JP4353878B2 - パチンコ機 - Google Patents

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Description

この発明は、遊技球の受入口を上下に備えたパチンコ機に関する。
図14は従来のパチンコ機の正面説明図であり、図15は図14に示すパチンコ機に備えられた第1種始動口および普通電動役物の拡大図である。
パチンコ機500に備えられた発射レバー501を右回転させると、遊技球発射装置(図示省略)が作動し、上皿509に貯留されている遊技球が遊技領域502へ発射され、その発射された遊技球は遊技領域502を流下する。その遊技球が遊技領域502に設けられた第1種始動口503に入賞すると、賞球払出装置(図示省略)が作動し、所定個数の遊技球が賞球として上皿509に払出され、特別図柄表示装置504が複数の特別図柄(例えば0〜9の数字を表現した特別図柄)を配列した図柄列を横方向3つの表示領域にて上下方向に変動表示する。
また、遊技球が普通図柄作動ゲート505を通過すると、特別図柄表示装置504が複数の普通図柄(例えば○や×などの記号を表現した普通図柄)を縁の方の表示領域にて変動表示する。そして、その変動表示から所定時間経過すると、普通図柄の変動表示が終了し、当り普通図柄(例えば○)またはハズレ普通図柄(例えば×)を停止表示する。その当り普通図柄が停止表示されると、第1種始動口503の下方に設けられた普通電動役物506が羽根形状の羽根部材506a,506a(図15)を所定時間(例えば1秒)開放させる。なお、羽根部材506a,506aは、当り普通図柄が停止表示されない通常時は、図15において一点鎖線で示すように閉成されている。
羽根部材506a,506aに入賞した遊技球は、第1種始動口503に入賞した遊技球を検出する検出スイッチによって検出され、特別図柄表示装置504が特別図柄の変動表示を開始する。つまり、羽根部材506a,506aを開放した普通電動役物506は、第1種始動口503と同じ役割をする。
特別図柄表示装置504は、特別図柄の変動表示を開始してから所定時間経過すると、3つの表示領域にて計3つの停止図柄を表示する。その停止図柄が大当り図柄(例えば図14に示すような777などの揃目)であった場合は大当りが発生し、開閉扉507が開放され、大入賞口508が開口する。そして、大入賞口508に入賞した遊技球の数が規定数(例えば10個)に達したという条件、あるいは、大入賞口508が開口してから規定時間(例えば約30秒)に達したという条件のいずれかが満足されたときに開閉扉507が閉成し、大入賞口508が閉口する。大入賞口508の開口から閉口までを1ラウンドとし、大入賞口508に入賞した遊技球が大入賞口508の内部に設けられた特別領域を通過したことを条件に次のラウンドに進むことができ、規定のラウンド数(例えば15ラウンド)の大当り遊技を行うことができる。
実開昭60−81582号公報
しかし、前述の従来のパチンコ機500は、図15に示すように、第1種始動口503が前方へ突出しており、その突出した部分の上面に入賞口503aを形成した構造であるため、普通電動役物506の羽根部材506a,506aが開放したときに、第1種始動口503が障害となり、上方から流下してきた遊技球が入賞口506b,506bに入賞し難いという問題がある。
特に、羽根部材506a,506aの開放時間が短いため、折角、普通図柄の当りを引き当てても、入賞口506bへの入賞が困難となってしまうので、遊技者の普通電動役物506に対する関心が薄れてしまい、普通電動役物506の存在意義がなくなっている。
なお、特許文献1には、玉受板の下方に可動翼片を設けた入賞玉受口器が記載されているが、可動翼片が開放されたときに玉受板も開放するため、前述と同じ問題が発生する。
そこでこの発明は、上述の問題を解決するためになされたものであり、普通電動役物の羽根部材が開放したときに上方から流下する遊技球が普通電動役物に入賞し易いパチンコ機を実現することを目的とする。
この発明は、上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、対向して設けられ、遊技盤(5)の表面から突出した形態と、遊技盤の表面から裏面へ退避した形態とに変化可能な右側板(92)および左側板(93)と、前記遊技盤の表面から突出した前記右側板および左側板の各上端間に形成され、遊技球(P)を受け入れる第1の受入口(94)と、を有し、底の無い誘導部材(91)を備えた第1の遊技球受入れ装置(90)と、先細りの翼形状に形成され、基部を回動中心にして開閉可能であり、前記第1の受入口が形成されていないときに開放され、閉成するときは、前記遊技盤の表面から突出した前記右側板および左側板の外面に各先端がそれぞれ当接することにより、内側への回動が規制されるように構成されてなる一対の開閉翼片(21,22)と、前記第1の受入口の下方に形成され、前記一対の開閉翼片が閉成したときに前記第1の受入口を通過した遊技球を受入れる誘導口(20b)と、前記誘導口の下方に形成され、前記誘導口に受入れられた遊技球および開放した前記一対の開閉翼片によって誘導された遊技球を受入れる第2の受入口(20a)と、を有する第2の遊技球受入れ装置(20)と、前記一対の開閉翼片が閉成しているときは前記右側板および左側板が前記遊技盤の表面から突出して前記第1の受入口が形成され、かつ、前記一対の開閉翼片が開放しているときは前記右側板および左側板が前記遊技盤の表面から裏面へ退避して前記第1の受入口が形成されないように、前記第1および第2の遊技球受入れ装置を制御する制御装置(21c〜21e、22c〜22e、25〜27、96、25、112)と、を備えたという技術的手段を用いる。
お、上記の括弧内の符号は、後述する実施形態において使用する符号と対応するものである。
(請求項1に係る発明の効果)
一対の開閉翼片が開放されているときは、第1の遊技球受入れ装置に備えられた誘導部材の右側板および左側板を遊技盤の表面から裏面側へ退避させた形態に変化させることができるため、遊技盤の上方から第2の受入口に向かって流下する遊技球に対して右側板および左側板が障害となることがない。
したがって、一対の開閉翼片が開放したときに上方から流下する遊技球が第2の受入口に受入れられ易いパチンコ機を実現することができる。
また、一対の開閉翼片が閉成されたときに、右側板および左側板を遊技盤の表面から突出させることにより、遊技球を第1の受入口に受け入れるとともに、その受入れた遊技球を誘導口を使って第2の受入口へ誘導することもできる。
さらに、一対の開閉翼片は、閉成するときに遊技盤の表面から突出した右側板および左側板の外面に各先端がそれぞれ当接することにより、内側への回動が規制されるように構成されてなるため、遊技球が開閉翼片に衝突しても、開閉翼片の先端間の幅が第1の受入口よりも狭くなることがない。
<第1実施形態>
[全体の主要構成]
まず、この実施形態のパチンコ機の主要構成について図1および図2を参照して説明する。図1は、そのパチンコ機の外観を正面から見た説明図である。図2は図1に示すパチンコ機に備えられた遊技盤を正面から見た概略説明図である。
図1に示すように、パチンコ機1には、外殻を構成する前枠2が設けられており、その前枠2にはガラス枠3が開閉可能に取付けられている。ガラス枠3の内側には遊技盤5が設けられており、前枠2の前面右下方には、遊技盤5へ遊技球を発射する発射装置を操作する発射レバー15aが回動可能に取付けられている。遊技盤5の下方には、払出された賞球や貸球を収容する上受け皿6が設けられており、上受け皿6の下方には、上受け皿6の収容可能数を超えて流下した賞球を収容する下受け皿7が設けられている。
