JP2693737B2 - 組合せ式遊技機 - Google Patents

組合せ式遊技機

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JP2693737B2
JP2693737B2 JP7098842A JP9884295A JP2693737B2 JP 2693737 B2 JP2693737 B2 JP 2693737B2 JP 7098842 A JP7098842 A JP 7098842A JP 9884295 A JP9884295 A JP 9884295A JP 2693737 B2 JP2693737 B2 JP 2693737B2
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英理子 佐藤
正吾 巽
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タイヨーエレック株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、組合せ式遊技機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、遊技盤面の下部に横一列に配設さ
れた通常は16個の下部入球口と、下部入球口のそれぞ
れに対応する入球図柄(番号)を4X4の表示面に表示
可能で、下部入球口に入球があると入球した下部入球口
に対応する入球図柄を表示する組合せ表示装置とを備
え、組合せ表示装置により表示される入球図柄の組合せ
が、例えば縦一列、横一列、斜め一列等のように予め設
定されている得点組合せとなれば、該得点組合せに応じ
た遊技球等を払い出す組合せ式遊技機がある。この組合
せ式遊技機は、アレンジボール遊技機とも呼ばれる。ま
た、得点組合せに対しては遊技球が払い出される形式や
コイン状の金属片が払い出される形式等がある。
【0003】この組合せ式遊技機では、16個の下部入
賞口のいくつかを相対的に入球困難として、得点組合せ
の成立を難しくしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この得点組合せの成立
を難しくする機構としては、遊技盤面の障害釘の配置に
よるのが一般的である。遊技機メーカーでは、大当たり
時ではない、普通の遊技状態における打球数に対する賞
球数の割合(いわゆるベース)が適切な範囲となるよう
に障害釘等を配置しているが、遊技店側で障害釘を調整
して得点組合せの成立をきわめて困難にすることも考え
られた。
【0005】このような釘調整がなされた場合、大当た
り時以外では、遊技者が得点を得る可能性はきわめて低
く、ベースはごく小さい数値であった。本発明は、組合
せ式遊技機において、遊技店側で障害釘等を調節したと
しても、ある程度以上のベースを確保して、遊技者が一
方的に不利となることを防止することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、請求項1記載の組合せ式遊技機は、遊技
盤面の下部に横一列に配設された複数の下部入球口と、
下部入球口のそれぞれに対応する入球図柄を表示可能
で、前記下部入球口に入球があると該入球した下部入球
に対応する前記入球図柄を表示する組合せ表示装置と
を備え、前記組合せ表示装置により表示される入球図柄
の組合せが予め設定されている得点組合せとなれば、該
得点組合せに応じた遊技球等を払い出す組合せ式遊技機
において、前記下部入球口とは異なる独立入球口と、前
記入球図柄を変動表示し、前記独立入球口に入球がある
と前記変動表示を停止して前記入球図柄の一種を静止表
示する変動表示装置と、該静止表示される前記入球図柄
を前記組合せ表示装置に表示させる表示制御手段とを設
けたことを特徴とする。
【0007】請求項2記載の組合せ式遊技機は、遊技盤
の下部に横一列に配設された複数の下部入球口と、該
下部入球口のそれぞれに対応する入球図柄を表示可能
で、前記下部入球口に入球があると該入球した下部入球
に対応する前記入球図柄を表示する組合せ表示装置と
を備え、前記組合せ表示装置により表示される入球図柄
