JP4831846B2 - 遊技台 - Google Patents

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Description

本発明は、弾球遊技機(パチンコ機)や回胴遊技機(スロットマシン)に代表される遊技台に関する。
パチンコ機などの遊技台では、遊技盤の遊技領域に遊技球の落下の方向に変化を与える障害物や、遊技球が進入可能な入賞領域、始動領域、可変入賞領域などを設けているのが一般的である。これらに遊技球が進入すると賞球を払い出すなど遊技者に特典が与えられるようになっている。
また、こういった遊技台には始動領域に遊技球が進入すると、始動情報を取得し、その始動情報に基づいて当否判定を行い、当否判定の結果が特定の当否判定の結果になった場合に、遊技者に有利な遊技状態を発生させるようにしている。
遊技台では、この遊技者に有利な遊技状態の発生の有無を制御することにより、遊技者が上述の特典を得る機会を増減させることで遊技台の興趣性を向上させるようにしている。
ところで、昨今の遊技台では、遊技を開始させるために遊技媒体を投入したり、遊技を進行させるために所定の操作を行わなければならなかったり、あるいは遊技中の演出の一環として開始されるゲーム等を行うためには所定の操作子を操作しなければならなかったりする。このように、遊技者は遊技を楽しむためにある程度の操作を行わなければならなず、また、これらの操作を行うことを楽しみにしている遊技者もいる。
特開2008−200302号公報
しかしながら、これらの操作を行わなければならないこと自体や、あるいはこれらの操作を行うタイミングがわからない遊技者も存在し、遊技者に操作を行うことを促す必要がある。
本発明は上記事情に鑑み、遊技者に操作を行うことを明確に促すことができる遊技台を提供することを目的とする。
上記問題を解決する本発明の遊技台は、
一回の遊技の用に供される遊技媒体の数の上限が所定数として規定された遊技台において、
MAXベットボタンと、
1ベットボタンと、
外周面に複数種類の絵柄が配置され、回転駆動される複数のリールと、
遊技者が操作可能な複数のストップボタンと、
所定の当否判定条件が成立した場合に当否判定を行なう当否判定手段と、
前記複数のリールのうちの遊技者が操作したストップボタンに対応するリールを、前記当否判定手段による当否判定の結果に基づいた絵柄態様で停止表示させる変動停止制御手段と、
遊技者による遊技媒体の投入が可能な遊技媒体投入部と、
一回の遊技の賭け数を特定するものであって、遊技者により前記遊技媒体投入部に遊技媒体が投入されると、現在特定している賭け数の値に、投入された遊技媒体の総数の値を加算し、加算後の値が前記所定数以上の場合には該所定数を賭け数として特定し、加算後の値が該所定数未満の場合には該加算後の値を賭け数として特定する遊技媒体数特定手段と、
遊技者によって前記MAXベットボタンが操作されたことを検出した場合には、遊技者による遊技媒体の投入がなくても前記賭け数を前記所定数にするMAXベットボタンセンサと、
前記賭け数が前記所定数未満である場合に、遊技媒体の投入が可能であることを報知するために点灯状態および消灯状態を繰り返す点滅動作を行なうメダル投入操作促進ランプと、
前記賭け数が0枚である場合に、前記MAXベットボタンの操作によって前記賭け数の増加が可能であることを報知するために、点灯状態および消灯状態を繰り返す点滅動作を行なうMBランプと、
前記賭け数が前記所定数未満である状態で前記1ベットボタンが操作されたことを検出した場合に、遊技者による遊技媒体の投入がなくても前記賭け数を1増加させる1ベットボタンセンサと、
当該遊技において、前記当否判定の結果が再遊技でありかつ再遊技の絵柄態様で停止表示が行われたことに基づいて、当該遊技と同じ賭け数の値を自動設定する再遊技時自動賭け数設定手段と、
を備え、
前記メダル投入操作促進ランプの点滅周期の長さと前記MBランプの点滅周期の長さを同一としながら、前記メダル投入操作促進ランプの点滅周期と前記MBランプの点滅周期を所定の周期ずらし、前記メダル投入操作促進ランプが前記点灯状態である期間中は、前記MBランプが前記消灯状態となり、かつ前記メダル投入操作促進ランプが前記消灯状態である期間中は、前記MBランプが前記点灯状態となるように、該メダル投入操作促進ランプと該MBランプを交互点灯または交互消灯制御するように構成され、
前記MAXベットボタンは、
前記MBランプが発する光のうち少なくとも一部を透過させ、透過させた光を遊技者が視認可能となるように前記MBランプを内蔵し、
前記メダル投入操作促進ランプは、
前記MAXベットボタンよりも前記遊技媒体投入部の近傍に設けられたものであり、
前記遊技媒体数特定手段は、
前記再遊技時自動賭け数設定手段により値が自動設定されると、自動設定された値を賭け数として特定するものであり、
前記MBランプは
遊技者により前記遊技媒体投入部に遊技媒体が投入され、前記賭け数が前記所定数となった場合には、前記点滅動作を終了して消灯するように構成され、
前記遊技媒体数特定手段は、
遊技者による遊技媒体の投入が行われず前記賭け数が前記所定数となった場合には、前記1ベットボタンの操作が1回行われると該賭け数とする一方、前記MAXベットボタンの操作が行われても該賭け数を該所定数のまま変化させないものであり、
前記MBランプは、
遊技者によって前記MAXベットボタンが操作され、前記賭け数が前記所定数となった場合には、前記点滅動作を終了して消灯し、遊技者により前記遊技媒体投入部に遊技媒体が投入されることなく、かつ遊技者による前記MAXベットボタンの操作が検出されず、遊技者によって前記1ベットボタンが複数回操作されたことを検出したことに基づいて、前記賭け数が前記所定数となった場合には、前記点滅動作を継続するものであり、
前記MBランプおよび前記メダル投入操作促進ランプは、
