以下、図面を用いて、本発明の実施形態に係る遊技台(例えば、ぱちんこ機100等の弾球遊技機やスロット機等の回胴遊技機)について詳細に説明する。
<<第一の実施例>>
<全体構成>
まず、図1を用いて、本発明の実施形態1に係るぱちんこ機100の全体構成について説明する。なお、同図はぱちんこ機100を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。
ぱちんこ機100は、外部的構造として、外枠102と、本体104と、前面枠扉106と、球貯留皿付扉108と、発射装置110と、遊技盤200と、をその前面に備える。
外枠102は、遊技機設置営業店に設けられた設置場所(島設備等)へと固定させるための縦長方形状から成る木製の枠部材である。
本体104は、外枠102の内部に備えられ、ヒンジ部112を介して外枠102に回動自在に装着された縦長方形状の遊技機基軸体となる部材である。また、本体104は、枠状に形成され、内側に空間部114を有している。
前面枠扉106は、ロック機能付きで且つ開閉自在となるようにぱちんこ機100の前面側となる本体104の前面に対しヒンジ部112を介して装着され、枠状に構成されることでその内側を開口部116とした扉部材である。なお、この前面枠扉106には、開口部116にガラス製又は樹脂製の透明板部材118が設けられ、前面側には、スピーカ120や枠ランプ122が取り付けられている。前面枠扉106の後面と遊技盤200の前面とで遊技領域124を区画形成する。
球貯留皿付扉108は、ぱちんこ機100の前面において本体104の下側に対して、ロック機能付きで且つ開閉自在となるように装着された扉部材である。球貯留皿付扉108は、複数の遊技球(以下、単に「球」と称する場合がある)が貯留可能で且つ発射装置110へと遊技球を案内させる通路が設けられている上皿126と、上皿126に貯留しきれない遊技球を貯留する下皿128と、遊技者の操作によって上皿126に貯留された遊技球を下皿128へと排出させる球抜ボタン130と、遊技者の操作によって下皿128に貯留された遊技球を不図示の遊技球収集容器(俗称、ドル箱)へと排出させる球排出レバー132と、遊技者の操作によって発射装置110へと案内された遊技球を遊技盤200の遊技領域124へと打ち出す球発射ハンドル134と、遊技者の操作によって各種演出装置206(図30参照)の演出態様に変化を与えるチャンスボタン136と、チャンスボタン136を発光させるチャンスボタンランプ138と、遊技店に設置された不図示のカードユニット(CRユニット)に対して球貸し指示を行う球貸操作ボタン140と、カードユニットに対して遊技者の残高の返却指示を行う返却操作ボタン142と、遊技者の残高やカードユニットの状態を表示する球貸表示部144と、を備える。
発射装置110は、本体104の下方に取り付けられ、球発射ハンドル134が遊技者に操作されることによって回動する発射杆146と、遊技球を発射杆146の先端で打突する発射槌148と、を備える。
遊技盤200は、前面に遊技領域124を有し、本体104の空間部114に臨むように、所定の固定部材を用いて本体104に着脱自在に装着されている。なお、遊技領域124は、遊技盤200を本体104に装着した後、開口部116から観察することができる。
図2は、図1のぱちんこ機100を背面側から見た外観図である。
図2に示すように、ぱちんこ機100の背面上部には、上方に開口した開口部を有し、遊技球を一時的に貯留するための球タンク150と、球タンク150の下方に位置し、球タンク150の底部に形成した連通孔を通過して落下する球を、背面右側に位置する払出装置152に導くためのタンクレール154とを配設している。
タンクレール154はツインレールとも称され、例えば第1副基板160と少なくとも一部が前後方向に重畳するように配置されている。本実施の形態によるぱちんこ機100では、部材の配置領域を節約するため、制御基板にノイズを与える恐れのあるタンクレール154が第1副基板160に重畳して配置されている。しかしながら、ぱちんこ機100は、タンクレール154にノイズ対策が施されている場合、タンクレール154と第1副基板160とが重畳して配置されていても、第1副基板160のノイズによる影響を軽減することができる場合がある。また、タンクレール154にはノイズ対策が施されているので、タンクレール154の側面を絶縁性の透明部材で形成することができる。これにより、タンクレール154がぱちんこ機100に設置された場合に、ぱちんこ機100背面側に位置するタンクレール154の側面を透して、タンクレール154での遊技球の流下状況を目視により確認することができる場合がある。
払出装置152は、筒状の部材からなり、その内部には、不図示の払出モータとスプロケットと払出センサとを備えている。スプロケットは、払出モータによって回転可能に構成されており、タンクレール154を通過して払出装置152内に流下した遊技球を一時的に滞留させると共に、払出モータを駆動して所定角度だけ回転することにより、一時的に滞留した遊技球を払出装置152の下方へ1個ずつ送り出すように構成している。
払出センサは、スプロケットが送り出した遊技球の通過を検知するためのセンサであり、遊技球が通過しているときにハイまたはローの何れか一方の信号を、遊技球が通過していないときはハイまたはローの何れか他方の信号を払出制御部600へ出力する。なお、この払出センサを通過した遊技球は、不図示の球レールを通過してぱちんこ機100の表側に配設した払出通路121(図1参照)から上皿126に到達するように構成しており、ぱちんこ機100は、この構成により遊技者に対して球の払い出しを行う。
払出装置152の図中左側には、遊技全般の制御処理を行う主制御部300を構成する主基板156を収納する主基板ケース158、主制御部300が生成した処理情報に基づいて演出に関する制御処理を行う第1副制御部400を構成する第1副基板160を収納する第1副基板ケース162、第1副制御部400が生成した処理情報に基づいて演出に関する制御処理を行う第2副制御部500を構成する第2副基板164を収納する第2副基板ケース166、遊技球の払出に関する制御処理を行う払出制御部600を構成するとともに遊技店員の操作によってエラーを解除するエラー解除スイッチ168を備える払出基板170を収納する払出基板ケース172、遊技球の発射に関する制御処理を行う発射制御部630を構成する発射基板174を収納する発射基板ケース176、各種電気的遊技機器に電源を供給する電源制御部660を構成するとともに遊技店員の操作によって電源をオンオフする電源スイッチ178と電源投入時に操作されることによってRWMクリア信号を主制御部300に出力するRWMクリアスイッチ180とを備える電源基板182を収納する電源基板ケース184、および払出制御部600とカードユニットとの信号の送受信を行うCRインタフェース部186を配設している。CRインタフェース部186は、例えばD−sub(D−subminiature)コネクタで構成されたCRユニット接続部186aを有している。CRインタフェース部186は、CRユニット接続部186aを介して払出制御部600とカードユニットとの信号の送受信を行うようになっている。
第1副基板160を収納する第1副基板ケース162の図中左上には、例えばスピーカ120の音量を調整する音量調整スイッチ192を設けている。音量調整スイッチ192は、例えばロータリースイッチで構成される。
ぱちんこ機100は、その背面側から見て、球タンク150の右側であってタンクレール154の上方に中継基板196を有している。中継基板196はぱちんこ機100とホールコンピュータとの電気的接続に用いられる。遊技盤200の交換を行う場合にぱちんこ機100とホールコンピュータとの配線を変更する必要がないため、遊技盤200は、中継基板196を介して本体104とホールコンピュータとを接続したままで交換される。但し、機種によってはぱちんこ機100からホールコンピュータに送信する信号の種類を変更する必要があるため、ぱちんこ機100は、遊技盤200の取り外し時に、ぱちんこ機100の正面(手前)側から中継基板196の接続状況が把握できるように構成されていてもよい。
同様に、外部と接続の必要がある他の構成(例えば不図示の電源コード)についても、本体104に備えておくことが好ましい。
ぱちんこ機100は、その背面側から見て、中継基板196の右側に電源コネクタ191を有している。電源コネクタ191には、不図示の電源コードが接続されるようになっている。
ぱちんこ機100の機種を変更する際には、遊技盤200を交換するが、このとき主基板156、第1副基板160および第2副制御部500も交換することになる場合があるので、主基板156、第1副基板160および第2副制御部500は遊技盤200に設ける場合がある。
また、ぱちんこ機100の機種を変更する場合であっても、本体104は交換せずそのまま使用することができる場合があり、このとき払出基板170、発射基板174および電源基板182も交換の必要がない場合があるので、払出基板170、発射基板174および電源基板182は本体104に設ける場合がある。
図3は、遊技盤200を正面から見た略示正面図である。
遊技盤200には、外レール202と内レール204とを配設し、遊技球が転動可能な遊技領域124を区画形成している。
遊技領域124の略中央には、演出装置206を配設している。この演出装置206には、略中央に装飾図柄表示装置208を配設し、装飾図柄表示装置208の上方に演出可動物224(演出可動手段)を配設している。
装飾図柄表示装置208は、装飾図柄ならびに演出に用いる様々な表示を行うための表示装置であり、本実施例では7セグメント表示装置によって構成するが、本発明はこれに限られるものではなく、EL等を用いた表示装置を用いてもよい。この装飾図柄表示装置208は、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208bおよび右図柄表示領域208cの3つの表示領域に分割し、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208bおよび右図柄表示領域208cはそれぞれ異なった装飾図柄を表示する。なお、装飾図柄表示装置208として7セグメント表示装置を採用しているが、7セグメント表示装置でなくとも、種々の演出や種々の遊技情報を表示可能に構成されていればよく、例えば、ドットマトリクス表示装置、液晶表示装置(Liquid Crystal Display)、有機EL(ElectroLuminescence)表示装置、リール(ドラム)式表示装置、リーフ式表示装置、プラズマディスプレイ、プロジェクタを含む他の表示デバイスを採用してもよい。
遊技盤200の右上部には、普通図柄表示装置210と、第1特別図柄表示装置212と、第2特別図柄表示装置214と、普通図柄保留ランプ216と、高確中ランプ222と、を配設している。また、装飾図柄表示装置208の下方には、第1特別図柄保留ランプ218と、第2特別図柄保留ランプ220と、を配設している。なお、以下、普通図柄を「普図」、特別図柄を「特図」と称する場合がある。
また、本実施形態では、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、および右図柄表示領域208cのそれぞれに表示する装飾図柄に次ぐ4つ目の装飾図柄として第4図柄を設けている。この第4図柄は、特図1用としての特図1用第4図柄219、および特図2用としての特図2用第4図柄221の2つを設けており、左図柄表示領域208aの左上方に特図1用第4図柄219を表示し、右図柄表示領域208aの右上方に特図2用第4図柄221を表示する。第4図柄は、変動/停止を表示するものであり、例えば黒色は停止表示を示し、グレー色は変動表示を示す。
普図表示装置210は、普図の表示を行うための表示装置であり、本実施例では7セグメントLEDによって構成する。第1特図表示装置212および第2特図表示装置214は、特図の表示を行うための表示装置であり、本実施例では7セグメントLEDによって構成する。
普図保留ランプ216は、保留している普図変動遊技(詳細は後述)の数を示すためのランプであり、本実施例では、普図変動遊技を所定数(例えば、2つ)まで保留することを可能としている。第1特図保留ランプ218および第2特図保留ランプ220は、保留している特図変動遊技(詳細は後述)の数を示すためのランプであり、本実施例では、特図変動遊技を所定数(例えば、4つ)まで保留することを可能としている。高確中ランプ222は、遊技状態が大当りが発生し易い高確率状態であること、または高確率状態になることを示すためのランプであり、遊技状態を大当りが発生し難い低確率状態から高確率状態にする場合に点灯し、高確率状態から低確率状態にする場合に消灯する。
