間内か否か判断され、計数した時間が所定期間内であった場合には第2の変動態様データのうち特定の変動態様データが選択される(S175〜S182)。具体的には、現在変動中の第1の変動態様と対応する特図監視判定値(本実施例では、変動態様4,7の何れの場合にも25.0秒)から特図変動タイマの値を減算し(S175)、前記減算結果が所定期間内か否か、すなわち2.0秒以下の期間であるか、2.0秒より長く10.0秒以下の期間であるか、10.0秒より長く20.0秒以下の期間であるか、20.0秒より長い期間か順に確認される(S176〜S178)。そして前記減算結果が2.0秒以下の期間の場合には、第2の変動態様のための第2の変動態様データとして、変動停止演出コマンド1が選択されて主制御回路100のコマンドバッファにセットされ(S179)、また前記減算結果が2.0秒より長く10.0秒以下の期間の場合には、第2の変動態様のための第2の変動態様データとして、変動停止演出コマンド2が主制御回路100のコマンドバッファにセットされ(S180)、前記減算結果が10.0秒より長く20.0秒以下の期間の場合には、第2の変動態様のための第2の変動態様データとして、変動停止演出コマンド3が主制御回路100のコマンドバッファにセットされ(S181)、前記減算結果が20.0秒より長い期間の場合には、第2の変動態様のための第2の変動態様データとして、変動停止演出コマンド4が主制御回路100のコマンドバッファにセットされる(S182)。前記第2の変動態様データとしての変動停止演出コマンドがセットされた(S179〜S182)後、前記主制御回路100の特図変動タイマが1.0秒にセットされ(S183)、この変動態様切替スイッチ処理(S160)が終了する。
なお、前記S161で特別図柄変動中ではないと判断されたり、前記S162で現在の変動態様が変動態様3,4,6,7の何れとも異なると判断されたり、前記S163で変動態様切替スイッチ55がONではない(操作されてなく、操作信号の出力が認識されていない)と判断されたり、前記S164で特図変動タイマの値が1.0秒以上ではない、すなわち、現在変動中の第1の変動態様における残りの変動時間が第2の変動態様データのうち最小の変動時間以上ではないと判断された場合には、それぞれその時点でこの変動態様切替スイッチ処理(S160が終了する)。
特別図柄停止処理(S190)では、図11に示すように、現在、前記特別図柄表示部42で特別図柄が変動中か否か確認され(S191)、特別図柄が変動中の場合には前記特図変動タイマが減算され(S192)、さらに特別図柄の変動時間が終了したか否かが前記特図変動タイマの値で判断され(S193)、特別図柄の変動時間が終了した場合には、前記確定停止特別図柄決定処理(S110)で決定された確定停止特別図柄を前記表示制御回路110へ出力するためのコマンドが前記主制御回路100のコマンドバッファにセットされ(S194)、この特別図柄停止処理(S190)が終了する。前記特図変動タイマの減算は、前記メイン処理Mの処理時間(リセット割り込み時間、本実施例では2.0msec)単位で行われる。なお、前記S191で特別図柄が変動中ではないと判断されたり、S193で特別図柄の変動時間終了ではないと判断されたりした場合には、その時点でこの特別図柄停止処理(S190)が終了する。
その他の処理(S200)では、前記各処理のほかに前記特別遊技を実行するために必要な処理、例えば特別遊技実行処理や、小当たりに関する処理や、始動入賞口の入賞領域を拡大するための始動入賞口入賞領域拡大処理やエラーの処理等、遊技状態時に必要となる処理が行われる。それらの処理は本発明の特徴とは直接関係しないため、詳細な説明を省略する。
次に、前記表示制御回路110が行う表示制御処理(S300)について説明する。この表示制御処理(S300)においては、図12〜図14に示すように、まずデータ受信が行われ(S301)、前記主制御回路100から送信される第1の変動態様データ(変動態様1〜7のコマンド)、第2の変動態様データ(変動停止演出コマンド1〜4)、表示制御回路100に対する特図変動タイマの値、特図監視判定値、停止図柄指令コマンド、図柄停止コマンド等のデータ受信処理が行われる。前記データ受信(S301)の後、前記データ受信(S301)により第1の変動態様コマンド(変動態様1〜7のコマンドの何れか)を受信したか否か確認され(S302)、受信した場合には受信した第1の変動態様コマンドに基づく第1の変動態様で図柄の変動を行うための設定処理が行われ(S303)、その後、その他の処理(S316)が行われてこの表示制御処理(S300)が終了する。その他の処理(S316)では、設定された表示を行うための表示処理や、前記表示制御回路110における特図変動タイマの減算等、その他必要な処理が行われる。前記表示制御回路110における特図変動タイマの減算は、前記表示制御処理(S300)の処理時間(リセット割り込み時間、本実施例では2.0msec)単位で行われる。
