JP2007267888A - 遊技機、および遊技媒体払出装置のロック機構 - Google Patents

遊技機、および遊技媒体払出装置のロック機構 Download PDF

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Abstract

【課題】遊技機等の筐体内に着脱自在に設置される遊技媒体払出装置(ホッパ装置)の振動等による位置ズレを防止すること、簡単な構造で遊技媒体払出装置を固定し且つ必要時に容易に遊技媒体払出装置を取出せること等。
【解決手段】スロットマシンは、筐体2と、筐体2の開口部に開閉自在に取付けられた前扉(前面部材)3と、筐体2内に着脱自在に設置されるホッパ装置22と、ホッパ装置22を前後方向dxに沿って移動可能に規制するガイドレール(規制部材)801と、筐体2内に前扉3の開閉変位に応じて、ホッパ装置22の前後方向に沿った変位を規制又は規制解除を行うロック機構8を有する。ロック機構8は、前後方向に沿って移動可能に形成された可動部材812と、可動部材812を開口部に向かって付勢する付勢部材814と、可動部材812の前後方向に沿った移動変位量に応じて横倒し又は起立するストッパ(可動型規制部材)813とを備える。
【選択図】図6

Description

本発明は、例えばスロットマシン等の遊技機や遊技媒体貸出機の内部に着脱自在に設置される遊技媒体払出装置(払出装置、ホッパ装置とも言う)のロック機構に関し、特に遊技媒体払出装置を内部に着脱自在に備える遊技機に関する。
一般的に、メダル等を遊技媒体としたスロットマシン等の遊技機の筐体内に、遊技媒体を遊技結果に応じて払出す遊技媒体払出装置(ホッパ装置)が設置されている。このホッパ装置は、メダル投入部から投入されたメダルをタンク部にて貯留(収容)し、遊技結果に応じて、例えば入賞の配当の際に払出口からメダル(遊技媒体)を排出する。
一般的に、このホッパ装置に遊技媒体を補充する際に、ガイドレール等を介してホッパ装置を手前に引き出すことができるスロットマシンが知られている。詳細には、このホッパ装置は、筐体内に配置されたガイドレールにより前後方向に沿って移動可能に形成され、左右方向には動きが規制されている。
しかし上記構造のホッパ装置では、遊技機の振動等により前後方向に沿ってズレが生じる場合がある。このズレが生じた場合、例えばメダル投入部から投入されたメダルの落下点が上記タンク部内の正規の落下位置ではなく、その正規の落下位置に対して前後方向にずれてしまい、ホッパ装置外にメダルが落下する虞がある。
また一般的な払出装置と遊技機は、ケーブルやコネクタ等を介して遊技機と電気的に接続可能に形成されており、上記払出装置が前後方向に振動すると、その振動によりコネクタに緩みが生じて、コネクタが外れてしまう虞がある。
例えば特許文献1には、上記ホッパ装置の前後方向への移動を規制するロック機構を備えた遊技機が開示されている。
特開2004−130148号公報
しかし、上記特許文献1に開示された遊技機では、操作者が、ロック機構の解除操作を行いながらホッパ装置を引き出すという煩雑な操作を行う必要があるという問題がある。つまりロック解除動作がホッパ装置の移動動作に妨げとなる。また操作者がロック機構の解除操作に不慣れな場合には、上記構成のロック機構のロック解除に比較的長時間を要する場合がある。
本発明は、上記問題に対処することを課題の一例とするものである。すなわち、遊技機や遊技媒体貸出機の筐体内に着脱自在に設置される遊技媒体払出装置(ホッパ装置)の位置ズレを防止すること、遊技媒体払出装置の位置ズレによる遊技媒体の取りこぼしや、ケーブルやコネクタ等の接続不良等の不具合を防止すること、簡単な構造で遊技媒体払出装置を固定し且つ必要時に容易に遊技媒体払出装置を取り出せること、等が本発明の目的である。
このような目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、開口部が形成された筐体と、前記筐体の開口部に開閉自在に取り付けられた前面部材と、前記筐体内に着脱自在に設置され、収容されている遊技媒体を遊技結果に応じて払い出す遊技媒体払出装置と、前記筐体内に備えられ、前記遊技媒体払出装置を前後方向に沿って移動可能に規制する規制部材とを有する遊技機であって、前記前面部材の開閉変位に応じて、前記筐体に対する前記遊技媒体払出装置の前記前後方向に沿った変位を規制又は規制解除を行うロック機構を前記筐体内に設けたことを特徴とする。
好適には、前記ロック機構は、前記前面部材の開閉変位に応じて前記前後方向に沿って移動可能に形成された可動部材と、前記可動部材を前記開口部に向かって付勢する付勢部材と、前記可動部材の前記前後方向に沿った移動変位量に応じて横倒し又は起立する可動型規制部材とを有することを特徴とする。
また、好適には、前記ロック機構は、前記前面部材が前記筐体の開口部に対して開状態のとき、前記可動部材が前記付勢部材により開口側に向かって変位して前記可動型規制部材が横倒し、前記前面部材が前記筐体の開口部に対して閉状態のとき、前記前面部材が前記可動部材を付勢方向と逆方向に向かって変位して前記可動型規制部材を起立させて、当該可動型規制部材により前記遊技媒体払出装置の前記前後方向に沿った変位を規制することを特徴とする。
また、好適には、前記ロック機構は、前記筐体内の底面部に形成された凹部に配置され、内部に前記可動部材、前記付勢部材、前記可動型規制部材を備える枠形状の取付部材を有し、前記可動部材の開口部側の一端部が前記取付部材から突出するように、前記付勢部材により付勢されていることを特徴とする。
