JP2004129831A - スロットマシン - Google Patents

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Abstract

【課題】前面扉を上下に分割した場合にも下部扉のみ開いて比較的容易にメダル補給を行なうことが可能なスロットマシンを提供する。
【解決手段】前面が開口した筐体(30)と、筐体の前面側に開口部を閉塞するように取り付けられた前面扉と、筐体の上下方向略中央に配置されて筐体の内部を上部空間と下部空間に区画する棚部材と、棚部材に固定されて上部空間に位置された複数のリールを有するリールユニット(4)と、下部空間に収納されメダルを貯留可能なメダル払出手段(40)と、を備えたスロットマシンにおいて、前面扉は、筐体の前面上部に位置する上部前面扉(2A)と、筐体の前面下部に位置する下部前面扉(2B)と、から構成され、下部前面扉の開動作に連動して、メダル払出手段の上方のメダル投入領域を拡大可能なメダル投入領域拡大手段(42,45;71a,71b,72a,72b)を備えるように構成した。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技媒体として例えばメダルを使用して遊技が可能な遊技機に関し、特に、外周面に複数個の図柄が表示された複数のリールなどの変動表示手段を利用してゲームを実行するように構成されたスロットマシンに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、メダルを使用して遊技が可能な遊技機として、複数の図柄が外周面に表示された複数(例えば3個)のリール若しくはドラム等の変動表示手段を備え、これらの変動表示手段を回転させることで複数の図柄を変動表示させる変動表示ゲームを行い、前記変動表示ゲームが終了したときの図柄の停止表示態様が予め設定された有効ライン上において所定の図柄組合せ態様を形成することに関連して所定の遊技価値を遊技者に付与するようにしたスロットマシンがある。
【0003】
このようなスロットマシンにおいては、遊技者による所定数(通常1〜3枚)の遊技媒体(例えば、メダル)の投入操作、あるいは賭けボタン操作による予め投入され記憶されている遊技媒体数(以下、クレジットと称する)の範囲内の所定数の賭数の入力後、スタートレバーを操作することにより前記リールを回転させて図柄を変動表示させ、一定時間後自動的にまたは遊技者が各リールに対応して各々備えられたリールストップボタンを操作することにより各リールの回転を順次停止させて図柄組合せ態様(停止表示態様)を確定させる制御が行なわれる。
【0004】
そして、リールが停止した際に、前記賭数の入力に応じて有効化された有効ライン上に形成された図柄組合せ態様が、予め定められた所定の図柄組合せ態様(入賞態様)となった場合に入賞が成立し、入賞種類に対応した数の遊技媒体が遊技者に付与される。以下、遊技者による遊技を開始するための遊技媒体の投入およびクレジットに基づく賭けボタン操作により入力された賭数の入力を総称してベットまたは賭入力と呼ぶ。
【0005】
また、一般的なスロットマシンにおいては、前面側に設置された表示窓に対して、各リールの図柄がそれぞれ3個、計9個の図柄が見えるように構成されている。そして、1ベット(賭数1)の入力があった場合に中段横ラインが設定され、2ベット(賭数2)の入力があった場合には中段横ライン、上段横ライン、下段横ラインの計3ラインが設定され、3ベット(賭数3)の場合には前記上段、中段、下段の横ラインと右上がりの斜めライン、右下がりの斜めラインの計5ラインが、前記有効ラインとして設定される。
【0006】
ところで、従来の一般的なスロットマシンにおいては、前面側から前記リールを見えるようにする表示窓を有する前面扉が、遊技機本体の前面開口部全体を閉じたり開いたりできるように、ヒンジ等により回動可能に構成されていた。かかる開閉機構は、内部のメンテナンスの他、遊技店の店員による本体内部に設けられているメダル貯留部へのメダルの補給作業を可能にするためである。
【0007】
一方、最近のスロットマシンには、遊技機のコストを低下させるため、前面扉を上下に分割して、機種依存性の低い筐体やメダル貯留ユニット、該メダル貯留部前面を閉塞する下部前面扉等は非交換部品として遊技店の島設備に残し、新規遊技機への交換の際に機種依存性の高い遊技制御装置やリールとその回転機構からなるリールユニット、機種のテーマに応じてデザインされた上部前面扉、機種名等を表示するパネル等の部品のみ交換可能としたものがある。
【0008】
なお、本願発明に関連する従来技術として、スロットマシンにおいてメダルの補給を容易にする発明が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0009】
【特許文献1】
特開平4−44790号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような上下分離型の前面扉を有するスロットマシンにおいては、前面扉全体を交換する方式に比べて機種交換に必要なコストを下げることは可能であるが、メダル補給の際に下部扉のみ開いて行なおうとすると、上部扉が筐体よりも前方に突出していてメダル貯留部の上方の投入領域を塞いでしまうため補給作業をやりにくくするという不具合がある。
