JP4283197B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は、パチンコ遊技機、スロットマシンなどの遊技機に関し、特に始動条件成立時に乱数を取得して大当たり抽選を行い、特定の乱数を取得して当選した場合、遊技者に有利な特別遊技状態(大当り)となり、さらにその乱数が所定の乱数であった場合、次の大当たり抽選時の当選確率が高確率となる特典が付与される遊技機に関する。
従来、例えば、特定の始動入賞口に遊技球が入ると、乱数を取得して大当たり抽選を行うと共に、図柄表示装置の3列の図柄を上から下に流れるように変動表示し、大当たり当選した場合、3列の図柄が予め設定した判定ライン上で所定の図柄に揃って停止し、特別遊技状態つまり大当たりとなって、可変入賞装置の大入賞口が開き、多くの遊技球を入賞させるパチンコ遊技機が、広く使用されている。
また、この種のパチンコ遊技機として、下記特許文献1に記載されるように、取得した乱数が特定の乱数であって、大当り停止図柄が「777」などの特定図柄であった場合、次の大当り抽選時の当選確率を通常より高確率とする確率変動の特典を付与するように動作する遊技機が知られている。
このパチンコ遊技機では、確率変動特典付きの大当りが発生すると、大当りが連続して発生する可能性が高くなり、大当りの発生によって可変入賞装置の大入賞口が開放される回数(ラウンド数)が数多く実行され、非常に多くの賞球が払い出される。
特開平10−174751号公報
しかしながら、このような確率変動特典付きの大当りが発生し、高確率モードに移行するパチンコ遊技機であっても、通常の低確率モード時に大当り抽選を行う場合、通常の大当りが発生する確率と確率変動付き大当りが発生する確率は、共に約1/600と小さく、また殆どの場合、大当りが発生したとしても、その半分は通常の大当りであり、遊技者には、どのような状態になると、確率変動付きの大当りが発生するのか、或はこのパチンコ遊技機は、果たして確率変動付きの大当りが発生する機種なのか、遊技者が懐疑的になって、パチンコゲームに対する興趣を低下させやすいという課題があった。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、新たな興味をもってゲームを行うことができ、遊技に対する遊技者の興趣を向上させることができる遊技機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1の遊技機は、
始動条件成立時に図柄を変動表示する図柄表示装置と、該始動条件成立時に乱数を取得して大当り抽選を行う抽選手段と、を備え、大当たり乱数を取得して当選し、該図柄表示装置の図柄が予め決められた配列に揃って停止したとき、特別遊技状態となり、確率変動付きの大当り乱数を得して当選した場合、低確率モードから高確率モードに移行する遊技機において、
大当り乱数を取得して大当り抽選に当選したとき、初期値を決定する初期値決定手段と、確率変動付き大当り乱数を取得して特別遊技状態となり高確率モードに移行したとき、減算値を決定する減算値決定手段と、該初期値及び減算値を表示する数値表示器と、を備え、
該初期値決定手段は、通常の大当り乱数の取得時、該初期値を所定値以下に決定し、確率変動付きの大当り乱数の取得時には、該初期値を所定値より大きい値に決定し、該減算値決定手段は、通常の大当り乱数の取得時、初期値から減算値を減算した値が所定値以下となるように該減算値を決定し、且つ該減算値決定手段は、確率変動付き大当り乱数の取得時、初期値から減算値を減算した値が所定値より大きくなるように該減算値を決定し、
該初期値から減算値を減算した値が所定値以下となったとき、前記低確率モードとし、該初期値から減算値を減算した値が所定値より大きくなったとき、前記高確率モードとして、該高確率モードと該低確率モード間を該初期値から該減算値を減算した値に関連付けて移行させるようにし、該初期値と該減算値を該数値表示器に表示することを特徴とする。