前記当否判定の結果が再遊技でありかつ再遊技の絵柄停止態様で停止表示が行われた場合には、前記点滅動作を行わずに消灯状態を維持するものであることを特徴とする。
本発明の遊技台によれば、遊技者に操作を行うことを明確に促すことができる。
パチンコ機100を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。 遊技盤200を正面側(遊技者側)から見た略示正面図である。 制御部の回路ブロック図を示したものである。 図1に示す球貸操作ボタン140を有する球貸操作ボタンユニット14を示す図である。 図1に示す球貯留皿付扉を上方から見た図である。 装飾LEDランプ1101と球貸LEDランプ1401それぞれの点滅周期を示すタイミングチャートである。 本発明を適用可能なスロットマシンの一例を示す図である。 図7に示すメダル投入口941周辺を拡大して示した図である。 図1に示すパチンコ機100とは異なるパチンコ機810を示す図である。 図7に示すスロットマシン900とは異なるスロットマシン820を示す図である。
以下、図面を用いて、本発明に係る遊技台(例えば、パチンコ機100等の弾球遊技機やスロット機等の回胴遊技機)について詳細に説明する。
以下、図面を用いて、本発明に係る遊技台(例えば、パチンコ機100等の弾球遊技機やスロット機等の回胴遊技機)について詳細に説明する。
[実施形態1]
<全体構成>
まず、図1を用いて、本発明の第1実施形態に係るパチンコ機100の全体構成について説明する。なお、同図はパチンコ機100を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。
図1に示すパチンコ機100は、所定条件が成立すると遊技者が利益を獲得することができる遊技台であって、外枠102と、本体104と、前面枠扉106と、球貯留皿付扉108と、発射装置110と、遊技盤200と、をその前面(遊技者側)に備える。
外枠102は、遊技機設置営業店に設けられた設置場所(島設備等)へと固定させるた
めの縦長方形状から成る木製の枠部材である。
本体104は、外枠102の内部に備えられ、施錠機能付きで且つ、ヒンジ部112を介して外枠102に回動自在に装着された縦長方形状の遊技機基軸体となる扉部材である。また、本体104は、枠状に形成され、内側に空間部114を有している。このパチンコ機100を設置した店舗(遊技店)の店員は、この本体104を開閉操作することが可能であり、本体104が開いたことを検出する本体開放センサ1041が設けられている。
前面枠扉106は、施錠機能付きで且つ開閉自在となるようにパチンコ機100の前面側となる本体104の前面に対しヒンジ部112を介して装着され、枠状に構成されることでその内側を開口部116とした扉部材である。遊技店の店員は、この前面枠扉106も開閉操作することが可能であり、前面枠扉106が開いたことを検出する前面枠扉センサ1061も設けられている。なお、この前面枠扉106には、開口部116にガラス製又は樹脂製の透明板部材118が設けられ、前面側には、スピーカ120や枠ランプ122が取り付けられている。前面枠扉106の後面と遊技盤200の前面とで遊技領域124が設けられる空間を区画形成する。なお、本実施形態では、光源をLEDとするものもランプと称する。
球貯留皿付扉108は、パチンコ機100の前面において本体104の下側に対して、施錠機能付きで且つ開閉自在となるように装着された扉部材である。この球貯留皿付扉108は、前面枠扉106を開放した状態で操作可能となる開放レバー1081を押すことによって開く。また、球貯留皿付扉108が開いたことを検出する球貯留皿付扉センサ1082も設けられている。球貯留皿付扉108は、複数の遊技球(以下、単に「球」と称する場合がある)が貯留可能で且つ発射装置110へと遊技球を案内させる通路が設けられている上皿126と、上皿126に貯留しきれない遊技球を貯留する下皿128と、遊技者の操作によって上皿126に貯留された遊技球を下皿128へと排出させる球抜ボタン130と、遊技者の操作によって下皿128に貯留された遊技球を遊技球収集容器(俗称、ドル箱)へと排出させる球排出レバー132と、遊技者の操作によって発射装置110へと案内された遊技球を遊技盤の遊技領域124へと打ち出す球発射ハンドル134と、遊技者の操作によって各種演出装置206(図2参照)の演出態様に変化を与えるチャンスボタン136と、チャンスボタン136に内蔵され、そのチャンスボタン136を発光させるチャンスボタンランプ138と、遊技店に設置されたカードユニット(球貸用のプリペイドカードが挿入されるCRユニット)に対して球貸し指示を行う球貸操作ボタン140と、カードユニットに対して遊技者の残高の返却指示を行う返却操作ボタン142と、遊技者の残高やカードユニットの状態を表示する球貸表示部144と、を備える。球貸操作ボタン140には球貸LEDランプが内蔵されており、この球貸操作ボタン140が押下されたことを検出する球貸操作ボタン操作検出センサが設けられている。遊技者が、返却操作ボタン142を押下すると、球貸用のプリペイドカードが挿入されているCRユニットからそのプリペイドカードが遊技者に返却される。また、図1に示すパチンコ機100には、下皿128が遊技球によって満タンになったことを検知する下皿満タン検知センサ(不図示)が設けられている。さらに、上皿126を形成する縁の部分には、装飾LEDランプ1101が設けられている。
発射装置110は、本体104の下方に取り付けられ、球発射ハンドル134が遊技者に操作されることによって回動する発射杆146と、遊技球を発射杆146の先端で打突する発射槌148と、を備える。この発射装置110は、遊技者に球発射ハンドル134が継続的に発射操作されている間は、所定の発射期間(例えば0.6秒)の経過ごとに遊技球を遊技盤の遊技領域124へ向けて発射する。
