JP2009005895A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】各種の収容形態を容易に実現する。
【解決手段】キャビネット2の前面側の外部に突出状態に設けられていると共に上面が開放され、キャビネット2内から排出されたメダル200を収容するメダル受部16と、メダル受部16の内部に設定された灰皿設置部102と外部に設定された灰皿退避部103との間を移動可能に設けられた灰皿101と、メダル受部16の内部を左右方向に仕切る仕切壁104aを有し、灰皿設置部102に対してメダル受部16内を移動自在に設けられた仕切部材104とを有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、灰皿を備えたパチスロ機やパチンコ機、その他の遊技機に関する。
従来、この種の遊技機としては、例えば特許文献1〜3に記載のものがある。具体的には、特許文献1における遊技機は、遊技媒体を収容する受け皿の側方に灰皿本体が配置され、灰皿本体が筐体内の収納部に収納可能および収納部の開口がシャッターにより閉塞可能に構成されている。特許文献2における遊技機は、受け皿の側方に本体部が配置され、吸殻等を収容する灰受け部が本体部に対して収納可能および引き出し可能にされていると共に、引き出されたときに底板の一部が開口可能に構成されている。特許文献3における遊技機は、受け皿の側方に配置された灰皿が受け皿に対して着脱可能に構成されている。
特開2004−33079号公報 特開2006−246938号公報 特開2007−89672号公報
ところで、上記従来の構成によれば、灰皿を受け皿の側方から退避させることができるため、退避されたスペースを携帯電話等の各種小物の収容スペースとして使用することができる。しかしながら、遊技者の好みは様々であり、例えば、多数の遊技媒体を収容可能であることを希望したり、灰皿に加えて小物を収容するスペースを希望する場合もある。従って、上記従来の構成では、遊技者の好みの収容形態に柔軟に対応することが不十分になっている。
そこで、本発明は、各種の収容形態を容易に実現することができる遊技機を提供することを目的とする。
本発明は、筐体と、前記筐体の前面側の外部に突出状態に設けられていると共に上面が開放され、前記筐体内から排出された遊技媒体を収容する収容枠体と、前記収容枠体の内部に設定された灰皿設置部と前記収容枠体の外部に設定された灰皿退避部との間(水平方向でも上下方向でもよい)を移動可能に設けられた灰皿と、前記収容枠体の内部を左右方向に仕切る仕切壁を有し、前記灰皿設置部に対して前記収容枠体内を移動自在に設けられた仕切部材とを有する。
上記の構成によれば、灰皿を灰皿設置部に位置させると、収容枠体に灰皿が備わった構成となる。また、灰皿を灰皿退避部に移動させると、灰皿が存在しない灰皿設置部が仕切壁と収容枠体の壁面とで囲まれた空間部となる。従って、この場合には、収容枠体に小物等を入れることが可能な収納部(空間部)が備わった構成となる。さらに、灰皿を灰皿退避部に移動させた後、灰皿が存在しない灰皿設置部に仕切部材を移動させると、収容枠体における遊技媒体を収容する容積を拡大することができる。従って、この場合には、大量の遊技媒体を収容可能な収容枠体の構成とすることができる。さらに、灰皿設置部の灰皿から仕切部材を引き離した場合には、灰皿の壁面と仕切壁とで収容部を形成することができる。この場合には、収容枠体に収納部と灰皿とを備えた構成にすることができる。これにより、収容枠体の構成を各種の収容形態に容易に変更して実現することができるため、遊技者の好みの収容形態に柔軟に対応することが可能になる。
また、本発明における前記灰皿退避部は、前記筐体の内部に配置されていてもよい。この構成によれば、灰皿を灰皿退避部に移動させたときに、灰皿が筐体内部に収容された状態になるため、灰皿が遊技の邪魔になるという事態を回避することができる。
本発明の実施の形態を図1ないし図10に基づいて以下に説明する。
図1は、遊技機1の外観を示す斜視図である。遊技機1は、所謂『パチスロ機』であり、遊技者の操作により図柄の変動表示を停止させて遊技を行うように構成されている。即ち、遊技機1は、複数の図柄の変動表示を入賞ライン上に停止して表示される図柄に基づいて特定の入賞態様が成立するように、遊技者の操作の検知により変動表示を停止可能に構成されている。尚、遊技機1は、コインやメダル、遊技球等の他、遊技者に付与された、若しくは付与される遊技価値の情報を記憶したカード等の遊技媒体を用いて遊技するものであるが、以下の説明においては、遊技媒体や遊技価値としてメダル200を用いて説明する。
(遊技機1の構成)
図1に示すように、遊技機1は、遊技機1の全体を形成している筐体であるキャビネット2を有している。キャビネット2の正面には、液晶表示装置5が設置されている。液晶表示装置5は、後述する3個のリール3L・3C・3Rと同期する疑似リール4L・4C・4Rや、キャラクタ等による演出画像等を表示することが可能にされている。尚、液晶表示装置5については後に詳述する。
液晶表示装置5の下方には、斜め上方に開口したリール表示窓2aが形成されている。リール表示窓2aの奥には、変動表示手段としての3個のリール3L・3C・3Rが設けられている。3個のリール3L・3C・3Rは、それぞれその外周面に複数の図柄からなる図柄列が記されている。図柄列は、「00」〜「20」のコードナンバーが付された複数種類の図柄からなっている。具体的には、「赤7」、「青7」、「下チリ」、「ベル」、「スイカ」、「チェリー」、「Replay」及び「上チリ」の図柄からなっている。各リールは、定速回転(例えば80回転/分)で回転する。上記の図柄列中における「赤7」、「青7」は、特定の入賞態様を構成するものとして設定されている。ここで、特定の入賞態様とは、後述のBB(ビッグボーナス)やRB(レギュラーボーナス)のボーナスが成立する入賞態様を意味する。
リール3L・3C・3Rの各図柄は、図2に示すように、キャビネット2の正面から縦方向に3つずつ、合計9つの図柄が視認できるようになっている。また、視認可能な9つの図柄の停止位置に対応して、5本の入賞ラインが設定されている。即ち、上下方向に3つ並ぶ図柄を水平に横切るトップライン8b、センターライン8c及びボトムライン8d、斜め方向に横切るクロスダウンライン8a、クロスアップライン8eが設けられている。これら各入賞ラインは、遊技者に視認可能に表示してもよいし、表示しなくてもよい。