前枠2の左側面には、プリペイドカードユニット60が接続されており、プリペイドカードユニット60には、プリペイドカードを挿入するカード挿入口61が設けられている。カード挿入口61の内部には、プリペイドカードに記録された情報(残り度数)を読取るとともに、その情報を貸球要求の数に応じて書換え、残り度数を算出する装置が設けられている。上受け皿6の前面には、遊技球の貸出しを行う場合に押す貸出ボタン58と、カード挿入口61に挿入されているプリペイドカードを取出し可能な位置まで返却する(戻す)ために押す返却ボタン59と、プリペイドカードユニット60により読取られたプリペイドカードの残り度数などを表示する度数表示部57とが備えられている。
貸出ボタン58を1回押す毎に、設定されている単位の貸出金額分の貸球が上受け皿6に払出され、プリペイドカードに記録されている残り度数が減少する。たとえば、1回に付き払出される貸出金額の単位として500円が設定されている場合は、貸出ボタン58を1回押すと払出装置(図7において符号62で示す)により500円分の貸球が払出され、残り度数が5度数減少する。また、減少した残り度数は度数表示部57に表示される。残り度数が設定されている貸出金額より少ないときに貸出ボタン58を押した場合は、残り度数がゼロになるまで貸球が払出される。
[遊技盤の主要構成]
遊技盤5の略中央には、センターケース30が備えられている。センターケース30には、複数の特別図柄(たとえば、0〜9の数字を表現した図柄)を変動表示する特別図柄表示装置32が設けられている。特別図柄表示装置32は、たとえば複数の特別図柄を縦方向に配列した図柄列を画面の横方向3個所の表示領域においてそれぞれ変動表示(たとえば、上から下に向けて移動(スクロール))させる。
センターケース30の下方には、第1の第1種始動口(以下、第1始動口という)75を有する第1種始動口装置70が設けられており、その第1種始動口装置70の下方には、開閉可能な開閉翼片(図3において符号21,22で示す)を有する普通電動役物20が設けられている。遊技球が第1始動口75、または、開閉翼片の開放により開口された第2の第1種始動口(図3(B)において符号20aで示す。以下、第2の第1種始動口を第2始動口という。)から入賞すると、払出装置により所定個数(たとえば、4個)の賞球が払出されるとともに、特別図柄表示装置32が特別図柄の変動表示を開始する。なお、特別図柄の変動表示中に遊技球が第1始動口75、または、第2始動口20aに入賞した場合は、その入賞による特別図柄の変動表示が保留され、その保留された変動表示は、現在行われている変動表示終了後に行われる。保留の数を示す保留数は、特別図柄表示装置32の上方に設けられた保留数表示LED33の点灯数により表示される。この実施形態では、保留数表示LED33は計8個設けられており、保留数の上限は8個に設定されている。
特別図柄表示装置32は、特別図柄の変動表示開始から所定時間経過すると、各表示領域において変動している各図柄列を所定の順序で停止させ、各表示領域に確定図柄を表示する。そして、各確定図柄が大当り図柄(たとえば、777などの同一数字の組合せ)の場合に大当りが発生する。大当りが発生すると、普通電動役物20の下方に設けられた変動入賞装置40が作動し、大入賞口開閉部材41が開放し、大入賞口が開口する。そして、大入賞口に遊技球が入賞すると、所定個数(たとえば15個)の賞球が払出される。大入賞口が開口してから所定時間(たとえば約30秒)経過したという条件、あるいは、大入賞口への入賞数が所定数(たとえば10個)に達したという条件のいずれかが満足されると大入賞口が閉口する。大入賞口の開口から閉口までを1ラウンドといい、ラウンド中に、大入賞口の内部に設けられた特定領域に遊技球が入賞したことを条件として次のラウンドに進むことができ、複数のラウンド(たとえば15ラウンド)を実行することができる。
特別図柄表示装置32の上方には、普通図柄を表示する普通図柄表示装置34が設けられている。普通図柄表示装置34は複数の普通図柄を所定の順序で表示する(以下、その表示を普通図柄の変動表示という)。この実施形態では、普通図柄表示装置34は3個のLEDを備えており、各LEDの点灯状態および消灯状態の組合せが普通図柄を表現しており、遊技球が遊技盤5に設けられた右ゲート10または左ゲート11を通過すると普通図柄表示装置34が普通図柄の変動表示を開始し、当りの普通図柄で停止すると、普通電動役物20の開閉翼片が開放する。なお、普通図柄の変動表示中に遊技球が右ゲート10または左ゲート11を通過した場合は、その通過による普通図柄の変動表示が保留され、その保留された変動表示は、現在行われている変動表示終了後に行われる。保留されている数(以下、普通図柄始動記憶数という)は、4個のLEDを備えた普通図柄始動記憶数表示装置35のLEDの点灯数により表示される。
また、遊技盤5には、右入賞口12、左入賞口13、右下入賞口16および左下入賞口17(以下、これらの入賞口を一般入賞口という)が設けられている。一般入賞口に入賞すると払出装置により所定個数(たとえば、7個)の賞球が払出される。
その他遊技盤5には、複数の風車4、発射された遊技球を遊技盤5上の遊技領域へ案内する案内レール9、どこにも入賞しなかった遊技球をアウト球として回収するアウト口8などが設けられている。なお、図示しないが、遊技盤5の盤面には、多くの遊技釘が打ち込まれており、発射された遊技球は遊技釘に衝突することによって流下方向が変化する。
[第1種始動口装置70および普通電動役物20の構造]
次に、第1種始動口装置70および普通電動役物20の構造について図3ないし図6を参照して説明する。図3は第1種始動口装置70および普通電動役物20の動作を説明する説明図である。図3(A)は誘導部材71が突出し、開閉翼片21,22が閉成した状態を示す説明図であり、図3(B)は誘導部材71が遊技盤の裏面側に退避し、開閉翼片21,22が開放した状態を示す説明図である。図4は第1種始動口装置70および普通電動役物20の分解斜視図である。図5は普通電動役物ソレノイド、普通電動役物20および開閉翼片21,22の連結構造を示す説明図である。図5(A)は普通電動役物ソレノイドがオフのときの誘導部材71および開閉翼片21,22の形態を示す説明図であり、図5(B)は普通電動役物ソレノイドがオンのときの誘導部材71および開閉翼片21,22の形態を示す説明図である。図6は誘導部材71および開閉翼片21,22の形態と遊技球の流下経路とを対応させて示す説明図である。図6(A)は誘導部材71が突出し、開閉翼片21,22が閉成した状態を示す説明図であり、図6(B)は図6(A)に示す状態における誘導部材71および開閉翼片21,22の周囲の縦断面を右側面から見た縦断面説明図であり、図6(C)は誘導部材71が退避し、開閉翼片21,22が開放した状態を示す説明図であり、図6(D)は図6(C)に示す状態における誘導部材71および開閉翼片21,22の周囲の縦断面を右側面から見た縦断面説明図である。
図3(A),図6(B)に示すように、第1種始動口装置70を構成する誘導部材71は、板状の底板72と、この底板72の右側面から垂直上方に立設された右側板73と、底板72の左側面から垂直上方に立設された左側板74とを備える。右側板73の上端と左側板74の上端とを結ぶ空間領域が第1始動口75に設定されている。底板72の上面は、受け止めた遊技球を後方へ転動させるために後方に下り勾配に形成されている。図5(A)に示すように、右側板73の後端と左側板74の後端との間は開口されており、第1始動口75に入賞した遊技球は、その開口部から後方へ流下する。この実施形態では、右側板73および左側板74は、それぞれ側面から見て扇形状に形成されており、各内側の面は平行に対向している。
図4に示すように、右側板73の板面における後方下部の角部には、回動軸76が右側方に突出して設けられており、左側板74の板面における後方下部の角部には、回動軸77が左側方に突出して設けられている。