遊技盤200は、前面に遊技領域124を有し、本体104の空間部114に臨むように、所定の固定部材を用いて本体104に着脱自在に装着されている。遊技領域124は、遊技盤200を本体104に装着した後、開口部116から観察することができる。なお、図1では遊技領域124の具体的構成は図示省略してあり、その具体的構成は図2に示す。
図2は、遊技盤200を正面から見た略示正面図である。
遊技盤200には、外レール202と内レール204とを配設し、遊技球が転動可能な遊技領域124を区画形成している。
遊技領域124の略中央には、演出装置206を配設している。この演出装置206には、略中央に装飾図柄表示装置208を配設し、その周囲に、普通図柄表示装置210と、特別図柄表示装置212と、普通図柄保留ランプ216と、特別図柄保留ランプ218と、高確中ランプ222を配設している。なお、以下、普通図柄を「普図」と称する場合があり、特別図柄を「特図」と称する場合がある。
演出装置206は、演出可動体224を動作して演出を行うものであり、詳細については後述する。
装飾図柄表示装置208は、装飾図柄ならびに演出に用いる様々な表示を行うための画像表示装置であり、本実施形態では液晶表示装置(Liquid Crystal Display)によって構成する。この装飾図柄表示装置208は、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cおよび演出表示領域208dの4つの表示領域に分割し、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208bおよび右図柄表示領域208cはそれぞれ異なった装飾図柄を表示し、演出表示領域208dは演出に用いる画像を表示する。さらに、各表示領域208a、208b、208c、208dの位置や大きさは、装飾図柄表示装置208の表示画面内で自由に変更することを可能としている。なお、装飾図柄表示装置208として液晶表示装置を採用しているが、液晶表示装置でなくとも、種々の演出や種々の遊技情報を表示可能に構成されていればよく、例えば、ドットマトリクス表示装置、7セグメント表示装置、有機EL(ElectroLumineS3ence)表示装置、リール(ドラム)式表示装置、リーフ式表示装置、プラズマディスプレイ、プロジェクタを含む他の表示デバイスを採用してもよい。
普図表示装置210は、普図の表示を行うための表示装置であり、本実施形態では7セグメントLEDによって構成する。特図表示装置212は、特図の表示を行うための表示装置であり、本実施形態では7セグメントLEDによって構成する。この特図表示装置212は、本発明にいう図柄表示手段の一例に相当する。なお、装飾図柄表示装置208に表示される装飾図柄は、特図表示装置212に表示される図柄を、演出を高めた形で表す図柄である。
普図保留ランプ216は、保留している所定の第1の変動遊技(詳細は後述する普図変動遊技)の数を示すためのランプであり、本実施形態では、普図変動遊技を所定数(例えば、2つ)まで保留することを可能としている。特図保留ランプ218は、保留している所定の第2の変動遊技(詳細は後述する特図変動遊技)の数を示すためのランプであり、本実施形態では、特図変動遊技を所定数(例えば、4つ)まで保留することを可能としている。高確中ランプ222は、現在の図柄制御状態を示す報知を行なうためのランプ(報知手段)である。この高確中ランプ222は、電源が投入されてから大当り遊技の開始まで、現在の図柄制御状態を示す報知を行ない、それ以降は、現在の図柄制御状態を示す報知をしないように構成している。また図柄制御状態では、電源が再投入された場合には、
電源が遮断される直前の図柄制御状態に復帰する。
また、この演出装置206の周囲には、一般入賞口226と、普図始動口228と、第1特図始動口230と、第2特図始動口232と、可変入賞口234を配設している。
一般入賞口226は、本実施形態では遊技盤200に複数配設しており、この一般入賞口226への入球を所定の球検出センサ(図示省略)が検出した場合(一般入賞口226に入賞した場合)、不図示の払出装置を駆動し、所定の個数(例えば、10個)の球を賞球として図1に示す上皿126に排出する。上皿126に排出した球は遊技者が自由に取り出すことが可能であり、これらの構成により、入賞に基づいて賞球を遊技者に払い出すようにしている。なお、一般入賞口226に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。本実施形態では、入賞の対価として遊技者に払い出す球を「賞球」、遊技者に貸し出す球を「貸球」と区別して呼ぶ場合があり、「賞球」と「貸球」を総称して「球(遊技球)」と呼ぶ。遊技球は、本発明にいう遊技媒体の一例に相当する。
普図始動口228は、ゲートやスルーチャッカーと呼ばれる、遊技領域124の所定の領域を球が通過したか否かを判定するための装置で構成しており、本実施形態では遊技盤200の左側に1つ配設している。普図始動口228を通過した球は一般入賞口226に入球した球と違って、遊技島側に排出することはない。球が普図始動口228を通過したことを所定の球検出センサが検出した場合、パチンコ機100は、普図表示装置210による普図変動遊技を開始する。
第1特図始動口230は、本実施形態では遊技盤200の中央に1つだけ配設している。この第1特図始動口230は、遊技球が進入する入り口の大きさが変化しない第1の始動領域である。第1特図始動口230への入球を所定の球検出センサが検出した場合、不図示の払出装置を駆動し、所定の個数(例えば、3個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、特図表示装置212による特図変動遊技を開始する。なお、第1特図始動口230に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