また、好適には、前記可動型規制部材は、前記可動部材の摺動方向変位量に応じて回転し、回転軸が前記取付部材又は前記筐体に軸支された歯車を備え、前記可動部材は、前記可動型規制部材の前記歯車と噛合するラックが形成されていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、遊技機の内部に着脱自在に配置される遊技媒体払出装置のロック機構であって、前記遊技機は、開口部が形成された筐体と、前記筐体の開口部に開閉自在に取り付けられた前面部材と、前記筐体の内部に備えられ、前記遊技媒体払出装置を前記前後方向に沿って移動可能に規定する規制部材とを備え、前記ロック機構は、前記前後方向に沿って移動可能に形成された可動部材と、前記可動部材を前記開口部に向かって付勢する付勢部材と、前記可動部材の前記前後方向に沿った移動変位量に応じて横倒し又は起立する可動型規制部材とを有することを特徴とする。
上記構成とすることで、ロック機構が、前扉等の前面部材の開閉変位に応じて、筐体に対する遊技媒体払出装置の前後方向に沿った変位を規制又は規制解除を行うので、装置内に着脱可能に配置される遊技媒体払出装置(ホッパ装置)の振動などによる位置ズレを防止することができる。
また、上記ロック機構は、上記可動部材と、付勢部材と、可動型規制部材とを有し、前面部材が筐体の開口部に対して開状態のとき、可動部材が付勢部材により開口側に向かって変位して可動型規制部材が横倒し、前面部材が筐体の開口部に対して閉状態のとき、前面部材が可動部材を付勢方向と逆方向に向かって変位して可動型規制部材を起立させて、当該可動型規制部材により遊技媒体払出装置の変位を規制するので、簡単な構成により確実に遊技媒体払出装置の変位を規制することができる。
本発明に係る遊技媒体払出装置のロック機構によれば、前面部材(前扉)の開閉変位に連動して、遊技媒体払出装置(ホッパ装置)の前後方向に沿った変位を規制又は規制解除を行うロック機構を筐体内に設けたので、遊技媒体払出装置の振動などによる位置ズレを防止することができる。
また本発明に係るロック機構は、前面部材(前扉)が筐体の開口部に対して開状態のときにロックを解除するので、例えばロック解除動作がホッパ装置の移動動作に妨げとなる従来のロック機構と比べて、簡単な構成によりロック解除を行うことができ、簡単に遊技媒体払出装置を引き出すことができる。
また、上記遊技媒体払出装置のロック機構を設けたことにより、遊技媒体払出装置の位置ズレによる遊技媒体の取りこぼしや、ケーブルやコネクタ等の接続不良等の不具合を防止することができる。
また、上記遊技媒体払出装置にロック機構を設けたことにより、簡単な構造で遊技媒体払出装置を固定し且つ必要時に容易に遊技媒体払出装置を取り出せることができる。
以下、本発明に係る遊技媒体払出装置のロック機構の好適な一実施形態として、メダルを遊技媒体とするスロットマシン等の遊技機内に着脱自在に配置されるホッパ装置(遊技媒体払出装置)のロック機構を例に説明する。本発明はこの形態に限られるものではなく、例えば遊技媒体として遊技球等を採用してもよい。また遊技機としてパチンコ等を採用してもよい。また本発明を遊技媒体貸出機内に着脱自在に配置される払出装置のロック機構として適用してもよい。
図1は、本発明の一実施形態に係る遊技機を説明するための正面図である。図2は、図1に示した遊技機の内部構造を説明するための図である。図3は、図1,図2に示した前扉が筐体から開いた状態の遊技機の斜視図である。図4は図1に示した遊技機の機能ブロック図である。
以下、スロットマシン1の各構成要素について図面を参照しながら説明する。
[スロットマシン1]
本実施形態に係るスロットマシン1は、図1〜図3に示すように、遊技者に面する側にいわゆるフロントマスク(フロント部材)301が形成された前扉(前面部材)3が、略矩形状の箱体である筐体2の開口部2Aに対し、開閉機構、例えばヒンジ部2aにより開閉可能に取り付けられている。詳細には筐体2の左側又は右側の端部(本実施形態では第1図に向かって前面左側端部)にヒンジ部2aが形成されており、そのヒンジ部2aを基準に前扉3が開閉揺動自在に取り付けられている。前扉3の前面側は、上部パネル部4と下部パネル部5に概略区分され、これらは視覚的効果を高めてデザインされた、いわゆる化粧板として、硬化プラスチック等により一体的に形成されている。更に、下部パネル部5の下部には、入賞時に払い出されるメダルを貯留するための受け皿6aと灰皿6b等が一体的に形成された受皿ユニット6が設けられている。
また、上部パネル部4と下部パネル部5との間には、ゲーム操作を行うためのスイッチ類が配置されている操作卓7が形成されている。なお、上部パネル部4、下部パネル部5、受皿ユニット6、および操作卓7は、遊技者側に面し、これらによって「前面パネル部」が構成されている。
操作卓7の上方の上部パネル部4中央には、略長方形に大きく開口する開口部41が形成されている。その開口部41を塞ぐように、液晶パネルユニット11が前扉3の裏面側から取り付けられている。液晶パネルユニット11の前面部分は、フルカラーの画像を表示可能とする液晶表示パネル部13となっており、当該液晶表示パネル部13の中央に、略透明で略長方形の領域である非表示領域(表示窓)12が形成されている。すなわち、液晶表示パネル部13に、略透明であって映像を表示しない領域である非表示領域12を通して筐体2内に設けられているリールユニット100の3個のリール101a,101b,101cが目視され、更に非表示領域12の周辺にゲームの演出等の映像を表示可能な液晶表示領域10が形成されている。
上部パネル部4の周縁部分には、高輝度発光ダイオード等のランプ類を内蔵する演出用照明部43a,43b,43cが配置されている。また、スピーカを内蔵し、ゲームに係る効果音を発生させる演出用放音部44a,44bが上部パネル部4の左右にそれぞれ配置されている。更に、演出用放音部44a,44bの間には、液晶表示ユニット45が配置されている。なお、液晶表示ユニット45は、ゲームの演出に係る映像を主に表示する。