これらの入賞ラインは、後述の1−BETボタン11、最大BETボタン12を操作すること、或いはメダル投入口22にメダルを投入することにより、1枚賭け時は1本(センターライン8cのみ)、2枚賭け時(1−BETボタン11を2回操作(押圧)又は、メダルを2枚投入)は3本(センターライン8cに加え、センターライン8b、ボトムライン8d)、最大枚数(本実施例では3枚)賭け時は5本(2枚賭け時の3本に加え、クロスダウンライン8a、クロスアップライン8e)が有効化される。入賞ライン8a〜8eは、役の入賞の成否に関わる。具体的には、所定の役に対応する図柄組み合せを構成する図柄が何れかの有効化された入賞ラインに対応する所定の位置に並んで停止表示されることにより、所定の役の入賞が成立することとなる。以下の説明において、有効化された入賞ラインを有効ラインと言う場合がある。
図1に示すように、リール表示窓2aの左側には、払出枚数及びクレジット数を表示する表示部17が設けられている。表示部17は、7セグメント表示器からなり、最大4桁の数値が表示される。そして、左側2桁部分には、貯留されているメダルの枚数(クレジット数)が表示され、右側2桁部分には、入賞成立時のメダルの払出枚数が表示される。
表示部17の右側には、メダル投入ランプ18、1−BETランプ9a、2−BETランプ9b及び最大BETランプ9cが設けられている。メダル投入ランプ18は、メダルの投入が受け付け可能であるときに点滅する。1−BETランプ9a、2−BETランプ9b及び最大BETランプ9cは、一のゲーム(単位遊技)を行うために賭けられたメダルの数(以下、BET数ともいう)に応じて点灯する。尚、一のゲームは、全てのリールが停止したとき、又は、メダルの払い出しが行われる場合には、メダルが払い出されたときに終了する。
また、表示部17の左側には、遊技開始表示ランプ19及びリプレイランプ20が設けられている。遊技開始表示ランプ19は、入賞ライン8a〜8eの少なくとも1本が有効化されたときに点灯する。リプレイランプ20は、後述の「リプレイ」に入賞したときに点灯する。即ち、リプレイランプ20が点灯している場合は、メダルを投入することなく、ゲームを開始できる。
リール表示窓2a及び表示部17の下方には、水平面を有する台座部10が配置されている。台座部10の左側には、1−BETボタン11及び最大BETボタン12が設けられている。1−BETボタン11は、1回の押し操作により、クレジットされているメダルのうちの1枚をゲームへの賭け枚数とし、2回の押し操作により、クレジットされているメダルのうちの2枚をゲームへの賭け枚数とする。最大BETボタン12は、1回のゲームに賭けることが可能な最大枚数(本実施例では、3枚)をゲームへの賭け枚数とする。このBETボタン11・12を操作することで、上述の入賞ライン8a〜8eが有効化されるようになっている。
また、台座部10の前面部の左寄りには、遊技者が遊技で獲得したメダルのクレジット/払い出しを押し操作により切り替える貯留メダル精算ボタン14(以下、C/Pボタン14と言う)が設けられている。このC/Pボタン14の切り替えにより「払い出し」が選択された場合には、正面下部のメダル払出口15からメダルが払い出され、払い出されたメダルはメダル受部16に溜められる。一方、「クレジット」が選択された場合には、遊技機1が備えるメモリ(例えば、後述するRAM33等)にメダル数がクレジットとして記憶される。
C/Pボタン14の右側には、遊技者の操作によりリール3L・3C・3Rを回転させるためのスタートレバー6が所定の角度範囲で回動自在に取り付けられている。台座部10の前面部中央には、3個のリール3L・3R・3Cの回転をそれぞれ停止させるための3個の停止ボタン7L・7C・7Rが設けられている。台座部10の右側には、メダル投入口22が設けられている。
台座部10の下方には、メダルを貯留するメダル受部16が配置されている。メダル受部16の略中央部には、メダル払出口15が配置されている。メダル払出口15の側方には、スピーカ21Bが配置されている。
メダル受部16と台座部10との間には、腰部パネル23が設けられている。腰部パネル23には、所定のジャンルの画像や所定の遊技テーマの画像が形成されている。尚、ジャンルや遊技テーマは、サッカーに限定されるものではなく、野球や食べ物、景色、祭り、漫画の主人公や物語等であってもよい。また、キャビネット2の上方の左右には、スピーカ21L・21Rが設けられている。スピーカ21L・21Rの間には、LEDランプ29が設けられており、遊技状態に応じた演出に伴い、点滅等するようになっている。
(メダル受部16)
メダル受部16は、キャビネット2の前面側の外部に突出状態に設けられていると共に、キャビネット2の左右方向(幅方向)の両端にかけて水平配置されている。メダル受部16は、キャビネット2内から排出されたメダル200を収容するように容器状に形成されている。また、メダル受部16は、遊技者が内部に手を入れてメダル200を掴み易いように、上面が開放されている。
メダル受部16の内部には、灰皿101が前後方向および左右方向に移動自在に設けられている。尚、前後方向とは、灰皿101を中心として遊技者側とキャビネット2側との方向を意味する。左右方向とは、メダル受部16の幅方向、即ち、キャビネット2の前面に沿った方向を意味する。灰皿101の前面壁には、凹部内に突出されたツマミ部101aが形成されている。ツマミ部101aは、灰皿101を手で前方向に引き出す際に使用される。
メダル受部16の内部には、灰皿設置部102が設定されている。また、メダル受部16の外部には、灰皿退避部103が設定されている。具体的には、灰皿退避部103は、灰皿101が遊技の邪魔になるという事態を回避するため、メダル受部16の外部としてキャビネット2の内部に設定されている。灰皿退避部103の設定位置は、灰皿101が灰皿退避部103に位置されたときに、灰皿101の壁面(前面壁)がメダル受部16の壁面(背面壁)に一致することによって、メダル受部16の壁面の一部を構成するように設定されている。
