JP4813533B2 - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、大入賞口を開閉する開閉部材を有する大入賞口装置を備えたパチンコ遊技機に関するものである。
従来、パチンコ遊技機として、「羽根モノ」と呼ばれる第2種パチンコ機に分類されるパチンコ遊技機が知られている。このパチンコ遊技機は、開閉動作を行う開閉羽根を有する大入賞口装置を備えている。始動入賞口への遊技球の入賞を契機として開閉羽根が開閉動作して入賞口が開閉され、開閉羽根が閉位置のときは入賞口は閉塞され、開閉羽根が開位置のときは入賞口は開放される。
例えば、特許文献1の遊技機には、遊技盤の盤面の遊技領域の略中央に大入賞口装置が配置され、この大入賞口装置は、上部の上球受板部の左右両端側に遊技盤の盤面と直交する軸回りに開閉動作する左右対称形状の1対の開閉部材と、これら開閉部材を開閉駆動する駆動手段を有する。
他方、近年、第1種パチンコ機に分類されるパチンコ遊技機には、特別図柄を変動表示する特別図柄表示手段と、遊技盤に別個独立に配設された第1,第2大入賞口を夫々開閉する第1,第2大入賞口装置とが設けられている。第1大入賞口装置は、遊技盤の盤面の略中央に配設されたセンタ役物の上部の側部に設けられ、盤面と直交する軸回りに開閉動作する第1開閉部材と、第1開閉部材を開閉駆動する駆動機構を有する。第2大入賞口装置は、センタ役物よりも下側に設けられ、盤面と平行方向の水平な軸回りに開閉動作する第2開閉部材と、第2開閉部材を開閉駆動する駆動機構を有する。
始動入賞口に遊技球が入賞すると、特別図柄表示手段で特別図柄が所定時間変動表示され、始動入賞口への遊技球の入賞時を契機とする抽選により大当りに当選した場合、特別図柄が大当り態様で停止表示される。このとき、その大当り態様の種類に応じて、第1,第2開閉部材の何れかが開閉動作を行い、第1,第2大入賞口が開閉される。
特開2006−340858号公報
上述した開閉部材が盤面と直交する軸回りに開閉動作するパチンコ遊技機では、開閉部材が常に盤面から突出した位置にあるので、遊技機枠の側部の隙間から針金等を差し込んでその先端を開閉部材に引っ掛けて、不正に開閉部材を開放位置に動かすゴト行為を受け易い。また、この開閉部材は、遊技領域の上流側に設けられているので、その上流に向けて連続的に強力に発射された多くの遊技球が閉位置の開閉部材に衝突するため開閉部材がガタつくという問題がある。
さらに、閉位置の開閉部材に遊技球が強い勢いで繰り返し衝突すると、開閉部材に衝撃が繰り返し作用して開閉部材やその駆動機構の損傷、故障の原因になる。
本発明の目的は、不正に開閉部材を開放するゴト行為の予防、開閉部材の閉位置のときのガタつき防止、開閉部材やその駆動機構の損傷、故障の防止、を図ることができるパチンコ遊技機を提供することである。
上記目的を達成するために本発明は以下のような構成を採用した。尚、括弧内の参照符号は、本発明の理解を助けるために図面との対応関係の一例を示したものであり、本発明の範囲を何ら限定するものではない。
請求項1のパチンコ遊技機は、遊技盤(4)と、始動入賞口(11a,11b)と、大入賞口(14a)を開閉する大入賞口装置(14)とを備えたパチンコ遊技機(1)である。大入賞口装置(14)は、遊技盤(4)の盤面(4c)と直交する軸回りに開閉動作して大入賞口(14a)を開閉する第1開閉部材(21)と、盤面(4c)と平行方向の軸回りに開閉動作して大入賞口(14a)を開閉する板状に構成された第2開閉部材(22)と、第1開閉部材(21)を開閉駆動する駆動機構(23)と、第1開閉部材(21)が閉位置のとき第2開閉部材(22)が閉位置となるように、第1開閉部材(21)の開閉動作に連動して第2開閉部材(22)を開閉動作させる連動機構(24)を備え、第2開閉部材(22)は、閉位置のとき盤面と直角の姿勢になることで、第1開閉部材(21)よりも大入賞口(14a)に遊技球が進入する側において第1開閉部材(21)を遊技球からガードし、開位置のとき盤面(4c)と平行姿勢となり且つ前面が盤面(4c)と同一面又は盤面(4c)に接近した面となる。
このパチンコ遊技機(1)においては、第1開閉部材(21)が閉位置のときに、第2開閉部材(22)が閉位置となることで大入賞口に遊技球が進入する側において第1開閉部材(21)を遊技球(P)からガードし、第1開閉部材(21)を開閉駆動することで、その開閉動作に連動して第2開閉部材(22)を開閉動作させる。即ち、通常時においては、第1開閉部材(21)が第2開閉部材(22)でガードされ、始動入賞口(11a,11b)へ遊技球(P)が入賞した場合や、その入賞を契機とする抽選により大当り態様となった場合には、駆動機構(23)により、間欠的に第1開閉部材(21)が盤面(4c)と直交する軸回りに開閉動作し、連動機構(24)により、第2開閉部材(22)がその開閉部材に連動して盤面(4c)と平行方向の軸回りに開閉動作して、大入賞口(14a)が開閉される。