操作卓7の上面右側には、メダルを投入するための投入口を有するメダル投入部71が設けられている。また操作卓7の上面の左側には、押しボタンスイッチである2個のベットボタン72,73が設けられている。なお、ベットボタン72,73はスロットマシンの1ゲームに賭けるメダルの枚数を提示するためのボタンスイッチである。ゲームを開始する際に、ベットボタン72が1回押圧操作されることで、内部貯留されているメダルから1枚のメダルがゲームに対して賭けられ、そこから再度押圧操作されることで更にもう1枚のメダルが賭けられる(3枚まで)。
ベットボタン73は1回の押圧操作により3枚のメダルが賭けられる。特に、ベットボタン73は、最大枚数のメダルを当該ゲームに賭けることから「マックスベットボタン」と呼ばれている。
操作卓7の前面には、リール101a,101b,101cの回転開始を指示するためのスタートレバー74が設けられている。スタートレバー74は、先端に球形の操作ノブを有する上下左右方向に揺動可能な操作桿を備え、操作桿が傾倒操作されるとオン、操作桿から手が離されるとスプリングの付勢力によって、自動的に元の位置に戻ってオフ状態となるスイッチユニットで形成されている。
また、操作卓7の中央には、各リール101a,101b,101cの回転停止をそれぞれ指示するためのストップボタン75a,75b,75cが各リールの配列に対応して並設されている。
下部パネル部5には、スロットマシンのモデルタイプを遊技者へ認識させる等のために、登場キャラクターの絵などを表示するパネル51が設けられている。下部パネル部5の下側に配置された受皿ユニット6には、入賞時にメダルを排出する払出口61と、払い出されたメダルを貯める受け皿6aと、灰皿6bと、スピーカを内蔵し演出効果音を発生させる演出用放音部62a,62b等がそれぞれ配置されている。
次に図2,図3を参照して、スロットマシン1の内部構造を説明する。なお、図2,図3は、前扉3が筐体2の開口部2Aから開いた状態でのスロットマシン1の内部構造を表している。図2,図3において、筐体2内の上部には、スロットマシン1の全体動作を集中制御する制御回路(CPU:Central processing unit)を備え、硬質プラスチックのケースに収納された主制御基板20が取り付けられている。
筐体2内の中央には、リール101a,101b,101cを備えるリールユニット100が設けられている。リールユニット100は、前扉3が筐体2側に閉じ込められると液晶パネルユニット11に形成された非表示領域(表示窓)12に、リール101a,101b,101cが対向するように、筐体2内の所定の高さに固定されたフレーム21に位置決めされて取り付けられている。なお、各リール101a,101b,101cは、それぞれに内蔵されたステッピングモータによって回転駆動される。
また、リールユニット100の上部には、各リールを回転駆動するステッピングモータへ4相の駆動パルス信号を送出する回胴装置基板104が取付けられており、主制御基板20が回胴装置基板に回胴駆動(励磁)パルスデータを送出することで、各リール101a,101b,101cの回転と制御及び停止の制御を行っている。
リールユニット100の下方には、メダル投入部71から投入されたメダルを貯留し、入賞の配当の際に払出口22aからメダルを排出するホッパ装置(メダルホッパー)22と、ホッパ装置22から溢れたメダルを収容するための補助貯留部23と、スロットマシン1に内蔵される各機器へ電力を配電する主電源装置24が設けられている。更に、例えば筐体2の上部右側の内壁に、遊技媒体貸出機、および遊技場に設置されている「ホールコンピュータ」と呼ばれる管理用コンピュータと接続される外部集中端子基板25が取付けられている。
上記ホッパ装置22は、本発明に係る遊技媒体を払出す遊技媒体払出装置の一実施形態に相当する。本実施形態に係るホッパ装置22は、筐体2内に着脱自在に設置され、収容されている遊技媒体を遊技結果に応じて払い出す。また筐体2内の底部には、ホッパ装置22を固定するためのロック機構8が形成されている。このホッパ装置22、およびロック機構8の詳細については後述する。
前扉3の裏面側上部には、上述の演出用放音部44a,44bに対向してスピーカ31a,31bが取り付けられている。またスピーカ31a,31bの間に液晶表示ユニット45が取付けられ、液晶表示ユニット45の裏面側に、当該液晶表示ユニット45等を制御駆動するサブ制御基板30が取り付けれている。すなわちスロットマシン1全体の動作は、筐体2側に設けられている主制御基板20によって統括制御されており、サブ制御基板30は、液晶表示ユニット45による演出映像の表示制御、演出用照明部43a,43b,43c等を使った照明制御、及び演出用放音部44a,44b,62a,62bを使った演出効果音制御など、ゲームの演出に係る制御を主に行う。
サブ制御基板30の下方には、前面にリール101a,101b,101cを目視させるための透明な非表示領域12と、非表示領域12の周辺に形成された液晶表示領域10とを有する液晶パネルユニット11が着脱可能に取付けられている。また、液晶パネルユニット11の裏面側には、リール101a,101b,101cの外周面を照射して、図柄を明るく表示させるための冷陰極蛍光ランプ15aおよび冷陰極蛍光ランプ15aを駆動するインバータ15bを有するリール照明部15と、スタートレバー74及びストップボタン75a,75b,75c等の操作スイッチ類の出力信号を主制御基板20へ転送する中継基板として機能する中央表示基板18とを備え、これらがユニット化されて形成されている。
液晶パネルの11の下方には、メダル選別装置32が取付けられている。メダル選別装置32は、メダル投入部71に投入されたメダルの適否を判別し振り分ける装置である。又、メダル選別装置32は、メダルセンサ321を内蔵しており、ゲームの待機状態等において正規のメダルが投入され、メダルセンサがこのメダルを検出することによって、メダル投入の受け付けを示すメダル検出信号を主制御基板20へ送出する。
