JP4208747B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
そして、従来の遊技機においては、かかる新台入れ替えで遊技内容を変更する際には、遊技機全体を略まるごと交換しなければならなかった。しかし、遊技ホールにおいて、遊技内容を変更するための新台入れ替えの台交換の際、遊技内容の変更に無関係な部品も多数、同時に交換されることとなり、交換に要する費用がかかるだけでなく、資源の無駄になっていた。
さらに、リールユニット及び主基板(主制御装置)を固定した前扉に、ホッパー装置(メダル払出装置)や電源装置を固定して、前扉ごと一体に筐体から着脱自在に形成して交換可能にする発明がなされている(例えば、特許文献1、図4参照。)。
さらに、近年では、遊技機を、遊技性に関わる部分と、遊技性に直接関わらない部分とに分け、このうち遊技性に関わる部分を交換することにより、全体を略まるごと交換することなく、新しい遊技機で遊技しているかのような印象を与えることができる分離型の遊技機の開発が進められている。
また、枠体等の構造用部材に前記リールユニット及び主基板(主制御装置)を設置した交換ユニットを、筐体内部に着脱自在に形成して、新旧の交換作業を容易にしたスロットマシンに関する技術がある(例えば、特許文献3。)。
そして、上述したような、遊技ホールでの新台入れ替えの際、遊技内容を変更するために遊技機全体を交換するのではなく、遊技内容を変更可能な交換ユニット等の部品だけを交換する、いわゆる分離型の遊技機において、交換ユニットを、この交換ユニットを収納する筐体の開口上部に固定する場合、いわゆるクリップを使用して両者を固定していた(例えば、特許文献4、図1〜図12。)。
(請求項1)
すなわち、請求項1記載の発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、交換ユニットの着脱作業を容易にすることができる遊技機を提供しようとするものである。
請求項に記載された発明は、上記した目的を達成するためになされたものであり、発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、カッコ内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
また、図面番号も、発明の実施の形態において用いた図番を示し、本発明の技術的範囲を限定するものでない。
(請求項1)
請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。
そして、前記筐体(1)は、前記交換ユニット(2)を固定するための筐体係止部(70)を備え、前記交換ユニット(2)は、前記筐体係止部(70)に係止される係止装置(80)を備え、前記筐体係止部(70)は、前記筐体(1)内方に突出する係止突起(71)及び保持部(72)を備えている。
そして、前記交換ユニット(2)を前記筐体(1)内部に取り付けた状態での前記係止体(82)は、前記回転中心軸(81)よりも奥方向に位置して、前記筐体(1)内面に臨んで前記係止突起(71)に係止する係止溝(91)と、前記係止溝(91)を前記係止突起(71)に向かって付勢する付勢手段(92)と、前記係止体(82)の前記係止溝(91)の奥方向に位置して、奥方向に向かうにつれて前記筐体(1)内面からの距離が次第に離れるように傾斜する傾斜部(93)と、前記係止体(82)の前記回転中心軸(81)の手前方向に位置して、前記筐体(1)の内面方向に向かって突出し、前記筐体係止部(70)の前記保持部(72)に係止する保持片(94)とを備えている。
そして、前記係止装置(80)を前記筐体係止部(70)に係止するとき、前記交換ユニット(2)を、前記筐体(1)の前記正面開口部(11)の手前から奥方向へ向かって押し込むと、前記傾斜部(93)が前記係止突起(71)に当たって、前記係止体(82)が反付勢方向に回転移動した後、前記係止溝(91)の内部に前記係止突起(71)が入り込んで係止するように形成されている。