灰皿設置部102と灰皿退避部103との位置関係は、灰皿設置部102の後方(キャビネット2側)に灰皿退避部103が位置するように設定されている。これにより、灰皿101は、メダル受部16の内部に設定された灰皿設置部102とメダル受部16の外部に設定された灰皿退避部103との間を前後方向に移動可能にされている。
また、メダル受部16の内部には、仕切部材104が左右方向に移動自在に設けられている。仕切部材104は、上面が開放されていると共に、底面壁および側面壁がメダル受部16の内面壁に摺動自在に当接するように形成されている。さらに、仕切部材104は、灰皿設置部102側の一端に仕切壁104aを有している。仕切壁104aは、端部メダル受部16の内部を左右方向に仕切る機能を有している。一方、仕切部材104の他方端は、メダル受部16内のメダル200を仕切部材104内に流入させるように開放状態にされている。
上記のように構成にされたメダル受部16は、灰皿設置部102が灰皿設置部102と灰皿退避部103とに設置場所が切り替え可能にされると共に、仕切部材104がメダル受部16内を左右方向に移動自在にされることによって、灰皿受け機能およびメダル受け機能を備えた第1態様(図3参照)と、小物入れ機能およびメダル受け機能を備えた第2態様(図4参照)と、メダル受け機能を備えた第3態様(図5参照)と、灰皿受け機能、小物入れ機能およびメダル受け機能を備えた第4態様(図6参照)とを含む各種の機能を切り替え可能に備えている。これにより、メダル受部16は、各種の収容形態に容易に変更することができるため、遊技者の好みの収容形態に柔軟に対応することが可能になっている。
(遊技機1の電気的構成:主制御回路71)
上記の遊技機1は、図7に示すように、主基板に設けられた遊技実行手段としての主制御回路71と、副基板に設けられた副制御回路72とで動作が制御されている。主制御回路71は、回路基板上に配置されたマイクロコンピュータ30を主たる構成要素とし、これに乱数サンプリングのための回路を加えて構成されている。マイクロコンピュータ30は、予め設定されたプログラムに従って制御動作を行うCPU31と、主基板側記憶手段であるROM32及びRAM33を有している。
上記のCPU31には、基準クロックパルスを発生するクロックパルス発生回路34及び分周器35と、サンプリングされる乱数を発生する乱数発生器36及びサンプリング回路37とが接続されている。乱数発生器36は、一定の数値範囲に属する乱数を発生する。サンプリング回路37は、スタートレバー6が操作された後の適宜のタイミングで1個の乱数をサンプリングする。そして、CPU31は、これらの乱数発生器36及びサンプリング回路37でサンプリングされた乱数及びROM32内に格納されている確率抽籤テーブルに基づいて、内部当籤役を決定するようになっている。
尚、乱数サンプリングのための手段として、マイクロコンピュータ30内で、即ち、CPU31の動作プログラム上で乱数サンプリングを実行するように構成してもよい。その場合、乱数発生器36及びサンプリング回路37は省略可能であり、或いは、乱数サンプリング動作のバックアップ用として残しておくことも可能である。
上記のマイクロコンピュータ30からの制御信号により動作が制御される主要なアクチュエータとしては、各種ランプ(1−BETランプ9a、2−BETランプ9b、最大BETランプ9c、メダル投入ランプ18、遊技開始表示ランプ19、リプレイランプ20)と、表示部17と、メダルを収納し、ホッパー駆動回路41の命令により所定枚数のメダルを払出す上述のホッパー(払出しのための駆動部を含む)40と、リール3L・3C・3Rを回転駆動するステッピングモータ49L・49C・49Rとがある。
さらに、ステッピングモータ49L・49C・49Rを駆動制御するモータ駆動回路39、ホッパー40を駆動制御するホッパー駆動回路41、各種ランプを駆動制御するランプ駆動回路45、及び表示部17を駆動制御する表示部駆動回路48がI/Oポート38を介してCPU31の出力部に接続されている。これらの駆動回路は、それぞれCPU31から出力される駆動指令等の制御信号を受けて、各アクチュエータの動作を制御する。
また、主制御回路71は、制御指令を発生するために必要な入力信号を発生する入力信号発生手段に接続されている。主な入力信号発生手段としては、スタートスイッチ6S、1−BETスイッチ11S、最大BETスイッチ12S、C/Pスイッチ14S、リール停止信号回路46、リール位置検出回路47、払出完了信号回路44がある。これらもI/Oポート38を介してCPU31に接続されている。
スタートスイッチ6Sは、スタートレバー6の操作を検出する。リール停止信号回路46は、各停止ボタン7L・7C・7Rの操作に応じて停止信号を発生する。リール位置検出回路47は、リール回転センサからのパルス信号を受けて各リール3L・3C・3Rの位置を検出するための信号をCPU31へ供給する。払出完了信号回路44は、メダル検出部40Sの計数値(ホッパー40から払出されたメダルの枚数)が指定された枚数データに達した時、メダル払出完了を検知するための信号を発生する。
また、主制御回路71のRAM33には、種々の情報が一時的に格納される。例えば、実行中の遊技状態や、投入されたメダルの枚数等、累積ポイント数が格納される。ここで、累積ポイント数は、遊技を遊技者とって有利に進めることを可能にするポイントの合計数であり、ボーナス遊技状態における単位遊技でスイカに入賞したときに発生する1ポイントの合計数である。例えば、累積ポイント数は、RT遊技の回数が累積ポイント数に対応した回数分増加させることを可能にする。
一方、主制御回路71のROM32には、スタートレバー6を操作(スタート操作)する毎に行われる乱数サンプリングの判定に用いられる確率抽籤テーブル、停止ボタンの操作に応じてリールの停止態様を決定するための停止テーブル群等の各種のデータテーブルや、副制御回路72へ送信するための各種制御指令(コマンド)等が格納されている。
(遊技機1の電気的構成:副制御回路72)
上記の主制御回路71は、副制御回路72にコマンドや情報等を一方向に出力可能に接続されている。副制御回路72は、図8に示すように、主制御回路71からの制御指令(コマンド)に基づいて液晶表示装置5の表示制御及びスピーカ21L・21Rからの音の出力制御等を行なう。この副制御回路72は、主制御回路71を構成する主基板とは別の副基板上に構成され、マイクロコンピュータ(以下『サブマイクロコンピュータ』という)73を主たる構成要素とし、液晶表示装置5の表示制御手段としての画像制御回路81、スピーカ21L・21Rにより出音される音を制御する音源IC78、及び増幅器としてのパワーアンプ79、LEDランプ29を駆動するLED駆動回路77を備えている。