メダル選別装置32の下方には、メダル選別装置32によって振り分けられた正規のメダルを筐体2内に設けられているホッパ装置22へ案内するガイド部材33と、メダル選別装置32により排除されたメダル(または異物)を払出口61へ案内するガイド部材34が設けられている。また前扉3の裏面側下部には、ホッパ装置22の払出口22aから排出されたメダルを払出口61へ案内するガイド部材35が設けられている。更に、払出口61に隣接して、上述した演出用放音部62a,62bに対向するスピーカ36a,36b等が取付けられている。
次に、スロットマシン1及び貸出機を有する遊技システムの動作を、図4を参照しながら簡単に説明する。
図4に示すように、スロットマシン1の主制御基板20には、サブ制御基板30と、回胴装置基板104と、電源装置基板150と、中央表示基板18と、外部集中端子基板25とが配線ケーブルでそれぞれ接続されている。主制御基板20は、CPUのほかにROM(Read only memory)、RAM(Random access memory)などの半導体メモリからなる記憶部が備えられ、ここに予め記憶されている本発明に係る遊技機を制御するプログラムに基づいて、制御回路(CPU)が演算処理を実行することで、スロットマシン1全体の動作を統括的に制御している。
主制御基板20には、中央表示基板18を介してベットボタン72,73と、スタートレバー74と、ストップボタン75a,75b,75cと、操作スイッチ類、及びメダル選別装置32のメダルセンサ321等の検出スイッチ類が配線ケーブルで接続され、これらのスイッチ類からの出力信号が供給される。
主制御基板20のクレジット管理手段201は、ゲームが待機状態において、メダルセンサ321からのメダル検出信号を受信すると、「クレジット」と呼ばれる、内部に貯留するメダルの数を示す記憶データを、検出されたメダルの枚分だけ加算する。ベットボタン72,73が操作され、所定数のメダルがゲームに賭けられた場合、その枚数分が減算される。なお、クレジット管理手段201は、クレジットとして、内部貯留するメダルの数の上限を例えば50枚としており、これを超えるような数のメダルの投入があった場合、メダル選別装置32を制御して投入されたメダルを払出口61から返却させ、またクレジットの上限を超える入賞配当、貸し出し操作があった場合には、ホッパ装置22を駆動して、超過枚数分のメダルを、払出口61から排出させている。
また、主制御基板20の内部抽選手段202は、ゲームの開始状態でスタートレバー74の操作が検出されると、乱数発生装置202aを作動して乱数値を取得し、取得した乱数値を役抽選テーブル202bと照合して当該ゲームの入賞役を抽選する。すなわち、役抽選テーブル202bには、乱数発生装置202aが発生する乱数値(0〜65535)のそれぞれに対応して、入賞役の種類(特別役、子役、リプレイ等)またはハズレを示す図柄の組み合わせ情報および配当枚数等が記憶されており、主制御基板20の内部抽選手段202は、取得した乱数値に基づいて入賞役またはハズレが決定され内部抽選フラグ202cに抽選結果を記憶させる。
また、主制御基板20のリール回転制御手段203は、ゲームの開始状態でスタートレバー74の操作が検出されると、回胴装置基板104に回胴駆動パルスデータを送出し、各リール101a,101b,101cを一定の回転速度で回転させる制御を行う。また、主制御基板20のリール回転制御手段203は、ストップボタン75a,75b,75cの押圧操作に応じて、対応するリールの回転を停止させる制御を行う。
なお、リール回転制御手段203は、各リール101a,101b,101cに設けられている基準位置センサ103a,103b,103cの検出信号を入力し、各リールの基準となる回転位置を把握しながら、回胴装置基板104に所定の回胴駆動パルスデータを送出し、回胴装置基板104がこの回胴装置パルスデータに従って各ステッピングモータ102a,102b,102cを回転駆動することで、各リール101a,101b,101cの回転及び停止の動作を正確に行っている。
また、主制御基板20の入賞判定手段204は、停止した全てのリールが有効なライン上に表示する図柄の組み合わせを調べ、何れか一つの図柄の組み合わせが、内部抽選フラグ202cに記憶された当該ゲームにおける入賞役に対応する図柄の組み合わせと一致すれば、クレジット管理手段201と連携し、当該確定した入賞役による配当数分だけクレジットを加算させる。
また、主制御基板20のメダル払出制御手段205は、クレジット管理手段201と連携し、クレジットとして内部貯留可能な上限を超えるメダルの入賞配当等があった場合、電源装置基板150を介して、メダル払出手段であるホッパ装置22を制御して、クレジットの上限枚を超える枚数分のメダルを払い出させる。
また、主制御基板20の演出制御手段206は、ゲームの進行に応じて適宜の場面でサブ制御基板30へ制御信号を送出し、サブ制御基板30がこの制御信号に基づいて、演出用照明部43a,43b,43c、演出用放音部44a,44b,62a,62b、液晶表示ユニット45、及び液晶パネルユニット11の液晶表示領域10を制御駆動することで、遊技者の視覚や聴覚に働きかける演出を行っている。
次に、上記構成のスロットマシン1の動作を簡単に説明する。
上記構造のスロットマシン1は、先のゲームにおいて入賞し、メダルの払い出しが完了した時、または先のゲームにおいてハズレが確定しすると待機状態となる。この待機状態において、遊技者がメダル投入部71よりメダルを投入すると、そのメダルが当該ゲームに賭けられ、最大可能賭数を超えた投入メダルはクレジットに加算され、内部貯留される。
またメダルが賭けられておらず、かつクレジットにメダルが内部貯留されている状態で遊技者がベットボタン72を押圧操作することで、クレジットされたメダルの一部が当該ゲームに賭けられゲームが開始する。そして、遊技者がスタートレバー74を傾倒操作すると、全てのリール101a,101b,101cが一斉に回転し、これと同時に入賞役が内部的な処理で乱数抽選される。