そして、前記係止装置(80)を前記筐体係止部(70)から手前方向に引いて取り外すとき、前記係止突起(71)が、前記係止溝(91)の側方の位置から少なくとも前記傾斜部(93)の側方に位置するまで、前記係止部(96)及び前記保持部(72)は、係止状態を維持するように形成されている。
そして、前記係止部(96)及び前記保持部(72)が係止した状態で摺動する摺動距離(L)を、前記係止部(96)と前記保持部(72)とが係止した状態で前記交換ユニット(2)を手前方向に引っ張った場合、前記係止突起(71)が前記係止溝(91)の側方の位置から、前記傾斜部(93)の側方の位置になった後、前記保持部(72)から前記係止部(96)が外れて、その結果、係止状態を解除する奥方向長さ(S)に形成している。
また、ここで、「遊技機(10)」とは、具体的には、例えば、スロットマシンであるが、筐体(1)内部に交換可能な交換ユニット(2)を有するパチンコ機や、その他の遊技機を含むものである。
本発明は、係止装置(80)を、筐体係止部(70)に係止する場合、すなわち、交換ユニット(2)を筐体(1)内部に収納する場合、交換ユニット(2)を筐体(1)の正面側に開口する正面開口部(11)の手前から奥方向に向かって押し込む。このように押し込むと、係止体(82)が筐体(1)内部を手前から奥方向に向かって移動する。そして、係止体(82)のかかる移動により、係止体(82)の傾斜部(93)が係止突起(71)に当たって、係止体(82)が反付勢方向に回転移動する。そして、さらに押し込むと、係止突起(71)が傾斜部(93)の位置から、係止溝(91)の位置となるように係止体(82)が移動し、係止突起(71)が係止溝(91)の内部に入り込んで、係止突起(71)及び係止溝(91)が係止する。これにより、係止装置(80)が筐体係止部(70)に係止されることとなって、交換ユニット(2)を筐体(1)内部に固定することができる。
一方、筐体(1)内部に固定された交換ユニット(2)を取り外すために、係止装置(80)を筐体係止部(70)から取り外す場合、交換作業者は、係止体(82)を反付勢方向に回転移動させる。そして、保持片(94)の係止部(96)を保持部(72)に係止させて、係止溝(91)と係止突起(71)との係止を解除させる。
そして、保持片(94)の係止部(96)を保持部(72)に係止させた状態で、交換ユニット(2)を筐体(1)内部から手前側に向かって引っ張ると、係止体(82)も筐体係止部(70)の位置から手前側に移動する。その際、保持片本体(95)から奥方向に向かって係止部(96)が延設されているため、この係止部(96)及び保持部(72)の両者は、所定の長さ(図8に示す摺動距離L)だけ、互いに係止した状態で摺動する。
すなわち、係止装置(80)を筐体係止部(70)から手前方向に引いて取り外すとき、係止突起(71)が、係止溝(91)の側方の位置から少なくとも傾斜部(93)の側方に位置するまで、係止部(96)及び保持部(72)は係止状態を維持する。
したがって、交換ユニット(2)を手前側に引っ張って筐体(1)内部から取り外す場合、係止体(82)を反付勢方向に回転移動させて、保持片(94)を保持部(72)に係止させた後、交換作業者は、係止体(82)を触ることなく、交換ユニット(2)をそのまま、引っ張るだけで、係止装置(80)及び筐体係止部(70)の係止状態を解除して、交換ユニット(2)を筐体(1)内部から取り外すことができる。
(請求項1)
請求項1記載の発明によれば、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項1記載の発明によれば、交換ユニットの着脱作業を容易にすることができる遊技機を提供することができる。
図1乃至図12は、本発明の実施の形態を示すものである。