サブマイクロコンピュータ73は、主制御回路71から送信された制御指令に従って制御動作を行なうサブCPU74と、副基板側記憶手段としてのプログラムROM75と、ワークRAM76とを含む。尚、副制御回路72は、クロックパルス発生回路、分周器、乱数発生器及びサンプリング回路を備えていないが、サブCPU74の動作プログラム上で乱数サンプリングを実行するように構成されている。この乱数サンプリングにより、CS、NS等を発生させるかどうかが決定される。プログラムROM75は、サブCPU74で実行するコマンド処理ルーチン等の制御プログラムを格納している。
画像制御回路81は、画像制御IC82、画像制御ワークRAM83、画像ROM86、及びビデオRAM87で構成される。画像制御IC82は、サブマイクロコンピュータ73で設定されたパラメータに基づき、画像制御プログラムに従って液晶表示装置5での表示内容を決定する。画像制御ワークRAM83は、画像制御プログラムを画像制御IC82で実行するときの一時記憶手段(バッファ)として構成される。画像ROM86は、画像を形成するためのドットデータを格納する。ビデオRAM87は、画像制御IC82で画像を形成するときの一時記憶手段として構成される。
また、プログラムROM75には、ミニゲームルーチンや演出ルーチン等の各種のプログラムが格納されている。ミニゲームルーチンは、ボーナス遊技状態におい例えば、てペナルティーキック合戦の映像をミニゲーム画面として中央液晶パネル5Bに表示する一方、ボーナス遊技状態以外の一般遊技状態等においてリール3L・3R・3Cを模擬したリール映像をリール画面として中央液晶パネル5Bに表示するようになっている。
さらに、プログラムROM75や画像ROM86には、ミニゲーム等において用いられるキャラクタ図柄や演出図柄等のデータが格納されている。尚、これらの図柄データは、プログラムROM75及び画像ROM86の何れかに格納されていれば良い。
ここで、『ミニゲーム』は、遊技機1本来のリール3L・3R・3Cを用いたスロットゲーム(主ゲーム)とは異なる副ゲームのことであり、スロットゲームと並行して実行されたり、スロットゲームの停止期間中の一時期に実行される。例えば、本実施形態においては、ボーナス遊技状態におけるスロットゲームの実行中に実行されるペナルティーキック合戦のゲームがミニゲームである。
尚、ペナルティーキック合戦においては、自動で連続的にペナルティーキックが行われてもよいし、遊技者がボールをキックする方向や強さを操作可能にされてもよい。即ち、操作ボタンの一種として、ボール速度とボール方向とを決定するためのボタンを備える。そして、遊技者がボール方向を決定した後、低速から高速の範囲を上下動するバー表示に合わせて操作ボタンを操作することによって、ゴールへ向かうボール速度を決定してもよい。この場合は、遊技者にミニゲームに参加するという興趣を与えることができる。
(遊技状態)
以上のように構成された遊技機1は、『一般遊技状態』、『RB遊技状態』、『BB遊技状態』及びRT遊技状態である『リプレイタイム遊技状態』からなる4種類の遊技状態を出現させる。これら「4種類」の各遊技状態は、基本的に、内部当籤する可能性のある役の種類、再遊技に内部当籤する確率及び入賞成立を実現することが可能なボーナスの種別、内部当籤と入賞成立との関係により区別される。
『一般遊技状態』は、基本的に、所謂「出球率」(遊技に賭けられた単位遊技価値に対して遊技者に付与される遊技価値)の期待値が「1」よりも小さい遊技状態であり、他の遊技状態と比べて遊技者にとって最も不利な遊技状態である。
『BB遊技状態』は、『一般遊技状態』や『リプレイタイム遊技状態』において、BBに内部当籤し、BBに入賞した場合に発生する。BBの入賞は、『一般遊技状態』において「赤7−赤7−赤7」又は「青7−青7−青7」が有効ラインに沿って並ぶことにより成立する。『BB遊技状態』は、所定枚数のメダルの払い出しが完了すれば終了する。
『RB遊技状態』は、『一般遊技状態』よりも出玉率の期待値が高く、他の遊技状態と比べて遊技者にとって最も有利な遊技状態である。『RB遊技状態』は、『一般遊技状態』や『リプレイタイム遊技状態』又は『BB遊技状態』においてRB(レギュラーボーナス)に入賞した場合に発生する。RBの入賞は、一般遊技状態又はBB遊技状態において「赤7−赤7−青7」が有効ラインに沿って並ぶことにより成立する。なお、各遊技状態間の移行は、ボーナス図柄の組み合せが入賞ライン上に表示されたとき等により移行する。
『リプレイタイム遊技状態』は、『BB遊技状態』又は『RB遊技状態』の後に発生する遊技状態である。『リプレイタイム遊技状態』は、メダルを投入しなくても次ゲームが行える再遊技に入賞する確率が『一般遊技状態』よりも高くなっている。即ち、『リプレイタイム遊技状態』では、『一般遊技状態』よりもメダルを減らすことなく遊技が行える可能性が高くなっているため、少しずつメダルを増やしていくことが可能となる。また、『リプレイタイム遊技状態』は、「チェリーの小役」に入賞すると終了し、『一般遊技状態』に移行する。
(図柄組み合せと払い出し枚数)
次に、遊技状態と入賞成立を示す図柄組み合せとメダルの払い出し枚数との関係について説明する。一般遊技状態においては、『BB』と、『RB』と『再遊技(リプレイ)』と『スイカの小役』と『ベルの小役』と『チェリーの小役』と『プラムの小役』とに入賞する可能性がある。『BB』は、「赤7−赤7−赤7」、又は、「青7−青7−青7」が有効ラインに沿って並ぶことにより成立する。『RB』は、「赤7−赤7−青7」が有効ラインに沿って並ぶことにより成立する。これらのメダルの払い出し枚数は「0枚」である。また、『再遊技(リプレイ)』は、「Replay−Replay−Replay」が並ぶことにより成立する。再遊技の入賞が成立すると、投入したメダルの枚数と同数のメダルが自動投入されるので、遊技者はメダルを消費することなく次回のゲームを行うことができる。また、スイカ、ベル、チェリー、プラムの小役の場合、それぞれ6枚、10枚、6枚、6枚のメダルが払い出される。