前記S302で第1の変動態様コマンドを受信していないと判断された場合には、現在特別図柄が変動中か確認され(S304)、現在変動中の場合には変動中の変動態様が第1の変動態様のうち変動態様3,4,6,7の何れかであるか確認され(S305)、変動態様3,4,6,7の何れかである場合には、さらに第2の変動態様データである変動停止演出コマンド(変動停止演出コマンド1〜4)が未受信であるか否か確認される(S306)。前記変動停止演出コマンドが未受信であると判断された場合、現在変動中の第1の変動態様が変動態様3,4,6,7のうち変動態様4又は7であるか否か確認され(S307)、変動態様4又は7の場合には、前記主制御回路100の特図変動タイマで計数された時間に基づいて、前記主制御回路100のメイン処理Mにおける変動態様切替スイッチ処理(S160)で決定された前記第2の変動態様データ(変動停止演出コマンド1〜4)に基づく第2の変動態様の内容を予告報知する設定が行われ(S308〜S315)、前記予告報知中に遊技者が前記変動態様切替スイッチ55を操作することにより、現在前記特別図柄表示部42で変動中の第1の変動態様(この例では変動態様4又は7)から、予告報知内容の第2の変動態様へ切り替える(変更する)ことを可能にする。
具体的には、前記表示制御回路110の特図監視判定値から特図変動タイマを減算し(S308)、前記減算結果が所定期間内か否か、すなわち1.0秒以下の期間であるか、1.0秒より長く2.5秒以下の期間であるか、2.5秒より長く3.0秒以下の期間であるか、3.0秒より長い期間か順に確認される(S309〜S311)。そして前記減算結果が1.0秒以下の期間の場合には、前記特別図柄表示部42に「7セグゲーム」の語句を表示する設定が行われ(S312)、また前記減算結果が1.0秒より長く2.5秒以下の期間の場合には、前記特別図柄表示部42に「スロットゲーム」の語句を表示する設定が行われ(S313)、前記減算結果が2.5秒より長く3.0秒以下の期間の場合には、前記特別図柄表示部42に「クルーンゲーム」の語句を表示する設定が行われ(S314)、前記減算結果が3.0秒より長い期間の場合には、前記特別図柄表示部42に「役物駆動ゲーム」の語句を表示する設定が行われる(S315)。前記「役物駆動ゲーム」の語句表示は、前記特別図柄表示部42で現在表示中の第1の変動態様における残り変動時間が、前記第2の変動態様の役物駆動ゲームの変動時間(本実施例では1.0秒s)より少なくなった時点で、表示終了となるように設定される。その後にその他の処理(S316)が行われてこの表示制御処理(S300)が終了する。
前記S307で現在変動中の第1の変動態様が変動態様3,4,6,7のうち変動態様4,7ではないと判断された場合、すなわち変動態様3又は6と判断された場合には、前記主制御回路100の特図変動タイマで計数された時間に基づいて、前記主制御回路100のメイン処理Mにおける変動態様切替スイッチ処理(S160)で決定された前記第2の変動態様データ(変動停止演出コマンド1〜4)に基づく第2の変動態様の内容を予告報知する設定が行われ(S317〜S324)、前記予告報知中に遊技者が前記変動態様切替スイッチ55を操作することにより、現在前記特別図柄表示部42で変動中の第1の変動態様(この例では変動態様3又は6)から、予告報知内容の第2の変動態様へ切り替え(変更)可能にする。
具体的には、前記表示制御回路110の特図監視判定値から特図変動タイマを減算し(S317)、前記減算結果が所定期間内か否か、すなわち2.0秒以下の期間であるか、2.0秒より長く10.0秒以下の期間であるか、10.0秒より長く20.0秒以下の期間であるか、20.0秒より長い期間か順に確認される(S318〜S320)。そして前記減算結果が2.0秒以下の期間の場合には、前記特別図柄表示部42に「7セグゲーム」の語句を表示する設定が行われ(S321)、また前記減算結果が2.0秒より長く10.0秒以下の期間の場合には、前記特別図柄表示部42に「スロットゲーム」の語句を表示する設定が行われ(S322)、前記減算結果が10.0秒より長く20.0秒以下の期間の場合には、前記特別図柄表示部42に「クルーンゲーム」の語句を表示する設定が行われ(S323)、前記減算結果が20.0秒より長い期間の場合には、前記特別図柄表示部42に「役物駆動ゲーム」の語句を表示する設定が行われる(S324)。前記「役物駆動ゲーム」の語句表示は、前記特別図柄表示部42で現在表示中の第1の変動態様における残り変動時間が、前記第2の変動態様の役物駆動ゲームの変動時間(本実施例では1.0s)より少なくなった時点で、表示終了となるように設定される。その後にその他の処理(S325)が行われてこの表示制御処理(S300)が終了する。前記その他の処理(S325)は、前記S316におけるその他の処理と同様である。