ここで、請求項2のように、上記初期値決定手段は、通常の大当り乱数の取得時、該初期値を「0」に決定し、確率変動付きの大当り乱数の取得時には、該初期値を「1」以上の整数に決定し、上記減算値決定手段は、高確率モードにおいて、確率変動付きの大当り乱数の取得時、初期値から減算値を減算した値が「0」より大きくなるように該減算値を決定し、通常の大当り乱数の取得時、初期値から減算値を減算した値が「0」以下なるように該減算値を決定することができる。
また、請求項3のように、初期値及び減算値の決定過程並びに決定された初期値及び減算値をアニメーションで表示する表示手段を設けることができる。
上記構成の遊技機は、例えばパチンコ遊技機の場合、遊技中、始動入賞口に遊技球が入賞し、または保留球が消化されるとき、乱数を取得して大当り抽選が行われると共に、図柄表示装置に図柄が変動表示される。取得した乱数が大当たり乱数で、図柄が予め決められた図柄に揃って停止したとき、特別遊技状態(大当り)が発生する。大当りが発生すると可変入賞装置の大入賞口が開放され、その動作が複数回のラウンドに渡って実施される。
低確率モードにおける大当たり発生時に、初期値決定手段が初期値を決定するが、取得した大当り乱数が通常の大当り乱数であった場合、初期値を例えば「0」に設定し、取得した大当り乱数が確率変動付き大当り乱数であった場合、初期値を例えば「1」以上の整数に設定し、これを数値表示器に表示する。このとき、初期値は、例えば、表示器にルーレットを表示し、そのルーレットを回し内部的に決定された初期値にルーレットの指針を止めるように表示することができる。そして、取得した大当り乱数が確率変動付き大当り乱数である場合は、低確率モードから高確率モードに移行し、それ以外の場合は低確率モードを維持する。
これにより、初期値により大当り抽選の確率が大きく変わるため、遊技者には、初期値がどのような値に決定されるか興味をもってゲームを行うことができる。また、遊技者は、確率変動付き大当りが発生しない場合は、低確率モードが維持されて、数値表示器には初期値「0」が継続して表示されるから、遊技者はその「0」の表示を見て、通常の低確率モードであることを認識し、その数値表示が「0」から高確率モードを示す「1」以上の数値になることを期待しながらゲームを行なうことができる。さらに、確率変動付きの大当り乱数が取得されたときには、数値表示器に「1」以上の数が表示されるから、この表示を見た遊技者には、高確率モードに移行することが分かり、この後の大当りの期待を持ってゲームを行なうことができる。
そして、高確率モードに移行すると、大当り乱数を取得する確率が通常より大幅に高くなるが、このような高確率モードには、減算値が決定される。減算値は、上記の初期値から当該減算値を減算したとき、取得した大当り乱数が通常の大当り乱数であった場合、減算した値が0以下になるように減算値が決定される。この減算値は、例えば、表示器にルーレットを表示し、そのルーレットを回し内部的に決定された減算値にルーレットの指針を止めるように表示することができる。減算値は、初期値と共に数値表示器に表示される。
したがって、遊技者は、高確率モード中にどのように減算値が決定され、初期値からその減算値を減算した結果から、どのように高確率モードと低確率モード間が変化するか、という新たな興味をもってゲームを行うことができる。
また、遊技者は、通常の低確率モード時には、初期値を見ることによって高確率モードへの移行の有無をリアルタイムで知ることができ、高確率モード時には、初期値から減算値を減算した値を見ることにより、遊技者は、高確率モードの継続かまたは低確率モードへの移行か、をリアルタイムで知ることができるため、大きな期待感を持ってゲームを行うことができ、パチンコなどの遊技への興趣を向上させることができる。