図1から図4は、係止装置及び筐体係止部の横断面図であって、図1は係止装置を筐体内部に押し込んでいる状態の係止装置及び筐体係止部の横断面図、図2は係止溝及び係止突起が係止した状態の係止装置及び筐体係止部の横断面図、図3は保持片及び保持部が係止した状態の係止装置及び筐体係止部の横断面図、図4は係止部が保持部から外れる直前の状態の係止装置及び筐体係止部の横断面図、図5は係止体の奥の一部の外観斜視図、図6及び図7は係止装置を取り付けた状態の交換ユニットの一部の外観斜視図、図8は係止部及び保持部が係止した状態の外観斜視図、図9は係止部が保持部に係止しようとしている状態の概略平面図、図10は筐体係止部の外観斜視図、図11は前扉、交換ユニット及び筐体を分解した状態の遊技機の外観斜視図、図12は前扉及び筐体を分解した状態の遊技機の外観斜視図をそれぞれ示すものである。
本実施の形態に係る遊技機Sは、具体的には、スロットマシンであって、図11及び図12に示すように、大きく分けて、正面側に開口する正面開口部11を有する筐体1、筐体1内部に着脱自在に設けられる交換ユニット2、筐体1の正面開口部11を開閉可能に塞ぐための前扉3とから構成されている。そして、筐体1の正面開口部11は、筐体1の上部に開口する開口上部13と、筐体1の下部に開口する開口下部14とを備えている。そして、前記前扉3は、筐体1の開口上部13を開閉可能に塞ぐための上扉30と、筐体1の開口下部14を開閉可能に塞ぐための下扉40とを備えている。そして、交換ユニット2の手前側には、上扉30が取り付けられてあり、この交換ユニット2及び上扉30により、扉一体型交換ユニットを形成している。すなわち、通常のいわゆる新台入れ替えの際には、交換ユニット2及び上扉30が一体となった扉一体型交換ユニット毎に入れ替えることができるものである。もちろん、新台入れ替えの際、上扉30は、そのままで、交換ユニット2だけを交換することもできる。
上記筐体1は、全体形状が略箱状であって、底板15、左右の側板16、天板17及び裏板18からなる正面側に開口する筺体である。そして、この筐体1の高さ方向略中央部には、二つの側板16の間に水平方向に中板12が渡してある。そして、この中板12は、扉一体型交換ユニットを筐体1の奥側内部に案内するためのガイド73を左右側部に備えている。また、中板12は、金属板からなるものである。そして、底板15には、電源装置4と、ホッパーユニットとも呼ばれる払い出し装置5とが固定されている。
ここで、電源装置4は、開口下部14の底板15の上面に取り付けられており、遊技店側が種々の設定を行うためのスイッチ等の操作部を有している。
また、側板16の正面左側の下部には、前記下扉40を係合させ、回転自在に支持するための本体係合部62が、上下方向に間隔をおいて二つ設けられている。
さらに、正面から向かって右側の側板16には、下扉40を閉めた際、下扉40をロックするためのロック突出片69が、上下方向に間隔をおいて二つ設けられている。
前記筐体1の左右の側板16の内面には、交換ユニット2を固定するための筐体係止部70を備えている。
上記ガイド73は、交換ユニット2を筐体1の奥側内部に案内するためのものである。このガイド73は、中板12の左右に位置して、前後方向に形成された2本の帯板レール状のものであって、交換ユニット2の下部に配置されたローラーが回転移動可能なものである。
(扉一体型交換ユニット)
上記扉一体型交換ユニットは、遊技ホールにおける、いわゆる新台入れ替えの際、遊技内容を変更するために筐体1に対して交換可能に形成されているものである。この扉一体型交換ユニットは、交換ユニット2と、この交換ユニット2の手前側に開閉可能に取り付けられた上扉30とから形成されているものである。この交換ユニット2及び上扉30は、両者が一体となった状態で、筐体1から取り外し、また、取り付けることができるように形成されている。なお、交換ユニット2から上扉30を取り外せば、いわゆる新台入れ替えの際、上扉30はそのまま交換せずに、交換ユニット2だけを交換することができる。このように、交換ユニット2だけの取り付けや、取り外しも可能となるように形成されている。
