JP2005205226A - 弾球遊技機 - Google Patents

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JP2005205226A JP2005062764A JP2005062764A JP2005205226A JP 2005205226 A JP2005205226 A JP 2005205226A JP 2005062764 A JP2005062764 A JP 2005062764A JP 2005062764 A JP2005062764 A JP 2005062764A JP 2005205226 A JP2005205226 A JP 2005205226A
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Abstract

【課題】 遊技者の技量により第1可変入賞手段による第2始動手段への入賞率を高めることができる遊技状態を生起する弾球遊技機を提供すること。
【解決手段】 第1表示手段(43)にて表示態様が確定表示されるタイミングを確定表示タイミング報知手段(A)によって予め遊技者に報知する報知作動状態と、第1表示手段(43)にて表示態様が確定表示されるタイミングを遊技者に報知しない非報知作動状態とを切替えるようにした。第1表示手段(43)が特定の表示態様を確定表示すると、その直後に第1可変入賞手段(35)が作動して、大入賞口(49)の開放抽選を行なうための第2始動手段(22)への入賞率が一時的に高められる。報知作動状態では、第1可変入賞手段(35)が開放する可能性のあるタイミングが遊技者に報知されるので、第1可変入賞手段(35)の開放タイミングに合せた遊技球の発射・停止操作が可能となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、パチンコ機、アレンジボール機、雀球遊技機などの弾球遊技機に関するものである。
弾球遊技機の中には、例えば、図2のような遊技盤16構成のパチンコ機1 がある。このパチンコ機1 は、遊技領域17の略中央に第1表示手段43及び第2表示手段44を備えた液晶表示装置19が設置されている。また液晶表示装置19の下方には一対の第1始動手段20,21と、第1可変入賞手段35を具備した第2始動手段22とが設けられ、さらに、これらの下方には第2可変入賞手段23が設けられている。
この種のパチンコ機1 は、第2表示手段44が特定の表示態様(以下、大当り態様と称する)を確定表示したときに、第2可変入賞手段23を作動させる。第2可変入賞手段23が作動すると、図3(A)のように大入賞口49が開口する大当り状態となり、概ね2000発前後の賞品球(遊技球)の払出しが可能な状態を生起する。したがって、遊技者が大入賞口49への入賞による大量の賞品球を獲得するためには、先ず、図2の第2表示手段44の表示態様を変動させる第2始動手段22に遊技球を入賞させなければならない。この第2始動手段22は、第1可変入賞手段35を備えており、図3(B)のように第1可変入賞手段35が作動すると、第2始動手段22への入賞経路が拡大状態になるので、遊技球の入賞率が高まる。
第1可変入賞手段35は、第1始動手段20,21の遊技球検出結果に基づいて、作動するか否かが抽選される。そして、その抽選結果を遊技者に報知するために、パチンコ機1 は第1表示手段43を備えている。第1表示手段43は、液晶表示装置19の液晶画面41に向かって左側の下部に表示領域が割り当てられており、第1始動手段20,21の遊技球検出信号に基づく第1可変入賞手段35の作動・非作動の抽選結果に対応して、表示態様を変動させると共に、表示態様の変動開始から所定時間経過後に、変動前の表示態様と同一又は異なる表示態様を確定表示する。そして、第1可変入賞手段35は、第1表示手段43が特定の表示態様(以下、当り態様と称する)を表示した直後に作動して拡大状態となり、所定時間(0.5秒〜6秒程度)経過後に図2のような元の状態に戻る。
従来、第1可変入賞手段35を備えた弾球遊技機には、所謂、確率変動タイプのものがあり、この種の弾球遊技機は、遊技者に有利な状態、所謂、確率変動状態と、遊技者に不利な通常状態とを発生させる。確率変動状態では、第1可変入賞手段35による第2始動手段22への入賞率が通常状態よりも極めて高くなっている。すなわち、確率変動状態は、通常状態と比較して第1可変入賞手段35の作動抽選確率UP、開放時間の延長、開閉回数UPなどの他、第1表示手段43の表示態様変動時間を短縮させる時短機能が働き、第1可変入賞手段35が頻繁に作動するという点で遊技者にとって有利になっている。
また、従来の弾球遊技機において、確率変動状態の発生条件は、第2可変入賞手段23が作動する、所謂、大当り状態の発生と関連付けられている。例えば、大当り状態の発生条件となる第2表示手段44の複数種類の大当り態様は、確率変動状態発生用の特別大当り態様と、非発生用の普通大当り態様とに大別でき、第2表示手段44が特別大当り態様を確定表示することにより、当該大当り状態終了後に確率変動状態が発生する機種や、大当り状態終了後に確率変動状態を発生させるか否かの抽選機能が働く機種などがある。そして、確率変動状態が発生した場合には、大当り状態終了後から所定の終了条件を満たすまで確率変動状態が継続する。確率変動状態の終了条件には、例えば、第2表示手段44が普通大当り態様を所定回数(例えば、1回等)確定表示することや、第2表示手段44の表示態様が所定回数(例えば、100回等)変動することなどがある。
特開平11−313945号公報 特開2001−062073号公報
上述のように従来の弾球遊技機の多くは、第1可変入賞手段35による第2始動手段22への遊技球の入賞率が、確率変動状態のような特別な状態でのみ著しく良好になっている。この反面、通常状態においては、第1可変入賞手段35による第2始動手段22への入賞率が低くなっており、遊技者の期待に添うものが少ない。しかも確率変動状態は、大当り状態の発生に付随して生起する可能性があるので、大当り状態をなかなか発生させることができない遊技者や、大当り状態を発生させても確率変動状態の発生条件を満たせない遊技者にとっては、第1可変入賞手段35の効果を受け難く、満足感を充足しきれない場合があった。
また、通常状態において、第1表示手段43の表示態様の変動時間が一定時間(例えば、30秒)に設定されている機種がある。このような機種の場合、遊技者は、時計などを用いれば第1表示手段43が第1可変入賞手段35の作動抽選結果を確定表示するタイミング、即ち第1表示手段が当り態様を確定表示した直後に作動する第1可変入賞手段の作動タイミングを容易に知ることができる。そして、かかる確定表示タイミングが判明すると、その数秒前に遊技球を数発発射するだけで、第1可変入賞手段35を利用して効率よく遊技球を第2始動手段22に入賞させるという特殊な遊技方法が実践できる。しかしながら、上記特殊な遊技方法が通常状態において常に実行可能になると、遊技機設置店にとっては非常に迷惑なことである。そのため、近年では、上記特殊な遊技方法を防止するため、第1表示手段43の表示態様の変動表示動作(より詳しくは変動時間)を予め複数パターン(例えば、30,35,40,45,50秒の5種類)設定しておき、第1表示手段43の確定表示タイミングを不定期にした機種が多くなっている。
ところが、上述の特殊な遊技方法を実践する遊技者の立場からは、時計などで時間を計測しながら遊技を継続する必要があり、大変手間がかかっていた。また第1表示手段43の確定表示タイミングを不定期にした弾球遊技機では、上述の特殊な遊技方法の実践が極めて困難であり、遊技者の技量に関係なく、第1可変入賞手段35による第2始動手段22への入賞率が所期の入賞率となり、遊技者の満足感を充足しきれない場合があった。
本発明はかかる課題に鑑み創案するに至ったものであって、その目的は、第1可変入賞手段35による第2始動手段22への遊技球の入賞率を遊技者の技量によって高めることができる特殊な遊技状態を発生させる弾球遊技機を提供することにある。
本発明に係る弾球遊技機は、第1始動手段20,21の遊技球検出結果に基づいて、第2始動手段22に設けられた第1可変入賞手段35の開放又は拡大動作の作動抽選結果を確定表示する第1表示手段43を有する弾球遊技機において、前記第1表示手段43が確定表示するタイミングを予め遊技者に報知する確定表示タイミング報知手段Aと、前記確定表示タイミング報知手段Aを作動させる報知作動状態発生手段とを備えていることを特徴とする。
本発明の前記構成によれば、前記報知作動状態発生手段の作動に追従して、前記第1表示手段43による第1可変入賞手段35の作動抽選結果の確定表示タイミングを予め遊技者に報知するようにしたので、前記確定表示タイミング報知手段Aの作動に合せて数発の遊技球を発射することにより、第1可変入賞手段35を利用して効率よく遊技球を第2始動手段22に入賞させることができる。すなわち、前記確定表示タイミング報知手段Aは、第1表示手段43が確定表示する数秒前に作動し、第1表示手段43の確定表示タイミングを予め遊技者に報知する手段である。また第1可変入賞手段35は、第1表示手段43が確定表示した直後に、所定の開閉動作を行なう可能性があるから、第1表示手段43の確定表示タイミングを報知するということは、第1可変入賞手段35が開閉動作を行なう可能性があるタイミングを報知することとも言える。そして、前記確定表示タイミング報知手段Aが遊技者に有利に作動する状態(以下、報知作動状態と称する)と、前記確定表示タイミング報知手段Aが非作動の状態又は遊技者に不利に作動する状態とを所定条件に基づいて切替えることにより、従来にない新規な遊技状態を有する弾球遊技機を提供することができる。
