JP2009089983A - 遊技機 - Google Patents

遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP2009089983A
JP2009089983A JP2007265043A JP2007265043A JP2009089983A JP 2009089983 A JP2009089983 A JP 2009089983A JP 2007265043 A JP2007265043 A JP 2007265043A JP 2007265043 A JP2007265043 A JP 2007265043A JP 2009089983 A JP2009089983 A JP 2009089983A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tray
game
housing
rotating
gaming machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007265043A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayoshi Kawashima
隆義 川嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympia KK
Original Assignee
Olympia KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympia KK filed Critical Olympia KK
Priority to JP2007265043A priority Critical patent/JP2009089983A/ja
Publication of JP2009089983A publication Critical patent/JP2009089983A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】受け皿を水平方向に回転可能にして、遊技機から露出している受け皿の大きさを変化させることなく貯留量を増加させたり、受け皿の回転で遊技機の内部状態を報知するなど、受け皿を種々の用途に利用できる遊技機を提供する。
【解決手段】遊技媒体を受け入れる凹部51Aを有する受け皿51を、回転軸52を中心に水平方向に回転可能に筐体1に支持させ、凹部51Aの一部を筐体1の正面側から露出させて筐体内部に収納し、遊技機から払い出される遊技媒体を、凹部51Aの筐体1からの露出部分で受け入れ可能に形成した。
【選択図】図3

Description

この発明は、入賞により遊技媒体が払い出される遊技機であって、払い出された遊技媒体を貯留しておく受け皿を備えた遊技機に関するものである。
従来のこの種の遊技機、例えばスロットマシンやパチンコ遊技機では、入賞により払い出されたメダルや遊技球を貯めておく受け皿の大きさは一定であり、受け皿か満杯になると別の容器に移し替える必要があった。このような作業負担を軽減するため、受け皿の上端部を上下に可動可能とし、受け皿の容量を変化させることができる遊技機が考案されている(特許文献1参照)。
また、受け皿を可動とする技術としては、受け皿を振動させるというものがある(特許文献2参照)。
特開2005−287761号公報 特開2005−218626号公報
一方、例えばスロットマシンにおいては、内部抽選の結果を様々な方法で遊技者に報知するように形成されているが、ランプや画像表示による演出のみでは、遊技者に新鮮な面白みを感じさせるには限度がある。
そこで、本発明は、遊技機に設けられている遊技媒体を受け入れるための受け皿に着目してなされたものであり、以下のような目的を有する。
すなわち、請求項1記載の発明は、受け皿を水平方向に回転可能にして、遊技機から露出している受け皿の大きさを変化させることなく貯留量を増加させたり、受け皿の回転で遊技機の内部状態を報知するなど、受け皿を種々の用途に利用できる遊技機を提供することを目的とするものである。そして、請求項2記載の発明は、遊技機の制御によって駆動装置で受け皿を回転させることにより、遊技機の内部状態報知を受け皿の回転で表現し、今までにない斬新な報知を実行可能とすることを目的とする。
また、請求項3記載の発明は、上記目的に加え、受け皿を回転させても貯留してあるメダルを移動し難くすることを目的とし、請求項4記載の発明は、受け皿の回転によって貯留してあるメダルが受け皿からこぼれ落ちたり駆動装置に負担が掛かるのを防止することを目的とする。
さらに、請求項5記載の発明は、遊技機に対する不正発見時に、受け皿を回転させてメダルを没収することができる遊技機を提供することを目的とする。
請求項に記載された発明は、上記した各目的を達成するためになされたものであり、本発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、括弧内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
(特徴点)
請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項1記載の発明は、筐体(1)と、筐体(1)内部に設置される遊技装置と、遊技装置の作動を制御するための制御装置(6)とを少なくとも備え、入賞により遊技媒体を払い出す遊技機であって、前記筐体(1)の正面側には、払い出された遊技媒体を受け入れるとともに貯留可能な凹部(51A)を有する受け皿(回転皿51)を備えた遊技機に係る。
本発明は、例えばスロットマシンなどの遊技機に適している。
ここで、前記「遊技装置」とは、その遊技機において遊技を行う場合に必須の装置であって、スロットマシンであれば、回転リール(20)を備えたリールユニット(2)、パチンコ遊技機であれば、入賞装置や釘や役物を備えた盤面を有する遊技盤ユニットとすることができる。またここで、「遊技媒体」とは、メダルやコイン、遊技球などを含むものである。本発明においては、遊技媒体は遊技機内部に貯留されているものが払い出されるのであってもよいし、遊技場に設けられた遊技媒体循環装置から遊技機に供給され、それが遊技機を通じて払い出されるのであってもよい。
前記制御装置(6)は、CPUを中心にROM、RAM等の電子部品を搭載したプリント基板であって、当選判定の抽選や、遊技機内部の装置の作動を制御するためのものである。なお遊技機としては、上記構成の他に、筐体(1)の正面開口を開閉自在な前扉(3)や、遊技媒体を払い出すための払い出し貯留装置(ホッパーユニット5)などを有していてもよい。
そして、本発明においては、前記受け皿(51)は、回転軸(52)を中心に水平方向に回転可能に前記筐体(1)に支持され、前記凹部(51A)の一部を前記筐体(1)の正面側から露出させて前記筐体(1)内部に収納されており、遊技機から払い出される遊技媒体を、前記凹部(51A)の筐体(1)からの露出部分で受け入れ可能に形成されていることを特徴とする。
前記受け皿(51)は、上方が開放する好ましくは薄型円筒状の容器とすることができ、筐体(1)又は受け皿(51)に設けられた回転軸(52)を介して筐体(1)に軸支されている。回転軸(52)は筐体(1)を構成するいずれかの部分に取り付けられていればよい。そして、受け皿(51)の凹部(51A)の一部は筐体(1)から露出しており、この部分に遊技媒体が払い出されて当該遊技媒体を貯留しておくことができる。また、貯留された遊技媒体を取り出すこともできる。
(作用)
本発明においては、受け皿(51)の凹部(51A)のうち筐体(1)から露出している部分は従来の受け皿と同等の大きさであったとしても、受け皿(51)を回転させて空の凹部(51A)を正面側に移動させることにより、筐体(1)の内部に隠れている凹部(51A)にも遊技媒体を貯留させることができる。従って、受け皿(51)の容量を増やすことができる。
