JP3793821B2 - 組合わせ式遊技機 - Google Patents

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英理子 佐藤
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、組合わせ式遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、遊技盤面の下部に互いに隣接して配設された複数の下部入球口、これら下部入球口とは別に遊技盤面に設置された特定入球口、下部入球口のそれぞれに対応する複数の入球表示部を有する組合わせ表示装置、下部入球口に遊技球が入球すると入球した下部入球口に対応する入球表示部に入球表示をさせ、特定入球口に遊技球が入球すると予め設定されている複数の入球表示部に入球表示をさせる表示制御装置とを備え、組合わせ表示装置に表示される入球表示の組合わせが予め設定されている得点組合わせとなれば、この得点組合わせに応じた遊技球等を払い出す組合わせ式遊技機がある。
【0003】
通常、下部入球口は16個で、組合わせ表示装置としては、下部入球口の番号(1番〜16番)に対応する16カ所の入球表示部を横一列に備える横型や16カ所の入球表示部を4X4の升目にした升目型がある。そして、横型の場合には互いに隣接する4カ所以上に入球表示がなされれば得点組合わせ成立で、升目型では、縦一列、横一列、斜め一列のいずれか4カ所に入球表示がなされれば得点組合わせ成立とされ、得点組合わせに応じて遊技球や金属円盤等が払い出される。
【0004】
なお、普通、いずれかの入球口に入球した遊技球の合計が16球となれば1ゲームが終了され、次ゲームの開始前に精算処理が行われる。
この組合わせ式遊技機において、下部入球口とは別に設けられた特定入球口に入球すると、予め設定されている複数の入球表示部に入球表示をさせることにより、得点組合わせ成立の可能性を高めるものがある(例えば実公平6−6861号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、1ゲームの遊技球数が限られているので、たとえ特定入球口への入球により複数の入球表示部に入球表示されたとしても、得点組合わせが成立しないこともあった。つまり、遊技者としては、特定入球口に入球したからといって手放しで喜ぶわけにはいかなかった。
【0006】
この発明は、特定入球口を有する組合わせ式遊技機において、特定入球口の価値をさらに高めることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための手段として、請求項1記載の組合わせ式遊技機は、遊技盤面の下部に互いに隣接して配設された複数の下部入球口と、前記下部入球口とは別に前記遊技盤面に設置された特定入球口と、開放位置に変位した際には前記特定入球口を拡大または開放して入球し易い開放状態とする可動部材と、中央入球口への遊技球の入球に起因して当たり外れを判定し、誘導図柄表示装置に指示して該判定結果を当たり図柄または外れ図柄で表示させ、前記判定が当たりであると抽選入球口を開放させて入球可能とし、該抽選入球口に入球した遊技球が特別領域を通過すると増加モードとなって該増加モード中に遊技球が通過口を通過すると前記可動部材を前記開放位置にさせる中央制御装置と、前記下部入球口のそれぞれに対応する複数の入球表示部を有する組合わせ表示装置と、前記下部入球口に遊技球が入球すると該入球した下部入球口に対応する前記入球表示部を入球表示させ、前記特定入球口に遊技球が入球すると予め設定されている複数の前記入球表示部を入球表示させる表示制御装置とを備え、
1ゲームに使用できる遊技球数に制限があって該1ゲーム中に前記組合わせ表示装置に表示された入球表示の組合わせが予め設定されている得点組合わせとなれば、該得点組合わせに応じた遊技球等を払い出す組合わせ式遊技機において、
前記複数の下部入球口を、遊技球が入球し難い複数の難入球口と該難入球口よりも遊技球が入球し易い複数の普通入球口とから構成し、
前記組合わせ表示装置の前記入球表示部を、縦一列、横一列、斜め一列のいずれかの入球表示組が入球表示されなければ前記得点組合わせが成立しない升目型の配置とするとともに、前記難入球口に対応する前記入球表示部が入球表示されなければ前記得点組合わせが成立しない配置とし、
前記複数の普通入球口のうち1箇所の普通入球口を協力入球口とするとともに、前記入球表示組の少なくとも1組を、前記難入球口に対応する前記入球表示部と前記協力入球口を含んだ前記普通入球口に対応する前記入球表示部とから構成される特定入球表示組とし、
