JP4895257B2 - 遊技機用ホッパー装置 - Google Patents

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Description

本発明は、スロットマシン等の遊技機に設けられ、当該遊技機に投入された遊技メダルをホッパー部に予備として貯留し、入賞配当等のときに遊技メダルを遊技者に払い出す遊技機用ホッパー装置に関する。
パチンコホールに多数設置される遊技機である、たとえばスロットマシンは、遊技者がホールより借り入れた遊技用のメダル(以下、単に「メダル」という)を投入し、またはベット操作をすることによりメダルが賭けられてゲームが開始する。また、スロットマシンは、遊技者がゲームをするために投入したメダルを、筐体内部に設置したホッパー装置(「メダル払出装置」ともいわれる)に予備のメダルとして貯留しておき、入賞配当やメダルの貸し出しの際にホッパー装置を作動させて、貯留したメダルから所要枚数分だけ遊技者に払い出している。
このように、ホッパー装置にメダルの貯留機能を持たせ、一つの遊技機内でメダルを循環して使用することにより、メダルの自動補給設備を有しないホールでもメダルの補給作業を減らせる等のメリットがある。
従来のホッパー装置は、メダルを貯留する椀形状のホッパー部と、ホッパー部に貯留されたメダルを底部より1枚ずつ放出する払出駆動部とから主に構成され、更にホッパー部の側壁には、貯留容量以上のメダルを排出するためのオーバーフロー孔が形成されている。ホッパー部への貯留量が増えて一定高さ以上に積層された超過分のメダルは上記オーバーフロー孔から外部へ溢れ落ち、隣接して設けられる補助タンク等により回収される(たとえば特許文献1を参照)。
特開2005−6842号公報(遊技機のホッパー装置)
ところで、遊技機において、ゲームを行う際に投入された正規のメダルは、メダルセレクタでその適否が判別された後、上述したようにホッパー装置のホッパー部に投下される。その一方で、入賞が成立しメダルを払い出す時には、払出駆動部が制御されてホッパー部に貯留したメダルをその底部より外部へ放出している。
配当としてメダルの払い出しを伴う入賞役は、長期的にみれば設定された確率通りに成立するものの、毎回の抽選結果によっては負け(ハズレ)が連続する期間がある。メダルの投入枚数に対して入賞配当等によるメダルの放出枚数が少ない状態が続くと、メダルが円錐状のいわゆる山積み状態でホッパー部に貯留される。負けが続き、貯留量が満杯に近いホッパー部に更にメダルが投下されると、そのメダルは山積み状態に積層されたメダルの表層斜面を滑り落ち、またはその表層においてメダルの小規模ななだれ現象を引き起こしながら、超過分のメダルがオーバーフロー孔より外部へ排出される。
一部の経験豊かな遊技巧者は、このような状態でメダルが溢れ落ちた際に生じる微弱な音を外部から聞き分けて、当該遊技機における入賞傾向(入賞・ハズレの頻度や設定確率等)を把握できてしまう場合があった。こうした事態は、誰もが同じ条件で行われるべきゲームの公正性に反し、また他の遊技者のゲームに対する興趣を減損させる一因ともなっていた。
本発明は、こうした従来の問題に鑑みてなされたものであり、搭載される遊技機の入賞傾向等を遊技者に把握できないようにし、または遊技が公正に行われるようにする等の遊技機用ホッパー装置を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、上側の開口部より遊技メダルを受け入れ当該遊技メダルを貯留するとともに一定高さ以上に積層した遊技メダルを排出するオーバーフロー孔が第1の側壁の一端部近傍に形成されたホッパー部と、前記ホッパー部の前記開口部に設けられ、前記ホッパー部に積層した状態で貯留される遊技メダルの表層部分を均すための均し手段とを備え、前記ホッパー部の底部は、前記第1の側壁と対向する第2の側壁から前記第1の側壁に向かって下方に傾斜する床面が形成され、前記オーバーフロー孔の下辺に接続し前記床面と同じ方向に傾斜する排出路面が、前記第1の側壁及び前記第2の側壁と直交し、かつ、前記第1の側壁の前記一端部側に位置する第3の側壁に沿って形成され、前記均し手段は、前記開口部の前記第1の側壁と前記第2の側壁に掛け渡され、前記第3の側壁に接近及び離間する方向に往復操作可能に取り付けられた均し部材と、前記均し部材を前記第3の側壁から離間する方向に常時付勢する付勢手段とを備えていることを特徴とする。