BB遊技状態では、『RB』と『スイカの小役』と『ベルの小役』と『チェリーの小役』と『プラムの小役』とに入賞する可能性がある。また、RB遊技状態においては、『再遊技』、『スイカ』、『ベル』、『チェリー』、『プラム』の小役に入賞する可能性がある。スイカ、ベル、チェリー、プラムの小役の場合、それぞれ6枚、10枚、6枚、6枚のメダルが払い出される。
(遊技機1の動作)
上記の構成において、遊技機1の動作について説明する。
先ず、電源が投入されると、遊技機1は、主制御回路71において図9のメインルーチン等のプログラムをCPU31が実行することにより遊技を行うと共に、副制御回路72においてミニゲームルーチンや図示しないリセットルーチン等のプログラムをサブCPU74がそれぞれ独立して実行することにより液晶表示装置5の演出画像の表示等を実施可能な状態になる。
(ゲーム動作)
具体的には、主制御回路71においてメインルーチン等が実行されると、図9に示すように、ゲーム開始時の初期化が行われた後(S1)、ゲーム終了時のRAM33の所定の記憶内容が消去される(S2)。
次に、投入メダルセンサ22SやBETボタン11・12からの入力があるまで待機状態となる。そして、入力があると、メダル投入信号が副制御回路72に送信される(S3)。この後、スタートレバー6の操作によりスタートスイッチ6Sがオンされたか否かが判定される(S4)。スタートスイッチ6Sがオンされなければ(S4,NO)、S4が再実行され、スタートレバー6が操作されるまで待機される。一方、スタートスイッチ6Sがオンされると(S4,YES)、リール回転処理に実行が移行され(S5)、続いて抽籤用の乱数が抽出される(S6)。そして、遊技状態監視処理が実行されることによって、今回のゲームにおけるBB遊技状態・RB遊技状態等のボーナス遊技状態、一般遊技状態及びリプレイタイム(RT)遊技状態等の遊技状態が確認及びセットされる(S7)。即ち、今回のゲームの遊技状態がBB遊技状態・RB遊技状態等のボーナス遊技状態、一般遊技状態及びリプレイタイム(RT)遊技状態の何れかにセットされる。
今回のゲームの遊技状態が確認されると(S7)、図示しない確率抽籤テーブルに基づく確率抽籤処理において遊技状態に対応した内部当籤役が抽籤され(S8)、選択された内部当籤役の情報が副制御回路72に格納される。尚、本実施形態においては、小役、ボーナスの同時抽籤が可能であり、RT遊技状態においては、リプレイ役の当籤確率が増大した値に設定される。
内部当籤役が決定されると、停止テーブル群選択処理が実行される(S9)。そして、リール回転停止処理が実行され、何れかの停止ボタン7L・7C・7Rが操作されたタイミングで滑りコマ数が決定された後、滑りコマ数分、リールが回転されてから停止される(S10)。
この後、入賞判定(入賞検索)によりリール3L・3C・3Rの図柄の停止態様に基づいて入賞役(入賞が成立した役)が識別される(S11)。尚、本実施形態においては、ボーナスフラグの繰り越しはあるが、小役フラグの繰り越し及びボーナスフラグのストックは無いものとする。
そして、遊技状態に応じてメダルのクレジット又は払出しが行われる(S12)。尚、ボーナス入賞時に払い出しは無く、小役入賞時だけ払い出しが行われる。
次に、現在の遊技状態がBB遊技状態又はRB遊技状態等のボーナス遊技状態であるか否かが判定される(S13)。遊技状態がBB遊技状態又はRB遊技状態等のボーナス遊技状態でない場合には(S13,NO)、『赤7-赤7-赤7』、『青7-青7-青7』等のボーナスに入賞したか否かが判定される(S14)。ボーナスに入賞していれば(S14,YES)、ボーナス開始信号が副制御回路72に出力され(S15)、S2が再実行される。なお、再実行された場合、次ゲーム時の遊技状態監視処理の実行時においてボーナス遊技状態にセットされることになる(S7参照)。
一方、ボーナスに入賞していなければ(S14,NO)、RT回数が『0』になる又はチェリーに入賞する等してRTが終了したか否かが判定される(S16)。RTが終了していなければ(S16,NO)、RAM33に記憶されているRT回数が減算されてS2が再実行される。一方、RTが終了していれば(S16,YES)、RT終了信号が副制御回路72に出力され(S17)、S2が再実行される。なお、再実行された場合、次ゲーム時の遊技状態監視処理の実行時において一般遊技状態にセットされることになる(S7参照)。
一方、S13において、遊技状態がBB遊技状態又はRB遊技状態等のボーナス遊技状態であると判定された場合には(S13,YES)、ボーナスの『払出枚数のチェック処理』が行われる(S18)。尚、ボーナスの『払出枚数のチェック処理』で所定の払出枚数に達するとボーナス遊技状態は終了となる。
この後、ボーナスの終了時であるか否かが判定され(S19)、ボーナスの終了時でないと判定された場合には(S19,NO)、S2が再実行される。一方、ボーナスの終了時であると判定された場合には(S19,YES)、RTが開始されたか否かが判定される(S20)。RTが開始されていない場合は(S20,NO)、ボーナス終了信号が副制御回路72に出力され(S22)、S2が再実行される。なお、再実行された場合、次ゲーム時の遊技状態監視処理の実行時において一般遊技状態にセットされることになる(S7参照)。一方、RTが開始された場合は(S20,YES)、RT開始信号が副制御回路72に出力され(S21)、S2が再実行される。尚、ボーナスの種類に応じて所定のRT回数が設定されることになる。また、S2が再実行された場合、次ゲーム時の遊技状態監視処理の実行時においてRT遊技状態にセットされることになる。
また、遊技機1は、ボーナス遊技状態の下で単位遊技が実行されるごとに、ペナルティーキック合戦等のミニゲームを実施する。これにより、ボーナス遊技に加えてミニゲームを遊技者に楽しませることが可能になると共に、遊技者自身を演出に積極的に参加させることができる。
(収容形態の変更動作)
以上のようにしてゲームが実行されている最中や開始時等において、喫煙をしながらの遊技を希望したり、携帯電話や財布、手帳、ペン等の小物を目の前の手の届く範囲に置きながらの遊技を希望する場合には、メダル受部16の収容形態が遊技者の好みに対応するように変更される。
