JP2007215801A - ホッパー装置及び遊技機 - Google Patents

ホッパー装置及び遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP2007215801A
JP2007215801A JP2006040439A JP2006040439A JP2007215801A JP 2007215801 A JP2007215801 A JP 2007215801A JP 2006040439 A JP2006040439 A JP 2006040439A JP 2006040439 A JP2006040439 A JP 2006040439A JP 2007215801 A JP2007215801 A JP 2007215801A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
medal
cylindrical body
hopper
medals
hopper device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2006040439A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Iwata
康司 岩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sammy Corp
Samy KK
Original Assignee
Sammy Corp
Samy KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sammy Corp, Samy KK filed Critical Sammy Corp
Priority to JP2006040439A priority Critical patent/JP2007215801A/ja
Publication of JP2007215801A publication Critical patent/JP2007215801A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】メダルの貯留容量を調整可能とすることで、それぞれの遊技機の稼働率等に応じてメダルの補給間隔を最適化できる等のホッパー装置及びこれを搭載する遊技機を提供する。
【解決手段】スロットマシン(1)のホッパー装置(100)において、メダルを貯留するホッパー部をメダル払出部に固定される下部筒体(110)と、下部筒体に挿脱可能な上部筒体(120)とにより構成する。下部筒体に複数形成した係止孔(111)の何れかに上部筒体の弾性係止部(121)を係合させて、ホッパー部の容量を段階的に調整可能とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、遊技機で遊技を行うために投入された遊技メダルを貯留するとともに入賞配当等の際に払い出すホッパー装置、及びホッパー装置を搭載する遊技機に関する。
パチンコホール等に多数設置される例えばスロットマシン等の遊技機においては、遊技者がホールより借り入れた遊技メダル(以下単に「メダル」という)を投入し、メダル賭け(ベット)の操作をすることによりゲームが開始される。また、スロットマシンは、遊技者がゲームをするために投入したメダルを、筐体内に設置したホッパー装置(「メダル払出装置」ともいう)に予備のメダルとして貯留しておき、入賞配当やメダルの貸し出しの際にホッパー装置を作動させて、貯留したメダルから所要の枚数分だけ遊技者に払い出している。
このように、ホッパー装置により遊技機内にメダルの貯留機能を持たせ、貯留したメダルを循環して使用することにより、メダルの自動補給設備を有しないホールでも係員等によるメダルの補給作業を減らせる等のメリットがある。
従来のホッパー装置は、椀形状で所定容量のメダルを貯留可能なホッパー部がメダル払出部の上部に設置され、ホッパー部に貯留したメダルが1枚ずつメダル払出部により放出されるように構成されている。
ところで、遊技機において大当たりが連続し多くのメダルが払い出されると、ホッパー装置へメダルを補給するため遊技を一旦中断しなればならなかった。かかる課題を解決するため、ホッパー装置を遊技機内に複数台設けて、メダルの貯留容量を増やし、且つ払い出しの速度を向上させた遊技機が開示されている。(例えば特許文献1参照)。
特開2001−112925号公報