また、この演出装置206の周囲には、一般入賞口226と、普図始動口228と、第1特図始動口230と、第2特図始動口232と、可変入賞口234と、を配設している。
一般入賞口226は、本実施例では遊技盤200に複数配設しており、この一般入賞口226への入球を所定の球検出センサ(図示省略)が検出した場合(一般入賞口226に入賞した場合)、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、10個)の球を賞球として上皿126に排出する。上皿126に排出した球は遊技者が自由に取り出すことが可能であり、これらの構成により、入賞に基づいて賞球を遊技者に払い出すようにしている。
なお、一般入賞口226に入球した球は、ぱちんこ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。本実施例では、入賞の対価として遊技者に払い出す球を「賞球」、遊技者に貸し出す球を「貸球」と区別して呼ぶ場合があり、「賞球」と「貸球」を総称して「球(遊技球)」と呼ぶ。
普図始動口228は、ゲートやスルーチャッカーと呼ばれる、遊技領域124の所定の領域を球が通過したか否かを判定するための装置で構成しており、本実施例では遊技盤200の右部分および左部分に1つずつ合計2つ配設している。普図始動口228を通過した球は一般入賞口226に入球した球と違って、遊技島側に排出することはない。球が普図始動口228を通過したことを所定の玉検出センサが検出した場合、ぱちんこ機100は、普図表示装置210による普図変動遊技を開始する。
第1特図始動口230は、本実施例では遊技盤200の中央に1つだけ配設している。この第1特図始動口230への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、3個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、第1特図表示装置212による特図変動遊技を開始する。なお、第1特図始動口230に入球した球は、ぱちんこ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
第2特図始動口232は、電動チューリップ(電チュー)と呼ばれ、本実施例では遊技盤200の中央下側に1つだけ配設している。この第2特図始動口232は、左右に開閉自在な羽根232aを備え、羽根232aの閉鎖中は球の入球が不可能であり、普図変動遊技に当選し、普図表示装置210が当たり図柄を停止表示した場合に羽根232aが所定の時間間隔、所定の回数で開閉する。第2特図始動口232への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、4個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、第2特図表示装置214による特図変動遊技を開始する。なお、第2特図始動口232に入球した球は、ぱちんこ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
可変入賞口234は、大入賞口またはアタッカーと呼ばれ(以下「アタッカー」ともいう)、本実施例では遊技盤200の右下方に1つ配設している。この可変入賞口234は、開閉自在な扉部材234aを備え、扉部材234aの閉鎖中は球の入球が不可能であり、特図変動遊技に当選して特図表示装置212、214が大当たり図柄を停止表示した場合に扉部材234aが所定の時間間隔(例えば、開放時間29秒、閉鎖時間1.5秒)、所定の回数(例えば15回)で開閉する。
可変入賞口234への入球を所定の球検出センサ(後述の球検出センサ715)が検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、15個)の球を賞球として上皿126に排出する。なお、可変入賞口234に入球した球は、ぱちんこ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
アタッカー234の詳細については後述する。
さらに、これらの入賞口や始動口の近傍には、風車と呼ばれる円盤状の打球方向変換部材236や、遊技釘(図3では省略)を複数個、配設していると共に、内レール204の最下部には、いずれの入賞口や始動口にも入賞しなかった球をぱちんこ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出するためのアウト口240を設けている。
このぱちんこ機100は、遊技者が上皿126に貯留している球を発射レールの発射位置に供給し、遊技者の球発射ハンドル134の操作量に応じた強度で発射モータを駆動し、発射杆146および発射槌148によって外レール202、内レール204を通過させて遊技領域124に打ち出す。そして、遊技領域124の上部に到達した球は、打球方向変換部材や遊技釘等によって進行方向を変えながら下方に落下し、入賞口(一般入賞口226、可変入賞口234)や始動口(第1特図始動口230、第2特図始動口232)に入賞するか、いずれの入賞口や始動口にも入賞することなく、または普図始動口228を通過するのみでアウト口240に到達する。
<演出装置206>
次に、ぱちんこ機100の演出装置206について説明する。演出装置206は、第1副制御部400や第2副制御部500により駆動制御される。
この演出装置206の前面側には、遊技球の転動不可能な領域に演出可動物224を配設している。また、演出装置206の背面側には、装飾図柄表示装置208を配設している。
<制御部>
次に、図4を用いて、このぱちんこ機100の制御部の回路構成について詳細に説明する。なお、同図は制御部の回路ブロック図を示したものである。
ぱちんこ機100の制御部は、大別すると、遊技の中枢部分を制御する主制御部300と、主制御部300が送信するコマンド信号(以下、単に「コマンド」と呼ぶ)に応じて主に演出の制御を行う第1副制御部400と、第1副制御部400より送信されたコマンドに基づいて各種機器を制御する第2副制御部500と、主制御部300が送信するコマンドに応じて主に遊技球の払い出しに関する制御を行う払出制御部600と、遊技球の発射制御を行う発射制御部630と、ぱちんこ機100に供給される電源を制御する電源制御部660と、によって構成している。
<主制御部>
まず、ぱちんこ機100の主制御部300について説明する。
主制御部300は、主制御部300の全体を制御する基本回路302を備えており、この基本回路302には、CPU304と、制御プログラムや各種データを記憶するためのROM306と、一時的にデータを記憶するためのRAM308と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O310と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ312と、プログラム処理の異常を監視するWDT314を搭載している。なお、ROM306やRAM308については他の記憶装置を用いてもよく、この点は後述する第1副制御部400についても同様である。この基本回路302のCPU304は、水晶発振器316bが出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。
また、基本回路302には、水晶発振器316aが出力するクロック信号を受信する度に0〜65535の範囲で数値を変動させるハードウェア乱数カウンタとして使用しているカウンタ回路318(この回路には2つのカウンタを内臓しているものとする)と、所定の球検出センサ、例えば各始動口、入賞口、可変入賞口を通過する遊技球を検出するセンサや、前面枠扉開放センサや内枠開放センサや下皿満タンセンサを含む各種センサ320が出力する信号を受信し、増幅結果や基準電圧との比較結果をカウンタ回路318および基本回路302に出力するためのセンサ回路322と、所定の図柄表示装置、例えば第1特図表示装置212や第2特図表示装置214の表示制御を行うための駆動回路324と、所定の図柄表示装置、例えば普図表示装置210の表示制御を行うための駆動回路326と、各種状態表示部328(例えば、普図保留ランプ216、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、高確中ランプ222等)の表示制御を行うための駆動回路330と、所定の可動部材、例えば第2特図始動口232の羽根部材232aや可変入賞口234の扉部材234a等を開閉駆動する各種ソレノイド332を制御するための駆動回路334を接続している。
なお、第1特図始動口230に球が入賞したことを球検出センサ320が検出した場合には、センサ回路322は球を検出したことを示す信号をカウンタ回路318に出力する。この信号を受信したカウンタ回路318は、第1特図始動口230に対応するカウンタのそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、第1特図始動口230に対応する内蔵のカウンタ値記憶用レジスタに記憶する。また、カウンタ回路318は、第2特図始動口232に球が入賞したことを示す信号を受信した場合も同様に、第2特図始動口232に対応するカウンタのそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、第2特図始動口232に対応する内蔵のカウンタ値記憶用レジスタに記憶する。
さらに、基本回路302には、情報出力回路336を接続しており、主制御部300は、この情報出力回路336を介して、外部のホールコンピュータ(図示省略)等が備える情報入力回路350にぱちんこ機100の遊技情報(例えば、遊技状態)を出力する。
また、主制御部300には、電源制御部660から主制御部300に供給している電源の電圧値を監視する電圧監視回路338を設けており、この電圧監視回路338は、電源の電圧値が所定の値(本実施例では9v)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を基本回路302に出力する。
また、主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)340を設けており、CPU304は、この起動信号出力回路340から起動信号を入力した場合に、遊技制御を開始する(後述する主制御部メイン処理を開始する)。
また、主制御部300は、第1副制御部400にコマンドを送信するための出力インタフェースと、払出制御部600にコマンドを送信するための出力インタフェースをそれぞれ備えており、この構成により、第1副制御部400および払出制御部600との通信を可能としている。なお、主制御部300と第1副制御部400および払出制御部600との情報通信は一方向の通信であり、主制御部300は第1副制御部400および払出制御部600にコマンド等の信号を送信できるように構成しているが、第1副制御部400および払出制御部600からは主制御部300にコマンド等の信号を送信できないように構成している。
<副制御部>
次に、ぱちんこ機100の第1副制御部400について説明する。第1副制御部400は、主に主制御部300が送信したコマンド等に基づいて第1副制御部400の全体を制御する基本回路402を備えており、この基本回路402には、CPU404と、制御プログラムや各種演出データを記憶するためのROM406と、一時的にデータを記憶するためのRAM408と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O410と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ412を搭載している。この基本回路402のCPU404は、水晶発振器414が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。なお、ROM406は、制御プログラムと各種演出データとを別々のROMに記憶させてもよい。
また、基本回路402には、スピーカ120(およびアンプ)の制御を行うための音源IC416と、各種ランプ418(例えば、チャンスボタンランプ138)の制御を行うための駆動回路420と、遮蔽装置246の駆動制御を行うための駆動回路432と、遮蔽装置246の現在位置を検出する遮蔽装置センサ430と、チャンスボタン136の押下を検出するチャンスボタン検出センサ426と、遮蔽装置センサ430やチャンスボタン検出センサ426からの検出信号を基本回路402に出力するセンサ回路428と、CPU404からの信号に基づいてROM406に記憶された画像データ等を読み出してVRAM436のワークエリアを使用して表示画像を生成して装飾図柄表示装置208に画像を表示するVDP434(ビデオ・ディスプレイ・プロセッサー)と、を接続している。