具体的には、図3に示すように、喫煙を希望する場合には、灰皿101が灰皿設置部102に位置されると共に、仕切部材104が灰皿101に当接されることによって、メダル受部16に灰皿101が備わった第1態様の構成に設定される。これにより、遊技者は、タバコ201を灰皿101に載置しながら遊技を継続することが可能になる。
また、図4に示すように、携帯電話202等の小物を載置したい場合には、図3の第1態様の状態から灰皿101が後方に押圧されて灰皿退避部103内に収容される。この結果、灰皿101の前面壁がメダル受部16の背面壁の一部になると共に、仕切部材104の仕切壁104aとメダル受部16の内壁面とで四方を囲まれた空間部が形成されることによって、灰皿設置部102が収納部105として設定されることになる。即ち、メダル受部16は、小物入れ機能およびメダル受け機能を備えた第2態様に設定される。
これにより、遊技者は、携帯電話202等の小物を収納部105に載置しながら遊技を継続することが可能になる。また、仕切部材104が左右方向に移動されることによって、収納部105の幅方向のサイズを小物のサイズに最適な大きさに設定し、収納部105によるメダル200の収容能力の低下を最小限に抑制することも可能になっている。
また、図5に示すように、携帯電話202等の小物や喫煙を希望しない場合には、図4の第2態様の状態から、仕切部材104が左方向に移動され、仕切壁104aがメダル受部16の左側内壁面に当接されせることによって、メダル受け機能だけを備えた第3態様に設定される。この場合には、メダル受部16におけるメダル200の収容する容積を最大量にまで拡大することができる。
また、図6に示すように、喫煙を希望すると共に、携帯電話202等の小物の載置を希望する場合には、図3の第1態様の状態から、仕切部材104が右方向に移動される。そして、仕切部材104の仕切壁104aと灰皿101の壁面とメダル受部16の内壁面とで四方を囲まれた空間部が形成されることによって、灰皿101と仕切部材104との間に収納部105が形成される。この結果、メダル受部16は、灰皿機能と小物入れ機能とメダル受け機能とを備えた第4態様に設定される。
これにより、遊技者は、灰皿101にタバコ201を載置すると共に、携帯電話202等の小物を収納部105に載置しながら遊技を継続することが可能になる。また、第2態様の場合と同様に、仕切部材104が左右方向に移動されることによって、収納部105の幅方向のサイズを小物のサイズに最適な大きさに設定し、収納部105によるメダル200の収容能力の低下を最小限に抑制することも可能になっている。
(本実施形態の概要)
以上のように、本実施の形態においては、図1に示すように、筐体(キャビネット2)と、前記筐体の前面側の外部に突出状態に設けられていると共に上面が開放され、前記筐体内から排出された遊技媒体(メダル200)を収容する収容枠体(メダル受部16)と、前記収容枠体の内部に設定された灰皿設置部102と前記収容枠体の外部に設定された灰皿退避部103との間(水平方向でも上下方向でもよい)を移動可能に設けられた灰皿101と、前記収容枠体の内部を左右方向に仕切る仕切壁104aを有し、灰皿設置部102に対して前記収容枠体内を移動自在に設けられた仕切部材104とを有した構成にされている。
上記の構成によれば、灰皿101を灰皿設置部102に位置させると、収容枠体に灰皿101が備わった構成となる。また、灰皿101を灰皿退避部103に移動させると、灰皿101が存在しない灰皿設置部102が仕切壁104aと収容枠体の壁面とで囲まれた空間部となる。従って、この場合には、収容枠体に小物等を入れることが可能な収納部105(空間部)が備わった構成となる。さらに、灰皿101を灰皿退避部103に移動させた後、灰皿101が存在しない灰皿設置部102に仕切部材104を移動させると、収容枠体におけるメダル200を収容する容積を拡大することができる。従って、この場合には、大量のメダル200を収容可能な収容枠体の構成とすることができる。さらに、灰皿設置部102の灰皿101から仕切部材104を引き離した場合には、灰皿101の壁面と仕切壁104aとで収納部105を形成することができる。この場合には、収容枠体に収納部105と灰皿101とを備えた構成にすることができる。これにより、収容枠体の構成を各種の収容形態に容易に変更して実現することができるため、遊技者の好みの収容形態に柔軟に対応することが可能になる。
また、実施形態における灰皿退避部103は、前記筐体の内部に配置された構成にされている。この構成によれば、灰皿101を灰皿退避部103に移動させたときに、灰皿101が筐体内部に収容された状態になるため、灰皿101が遊技の邪魔になるという事態を回避することができる。
尚、本実施形態においては、灰皿101がキャビネット2の内部に設定された灰皿退避部103内に収容される構成について説明したが、これに限定されるものではない。即ち、遊技機1は、図10(a)〜(c)に示すように、キャビネット2の下方に灰皿退避部103が配置された構成にされていてもよい。この場合には、キャビネット2内に灰皿退避部103用のスペースを確保する必要がないため、キャビネット2内に搭載される部品の配置の自由度を拡大することが可能になる。
具体的には、メダル受部16は、灰皿設置部102の底面が開口されており、灰皿設置部102と灰皿退避部103とが上下方向に隣接されている。灰皿101は、係止機構により上下方向に移動可能に固定されている。即ち、係止機構は、バネ部材により外方向に付勢されたピン部材と、ピン部材の先端部を嵌合させる嵌合穴とを有している。これらのピン部材および嵌合穴は、メダル受部16の壁面および灰皿101にそれぞれ設けられている。これにより、灰皿101は、所定以上の力で押し下げられたり押し上げられたりするまで、ピン部材と嵌合穴との嵌合状態が維持される一方、所定以上の力で押されたときに嵌合状態が解除されて下降および上昇するようになっている。
上記の係止機構は、上部位置および下部位置にそれぞれ設けられている。上部位置の係止機能は、灰皿設置部102に灰皿101が位置したときに係止するように設定されている。一方、下部位置の係止機構は、灰皿退避部103に灰皿101が位置したときに係止するように設定されている。これにより、灰皿101を上下方向に移動させると共に、仕切部材104を左右方向に移動させることによって、各種の収容形態に切り替えることが可能になっている。