さらに、決定された初期値及び減算値をアニメーションで表示することにより、遊技者は、高確率モードの移行とそれを維持するための初期値の変化を期待感をもって視認し、これにより遊技機のゲーム性をさらに高めることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1はパチンコ遊技機の正面図を示している。図において、1はパチンコ機の木枠で、木枠1の前には前面枠2が蝶番を介して開閉可能に装着され、前面枠2の前面にはガラス扉5を開閉可能に設けた金枠が取り付けられ、前面枠2の内側に遊技盤3が着脱可能に取り付けられる。また、遊技盤3の背面側に合成樹脂製の機構板がヒンジを介して回動可能に装着される。前面枠2の縁部には装飾用にサイドランプ56が設けられ、また、ガラス扉5の縁部にガラス枠ランプ57が設けれ、さらに、遊技盤3の中央部には装飾用に盤面ランプ58が配設され、それらの装飾ランプは後述のランプ制御部50に接続される。スピーカ45が遊技盤3の縁部の内側などに配設される。スピーカ45は後述の音声制御部40に接続され、各種の演出プログラムに応じた音声や音楽を発生する。
ガラス扉5の下側に、前板7が図示しない発射レールや打球杆を覆うように開閉可能に装着され、前板7の前面に打球供給皿6が設けられる。更に、前面枠2の下部に、打球発射装置の一部を構成する打球発射ハンドル9が設けられると共に、打球供給皿6で貯留できなくなった賞球を貯留する下皿8が設けられる。
遊技盤3の遊技領域中の中央部には、図1のように、カラー液晶表示器等を有した図柄表示装置10が配設される。この図柄表示装置10は、その表示器10aの下部に保留球を表示するための保留球表示部10cが設けられる。図柄表示装置10の表示器10aには、例えば3列に配置された複数の図柄(始動条件成立時の抽選に基づいて変動する図柄)を順に上から下に循環移動させて変動表示する。また、大当りやリーチの際の予告演出画面、及び大当り演出画面などが表示器10aに表示される。
さらに、図1に示すように、図柄表示装置10の右側に、後述する大当り時の初期値と高確率モード時の減算値を表示する数値表示器27が設けられ、大当り発生時に抽選により決定された初期値を表示し、また、高確率モード中に決定された減算値を表示する。
図柄表示装置10の中央位置の下方に、始動入賞口13が設けられ、さらにその両側に普通入賞口12、通過ゲート4が配設され、始動入賞口13の下側に、可変入賞装置11が設けられる。始動入賞口13は開閉可能な羽根13cを有し、始動入賞口ソレノイド13bにより羽根は開閉駆動され、そこに入賞した球はその内側に配設された始動入賞口検出器14により検出される。可変入賞装置11には大入賞口を開閉動作する開閉部材11aが、大入賞口ソレノイド11cにより開閉可能に設けられる。
可変入賞装置11の大入賞口内にはVゾーンと呼ばれる特定入賞口が設けられ、特定入賞口に入賞した球を検出するための継続入賞口検出器19がその内側に設けられ、さらに、大入賞口に入賞した球を検出する大入賞口検出器18が設けられる。入賞口に入賞した入賞球の数をカウントするカウンタが例えばRAMの特定メモリ領域等に設けられ、カウント値が例えば9個になると、可変入賞装置11の開閉部材11aは閉じられる。開閉部材11aの1回の開放が1ラウンドとされ、所定時間内に特定入賞口に入賞するとラウンドが更新され、最大で16ラウンド、つまり16回、開閉部材11aが開放される。また、始動入賞口13の両側の通過ゲート4または普通入賞口12に遊技球が入賞したときには、始動入賞口13の羽根13cが始動入賞口ソレノイド13bにより所定時間だけ開くように動作する。
図2に示すように、パチンコ遊技機の制御系は、パチンコゲームの基本的な動作を制御し、始動条件成立時には図柄変動コマンドを出力する主制御部20と、主制御部20からの図柄変動コマンドを入力し図柄の変動表示制御を行う図柄制御部30と、主制御部20からコマンドデータを入力し音声の発生を制御する音声制御部40と、主制御部20からのコマンドデータを入力し装飾ランプの点灯を制御するランプ制御部50とから構成される。
主制御部20は、予め記憶されたプログラムに基づきパチンコゲームに伴う制御処理を実施するCPU21、そのゲームのプログラムを記憶する読み出し専用のROM22、データを一時的に記憶し、CPU21のワークエリアとして機能するRAM23、及び入出力回路24を有して構成される。RAM23には、保留カウンタとして入賞球の保留数をカウントし記憶する領域、図柄変動回数をカウントし記憶する領域などが設定される。保留カウンタは、例えば1〜4まで最大4個の入賞球をカウントし保留記憶する。保留カウンタの値は図柄表示装置10の保留球表示部10cに表示される。RAM23はバックアップ電源によりバックアップされ、停電時にも記憶が保持されるようにしている。
