JP4399577B2 - 組合せ式遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、組合せ式遊技機に関する。
従来、遊技盤面の下部に横一列に配設された16個一連の入球口(16連チャッカー)、遊技盤面に分散配置された入球口や役物、16連チャッカーや他の入球口または役物に入球があるとそれら入球口等に対応する入賞図柄(入賞番号ともいう)を表示する組合せ表示装置および入球口等への入球が検出されるとその入球口等に対応する入賞図柄を組合せ表示装置に表示させる表示制御手段を備え、組合せ表示装置により表示される入球図柄の組合せにより得点が成立すると得点に応じた遊技球等を払出す組合せ式遊技機があり、アレンジボール式パチンコ機とも呼ばれている。
組合せ表示装置としては、16連チャッカーの前面側に配置されて1〜16の番号を横一列に表示する横長型や4X4の表示面に1〜16の番号を表示する四角型がある。普通、横長型では、例えば1、2、3、4のように隣接する4個の番号が表示されれば得点成立で、四角型では、例えば縦一列、横一列、斜め一列のいずれか4個が表示されれば得点成立で、この得点に応じた遊技球等が払出された。なお、遊技球に代えてコイン状の金属片が払い出されるものもあり、遊技球等の払出に代えて点数を付与し遊技終了時点で点数の合計を紙片やICカード等に記録して交付するものも提案されている。
この組合せ式遊技機では、規定数(普通16球)の遊技球がいずれかの入球口等に入球すると1ゲームが終了し、その時点で得点が成立していれば上記の払出等が行われるのであるが、1得点当たりの遊技球の払出数(賞球数)は16個とされていた。このため、例えば1ゲームで簡単に1得点が成立するようであると打球数以上の賞球数が約束されてしまって遊技が成立しない。したがって、例えば16連チャッカーの入球口のいくつかを相対的に入球困難として、得点の成立を難しくしていた。この得点の成立を難しくする機構としては、遊技盤面の障害釘の配置によるのが一般的であった。
特開平4−61873号公報
遊技機メーカーでは、この得点がたやすく成立しないように、しかも適度に成立するように障害釘等を配置しているが、遊技店側で障害釘を調整して得点組合せの成立をきわめて困難にすることもあった。
特に、特別の図柄が表示されると大当たりとなって大量の賞球等を獲得できる形式の組合せ式遊技機では、大当たり以外では、ほとんど賞球等を獲得できないほどに、遊技店側で障害釘を調整することもあった。このような釘調整がなされた場合、大当たり時以外では、遊技者が得点を得る可能性はきわめて低く、大当たり時ではない、普通の遊技状態における打球数に対する賞球数の割合(いわゆるベース)はごく小さい数値(実質的に0といってもよい)であった。そのために、一部の遊技者が一か八かの勝負をするとこともあり健全娯楽という観点から問題となることもあった。
本発明は、組合せ式遊技機のベースを適切なものにして遊技の健全性を確保すること目的としている。
上記課題を解決するための請求項1記載の組合せ式遊技機は、
上方から落下してくる遊技球をいずれか1つの入球口に入球させるべく配置された複数の入球口を備える多連入球装置と、
遊技球が第1のゲートを通過した場合に当たり外れの判定を行う判定手段と、
前記判定手段による前記判定の結果を表示する誘導図柄表示装置と、
前記誘導図柄表示装置に予め定められた当たり図柄が表示された場合に、遊技球が入球不可能な閉鎖状態から遊技球が入球可能な開放状態に変化する第1の可変入球口と、
前記第1の可変入球口に入球した遊技球を特別領域と普通領域とに択一的に振り分ける分配部と、
前記第1の可変入球口に入球した遊技球が前記分配部によって前記特別領域に振り分けられた場合に大当たり状態を発生させる大当たり状態発生手段と、
前記大当たり状態中に遊技球が第2のゲートを通過した場合に、遊技球が入球不可能な閉鎖状態から遊技球が入球可能な開放状態に変化する第2の可変入球口と、
前記多連入球装置の入球口を含む複数の入球口等に対応する入賞図柄を表示する組合せ表示装置と、