【0011】
また、メダル補給の際に作業性を良くするため下部扉と上部扉の両方を開くことも考えられるが、各扉にはそれぞれ別個のキーが設けられているため、両方の扉を開くのはかなり面倒であるとともに、補給作業中に開いている扉が自重で閉じてしまわないように押さえていなくてはならずかえって補給作業がやりにくくなるおそれもある。
【0012】
上記先願発明は、メダルの補給を容易にするものであるが、前面扉が上下に分離されていないスロットマシンに関するものであり、本願発明とは技術思想を異にする。
【0013】
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、前面扉を上下に分割した場合にも下部扉のみ開いて比較的容易にメダル補給を行なうことが可能なスロットマシンを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため請求項1に係る発明は、前面が開口した筐体と、該筐体の前面側に開口を閉塞するように取り付けられた開閉可能な前面扉と、前記筐体の上下方向略中央に配置されて当該筐体の内部を上部空間と下部空間に区画する棚部材と、前記上部空間に配設され、且つ前記棚部材に固定されて複数の図柄を変動表示可能なリールを複数有するリールユニットと、前記下部空間に配設され遊技媒体としてのメダルを貯留可能なメダル貯留部に貯留されているメダルを払出可能なメダル払出手段と、を備えたスロットマシンであって、前記前面扉は、上部前面扉と下部前面扉とに分割構成され、前記上部前面扉は前記筐体の前面上部に位置して前記上部空間の前面側の開口を開閉可能に構成され、前記下部前面扉は前記筐体の前面下部に位置し前記上部前面扉と独立して回動し前記下部空間の前面側の開口を開閉可能に構成されてなり、前記下部前面扉の開動作に関連して、前記メダル貯留部に作用もしくは前記メダル払出手段に作用して、当該メダル貯留部へメダルを投入するためのメダル投入領域を拡大可能なメダル投入領域拡大手段を備えるように構成したものである。
【0015】
上記した手段によれば、前面扉が上部前面扉と下部前面扉とに分離構成されたスロットマシンにおいて、下部前面扉の開動作に連動してメダル払出手段の上方のメダル投入領域が拡大されるようになる。メダル貯留部は、単に賞品として払い出されるメダルを貯留するケースであっても良いし、賞品としてのメダルを払い出す機構と一体に構成されたいわゆるメダルユニットであっても良い。
【0016】
請求項2に係る発明は、請求項1において、前記メダル投入領域拡大手段は、上面が開口した箱型に形成されたメダル貯留部の前壁上部に変位可能に形成された変位部材と、前記下部前面扉の開動作に関連して前記変位部材を前方へ変位させる操作手段と、から構成されるようにしたものである。
【0017】
上記した手段によれば、前記メダル貯留部の前壁上部に設けられた変位部材が変位することにより、メダル投入領域が拡大もしくは縮小されるようになる。メダル投入領域拡大手段は、変位部材を変位させる物理的な構成の他、電気的な駆動源を含む場合にはその駆動源を制御する制御手段を含む広い概念である。
【0018】
請求項3の発明は、請求項2において、前記メダル投入領域拡大手段の変位部材は、下端部を回転中心として上端部が前記メダル貯留部の前壁よりも前方側へ傾動可能に構成されるとともに、前記変位部材を傾動させる方向へ付勢する付勢手段を備え、前記下部前面扉の裏面には前記変位部材と当接し操作手段として機能する当接部が形成され、前記下部前面扉の開状態において前記付勢手段により前記変位部材を傾動させて前記メダル投入領域を拡大可能とし、前記下部前面扉の閉動作に連動して前記下部前面扉の閉じる方向の力によって前記当接部により前記変位部材が前記付勢手段の付勢力に抗して変位されて前記メダル投入領域を通常状態にするように縮小可能に構成したものである。
【0019】
上記した手段によれば、変位部材は付勢手段により傾動され該変位部材が前方へ傾動することによりメダル投入領域が拡大されるとともに、下部前面扉の閉動作に連動して当接部が操作手段として機能して下部前面扉の閉じる方向の力によって変位部材を変位させて前記メダル投入領域を縮小させるようになる。付勢手段としては例えば引っ張りバネやトーションバネなどが考えられる。また、バネの代わりに、変位部材の一部に適当な錘を接続して、錘の重力で変位部材がメダル投入領域拡大方向へ傾動されるように構成しても良い。
【0020】
請求項4に係る発明は、請求項1において、前記メダル投入領域拡大手段は、前記下部前面扉の閉状態において所定の設定位置に位置する前記メダル払出手段を、前記下部前面扉の開動作に関連して前記メダル払出手段を前記筐体の前面開口から突出した位置に移動させて前記メダル投入領域を拡大させる移動手段から構成したものである。
【0021】
上記した手段によれば、メダル払出手段全体が前後に移動し、前方へ移動されると上方のメダル投入領域が拡大される。メダル払出手段が前方へ移動した時の前面開口からの突出量はメダル払出手段全体が突出するような量でなく1/3〜1/2程度突出するような量とすることができる。メダル払出手段を前後に移動可能にする構成としては、例えばスライドレールなどが考えられる。スライドレールは、メダル払出手段の下面に設けても良いし側壁に設けても良い。