(本実施形態の変形例)
以上、本発明を好適な実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、遊技機は、以下の構成を上述の実施の形態における構成に加えて、或いは重複、置き換えて備えていてもよい。
また、遊技機は、所定の遊技結果が表示された場合に遊技者に遊技価値を付与する遊技価値付与手段と、遊技開始指令信号に基づいて所定の役を内部当籤役として決定する内部当籤役決定手段と、内部当籤役に基づいて変動表示手段に入賞態様を表示させる停止制御手段と、演出表示手段に遊技に関連した演出態様を表示させる演出表示制御手段と、遊技結果表示手段に特定の遊技結果が表示される以前に、特定の遊技結果が表示される可能性があることを予告表示手段に予告態様を表示させる予告表示制御手段と、遊技結果表示手段に特定の遊技結果が表示される以前に、特定の遊技結果が表示されることを告知表示手段に告知態様を表示させる予告表示制御手段と、遊技結果表示手段の表示制御を行なう表示制御手段と、遊技結果表示手段又は変動表示手段の一部又は全部の可変表示を停止させる停止指令信号を出力する遊技者による操作が可能な位置に設けられた表示停止指令手段と、所定の単位遊技で内部当籤役決定手段が内部当籤役として決定した特定の役を次回の単位遊技にも内部当籤役として持ち越す内部当籤役持越手段と、内部当籤役決定手段が内部当籤役として決定した特定の役を蓄積して記憶する特定役蓄積手段と、特定役蓄積手段が蓄積して記憶している特定の役を内部当籤役とする蓄積特定役当籤手段とを少なくとも1つ以上備えていてもよい。
ここで、上記の『遊技結果表示手段』は、まとめると変動表示手段、演出表示手段、告知表示手段等を含んで構成されている。それらが、別体の表示装置であってもよいし、単一の表示装置に設けられた所定の表示部(スプライト、深度の異なる3Dオブジェクト)でもよい。また、重なって表示されてもよい。さらには、1又は複数の音、1又は複数の光、1又は複数の色、1又は複数の画像、1又は複数の臭い等、1又は複数の感触(振動、圧力)のうちの何れかの、複数又は全部により遊技者に報知を行うようになっていてもよい。
『遊技価値付与手段』は、遊技価値(コイン)を付与(払出)するプログラム等、有利状態発生手段を含み、賞媒体の払出、磁気カードへの記録、ゲームの得点加算も含む。
『表示制御手段』は、まとめると停止制御手段、演出表示制御手段、告知表示制御手段等を含んで構成されている。単一の基板に設けられていても、別体の複数の基板に設けられてもよいし、停止制御手段は内部当籤役決定手段と同一の基板に設けられてもよい。(別体でもよい。)さらには、演出表示制御手段及び告知表示制御手段は、内部当籤役決定手段と別体の基板に設けられてもよい。(別体でもよい。)
『変動表示手段』は、静止画像・動画像等を表示するものであり、リールやディスクによる移動表示、複数種類の図柄を可変表示または停止表示する1又は複数の図柄表示部から構成されている。例えばパチスロ機やビデオスロットの図柄、パチンコの特図、音図、判定図柄等を表示する。また、遊技結果として、特定の入賞態様を表示すれば何でもよい。
『表示停止指令手段』は、演出表示手段、変動表示手段、告知表示手段等のうちの1つ、複数、全ての可変表示を停止させる信号を出力してもよいし、1つ又は複数の表示部に対応して1つ設けられていてもよい(表示部は、図柄表示部等)。或いは、1つの表示部に対応して複数設けられていてもよい(表示部は、図柄表示部等)。
『有利状態発生手段』は、複数の遊技単位の間、継続して遊技者に有利な状態が続くものであれば何でもよい。例えば発生判定、継続判定、途中終了判定、発生、継続、終了等を行うプログラム等である。また、『内部当籤役決定手段』は、内部当籤役抽籤手段、内部当籤役持越手段、特定役蓄積手段、蓄積特定役当籤手段等から構成されている。
尚、本実施の形態において、『遊技機』は、パチンコ、パチスロ機、ビデオスロット等を含む。『遊技結果』は、入賞態様、外れ態様、演出態様、告知態様等を含む。『特定の入賞態様』は、特定の図柄の表示(『3』、『7』等)や特定の図柄の組合せの表示(『777』『776』等)、複数の図柄のうちに特定の図柄が含まれている(単チェリー、2連チェリー等)等を含む。
『外れ態様』は、変動表示手段に表示される入賞態様以外の態様、演出態様、告知態様等を含む。『所定の遊技結果』は、入賞態様等を含む。『演出態様』は、客待ち中、遊技中、遊技間、入賞(前、中、後)、有利状態(前、中、後)等を盛り上げる態様、または、それらの遊技情報(遊技案内)の報知態様、その他の態様等を含み、『大当り』、『ボーナス』、『外れ』、有利状態の継続数等の文字も含む。
『予告態様』は、所定の内部当籤役または特定の内部当籤役が決定されている可能性があることを遊技者に対して予告する態様や外れを予告する態様、また、その演出態様を含む。『外れ?』、『ベル?』、『大当り当籤?』、『ボーナス当籤?』、『遊技手順ナビゲート機能当籤?』等の文字も含む。『告知態様』は、所定の内部当籤役または特定の内部当籤役が決定されていることを遊技者に対して告知する態様や、所定の内部当籤役または特定の内部当籤役が決定されていないことを遊技者に対して告知する態様、また、その演出態様を含む。『大当り確定』、『ボーナス確定』、『外れ確定』、『ベル確定』、『遊技手順ナビゲート機能当籤?』等の文字も含む。
『態様』は、1又は複数の図柄(動/静止)画像、1又は複数のキャラクタ(動/静止)画像、1又は複数の背景(動/静止)画像、1又は複数の吹出し(動/静止)画像、1又は複数の文字、1図形、1又は複数の可動物の所定の動作等、1又は複数のランプの点灯、点滅等、1又は複数のスピーカの音等を含む。『遊技情報』は、遊技コンセプト(背景)、遊技のルール、操作説明、リーチ目、チャンス目、役・リプレイの説明、有利状態(BB,RB,SB等)の説明、有利状態(BB,RB等)、確率、所定時点(ボーナス、BB,RB、所定操作等)からの経過ゲーム数等を含む。
『遊技開始指令手段』は、スタートレバー、スピンボタン等のスイッチ、遊技媒体投入、図柄始動口(ゲート)等を含む。『表示停止指令手段』は、ボタン、レバー、プログラム(計時手段)等を含む。『図柄表示手段』は、CRT,LCD、プラズマディスプレイ、7セグメント表示器、ドットマトリックス、ランプ、LED、蛍光灯、EL、電子ペーパ、フレキシブルLED、フレキシブル液晶、液晶プロジェクタ、リール、ディスク、可動物等を含む。それらが複数設けられたもの、それらが組合せられたもの等を含む。