前記確定表示タイミング報知手段Aが遊技者に不利に作動する状態とは、確定表示タイミング報知手段Aが作動可能な状態であって、その作動確率が低確率である状態をいう。すなわち、前記報知作動状態発生手段が、前記確定表示タイミング報知手段Aを作動させるか否かを所定の作動確率で判定する前記作動判定手段と、前記作動確率を高低変化させる前記確率変化手段とを備えていると、前記作動確率が高確率である状態では前記確定表示タイミング報知手段Aが遊技者に有利に作動し、低確率である状態では遊技者に不利に作動する。例えば、前記作動確率が0%、…、100%又は0.1%、…、99.9%若しくは5%、…、95%などのように、超高確率又は高確率及び超低確率又は低確率などを含んでいると、前記確定表示タイミング報知手段Aが極めて作動し易い状態と、極めて作動し難い状態とを生起することができる。この場合、電源投入時から電源遮断時まで前記報知作動状態発生手段は作動し続けることになるが、その構成要素である前記確率変化手段が作動することにより、前記確定表示タイミング報知手段Aが遊技者に有利に作動する報知作動状態と、前記確定表示タイミング報知手段Aが遊技者に不利に作動する状態とが切替えられ、弾球遊技機の興趣を深めることができる。
また本発明に係る弾球遊技機は、第2始動手段22の遊技球検出結果に基づいて、第2可変入賞手段23の開放又は拡大動作の作動抽選結果を確定表示する第2表示手段44と、前記第2表示手段44の表示態様変動回数を計数する変動回数計数手段とを有し、前記変動回数計数手段の計数値が所定値を超過することを条件に、前記報知作動状態発生手段を作動させるか、或いは前記確率変化手段により所定確率を高確率に変化させ、前記報知作動状態を生起する一方、前記第2表示手段44が所定の表示態様を所定回数確定表示することを条件に、前記報知作動状態発生手段を非作動にするか、若しくは前記確率変化手段により所定確率を低確率に変化させ、前記報知作動状態を終了させることを特徴とする。
例えば、前記第2表示手段44の表示態様変動回数が前回大当り状態終了後、若しくは電源投入後から大当り状態が未発生の場合には電源投入後から計数して1000回となることを条件に、報知作動状態を発生させる一方、前記第2表示手段44が大当り態様を確定表示することを条件に、報知作動状態を終了させることとすると、大当りをなかなか引けない遊技者に対する救済措置となる。また前記確定表示タイミング報知手段Aの終了条件を設定することにより、遊技機設置店側と遊技者との利害の均衡を図れる。
また本発明に係る弾球遊技機は、前記第1表示手段43の変動表示動作に関する情報を予め所定数記憶している前記第1変動動作記憶領域と、前記第1変動動作記憶領域から一の変動表示動作に関する情報を選択する第1変動動作選択手段とを有し、前記第1変動動作選択手段は、前記報知作動状態の発生又は前記確定表示タイミング報知手段Aの作動に基づいて、前記第1変動動作記憶領域から所定の変動表示動作に関する情報を選択することを特徴とする。すなわち、第1表示手段43の変動表示動作(変動時間を含む)を複数設定している弾球遊技機において、報知作動状態と非報知作動状態とで、若しくは前記確定表示タイミング報知手段Aの作動時と非作動時とで、第1表示手段43の変動表示動作を変化させる。例えば、通常状態において第1表示手段43の変動時間が30,35,40,45,50秒の5種類に設定されている場合、報知作動状態の変動時間を31,36,41,46,51秒の5種類や31秒のみの1種類など通常状態の変動表示動作と相違した設定にする。また第1表示手段43の変動時間だけでなく、第1表示手段の表示態様の変動速度や色彩などを、通常状態と相違した設定にする。なお、遊技状態ごとに変動表示動作を変化させる以外に、確定表示タイミング報知手段Aの作動・非作動で変化させるようにしてもよい。これによって、報知作動状態であるか否か、確定表示タイミング報知手段Aが作動するか否かなどを遊技者に報知することができる。また報知作動状態での第1表示手段43の変動時間を上述のように1種類に設定すると、確定表示タイミング報知手段Aが略周期的に作動するから、遊技者は確定表示タイミング報知手段Aの作動時を時間経過という感覚的な尺度でも察知でき、遊技球の発射タイミングをより一層明確にすることができる。
また本発明に係る弾球遊技機は、前記第2可変入賞手段23を作動させるか否かを抽選する第2抽選手段を有する主制御手段51と、前記主制御手段51とは別基板構成で、かつ、前記確定表示タイミング報知手段Aの作動に関連した構成要素を制御する副制御手段とを備え、前記主制御手段51から前記副制御手段に一方向通信にて制御信号を送信するようにしたことを特徴とする。なお、前記副制御手段は、表示態様制御手段54、ランプ制御手段55、音声制御手段56、発射制御手段57のうち少なくともいずれか1つに該当する。
本発明は前述の如く、第1表示手段の確定表示タイミングを報知する確定表示タイミング報知手段が遊技者に有利に作動する報知作動状態と、非作動又は遊技者に不利に作動する状態とを生起するようにしたので、弾球遊技機の興趣をより一層向上させることができる。
以下、図面を参照しつつ本発明に係る弾球遊技機の実施形態について説明する。なお、本実施形態では、弾球遊技機として確率変動式パチンコ機1(以下、パチンコ機1 と称する)を用いて説明する。
[第1実施形態]
先ず、図1〜図4を参照しつつ本発明の第1実施形態に係るパチンコ機1 の構造について簡単に説明する。図1はパチンコ機1 の外観を示す正面図であり、同図で、2 は本体枠を示しており、本体枠2 の窓孔にはガラス扉3 及び開閉板4 が開閉自在に取付けられている。開閉板4 には上皿5 、スピーカ6 、上皿球抜きレバー7 が設けられ、上皿5 内には上部払出口8 が形成されている。また本体枠2の前面上部には大当りランプ9 が設置され、前面下部には遊技球発射操作用のハンドル10、下皿11、灰皿12が設置されており、ハンドル10の側部にはストップボタン13、下皿11には下部払出口14及び下皿球抜きレバー15が設けられている。
また、ガラス扉3 のガラス部分3aからは図2のように遊技盤16の遊技領域17が見受けられる。遊技領域17はガイドレール18で略円形状に囲まれた領域であり、遊技領域17内には、液晶表示装置19、第1始動手段20,21、第2始動手段22、第2可変入賞手段23、普通入賞口24,25、サイドランプ26,27、アンダーランプ28,29、電飾風車30,31、風車32,33、図示外の遊技釘が配設され、遊技領域17の最下部にはアウト穴34が形成されている。また、第2始動手段22は、所謂、電動チューリップと呼ばれる第1可変入賞手段35を備えている。一方、遊技領域17の上方には、オーバーランプ36、賞品球の払出ランプ37、賞品球の補給切れランプ38、エラーランプ39、皿満杯ランプ40が設置されている。
そして、液晶表示装置19は、略中央に液晶画面41を備えており、液晶画面41の上方及び側方には、装飾部42が遊技盤16表面から突出形成されている。液晶画面41は、画面に向かって左側下部の表示領域が第1表示手段43に割り当てられ、画面略中央の表示領域が第2表示手段44に割り当てられている。また装飾部42の前面上部中央には4個のランプを2行2列に配列した第1保留球ランプ45が設けられ、液晶画面41の直下には4個のランプを横並びに配列した第2保留球ランプ46が設けられている。また液晶画面41と遊技盤16表面との段差が遊技球を暫時載置可能なステージ47を形成している。ステージ47は、遊技球が手前に転がるように傾斜しており、その中央部には溝部48が刻設されている。そして、ステージ47の溝部48に嵌った遊技球は、その下方に設置された第2始動手段22に向かって落下するようになっており、ステージ47外の遊技球と比較して第2始動手段22への入賞率が良好になる。
なお、第1実施形態では、便宜上、第1表示手段43の確定表示態様は2種類の普通図柄「甲」及び「乙」の組合せを横並びに表示し、「甲・甲」及び「乙・乙」の組合せを当り態様とし、第2表示手段44の確定表示態様は12種類の特別図柄「1」〜「12」の3つの組合せを横並びに表示し、「1・1・1」などのゾロ目の組合せを大当り態様とし、大当り態様の中で、「1・1・1」などの奇数図柄のゾロ目の組合せを確率変動状態突入用の特別大当り態様、「2・2・2」などの偶数図柄のゾロ目の組合せを非確率変動状態突入用の普通大当り態様とする。また第1表示手段43は変動状態から左右の普通図柄が同時に停止して確定表示し、第2表示手段44は左・右・中央の順に特別図柄が停止して確定表示するものとする。そして、第2表示手段44の左右の特別図柄が停止した段階で「1・*・1」(*は中央の特別図柄の変動中を意味する)などのように同一の特別図柄であった場合には、所謂、リーチの発生となり、中央の特別図柄が確定表示されるまで大当り状態を期待できる状態となる。
そして、第1表示手段43が当り態様を確定表示した直後に、図3(B)のように第1可変入賞手段35が作動して第2始動手段22への入賞率が一時的に高まる状態を生起し、第2表示手段44が大当り態様を確定表示すると、図3(A)のように第2可変入賞手段23が作動して大入賞口49が開口し、遊技球が著しく入賞し易い大当り状態が生起する。なお、大入賞口49内には、所謂、Vゾーンと呼ばれる特別入賞口50が設けられている。