の組合せが予め設定されている得点組合せとなれば、該
得点組合せに応じた遊技球等を払い出す組合せ式遊技機
において、前記入球図柄を変動表示し、ゲームが開始さ
れたとき又は開始直後に前記変動表示を停止して前記入
球図柄の一種を静止表示する変動表示装置と、前記下部
入球口とは異なる独立入球口と、該独立入球口に入球が
あると前記静止表示されている前記入球図柄を前記組合
せ表示装置に表示させる表示制御手段とを設けたことを
特徴とする。
【0008】請求項3記載の組合せ式遊技機は、請求項
1または2記載の組合せ式遊技機において、前記独立入
球口への入球に起因して選択される乱数に基づいて当た
りまたは外れを判定する判定手段と、上記判定手段にて
当たりと判定された際には当たりを示す当たり図柄を表
示し、上記判定手段にて外れと判定された際には外れを
示す外れ図柄を表示する誘導図柄表示手段と、上記判定
手段にて当たりと判定された際に遊技者に有利な特別遊
技を実行する特別遊技実行手段とを設けたことを特徴と
する。
【0009】請求項4記載の組合せ式遊技機は、請求項
1ないし3のいずれか記載の組合せ式遊技機において、
前記変動表示装置が前記独立入球口の直下に設置されて
いることを特徴とする。
【0010】
【作用】上記の構成になる請求項1記載の組合せ式遊技
機においては、下部入球口とは異なる独立入球口に入球
があると、変動表示装置は、入球図柄の変動表示を停止
して入球図柄の一種を静止表示する。表示制御手段は、
静止表示される入球図柄を組合せ表装置に表示させる。
【0011】独立入球口への入球のタイミングは特定あ
るいは予測できないので、静止表示される入球図柄も特
定できない。したがって、独立入球口への入球があれ
ば、一定の確率で、各下部入球口への入球と同等の結果
を得ることができる。つまり、たとえ遊技店側で障害釘
等を調節して特定の下部入球口への入球を極端に困難と
しても、そのような下部入球口に入球したと同等の結果
となり、得点組合せが成立する可能性が極端に低くなる
ことはない。したがって、大当たり時以外においても、
ある程度以上のベースが確保され、遊技者が一方的に不
利となることは防止される。
【0012】請求項2記載の組合せ式遊技機において
は、変動表示装置は、入球図柄を変動表示し、ゲームが
開始された直後に変動表示を停止して入球図柄の一種を
静止表示する。独立入球口に入球があると、表示制御手
段は、静止表示された入球図柄を組合せ表示装置に表示
させる。
【0013】ここで、ゲームが開始されたときとは、ゲ
ームの終了から次ゲームの開始までのインターバル期間
が終了した時点が例示され、当該ゲームの第1球目が発
射されることをもってゲーム開始としてもよい。変動表
示装置は、例えば主制御装置からインターバル終了の信
号が入力されたときや発射球センサからの発射信号が入
力されたときに、入球図柄の一種を静止表示する。1ゲ
ームが何時終了するかは予測不可能であるから、インタ
ーバル終了のタイミングも予測できない。また、ゲーム
の第1球目の発射タイミングも、遊技機側では予測不可
能である。したがって、予測できないタイミングで変動
表示装置の表示が静止されることになり、静止表示され
る入球図柄も特定できない。
【0014】独立入球口に入球があると、このように静
止表示された入球図柄が組合せ表装置に表示される。こ
のため、一定の確率で、各下部入球口への入球と同等の
結果を得ることができる。つまり、たとえ遊技店側で障
害釘等を調節して特定の下部入球口への入球を極端に困
難としても、そのような下部入球口に入球したと同等の
結果となり、得点組合せが成立する可能性が極端に低く
なることはない。したがって、大当たり時以外において
も、ある程度以上のベースが確保され、遊技者が一方的
に不利となることは防止される。
【0015】請求項3記載の組合せ式遊技機において
は、判定手段は、独立入球口への入球に起因して選択さ
れる乱数に基づいて当たりまたは外れを判定する。誘導
図柄表示手段は、判定手段にて当たりと判定された際に
は当たりを示す当たり図柄を表示し、判定手段にて外れ
と判定された際には外れを示す外れ図柄を表示する。特
別遊技実行手段は、判定手段にて当たりと判定された