さらに、主制御部20には、大当り抽選を行うための乱数発生器(例えば所定範囲内の乱数を繰り返し発生する乱数カウンタ)25が設けられている。CPU21は、遊技中に、始動入賞口13に遊技球が入賞すると、乱数発生器25からサンプリング回路を動作させてその時点の乱数を取得する。そして、その乱数について予めROM22に記憶した乱数テーブルを参照して大当り抽選を行い、図柄表示装置10において図柄変動を開始する。図柄変動中にさらに入賞球があった場合、保留カウンタに1を加算してその入賞球を保留し、保留球表示部10cの保留表示を1個増やし、最大で4個の保留球を保留記憶する。
さらに、主制御部20には、大当り状態となったときに決定される初期値及び高確率モード時の減算値を抽選により決定するための乱数発生器26が設けられる。決定された初期値及び減算値は、数値表示器27に表示され、また、表示器10aには決定するまでの過程がルーレットなどで表示される。
さらに、主制御部20のCPU21は、大当り抽選の抽選結果に基づき、図柄変動コマンドを、図柄制御部30、音声制御部40、及びランプ制御部50に出力する。これらの図柄変動コマンドを入力した図柄制御部30、音声制御部40、及びランプ制御部50は、予め記憶されたリーチ、リーチ予告、外れ、大当りなどの各種演出プログラムを選択・決定して実行するように構成される。
音声制御部40は、上記主制御部20と同様に、CPUユニットを主要部として構成され、CPU41は、ROM42に予め記憶されたプログラムに基づき、パチンコゲームの進行に応じて、スピーカ45から各種の音声を発生させる。始動入賞口13に入賞した際などの始動条件の成立時には、主制御部20から送られた図柄変動コマンドに基づき、演出プログラムを決定し、その演出プログラムに対応した音声を発生するためのデータをROM42から読み出し、スピーカ45から音声を発生させる。
ランプ制御部50は、上記主制御部20と同様に、CPUユニットを主要部として構成され、CPU51は、ROM52に予め記憶されたプログラムに基づき、パチンコゲームの進行に応じて、遊技機前面のサイドランプ等の装飾ランプ56〜58を点灯或は点滅させる。始動入賞口13に入賞した際などの始動条件の成立時には、主制御部20から送られた図柄変動コマンドに基づき、演出プログラムを決定し、その演出プログラムに対応したデータをROM52から読み出し、そのデータに基づきサイドランプ等の装飾ランプ56〜58を点灯或は点滅させる。
次に、上記構成のパチンコ遊技機の動作を、図3のフローチャートを参照して説明する。
パチンコゲーム中に、遊技球が始動入賞口13に入賞すると、始動入賞口検出器14がその球を検出して始動入賞が検出される。このとき、CPU21は、始動入賞と判定し、ステップ110からステップ120に進み、乱数発生器25から乱数を取得して大当り抽選を行う。さらに、ステップ130で、図柄表示装置10において、図柄の変動表示を開始し、3列の図柄を上から下に流れるように複数の図柄を変動表示する。
次に、ステップ140にて、ステップ120で取得した乱数が大当り用の乱数か否かを、予めROM22に記憶した乱数テーブルを参照して判断して、大当り抽選を行う。ここで、取得した乱数が大当り乱数でなく、ハズレ乱数である場合、次に、ステップ160に進み、図柄表示装置10の変動図柄をハズレ図柄で停止表示するように制御する。この後、再びステップ110に戻り、始動入賞の判定を行ない、始動入賞時に、ステップ120で取得した乱数がハズレ乱数である場合、ステップ110、140、からステップ160が繰り返し実行される。
