JP4141419B2 - パチンコ機 - Google Patents

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Description

この発明は、大当りの発生により大入賞口を開口する入賞装置を備えたパチンコ機に関する。
従来、この種のパチンコ機として、例えば、横方向に配置された複数の扉と、各扉をそれぞれ個別に開閉するための複数のソレノイドとを有する入賞装置を備えたものが知られている(特許文献1)。このパチンコ機は、大当りが発生したときに複数のソレノイドを駆動して複数の扉を開放し、複数の大入賞口を開口する。
特開平07−194789号公報(第7頁、図3(A)、図4)
しかし、上記従来のパチンコ機は、複数のソレノイドを取付けるために大きな取付けスペースが必要であるため、他の装置を取付けるための取付けスペースが制約を受けるという問題がある。また、各ソレノイドおよび駆動回路間の配線が多いため、入賞装置を遊技盤に取付けるための作業時間が長くなるという問題もある。さらに、複数のソレノイドを駆動するため、1個のソレノイドを駆動するパチンコ機と比較して、ソレノイドおよびそれを駆動する駆動回路の故障率が高いという問題もある。さらに、複数のソレノイドを駆動するため、ソレノイドの駆動による消費電力が1個のソレノイドを駆動する場合よりも大きいという問題もある。
つまり、上記従来のパチンコ機は、複数のソレノイドを必要とすることに起因する諸問題が存在する。
そこで、この発明は、上記諸問題を解決するためになされたものであり、入賞装置に備えられた複数の扉を開閉するためのソレノイドの数を減少させることができるパチンコ機を実現することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、大当りの発生により開放され、その開放により大入賞口(41)を開口する開閉扉(43)を有する入賞装置(40)を備えており、遊技盤を流下した遊技球が前記大入賞口(41)に入賞した場合に所定数の賞球が払出されるパチンコ機(1)において、前記入賞装置(40)には、前記開閉扉(43)の側方に隣接して開閉可能に設けられており、開放したときに前記遊技球を受け止めて前記大入賞口(41)へ案内する補助扉(46、47)と、前記大入賞口(41)に入賞した遊技球の作用により、前記補助扉(46、47)を開放する開放手段(65)とが備えられ、前記補助扉(46、47)は、その閉鎖状態において下部に設けられた補助扉用の回動軸(46a、47a)を備えており、前記補助扉用の回動軸(46a、47a)を中心にして上部を前方へ回動させることにより開放され、前記開放手段(65)は、開放手段用の回動軸(65b)と、この開放手段用の回動軸(65b)に回動可能に取付けられており、前記大入賞口(41)へ入賞した遊技球の作用により回動する作用部(65a)と、前記開放手段用の回動軸(65b)に回動可能に取付けられており、前記作用部(65a)の回動に連動して回動するとともに、前記補助扉(46、47)のうち、前記補助扉用の回動軸(46a、47a)の近傍に作用することにより前記補助扉(46、47)を回動させて開放させる回動部(65c)とを備え、前記補助扉(46、47)が閉鎖された状態において、前記補助扉(46、47)のうち、前記補助扉用の回動軸(46a、47a)よりも上方の部位には、前記開閉扉(43)に向けて突出した突出部(47c)が備えられており、前記開閉扉(43)には、閉鎖するときに、開放状態の前記補助扉(46、47)の前記突出部(47c)を当接して押し上げるための当接部(43f)が備えられており、前記開閉扉(43)が閉鎖する方向へ回動すると、前記当接部(43f)が前記突出部(47c)を押し上げることにより、前記補助扉(46、47)は前記開閉扉(43)の回動に連動して回動され、閉鎖する、という技術的手段を採用する。
請求項2に記載の発明では、大当りの発生により開放され、その開放により大入賞口(41)を開口する開閉扉(43)を有する入賞装置(40)を備えており、遊技盤を流下した遊技球が前記大入賞口(41)に入賞した場合に所定数の賞球が払出されるパチンコ機(1)において、前記入賞装置(40)には、前記開閉扉(43)の側方に隣接して開閉可能に設けられており、開放したときに前記遊技球を受け止めて前記大入賞口(41)へ案内する補助扉(46、47)と、前記大入賞口(41)に入賞した遊技球の作用により、前記補助扉(46、47)を開放する開放手段(65)とが備えられ、前記補助扉(46、47)は、その閉鎖状態において下部に設けられた補助扉用の回動軸(46a、47a)を備えており、前記補助扉用の回動軸(46a、47a)を中心にして上部を前方へ回動させることにより開放され、前記開放手段(65)は、開放手段用の回動軸(65b)と、この開放手段用の回動軸(65b)に回動可能に取付けられており、前記大入賞口(41)へ入賞した遊技球の作用により回動する作用部(65a)と、前記開放手段用の回動軸(65b)に回動可能に取付けられており、前記作用部(65a)の回動に連動して回動するとともに、前記補助扉(46、47)のうち、前記補助扉用の回動軸(46a、47a)の近傍に作用することにより前記補助扉(46、47)を回動させて開放させる回動部(65c)とを備え、前記開閉扉(43)が閉鎖された状態において、前記開閉扉(43)のうち、前記開閉扉用の回動軸(43a)よりも上方の部位には、前記補助扉(46、47)に向けて突出した突出部(43g)が備えられており、閉鎖状態にある前記補助扉(46、47)の遊技者側の部分を前部とした場合に、前記開閉扉(43)が閉鎖する方向へ回動すると、前記突出部(43g)が開放状態にある前記補助扉(46、47)の前部を押し上げ、前記補助扉(46、47)は前記開閉扉(43)の回動に連動して回動され、閉鎖する、という技術的手段を採用する。