次に、ぱちんこ機100の第2副制御部500について説明する。第2副制御部500は、第1副制御部400が送信した制御コマンドを入力インタフェースを介して受信し、この制御コマンドに基づいて第2副制御部500の全体を制御する基本回路502を備えており、この基本回路502は、CPU504と、一時的にデータを記憶するためのRAM508と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O510と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ512を搭載している。基本回路502のCPU504は、水晶発振器514が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作し、第2副制御部500の全体を制御するための制御プログラム及びデータ、画像表示用のデータ等が記憶されたROM506が設けられている。
また、基本回路502には、演出可動体224の駆動制御を行うための駆動回路516と、演出可動体224の現在位置を検出する演出可動体センサ424と、演出可動体センサ424からの検出信号を基本回路502に出力するセンサ回路518と、遊技盤用ランプ532の制御を行うための遊技盤用ランプ駆動回路530と、遊技台枠用ランプ542の制御を行うための遊技台枠用ランプ駆動回路540と、遊技盤用ランプ駆動回路530と遊技台枠用ランプ駆動回路540との間でシリアル通信による点灯制御を行うシリアル通信制御回路520と、を接続している。
詳しくは後述する本発明に係る孔あき基板は、例えば遊技盤用ランプ駆動回路530を実装するものである場合がある。また、本発明に係る孔あき基板は、遊技盤用ランプ532(例えばLED)を実装するものである場合がある。また、本発明に係る孔あき基板は、遊技盤に搭載するものに限られるものではなく、例えば本体104のような他の構成に搭載するものである場合がある。また、本発明に係る孔あき基板に実装した回路は、第2副制御部500で制御するものに限られるものではなく、例えば第1副制御部400で制御するものである場合がある。
<払出制御部、発射制御部、電源制御部>
次に、ぱちんこ機100の払出制御部600、発射制御部630、電源制御部660について説明する。
払出制御部600は、主に主制御部300が送信したコマンド等の信号に基づいて払出装置152の払出モータ602を制御すると共に、払出センサ604が出力する制御信号に基づいて賞球または貸球の払い出しが完了したか否かを検出すると共に、インタフェース部606を介して、ぱちんこ機100とは別体で設けられたカードユニット608との通信を行う。
発射制御部630は、払出制御部600が出力する、発射許可または停止を指示する制御信号や、球発射ハンドル134内に設けた発射強度出力回路が出力する、遊技者による球発射ハンドル134の操作量に応じた発射強度を指示する制御信号に基づいて、発射杆146および発射槌148を駆動する発射モータ632の制御や、上皿126から発射装置110に球を供給する球送り装置634の制御を行う。
電源制御部660は、ぱちんこ機100に外部から供給される交流電源を直流化し、所定の電圧に変換して主制御部300、第1副制御部400等の各制御部や払出装置152等の各装置に供給する。さらに、電源制御部660は、外部からの電源が断たれた後も所定の部品(例えば主制御部300のRAM308等)に所定の期間(例えば10日間)電源を供給するための蓄電回路(例えば、コンデンサ)を備えている。なお、本実施形態では、電源制御部660から払出制御部600と第2副制御部500に所定電圧を供給し、払出制御部600から主制御部300と第2副制御部500と発射制御部630に所定電圧を供給しているが、各制御部や各装置に他の電源経路で所定電圧を供給してもよい。
<孔あき基板の構成>
ここで、本発明に係る孔あき基板の構成の一例について説明する。
図5は、本発明に係る孔あき基板の構成の一例を示す図であり、(a)は孔あき基板の斜視図であり、(b)は孔あき基板の平面図である。
基板700は、貫通する孔701を有する。孔701の断面形状は、図5(b)に示すように横長の長方形である。
孔701の短辺の長さAは、遊技球702の直径Bよりも長い。従って、孔701の長辺も遊技球702の直径Bよりも長く、遊技球702は、孔701を貫通可能なものである。
基板700は、孔701の周囲すべてに基板が存在するので、例えば孔701の一辺の基板部分700aが欠けてコの字状の基板になった場合に比べて、強度が高い場合がある。
図6(a)〜(f)は、本発明に係る孔あき基板の構成の別の例を示す平面図である。
図6(a)に示す例では、基板700に設けた孔701aの断面形状は、縦長の長方形である。遊技球702は、孔701aを貫通可能なものである。
図6(b)に示す例では、基板700に設けた孔701bの断面形状は、正方形である。遊技球702は、孔701bを貫通可能なものである。
図6(c)に示す例では、基板700に設けた孔701cの断面形状は、三つの内角のそれぞれの角度が任意な三角形である。遊技球702は、孔701cを貫通可能なものである。
図6(d)に示す例では、基板700に設けた孔701dの断面形状は、長方形であって、基板700の辺と孔701dの辺とが平行ではない配置である。遊技球702は、孔701dを貫通可能なものである。
図6(e)に示す例では、基板700に設けた孔701eの断面形状は、四つの内角のそれぞれの角度が任意な四角形である。遊技球702は、孔701eを貫通可能なものである。
図6(f)に示す例では、基板700に設けた孔701fの断面形状は、六つの内角のそれぞれの角度が任意な六角形である。遊技球702は、孔701fを貫通可能なものである。
なお、基板700に設ける貫通孔の形状は、そのほか如何なる形状であってもよい場合がある。
図7は、図5に示した基板700を、所定の貫通物が貫通する様子を示す斜視図であり、(a)は、遊技球が通過可能な球通路を形成する通路部材が貫通する様子を示す図であり、(b)は、遊技球が通過不可能な所定の部材が貫通する様子を示す図であり、(c)は、遊技球が通過可能な球通路および通過不可能部を有する所定の部材が貫通する様子を示す図である。
図7(a)に示す例では、基板700の孔701を、通路部材703が貫通している。通路部材703は、中が空洞であって、遊技球702が通過する球通路704を形成する角筒状の部材である。
図7(b)に示す例では、基板700の孔701を、所定の部材の例であるリブ705が貫通している。リブ705が孔701を貫通することで、遊技球702は孔701を通過不可能となっている。
図7(c)に示す例では、基板700の孔701を、所定の部材の例である通路部材703bが貫通している。通路部材703bは、図における左側に遊技球702が通過する球通路704bを形成している。球通路704bの図における右側には遊技球702が通過不可能な通過不可能部703baを有する。図7(c)に示す例では、球通路704bの右側に通過不可能部703baを設けているが、球通路704bの左側に通過不可能部703baを設けてもよく、球通路704bの上側に通過不可能部703baを設けてもよく、球通路704bの下側に通過不可能部703baを設けてもよく、球通路704bの斜め位置に通過不可能部703baを設けてもよい。球通路704bの面積はに通過不可能部703bの面積よりも大きくてもよく、小さくてもよく、同じでもよい。
図8は、本発明に係る孔あき基板に電気回路を実装した構成の例を示す図であって、(a)は斜視図であり、(b)は平面図である。
この図8に示す例では、基板700に設けた孔701gの断面形状は、円形(例えば正円)である。孔701gの直径Cは、遊技球702の直径Bよりも長い。従って、遊技球702は、孔701gを貫通可能なものである。また、基板700には、電気回路であるLED706が実装されている。
孔701gは基板700の中心に設けられている場合もあり、中心から外れた位置に設けられている場合もある。図8では、孔701gは基板700の中心から外れた位置に設けられている。
また、孔701gとLED706との距離は、その間に他のLEDが実装不可能なほど近い場合もあり、その間に他のLEDが実装可能な距離以上に離れている場合もある。
図9(a)〜(c)は、本発明に係る孔あき基板に電気回路を実装した構成の別の例を示す平面図である。
図9(a)に示す例では、基板700に設けた孔701gの断面形状は、円形(例えば正円)である。遊技球702は、孔701gを貫通可能なものである。また、基板700には、電気回路であるLED706が実装されている。この例では、孔701gは基板700の中心に設けられている。
図9(b)に示す例では、基板700に設けた孔701hの断面形状は、扇形である。遊技球702は、孔701hを貫通可能なものである。また、基板700には、電気回路であるLED706が実装されている。
図9(c)に示す例では、基板700に設けた孔701iの断面形状は、任意の曲率で任意の長さの曲線および/または任意の長さの直線で囲まれた任意の形状である。遊技球702は、孔701iを貫通可能なものである。また、基板700には、電気回路であるLED706が実装されている。
図10は、本発明に係る孔あき基板に電気回路を実装した構成の別の例を示す図であって、(a)は斜視図であり、(b)は平面図である。
図10に示す例では、基板700に、孔701および孔701gの二つの孔を設けている。孔701gの断面形状は横長の長方形であり、孔701gの断面形状は、円形(例えば正円)である。
孔701の短辺の長さAは、遊技球702の直径Bよりも長い。従って、孔701の長辺も遊技球702の直径Bよりも長く、遊技球702は、孔701を貫通可能なものである。
孔701gの直径Cは、遊技球702の直径Bよりも長い。従って、遊技球702は、孔701gを貫通可能なものである。
また、基板700には、電気回路であるLED706が実装されている。LED706は孔701に近い位置(例えば、横方向、縦方向または斜め方向のいずれかにおいて近い位置)に配置する場合がある。また、LED706は孔701gに近い位置(例えば、横方向、縦方向または斜め方向のいずれかにおいて近い位置)に配置する場合がある。
また、LED706は孔701に近い位置(例えば、横または縦のいずれかの辺あるいはいずれかの角に近い位置)に配置する場合がある。また、LED706は孔701gに近い位置(例えば、円周のいずれかに近い位置)に配置する場合がある。
また、LED706は孔701に近い位置(例えば、孔701の縦方向の中心位置に近い位置)に配置する場合がある。また、LED706は孔701gに近い位置(例えば、孔701gの縦方向の中心位置に近い位置)に配置する場合がある。
なお、基板700に複数の孔を設ける場合、その形状および大きさは、すべて同じものである場合もあり、それぞれすべて異なる場合もあり、一部は同じで一部は異なる場合がある。
なお、基板700に複数の孔を設ける場合、そのすべての孔が、遊技球702が通過可能な大きさである場合もあり、少なくとも一つの孔が、遊技球702が通過可能な大きさである場合もある。また、少なくとも一つの孔が、遊技球702が通過できない大きさであってもよい。
なお、LED706は、孔701と孔701gの間に配置(例えば、孔701よりも孔701gに近い位置に配置、孔701gよりも孔701に近い位置に配置、LED706から孔701までの距離とLED706から孔701gまでの距離とが等しい位置に配置)する場合があり、孔701よりも基板700の外縁側に配置(例えば、孔701よりも基板700の外縁に近い位置に配置、基板700の外縁よりも孔701に近い位置に配置、LED706から孔701までの距離とLED706から基板700の外縁までの距離とが等しい位置に配置)する場合があり、孔701gよりも基板700の外縁側に配置(例えば、孔701gよりも基板700の外縁に近い位置に配置、基板700の外縁よりも孔701gに近い位置に配置、LED706から孔701gまでの距離とLED706から基板700の外縁までの距離とが等しい位置に配置)する場合がある。なお、LED706は、孔701と孔701gの間に配置しないようにしてもよい。
図11(a)〜(d)は、本発明に係る孔あき基板に電気回路を実装した構成の別の例を示す平面図である。
図11(a)に示す例では、基板700に、孔701および孔701gの二つの孔を設けている。孔701の断面形状は横長の長方形であり、孔701gの断面形状は、円形(例えば正円)である。