第2特図始動口232は、本実施形態では第1特図始動口230の真下に1つだけ配設している。第2特図始動口232の近傍には、ソレノイドによって左右に開閉自在な一対の羽根部材2321が設けられており、一対の羽根部材2321と第2特図始動口232を併せたものが、可変始動手段に相当し、一般には、電動チューリップ(電チュー)と呼ばれる。一対の羽根部材2321の閉鎖中は球の入球が不可能であり、普図変動遊技に当選し、普図表示装置210が当り図柄を停止表示した場合に一対の羽根部材2321が所定の時間間隔、所定の回数で開閉し、第2特図始動口232への球の入球が可能になる。すなわち、第2特図始動口232は、入り口の大きさが小サイズと大サイズのうちのいずれか一方のサイズからいずれか他方のサイズに変化する第2の始動領域である。第2特図始動口232への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置を駆動し、所定の個数(例えば、4個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、特図表示装置212による特図変動遊技を開始する。なお、第2特図始動口232に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
また、球貸操作ボタン140が押下されたことを球貸操作ボタン操作検出センサが検出した場合にも、払出装置を駆動し、所定の個数(例えば25球)の球を貸球として上皿126に排出するとともに、カードユニットに挿入されているプリペイドカードに記憶されている度数から所定数(例えば1度、100円分など)減少させた度数をプリペイドカードに上書き記憶する。さらに上書きした度数を残高として球貸表示部144の残高表示部
に表示する。
さらに、本実施形態のパチンコ機100は、従来にない要素をもった遊技台であり、球貸操作ボタン140が操作されて球貸し動作が終了すると、第1特図始動口230や第2特図始動口232に入球がなくてもサービスとして1回入球した権利が与えられる。こうすることで、遊技者の遊技意欲をかき立てている。
可変入賞口234は、本実施形態では遊技盤200の中央部下方に1つだけ配設している。この可変入賞口234は、可変入賞開口と、ソレノイドによってその可変入賞開口を開閉自在な扉部材2341とを備えている。可変入賞開口は大入賞口と呼ばれることがあり、可変入賞口234はアタッカと呼ばれることがある。可変入賞口234は、後述する大当り遊技が開始されるまでは閉状態を維持し、大当り遊技が開始されると、開状態と閉状態との間で状態変更を繰り返す。すなわち、特図変動遊技に当選して特図表示装置212が大当り図柄を停止表示した場合に扉部材2341が所定の時間間隔、所定の回数で開閉する。可変入賞口234への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置を駆動し、所定の個数(例えば、15個)の球を賞球として上皿126に排出する。なお、可変入賞口234に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
さらに、これらの入賞口や始動口の近傍には、風車と呼ばれる円盤状の打球方向変換部材236や、遊技釘238を複数個、配設していると共に、内レール204の最下部には、いずれの入賞口や始動口にも入賞しなかった球をパチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出するためのアウト口240を設けている。
上皿126に収容されている球は発射レールの発射位置に供給される。発射位置に供給された球は発射準備球になる。このパチンコ機100の発射装置110には、発射準備球があるか否かを検出する発射準備球検出部(センサ)が設けられている。この発射準備球検出部は所定の周期(例えば5秒周期)で、発射準備球があるか否かを監視している。発射装置110では、遊技者の球発射ハンドル134の操作量に応じた強度で発射モータを駆動し、発射杆146および発射槌148によって外レール202、内レール204を通過させて遊技領域124に打ち出す。そして、遊技領域124の上部に到達した球は、打球方向変換部材236や遊技釘238等によって進行方向を変えながら下方に落下し、入賞口(一般入賞口226、可変入賞口234)や始動口(第1特図始動口230、第2特図始動口232)に入賞するか、いずれの入賞口や始動口にも入賞することなく、または普図始動口228を通過するのみでアウト口240に到達する。
<演出装置206>
次に、パチンコ機100の演出装置206について説明する。
この演出装置206の前面側には、遊技球の転動可能な領域にワープ装置242およびステージ244を配設し、遊技球の転動不可能な領域に演出可動体224を配設している。また、演出装置206の背面側には、装飾図柄表示装置208および遮蔽装置246(以下、扉と称する場合がある)を配設している。すなわち、演出装置206において、装飾図柄表示装置208および遮蔽装置246は、ワープ装置242、ステージ244、および演出可動体224の後方に位置することとなる。
ワープ装置242は、演出装置206の左上方に設けたワープ入口242aに入った遊技球を演出装置206の前面下方のステージ244にワープ出口242bから排出する。
ステージ244は、ワープ出口242bから排出された球や遊技釘238などによって
乗り上げた球などが転動可能であり、ステージ244の中央部には、通過した球が第1特図始動口230へ入球し易くなるスペシャルルート244aを設けている。
演出可動体224は、本実施形態では人間の右腕の上腕と前腕を模した上腕部224aと前腕部224bとからなり、肩の位置に上腕部224aを回動させる不図示の上腕モータと肘の位置に前腕部224bを回動させる不図示の前腕モータを備える。演出可動体224は、上腕モータと前腕モータによって装飾図柄表示装置208の前方を移動する。