前記入球口等への入球が検出されると該入球が検出された入球口等に対応する前記入賞図柄を前記組合せ表示装置に点灯表示させる表示制御手段と、
規定数の遊技球が前記入球口等に入球して1ゲームが終了したときに前記組合せ表示装置に点灯表示された前記入賞図柄の組合せにより得点が成立していれば該得点に応じた個数の遊技球または該個数の遊技球と同等の遊技価値を遊技者側に与える価値付与手段とを備え、
前記第1の可変入球口への遊技球の入球が検出されると、前記表示制御手段が前記第1の可変入球口に対応する複数の入賞図柄を前記組合せ表示装置に点灯表示させ、
前記第2の可変入球口への遊技球の入球が検出されると、前記表示制御手段が前記第2の可変入球口に対応する複数の入賞図柄を前記組合せ表示装置に点灯表示させる組合せ式弾球遊技機において、
前記多連入球装置を構成する複数の入球口のうち一の入球口に設定される抽選入球口と、
前記多連入球装置を構成する複数の入球口のうち前記抽選入球口を除く一の入球口に設定される連動元入球口と、
前記多連入球装置を構成する複数の入球口のうち前記抽選入球口および前記連動元入球口を除く一又は複数の入球口に、前記連動元入球口の連動先として設定される連動先入球口と、
前記連動元入球口への遊技球の入球が検出された際に前記連動先入球口に対応する前記入賞図柄を前記組合せ表示装置に点灯表示させるか否かの抽選を、前記1ゲーム中における前記抽選入球口への最初の遊技球の入球が検出されたときに行う抽選手段とを備え、
前記表示制御手段は、前記1ゲーム中における前記連動元入球口ヘの遊技球の入球が検出されると、前記連動元入球口に対応する前記入賞図柄を前記組合せ表示装置に点灯表示させるとともに、前記抽選に当選している場合には前記連動先入球口に対応する前記入賞図柄を前記組合せ表示装置に点灯表示させることを特徴とする。
前述したように、組合せ式遊技機では得点の成立をある程度難しくするために入球口のいくつかを相対的に入球困難とするが、逆に言えば入球しやすい入球口があるということになる。そこで、入球しやすい入球口の1つあるいは複数を連動元入球口として、入球困難な入球口のいくつかを連動先入球口とすれば、連動先入球口(入球困難な入球口)に対応する入賞図柄が表示される可能性が高くなり、結果としてある程度得点を得やすくなる。つまりある程度以上のベースを確保できる。よって、組合せ式遊技機における遊技の健全性を確保できる。なお、入球口には、多連入球装置の入球口と、それ以外の入球口とがある。
ただし、入球困難な入球口の多くを連動先入球口としたのではベースが高くなりすぎるから、どの入球口を連動先入球口にするか、連動先入球口の数をいくつにするかといったことは、組合せ式遊技機の機種に応じて決める必要がある。また、このようにして連動先入球口の位置や数を決めてもベースが高くなりすぎる可能性がある。
そこで、請求項1記載の組合せ式遊技機では、
多連入球装置を構成する複数の入球口のうち一の入球口に抽選入球口を設定し、
1ゲーム中における抽選入球口への最初の遊技球の入球が検出されたときに
連動元入球口への遊技球の入球が検出された際に連動先入球口に対応する入賞図柄を組合せ表示装置に点灯表示させるか否かの抽選を行い(抽選手段)、
表示制御手段は、1ゲーム中における連動元入球口ヘの遊技球の入球が検出されると、連動元入球口に対応する入賞図柄を組合せ表示装置に点灯表示させるとともに、抽選手段による抽選に当選している場合には連動先入球口に対応する入賞図柄を組合せ表示装置に点灯表示させる構成としている。
この組合せ式遊技機では、抽選手段による抽選に当選しているときに限って上述の連動による入賞図柄の表示がなされるから、抽選手段による抽選に当選する確率を例えば2、3ゲームに1回というようなものにしておけば、ベースが高くなりすぎることはないし、この確率を適宜に設定することでベースの調整もできる。