請求項1に記載の遊技機用ホッパー装置によれば、均し手段を使用してホッパー部に積層した遊技メダルの表層部分を平坦に均すことで、遊技メダルの貯留状態を一定にする。これにより、一部の遊技者がホッパー部の貯留状態を察知して当該遊技機の入賞傾向を把握する等の不当な行為ができなくなり、遊技の公正さが確保される。
また、請求項に記載の遊技機用ホッパー装置によれば、均し部材を第3の側壁に近接する方向に操作して、ホッパー部に遊技メダルがたとえば満杯に貯留された状態を簡単な操作で事前に解消する。これにより、一部の遊技者がホッパー部が満杯か否かその貯留状態を察知して当該遊技機の入賞傾向を把握する等の不当な行為ができなくなり、遊技の公正さが確保される。
さらに、請求項に記載の遊技機用ホッパー装置によれば、付勢手段の付勢力に抗しながら均し部材を第3の側壁側へ移動させることにより、ホッパー部に積層した遊技メダルの表層部分を平坦に均すとともに、その一部をオーバーフロー孔から排除させる。また、付勢手段の付勢力により、移動操作された均し部材が自動的に元の位置に戻り、操作の手間が省かれる。したがって、均し作業に係る作業性が向上する。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の遊技機用ホッパー装置であって、前記均し部材の下端部に、前記第1の側壁及び前記第2の側壁と平行な方向に沿って複数の溝を形成したことを特徴とする。
請求項に記載の遊技機用ホッパー装置によれば、均し部材を移動させたとき、積層された一部のメダルが当該均し部材の下端部に形成された溝を通り抜け、より小さな操作力で遊技メダルの表層部分を平坦に均すことができる。したがって、均し作業に係る作業性が向上する。
上述したように、本発明に係る遊技機用ホッパー装置によれば、均し手段を使用してホッパー部に積層した遊技メダルの表層部分を平坦に均すことで、遊技メダルの貯留状態を一定にする。したがって、一部の遊技者がホッパー部の貯留状態を察知して当該遊技機の入賞傾向を把握する等の不当な行為ができなくなり、遊技における公正さが確保される。
以下、本発明の好適な実施形態を図面を参照しながら説明する。まず、本発明に係る遊技機用ホッパー装置が搭載される遊技機としてスロットマシンを例にその概要を説明する。ここで、図1は一般的なスロットマシン1の外観構造を表した斜視図、図2はスロットマシン1の前扉を開放してその内部の構造を表した正面図である。
まず、図1を主に参照しながらスロットマシン1の前面構造を説明する。スロットマシン1は、遊技者側に面しいわゆるフロントマスクを構成する前扉3が略矩形状の箱体である筐体2の開口側に対し図示しない蝶番機構により開閉可能に取り付けられている。前扉3は、上パネル部と下パネル部に概ね分けられ、これらは化粧板として視覚効果を高めてデザインされた硬質プラスチックにより一体的に形成されている。また、前扉3の下部には、メダルを貯留するための受皿部を形成する受皿ユニット4が設けられている。
前扉3の上パネル部には、高輝度発光ダイオードを内蔵した上部ランプ5及びサイドランプ6a、6bが配置され、リーチや大当たり等の際に点灯または点滅して遊技者の視覚に訴える演出を行っている。また、上パネル部には、スピーカを内蔵した左右の演出用放音部7a、7bが設けられ、ゲームの進行に応じて選択される効果音や楽音等による演出を行っている。更に、演出用放音部7a、7bの間には、液晶表示ユニット8が配置されている。液晶表示ユニット8は、選択された動画像を表示して、当該ゲームにストーリー性を与えたり、また、遊技者に内部当選結果を暗示して期待感を惹起させたりする等の演出を行っている。