第1開閉部材(22)が開動作して開位置になったとき、板状の第2開閉部材(22)が、その開動作に連動して閉位置の盤面(4c)と直角の姿勢から開位置の盤面(4c)と平行姿勢となって、前面が盤面(4c)と同一面又は盤面(4c)に接近した面になり、遊技球(P)が大入賞口(14a)へスムーズに流入する。
請求項2のパチンコ遊技機は、請求項1の発明において、第2開閉部材(22)は、閉位置のときの後端部が遊技盤本体部(4b)又は盤面(4c)に固定された盤面付属部材(17a)に盤面(4c)と平行方向の軸回りに回動自在に装着されたことを特徴としている。
請求項3のパチンコ遊技機は、請求項1又は2の発明において、連動機構(24)は、第1開閉部材(21)に設けられ第2開閉部材(22)を開位置側へ押動して回動させる押動部(26)と、第2開閉部材(22)を閉位置へ回動付勢する復帰バネ(30)とを備えたことを特徴としている。
請求項4のパチンコ遊技機は、請求項3の発明において、押動部(26)は、第2開閉部材(22)側へ膨らんだ湾曲凸部であることを特徴としている。
請求項5のパチンコ遊技機は、請求項1〜4の発明の何れかにおいて、遊技盤本体部(4b)に形成され、第2開閉部材(22)が開位置のときに嵌合する嵌合穴(35)と、第2開閉部材(22)が閉位置のときに嵌合穴(35)に嵌合して前面が盤面(4c)と同一面になる進出位置と、第2開閉部材(22)が開位置のときに第2開閉部材(22)により背面側へ押動された退避位置とに亙って切換えられる遊技盤可動部(50)と、遊技盤可動部(50)を進出位置の方へ弾性付勢する弾性部材(53)とを備えたことを特徴としている。
請求項6のパチンコ遊技機は、請求項5の発明において、遊技盤可動部(50)の一端部が遊技盤本体部(4b)に盤面(4c)と平行方向の軸回りに回動自在に枢支されたことを特徴としている。
請求項7のパチンコ遊技機は、請求項1〜6の発明の何れかにおいて、第2開閉部材(22)が開位置のとき第2開閉部材(22)の前面から発光する発光部(32)を第2開閉部材(22)に設けたことを特徴としている。
請求項8のパチンコ遊技機は、請求項7の発明において、発光部(32)は、1又は複数の発光ダイオード(32a,32b,32c)を有することを特徴としている。
請求項9のパチンコ遊技機は、請求項7の発明において、発光部(32)は、複数文字を含む文字列の形に発光することを特徴としている。
請求項1の発明によれば、大入賞口装置は、第1開閉部材と、板状の第2開閉部材と、第1開閉部材を開閉する駆動機構と、第1開閉部材の開閉動作に連動して第2開閉部材を開閉動作させる連動機構とを備え、第1開閉部材が閉位置のとき第2開閉部材が閉位置となって盤面と直角の姿勢となり第1開閉部材よりも大入賞口に遊技球が進入する側において第1開閉部材を遊技球からガードするので、第2開閉部材により第1開閉部材への遊技球の衝突や繰り返しの衝撃作用が生じないため、第1開閉部材の閉位置のときのガタつきを防止することができると共に、第1開閉部材やその駆動機構の損傷、故障を防止することができる。
また、第1開閉部材が閉位置にあるとき、第2開閉部材が大入賞口に遊技球が進入する側において閉位置となるので、不正に第1開閉部材を開放するゴト行為を予防することができる。
さらに、板状の第2開閉部材は、開位置のとき盤面と同一面又は盤面に接近した面となるので、開位置のときの第2開閉部材が、開放時の大入賞口への遊技球の流入を妨害する障壁となることがない。
請求項2の発明によれば、第2開閉部材は、閉位置のときの後端部が遊技盤本体部又は盤面に固定された盤面付属部材に盤面と平行方向の軸回りに回動自在に装着されているので、第2開閉部材の開閉動作を容易に行うことができる。また、盤面に第2開閉部材を取り付けるための部材を別途設ける必要がない。
請求項3の発明によれば、連動機構は、第1開閉部材に設けられた第2開閉部材を開位置側へ押動して回動させる押動部と、第2開閉部材を閉位置へ回動付勢する復帰バネとを備えたので、簡単な機構でもって第1開閉部材の開閉動作に連動して第2開閉部材を開閉動作させることができる。
請求項4の発明によれば、押動部は、第2開閉部材側へ膨らんだ湾曲凸部であるので、第1開閉部材の開動作に連動して第2開閉部材を開動作させることができる。
請求項5の発明によれば、遊技盤本体部に形成され、第2開閉部材が開位置のときに嵌合する嵌合穴と、第2開閉部材が閉位置のときに嵌合穴に嵌合して前面が盤面と同一面になる進出位置と、第2開閉部材が開位置のときに第2開閉部材により背面側へ押動された退避位置とに亙って切換えられる遊技盤可動部と、遊技盤可動部を進出位置の方へ弾性付勢する弾性部材とを備えたので、第2開閉部材の開閉動作に連動して遊技盤可動部を動作させることができる。
請求項6の発明によれば、遊技盤可動部の一端部が遊技盤本体部に盤面と平行方向の軸回りに回動自在に枢支されたので、請求項5と同様の効果を奏する。