図5(A)に示すように、右側板73および左側板74の後面には、棒状の錘78が取付けられている。図6(A)に示すように、遊技盤の表面から前方へ突出した誘導部材71を正面から見た場合に、錘78の右端は右側板73の後面から右方へ突出し、左端は左側板74の後面から左方へ突出している。右側板73および左側板74の後面における錘78の取付け位置は、回動軸76,77の取付け位置よりも少し上方であり、錘78の自重により、誘導部材71が回動軸76,77を回動中心にして後方へ回動するモーメントが作用するようになっている。
図4に示すように、誘導部材71および開閉翼片21,22を遊技盤5に取付けるための取付パネル24の前面上部には、前後方向に貫通した開口部24fが開口形成されており、その開口部24fの左内側面には、その左内側面から内部左方に向けて軸受孔24gが開口形成されている。誘導部材71の左側板74の回動軸77は、軸受孔24gに回動自在に挿入される。図示しないが、開口部24fの右内側面であって軸受孔24gと対向する位置には、誘導部材71の回動軸76が回動自在に挿入される軸受孔が右内側面から内部右方に向けて開口形成されている。開口部24fの開口幅は、右側板73および左側板74の各外側の側面間の幅よりも少し広く形成されており、誘導部材71が開口部24fの内側において回動するときに右側板73および左側板74が開口部24fの内側面と接触し難いようになっている。
図4に示すように、普通電動役物20に備えられた開閉翼片21,22は、それぞれ基部が厚く、基部から先端にゆくほど薄くなる先細りの翼形状に形成されている。開閉翼片21の基部には、前後方向に貫通した軸挿通孔21aが形成されており、開閉翼片22の基部には、軸挿通孔22aが前後方向に貫通形成されている。開閉翼片21の後面であって、軸挿通孔21aから少し内側に偏心した位置には、棒状の連結棒21bが後方に向けて突出して設けられている。開閉翼片22の後面であって、軸挿通孔22aから少し内側に偏心した位置には、棒状の連結棒22bが後方に向けて突出して設けられている。
開閉翼片21の後面であって先端寄りには、第1腕部21cが後方に向けて突出して設けられており、その第1腕部21cの先端には、上方(図4に示す開放状態では斜め上方外側)に向けて第2腕部21dの基部が一体形成されている。その第2腕部21dの先端には第3腕部21eの基部が一体形成されており、第3腕部21eは後方に向けて延びている。第1腕部21c、第2腕部21dおよび第3腕部21eは、全体としてクランク形状を呈している。
開閉翼片22の後面であって先端寄りには、第1腕部22cが後方に向けて突出して設けられており、その第1腕部22cの先端には、上方(図4に示す開放状態では斜め上方外側)に向けて第2腕部22dの基部が一体形成されている。その第2腕部22dの先端には第3腕部22eの基部が一体形成されており、第3腕部22eは後方に向けて延びている。第1腕部22c、第2腕部22dおよび第3腕部22eは、全体としてクランク形状を呈している。
普通電動役物20はカバー23を備える。図3に示すように、カバー23は、開閉翼片21,22の前面の一部を覆うことにより、開閉した開閉翼片21,22間に形成された第2始動口20aに入賞した遊技球が前方にこぼれるのを防止する。カバー23は、円板状の前面板23dと、この前面板23dの下半分の周縁から後方に向けて縦断面円弧状に形成された下壁部23aと、前面板23dの後面であって下壁部23aの左右上端の上方からそれぞれ後方に向けて突出して設けられた棒状の支持軸23c,23cとを備える。
取付パネル24の開口部24fの各内側面の下方には、開閉翼片21,22の連結棒21b,22bを挿通するためのスリット24d,24dがそれぞれ前後方向に貫通して上下方向に形成されている。各スリット24dの各上端から斜め下方に向けて、開閉翼片21,22の第1腕部21c,22cを挿通するためのスリット24eがそれぞれ前後方向に貫通形成されている。この実施形態では、各スリット24dの正面から見た形状はそれぞれ直線状であり、各スリット24eはそれぞれ少し上方に膨らんだ円弧状に形成されている。また、開口部24f、スリット24d,24dおよびスリット24e,24eは、相互に連通している。
各スリット24dの外側であって下部近傍には、支持軸23cを挿通するための挿通孔24cがそれぞれ前後方向に貫通形成されている。取付パネル24の中央から少し下には、第2始動口スイッチ29(図6(B))の後端を挿入するための取付穴24hが前後方向に貫通形成されている。その取付穴24hの下部には、第2始動口スイッチ29により検出された遊技球を流下路5b(図6(B))へ流出させるための流出口24bが前後方向に貫通形成されている。
誘導部材71は、取付パネル24の後方から回動軸76,77を開口部24fの軸受孔24gにそれぞれ挿入することにより、軸受孔24gを回動中心にして前後に回動可能となり、前方へ回動すると、図3(A),図6(B)に示すように、遊技盤5の表面5aから前方に突出した形態となり、遊技球Pが第1始動口75に入賞可能となる。
開閉翼片21,22は、取付パネル24の前方から連結棒21b,22bをそれぞれスリット24dに挿通するとともに、第1腕部21c,22cをそれぞれスリット24eに挿通する。カバー23は、前方から各支持軸23cをそれぞれ開閉翼片21,22の軸挿通孔21a,22aに挿通し、さらに軸挿通孔21a,22aから突出した各支持軸23cを取付パネル24の挿通孔24c,24cにそれぞれ挿通する。
図5に示すように、このパチンコ機1は、普通電動役物ソレノイド25と、この普通電動役物ソレノイド25のプランジャ25aの動作を伝達する伝達機構26と、この伝達機構26の動作を伝達する伝達機構27とを備えており、普通電動役物ソレノイド25の動作を制御することにより、開閉翼片21,22が開閉するとともに、誘導部材71が遊技盤5の表面5aから裏面5b側へ退避し、また、表面5aから突出する。
図5(B)に示すように、取付パネル24の右側のスリット24dから後方へ突出した連結棒21b,22bは、それぞれ伝達機構27に連結されている。連結棒21bは、連結棒21bを連結するための連結部材27aに連結され、左側のスリット24dから後方へ突出した連結棒22bは、連結棒22bを連結するための連結部材27bに連結されている。各連結棒は、各連結部材に対して時計回りまたは反時計回りに回動可能に連結される。この実施形態では、各連結部材は、円筒を中心軸に沿って半割した形状に形成されており、その内側において連結棒が回動可能になっている。
各連結部材27a,27bの後端は、横方向に延びた固定部材27cにそれぞれ固定されている。固定部材27cの右端からは、軸部材27dが右方に向けて突出して設けられており、図示しないが固定部材27cの左端からは、軸部材27dと同様の軸部材が左方に向けて突出して設けられている。各軸部材は、遊技盤5の裏に設けられた軸受(図示せず)に回動可能に軸支されている。固定部材27cの後部には、連結部材27eの前端が固定されており、その連結部材27eの後端には、クランパ27fが形成されている。
クランパ27fには、伝達機構26を構成する連結部材26aの左端が、クランパ27fの内部で移動可能に挟持されている。連結部材26aの途中には、軸部材26bが前方に突出して設けられており、その軸部材26bは、遊技盤5の裏に設けられた軸受(図示せず)に回動可能に軸支されている。連結部材26aの右端には、クランパ26cが形成されている。クランパ26cは、普通電動役物ソレノイド25のプランジャ25aの先端に設けられた円板状部の側面を挟持している。
図5(A),図6(A)に示すように、閉成された開閉翼片21の先端近傍の後面と、その後面から突出した第1腕部21cと、第2腕部21dとにより形成される凹部には、遊技盤5の表面5aから前方に突出した誘導部材71の右側板73から右方へ突出した回動軸76が介在されており、第3腕部21eの周面上部は、右側板73から右方へ突出した錘78の周面下部を支持している。つまり、錘78は、第3腕部21eにより、下方への回動が阻止された状態となっており、誘導部材71が前方に回動した状態、つまり遊技盤5の表面5aから前方に突出した状態が維持されている。