上パネル部の中央には、略長方形の透明な表示窓9aと、遊技状態等を裏面側のランプで表示する情報表示部とをプラスチック製のパネル板に形成した中パネルユニット9が取り付けられている。
なお、中パネルユニット9に形成された上述の表示窓9aを通して、筐体2内に設けられている3個の円筒状のリール10a、10b、10cが目視される。すなわち、筐体2内には、後述するように、リール10a、10b、10cを回転軸方向に並設してユニット化したリールユニット10が配置され、また、各リール10a、10b、10cの外周面には複数の異なる種類を含む、たとえば21個の識別図柄がほぼ等間隔で配列されている。そして、表示窓9a側に臨む縦3個、横3列の図柄が当該表示窓を通して遊技者に視認されるように構成されている。
前扉3の中段には、ゲームに使用するメダルを投入するための投入口が形成されたメダル投入部11と、ゲームの操作を指示するためのベットボタン12、スタートレバー13、及び3個のストップボタン14a、14b、14cがそれぞれ配設されている。
ベットボタン12は、スロットマシン1の当該ゲームに賭けるメダルの枚数を提示するための押圧式のボタンスイッチである。スタートレバー13は、リール10a、10b、10cを一斉に回転させる指示をするためのレバースイッチであり、先端に球形の操作ノブを有するレバーを上下左右の何れかの方向に傾倒操作するとオン作動し、レバーから手が離されるとスプリングの付勢力によって自動的に元の位置に戻ってオフ作動するように構成されている。
ストップボタン14a、14b、14cは、各リール10a、10b、10cの回転停止を個別に指示するための押圧式のボタンスイッチであり、各リールの配列に対応してそれぞれ並設されている。
前扉3に形成された下パネル部には、スロットマシン1のモデルタイプ等を遊技者へ認識させるため、たとえば登場キャラクターの絵などを表示するパネル15が設けられている。
受皿ユニット4には、入賞時等において内部に貯留したメダルを払い出すメダル払出口16と、スピーカを内蔵しゲームの進行に応じて演出効果音を発生させる演出用放音部17がそれぞれ配設されている。
次に、図2を参照しながら、スロットマシン1の内部構造を説明する。筐体2内部において、その上部位置には、スロットマシン1の全体動作を統括制御する主制御基板21が取り付けられている。なお、主制御基板21は、CPU、ROM、RAM、その他周辺機器と通信する際の整合機能を有するインタフェース回路等の電子部品を実装する制御回路基板であり、透明な基板ケースに収容されて筐体2内に離脱不能に固定されている。
筐体2内のほぼ中央には、3個のリール10a、10b、10cを軸方向に並設してユニット化したリールユニット10が、前扉3側に形成される表示窓9aに対向して設置されている。なお、各リール10a、10b、10cは、それぞれのハブ部に嵌合するステッピングモータによって回転駆動される。
リールユニット10の下方には、メダル投入部11から投入されたメダルを一旦貯留し、入賞配当の際にメダル放出口100aからメダルを放出して払い出す、本発明に関わるホッパー装置100が設けられている。なお、ホッパー装置100の詳細な構造及び動作・機能については後述する。
ホッパー装置100が貯留しオーバーフローしたメダルを収容して回収するために、上側に開口部を有する箱体からなる補助タンク23が、当該ホッパー装置100に隣接して設けられている。
また、筐体2の底部には、定電圧源からなる主電源装置24及びスロットマシン1に内蔵される各機器へ所要の電力を配電する電源装置基板25が共に同一の板金ケース内に収容されて配置されている。