請求項7の発明によれば、第2開閉部材が開位置のとき第2開閉部材の前面から発光する発光部を第2開閉部材に設けたので、開位置のときの第2開閉部材の装飾性を向上させることができる。
請求項8の発明によれば、発光部は、1又は複数の発光ダイオードを有するので、請求項8と同様の効果を奏する。
請求項9の発明によれば、発光部は、複数文字を含む文字列の形に発光するので、第2開閉部材の装飾性を一層高めることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について実施例に基づいて説明する。
本実施例は、遊技盤と、始動入賞口と、大入賞口を開閉する大入賞口装置を備えたパチンコ遊技機に、本発明を適用した場合の一例である。
本発明の実施例について図面に基づいて説明する。
図1、図2に示すように、第1種パチンコ機に分類されるパチンコ遊技機1には、パチンコホールの島構造体に取り付けられる外枠に開閉枠2が開閉自在に装着され、開閉枠2aに開閉扉3が開閉自在に装着されている。開閉枠2には遊技盤4が装着され、その遊技盤4の前面側に遊技領域5が形成されている。開閉扉3には窓部3aが形成され、その窓部3aに透明板3bが装着され、その透明板3bにより遊技領域5の前側が覆われている。
開閉扉3の上部には複数の装飾ランプ(枠ランプ)3cが設けられ、窓部3aの下側には、所謂チャンスボタンと呼ばれる遊技者が操作可能な演出ボタン9と、発射用の遊技球Pや入賞球を貯留する貯留皿6と、遊技者が操作する発射ハンドル7が装着されている。発射ハンドル7が回動操作されると、貯留皿6から発射位置に導入された遊技球Pが発射される。ここで、貯留皿6に複数の遊技球Pが存在する場合には、例えば、複数の遊技球Pが約0.6秒間隔で連続的に発射される。発射された遊技球Pは、ガイドレール8で案内されて遊技領域5の頂部に投入される。
図2に示すように、鉛直な盤面4cを形成する遊技盤4には、多数の障害釘10、始動入賞口装置11、ゲート12、第1大入賞口装置13、第2大入賞口装置14、普通入賞口15、画像表示器16、センタ役物17が遊技領域5に装着され、遊技領域5外に遊技表示盤18が装着され、遊技盤4の裏側に制御装置20(図10参照)が装着されている。遊技盤4は、盤面4cを形成する表面板4a(化粧板)と、この表面板4aの裏側に配設される合板からなる遊技盤本体部4bとから構成されている(図6参照)。
遊技領域5の頂部に投入された遊技球Pは、遊技領域5の多数の障害釘10や風車10aに当たって方向を変えながら落下して、始動入賞口装置11の始動入賞口11a、11b、ゲート12、第1大入賞口装置13の第1大入賞口13a、第2大入賞口装置14の第2大入賞口14a、複数の普通入賞口15の何れかに入賞して遊技領域5外へ排出されるか、最下端まで落下してアウト口19から遊技領域5外へ排出される。
図2に示すように、始動入賞口装置11は、センタ役物17の下側に配置され、電チューと呼ばれる左右1対の開閉部材を備えた電動式チューリップ型役物を含む構成であり、ゲート式の上始動入賞口11aと、開閉式の下始動入賞口11b、下始動入賞口11bを開閉する開閉部材11c、始動入賞口11a、11bに入賞した遊技球Pを検出する始動口SW11d、開閉部材11cを開閉駆動する電チューソレノイド11eを有する。開閉部材11cは、左右対称形状の2つの短い羽根部材が盤面4cと直交する軸回りに回動するように構成され、閉塞位置で下始動入賞口11bへの遊技球Pの入賞を不可能にし、開放位置で下始動入賞口11bへの遊技球Pの入賞を可能にする。尚、図2の点線で示す開閉部材11cは閉塞位置にある。
ゲート12はセンタ役物17の左側に配置され、このゲート12を通過した遊技球Pを検出するゲートSW12aが付設されている。ゲート12を遊技球Pが通過することを契機とする抽選により当選した場合に、始動入賞口装置11が作動して、通常は閉塞の下始動入賞口11bを開閉するように開閉部材11cを開閉動作させる。
第1大入賞口装置13は、始動入賞口装置11の下側に配置され、第1大入賞口13a、第1大入賞口13aを開閉する開閉部材13b、第1大入賞口13aに入賞した遊技球Pを検出する第1大入賞口SW13c、開閉部材13bを開閉駆動するソレノイドアクチュエータ13d(第1大入賞口ソレノイド)を有する。開閉部材13bは、盤面4cと平行方向の水平な軸回りに動作するように構成され、閉位置で第1大入賞口13aへの遊技球Pの入賞を不可能にし、開放位置で第1大入賞口13aへの遊技球Pの入賞を可能にする。尚、図2の開閉部材13bは閉位置にある。
遊技表示盤18は、遊技領域5の下側の右側領域に前方へ向けて配置され、7セグメント表示器からなる特別図柄表示器18a、○×に表示可能な普通図柄表示器18b、4つの特別図柄保留ランプ18c、4つの普通図柄保留ランプ18dを備え、これら表示器18a〜18dは発光ダイオード(LED)を発光源としている。特別図柄表示器18aでは、始動入賞口11a,11bへの遊技球Pの入賞を契機に行われる抽選の結果が変動表示後に表示され、普通図柄表示器18bでは、ゲート12を遊技球Pが通過することを契機に行われる抽選の結果が変動表示後に表示される。