また、受け皿(51)は遊技者が手動で回転させるようにしてもよいし、駆動装置によって機械的に動くようにしてもよい。後者の場合には、遊技機の制御装置(6)が所定の条件に基づいて駆動させるようにすることができる。このように形成した場合には、受け皿(51)の動きで遊技機の内部状態を報知することができるものとなる。
(請求項2)
(特徴点)
請求項2記載の発明は、上記した請求項1記載の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項2記載の発明に係る遊技機は、前記筐体(1)の正面開口(開口部11)を閉塞可能かつ開閉自在な前扉(3)と、前記筐体(1)内に設置され遊技媒体を貯留するとともに払い出すための払い出し貯留装置(ホッパーユニット5)とをさらに備え、前記遊技装置として、複数の図柄を表示した回転リール(20)を有するリールユニット(2)を備え、前記回転リール(20)の回転を開始させるためのスタートスイッチ(41B)と、前記回転リール(20)の回転を停止させるためのストップスイッチ(41C)とをさらに備えている。また、前記制御装置(6)は、当選か否かの当選判定の抽選を行うための当選抽選手段(110)を少なくとも備え、前記当選抽選手段(110)の抽選結果が所定の当選役に当選した場合において、前記ストップスイッチ(41C)の操作によって、前記回転リール(20)の停止図柄の配列が予め定められた配列となるよう停止させることができたときに入賞となり、前記払い出し貯留装置(5)から遊技媒体が払い出されるよう形成されているものである。
本発明は、スロットマシン等の遊技機に適している。
ここで、前記前扉(3)は、筐体(1)の正面に位置する板状の扉体であって、遊技媒体を投入するための投入口(メダル投入口42)や遊技機の作動を操作するための操作部(41)や遊技内容を表示したり演出を行ったりするための表示部などが設けられていてもよい。
前記払い出し貯留装置(5)は、例えば回転ディスク式ホッパーとすることができ、遊技機の投入口(42)から投入された遊技媒体を貯留しておき、入賞時等に、送り出し装置により貯留している遊技媒体を払い出すように形成されている。
そして、本発明においては、前記受け皿(51)は、前記払い出し貯留装置(5)の下方に配置され、前記前扉(3)は、前記筐体(1)の正面開口(11)のうち、少なくとも前記リールユニット(2)、制御装置(6)及び払い出し貯留装置(5)が収納されている部分を閉塞可能であるとともに、前記払い出し貯留装置(5)から払い出される遊技媒体を排出するための遊技媒体出口(メダル払い出し口46)を備えている。
また、前記筐体(1)内部には、前記受け皿(51)を回転させるための駆動装置(駆動モータ55)と、前記受け皿(51)の凹部(51A)内に幅方向に配置され前記凹部(51A)の内面との間から遊技媒体がすり抜け不能かつ前記受け皿(51)の回転を妨げないよう形成された閉塞部材(目隠し板54)とを備えている。そして、前記制御装置(6)は、前記当選抽選手段(110)の抽選結果が特定の結果となった場合に、前記駆動装置(55)を所定の駆動態様で駆動させることができるように形成され、前記遊技媒体出口(46)から排出された遊技媒体を前記受け皿(51)で受け入れ可能であるとともに、前記受け皿(51)に受け入れられた遊技媒体が、前記駆動装置(55)の駆動による前記受け皿(51)の回転時に、前記筐体(1)の奥方向に移動しないように形成されていることを特徴とする。
本発明は、受け皿(51)を遊技機側で回転させ、当選の報知を行うことができるようにしたものである。
ここで、前記駆動装置(55)は、例えば電動モータなどであって、回転軸(52)に駆動軸を直接又は間接的に連結させ、あるいは受け皿(51)の本体に駆動軸を直接又は間接的に連結させることにより、受け皿(51)に駆動軸の回転を伝達するようになっている。そして駆動装置(55)は、遊技機の制御装置(6)からの出力信号、すなわち駆動指令信号を受信することによって駆動を開始し、時間経過や駆動停止指令信号の受信により駆動を停止することができる。
前記閉塞部材(54)は、受け皿(51)の凹部(51A)内を前後の空間に分ける例えば板状の仕切部材であって、受け皿(51)の手前側に貯留されている遊技媒体が筐体(1)の奥の方に移動しないようにするとともに、受け皿(51)の一部が筐体(1)から露出しているために前扉(3)によって閉塞できない隙間を正面側から塞ぐためのものである。
ここで、「凹部(51A)の内面との間から遊技媒体がすり抜け不能かつ前記受け皿(51)の回転を妨げない」とは、受け皿(51)の凹部(51A)内面(すなわち底面及び内側面)と閉塞部材(54)の間に遊技媒体がすり抜け不能な間隙を設けて閉塞部材(54)が受け皿(51)に干渉して回転を阻害することがないようにすることのほか、閉塞部材(54)の周囲にゴム弁やブラシなど弾力性のある部材を取り付け、当該部分が受け皿(51)と接触はするものの受け皿(51)の回転を阻害しないように形成することも含まれる。
またここで、「所定の駆動態様」とは、駆動装置(55)としてのモータの駆動継続時間、モータ軸の回転方向、回転速度、駆動及び駆動停止の時間間隔などを含み、これにより受け皿(51)の回転時間や回転方向、回転速度が決まる。「駆動させることができる」とは、当選抽選手段(110)の抽選結果が特定の結果(例えばBB当選)となった場合に、必ず駆動装置(55)を駆動させるわけではなく、例えば所定の確率で駆動させることを含むものである。さらに、抽選結果が特定の結果でない場合でも、駆動装置(55)を駆動させることができる。
(作用)
本発明においては、遊技機の制御装置(6)の決定により、遊技者の意思とは関係なく、受け皿(51)が回転する。従って、遊技者の意に反して貯留された遊技媒体が筐体(1)の奥の方に移動してしまわないような対策を施してある。
そして、本発明において、凹部51Aの筐体(1)からの露出部分に遊技媒体が貯留された状態で受け皿(51)が回転した場合には、貯留されている遊技媒体は凹部(51A)の底面に引きずられて回転方向に移動しても、閉塞部材(54)に遮られて、筐体(1)の奥側に回っていってしまうことがない。
このように、受け皿(51)が回転しても、内部に貯留されている遊技媒体が遊技機の正面側にとどまるようにしてあるので、本発明では基本的に筐体(1)の内部に収納されている受け皿(51)の凹部(51A)は、遊技媒体の貯留部としては使用しない。従って、受け皿(51)の容量を増加させるという効果は得られないものの、制御装置(6)が当選抽選手段(110)の抽選結果に応じて受け皿(51)を回転させることにより、今までにない斬新な報知演出を行うことができるものとなる。
(請求項3)
(特徴点)
請求項3記載の発明は、上記した請求項1又は2記載の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項3記載の発明は、前記受け皿(51)の回転軸(52)は正面側に向かってやや傾けて設けられ、前記受け皿(51)が手前側に傾斜するように形成されていることを特徴とする。
本発明は、受け皿(51)の回転軸(52)を前傾させて、凹部(51A)の正面側(筐体(1)から露出している部分)に遊技媒体が溜まりやすくするとともに、受け皿(51)を回転させたときに遊技媒体が受け皿(51)と一緒に移動し難くするための工夫である。
(請求項4)
(特徴点)
請求項4記載の発明は、上記した請求項2又は3記載の記載の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項4記載の発明は、前記受け皿(51)に貯留されている遊技媒体が一定量以上になったことを検知するための検知装置(満杯検知センサ70)を設け、前記制御装置(6)は、前記検知装置(70)からの検知信号を受信した場合には、前記駆動装置(55)を駆動させるための信号を出力しないことを特徴とする。