孔701の短辺の長さAは、遊技球702の直径Bよりも長い。従って、孔701の長辺も遊技球702の直径Bよりも長く、遊技球702は、孔701を貫通可能なものである。
孔701gの直径Cは、遊技球702の直径Bよりも長い。従って、遊技球702は、孔701gを貫通可能なものである。
また、基板700には、電気回路であるLED706が実装されている。LED706は、孔701gからは遠く(例えば、その間に他のLEDが実装可能な距離以上に離れている)、孔701に近い(例えば、その間に他のLEDが実装不可能なほど近い)位置に設けられている。
図11(b)に示す例では、基板700に、孔701および孔701gの二つの孔を設けている。孔701の断面形状は横長の長方形であり、孔701gの断面形状は、円形(例えば正円)である。
孔701の短辺の長さAは、遊技球702の直径Bよりも長い。従って、孔701の長辺も遊技球702の直径Bよりも長く、遊技球702は、孔701を貫通可能なものである。
孔701gの直径Cは、遊技球702の直径Bよりも長い。従って、遊技球702は、孔701gを貫通可能なものである。
また、基板700には、電気回路であるLED706が実装されている。LED706は、孔701からは遠く(例えば、その間に他のLEDが実装可能な距離以上に離れている)、孔701gに近い(例えば、その間に他のLEDが実装不可能なほど近い)位置に設けられている。
図11(c)に示す例では、基板700に、孔701および孔701gの二つの孔を設けている。孔701の断面形状は横長の長方形であり、孔701gの断面形状は、円形(例えば正円)である。
孔701の短辺の長さAは、遊技球702の直径Bよりも長い。従って、孔701の長辺も遊技球702の直径Bよりも長く、遊技球702は、孔701を貫通可能なものである。
孔701gの直径Cは、遊技球702の直径Bよりも長い。従って、遊技球702は、孔701gを貫通可能なものである。
また、基板700には、電気回路であるLED706が実装されている。LED706は、孔701gからは遠く(例えば、その間に他のLEDが実装可能な距離以上に離れている)、孔701からは、孔701gからよりは近いが、遠い位置(例えば、その間に他のLEDが実装可能な距離以上に離れている)に設けられている。
図11(d)に示す例では、基板700に、孔701および孔701gの二つの孔を設けている。孔701の断面形状は横長の長方形であり、孔701gの断面形状は、円形(例えば正円)である。
孔701の短辺の長さAは、遊技球702の直径Bよりも長い。従って、孔701の長辺も遊技球702の直径Bよりも長く、遊技球702は、孔701を貫通可能なものである。
孔701gの直径Cは、遊技球702の直径Bよりも長い。従って、遊技球702は、孔701gを貫通可能なものである。
また、基板700には、電気回路であるLED706が実装されている。LED706は、孔701からは遠く(例えば、その間に他のLEDが実装可能な距離以上に離れている)、孔701gからは、孔701からよりは近いが、遠い位置(例えば、その間に他のLEDが実装可能な距離以上に離れている)に設けられている。
図12Aは、図10に示した基板700を、所定の貫通物が貫通する様子を示す斜視図である。
図12Aに示す例では、基板700の孔701を、通路部材703が貫通している。通路部材703は、中が空洞であって、遊技球702が通過する球通路704を形成する角筒状の部材である。
孔701の断面形状と、通路部材703の断面形状は同じである場合もあり、異なるものである場合もある。
また、図12Aに示す例では、基板700の孔701gを、通路部材703aが貫通している。通路部材703aは、中が空洞であって、遊技球702が通過する球通路704aを形成する角筒状の部材である。
孔701gの断面形状と、通路部材703aの断面形状は同じである場合もあり、異なるものである場合もある。
図12Bは、図10に示した基板700を、所定の貫通物が貫通する様子を示す斜視図である。
図12Bに示す例では、基板700の孔701を、通路部材703が貫通している。通路部材703は、中が空洞であって、遊技球702が通過する球通路704を形成する角筒状の部材である。
孔701の断面形状と、通路部材703の断面形状は同じである場合もあり、異なるものである場合もある。
また、図12Bに示す例では、基板700の孔701gを、所定の部材の例であるリブ705aが貫通している。リブ705aが孔701gを貫通することで、遊技球702は孔701gを通過不可能となっている。
孔701gの断面形状と、リブ705aの断面形状は同じである場合もあり、異なるものである場合もある。
図12Cは、図10に示した基板700を、所定の貫通物が貫通する様子を示す斜視図である。
図12Cに示す例では、基板700の孔701を、所定の部材の例であるリブ705が貫通している。リブ705が孔701を貫通することで、遊技球702は孔701を通過不可能となっている。
孔701の断面形状と、リブ705の断面形状は同じである場合もあり、異なるものである場合もある。
また、図12Cに示す例では、基板700の孔701gを、所定の部材の例であるリブ705aが貫通している。リブ705aが孔701gを貫通することで、遊技球702は孔701gを通過不可能となっている。
孔701gの断面形状と、リブ705aの断面形状は同じである場合もあり、異なるものである場合もある。
なお、球通路704と球通路704aは、同じ部品に設けられたものであってもよく、それぞれ異なる部品に設けられたものであってもよい。
なお、球通路704とリブ705aは、同じ部品に設けられたものであってもよく、それぞれ異なる部品に設けられたものであってもよい。
なお、リブ705とリブ705aは、同じ部品に設けられたものであってもよく、それぞれ異なる部品に設けられたものであってもよい。
図13(a)〜(c)は、本発明に係る孔あき基板の構成の別の例を示す平面図である。
図13(a)に示す例では、基板700に、孔701および孔701jの二つの孔を設けている。孔701の断面形状は横長の長方形であり、孔701jの断面形状は、楕円形である。
孔701の短辺の長さAは、遊技球702の直径Bよりも長い。従って、孔701の長辺も遊技球702の直径Bよりも長く、遊技球702は、孔701を貫通可能なものである。
孔701jの短径Dは、遊技球702の直径Bよりも短い。従って、遊技球702は、孔701jを貫通不可能なものである。
図13(b)に示す例では、基板700に、孔701、孔701b、孔701cおよび孔701gの四つの孔を設けている。孔701の断面形状は横長の長方形であり、孔701bの断面形状は正方形であり、孔701の断面形状は横長の三角形であり、孔701gの断面形状は、円形(例えば正円)である。
孔701の短辺の長さAは、遊技球702の直径Bよりも長い。従って、孔701の長辺も遊技球702の直径Bよりも長く、遊技球702は、孔701を貫通可能なものである。
孔701bの一辺の長さは、遊技球702の直径Bよりも短い。従って、遊技球702は、孔701bを貫通不可能なものである。
孔701cの大きさは、遊技球702よりも小さい。従って、遊技球702は、孔701cを貫通不可能なものである。
孔701gの直径Cは、遊技球702の直径Bよりも長い。従って、遊技球702は、孔701gを貫通可能なものである。
図13(c)に示す例では、基板700に、孔701を二つ設けている。孔701の断面形状は横長の長方形である。
孔701の短辺の長さAは、遊技球702の直径Bよりも長い。従って、孔701の長辺も遊技球702の直径Bよりも長く、遊技球702は、孔701を貫通可能なものである。
なお、基板に遊技球が通過可能な孔と遊技球が通過不可能な孔の両方があってもよい。
なお、基板に遊技球が通過可能な孔が複数設けられていてもよく、遊技球が通過不可能な孔が複数設けられてもよい。
なお、基板に遊技球が通過可能な孔のみが設けられてもよい。
なお、基板に遊技球が通過可能な孔のみが複数設けられてもよい。
<アタッカー234の構成>
図14は、図3に示したアタッカー234を遊技盤200から取り外した状態を示す斜視図である。
このアタッカー234には、本発明に係る孔あき基板が取り付けられる。
図15は、図14に示したアタッカー234を拡大して示す斜視図である。
図16(a)は、図15に示したアタッカー234の正面図であり、図16(b)は、図15に示したアタッカー234の背面図である。
アタッカー234の正面、遊技者側には、確変や時短の残り回数の表示などを行ったり、ランプなどによる演出表示を行ったりすることが可能な表示部710を有する。
表示部710は、例えば装飾用ランプであってもよく、この装飾用ランプによって、時短回数や確変回数(そのほか、大当たり回数や電サポ付き回数など、回数があるものであれば如何なるものでもよい)を表示したり、装飾図柄を表示したり、装飾用の所定の模様や絵柄を表示したり、装飾図柄表示装置208の代わりとして用いたりすることができる場合がある。すなわち、主制御部300で制御する表示を行うものでもよく、第1副制御部400で制御する表示を行うものでもよく、第2副制御部500で制御する表示を行うものでもよい。
アタッカー234は、第一のベース部材712に取り付けられており、この第一のベース部材712には一般入賞口226を設けている。
なお、アタッカー234に表示部710が設けられていなくてもよい。
アタッカー234は、図中の矢印Eの方向に移動して開閉自在な扉部材234aを備え、扉部材234aの閉鎖中は遊技球702の入球が不可能であり、特図変動遊技に当選して特図表示装置212、214が大当たり図柄を停止表示した場合に扉部材234aが所定の時間間隔(例えば、開放時間29秒、閉鎖時間1.5秒)、所定の回数(例えば15回)で開閉する。
扉部材234aの開放中には遊技球702がアタッカー234に入球する。アタッカー234に入球した遊技球702は、誘導路234bに沿って移動し、後述する球検出センサ715によって入球が検出される。誘導路234bには傾斜を設けており、遊技球702がスムーズに移動可能なようにしている。
アタッカー234の後段には球通路ユニット711を設けており、この球通路ユニット711は、アタッカー234に入球した遊技球702を島側に排出する。
図17は、図15に示したアタッカー234の分解斜視図である。
アタッカー234の後段には第一のベース部材712が設けられ、第一のベース部材712の後段にはレンズ部材713が設けられ、レンズ部材713の後段には第二のベース部材714が設けられ、第二のベース部材714の後段には球通路ユニット711が設けられ、所定箇所同士を例えばネジ止めされて固定される。
第一のベース部材712は、貫通している孔712a、712bおよび712cを有する。孔712aは、アタッカー234に入球した遊技球702が通過する孔であり、孔712bは、表示部710の視認性を向上する孔であり、孔712cは、扉部材234aの開閉時に、扉部材234aが通過する孔である。孔712aの周囲には、孔712aを通過した遊技球702を検出する球検出センサ715を設けている。
第一のベース部材712は、透明または半透明の例えば樹脂製である場合があり、遊技者が視認可能な位置に装飾を施してある場合がある。
なお、本実施例において第一のベース部材712は、遊技球が転動可能な遊技領域の一部であるが、遊技球が通過できないように構成されていてもよい。
レンズ部材713は、後段からの発光によって演出を行うためのレンズカットを有する部材である。
レンズ部材713は、透明または半透明の例えば樹脂製である場合がある。
レンズ部材713は、貫通している孔713aおよび713bを有する。孔713aは、アタッカー234に入球した遊技球702が通過する孔であり、孔713bは、表示部710の視認性を向上する孔である。
なお、孔713aは、後述の通路部材1703が貫通する孔である。
基板1700は、貫通している孔1701を有する。孔1701は、アタッカー234に入球した遊技球702が通過する孔である。
基板1700には、LED1706a、LED1706aを駆動するLED駆動回路1706bおよびLED駆動回路1706b1、LED駆動回路1706b1に対するバイパスコンデンサ170hなどを実装している。
なお、LED駆動回路1706b1に対するバイパスコンデンサをひとつだけ設けていてもよく、LED駆動回路1706b1に対するバイパスコンデンサを複数設けていてもよく、LED駆動回路1706bに対するバイパスコンデンサをひとつだけ設けていてもよく、LED駆動回路1706bに対するバイパスコンデンサを複数設けていてもよく、LED駆動回路1706b1に対するバイパスコンデンサの数はLED駆動回路1706bに対するバイパスコンデンサの数よりも多くてもよく、LED駆動回路1706b1に対するバイパスコンデンサの数はLED駆動回路1706bに対するバイパスコンデンサの数よりも少なくてもよく、LED駆動回路1706b1に対するバイパスコンデンサの数はLED駆動回路1706bに対するバイパスコンデンサの数と同じでもよい。各LED駆動回路に対するバイパスコンデンサは、それぞれのLED駆動回路の近くに設けている。LED駆動回路は三個以上設けてもよい。