特別図柄表示器18aの変動表示中に、始動入賞口11a,11bに入賞した入賞球の個数であって、特別図柄の変動が未だ実行されていない保留数が最大で4つまで保留され、特別図柄保留ランプ18cには、その特別図柄の保留数が表示される。同様に、普通図柄表示器18bの変動表示中に、ゲート12を通過した遊技球Pの数であって、普通図柄の変動が未だ実行されていない保留数が最大で4つまで保留され、普通図柄保留ランプ18dには、その普通図柄の保留数が表示される。
画像表示器16は、液晶ディスプレイ(LCD)からなり、枠状のセンタ役物17内の開口に配置されている。この画像表示器16には、例えば、図2に示すように3つの図柄列からなる演出図柄が表示される。この演出図柄は、リーチや大当りに対する遊技者の期待感を喚起するために演出目的で表示されるものである。遊技者は、この演出図柄の停止態様を見て特別図柄表示器の特別図柄の停止態様が当りか否かを認識することができる。つまり、演出図柄は、特別図柄の変動表示に連動して変動表示され、演出図柄の停止図柄の組み合わせが特定の組み合わせで表示された場合には(例えば、「777」)、遊技状態が通常の遊技状態から大当り状態や確率変動大当り状態などの特別利益状態に移行される。
また、画像表示器16には、単に演出図柄が変動表示されるだけでなく、演出図柄変動表示中に、キャラクタ(例えば、人間や動物など)を用いて演出図柄の変動表示にストーリー性を持たせて遊技者のリーチや大当りへの期待感を高めるためのリーチ演出画像や大当り予告演出画像等の特定演出画像、また、遊技者に演出ボタン9の操作を求めるメッセージなどが表示される。
図2に示すように、遊技盤4の盤面4cの中央部のほぼ円形の領域に枠状のセンタ役物17が配置され、このセンタ役物17を囲繞するように、左側仕切り部17aと、下側仕切り部17bと、右側仕切り部17cと上側仕切り部17dとが設けられている。左側仕切り部17aの中段部には上下方向に細長い第2大入賞口14aが形成され、左側仕切り部17aは第2大入賞口14aの下側の下部仕切り体14cと、第2大入賞口14aの上側の上部仕切り体14bとを有する。なお、左側仕切り部17aと、下側仕切り部17bと、右側仕切り部17cと、上側仕切り部17dとが盤面付属部材に相当する。
図2,図3に示すように、第2大入賞口14aは、前記の上部及び下部仕切り体14b,14cと、右側仕切り板14dと、遊技球流入口14eとを有し、遊技球流入口14eには、第2大入賞口14aに入賞した遊技球Pを検出する第2大入賞口SW14fが付設されている。遊技球流入口14eに流入した遊技球Pは、遊技盤4の裏側に設けられた遊技球払出し通路(図示略)に誘導される。この第2大入賞口14aを開閉可能な第2大入賞口装置14が設けられている。
次に、第2大入賞口装置14について詳しく説明する。
図3〜図7に示すように、第2大入賞口装置14は、遊技盤4の盤面4cと直交する軸回りに開閉動作する第1開閉部材21と、盤面4cと平行方向の鉛直軸回りに開閉動作する第2開閉部材22と、第1開閉部材21を開閉駆動する駆動機構23と、第1開閉部材21の開閉動作に連動して第2開閉部材22を開閉動作させる連動機構24と、遊技盤本体部4bに形成された嵌合穴35と、盤面4cと平行方向の鉛直軸回りに開閉動作する遊技盤可動部50とを備え、第1開閉部材21が閉位置のとき第2開閉部材22が閉位置となって第1開閉部材21をガードするように構成されている。
第1開閉部材21は、その下端部に盤面4cと直交する枢支軸25を有し、この枢支軸25を遊技盤本体部4bに固定した合成樹脂製の軸受け部材60に回動自在に装着することで、第1開閉部材21が図3に示す閉位置と、図4,図5に示す開位置とに亙って位置切換え自在に構成されている。第1開閉部材21が閉位置のとき第2大入賞口14aが塞がれ、開位置のとき第2大入賞口14aが開放される。
第1開閉部材21は、盤面4cと直交する方向に所定の幅を有する断面形状が翼形のものであり、軽量化し慣性モーメントを小さくして開閉動作の応答性を高めるため、例えば合成樹脂材料で中空に構成されている。但し、中空体ではなく中実体に構成してもよいし、合成樹脂発泡体の表面を表皮で覆った部材で構成してもよい。
第1開閉部材21には、閉位置のとき第2開閉部材22に当接する押動部26が形成され、この押動部26は第2開閉部材22側へ膨らんだ湾曲凸部に形成されている。第1開閉部材22の押動部26と反対側の面は平坦な案内面27に形成されている。図4に示すように、第1開閉部材21が開位置のとき、案内面27が右方下がりの傾斜状になる。案内面27の水平に対する傾斜角は例えば10〜20度であるが、この傾斜角に限定されるものではない。