次に、前扉3側には、その上部の位置に、上述の演出用放音部7a、7bに対向するスピーカ31a、31bが取り付けられている。また、スピーカ31a、31bの間に配置されている液晶表示ユニット8(図1参照)の裏面に、当該液晶表示ユニット、スピーカ31a、31b等を制御駆動するサブ制御基板32が取り付けられている。サブ制御基板32は、液晶表示ユニット8による演出映像の表示制御、上部ランプ5及びサイドランプ6a、6b等を使った照明制御、並びに演出用放音部7a、7b、17等を使った演出効果音制御など、ゲームの演出に係る制御を主に行うための制御回路基板である。
サブ制御基板32の下方には、前面のパネル板にリール10a、10b、10cを透視させるための透明な表示窓9a等を形成してユニット化した中パネルユニット9が取り付けられている。また、中パネルユニット9には、リール10a、10b、10cの外周面を照射する冷陰極蛍光管33と、スタートレバー13及びストップボタン14a、14b、14c等の操作スイッチ類の信号を筐体2側の主制御基板21へ中継する中央表示基板34等が組み付けられている。
中パネルユニット9下方には、メダルセレクタ35が取り付けられている。メダルセレクタ35は、前面のメダル投入部11に投入されたメダルの適否を判別する装置である。メダルセレクタ35には、フォトインタラプタからなる図示しないメダルセンサ35aが搭載され、メダルセレクタ35が適正と判定し振り分けたメダルをメダルセンサ35aが検出することにより、主制御基板21に対してメダル受付信号を出力する。主制御基板21は、メダル受付信号を受信する毎にクレジットを加算しメモリに記憶することで、内部的にメダルを貯留する処理を行っている。
メダルセレクタ35の下方には、適正と判定し振り分けたメダルをホッパー装置100へ案内するメダルガイド部36と、メダルセレクタ35により不適として排除され落下したメダル(または異物)を前面のメダル払出口16へ案内するフローシュート37と、ホッパー装置100から放出されたメダルを前面のメダル払出口16へ案内するメダル払出通路38が設けられている。更に、メダル払出口16に隣接して、上述した演出用放音部17に対向するスピーカ39が取り付けられている。
次に、図3に示す機能ブロック図を参照して、スロットマシン1に設けられている制御システムについて説明する。まず、主制御基板21は、CPU211の他にROM212、RAM213等の半導体メモリからなる記憶部が備えられ、ROM212に予め記憶されているスロットマシンゲーム用のシステムプログラムに従ってCPU211が演算処理を実行することで、スロットマシン1全体の動作を制御している。
CPU211には、一定周期(数ミリsec)のクロック信号を生成するクロック割込信号生成部214が接続され、毎回のクロック割込に同期して、スタートレバー13、ストップボタン14a、14b、14c、ベットボタン12、及びメダルセレクタ35に内蔵されたメダルセンサ35a等のスイッチ出力及びセンサ出力を中央表示基板34を介して読み取っている。
また、主制御基板21には、上述のクロック割込とは独立して生成される高周波のパルス信号をカウントするメモリカウンタ素子を有してなる乱数発生部215と、乱数発生部215のカウント値を取得するサンプリング部216とからなるハードウエア抽選回路が設けられている。CPU211は、所定の遊技操作に係るタイミングでサンプリング部216を介して乱数発生部215から乱数値を取得し、その乱数値に基づいて入賞役及び演出パターン等のテーブル抽選の処理を行っている。
また、CPU211は、各リール10a、10b、10cの回転駆動源であるステッピングモータ41a、41b、41cに対し、上述のクロック割込信号に基づいて生成される4相の回転制御パルスデータを回胴装置基板40で電流増幅して供給し、また各リールに設けられる基準位置センサ42a、42b、42cからの基準位置を示す検出信号を受けることで各リールを1回転する毎にその基準位置データを校正(リセット)しながら正確に回転制御を行っている。