また、図示しないが、閉成された開閉翼片22の先端近傍の後面と、その後面から突出した第1腕部22cと、第2腕部22dとにより形成される凹部には、遊技盤5の表面5aから前方に突出した誘導部材71の左側板74から左方へ突出した回動軸77が介在されている。また、図6(A)に示すように、第3腕部22eの周面上部は、左側板74から左方へ突出した錘78の周面下部を支持している。つまり、錘78は、第3腕部22eにより、下方への回動が阻止された状態となっており、誘導部材71が前方に回動した状態、つまり遊技盤5の表面5aから前方に突出した状態が維持されている。
また、図5(B)に示すように、開閉翼片21,22がそれぞれ開放され、第2始動口20aが開口すると、前述の各凹部から回動軸76,77がそれぞれ抜け出すとともに、錘78が第3腕部21e,22eによる支持を失うため、誘導部材71は、錘78の下方へのモーメントによって後方へ回動し、遊技盤5の表面5aから裏面5b側へ退避し、第1始動口75が閉口する。
図6(B)に示すように、取付パネル24は、遊技盤5の表面5aに取付けられており、その前方にカバー23が突出して取付けられている。遊技盤5の内部には、誘導部材71の第1始動口75から入賞した遊技球Pが遊技盤5の裏面5bへ流下する流下路5cが形成されており、その流下路5cには、第1始動口75に入賞して流下路5cを流下する遊技球Pを検出する第1始動口スイッチ28が設けられている。遊技盤5の内部であって流下路5cの下方には、普通電動役物20の第2始動口20aに入賞した遊技球Pが遊技盤5の裏面5bへ流下する流下路5dが形成されている。その流下路5dの途中には、第2始動口20aに入賞して流下路5dを流下する遊技球Pを検出する第2始動口スイッチ29が設けられている。
[第1種始動口装置70および普通電動役物20の動作]
次に、第1種始動口装置70および普通電動役物20の動作を説明する。
発射レバー15a(図1)を時計回りに回動すると、発射モータ15e(図7)が回転し、発射位置に供給されていた遊技球が発射装置により発射される。その発射された遊技球が右ゲート10または左ゲート11を通過すると、普通図柄表示装置34が普通図柄の変動表示を開始する。普通図柄表示装置34は、その普通図柄の変動表示が開始されてから所定時間経過すると、当り普通図柄またはハズレ普通図柄を停止表示する。当り普通図柄が停止表示されると、普通電動役物ソレノイド25がオンし、図5(B)に示すように、プランジャ25aが上方へ突出する。その突出により、連結部材26aが軸部材26bを回動中心にして反時計回りに回動し、連結部材26aの左端が下降する。その下降により、伝達機構27が軸部材27dを回動中心にして時計回りに回動し、連結部材27a,27bの先端が上昇する。その上昇により、連結棒21b,22bがスリット24d(図4)内をそれぞれ上方へ移動するとともに、第1腕部21c,22cがそれぞれスリット24e内をそれぞれ外方斜め下に向けて移動する。これにより、開閉翼片21,22が開放して第2始動口20aが開口し、誘導部材71が遊技盤5の裏面5b側へ退避して第1始動口75が閉口する(図3(B))。
そして、開閉翼片21,22が開放してから所定時間(たとえば1秒)経過すると、普通電動役物ソレノイド25がオフし、図5(A)に示すように、プランジャ25aが退避する。これにより、連結部材26aの左端が上昇し、連結部材27a,27bの先端が下降する。これにより、連結棒21b,22bがスリット24d(図4)内をそれぞれ下方へ移動するとともに、第1腕部21c,22cがそれぞれスリット24e内をそれぞれ内方斜め上に向けて移動する。これにより、開閉翼片21,22が閉成して第2始動口20aが閉口し、誘導部材71が遊技盤5の表面5aから前方へ突出して第1始動口75が開口する(図3(A))。
遊技球Pが第1始動口75または第2始動口20aに入賞すると、所定数(たとえば4個)の賞球が払出される。また、第1始動口75に入賞した遊技球は第1始動口スイッチ28により検出され、第2始動口20aに入賞した遊技球は第2始動口スイッチ29により検出される。第1始動口スイッチ28または第2始動口スイッチ29がオンすると、特別図柄表示装置32が特別図柄の変動表示を開始する。その開始から所定時間経過後に大当り図柄が確定表示されると大当りが発生し、大入賞口が開口され、大当り遊技が開始される。
[パチンコ機1の電気的構成]
次に、パチンコ機1の主な電気的構成についてそれをブロックで示す図7を参照して説明する。
パチンコ機1には、主制御基板100が設けられており、その主制御基板100には、マイクロプロセッサ110が搭載されている。マイクロプロセッサ110は、メインCPU112と、ROM114と、RAM116とを備える。メインCPU112は、普通図柄の当りかハズレかの判定、普通電動役物ソレノイド25の制御、第1始動口スイッチ28または第2始動口スイッチがオンしたか否かの判定、大当りかハズレかの判定、大入賞口ソレノイド41bの制御、入賞の検出、入賞数の計数などを実効する。
ROM114には、メインCPU112が各種制御、判定および検出などを実行するための各種制御プログラム、制御プログラム実行時に参照する各種テーブルなどが記録されている。RAM116は、保留数や普通図柄始動記憶数などを記憶する保留数記憶領域と、メインCPU112の処理結果などの遊技中に発生する各種データおよびROM114から読出された制御プログラムなどを一時的に格納する記憶領域と、電源遮断時に停電直前の遊技状態を示すデータなどをバックアップして記憶するバックアップ領域とを備える。
主制御基板100には、次に記載するものが電気的に接続されている。第1始動口スイッチ(SW)28、第2始動口スイッチ(SW)29、特別図柄表示装置32を制御する図柄制御基板38、遊技中にスピーカ(図示せず)から出力される効果音などを制御する音声制御基板67、LEDやランプ類などの発光部材の点灯・点滅を制御するランプ制御基板300、電源基板64、賞球および貸球の払出しなどを制御する払出制御基板200、大当りの発生や賞球払出数などに関する遊技盤情報をパチンコホールの管理室などに設けられたホールコンピュータへ送信するための遊技枠情報端子基板52、盤面中継基板51、遊技枠中継基板53である。図柄制御基板38には、特別図柄表示装置32を制御するサブCPU38aと、サブCPU38aが実行する制御プログラムが記憶されたROM38bと、サブCPU38aの処理結果などを一時的に記憶するRAM38cとが搭載されている。
払出制御基板200には、主制御基板100から送信されてくる賞球コマンド、プリペイドカードユニット60からCR接続基板56を介して送信されてくる貸球要求信号などを受信するマイクロプロセッサ210が搭載されており、マイクロプロセッサ210には、賞球および貸球の払出しなどの制御を実行するサブCPU212と、このサブCPU212が賞球および貸球の払出しなどの制御を実行するための各種制御プログラムが記録されたROM214と、払出すべき賞球または貸球の総数やサブCPU212が各種制御プログラムを実行する際にROM214から読出された制御プログラムなどを一時的に格納するRAM216とが搭載されている。また、RAM216は、電源遮断時に、入賞数や未払いの賞球総数などを示すデータをバックアップして記憶するバックアップ領域を備える。
また、払出制御基板200には、電源基板64、発射モータ15eを駆動するための発射モータ駆動基板15c、遊技枠情報端子基板52および払出中継基板55が電気的に接続されている。発射モータ駆動基板15cには、発射モータ15e、発射モータ駆動基板15cから発射モータ15eへ駆動信号を出力させるための発射スイッチ(SW)15dが電気的に接続されている。