一方、ステップ140で、取得した乱数が大当り乱数であった場合、つまり大当りに当選した場合、次にステップ150に進み、図柄表示装置10の表示図柄が、大当り乱数に対応した図柄に揃って停止するように制御される。そして、次のステップ170で、大当り処理が実行され、大当り用のコマンドが図柄制御部30、音声制御部40、及びランプ制御部50に出力され、大当りの演出が行われると共に、可変入賞装置11の開閉部材11aが所定時間だけ開き、その間に入賞した遊技球の数をカウントし、入賞球の数が例えば9個に達した場合、開閉部材11aは一旦閉じられ、1ラウンドが終了する。その間に継続入賞口に遊技球が入賞した場合には、次のラウンドに進み、同様に開閉部材11aの開放動作が所定時間繰り返され、これが最大で例えば16ラウンド継続される。
次にステップ180で、その時点の遊技機のモードが高確率モードであるか否かを判定する。前回の大当り抽選時に確率変動付きの大当り乱数を取得して高確率モードに移行している場合以外は、通常の低確率モードであり、低確率モードの場合、ステップ180からステップ190に進む。このステップ190では、上記ステップ120で取得した大当り乱数が確率変動付き大当たり乱数であるか否かを判定し、通常の大当り乱数であって確率変動付きではない場合、次に、ステップ200に進み、初期値を「0」以下の整数、例えば「0」に決定する。そして、次のステップ210で、大当り抽選の確率を低確率モードとするようにセットする。この後、再びステップ110に戻り、上記ステップ110以降が繰り返され、ステップ120で取得される乱数が通常の大当り乱数である場合、ステップ180〜ステップ210が上記と同様に繰り返し実行される。
一方、ステップ120で取得した大当り乱数が確率変動付き大当たり乱数であると、上記ステップ190で判定した場合、ステップ190から次にステップ220に進み、初期値を「1」以上の整数に決定する。この場合の初期値は、乱数発生器26から乱数を取得して行なう抽選により決定することができ、例えば、「1,5,10」の数値の中から決定される。初期値は、ここでは例えば「10」に決定され、数値表示器27に表示される。初期値の決定処理に際しては、大当り時の表示器10aに、例えばルーレットを表示し、それを回して決定されるまでの流れを遊技者に表示することもできる。そして、ステップ220の次にステップ230に進み、大当り抽選の確率を低確率モードから高確率モードに変え、この回の処理を終了する。
そして、再びステップ110に戻り、遊技球が始動入賞口13に入賞して始動入賞すると、次のステップ120で、再び乱数を取得して大当り抽選を行なう。そして、上記と同様に、ステップ130で、図柄表示装置10の表示器10aに図柄の変動表示を開始する。次に、次のステップ140で、取得した乱数が大当り用乱数であるか否かを判定し、予めROMに記憶される乱数テーブルを参照して、大当りか否かを判定する。前回の大当り乱数が確率変動付き大当り乱数であった場合、高確率モードとなっているため、通常より高確率で大当りが発生する。
そして、ステップ140で、大当りと判定した場合、次にステップ150に進み、図柄表示装置10において変動図柄を大当り用の図柄に揃えて停止させるように制御し、次のステップ170で、大当り処理を上記と同様に実行する。一方、ステップ140で、ハズレと判定した場合、上記と同様にステップ160に進み、図柄表示装置10の変動図柄をハズレ図柄で停止表示するように制御する。
ステップ170に続き、ステップ180に進み、その時点の遊技機のモードが高確率モードであるか否かを判定する。ここでは、前回の大当り時に高確率モードに移行しているから、高確率モードと判断してステップ180からステップ240に進み、上記ステップ120で取得した乱数が通常の大当り乱数つまり非確率変動の大当り乱数であったか否かを判定する。ここで、乱数が通常の大当り乱数であった場合、次にステップ260に進み、上記初期値から減算値を減算した値が「0」以下になるように、減算値を決定する。減算値は、例えば「0,5,10」の数値の中から決定され、前回の処理における上記ステップ220で、初期値が「10」に設定されているから、初期値は、初期値から減算値を減算した値が「0」以下になるように、減算値は「10」に決定される。