遊技者に有利な特別遊技を実行する。
【0016】すなわち、独立入球口が、従来の組合せ式
遊技機における始動入球口を兼ねている。このため、例
えば障害釘の調節により独立入球口への入球を特別に困
難とした場合には、打球数当たりの誘導図柄表示手段の
作動回数(いわゆる回転数)が少なくなる。遊技者は回
転数が少ない遊技機を避けるから、回転数を少なくした
場合には客の付きが悪くなる。したがって、遊技店側
は、独立入球口への入球をむやみに困難とするような釘
調整はできない。よって、請求項1または2の構成によ
る効果を向上させることができる。
【0017】請求項4記載の組合せ式遊技機において
は、変動表示装置が独立入球口の直下に設置されている
ので、独立入球口への入球に対応する入球図柄の静止表
示を視認しやすい。
【0018】
【実施例】次に、本発明の一実施例を説明する。本実施
例の組合せ式遊技機(以下、単に遊技機ともいう)10
の正面図である図1に示すように、遊技機10には、ほ
ぼ全体がプラスチック製の前面枠12が設けられてい
る。この前面枠12は、図示しないヒンジにより開閉可
能とされているが、通常は、右側部に設けられた錠14
によって閉鎖状態とされている。前面枠12の上部には
いわゆる大当り状態が発生した際に点灯する大当りラン
プ16が組み付けられている。
【0019】前面枠12は、遊技盤20を保持している
が、この遊技盤20の前面側は、二重のガラス22a、
22bによって覆われており、遊技盤20と内側のガラ
ス22aとの間に遊技領域24が形成されている。遊技
盤20の中央部には、それぞれ1桁の数字を表示する左
図柄枠26、中図柄枠28、右図柄枠30からなる誘導
図柄表示装置32が装着されている。本実施例では、左
図柄枠26は1、3、5、7、9の5種類の数字を、中
図柄枠28は0〜9の10種類の数字を、右図柄枠30
は1、3、5、7、9の5種類の数字を、それぞれ表示
可能である。したがって、誘導図柄表示装置32として
は、5x10x5=250種類の数字列を表示できる。
なお、本実施例では、大当たり表示用の当たり図柄とし
て777が設定されており、表示上の大当たり確率は1
/250となっている。
【0020】この誘導図柄表示装置32の直下には、図
2に示されるように4x4=16個の表示区画34を有
する組合せ表示装置36が配されている。図2に示すよ
うに、組合せ表示装置36の各表示区画34には、1〜
16の番号が付けられており、各表示区画34の背面側
には図示しないランプが配されており、ランプの点灯に
より各番号を表示することができる。
【0021】図1に示すように、組合せ表示装置36の
図示左側には、チューリップ38により開閉される特定
入球口40が設けられている。チューリップ38の上方
には、3本の封鎖釘42が配置されており、チューリッ
プ38が開かれないかぎり特定入球口40に入球しな
い。また、特定入球口40には、特定入球口40に入球
した遊技球を特別領域44と普通領域46とに振り分け
る分配部48が付属している。この分配部48は、普通
領域46に2球を分配すると、3球目を特別領域44に
分配する構造である。
【0022】組合せ表示装置36の図示右側には、ゲー
ト50が配され、ゲート50の下方には得点増加装置5
2が設けられている。得点増加装置52には、チューリ
ップ54が備えられており、特定の条件下においてゲー
ト50を通過する遊技球があると、このチューリップ5
4が開放される構成である。
【0023】組合せ表示装置36の斜め下には、一対の
ゲート56、58が設置されており、組合せ表示装置3
6のほぼ真下には、本発明の独立入球口に該当する中央
入球口60が設けられている。この中央入球口60の直
下には、1〜16の16種類の数字を変動表示および静
止表示可能な変動表示装置62が配されている。
【0024】さらに変動表示装置62の下方には、図3
に示されるように、16個の入球口64を横一列に連続
して配置した16連チャッカ66が設置されている。図
1に示すように、16連チャッカ66の前面は、1〜1
6の数字が記された数字盤68を有する前飾り70によ
って覆われている。
【0025】数字盤68の数字は、16連チャッカ66