遊技枠中継基板53には、下受け皿7が遊技球で満杯になったことを検出する下皿満杯検出スイッチ(SW)65、球切れを検出する球切れ検出スイッチ(SW)66およびセンサ中継基板54が電気的に接続されている。センサ中継基板54は、払出装置62に備えられた払出球を検出する前部払出センサ62a、後部払出センサ62bおよび払出中継基板55と電気的に接続されている。払出中継基板55には、遊技球の払出しを行う部材を駆動する払出モータ62cが電気的に接続されている。
盤面中継基板51には、普通電動役物ソレノイド(SL)25、普通図柄表示装置34、右ゲート10を通過した遊技球を検出する右ゲートスイッチ(SW)10a、左ゲート11を通過した遊技球を検出する左ゲートスイッチ(SW)11a、大入賞口に入賞した遊技球を検出する大入賞口スイッチ(SW)41a、右入賞口12に入賞した遊技球を検出する右入賞口スイッチ(SW)12a、左入賞口13に入賞した遊技球を検出する左入賞口スイッチ(SW)13a、右下入賞口16に入賞した遊技球を検出する右下入賞口スイッチ(SW)16a、左下入賞口17に入賞した遊技球を検出する左下入賞口スイッチ(SW)17aおよび大入賞口中継基板50が電気的に接続されている。
大入賞口中継基板50には、大入賞口内の特定領域(図示せず)を通過した遊技球を検出する特定領域スイッチ(SW)42aと、遊技球を特定領域へ案内する状態と案内しない状態とに変化する部材を動作させる特定領域ソレノイド(SL)42bと、大入賞口開閉部材41を開閉動作させる大入賞口ソレノイド(SL)41bとが電気的に接続されている。電源基板64は、CR接続基板56と電気的に接続されており、CR接続基板56には、度数表示部57(図1)に残り度数を表示するための回路が搭載された度数表示基板57aと、プリペイドカードユニット60とが電気的に接続されている。度数表示基板57aには、貸出ボタン58と、返却ボタン59と、貸出ボタンランプ58aとが電気的に接続されている。
電源基板64は、AC24V(50Hz/60Hz)の主電源63から電源の供給を受け、各基板および装置へ動作電源を供給する。図示しないが、電源基板64には、パチンコ機1の電源のON・OFFを行う電源スイッチ(SW)と、RAM116,216のバックアップ領域に記憶されているデータをクリアするためのRAMクリアスイッチとが設けられている。
[第1実施形態の効果]
(1)以上のように上述の第1実施形態のパチンコ機1を使用すれば、普通電動役物20の開閉翼片21,22が第2始動口20aへ遊技球Pを誘導する形態に変化しているときは、第1種始動口装置70の誘導部材71を遊技盤5の表面5aから裏面5b側へ退避させた形態に変化させることができるため、遊技盤5の上方から第2始動口20aに向かって流下する遊技球Pに対して誘導部材71が障害となることがない。
したがって、普通電動役物20の開閉翼片21,22が開放したときに上方から流下する遊技球Pが普通電動役物20に入賞し易いパチンコ機を実現することができる。
(2)特に、普通電動役物20の開閉翼片21,22が開放されたと同時に、第1種始動口装置70の誘導部材71を遊技盤5の裏面5b側へ退避させることにより、第2始動口20aに向かって流下する遊技球Pに対して誘導部材71が障害とならない状態を直ぐに作り出すことができる。
したがって、誘導部材71が第2始動口20aに対する入賞の障害となる期間を最大限なくすことができる。
(3)また、普通電動役物20の開閉翼片21,22が閉成されたと同時に、第1種始動口装置70の誘導部材71を遊技盤5の表面5aから突出させることにより、遊技球Pを第1始動口75に入賞させることもできる。また、誘導部材71が、閉成された開閉翼片21,22の先端間に形成された開口部を塞ぐ形態となるため、第1始動口75にのみ入賞が可能となる。
(4)さらに、単一の普通電動役物ソレノイド25を使用して誘導部材71の回動および開閉翼片21,22の開閉を行うことができるため、誘導部材71および開閉翼片21,22を個別に動作させるソレノイドを計2個使用する場合よりもパチンコ機の製造コストを低減することもできる。
(5)さらに、開閉翼片21,22が開放されたときに誘導部材71を遊技盤5の裏面5b側に退避させることができ、上方から第2始動口20aに向けて流下した遊技球に対して誘導部材71が障害となることがないため、第2始動口20aに入賞し易くすることができるので、遊技者に有利で魅力のあるパチンコ機を実現することもできる。
<第1実施形態の変更例>
次に、上記第1実施形態の変更例について図8を参照して説明する。図8は誘導部材71および開閉翼片21,22の構造を示す説明図である。図8(A)は普通電動役物ソレノイドがオフのときの誘導部材71および開閉翼片21,22の形態を示す説明図であり、図8(B)は普通電動役物ソレノイドがオンのときの誘導部材71および開閉翼片21,22の形態を示す説明図である。
誘導部材71の右側板73には、右側面から見て扇形状の凹部73aが回動軸76を中心にして形成されている。回動軸76には、板バネ79の基端が固定されており、板バネ79の先端79aは、右方へ突出している。板バネ79の先端79a以外は、凹部73a内に収まっており、先端79aが右側板73の板面から右方へ突出している。板バネ79は、その基端を回動中心にして凹部73a内を回動可能になっている。
また、図8(A)に示すように、誘導部材71が突出し、開閉翼片21,22が閉成された状態において、第2腕部21d,22dは、第1実施形態の第2腕部21d,22d(図5)よりも長く形成されており、錘78よりも上方であって右側板73の上端近傍まで延びている。
開口部24fの右内側面(図4において軸受孔24gが形成された左内側面と対向する面)には、板バネ79の先端79aを係止するための溝(以下、係止溝という。図示せず。)が形成されており、板バネ79の先端79aは、その係止溝に挿入されている。つまり、誘導部材71が回動しても板バネ79は回動せず、誘導部材71は板バネ79の復元力に抗して回動する。
図8(A)に示すように、開閉翼片21,22が閉成している状態では、誘導部材71は、板バネ79のバネ力によって突出した状態を維持する。図8(B)に示すように、普通電動役物ソレノイド25がオンすると、開閉翼片21,22が開放され、その開放に伴って回動する第2腕部21d,22dの各先端に取付けられた第3腕部21e,22eが錘78の周面上部を下方に押し下げ、誘導部材71が板バネ79の復元力に抗して後方へ回動し、遊技盤5の裏面5b側へ退避する。そして、開閉翼片21,22の開放から所定時間経過し、普通電動役物ソレノイド25がオフすると、開閉翼片21,22が閉成し、誘導部材71が板バネ79の復元力によって前方へ回動し、遊技盤5の表面5aから前方へ突出する。
以上のように、錘78は、第1実施形態のように錘の役割をするのではなく、開閉翼片21,22が開放されるときに、第3腕部21e,22eにより下方に押し下げられることにより、誘導部材71を後方へ回動させる役割をする。
上記変更例に係るパチンコ機は、上記のように、誘導部材71および開閉翼片21,22を連動させるための構造が異なる以外は、第1実施形態のパチンコ機1と同じ構成および機能であるため、第1実施形態の効果(1)ないし(5)と同じ効果を奏することができる。
<第2実施形態>