また、主制御基板21には、電源装置基板25を中継して、主電源装置24並びにホッパー装置100のメダル払出駆動部に設けられる払出モータ151と払出センサ152とが接続されている。CPU211は、入賞配当若しくはメダルの貸し出し操作がされた際に払出モータ151を回転駆動し、払出センサ152の作動に基づき検知される実際の払い出し枚数が予定している払い出し枚数と一致した時に当該払出モータの駆動を停止させるメダルの払い出し制御を行っている。
また、主制御基板21にはサブ制御基板32が配線接続されている。すなわち、サブ制御基板32は、主制御基板21からの指令信号に応じて動作し、上部ランプ5やサイドランプ6a、6b等の光源である発光ダイオード若しくは白熱ランプ等を点灯または点滅制御する照明制御部321と、音源データメモリ323から音源データを選択し復号化(再生)した音信号に基づいてスピーカ31a、31b、39を鳴動駆動する音響制御部322と、画像データメモリ325に記憶している画像データを適宜選択して画像制御基板81に出力する画像データ選択部324等の制御回路を主に有して構成されている。
画像制御基板81は、VDP(Video Display Processor)及びフレームメモリやビデオRAM等を搭載しており、画像データ選択部324から供給される画像データに基づき、一部、動画の表現方法に応じてマージ等の編集を加えた後ビデオ信号を生成し、液晶表示ユニット8において演出用の動画像を表示する制御を行っている。
かかる構成のスロットマシン1は、先のゲームにおいて入賞しメダルの配当が完了した時、または先のゲームにおいてハズレが確定すると待機状態となる。この状態において、ベットボタン12が押圧操作されると、内部に貯留したメダル(クレジット)から当該ゲームにメダルが賭けられゲームが開始する。
ゲーム開始の状態でスタートレバー13が傾倒操作されると、主制御基板21は、リール10a、10b、10cを一斉に回転させ始める。同時に入賞役を乱数に基づいて抽選し、その結果をフラグ(メモリ)に記憶する。
次に、遊技者がストップボタン14a、14b、14cを任意の順番で押圧操作すると、主制御基板21はそれに従い順次、対応するリールを停止させる。そして、主制御基板21は、停止した全てのリール10a、10b、10cに表示された図柄の組合せが上述のフラグに記憶された入賞役に係る図柄の組合せと一致しているか否か判定する。これらが一致したときには当該入賞が確定し、その入賞役の種類に応じた配当数のメダルがクレジットに加算される。主制御基板21は、入賞の配当によりクレジットが上限を超える場合には、ホッパー装置100を作動して、超過分のメダルをメダル払出口16より受皿ユニット4へ払い出す制御を行っている。
このように、スロットマシン1の遊技者は、リール10a、10b、10cを回転・停止させる遊技操作を行って、表示窓9aに変動表示した図柄が有効ラインに揃わなければ賭けたメダルを失うが、予め定められた組合せで図柄が揃い入賞が成立すると賭けた枚数以上のメダルを獲得し得るので、技量と運とに任せてメダルを増やすという興趣を伴った勝敗ゲームを楽しむことができる。
次に、上述したスロットマシン1に搭載される本発明に係るホッパー装置について、その詳細な実施例を説明する。ここで、図4は、本発明の一実施例によるホッパー装置100の外観構造を表した斜視図、図5はその正面図、図6はその上側から見た平面図である。
これらの図を参照し、ホッパー装置100は、上側の開口部よりメダルを受け入れて複数枚貯留可能な略椀形状のホッパー部110と、ホッパー部110の底部に位置し該ホッパー部に貯留したメダルを側部に形成されたメダル放出口100aを介して1枚ずつ外部へ放出するメダル払出駆動部150とを備えて構成されている。
ホッパー部110を形成する側壁110aの一端部には、貯留許容量を超えて投下されたメダルを超過分として外部へ逃がす孔であるオーバーフロー孔111が所定の高さ位置に形成されている。また、ホッパー部110の底部は、オーバーフロー孔111が形成された側壁110a側に向かって下方に若干傾斜する床面110bが形成されている。そして、オーバーフロー孔111の下辺に接続し床面110bと同じ方向に傾斜する排出路面112が、ホッパー部110の内壁に沿って形成されている。すなわち、ホッパー部110において貯留するメダルの量が増え、排出路面112よりも高く積層(積み重ねること)したメダルを当該路面上を滑落させてオーバーフロー孔111へ導き、外部の補助タンク23(図5参照)へメダルを排出するように構成されている。