この抽選手段による抽選に当選したか否かは、例えばデジタル表示器を使用して表示することができる。具体的には、遊技球が抽選入球口を通過したことに起因して、デジタル表示器において複数種類の数字を変動表示後に1種類の数字を静止表示し、このときに連動当たりとして設定されている数字が表示されたなら抽選に当選とするといった手法がある。
次に、本発明の実施例を図面を参照して説明することにより、発明の実施の形態を具体的に説明する。
[実施例]
本実施例の組合せ式遊技機(以下、単に遊技機ともいう)10の正面図である図1に示すように、遊技機10には、ほぼ全体がプラスチック製の前面枠12が設けられている。この前面枠12は、図示しないヒンジにより開閉可能とされているが、通常は、右側部に設けられた錠14によって閉鎖状態とされている。前面枠12の上部にはいわゆる大当り状態が発生した際に点灯する大当りランプ16が組み付けられている。
前面枠12は、遊技盤20を保持しているが、この遊技盤20の前面側は、二重のガラス22a、22bによって覆われており、遊技盤20と内側のガラス22aとの間に遊技領域24が形成されている。遊技盤20の中央部には、液晶表示盤25上に左図柄枡26、中図柄枡28、右図柄枡30が形成される誘導図柄表示装置32が装着されている。本実施例では、左図柄枡26には1、3、5、7、9の5種類の数字のいずれかが、中図柄枡28には0〜9の10種類の数字のいずれかが、右図柄枡30には1、3、5、7、9の5種類の数字のいずれかが、それぞれ表示される。したがって、誘導図柄表示装置32としては、5x10x5=250種類の数字列を表示できる。なお、本実施例では、大当たり表示用の当たり図柄として777が設定されており、表示上の大当たり確率は1/250となっている。
なお、この誘導図柄表示装置32においては、左図柄枡26、中図柄枡28および右図柄枡30外の表示域は、動画表示用の装飾表示部36とされている。誘導図柄表示装置32の図示左側には、開閉羽根38により開閉される特定入球口40が設けられている。開閉羽根38の上方には、3本の封鎖釘42が配置されており、開閉羽根38が開かれないかぎり特定入球口40に入球しない。また、特定入球口40には、特定入球口40に入球した遊技球を特別領域44と普通領域46とに振り分ける分配部48が付属している。この分配部48は、普通領域46に2球を分配すると、3球目を特別領域44に分配する構造である。
誘導図柄表示装置32の図示右側には、ゲート50が配され、ゲート50の下方には得点増加装置52が設けられている。得点増加装置52には、開閉羽根54が備えられており、特定の条件下においてゲート50を通過する遊技球があると、この開閉羽根54が開放される構成である。なお、開閉羽根54が閉じられている限り、遊技球は得点増加装置52には入球できない。
誘導図柄表示装置32の斜め下には、一対のゲート56、58が設置されており、誘導図柄表示装置32のほぼ真下には、中央入球口60が設けられている。この中央入球口60の直下には、7セグメントLEDにより0〜9の10種類の数字を切換表示可能な番号表示装置62が配されている。
さらに番号表示装置62の下方には、図2(a)に示されるように、16個の入球口64を横一列に連続して配置した多連入球装置としての16連チャッカー66が設置されている。なお、図2(b)に示すように、16連チャッカー66の入球口64には、6番(左から6番目)、7番(同7番目)、8番(同8番目)の入球口64のように入球が容易なものと、5番(左から5番目)や9番(同9番目)の入球口64のように、直上に三角配置の障害釘(三角釘)があって、入球が困難とされているものがある。
図1に示すように、16連チャッカー66の前面は、1〜16の数字が記された数字盤68を有する前飾り70によって覆われている。数字盤68は本発明の組合せ表示装置に該当し、その数字は、16連チャッカー66の各入球口64に対応している。具体的には、最も左の入球口64が数字盤68の1番に対応し、その隣の入球口64が2番、以下順に右に移るにしたがって3番、4番、・・・16番に対応している。この前飾り70には、数字盤68の各数字に対応してランプ(図示略)が備えられており、入球口64に入球すると対応する数字のランプが点灯する構成である。なお、特定入球口40、中央入球口60または得点増加装置52への入球によっても数字盤68の数字が点灯されるが、その詳細は後述する。