しかし、従来1台であったホッパー装置を例えば2台に増設した場合、その貯留容量も倍増して補給間隔が延びるが、例えばゴト行為(不正行為)によりメダルが不正に引き出された場合には、その被害も増大するおそれがある。
また、遊技者に人気の機種か若しくはホールへ来場する遊技者の数等により、それぞれの遊技機のゲーム稼働率も一様でなく、ホッパー装置の貯留容量を一律に増やしてしまうと、オーバースペックや不必要なコスト増を招くこととなり、弊害が大きかった。
本発明は、こうした従来の問題に鑑みてなされたものであり、メダルの貯留容量を調整可能とすることで、それぞれの遊技機の稼働率等に応じてメダルの補給間隔、頻度を最適化し、又は補給等のメンテナンス作業を合理化することができる等のホッパー装置、及びホッパー装置を筐体内に設けた遊技機を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、遊技機の筐体内に設けられ、遊技メダルを受け入れて該遊技メダルを貯留するホッパー部と、前記ホッパー部の底面部に設けられ貯留している前記遊技メダルを外部へ放出するメダル払出部とを備えるホッパー装置であって、前記ホッパー部を、前記メダル払出部に固定される下部筒体と、上下に開口し前記下部筒体に挿脱可能な上部筒体とにより構成し、前記下部筒体の上下方向複数カ所に形成した何れかの係止孔に前記上部筒体に形成した弾性係止部を係合させることで、前記ホッパー部の容量を調整可能としたことを特徴とする。
請求項1に記載のホッパー装置によれば、ホッパー部を、メダル払出部に固定される下部筒体と、下部筒体に挿脱可能な上部筒体とにより構成し、下部筒体の複数カ所に形成した何れかの係止孔に上部筒体の弾性係止部を係合させることで、ホッパー部の容量を段階的に調整可能とした。これにより、それぞれの遊技機の稼働状況等に応じてホッパー部の容量を最適に調整し、メダルの補給作業等を合理化する。
請求項2に記載の発明は、投入された遊技メダルを受け入れて該遊技メダルを貯留するホッパー部と、前記ホッパー部の底面部に設けられ貯留している前記遊技メダルを外部へ放出するメダル払出部とを備えるホッパー装置を筐体内に設けた遊技機であって、前記ホッパー部を、前記メダル払出部に固定される下部筒体と、上下に開口し前記下部筒体に挿脱可能な上部筒体とにより構成し、前記下部筒体の上下方向複数カ所に形成した何れかの係止孔に前記上部筒体に形成した弾性係止部を係合させることで、前記ホッパー部の容量を調整可能とし、投入された前記遊技メダルを前記ホッパー部へ排出するノズル部材を、調整された前記上部筒体の高さに合わせて位置調整可能に取り付けたことを特徴とする。
請求項2に記載の遊技機によれば、筐体内に設けられるホッパー装置のホッパー部を、メダル払出部に固定される下部筒体と、下部筒体に挿脱可能な上部筒体とにより構成し、下部筒体の複数カ所に形成した何れかの係止孔に上部筒体の弾性係止部を係合させることで、ホッパー部の容量を段階的に調整可能とした。これにより、それぞれの遊技機の稼働状況等に応じてホッパー部の容量を最適に調整し、メダルの補給作業等を合理化する。
本発明に係るホッパー装置及びホッパー装置を設けた遊技機によれば、ホッパー部によるメダルの貯留容量を段階的に調整可能としたので、それぞれの遊技機の稼働状況等に応じてメダルの補給間隔、頻度等を最適化することができる。また、各ホール毎にメダルの補給設備及びメンテナンス作業等を合理化することができる。
以下、本発明の好適な実施形態を図面を参照しながら説明する。まず、本発明に係るホッパー装置が搭載される遊技機としてスロットマシンを例にその概要を説明する。ここで、図1は、実施形態に係るスロットマシン1の外観を表した斜視図である。また、図2は、スロットマシン1の前扉3を開放してその内部構造を表した斜視図である。
まず、図1を参照し、スロットマシン1は、いわゆるフロントマスクを構成する前扉3が略矩形状の箱体である筐体2の開口側に対し蝶番機構により開閉可能に取り付けられている。前扉3は、化粧板として視覚効果を高めてデザインされ、硬質プラスチックにより一体的に形成されている。また、前扉3の下部には、メダルを貯留するための受皿部を形成する受皿ユニット4が設けられている。
前扉3の上部には、高輝度発光ダイオードを内蔵した上部ランプ5及びコーナーランプ6a、6b等の効果ランプが配置され、リーチや大当たり等の際に点灯または点滅して遊技者の視覚に訴える演出を行っている。また、前扉3の上部には、スピーカを内蔵した左右の演出用放音部7a、7bと、演出用放音部7a、7bの間に、液晶表示ユニット8が配置されている。