【0022】
請求項5に係る発明は、請求項1ないし請求項4の何れかにおいて、前記メダル投入領域拡大手段には、前記メダル払出手段に貯留されているメダルの量を検出するメダル貯留量検出手段と、該メダル貯留量検出手段により検出されたメダル貯留量が多い場合に前記下部前面扉の開状態においてメダル投入領域が拡大されるのを禁止する投入領域拡大禁止手段をさらに備えるようにしたものである。
【0023】
上記した手段によれば、メダル払出手段に貯留されているメダルの量が多い場合には下部前面扉の開状態においてメダル投入領域が拡大されないようにすることが可能になる。投入領域拡大禁止手段としては、ソレノイドによって作動されてメダル投入領域拡大手段による拡大を阻止するストッパなどが考えられる。
【0024】
請求項6に係る発明は、請求項5において、前記メダル投入領域拡大手段は、前記下部前面扉の開閉状態を検出する開閉検出手段をさらに備え、該開閉検出手段と前記メダル貯留量検出手段からの検出信号に基づいて前記投入領域拡大禁止手段を制御するようにしたものである。
【0025】
上記した手段によれば、下部前面扉の開閉状態とメダル払出手段に貯留されているメダルの量に応じてメダル投入領域を拡大するかしないかの制御が可能になる。この制御は、スロットマシンの遊技制御を行なうCPUなどからなる制御装置を備える場合、その制御装置の一部の機能を利用して実現することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0027】
図1は、本発明を適用して好適なスロットマシンの一実施例の正面図である。
【0028】
図において、2はスロットマシンの筐体の前面に取り付けられた前面扉で、この実施例においては、図1に示されている一点鎖線A−Aに沿って前面扉2が上下に分割され、上部前面扉2A、下部前面扉2Bとしてそれぞれ開閉可能に構成されており、機種交換に際しては上部前面扉2Aのみ取り替え下部前面扉2Bはそのまま残しておくことでコストを下げることができるようにされている。
【0029】
上部前面扉2Aの略中央には、変動表示手段としてのリール4a、4b、4cの回転により変動表示される図柄を遊技者に視認させるための表示窓部20が設けられている。この表示窓部20からは、リール4a、4b、4cが停止している状態で各リール4a、4b、4cの外周面に表記された図柄列のうち3個の図柄がそれぞれ視認可能となっている。つまり、リール4a、4b、4cが停止した状態では、表示窓部20から合計9個の図柄が視認できる。
【0030】
表示窓部20の上方には、種々の情報が表示される液晶表示装置等からなる表示装置5が設けられている。表示装置5は、筐体内部の演出制御装置により制御され、内部抽選により当選した入賞の種類等の報知が行われる。表示窓部20の左側方には、遊技者が投入したメダル数またはクレジットからベットされた賭数(最高3枚)に対応して有効化されたベットラインを表示するベットライン表示部13が設けられている。
【0031】
ベットライン表示部13は、例えば、メダル賭数が1枚のときはベットライン表示部13中央の「1」が点灯され中段の横ラインだけが有効ラインであることを示し、メダル賭数が2枚のときはベットライン表示部13中央の「1」とその上下に位置する「2」が点灯され上段、中段、下段の3本の横ラインが有効ラインであることを示し、メダル賭数が3枚のときはベットライン表示部13の「1」「2」「3」がすべて点灯され3本の横ラインと右下がり、右上がりの2本の斜めラインの計5ラインが有効ラインであることを示す。
【0032】
表示窓部20の右側方には、各種遊技状態を表示する遊技状態表示部14が設けられている。遊技状態表示部14は、例えば、遊技機がゲームを実行可能な状態であることを示しメダルの投入を示唆する「INSERT_MEDALS」表示、リプレイ入賞を獲得したことおよび現在行っている遊技がリプレイ入賞を獲得した後のリプレイゲームであることを示す「REPLAY」表示、遊技者がメダルを投入してスタートレバーを操作してからリールが回転開始するまで待ち時間があることを示す「WAIT」表示、遊技者がリールストップボタンを操作してリールを停止させるか、または所定時間経過して自動的にリールが停止されてゲームが終了したことを示す「GAME_OVER」表示等で構成される。
【0033】
表示窓部20の下方には、遊技者が各種入賞を獲得してメダルの払い出しを受けるときの払出枚数を表示する払出し表示部8、BBやRBの残りゲーム回数などを表示する遊技進行表示部11、メダルのクレジット数を表示するクレジット数表示部12が横並びに設けられている。なお、これらの各表示部8、11、12は7セグメントLEDや液晶装置を用いて構成することができる。前面扉2の上部には、透光性を有する前面カバー部材25が装着され、この前面カバー部材25の背部には、ランプ・LED等の発光素子からなる装飾表示装置やスピーカ等からなる音出力装置が配設されている。
【0034】