このように各種の部品が装着された遊技盤20を保持している前面枠12の下方には、プラスチック製で、上受け皿72および下受け皿74が一体的に設けられた皿部材76が配されている。上受け皿72および下受け皿74には、それぞれに遊技機10内部からの遊技球を排出するための上皿排出口77および下皿排出口78が開口している。
また、皿部材76には複数の小孔からなるスピーカ面80が設けられており、スピーカ面80の裏側には遊技状態に応じて音声を発するスピーカ(図示略)が装着されている。さらに皿部材76には、上受け皿72から供給される遊技球を遊技領域24に発射するためのモータ(図示略)を操作する発射ハンドル82、遊技結果に応じての賞球の排出を指示するための清算スイッチ84が設置されている。
この組合せ式遊技機10では、公知の組合せ式遊技機と同様に合計16球の遊技球がいずれかの入球口に入球したときに1ゲームが終了し、賞球の払い戻し等の清算処理がなされる。通常は、1ゲームの終了が確認されたときに自動的に清算処理がなされるのであるが、清算スイッチ84を押せば清算処理を実行させることができる。
この皿部材76は左裏側に装着されたヒンジ(図示略)を軸として開閉可能であるが、通常の使用時には右裏側にてロックされて閉状態に保持されている。また通常の使用時には、皿部材76は前面枠12によって上辺部分を押さえられ開放を防止されている。したがって、皿部材76を開くには、前面枠12を開放し右裏側のロックを解除する必要がある。
次に、この遊技機10の制御系について説明する。図3に示すように、遊技機10は制御系の中枢としての中央制御装置90を備えている。この中央制御装置90は、周知のCPU、ROM、RAM、入出力ポート等(いずれも図示略)を備えるマイクロコンピュータとして構成されており、各種の制御処理を実行できる。
中央制御装置90には、特定入球口40、特別領域44、普通領域46、ゲート50、56、58、得点増加装置52、中央入球口60、16連チャッカー66の各入球口64等、遊技盤20に設置されている各部からの入球信号または通過信号が入力される構成である。したがって、中央制御装置90は、これら各部への遊技球の入球または通過を知ることができる。また、中央制御装置90は、特定入球口40および得点増加装置52に対して指示して開閉羽根38、54を開放させ、また閉鎖させることができる。
中央制御装置90は、誘導図柄表示装置32に対して、左図柄枡26、中図柄枡28および右図柄枡30の各図柄を指定する図柄表示指令を送出して、図柄指令に従った表示をさせることができ、番号表示装置62に0〜9の10種類の数字を次々と切換表示させ、その切換表示を停止させてこれら10種類の数字のいずれかを静止表示させることができる。
また、中央制御装置90は、特定入球口40、特別領域44、普通領域46、得点増加装置52、中央入球口60、16連チャッカー66の各入球口64からの入球信号または通過信号に応じて、数字盤68の番号を点灯させることができる。
さらに、中央制御装置90には、0〜249までの250種類の整数値を繰り返しカウントするカウンタ92および0〜9の10種類の整数値を繰り返しカウントするカウンタ94が接続されており、中央制御装置90はカウンタ92、94のカウント値を読み込むことができる。詳しくは後述するが、カウンタ92のカウント値は、大当たりの判定用に使用され、誘導図柄表示装置32に表示させる図柄を決定するためにも使用される。同様に、カウンタ94のカウント値は、連動条件の成立不成立の判定に使用され、番号表示装置62に表示させる数字を決定するためにも使用される。
なお、カウンタ92のカウント値が0〜249の連続する整数であり、誘導図柄表示装置32に表示される数字列が、前述のように不連続の数字列であることから、中央制御装置90には、カウンタ92のカウント値と250種類の数字列とを対照する対照テーブルが設けられている。