また、ホッパー部110の開口部には、積層した状態で貯留した表層部分のメダルを均してほぼ平坦にするための均し手段が設けられている。すなわち、均し手段は、ホッパー部110内にその下端部を一定量だけ突入した状態で当該ホッパー部110の開口部に掛け渡されるとともに、当該掛け渡された方向に対して交差する方向で、且つ、オーバーフロー孔111側に接近及び離間する方向に往復操作可能に取り付けられた均し部材121を備えている。そして、均し部材121は、コイルバネ122により、オーバーフロー孔111側から離間する方向(図4においては右方向)に、手動で移動操作可能な弾性力で常時付勢されている。
次に、メダル払出駆動部150は、上述したホッパー部110に貯留したメダルを捕捉する円孔である複数の捕捉孔153aが周方向に等配分された円板状の回転捕捉板153と、当該回転捕捉板153の下側面に当接する搬送板154とを備えている。なお、回転捕捉板153及び搬送板154は、ホッパー部110の底部に傾斜する床面110b上に沿って一体的に回転可能に設けられ、メダル払出駆動部150に内蔵される払出モータ151(図5参照)により回転駆動される。
図7〜図9を参照して、メダル払出駆動部150の構造及びその動作を更に説明する。ここで、図7は、傾斜する上面に正対する位置から見た場合のメダル払出駆動部150の構造を表した図である。また、図8及び図9は、図7と同じ位置から見た場合において一部を破断してメダル払出駆動部150の内部構造を表した図である。
まず、図7を参照し、メダル払出駆動部150の傾斜する上面は、上述したホッパー部(110)の床面(110b)に相当する面であり、その中央には、回転捕捉板153及び搬送板154の回転領域を含む略円形の搬送路面155が陥没して形成されている。
回転捕捉板153の中心位置には、払出モータ151の回転軸151aが固着している。また、メダルよりも若干大きな径を有して貫通する捕捉孔153aは、回転捕捉板153が回転することにより、ホッパー部(110)の底部において貯留されているメダルを嵌め入れて捕捉するように形成されている。
搬送板154は、回転捕捉板153の下側面に当接するとともに、その中心位置で払出モータ151の回転軸151aに固着している。すなわち、回転捕捉板153及び搬送板154は、共通の回転軸151aを介して払出モータ151の駆動トルクが直接的に伝達され、一体的に回転するように取り付けられている。
搬送板154には、捕捉孔153aが形成されるそれぞれの位置から若干、略中心軸方向に湾入して切り欠かれた湾入部154aと、互いに隣接する各湾入部154a間の位置から半径方向に放射状に延び、その先端部分が回転方向とは逆方向に緩やかに曲がる押進突起154bとが形成されている。
かかる構成により、捕捉孔153aを介して捕捉されたメダルは、上面から陥没する搬送路面155、搬送板154の湾入部154a及び回転捕捉板153で画成される隙間空間に保持される。そして、払出モータ151を駆動し搬送板154を回転させることにより、保持されたメダルが押進突起154bに押圧されて搬送路面155の段差壁155aに沿う周回方向に搬送される。
また、図7に示されるように、搬送路面155の一端部には、メダルをメダル放出口100aへ導く放出路面156が連続して形成されている。また、放出路面156を交差するように、軸位置が固定のピンローラ157と、軸位置が移動可能なピンローラ162とが当該放出路内に突出して設けられている。
ピンローラ162の軸は、放出路面156の裏面側において支軸161を中心に揺動可能に取り付けられた放出アーム160に固定されており、放出アーム160が揺動動作することで、軸固定のピンローラ157に対して近接する位置(閉じる側)及び離間する位置(開く側)に往復移動する。