上記扉一体型交換ユニットの交換ユニット2は、筐体係止部70及び係止装置80を介して、筐体1に着脱自在に取り付けられているものである。
前記交換ユニット2は、リールユニット20及び基板ユニット24を装着するための四角枠状の部材を組み合わせた枠21を備えている。すなわち、リールユニット20及び主制御装置25は、これらを装着するための枠21を介して、交換ユニット2に組み込まれているものである。交換ユニット2は、前記枠21の下部に固定されたリールユニット20と、枠21の上部奥側に固定された基板ユニット24とを備えている。
前記枠21の正面左側の縦枠には、前記上扉30を回転自在に係合するための枠体係合部60が、上下方向に間隔をおいて二つ設けられている。
さらに、枠21の正面右側の縦枠には、上扉30を閉めた際、上扉30をロックするためのロック突出片69が、上下方向に間隔をおいて二つ設けられている。このように、枠21の左側の枠体係合部60と、枠21の右側のロック突出片69とにより、上扉30が枠21に回動可能に固定され、両者を一体のものにすることができる。
(上扉30)
上記上扉30は、筐体1の開口上部13の開閉を行うための扉であって、交換ユニット2の枠21に回転自在かつロック可能に形成されている板状の扉である。そして、上扉30は、略中央部に前記回転リール23の図柄を正面側から見ることができる図柄表示窓31を有し、周囲に飾り部33が設けられ、種々の表示を行うための表示装置32が設けられているものである。
(下扉40)
上記下扉40は、筐体1の開口下部14を開閉自在に塞ぐための、上扉30よりも幅厚の扉であり、筐体1の側板16に回転自在かつロック可能に形成されているものである。
前記下扉40の上部は、遊技機Sを作動させるための操作部41となっており、下扉40の上面は、閉扉時においては、上扉30よりも前側に突出するようになっている。また、下部には払い出されたメダルを溜めておくための箱状のメダル受け43が形成されており、下扉40の略中央部には、遊技内容その他の案内表示をするための前パネル50が嵌め込まれている。
さらに、下扉40の裏面側には、前記メダル投入口42から投入された遊技メダルを誘導しながら遊技メダルの正偽を判断するためのメダルセレクター48が設けられている。
(筐体係止部70)
上記筐体係止部70は、図11及び図12に示すように、筐体1の左右の側板内面にそれぞれ取り付けられているとともに、交換ユニット2の左右の係止装置80とそれぞれ固定するためのものである。
前記筐体係止部70は、図1〜4や、図10に示すように、筐体1の側板16の内面に固定される横断面形状が略クランク状の筐体係止部本体74と、この筐体係止部本体74の奥側から筐体1の内方に突出する帯板状の係止突起71と、筐体係止部本体74の途中から筐体1内方に向かって突出する保持部72とを備えている。
なお、筐体係止部本体74は、その手前側付近を、ねじ等の締結部材により、筐体1の側板16の内面に固定されている。
(係止装置80)
上記係止装置80は、図11に示すように、交換ユニット2の左右の縦方向の枠21の上部に固定されるとともに、前記筐体係止部70に係止可能に形成されているものである。
前記回転中心軸81は、上下方向に回転の中心軸を有するものである。そして、この回転中心軸81は、係止装置80を筐体係止部70に係止させた状態で、筐体1の側板16の内面に対して平行、且つ奥方向(又は手前方向)に対して直角の方向に軸方向が形成されている。
前記係止体82は、交換ユニット2を筐体1内部に取り付けた状態において、回転中心軸81よりも奥方向に位置して、筐体1の側板16の内面に臨んで係止突起71に係止する係止溝91と、この係止溝91を係止突起71に向かって付勢する付勢手段92と、係止体82の係止溝91の奥方向に位置して、奥方向に向かうにつれて筐体1内面からの距離が次第に離れるように傾斜する傾斜部93と、係止体82の回転中心軸81の手前方向に位置して、筐体1の内面方向に向かって突出し、筐体係止部70の保持部72に係止する保持片94とを備えている。