の各入球口64に対応している。具体的には、最も左の
入球口64が数字盤68の1番に対応し、その隣の入球
口64が2番、以下順に右に移るにしたがって3番、4
番、・・・16番に対応している。この前飾り70に
は、数字盤68の各数字に対応してLED(図示略)が
備えられており、入球口64に入球すると対応する数字
のLEDが点灯する構成である。また、この数字盤68
の点灯と併せて、組合せ表示装置36において、数字盤
68の数字と同番号の表示区画34に点灯される構成で
ある。
【0026】つまり、16連チャッカ66の入球口64
に入球すると、数字盤68および組合せ表示装置36に
おいて、各入球口64に対応する番号が表示される。こ
のように各種の部品が装着された遊技盤20を保持して
いる前面枠12の下方には、プラスチック製で、上受け
皿72および下受け皿74が一体的に設けられた皿部材
76が配されている。上受け皿72および下受け皿74
には、それぞれに遊技機10内部からの遊技球を排出す
るための上皿排出口77および下皿排出口78が開口し
ている。
【0027】また、皿部材76には複数の小孔からなる
スピーカ面80が設けられており、スピーカ面80の裏
側には遊技状態に応じて音声を発するスピーカ(図示
略)が装着されている。さらに皿部材76には、上受け
皿72から供給される遊技球を遊技領域24に発射する
ためのモータ(図示略)を操作する発射ハンドル82、
遊技結果に応じての賞球の排出を指示するための清算ス
イッチ84が設置されている。
【0028】周知のように、組合せ式遊技機10では合
計16球の遊技球がいずれかの入球口に入球したときに
1ゲームが終了し、賞球の払い戻し等の清算処理がなさ
れる。通常は、次ゲームの第1球目が検出されたときに
自動的に清算処理がなされるのであるが、清算スイッチ
84を押せばこの次ゲームの第1球目の発射をしないで
清算処理を実行させることができる。
【0029】この皿部材76は左裏側に装着されたヒン
ジ(図示略)を軸として開閉可能であるが、通常の使用
時には右裏側にてロックされて閉状態に保持されてい
る。また通常の使用時には、皿部材76は前面枠12に
よって上辺部分を押さえられ開放を防止されている。し
たがって、皿部材76を開くには、前面枠12を開放し
右裏側のロックを解除する必要がある。
【0030】次に、この遊技機10の制御系について説
明する。図4に示すように、遊技機10には制御系の中
枢としての中央制御装置90を備えている。この中央制
御装置90は、周知のCPU、ROM、RAM等(いず
れも図示略)を備えるマイクロコンピュータとして構成
されており、各種の制御処理を実行できる。
【0031】中央制御装置90には、特定入球口40、
特別領域44、普通領域46、ゲート50、56、5
8、得点増加装置52、中央入球口60、16連チャッ
カ66の各入球口64等、遊技盤20に設置されている
各部からの入球信号または通過信号が入力される構成で
ある。したがって、中央制御装置90は、これら各部へ
の遊技球の入球または通過を知ることができる。また、
中央制御装置90は、特定入球口40および得点増加装
置52に対して指示してチューリップ38、54を開放
させ、また閉鎖させることができる。
【0032】中央制御装置90は、誘導図柄表示装置3
2に対して、左図柄枠26、中図柄枠28および右図柄
枠30の各図柄を指定する図柄表示指令を送出して、図
柄指令に従った表示をさせることができる。また、中央
制御装置90は、変動表示装置62に対して静止表示を
指示することと、変動表示装置62に静止表示される数
値を読み込むことができる。
【0033】さらに、中央制御装置90は、特定入球口
40、特別領域44、普通領域46、得点増加装置5
2、中央入球口60、16連チャッカ66の各入球口6
4からの入球信号または通過信号および変動表示装置6
2から読み込んだ数値に応じて、組合せ表示装置36の
各表示区画34を点灯させ、数字盤68の番号を点灯さ
せることができる。
【0034】なお、中央制御装置90には、0〜249
までの250種類の数を繰り返しカウントするカウンタ
92が接続されており、中央制御装置90はカウンタ9