なお、孔1701は、後述の通路部材1703が貫通する孔である。
第二のベース部材714は、遊技球702が通過する球通路1704を形成する通路部材1703を有する。通路部材1703は第二のベース部材714に一体成型で形成される。
第二のベース部材714は、透明または半透明の例えば樹脂製である場合があり、通路部材1703内を通過する遊技球702が外部から視認可能である場合がある。
孔712aと孔713aと孔1701と通路部材1703の球通路1704とは位置合わせして、各部材は取り付けられる。
なお、第二のベース部材714と通路部材1703は異なる部材であってもよい。
図18は、図17に示したアタッカー234と第一のベース部材712を取り付けた状態を示す図であり、(a)は正面図であり、(b)は左側面図であり、(c)は背面図である。
図18(c)に示すように、第一のベース部材712の背面、孔712aの近傍には球検出センサ715を設けており、この球検出センサ715によって孔712aを通過した遊技球702、すなわちアタッカー234に入球した遊技球702を検出する。
図19は、図17に示した分解斜視図において、アタッカー234と第一のベース部材712を取り付け、レンズ部材713と基板1700と第二のベース部材714を取り付けた状態を示す図である。
遊技球702は、扉部材234aが開放したアタッカー234に入球し、誘導路234bに沿って移動し、孔712a内、孔713a内、孔1701内、通路部材1703内を順に通過し、球通路ユニット711から島側に排出される。本実施例では、遊技球は孔712aを通過した後に球検出センサ715を通過している。なお、球検出センサの位置は他の位置であってもよく、孔(712a、713a、1701)を通過する前に、遊技球が球検出センサ715を通過可能であるような位置に配置してもよく、孔(712a、713a、1701)を通過中に、遊技球が球検出センサ715を通過可能であるような位置に配置してもよく、孔(712a、713a、1701)を通過した後に、遊技球が球検出センサ715を通過可能であるような位置に配置してもよく、通路部材1703内を通過する前に、遊技球が球検出センサ715を通過可能であるような位置に配置してもよく、通路部材1703を通過中に、遊技球が球検出センサ715を通過可能であるような位置に配置してもよく、通路部材1703を通過した後に、遊技球が球検出センサ715を通過可能であるような位置に配置してもよい。
図20は、図17に示した基板1700と第二のベース部材714を取り付けた状態を示す図であり、(a)は斜視図であり、(b)は正面図である。
第二のベース部材714の通路部材1703は、基板1700の孔1701を貫通し、遊技球702が通過する球通路を形成している。通路部材1703が孔1701を貫通せずに遊技球702が通過する球通路を形成するものである場合がある。
図18に示す例では、通路部材1703が孔1701を貫通した状態において、通路部材1703の上部外壁と孔1701の上部内壁との隙間はほとんどなく、この隙間は、通路部材1703の下部外壁と孔1701の下部内壁との隙間Hよりも短い。孔1701内での通路部材1703の位置は上側に偏っている。このように、孔1701内での通路部材1703の位置は、上下左右に偏っていてもよい場合があり、孔1701の中心に通路部材1703を配置してもよい場合がある。
また、図18に示す例では、通路部材1703が孔1701を貫通した状態において、通路部材1703の上部外壁から基板1700の上縁までの長さFは、通路部材1703の下部外壁から基板1700の下縁までの長さGよりも短い。このように、通路部材1703の位置は、基板1700の上下左右の縁から偏っていてもよい場合があり、中心にあってもよい場合がある。
通路部材1703の上方の基板1700には、LED1706a1を設けており、通路部材1703内を通過する遊技球702を上方から照らし、遊技者の視線に向けて華やかな演出を行うことができる場合がある。
図21は、図17に示したレンズ部材713と基板1700と第二のベース部材714を取り付けた状態を示す図であり、(a)はレンズ部材713を取り付ける前の斜視図であり、(b)は正面図である。
レンズ部材713は、表面713cに凸部713eおよび713e1を設けており、LED1706aによる発光の照射方向を変化させ、効果の高い演出を行うことができる場合がある。
また、レンズ部材713は、上縁にリブ713dを有し、例えばLED1706a1による発光を拡散させ、効果の高い演出を行うことができる場合がある。
また、レンズ部材713は、孔713aの横に、部分的に薄肉である窓部713iを有する。
図22(a)〜(d)は、通路部材1703の構成の例を示す正面図である。
図22(a)の例では、通路部材1703は、下部内壁に凸部1703aを有する。この例では、通路部材1703の内壁の四隅の角度は90度である。
図22(b)の例では、通路部材1703は、下部内壁に凸部1703aを有するとともに、左右側壁の上下方向中央よりも下側で、内側に膨らむ内壁1703bを有する。また、この例では、通路部材1703の内壁の四隅の角度は、90度よりも鋭角であって、上側の二つの角度よりも下側の二つの角度の方が小さい。
図22(c)の例では、通路部材1703は、下部内壁に凸部1703aを有するとともに、左右側壁の上下方向中央で、内側に膨らむ内壁1703bを有する。また、この例では、通路部材1703の内壁の四隅の角度は、90度よりも鋭角であって、四つすべてが等しい。
図22(d)の例では、通路部材1703は、下部内壁に凸部1703aを有するとともに、左右側壁の上下方向中央よりも上側で、内側に膨らむ内壁1703bを有する。また、この例では、通路部材1703の内壁の四隅の角度は、90度よりも鋭角であって、上側の二つの角度よりも下側の二つの角度の方が大きい。
図23(a)〜(d)は、通路部材1703の構成の例を示す斜視図である。
図23(a)の例では、通路部材1703は、下部内壁に凸部1703aを有する。凸部1703aは手前側(遊技者側)が高く、奥側(本体104側)が低い。
図23(b)の例では、通路部材1703は、下部内壁に凸部1703aを有する。凸部1703aは手前側(遊技者側)が高く、奥側(本体104側)が低い。また、この例では、左右側壁の上下方向中央で、内側に膨らむ内壁1703bを有する。この内壁1703bは、手前側(遊技者側)から奥側(本体104側)まで全体にわたっている。
図23(c)の例では、通路部材1703は、下部内壁に凸部1703aを有する。凸部1703aは手前側(遊技者側)が高く、奥側(本体104側)が低い。また、この例では、左右側壁の上下方向中央で、内側に膨らむ内壁1703cを有する。この内壁1703cは、手前側(遊技者側)にのみ設けている。
図23(d)の例では、通路部材1703は、下部内壁に凸部1703aを有する。凸部1703aは手前側(遊技者側)が高く、奥側(本体104側)が低い。また、この例では、左右側壁の上下方向中央で、内側に膨らむ内壁1703dを有する。この内壁1703dは、奥側(本体104側)にのみ設けている。
通路部材1703の内壁の形状により、通過する遊技球702を安定しやすくすることができる場合がある。
図24は、図17に示したレンズ部材713を示す図であり、(a)はレンズ部材713の斜視図であり、(b)はレンズ部材713の背面斜視図である。
レンズ部材713の表面713cは、凸部713eおよび713e1、窓部713i以外は平坦である。窓部713iの厚さは、下部から上部にかけて徐々に薄くなっている。
図24(b)に示すように、レンズ部材713の裏面713fには、レンズカット713gが施され、また凸部713eにはレンズカット713hが施され、また凸部713e1にはレンズカット713h1が施され、さらに、縁にはリブ713dが設けられている。窓部713iにはレンズカットは施されていない。
図25は、図17に示した基板1700を示す図であり、(a)は正面図(表面側を示す図)であり、(b)は背面図(裏面側を示す図)である。
基板1700の表面側においては、基板1700に設けた孔1701(遊技球702が通過する孔)の周囲は、GND(接地部)1706cおよび/または絶縁部1706dで囲まれている。
基板1700の裏面側においては、基板1700に設けた孔1701(遊技球702が通過する孔)の周囲は、GND(接地部)1706c、絶縁部1706dおよび/または配線パターン1706gで囲まれている。
基板1700には、表面側から裏面側へ貫通して電気的接続を可能とする貫通孔であるviaホール1701aを設けている。
基板1700の裏面側においては、電気回路である抵抗器1706eやコネクタ1706fを実装している。
なお、基板1700の両面ともに、図25(a)と同様に、遊技球702が通過する孔1701の周りはGND(接地部)1706cおよび絶縁部1706dで囲うようにしてもよい。
なお、基板1700の両面ともに、図25(b)と同様に、遊技球702が通過する孔1701の周りに配線パターン1706gが設けてあってもよい。
なお、基板1700のLED1706aが実装されている面が、図25(b)のように、遊技球702が通過する孔1701の周辺になっていてもよい。
<<第二の実施例>>
<リールユニットの構成>
本実施例は、ぱちんこ機の演出用リールに本発明を適用する例である。
図26は、ぱちんこ機の演出用リールのリールユニットを示す斜視図である。
リールユニット750は、貫通孔である孔2701を有する基板2700と、孔2701を貫通する可動物であるリール2705を備える。基板2700の孔2701の周囲には電気回路であるLED2706を実装している。
図27は、図26に示したリールユニットを示す図であって、(a)は正面図であり、(b)は左側面図であり、(c)は背面図である。
リール2705は、駆動手段であるモータ2705aによって回転可能に構成され、この回転によって遊技者側に提示する絵柄を選択可能にしている。
図28は、図26に示したリールユニットの分解斜視図である。
フレーム部材751の後段には透明パネル752が設けられ、透明パネル752の後段には基板2700が設けられ、基板2700の後段にはリール2705が設けられ、リール2705の後段にはリールベース部材753が設けられ、所定箇所同士を例えばネジ止めされて固定される。
リール2705は、例えば円筒形の部材であり、軸2705bを中心にして、モータ2705aによって回転可能に構成している。リール2705の内部には、LED2705cを実装した発光手段2705dが収納され、内側から発光可能に構成している。
図29は、図26に示した基板2700を示す正面図である。
基板2700の孔2701の大きさは遊技球702よりも大きい。
リール2705の側面の少なくとも一部は、基板2700の孔2701を貫通する。この状態において、モータ2705aによってリール2705を回転させることで、孔2701の内部を可動手段(リール2705)が動作する。
本実施例では、LED2706の配置を左右方向と上下方向で略等間隔で配置している。なお、等間隔にならないように配置されていてもよい。
<<第三の実施例>>
図30は、遊技盤200を正面から見た略示正面図の図3とは別の例である。
遊技盤200には、外レール202と内レール204とを配設し、遊技球が転動可能な遊技領域124を区画形成している。
遊技領域124の略中央には、演出装置206を配設している。この演出装置206には、略中央に装飾図柄表示装置208(液晶表示装置208)を配設し、装飾図柄表示装置208の上方に演出可動物224(演出可動手段)を配設している。演出可動物224は、例えば、上下動可能であり、上部に位置するときには遊技盤200の後方にあって、遊技者が視認不可能であり、下部に位置するときには、装飾図柄表示装置208の前方にあって、遊技者が視認可能となる。この遊技者が演出可動物224を視認可能な状態においては、装飾図柄表示装置208の視認可能な領域を演出可動物224が制限することになる。