請求項3に記載の発明では、請求項1または請求項2に記載のパチンコ機(1)において、前記回動部(65c)は、前記補助扉(46、47)を開放させるときに回動を開始した位置へ復帰するように自重により付勢されており、前記遊技球の作用により前記作用部(65a)が回動を開始した位置には、前記回動部(65c)が前記回動を開始した位置へ復帰するときに、前記作用部(65a)が前記回動を開始した位置から逆方向へ回動しないように規制する規制部材(64)が備えられた、という技術的手段を採用する。
請求項に記載の発明では、請求項1ないし請求項のいずれか1つに記載のパチンコ機(1)において、開放状態になったときの前記開閉扉(43)および前記補助扉(46、47)の各上面には、前記遊技盤を流下する遊技球を受け止める受止め面(43e、46c、47b)がそれぞれ形成されており、前記開閉扉(43)および前記補助扉(46、47)がそれぞれ開放されたときに前記各受止め面が一体的になる、という技術的手段を採用する。
なお、上記括弧内の符号は、後述の実施形態において使用する符号に対応するものである。
(請求項1に記載の発明の効果)
開放手段は、大入賞口に入賞した遊技球の作用により補助扉を開放するため、補助扉を開放するためのソレノイドが不要である。従って、扉を開閉させるためのソレノイドの数を減少させることができる。
また、開閉扉と隣接した補助扉が開放したときに、補助扉が遊技盤を流下する遊技球を受け止めて、大入賞口に案内するため、遊技球が大入賞口に入賞しやすくなる。
大入賞口に入賞した遊技球の作用により回動する作用部と、この作動部の回動に連動して回動する回動部とが回動軸に回動可能に取り付けてあるという簡易な機構により、補助扉を開放させることができる。従って、補助扉を開放するために必要な機構としての故障が起きにくい。
開閉扉が閉鎖する方向へ回動すると、開閉扉に備えられた当接部が補助扉に備えられた突出部を押し上げることにより、補助扉を開閉扉の回動に連動して回動させて、閉鎖することができるため、補助扉を閉鎖するためのソレノイドが不要である。従って、ソレノイドの数を減少させることができるパチンコ機を実現できる。
(請求項2に記載の発明の効果)
開放手段は、大入賞口に入賞した遊技球の作用により補助扉を開放するため、補助扉を開放するためのソレノイドが不要である。従って、扉を開閉させるためのソレノイドの数を減少させることができる。
また、開閉扉と隣接した補助扉が開放したときに、補助扉が遊技盤を流下する遊技球を受け止めて、大入賞口に案内するため、遊技球が大入賞口に入賞しやすくなる。
大入賞口に入賞した遊技球の作用により回動する作用部と、この作動部の回動に連動して回動する回動部とが回動軸に回動可能に取り付けてあるという簡易な機構により、補助扉を開放させることができる。従って、補助扉を開放するために必要な機構としての故障が起きにくい。
開閉扉が閉鎖する方向へ回動すると、開閉扉に備えられた突出部が補助扉の前部を押し上げることにより、補助扉は開閉扉の回動に連動して回動され、閉鎖されるため、補助扉を閉鎖するためのソレノイドなどの機械要素が不要である。
従って、ソレノイドの数を減少させることができるパチンコ機を実現することができる。
(請求項3に記載の発明の効果)
回動部は、回動を開始した位置へ自重で復帰し、また、回動を開始した位置から逆方向へ回動しないように規制部材で規制されているため、回動部を回動を開始した位置へ復帰させるための専用の機械要素が不要である。
(請求項に記載の発明の効果)
開放状態になったときの開閉扉および補助扉の各上面には、遊技盤を流下する遊技球を受け止める受止め面がそれぞれ形成されており、開閉扉および補助扉がそれぞれ開放されたときに各受止め面が一体的になるため、遊技球が受止め面から転落しにくくなり、大入賞口に効率的に入賞させることができる。
また、各受止め面が一体的になるため、大入賞口の受止め面が大きくなったように見えるので、遊技の興趣を増大させることができる。
[全体の主要構成]
まず、この実施形態のパチンコ機の主要構成について図1を参照して説明する。図1は、そのパチンコ機の外観の斜視説明図である。
パチンコ機1には、外殻を構成する外枠2が設けられており、その外枠2にはガラス枠3が開閉可能に取付けられている。ガラス枠3の内側には遊技盤5が設けられており、外枠2の前面右下方には、遊技盤5へ遊技球を発射する発射装置を操作する発射レバー15aが回動可能に取付けられている。ガラス枠3の左下方には、賞球や貸球が供給される賞球・貸球供給口6aが形成されており、その賞球・貸球供給口6aの供給側には、その賞球・貸球供給口6aから供給された賞球や貸球を収容する上皿6が設けられている。上皿6の前面には、遊技球の貸出しを行う場合に押す貸出ボタン81と、図示しないカード挿入口に挿入されているプリペイドカードを返却するために押す返却ボタン82とが備えられているボタンユニット80が取付けられている。ボタンユニット80の下方には、プリペイドカードの残高などを表示する残高表示器9が取付けられている。上皿6の下方には、上皿6の収容可能数を超えて流下した賞球や上皿球抜きレバー6bの操作により上皿6から排出された遊技球などを排出する排出口7aが形成されている。排出口7aの排出側には、その排出口7aから排出された遊技球を収容する下受け皿7が設けられている。