前記付勢手段92は、弾性金属からなるいわゆるばねであって、係止体82を回転中心軸81の回りに、係止溝91を係止突起71に向かう回転方向(図1の回転中心軸81の回りの反時計回転方向)に付勢するように形成されている。具体的には、この付勢手段92は、回転中心軸81の回りに配置されている渦巻きばねである。もちろん、かかる方向に付勢することができるものであれば、他のコイルや板ばね等の弾性体からなるものでもよい。
前記傾斜部93は、図1から図7に示すように、係止溝91の開放する奥方向の端縁から奥方向に向かって形成されているものである。そして、この傾斜部93は、奥方向に向かうにつれて当該係止体82を固定するための筐体係止部70を取り付けた側板16の内面からの距離が次第に離れるように傾斜する傾斜面からなるものである。
(係止部96及び保持部72が係止した状態で摺動する摺動距離L)
係止部96及び保持部72が係止した状態で摺動する摺動距離L(図3、図4及び図8参照)を、以下のように設定している。すなわち、かかる摺動距離Lは、図3及び図4に示すように、係止部96と保持部72とが係止した状態で交換ユニット2を手前方向に引っ張った場合、係止突起71が係止溝91の側方の位置から、傾斜部93の側方の位置へ移動した後、保持部72から係止部96が外れて、その結果、係止状態を解除する奥方向長さSとなるように形成している。
図2に示すように、係止体82の係止溝91に、係止突起71が係止した状態を、係止体82の標準状態(回転角度0度)として定義する。そして、かかる係止体82の標準状態から、係止体82が反付勢方向に回転移動する回転移動の角度を反付勢方向回転角度として定義する。
このように定義した場合において、図3に示すような保持片94及び保持部72の係止状態の係止体82の反付勢方向回転角度Bは、図1に示すような傾斜部93が係止突起71に当たって、係止体82が反付勢方向に回転移動した場合の反付勢方向回転角度の最大値Aよりも、大きくなるように形成されている。
これにより、交換ユニット2を挿入時にも、傾斜部93が係止突起71に押されて、係止体82は、反付勢方向に最大7度(反付勢方向回転角度A)回転することになるが、このとき、保持片94及び保持部72が係止状態となるための回転角度15度(反付勢方向回転角度B)よりも小さいため、保持片94が保持部72に保持されることはない。
本実施の形態は、係止装置80を、筐体係止部70に係止する場合、すなわち、交換ユニット2を筐体1内部に収納する場合、交換ユニット2を筐体1の正面側に開口する正面開口部11の開口上部13の手前から奥方向に向かって押し込む。このように押し込むと、係止体82が筐体1の内部を手前から奥方向に向かって移動する。そして、係止体82のかかる奥への移動により、係止体82の奥側の傾斜部93が係止突起71に当たって、係止体82が回転中心軸81を回転の中心軸として反付勢方向に回転移動する。そして、さらに押し込むと、係止突起71が傾斜部93の位置から、係止溝91の位置へ移動して、係止突起71が係止溝91の内部に入り込んで、付勢手段92の付勢力により、係止体82が付勢方向に回転移動して係止突起71及び係止溝91が係止する。そして、付勢手段92により、係止体82は係止溝91を係止突起71へ押しつける方向に付勢力が絶えず加わっていることにより、係止装置80が筐体係止部70に係止されることとなって、交換ユニット2を筐体1内部に固定することができる。