また第1可変入賞手段35の拡大動作には、非確率変動状態での第1拡大動作と確率変動状態での第2拡大動作とがある。第1拡大動作は第1表示手段43が当り態様を確定表示した直後から所定時間(例えば、0.5秒)経過するか、或いは所定数(例えば、3発)の遊技球が入賞するまで拡大状態を維持し、その後、図2のような元の状態に戻る。一方、第2拡大動作は第1拡大動作よりも拡大状態を長時間(例えば、2.5秒)継続する点と、拡大動作を2回ワンセットで行なう点が異なっており、第1拡大動作と比較して遊技球が第2始動手段22に極めて入賞し易くなるように設定されている。
そして、本発明の主要構成要素である確定表示タイミング報知手段Aは、所定条件下で、第1表示手段43が変動状態であるときに、第1表示手段43の確定表示タイミングを遊技者に報知する手段である。すなわち、第1表示手段43が当り態様を確定表示した直後に第1可変入賞手段35は作動するから、第1表示手段43の確定表示タイミングを報知するというのは第1可変入賞手段35が作動する可能性のあるタイミングを報知することをいい、そのタイミングに合わせた発射操作ができればその分だけ遊技者に有利な状況が生まれる。確定表示タイミング報知手段Aは、このようなタイミングの合わせ方を容易にするものであって、例えば、遊技球の発射から第1可変入賞手段35への平均到達時間をt秒とした場合、第1表示手段43が確定表示するt秒前であることを遊技者に報知することを主たる機能としている。なお、t秒は概ね5秒程度でよいが、適宜設定を変更してもよい。
また、確定表示タイミング報知手段Aは、電源投入後で、かつ、第1表示手段43が変動状態であれば常に作動するのではなく、所定条件を満たしたときにだけ作動するようにし、この作動状態をしばらく継続させることにより遊技者に有利な遊技状態(以下、報知作動状態と称する)を生起することができる。したがって、本発明を適用すると、パチンコ機1 の遊技状態には、通常状態、確率変動状態、大当り状態など、従来からある遊技状態の他、報知作動状態という新規な遊技状態が付加される。なお、確定表示タイミング報知手段Aが作動する所定条件については後述する。
また、確定表示タイミング報知手段Aは、第1表示手段43の確定表示タイミングを遊技者に報知するため、遊技者の五感に対して認識させることができればよいが、五感の中でも特に視覚、聴覚、触感のうち少なくともいずれか一つに対して認識させる方法が最適であると考えられる。そして、パチンコ機1 の上記構成から考慮すると、視覚的な確定表示タイミング報知手段Aとしては液晶画面41や各種電飾部材(サイドランプ26,27等)、聴覚的な確定表示タイミング報知手段Aとしてはスピーカ6 、触感的な確定表示タイミング報知手段Aとしてはハンドル10等の利用が考えられる。なお、ここで挙げた確定表示タイミング報知手段Aとして利用する構成要素は、一般的なパチンコ機に具備されているものであるが、上記以外のものを利用することはもちろん、図1及び図2で示さなかったもの、例えばパチンコ機1 の前方から視認できる箇所に設置される構成要素であって、前後、左右、上下などに動作可能な立体物、確定表示タイミング報知手段A専用の液晶画面又は電飾部材(電球、LED等)や、上記スピーカ6 とは別体のスピーカなどが考えられるが、ここでは説明を省略する。
以下、確定表示タイミング報知手段Aの動作を液晶画面41、各種電飾部材、スピーカ6 、ハンドル10に分けて説明する。
液晶画面41が確定表示タイミング報知手段Aとして機能する場合、液晶画面41の所定の表示領域に報知態様を表示したり、液晶画面41の所定の表示領域の色彩又は光量を変化させたりすることなどにより、第1表示手段43の確定表示タイミングを報知することが考えられる。より具体的に言うと、液晶画面41の所定の表示領域に報知態様を表示するというのは、第1表示手段43又は第2表示手段44の背景部分、即ち普通図柄及び特別図柄が表示されていない部分に、文字情報(例えば、「CHANCE」、「打て」、「OPEN」など)やキャラクターを所定時間表示すること、或いは予め表示されているキャラクターの所定動作又は他のキャラクターへの変化、若しくはキャラクターと共に吹き出し中に文字情報を表示することや、数字を表示してカウントダウンすることなどが考えられる。また液晶画面41の所定の表示領域の色彩又は光量を変化させるというのは、第1表示手段43の普通図柄「甲」及び「乙」若しくは前記普通図柄の背景部分又は第2表示手段44の背景部分などの色彩又は光量を変化させることなどが考えられる。なお、ここで挙げたのは液晶画面41を確定表示タイミング報知手段Aとして機能させるための例であり、これらに限定する訳ではなく適宜変更をしてもよい。
また、液晶画面41が確定表示タイミング報知手段Aとして機能するか否かに関係なく、第1表示手段43の表示態様の変動表示動作(より詳しくは変動時間)として報知作動状態特有の変動表示動作を設定してもよい。例えば、通常状態及び大当り状態での変動表示動作は、30,35,40,45,50秒の5種類、確率変動状態での変動表示動作は、5,6,7,8,9秒の5種類とした場合、報知作動状態での変動表示動作は、30.5,35.5,40.5,45.5,50.5秒の5種類、或いは1種類(例えば、30.5秒)に設定してもよい。
次に、各種電飾部材が確定表示タイミング報知手段Aとして機能する場合について説明する。ここでいう電飾部材とは、電球又はLED(発光ダイオード)などの発光部材を構成要素として含み、かつ、パチンコ機1 の前面又は遊技盤16の一部領域(ガラス扉3 のガラス部分3aから見える領域)に設置されているものをいう。そして、従来からパチンコ機1 が具備している各種電飾部材は、本来的機能が視覚的演出用のもの(以下、第1種電飾部材と称する)と、各種情報の報知用のもの(以下、第2種電飾部材と称する)とに大別できる。すなわち、図1及び図2で示した電飾部材でいうと、第1種電飾部材は、大当りランプ9 、サイドランプ26,27、アンダーランプ28,29、電飾風車30,31及びオーバーランプ36、であり、第2種電飾部材は払出ランプ37、補給切れランプ38、エラーランプ39、皿満杯ランプ40、第1保留球ランプ45及び第2保留球ランプ46である。なお、確定表示タイミング報知手段Aとして機能する電飾部材に関しては、第1電飾部材と第2電飾部材とに分けて説明するが、「第1電飾部材」又は「第2電飾部材」と記載していても、これらの電飾部材のうち少なくとも一つが確定表示タイミング報知手段Aとして機能すればよく、必ずしもその全ての電飾部材が確定表示タイミング報知手段Aとして機能するという意味ではない。
第1種電飾部材の本来的機能は、第2表示手段44の表示状態に対応した点滅パターンで点滅してパチンコ機1 の遊技状態を視覚的に演出することである。第2表示手段44の表示状態には、第2表示手段44が表示態様を変動させてから非リーチ態様を確定表示するまでの間又は変動開始からリーチが発生するまでの間の変動表示動作を表示する通常変動状態、リーチが発生してから中央の特別図柄が確定表示されるまでの変動表示動作を表示するリーチ変動状態、第2表示手段44の表示態様が未変動である未変動状態、大当り状態において第2表示手段44の表示領域に各種情報(ラウンド数、大入賞口49への入賞数、特別入賞口50への入賞の有無など)を表示する大当り表示状態などがある。そして、第1種電飾部材は、第2表示手段44の各表示状態に対応した点滅パターンが予め設定されている。例えば、第1種電飾部材の点滅パターンを、便宜上、通常変動状態での第1点滅パターン、リーチ変動状態での第2点滅パターン、未変動状態での第3点滅パターン、大当り表示状態での第4点滅パターンなどとする。なお、各点滅パターンは、第1種電飾部材ごとに適宜設定されており、第1点滅パターン〜第4点滅パターンのうちいずれかが、消灯状態であるか、若しくは他の点滅パターンと同一であってもよい。例えば、大当りランプ9 の場合、第4点滅パターンのみ設定されており、第1点滅パターン〜第3点滅パターンは消灯状態である。また第1種電飾部材の点滅パターンは、視覚的演出用の点滅パターンであれば第1点滅パターン〜第4点滅パターンに限定されるわけではなく、適宜設定されているものとする。
そして、第1種電飾部材が確定表示タイミング報知手段Aとして機能する場合、第1点滅パターン〜第4点滅パターンの他、報知点滅パターンを設定する。報知点滅パターンは、第1表示手段43が確定表示するt秒前であることを遊技者に報知することができれば如何なる点滅パターンでもよい。例えば、報知点滅パターンとしては、第1表示手段43の表示態様変動中に確定表示のt秒前に点灯又は点滅を開始し、確定表示と共に消灯するパターンや、第1表示手段43の表示態様変動中に確定表示のt秒前に消灯し、確定表示と共に点灯するパターン、主たる点滅パターンを遊技状態に対応した第1点滅パターン〜第3点滅パターンとし、確定表示のt秒前から確定表示まで点灯若しくは点滅又は消灯させるパターンなどでよい。