次に、この発明の第2実施形態について図9ないし図12を参照して説明する。図9は第1種始動口装置70および普通電動役物80の動作を説明する説明図である。図9(A)は誘導部材71が突出し、開閉扉81が閉成した状態を示す説明図であり、図9(B)は誘導部材71が遊技盤の裏面側に退避し、開閉扉81が開放した状態を示す説明図である。図10は第1種始動口装置70および普通電動役物80の分解斜視図である。図11は普通電動役物ソレノイド、普通電動役物80および開閉翼片21,22の連結構造を示す説明図である。図11(A)は普通電動役物ソレノイドがオフのときの誘導部材71および開閉扉81の形態を示す説明図であり、図11(B)は普通電動役物ソレノイドがオンのときの誘導部材71および開閉扉81の形態を示す説明図である。図12は誘導部材71および開閉扉81の形態と遊技球の流下経路とを対応させて示す説明図である。図12(A)は誘導部材71が突出し、開閉扉が閉成した状態を示す説明図であり、図12(B)は図12(A)に示す状態における誘導部材71および開閉扉81の周囲の縦断面を右側面から見た縦断面説明図であり、図12(C)は誘導部材71が退避し、開閉扉81が開放した状態を示す説明図であり、図12(D)は図12(C)に示す状態における誘導部材71および開閉扉81の周囲の縦断面を右側面から見た縦断面説明図である。
なお、この実施形態のパチンコ機は、第1種始動口装置70および普通電動役物80の構造以外は、前述の第1実施形態のパチンコ機と同じであるため、同じ部分の説明は簡略化または省略し、同じ構成については同じ符号を用いる。
[第1種始動口装置70および普通電動役物80の構造]
図10,図11に示すように、第1種始動口装置70は、前述の第1実施形態の変更例における第1種始動口装置70と同じ構造である。図9に示すように、第1種始動口装置70の下方には、普通電動役物80が設けられている。普通電動役物80は、第2始動口81aを開閉する開閉扉81を備える。開閉扉81は、横長で板状の底板82と、この底板82の右側面から垂直上方に立設された右側板83と、底板82の左側面から垂直上方に立設された左側板84とを備える。右側板83の上端と左側板84の上端とを結ぶ空間領域が第2始動口81aに設定されている。底板82の上面は、受け止めた遊技球を後方へ転動させるために後方に下り勾配に形成されている。この実施形態では、右側板83および左側板84は、それぞれ側面から見て扇形状に形成されている。
図10に示すように、右側板83および左側板84の各上端には、誘導部材71の錘78を係止するための係止片85がそれぞれ上方に突出して設けられている。また、右側板83の板面における後方下部の角部には、支持軸86が右側方に突出して設けられており、左側板84の板面における後方下部の角部には、支持軸86と同じ支持軸(図示せず)が左側方に突出して設けられている。
図10に示すように、誘導部材71および開閉扉81を遊技盤5に取付けるための取付パネル88の前面上部には、前後方向に貫通した開口部88dが開口形成されており、その開口部88dの左内側面には、その左内側面から内部左方に向けて軸受孔88eが開口形成されている。誘導部材71の左側板74の回動軸77は、軸受孔88eに回動自在に挿入される。図示しないが、開口部88dの右内側面であって軸受孔88eと対向する位置には、誘導部材71の回動軸76が回動自在に挿入される軸受孔が右内側面から内部右方に向けて開口形成されている。開口部88dの開口幅は、右側板73および左側板74の各外側の側面間の幅よりも少し広く形成されており、誘導部材71が開口部88dの内側において回動するときに右側板73および左側板74が開口部88dの内側面と接触し難いようになっている。開口部88dの右内側面には、誘導部材71の板バネ79の先端79aを係止するための係止溝(図示せず)が形成されており、先端79aは、その係止溝に係止されている。
取付パネル88の開口部88dの下方には、開閉扉81を回動可能に取り付けるための開口部88bが前後方向に貫通し、かつ、開口部88dと連通して形成されている。開口部88bの左内側面には、右方に開口部を向けた軸受孔88cが設けられている。開閉扉81の左側板84の支持軸は、軸受孔88cに回動自在に挿入される。図示しないが、開口部88bの右内側面であって軸受孔88cと対向する位置には、開閉扉81の支持軸86が回動自在に挿入される軸受孔が、その開口部を左方に向けて設けられている。
図9(B),図12(C)に示すように、開閉扉81が開放して第2始動口81aを開口した状態において、底板82の後端の後方には、底板82の上面を後方に転動する遊技球を左右に振り分けるための振分部材82a,82bが設けられている。振分部材82aの右側および振分部材82bの左側には、第2始動口81aに入賞した遊技球が流出するための流出口81b,81cがそれぞれ開口形成されている。振分部材82aの正面は流出口81bに向けて後方に傾斜しており、振分部材82bの正面は流出口81cに向けて後方に傾斜している。図9(B)に示すように、流下経路L3に沿って流下した遊技球Pは、振分部材82a,82bによって左右に振り分けられ、流出口81b,81cのいずれかから後方へ流出する。この実施形態では、振分部材82a,82bは一体形成されており、取付パネル88の裏面にて、開閉扉81とは別体で所定個所に配置されている。
誘導部材71は、取付パネル88の後方から回動軸76,77を開口部88dの軸受孔88eにそれぞれ挿入することにより、軸受孔88eを回動中心にして前後に回動可能となり、前方へ回動すると、図9(A),図12(B)に示すように、遊技盤5の表面5aから前方に突出した形態となり、遊技球Pが第1始動口75に入賞可能となる。
開閉扉81は、取付パネル88の後方から支持軸86をそれぞれ軸受孔88cに挿入することにより、軸受孔88cを回動中心にして前後に回動可能となり、前方へ回動すると、図9(B),図12(D)に示すように、遊技盤5の表面5aから前方に突出した形態となり、遊技球Pが第2始動口81aに入賞可能となる。
また、図11(B)に示すように、誘導部材71が後方へ回動し、開閉扉81が前方へ回動した状態において、開閉扉81の係止片85,85は、誘導部材71に取付けられた錘78の周面後部に係止された状態になる。
図12(B)に示すように、取付パネル88は、遊技盤5の表面5aに取付けられている。遊技盤5の内部には、誘導部材71の第1始動口75から入賞した遊技球Pが遊技盤5の裏面5bへ流下する流下路5eが形成されており、その流下路5eには、第1始動口75に入賞して流下路5eを流下する遊技球Pを検出する第1始動口スイッチ28が設けられている。遊技盤5の内部であって流下路5eの下方には、普通電動役物80の第2始動口81aに入賞した遊技球Pが遊技盤5の裏面5bへ流下する流下路5fが形成されている。その流下路5fの途中には、第2始動口81aに入賞して流下路5fを流下する遊技球Pを検出する第2始動口スイッチ29が設けられている。
図11に示すように、普通電動役物ソレノイド25は、前述の第1実施形態と異なり、プランジャ25aが左右に進退するように配置されている。プランジャ25aには、連結部材89aの先端が取付けられており、その連結部材89aの基部は、連結部材89cの左端と軸部材89bによって回動可能に取付けられている。連結部材89cの右端には、クランパ89dが取付けられている。クランパ89dは、上方に位置する上腕部89eと、この上腕部89eの下方に位置する下腕部89fとを備える。開閉扉81の左側板84の板面には、クランパ89dを係止するための係止部材87が左方に突出して設けられている。この実施形態では、図11(A)に示すように、開閉扉81が閉成した状態において、係止部材87は、左側板84の板面に設けられた支持軸(図示せず)から上方かつ後方に偏心した位置に設けられており、支持軸86よりも長い棒状に形成されている。普通電動役物ソレノイド25の動作を制御することにより、開閉扉81が開閉するとともに、誘導部材71が遊技盤5の表面5aから裏面5b側へ退避し、また、表面5aから突出する。
[第1種始動口装置70および普通電動役物80の動作]