遮蔽装置246は、格子状の左扉246aおよび右扉246bからなり、装飾図柄表示装置208および前面ステージ244の間に配設する。左扉246aおよび右扉246bの上部には、不図示の2つのプーリに巻き回したベルトをそれぞれ固定している。すなわち、左扉246aおよび右扉246bは、モータによりプーリを介して駆動するベルトの動作に伴って左右にそれぞれ移動する。遮蔽装置246は、左扉246aおよび右扉246bを閉じた状態ではそれぞれの内側端部が重なり、遊技者が装飾図柄表示装置208を視認し難いように遮蔽する。左扉246aおよび右扉246bを開いた状態ではそれぞれの内側端部が装飾図柄表示装置208の表示画面の外側端部と若干重なるが、遊技者は装飾図柄表示装置208の表示の全てを視認可能である。また、左扉246aおよび右扉246bは、それぞれ任意の位置で停止可能であり、例えば、表示した装飾図柄がどの装飾図柄であるかを遊技者が識別可能な程度に、装飾図柄の一部だけを遮蔽するようなことができる。なお、左扉246aおよび右扉246bは、格子の孔から後方の装飾図柄表示装置208の一部を視認可能にしてもよいし、格子の孔の障子部分を半透明のレンズ体で塞ぎ、後方の装飾図柄表示装置208による表示を漠然と遊技者に視認させるようにしてもよいし、格子の孔の障子部分を完全に塞ぎ(遮蔽し)、後方の装飾図柄表示装置208を全く視認不可にしてもよい。
図2に示す装飾図柄表示装置208は報知手段の一例に相当する。また、装飾図柄表示装置208は、演出装置の一例にも相当し、この演出装置には、装飾図柄表示装置208の他、図1に示すスピーカ120や枠ランプ122、装飾LEDランプ1101、球貸LEDランプ等のランプ類、図2に示す演出可動体224および遮蔽装置246等も含まれる。
<制御部>
次に、図3を用いて、このパチンコ機100の制御部の回路構成について詳細に説明する。なお、同図は制御部の回路ブロック図を示したものである。
パチンコ機100の制御部は、大別すると、遊技の中枢部分を制御する主制御部300と、主制御部300が送信するコマンド信号(以下、単に「コマンド」と呼ぶ)に応じて主に演出の制御を行う第1副制御部400と、第1副制御部400より送信されたコマンドに基づいて各種機器を制御する第2副制御部500と、主制御部300が送信するコマンドに応じて主に遊技球の払い出しに関する制御を行う払出制御部600と、遊技球の発射制御を行う発射制御部630と、パチンコ機100に供給される電源を制御する電源管理部660と、によって構成している。本実施形態では、主制御部300、第1副制御部400および第2副制御部500はそれぞれ別の回路基板からなるものであるが、これら3つの制御部(300,400,500)は、共通の一つの回路基板からなるものであってもよいし、第1副制御部400と第2副制御部500が、主制御部300の回路基板とは別の共通の一つの回路基板からなるものであってもよい。したがって、主制御部300、第1副制御部400および第2副制御部500それぞれを所定の制御手段ととらえることもできるし、これら3つの制御部(300,400,500)を併せた一つのものを所定の制御手段ととらえることもできるし、第1副制御部400および第2副制御部500を併せた一つのものを所定の制御手段ととらえることもできる。
<主制御部>
まず、パチンコ機100の主制御部300について説明する。
主制御部300は、主制御部300の全体を制御する基本回路302を備えており、この基本回路302には、CPU304と、制御プログラムや各種データを記憶するためのROM306と、一時的にデータを記憶するためのRAM308と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O310と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ312と、プログラム処理の異常を監視するWDT314を搭載している。なお、ROM306やRAM308については他の記憶装置を用いてもよく、この点は後述する第1副制御部400についても同様である。この基本回路302のCPU304は、水晶発振器316bが出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。
また、基本回路302には、水晶発振器316aが出力するクロック信号を受信する度に0〜65535の範囲で数値を変動させるハードウェア乱数カウンタとして使用しているカウンタ回路318と、各種センサ320が出力する信号を受信し、増幅結果や基準電圧との比較結果をカウンタ回路318および基本回路302に出力するためのセンサ回路322と、特図表示装置212の表示制御を行うための駆動回路324と、普図表示装置210の表示制御を行うための駆動回路326と、各種状態表示部328(例えば、普図保留ランプ216、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、高確中ランプ222等)の表示制御を行うための駆動回路330と、第2特図始動口232や可変入賞口234等を開閉駆動する各種ソレノイド332を制御するための駆動回路334を接続している。図3に示す各種センサ320には、本体開放センサ1041、前面枠扉センサ1061、球貯留皿付扉センサ1082、および図1に示す下皿128が遊技球によって満タンになったことを検知する下皿満タン検知センサや、各始動口、入賞口の入り口および可変入賞口の内部に設けた球検出センサの他、球貸操作ボタン操作検出センサ等も含まれる。
なお、第1特図始動口230に球が入賞したことを、各種センサ320のうちの球検出センサが検出した場合には、センサ回路322は球を検出したことを示す信号をカウンタ回路318に出力する。この信号を受信したカウンタ回路318は、第1特図始動口230に対応するカウンタのそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、第1特図始動口230に対応する内蔵のカウンタ値記憶用レジスタに記憶する。また、カウンタ回路318は、第2特図始動口232に球が入賞したことを示す信号を受信した場合も同様に、第2特図始動口232に対応するカウンタのそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、第2特図始動口232に対応する内蔵のカウンタ値記憶用レジスタに記憶する。