放出アーム160は、バネ170により、ピンローラ162が閉じる側に常時付勢されている。また、搬送路面155の裏面側には、上述の払出センサ152を構成し、放出アーム160の揺動位置を検出する2個のフォトインタラプタ152a、152bが設けられている。すなわち、軸固定のピンローラ157に対し、可動のピンローラ162が最も近接する位置(閉じる側)にある場合には、放出アーム160の遮光片がフォトインタラプタ152aを遮光してオフ作動させ、ピンローラ162が最も離間する位置(開く側)にある場合には、フォトインタラプタ152bがオフ作動するように構成されている。
メダルの払い出しをする際には、主制御基板21は、払出モータ151を駆動制御して、回転捕捉板153及び搬送板154を図7〜図9に示す時計回り方向に回転させる。搬送板154に保持されたメダルMが搬送され、閉じ状態にある一対のピンローラ157、162に当接すると、押進突起154bの押圧力がメダルMを介してピンローラ157、162に作用し、ピンローラ162がバネ170の付勢力に抗しながら開く側に押し広げられる(図8参照)。このとき、バネ170には、伸張による弾性エネルギーが蓄積される。
更に搬送板154が回転し、メダルの中心がピンローラ157、162の各軸を結ぶ線を超えた時(このとき、各ピンローラ157、162は最も離間する位置関係にあり、フォトインタラプタ152bがオフ作動する)、バネ170による弾性収縮力がメダルMを放出する方向に作用する。このため、バネ170に蓄積された弾性エネルギーが一機に開放し、メダルMは、閉じる側に移動するピンローラ162により放出路に押し出され、メダル放出口100aを介して外部へ放出される(図9参照)。
なお、ホッパー装置100を動作制御する主制御基板21は、2個のフォトインタラプタ152a、152bからなる払出センサ152のかかる一連の作動に基づいて放出アーム160の動作を論理判定することにより、メダルの1枚の払い出しを検知している。
次に、ホッパー装置100の本発明に関わる作用を図10を参照して説明する。
メダル投入部(11)に投入され、メダルセレクタ(35)によって適正と判定されたメダルMは、ホッパー装置100のホッパー部110に投下して貯留される。
ホッパー部110においてメダルMを貯留する量が満杯に近くなると、メダルMは略円錐状の山積み状態で積層される(図10(a)参照)。この状態で、ホールの保守作業員等が均し手段の取っ手部123を把持し、均し部材121をコイルバネ122の付勢力に抗しながらオーバーフロー孔111側へ移動させることにより、積層状態のメダルMの表層部分をほぼ平坦に均すとともに、その一部をオーバーフロー孔111から排除させる(図10(b)参照)。また、作業員が取っ手部123から手Hを離せば、圧縮されたコイルバネ122の弾性力により均し部材121がホッパー部110の元の端側に自動的に戻されるため、操作の手間が省かれる。
このように、ホッパー部110の満杯状態を簡単な操作で事前に解消するので、従来のように一部の遊技者がその満杯状態を察知して、当該スロットマシン1における入賞の頻度や設定確率等の入賞傾向を把握するといった行為ができなくなる。したがって、スロットマシン1におけるゲームの公平性が確保される。
なお、図11は、本発明に係るホッパー装置の別の実施例を表した斜視図である。この実施例においては、均し部材125は、ホッパー部110の開口部に掛け渡される方向に沿ってその下端部に複数の縦溝125aが形成され、いわゆるレーキ形状を有している。この実施例のホッパー装置100によれば、均し部材125を移動操作したとき、積層された一部のメダルが縦溝125aを通り抜けるため、より小さな操作力でメダルの表層を平坦に均すことができる。したがって、メダルの均し作業を容易にし、作業員の疲労を少なくする等の効果がある。