次に、遊技者がストップボタン75a,75b,75cを任意の順番で押圧操作すると、それに従い順次対応するリールが停止し、全てのリール101a,101b、101cが停止した後、各リール表示された図柄の組み合わせとが一致しているか否かが確定し、その入賞役の種類に応じた枚数のメダルがクレジットに加算され配当される。入賞の配当によりクレジットの上限を超える場合には、その超過した枚数分のメダルがメダル払出口22aより受け皿6aへ払い出される。
このように、スロットマシン1の遊技者は、リール101a,101b,101cを回転、及び停止させる遊技操作を行って、非表示領域(表示窓)12に変動表示した図柄が揃わなければ、賭けたメダルを失うが、予め定められた組み合わせで、技量と運とによりメダルを増やすという興趣を伴った勝敗ゲームを楽しむことができる。
[ホッパ装置(遊技媒体払出装置)22のロック機構8]
次に、本発明の特徴的部分であるホッパ装置22のロック機構8について詳細に説明する。図5は、図2,図3に示したホッパ装置22およびロック機構8を説明するための斜視図であり、ホッパ装置22が脱着した状態を示す図である。図6は、図5に示したホッパ装置22が筐体2内の所定位置に収納された状態を説明するための斜視図である。
[ホッパ装置22]
ホッパ装置22は、上述したように、筐体2内に着脱自在に設置され、収容されている遊技媒体を遊技結果に応じて払い出す。このホッパ装置22は、図5,図6に示すように、タンク部22A、およびメダル払出ユニット22Bを有する。
タンク部22Aは、例えばメダル等の遊技媒体を収容し、収容した遊技媒体を下部に位置するメダル払出ユニット22Bに出力する。
メダル払出ユニット22Bは、タンク部22Aから出力されたメダルを計数して払い出す機構が形成されている。メダル払出ユニット22Bのこの機構は、例えばロータディスク22bが回転することによりメダルを計数して、メダル払出ユニット22Bの前面部に形成されたメダル払出口22aからメダルを払出す。またホッパ装置22の下部には、左右方向の両側に突出した凸形状の係合部221が形成されている。後述するように、この係合部221はガイドレール801に摺動可能に係合する。
本実施形態に係る筐体2には、取付ベース部材800、及びロック機構8が形成されている。ロック機構8は本発明に係るロック機構の一実施形態に相当する。
[取付ベース部材800]
取付ベース部材800は、図2,図5,図6に示すように、筐体2内の開口部の下部に配置されており、ガイドレール801、及び背面側ストッパ802を有する。ガイドレール801は本発明に係る規制部材の一実施形態に相当する。
ガイドレール801は、図2,図5,図6に示すように、筐体2内の底部に備えられ、詳細にはレールの長手方向が前後方向dxに沿って形成されている。詳細にはガイドレール801は、規定間隔で対向するように形成された2つのガイドレール801a,801bを有する。このガイドレール801には係合凹部801Aが形成されており、係合凹部801Aにホッパ装置22の係合部221が係合される。上記構成により、ガイドレール801は、ホッパ装置22を前後方向dxに沿って移動規制する。
背面側ストッパ802は、筐体2の開口部2Aの奥側に形成されており、詳細には取付ベース部材800の背面側の端部に凸形状に形成されている。また背面側ストッパ802は、ホッパ装置22がガイドレール801に沿って手前側から背面側に向かって移動したときに、ホッパ装置22に当接することで、ホッパ装置22の背面側への移動を規制する。
また本実施形態に係る取付ベース部材800は、中央部に凹状部800aが備えられており、この凹状部にロック機構8が形成されている。取付ベース部材800及びロック機構8は、上記形態に限られるものではなく、筐体2内の底部に直接形成された凹部にロック機構8を配置してもよい。またガイドレール801を独立して形成してもよい。
[ロック機構8]
ロック機構8は、図5,図6に示すように、前扉(前面部材)3の開閉変位に応じて、筐体2に対するホッパ装置22の前後方向dxに沿った変位を規制又は規制解除を行う。以下、ロック機構8の一実施形態を説明する。
図7は、図5,図6に示したロック機構8を説明するための分解図である。図8(a),(b)は、図5〜図7に示したロック機構8の動作を説明するための斜視図である。図8(a)は可動型規制部材(ホッパーストッパ)が横倒された状態を示す図であり、図8(b)は可動型規制部材が起立した状態を示す図である。
本実施形態に係るロック機構8は、図7,図8に示すように、取付部材811、可動部材812、可動型規制部材(ホッパーストッパ、単にストッパとも言う)813、付勢部材814を有する。取付部材811は本発明に係る取付部材の一実施形態に相当する。可動部材812は本発明に係る可動部材の一実施形態に相当する。ストッパ813は本発明に係る可動型規制部材の一実施形態に相当する。付勢部材814は本発明に係る付勢部材の一実施形態に相当する。
取付部材811は、略矩形状に形成されており、詳細には内部に中空部を備える枠形状に形成されている。この取付部材811は、筐体2内の底部に形成された凹部2cに配置されている。取付部材811の内部には、可動部材812,ストッパ813,付勢部材814が配置される。また本実施形態に係る取付部材811は、取付部材811の前面811aが、筐体2の前面2dと略同一平面に位置するように、筐体2に配置される。また取付部材811の前面811aには、開口孔部811bが形成されいる。
可動部材812は、略矩形状に形成されており、詳細には内部に中空部を備える枠状部812aを有する。この可動部材812は、取付部材811の内部に収容されるように形成されており、この取付部材811内部にて前後方向dxに沿って移動可能に形成されている。本実施形態では可動部材812は、下部に摺動面812dが形成されており、この摺動面812dが取付ベース部材800の上面部上で摺動するように形成されている。