また、この明細書にいう球検出センサとしては、具体的には、一般入賞口226、第1特図始動口230、第2特図始動口232、可変入賞口234など所定の入賞口に入賞した球を検出するセンサや、普図始動口228を通過する球を検出するセンサがあげられる。
さらに、基本回路302には、情報出力回路336を接続しており、主制御部300は、この情報出力回路336を介して、外部のホールコンピュータ(図示省略)等が備える情報入力回路350にパチンコ機100の遊技情報(例えば、制御状態を表す情報等)を出力する。
また、主制御部300には、電源管理部660から主制御部300に供給している電源の電圧値を監視する電圧監視回路338を設けており、この電圧監視回路338は、電源
の電圧値が所定の値(本実施形態では9v)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を基本回路302に出力する。
また、主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)340を設けており、CPU304は、この起動信号出力回路340から起動信号を入力した場合に、遊技制御を開始する(後述する主制御部メイン処理を開始する)。
また、主制御部300は、第1副制御部400にコマンドを送信するための出力インタフェースと、払出制御部600にコマンドを送信するための出力インタフェースをそれぞれ備えており、この構成により、第1副制御部400および払出制御部600との通信を可能としている。なお、主制御部300と第1副制御部400および払出制御部600との情報通信は一方向の通信であり、主制御部300は第1副制御部400および払出制御部600にコマンド等の信号を送信できるように構成しているが、第1副制御部400および払出制御部600からは主制御部300にコマンド等の信号を送信できないように構成している。
<副制御部>
次に、パチンコ機100の第1副制御部400について説明する。第1副制御部400は、主に主制御部300が送信したコマンド等に基づいて第1副制御部400の全体を制御する基本回路402を備えており、この基本回路402には、CPU404と、一時的にデータを記憶するためのRAM408と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O410と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ412を搭載している。この基本回路402のCPU404は、水晶発振器414が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。また、基本回路402には、制御プログラムや各種演出データを記憶するためのROM406が接続されている。なお、ROM406は、制御プログラムと各種演出データとを別々のROMに記憶させてもよい。
また、基本回路402には、スピーカ120(およびアンプ)の制御を行うための音源IC416と、各種ランプ418の制御を行うための駆動回路420と、演出可動体224の駆動制御を行うための駆動回路422と、演出可動体224の現在位置を検出する演出可動体センサ424と、図1に示すチャンスボタン136の押下を検出するチャンスボタン検出センサ426と、演出可動体センサ424やチャンスボタン検出センサ426からの検出信号を基本回路402に出力するセンサ回路428と、を接続している。
さらに、第1副制御部400には、装飾図柄表示装置(液晶表示装置)208および遮蔽装置246の制御を行うための第2副制御部500が接続されている。
<払出制御部、発射制御部、電源管理部>
次に、パチンコ機100の払出制御部600、発射制御部630、電源管理部660について説明する。
払出制御部600は、主に主制御部300が送信したコマンド等の信号に基づいて不図示の払出装置の払出モータ602を制御すると共に、払出センサ604が出力する制御信号に基づいて賞球または貸球の払い出しが完了したか否かを検出すると共に、インタフェース部606を介して、パチンコ機100とは別体で設けられたカードユニット608との通信を行う。このパチンコ機100では、球貸操作ボタン140が操作されると、払出モータ602によって不図示のスプロケットが所定角度だけ回転し、遊技球が払出装置の下方へ1個ずつ送り出されるように構成している。遊技球は払出センサ604を通過し、払出センサ604を通過した遊技球は、不図示の球払出通路を通過してパチンコ機100
の前面側に配設した上皿126に到達し、球貸し動作が終了する。以下、球貸操作ボタン140が操作されてから、その操作に基づく球貸し動作が終了するまでの期間を球貸期間と称し、球貸期間以外の期間を非球貸期間と称する。
発射制御部630は、払出制御部600が出力する、発射許可または停止を指示する制御信号や、球発射ハンドル134内に設けた発射強度出力回路が出力する、遊技者による球発射ハンドル134の操作量に応じた発射強度を指示する制御信号に基づいて、図1に示す発射杆146および発射槌148を駆動する発射モータ632の制御や、上皿126から発射装置110に球を供給する球送り装置634の制御を行う。
電源管理部660は、パチンコ機100に外部から供給される交流電源を直流化し、所定の電圧に変換して払出制御部600と第2副制御部500に所定電圧を供給する。主制御部300、第1副制御部400、および発射制御部630は、払出制御部600から所定電圧の供給を受ける。また、電源管理部660は、外部からの電源が断たれた後も所定の部品(例えば主制御部300のRAM308等)に所定の期間(例えば10日間)電源を供給するための蓄電回路(例えば、コンデンサ)を備えている。なお、本実施形態では、電源管理部660から払出制御部600と第2副制御部500に所定電圧を供給し、払出制御部600から主制御部300と第1副制御部400と発射制御部630に所定電圧を供給しているが、各制御部や各装置に他の電源経路で所定電圧を供給してもよい。