2のカウント値を読み込むことができる。カウンタ92
のカウント値は、大当たりの判定用に使用され、誘導図
柄表示装置32に表示させる図柄を決定するためにも使
用される。
【0035】また、カウンタ92のカウント値が0〜2
49の連続数であり、誘導図柄表示装置32に表示され
る数字列が、前述のように不連続の数字列であることか
ら、中央制御装置90には、カウンタ92のカウント値
と250種類の数字列とを対照する対照テーブルが設け
られている。
【0036】次に、中央制御装置90の制御処理の説明
を中心にして遊技機10の動作を説明する。中央制御装
置90は、遊技機10の電源が投入されると、図5に示
すメインルーチンに従った処理を開始する。なお、この
処理とは別に、遊技機10の各種ランプの点滅、音声出
力、発射機構の制御など遊技機10の各部に対する制御
処理も行われる。また、遊技機10の起動に伴って、カ
ウンタ92はカウントを開始し、変動表示装置62は1
〜16の数字の変動表示を開始する等、遊技機10の各
部がスタンバイないし始動する。
【0037】このメインルーチンでは、中央制御装置9
0は、まず入球信号を待ち(ステップ210)、入球信
号があれば、これが中央入球口60からの入球信号であ
るかを判定する(ステップ220)。ここで、中央入球
口60以外からの入球信号であれば、中央制御装置90
は、組合せ表示装置36に指示して、入球信号を送信し
てきた入球口に対応する番号の表示区画34及び数字盤
68を点灯させる(ステップ230)。また、中央制御
装置90は、点灯させた表示区画34を記憶する。この
記憶処理は、他のステップにおける処理で表示区画34
を点灯させた際にも実行される。つまり、中央制御装置
90は、表示区画34を点灯させる毎に、それを記憶す
る。
【0038】一方、ステップ220で中央入球口60か
らの入球信号であると判定した場合には、中央制御装置
90は、変動表示装置62に指示して数字を静止表示さ
せる(ステップ240)。続いて、中央制御装置90
は、変動表示装置62に静止表示された数字を読み込む
(ステップ250)。次に、中央制御装置90は、組合
せ表示装置36に指示して、ステップ250で読み込ん
だ数字と同じ番号の表示区画34を点灯させる(ステッ
プ260)。遊技機10の構造上から、遊技球が中央入
球口60に入球するタイミングは、特定あるいは予測で
きない。したがって、変動表示装置62にどの数字が静
止表示されるかは無作意である。なお、変動表示装置6
2は、静止表示から約1秒を経過すると、前述した変動
表示を再開する。
【0039】その後、中央制御装置90は、図6に示さ
れる当たり判定サブルーチンを実行する(ステップ27
0)。図6に示すように、当たり判定サブルーチンで
は、中央制御装置90は、カウンタ92のカウント値を
読み込む(ステップ310)。カウンタ92のカウント
値は、前述したように0〜249の連続数のいずれかで
あるが、遊技機10の構造上から、遊技球が中央入球口
60に入球するタイミングは、特定あるいは予測できな
いので、ここで読み込まれるカウント値は実質的に乱数
となっている。
【0040】次に、中央制御装置90は、ステップ31
0で読み込んだカウント値が、中央制御装置90のRO
Mに予め記憶されている当たり数値と一致するかを判定
する(ステップ320)。この実施例では、当たり数値
は、0〜249の内から選定される1種類であり、当た
りとなる確率は1/250である。したがって、前述の
表示上の当たり確率と演算上の当たり確率は一致してい
る。
【0041】カウント値が当たり数値と一致しない(外
れ)と判定した場合(ステップ320でNO)、中央制
御装置90は、対照テーブルに基づいてカウント値に対
応する数字列を決定し、誘導図柄表示装置32に指示し
て、この数字列(外れ図柄)を表示させ(ステップ33
0)、メインルーチンに戻る。
【0042】一方、カウント値が当たり数値と一致する
(当たり)と判定した場合(ステップ320でYE
S)、中央制御装置90は、カウンタ92のカウント値
に対応する数字列(本実施例では777)を決定し、誘
導図柄表示装置32に指示して、この数字列(当たり図