次に、中央制御装置90の制御処理の説明を中心にして遊技機10の動作を説明する。中央制御装置90は、遊技機10の電源が投入されると初期設定等を実行し、その後はハード割込によりリセットスタートする毎に、図4に示すメインルーチンに従って、16連チャッカー66の連動元入球口(本実施例では7番の入球口64)に入球したときに連動先入球口に対応する番号を数字盤68に点灯させるか否かを決める(すなわち連動条件の成否を決める)ための連動処理(ステップ100、以下ステップをSと略記する)、数字盤68の番号の点灯に関わる点灯処理(S200)、賞球払出のための精算処理(S300)、当たり外れの判定と誘導図柄表示装置32に対する制御に関わる判定処理(S400)、特別遊技のための特別遊技処理(S500)、その他の処理(S600)を実行する。なお、その他の処理とは、例えば遊技機10の各種ランプの点滅、音声出力、発射機構の制御などの遊技機10の各部に対する制御処理である。
以下、連動処理(S100)、点灯処理(S200)、精算処理(S300)および判定処理(S400)について図面を参照して説明する。図5に示すように、連動処理においては、中央制御装置90は、まず抽選済みフラグがセットされているか否かを判断し(S101)、このフラグがセットされていなければ(S101:NO)、3番の入球口64からの入球信号があるか否か(3番の入球口64に入球したか否か)を判断する(S102)。3番の入球口64に入球していれば(S102:YES)、中央制御装置90は、カウンタ94のカウント値(抽選乱数)を読み込み(S103)、番号表示装置62に指示して0〜9の数字を変動表示させてからS103で読み込んだ抽選乱数と同じ数字を静止表示させる(S104)。続いて、中央制御装置90は、抽選済みフラグをセットしてから(S105)、抽選乱数が抽選当たり値(本実施例では3、7、9)であったか否か判断し(S106)、抽選当たり値であれば(S106:YES)、連動フラグをセットして(S107)、本処理を終了してメイン処理に戻る。
3番の入球口64への入球のタイミングは予測できないから、そのときに読み込まれる抽選乱数も予測あるいは特定できない。したがって、抽選乱数値が抽選当たり値と一致する確率は3/10である。なお、詳しくは後述するが、抽選済みフラグおよび連動フラグのリセットは1ゲームが終了したときに行われるので、S102以下の処理は1ゲーム中で最初に3番の入球口64に入球があったときに行われ、3番の入球口64への2回目以降の入球については行われない。
また、抽選済みフラグがセットされていたとき(S101:YES)、3番の入球口64に入球していなかったとき(S102:NO)または抽選乱数が抽選当たり値ではなかったとき(S106:NO)には、中央制御装置90は、そのままこの処理を終えてメイン処理に戻る。
図6に示すように、点灯処理においては、中央制御装置90は、まず特定入球口40、得点増加装置52、中央入球口60および16連チャッカー66の入球口64からの入球信号が入力されているか否かを判断する(S201)。そして入球信号があれば(S201:YES)、中央制御装置90は、数字盤68に指示して、入球信号を送信してきた入球口等に対応する番号を点灯させる(S202)。また、中央制御装置90は、点灯させた番号を記憶する。この記憶処理は、他の処理、例えば特別遊技処理における処理で数字盤68を点灯させた際にも実行される。つまり、中央制御装置90は、数字盤68を点灯させる毎にその番号を記憶する。
次に、中央制御装置90は、S201で取得した入球信号が連動元入球口(本実施例では7番の入球口64)からの信号であるか否かを判断し(S203)、もしそうなら(S203:YES)連動フラグがセットされているか否かを判断する(S204)。そして、連動フラグがセットされていたら(S204:YES)、中央制御装置90は、数字盤68に指示して連動先入球口に対応する番号を点灯させてから(S205)、本処理を終了してメイン処理に戻る。