[遊技盤5の主要構成および主な遊技]
次に、遊技盤5の主要構成について図2を参照して説明する。図2は、遊技盤5の主要構成を示す正面説明図である。
遊技盤5の略中央には、立体的な構造物であるセンターケース30が備えられている。センターケース30には、複数の特別図柄(たとえば、0〜9の数字を表現した図柄)および複数の普通図柄(例えば、○、×)を表示する特別図柄表示装置32が設けられている。特別図柄表示装置32は、複数の特別図柄を所定の順序で画面上に表示する(以下、その表示を特別図柄の変動表示という)。変動表示の手法は複数あり、たとえば複数の特別図柄を縦方向に配列した図柄列を画面の横方向3個所の表示領域においてそれぞれ上から下に向けて移動させる手法がある。
センターケース30の下方には、第1種始動口27が内部に設けられた普通電動役物28が設けられている。遊技球が第1種始動口27に入賞すると、特別図柄表示装置32が特別図柄の変動表示を開始する。また、遊技球が第1種始動口27に入賞すると、所定個数(たとえば、4個)の賞球が払出される。なお、特別図柄の変動表示中に遊技球が第1種始動口27に入賞した場合は、その入賞による特別図柄の変動表示が保留され、その保留された変動表示は、現在行われている変動表示終了後に行われる。保留されている数(以下、特別図柄始動記憶数という)は、特別図柄表示装置32の上部に設けられた特別図柄始動記憶数表示装置34のLEDの点灯数により表示される。
特別図柄の変動表示開始から所定時間経過すると、各図柄列を所定の順序で停止させ、各表示領域に停止図柄を表示する。そして、各停止図柄が大当り図柄(たとえば、777などの同一数字からなるもの)の場合に大当りが発生する。大当りが発生すると、普通電動役物28の下方に設けられた変動入賞装置40が作動し、主開閉扉43が開放し、大入賞口41(図3(B))が開口する。そして、大入賞口41に遊技球が入賞すると、所定個数(たとえば15個)の賞球が払出される。大入賞口41が開口してから所定時間(たとえば約30秒)経過したか、あるいは大入賞口41への入賞数が所定数(たとえば10個)に達したかのいずれかの条件が満足されると主開閉扉43が閉鎖し、大入賞口41が閉口する。大入賞口41の開口から閉口までを1ラウンドといい、ラウンド中に、大入賞口41の内部に設けられた特定領域41d(図8)に遊技球が入賞したことを条件として次のラウンドに進むことができ、複数のラウンド(たとえば16ラウンド)を実行することができる。以下、第1ラウンドから所定のラウンドまでの遊技を大当り遊技という。
主開閉扉43の左右に隣接して、補助扉46、47が設けられている。補助扉46、47は、大入賞口41に入賞した遊技球が、大入賞口41の内部に設けられた所定の区画を通過したときに開放し、大入賞口41に遊技球を案内する。補助扉46、47は主開閉扉43の閉鎖に伴って、同時に閉鎖する。
遊技球が遊技盤5に設けられた右ゲート25または左ゲート26を通過すると特別図柄表示装置32により普通図柄の変動表示が開始され、当りの普通図柄で停止すると、普通電動役物28の両翼が開放し、第1種始動口27への入賞が容易となる。普通図柄の変動表示中に遊技球が右ゲート25または左ゲート26を通過した場合は、その通過による普通図柄の変動表示が保留され、その保留された変動表示は、現在行われている変動表示終了後に行われる。保留されている数(以下、普通図柄始動記憶数という)は、特別図柄始動記憶数表示装置34の左側に設けられた普通図柄始動記憶数表示装置35のLEDの点灯数により表示される。
また、遊技盤5には、右入賞口22、左入賞口23、右下入賞口14および左下入賞口44(以下、これらの入賞口を一般入賞口という)が設けられている。一般入賞口に入賞すると所定個数(たとえば、7個)の賞球が払出される。
その他遊技盤5には、風車24、発射された遊技球を遊技領域へ案内する案内レール16、遊技盤5の上方角部を装飾するコーナー飾り11、側部を装飾するサイド飾り20、どこにも入賞しなかった遊技球をアウト球として回収するアウト口45などが設けられている。遊技盤5の盤面には、多くの遊技釘21が打ち込まれており、発射された遊技球は遊技釘に衝突することによって流下方向が変化し、入賞口に入賞したり、右ゲート25または左ゲート26を通過したりする。
[変動入賞装置40の構造]
次に、変動入賞装置40の構造について図3ないし図8を参照して説明する。図3(A)は変動入賞装置40の斜視説明図である。図3(B)は主開閉扉43が開放した変動入賞装置40の斜視説明図である。図3(C)は主開閉扉43および補助扉46、47が開放した変動入賞装置40の斜視説明図である。図4(A)は、開放している主開閉扉43とソレノイドの接続関係を示す斜視説明図である。図4(B)は、開放している主開閉扉43の右端部近傍の縦断面を右方から見た説明図である。図5(A)は、閉鎖している主開閉扉43とソレノイドの接続関係を示す斜視説明図である。図5(B)は、閉鎖している主開閉扉43の右端部近傍の縦断面を右方から見た説明図である。図6(A)は、閉鎖している状態の補助扉46、47の斜視説明図である。図6(B)は、閉鎖している状態の補助扉46近傍の縦断面を右方から見た説明図である。図7(A)は、開放する途中の補助扉46、47の斜視説明図である。図7(B)は、開放する途中の補助扉46近傍の縦断面を右方から見た説明図である。図7(C)は、開放した補助扉46近傍の縦断面を右方から見た説明図である。
図8は、主開閉扉43および補助扉46、47が開放した変動入賞装置40の一部横断面を上方から見た説明図である。
