JP2004130148A - 遊技機用コイン払出装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 遊技機10内部の基板20にガイドレール22,24及び第1コネクタ30を設け、コインを収容するバケット部16と、バケット部16を支持し、第2コネクタを備えた基台18とを有するコイン払出装置14は、基台18の側面に設けたガイド片36を、ガイドレール22,24に沿って移動することにより遊技機10内に着脱される。基台18を遊技機10内部の所定位置まで移動させたとき、一方のコネクタ側に設けた突起部と他方のコネクタ側に設けた穴部とが嵌合し、第1コネクタ30と第2コネクタとが嵌合し、ロック機構が基台18の移動を固定する。
【選択図】 図1
Description
このようなコイン払出装置は、主に、コインを無配列に多数収容するバケット部と、このバケット部のコインを1枚ずつ同一面に揃えて送出する送出部と、実際に送出されたコインを検出して、送出枚数のカウントを行うセンサ部と、これらを支持する基台とから構成されている。
また、コイン払出装置と遊技機(例えば、スロットマシン)とは、コネクタケーブル、コネクタ等を介して電気的に接続されている。
コイン払出装置をスロットマシンに収納するときは、ある程度コイン払出装置をスロットマシン内に挿入し、コネクタケーブルをつないだ後、コイン払出装置をスロットマシンの所定の位置に収納する。
この場合、コイン払出装置はコネクタ同士の噛み合う力によって、スロットマシンの所定の位置に固定される。
また、着脱時にコイン払出装置をガイドレールに沿って移動させるとガイド片とガイドレールとの間の摩擦抵抗が大きく、作業者の負担が大きくなってしまうという問題がある。特に、コイン払出装置に多数のコインがある場合、作業者の負担は大きいものとなっている。
一方、コネクタでコイン払出装置とスロットマシンを接続した場合には、コネクタ同士が噛み合う力によってコイン払出装置の位置を固定しているので、コネクタ同士を外す際にも大きな力を必要とし、両手で思いっきり引っ張らなければならないという問題もある。
前記突起部の先端は、略円錐形状となっている構成。
前記突起部は、第2コネクタ側に設けられると共に、その先端が第1コネクタとの嵌合方向に対して、前記第2コネクタにおいて最も突出している構成。
前記ロック機構は、前記基板に設けられた開口部と、前記基台に設けられ、前記開口部に係合すると共に、前記開口部との係合位置と非係合位置との間で移動可能な係止部材と、該係止部材を前記係合位置と非係合位置との間で移動させるロック・解除部材とからなる構成。
また、ロック機構を解除して基台を所定の位置から引き出すと、第1コネクタと第2コネクタとの接続が外れ、基台を遊技機から容易に取り外すことができるので、作業者は煩雑な操作や大きな力を必要とすることなく、コイン払出装置を遊技機から取り外すことができる。従って、作業者の負担は軽減され、作業性も向上する。
請求項5に係る発明によれば、コイン払出装置を遊技機に固定する場合、ロック・解除部材を操作して開口部に係止部材を係止させ、基台を遊技機に固定させ、コイン払出装置を遊技機から取り外す場合には、ロック・解除部材を操作して係止部材を開口部から外し、基台を遊技機から解放するので、作業者は片手でもコイン払出装置を遊技機に着脱させることができる。
図1は、本発明の第1実施例のコイン払出装置をスロットマシンから取り出した状態を示す。
スロットマシン10は、キャビネット12と図示しない前面扉とで略長方体に形成されている。キャビネット12には、コイン払出装置14が内蔵され、コイン払出装置14は、多量のコインを収容するバケット部16と、このバケット部16を支持する枠体として形成される基台18とから成る。基台18は、梁部18aと足部18bを有し、基台18の上部が適当な角度(例えば25度)で斜めに形成されている。基台18の側面には、ガイド片36と第2ローラ38とが突設され、基台18の手前側(前面側)には、コイン払出装置14のロック機構の一部である解除部材28が備えられている。
解除部材28は、一辺が垂直方向に折れ、ねじ孔28d、28e、28eを有するねじ止め部28aと、ロックを解除するときに押す押圧部28bとを有し、中央が開口28cである枠状に形成されている。
解除部材28は、基台18の内側(図中右側)からねじ29で固定され、外側(図中左側)に押圧部28bが位置する。開口28cからは、図4(B)に示す係止部材44が突出しており、基台18の梁部18aに一体に形成された係止部材44は三角片状の支持部材44a、44aで補強されている。