本実施例では、中央制御装置90は、特別遊技ではない通常の遊技状態のときには連動先入球口として9番の入球口64を設定し、特別遊技のときには8番、9番および10番の入球口64を設定する。したがって、連動フラグがセットされていれば(図5に示される連動処理において抽選乱数が抽選当たり値と一致していたときには)、普通の遊技状態では7番の入球口64への入球により7番と9番が点灯され、特別遊技では7番〜10番が点灯されることになる。なお、この連動先入球口の設定を変更する処理を実行することで、中央制御装置90は連動変化手段として機能する。
また、入球信号が入力されていないとき(S201:NO)、入球信号が連動元入球口からの信号ではないとき(S203:NO)あるいは連動フラグがセットされていないとき(S204:NO)には、中央制御装置90は、そのままこの処理を終えてメイン処理に戻る。
図7に示すように、清算処理では、中央制御装置90は、いずれかの番号を点灯させる毎に記憶しておいた、数字盤68の点灯状態に基づいて得点計算を行う(S301)。この得点計算は、数字盤68において隣接する4つの番号が点灯(4点灯)していれば1得点で、隣接する5つ以上の番号が点灯したときには、4点灯が重なっているものとして計算される。例えば1番〜5番が点灯していれば1番〜4番の4点灯と2番〜5番の4点灯で合計2得点となる。なお、得点増加装置52への入球があれば、組合せによる得点はそれぞれ2倍とされる。また、賞球数は1得点につき16個で、従来の組合せ式弾球遊技機と同様である。
次に中央制御装置90は、入球口64等からの入球信号に基づいてカウントしておいた入球数(すなわち発射された遊技球数)が16球に達していて、1ゲームの終了となったか否かを判断する(S302)。中央制御装置90は1ゲームの終了でないなら(S302:NO)そのまま精算処理を終了してメイン処理に戻るが、1ゲームの終了なら(S302:YES)、それまでに計算しておいた得点に応じた賞球の払出しを、賞球払出装置(図示略)に指示する(S303)。すると、賞球払出装置が稼働して中央制御装置90から指示された個数の遊技球を払出す。この払出された遊技球は、上受け皿72あるいは下受け皿74に放出される。すなわち、中央制御装置90と賞球払出装置とによって価値付与手段が構成されている。
そして、中央制御装置90は、それまでに計算しておいた得点データ、抽選済みフラグ、連動フラグ等をリセットし(S304)、数字盤68の表示をリセットする(点灯しているランプを消灯させる)と共に数字盤68の点灯状態の記憶をクリアして(S305)、この精算処理を終了してメイン処理に戻る。
図8に示すように、判定処理では、中央制御装置90は、ゲート56、58が遊技球の通過を検出すると出力する通過信号(始動信号)があるか否かに応じて本判定処理の実質的な処理を実行するか否かを判断する(S401)。すなわち、始動信号があれば(S401:YES)、中央制御装置90は、判定実行としてカウンタ92のカウント値(判定乱数)を読み込み(S402)、その判定乱数が当たり値(本実施例では70)と一致しているか否かにより当たり外れを判断する(S403)。カウンタ92のカウント値は、前述したように0〜249の連続する整数値のいずれかであるが、遊技機10の構造上から、遊技球がゲート56またはゲート58を通過するタイミングは、特定あるいは予測できないので、ここで読み込まれる判定乱数は実質的に乱数となっている。
判定乱数が当たり数値と一致しない(外れ)と判定した場合(S403:NO)、中央制御装置90は、対照テーブルに基づいて判定乱数に対応する数字列を決定し、誘導図柄表示装置32に指示して、この数字列(外れ図柄)を表示させ(S406)、メイン処理に戻る。
一方、判定乱数が当たり数値と一致する(当たり)と判定した場合(S403:YES)、中央制御装置90は、判定乱数に対応する数字列(本実施例では777)を決定し、誘導図柄表示装置32に指示して、この数字列(当たり図柄)を表示させる(S404)。続いて、中央制御装置90は、当たりフラグをセットして(S405)から、メイン処理に戻る。