前記表示制御装置は、前記特定入球口に遊技球が入球すると、前記特定入球表示組を構成する前記入球表示部のうち前記協力入球口に対応する入球表示部以外の入球表示部を入球表示させる構成とし、
前記抽選入球口を前記誘導図柄表示装置の向かって左側に配置するとともに、前記通過口及び特定入球口を前記誘導図柄表示装置の向かって右側に配置し、さらに前記協力入球口を前記複数の下部入球口のうち右端側に配置したことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
上記の構成になる請求項1記載の組合わせ式遊技機においては、下部入球口のいずれか複数を他の下部入球口よりも入球し難い難入球口としている。つまり、難入球口以外の複数の下部入球口(普通入球口)は、難入球口よりも入球し易い。
【0010】
ところが、難入球口に対応する前記入球表示部に入球表示されなければ前記得点組合わせが成立し難いから、普通入球口への入球だけでは遊技者が賞球等を得ることは難しい。
一方、複数の普通入球口のうち1箇所の普通入球口を協力入球口とするとともに、入球表示組の少なくとも1組を、難入球口に対応する入球表示部と協力入球口を含んだ普通入球口に対応する入球表示部とから構成される特定入球表示組としている。また、特定入球口に入球があれば、表示制御装置は、特定入球表示組を構成する入球表示部のうち協力入球口に対応する入球表示部以外の入球表示部を入球表示させる。そして、協力入球口に対応する入球表示部が入球表示される可能性は高いから、特定入球口への入球により得点組合わせが成立する可能性はきわめて高い。
【0011】
つまり、特定入球口への入球の有無は得点の有無に直結しているから、特定入球口の価値はきわめて高い。
【0015】
【具体例】
次に、本発明の一具体例により発明の実施の形態を詳しく説明する。
図1に示すように、本具体例の組合わせ式遊技機10には、ほぼ全体がプラスチック製の前面枠12が設けられている。この前面枠12は、図示しないヒンジにより開閉可能とされているが、通常は、右側部に設けられた錠14によって閉鎖状態とされている。前面枠12の上部にはいわゆる大当たり状態が発生した際に点灯する大当たりランプ16が組み付けられている。
【0016】
前面枠12の内側には遊技盤20が配されているが、この遊技盤20の前面側は、前面枠12に保持された二重のガラス22a、22bによって覆われており、遊技盤20と内側のガラス22aとの間に遊技領域24が形成されている。
遊技盤20の中央部には、それぞれ1桁の数字を表示する左図柄枠26、中図柄枠28、右図柄枠30からなる誘導図柄表示装置32が装着されている。本具体例では、左図柄枠26は1、3、5、7、9の5種類の数字を、中図柄枠28は0〜9の10種類の数字を、右図柄枠30は1、3、5、7、9の5種類の数字を、それぞれ表示可能である。したがって、誘導図柄表示装置32としては、5x10x5=250種類の数字列を表示できる。なお、本具体例では、大当たり表示用の当たり図柄として777が設定されており、表示上の大当たり確率は1/250となっている。
【0017】
この誘導図柄表示装置32の直下には、図2に示されるように4x4=16個の表示区画34を有する組合わせ表示装置36が配されている。
図2に示すように、組合わせ表示装置36の各表示区画34には、1〜16の番号が付けられており、各表示区画34の背面側には図示しないランプが配されており、ランプの点灯により各番号を表示することができる。
【0018】
図1に示すように、組合わせ表示装置36の図示左側には、チューリップ部材38により開閉される抽選入球口40が設けられている。チューリップ部材38の上方には、3本の封鎖釘42が配置されており、チューリップ部材38が開かれないかぎり抽選入球口40に入球しない。また、抽選入球口40には、抽選入球口40に入球した遊技球を特別領域44と普通領域46とに振り分ける分配部48が付属している。この分配部48は、普通領域46に2球を分配すると、3球目を特別領域44に分配する構造である。
【0019】
組合わせ表示装置36の図示右側には、通過口としてのゲート50が配され、ゲート50の下方には本発明の特定入球口に相当する得点増加装置52が設けられている。得点増加装置52には、チューリップ部材54が備えられており、特定の条件下においてゲート50を通過する遊技球があると、このチューリップ部材54が開放される構成である。なお、このチューリップ部材54の開放条件については後述する。