装飾図柄表示装置208は、装飾図柄ならびに演出に用いる様々な表示を行うための表示装置であり、本実施例では液晶表示装置(Liquid Crystal Display)によって構成するが、本発明はこれに限られるものではなく、EL等を用いた表示装置を用いてもよい。この装飾図柄表示装置208は、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cおよび演出表示領域208dの4つの表示領域に分割し、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208bおよび右図柄表示領域208cはそれぞれ異なった装飾図柄を表示し、演出表示領域208dは演出に用いる画像を表示する。さらに、各表示領域208a、208b、208c、208dの位置や大きさは、装飾図柄表示装置208の表示画面内で自由に変更することを可能としている。なお、装飾図柄表示装置208として液晶表示装置を採用しているが、液晶表示装置でなくとも、種々の演出や種々の遊技情報を表示可能に構成されていればよく、例えば、ドットマトリクス表示装置、7セグメント表示装置、有機EL(ElectroLuminescence)表示装置、リール(ドラム)式表示装置、リーフ式表示装置、プラズマディスプレイ、プロジェクタを含む他の表示デバイスを採用してもよい。
遊技盤200の右下部には、普通図柄表示装置210と、第1特別図柄表示装置212と、第2特別図柄表示装置214と、普通図柄保留ランプ216と、第1特別図柄保留ランプ218と、第2特別図柄保留ランプ220と、高確中ランプ222と、を配設している。なお、以下、普通図柄を「普図」、特別図柄を「特図」と称する場合がある。
また、本実施形態では、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、および右図柄表示領域208cのそれぞれに表示する装飾図柄に次ぐ4つ目の装飾図柄として第4図柄を設けている。この第4図柄は、特図1用としての特図1用第4図柄219、および特図2用としての特図2用第4図柄221の2つを設けており、演出表示領域208d(例えば下部)に表示する。第4図柄は、変動/停止を表示するものであり、例えば黒色は停止表示を示し、グレー色は変動表示を示す。
普図表示装置210は、普図の表示を行うための表示装置であり、本実施例では7セグメントLEDによって構成する。第1特図表示装置212および第2特図表示装置214は、特図の表示を行うための表示装置であり、本実施例では7セグメントLEDによって構成する。
普図保留ランプ216は、保留している普図変動遊技(詳細は後述)の数を示すためのランプであり、本実施例では、普図変動遊技を所定数(例えば、2つ)まで保留することを可能としている。第1特図保留ランプ218および第2特図保留ランプ220は、保留している特図変動遊技(詳細は後述)の数を示すためのランプであり、本実施例では、特図変動遊技を所定数(例えば、4つ)まで保留することを可能としている。高確中ランプ222は、遊技状態が大当りが発生し易い高確率状態であること、または高確率状態になることを示すためのランプであり、遊技状態を大当りが発生し難い低確率状態から高確率状態にする場合に点灯し、高確率状態から低確率状態にする場合に消灯する。
また、この演出装置206の周囲には、一般入賞口226と、普図始動口228と、第1特図始動口230と、第2特図始動口232と、可変入賞口234と、を配設している。
一般入賞口226は、本実施例では遊技盤200に複数配設しており、この一般入賞口226への入球を所定の球検出センサ(図示省略)が検出した場合(一般入賞口226に入賞した場合)、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、10個)の球を賞球として上皿126に排出する。上皿126に排出した球は遊技者が自由に取り出すことが可能であり、これらの構成により、入賞に基づいて賞球を遊技者に払い出すようにしている。
なお、一般入賞口226に入球した球は、ぱちんこ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。本実施例では、入賞の対価として遊技者に払い出す球を「賞球」、遊技者に貸し出す球を「貸球」と区別して呼ぶ場合があり、「賞球」と「貸球」を総称して「球(遊技球)」と呼ぶ。
普図始動口228は、ゲートやスルーチャッカーと呼ばれる、遊技領域124の所定の領域を球が通過したか否かを判定するための装置で構成しており、本実施例では遊技盤200の右側に1つ配設している。普図始動口228を通過した球は一般入賞口226に入球した球と違って、遊技島側に排出することはない。球が普図始動口228を通過したことを所定の玉検出センサが検出した場合、ぱちんこ機100は、普図表示装置210による普図変動遊技を開始する。
第1特図始動口230は、本実施例では遊技盤200の中央に1つだけ配設している。この第1特図始動口230への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、3個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、第1特図表示装置212による特図変動遊技を開始する。なお、第1特図始動口230に入球した球は、ぱちんこ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
第2特図始動口232は、電動チューリップ(電チュー)と呼ばれ、本実施例では遊技盤200の右側に1つだけ配設している。この第2特図始動口232は、左右に開閉自在な羽根232aを備え、羽根232aの閉鎖中は球の入球が不可能であり、普図変動遊技に当選し、普図表示装置210が当たり図柄を停止表示した場合に羽根232aが所定の時間間隔、所定の回数で開閉する。第2特図始動口232への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、4個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、第2特図表示装置214による特図変動遊技を開始する。なお、第2特図始動口232に入球した球は、ぱちんこ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
可変入賞口234(アタッカー234)は、大入賞口またはアタッカーと呼ばれ、本実施例では遊技盤200の中央部下方に1つ、右部下方に1つの計2つ配設している。この可変入賞口234は、開閉自在な扉部材234aを備え、扉部材234aの閉鎖中は球の入球が不可能であり、特図変動遊技に当選して特図表示装置212、214が大当たり図柄を停止表示した場合に扉部材234aが所定の時間間隔(例えば、開放時間29秒、閉鎖時間1.5秒)、所定の回数(例えば15回)で開閉する。
可変入賞口234への入球を所定の球検出センサ(球検出センサ715)が検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、15個)の球を賞球として上皿126に排出する。なお、可変入賞口234に入球した球は、ぱちんこ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
さらに、これらの入賞口や始動口の近傍には、風車と呼ばれる円盤状の打球方向変換部材236や、遊技釘238を複数個、配設していると共に、内レール204の最下部には、いずれの入賞口や始動口にも入賞しなかった球をぱちんこ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出するためのアウト口240を設けている。
このぱちんこ機100は、遊技者が上皿126に貯留している球を発射レールの発射位置に供給し、遊技者の球発射ハンドル134の操作量に応じた強度で発射モータを駆動し、発射杆146および発射槌148によって外レール202、内レール204を通過させて遊技領域124に打ち出す。そして、遊技領域124の上部に到達した球は、打球方向変換部材236や遊技釘238等によって進行方向を変えながら下方に落下し、入賞口(一般入賞口226、可変入賞口234)や始動口(第1特図始動口230、第2特図始動口232)に入賞するか、いずれの入賞口や始動口にも入賞することなく、または普図始動口228を通過するのみでアウト口240に到達する。
上述の打球方向変換部材236や遊技釘238などの遊技球が接触可能な部品が、遊技領域に配置されると共に発射された遊技球が接触可能な遊技部品である。
<演出装置206>
次に、ぱちんこ機100の演出装置206について説明する。演出装置206は、第1副制御部400や第2副制御部500により駆動制御される。
この演出装置206の前面側には、遊技球の転動可能な領域にワープ装置242およびステージ244を配設し、遊技球の転動不可能な領域に演出可動物224を配設している。また、演出装置206の背面側には、装飾図柄表示装置208を配設している。すなわち、演出装置206において、装飾図柄表示装置208は、ワープ装置242、ステージ244、および演出可動物224の後方に位置することとなる。
ワープ装置242は、演出装置206の左上方に設けたワープ入口242aに入った遊技球を演出装置206の前面下方のステージ244にワープ出口242bから排出する。
ステージ244は、ワープ出口242bから排出された球や、遊技盤200の遊技釘238などによって乗り上げた球などが転動可能である。転動領域であるステージ244上で、受入孔244bに進入した遊技球は放出部である放出孔244aから放出され、放出した球が第1特図始動口230へ入球し易くなる場合を設けている。
この図30に記載の一般入賞口226、普図始動口228、第1特図始動口230、第2特図始動口232、アタッカー234、その他の入賞手段、ワープ入口242a、アウト口240も、遊技球が入球する入球手段として、本発明は適用可能である。
<封入式遊技機への適用>
本発明に係る遊技台は、遊技球を封入し、封入した遊技球をぱちんこ機内で循環させて使用する封入式ぱちんこ機であってもよく、この封入式ぱちんこ機は、封入した遊技球を発射球として使用し、遊技球の払出はクレジットによって実行されるものであってもよい。
<遊技媒体について>
上述の実施の形態では、遊技球を遊技媒体として使用する例について説明したが、本発明に係る遊技台は、遊技球を遊技媒体として使用するものに限られるものではなく、遊技球と異なる他の遊技媒体であってもよい。
<スロットマシンへの適用>
本発明に係る遊技台は、「複数種類の図柄が施され、回転駆動される複数のリールと、リールの回転を指示するためのスタートレバーと、各々のリールに対応して設けられ、リールの回転を個別に停止させるための停止ボタンと、複数種類の役の内部当選の当否を抽選により判定する抽選手段(入賞役内部抽選)と、抽選手段の抽選結果に基づいてリールの回転の停止に関する停止制御を行うリール停止制御手段(リール停止制御処理)と、抽選手段の抽選結果に基づいて停止されたリールによって表示される図柄組合せが、内部当選した役に対応して予め定めた図柄組合せであるか否かの判定をする判定手段(入賞判定処理)と、図柄の停止態様が所定の入賞態様である場合、所定の入賞態様に対応する遊技媒体であるメダル(コイン)を払出す遊技媒体払出処理を行う払出制御手段(メダル払出処理)と、に加え、抽選手段の抽選結果に基づいて演出を実行する演出手段を備え、この演出手段が、所定の遊技領域に球を発射する発射装置と、発射装置から発射された球を入球可能に構成された入賞口と、入賞口に入球した球を検知する検知手段と、検知手段が球を検知した場合に球を払出す払出手段と、所定の図柄(識別情報)を変動表示する可変表示装置と、可変表示装置を遮蔽する位置に移動可能なシャッタと、所定動作態様で動作する可動物と、を備え、入賞口に遊技球が入って入賞することを契機として、可変表示装置が図柄を変動させた後に停止表示させて、遊技を演出するような演出装置、であるスロットマシン」にも好適である。
なお、上記スロットマシンへの適用では、メダル(コイン)を遊技媒体としたスロットマシンの例を示したが、本発明に係る遊技台は、これに限られるものではなく、遊技球(例えば、ぱちんこ玉)を遊技媒体としたスロットマシンであってもよい。
なお、スロットマシンは、メダルを使用せずに電子データのやり取りのみ行うスロットマシンであってもよく、この場合、遊技媒体は、メダルに相当する電子化したデータを含むものであり、遊技媒体の投入は、所定の外部装置(電子貯留装置)から、電子化したデータを入力することを含むものであり、遊技媒体の払出は、所定の外部装置(電子貯留装置)へ、電子化したデータを出力することを含むものである。
なお、「遊技媒体の投入」とは「賭ける」を意味し、「ベット」とも同意である。「遊技媒体の投入」は、「通貨の投入」や「電子マネーの投入」を含む。
<付記>
なお、以上説明した本発明は、
1.