一方、第2種電飾部材は、賞品球払出ランプ37、賞品球補給切れランプ38、エラーランプ39、皿満杯ランプ40、第1保留球ランプ45、第2保留球ランプ46であり、夫々本来的機能が異なる。賞品球払出ランプ37は、正常に賞品球の払い出しが行なわれていることを点灯して報知する。賞品球補給切れランプ38は、各種入賞口への入賞により払出されるべき賞品球が後述する払出カセット59(図4)に補給されていないために、賞品球の払出しが不可能なエラー状態であること点灯して警告する。皿満杯ランプ40は、払出されるべき賞品球が補給されているにも関わらず、上皿5 及び下皿11が遊技球で満杯になっているために、賞品球の払出しが不可能なエラー状態であることを点灯して警告する。エラーランプ39は、上記以外のエラー状態であることを点灯して警告する。また第1保留球ランプ45又は第2保留球ランプ46は、第1表示手段43又は第2表示手段44の変動中に、第1始動手段20,21又は第2始動手段22が検出した遊技球の個数を点灯数でもって遊技者に報知するものであり、最大4個まで点灯する。すなわち、パチンコ機1 は、第1始動手段20,21又は第2始動手段22の遊技球検出信号に基づく第1可変入賞手段35又は第2可変入賞手段23の作動・非作動に関する抽選処理結果を夫々最大4個まで保留しておき、第1表示手段43又は第2表示手段44の確定表示後に、順次第1表示手段43又は第2表示手段44に出力していく。
このように、第2種電飾部材は、従来から点灯することにより、各種エラー状態であることや、正常な払出しが行なわれているという情報並びに保留球数を遊技者に報知するものである。そして、第2種電飾部材の本来的機能が上記のように設定されている場合、第2種電飾部材の報知点滅パターンとして第1表示手段43が確定表示するt秒前から点滅し、確定表示と共に消灯させることなどが考えられる。なお、第2種電飾部材の場合は、確定表示タイミング報知手段Aとして単独で採用することは十分に可能であるが、本来的機能が重要なため、液晶画面41、スピーカ6 、ハンドル10及び/又は第1種電飾部材などとの併用が望ましい。
また、確定表示タイミング報知手段Aとして機能する電飾部材に関しては、図1及び図2に示した各種種電飾部材に限定する訳ではなく、本体枠2 の前面、遊技盤16の表面(開閉板4 などで隠された部位を含む)、液晶表示装置19の装飾部42、第1始動手段20,21、第2始動手段22、第1可変入賞手段35、第2可変入賞手段23など、パチンコ機1 の前方に座した遊技者が点灯又は点滅を認識可能な部位に設けた電飾部材であればよい。また、第1種電飾部材又は第2種電飾部材に本来的機能の他、確定表示タイミング報知手段Aとして機能させるのではなく、確定表示タイミング報知手段A専用の電飾部材を設置するようにしてもよい。さらに確定表示タイミング報知手段Aとして機能する電飾部材は、各種電飾部材のうち1つの電飾部材に限定する訳ではなく、複数の電飾部材を採用してもよい。
次に、スピーカ6 が確定表示タイミング報知手段Aとして機能する場合について説明する。スピーカ6 は、図1のように、パチンコ機1 の上皿5 の下方に設けられ、第1種電飾部材と同様に、第2表示手段44の表示状態などに対応した聴覚的演出効果を奏するものとして従来から知られている。すなわち、スピーカ6 から出力される音声としては、第2表示手段44の通常変動状態での第1バックミュージック、リーチ変動状態での第2バックミュージック、大当り表示状態での第3バックミュージック、非遊技状態時に液晶画面41に出力されるデモ映像に対応した第1効果音、第2始動手段22への入賞時の第2効果音、第2表示手段44の特別図柄停止時の第3効果音、第2表示手段44でリーチが発生した時の第4効果音などが設定されている。
そして、スピーカ6 が確定表示タイミング報知手段Aとして機能する場合、上記音声の他に、第1表示手段43が確定表示するt秒前に報知音声を発するようにすればよい。報知音声としては、遊技者が認識できる程度の音量があればよく、「ピッ」や「打て」などでもよいし、他の適当な音声を適宜設定するとよい。
次に、ハンドル10などが確定表示タイミング報知手段Aとして機能する場合について説明する。ここでは、第1表示手段43の確定表示タイミングを触感的に遊技者に認識させるため、ハンドル10を機械的に振動させることが考えられる。例えば、本願出願人による特許02992437号公報に記載の発明は、機械的な振動によって大当り状態等を遊技者に知らせることができる弾球遊技機の発射用操作装置(ハンドル10)であり、このような機械的な振動を、第1表示手段43の確定表示タイミングを報知するために利用すればよい。なお、触感的な確定表示タイミング報知手段Aとしては、ハンドル10を機械的に振動させることに限定する必要はなく、例えば、遊技者が右手でハンドル10操作することを考慮すると、左手で触れることができる箇所(例えば、図1の本体枠2 の前面、上皿5 、下皿11など)に確定表示タイミング報知手段A専用の図示外の振動部材を設置することなどが考えられる。
次に、第1実施形態に係るパチンコ機1 の制御系について説明する。図4はパチンコ機1 の裏面概略構造を示している。パチンコ機1 の遊技盤16の裏面には、略中央の主制御手段51と、中継制御手段52、払出制御手段53、表示態様制御手段54、ランプ制御手段55、音声制御手段56、発射制御手段57などの副制御手段とが別基板で構成されており、その他、賞品球貯留用タンク58、賞品球払出カセット59、賞品球補給レール60などが配設されている。
このように、パチンコ機1 の裏面には各種制御手段が設置されており、図5に示すような制御回路が構成されている。同図のように、主制御手段51は、遊技プログラムなどの固定データを格納しているROM51a、前記遊技プログラムに従って各種演算処理を実行するCPU51b(又はMPU)、可変データの書込み領域で、かつ、CPU51bの作業領域として使用されるRAM51c、外部と信号の送受信を行なうI/Oポート51dなどを備え、CPU51bとROM51a,RAM51c,I/Oポート51dとの間にはデータバスなどにより情報伝達経路が構築されている。またI/Oポート51dには中継制御手段52、払出制御手段53、表示態様制御手段54、ランプ制御手段55、音声制御手段56、発射制御手段57などの副制御手段が接続されており、各副制御手段には各々が主制御手段51からの制御信号に従って動作制御する構成要素が接続されている。
この制御回路では、第1始動手段20,21等の遊技球検出信号は中継制御手段52を介して主制御手段51に送信される。中継制御手段52は、第1始動手段20,21、第2始動手段22、普通入賞口24,25、大入賞口49及び特別入賞口50(Vゾーン)などの遊技球検出信号を受信して主制御手段51に送信すると共に、主制御手段51からの制御信号に基づいて第1可変入賞手段35及び第2可変入賞手段23の動作を制御している。例えば、パチンコ機1 には、第1始動手段20,21や普通入賞口24,25のように、複数箇所に設けられているが、夫々同一の作用を奏するものが設置されており、中継制御手段52は、これら複数箇所から送信される検出信号を検出箇所の区別がないように主制御手段51に送信する。また第2始動手段22及び大入賞口49並びに特別入賞口50の入賞信号を区別して主制御手段51に送信する。払出制御手段53は、主制御手段51から送信される制御信号に基づいて、所定数の賞品球を払出すように、払出カセット59を制御し、払出しが不可能なエラー状態が発生すると、主制御手段51にエラー信号を送信する。なお、他の副制御手段に関しては確定表示タイミング報知手段Aに関連があるので後述する。
そして、主制御手段51は、第1抽選手段、第2抽選手段、第1変動動作選択手段、確率変動状態発生手段などとして機能する他、本発明の主要構成要素である報知作動状態発生手段及び前記報知作動状態発生手段に関連する処理手段として機能し、これらの手段はROM51a内の遊技プログラムに書き込まれている処理手順に従って、CPU51bが各種演算処理を実行することにより機能する。
具体的には、前記第1抽選手段又は前記第2抽選手段の処理工程は、第1始動手段20,21又は第2始動手段22の遊技球検出信号がI/Oポート51dに入力されると、CPU51bがROM51a内の抽選プログラム(乱数列作成プログラム等)に従って、第1可変入賞手段35又は第2可変入賞手段23を作動させるか否か判定する処理工程である。また前記第1変動動作選択手段の処理工程は、前記第1抽選手段の処理工程と共に実行され、ROM51a内の前記第1変動動作記憶領域から第1表示手段の変動時間に関する一の情報を選択し、第1表示手段43の表示態様の変動時間を決定する処理工程である。また前記確率変動状態発生手段の処理工程は、前記第2抽選手段により第2可変入賞手段23を作動させる、即ち大当り状態を発生させるという判定が為された際に、当該大当り状態終了後に確率変動状態を発生させるか否か判定する処理工程である。
前記報知作動状態発生手段は、所定の発生条件に基づいて報知作動状態を生起し、所定の終了条件に基づいて報知作動状態を終了させる手段である。換言すると、所定条件の成立に基づいて確定表示タイミング報知手段Aを作動させる一方、所定条件が未成立の場合には確定表示タイミング報知手段Aを作動させないように、確定表示タイミング報知手段Aの作動・非作動を制御する手段である。ここでいう報知作動状態とは、作動状況条件を満たせば確定表示タイミング報知手段Aが100%の確率で作動する状態をいい、作動状況条件は報知作動状態においてどのような状況が成立すると確定表示タイミング報知手段Aが作動するかという条件である。このように前記報知作動状態発生手段はパチンコ機1 の遊技状態の一つである報知作動状態を発生させる手段であるから、パチンコ機1 全体を制御する主制御手段51に前記報知作動状態発生手段として機能させることが望ましい。