演出用放音部7a、7bは、ゲームの進行に応じて選択される効果音や楽音等による演出を行い、液晶表示ユニット8は、ゲームの進行に応じて選択された動画像を表示して、当該ゲームにストーリー性を与えたり、また、遊技者に内部当選結果を暗示して期待感を惹起させたりする等の演出を行う。
前扉3のほぼ中段には、略長方形の透明な表示窓9aと、遊技状態等を裏面側のランプで表示する情報表示部とをプラスチック製のパネル板に形成した中パネル9が取り付けられている。そして、この表示窓9aを通して、円筒状の3個のリール10a、10b、10cが表示する図柄が目視されるように構成されている。すなわち、各リール10a、10b、10cの周面には、複数の異なる種類を含む例えば21個の図柄(図示略)がほぼ等間隔に配列され、表示窓9aに面して臨む縦3個、横3列の図柄が当該表示窓を通して遊技者に視認されるようになっている。
また、中パネル9の下方に形成された操作卓と呼ばれる卓状部には、ゲームに使用するメダルを投入するための投入口が形成されたメダル投入部11と、ゲームの操作を指示するためのベットボタン12、スタートレバー13、及び3個のストップボタン14a、14b、14cがそれぞれ配設されている。
ベットボタン12は、スロットマシン1の当該ゲームに賭けるメダルの枚数を提示するための押圧式のボタンスイッチである。スタートレバー13は、リール10a、10b、10cを一斉に回転させる指示をするためのレバースイッチであり、先端に球形の操作ノブを有するレバーを上下左右の何れかの方向に傾倒操作するとオン作動し、レバーから手が離されるとスプリングの付勢力によって自動的に元の位置に戻ってオフ作動するように構成されている。
ストップボタン14a、14b、14cは、各リール10a、10b、10cの回転停止を個別に指示するための押圧式のボタンスイッチであり、各リールの配列に対応してそれぞれ並設されている。
前扉3に形成された操作卓の下方には、スロットマシン1のモデルタイプ等を遊技者へ認識させるため、たとえば登場キャラクターの絵などを表示するパネル15が設けられている。
受皿ユニット4には、入賞時等において内部に貯留したメダルを払い出すメダル払出口16と、スピーカを内蔵しゲームの進行に応じて演出効果音を発生させる演出用放音部17a、17bがそれぞれ配設されている。
次に、図2を参照し、スロットマシン1の筐体2内部には、3個のリール10a、10b、10cを軸方向に並設してユニット化したリール装置10が、前扉3側に形成される表示窓9aに対向して設置されている。なお、各リール10a、10b、10cは、それぞれのハブ部に嵌合するステッピングモータによって回転駆動される。
リール装置10の下方には、メダル投入部11から投入されたメダルを一旦貯留し、入賞配当の際にメダル放出口101からメダルを放出して払い出す、本発明に関わるホッパー装置100が設けられている。
なお、図示はしていないが、スロットマシン1の筐体2には、スロットマシン1のゲーム進行を司り、またリール10a、10b、10cの回転制御、ホッパー装置100によるメダル払出制御等を演算処理するマイコンベースの主制御基板が設けられている。
前扉3の裏面には、上述の演出用放音部7a、7bを構成するスピーカ、上部ランプ5やコーナーランプ6a、6b等の光源である発光ダイオードユニット、液晶表示ユニット8等の演出装置が取り付けられている。
なお、これら演出装置は、前扉3側に設けられた不図示のサブ制御基板が主制御基板からの指令信号に従って動作することにより制御駆動される。
また、前扉3には、メダルセレクタ35が取り付けられている。メダルセレクタ35は、前面のメダル投入部11に投入されたメダルの適否を判別する装置であって、メダルを適正と判定すると主制御基板へメダル受付信号を出力するとともに、メダル排出ノズル36からホッパー装置100へメダルを排出して貯留させる。
メダルセレクタ35の下方には、前面のメダル払出口16へ通じる案内口が形成され、入賞配当の際若しくはメダルの貸し出し時に、ホッパー装置100がメダル放出口101から当該案内口へメダルを放出することで、メダル払出口16よりメダルが外部へ払い出される。
かかる構成のスロットマシン1は、先のゲームにおいて入賞しメダルの配当が完了した時、または先のゲームにおいてハズレが確定すると待機状態となる。この状態において、ベットボタン12が押圧操作されると、内部貯留したメダル(クレジット)から当該ゲームにメダルが賭けられゲームが開始する。