電気回路(例えば、LED706、1706a、LED駆動回路1706b、LED駆動回路1706b1、バイパスコンデンサ1706h)が少なくとも設けられた基板(例えば、基板700、1700)と、
第一の部品(例えば、通路部材703、1703)と、
を備えた遊技台であって、
前記基板は、遊技球(例えば、遊技球702)が少なくとも通過可能な孔(例えば、孔701、1701)を、少なくとも有するものであり、
前記第一の部品は、該第一の部品の内側を遊技球が少なくとも通過可能なものであり、
前記第一の部品は、遊技球が少なくとも通過可能な球通路(例えば、球通路704、1704)を、少なくとも構成するものであり、
前記孔は、前記球通路を少なくとも構成するものである、
ことを特徴とする遊技台、としたので、
ユニットをコンパクト化することができる。
また、本発明によれば、基板の剛性を保ちつつ、基板および球通路を少なくとも含むユニットをコンパクト化できる場合がある。
なお、「前記第一の部品は、遊技球が少なくとも通過可能な球通路を少なくとも構成する」および「前記孔は、前記球通路を少なくとも構成する」とは、
・基板の孔を貫通した第一の部品の内部を遊技球が通過可能(第一の部品による球通路と基板の孔による球通路が一致する。遊技球は第一の部品の内部を通過することによって孔の内部を通過する。球通路を通過する遊技球は基板に接することが不可能)な場合があり、
・第一の部品は基板の孔を貫通せずに、孔の内部と第一の部品の内部の順に遊技球が通過可能あるいは、第一の部品の内部と孔の内部の順に遊技球が通過可能(第一の部品による球通路と基板の孔による球通路が一致しない。遊技球は第一の部品の内部を通過しても孔の内部を通過しない場合がある。遊技球は孔の内部を通過しても第一の部品の内部を通過しない場合がある。第一の部品による球通路と基板の孔による球通路が直列に並ぶ。球通路を通過する遊技球は基板に接することが可能)な場合がある。
また、本発明は、
2.
1.に記載の遊技台において、
前記基板には、発光手段(例えば、LED706、1706a)が少なくとも設けられているものである、
ことを特徴とする遊技台、としたので、
少ない部品点数で多彩な演出を行うことができる場合がある。
また、孔の周囲も発光手段を実装することができ、装飾効果を高めることができる場合がある。
また、球通路を照らすことにより、通過する遊技球の視認性を高めることができる場合がある。
また、遊技球の通過による球通路の発光態様の変化により、多彩な演出を行うことができる場合がある。
また、本発明は、
3.
1.または2.に記載の遊技台において、
前記第一の部品の少なくとも一部は、該第一の部品の外部から、遊技球が少なくとも視認可能なものである、
ことを特徴とする遊技台、としたので、
基板の位置をわかりやすくすると共に、遊技球の視認性を高めることができる場合がある。
また、通路の周囲に発光手段を設けることで,通過する遊技球の視認性を高めることができる場合がある。
また、遊技球の通過による通路の発光態様の変化により、多彩な演出を行うことができる場合がある。
なお、通路部材の外部から、通過する遊技球が視認可能なものとは、例えば、球通路を形成する通路部材が、半透明または透明な場合がある。
また、本発明は、
4.
1.ないし3.のうちのいずれか一項に記載の遊技台において、
前記基板は、第二の部品(例えば、第二のベース部材714)に少なくとも取付可能なものであり、
前記第二の部品は、前記第一の部品が少なくとも設けられているものである、
ことを特徴とする遊技台。
ことを特徴とする遊技台、としたので、
一体的に形成することで、基板の取り付けを容易にし、ユニットをコンパクト化することができる場合がある。
また、本発明は、
5.
1.ないし3.のうちのいずれか一項に記載の遊技台において、
遊技球が入球可能な入球手段(例えば、アタッカー234)を備え、
前記基板は、第二の部品(例えば、第二のベース部材714)に少なくとも取付可能なものであり、
前記第二の部品は、第三の部品(例えば、アタッカー234)に少なくとも取付可能なものであり、
前記第二の部品は、前記第一の部品が少なくとも設けられているものであり、
前記第三の部品は、前記入球手段が少なくとも設けられているものであり、
前記第一の部品は、前記入球手段から入球した遊技球が、少なくとも通過可能なものである、
ことを特徴とする遊技台。
ことを特徴とする遊技台、としたので、
入球手段ユニットをコンパクト化し、レイアウトの自由度を高めることができる場合がある。
なお、入球手段は、例えば、遊技球が進入可能な入口と、進入した遊技球を排出する排出口を少なくとも備える場合がある。
また、入球手段としては、例えば、一般入賞口226、普図始動口228、第1特図始動口230、第2特図始動口232、可変入賞口234、その他の入賞手段、ワープ入口242a、アウト口240、その他の入球手段と、し得る場合がある。
また、入賞手段としては、例えば、一般入賞口226、普図始動口228、第1特図始動口230、第2特図始動口232、可変入賞口234、その他の入賞手段に限定する場合がある
また、本発明は、
6.
2.に記載の遊技台において、
前記基板は、第一の面を有するものであり、
前記第一の面は、前記発光手段が少なくとも設けられている面であり、
前記第一の面は、接地部(例えば、接地部1706c)および絶縁部(例えば、絶縁部1706d)のうちの少なくとも一方が、少なくとも設けられている面であり、
前記孔の周囲には、前記接地部および前記絶縁部のうちの少なくとも一方が、少なくとも設けられているものであり、
前記接地部は、電気的に接地されているものであり、
前記絶縁部は、電気的に絶縁されているものである、
ことを特徴とする遊技台。
ことを特徴とする遊技台、としたので、
遊技球の通過によって起こるノイズによる誤動作を防止することができる場合がある。
<その他の構成>
また、本発明は、
1−1. 基板に設けた孔の内部には遊技球が通過できない部品が設けられている場合があり、
例えば、孔の内部に遊技球が通過できない部品(リブ、ネジ孔、可動物などの回転軸、可動物など)が設けられている場合がある、としたので、
ユニットをコンパクトにしつつも、ユニットの強度を高めることができる場合がある。
また、本発明は、
1−2. 球通路を少なくとも形成可能な通路部材において、球通路を外部から視認不可能にする場合があり、
例えば、通路部材の少なくとも一部は、該通路部材の外部から、通過する遊技球の少なくとも一部を視認不可能とするものにより構成されている場合がある、としたので、
ユニットの取付位置の自由度をあげることができる場合がある。
なお、通路部材の少なくとも一部は、該通路部材の外部から、通過する遊技球の全体が視認不可能とするものにより構成されている場合がある。
なお、通路部材の全体は、該通路部材の外部から、通過する遊技球の全体が視認不可能とするものにより構成されている場合がある。
なお、通路部材は、通路部材の少なくとも一部は、該通路部材の外部から、通過する遊技球の半径以下の範囲を視認不可能とするものにより構成されている場合がある。
なお、通路部材は、通路部材の少なくとも一部は、該通路部材の外部から、通過する遊技球の半径以上且つ直径以下の範囲を視認不可能とするものにより構成されている場合がある。
なお、通路部材は、通路部材の少なくとも一部は、該通路部材の外部から、通過する遊技球の半径よりも小さい範囲を視認不可能とするものにより構成されている場合がある。
なお、通路部材の外部から、通過する遊技球が視認不可能とするものとは、例えば、球通路を形成する通路部材が、不透明または透明度の低いものである場合がある。
なお、通路部材の外部から、通過する遊技球が視認不可能とするものとは、例えば、球通路を形成する通路部材が、有色ものである場合がある。
また、本発明は、
1−3. 入球手段は遊技球が入球したことを検知しないものである場合があり、
例えば、入球手段には、遊技球が入球したことを検知する検知手段が設けられていない場合がある、としたので、
入球手段ユニットをコンパクト化し、レイアウトの自由度を高めることができる場合がある。
また、孔の周囲に発光手段を実装することができ、装飾効果を高めることができる場合がある。
なお、遊技球が入球したことを検知する検知手段が設けられていない入球手段の例としては、例えば、遊技領域内の第一の遊技領域から第二の遊技領域へと遊技球を移動させる通路であって、少なくとも遊技球の一部が視認可能な通路への入口であるワープ入口242aの場合があり、この場合、遊技球の少なくとも一部を照らすことで、遊技者に遊技球の挙動を注目させることができる場合がある。
なお、遊技球が入球したことを検知する検知手段が設けられていない入球手段の例としては、例えば、他の入球手段へ入球しなかった遊技球を回収可能な回収手段である場合や、他の入球手段へ入球しなかった遊技球を排出する可能な排出手段である場合があり、例えばアウト口240の場合がある。
また、本発明は、
1−4. 入球手段は遊技球が入球したことを検知可能なものである場合があり、
例えば、入球手段には、遊技球が入球したことを検知する検知手段が設けられている場合があるとしたので、
入球手段ユニットをコンパクト化し、レイアウトの自由度を高めることができる場合がある。
また、入球手段の周囲で多彩な演出を行い、遊技者の注目を集めることができる場合がある。
なお、遊技球が入球したことを検知する検知手段が設けられている入球手段の例としては、例えば、一般入賞口226、普図始動口228、第1特図始動口230、第2特図始動口232であってもよい。
なお、遊技球が入球したことを検知する検知手段が設けられている入球手段の例としては、例えば検知手段が入球を検知したことに基づいて所定の動作を始動可能な始動入球手段の場合がある。
入球手段の例としての始動入球手段への遊技球の入球により、始動可能な所定の動作としては、図柄変動表示手段(例えば、装飾図柄表示装置(液晶表示装置)208、普図表示装置210、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、特図1用第4図柄219、特図2用第4図柄221、普図保留ランプ216、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、高確中ランプ222)における複数の識別情報(装飾図柄(第4図柄を含む)、7セグ、ランプなど)による変動表示を開始可能である場合がある。
なお、遊技球が入球したことを検知する検知手段が設けられている入球手段の例としては、例えば、可変入賞口(アタッカー)234であってもよい。
なお、遊技球が入球したことを検知する検知手段が設けられている入球手段の例としては、例えば所定の閉状態および該閉状態よりも遊技球の入球が容易な所定の開状態のうちの一方から他方に開閉状態を変化可能な可変入球手段の場合がある。
なお、遊技球が入球したことを検知する検知手段が設けられている入球手段の例としては、遊技球が入球しやすい開状態と、入賞しないまたは入賞しにくい閉状態と、に変化可能であり、特定遊技状態(例えば大当り状態、小当り状態)において開状態に変化可能な可変入球手段の場合がある。
また、本発明は、
1−5. 入球手段は入賞手段である場合があり、
例えば、入球手段には、遊技球が入球したことを検知可能な検知手段が設けられており、前記入球手段は入賞手段である場合があるとしたので、
入賞手段ユニットをコンパクト化し、レイアウトの自由度を高めることができる場合がある。
また、入賞手段の周囲で多彩な演出を行い、遊技者の注目を集めることができる場合がある。
また、例えば賞球がある場合、入賞手段の周囲を発光させることで、遊技球の挙動にも注目させることができる場合がある。
なお、入賞とは、入賞手段などのあらかじめ入賞領域として定められている領域に遊技球が入球したことである。入賞領域を遊技球が通過したことを含んでもよい。
なお、遊技球(遊技媒体)の入球が検知されたことに基づいて、所定数の遊技球が払い出される(賞球)ようにしてもよい。
また、本発明は、
1−6. 発光手段による発光は遊技者から視認可能である場合があり、
例えば、発光手段は、遊技者が視認可能な遊技領域を発光可能な場合がある、としたので、
孔による装飾効果の減少を防ぎ、多彩な演出を行うことができる場合がある。
また、本発明は、
1−7. 発光手段は、発光が遊技者から視認不可能な位置に設置されている場合があり、
例えば、発光手段は、発光が遊技者から視認不可能な位置(例えば遊技台内部の基板)に設けられている場合があり、