なお、以下の説明において、パチンコ機に向かって遊技者側を前方とし、その反対側を後方とする。また、パチンコ機に向かって遊技者からみた方向で上下左右を示す。
図3(A)に示すように、変動入賞装置40には、パネル40aに主開閉扉43が開閉可能に設けられている。主開閉扉43は、前方に開放したときに遊技球を受け止め、その遊技球を大入賞口41へ案内する。また、主開閉扉43の左右の側方に隣接する部位には、開放したときに前倒して遊技球を受け止めて大入賞口41へ案内する補助扉46、47が開閉可能に設けられている。
主開閉扉43は、その閉鎖状態において、下部に回動軸43a、43a(図4(A))を備えており、回動軸43a、43aを中心にして上部を前方へ回動させることにより開放される。
この実施形態では、回動軸43a、43aは、主開閉扉43の左右の側面の下部から、それぞれ外側に向けて突出して設けられている。回動軸43a、43aは、左側の補助扉46の右側面下部に設けられた軸受46e(図6(A))と右側の補助扉47の左側面下部に設けられた図示しない軸受に回動可能に取付けられている。
また、補助扉46、47は、その閉鎖状態において、下部に回動軸46a、47a(図6(A))をそれぞれ備えており、回動軸46a、47aを中心にして上部を前方に回動させることにより、それぞれ開放される。
この実施形態では、回動軸46aは、左側の補助扉46の左側面下部から左方に向けて突出しており、回動軸47aは、右側の補助扉47の右側面下部から右方に向けて突出している。回動軸46a、47aは、回動軸43a、43aと同軸上に、それぞれ変動入賞装置40の内部に設けられた図示しない軸受に回動可能に取付けられている。閉鎖状態にある各補助扉46、47の裏面には、開放されたときに遊技球を受け止めるための受止め面46c、47b(図7(A))がそれぞれ形成されている。
補助扉46、47の各回動軸46a、47aよりも上方の部位間は、連結部材63により連結されており、補助扉47は補助扉46に連動して開閉するようになっている。この実施形態では、補助扉46の右側面の上部と、補助扉47の左側面の上部との間が、連結部材63により連結されている。また、この実施形態では、補助扉46,47は、それぞれ板状に形成されており、連結部材63は棒状に形成されている。
図4および図5に示すように、主開閉扉43は、横長の板状に形成されている。図4(A)に示すように、主開閉扉43の後面には、開放したときに流下してくる遊技球を受け止めるための受止め面43eが形成されている。主開閉扉43の上端の中央部には、連結部材63と係合可能な当接部材43bが取付けられており、その後面の長手方向には、連結部材63と係合可能な凹部43iが形成されている。当接部材43bの後面は、連結部材63と係合可能であれば、必ずしも凹形状である必要はないが、この実施形態では、棒状の連結部材63の外周面の形状に合致するように、縦断面が円弧の凹形状に形成されている。
主開閉扉43の前面の中央下部には、主開閉扉43を前方へ回動する方向に付勢するための錘43cが取付けられている。また、図4(B)に示すように、主開閉扉43が開放され、受止め面43eが後方へ傾斜した状態になったときに、錘43cの下面がパネル40aの前面に当接するようになっている。つまり、錘43cは、主開閉扉43の開放角度を規制する役割も果たしている。
図5に示すように、主開閉扉43が閉鎖された状態において、主開閉扉43の下面の右端近傍からは、下方に向けて回転補助部43dが突出して設けられている。図5(A)に示すように、回転補助部43dの右側面の下端からは、右方向に向けて当接部43fが突出して設けられている。
主開閉扉43の右後方には、主開閉扉43を開閉するための大入賞口ソレノイド49が設けられている。大入賞口ソレノイド49のプランジャ49bの先端には、プランジャ49bの進退に伴って進退する可動部49aが取付けられている。可動部49aには、上記当接部43fを押圧するための押圧部材48が取付けられている。この実施形態では、図5(B)に示すように、大入賞口ソレノイド49が非通電状態でプランジャ49bが進出した状態において、押圧部材48は、略「へ」の字形状を呈している。押圧部材48は、当接部43fと当接するアーム部48eと、可動部49aと連結されたアーム部48dと、アーム部48d、48e間に形成された屈曲部48fとを備える。アーム部48eの先端の下面には、当接部43fの外周面と当接する傾斜面48cが形成されている。図5(B)に示すように、傾斜面48cは、当接部43fを押圧している状態において、前方から後方にかけて下り勾配になっている。
図4(A)に示すように、アーム部48dの左側面の下部からは、左方に向けて固定軸48bが突出している。固定軸48bは、図示しない軸受に回動可能に取付けられている。
可動部49aの左側面の中央からは、左方に向けて可動軸48aが突出している。アーム部48dの右側面であって、固定軸48bの回動中心より上方には、上下方向に長い長孔48gが左右方向に貫通形成されている。その長孔48gには、可動部49aの可動軸48aが挿通されており、可動軸48aは、長孔48g内を移動可能になっている。つまり、可動部49aの進退に伴って可動軸48aが進退すると、押圧部材48は、固定軸48bを中心にして前後に回動する。
図5に示すように、大入賞口ソレノイド49が非通電の状態では、プランジャ49bが進出し、押圧部材48が前方(図5(B)において左方向)に回動した状態である。また、押圧部材48のアーム部48eの傾斜面48cが、閉鎖状態の主開閉扉43の当接部材43fの上面を下方に押圧しており、主開閉扉43の前方への回動が阻止されている。