ここで、前記検知装置(70)は、受け皿(51)に貯留されている遊技媒体が所定の位置まで積み重ねられたことを検知可能な光センサ、磁気センサ、接触センサなどの他、受け皿(51)に貯留されている遊技媒体の重量が一定以上になったことを検知可能な重量センも含まれる。遊技媒体を検知するセンサを設ける場合には、例えば遊技媒体出口(46)付近と受け皿(51)の上端に検知部を位置させることができる。
本発明によれば、受け皿(51)が遊技媒体で満杯の時には受け皿(51)を回転させないようにすることができ、貯留されている遊技媒体が零れたり駆動装置(55)に無理な負担が掛かったりすることがない。
(請求項5)
(特徴点)
請求項5記載の発明は、上記した請求項1又は2記載の記載の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項5記載の発明は、前記制御装置(6)は、遊技機の作動状態を監視して遊技機に対して不正が行われていることを検知可能に形成され、前記筐体(1)内部には、前記受け皿(51)を回転させるための駆動装置(55)と、前記受け皿(51)の凹部(51A)内に幅方向に配置される閉塞部材(54)を備え、前記閉塞部材(54)は、前記凹部(51A)の内面との間に遊技媒体がすり抜け不能でありかつ前記受け皿(51)の回転を妨げない閉状態から、前記凹部(51A)の内面との間に遊技媒体がすり抜け可能な間隙が生じる開状態に移動又は変形可能に形成されている。そして、前記筐体(1)内部にはさらに、前記閉塞部材(54)が開状態又は閉状態となるよう開作動又は閉作動する作動装置(開閉装置80)を備え、前記制御装置(6)は、所定の不正を検知した場合には、前記作動装置(80)を開作動させて前記閉塞部材(54)を開状態にさせるとともに、前記駆動装置(55)を駆動させて前記受け皿(51)を所定の角度だけ回転させ、その後、前記作動装置(80)を閉作動させて前記閉塞部材(54)を閉状態にさせることを特徴とする。
本発明は、遊技機に対して不正が行われている場合には、このような行為をする者にペナルティを課す意味で、受け皿(51)を回転させて遊技媒体を没収するようにしたものである。
ここで、不正が行われていることの検知は、例えば遊技機に投入される遊技媒体の検出信号や、遊技機から払い出される遊技媒体の検出信号を監視して、正常な検出パターンとの差が許容範囲を超えている場合には異常と判断することにより行うことができる。制御装置(6)は、このような不正検知を行うための独立した制御手段を備えていてもよいし、駆動装置(55)や作動装置(80)の作動を制御するための手段がこのような機能を有しているのであってもよい。なお、不正行為の検知方法については、公知のいかなる方法を用いてもかまわない。
また、前記閉塞部材(54)は、本発明においては移動又は変形可能に形成されている。「移動」には、回転、スライド、揺動を含み、「変形」には、折れ曲がり、巻き取りなどを含む。閉塞部材(54)が移動又は変形することにより、閉塞部材(54)と凹部(51A)の内面との間に遊技媒体がすり抜け可能な間隙(空間)が生じるのであれば、閉塞部材(54)の一部が移動又は変形するものであってもよい。
(作用)
本発明においては、遊技機が正常に作動している(不正が行われていない)場合には、作動装置(80)は作動せず、閉塞部材(54)が移動又は変形することはない。駆動装置(55)については、請求項2に記載したように、当選報知演出の一環として受け皿(51)を回転させるために駆動するようにしてもよい。
そして、制御装置(6)は、遊技機に対して不正行為が行われていると判断した場合には、作動装置(80)を開作動させて前記閉塞部材(54)を開状態にさせる。このとき、受け皿(51)の手前側(筐体(1)から露出している凹部(51A))に大量の遊技媒体が貯留されていても、閉塞部材(54)が移動又は変形することにより、受け皿(51)の筐体(1)の内部に収納されている凹部(51A)に遊技媒体が移動する。そして、駆動装置(55)を駆動させて受け皿(51)を例えば180度回転させると、受け皿(51)の手前側に貯留されていた遊技媒体は閉塞部材(54)に阻止されずに筐体(1)の奥側に移動する。ここで、作動装置(80)を閉作動させて前記閉塞部材(54)を閉状態にさせれば、遊技媒体の大半は閉塞部材(54)によって筐体(1)の内部に隠されてしまい、外側から取り出すことができなくなるものである。
本発明によれば、不正を行う者から遊技媒体を没収するというペナルティを課すことができるとともに、受け皿(51)の回転によって不正を行う者ばかりでなく周囲の遊技者を驚かせ、警告や通報としても役立たせることができる。
本発明は、以上のように構成されているので、以下のような効果を奏する。
すなわち、請求項1記載の発明によれば、受け皿を水平方向に回転可能にして、遊技機から露出している受け皿の大きさを変化させることなく貯留量を増加させたり、受け皿の回転で遊技機の内部状態を報知するなど、種々の用途に利用できる遊技機を提供することができる。そして、請求項2記載の発明によれば、遊技機の制御によって駆動装置で受け皿を回転させることにより、遊技機の内部状態報知を受け皿の回転で表現し、今までにない斬新な報知を実行可能とすることができる。
また、請求項3記載の発明によれば、上記効果に加え、受け皿を回転させても貯留してあるメダルが移動し難くなり、請求項4記載の発明によれば、受け皿の回転によって貯留してあるメダルが受け皿からこぼれ落ちたり駆動装置に負担が掛かるのを防止することができる。
さらに、請求項5記載の発明によれば、遊技機に対する不正発見時に、受け皿を回転させてメダルを没収することができる。
本発明を実施するための最良の形態を、遊技機としてスロットマシンを例に、図面に基づき説明する。
(図面の説明)
図1乃至図7は、本発明の実施の形態を示すものである。
図1及び図2はスロットマシンSの斜視図、図3はスロットマシンSの断面図、図4及び図5は下皿50を示す図、図6はスロットマシンSの制御装置6の入力出力の概略を示すブロック図、図7は本実施の形態の変形例を示す断面図である。
本実施の形態におけるスロットマシンSは、図2に示すように、大きく分けて、正面側に開口部11を有する筐体1と、筐体1に着脱自在に取り付けられるリールユニット2と、筐体1の開口部11を開閉可能に塞ぐ前扉3とから構成されており、さらにこの前扉3は、筐体1の開口上部13を開閉可能に塞ぐ上扉30、筐体1の開口下部14を開閉可能に塞ぐ下扉40とから構成されている。
(筐体1)
筐体1は、底板15及び側板16及び天板及び裏板(図3参照)からなる正面側に開口する箱であり、図2に示すように、高さ方向略中央部には、二つの側板16の間に水平方向に中板12が設けられているとともに、図3に示すように、中板12と底板15の間の底板15寄りには、二つの側板16の間に水平方向に仕切り板17が設けられている。前記中板12と仕切り板17の間の空間部である開口下部14には、仕切り板17の上に電源装置4及びホッパーユニット5が載置されている。また、側板16の正面左側には、前扉3を係合させ、回転自在に支持するためのヒンジが設けられている。
ここで、電源装置4は、特に図示しないが電源基板が内装されていると共に、正面側にはスロットマシンSの主電源を入れるための電源スイッチ等が設けられている。前記ホッパーユニット5は、メダルを貯留するとともに払い出すためのものである。
前記仕切り板17と底板15の間には、図3に示すように、底部空間18が形成されており、ここには、水平方向に回転可能に形成された下皿50が設置されているが、この詳細については後述する。
(リールユニット2)
リールユニット2は、スロットマシンSの主たる遊技装置であって、図2及び図3に示すように、支持枠21に固定された3個のリールモータ(図示せず)と、このリールモータの駆動軸に軸着された3個の回転リール20を有している。また、リールユニット2の支持枠21には、制御装置6が取り付けられている。前記回転リール20は、円筒形のリールドラムの表面に複数の図柄を表示したリールテープを貼付したものである。また、前記制御装置6は、スロットマシンSの遊技及び演出を制御するためのものであるが、これについては後述する。