普通図柄表示装置34(図2)により当り普通図柄が停止表示されると、普通電動役物ソレノイド25がオンし、図11(B)に示すように、プランジャ25aが左方へ退避する。その退避により、連結部材89aが軸部材89bを回動中心にして反時計回りに回動し、連結部材89cのクランパ89dが上昇する。その上昇により、クランパ89dの下腕部89fが係止部材87の周面下部を上方へ押し上げ、開閉扉81が支持軸86を回動中心にして前方へ回動し、第2始動口81aが開口する。このとき、回動する開閉扉81の係止片85,85が錘78の周面後部を前方へ押すため、誘導部材71は回動軸76,77を回動中心にして後方へ回動し、遊技盤5の裏面5b側へ退避して第1始動口75が閉口する(図9(B))。
そして、開閉扉81が開放してから所定時間(たとえば1秒)経過すると、普通電動役物ソレノイド25がオフし、図11(A)に示すように、プランジャ25aが右方へ突出する。これにより、連結部材89aが軸部材89bを回動中心にして時計回りに回動し、連結部材89cのクランパ89dが下降する。その下降により、クランパ89dの上腕部89eが係止部材87の周面上部を下方へ押し下げ、開閉扉81が支持軸86を回動中心にして後方へ回動し、第2始動口81aが閉口する。このとき、開閉扉81の係止片85,85により係止されていた錘78は、その係止状態が解除され、誘導部材71は、板バネ79の復元力によって回動軸76,77を回動中心にして前方へ回動し、遊技盤5の表面5aから前方へ突出し、第1始動口75が開口する(図9(A))。
[第2実施形態の効果]
(1)以上のように上述の第2実施形態のパチンコ機1を使用すれば、普通電動役物80の開閉扉81が第2始動口81aへ遊技球Pを誘導する形態に変化しているときは、第1種始動口装置70の誘導部材71を遊技盤5の表面5aから裏面5b側へ退避させた形態に変化させることができるため、遊技盤5の上方から第2始動口81aに向かって流下する遊技球Pに対して誘導部材71が障害となることがない。
したがって、普通電動役物80の開閉扉81が開放したときに上方から流下する遊技球Pが普通電動役物80に入賞し易いパチンコ機を実現することができる。
(2)特に、普通電動役物80の開閉扉81が開放されたと同時に、第1種始動口装置70の誘導部材71を遊技盤5の裏面5b側へ退避させることにより、第2始動口81aに向かって流下する遊技球Pに対して誘導部材71が障害とならない状態を直ぐに作り出すことができる。
したがって、誘導部材71が第2始動口81aに対する入賞の障害となる期間を最大限なくすことができる。
(3)また、普通電動役物80の開閉扉81が閉成されたと同時に、第1種始動口装置70の誘導部材71を遊技盤5の表面5aから突出させることにより、遊技球Pを第1始動口75に入賞させることもできる。
(4)さらに、単一の普通電動役物ソレノイド25を使用して誘導部材71および開閉扉81の開閉を行うことができるため、誘導部材71および開閉扉81を個別に動作させるソレノイドを計2個使用する場合よりもパチンコ機の製造コストを低減することもできる。
(5)さらに、開閉扉81が開放されたときに誘導部材71を遊技盤5の裏面5b側に退避させることができ、上方から第2始動口81aに向けて流下した遊技球に対して誘導部材71が障害となることがないため、第2始動口81aに入賞し易くすることができるので、遊技者に有利で魅力のあるパチンコ機を実現することもできる。
<第3実施形態>
次に、この発明の第3実施形態について図13を参照して説明する。図13は第1種始動口装置および普通電動役物の説明図である。図13(A)は第1種始動口装置の斜視図であり、図13(B)は誘導部材が突出し、開閉翼片が閉成された状態を示す斜視図であり、図13(C)は誘導部材が退避し、開閉翼片が開放された状態を示す斜視図である。
なお、この実施形態のパチンコ機は、第1種始動口装置70の構造以外は、前述の第1実施形態のパチンコ機と同じであるため、同じ部分の説明は簡略化または省略し、同じ構成については同じ符号を用いる。
図13(A)に示すように、第1種始動口装置90は誘導部材91を備えており、誘導部材91は、右側板92と、この右側板92と対向して設けられた左側板93と、右側板92および左側板93の後方下部の角部にそれぞれ挿通固定された軸部材95とを備える。右側板92および左側板93の各上端間には、遊技球を受入れて下方へ誘導するための受入口94が形成されている。右側板92および左側板93の各後面下部には、棒状の錘96が取付けられている。錘96の右端は右側板92の後面から右方へ突出し、左端は左側板93の後面から左方へ突出している。右側板92および左側板93の後面における錘96の取付け位置は、軸部材95の挿通位置よりも少し上方であり、錘96の自重により、誘導部材91が軸部材95を回動中心にして後方へ回動するモーメントが作用するようになっている。この実施形態では、右側板92および左側板93はそれぞれ側面から見て扇形状に形成されており、各内側の面は平行に対向している。
普通電動役物20の構造および開閉翼片21,22を開閉するための構造は、前述の第1実施形態の普通電動役物20と同じ構造である(図5)。また、開閉翼片21,22の開閉に連動して誘導部材91を回動させるための構造も第1実施形態と同じである(図5)。また、図13(B)に示すように、開閉翼片21,22の先端は、それぞれ右側板92および左側板93の外面に当接し、開閉翼片21,22の内側への回動が規制されている。つまり、遊技球が開閉翼片21,22に衝突しても、開閉翼片21,22の先端間の幅が、受入口94よりも狭くならないようになっている。第1種始動口装置90および普通電動役物20を遊技盤5に取り付けるための取付パネル97には、誘導部材91の右側板92および左側板93を挿通するためのスリット97a,97bが前後方向に貫通形成されている。
そして、普通電動役物ソレノイド25がオフの状態では、図13(B)に示すように、普通電動役物20の開閉翼片21,22が閉成されており、誘導部材71の右側板92および左側板93が、それぞれスリット97a,97bから前方へ突出した状態となり、受入口94と、開閉翼片21,22の各先端間に形成された誘導口20bとが連通する。この状態では、受入口94に受入れられた遊技球は、誘導口20bを介して第2始動口20aへ誘導される。
また、普通電動役物ソレノイド25がオンすると、図13(C)に示すように、開閉翼片21,22が開放され、それに連動して右側板92および左側板93がそれぞれスリット97a,97bから遊技盤5の裏面5b側へ退避する。これにより、第2始動口20aの上方に障害物がなくなるため、遊技球が第2始動口20aの上方および左右から入賞可能となる。
[第3実施形態の効果]
(1)以上のように上述の第3実施形態のパチンコ機1を使用すれば、普通電動役物20の開閉翼片21,22が第2始動口20aへ遊技球Pを誘導する形態に変化しているときは、第1種始動口装置90の誘導部材91を遊技盤5の表面5aから裏面5b側へ退避させた形態に変化させることができるため、遊技盤5の上方から第2始動口20aに向かって流下する遊技球Pに対して誘導部材91が障害となることがない。
したがって、普通電動役物20の開閉翼片21,22が開放したときに上方から流下する遊技球Pが普通電動役物20に入賞し易いパチンコ機を実現することができる。
(2)特に、普通電動役物20の開閉翼片21,22が開放されたと同時に、第1種始動口装置90の誘導部材91を遊技盤5の裏面5b側へ退避させることにより、第2始動口20aに向かって流下する遊技球Pに対して誘導部材91が障害とならない状態を直ぐに作り出すことができる。
したがって、誘導部材91が第2始動口20aに対する入賞の障害となる期間を最大限なくすことができる。
(3)また、普通電動役物20の開閉翼片21,22が閉成されたと同時に、第1種始動口装置90の誘導部材91を遊技盤5の表面5aから突出させることにより、遊技球Pを受入口94に受け入れるとともに、その受入れた遊技球P第2始動口20aへ誘導することもできる。