第2開閉部材22は、第1開閉部材21に対して遊技領域5における遊技球Pの流動方向上流側(図3における左側)に配設され、閉位置のときの第1開閉部材21に遊技球Pが衝突しないようにガードするガード板としての機能を有するものである。第2開閉部材22は、第1開閉部材21よりも広幅で高さの大きな長方形の板状部材に形成され、図3,図6に示す閉位置のとき盤面4cと直角の姿勢になり、図4,図5,図7に示す開位置のとき、盤面4cと平行姿勢となり、遊技盤本体部4bに形成した嵌合穴35に嵌合して前面が盤面4cと同一面となる。
第2開閉部材22は、閉位置のときの第1開閉部材21の押動部26に当接する面と反対側の遊技球衝突面22aが図6において左方程前方へ移行するように傾斜状に形成されている。図6に示すように、第2開閉部材22が閉位置のとき、遊技球衝突面22aが図示のように傾斜状になる。そのため、強い勢いの遊技球Pが遊技球衝突面22aに衝突後、ゲート12や始動入賞口11a,11bの方向に跳ね返って落下していく。
第2開閉部材22の閉位置のときの後端部の上端部と下端部には、夫々、上方へ突出する支持ピン28aと下方へ突出する支持ピン28bとが設けられている。上側の支持ピン28aは、遊技盤本体部4bに形成された嵌合穴35の上壁の上側に固定した軸受け部29aに回動自在に支持され、下側の支持ピン28bは嵌合穴35の下壁の下側に固定した軸受け部29bに回動自在に固定されている。第2開閉部材22は、支持ピン28a,28bを介して遊技盤本体部4bに盤面4cと平行な鉛直軸回りに回動自在に枢支されている。
図8に示すように、下側の支持ピン28bには捩じりバネからなる復帰バネ30が外装され、この復帰バネ30の一端部30aが第2開閉部材22の孔22bに挿入され、復帰バネ30の他端部30bが軸受け部29bに係合され、この復帰バネ30により第2開閉部材22が閉位置へ回動付勢されている。
前記連動機構24は、第1開閉部材21に設けられ第2開閉部材22を開位置側へ押動して回動させる前記の押動部26と、第2開閉部材22を閉位置へ回動付勢する前記の復帰バネ30とで構成されている。
図4に示すように、第2開閉部材22には、第2開閉部材22が開位置のとき第2開閉部材22の前面から発光する発光部32が設けられている。第2開閉部材22の開位置のときの前面部には例えば、「大当り」の3文字分の光透過窓が形成され、第2開閉部材22の内部に偏平な空洞部22c(図6,図7参照)が形成され、その空洞部22cには3文字に対応する3つの発光ダイオード(LED)32a,32b、32cが設けられていて、3つの発光ダイオード32a,32b,32cを点灯することにより、前記の「大当り」の3文字の文字列が発光するように構成されている。
前記発光ダイオード32a,32b,32cへのケーブルは、例えば上側又は下側の支持ピン28a,28bの内部又は外部を通して配線することができ、それら発光ダイオード32aは制御装置20で駆動制御される。
前記発光ダイオード32a,32b,32cの代りに1個の発光ダイオードを設けてもよい。また、発光ダイオード32a,32b,32cの発光色は、赤やオレンジや緑の単色でもよいが、発光ダイオード32a,32b,32cを複数色に切換え可能なもので構成すれば、複数色に切換えて発光させることができるため、開位置のときの第2開閉部材22の前面部の装飾性を高めると共に、遊技性を高めることができる。但し、前記の「大当り」の文字列は一例であり、複数の発光ダイオードを複数行複数列のマトリックス状に配置しておけば、種々の文字列を表示することも可能であり、遊技性を一層高めることができる。
次に、第1開閉部材21を開閉駆動する駆動機構23について説明する。
図3,図4に示すように、第1開閉部材21を開閉駆動する駆動機構23は、第1開閉部材21を枢支する枢支軸25と一体のアーム部材34と、このアーム部材34と一体形成された作動ピン36と、この作動ピン36に係合された係合部材37と、この係合部材37を所定ストローク駆動可能なソレノイドアクチュエータ38(第2大入賞口ソレノイド)とを有する。
前記枢支軸25とアーム部材34と作動ピン36は例えば合成樹脂又はアルミ合金やマグネシウム合金等の材料で一体成形されている。
前記枢支軸25の前端部分は、第1開閉部材21の端部の嵌合穴56に嵌合されて固着されている。枢支軸25の後部は軸受け部材60に挿通支持されて、遊技盤4の背面側に突出しており、その後端部に盤面4cと平行に所定長さ延びるアーム部材34の基端部が一体的に固着され、アーム部材34の先端部に作動ピン36が一体的に形成され、この作動ピン36はアーム部材34よりも後方へ突出している。
ソレノイドアクチュエータ38は、遊技盤4の後方に傾斜姿勢に配設され、その出力軸38aの軸心は、第1開閉部材21の閉位置のときの作動ピン36の軸心と開位置のときの作動ピン36の軸心とを結ぶ線Lと平行になっている。但し、この配置に限定される訳ではない。