リールユニット2は、筐体1の中板12の上に乗せ、開口上部13内部に収納固定されるものである。そして、スロットマシンSの機種交換の際には、制御装置6とともに筐体1から取り出して、新たな機種に対応したリールユニット2と交換することができる。
(上扉30)
上扉30は、筐体1の側板16に回動自在かつ着脱自在に取り付けられた板状の扉であり、図示しないロック機構により筐体1に対してロック可能に形成されている。そして、上扉30は、図2に示すように、略中央部に前記回転リール20の図柄を正面側から見ることができる図柄表示窓32を有する上パネル31を備え、上パネル31の周囲には、報知などを行うためのランプ33が形成されている。上パネル31には、前記図柄表示窓32の下方に、7セグメント表示器や液晶表示装置を用いて遊技に関する数字その他を表示するための表示部が設けられている。さらに、図柄表示窓32の上方には、液晶表示装置やCRT、ドットマトリックスなどを用いて遊技に付随する演出を行うための画像表示部34が設けられている。そして、上扉30の裏面上部には、図2に示すように、音声を出力するためのスピーカ35が設けられている。
なお、上扉30をリールユニット2の支持枠21に回動自在に取り付けてもよい。この場合には、リールユニット2を筐体1に収納して固定することにより、開口上部13が上扉30によって開閉自在となる。
(下扉40)
下扉40は、筐体1の開口下部14を塞ぐための、上扉30よりも幅厚の扉であり、筐体1の側板16に回動自在に固定されているとともに、図示しないロック機構により筐体1に対してロック可能に形成されているものである。
下扉40の上部は、図1に示すように、スロットマシンを作動させるための操作部41となっており、下扉40の上面は、閉扉時においては、上扉30よりも前側に突出するようになっている。ここで、前記操作部41としては、遊技メダルを投入するためのメダル投入口42、貯留メダル数を減じてメダル投入に代えるためのベットスイッチ41A、貯留した投入メダルを払い出すための精算スイッチ41D、回転リール20の回転を開始させるためのスタートスイッチ41B、回転リール20の回転を停止させるためのストップスイッチ41Cが設けられている。
また、前記操作部41の下方には、遊技内容その他の表示をするための下パネル43が取り付けられている。さらに、図2に示すように、下扉40の裏面側には、前記メダル投入口42から投入されたメダルを誘導しながらメダルの正偽を判断するためのメダルセレクター44が設けられている。
また、メダルセレクター44の下方には、箱形のメダル通路45が設けられている。メダル通路45には、メダルセレクター44からキャンセルされたメダルを受け入れる上部開口45Aと、閉扉時にホッパーユニット5のメダル排出口5Aから排出される払い出しメダルを受け入れる側面開口45Bとが形成されている。そして、メダル通路45は、図3に示すように、下パネル43の下方に設けられたメダル払い出し口46に連通しており、上部開口45A及び側面開口45Bから受け手入れたメダルを下皿50に誘導するようになっている。
ここで、下扉40のロック機構は、下扉40を閉めることにより自動的にロックされ、前記操作部41の正面右側に設けられた鍵穴に所定の鍵を差し込んで回すことによりロック解除されるようになっている。さらに、前記上扉30のロック機構も下扉40のロック機構とほぼ同様の構成を有しているが、上扉30のロック機構は、下扉40を開放してロック解除操作を行うようになっている。すなわち、上扉30は、下扉40を開放しないと開くことができないものである。
(下皿50)
次に、下皿50について詳述する。
下皿50は、図2及び図3に示すように、底板15の上面に水平方向に回転可能に支持される回転皿51と、この回転皿51を回転させるための駆動モータ55を備えている。
ここで、前記底板15は、側板16の正面端部よりも手前側に張り出して形成された平面視半円形の張り出し部15Aを有している。また、前記回転皿51は、上方に開放する凹部51Aを有する薄型円筒形の受け皿であり、底部に設けられた回転軸52を軸受け59を介して底板15に埋め込むことにより、全体のほぼ半分が筐体1の底部空間18内に収納され、ほぼ半分が筐体1から正面側に露出するように配置されている。回転皿51の筐体1からの露出部分は、底板15の張り出し部15Aの上に乗っており、この露出部分の凹部51Aが、メダル払い出し口46から払い出されるメダルを受け入れ可能なメダル貯留部53となる。
回転皿51の底部外周には、図3及び図5に示すように、ラック57が形成されており、このラック57と後述する駆動モータ55に連結されたギヤ56との噛み合いにより、回転皿51が回転するように形成されている。なお、底板15には、回転皿51の裏面を支持するようにベアリング58が埋め込まれているので、回転皿51はスムーズに回転することができる。
また、底板15は、図3に示すように、奥側から手前側に向かってやや下り傾斜して形成されており、回転皿51も底板15の傾斜に添って設置されている。すなわち、回転皿51の回転軸52は、手前側に傾いて配置されている。このため、回転皿51の手前側のメダル貯留部53にメダルが貯まりやすくなり、回転皿51が回転しても、皿底に乗っているメダルが筐体内側に持って行かれることがない。
また、仕切り板17の前端部下側には、回転皿51の凹部51Aの略中心部において幅方向に配置された目隠し板54が設けられている。この目隠し板54は、筐体1の内部を目隠しするとともに、前記メダル貯留部53に貯留されているメダルが回転皿51の回転によって筐体内部に移動してしまうのを防ぐためのものである。目隠し板54は、図4に示すように、回転皿51の凹部51Aの内径よりも若干短い横幅に形成され、下端部にはゴムなどで形成されたブラシ54Aが取り付けられている。ブラシ54Aの下端部は凹部51Aの上面と接触しているものの、回転皿51の回転を妨げない。一方、回転皿51の回転に伴い貯留されているメダルが回転皿51とともに移動した場合でも、前記ブラシ54Aに行く手を阻まれて、メダルが目隠し板54をくぐり抜けたり挟まれたりすることがないようになっている。
さらに、側板16の正面内側には、図4及び図5に示すように、回転皿51の外側面と側板16の内面との間の隙間を塞ぐためのシール材60が取り付けられている。これは、回転皿51の回転時に、前記隙間に指を挟み込まれることがないようにするためのものである。シール材60は、スポンジやフェルトのように弾力性がありかつ回転皿51との間に摩擦を生じない部材とするのが好適である。
前記駆動モータ55は、図3及び図4に示すように、底部空間18の奥側に設置されたACモータなどの駆動装置であり、正転駆動、逆転駆動が可能である。そして、駆動モータ55のモータ軸の端部には、前記回転皿51のラック57と噛合するギヤ56が設けられており、モータ軸の回転をギヤ56が伝達して回転皿51が回転する。なお、駆動モータ55の回転を回転皿51に伝達する手段として、チェーンやベルトを用いてもよい。駆動モータ55は、後述する演出制御装置6Bの制御に基づいて、所定の場合に作動するようになっている。
ところで、下扉40の下端部には、図3に示すように、回転皿51のメダルを検知するための満杯検知センサ70が設けられている。満杯検知センサ70は、下扉40を閉めたときにその検知部が回転皿51のメダル貯留部53に向くよう設置された近接センサであって、検知部から一定距離にある金属に反応して検出信号を出力可能に形成されている。すなわち、回転皿51の上縁までメダルが貯まっているような場合には、上方にあるメダルを検出することができるものである。そして、満杯検知センサ70がメダル貯留部53の満杯状態を検知している場合には、前記駆動モータ55が回転しないように形成されている。
(制御装置6)
続いて、制御装置6の概略を説明する。
制御装置6は、図示しないが、CPUを中心に構成され、ROM、RAM、I/O等を備えている。ここでCPUは、一個に限定されず、二個以上のCPUで制御するようにしてもよい。また、CPU、ROM、RAM及びI/O等は一体化されてワンチップを構成してもよい。そして、CPUがROMに記憶されたプログラムを読み込むことで、図6に示すように、遊技制御装置6A及び演出制御装置6Bを構成する。