(4)さらに、単一の普通電動役物ソレノイド25を使用して誘導部材91の回動および開閉翼片21,22の開閉を行うことができるため、誘導部材91および開閉翼片21,22を個別に動作させるソレノイドを計2個使用する場合よりもパチンコ機の製造コストを低減することもできる。
(5)さらに、開閉翼片21,22が開放されたときに誘導部材91を遊技盤5の裏面5b側に退避させることができ、上方から第2始動口20aに向けて流下した遊技球に対して誘導部材91が障害となることがないため、第2始動口20aに入賞し易くすることができるので、遊技者に有利で魅力のあるパチンコ機を実現することもできる。
<他の実施形態>
(1)前述の各実施形態では、この発明の第1の遊技球受入れ装置として第1始動口を有する第1種始動口装置を、第2の遊技球受入れ装置として第2始動口を有する普通電動役物をそれぞれ説明したが、第1および第2の遊技球受入れ装置が、それぞれ一般入賞口を有する入賞装置であっても良い。
(2)また、第2の遊技球受入れ装置が、大入賞口を開閉する変動入賞装置であっても良い。
(3)普通電動役物ソレノイド25に代えてモータを用いることもできる。板バネ79に代えてコイルスプリングを用いることもできる。
(4)前述の各実施形態における各装置および部材の構成、構造、形状、数量および大きさなどは一例であり、この発明の技術的範囲を逸脱しない限り設計変更することができることは勿論である。
[各請求項と実施形態との対応関係]
受入口94が請求項1の第1の受入口に対応し、誘導部材91が誘導部材に対応し、第1種始動口装置90が第1の遊技球受入れ装置に対応する。第2始動口20aが第2の受入口に対応し、普通電動役物20が第2の遊技球受入れ装置に対応する。第1腕部21c,22c、第2腕部21d,22d、第3腕部21e,22e、普通電動役物ソレノイド25、伝達機構26,27、錘96およびメインCPU112が制御装置に対応する
この発明の実施形態に係るパチンコ機の外観を正面から見た説明図である。 図1に示すパチンコ機に備えられた遊技盤を正面から見た概略説明図である。 図3は第1種始動口装置70および普通電動役物20の動作を説明する説明図である。図3(A)は誘導部材71が突出し、開閉翼片21,22が閉成した状態を示す説明図であり、図3(B)は誘導部材71が遊技盤の裏面側に退避し、開閉翼片21,22が開放した状態を示す説明図である。 第1種始動口装置70および普通電動役物20の分解斜視図である。 図5は普通電動役物ソレノイド、普通電動役物20および開閉翼片21,22の連結構造を示す説明図である。図5(A)は普通電動役物ソレノイドがオフのときの誘導部材71および開閉翼片21,22の形態を示す説明図であり、図5(B)は普通電動役物ソレノイドがオンのときの誘導部材71および開閉翼片21,22の形態を示す説明図である。 図6は誘導部材71および開閉翼片21,22の形態と遊技球の流下経路とを対応させて示す説明図である。図6(A)は誘導部材71が突出し、開閉翼片21,22が閉成した状態を示す説明図であり、図6(B)は図6(A)に示す状態における誘導部材71および開閉翼片21,22の周囲の縦断面を右側面から見た縦断面説明図であり、図6(C)は誘導部材71が退避し、開閉翼片21,22が開放した状態を示す説明図であり、図6(D)は図6(C)に示す状態における誘導部材71および開閉翼片21,22の周囲の縦断面を右側面から見た縦断面説明図である。 パチンコ機1の主な電気的構成をブロックで示す説明図である。 図8は第1実施形態の変更例の誘導部材71および開閉翼片21,22の構造を示す説明図である。図8(A)は普通電動役物ソレノイドがオフのときの誘導部材71および開閉翼片21,22の形態を示す説明図であり、図8(B)は普通電動役物ソレノイドがオンのときの誘導部材71および開閉翼片21,22の形態を示す説明図である。 図9は第2実施形態の第1種始動口装置70および普通電動役物80の動作を説明する説明図である。図9(A)は誘導部材71が突出し、開閉扉81が閉成した状態を示す説明図であり、図9(B)は誘導部材71が遊技盤の裏面側に退避し、開閉扉81が開放した状態を示す説明図である。 第1種始動口装置70および普通電動役物80の分解斜視図である。 図11は普通電動役物ソレノイド、普通電動役物80および開閉翼片21,22の連結構造を示す説明図である。図11(A)は普通電動役物ソレノイドがオフのときの誘導部材71および開閉扉81の形態を示す説明図であり、図11(B)は普通電動役物ソレノイドがオンのときの誘導部材71および開閉扉81の形態を示す説明図である。 図12は誘導部材71および開閉扉81の形態と遊技球の流下経路とを対応させて示す説明図である。図12(A)は誘導部材71が突出し、開閉扉が閉成した状態を示す説明図であり、図12(B)は図12(A)に示す状態における誘導部材71および開閉扉81の周囲の縦断面を右側面から見た縦断面説明図であり、図12(C)は誘導部材71が退避し、開閉扉81が開放した状態を示す説明図であり、図12(D)は図12(C)に示す状態における誘導部材71および開閉扉81の周囲の縦断面を右側面から見た縦断面説明図である。 図13は第3実施形態の第1種始動口装置および普通電動役物の説明図である。図13(A)は第1種始動口装置の斜視図であり、図13(B)は誘導部材が突出し、開閉翼片が閉成された状態を示す斜視図であり、図13(C)は誘導部材が退避し、開閉翼片が開放された状態を示す斜視図である。 従来のパチンコ機の正面説明図である。 図14に示すパチンコ機に備えられた第1種始動口および普通電動役物の拡大図である。
符号の説明
1 パチンコ機
20 普通電動役物(第2の遊技球受入れ装置)
20a 第2始動口(第2の受入口)
21,22 開閉翼
21c,22c 第1腕部(制御装置)
21d,22d 第2腕部(制御装置)
21e,22e 第3腕部(制御装置)
25 普通電動役物ソレノイド(アクチュエータ)
26,27 伝達機構(制御装置)
32 特別図柄表示装
34 普通図柄表示装
40 変動入賞装
90 第1種始動口装置(第1の遊技球受入れ装置)
94 受入口(第1の受入口)
96 錘(制御装置)
91 誘導部
112 メインCPU112(制御装置)

Claims (1)

  1. 対向して設けられ、遊技盤の表面から突出した形態と、遊技盤の表面から裏面へ退避した形態とに変化可能な右側板および左側板と、
    前記遊技盤の表面から突出した前記右側板および左側板の各上端間に形成され、遊技球を受け入れる第1の受入口と、を有し、底の無い誘導部材を備えた第1の遊技球受入れ装置と、
    先細りの翼形状に形成され、基部を回動中心にして開閉可能であり、前記第1の受入口が形成されていないときに開放され、閉成するときは、前記遊技盤の表面から突出した前記右側板および左側板の外面に各先端がそれぞれ当接することにより、内側への回動が規制されるように構成されてなる一対の開閉翼片と、
    前記第1の受入口の下方に形成され、前記一対の開閉翼片が閉成したときに前記第1の受入口を通過した遊技球を受入れる誘導口と、
    前記誘導口の下方に形成され、前記誘導口に受入れられた遊技球および開放した前記一対の開閉翼片によって誘導された遊技球を受入れる第2の受入口と、を有する第2の遊技球受入れ装置と、
    前記一対の開閉翼片が閉成しているときは前記右側板および左側板が前記遊技盤の表面から突出して前記第1の受入口が形成され、かつ、前記一対の開閉翼片が開放しているときは前記右側板および左側板が前記遊技盤の表面から裏面へ退避して前記第1の受入口が形成されないように、前記第1および第2の遊技球受入れ装置を制御する制御装置と、
    を備えたことを特徴とするパチンコ機。
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