また本実施形態に係る可動部材812は、開口部側の一端部に、開口部側に向かって突出した凸状部(押し出しボスとも言う)812bが形成されている。この可動部材812の凸状部812bは、取付部材811の開口孔部811bに嵌合して摺動可能に支持されている。また前扉3が閉じる際に、可動部材812の凸状部812bの先端が前扉3に当接するように形成されている。
また可動部材812の反対側端部には、背面側に向かって突出した凸状部812cが形成されている。この凸状部812cには、バネ等からなる付勢部材814が配置される。この付勢部材814は、可動部材812を開口部側に向かって付勢する。また付勢部材814は、前扉(前面部材)3が筐体2の開口部2Aに対して開状態のとき、可動部材812の開口部側の一端部(例えば凸状部812b)が取付部材811から突出するように付勢する。
また可動部材812の枠状部812aにおいて、凸状部812b,812cが形成されていない左右の両端部には、逆U字状に凹部812eが形成されており、その凹部812eにはラック812fが形成されている。このラック812fには、所定ピッチで複数の噛合歯が形成されている。
ストッパ(可動型規制部材)813は、可動部材812の前後方向dxに沿った移動変位量に応じて横倒し又は起立する。詳細には、ストッパ813は、起立片813a、及び歯車813bを有する。起立片813aの一端部には、左右方向dyに沿って回転軸813cが形成されている。この回転軸813cは、取付部材811又は筐体2により回転可能に軸支されている。また歯車813bは、回転軸813cを回転中心として、起立片813aの端部に起立片813aと一体的に形成されている。
上記構成のロック機構8は、図7,図8に示すように、可動部材812のラック812fに、ストッパ813の歯車813bが噛合するように、可動部材812の中空部にストッパ813を嵌合し、可動部材812の凸状部812cに付勢部材814が嵌合した状態で、ストッパ813の回転軸813cを取付部材811に取り付けることにより、組み立てることができる。
また上記構成の取付部材811の上面部と可動部材812の上面部とは、略同一面となるように形成されている。またロック機構8の上面は、取付ベース部材800のホッパ装置22に対する摺動面と、略同一面となるように配置されることが好ましい。またロック機構8の上面が、取付ベース部材800のホッパ装置22に対する摺動面より低く配置されてもよい。
図9〜図11は、本発明に係るホッパ装置22のロック機構8を採用したスロットマシン1の動作を説明するための図である。図9は前扉(前面部材)3が筐体2の開口部2Aに対して開状態のときの断面図である。図10は前扉(前面部材)3が筐体2の開口部2Aに対して前後方向dx方向に沿って開閉変位するときの断面図である。図11は前扉(前面部材)3が筐体2の開口部2Aに対して閉状態のときの断面図である。
図5〜図11を参照しながら、本実施形態に係るスロットマシン1の動作を、ロック機構8の動作を中心に説明する。
[ロック機構8の規制解除状態(第1の状態)]
先ず図5,図8(a)図9に示すように、前扉(前面部材)3が筐体2の開口部に対して開状態のとき、つまり前扉3が開いている状態では、ロック機構8は、可動部材812が付勢部材814により開口部側に向かって付勢されて、開口部側に変位している。この状態では可動部材812の前面側一端部に形成された凸状部(押し出しボス)812bが、取付部材811の開口孔部811bから、開口部側に向かって突出している。
また、この状態ではストッパ(可動型規制部材)813が開口部側に向かって横倒している。つまりロック機構8は規制解除状態であり、ホッパ装置22が筐体2に対して着脱可能な状態である。詳細にはホッパ装置22はガイドレール801により前後方向dxに沿って移動可能であり、ホッパ装置22を引き出してタンク部22Aにメダル(遊技媒体)を補充することができる。
次に前扉3を閉める際に、詳細には図10に示すように、前扉3を筐体2に対して前後方向dxに沿って背面側に向かって変位させたときに、前扉3が、可動部材812の凸状部812bの先端部に当接した状態で、可動部材812を背面側に向かって移動させる。
この際、可動部材812のラック812fに噛合し、取付部材811により回転軸813cが軸支された歯車813bが、可動部材812の前後方向dxに沿った移動変位量に応じて回転して、歯車813bに一体成形されたストッパ813の起立片813aが、背面側に向かって起き上がる。この際、上記構成のロック機構8は、図10に示すように、ホッパ装置22の背面方向への位置決めが中途半端な状態であっても、つまりホッパ装置22が規定された固定位置より、開口部側に向かって前後方向dxに沿ってずれた位置に配置された状態であっても、ストッパ813の起立片813aが、ホッパ装置22の前面部22Fを押圧して、ホッパ装置22を規定の固定位置にまで押し込むことができる。この際、ホッパ装置22は、ホッパ装置22の背面側が背面側ストッパ802に当接して、背面側への移動が規制される。
[ロック機構8の規制状態(第2の状態)]
更に前扉3を閉じる方向に変位させたとき、つまり図6、図8(b)、図11に示すように、前扉(前面部材)3が筐体2の開口部に対して閉状態となった場合には、前扉3が可動部材812の凸状部812bの先端部に当接した状態で、可動部材812を背面側に向かって更に移動して、可動部材812のラック812fに噛合する歯車813bが、可動部材812の前後方向dxに沿った移動変位量に応じて更に回転し、歯車813bに一体成形されたストッパ813の起立片813aが直立する。この際、ホッパ装置22は、ロック機構8のストッパ813及び背面側ストッパ802により、前後方向dx方向に沿った変位が規制される。またホッパ装置22は、ガイドレール801により、左右方向dyへの変位が規制されている。更にガイドレール801の係合凹部801Aに、ホッパ装置22の係合部221が係合されているので、上下方向dzへの変位も規制されている。つまり上記ロック機構8の規制状態では、ホッパ装置22は筐体2の内部の所定位置に確実に固定される。