柄)を表示させる(ステップ340)。
【0043】続いて、中央制御装置90は、特別遊技に
関わる処理を実行してから(ステップ350)、メイン
ルーチンに戻る。この特別遊技に関わる処理では、中央
制御装置90は、まず特定入球口40に指示して、その
チューリップ38を約5.5秒間開放させる。ただし、
約5.5秒以内であっても、特定入球口40に4個の遊
技球が入球すれば、チューリップ38は閉鎖される。特
定入球口40からの入球信号があると、中央制御装置9
0は、組合せ表示装置36に指示して3番および5番の
表示区画34を点灯させる。
【0044】この特定入球口40に3個以上の遊技球が
入球した場合、3個目の遊技球は、分配部48において
特別領域44に分配される。特別領域44に遊技球が分
配されると、増加モードとなる。この増加モード時にゲ
ート50からの通過信号が入力されると(遊技球がゲー
ト50を通過すると)、中央制御装置90は、得点増加
装置52に指示して、チューリップ54を約1.2秒間
開放させる。得点増加装置52からの入球信号があると
(得点増加装置52に入球すると)、中央制御装置は、
組合せ表示装置36に指示して、11番、13番、14
番および15番の表示区画34を点灯させ、得点増加装
置52に指示して、チューリップ54を閉鎖させる。な
お、得点増加装置52に入球があったことにより、この
ときのゲームの得点は2倍とされる。なお、増加モード
は、14ゲームを終了したとき又は遊技球が再び特別領
域44に分配されたときに終了する。
【0045】また、特別遊技に関わる処理中であって
も、16連チャッカ66の入球口64等の特定入球口4
0や得点増加装置52以外の入球口に入球があれば、中
央制御装置90は、組合せ表示装置36に指示して、各
入球口に対応する表示区画34を点灯させる。
【0046】この組合せ式遊技機10では、合計16球
の遊技球が、いずれかの入球口等に入球したときに1ゲ
ームが終了し、賞球の払い戻し等の清算処理が必要とな
る。中央制御装置90は、各入球口等からの入球信号に
基づいて入球数をカウントしており、これが16に達す
る毎に図7に示される清算ルーチンを実行する。すなわ
ち、この清算ルーチンは、16球目の入球に起因する割
り込み処理として実行される。
【0047】図7に示すように、清算ルーチンを開始す
ると、まず中央制御装置90は、表示区画34を点灯さ
せる毎に記憶しておいた、組合せ表示装置36の点灯状
態に基づいて得点計算を行い、これに応じた賞球の払い
出しを、賞球払い出し装置に指示する(ステップ41
0)。
【0048】この得点計算は、組合せ表示装置36にお
いて横または縦一列が点灯していれば(例えば3、2、
8、5が点灯、図2参照)1点、斜め4区画が点灯して
いれば(例えば4、12、8、11が点灯、図2参照)
2点として計算され、前述の得点増加装置52への入球
があればそれぞれ2倍とされる。なお、この実施例で
は、1ゲームの得点の上限は10点とされており、1点
につき16個の遊技球(最大160球/1ゲーム)が賞
球として払い出される。
【0049】以上のように、本実施例の組合せ式遊技機
10では、中央入球口60に入球すると、変動表示装置
62に1〜16の数字のいずれかが静止表示され、静止
表示された数字と同じ番号の表示区画34が点灯され
る。このため、例えば3番、2番、8番が点灯しやすく
5番がきわめて点灯しにくい釘調整である等、特別遊技
以外では得点組合せが成立しにくい釘調整とされていて
も、中央入球口60への入球があれば、一定の確率で例
えば5番が点灯して、3番、2番、8番および5番の1
得点の得点組合せが成立する。この得点組合せの成立の
可能性は、他の列についても同様である。このため、得
点組合せが成立する可能性が極端に低くなることはな
い。したがって、特別遊技(大当たり)時以外において
もある程度以上のベースが確保され、遊技者が一方的に
不利となることは防止される。
【0050】また、本実施例の遊技機10では、中央入
球口60が、従来の組合せ式遊技機における始動入球口
を兼ねている。このため、例えば障害釘の調整により中
央入球口60への入球を特別に困難とした場合には、打