一方、筐体1の内部に固定された交換ユニット2を取り外すために、係止装置80を筐体係止部70から取り外す場合、交換作業者は、指で係止体82の手前側を、筐体1の側板16側に向かって押し込むことで、係止体82を回転中心軸81の回りに反付勢方向に回転移動させることができる。その際、保持片94の先端の係止部96は、図9に示すように、保持部72の先端の折り曲げ部76に当接して押すことにより、保持部72の全体が弾性変形により撓むように形成されている。これにより、係止部96が、折り曲げ部76の筐体1側に臨む面側に入り込むことができる。そして、図3に示すように、保持片94の係止部96を保持部72の折り曲げ部76に係止させることができ、その結果として、係止溝91と係止突起71との係止を解除した状態を維持させることができる。すなわち、交換作業者は、1回だけ、係止体82の手前側を、筐体係止部70側へ押し込んで、保持片94及び保持部72を係止状態にすると、その後は、係止体82から手を離して、その状態を維持することができる。
そして、かかる係止部96及び保持部72が係止した状態で摺動する摺動距離Lは、係止部96と保持部72とが係止した状態で交換ユニット2を手前方向に引っ張った場合、係止突起71が係止溝91の側方の位置から、傾斜部93の側方の位置へ移動した後、保持部72から係止部96が外れて、その結果、係止部96及び保持部72の係止状態を解除する奥方向長さSとなるように形成されている。
そして、係止体82が手前側に移動して、係止突起71が係止溝91の側方の位置から、傾斜部93の側方の位置になった後、保持部72から係止部96が外れる。保持部72から係止部96が外れことで、付勢手段92により係止体82は、付勢方向に回転する。その際、係止突起71は、係止溝91の側方の位置から、既に、傾斜部93の側方の位置となるように係止体82が移動しているため、係止突起71が、再び係止溝91の内部に入り込んで、係止突起71及び係止溝91が係止状態となることはなく、係止装置80及び筐体係止部70の係止状態を解除することができる。
上述したように、交換ユニット2を筐体1内部に取り付ける場合には、交換ユニット2を筐体1内部に押し込むだけで、係止装置80を筐体係止部70に係止させることができる。また、交換ユニット2を筐体1内部から取り外す場合には、係止体82を反付勢方向に回転させて傾斜部93及び保持部72を係止状態にすると、その後は、交換ユニット2を、そのまま手前側に引っ張り出すことで、係止装置80及び筐体係止部70の係止状態を解除することができ、交換ユニット2を簡単に取り外すことができる。これにより、交換ユニット2の着脱作業を容易なものにすることができる。
以上のように構成されたスロットマシンからなる遊技機Sについて、遊技内容変更のための台交換は、以下のように行うことができる。
本実施の形態に係る遊技機Sは、上扉30及び交換ユニット2からなる扉一体型交換ユニットを取り替えることができる。すなわち、下扉40を開けてから上扉30の扉ロック機構7のロックを解除して、上扉30を開く、そして、筐体1の左右内部の係止体82の手前側を反付勢方向に押して回転移動させ、保持部72及び保持片94を係止状態とする。これにより、係止突起71が、係止溝91から外れて、係止装置80及び筐体係止部70との係止状態は解除される。そして、開いていた上扉30を再度、筐体1の開口上部13側に向かって閉じる。これにより、扉ロック機構7が作動して上扉30は交換ユニット2の手前側に固定される。そして、上扉30及び交換ユニット2が一体となった扉一体型交換ユニットを手前側に移動させるだけで、上扉30及び交換ユニット2が一体となった扉一体型交換ユニットを筐体1から取り外すことが可能となる。
もちろん、前扉3は、従来使用のものをそのまま使用して、交換ユニット2だけを交換するような場合には、扉一体型交換ユニットから前扉3を取り外した交換ユニット2だけを、上述した手順により、容易に交換することができる。
2 交換ユニット 3 前扉
4 電源装置 5 払い出し装置
7 扉ロック機構 11 正面開口部
12 中板 13 開口上部
14 開口下部 15 底板
16 側板 17 天板
18 裏板 20 リールユニット