一般的なスロットマシンの外観構造を表した斜視図である。 図1に示したスロットマシンの前扉を開いてその内部構造を表した正面図である。 一般的なスロットマシンの機能ブロック図である。 本発明の一実施例によるホッパー装置の外観構造を表した斜視図である。 図4に示したホッパー装置の正面図である。 図4に示したホッパー装置の平面図である。 図4に示したホッパー装置を構成するメダル払出駆動部であって、傾斜する上面に正対する位置から見た場合の構造を表した図である。 図7に示したメダル払出駆動部の構造を更に表した図である。 図7に示したメダル払出駆動部の構造を更に表した図である。 図4に示したホッパー装置の側面図であり、その作用を主に説明するための図である。 本発明の他の実施例によるホッパー装置の外観構造を表した斜視図である。
符号の説明
1…スロットマシン 2…筐体
3…前扉 4…受皿ユニット
5…上部ランプ 6a、6b…サイドランプ
7a、7b…演出用放音部 8…液晶表示ユニット
9…中パネルユニット 9a…表示窓
10…リールユニット 10a、10b、10c…リール
11…メダル投入部 12…ベットボタン
13…スタートレバー 14a、14b、14c…ストップボタン
15…パネル 16…メダル払出口
17…演出用放音部 21…主制御基板
23…補助タンク 24…主電源装置
25…電源装置基板
31a、31b…スピーカ 32…サブ制御基板
33…冷陰極蛍光管 34…中央表示基板
35…メダルセレクタ 36…メダルガイド部
37…フローシュート 38…メダル払出通路
39…スピーカ 40…回胴装置基板
41a…ステッピングモータ 42a…基準位置センサ
100…ホッパー装置 100a…メダル放出口
110…ホッパー部 110a…側壁
110b…床面 111…オーバーフロー孔
112…排出路面 121…均し部材
122…コイルバネ 123…取っ手部
125…均し部材 125a…縦溝
150…メダル払出駆動部 151…払出モータ
151a…回転軸 152…払出センサ
152a、152b…フォトインタラプタ 153…回転捕捉板
153a…捕捉孔 154…搬送板
154a…押進突起 154b…湾入部
155…搬送路面 155a…段差壁
156…放出路面 157…ピンローラ
160…放出アーム 161…支軸
162…ピンローラ 170…バネ
211…CPU 212…ROM
213…RAM 214…クロック割込信号生成部
215…乱数発生部 216…サンプリング部
321…照明制御部 322…音響制御部
323…音源データメモリ 324…画像データ選択部
325…画像データメモリ

Claims (2)

  1. 上側の開口部より遊技メダルを受け入れ当該遊技メダルを貯留するとともに一定高さ以上に積層した遊技メダルを排出するオーバーフロー孔が第1の側壁の一端部近傍に形成されたホッパー部と、
    前記ホッパー部の前記開口部に設けられ、前記ホッパー部に積層した状態で貯留される遊技メダルの表層部分を均すための均し手段とを備え、
    前記ホッパー部の底部は、前記第1の側壁と対向する第2の側壁から前記第1の側壁に向かって下方に傾斜する床面が形成され、
    前記オーバーフロー孔の下辺に接続し前記床面と同じ方向に傾斜する排出路面が、前記第1の側壁及び前記第2の側壁と直交し、かつ、前記第1の側壁の前記一端部側に位置する第3の側壁に沿って形成され、
    前記均し手段は、前記開口部の前記第1の側壁と前記第2の側壁に掛け渡され、前記第3の側壁に接近及び離間する方向に往復操作可能に取り付けられた均し部材と、前記均し部材を前記第3の側壁から離間する方向に常時付勢する付勢手段とを備えている
    ことを特徴とする遊技機用ホッパー装置。
  2. 前記均し部材の下端部に、前記第1の側壁及び前記第2の側壁と平行な方向に沿って複数の溝を形成したことを特徴とする請求項1に記載の遊技機用ホッパー装置。
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