ゲーム開始の状態でスタートレバー13が傾倒操作されると、主制御基板は、リール10a、10b、10cを一斉に回転させ始める。同時に入賞役を乱数に基づいて抽選し、その結果をフラグ(メモリ)に記憶する。
次に、遊技者がストップボタン14a、14b、14cを任意の順番で押圧操作すると、主制御基板はそれに従い順次、対応するリールを停止させる。そして、停止した全てのリール10a、10b、10cに表示された図柄の組合せが上述のフラグに記憶された入賞役に係る図柄の組合せと一致しているか否かが判定され、これらが一致したときには当該入賞が確定し、その入賞役の種類に応じた配当数のメダルがクレジットに加算される。主制御基板は、入賞の配当によりクレジットが上限を超える場合には、ホッパー装置100を作動して、超過分のメダルをメダル払出口16より受皿ユニット4へ払い出す制御を行っている。
このように、スロットマシン1の遊技者は、リール10a、10b、10cを回転・停止させる遊技操作を行って、表示窓9aに変動表示した図柄が有効ラインに揃わなければ賭けたメダルを失うが、予め定められた組合せで図柄が揃い入賞が成立すると賭けた枚数以上のメダルを獲得し得るので、技量と運とに任せてメダルを増やすという興趣を伴った勝敗ゲームを楽しむことができる。
次に、上述したスロットマシン1に搭載されるホッパー装置100について説明する。ここで、図3は、ホッパー装置100の構造を表した分解斜視図、図4はその断面図である。
ホッパー装置100は、上側の開口部よりメダルを受け入れて複数枚貯留可能な下部筒体110と上部筒体120とからなるホッパー部と、ホッパー部の底面部に位置し該ホッパー部に貯留したメダルを側部に形成されたメダル放出口101を介して1枚ずつ外部へ放出するメダル払出部150とを備えて構成されている。
下部筒体110は、上下に開口を有する矩形枠状の部材であり、メダル払出部150の上部に固定されている。そして、下部筒体110は、メダル払出部150のメダル捕捉手段(後述する回転捕捉板153等)を底面部とし、メダルを払い出すときには、当該下部筒体110に貯留されたメダルがメダル払出部150に捕捉されメダル放出口101より外部へ放出される。
図3に示されるように、下部筒体110の側壁には、上下方向に沿って複数カ所に係止孔111a、111b、111cが形成されている。
上部筒体120も上下に開口を有する矩形枠状の部材であり、下部筒体110の上側から重なり合い挿脱(スライド移動)可能に形成されている。
上部筒体120の側壁の一部には、遊技者により投入されメダルセレクタ35が適正と判別したメダルをメダル排出ノズル36を介して受け入れるためのメダル受入口125が開口して設けられている。また、上部筒体120の側壁には、係止孔111a、111b、111cと位置整合して、弾性係止部121がコの字状の溝により分離されて形成される。そして、弾性係止部121の先端部には、側壁の内方に突起する係止突起部122と、側壁の外方に突起する摘み部123とが一体的に形成されている。
図4に示されるように、例えば作業員が摘み部123を外方へ引っ張り、弾性係止部121を変形させた状態では、下部筒体110へ挿入された上部筒体120を上下方向に任意に移動させることができる。
また、下部筒体110に形成された係止孔111a、111b、111cに上部筒体120の係止突起部122が係合可能となっており、係止突起部122を何れかの係止孔111a、111b、111cに係合することで、その高さ位置で上部筒体120が保持される。このようにホッパー部は、上部筒体120の高さ位置を変更することで、メダルの貯留容量を段階的に調整できるように構成されている。
次に、メダル払出部150の構成を説明する。ここで、図5は、メダル払出部150の一部を破断してその構造を表した平面図、図6及び図7は、図5に示した回転捕捉板153を取り外した状態でのメダル払出部150の平面図である。
メダル払出部150は、上述したホッパー部(下部筒体110、上部筒体120)に貯留したメダルを捕捉する円孔である複数の捕捉孔153aが周方向に等配分された円板状の回転捕捉板153と、当該回転捕捉板153の下側面に当接する搬送板154とを備えている。なお、回転捕捉板153及び搬送板154は、一体的に回転可能に設けられ、メダル払出部150に内蔵される払出モータ151により回転駆動される。
メダル払出部150の上面部は、上述したホッパー部(下部筒体110)の底面部に相当し、その中央には、ほぼ円に沿う段差壁155aに囲まれて陥没する搬送路面155が形成されている。そして、搬送路面155上を回転捕捉板153及び搬送板154が回転するように構成されている。