下部前面扉2Bの上端には傾斜部22が形成され、この傾斜部22には、メダルを投入するメダル投入口15が配設され、遊技者はこの投入口にメダルを投入することにより遊技できるようになる。また、傾斜部22には、押圧操作によりクレジット数(クレジットデータ)からメダルを1枚ずつベット可能な1ベットボタン10と、1回の押圧操作でクレジット数からベット可能枚数(例えば、クレジット数が3枚以上であれば3ベット、クレジット数が2枚であれば2ベット)だけメダルがベットされるマックスベットボタン9が配設されている。このメダルベットボタン9、10により、メダル投入口15よりメダルを投入することなくクレジット数表示部12に表示されているクレジット数以内でメダルをベットすることができ、この賭数に応じて有効ラインが設定される。
【0035】
また、下部前面扉2Bには、矩形状の化粧パネル19が設けられている。本実施例では、この化粧パネル19が交換可能に構成されている。この化粧パネル19を、機種名を表示したものや機種のテーマに応じてデザインされたものに交換することによって、見た目の違和感を減らすとともに恰も前面扉全体を交換したかのような印象を与えることができる。
【0036】
さらに、下部前面扉2Bの化粧パネル19の上方には、メダルをクレジットとして記憶可能なクレジット状態と記憶不能な非クレジット状態の何れか一方の状態に選択的に切換可能なクレジット選択ボタン18、各リール4a、4b、4cの回転を開始させるためのスタートレバー6および各々のリール4a、4b、4cの回転を停止させるためのリールストップボタン7a、7b、7cが設けられている。
【0037】
リールストップボタン7a、7b、7cの各々には、リールストップボタンが操作可能な状態であるか否かを報知するストップボタンランプがそれぞれ内蔵されている。例えば、これらのストップボタンランプが点灯していない間はリールストップボタン7a、7b、7cを操作不能とし、ランプが点灯した後にリールストップボタン7a、7b、7cを操作可能とする。また、操作情報ランプの点灯色によってリールストップボタン7a、7b、7cが操作可能な状態であるか否かを報知するようにしてもよい。
【0038】
化粧パネル19の左右両側方には、透光性を有するカバー部材24、24が装着され、これらカバー部材24、24の背部には、ランプ・LED等が配設されている。また、化粧パネル19の下方には、下部前面扉2Bの背部にあるメダルユニット(図2)より払い出されたメダルを貯留可能な受皿23や、灰皿21などが設けられている。
【0039】
図2は実施例のスロットマシンの下部前面扉2Bを開いた状態を示す斜視図、図3は断面側面図である。
【0040】
図2および図3において、30はスロットマシンの筐体である。図3に示されているように、筐体30の内部の上下方向略中央には筐体内部を上部空間と下部空間に区画する棚部材27が設けられている。そして、この棚部材27の上にリールユニット4が載置され上部空間に位置するように固定されているとともに、棚部材27で区画された筐体30内部の下部空間すなわち下部前面扉2Bの背部の空間には、賞品としてのメダルを払い出すメダルユニット40が配置されている。
【0041】
このメダルユニット40の上部は開口され、メダル貯留部41を構成している。本実施例においては、このメダルユニット40の本体ケースの前壁上部に前方へ傾動可能な変位部材42が設けられ、下部前面扉2Bが開かれると変位部材42が前方に傾いてメダルユニット40の上部開口部の面積が拡大されるように構成されている。これにより、下部前面扉2Bを開くだけでメダル貯留部へのメダルの補給を容易に行なえるようになる。
【0042】
図4には前記メダルユニット40のより詳細な構成を、また図5には変位部材42の形状を示す。図4は、前記メダルユニット40の側面図であり、左側がスロットマシンの前面側に相当する。
【0043】
変位部材42は、左右に扇型のフランジ42a,42bを有し、扇の要に相当する部位にはピン穴42cが形成され、一方のフランジ42aの先端には側方に突出するストッパ片42dが、また変位部材42の前壁には一側には前方へ突出するバネ係止片42eが形成されており、前記ピン穴42cに挿通されたピン43により傾動可能にメダルユニット40の本体ケース44の前壁上部に取り付けられている。一方、メダルユニット40の本体ケース44の前壁の一側にも前方へ突出するバネ係止片44aが形成されており、これらのバネ係止片42eと44aとの間には引っ張りバネ45が張架されている。
【0044】
また、メダルユニット40の本体ケース44の側壁には、変位部材42がケースの上部開口の面積を小さくする方向に回動したときのストッパ片42dに対応した位置にストッパ・ソレノイド46が固定されている。特に限定されるものではないが、この実施例では、ストッパ・ソレノイド46として、双方向に励磁駆動可能で通電を遮断してもそのときの状態を保持するダブルラッチ・ソレノイドが用いられている。
【0045】
この実施例のメダルユニット40は、メダルユニット40のメダル貯留部のメダルの量が少なくなると、前記ソレノイド46が励磁されてソレノイドの先端のストッパ46aを後退させてストッパ片42dを解除する。すると、引っ張りバネ45の引っ張り力によって変位部材42が前方へ傾動され、開口部を拡大する。下部前面扉2Bの裏面の前記変位部材42に対応する位置には後方へ突出した押圧部材29が設けられており、下部前面扉2Bが閉じられると、押圧部材29が変位部材42に当接して引っ張りバネ45のバネ力に抗して変位部材42を後方へ回動させる。なお、この押圧部材は、変位部材42を後方側(通常状態となる方向)へ変位させ、この押圧部材の変位部材との接触する部位は当接部となり操作手段として機能する。