図4は、図1に示す球貸操作ボタン140を有する球貸操作ボタンユニット14を示す図である。
図4(a)には、2つの球貸LEDランプ1401を内蔵した球貸操作ボタン140が示されている。また、同図(b)は、球貸操作ボタンユニット14の分解斜視図である。球貸操作ボタン140は透明部分(例えばレンズ部)140aを有する。球貸LEDランプ1401が発する光のうちの少なくとも一部は、その透明部分140aを透過し、球貸操作ボタン140は、透明部分140aを透過した光を遊技者が視認可能となるように配置されたものである。球貸操作ボタン140は本発明にいう第1の操作部の一例に相当し、球貸LEDランプ1401は本発明にいう第2の発光手段の一例に相当する。
図5は、図1に示す球貯留皿付扉を上方から見た図である。
図5には、球貯留皿付扉108に設けられた上皿126、装飾LEDランプ1101、球貸操作ボタン140、返却操作ボタン142、球貸表示部144、チャンスボタン136、および球抜ボタン130が示されている。上述のごとく、球貸操作ボタン140には球貸LEDランプ1401が内蔵されており、同図(a)には、球貸LEDランプ1401が消灯している様子が示され、装飾LEDランプ1101は点灯している様子が示されている。この図5では、LEDランプの消灯状態を白色で表し、点灯状態を黒色で表している。装飾LEDランプ1101は本発明にいう第1の発光手段の一例に相当する。
本実施形態のパチンコ機100では、第1特図始動口230あるいは第2特図始動口232に入賞すると、主制御部300は所定の始動情報(乱数値)を取得し、所定の当否判定条件が成立すると、主制御部300は取得した始動情報に基づく当否判定を行う。当否判定の結果は、特図表示装置212による特図の変動表示が所定の変動時間行われた後に、その特図表示装置212が、当否判定の結果を表す停止図柄態様を停止表示することによって行われる。なお、装飾図柄表示装置208も、特図表示装置212の変動表示に併せて装飾図柄の変動表示を所定の変動時間行い、装飾図柄の、当否判定の結果を表す組合せを停止表示する。ここにいう所定の当否判定条件は、前回の特図の変動表示が終了し、所定の特図停止期間(例えば0.7秒)が経過したことが条件になる。所定の当否判定条
件が未成立の状態で、第1特図始動口230あるいは第2特図始動口232に入賞すると、所定の個数(この例では4つ)まで当否判定(抽選)が行われる権利が保留される。すなわち、主制御部300のRAM308には、当否判定(抽選)の開始を保留することができる最大数(この例では4つ)の領域に区分けされた保留記憶部が用意されており、この特図の保留記憶部に、始動情報が入賞順(保留順)に1領域ごとに格納される。第1特図始動口230および第2特図始動口232が本発明にいう遊技媒体投入部の一例に相当し、このパチンコ機100では、第1特図始動口230あるいは第2特図始動口232への遊技球の入賞(入球)が、遊技媒体の投入に相当する。本発明にいう第1の発光手段の一例に相当する装飾LEDランプ1101は、本発明にいう第1の操作部の一例に相当する球貸操作ボタン140よりも、第1特図始動口230および第2特図始動口232の近傍に設けられている。加えて、第1特図始動口230あるいは第2特図始動口232への本発明にいう遊技媒体の一例に相当する遊技球の入賞は、1球ずつ検出されるため、このパチンコ機100では、本発明にいう第1の数は1球になる。また、ここにいう所定の当否判定条件は、前回の特図の変動表示が終了し、所定の特図停止期間(例えば0.7秒)が経過したことが条件になる。この当否判定条件が満足されていれば、RAM308に設けられた保留記憶部から、最も過去に格納した始動情報を取り出し、その保留記憶部にまだ格納されている始動情報を、今記憶されている領域から隣の領域に移し替える。すなわち、最も過去に格納した始動情報を保留記憶部から取り出し、さらに保留記憶部に始動情報が格納されていれば、N番目に古い始動情報を保留記憶部におけるN−1番目に古い始動情報として設定したことになる。また、主制御部300のRAM308では保留数をカウントしており、そのカウント値を1減算する。以下、このRAM308でカウントしている保留数が最大値(この例では4つ)であることを、保留が満タンであると称し、最大値未満であることを、保留が満タンでないと称する。第1特図始動口230および第2特図始動口232に入賞した球を検出する球検出センサと主制御部300を併せたもの、すなわち保留数をカウントするものが、本発明にいう遊技媒体数特定手段の一例に相当する。
主制御部300は、取得した始動情報(複数種類の乱数値)に基づいて、大当りか否かの判定や、特図の停止図柄態様の決定(停止表示する特図の決定)を行い、さらに、新たに取得した乱数値、あるいは先の始動情報に基づいて、特図の変動時間の決定も行う。主制御部300のうち、大当りか否かの判定等を行う機能を担った部分が、本発明にいう当否判定手段の一例に相当する。また、本実施形態のパチンコ機100では、本発明の第1の操作部の一例に相当する球貸操作ボタン140が遊技者によって操作されたことが球貸操作ボタン操作検出センサによって検出されると、第1特図始動口230や第2特図始動口232に入球がなくても球貸し動作が終了した時点でサービスとして1回入球した権利が主制御部300によって与えられることから、球貸操作ボタン操作検出センサと主制御部300を併せたものが本発明にいう第1の操作検出手段の一例に相当し、本発明にいう第2の数は、1回入球した権利に対応した1の保留数になる。