回転捕捉板153の中心位置には、払出モータ151の回転軸151aが固着している。また、メダルよりも若干大きな径を有して貫通する捕捉孔153aは、回転捕捉板153が回転することにより、ホッパー部の底面部において貯留されているメダルを嵌め入れて捕捉するように形成されている。
搬送板154は、回転捕捉板153の下側面に当接するとともに、その中心位置で払出モータ151の回転軸151aに固着している。すなわち、回転捕捉板153及び搬送板154は、共通の回転軸151aを介して払出モータ151のトルクが直接的に伝達され、一体的に回転するように取り付けられている。
搬送板154には、捕捉孔153aが形成されるそれぞれの位置から若干、略中心軸方向に湾入して切り欠かれた湾入部154aと、互いに隣接する各湾入部154a間の位置から半径方向に放射状に延び、その先端部分が回転方向とは逆方向に緩やかに曲がる押進突起154bとが形成されている。
かかる構成により、捕捉孔153aを介して捕捉されたメダルは、搬送路面155、搬送板154の湾入部154a及び回転捕捉板153で画成される隙間空間に保持される。そして、払出モータ151を駆動し搬送板154を回転させることにより、保持されたメダルが押進突起154bに押圧されて搬送路面155の段差壁155aに沿う周回方向に搬送される。
また、搬送路面155の一端部には、メダルをメダル放出口101へ導く放出路面156が連続して形成されている。また、放出路面156を交差するように、軸位置が固定のピンローラ157と、軸位置が移動可能なピンローラ162とが当該放出路内に突出して設けられている。
ピンローラ162の軸は、放出路面156の裏面側において支軸161を中心に揺動可能に取り付けられた放出アーム160に固定されており、放出アーム160が揺動動作することで、軸固定のピンローラ157に対して近接する位置(閉じる側)及び離間する位置(開く側)に往復移動する。
放出アーム160は、バネ170により、ピンローラ162が閉じる側に常時付勢されている。また、搬送路面155の裏面側には、上述の払出センサ152を構成し、放出アーム160の揺動位置を検出する2個のフォトインタラプタ152a、152bが設けられている。すなわち、軸固定のピンローラ157に対し、可動のピンローラ162が最も近接する位置(閉じる側)にある場合には、放出アーム160の遮光片がフォトインタラプタ152aを遮光してオフ作動させ、ピンローラ162が最も離間する位置(開く側)にある場合には、フォトインタラプタ152bがオフ作動するように構成されている。
メダルの払い出しをする際には、主制御基板21は、払出モータ151を駆動制御して、回転捕捉板153及び搬送板154を図5〜図7に示す時計回り方向に回転させる。搬送板154に保持されたメダルMが搬送され、閉じ状態にある一対のピンローラ157、162に当接すると、押進突起154bの押圧力がメダルMを介してピンローラ157、162に作用し、ピンローラ162がバネ170の付勢力に抗しながら開く側に押し広げられる(図6参照)。このとき、バネ170には、伸張による弾性エネルギーが蓄積される。
更に搬送板154が回転し、メダルの中心がピンローラ157、162の各軸を結ぶ線を超えた時(このとき、各ピンローラ157、162は最も離間する位置関係にあり、フォトインタラプタ152bがオフ作動する)、バネ170による弾性収縮力がメダルMを放出する方向に作用する。このため、バネ170に蓄積された弾性エネルギーが一機に開放し、メダルMは、閉じる側に移動するピンローラ162により放出路に押し出され、メダル放出口101を介して外部へ放出される(図7参照)。
なお、ホッパー装置100を動作制御する主制御基板は、2個のフォトインタラプタ152a、152bからなる払出センサ152のかかる一連の作動に基づいて放出アーム160の動作を論理判定することにより、メダルの1枚の払い出しを検知している。
なお、図2に示したメダル排出ノズル36は、調整された上部筒体120の高さ、若しくは上部筒体120に開口するメダル受入口125の高さに合わせて位置調整可能に取り付けられている。
すなわち、図8に示されるように、メダル排出ノズル36は、メダルセレクタ35の出口35aから排出されたメダルを通して案内するための中空の筒体であり、その下部に平板状の取付板37が固着形成されている。
スロットマシン1の前扉3の裏面に設けられている裏パネル板34には、取付板37の挿入を可能するとともに上下方向に案内できるように、取付板37の幅相当分だけ相互に離間して並行する断面L字状の一対の案内支持部材38a、38bが固定されている。