仮に、上記ステップ220で、「1,5,10」の中から決定された初期値が「1」または「5」であった場合、減算値は、ステップ260で、「5」または「10」に決定されることになる。この減算値は、複数候補がある場合、乱数発生器26を用いて抽選により決定することができ、また、決定された減算値は、数値表示器27に表示される。そして、この後、ステップ210に進み、高確率モードから低確率モードに変えてこの回の処理を終える。
そして、一旦、高確率モードから低確率モードに移行すると、次のステップ180では、ステップ190から200に進み、通常の大当り乱数が取得される間は、低確率モードが維持され、確率変動付きの大当り乱数を取得した場合は、ステップ190からステップ220、230に進み、再度、初期値を決定すると共に高確率モードに移行する。
さらに、高確率モード中に大当り乱数が取得され、ステップ180からステップ240に進み、このステップ240にて、上記ステップ120で取得した乱数が確率変動付き大当り乱数であった場合、次にステップ250に進み、上記ステップ220で決定した初期値から減算値を減算した値が「0」より大きいことを条件に、減算値を決定する。
減算値は、例えば「0,5,10」の数値の中から決定され、上記ステップ220で、初期値が「10」に設定されている場合、ここで、初期値から減算値を減算した値が「0」より大きくなることが条件であるから、減算値は「0」または「5」に決定される。この減算値は、複数候補がある場合、乱数発生器26を用いて抽選により決定することができ、また、決定された減算値は、数値表示器27に表示される。そして、この後、ステップ230に進み、大当り抽選の確率を高確率とする高確率モードに継続してセットしこの回の処理を終える。
このように、高確率モード時にステップ120で取得される乱数が連続して確率変動付き大当り乱数である場合、ステップ180からステップ240、さらにステップ250からステップ230を繰り返し実行し、高確率モードが保持されて、高確率の大当り抽選が連続して実施され、連続して確率変動付き大当りが発生することになる。このような場合、最初にステップ220で決定された初期値から減算値が毎回減算される、つまり初期値から減算値の累積値が減算されることになるが、このときも、減算した後の初期値は、「0」より大きくなるように保持されることとなる。
なお、上記実施形態では、初期値及び減算値を決定する際、表示器にルーレットを表示して回転させ、決定された初期値及び減算値を遊技者に対し表示したが、例えば、大当り時の演出表示を行なう図柄表示装置10の表示器10aに、武器をもって戦う戦士のアニメーションを表示し、その武器に最初に充填された銃弾の数を初期値とし、減算値を使用した銃弾として表示し、初期値が「0」より大きい場合つまり銃弾が残っている場合は高確率モードが維持され、武器の銃弾が0になったとき、高確率モードが終了するように表示することもできる。このように、初期値や減算値を示唆する図形やキャラクター等の表示によって、初期値や減算値を遊技者にリアルタイムで報知するようにしてもよく、これにより、遊技機の演出性や遊技性を高めることができる。
さらに、上記実施形態では、取得した大当り乱数が確率変動付き大当り乱数ではない場合、初期値を「0」以下の整数としたが、その初期値を仮初期値として一旦「1」以上の値で表示し、当該大当り中にこの仮初期値から所定数を減算する演出を行い、この減算によって最終的に算出された数値を実質上の初期値として遊技者に報知するように構成することもでき、この場合、仮初期値から所定数を減算した本来の初期値が「0」以下になるように制御される。
また、取得した大当り乱数が確率変動付き大当り乱数である場合も同様に、初期値を仮初期値として一旦表示し、この仮初期値から所定数を減算する演出を行い、この減算によって最終的に算出された数値を実質上の初期値として遊技者に報知するように構成することもでき、この場合、仮初期値から所定数を減算した本来の初期値が「1」以上になるように制御される。