【0020】
組合わせ表示装置36のほぼ真下には、中央入球口60が設けられており、その下方には、図3および図4に示されるように、16個の入球口64を横一列に連続して配置した16連チャッカ66が設置されている。
図1に示すように、16連チャッカ66の前面は、1〜16の数字が記された数字盤68を有する前飾り70によって覆われている。
【0021】
数字盤68の数字は、16連チャッカ66の各入球口64に対応している。具体的には、最も左の入球口64が数字盤68の1番に対応し、その隣の入球口64が2番、以下順に右に移るにしたがって3番、4番、・・・16番に対応している。そして、入球口64に入球すると、組合わせ表示装置36では、その入球口64に対応する数字盤68の数字と同番号の表示区画34が点灯される構成である。
【0022】
なお、図3に示すように、16連チャッカ66の11番の入球口64a、13番の入球口64bおよび15番の入球口64cは、16連チャッカ66の上方の障害釘群65a、65b、65c等によりきわめて入球し難くされており、2番の入球口64は15番の入球口64cと同様に、4番の入球口64は13番の入球口64bと同様に、6番の入球口64は11番の入球口64aと同様にきわめて入球し難く、8番および9番の入球口64は、中央入球口60の下側に突出している底部60aと障害釘67a、67bにより入球し難くされている。すなわち、これら2番、4番、6番、8番、9番の入球口64並びに11番の入球口64a、13番の入球口64bおよび15番の入球口64cが本発明の難入球口に該当している。また、図示にて明らかなように1番、3番、5番、7番、10番、12番、14番および16番の入球口64は入球し易くなっており、これらが本発明の普通入球口に該当している。そして、図2に示されるように、これら入球し易い入球口64に入球しただけでは得点組合わせは成立しない。
【0023】
図1に示すように、このように各種の部品が装着された遊技盤20を保持している前面枠12の下方には、プラスチック製で、上受け皿72および下受け皿74が一体的に設けられた皿部材76が配されている。上受け皿72および下受け皿74には、それぞれに組合わせ式遊技機10内部からの遊技球を排出するための上皿排出口77および下皿排出口78が開口している。
【0024】
また、皿部材76には複数の小孔からなるスピーカ面80が設けられており、スピーカ面80の裏側には遊技状態に応じて音声を発するスピーカ(図示略)が装着されている。
さらに皿部材76には、上受け皿72から供給される遊技球を遊技領域24に発射するためのモータ(図示略)を操作する発射ハンドル82、遊技結果に応じての賞球の排出を指示するための精算スイッチ84が設置されている。
【0025】
周知のように、組合わせ式遊技機10では合計16球の遊技球がいずれかの入球口に入球したときに1ゲームが終了し、賞球の払い戻し等の精算処理がなされる。通常は、遊技の進行にともなって自動的に精算処理がなされるのであるが、清算スイッチ84を押せば精算処理を実行させることができる。
【0026】
この皿部材76は左裏側に装着されたヒンジ(図示略)を軸として開閉可能であるが、通常の使用時には右裏側にてロックされて閉状態に保持されている。また通常の使用時には、皿部材76は前面枠12によって上辺部分を押さえられ開放を防止されている。したがって、皿部材76を開くには、前面枠12を開放し右裏側のロックを解除する必要がある。
【0027】
次に、この組合わせ式遊技機10の制御系について説明する。
図5に示すように、組合わせ式遊技機10には制御系の中枢としての中央制御装置90を備えている。この中央制御装置90は、周知のCPU、ROM、RAM等(いずれも図示略)を備えるマイクロコンピュータとして構成されており、各種の制御処理を実行できる。
【0028】
中央制御装置90には、抽選入球口40、特別領域44、普通領域46、ゲート50、得点増加装置52、中央入球口60、16連チャッカ66の各入球口64等、遊技盤20に設置されている各部からの入球信号または通過信号が入力される構成である。したがって、中央制御装置90は、これら各部への遊技球の入球または通過を知ることができる。
【0029】
また、中央制御装置90は、抽選入球口40および得点増加装置52に対して指示してチューリップ部材38、54を開放させ、また閉鎖させることや、誘導図柄表示装置32に対して左図柄枠26、中図柄枠28および右図柄枠30の各図柄を指定する図柄表示指令を送出して、図柄指令に従った表示をさせることができる。