そして、第1実施形態では、第2表示手段44の表示態様変動回数が前回大当り状態終了後(電源投入後、大当り状態が未発生であれば電源投入時)から計数して所定値(例えば、1000回)を超過することを報知作動状態の発生条件とし、第2表示手段44が所定の表示態様(例えば、大当り態様)を報知作動状態の発生時から計数して所定回数(例えば、1回)確定表示すること、即ち次回大当り状態の発生を終了条件とする。これによって、大当り状態をなかなか引き当てることができない遊技者が大当り状態の発生を狙いながらも自助努力により遊技球の減少率を低く抑えつつ遊技を進めることができる。また作動状況条件は、報知作動状態において第1表示手段43が変動状態であることとする。なお、報知作動状態の発生条件、終了条件及び作動状況条件は、適宜変更可能であり、この変更例に関しては後述する。
また前記報知作動状態発生手段に関連する処理手段とは、前記報知作動状態発生手段が作動するに際し、報知作動状態の発生条件又は終了条件となる計数値又は判定結果などを割出す手段である。ここでは発生条件が第2表示手段44の表示態様変動回数であるから、その数値を計数する変動回数計数手段ということになる。そして、前記変動回数計数手段は、主制御手段51から表示態様制御手段54への前記第2抽選手段の抽選結果に関する制御信号の送信回数又は前記第2抽選手段の抽選回数などを計数して第2表示手段44の表示態様変動回数とみなすようにしてもよい。また終了条件は、報知作動状態の発生後に次回大当り状態が発生すること、即ち前記第2抽選手段の抽選結果であるから、前記第2抽選手段が前記報知作動状態発生手段に関連する処理手段ということになる。なお、前記報知作動状態発生手段に関連する処理手段は、報知作動状態の発生条件又は終了条件に追従して変更されるものであり、この変更例に関しては後述する。
次に、主制御手段51の動作に関して、図6のフローチャートを用いて説明する。図6は主制御手段51の処理工程を示しており、例えば2msecごとに1回実行される。まずステップ(以下、Sと称する)100ではRAMエラーの確認をし、RAMエラーがなければS120に進み、電源投入時やRAMエラーがあるときにはS110に進んでRAM51cに初期データをセットしてからS120に進む。S120ではCPU51bがI/Oポート51dの入力信号の有無を確認し、入力信号が有ればS130に進み、無ければS100に戻る。S130では第1抽選処理が行なわれる。
すなわち、S130ではI/Oポート51dに第1始動手段20,21からの遊技球検出信号があり、かつ、第1保留球ランプ45の点灯数が3個以下であることをCPU51bが確認したのち、前記第1抽選手段及び前記第1変動動作選択手段が作動し、第1可変入賞手段35の作動・非作動及び第1表示手段の表示態様変動時間が決定され、当該決定事項に関する情報がRAM51c内に書き込まれる。
そして、S140に進むと、CPU51bがI/Oポート51dの入力信号を確認し、第2始動手段22からの遊技球検出信号があればS150に進み、無ければS190に進む。S150では第2保留球ランプ46の点灯数を確認し、点灯数が3個以下であればS160に進み、点灯数が4個であればS190に進む。具体的には、前記第2抽選手段の判定結果に関する情報を最大4つまで格納できるRAM51c内の記憶領域の空き容量を確認する。そして、S160では前記第2抽選手段が作動し、第2可変入賞手段23を作動させるか否か、即ち大当り状態を作動させるか否かが抽選され、肯定判断が得られるとS220に進み、否定判断が得られるとS170に進む。S170では第2表示手段44で外れリーチを発生させるか否かが所定確率で判定されS180に進む。S180では第2表示手段44の表示態様変動回数の計数値に1を加算、即ちCPU51bがRAM51c内に記憶されている前回大当り状態終了後(大当り状態未発生の場合は電源投入後)からの前記第2抽選手段の抽選回数(第2表示手段44の表示態様変動回数)に1を加算してS190に進む。S190では第2表示手段44の変動回数が所定値(例えば、1000回)を超過しているか否か確認され、所定値を超過していればS200に進み、超過していなければS240に進む。S200では第1保留球ランプ45が点灯しているか否か、即ち前記第1抽選手段の判定結果に関する情報がRAM51c内の記憶領域に格納されているか否かが確認され、点灯していればS210に進み、点灯してなければS240に進む。S210では報知作動状態ONに該当する制御信号が付加されると共に、S130で得られた通常状態等での第1表示手段43の変動時間を報知作動状態での変動時間に書替える。一方、S160で前記第2抽選手段が肯定判断を下してS220に進んだ場合、前記確率変動状態発生手段が所定確率(例えば、1/2)で確率変動状態を発生させるか否か判定してS230に進み、S230では前記変動回数計数手段の計数値をリセット、即ちCPU51bがRAM51c内に記憶されている前記計数値を0に書替えてS240に進む。そしてS240では第1表示手段43又は第2表示手段44が未変動状態であるか否か確認され、未変動状態であれば出力待ちの最先の制御信号が副制御手段に出力され、主制御手段51による処理工程の1サイクルが終了する。
すなわち、図6では、S180及びS230での処理工程が変動回数計数手段の処理工程に該当し、S190〜S210での処理工程が前記報知作動状態発生手段に該当する。具体的には、S190で報知作動状態の発生条件を確認すると共に、S200で作動状況条件を確認し、S210で確定表示タイミング報知手段Aを作動させる信号をセットする。
次に、確定表示タイミング報知手段Aに関連のある表示態様制御手段54、ランプ制御手段55、音声制御手段56、発射制御手段57について説明する。
表示態様制御手段54は、図7のように、ROM54a,CPU54b,RAM54c,I/Oポート54dを備えている。ROM54aには、第1表示手段43及び第2表示手段44の確定表示態様に関する情報を記憶している第1確定表示態様記憶領域54e及び第2確定表示態様記憶領域54fや、第1表示手段43及び第2表示手段44の変動表示動作に関する情報を記憶している第1変動動作記憶領域54g及び第2変動動作記憶領域54hなどがある。またCPU54bは、第1表示手段43及び第2表示手段44の確定表示態様を選択する第1確定表示態様選択手段54i及び第2確定表示態様選択手段54j、第2表示手段44の変動表示動作を選択する第2変動動作選択手段54kなどとして機能する。またRAM54cには、第1表示手段43及び第2表示手段44の確定表示態様を選択する際に使用する第1確定表示態様選択領域54l及び第2確定表示態様選択領域54m、第2表示手段44の変動表示動作を選択する際に使用する第2変動動作選択領域54nなどがある。
そして、CPU54bは、I/Oポート54dをチェックして主制御手段51からの制御信号、即ち第1可変入賞手段35の作動・非作動、第1表示手段43の変動時間、第2可変入賞手段23の作動・非作動などの制御信号を確認すると、ROM54aの上記記憶領域54e〜54hから情報を読み出して作業領域であるRAM54c内の選択領域54l〜54nを使用して第1表示手段43又は第2表示手段44の確定表示態様及び第2表示手段44の変動表示動作(リーチパターン等)を決定し、第1表示手段43又は第2表示手段44に出力する。
例えば、主制御手段51からの制御信号が第1可変入賞手段35の作動に該当する信号であれば、第1確定表示態様選択手段54iは第1確定表示態様記憶領域54eから「甲・甲」及び「乙・乙」の当り態様に相当する情報を読出し、第1確定表示態様選択領域54lを使用して「甲・甲」又は「乙・乙」のいずれか一方の情報を選択し、非作動に該当する信号であれば、「甲・乙」又は「乙・甲」のいずれか一方の外れ態様に相当する情報を選択する。そして、主制御手段51から送信された第1表示手段43の変動表示動作(変動時間)に関する制御信号に従って、第1変動動作記憶領域54gから第1表示手段43の一の変動表示動作を読出して第1表示手段43に出力すると共に、表示態様制御手段54で決定された第1表示手段43の確定表示態様を第1表示手段43に出力する。また、液晶画面41が確定表示タイミング報知手段Aとして機能する場合、第1変動動作記憶領域54gに格納されている報知作動状態での変動表示動作が出力されると、確定表示のt秒前に報知態様等が液晶画面41の所定の表示領域に出力されるようになっている。
なお、第1表示手段43の変動表示動作に関しては、液晶画面41のみが確定表示タイミング報知手段Aとして機能するのであれば、表示態様制御手段54において決定してもよいが、他の構成要素(電飾部材等)が確定表示タイミング報知手段Aとして機能する場合、第1表示手段43の変動時間は確定表示タイミング報知手段Aの作動タイミングと関連しており、当該変動時間に関する情報を他の副制御手段に主制御手段51からの一方向通信で送信するため、主制御手段51において当該変動時間を決定することが望ましい。
次に、図8を参照しつつランプ制御手段55について説明する。図8(A)は第1種電飾部材、図8(B)(C)は第2種電飾部材の動作表図であり、ランプ制御手段55は、主制御手段51からの制御信号の入力を確認すると、制御信号の判別を行なって同図(A)(B)(C)のように各種電飾部材の動作を制御する。