図8は、コイン払出装置14が基板20に固定された状態を示す断面図である。ガイドレール22に第2ローラ38とガイド片36とが導入されており、第1コネクタ30と第2コネクタ31とは結合している。
図9に示す位置まで、コイン払出装置14を移動させると、ガイド片36の凸部36bと第1ローラ32とが係合してコイン払出装置14は停止する。必要があれば、さらに引き出すことによりコイン払出装置14を取り外すことができる。
図10(B)に示すように、解除部材28の押圧部28bを垂直方向に押下して係止を解除し、水平右方向に引っ張ると、図10(C)に示すように、基台18を移動させることができる。
したがって、片手で操作可能なロック機構を使用したので容易にコイン払出装置をスロットマシンに着脱することができる。また、第1ローラと第2ローラとをそれぞれガイドレール先端付近とガイド片先端付近に設けたので、摩擦による大きな力が加わらず、コイン払出装置を着脱する際に大きな力を必要としない。
次に第2実施例のコイン払出装置について説明する。第1実施例と同一部材については同一符号を付し説明を省略する。
図11は、第2実施例のコイン払出装置に使用されるロック機構110の斜視図である。ロック機構110は、ステンレス等の金属で形成され、前面が矩形の薄板112で、中央にはレバー(ロック・解除部材)114が備えられている。薄板112の背面には、レバー収納部116と係止部材118を収納する係止収納部120とが設けられている。
図16(A)は、ロック機構110のロック状態を示す断面図である。ロック機構110の係止部材118は、開口140の係止面140aに係止されている。
コイン払出装置をスロットマシンに収納するときには、レバー114を引っ張ったままコイン払出装置を押し込み、レバー114を元の位置に戻せばよい。これにより、係止部材118によってコイン払出装置を係止させることができる。この時、第1コネクタ30と第2コネクタ31とは結合している。
なお、コネクタ同士の結合力を弱めにして、ガイドレール22、24及びガイド片36を段差がなく水平な形状に形成し、ローラ32、34、38を省略してもよい。
Claims (5)
- 遊技機に着脱可能に設置され、多数のコインを収容するバケット部と該バケット部を支持する基台とを有する遊技機用コイン払出装置において、前記遊技機内部に取り付けた基板にガイドレール及び第1コネクタを設け、前記コイン払出装置は、前記基台の側面に設けられ、前記ガイドレールに沿って移動可能なガイド片と、該ガイド片を前記ガイドレールに係合した状態で、前記基台を前記遊技機内部の所定位置まで移動させたとき、前記第1コネクタと嵌合するよう前記基台に設けられた第2コネクタと、前記基台のガイドレールに沿った移動を固定するロック機構とを有して成り、前記第1コネクタ及び第2コネクタの内、一方のコネクタ側に突起部を設けると共に、他方のコネクタ側に前記突起と嵌合する穴部を設けたことを特徴とする遊技機用コイン払出装置。
- 前記突起部の先端は、略円錐形状となっていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機用コイン払出装置。
- 前記突起部は、第2コネクタ側に設けられると共に、その先端が第1コネクタとの嵌合方向に対して、前記第2コネクタにおいて最も突出していることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機用コイン払出装置。
- 前記ロック機構は、前記基台の底面の一部に突設された係止部材と、前記基板に設けられ、前記基台を前記遊技機内部の所定位置まで移動させたとき前記係止部材と係合するロック部材と、前記基台に設けられ、前記ロック部材を移動させて前記ロック部材と前記係止部材との係合を解除する解除部材とからなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかひとつに記載の遊技機用コイン払出装置。
- 前記ロック機構は、前記基板に設けられた開口部と、前記基台に設けられ、前記開口部に係合すると共に、前記開口部との係合位置と非係合位置との間で移動可能な係止部材と、該係止部材を前記係合位置と非係合位置との間で移動させるロック・解除部材とからなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかひとつに記載の遊技機用コイン払出装置。
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