21 枠 22 枠開口孔
23 回転リール 24 基板ユニット
25 主制御装置 26 基板ケース
30 上扉 31 表示窓
32 表示装置 33 飾り部
40 下扉 41 操作部
42 メダル投入口 43 メダル受け
44 鍵穴 48 メダルセレクター
49 スピーカー 50 前パネル
60 枠体係合部 61 上扉係合部
62 本体係合部 63 下扉係合部
69 ロック突出片 70 筐体係止部
71 係止突起 72 保持部
73 ガイド 74 筐体係止部本体
75 保持部本体 76 折り曲げ部
80 係止装置 81 回転中心軸
82 係止体 91 係止溝
92 付勢手段 93 傾斜部
94 保持片 95 保持片本体
96 係止部
Claims (1)
- 正面側に開口する正面開口部を有する筐体と、
前記筐体の内部に交換可能に配置される交換ユニットとを備えた遊技機において、
前記遊技機の正面側の前に前記遊技機の方を向いて位置している遊技者から見た場合の前記遊技機の奥から手前への方向を手前方向とし、かかる場合の前記遊技機の手前から奥への方向を奥方向と定義し、
前記筐体は、前記交換ユニットを固定するための筐体係止部を備え、
前記交換ユニットは、前記筐体係止部に係止される係止装置を備え、
前記筐体係止部は、前記筐体内方に突出する係止突起及び保持部を備え、
前記係止装置は、
上下方向に回転の中心軸を有する回転中心軸と、
前記交換ユニットの前記回転中心軸の回りに回転可能に軸支された係止体とを備え、
前記交換ユニットを前記筐体内部に取り付けた状態での前記係止体は、
前記回転中心軸よりも奥方向に位置して、前記筐体内面に臨んで前記係止突起に係止する係止溝と、
前記係止溝を前記係止突起に向かって付勢する付勢手段と、
前記係止体の前記係止溝の奥方向に位置して、奥方向に向かうにつれて前記筐体内面からの距離が次第に離れるように傾斜する傾斜部と、
前記係止体の前記回転中心軸の手前方向に位置して、前記筐体の内面方向に向かって突出し、前記筐体係止部の前記保持部に係止する保持片とを備え、
前記保持片は、前記係止体から延設される保持片本体と、前記保持片本体から奥方向に向かって延設されて前記保持部の前記筐体内面に臨む面に当接する係止部とを備え、
前記係止装置を前記筐体係止部に係止するとき、前記交換ユニットを、前記筐体の前記正面開口部の手前から奥方向へ向かって押し込むと、前記傾斜部が前記係止突起に当たって、前記係止体が反付勢方向に回転移動した後、前記係止溝の内部に前記係止突起が入り込んで係止し、
前記係止装置を前記筐体係止部から取り外すとき、前記係止体を反付勢方向に回転移動させ、前記保持片の前記係止部を前記保持部に係止させて、前記係止溝と前記係止突起との係止を解除し、
前記係止装置を前記筐体係止部から手前方向に引いて取り外すとき、前記係止突起が、前記係止溝の側方の位置から少なくとも前記傾斜部の側方に位置するまで、前記係止部及び前記保持部は、係止状態を維持するように形成され、
前記係止部及び前記保持部が係止した状態で摺動する摺動距離を、
前記係止部と前記保持部とが係止した状態で前記交換ユニットを手前方向に引っ張った場合、前記係止突起が前記係止溝の側方の位置から、前記傾斜部の側方の位置になった後、前記保持部から前記係止部が外れて、その結果、係止状態を解除する奥方向長さに形成し、
前記係止体の前記係止溝に、前記係止突起が係止した状態を、前記係止体の標準状態として定義し、
かかる前記係止体の標準状態から、前記係止体が反付勢方向に回転移動する回転移動の角度を反付勢方向回転角度として定義し、
前記保持片及び前記保持部の係止状態の前記係止体の前記反付勢方向回転角度は、前記傾斜部が前記係止突起に当たって、前記係止体が反付勢方向に回転移動した場合の反付勢方向回転角度の最大値よりも、大きくなるように形成していることを特徴とする遊技機。
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