例えば、第1種電飾部材が確定表示タイミング報知手段Aとして機能する場合、図8(A)のように、遊技状態、第1表示手段43及び第2表示手段44の表示状態に対応して第1種電飾部材の点滅パターンが予め設定されている。また、報知作動状態において第1表示手段43が未変動状態で、かつ、第2表示手段44が変動状態などである場合には、第1種電飾部材は第1点滅パターン又は第2点滅パターンで点滅しており、このとき第1始動手段20,21を遊技球が通過することによって第1表示手段43が変動状態になると、ランプ制御手段55は点滅パターンを報知点滅パターンに切替える。逆に、報知作動状態において第1表示手段43が変動状態から未変動状態になると、報知点滅パターンの終了後、第2表示手段44が変動状態であれば点滅パターンを第1点滅パターン又は第2点滅パターンに、第2表示手段44が未変動状態であれば点滅パターンを第3点滅パターンに切替える。なお、通常状態、確率変動状態、大当り状態、非遊技状態におけるランプ制御手段55の動作は従来と同様であるから、これらの状態については説明を割愛する。
また、払出ランプ37、エラーランプ39、皿満杯ランプ40、補給切れランプ38のいずれかが確定表示タイミング報知手段Aとして機能する場合、図8(B)のように、動作条件に対応して点灯又は点滅動作が予め設定されている。第1保留球ランプ45又は第2保留球ランプ46が確定表示タイミング報知手段Aとして機能する場合、図8(C)のように、確定表示タイミング報知手段Aの作動時と非作動時とで動作が異なる。例えば、確定表示タイミング報知手段Aの非作動時では、従来と同様に、主制御手段51のRAM51cに記憶されている第1抽選手段又は第2抽選手段の抽選結果の記憶数に対応して点灯し、作動時には、第1保留球ランプ45又は第2保留球ランプ46の点灯箇所が点滅動作に切り替わる。なお、第1保留球ランプ45又は第2保留球ランプ46が消灯状態で、かつ、第1表示手段43が変動状態である場合には、第1保留球ランプ45又は第2保留球ランプ46の4つランプを全て点滅させるなど、適宜、点滅箇所を設定することが望ましい。
次に、図5を参照しつつ音声制御手段56及び発射制御手段57について説明する。音声制御手段56は、主制御手段51からの制御信号の入力を確認すると、制御信号の判別、即ち第2表示手段44の表示状態(リーチ変動状態や大当り表示状態等)に対応した音声を出力するのか、第1表示手段43の確定表示タイミングを報知する報知音声を出力するのかを判別し、スピーカから適切な音声を出力する。また、発射制御手段57は、ガイドレール18の基端部に設けられた遊技球発射ハンマー61(図5)の駆動制御を行なう一方、確定表示タイミング報知手段Aとしてハンドル10が機能する場合には、ハンドル10に内蔵されている振動手段62の振動制御を行なう。例えば、遊技球の発射時間間隔を制御して、1分間に打ち出される遊技球の数を100発以下になるように制御すると共に、報知作動状態においては第1表示手段43の確定表示タイミングのt秒前に振動手段62の電源スイッチをONにし、第1表示手段43の確定表示と同時にOFFにする。
次に、第1実施形態に係るパチンコ機1 の遊技行程について説明する。なお、パチンコ機1 の遊技状態が通常状態、確率変動状態及び大当り状態である場合は、従前のパチンコ機1 と同様の遊技行程であるから、これらの遊技状態に関しては説明を省略する。
遊技状態が報知作動状態である場合、他の遊技状態と同様に、上皿5 に遊技球を貯留して遊技球発射操作用のハンドル10を操作し、遊技球を順次遊技領域17に打ち出していくと、遊技球は、電飾風車30,31、風車32,33、図示外の遊技釘、液晶表示装置19などに衝突しながら遊技盤16の盤面に沿って落下し、第1始動手段20,21を通過するか、第2始動手段22又は普通入賞口24,25に入賞するか、或いはいずれにも通過又は入賞せずにアウト穴34から排出される。なお、普通入賞口24,25に遊技球が入賞した場合には、遊技球検出信号が主制御手段51を経由して払出制御手段53に送信され、所定数(例えば、10発)の賞品球が払い出される。
そして、遊技球が第1始動手段20,21を通過すると、第1保留球ランプ45の点灯数が増加し、第1表示手段43が未変動状態であれば、第1保留球ランプ45の点灯数が1つ減少するのと同時に第1表示手段43は変動状態になる。なお、第1表示手段43の変動中に複数個の遊技球が第1始動手段20,21を通過すると、第1保留球ランプ45の点灯数は上限を4つとして、通過数に対応した点灯数となる。そして、遊技者は、ハンドル10のストップボタン13を押さえて遊技球の打ち出しを止め、確定表示タイミング報知手段Aが作動すると、ストップボタン13を放して遊技球を数発打ち出す。確定表示タイミング報知手段Aが作動してからt秒後に、第1表示手段43が確定表示し、第1可変入賞手段35が作動するか否かが判明する。第1表示手段43が当り態様を確定表示した場合、その直後に第1可変入賞手段35が図3(B)のように拡大動作を行ない、遊技領域17に打ち出された遊技球が第2始動手段22に入賞する確率が高まる。
なお、第1可変入賞手段35の開閉動作は、「遊技機の認定及び型式の検定等に関する規則」に従うものとする。例えば、通常状態及び報知作動状態並びに大当り状態での拡大動作は同一で、最長拡大時間を0.5秒とし、確率変動状態では、最長拡大時間が2.5秒間で、これを2回繰り返すものとする。また、最長拡大時間内に第1可変入賞手段35による第2始動手段22への入賞数が所定数(例えば、2発)となった場合には、第1可変入賞手段35は最長拡大時間の経過を待たずに図2のような閉状態に戻る。
そして、遊技球が第2始動手段22に入賞した場合、通常状態と同様に、第2表示手段44が変動状態となり、所定数(例えば、5発)の賞品球が払出される。
一方、第1表示手段43が外れ態様を確定表示した場合、第1保留球ランプ45の点灯数が1つ以上であれば、第1保留球ランプ45の点灯数が1つ減少するのと同時に第1表示手段43は変動状態になり、遊技者は確定表示タイミング報知手段Aが作動するまで遊技球の打ち出しを止め、また第1保留球ランプ45の点灯数がゼロであれば、遊技球が第1始動手段20,21を通過するまで遊技球を発射する。
そして、遊技者が上記遊技行程を繰り返すと、通常状態と比較して第2始動手段への遊技球の入賞率が向上する。また、かかる入賞率は、通常状態及び大当り状態並びに上記遊技行程を行なわない報知作動状態、上記遊技行程を行なった報知作動状態、確率変動状態の順に高くなることが望ましく、第1可変入賞手段35の拡大動作の設定によっては、通常状態と報知作動状態との入賞率が僅差にしかならない場合も想定できる。したがって、通常状態及び大当り状態での拡大時間を0.5秒、報知作動状態での拡大時間を0.6秒、確率変動状態での拡大時間を2.5秒×2などのように、報知作動状態と通常状態等との第1可変入賞手段35の拡大時間に格差を設けるようにしてもよい。
本発明の上記第1実施形態によれば、第1表示手段43の確定表示タイミングを遊技者に報知するようにしたので、第1表示手段43の確定表示タイミングと遊技球発射タイミングを同調させ、第1可変入賞手段35が開閉動作を行なう可能性があるときにだけ遊技球を発射させるという特殊な遊技方法が容易に実践できる。そして、報知作動状態において、上記の遊技行程を繰り返すと、結果的に第2始動手段22への入賞率が高まり、遊技者は、通常状態と比較して遊技球の減少を抑えながら遊技を楽しむことができる。すなわち、報知作動状態が発生すると、遊興費の消費率を低く抑えつつ、遊技を継続することができる。そして、大当り状態が発生すると、報知作動状態は終了し、大当り状態終了後には、通常状態又は確率変動状態となる。なお、報知作動状態において、必ずしも上記遊技行程に沿って遊技を進める必要はなく、その場合には、従前のパチンコ機1 と同様の遊技行程となる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態に係るパチンコ機1 は、前記報知作動状態発生手段が、確定表示タイミング報知手段Aを作動させるか否かを所定の作動確率で判定する作動判定手段と、所定条件に基づいて前記作動確率を高低変化させる確率変化手段とで構成されている点が特徴となっており、報知作動状態を、前記作動判定手段の作動確率が高確率である状態と定義した点が第1実施形態との主たる相違点である。
すなわち、第1実施形態では、報知作動状態は作動状況条件を満たせば確定表示タイミング報知手段Aが100%の確率で作動する状態とし、非報知作動状態(通常状態、確率変動状態、大当り状態又は非遊技状態)は確定表示タイミング報知手段Aの作動確率が0%である状態としたが、第2実施形態における報知作動状態は、作動状況条件を満たせば確定表示タイミング報知手段Aが高確率で作動する状態とし、非報知作動状態は確定表示タイミング報知手段Aが低確率で作動する状態とする。
前記作動判定手段は、第1始動手段20,21の遊技球検出に基づき、前記第1抽選手段が第1可変入賞手段35の作動・非作動を抽選する際に、確定表示タイミング報知手段Aを作動させるか否かを所定の作動確率で判定する手段である。前記作動確率としては、0.1,99.9%、0.1,50,99.9%、0.1,20,80,99.9%などのように複数種類の作動確率の中に概ね80%以上の高確率及び数%以下の低確率を含んでいることが望ましい。なお、前記作動確率は、上述の確率に限定する訳ではなく、超低確率、低確率、高確率、超高確率などのように複数段階に設定されていればよく、0%及び/又は100%を含んでもよい。