また、大当り遊技においてラウンドが開始されると、大入賞口ソレノイド49が通電され、プランジャ49bが退避するため、押圧部材48が後方(図5(B)において右方向)に回動する。このとき、押圧部材48のアーム部48eによる当接部材43fの押圧状態が解除されるため、主開閉扉43は、錘43cの自重によって回動軸43aを中心にして上部を前方へ回動し、大入賞口41を開口する。
図8に示すように、主開閉扉43の後方には、パチンコ機内に大入賞口41を区画するための大入賞口壁41e、41gがそれぞれ立設されている。大入賞口41の内部には、左端に区画された特定領域41dと、特定領域41dに隣接した一般領域41cとが設けられている。主開閉扉43が開放することにより、受止め面43eにより大入賞口41へ案内された遊技球は、一般領域41c、または、特定領域41dのいずれかを通過する。遊技球が特定領域41dを通過すると大当り遊技が継続される。
図3(C)および図8に示すように、補助扉46、47の後方には、受止め面46c、47bに流下してきた遊技球を大入賞口41に案内する案内壁36、37がそれぞれ備えられている。
案内壁36は、回動軸46aの後方の左端部36aから大入賞口壁41e前方の端部41fへ向かって形成されている。左端部36aは端部41fより前方に設けられており、案内壁36は端部41fへ近づく程、その面が後方になるように形成されている。同様に、案内壁37は、回動軸47aの後方の左端部37aから大入賞口壁41g前方の端部41hへ向かって形成されている。左端部37aは端部41hより前方に設けられており、案内壁37は端部41hへ近づく程、その面が後方になるように形成されている。
図6に示すように、閉鎖状態の補助扉46の下端部近傍には、後方へ突出した突起部46bが設けられており、その突起部46bの下方には、回動部材65が設けられている。回動部材65は、作用部65a、回動軸65bおよび回動部65cから構成される。回動部65cの上部は、突起部46bの下部と対向しており、作用部65aの少なくとも一部は、特定領域41dの下部に露出している(図8)。回動軸65bは、回動部65cと作用部65aとの境界付近の側面から左方へ突出しており、図示しない軸受によって回動可能に取付けられている。
この実施形態では、突起部46bは、補助扉46の下端部近傍の裏面から後方斜め下方に向けて突出したつば状に形成されているが、例えば棒状などの形状でもよく、突出する方向も水平でもよい。また、作用部65aおよび回動部65cの形状は、それぞれ板状に形成されているが、例えば直方体などの形状でもよい。さらに、この実施形態では、回動軸65bは、回動部65cの後部の左側面から左方へ突出しているが、作用部65aの左側面から左方へ突出したものでもよい。また、回動部材65の左側面の所定個所から右方に向けて軸孔を形成し、図示しない個所から右方へ突出した軸部材を上記軸孔に挿入することにより、回動部材65を回動可能にしてもよい。
回動部65cおよび作用部65aは、回動軸65bを中心とした回転モーメントが、回動部65cの方が作用部65aよりも大きくなるように形成されている。この実施形態では、回動部65cを作用部65aよりも厚く形成することにより、回動部65cの自重が作用部65aのそれよりも重くなっている。
作用部65aの上部と対向する個所には、位置規制部材64が設けられている。この位置規制部材64は、回動部65cの自重により前方(図6(B)において左方向)へ回動しようとする回動部材65の回転を阻止し、回動部材65を回動前の位置(図6に示す位置)へ復帰させる役割をする。この実施形態では、位置規制部材64は、変動入賞装置40の図示しない部位から右方へ突出した棒状に形成されているが、例えば板状などでもよい。
また、作用部65aの少なくとも一部を特定領域41dの下部を通って一般領域41cの下部まで延長してもよい。さらに、特定領域41dおよび一般領域41cを入れ替え、作用部65aの少なくとも一部を一般領域41cの下部にのみ露出させてもよい。
図3(B)に示すように、主開閉扉43が開放し、補助扉46、47が閉鎖しているときに、受止め面43eにより受け止められた遊技球が大入賞口41に案内され、特定領域41dを通過すると、図7(A)および図7(B)に示すように、作用部65aが遊技球Pに押し動かされ、回動軸65bを中心に下方(時計方向)に回動し、回動部材65が回動する。このとき、回動部65cは上方に回動するため、突起部46bが上方に押し上げられ、補助扉46は回動軸46aを中心に前方に回動し、開放される。補助扉47は、補助扉46と連結部材63で連結されているため、補助扉46に連動して前方に倒れて開放する。
遊技球Pが作用部65aから離脱して流下したあとは、図7(C)に示すように、回動部材65は、回動部65cの自重により反時計方向に回動し、作用部65aの上面が位置規制部材64に当接され、回動を開始した位置へ復帰する。
図3(C)に示すように、補助扉46、47が開放されると、補助扉46、47の各上面に受止め面46c、47bがそれぞれ表出する。補助扉46、47は、連結部材63が当接部材43bの凹部43iに係合するまで開放される。このとき、受止め面43e、46c、47bは一体的になり、主開閉扉43の受止め面43eが、あたかも左右に拡大されたように見える。そして、受止め面43eに流下してきた遊技球だけでなく、各補助扉46、47の受止め面46c、47bに流下してきた遊技球も、案内壁36、37により大入賞口41に案内されるため、遊技球は大入賞口41に入賞しやすくなる。