ソレノイドアクチュエータ38の出力軸38aの先端に例えば合成樹脂又はアルミ合金やマグネシウム合金等の材料で構成された係合部材37が固着されている。この係合部材37には、作動ピン36の直径の約1.5倍の長さの長穴37aが出力軸38aの軸心と直交状に形成されている。そのため、第1開閉部材21が開閉する際に作動ピン36が円弧軌跡を描くとき、作動ピン36が長穴37a内を動くから、ソレノイドアクチュエータ38により作動ピン36を円滑に駆動することができる。
ソレノイドアクチュエータ38を電気的に駆動すると(励磁状態)、その出力軸38aに係合した係合部材37が所定ストローク前進作動して、長穴37aと作動ピン36を介してアーム部材34と第1開閉部材21とが図3に示す閉位置から図4に示す開位置まで枢支軸25を中心に反時計回りに一体に回動すると共に、第1開閉部材21の押動部26が第2開閉部材22を開位置側(前方)へ押動して第2開閉部材22を回動させる。第2開閉部材22は、その押動部26の押動力により、復帰バネ30の付勢力に抗して図3に示す開位置から図4に示す開位置へ回動する。
一方、ソレノイドアクチュエータ38の電気的な駆動を停止すると(消磁状態)、係合部材37が後退作動して、長穴37aと作動ピン36を介してアーム部材34と第1開閉部材21とが図4に示す開位置から図3に示す閉位置まで枢支軸25を中心に時計方向回りに一体に回動すると共に、復帰バネ30の復帰力により、第2開閉部材22が閉位置まで復帰する。このように、第1開閉部材21と、第1開閉部材21の開閉動作に連動して第2開閉部材22とが開閉動作を行うことにより第2大入賞口14aが開閉される。即ち、第1開閉部材21が開位置のとき第2開閉部材22が開位置となって第2大入賞口14aが開放される一方、第1開閉部材21が閉位置のとき第2開閉部材22が閉位置となって第2大入賞口14aが閉塞されることになる。
図5〜図7に示すように、遊技盤本体部4bには、第2開閉部材22が開位置のときに嵌合する嵌合穴35が形成されている。この嵌合穴35は、縦長矩形状に形成され、表面板4aに形成された開口部と連通している。
図6,図7に示すように、嵌合穴35には、開位置のときに嵌合穴35に嵌合した第2開閉部材22の背面側に遊技盤可動部50が収容されている。遊技盤可動部50は、第2開閉部材22よりも僅かに広幅の大きさの長方形の板状部材に形成され、第2開閉部材22の開閉動作に連動して、図6に実線で示す進出位置と、2点鎖線で示す退避位置とに亙って位置切換え自在に構成されている。
図3,図4に示すように、遊技盤可動部50の左端部(基端部)の上端部と下端部には、夫々、上方へ突出する支持ピン51aと下方へ突出する支持ピン51bとが設けられている。上側の支持ピン51aは、嵌合穴35の上壁の上側に固定した軸受け部52aに回動自在に支持され、下側の支持ピン51bは嵌合穴35の下壁の下側に固定した軸受け部52bに回動自在に支持されている。遊技盤可動部50は、支持ピン51a,51bを介して遊技盤本体部4bに盤面4cと平行な鉛直軸回りに回動自在に枢支されている。
図9に示すように、下側の支持ピン51bには捩じりコイルバネからなる弾性部材53が外装され、この弾性部材53の一端部53aが遊技盤可動部50の孔50bに挿入され、弾性部材53の他端53bが軸受け部52bに係合され、この弾性部材53により遊技盤可動部50が進出位置の方へ回動付勢されている。
第1開閉部材21が開位置のとき、第2開閉部材22は、第1開閉部材21の開動作に連動して図6の閉位置から図7の開位置まで支持ピン28a,28bを中心に時計回りに回動して嵌合穴35に嵌合し、前面が盤面4cと同一面となる。遊技盤可動部50は、第2開閉部材22の開動作により背面側へ押動され、弾性部材53の付勢力に抗して図6の進出位置から図7の退避位置まで回動する。
一方、第1開閉部材21が閉位置のとき、第2開閉部材22は、復帰バネ30の復帰力により、開位置のときの第2開閉部材22の前面の上端部がセンタ役物17の左側仕切り部17aの左側部の係止部54(図5参照)に当接して図7の閉位置に復帰する。遊技盤可動部50は、弾性部材53の付勢力により、図7の退避位置から図6の進出位置まで回動して、基端部に形成された規制部50aが表面板4aの係止部57の裏面に当接して嵌合穴35に嵌合して前面が同一面となる。
図10に示すように、制御装置20は、メイン制御装置40とサブ制御装置41とで構成されている。メイン制御装置40は、メイン制御基板41aと、メイン制御基板41aに実装されたCPUとROMとRAMを備えている。サブ制御装置41は、サブ制御基板として、払出制御基板42、演出制御基板43、画像制御基板44、ランプ制御基板45と、これら複数の制御基板42〜45に夫々実装されたCPUとROMとRAMを備えている。なお、演出制御基板43は、RTC(リアルタイムクロック)も実装されている。