【0030】
さらに、中央制御装置90は、抽選入球口40、得点増加装置52、中央入球口60、11番入球口64a、13番入球口64bおよび15番入球口64cを含む16連チャッカ66の各入球口64からの入球信号に応じて、組合わせ表示装置36の各表示区画34を点灯させることができる。
【0031】
詳しくは、中央制御装置90は、抽選入球口40からの入球信号があれば3番および5番の表示区画34を、得点増加装置52からの入球信号があれば11番、13番、14番および15番の表示区画34を、中央入球口60からの入球信号があれば7番の表示区画34を、16連チャッカ66の各入球口64からの入球信号に対しては各入球口64に対応する数字盤68の数字と同番号の表示区画34を、それぞれ点灯させることができる。
【0033】
なお、中央制御装置90には、0〜249までの250種類の数を繰り返しカウントするカウンタ92が接続されており、中央制御装置90はカウンタ92のカウント値を読み込むことができる。カウンタ92のカウント値は、大当たりの判定用に使用され、誘導図柄表示装置32に表示させる図柄を決定するためにも使用される。
【0034】
また、カウンタ92のカウント値が0〜249の連続数であり、誘導図柄表示装置32に表示される数字列が、前述のように不連続の数字列であることから、中央制御装置90には、カウンタ92のカウント値と250種類の数字列とを対照する対照テーブルが設けられている。
【0035】
次に、中央制御装置90の制御処理の説明を中心にして組合わせ式遊技機10の動作を説明する。
中央制御装置90は、組合わせ式遊技機10の電源が投入されると、図6に示すメインルーチンに従った処理を開始する。なお、この処理とは別に、組合わせ式遊技機10の各種ランプの点滅、音声出力、発射機構の制御など遊技機10の各部に対する制御処理も行われる。また、組合わせ式遊技機10の起動に伴って、カウンタ92はカウントを開始する等、組合わせ式遊技機10の各部がスタンバイないし始動する。
【0036】
ここで、メインルーチンの説明に先立って、精算処理について説明する。この組合わせ式遊技機10では、合計16球の遊技球がいずれかの入球口等に入球したときに1ゲームが終了し、賞球の払い戻し等の精算処理が必要となる。このため中央制御装置90は、各入球口等からの入球信号に基づいて入球数をカウントしており、これが16に達する毎に図9に示される精算ルーチンを実行する。すなわち、この精算ルーチンは、16球目の入球に起因する割り込み処理として、以下の説明で組合わせ表示装置36の表示区画34の点灯処理がなされる都度実行される。そして、精算ルーチンの終了後には、後述する増加モード以後の処理にある時を除いて、リセット状態となりメインルーチンが開始される。
【0037】
図9に示すように、中央制御装置90は、精算ルーチンを開始すると、まず組合わせ表示装置36の点灯状態に基づいて得点計算を行い、これに応じた賞球の払い出しを賞球払い出し装置に指示する(ステップ410)。
この得点計算は、組合わせ表示装置36において横または縦一列が点灯していれば(例えば3、2、8、5が点灯、図2参照)1点、斜め4区画が点灯していれば(例えば4、12、8、11が点灯、図2参照)2点として計算される。ただし、得点増加装置52への入球があった場合には前述の点数が2倍とされる。
【0038】
これら得点を成立させる縦一列、横一列および斜めの4個の表示区画34の組がそれぞれ入球表示組に該当する。また、この具体例では、1ゲームの得点の上限は10点とされており、1点につき16個の遊技球(最大160球/1ゲーム)が賞球として払い出される。
【0039】
次に、中央制御装置90は、入球数のカウントや組合わせ表示装置36の表示等を初期状態にリセットして(ステップ420)、精算ルーチンを終了する。
図6に示すように、メインルーチンでは、中央制御装置90は、まず入球信号を待ち(ステップ210)、入球信号があれば、これが中央入球口60からの入球信号であるかを判定する(ステップ220)。ここで、中央入球口60以外からの入球信号であれば、中央制御装置90は、組合わせ表示装置36に指示して、入球信号を送信してきた入球口に対応する番号の表示区画34を点灯させる(ステップ230)。また、中央制御装置90は、点灯させた表示区画34を記憶する。この記憶処理は、他のステップにおける処理で表示区画34を点灯させた際にも実行される。つまり、中央制御装置90は、表示区画34を点灯させる毎に、それを記憶する。
【0040】