【0046】
これにより、メダルユニット40の上部開口の面積が小さくされる。また、下部前面扉2Bが閉じられると、それを検知するセンサの信号に基づいて前記ソレノイド46が上記とは逆の方向へ励磁されてソレノイドの先端のストッパ46aを突出させてストッパ片42dを係止して変位部材42の傾動を阻止することができる。押圧部材29を下部前面扉2Bの裏面に設ける代わりに、変位部材42の前面に前方へ突出する当接部材を、また下部前面扉2Bの裏面には該当接部材と接触してスライドする平らな当接面を設けてもよい。ストッパ片42aは、メダル投入領域が拡大されるのを禁止する投入領域拡大禁止手段として機能する。
【0047】
なお、図4において、47は所定量に達したメダルをケース外部へ流出させるためのオーバーフロー出口、48は本体ケース44内部のメダルが許容量に達した否かを検出する検出片である。この検出片48は例えば所定距離だけ離れた2本の平行な導電性の金属片からなり、この金属片間が貯留されたメダルで導通されたことを図示しない検出器が検出することでメダルの量を検知するメダル貯留量検出手段が構成される。なお、実施例では、検出片48を最上部に設けてオーバーフロー出口から流出せずにそのままケース内にどんどん貯まるメダルを検出する構成にしたが、検出片をもっと下の位置に設けるようにしても良い。
【0048】
図7には、実施例のスロットマシンの制御系のブロック図が示されている。
【0049】
本実施例のメイン制御装置50は、CPU51、読出し専用のROM52、読出し書込み可能なRAM53、入出力インターフェース(I/F)54、乱数発生器55等で構成される。CPU51は、制御部および演算部により各種演算制御を行う他、抽選手段によりリール4において予め定められている図柄組合せ態様が形成されるようにリール4a、4b、4cを停止させることを許可するか否かを決定する内部抽選を行う。前記抽選手段は、具体的には、乱数発生器(乱数発生用IC)55において生成され、出力された乱数を内部抽選用の乱数として用いて内部抽選を行う。なお、乱数発生器55の代わりにCPU51のソフト処理で内部抽選用乱数を生成するようにしてもよい。
【0050】
メイン制御装置50は、前記抽選手段の抽選結果に基づいて所定の図柄組合せ態様が形成されるように(または形成されないように)前記リール4の停止制御を行う引込停止制御手段を備える。さらに、引込停止制御手段は、後述する引込停止制御切替手段および引込コマ数増加制御手段を備える。ROM52には、制御プログラムや制御データが格納されている他、内部抽選用の判断値などが格納されている。RAM53は、乱数発生器55で生成される内部抽選用の乱数の記憶領域や、その他の各種データ(例えば、メダルのクレジット数、メダルの賭数、当選入賞種類など)の記憶領域、並びに、CPU51の作業領域を備えている。
【0051】
入出力インターフェース(I/F)54は、図示しないローパスフィルタ及びバッファゲートを介して、投入メダル検出センサ15S、スタートレバースイッチ6S、リール停止スイッチ7Sa、7Sb、7Sc、リール位置検出センサ31a、31b、31c、1ベットスイッチ10S、マックスベットスイッチ9S、クレジット選択スイッチ18S、払出メダル検出センサ3S、確率設定装置32、リセットスイッチ33、上部前面扉と下部前面扉の開放検出スイッチ34a,34b、メダルユニット内のメダル量検出センサ35等から出力された各種検出信号をCPU51に対して入力する。
【0052】
ここで、投入メダル検出センサ15Sはメダル投入口15より投入されたメダルを検出するためのセンサ、スタートレバースイッチ6Sはスタートレバー6が操作されたことを検出するためのスイッチ、リール停止スイッチ7Sa、7Sb、7Scはリール停止ボタン7a、7b、7c毎に各々設けられ、各リール停止ボタン7a、7b、7cが操作されたことを検出するためのスイッチ、リール位置検出センサ31a、31b、31cはリール4a、4b、4c毎に各々設けられ各リール4a、4b、4cの停止位置を検出するセンサ、1ベットスイッチ10Sは1ベットボタン10が押されたことを検出するためのスイッチである。
【0053】
また、マックスベットスイッチ9Sはマックスベットボタン9が押されたことを検出するためのスイッチ、クレジット選択スイッチ18Sはクレジット選択ボタン18が押されたことを検出するためのスイッチ、払出メダル検出センサ3Sはメダル払出機(メダル払出部)3から払い出されたメダルの枚数を検出するセンサである。確率設定装置32はスロットマシンの設定(各入賞の当選確率が異なる1〜6の設定が用意されており設定1の当選確率が一番低く設定値が大きくなるにつれ当選確率は高くなる、例えば当選確率のテーブルが設定ごとに6つある)を切り替える装置、リセットスイッチ33はスロットマシンの遊技状態をリセットするためのスイッチ、前面枠開放検出スイッチ34は前面扉2が開放されたことを検出するスイッチ(開閉検出手段)である。
【0054】