この当たりフラグがセットされていると、特別遊技処理(図4、S500)において実質的な処理(周知の大当たりに伴う処理)が実行されるが、当たりフラグがセットされていない場合には特別遊技のための処理は実行されない。特別遊技は、従来のアレンジボール式パチンコ機とほぼ同様であるが、以下、簡単に説明する。
当たりフラグがセットされている場合には、特別遊技処理では、中央制御装置90は、まず特定入球口40に指示して、その開閉羽根38を約5.5秒間開放させる。ただし、約5.5秒以内であっても、特定入球口40に4個の遊技球が入球すれば、開閉羽根38は閉鎖される。特定入球口40からの入球信号があると、中央制御装置90は、数字盤68に指示して3番および5番を点灯させる。
この特定入球口40に3個以上の遊技球が入球した場合、3個目の遊技球は、分配部48において特別領域44に分配される。特別領域44に遊技球が分配されると、増加モード(いわゆる大当たり状態)となる。この増加モード時にゲート50からの通過信号が入力されると(遊技球がゲート50を通過すると)、中央制御装置90は、得点増加装置52に指示して、開閉羽根54を約1.2秒間開放させる。得点増加装置52からの入球信号があると(得点増加装置52に入球すると)、中央制御装置90は、数字盤68に指示して、11番、13番、14番および15番を点灯させ、得点増加装置52に指示して、開閉羽根54を閉鎖させる。なお、得点増加装置52に入球があったことにより、このときのゲームの得点は2倍とされる。また、増加モードは、14ゲームを終了したとき又は遊技球が再び特別領域44に分配されたときに終了する。
また、特別遊技中であっても、16連チャッカー66の入球口64等の特定入球口40や得点増加装置52以外の入球口に入球があれば、中央制御装置90は、数字盤68に指示して、各入球口に対応する番号を点灯させる。前述したように、連動フラグがセットされていれば(図5、S107)、7番の入球口64に入球したときに数字盤68において7番、8番、9番および10番が点灯されるから、得点増加装置52への入球と併せて高得点が成立しやすい。また、連動先入球口の数や配置によっては得点増加装置52のような特別の装置を用いなくても高得点を実現できる。
以上のように、本実施例の組合せ式遊技機10では、各ゲームで最初に3番の入球口64に入球したときに連動処理において抽選が行われ、抽選に当たれば(番号表示装置62に表示される数字が3、7、9のいずれかであると)、7番の入球口64に入球したときには数字盤68において複数の数字(普通の遊技状態なら7番と9番、特別遊技中なら7番〜10番)が表示される。したがって、普通の遊技状態でも9番の点灯によって得点が成立しやすいから、ある程度以上のベースを簡単に確保することができる。
しかし、連動処理における抽選が外れなら7番の入球口64に入球しても複数の番号が点灯されることはないから、毎ゲームで得点が成立しやすいわけではなくベースが高くなりすぎることはない。よってベースを適切にし、弾球遊技の健全性を確保できる。
以上、実施例に従って、本発明について説明したが、本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でさまざまに実施できることは言うまでもない。例えば、実施例では、連動処理における抽選当たりの確率を3/10としているが、これとは違う確率にすることもできる。また、連動元入球口を1箇所にしているが、これを複数にすることもできる。
実施例では横長型の組合せ表示装置(数字盤)を使用しているが、例えば図9に示されるような構成の四角型の組合せ表示装置を使用してもよい。