一方、ステップ220で中央入球口60からの入球信号であると判定した場合には、中央制御装置90は、組合わせ表示装置36に指示して、7番の表示区画34を点灯させる(ステップ240)。続いて、中央制御装置90は、図7に示される当たり判定サブルーチンを実行する(ステップ250)。
【0041】
図7に示すように、当たり判定サブルーチンでは、中央制御装置90は、カウンタ92のカウント値を読み込む(ステップ310)。カウンタ92のカウント値は、前述したように0〜249の連続数のいずれかであるが、組合わせ式遊技機10の構造上から、遊技球が中央入球口60に入球するタイミングは、特定あるいは予測できないので、ここで読み込まれるカウント値は実質的に乱数となっている。
【0042】
次に、中央制御装置90は、ステップ310で読み込んだカウント値が、中央制御装置90のROMに予め記憶されている当たり数値と一致するかを判定する(ステップ320)。この具体例では、当たり数値は、0〜249の内から選定される1種類であり、当たりとなる確率は1/250である。したがって、前述の表示上の当たり確率と演算上の当たり確率は一致している。
【0043】
カウント値が当たり数値と一致しない(外れ)と判定した場合(ステップ320でNO)、中央制御装置90は、対照テーブルに基づいてカウント値に対応する数字列を決定し、誘導図柄表示装置32に指示して、この数字列(外れ図柄)を表示させ(ステップ330)、メインルーチンに戻る。
【0044】
一方、カウント値が当たり数値と一致する(当たり)と判定した場合(ステップ320でYES)、中央制御装置90は、カウンタ92のカウント値に対応する数字列(本具体例では777)を決定し、誘導図柄表示装置32に指示して、この数字列(当たり図柄)を表示させる(ステップ340)。
【0045】
続いて、中央制御装置90は、特別遊技に関わる処理を実行してから(ステップ350)、メインルーチンに戻る。
図8に示すように、この特別遊技に関わる処理では、中央制御装置90は、まず抽選入球口40に指示して、そのチューリップ部材38を約5.5秒間開放させる(ステップ510)。ただし、約5.5秒以内であっても、抽選入球口40に4個の遊技球が入球すれば、チューリップ部材38は閉鎖される。
【0046】
次に、中央制御装置90は、入球信号が有ったかを判定し(ステップ520)、入球信号がなければ(ステップ520:NO)、例えば抽選入球口40の開放時間5.5秒に0.2秒程度の検出待ち時間を加えた時間を経過したかを判定し(ステップ525)、この時間を経過していたならこの特別遊技処理を終了してメインルーチンに戻る。
【0047】
一方、入球信号があれば(ステップ520:YES)、中央制御装置90は、これが抽選入球口40からの入球信号であるかを判定する(ステップ530)。ここで、抽選入球口40以外からの入球信号であれば(ステップ530:NO)、中央制御装置90は、組合わせ表示装置36に指示して、入球信号を送信してきた入球口に対応する番号の表示区画34を点灯させる(ステップ540)。
【0048】
抽選入球口40からの入球信号であれば(ステップ530:YES)、中央制御装置90は、組合わせ表示装置36に指示して3番および5番の表示区画34を点灯させる(ステップ550)。
この抽選入球口40に3個以上の遊技球が入球した場合、3個目の遊技球は、分配部48において特別領域44に分配されるので、中央制御装置90は、遊技球が特別領域44を通過したかを判定する(ステップ560)。特別領域44を通過していなければ(ステップ560:NO)、ステップ520に回帰する。
【0049】
遊技球が特別領域44を通過していれば(ステップ560:YES)、中央制御装置90は増加モードに切換わる(ステップ580)。
増加モードとなった中央制御装置90は、ゲート50からの通過信号が入力されたか(遊技球がゲート50を通過したか)を判定する(ステップ590)。遊技球がゲート50を通過していたなら(ステップ590:YES)、中央制御装置90は、得点増加装置52に指示して、チューリップ部材54を約1.2秒間開放させる(ステップ600)。そして、開放された得点増加装置52からの入球信号があると(ステップ610:YES)、中央制御装置90は、組合わせ表示装置36に指示して、11番、13番、14番および15番の表示区画34を点灯させ、得点増加装置52に指示してチューリップ部材54を閉鎖させる(ステップ620)。なお、得点増加装置52に入球があったことにより、このときのゲームの得点は2倍とされる。
【0050】