例えば、発光手段は、メンテナンス者や検査を行う人に見やすい位置に設けられている場合があるとしたので、
発光手段の取付可能な位置を増やし、メンテナンス性を向上させることができる場合がある。
また、本発明は、
1−8. 発光手段は、孔の近くに少なくとも設けられている場合があり、例えば、発光手段を、孔の近くに少なくとも1つ設ける場合がある、としたので、
多彩な演出を行うことができる場合がある。
また、孔の中に、球通路を形成する通路部材がある場合、通路部材を発光させることで、遊技球が通過することによって発光の見え方が変化し、多彩な演出を行うことができる場合がある。
また、孔の中に部品がある場合、発光が部品により拡散され、多彩な演出を行うことができる場合がある。
なお、「発光手段は、孔の近くに少なくとも設けられている」とは、例えば、
(1)孔から遊技球の直径(11mm程度)以内の位置に発光手段を実装する場合があり、
(2)孔から遊技球の半径以内の位置に発光手段を実装する場合があり、
(3)孔から遊技球2個分以上離れた位置に発光手段を実装する場合がある。
なお、発光手段を、孔の近くに複数設ける場合がある。
なお、発光手段を、孔の近くに1つのみ設ける場合がある。
また、本発明は、
1−9. 発光手段を、孔の近くに設けない場合がある、としたので、
遊技球の通過によるノイズの影響を防ぎ、発光手段が意図せず発光することを防ぐことができる場合がある。
なお、「発光手段を孔の近くに設けない」とは、例えば、
(1)孔から遊技球の直径(11mm程度)以上離れた位置に発光手段を実装する場合があり、
(2)孔から遊技球の半径以上離れた位置に発光手段を実装する場合があり、
(3)孔から遊技球2個分以上離れた位置に発光手段を実装する場合がある。
なお、発光手段を、孔から離れた位置に複数設ける場合がある。
なお、発光手段を、孔から離れた位置に1つのみ設ける場合がある。
また、本発明は、
1−10. 基板には複数の孔が設けられている場合がある。
例えば、
(1)複数の孔の内部の全てに球通路が設けられている場合がある、としたので、
ユニットをコンパクトにするとともに、レイアウトの自由度を高めることができる場合がある。
(2)複数の孔の内部のうちの少なくとも1つ以上に球通路が設けられている場合がある、としたので、
ユニットをコンパクトにするとともに、レイアウトの自由度を高めることができる場合がある。
(3)複数の孔の内部の全てに遊技球が通過できない部品が設けられている場合がある、としたので、
ユニットをコンパクトにするとともに、レイアウトの自由度を高めることができる場合がある。
また、ユニットと基板の強度を高めることができる場合がある。
(4)複数の孔の内部のうちの少なくとも1つ以上に遊技球が通過できない部品が設けられている場合がある、としたので、
ユニットをコンパクトにするとともに、レイアウトの自由度を高めることができる場合がある。
また、ユニットと基板の強度を高めることができる場合がある。
(5)複数の孔の内部のうちの少なくとも1つ以上は、何も設けられていない場合がある、としたので、
ユニットをコンパクトにするとともに、レイアウトの自由度を高めることができる場合がある。
なお、「内部に何も設けられていない孔」としては、例えば、viaホール、ユニットの軽量化のための孔がある。
(6)複数の孔の全部は、遊技球が通過可能な大きさである場合がある、としたので、
ユニットをコンパクトにするとともに、レイアウトの自由度を高めることができる場合がある。
(7)複数の孔のうちの少なくとも1つ以上は、遊技球が通過可能な大きさである場合がある、としたので、
ユニットをコンパクトにするができる場合がある。
また、孔による装飾効果の減少を防ぐとともに、多彩な演出を行うことができる場合がある。
また、レイアウトの自由度を高めることができる場合がある。
なお、「遊技球が通過できない孔」としては、例えば、ネジ孔、位置決め用の孔、viaホールがある。
なお、本発明は、遊技球が少なくとも通過可能な孔を基板に設けるものに限られるものではなく、所定の遊技媒体(遊技球のほか、例えばメダル(コイン))が少なくとも通過可能な孔を基板に設けるものの場合がある。
<付記2>
なお、以上説明した本発明は、
1.
複数のLED(例えば、1706a)が前側に設けられた基板(例えば、基板1700)と、
前記基板の前側にレンズ体(例えば、レンズ部材713)と、
遊技球を案内する球案内ユニット(例えば、通路部材1703)と、
を備えた遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機であり、
前記球案内ユニットは、遊技球を案内する通路が内側に設けられたものであり、
前記球案内ユニットは、複数の孔を貫通するユニットであり、
前記複数の孔のうちの一の孔は、第一の孔(例えば、孔1701)であり、
前記複数の孔のうちの一の孔は、第二の孔(例えば、孔713a)であり、
前記第一の孔は、前記基板に設けられた孔であり、
前記第二の孔は、前記レンズ体に設けられた孔であり、
前記レンズ体は、複数の装飾部が設けられたものであり、
前記複数のLEDのうちの一のLEDは、第一のLED(例えば、LED1706aのうち凸部713eの後側のLEDの一つ)であり、
前記複数の装飾部のうちの一の装飾部は、第一の装飾部(例えば、凸部713e)であり、
前記第一の装飾部は、前記第一のLEDの前側に設けられたものであり、
前記第一の装飾部は、前記第一のLEDから発せられた光の進行方向を変化させるものである、
ことを特徴とする遊技台、とした。
また、本発明は、
2.
1.に記載の遊技台において、
請求項1に記載の遊技台であって、
前記基板を取付け可能な基板取付ユニット(例えば、第二のベース部材714)を備え、
前記基板取付ユニットは、前記球案内ユニットが設けられたものである、
ことを特徴とする遊技台、とした。
また、本発明は、
3.
1.または2.に記載の遊技台であって、
前記第一の孔と前記球案内ユニットの間には隙間が設けられており、
前記第二の孔と前記球案内ユニットの間には隙間が設けられている、
ことを特徴とする遊技台、とした。
また、本発明は、
4.
1.乃至3.のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記球案内ユニットは、遊技球が通過させる筒状体である、
ことを特徴とする遊技台、とした。
また、本発明は、
5.
1.乃至4.のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記複数のLEDのうちの一のLEDは、第三のLED(例えば、LED1706aのうち凸部713eの後側のLEDの一つ)であり、
前記第一の装飾部は、前記第三のLEDの前側に設けられたものであり、
前記第一の装飾部は、前記第三のLEDから発せられた光の進行方向を変化させるものである、
ことを特徴とする遊技台、とした。
また、本発明は、
6.
1.乃至5.のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記複数のLEDのうちの一のLEDは、第二のLED(例えば、LED1706aのうち孔713bの後側のLED)であり、
前記複数の装飾部のうちの一の装飾部は、第二の装飾部(例えば、孔713b)であり、
前記第二の装飾部とは、前記レンズ体に設けられた孔部のことであり、
前記第二の装飾部は、前記第二のLEDの前側に設けられたものである、
ことを特徴とする遊技台、とした。
<付記3>
なお、以上説明した本発明は、
1.
複数のLED(例えば、1706a)が前側に設けられた基板(例えば、基板1700)と、
前記基板の前側に設けられたレンズ体(例えば、レンズ部材713)と、
遊技球を案内する球案内ユニット(例えば、通路部材1703)と、
を備えた遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機であり、
前記球案内ユニットは、遊技球を案内する通路が内側に設けられたものであり、
前記球案内ユニットは、複数の孔を貫通するユニットであり、
前記複数の孔のうちの一の孔は、第一の孔(例えば、孔1701)であり、
前記複数の孔のうちの一の孔は、第二の孔(例えば、孔713a)であり、
前記第一の孔は、前記基板に設けられた孔であり、
前記第二の孔は、前記レンズ体に設けられた孔であり、
前記レンズ体は、複数の装飾部が設けられたものであり、
前記レンズ体は、前記基板と別体で構成されたものであり、
前記複数のLEDのうちの一のLEDは、第一のLED(例えば、LED1706aのうち凸部713eの後側のLEDの一つ)であり、
前記複数の装飾部のうちの一の装飾部は、第一の装飾部(例えば、凸部713e)であり、
前記第一の装飾部は、前記第一のLEDの前側に設けられたものであり、
前記第一の装飾部は、前記第一のLEDから発せられた光の進行方向を変化させるものであり、
前記第一の装飾部は、凸部を含んで構成されたものであり、
前記凸部は、前記レンズ体における前記第二の孔の周囲の面よりも前側に突出したものであり、
前記凸部の背後に前記第一のLEDが設けられており、
前記第一のLEDの少なくとも一部が、前記凸部によってオーバーラップされる、
前記第一の装飾部は、凸部を含んで構成されたものであり、
前記凸部は、前記レンズ体における前記第二の孔の周囲の面よりも前側に突出したものであり、
前記凸部の背後に前記第一のLEDが設けられており、
前記第一のLEDの少なくとも一部が、前記凸部によってオーバーラップされる、
ことを特徴とする遊技台、とした。
また、本発明は、
2.
1.に記載の遊技台において、
請求項1に記載の遊技台であって、
前記基板を取付け可能な基板取付ユニット(例えば、第二のベース部材714)を備え、
前記基板取付ユニットは、前記球案内ユニットが設けられたものである、
ことを特徴とする遊技台、とした。
また、本発明は、
3.
1.または2.に記載の遊技台であって、
前記第一の孔と前記球案内ユニットの間には隙間が設けられており、
前記第二の孔と前記球案内ユニットの間には隙間が設けられている、
ことを特徴とする遊技台、とした。
また、本発明は、
4.
1.乃至3.のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記球案内ユニットにおける遊技球を案内する通路(例えば、球通路1704)が筒状体であり、
前記球案内ユニットは、透明なユニットであり、
前記凸部によって前記第一のLEDが発した光が屈折することにより、前記通路の内部を転動する遊技球を照らすように構成されている、
ことを特徴とする遊技台、とした。
また、本発明は、
5.
1.乃至4.のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記複数のLEDのうちの一のLEDは、第三のLED(例えば、LED1706aのうち凸部713eの後側のLEDの一つ)であり、
前記第一の装飾部は、前記第三のLEDの前側に設けられたものであり、
前記第一の装飾部は、前記第三のLEDから発せられた光の進行方向を変化させるものであり、
前記第三のLEDの一部が、前記凸部とオーバーラップする位置に設けられており、
前記レンズ体の一部に、第一のレンズカットが設けられており、
前記第一の装飾部の一部に、第二のレンズカットが設けられており、
前記第一のレンズカットと前記第二のレンズカットが異なる、
ことを特徴とする遊技台、とした。
また、本発明は、
6.
1.乃至5.のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記複数のLEDのうちの一のLEDは、第二のLED(例えば、LED1706aのうち孔713bの後側のLED)であり、
前記複数の装飾部のうちの一の装飾部は、第二の装飾部(例えば、孔713b)であり、
前記第二の装飾部とは、前記レンズ体に設けられた孔部のことであり、
前記第二の装飾部は、前記第二のLEDの前側に設けられたものである、
ことを特徴とする遊技台、とした。
本発明の態様は、上述した個々の実施例に限定されるものではなく、個々の実施例の各要素のいかなる組合せも本発明に含み、また、当業者が想到しうる種々の変形も含むものであり、本発明の効果も上述した内容に限定されない。すなわち、特許請求の範囲に規定された内容およびその均等物から導き出される本発明の概念的な思想と趣旨を逸脱しない範囲で種々の追加、変更および部分的削除が可能である。