ここで、遊技制御装置6Aは、いわゆるメイン基板と呼ばれている制御基板であり、スタートスイッチ41B及びストップスイッチ41Cの操作により、回転リール20の回転及び停止を制御するためのものである。また、演出制御装置6Bは、いわゆるサブ基板と呼ばれている制御基板であり、ランプ33やスピーカ35等の演出表示装置を制御するためのものである。
上記制御装置6の入力段には、図6に示すように、投入スイッチ44A、ベットスイッチ41A、スタートスイッチ41B、ストップスイッチ41C、精算スイッチ41D、満杯検知センサ70の6つのパーツが接続されている。なお、入力段としては、上記したパーツに限定されるものではない。
投入スイッチ44Aは、特に図示しないが、メダルセレクター44に内蔵されたスイッチであって、メダル投入口42から投入された遊技メダルを検知するためのものである。
ベットスイッチ41Aは、図1に示すように、下扉40の操作部41の上面に設けられたスイッチであって、クレジットをメダル投入に代えるためのものである。ここで、クレジットとは、次遊技以降に使用するためのメダルをあらかじめ遊技機内部に貯留しておくことであり、スロットマシンSは、メダル投入口42から投入され投入スイッチ44Aを通過した遊技メダル、又は入賞により払い出される遊技メダルを、最大50枚まで、遊技機内部に貯留する扱いができるように形成されている。
スタートスイッチ41Bは、図1に示すように、操作部41の正面に設けられたレバーであって、遊技メダルの投入若しくはベットスイッチ41Aの投入を条件に、または、「再遊技(Replay)」時には前遊技から所定時間経過を条件に、リールユニット60の駆動を開始させるためのものである。ここで、「再遊技(Replay)」とは、当選抽選手段110の抽選により、「再遊技(Replay)」のフラグが成立し、「再遊技(Replay)」の図柄が入賞有効ライン上に揃うことにより、次の遊技において、遊技メダルを新たに投入することなく、再度、遊技を行うことができるものである。
ストップスイッチ41Cは、リールユニット2の駆動を停止させるためのものである。具体的には、ストップスイッチ41Cは、図1に示すように、各回転リール20に対応した三個の押圧ボタンから構成され、各回転リール20の下方に1個ずつ配置されているものである。そして、回転リール20に対応したストップスイッチ41Cの操作により、当該対応した回転リール20が回転を停止するように設定されているものである。
精算スイッチ41Dは、図1に示すように、操作部41の上面左端に設けられたスイッチであって、クレジットメダルを払い戻すためのものである。
満杯検知センサ70については前述したとおりである。
前記制御装置6の出力段には、図6に示すように、リールユニット2、ホッパーユニット5、下皿50の駆動モータ55、ランプ33、画像表示部34、スピーカ35の6つのパーツが接続されている。これらの各パーツの構成は前述したとおりである。なお、出力段としては、上記したパーツに限定されるものではない。
(遊技制御装置6A)
遊技制御装置6Aは、図6に示すように、遊技実行制御手段100、当選抽選手段110、リール制御手段120、入賞判定手段130、ホッパー制御手段140の5つの手段を備えている。遊技制御装置6Aとしては、上記以外の手段を備えていてもかまわない。
(遊技実行制御手段100)
遊技実行制御手段100は、通常行われる通常遊技と、特定の当選又は抽選結果に基づいて開始される特別遊技を行わせるためのものである。
前記特別遊技とは、通常遊技よりも大きな利益を遊技者に付与可能な遊技であって、ビッグボーナスゲーム(BBゲーム)やレギュラーボーナスゲーム(RBゲーム)を含むものである。
(当選抽選手段110)
当選抽選手段110は、予め定めた抽選確率に基づいて当選か否かの当選判定の抽選を行うものである。そして、当選抽選手段110による抽選の結果、所定の当選役に当選した場合に当選フラグが成立し、この当選フラグ成立中に、回転リール20の停止図柄の組み合わせが予め定められた当選図柄と一致したことを条件に入賞し、遊技者にメダルの払い出しや、特別遊技等の利益が付与されるように設定されている。
具体的には、当選抽選手段110は、スタートスイッチ41Bの操作タイミングで、カウント抽出手段が乱数発生手段の発生した乱数を読み取り、この数値と、乱数発生手段が発生する数値を全領域として各当選項目の当選領域を規定した当選判定テーブルとを比較して、抽出カウントデータが属する当選領域に対応する当選を決定する。
なお、乱数発生手段は、一定範囲の数字、例えば、0〜16383の範囲の数字を、1秒間に700万回程度順次繰り返すようにしたカウンタとすることができ、上記のようにしてカウント抽出手段が読み取るループカウンタの数値は、あたかも乱数のような分布をとるものとなる。このように、結果として乱数のような分布を示す数字が得られるものも、「乱数発生手段」に含まれるものとする。
(リール制御手段120)
リール制御手段120は、スタートスイッチ41Bの操作信号に基づいて回転リール20を回転させると共に、特に図示しないがリール回転検知センサの検知信号に基づいて図柄の現在位置を認識しつつ、当選抽選手段110の抽選結果及びストップスイッチ41Cの操作タイミングに基づいて、回転リール20の停止を制御するためのものである。
具体的には、リール制御手段120は、回転リール20を停止させる際、当選抽選手段110の抽選結果がハズレの場合には、3個の回転リール20の図柄が如何なる入賞の態様にも揃わないように蹴飛ばし制御を行い、抽選結果が所定の当選役に当選の場合には、3個の回転リール20の図柄が極力当該当選に係る入賞の態様となるように蹴飛ばし及び引き込み制御を行う。これらの制御は、ストップスイッチ41Cの操作信号受信とストップ信号出力のタイミングをずらして、回転リール20が停止するまでの時間を遅らせることにより行われる。
(入賞判定手段130)
入賞判定手段130は、入賞したかどうかの判定を行うとともに、入賞の場合には所定の入賞処理を行わせるためのものである。
すなわち、入賞判定手段130は、当選判定の抽選結果が当選の場合に、ストップスイッチ41Cの操作で3個の回転リール20の当選図柄を入賞の態様に停止させることができたかどうかを判断し、当選図柄を入賞の態様に停止させることができた場合には入賞を決定する。そして、入賞がメダル払い出しを伴う払い出し入賞である場合には、ホッパーユニット5に遊技メダルの払い出し信号を出力し、リプレイなどの非払い出し入賞である場合には、メダル投入又はベットスイッチ41Aの操作なしで次遊技を開始可能な状態にする。またボーナスゲーム入賞などの特別入賞の場合には、遊技実行制御手段100に特別遊技を開始させるための信号を出力する。
(ホッパー制御手段140)
ホッパー制御手段140は、入賞判定手段130からのメダル払い出し信号や、精算スイッチ41Dの操作信号に基づいて、ホッパーユニット5を作動させるためのものである。
(演出制御装置6B)
演出制御装置6Bは、遊技制御装置6Aからの出力信号、スタートスイッチ41B等の操作手段からの操作信号に基づいて、ランプ33、画像表示部34、スピーカ34に、遊技に付随する演出の実行を行わせるためのものである。そして、演出制御装置6Bは、図6に示すように、下皿回転制御手段150を少なくとも備えている。なお、演出制御装置6Bは、下皿回転制御手段150以外の手段を有していても構わない。
(下皿回転制御手段150)
下皿回転制御手段150は、下皿50を用いて演出を行わせるためのものである。すなわち、回転皿51を所定の態様で回転させることにより、特定の当選役が当選したことの報知をしようというものである。
下皿回転制御手段150としては、特に図示しないが、信号入出力手段、演出を行うか否かの演出抽選を行うための抽選手段、下皿50の駆動モータ55の駆動及び駆動停止に関する複数のパターンデータを記憶したメモリなどを備えており、当選抽選手段110の抽選結果や演出抽選の結果に基づいて演出の有無及び実行に係る演出のパターンを決定し、駆動モータ55に駆動信号及び駆動停止信号を出力(あるいは出力している駆動信号の出力停止)する。