メイン制御基板40aが、ゲートSW12a、始動口SW11d、第1大入賞口SW13c、第2大入賞口SW14f、普通入賞口SW15aから検出信号を受けて、また、払出制御基板42から制御情報を受けて、電チューソレノイド11e、第1大入賞口ソレノイド13d、第2大入賞口ソレノイド38、特別図柄表示器18a、普通図柄表示器18b、特別図柄保留ランプ18c、普通図柄保留ランプ18d、第2開閉部材22に設けた複数のLED32aを制御する。
払出制御基板42は、メイン制御基板40aから制御情報を受けて、払出駆動モータ46を駆動制御し、各入賞口11a,11b,13a,14a,15への遊技球Pの入賞1個について、各入賞口11a,11b,13a,14a,15毎に設定された数の入賞球が貯留皿6に払い出される。演出制御基板43は、メイン制御基板40aから制御情報を受けて、また、演出ボタン9から入力信号を受けて、画像制御基板44とランプ制御基板45に夫々制御情報を出力する。
画像制御基板44は、演出制御基板43から制御情報を受けて、画像表示器16とスピーカ47を制御し、ランプ制御基板45は、演出制御基板43から制御情報を受けて、主に画像制御基板44による制御に同期させて、枠ランプ3cと盤ランプ48と可動役物49を制御する。例えば、スピーカ47と枠ランプ3cは開閉扉3に設けられ、盤ランプ48と可動役物49は遊技盤4の所定の箇所に設けられている。
以上説明した実施例のパチンコ遊技機1の作用効果について説明する。
遊技者が発射ハンドル7を回動操作することで遊技球Pが遊技領域5の頂部に連続的に投入される。通常の遊技状態においては、第1開閉部材21が閉位置のとき第2開閉部材22も閉位置となって第1開閉部材21をガードするので、外枠2の側部の隙間から針金等を差し込んで、不正に第1開閉部材21を開放するゴト行為を確実に予防することができる。
また、閉位置のときの第2開閉部材22により、第1開閉部材21への遊技球Pの衝突や繰り返しの衝撃作用が回避されるため、第1開閉部材21の閉位置のときのガタつきを確実に防止できると共に、第1開閉部材21やその駆動機構23の損傷、故障を確実に防止することができる。
始動入賞口11a,11bへ遊技球Pが入賞した場合、その入賞を契機に行われる抽選により大当りに当選した場合、特別図柄表示器18aの変動表示中の特別図柄が大当り図柄態様で停止表示され、大当りが発生する。そして、その停止表示された大当り図柄態様の種類に応じて、第1,第2大入賞口装置13,14の何れか一方が作動して第1,第2大入賞口13a,14aが開閉される。
第2大入賞口装置14が作動する場合、連動機構24は、第1開閉部材21に設けられた第2開閉部材22側へ膨らんだ湾曲凸部の押動部26と、第2開閉部材22を閉位置へ回動付勢する復帰バネ30とを備えたので、簡単な機構でもって第1開閉部材21の開閉動作に連動して第2開閉部材22を開閉動作させることができる。
板状の第2開閉部材が開位置のとき盤面4cと平行姿勢となり且つ嵌合穴35に嵌合して前面が盤面4cと同一面となるので、開位置のときの第2開閉部材が、開放時の大入賞口への遊技球Pの流入を妨害する障壁となることがない。
また、第2開閉部材22が開位置のとき第2開閉部材22の前面から発光する1又は複数のカラー発光ダイオード32aが、複数文字を含む文字列(例えば、大当り)の形に発光するので、第2開閉部材22の装飾性を向上させることができると共に、大当り中の遊技性を高めることができる。
遊技盤可動部50は、第2開閉部材22が閉位置のときに嵌合穴35に嵌合して前面が盤面4cと同一面となる進出位置と、第2開閉部材22が開位置のときに第2開閉部材22により背面側へ押動された退避位置とに亙って位置切換え可能に構成され、遊技盤可動部50を進出位置の方へ弾性付勢する弾性部材53を備えたので、第2開閉部材22の開閉動作に連動して遊技盤可動部50を動作させることができる。
次に、前記実施例を部分的に変更した変更例について説明する。
1〕実施例では、第2開閉部材22を遊技盤本体部4bに装着したが、盤面4cに固定された盤面付属部材に盤面と平行方向の軸回りに回動自在に装着してもよい。
例えば、図11に示すように、第2開閉部材55が薄い金属板で形成され、支持ピンを介してセンタ役物17の左側仕切り部17a(盤面付属部材)に盤面と平行方向の鉛直軸回りに回動自在に枢支されている。第2開閉部材55は、支持ピンに外装された捩じりコイルバネにより通常時は実線で示す閉位置に回動付勢され、2点鎖線で示す開位置のとき盤面と平行姿勢となり且つ前面が盤面4cに接近した面となる。
また、第2開閉部材50には、第2開閉部材50が開位置にあるとき遊技球Pの流入側の前面の縁端部分に遊技球案内用の傾斜部55aが設けられており、開放時の第2大入賞口14aへの遊技球Pの流入を案内することができる。この変更形態の場合、実施例のように、遊技盤本体部4bに嵌合穴35や遊技盤可動部50を設ける必要がない。
2〕実施例の第2大入賞口装置14の第1開閉部材21の形状及び大きさは、その一例として示した過ぎず、その他、閉位置のときに第2大入賞口14aを閉塞できる種々の形状及び大きさを有する羽根部材で構成してもよい。