それに対して前記S306で変動停止演出コマンド(第2の変動態様データ)未受信ではないと判断された場合、すなわち受信していると判断された場合には、変動停止演出(第2の変動態様)が未設定か否か確認され(S326)、未設定の場合には、前記受信した変動停止演出コマンド(第2の変動態様データ)が変動停止演出コマンド1〜4の何れか確認される(S327〜S329)。前記受信した変動停止演出コマンドが変動停止演出コマンド1の場合には、前記特別図柄表示部42で現在変動中の第1の変動態様から第2の変動態様に切り替えて7セグゲームの変動態様を表示する変動停止演出の設定が行われ(S330)、変動停止演出コマンド2の場合には、前記特別図柄表示部42で現在変動中の第1の変動態様から第2の変動態様に切り替えてスロットゲームの変動態様を表示する変動停止演出の設定が行われ(S331)、変動停止演出コマンド3の場合には、前記特別図柄表示部42で現在変動中の第1の変動態様から第2の変動態様に切り替えてクルーンゲームの変動態様を表示する変動停止演出の設定が行われ(S332)、変動停止演出コマンド4の場合には、前記特別図柄表示部42で現在変動中の第1の変動態様から第2の変動態様に切り替えて役物駆動ゲームの変動態様を表示する変動停止演出の設定が行われる(S333)。その後、前記表示制御回路110の特図変動タイマが1.0秒(第2の変動態様の変動時間)に設定され(S335)、その他の処理(S336)が行われてこの表示制御処理(S300)が終了する。また、前記S326で変動停止演出(第2の変動態様)が設定済みと判断された場合には、設定されている変動停止演出(第2の変動態様)の表示が行われた(S334)後、その他の処理(S336)が行われてこの表示制御処理(S300)が終了する。その他の処理(S336)は、前記S316,S327におけるその他の処理と同様である。
ここで、遊技者による前記変動態様切替スイッチ55の操作と変動態様の切替(変更)について、図17のタイミングチャートを用いて具体的に示す。図17のタイミングチャートは、前記主制御回路100のメイン処理Mにおける変動態様決定処理(S130)で第1の変動態様データとして変動態様3(変動時間7秒)のコマンドが選択され、前記特別図柄表示部42で第1の変動態様として変動態様3に基づく変動が行われる場合である。前記特別図柄表示部42では、前記変動態様3に基づく特別図柄の変動表示が行われると共に、変動開始から1.0秒の期間までは図15の(A)に示すように「7セグゲーム」の語句からなる予告報知が行われ、1.0秒〜2.5秒の期間は図15の(B)に示すように「スロットゲーム」の語句からなる予告報知が行われ、2.5秒〜3.0秒の期間は図16の(C)に示すように「クルーンゲーム」のの語句からなる予告報知が行われ、3.0秒〜6.0秒の期間(変動態様3の残り時間が役物駆動ゲームの変動時間1.0秒と等しくなるまでの期間)は図16のDに示すように「役物駆動ゲーム」の語句からなる予告報知が行われる。そして、各予告報知中の間に遊技者が前記変動態様切替スイッチ55を操作(ON)すると、図15の(a)〜(b)、図16の(c)〜(d)に示すように予告報知されていた内容の第2の変動態様に切り替えられ(変更され)、その第2の変動態様の変動時間(本実施例では1.0秒)の間変動して停止表示される。また、前記特別図柄表示部42に表示されている変動態様3の残り変動時間が1.0秒未満に至った時点で前記変動態様切替スイッチ55が操作された場合には、変動態様が切り替わる(変更される)ことなく、変動態様3の変動時間終了まで変動し、停止表示される。このように構成することで、遊技者が一つの変動態様に基づく変動中に、ある程度自由に様々な変動態様を選択することが可能となる。
本発明は前記実施例に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更可能である。例えば、本実施例では変動タイマとして、一つの特図変動タイマを用いているが、複数の変動タイマを用いてもよい。また、第2の変動態様データに基づく変動態様の内容の予告報知を、本実施例では表示部で文字により行っているが、それに限られるものではなく、例えば図柄(画像)で行ったり、スピーカ等の音声発生装置による音声で行ったりしてもよい。さらに、予告報知の仕方も、変動態様の名前に限られず、変動時間や変動の仕方等を示すものでもよい。また、本発明はパチンコ遊技機に限られず、図柄の変動及び停止表示を伴う遊技機であれば適用されるものである。