ただし、下皿回転制御手段150は、下皿回転演出の実行を決定した場合であっても、満杯検知センサ70が下皿50の満杯状態を検知している場合には、駆動モータ55を駆動させないようになっている。これは、回転皿51の回転によってメダル貯留部52に貯留されているメダルが飛散するのを防ぐとともに、メダル貯留部52にメダルがぎっちり詰め込まれている場合にメダルの重量あるいはメダルの容積によって回転皿51が回転できず、駆動モータ55に過度の負荷がかかることを防止するためである。
(スロットマシンSの作動)
上記構成を有するスロットマシンSは、メダルの投入若しくはベットスイッチ41Aの押下を条件に、または、「再遊技(Replay)」時には前遊技から所定時間経過を条件に、スタートスイッチ41Bを操作すると、リールユニット2が駆動し、3個の回転リール20が回転を開始する。
その後、ストップスイッチ41Cの1個を操作すると、当該対応する回転リール20の回転が停止する。
そして、ストップスイッチ41Cを3個全て操作し終わると、3個の回転リール20の回転が全て停止する。このとき、入賞有効ライン上に予め設定された図柄が停止すると、ホッパーユニット5を介して所定枚数のメダルが払い出される。ここで、入賞有効ラインとは、入賞するために有効な図柄配列を表すものであって、図柄表示窓32から視認可能な3個の回転リール20の三列の図柄をそれぞれ結ぶラインとして設定されている。具体的には、センターライン、上段ライン、下段ラインと、二つの斜めラインが設けられている。
当選には、入賞により遊技メダルの払い出しを伴い、遊技者に利益を付与する小役当選と、この小役当選よりもさらに大きな利益を遊技者に付与する特別当選と、遊技メダルの払い出しは無いが、遊技メダルを新たに投入することなく再度の遊技を行うことができる「再遊技(Replay)」とを備えている。そして、その抽選結果がいずれかの役に当選となった場合、その当選に対応した当選フラグが成立する。そして、抽選結果が特別当選である場合に、特別当選フラグが成立し、この特別当選フラグ成立中に、回転リール20の停止図柄の組み合わせが、予め定められた所定の特別当選図柄(例えば、入賞有効ライン上に「7」が3個揃うもの)と一致したことを条件に入賞し、遊技者に有利な特別遊技を行わせるように形成されている。一方、抽選により特別当選フラグが成立したが、回転リール20の停止図柄の組み合わせが特別当選図柄と一致していない場合には、それ以後の遊技に特別当選フラグ成立の権利が持ち越されるように設定されている。なお、小役の当選フラグは、当選フラグが成立した遊技で入賞させられない場合、当選フラグ成立の権利の次の遊技への持ち越しはない。
また、いずれかの当選フラグが成立中に、対応する当選図柄を入賞有効ライン上に揃えることができるか否かは、回転リール20の回転速度が一定の場合、ストップスイッチ41Cのタイミングによるものである。具体的には、ストップスイッチ41Cを操作した後、190ms以内に回転リール20が停止するように設定されているため、ストップスイッチ4Cを操作した後、そのまま停止させるか、或いは190ms以内に停止可能な回転リール20の円周上の引き込み可能図柄、例えば停止図柄から連続する4個の引き込み可能図柄の中に、対応する当選図柄が含まれているような場合には、停止するまでの時間を遅らせて、回転リール20は入賞有効ライン上にその当選図柄を引き込んで停止する。一方、かかる4個の引き込み可能図柄の中に、対応する当選図柄が含まれていないような場合には、入賞有効ライン上にその当選図柄を引き込んで停止することができない。
一方、通常遊技において、例えば「7」等の図柄が入賞有効ライン上に3個揃うと、BBゲームが開始される。BBゲームに移行すると、通常遊技と同様に最大3枚のメダルの投入によって開始され、3つの回転リールの回転を各々停止させた際に、入賞有効ライン上に当選図柄が揃っているか否かによって、メダルの払い出しが行われるものである。
したがって、BBゲーム中では、通常遊技と同様に小役を含めた抽選が毎回行われるものである。ただ、このBBゲーム中にRBゲームに移行するための特定当選図柄が入賞有効ライン上に揃った場合には、その後RBゲームに移行するものである。
RBゲームに移行すると、メダルが1枚投入となり、回転リール20の所定の図柄が図柄表示窓32のセンターライン上に揃った場合に入賞となる特定当選遊技が行われるものである。そして、RBゲームでは、入賞するか否かの特定当選遊技が最大12回行えるものであり、そのうち、最大8回の入賞が可能である。すなわち、最大8回の入賞するか、或いは最大12回の特定当選遊技の終了により、RBゲームは終了するものである。
なお、BBゲーム中は、RBゲームが終了した後は、また前述したような通常遊技と同様な抽選及び制御が行われ、RBゲームと通常遊技とが交互に繰り返されるものである。そして、BBゲームは、一定枚数のメダル払い出し終了により終了する。
(下皿50の回転による報知演出)
下皿回転制御手段150による演出の具体例を述べる。
まず、下皿50の駆動モータ55を駆動開始させる契機は、特定の当選役が当選したとき、演出抽選に当選したとき、あるいは特定の当選役が当選しかつ演出抽選に当選したときなど、適宜設定することができる。また、駆動モータ55を駆動させるタイミングとしては、小役当選の報知を行う場合には、スタートスイッチ41Bの操作後、ストップスイッチ41Cの第一停止操作後などとすることができ、BBなど特別当選の報知を行う場合には、回転リール20の停止後、スタートスイッチ41Bが操作されるまでの間(つまり前回の遊技と今回の遊技の間)にも設定することができる。
また、駆動モータ55の駆動パターンとしては、回転皿51が右周りする方向又は左周りする方向に、所定時間、駆動モータ55を駆動させたり、正逆入り乱れて駆動させたり、特定のリズム(例えば三三七拍子)で駆動及び駆動停止を繰り返すようなパターンであってもよい。これら駆動パターンの違いによって、報知の信頼度を表現するようにしてもよい。さらに、駆動モータ55の1秒あたりの回転数を変化させることにより、回転皿51を早く回したりゆっくり回したりすることもできる。
このように、本実施の形態によれば、下皿50が回転することにより遊技者に当選を報知するという、今までにない斬新な演出を行うことができる。そして、メダルが貯留されている回転皿51が回転した場合には、中のメダルが回転に伴いメダル貯留部52内で混ぜられてジャラジャラと音がするので、視覚だけでなく聴覚にうったえる演出を行うことができる。
なお、上記した実施の形態では、満杯検知センサ70を近接センサとしてあるが、満杯検知センサ70としては、光センサや接触センサ、重量検知センサであってもよい。メダルの満杯状態を検出可能であれば、どのような位置に設置してもよく、どのような形態であっても構わない。ただ、回転皿51に設ける場合には、回転に伴う位置移動に対処できるよう配線やセンサの構造を工夫する必要があるので、図示したように下扉40に設けるか、あるいは筐体1にいずれかの場所に設置するのが好ましい。
また、上記した実施の形態では、底板15を傾斜させて回転皿51の回転軸52を前傾させてあるが、底板15は水平であってもよい。また、回転軸52を前傾させず、回転皿51も水平状態で回転するようにしてもかまわない。さらには、回転皿51の円筒部に文字図形(例えば「あたり」の文字や回転リール20に表示されている図柄など)などを表示して、回転皿51の回転によって所定の表示を正面側に位置させるようにすることもできる。この場合には、回転皿51のいずれかの場所、例えば外周下縁部などに突片状のインデックスを設け、このインデックスをインデックスセンサで検知して回転皿51の現在位置を把握するように形成するとよい。
(本発明の実施の形態の変形例)
さて、上記した実施の形態は、下皿50の回転をもっぱら演出のために用いていたが、これをゴト防止のために役立てることも可能である。