このためロック機構8は、振動などによる位置ズレを確実に防止することができる。
またホッパ装置22が所定位置に確実に固定されるので、例えば位置ズレが生じる従来のホッパ装置と比べて、遊技媒体の取りこぼしを防止することができ、ケーブルやコネクタ等の接続不良等の不具合を防止することができる。
[第1状態から第2状態]
また例えばスロットマシン1のメンテナンスやホッパ装置22へのメダル(遊技媒体)の補充のために前扉3を開ける場合には、ロック機構8の動作は、逆動作となる。詳細には、前扉3を開けると図10に示すように、付勢部材814により可動部材812が開口側に向かって加圧されて変位する。この際、可動部材812のラック812fに噛合し、取付部材811により回転軸813cが軸支された歯車813bが、可動部材812の前後方向dxに沿った移動変位量に応じて回転して、歯車813bに一体成形されたストッパ813の起立片813aが、前面側に向かって倒れる。
そして更に前扉3を開けると、図5,図8(a)図9に示すように、付勢部材814により可動部材812が開口側に向かって付勢されているので、可動部材812が更に開口部側に変位して、可動部材812の前面側一端部に形成された凸状部(押し出しボス)812bが、取付部材811の開口孔部811bから、開口部側に向かって突出する。この状態ではストッパ(可動型規制部材)813が開口部側に向かって横倒している。つまりロック機構8は規制解除状態となる。この状態は、上述したようにホッパ装置22が筐体2に対して着脱可能な状態である。操作者は、ホッパ装置22をガイドレール801により前後方向dxに沿ってスライドさせて、ホッパ装置22を引き出してタンク部22Aにメダル(遊技媒体)を補充することができる。
以上説明したように、スロットマシン1は、開口部2Aが形成された筐体2と、筐体2の開口部2Aに開閉自在に取り付けられた前扉(前面部材)3と、筐体2内に着脱自在に設置され、収容されている遊技媒体を遊技結果に応じて払い出すホッパ装置22と、筐体2の内部に備えられ、ホッパ装置22を前後方向dxに沿って移動可能に規制するガイドレール(規制部材)801と、前扉(前面部材)3の開閉変位に応じて、筐体2内に、筐体2に対するホッパ装置22の前後方向dxに沿った変位を規制又は規制解除を行うロック機構8とを有するので、例えば操作者が、ロック機構の解除操作を行いながらホッパ装置を引き出すという従来のロック機構と比べて、本発明では前扉3を閉じたときにロック機構8がホッパ装置22を筐体2内部の所定位置に固定して、前扉3を開いたときにロック機構8が規制解除を自動で行うので、容易にホッパ装置22を取り出せることができる。また本発明では、ロック解除動作がホッパ装置22の移動の妨げになることがないので、操作者のユーザビリティ(使い勝手)が向上する。
また上述したように上記ロック機構8を設けたので、筐体2内に着脱自在に設置される払出装置(ホッパ装置)の振動などによる位置ズレを確実に防止することができる。
またホッパ装置22の背面方向への位置決めが中途半端であっても、前扉3を閉じることによりロック機構8のストッパ813が起立して、ストッパ813がホッパ装置22を背面側に押し込み、ホッパ装置22を規定位置に移動させた後、背面側ストッパ802及びロック機構8のストッパ813により確実にホッパ装置22を固定することができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限られるものではない。上述した実施形態や具体例を組み合わせてもよい。
また上記実施形態では、可動部材812の前面側に凸状部(押し出しボス)812bを設けたが、この形態に限られるものではない。前扉3により可動部材812を前後方向dxに沿って変位させることができれば、上記形態に限られるものではない。例えば前扉3側に凸状部を設けて、前扉3の開閉変位により可動部材812を移動させてもよい。
また上記ロック機構8は上記形態に限られるものではない。例えば、前扉3によりホッパ装置22を押し込むことにより、ホッパ装置22を固定する構造としてもよい。
また上記実施形態では遊技機としてスロットマシンを説明したが、この形態に限られるものではない。本発明を遊技球(パチンコ)を遊技媒体とする遊技機、例えばパチンコ、雀球遊技装置等に適用してもよい。また本発明に係るロック機構8を、筐体内にホッパ装置を着脱可能に配置する遊技媒体貸出機に対して適用してもよい。
本発明の一実施形態に係る遊技機を説明するための正面図である。 図1に示した遊技機の内部構造を説明するための図である。 図1,図2に示した前扉が筐体から開いた状態の遊技機の斜視図である。 図1に示した遊技機の機能ブロック図である。 図2,図3に示したホッパ装置22およびロック機構8を説明するための斜視図であり、ホッパ装置22が脱着した状態を示す図である。 図5に示したホッパ装置22が筐体2内の所定位置に収納された状態を説明するための斜視図である。 図5,図6に示したロック機構8を説明するための分解図である。 図5〜図7に示したロック機構8の動作を説明するための斜視図であり、(a)は可動型規制部材(ホッパストッパ)が横倒された状態を示す図であり、(b)は可動型規制部材が起立した状態を示す図である。 本発明に係るホッパ装置22のロック機構8を採用したスロットマシン1の動作を説明するための図であり、詳細には前扉(前面部材)3が筐体2の開口部2Aに対して開状態のときの断面図である。 本発明に係るホッパ装置22のロック機構8を採用したスロットマシン1の動作を説明するための図であり、前扉3(前面部材)3が筐体2の開口部2Aに対して前後方向dx方向に沿って開閉変位するときの断面図である。 前扉(前面部材)3が筐体2の開口部2Aに対して閉状態のときの断面図である。