また、入出力インターフェース(I/F)54は、CPU51から出力される制御信号を、図示しない出力ポート及びドライバを介して、演出制御装置(サブ制御手段)60、メダル払出部3、リール用モータ4Ma、4Mb、4Mc、外部信号出力部38、ストップボタンランプ39、前記メダルユニット40のストッパ・ソレノイド46などに出力する。
【0055】
サブ制御手段としての演出制御装置60は、制御用CPUおよびRAM、ROM等を備えており、表示装置5の演出に関わる情報表示や音出力等の制御を統括して行う。また、特別入賞が獲得され派手な演出が行われている特別遊技状態中に、一定時間ゲームが実行されなければ表示装置5の演出表示や音出力部26からの出力を小さくしたり停止させたりする制御等も行う。また、ベットライン表示部13、クレジット数表示部12、払出数表示部8、遊技進行表示部11、遊技状態表示部14、装飾表示部37等に制御信号を出力する。
【0056】
表示装置5は演出制御装置60から送信された制御信号に基づいて、遊技状態に対応した演出態様を表示する。また、リール停止時の演出表示を通常時とは異なる特定の演出表示にすることにより、第2の引込停止制御が行われていることを報知する。音出力部26は演出制御装置60から送信された音制御信号に基づいて遊技状態に対応した効果音等を出力する。また、リールの停止音を通常時とは異なる停止音にすることにより第2の引込停止制御が行われていることを報知する。
【0057】
図6には、前記制御装置50によるストッパ・ソレノイド46の制御手順の一例が示されている。この制御は、メイン制御の途中で実行される。
【0058】
制御装置50は、ステップS1で下部前面扉2Bの開放検出スイッチ34bの状態をチェックして扉が開いたと判定すると、ステップS2へ移行してメダル量検出センサ49の信号をチェックして、メダル量が多いと判定した時はストッパ・ソレノイド46の状態をフラグにより判定し(ステップS3)、ストッパ・ソレノイド46がストッパが機能する側にないときはソレノイドをストッパが機能する側に作動させ、フラグをセットしてメイン制御に復帰する(ステップS4,S5)。また、ステップS2でメダル量が少ないと判定した時は、ストッパ・ソレノイド46の状態をフラグにより判定し(ステップS6)、ストッパ・ソレノイド46がストッパが機能しない側にない時はソレノイドをストッパが機能しない側に作動させ、フラグをリセットしてメイン制御に復帰する(ステップS7,S8)。
【0059】
一方、制御装置50は、ステップS1で下部前面扉2Bが閉じていると判定すると、ステップS3へ移行してストッパ・ソレノイド46の状態をフラグにより判定し、ストッパ・ソレノイド46がストッパが機能する側にないときはソレノイドをストッパが機能する側に作動させ、フラグをセットしてメイン制御に復帰する(ステップS4,S5)。
【0060】
図8には前記メダルユニット40の他の実施例を示す。図8は、前記メダルユニット40を上から見た平面図であり、下側がスロットマシンの前面側に相当する。図4の実施例と同一の部位、部品には同一の符号を付して重複した説明は省略する。
【0061】
この実施例は、一対のスライドレール71a,71bによりメダルユニット40を前後方向へスライド可能にするとともに、メダルユニット40の背面とスロットマシンの筐体30の後壁との間に圧縮バネ72a,72bを介挿して常時メダルユニット40を前方へ付勢し、下部前面扉2Bを開くと圧縮バネ72a,72bによってメダルユニット40が前方へ移動して上部開口の面積が増大される。これによって、メダルの補給作業が容易になる。
【0062】
29は下部前面扉2Bの背面のメダルユニット40に対応する位置に設けられた押圧部材29で、下部前面扉2Bが閉じられるとこの押圧部材29がメダルユニット40に当接して圧縮バネ72a,72bのバネ力に抗してメダルユニット40を後方へ移動させる。また、この実施例では、メダルユニット40の前方への移動を阻止したり許可したりするためのはずれ防止ストッパ73が設けられている。このストッパ73は手動で動作させるものであるが、図4の実施例と同様にソレノイドで動作させるように構成することが可能である。
【0063】
なお、今回開示した実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および内容の範囲でのすべての変更が含まれることが意図される。例えば、前記実施例においては、引っ張りバネ45や圧縮バネ71a,71bのバネ力を利用して変位部材42やメダルユニット40を変位させてメダル投入領域を拡大させるようにしているが、下部前面扉2Bとメダルユニット40との間に適当なリンク機構など設けて下部前面扉2Bが開かれる際にその開く力を利用してメダル投入領域を拡大させるように構成したり、モータを設けて変位させるように構成することも可能である。
【0064】
また、上記実施形態では、本発明をスロットマシンに適用した例を示したが、本発明はそれに限定されるものでなく遊技媒体としてメダルを使用して遊技を行ない賞品としてメダルを払い出す遊技機一般に適用することができる。