メダル排出ノズル36は、これら一対の案内支持部材38a、38bの間に取付板37が挿入されスライドさせることで、その上下の位置を変更できるようになっている。そして、先端の排出口36aの高さ位置をホッパー装置100の上部筒体120(メダル受入口125)の高さに合わせ、裏パネル板34に複数形成された何れかのネジ穴39に取付板37を介してボルト40を螺合締結することで、調整された高さ位置にメダル排出ノズル36が固定保持される。
かかる本実施形態のスロットマシン1によれば、ホッパー装置100のメダルの貯留容量を段階的に調整できるようにしたので、ゲームの稼働率等に応じてその容量を最適化することがでる。これにより、例えば、メダルの補給間隔や頻度を当該スロットマシン1が設置されたホールの来場者数、若しくは人気、不人気の機種等に合わせてほぼ一定にし、メダルの補給等のメンテナンス作業を合理化することができる。
また、ホッパー装置100のメダルの貯留容量を必要以上に増大しないため、例えばゴト行為が行われメダルが不正に抜き取られたとしても、それによる被害を抑えることができる。
また、簡易な構成によりホッパー装置100を実現でき、コスト増を招くこともなく、更にはスロットマシン1の筐体2内のスペースも有効利用できる。
スロットマシンの実施形態を表した斜視図である。 図1に示したスロットマシンの前扉を開放してその内部構造を表した斜視図である。 実施形態によるホッパー装置の構造を表した分解斜視図である。 図3に示したホッパー装置の断面図である。 実施形態によるホッパー装置を構成するメダル払出部の一部を破断してその構造を表した平面図である。 図5に示したメダル払出部の内部構造を表した平面図である。 図5に示したメダル払出部の内部構造を表した平面図である。 図2に示したメダル払出ノズルの取付構造を詳細に表した斜視図である。
符号の説明
1…スロットマシン 2…筐体
3…前扉 4…受皿ユニット
5…上部ランプ 6a、6b…コーナーランプ
7a、7b…演出用放音部 8…液晶表示ユニット
9…中パネル 9a…表示窓
10…リール装置 10a、10b、10c…リール
11…メダル投入部 12…ベットボタン
13…スタートレバー 14a、14b、14c…ストップボタン
15…パネル 16…メダル払出口
17a、17b…演出用放音部
35…メダルセレクタ 36…メダル排出ノズル
37…取付板 38a、38b…案内支持部材
39…ネジ穴 40…ボルト
100…ホッパー装置 101…メダル放出口
110…下部筒体 111a、111b、111c…係止孔
120…上部筒体 121…弾性係止部
122…係止突起部 123…摘み部
125…メダル受入口
150…メダル払出部 151…払出モータ
151a…回転軸 152…払出センサ
152a、152b…フォトインタラプタ 153…回転捕捉板
153a…捕捉孔 154…搬送板
154a…押進突起 154b…湾入部
155…搬送路面 155a…段差壁
156…放出路面 157…ピンローラ
160…放出アーム 161…支軸
162…ピンローラ 170…バネ

Claims (2)

  1. 遊技機の筐体内に設けられ、遊技メダルを受け入れて該遊技メダルを貯留するホッパー部と、前記ホッパー部の底面部に設けられ貯留している前記遊技メダルを外部へ放出するメダル払出部とを備えるホッパー装置であって、
    前記ホッパー部を、前記メダル払出部に固定される下部筒体と、上下に開口し前記下部筒体に挿脱可能な上部筒体とにより構成し、
    前記下部筒体の上下方向複数カ所に形成した何れかの係止孔に前記上部筒体に形成した弾性係止部を係合させることで、前記ホッパー部の容量を調整可能としたことを特徴とするホッパー装置。
  2. 投入された遊技メダルを受け入れて該遊技メダルを貯留するホッパー部と、前記ホッパー部の底面部に設けられ貯留している前記遊技メダルを外部へ放出するメダル払出部とを備えるホッパー装置を筐体内に設けた遊技機であって、
    前記ホッパー部を、前記メダル払出部に固定される下部筒体と、上下に開口し前記下部筒体に挿脱可能な上部筒体とにより構成し、
    前記下部筒体の上下方向複数カ所に形成した何れかの係止孔に前記上部筒体に形成した弾性係止部を係合させることで、前記ホッパー部の容量を調整可能とし、
    投入された前記遊技メダルを前記ホッパー部へ排出するノズル部材を、調整された前記上部筒体の高さに合わせて位置調整可能に取り付けたことを特徴とする遊技機。