得点増加装置52への入球により、組合わせ表示装置36の11番、13番、14番および15番の表示区画34が点灯されるので、さらに16番が点灯すれば(あるいは点灯していれば)縦一列の点灯により1点の得点組合わせが成立し、増加モードであるので2点として計算される。つまり、16番の入球口64は協力入球口に該当し、16番の表示区画34は協力表示部に該当する。また、8番、9番および16番の点灯があれば得点組合わせが成立し、増加モードに至るまでには抽選入球口40への入球により3番および5番の表示区画34が点灯されているから、2番および8番の点灯だけでも得点組合わせが成立する。
【0051】
このように、得点増加装置52への入球があると、得点組合わせの成立の可能性が飛躍的に高まる。一方、得点増加装置52への入球がなければ、入球口64a、64b、64cに対応する11番、13番および15番の表示区画34が点灯される可能性はきわめて小さく、また2番、4番、6番、8番および9番の表示区画34が点灯される可能性もきわめて小さいから、得点組合わせが成立する可能性もきわめて低い。
【0052】
また、中央制御装置90は、ゲート50からの通過信号が入力されていなければ(ステップ590:NO)、16連チャッカ66の入球口64等の入球口からの入球信号が有るかを判定し(ステップ630)、入球信号があれば、組合わせ表示装置36に指示して、その入球信号があった入球口に対応する表示区画34を点灯させる(ステップ640)。
【0053】
ステップ620またはステップ640の処理の後、1ゲームが終了したか(精算ルーチンが実行されたか)を判定する(ステップ650)。中央制御装置90は、1ゲームが終了していなければステップ590に回帰し、1ゲームが終了していれば次のステップ660に進む。
【0054】
ステップ660では、中央制御装置90は増加モードとなってから14ゲームを終了したかを判定する。そして14ゲームが終了していなければステップ590に回帰し、14ゲームが終了していれば特別遊技処理を終了してメインルーチンに戻る。
【0055】
以上のように、本具体例の組合わせ式遊技機10では、通常では、入球口64a、64b、64cに対応する11番、13番および15番の表示区画34が点灯される可能性はきわめて小さく、また2番、4番、6番、8番および9番の表示区画34が点灯される可能性もきわめて小さいから、得点組合わせが成立する可能性もきわめて低い。一方、得点増加装置52への入球があると、得点組合わせの成立の可能性が飛躍的に高まる。つまり、得点増加装置52への入球の有無は得点の有無に直結していると言えるから、得点増加装置52の価値はきわめて高い。
【0056】
また、このように得点組合わせの成立は、ほとんど得点増加装置52への入球の有無によって決まるから、遊技店としては、得点組合わせの成立の可能性を調節(いわゆる出球率を調節)するために、遊技盤20の多数の障害釘を調整する必要もなくなる。したがって、遊技店における釘調節の負担が軽減される。
【0057】
さらに、当たり判定ルーチンにおいて当たり表示されて抽選入球口40が開放され、遊技球が特別領域44を通過するという開放条件が成立すると増加モードとなり、増加モードにおいて遊技球がゲート50を通過すると得点増加装置52が開放されて入球し易い開放状態となる。その結果、上述のように得点組合わせが成立する可能性がきわめて高くなる。
【0058】
このように開放条件が成立すれば得点組合わせが成立すると言えるので、遊技者は開放条件の成立、不成立に一喜一憂することになり、組合わせ式遊技機10における遊技の興趣が高まる。
以上、具体例に従って、本発明について説明したが、本発明はこのような具体例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でさまざまに実施できることは言うまでもない。
【0060】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1、2および3記載の組合わせ式遊技機においては、特定入球口への入球の有無は得点の有無に直結しているから、特定入球口の価値はきわめて高い。
請求項2記載の組合わせ式遊技機は、得点組合わせを成立させる入球表示部の組の少なくとも1組が、特定入球口への入球に対応する入球表示部と、1箇所だけの普通入球口への入球に対応する入球表示部とにより構成されているから、特定入球口への入球によって得点が成立する可能性がきわめて高い。