球数当たりの誘導図柄表示装置32の作動回数(いわゆ
る回転数)が少なくなる。遊技者は回転数が少ない遊技
機を避けるから、回転数を少なくした場合には客の付き
が悪くなる。したがって、遊技店側は、中央入球口60
への入球をむやみに困難とするような釘調整はできな
い。よって、上述の効果を一層向上させることができ
る。
【0051】しかも、変動表示装置62が中央入球口6
0の直下に設置されているので、中央入球口60への入
球に対応する数字の静止表示を視認しやすい。なお、こ
の実施例では、誘導図柄表示装置32が誘導図柄表示手
段に、中央入球口60が独立入球口に、入球口64が
部入球口に、それぞれ相当し、中央制御装置90が表示
制御手段、判定手段および特別遊技実行手段として機能
している。また、組合せ表示装置36の各表示区画34
に表示される数字が、入球図柄に相当している。
【0052】以上、実施例に従って、本発明について説
明したが、本発明はこのような実施例に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でさまざまに
実施できることは言うまでもない。例えば、実施例で
は、中央入球口60に入球すると、変動表示装置62
は、静止表示後約1秒を経過したなら変動表示を再開す
る構成であるが、1回のゲーム中で最初に中央入球口6
0に入球した際に静止表示し、その表示を当該ゲーム中
は固定する構成としてもよい。つまり、前者は、1ゲー
ム中に中央入球口60に複数回の入球があると、複数の
番号が点灯される可能性があるが、後者の場合はこのよ
うな可能性はない。
【0053】あるいは、それまでは変動表示させておい
て、ゲーム間のインターバルの終了時点や各ゲームの第
1球目が検出されたとき等、ゲームが開始されたとき又
は開始直後に、変動表示装置62の表示を静止させ、そ
れを当該ゲームの終了まで維持し、中央入球口60に入
球したときに、静止表示されている番号を組合せ表示装
置36に表示(点灯)する構成としてもよい。
【0054】この場合、ゲーム開始のタイミング(イン
ターバルの終了時期や第1球目の発射タイミング)は予
測不可能であるから、予測できないタイミングで変動表
示装置62の表示が静止されることになり、実施例と同
様に、得点組合せが成立する可能性が極端に低くなるこ
とはない。したがって、特別遊技(大当たり)時以外に
おいてもある程度以上のベースが確保され、遊技者が一
方的に不利となることは防止される。
【0055】また、入球図柄は実施例の数字に限るもの
ではなく、A、B、C等のアルファベットや幾何学的な
記号等を使用できる。このことは、誘導図柄表示装置の
表示図柄についても同様である。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、上記の構成になる
請求項1記載の組合せ式遊技機によれば、たとえ遊技店
側で障害釘等を調節して特定の下部入球口への入球を極
端に困難としても、得点組合せが成立する可能性が極端
に低くなることはない。したがって、大当たり時以外に
おいてもある程度以上のベースが確保され、遊技者が一
方的に不利となることは防止される。
【0057】請求項2記載の組合せ式遊技機によれば、
たとえ遊技店側で障害釘等を調節して特定の下部入球口
への入球を極端に困難としても、得点組合せが成立する
可能性が極端に低くなることはない。したがって、大当
たり時以外においてもある程度以上のベースが確保さ
れ、遊技者が一方的に不利となることは防止される。
【0058】請求項3記載の組合せ式遊技機によれば、
独立入球口が、従来の組合せ式遊技機における始動入球
口を兼ねている。このため、例えば障害釘の調節により
独立入球口への入球を特別に困難とした場合には、打球
数当たりの誘導図柄表示手段の作動回数(いわゆる回転
数)が少なくなる。遊技者は回転数が少ない遊技機を避
けるから、回転数を少なくした場合には客の付きが悪く
なる。したがって、遊技店側は、独立入球口への入球を
むやみに困難とするような釘調整はできない。よって、
請求項1または2の構成による効果を向上させることが
できる。
【0059】請求項4記載の組合せ式遊技機によれば、