『内部当籤役』は、複数の役から内部当籤役決定手段により内部当籤役として決定された1または複数の役を含む。『入賞役』は、内部当籤役に対応する入賞態様が表示された役を含む。『遊技価値』は、賞媒体(コイン、メダル、遊技球)の払出し、遊技結果記憶媒体(磁気カード等への所定の書き込み、リプレイ、得点の加算、有利状態の発生等を含む。『遊技媒体(賞媒体)』は、コイン、メダル、遊技球、貨幣、紙幣、磁気カード等を含む。
また、パチスロ等における役は、次のうちの1または複数を適用してもよい。外れ、所定枚数の賞媒体を払出す小役、内部当籤役決定手段が小役を内部当籤役と決定する確率を1単位遊技(1ゲーム)の間だけ高確率とするシングルボーナス、内部当籤役決定手段が小役を内部当籤役と決定する確率を複数単位遊技の間だけ高確率とするレギュラーボーナス、内部当籤役決定手段がレギュラーボーナスを内部当籤役に決定する確率を複数単位遊技の間だけ高確率とするビッグボーナス、内部当籤役決定手段が決定した内部当籤役に関する情報を遊技者による表示停止指令手段の操作より以前に報知する内部当籤役ナビゲート機能。停止パターン選択手段が選択した停止パターンに関する情報を遊技者による表示停止指令手段の操作より以前に報知する押順ナビゲート機能。遊技者にとって有利となる遊技手順を報知する遊技手順ナビゲート機能。
例えば、上述の内部当籤役ナビゲート機能は、左リール、中リール、右リールに対応する左、中、右リール停止ボタンを停止操作する以前に報知されるリール停止パターン(例えば、最初に左リールを停止し、次に中リールを停止、最後に右リールを停止するパターン、同様に左リール停止→右リール停止→中リール停止のパターン、中リール停止→右リール停止→左リール停止のパターン、中リール停止→左リール停止→右リール停止のパターン、右リール停止→左リール停止→中リール停止のパターン、右リール停止→中リール停止→左リール停止のパターンの6種類等)にしたがって、左、中、右リール停止ボタンを停止操作することで変動表示手段に所定の入賞態様が得られるリール停止ナビゲート機能等を含む。リール停止ナビゲート機能は全てのリール(リール以外で図柄を可変表示する画像表示手段も含まれる)の停止順序をナビゲートしなくても、所定回目(例えば、最初、2番目、3番目等)に停止させるリールを遊技者に報知するようなナビゲート機能も含む。また、所定回目に停止させるリールに所定の図柄が表示されている状態でリールを停止させた場合に変動表示手段に所定の入賞態様が得られるものも含む。遊技者による表示停止指令手段からの停止指令信号の出力から最小移動(又は略最小変動)で図柄を停止させる機能や、遊技媒体の投入無しで1単位遊技の遊技を開始できるリプレイも含む。
また、1回の単位遊技は、例えば次のようなもののうち何れかを適用してもよい。遊技開始指令手段からの遊技開始指令信号の出力から遊技結果の表示まで。スタートレバーの操作から変動表示手段(所定の表示手段)に遊技結果が表示されるまで。スタートレバーの操作から所定の表示手段に特定の表示(例えば、特定の文字情報、特定のキャラクタ、特定の画像)が表示されるまで。ベットボタンが遊技者により操作されたこと、または遊技メダルが遊技者により投入されたこと、等により遊技開始指令信号を出力するように構成し、ベットボタンの操作または遊技メダルの投入から変動表示手段に遊技結果が表示されるまで。ベットボタンが遊技者により操作されたこと、または遊技メダルが遊技者により投入されたこと、等により遊技開始指令信号を出力するように構成し、ベットボタンの操作または遊技メダルの投入から所定の表示手段に特定の表示が表示されるまで。遊技開始指令信号を出力する図柄始動手段が遊技媒体(例えば遊技球)の入賞または通過を検出してから変動表示手段(所定の表示手段)に遊技結果が表示されるまで。遊技開始指令信号を出力する図柄始動手段が遊技媒体の入賞または通過を検出してから所定の表示手段に特定の表示(例えば、特定の文字情報、特定のキャラクタ、特定の画像)が表示されるまで。また、複数単位遊技は、連続的または間欠的な複数回の単位遊技を適用してもよい。
本実施形態においては、本発明をパチスロ遊技装置に適用した場合について説明したが、本発明を他の遊技機(例えば、パチンコ遊技装置、スロットマシン等)に適用することも可能である。
以上、本発明の実施例を説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではなく、具体的構成などは、適宜設計変更可能である。尚、発明の実施の形態に記載された、作用及び効果は、本発明から生じる最も好適な作用及び効果を列挙したに過ぎず、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
本実施の形態のパチスロ機の斜視図。 液晶表示装置の正面図。 メダル受部の第1態様の要部斜視図。 メダル受部の第2態様の要部斜視図。 メダル受部の第3態様の要部斜視図。 メダル受部の第4態様の要部斜視図。 主制御回路のブロック図。 副制御回路のブロック図。 メインルーチンのフローチャート。 メダル受部の変化状態を示す説明図。
符号の説明
1 遊技機
2 キャビネット
16 メダル受部
101 灰皿
102 灰皿設置部
103 灰皿退避部
104 仕切部材
104a 仕切壁
200 メダル

Claims (2)

  1. 筐体と、
    前記筐体の前面側の外部に突出状態に設けられていると共に上面が開放され、前記筐体内から排出された遊技媒体を収容する収容枠体と、
    前記収容枠体の内部に設定された灰皿設置部と前記収容枠体の外部に設定された灰皿退避部との間を移動可能に設けられた灰皿と、
    前記収容枠体の内部を左右方向に仕切る仕切壁を有し、前記灰皿設置部に対して前記収容枠体内を移動自在に設けられた仕切部材と
    を有することを特徴とする遊技機。
  2. 前記灰皿退避部は、前記筐体の内部に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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