大当り遊技におけるラウンドが終了し、大入賞口ソレノイド49に通電しない状態になると、プランジャ49bが伸張するため、可動部49aが前方に移動される。押圧部材48は固定軸48bを軸に回転補助部43dの当接部43fを押圧しながら前方に回動し、主開閉扉43は閉鎖する方向へ回動する(図5)。
主開閉扉43が閉鎖する方向へ回動すると、当接部材43bが連結部材63を押し上げることにより、補助扉46、47は主開閉扉43の回動に連動してそれぞれ回動され、主開閉扉43および補助扉46、47は、同時に閉鎖する。大入賞口ソレノイド49が非通電状態では、主開閉扉43は閉口状態に維持されるため、補助扉46、47も閉口状態で維持される。
以上のように、大当り遊技のラウンド開始時には主開閉扉43のみが開放し、大入賞口41に入賞した遊技球Pが特定領域41dを通過すると左右の補助扉46,47が同時に開放し、ラウンドの終了時には、主開閉扉43および補助扉46,47が同時に閉鎖される。
[発明を実施するための最良の形態による効果]
(1)以上のように、上記最良の形態のパチンコ機1を使用すれば、回動部材65が、大入賞口41に入賞した遊技球の作用により補助扉46、47を開放するため、補助扉46、47を開放するためのソレノイドが不要である。従って、扉を開閉させるためのソレノイドの数を減少させることができる。
また、主開閉扉43と隣接した補助扉46、47が開放したときに、補助扉46、47が遊技盤5を流下する遊技球を受け止めて、大入賞口41に案内するため、遊技球が大入賞口41に入賞しやすくなる。
(2)大入賞口41に入賞した遊技球の作用により回動する作用部65aと、この作用部65aの回動に連動して回動する回動部65cとが回動軸に回動可能に取り付けてあるという簡易な機構により、補助扉46、47を開放させることができる。従って、補助扉46、47を開放するために必要な機構としての故障が起きにくい。
(3)回動部65cは、回動を開始した位置へ自重で復帰し、また、回動を開始した位置から逆方向へ回動しないように位置規制部材64で規制されているため、回動部65cを回動を開始した位置へ復帰させるための専用の機械要素が不要である。
(4)主開閉扉43の両側に設けられた補助扉46、47のうち、一方の補助扉46の開放に連動して他方の補助扉47を開放することができ、主開閉扉43の閉鎖に連動して各補助扉46、47も閉鎖することができるため、各補助扉46、47を開閉するためのソレノイドが不要である。
従って、ソレノイドの数を減少させることができるパチンコ機を実現することができる。
また、主開閉扉43の両側に補助扉46、47が設けられているため、遊技盤5を流下する遊技球を受け止めて、大入賞口41に案内する面の面積がより一層増大するので、遊技球が大入賞口41により一層入賞しやすくなる。
(5)開放状態になったときの主開閉扉43および補助扉46、47の各上面には、遊技盤5を流下する遊技球を受け止める受止め面43e、46c、47bがそれぞれ形成されており、主開閉扉43および補助扉46、47がそれぞれ開放されたときに各受止め面43e、46c、47bが一体的になるため、遊技球が受止め面43e、46c、47bから転落しにくくなり、大入賞口41に効率的に入賞させることができる。
また、受止め面43e、46c、47bが一体的になるため、大入賞口41の受止め面が大きくなったように見え、遊技の興趣が増大する。
(その他の実施形態)
(1)図9(A)は、補助扉47に設けられた突出部および主開閉扉43に設けられた当接部の部分説明図である。
補助扉47には、閉鎖された状態において、回動軸47a(図7(A))よりも上方には、主開閉扉43に向けて突出した突出部47cが備えられており、主開閉扉43には、閉鎖するときに、開放状態の補助扉47の突出部47cを当接して押し上げるための当接部43fが備えられている。当接部43fは補助扉47が開放されたときに、突出部47cが嵌り込む大きさおよび箇所に設けられている。
この実施形態では、突出部47cは、補助扉47の左側面の中央よりやや上方から左方向に向けて、角柱状に突出して設けられている。当接部43fは、主開閉扉43の右側面および受止め面43e側に突出部47cの外周面の形状に合致するように開口している凹部に形成されている。図示しないが、補助扉47にも補助扉46の突起部46bと同じ形状の突起部が設けられている。また、図示しないが、補助扉47にも、補助扉46を開放するための機構である回動部材65、位置規制部材64および特定領域41dとが、補助扉46の場合と左右対称に設けられている。
最良の形態と同様に、図7(B)に示すように、主開閉扉43が開放し、補助扉46、47が閉鎖しているときに、受止め面43eにより受け止められた遊技球が大入賞口41に案内され、補助扉46の近くに設けられた特定領域41d(図8)を通過すると、作用部65aが遊技球Pに押し動かされ、回動部材65の回動により、補助扉46は開放される。一方、補助扉47は、遊技球が補助扉47の近くに設けられた特定領域を通過したときに開放する。つまり、補助扉46と補助扉47とは独立に開放される。
主開閉扉43が閉鎖する方向へ回動すると、主開閉扉43に備えられた当接部43fが補助扉47に備えられた突出部47cを押し上げることにより、補助扉47を主開閉扉43の回動に連動して回動させて、閉鎖することができるため、補助扉47を閉鎖するためのソレノイドが不要である。また、補助扉46にも、閉鎖された状態において、回動軸46a(図7(A))よりも上方には、主開閉扉43に向けて突出した突出部47cが備えられており、主開閉扉43には、閉鎖するときに、開放状態の補助扉46の突出部47cを当接して押し上げるための当接部47fが備えられているので、補助扉47と同様に、補助扉46を閉鎖することができる。従って、ソレノイドの数を減少させることができるパチンコ機を実現できる。