本実施例においては、主制御回路からのコマンドに従って表示制御回路が表示の制御処理を行う構成となっているが、これに限らず、主制御回路が直接表示制御を行う構成にしてもよい。この場合、変動態様データはコマンドとして使用されるものとは限られず、主制御回路によって選択される表示態様に関するデータとされる。このように、変動態様データは選択され、図柄の表示態様に利用されるものであればよい。
本発明の一実施例に係る遊技機全体について遊技盤の釘を省略して示す正面図である。 同遊技機の電気制御系を簡略に示すブロック図である。 同遊技機における主制御回路のメイン処理に関するフローチャートである。 乱数更新処理に関するフローチャートである。 大当たり当否判定処理に関するフローチャートである。 リーチ有無決定処理に関するフローチャートである。 確定停止特別図柄決定処理に関するフローチャートである。 変動態様決定処理に関するフローチャートである。 変動態様切替スイッチ処理に関する第1のフローチャートである。 変動態様切替スイッチ処理に関する第2のフローチャートである。 特別図柄停止処理に関するフローチャートである。 表示制御処理に関する第1のフローチャートである。 表示制御処理に関する第2のフローチャートである。 表示制御処理に関する第3のフローチャートである。 特別図柄表示部における変動態様切替を示す第1の図である。 特別図柄表示部における変動態様切替を示す第2の図である。 変動態様3の場合における変動態様切替に関するタイムチャートである。
符号の説明
1 遊技機
3 遊技盤
6 遊技領域
9 表示装置
10 始動入賞口
42 特別図柄表示部
55 変動態様切替スイッチ
100 主制御回路
110 表示制御回路

Claims (5)

  1. 図柄を変動表示可能な表示部と、
    前記図柄の変動態様を決定するデータとして用いられる変動態様データを複数記憶している記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されている複数の変動態様データから変動態様データを選択し、前記選択された変動態様データに基づく時間、前記表示部における図柄の変動の制御を行う変動制御手段と、
    前記図柄の変動中に時間を計数する変動タイマと、
    遊技者が任意に操作可能な操作手段と、
    前記操作手段が操作された時に操作信号を出力する操作信号出力手段と、
    を備え、
    前記変動制御手段は、前記複数の変動態様データの中から選択された第1の変動態様データに基づく図柄の変動中に前記操作信号の出力を認識することを起因として、前記変動タイマによって計数された時間に基づいて前記複数の変動態様データの中から第2の変動態様データを選択し、前記第1の変動態様データに基づいて図柄が変動中の変動態様を、前記第2の変動態様データに基づく変動態様に変更する制御を行うことを特徴とする遊技機。
  2. 前記第1の変動態様データに基づく図柄の変動中に、前記変動タイマで計数された時間に基づいて決定される前記第2の変動態様データに基づく変動態様の内容を予告報知する報知制御手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記第2の変動態様データに基づく変動態様の内容の予告報知は、前記表示部で行われることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 前記第1の変動態様データに基づく図柄の変動中に前記第1の変動態様データに基づく図柄の変動時間の残りが、前記第2の変動態様データの予め定められた変動時間の最小値以上か否かを、前記変動タイマにより計数された時間に基づいて判断する残り時間判断手段を備え、
    前記残り時間判断手段が、前記第1の変動態様データに基づく図柄の変動時間の残りが前記第2の変動態様データの予め定められた変動時間の最小値以上と判断した時に、前記操作信号の出力の認識を起因とする前記第2の変動態様データの選択が行われることを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の遊技機。
  5. 前記変動制御手段は、前記第1の変動態様データに基づく変動中に、前記変動タイマによって計数された時間が所定期間内であった時には前記第2の変動態様データのうち特定の変動態様データを選択すると共に、前記所定期間の長さは前記第1の変動態様データの種類によって異なることを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の遊技機。
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