前記確率変化手段は、所定条件に基づいて作動し、前記作動判定手段の作動確率を高低変化させる手段である。前記確率変化手段が作動する所定条件とは、第1実施形態で述べた報知作動状態の発生条件及び終了条件に相当するものであり、例えば、第1表示手段43又は第2表示手段44の表示態様が所定回数(例えば、100回)変動することや、第1可変入賞手段35による第2始動手段22への入賞数が所定値(例えば、100発)となること、第1始動手段20,21、第2始動手段22、普通入賞口24,25の少なくともいずれか一つの遊技球検出結果に基づいて前記確率変化手段を作動させるか否か判定することなどが考えられる。また、前記確率変化手段が作動する所定条件は、作動確率が高確率である報知作動状態と、非報知作動状態とで変更してもよく、例えば、非報知作動状態では第1表示手段43又は第2表示手段44の表示態様が所定回数(例えば、100回)変動することとし、報知作動状態では第1表示手段43又は第2表示手段44の表示態様が所定回数(例えば、50回)変動することとしてもよい。そして、所定条件が成立する度に、前記確率変化手段は所定種類の作動確率の中から所定条件の成立前と同一又は異なる一の作動確率を選択する。したがって、第2実施形態では、前記確率変化手段が作動して確定表示タイミング報知手段Aの作動確率が低確率から高確率に変化することが報知作動状態の発生条件であり、前記確率変化手段が作動して作動確率が高確率から低確率に変化することが終了条件である。
また、第2実施形態では、報知作動状態において大当り状態を引き当てても報知作動状態を終了させず、大当り状態では報知作動状態が継続又は中断するようにし、中断した場合には大当り状態終了後から報知作動状態が再開するようにしてもよい。
さらに、前記確率変化手段が作動する上述の所定条件とは別に、第1実施形態と同様の発生条件及び終了条件を設定してもよい。例えば、前回大当り状態終了後(大当り状態が未発生であれば電源投入後)から計数して第2表示手段44の表示態様が所定回数(例えば、2000回)変動したときには、前記確率変化手段が作動確率として高確率を必ず選択するように設定してもよい。また、報知作動状態の終了条件としては、前記確率変化手段が所定条件に基づいて作動し、その作動時に作動確率を高確率から低確率に変化させる以外に、例えば、報知作動状態において大当り状態が所定回数(例えば、10回)発生すると、前記確率変化手段が作動して確定表示タイミング報知手段Aの作動確率を高確率から低確率に変化させる上限設定(リミッター)を設けてもよい。
次に、第2実施形態での主制御手段51の処理工程について図9のフローチャートを用いて説明する。なお、図9では、前記確率変化手段の作動する所定条件は、第2表示手段44の表示態様が100回変動することとする。まず、図9のS300ではRAMチェック処理が行なわれ、RAMエラーがなければS310に進み、電源投入時やRAMエラーがあるときにはRAM51cに初期データをセットしてからS310に進む。S310ではCPU51bがI/Oポート51dの入力信号の有無を確認し、入力信号が有ればS320に進み、無ければS300に戻る。S320では第2抽選手段が作動するか否か判断され、第2始動手段22からの遊技球検出信号があり、かつ、第2保留球ランプ46の点灯数が4つ未満であればS330に進み、第2始動手段22からの遊技球検出信号がないか、若しくは第2保留球ランプ46の点灯数が4つであればS350に進む。S330では前記第2抽選手段による第2可変入賞手段23の作動・非作動の判定が行なわれ、否定判断が得られるとそのままS340に進み、肯定判断が得られると確率変動状態を発生させるか否か判定してからS340に進む。S340では第2表示手段44の変動回数を計数する前記変動回数計数手段の計数値に1を加算する。S350では前記計数値の確認が行なわれ、前記計数値が100であればS360に進み、100未満であればS380に進む。S360では確率変化処理が行なわれる。前記確率変化処理は、前記確率変化手段が作動して前記作動判定手段の作動確率を変化させ得る処理工程である。したがって、この処理工程の前後で前記作動確率は同一の作動確率になってもよい。そして、S370に進むと、前記変動回数計数手段の計数値がリセットされる。S380では第1抽選手段が作動するか否か判断され、第1始動手段20,21からの遊技球検出信号があり、かつ、第1保留球ランプ45の点灯数が4つ未満であればS390に進み、第1始動手段20,21からの遊技球検出信号がないか、若しくは第1保留球ランプ45の点灯数が4つであればS420に進む。S390では前記第1抽選手段による第1可変入賞手段35の作動・非作動の判定と、第1表示手段43の変動動作(非報知作動状態時の変動時間)とが決定される。S400では前記作動判定手段が作動し、所定の作動確率で確定表示タイミング報知手段Aの作動・非作動が判定され、肯定判断であればS410に進み、否定判断であればS420に進む。S410では確定表示タイミング報知手段Aの作動に該当する制御信号がRAM51cに書き込まれると共に、S390で得られた第1表示手段43の変動動作を確定表示タイミング報知手段Aの作動時の変動動作(変動時間)に書替える。S420では第1表示手段43又は第2表示手段44が未変動状態であるか否か確認され、未変動状態であれば出力待ちの最先の制御信号が副制御手段に出力されたのち、主制御手段51による処理工程の1サイクルが終了し、また第1表示手段43及び第2表示手段44が変動中であればそのまま主制御手段51の処理工程が終了する。なお、副制御手段の動作については第1実施形態と同様であるから説明を省略する。
また、第2実施形態では、前記作動判定手段の作動確率ごとに確定表示タイミング報知手段Aの報知方法を設定し、前記作動判定手段の作動確率を遊技者に報知するようにしてもよい。例えば、スピーカ6 が確定表示タイミング報知手段Aとして機能する場合には、前記作動判定手段の所定確率ごとに報知音声を「ピッ」「ピピッ」「ピピピッ」…のように設定し、電飾部材が確定表示タイミング報知手段Aとして機能する場合には、前記作動判定手段の所定確率ごとに報知点滅パターンを変化させたり、確定表示タイミング報知手段Aとして機能する電飾部材を、例えば、作動確率が高確率のときにはサイドランプ26,27、低確率のときにはアンダーランプ28,29などと作動確率ごとに変化させたりすることが考えられる。また液晶画面41が確定表示タイミング報知手段Aとして機能する場合、色彩又は文字情報若しくはキャラクターなどで前記作動判定手段の作動確率を報知することができる。例えば、色彩の場合は第1色から第1'色に変化させて第1表示手段43の確定表示タイミングを報知するのが超高確率時、第2色から第2'色に変化させるのが高確率時、…のように前記作動判定手段の作動確率を報知し、文字情報やキャラクターなどの場合は、第1表示手段43の確定表示タイミングを報知する文字情報やキャラクターの色彩や種類などを変化させることにより前記作動判定手段の作動確率を報知できる。このように前記作動判定手段の作動確率を報知すると、遊技者は前記作動判定手段の作動確率に対応した遊技方法を適宜選択することができ、パチンコ機1 の興趣をより一層深めることができる。
第2実施形態の上記構成によれば、確定表示タイミング報知手段Aの作動確率の設定数に対応して確定表示タイミング報知手段Aの作動する状態を多様化させているので、その分だけパチンコ機1 の興趣を深めることができる。また電源投入後であれば、前記確率変化手段の作動に追従して報知作動状態が発生する可能性があり、何時、報知作動状態が発生するのかという期待感を遊技者に抱かせることができる。しかも、報知作動状態の発生後、前記確率変化手段の次回作動時に報知作動状態が終了する場合もあれば、前記確率変化手段が複数回作動しても報知作動状態が終了しない場合もあり、後者の場合、報知作動状態での遊技中に1又は複数回の大当り状態を発生させることも可能であり、第2実施形態に係るパチンコ機1 は報知作動状態の長短という興趣を有する。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明は上記第1実施形態及び第2実施形態に限定されることなく種々の変形が可能であり、例えば、図2では第1可変入賞手段35が第2始動手段22と一体に形成されているものを示したが、第1可変入賞手段35を第2始動手段22と別体に形成してもよい。すなわち、第1可変入賞手段35が第2可変入賞手段23の下方に設けられているものは周知であるから説明を割愛するが、この他、第1可変入賞手段35を、従来のパチンコ機1 では遊技球があまり通過しない部位(例えば、遊技領域17の右側部分、図2で言うと普通入賞口24,25の上方など)に設置するようにしてもよい。前者の場合は、上記実施形態と比較して特段の効果は得られないが、後者の場合は、報知作動状態において確定表示タイミング報知手段Aの作動時にハンドル10を目一杯回転させることで遊技球を第1可変入賞手段35の近傍に発射することができ、上記実施形態のように確定表示タイミング報知手段Aの作動時までハンドル10のストップボタン13を押しながら待つ必要がなく、遊技者の手間を省くことができる。