変動表示装置が独立入球口の直下に設置されているの
で、独立入球口への入球に対応する入球図柄の静止表示
を視認しやすい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の組合せ式遊技機の正面図である。
【図2】 実施例の組合せ式遊技機の組合せ表示装置の
表示面の正面図である。
【図3】 実施例の組合せ式遊技機の16連チャッカの
平面図である。
【図4】 実施例の組合せ式遊技機の制御系のブロック
図である。
【図5】 実施例の組合せ式遊技機の中央制御装置が実
行するメインルーチンのフローチャートである。
【図6】 実施例の組合せ式遊技機の中央制御装置が実
行する当たり判定サブルーチンのフローチャートであ
る。
【図7】 実施例の組合せ式遊技機の中央制御装置が実
行する清算ルーチンのフローチャートである。
【符号の説明】
10・・・組合せ式遊技機、20・・・遊技盤、24・
・・遊技領域、32・・・誘導図柄表示装置(誘導図柄
表示手段)、34・・・表示区画、36・・・組合せ表
示装置、40・・・特定入球口、50・・・ゲート、5
2・・・得点増加装置、60・・・中央入球口(独立入
球口)、62・・・変動表示装置、64・・・入球口
(下部入球口)、66・・・16連チャッカ、68・・
・数字盤、90・・・中央制御装置(表示制御手段、判
定手段、特別遊技実行手段)、92・・・カウンタ。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤面の下部に横一列に配設された複
    数の下部入球口と、 該下部入球口のそれぞれに対応する入球図柄を表示可能
    で、前記下部入球口に入球があると該入球した下部入球
    に対応する前記入球図柄を表示する組合せ表示装置と
    を備え、 前記組合せ表示装置により表示される入球図柄の組合せ
    が予め設定されている得点組合せとなれば、該得点組合
    せに応じた遊技球等を払い出す組合せ式遊技機におい
    て、 前記下部入球口とは異なる独立入球口と、 前記入球図柄を変動表示し、前記独立入球口に入球があ
    ると前記変動表示を停止して前記入球図柄の一種を静止
    表示する変動表示装置と、 該静止表示される前記入球図柄を前記組合せ表示装置に
    表示させる表示制御手段とを設けたことを特徴とする組
    合せ式遊技機。
  2. 【請求項2】 遊技盤面の下部に横一列に配設された複
    数の下部入球口と、 該下部入球口のそれぞれに対応する入球図柄を表示可能
    で、前記下部入球口に入球があると該入球した下部入球
    に対応する前記入球図柄を表示する組合せ表示装置と
    を備え、 前記組合せ表示装置により表示される入球図柄の組合せ
    が予め設定されている得点組合せとなれば、該得点組合
    せに応じた遊技球等を払い出す組合せ式遊技機におい
    て、 前記入球図柄を変動表示し、ゲームが開始されたとき又
    は開始直後に前記変動表示を停止して前記入球図柄の一
    種を静止表示する変動表示装置と、 前記下部入球口とは異なる独立入球口と、 該独立入球口に入球があると前記静止表示されている前
    記入球図柄を前記組合せ表示装置に表示させる表示制御
    手段とを設けたことを特徴とする組合せ式遊技機。
  3. 【請求項3】 前記独立入球口への入球に起因して選択
    される乱数に基づいて当たりまたは外れを判定する判定
    手段と、 上記判定手段にて当たりと判定された際には当たりを示
    す当たり図柄を表示し、上記判定手段にて外れと判定さ
    れた際には外れを示す外れ図柄を表示する誘導図柄表示
    手段と、 上記判定手段にて当たりと判定された際に遊技者に有利
    な特別遊技を実行する特別遊技実行手段とを設けたこと
    を特徴とする請求項1又は2記載の組合せ式遊技機。
  4. 【請求項4】 前記変動表示装置が前記独立入球口の
    に設置されていることを特徴とする請求項1ないし3
    のいずれか記載の組合せ式遊技機。
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