また、上記実施形態では、減算値は例えば「0,5,10」の中から選択決定したが、減算値を負の数値として決定し、初期値に対し負の数値を減算するつまり加算するようにすることもでき、この場合、高確率モード中の大当り時には、負の数値の減算値が減算(加算)され、初期値が増すことになり、初期値が「0」に近い数値に決定された場合であっても、遊技者には有利にゲームを進行させ、興趣を向上させることができる。
さらに、本発明は、上記のパチンコ遊技機の他、スロットマシン、パチンコ球を使用するスロットマシンなどの遊技機にも適用することができる。スロットマシンの場合、コインまたは遊技球を投入しレバーをオンした時点が、始動入賞つまり始動条件成立となる。
以上説明したように、本発明の遊技機によれば、低確率モード時の大当り時に初期値を決定すると共に、高確率モード時の大当り時に減算値を決定し、高確率モードと低確率モード間を、その初期値から減算値を減算した値に関連付けて移行させるようにし、その初期値と減算値を表示器に表示するから、遊技者はその初期値と減算値がどのように変化するからを見ながら、新たな興味を持ってゲームを行なうこことができ、遊技に対する遊技者の興趣を向上させることができる。
本発明の一実施形態を示すパチンコ遊技機の正面図である。 パチンコ遊技機の制御系のブロック図である。 パチンコ遊技機の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
3−遊技盤
10−図柄表示装置
11−可変入賞装置
13−始動入賞口
14−始動入賞口検出器
20−主制御部
21−CPU
22−ROM
23−RAM
25、26−乱数発生器
27−数値表示器

Claims (3)

  1. 始動条件成立時に図柄を変動表示する図柄表示装置と、該始動条件成立時に乱数を取得して大当り抽選を行う抽選手段と、を備え、大当たり乱数を取得して当選し、該図柄表示装置の図柄が予め決められた配列に揃って停止したとき、特別遊技状態となり、確率変動付きの大当り乱数を得して当選した場合、低確率モードから高確率モードに移行する遊技機において、
    大当り乱数を取得して大当り抽選に当選したとき、初期値を決定する初期値決定手段と、確率変動付き大当り乱数を取得して特別遊技状態となり高確率モードに移行したとき、減算値を決定する減算値決定手段と、該初期値及び減算値を表示する数値表示器と、を備え、
    該初期値決定手段は、通常の大当り乱数の取得時、該初期値を所定値以下に決定し、確率変動付きの大当り乱数の取得時には、該初期値を所定値より大きい値に決定し、該減算値決定手段は、通常の大当り乱数の取得時、初期値から減算値を減算した値が所定値以下となるように該減算値を決定し、且つ該減算値決定手段は、確率変動付き大当り乱数の取得時、初期値から減算値を減算した値が所定値より大きくなるように該減算値を決定し、該初期値から減算値を減算した値が所定値以下となったとき、前記低確率モードとし、該初期値から減算値を減算した値が所定値より大きくなったとき、前記高確率モードとして、該高確率モードと該低確率モード間を該初期値から該減算値を減算した値に関連付けて移行させるようにし、該初期値と該減算値を該数値表示器に表示することを特徴とする遊技機。
  2. 前記初期値決定手段は、通常の大当り乱数の取得時、前記初期値を「0」以下に決定し、確率変動付きの大当り乱数の取得時には、該初期値を「1」以上の整数に決定し、前記減算値決定手段は、高確率モードにおいて確率変動付きの大当り乱数の取得時、該初期値から該減算値を減算した値が「0」より大きくなるように該減算値を決定し、通常の大当り乱数の取得時、初期値から減算値を減算した値が「0」以下なるように該減算値を決定することを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記初期値及び減算値の決定過程、並びに決定された初期値及び減算値をアニメーションで表示する表示手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
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