【0065】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、前面が開口した筐体と、該筐体の前面側に開口を閉塞するように取り付けられた開閉可能な前面扉と、前記筐体の上下方向略中央に配置されて当該筐体の内部を上部空間と下部空間に区画する棚部材と、前記上部空間に配設され、且つ前記棚部材に固定されて複数の図柄を変動表示可能なリールを複数有するリールユニットと、前記下部空間に配設され遊技媒体としてのメダルを貯留可能なメダル貯留部に貯留されているメダルを払出可能なメダル払出手段と、を備えたスロットマシンであって、前記前面扉は、上部前面扉と下部前面扉とに分割構成され、前記上部前面扉は前記筐体の前面上部に位置して前記上部空間の前面側の開口を開閉可能に構成され、前記下部前面扉は前記筐体の前面下部に位置し前記上部前面扉と独立して回動し前記下部空間の前面側の開口を開閉可能に構成されてなり、前記下部前面扉の開動作に関連して、前記メダル貯留部に作用もしくは前記メダル払出手段に作用して、当該メダル貯留部へメダルを投入するためのメダル投入領域を拡大可能なメダル投入領域拡大手段を備えるように構成したので、下部前面扉の開動作に連動してメダル払出手段の上方のメダル投入領域が拡大されるため、前面扉が上部前面扉と下部前面扉とに分離構成された場合にもメダル貯留部へのメダル補給作業が比較的容易に行なえるようになる。また、メダル補給の際に上部前面扉を開く必要がなく下部前面扉のみ開いて容易にメダルを補給することができるという効果がある。
【0066】
請求項2に係る発明は、前記メダル投入領域拡大手段は、上面が開口した箱型に形成されたメダル貯留部の前壁上部に変位可能に形成された変位部材と、前記下部前面扉の開動作に関連して前記変位部材を前方へ変位させる操作手段と、から構成されるようにしたので、前記メダル払出手段の前壁上部に設けられた変位部材が変位することにより、メダル投入領域が拡大もしくは縮小されるようになる。これにより、比較的少ない部品点数でしかも簡単な構成の変更によってメダル払出手段の上方のメダル投入領域を拡大させ、容易にメダルを補給することができるようになる。
【0067】
請求項3の発明は、前記メダル投入領域拡大手段の変位部材は、下端部を回転中心として上端部が前記メダル貯留部の前壁よりも前方側へ傾動可能に構成されるとともに、前記変位部材を傾動させる方向へ付勢する付勢手段を備え、前記下部前面扉の裏面には前記変位部材と当接し操作手段として機能する当接部が形成され、前記下部前面扉の開状態において前記付勢手段により前記変位部材を傾動させて前記メダル投入領域を拡大可能とし、前記下部前面扉の閉動作に連動して前記下部前面扉の閉じる方向の力によって前記当接部により前記変位部材が前記付勢手段の付勢力に抗して変位されて前記メダル投入領域を通常状態にするように縮小可能に構成したので、変位部材は付勢手段により傾動され該変位部材が前方へ傾動することによりメダル投入領域が拡大されるとともに、下部前面扉の閉動作に連動して当接部材が操作手段として機能して下部前面扉の閉じる方向の力によって変位部材を変位させて前記メダル投入領域を縮小させるようになる。これにより、メダル投入領域を拡大もしくは縮小させるためにモータのような駆動源を設ける必要がなく、メカ的な構成のみによって下部前面扉の開閉動作に連動してメダル投入領域を拡大、縮小させることができるという効果がある。
【0068】
請求項4に係る発明は、前記メダル投入領域拡大手段は、前記下部前面扉の閉状態において所定の設定位置に位置する前記メダル払出手段を、前記下部前面扉の開動作に関連して前記メダル払出手段を前記筐体の前面開口から突出した位置に移動させて前記メダル投入領域を拡大させる移動手段から構成されるようにしたので、メダル払出手段全体が前後に移動し、前方へ移動されると上方のメダル投入領域が拡大される。これにより、従来のメダル払出手段をそのまま利用し、その下面もしくは側壁にスライドレールなどを設けるだけで、容易に移動可能な構成を実現することができる。
【0069】
請求項5に係る発明は、前記メダル投入領域拡大手段には、前記メダル払出手段に貯留されているメダルの量を検出するメダル貯留量検出手段と、該メダル貯留量検出手段により検出されたメダル貯留量が多い場合に前記下部前面扉の開状態においてメダル投入領域が拡大されるのを禁止する投入領域拡大禁止手段をさらに備えるようにしたので、メダル払出手段に貯留されているメダルの量が多い場合には下部前面扉の開状態においてメダル投入領域が拡大されないようにすることが可能になる。これにより、下部前面扉が開いたときにメダル投入領域拡大手段によりメダル投入領域が拡大されてメダル払出手段内のメダルが外部にこぼれてしまうのを防止することができる。
【0070】
請求項6に係る発明は、前記メダル投入領域拡大手段は、前記下部前面扉の開閉状態を検出する開閉検出手段をさらに備え、該開閉検出手段と前記メダル貯留量検出手段からの検出信号に基づいて前記投入領域拡大禁止手段を制御するようにしたので、下部前面扉の開閉状態とメダル払出手段に貯留されているメダルの量に応じてメダル投入領域を拡大するかしないかの制御が可能になる。メダルの量に応じてメダル投入領域を拡大したり拡大しないようにする動作する仕組みをメカのみで実現しようとすると、構成が非常に複雑になるが、検出手段からの検出信号に基づいて前記投入領域拡大禁止手段を制御することにより、メダル投入領域を拡大するかしないかの仕組みを容易に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した実施形態のスロットマシンの正面図である。