具体的には、図7に示すように、目隠し板54を仕切り板17に回動自在に取り付けるとともに、開閉装置80によって目隠し板54を奥方向に回動させるようにしたものである。ここで、開閉装置80は、一方の端部が仕切り板17の裏面に儲けられた筐体固定部81に回動自在に取り付けられ、もう一方の端部は目隠し板54の裏面下部に儲けられた目隠し板固定部82に回動自在に取り付けられるシリンダー部材であり、例えばソレノイドの作動によって伸縮自在に形成されている。
一方、目隠し板54は、仕切り板17の裏面前端部に設けられたブラケットに取り付け軸54Bを介して軸支されており、前記開閉装置80のシリンダーが伸びているときには垂直状態に支持されている。そして、開閉装置80のシリンダーが縮んだときには、目隠し板固定部82が後方に引き上げられて、目隠し板54全体が奥側に回動するようになっている。目隠し板54が回動することにより、目隠し板54の下方には空間が生じ、回転皿51の回転に伴い、凹部51Aの上面に乗っているメダルが目隠し板54に阻まれずに通過可能となる。
さらに、下皿回転制御手段150は、例えばメダルセレクター4に設けられた投入センサ15の検知信号を監視して、異常(例えば検知スピードや複数の検知部の検知順番が正常でない・・・・いわゆるクレマン君使用やメダル吊り下げゴトが想定される)を検知したり、ホッパーユニットのメダル排出口5Aに設けられた払い出しセンサ(図示せず)の検知信号を監視して、異常(例えばメダルのセンサ通過時間が異様に長い・・・・センサの部分に異物が挿入されていることが想定される)を検知することができるようになっている。あるいは、制御装置6に、このような不正を検知するための不正検知制御手段を設け、この不正検知制御手段から下皿回転制御手段150に所定の不正検知信号が出力されるようにしてもよい。
そして、上記したような遊技機の作動の異常を検知した場合には、下皿回転制御手段150は、開閉装置80を開作動(目隠し板54を上方に回動させるよう作動)させて目隠し板54を奥側に回動させるとともに、駆動モータ55を駆動させ、回転皿51を一定方向に例えば180度回転させる。これにより、貯留されていたメダルは回転皿51の回転移動とともに、目隠し板54の下側をくぐり抜けて奥の方に回っていってしまう。
その後、開閉装置80を閉作動(目隠し板54を下方に回動させるよう作動)させて目隠し板54を垂直状態に戻すことにより、回転皿51のメダルを没収することができる。この場合、必ずしも全てのメダルを目隠し板54の奥側に隠す必要はなく、筐体1から露出している凹部51Aにメダルが残っても何ら問題はない。要は、おおかたのメダルを遊技者の手によって取り出せない場所に隠してしまい、遊技者に対してペナルティを課すことができればよいのである。また、このような下皿回転作動が、不正を行っている者に対する警告になったり、周囲の遊技者に不正を周知させることになれば、それで十分である。ちなみに、没収されたメダルは、例えばリセットスイッチの操作によって開閉装置80及び駆動モータ55が作動するようにして、回転皿51が元の位置に戻ることにより、皿内から取り出すことができる。
このような制御を行わせることにより、スロットマシンSに対して何らかの不正が行われた場合に、警告や遊技の中断などの他に、下皿50からメダルを没収して、不正なことを行う遊技者を戒めることができる。上記のように形成した場合であっても、通常の遊技時には、下皿50を用いた報知演出を実行させることは可能である。
ここで、開閉装置80による目隠し板54の開閉構造としては、上記した構成に限られず、目隠し板54を位置移動又は変形させることにより回転皿51の内部が分割された状態から単一の空間になるようなものであれば、どのような構成を有していてもかまわない。例えば、目隠し板54を上方にスライド移動させるものであってもよいし、目隠し板54の下半分のみを奥側又は手前側に折り畳むようにしたものでもよい。あるいは、目隠し板54を巻き取り式のシャッターとしてもよい。
なお、上記の場合、回転皿51にメダルが大量に貯留されていた場合でも、目隠し板54の回動により、支えを失ったメダルが凹部51Aの筐体内部側(メダルが貯留されていない空間)に雪崩れ込むので、手前側にあるメダルが回転皿51から零れたり回転皿51の回転を阻害することはない。従って、目隠し板54は、図7に示すように奥側に回動させるのが最も好ましく、回転軸52を前傾させずに回転皿51を水平に設置した方がより効果的である。あるいは、特に図示しないが、回転軸52を後ろ側に倒すようにして、回転皿51を奥側に向けて下り傾斜させてもよい。
ところで、下皿50を回転させる構成の他の使用例として、遊技者の操作によって回転皿51を回転させる(駆動モータ55を駆動させる)ためのスイッチを設け、遊技者が自らの意思で回転皿51を回転させることができるようにしてもよい。すなわち、回転皿51のメダル貯留部52にある程度メダルが貯まってきたら、スイッチを操作して回転皿51を回転させることにより、まだメダルで埋まっていない回転皿51の空いている部分を手前側に移動させることができる。すなわち、回転皿51の凹部51Aを、全てメダル貯留部53として機能させようものである。このように形成すれば、下皿50が貯留可能なメダル量が格段に増え、下皿50が満杯になる度にメダルをドル箱に移し替える手間が省けるものである。
なお、上記の場合には、目隠し板54を設けない方が好ましく、回転軸52を前傾させずに回転皿51を水平に設置するのが好ましい。また、例えば精算スイッチ17を操作した場合には、精算メダルの払い出し終了後に回転皿51が最低一回転するように形成し、メダルの取り忘れがないよう遊技者に注意を喚起すると好適である。またこの場、例えばトイレ休憩などで席を離れる場合に、回転皿51のメダルが貯まっていない側を正面側にしておけば、メダルを盗まれたりすることがない。そしてこのように使用する場合には、下皿50を報知演出には用いないのが妥当である。
さらに、上記のような使用方法とした場合、駆動モータ55を設けずに、遊技者が回転皿51を手で回せるように形成してもよい。このようにすれば、遊技者はスイッチ操作などしなくても、正面側に露出している凹部51Aにメダルが貯まったら適宜回転皿51を移動させながら遊技を行うことができ、遊技途中で下皿50に溜まったメダルを取り出さなくてもよい。
本発明は、前扉3が上扉30と下扉40に分割されていないスロットマシンにも利用できる。また、スロットマシン以外の遊技機にも応用できる。例えば遊技媒体としてメダルの代わりに遊技球を用いてスロットマシンと同様の遊技を行わせるパロット遊技機に利用することができる。あるいは、パチンコ遊技機の下皿に利用してもよい。
本発明の実施の形態であって、スロットマシンの外観斜視図である。 本発明の実施の形態であって、前扉を開いたスロットマシンの斜視図である。 本発明の実施の形態であって、スロットマシンの縦断面図である。 本発明の実施の形態であって、下皿の平断面図である。 本発明の実施の形態であって、下皿の正面図である。 本発明の実施の形態であって、スロットマシンの制御装置を示すブロック図である。 本発明の実施の形態の変形例であって、スロットマシンの部分縦断面図である。
符号の説明
S スロットマシン
1 筐体 2 リールユニット(遊技装置)
3 前扉 4 電源装置
5 ホッパーユニット(払い出し貯留装置)6 制御装置
11 開口部(正面開口) 12 中板
13 開口上部 14 開口下部
15 底板 16 側板
17 仕切り板 18 底部空間
20 回転リール 21 リール枠
30 上扉 31 上パネル
32 図柄表示窓 33 飾り部
34 画像表示部 35 スピーカ
40 下扉 41 操作部
41A ベットスイッチ 41B スタートスイッチ
41C ストップスイッチ 41D 精算スイッチ
42 メダル投入口 43 下パネル
44 メダルセレクター 45 メダル払い出し口
50 下皿 51 回転皿(受け皿)
51A 凹部 52 回転軸
53 メダル貯留部 54 目隠し板(閉塞部材)