請求項3記載の組合わせ式遊技機は、請求項1又は2に記載の組合わせ式遊技機において、遊技結果に応じて賞球の排出を指示するための精算スイッチを備え、遊技の進行に伴って自動的に精算処理をすると共に、前記精算スイッチによっても該精算処理を実行するから、遊技者が精算スイッチを操作して精算させることもできる。
【0061】
また、得点組合わせの成立は、特定入球口への入球次第であるから、遊技店としては、得点組合わせの成立の可能性を調節するために多数の障害釘を調整する必要もなくなる。したがって、遊技店における釘調節の負担が軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 具体例の組合わせ式遊技機の正面図である。
【図2】 具体例の組合わせ式遊技機の組合わせ表示装置の表示面の正面図である。
【図3】 具体例の組合わせ式遊技機の16連チャッカの各入球口とその上方の障害釘等の配置の説明図である。
【図4】 具体例の組合わせ式遊技機の16連チャッカの平面図である。
【図5】 具体例の組合わせ式遊技機の制御系のブロック図である。
【図6】 具体例の組合わせ式遊技機の中央制御装置が実行するメインルーチンのフローチャートである。
【図7】 具体例の組合わせ式遊技機の中央制御装置が実行する当たり判定サブルーチンのフローチャートである。
【図8】 具体例の組合わせ式遊技機の中央制御装置が実行する当たり特別遊技処理のフローチャートである。
【図9】 具体例の組合わせ式遊技機の中央制御装置が実行する精算ルーチンのフローチャートである。
【符号の説明】
10・・・組合わせ式遊技機、
20・・・遊技盤、
34・・・表示区画(入球表示部)、
36・・・組合わせ表示装置、
40・・・抽選入球口(入球口)、
52・・・得点増加装置(特定入球口)、
60・・・中央入球口(入球口)、
64・・・入球口(下部入球口)、
64a、64b、64c・・・入球口(難入球口)、
66・・・16連チャッカ、
90・・・中央制御装置(表示制御装置)。

Claims (1)

  1. 遊技盤面の下部に互いに隣接して配設された複数の下部入球口と、
    前記下部入球口とは別に前記遊技盤面に設置された特定入球口と、
    開放位置に変位した際には前記特定入球口を拡大または開放して入球し易い開放状態とする可動部材と、
    中央入球口への遊技球の入球に起因して当たり外れを判定し、誘導図柄表示装置に指示して該判定結果を当たり図柄または外れ図柄で表示させ、前記判定が当たりであると抽選入球口を開放させて入球可能とし、該抽選入球口に入球した遊技球が特別領域を通過すると増加モードとなって該増加モード中に遊技球が通過口を通過すると前記可動部材を前記開放位置にさせる中央制御装置と、
    前記下部入球口のそれぞれに対応する複数の入球表示部を有する組合わせ表示装置と、
    前記下部入球口に遊技球が入球すると該入球した下部入球口に対応する前記入球表示部を入球表示させ、前記特定入球口に遊技球が入球すると予め設定されている複数の前記入球表示部を入球表示させる表示制御装置とを備え、
    1ゲームに使用できる遊技球数に制限があって該1ゲーム中に前記組合わせ表示装置に表示された入球表示の組合わせが予め設定されている得点組合わせとなれば、該得点組合わせに応じた遊技球等を払い出す組合わせ式遊技機において、
    前記複数の下部入球口を、遊技球が入球し難い複数の難入球口と該難入球口よりも遊技球が入球し易い複数の普通入球口とから構成し、
    前記組合わせ表示装置の前記入球表示部を、縦一列、横一列、斜め一列のいずれかの入球表示組が入球表示されなければ前記得点組合わせが成立しない升目型の配置とするとともに、前記難入球口に対応する前記入球表示部が入球表示されなければ前記得点組合わせが成立しない配置とし、
    前記複数の普通入球口のうち1箇所の普通入球口を協力入球口とするとともに、前記入球表示組の少なくとも1組を、前記難入球口に対応する前記入球表示部と前記協力入球口を含んだ前記普通入球口に対応する前記入球表示部とから構成される特定入球表示組とし、
    前記表示制御装置は、前記特定入球口に遊技球が入球すると、前記特定入球表示組を構成する前記入球表示部のうち前記協力入球口に対応する入球表示部以外の入球表示部を入球表示させる構成とし、
    前記抽選入球口を前記誘導図柄表示装置の向かって左側に配置するとともに、前記通過口及び特定入球口を前記誘導図柄表示装置の向かって右側に配置し、さらに前記協力入球口を前記複数の下部入球口のうち右端側に配置した
    ことを特徴とする組合わせ式遊技機。
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