【図2】実施例のスロットマシンの下部前面扉を開いた状態を示す斜視図である。
【図3】実施例のスロットマシンの下部前面扉を開いた状態を示す断面側面図である。
【図4】メダルユニットのより詳細な構成を示す側面図で、(A)は変位部材が傾動していない状態を、(B)は変位部材が傾動した状態をそれぞれ示す。
【図5】変位部材の具体例を示す斜視図である。
【図6】制御装置によって行なわれるストッパ・ソレノイドの制御手順の一例を示すフローチャートである。
【図7】実施例のスロットマシンの制御系の構成例を示すブロック図である。
【図8】メダルユニットのより他の構成例を示す平面図で、(A)はメダルユニットが設定位置にある状態を、(B)はメダルユニットが前方へ移動した状態をそれぞれ示す。
【符号の説明】
1 本体部
2 前面扉
2A 上部前面扉
2B 下部前面扉
4 リールユニット
5 表示装置
6 スタートレバー
7 リールストップボタン
8 払出表示部
9 マックスベットボタン
10 1ベットボタン
12 クレジット数表示部
13 ベットライン表示部
14 遊技状態表示部
15 メダル投入口
18 クレジット選択ボタン
19 化粧パネル
20 表示窓部
21 灰皿
22 傾斜部
23 メダル貯留受皿
24 前面カバー部材
25 前面カバー部材
26 音出力部
27 棚部材
29 押圧部材(当接部材)
30 スロットマシンの筐体
35 表示制御装置
36 音制御装置
40 メダルユニット
41 メダル貯留部
42 変位部材
43 ピン軸
44 メダルユニット本体
45 引っ張りバネ(付勢手段)
46 ストッパ(投入領域拡大規制手段)
47 オーバーフロー出口
50 遊技制御装置
60 演出制御装置(サブ制御手段)
71a,71b スライドレール
72a,72b 圧縮バネ(付勢手段)
100 スロットマシン

Claims (6)

  1. 前面が開口した筐体と、該筐体の前面側に開口を閉塞するように取り付けられた開閉可能な前面扉と、前記筐体の上下方向略中央に配置されて当該筐体の内部を上部空間と下部空間に区画する棚部材と、前記上部空間に配設され、且つ前記棚部材に固定されて複数の図柄を変動表示可能なリールを複数有するリールユニットと、前記下部空間に配設され遊技媒体としてのメダルを貯留可能なメダル貯留部に貯留されているメダルを払出可能なメダル払出手段と、を備えたスロットマシンであって、
    前記前面扉は、上部前面扉と下部前面扉とに分割構成され、前記上部前面扉は前記筐体の前面上部に位置して前記上部空間の前面側の開口を開閉可能に構成され、前記下部前面扉は前記筐体の前面下部に位置し前記上部前面扉と独立して回動し前記下部空間の前面側の開口を開閉可能に構成されてなり、
    前記下部前面扉の開動作に関連して、前記メダル貯留部に作用もしくは前記メダル払出手段に作用して、当該メダル貯留部へメダルを投入するためのメダル投入領域を拡大可能なメダル投入領域拡大手段を備えることを特徴とするスロットマシン。
  2. 前記メダル投入領域拡大手段は、
    上面が開口した箱型に形成されたメダル貯留部の前壁上部に変位可能に形成された変位部材と、前記下部前面扉の開動作に関連して前記変位部材を前方へ変位させる操作手段と、から構成されていることを特徴とする請求項1に記載のスロットマシン。
  3. 前記メダル投入領域拡大手段の変位部材は、下端部を回転中心として上端部が前記メダル貯留部の前壁よりも前方側へ傾動可能に構成されるとともに、前記変位部材を傾動させる方向へ付勢する付勢手段を備え、
    前記下部前面扉の裏面には前記変位部材と当接し操作手段として機能する当接部が形成され、
    前記下部前面扉の開状態において前記付勢手段により前記変位部材を傾動させて前記メダル投入領域を拡大可能とし、前記下部前面扉の閉動作に連動して前記下部前面扉の閉じる方向の力によって前記当接部により前記変位部材が前記付勢手段の付勢力に抗して変位されて前記メダル投入領域を通常状態にするように縮小可能に構成されていることを特徴とする請求項2に記載のスロットマシン。
  4. 前記メダル投入領域拡大手段は、
    前記下部前面扉の閉状態において所定の設定位置に位置する前記メダル払出手段を、前記下部前面扉の開動作に関連して前記メダル払出手段を前記筐体の前面開口から突出した位置に移動させて前記メダル投入領域を拡大させる移動手段から構成されていることを特徴とする請求項1に記載のスロットマシン。
  5. 前記メダル投入領域拡大手段には、
    前記メダル払出手段に貯留されているメダルの量を検出するメダル貯留量検出手段と、該メダル貯留量検出手段により検出されたメダル貯留量が多い場合に前記下部前面扉の開状態においてメダル投入領域が拡大されるのを禁止する投入領域拡大禁止手段をさらに備えることを特徴とする請求項1ないし請求項4の何れかに記載のスロットマシン。
  6. 前記メダル投入領域拡大手段は、
    前記下部前面扉の開閉状態を検出する開閉検出手段をさらに備え、
    該開閉検出手段と前記メダル貯留量検出手段からの検出信号に基づいて前記投入領域拡大禁止手段を制御することを特徴とする請求項5に記載のスロットマシン。
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