符号の説明
1 遊技機(スロットマシン)
2 筐体
2a ヒンジ部
2A 開口部
3 前扉(前面部材)
4 上部パネル部
5 下部パネル部
6 受皿ユニット
6a 受け皿
7 操作卓
8 ロック機構
10 液晶表示領域
11 液晶パネルユニット
12 非表示領域
13 液晶表示パネル部
15 リール照明部
15a 冷陰極蛍光ランプ
15b インバータ
18 中央表示基板
20 主制御基板
21 フレーム
22 ホッパ装置
22a メダル払出口
22b ロータディスク
22A タンク部
22B メダル払出ユニット
22F 前面部
23 補助貯留部
24 主電源装置
25 外部集中端子基板
30 サブ制御基板
32 メダル選別装置
33 ガイド部材
34 ガイド部材
41 開口部
43a,43b,43c 演出用照明部
44a,44b 演出用放音部
45 液晶表示ユニット
61 払出口
62a,62b 演出用放音部
71 メダル(遊技媒体)投入部
72,73 ベットボタン
74 スタートレバー
75a,75b,75c ストップボタン
100 リールユニット
101a,101b,101c リール
104 回胴装置基板
150 電源装置基板
201 クレジット管理手段
202 内部抽選手段
202a 乱数発生装置
202b 役抽選テーブル
202c 内部抽選フラグ
203 リール回転制御手段
204 入賞判定手段
205 メダル払出制御手段
206 演出制御手段
301 フロント部材
302 中間部材
321 メダルセンサ
361 固定部材
800 取付ベース部材
801,801a,801b ガイドレール(規制部材)
802 背面側ストッパ
811 取付部材
811b 開口孔部
812 可動部材
812a 枠状部
812b 凸状部(押し出しボス)
812c 凸状部
812d 摺動面
812e 凹部
812f ラック
813 ホッパーストッパ,ストッパ(可動型規制部材)
813a 起立片
813b 歯車
813c 回転軸
814 付勢部材(バネ)

Claims (7)

  1. 開口部が形成された筐体と、
    前記筐体の開口部に開閉自在に取り付けられた前面部材と、
    前記筐体内に着脱自在に設置され、収容されている遊技媒体を遊技結果に応じて払い出す遊技媒体払出装置と、
    前記筐体内に備えられ、前記遊技媒体払出装置を前後方向に沿って移動可能に規制する規制部材とを有する遊技機であって、
    前記前面部材の開閉変位に応じて、前記筐体に対する前記遊技媒体払出装置の前記前後方向に沿った変位を規制又は規制解除を行うロック機構を前記筐体内に設けたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記ロック機構は、前記前面部材の開閉変位に応じて前記前後方向に沿って移動可能に形成された可動部材と、
    前記可動部材を前記開口部に向かって付勢する付勢部材と、
    前記可動部材の前記前後方向に沿った移動変位量に応じて横倒し又は起立する可動型規制部材と
    を有することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記ロック機構は、前記前面部材が前記筐体の開口部に対して開状態のとき、前記可動部材が前記付勢部材により開口側に向かって変位して前記可動型規制部材が横倒し、前記前面部材が前記筐体の開口部に対して閉状態のとき、前記前面部材が前記可動部材を付勢方向に対して逆方向に向かって変位して前記可動型規制部材を起立させて、当該可動型規制部材により前記遊技媒体払出装置の前記前後方向に沿った変位を規制することを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記ロック機構は、前記筐体内の底面部に形成された凹部に配置され、内部に前記可動部材、前記付勢部材、前記可動型規制部材を備える枠形状の取付部材を有し、
    前記可動部材の開口部側の一端部が前記取付部材から突出するように、前記付勢部材により付勢されていることを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
  5. 前記可動型規制部材は、前記可動部材の摺動方向変位量に応じて回転し、回転軸が前記取付部材又は前記筐体に軸支された歯車を備え、
    前記可動部材は、前記可動型規制部材の前記歯車と噛合するラックが形成されていることを特徴とする請求項2から請求項4のいずれかに記載の遊技機。
  6. 遊技機の内部に着脱自在に配置される遊技媒体払出装置のロック機構であって、
    前記遊技機は、開口部が形成された筐体と、前記筐体の開口部に開閉自在に取り付けられた前面部材と、前記筐体の内部に備えられ、前記遊技媒体払出装置を前記前後方向に沿って移動可能に規定する規制部材とを備え、
    前記ロック機構は、
    前記前後方向に沿って移動可能に形成された可動部材と、
    前記可動部材を前記開口部に向かって付勢する付勢部材と、
    前記可動部材の前記前後方向に沿った移動変位量に応じて横倒し又は起立する可動型規制部材とを有することを特徴とする遊技媒体払出装置のロック機構。
  7. 前記ロック機構は、前記前面部材が前記筐体の開口部に対して開状態のとき、前記可動部材が前記付勢部材により開口側に向かって変位して前記可動型規制部材が横倒し、前記前面部材が前記筐体の開口部に対して閉状態のとき、前記前面部材が前記可動部材を付勢方向と逆方向に向かって変位して前記可動型規制部材を起立させて、当該可動型規制部材により前記遊技媒体払出装置の前記前後方向に沿った変位を規制することを特徴とする請求項6に記載の遊技媒体払出装置のロック機構。
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