実施例の組合せ式遊技機の正面図である。 実施例の組合せ式遊技機の16連チャッカーの説明図であり、図2(a)は平面図、図2(b)は一部の入球口とその上方の障害釘の配置の説明図である。 実施例の組合せ式遊技機の制御系を説明するブロック図である。 実施例の組合せ式遊技機の中央制御装置が実行するメイン処理のフローチャートである。 実施例の組合せ式遊技機の中央制御装置が実行する連動処理のフローチャートである。 実施例の組合せ式遊技機の中央制御装置が実行する点灯処理のフローチャートである。 実施例の組合せ式遊技機の中央制御装置が実行する精算処理のフローチャートである。 実施例の組合せ式遊技機の中央制御装置が実行する判定処理のフローチャートである。 四角型の組合せ表示装置の例示図である。
符号の説明
10…組合せ式遊技機20…遊技盤24…遊技領域25…液晶表示盤32…誘導図柄表示装置40…特定入球口48…分配部50…ゲート52…得点増加装置56…ゲート58…ゲート60…中央入球口62…番号表示装置64…入球口66…16連チャッカー(多連入球装置)68…数字盤(組合せ表示装置)90…中央制御装置(表示制御手段、価値付与手段)92…カウンタ94…カウンタ

Claims (1)

  1. 上方から落下してくる遊技球をいずれか1つの入球口に入球させるべく配置された複数の入球口を備える多連入球装置と、
    遊技球が第1のゲートを通過した場合に当たり外れの判定を行う判定手段と、
    前記判定手段による前記判定の結果を表示する誘導図柄表示装置と、
    前記誘導図柄表示装置に予め定められた当たり図柄が表示された場合に、遊技球が入球不可能な閉鎖状態から遊技球が入球可能な開放状態に変化する第1の可変入球口と、
    前記第1の可変入球口に入球した遊技球を特別領域と普通領域とに択一的に振り分ける分配部と、
    前記第1の可変入球口に入球した遊技球が前記分配部によって前記特別領域に振り分けられた場合に大当たり状態を発生させる大当たり状態発生手段と、
    前記大当たり状態中に遊技球が第2のゲートを通過した場合に、遊技球が入球不可能な閉鎖状態から遊技球が入球可能な開放状態に変化する第2の可変入球口と、
    前記多連入球装置の入球口を含む複数の入球口等に対応する入賞図柄を表示する組合せ表示装置と、
    前記入球口等への入球が検出されると該入球が検出された入球口等に対応する前記入賞図柄を前記組合せ表示装置に点灯表示させる表示制御手段と、
    規定数の遊技球が前記入球口等に入球して1ゲームが終了したときに前記組合せ表示装置に点灯表示された前記入賞図柄の組合せにより得点が成立していれば該得点に応じた個数の遊技球または該個数の遊技球と同等の遊技価値を遊技者側に与える価値付与手段とを備え、
    前記第1の可変入球口への遊技球の入球が検出されると、前記表示制御手段が前記第1の可変入球口に対応する複数の入賞図柄を前記組合せ表示装置に点灯表示させ、
    前記第2の可変入球口への遊技球の入球が検出されると、前記表示制御手段が前記第2の可変入球口に対応する複数の入賞図柄を前記組合せ表示装置に点灯表示させる組合せ式弾球遊技機において、
    前記多連入球装置を構成する複数の入球口のうち一の入球口に設定される抽選入球口と、
    前記多連入球装置を構成する複数の入球口のうち前記抽選入球口を除く一の入球口に設定される連動元入球口と、
    前記多連入球装置を構成する複数の入球口のうち前記抽選入球口および前記連動元入球口を除く一又は複数の入球口に、前記連動元入球口の連動先として設定される連動先入球口と、
    前記連動元入球口への遊技球の入球が検出された際に前記連動先入球口に対応する前記入賞図柄を前記組合せ表示装置に点灯表示させるか否かの抽選を、前記1ゲーム中における前記抽選入球口への最初の遊技球の入球が検出されたときに行う抽選手段とを備え、
    前記表示制御手段は、前記1ゲーム中における前記連動元入球口ヘの遊技球の入球が検出されると、前記連動元入球口に対応する前記入賞図柄を前記組合せ表示装置に点灯表示させるとともに、前記抽選に当選している場合には前記連動先入球口に対応する前記入賞図柄を前記組合せ表示装置に点灯表示させることを特徴とする組合せ式遊技機。
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