この実施形態では、補助扉46と補助扉47とは独立に開放されるため、補助扉の開閉動作のバリエーションが増大するので、より一層遊技の興趣を増大させることができる。この構成を使用した場合でも、前述した最良の形態の(1)〜(3)および(5)の効果を奏することができる。
(2)図9(B)は、主開閉扉43に設けられた突出部の部分説明図である。主開閉扉43が閉鎖された状態において、回動軸43a(図5(A))よりも上方に、補助扉47に向けて突出した突出部43gが備えられている。
この実施形態では、突出部47cは角板状に形成されており、その先端が主開閉扉43の右側面よりも右方向に向かって突出するように、主開閉扉43の前部に取り付けてある。図示しないが、補助扉47にも補助扉46の突起部46bと同じ形状の突起部が設けられている。また、図示しないが、補助扉47にも、補助扉46を開放するための機構である回動部材65、位置規制部材64および特定領域41dとが、補助扉46の場合と左右対称に設けられている。
最良の形態と同様に、図7(B)に示すように、主開閉扉43が開放し、補助扉46、47が閉鎖しているときに、受止め面43eにより受け止められた遊技球が大入賞口41に案内され、補助扉46の近くに設けられた特定領域41d(図8)を通過すると、作用部65aが遊技球Pに押し動かされ、回動部材65の回動により、補助扉46は開放される。一方、補助扉47は、遊技球が補助扉47の近くに設けられた特定領域を通過したときに開放する。つまり、補助扉46と補助扉47とは独立に開放される。
主開閉扉43が閉鎖する方向へ回動すると、主開閉扉43に備えられた突出部43gが補助扉47の前部を押し上げることにより、補助扉47は主開閉扉43の回動に連動して回動され、閉鎖されるため、補助扉47を閉鎖するためのソレノイドなどの機械要素が不要である。また、補助扉46にも、主開閉扉43が閉鎖された状態において、回動軸43a(図5(A))よりも上方に、補助扉46に向けて突出した突出部43gが備えられているので、補助扉47と同様に、補助扉46を閉鎖することができる。
従って、ソレノイドの数を減少させることができるパチンコ機を実現することができる。
この実施形態では、補助扉46と補助扉47とは独立に開放されるため、補助扉の開閉動作のバリエーションが増大するので、より一層遊技の興趣を増大させることができる。この構成を使用した場合でも、前述した最良の形態の(1)〜(3)および(5)の効果を奏することができる。
(3)主開閉扉43および補助扉46、47が開放しているときに、受止め面46c、47bを受止め面43eより上方に設けてもよい。この構成によれば、この場合、遊技球が受止め面43eと受止め面43e、46cとの段差から遊技盤5側に転落しない程度に、各補助扉46、47を配置するのが望ましい。主開閉扉43および補助扉46、47の配置に対する制約が少なくなるため、変動入賞装置40について種々のデザインを採用することができる。この構成を使用した場合でも、前述した最良の形態の(1)〜(4)の効果を奏することができる。
ここで、補助扉46と補助扉47とは独立に開放されるようにしてもよい。この場合、補助扉の開閉動作のバリエーションが増大するので、より一層遊技の興趣を増大させることができる。この構成を使用した場合でも、前述した最良の形態の(1)〜(3)の効果を奏することができる。
(4)2箇所の特定領域41dを設け、遊技球が一方の特定領域を通過したときには補助扉46を開放し、遊技球が他方の特定領域を通過したときには補助扉47を開放するようにしてもよい。図示しないが、補助扉47にも補助扉46の突起部46bと同じ形状の突起部が設けられている。また、図示しないが、補助扉47にも、補助扉46を開放するための機構である回動部材65、位置規制部材64および特定領域41dとが、補助扉46の場合と左右対称に設けられている。
この実施形態では、補助扉46と補助扉47とは独立に開放されるため、補助扉の開閉動作のバリエーションが増大するので、より一層遊技の興趣を増大させることができる。この構成を使用した場合でも、前述した最良の形態の(1)〜(3)および(5)の効果を奏することができる。
なお、上記各実施形態では補助扉を2つ設けたが、1つだけでもよいし、3つ以上設けてもよい。
[各請求項と実施形態との対応関係]
(請求項1)
主開閉扉43が開閉扉に、変動入賞装置40が入賞装置に、回動部材65が開放手段にそれぞれ対応する。回動軸46a、47aが補助扉用の回動軸に、回動軸65bが開放手段用の回動軸にそれぞれ対応する。
(請求項3)
位置規制部材64が規制部材に対応する。
パチンコ機1の外観の斜視説明図である。 遊技盤5の主要構成を示す正面説明図である。 図3(A)は変動入賞装置40の斜視説明図である。図3(B)は主開閉扉43が開放した変動入賞装置40の斜視説明図である。図3(C)は主開閉扉43および補助扉46、47が開放した変動入賞装置40の斜視説明図である。 図4(A)は、開放している主開閉扉43とソレノイドの接続関係を示す斜視説明図である。図4(B)は、開放している主開閉扉43の右端部近傍の縦断面を右方から見た説明図である。 図5(A)は、閉鎖している主開閉扉43とソレノイドの接続関係を示す斜視説明図である。図5(B)は、閉鎖している主開閉扉43の右端部近傍の縦断面を右方から見た説明図である。 図6(A)は、閉鎖している状態の補助扉46、47の斜視説明図である。図6(B)は、閉鎖している状態の補助扉46近傍の縦断面を右方から見た説明図である。 図7(A)は、開放する途中の補助扉46、47の斜視説明図である。図7(B)は、開放する途中の補助扉46近傍の縦断面を右方から見た説明図である。図7(C)は、開放した補助扉46近傍の縦断面を右方から見た説明図である。 図8は、主開閉扉43および補助扉46、47が開放した変動入賞装置40の一部横断面を上方から見た説明図である。 図9(A)は、補助扉47に設けられた突出部および主開閉扉43に設けられた当接部の部分説明図である。図9(B)は、主開閉扉43に設けられた突出部の部分説明図である。