また、第1実施形態及び第2実施形態では、第1表示手段43及び第2表示手段44として液晶画面41を例に挙げて説明したが、従来から第1表示手段43及び第2表示手段44が別体に形成されているものも数多く知られている。例えば、第1表示手段43としては、2つのLEDを遊技領域17内の適当な箇所に設置し、一方のLEDのみが点灯すると「当り」、他方のLEDのみが点灯すると「外れ」とするツインLEDタイプや、適当な英数字又は記号を表示可能な7セグLEDを遊技領域17内の適当な箇所に設置し、7セグLEDの所定の表示態様(例えば、「3」及び「7」又は「F」)を当り態様、他の表示態様(「3」及び「7」以外の数字又は「−」)を外れ態様とする7セグLEDタイプなどが従来から知られており、第2表示手段44としては、回転ドラムタイプやベルトタイプ、7セグLEDタイプ、多数のLEDから構成され英数字や絵柄などの特別図柄を表示可能なLEDディスプレイタイプのものが従来から知られている。そして、第1表示手段43及び第2表示手段44が上記構成になっている場合でも、第1表示手段43の確定表示タイミングを報知することは十分に可能であり、例えば、第1表示手段43がツインLEDタイプの場合は、2つのLEDの点滅周期をずらすことによって変動表示動作を表示し、確定表示のt秒前から2つのLEDの点滅周期を同調させるなどして第1表示手段43の確定表示タイミングを報知することができる。
報知作動状態の発生条件は、例えば、第1表示手段43又は第2表示手段44の変動回数(例えば、1000回)、外れリーチの発生回数(例えば、100回)、遊技領域17内に導入された遊技球の個数から払出された賞品球の個数を差し引いた値(例えば、10000発)、第2表示手段44の所定の表示態様(例えば、「1・2・3」などの順目の組合せ)の表示回数(例えば、3回)などの少なくともいずれか一つの数値が前回報知作動状態の終了時又は前回大当り状態の終了時、若しくは報知作動状態又は大当り状態が電源投入後から未発生の場合は電源投入時から計数して所定値を超過することや、第1始動手段20,21、第2始動手段22又は普通入賞口24,25の遊技球検出結果に基づいて発生させるか否か抽選することなどが考えられる。第2表示手段44の所定の表示態様としては、「1・2・3」などの順目の組合せ以外でもよく、例えば、「1・1・2」又は「2・1・1」などのリーチ以外で同一の特別図柄を2つ含む組合せ、「2・1・2」又は「2・3・2」などの外れリーチ態様で中央の出目が当りの出目と1つずれている組合せなど適宜設定することが望ましい。
報知作動状態の終了条件は、例えば、第1表示手段43又は第2表示手段44の変動回数(例えば、300回)、外れリーチの発生回数(例えば、30回)、第1可変入賞手段35による第2始動手段22への入賞個数(例えば、200回)、第2表示手段44の所定の表示態様の表示回数(例えば、「1・2・3」などの順目の組合せの場合は3回、大当り態様の場合は1回など)などの少なくともいずれか一つが報知作動状態の発生時から計数して所定値を超過することや、第1始動手段20,21、第2始動手段22又は普通入賞口24,25の遊技球検出結果に基づいて終了させるか否か抽選することなどが考えられる。
また、主制御手段51は、報知作動状態の発生条件や終了条件に基づいて、前記報知作動状態発生手段に関連する手段として機能することが適宜要求される。前記報知作動状態発生手段に関連する手段としては、例えば、前記第2抽選手段の抽選回数、即ち第2表示手段44の表示態様変動回数を計数する変動回数計数手段、第1可変入賞手段35による第2始動手段22への入賞個数を計数する可変入賞数計数手段、遊技領域17内に導入された遊技球の個数を計数する発射数計数手段、賞品球の払出数を計数する払出数計数手段、第1始動手段20,21、第2始動手段22又は普通入賞口24,25の遊技球検出結果に基づいて報知作動状態の発生又は終了を抽選する第3抽選手段などがその例である。
なお、発射数計数手段は、図2のガイドレール18の基端部に図示外の発射数カウントセンサを設けると共に、ガイドレール18基端部近傍から図1の下部払出口14に連通している図示外の戻り球通路に図示外の戻り球数カウントセンサを設け、実際に遊技球が発射された個数からガイドレール18の先端に設けられたストッパ18aにより弾き返されて下部払出口14から排出される遊技球の個数を差し引いた値(発射数カウントセンサの計数値から戻り球数カウントセンサの計数値を差し引いた値)を、遊技領域17内に導入された遊技球の個数としてみなして計数する。また、可変入賞数計数手段は、第2始動手段22に入賞検出センサを内蔵すると共に、図2のように第1可変入賞手段35が非作動時に形成している入賞路上に遊技球の通過センサを設置し、第2始動手段22への入賞数から第1可変入賞手段35によらない入賞数を差し引いた値(入賞検出センサの検出数から通過センサの検出数を差し引いた値)を、第1可変入賞手段35による第2始動手段22への入賞数とみなして計数する。
一方、作動状況条件としては、報知作動状態において第1表示手段43が変動状態であることが必須条件として挙げられる。そして、この必須条件の他に、第2表示手段44が未変動状態であるか否か、第2表示手段44が通常変動状態であるか否か、第2表示手段44がリーチ変動状態であるか否か、第1可変入賞手段35を作動させる抽選結果が得られているか否かなどの制限的条件を適宜設定するようにしてもよい。
また、作動状況条件は、必須条件と制限的条件との組合せにより予め複数種類設定することもでき、所定遊技状態の成立を条件に作動状況条件を変更していくようにしてもよい。例えば、報知作動状態の発生条件を、前回大当り状態終了後、若しくは電源投入後からの第2表示手段44の表示態様変動回数が所定値(例えば、750回)を超過した時とし、この段階では、第1表示手段43が変動状態で、かつ、第2表示手段44が通常変動状態であることを作動状況条件とする。すなわち、報知作動状態であっても第1表示手段43又は第2表示手段44が未変動状態のときや、第2表示手段44がリーチ変動状態であれば、確定表示タイミング報知手段Aは作動しない。そして、報知作動状態の発生から第2表示手段44の表示態様変動回数が所定値(例えば、250回)を超過すると、第2表示手段44がリーチ変動状態でも確定表示タイミング報知手段Aが作動するようにし、さらに報知作動状態の発生から第2表示手段44の表示態様変動回数が所定値(例えば、500回)を超過すると、第2表示手段44が未変動状態でも確定表示タイミング報知手段Aが作動するようにする。
また本発明は、パチンコ機1 の機械的構造や、パチンコ機1 の制御系などの変形はもちろん、アレンジボールや雀球遊技機への適用も可能である。
本発明の実施形態に係るパチンコ機の正面概略図である。 本発明の実施形態に係るパチンコ機1 の遊技領域を示す図1の要部拡大図である。 (A)はパチンコ機の第2可変入賞手段23の動作説明図であり、(B)は第1可変入賞手段の動作説明図である。 本発明の実施形態に係るパチンコ機の背面概略図である。 本発明の実施形態に係るパチンコ機の制御回路を示すブロック図である。 第1実施形態に係るパチンコ機の主制御手段の処理工程を示すフローチャート図である。 図5の要部拡大図であり、表示態様制御手段を示すブロック図である。 ランプ制御手段の制御内容を示す各種電飾部材の動作表図である。 第2実施形態に係るパチンコ機の主制御手段の処理工程を示すフローチャート図である。
符号の説明
A.確定表示タイミング報知手段
1.パチンコ機
6.スピーカ
9.大当りランプ
10.ハンドル
17.遊技領域
18.ガイドレール
19.液晶表示装置
20,21.第1始動手段
22.第2始動手段
23.第2可変入賞手段
24,25.普通入賞口
26,27.サイドランプ
28,29.アンダーランプ
30,31.電飾風車
35.第1可変入賞手段
36.オーバーランプ
37.払出ランプ
38.補給切れランプ
39.エラーランプ
40.皿満杯ランプ
41.液晶画面
43.第1表示手段
44.第2表示手段
45.第1保留球ランプ
46.第2保留球ランプ
49.大入賞口
50.特別入賞口
51.主制御手段
52.中継制御手段
53.払出制御手段
54.表示態様制御手段
55.ランプ制御手段
56.音声制御手段
57.発射制御手段
62.振動手段

Claims (2)

  1. 第1始動手段(20),(21)と、第2始動手段(22)と、第1始動手段(20),(21)の遊技球検出結果に基づいて表示態様を変動させると共に表示態様の変動開始から所定時間経過後に変動前の表示態様と同一又は異なる表示態様を確定表示する第1表示手段(43)と、第1表示手段(43)が特定の表示態様を確定表示することに基づいて第2始動手段(22)への入賞率を一時的に高める第1可変入賞手段(35)と、第2始動手段(22)の遊技球検出結果に基づいて表示態様を変動させる第2表示手段(44)と、第2表示手段(44)が特定の表示態様を確定表示することに基づいて大入賞口(49)を開口させる第2可変入賞手段(23)とを有する弾球遊技機において、
    前記第1表示手段(43)にて表示態様が確定表示されるタイミングを予め遊技者に報知する確定表示タイミング報知手段(A)と、前記確定表示タイミング報知手段(A)によって第1表示手段(43)にて表示態様が確定表示されるタイミングを報知する報知作動状態、および、第1表示手段(43)にて表示態様が確定表示されるタイミングを報知しない非報知作動状態を切替える報知作動状態発生手段とを備えていることを特徴とする弾球遊技機。
  2. 報知作動状態と非報知作動状態とで第1可変入賞手段(35)が第2始動手段(22)への入賞率を向上させる時間に格差を設けたことを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
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