JP2006040439A 2006-02-17 2006-02-17 ホッパー装置及び遊技機 Withdrawn JP2007215801A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006040439A JP2007215801A (ja) 2006-02-17 2006-02-17 ホッパー装置及び遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006040439A JP2007215801A (ja) 2006-02-17 2006-02-17 ホッパー装置及び遊技機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007215801A true JP2007215801A (ja) 2007-08-30

Family

ID=38493671

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006040439A Withdrawn JP2007215801A (ja) 2006-02-17 2006-02-17 ホッパー装置及び遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007215801A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008245680A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Glory Kiki Co Ltd 遊技媒体貯留装置
JP2009183484A (ja) * 2008-02-06 2009-08-20 Mars Engineering Corp 玉箱部材、計数機、計数機システム、台間機および台間機システム
JP2009183479A (ja) * 2008-02-06 2009-08-20 Mars Engineering Corp 玉箱部材、計数機、計数機システム、台間機および台間機システム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008245680A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Glory Kiki Co Ltd 遊技媒体貯留装置
JP2009183484A (ja) * 2008-02-06 2009-08-20 Mars Engineering Corp 玉箱部材、計数機、計数機システム、台間機および台間機システム
JP2009183479A (ja) * 2008-02-06 2009-08-20 Mars Engineering Corp 玉箱部材、計数機、計数機システム、台間機および台間機システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009106483A (ja) 遊技機
JP4464675B2 (ja) 遊技機
JP2008000446A (ja) 遊技機
JP6019455B2 (ja) 遊技台
JP4563214B2 (ja) 遊技機
JP2007215801A (ja) ホッパー装置及び遊技機
JP2009005885A (ja) 遊技機
JP2009160082A (ja) 遊技機
JP2006262930A (ja) 遊技機
JP2007215802A (ja) ホッパー装置及び遊技機
JP5046361B2 (ja) 遊技機
JP2010178972A (ja) 遊技機
JP4895257B2 (ja) 遊技機用ホッパー装置
JP4895258B2 (ja) 遊技機用ホッパー装置
JP6421219B2 (ja) 遊技機
JP2006204405A (ja) メダルセレクタ及びそれを備えた遊技機
JP6480301B2 (ja) 遊技機
JP4496526B2 (ja) 遊技機
JP2023078517A (ja) 遊技機
JP2023078518A (ja) 遊技機
JP2009112614A (ja) 遊技機
JP4925051B2 (ja) スロットマシン
JP2008000445A (ja) 遊技機
JP2019076343A (ja) 遊技機
JP2007082705A (ja) 回胴式遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20090512