3〕実施例では、第1種パチンコ機に分類されるパチンコ遊技機1に本発明を適用したが、羽根モノと呼ばれる第2種パチンコ機に分類されるパチンコ遊技機に本発明を適用してもよい。この場合、通常の遊技状態においては、第1開閉部材(羽根部材)が閉位置のときに、第2開閉部材が閉位置となり第1開閉部材をガードし、始動入賞口への遊技球Pの入賞を契機として、駆動機構23の開閉駆動により第1開閉部材(羽根部材)を開閉動作させ、連動機構24により、第1開閉部材の開閉動作に連動して第2開閉部材を開閉動作させる。
4〕駆動機構23は、実施例のものに限定されるものではなく、その他、リンク部材やリンク機構を介して第1開閉部材21,50を開閉駆動する構成のものであればよい。
5〕その他、当業者であれば、本発明の趣旨を逸脱することなく、前記実施例に種々の変更を付加した形態が実施可能であり、本発明はそのような変更形態を包含するものである。
パチンコ遊技機の正面図である。 遊技盤の正面図である。 第1,第2開閉部材が閉位置のときの正面図である。 第1,第2開閉部材が開位置のときの正面図である。 第1,第2開閉部材が開位置のときの斜視図である。 図3のVI−VI線断面図である。 図4のVII−VII線断面図である。 第2開閉部材の下側の支持ピンに外装される復帰バネを示す斜視図である。 遊技盤可動部の下側の支持ピンに外装される弾性部材を示す斜視図である。 パチンコ遊技機の制御系ブロック図である。 変更形態に係る図6相当図である。
1 パチンコ遊技機
4 遊技盤
4b 遊技盤本体部
4c 盤面
11a 上始動入賞口
11b 下始動入賞口
14 第2大入賞口装置
14a 第2大入賞口
17a〜17d 盤面付属部材
21 第1開閉部材
22 第2開閉部材
23 駆動機構
24 連動機構
26 押動部
30 復帰バネ
32 発光部
32a、32b、32c 発光ダイオード
35 嵌合穴
50 遊技盤可動部
53 弾性部材

Claims (9)

  1. 遊技盤と、始動入賞口と、大入賞口を開閉する大入賞口装置とを備えたパチンコ遊技機において、
    前記大入賞口装置は、
    遊技盤の盤面と直交する軸回りに開閉動作して前記大入賞口を開閉する第1開閉部材と、
    前記盤面と平行方向の軸回りに開閉動作して前記大入賞口を開閉する板状に構成された第2開閉部材と、
    前記第1開閉部材を開閉駆動する駆動機構と、
    前記第1開閉部材が閉位置のとき第2開閉部材が閉位置となるように、前記第1開閉部材の開閉動作に連動して第2開閉部材を開閉動作させる連動機構を備え、
    前記第2開閉部材は、閉位置のとき盤面と直角の姿勢になることで、前記第1開閉部材よりも前記大入賞口に遊技球が進入する側において第1開閉部材を遊技球からガードし、開位置のとき盤面と平行姿勢となり且つ前面が盤面と同一面又は盤面に接近した面となることを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 前記第2開閉部材は、閉位置のときの後端部が遊技盤本体部又は盤面に固定された盤面付属部材に盤面と平行方向の軸回りに回動自在に装着されたことを特徴とする請求項1に記載のパチンコ遊技機。
  3. 前記連動機構は、第1開閉部材に設けられ第2開閉部材を開位置側へ押動して回動させる押動部と、第2開閉部材を閉位置へ回動付勢する復帰バネとを備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のパチンコ遊技機。
  4. 前記押動部は、第2開閉部材側へ膨らんだ湾曲凸部であることを特徴とする請求項3に記載のパチンコ遊技機。
  5. 前記遊技盤本体部に形成され、第2開閉部材が開位置のときに嵌合する嵌合穴と、
    前記第2開閉部材が閉位置のときに嵌合穴に嵌合して前面が盤面と同一面になる進出位置と、第2開閉部材が開位置のときに第2開閉部材により背面側へ押動された退避位置とに亙って切換えられる遊技盤可動部と、
    前記遊技盤可動部を進出位置の方へ弾性付勢する弾性部材とを備えたことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のパチンコ遊技機。
  6. 前記遊技盤可動部の一端部が遊技盤本体部に盤面と平行方向の軸回りに回動自在に枢支されたことを特徴とする請求項5に記載のパチンコ遊技機。
  7. 前記第2開閉部材が開位置のとき第2開閉部材の前面から発光する発光部を第2開閉部材に設けたことを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載のパチンコ遊技機。
  8. 前記発光部は、1又は複数の発光ダイオードを有することを特徴とする請求項7に記載のパチンコ遊技機。
  9. 前記発光部は、複数文字を含む文字列の形に発光することを特徴とする請求項7に記載のパチンコ遊技機。
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