符号の説明
1 パチンコ機
5 遊技盤
40 変動入賞装置(入賞装置)
41 大入賞口
43 主開閉扉(開閉扉)
43a 回動軸(開閉扉用の回動軸)
43b 当接部
43f 当接部
43g 突出部
43e、46c、47b 受止め面
46、47 補助扉
46a、47a 回動軸(補助扉用の回動軸)
47c 突出部
49 大入賞口ソレノイド
63 連結部材
64 位置規制部材(規制部材)
65 回動部材(開放手段)
65a 作用部
65b 回動軸(開放手段用の回動軸)
65c 回動部
P 遊技球

Claims (4)

  1. 大当りの発生により開放され、その開放により大入賞口を開口する開閉扉を有する入賞装置を備えており、遊技盤を流下した遊技球が前記大入賞口に入賞した場合に所定数の賞球が払出されるパチンコ機において、
    前記入賞装置には、
    前記開閉扉の側方に隣接して開閉可能に設けられており、開放したときに前記遊技球を受け止めて前記大入賞口へ案内する補助扉と、
    前記大入賞口に入賞した遊技球の作用により、前記補助扉を開放する開放手段とが備えられ
    前記補助扉は、
    その閉鎖状態において下部に設けられた補助扉用の回動軸を備えており、前記補助扉用の回動軸を中心にして上部を前方へ回動させることにより開放され、
    前記開放手段は、
    開放手段用の回動軸と、
    この開放手段用の回動軸に回動可能に取付けられており、前記大入賞口へ入賞した遊技球の作用により回動する作用部と、
    前記開放手段用の回動軸に回動可能に取付けられており、前記作用部の回動に連動して回動するとともに、前記補助扉のうち、前記補助扉用の回動軸の近傍に作用することにより前記補助扉を回動させて開放させる回動部とを備え、
    前記補助扉が閉鎖された状態において、前記補助扉のうち、前記補助扉用の回動軸よりも上方の部位には、前記開閉扉に向けて突出した突出部が備えられており、
    前記開閉扉には、閉鎖するときに、開放状態の前記補助扉の前記突出部を当接して押し上げるための当接部が備えられており、
    前記開閉扉が閉鎖する方向へ回動すると、前記当接部が前記突出部を押し上げることにより、前記補助扉は前記開閉扉の回動に連動して回動され、閉鎖することを特徴とするパチンコ機。
  2. 大当りの発生により開放され、その開放により大入賞口を開口する開閉扉を有する入賞装置を備えており、遊技盤を流下した遊技球が前記大入賞口に入賞した場合に所定数の賞球が払出されるパチンコ機において、
    前記入賞装置には、
    前記開閉扉の側方に隣接して開閉可能に設けられており、開放したときに前記遊技球を受け止めて前記大入賞口へ案内する補助扉と、
    前記大入賞口に入賞した遊技球の作用により、前記補助扉を開放する開放手段とが備えられ、
    前記補助扉は、
    その閉鎖状態において下部に設けられた補助扉用の回動軸を備えており、前記補助扉用の回動軸を中心にして上部を前方へ回動させることにより開放され、
    前記開放手段は、
    開放手段用の回動軸と、
    この開放手段用の回動軸に回動可能に取付けられており、前記大入賞口へ入賞した遊技球の作用により回動する作用部と、
    前記開放手段用の回動軸に回動可能に取付けられており、前記作用部の回動に連動して回動するとともに、前記補助扉のうち、前記補助扉用の回動軸の近傍に作用することにより前記補助扉を回動させて開放させる回動部とを備え、
    前記開閉扉が閉鎖された状態において、前記開閉扉のうち、前記開閉扉用の回動軸よりも上方の部位には、前記補助扉に向けて突出した突出部が備えられており、
    閉鎖状態にある前記補助扉の遊技者側の部分を前部とした場合に、前記開閉扉が閉鎖する方向へ回動すると、前記突出部が開放状態にある前記補助扉の前部を押し上げ、前記補助扉は前記開閉扉の回動に連動して回動され、閉鎖することを特徴とするパチンコ機。
  3. 前記回動部は、前記補助扉を開放させるときに回動を開始した位置へ復帰するように自重により付勢されており、
    前記遊技球の作用により前記作用部が回動を開始した位置には、前記回動部が前記回動を開始した位置へ復帰するときに、前記作用部が前記回動を開始した位置から逆方向へ回動しないように規制する規制部材が備えられたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のパチンコ機。
  4. 開放状態になったときの前記開閉扉および前記補助扉の各上面には、前記遊技盤を流下する遊技球を受け止める受止め面がそれぞれ形成されており、
    前記開閉扉および前記補助扉がそれぞれ開放されたときに前記各受止め面が一体的になることを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれか1つに記載のパチンコ機。
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