54A ブラシ 55 駆動モータ
56 ギヤ 57 ラック
58 ベアリング 59 軸受け
60 スポンジ 70 満杯検知センサ(検知装置)
80 開閉装置

Claims (5)

  1. 筐体と、筐体内部に設置される遊技装置と、遊技装置の作動を制御するための制御装置とを少なくとも備え、入賞により遊技媒体を払い出す遊技機であって、
    前記筐体の正面側には、払い出された遊技媒体を受け入れて貯留可能な凹部を有する受け皿を備えた遊技機において、
    前記受け皿は、回転軸を中心に水平方向に回転可能に前記筐体に支持され、前記凹部の一部を前記筐体の正面側から露出させて前記筐体内部に収納されており、
    遊技機から払い出される遊技媒体を、前記凹部の筐体からの露出部分で受け入れ可能に形成されていることを特徴とする遊技機。
  2. 前記筐体の正面開口を閉塞可能かつ開閉自在な前扉と、
    前記筐体内に設置され遊技媒体を貯留するとともに払い出すための払い出し貯留装置とをさらに備え、
    前記遊技装置として、複数の図柄を表示した回転リールを有するリールユニットを備え、前記回転リールの回転を開始させるためのスタートスイッチと、前記回転リールの回転を停止させるためのストップスイッチとをさらに備え、
    前記制御装置は、当選か否かの当選判定の抽選を行うための当選抽選手段を少なくとも備え、
    前記当選抽選手段の抽選結果が所定の当選役に当選した場合において、前記ストップスイッチの操作によって、前記回転リールの停止図柄の配列が予め定められた配列となるよう停止させることができたときに入賞となり、前記払い出し貯留装置から遊技媒体が払い出されるよう形成されており、
    前記受け皿は、前記払い出し貯留装置の下方に配置され、
    前記前扉は、前記筐体の正面開口のうち、少なくとも前記リールユニット、制御装置及び払い出し貯留装置が収納されている部分を閉塞可能であるとともに、前記払い出し貯留装置から払い出される遊技媒体を排出するための遊技媒体出口を備え、
    前記筐体内部には、前記受け皿を回転させるための駆動装置と、前記受け皿の凹部内に幅方向に配置され前記凹部の内面との間から遊技媒体がすり抜け不能かつ前記受け皿の回転を妨げないよう形成された閉塞部材とを備え、
    前記制御装置は、前記当選抽選手段の抽選結果が特定の結果となった場合に、前記駆動装置を所定の駆動態様で駆動させることができるように形成され、
    前記遊技媒体出口から排出された遊技媒体を前記受け皿で受け入れ可能であるとともに、前記受け皿に受け入れられた遊技媒体が、前記駆動装置の駆動による前記受け皿の回転時に、前記筐体の奥方向に移動しないように形成されていることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記受け皿の回転軸は正面側に向かってやや傾けて設けられ、前記受け皿が手前側に傾斜するように形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の遊技機。
  4. 前記受け皿に貯留されている遊技媒体が一定量以上になったことを検知するための検知装置を設け、
    前記制御装置は、前記検知装置からの検知信号を受信した場合には、前記駆動装置を駆動させるための信号を出力しないことを特徴とする請求項2又は3記載の遊技機。
  5. 前記制御装置は、遊技機の作動状態を監視して遊技機に対して不正が行われていることを検知可能に形成され、
    前記筐体内部には、前記受け皿を回転させるための駆動装置と、前記受け皿の凹部内に幅方向に配置される閉塞部材を備え、
    前記閉塞部材は、前記凹部の内面との間に遊技媒体がすり抜け不能でありかつ前記受け皿の回転を妨げない閉状態から、前記受け皿の凹内面との間に遊技媒体がすり抜け可能な間隙が生じる開状態に移動又は変形可能に形成され、
    前記筐体内部にはさらに、前記閉塞部材が開状態又は閉状態となるよう開作動又は閉作動する作動装置を備え、
    前記制御装置は、所定の不正を検知した場合には、前記作動装置を開作動させて前記閉塞部材を開状態にさせるとともに、前記駆動装置を駆動させて前記受け皿を所定の角度だけ回転させ、その後、前記作動装置を閉作動させて前記閉塞部材を閉状態にさせることを特徴とする請求項1又は2記載の遊技機。
JP2007265043A 2007-10-11 2007-10-11 遊技機 Pending JP2009089983A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007265043A JP2009089983A (ja) 2007-10-11 2007-10-11 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007265043A JP2009089983A (ja) 2007-10-11 2007-10-11 遊技機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009089983A true JP2009089983A (ja) 2009-04-30

Family

ID=40662559

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007265043A Pending JP2009089983A (ja) 2007-10-11 2007-10-11 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009089983A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014121466A (ja) * 2012-12-21 2014-07-03 Sanyo Product Co Ltd 遊技機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014121466A (ja) * 2012-12-21 2014-07-03 Sanyo Product Co Ltd 遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5257895B2 (ja) 遊技機
JP2001276313A (ja) ゲーム機
JP2007075398A (ja) スロットマシン
JP2004041448A (ja) 遊技機及びプログラム及び記録媒体
JP3935378B2 (ja) 遊技機及び記録媒体及びプログラム
JP5344677B2 (ja) スロットマシン
JP4563214B2 (ja) 遊技機
JP2008142375A (ja) 遊技機
JP6095102B2 (ja) 弾球遊技機
JP4117167B2 (ja) スロットマシン及び制御プログラム
JP5163859B2 (ja) スロットマシン
JP2003310863A (ja) 遊技機及びプログラム及び記録媒体
JP2009089983A (ja) 遊技機
JP2004129831A (ja) スロットマシン
JP5155757B2 (ja) 遊技機
JP2007167270A (ja) 遊技機、遊技機用プログラム、及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2006271777A (ja) 遊技機
JP5952124B2 (ja) 遊技機
JP4981563B2 (ja) 遊技機
JP2010142337A (ja) 遊技機
JP2006204405A (ja) メダルセレクタ及びそれを備えた遊技機
JP2007044332A (ja) 遊技機、遊技機用プログラム、及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2023078517A (ja) 遊技機
JP2023078518A (ja) 遊技機
JP2003175155A (ja) 遊技機及びプログラム及び記録媒体