図5に示す装飾LEDランプ1101は、以下の3つの点滅開始条件のうちのいずれかの条件が成立したときに点滅を開始する。(1)保留が満タンではなく、かつ上記非球貸期間中であり、かつ上記発射準備球検出部によって発射準備球が検出されている状態でその発射準備球検出部によって発射準備球が検出されなくなったとき。(2)保留が満タンではなく、かつ上記発射準備球検出部によって発射準備球が検出されていない状態で上記球貸期間中から上記非球貸期間になったとき。(3)上記球貸期間中であり、かつ上記発射準備球検出部によって発射準備球が検出されていない状態で保留が満タンから満タンではなくなったとき。すなわち、本実施形態のパチンコ機100では、本発明の第1の発光手段の一例に相当する装飾LEDランプ1101は、保留数が最大値未満(例えば0以上3以下)である場合には、遊技球の、第1特図始動口230あるいは第2特図始動口232への投入が可能であることを報知するために点滅動作を開始する。このパチンコ機10
0では、本発明にいう第3の数は、保留数の最大値未満の数(例えば0以上3以下)になる。
一方、この装飾LEDランプ1101は、以下の3つの点滅終了条件のうちのいずれかの条件が成立したときにときに点滅を終了する。(1)保留が満タンになったとき。(2)上記球貸期間が開始されたとき。(3)上記発射準備球検出部によって発射準備球が検出されたとき。
また、図5に示す球貸操作ボタン140に内蔵された球貸LEDランプ1401は、以下の4つの点滅開始条件のうちのいずれかの条件が成立したときに点滅を開始する。(1)所定の度数(例えば球貸は可能な1度)以上が記憶されたプリペイドカードがCRユニットに挿入されている状態で、保留が満タンではなく、かつ上記非球貸期間中であり、かつ上記発射準備球検出部によって発射準備球が検出されている状態でその発射準備球検出部によって発射準備球が検出されなくなったとき。(2)所定の度数以上が記憶されたプリペイドカードがCRユニットに挿入されている状態で、保留が満タンではなく、かつ上記発射準備球検出部によって発射準備球が検出されていない状態で上記球貸期間中から上記非球貸期間になったとき。(3)所定の度数以上が記憶されたプリペイドカードがCRユニットに挿入されている状態で、上記球貸期間中であり、かつ上記発射準備球検出部によって発射準備球が検出されていない状態で保留が満タンから満タンではなくなったとき。(4)保留が満タンではなく、かつ上記非球貸期間中であり、かつ上記発射準備球検出部によって発射準備球が検出されていない状態で、所定の度数以上が記憶されたプリペイドカードがCRユニットに挿入されたとき。すなわち、本実施形態のパチンコ機100では、本発明の第2の発光手段の一例に相当する球貸LEDランプ1401は、本発明の第3の数に相当する0以上3以下の保留数である場合に、球貸操作ボタン140が操作されて本発明の第2の数に相当する1の保留数の増加が可能であることを報知するために点滅動作を開始する。
一方、この球貸LEDランプ1401は、以下の4つの点滅終了条件のうちのいずれかの条件が成立したときにときに点滅を終了する。(1)保留が満タンになったとき。(2)上記球貸期間が開始されたとき。(3)上記発射準備球検出部によって発射準備球が検出されたとき。(4)所定の返却操作部(ここでは返却操作ボタン142)が操作されたとき。
図5では、同図(a)から同図(m)に向けて時間が経過していく。同図(a)から同図(k)までは、装飾LEDランプ1101が点灯状態である期間のうちの少なくとも所定の期間中は、球貸LEDランプ1401が消灯状態となり(同図(a),(c),(e),(g),(i),(k))参照)、かつ装飾LEDランプ1101が消灯状態である期間のうちの少なくとも所定の期間中は、球貸LEDランプ1401が点灯状態となる(同図(b),(d),(f),(h),(j)参照)ように、装飾LEDランプ1101の点滅周期と球貸LEDランプ1401の発光手段の点滅周期が所定の周期ずれている。
また、同図(m)に示す上皿126には、本発明にいう遊技媒体の一例に相当する遊技球Bが排出され、装飾LEDランプ1101も球貸LEDランプ1401もいずれも消灯状態である。この同図(m)では、球貸操作ボタン140が押下されて上記球貸期間が開始されたため、装飾LEDランプ1101も球貸LEDランプ1401も点滅終了条件のうちの(2)の条件が成立したことによって共に消灯状態に移行した結果である。
図6は、装飾LEDランプ1101と球貸LEDランプ1401それぞれの点滅周期を示すタイミングチャートである。
図6(a)には、装飾LEDランプ1101の点滅周期を示すタイミングチャートが示され、その下方の同図(b)には、球貸LEDランプ1401の点滅周期を示すタイミングチャートが、横軸の時間軸を装飾LEDランプ1101の点滅周期を示すタイミングチャートに揃えた状態で示されている。
図3に示す第1副制御部400には、主制御部300から、装飾LEDランプ1101や球貸LEDランプ1401の点灯や消灯、あるいは点滅を指示するコマンドが送信されてくる。第1副制御部400では、このコマンドに基づいて、装飾LEDランプ1101や球貸LEDランプ1401の点灯や消灯、あるいは点滅を制御する。
図6(a)に示す装飾LEDランプ1101の点滅周期は、点灯状態と消灯状態が交互に繰り返されるものであり、点灯状態の時間と消灯状態の時間は同じ長さになる。また同図(b)に示す球貸LEDランプ1401の点滅周期も、点灯状態と消灯状態が交互に繰り返されるものであり、点灯状態の時間と消灯状態の時間は同じ長さになる。両点滅周期は、同一パターンである。
また、図6に示す(1)のタイミングは、特図変動遊技が終了したタイミングであり、装飾LEDランプ1101も球貸LEDランプ1401も上記点滅開始条件が成立したタイミングである。一方、図6に示す(2)のタイミングは、球貸操作ボタン140が押下されたタイミングであり、装飾LEDランプ1101も球貸LEDランプ1401も上記点滅終了条件のうちの(2)の条件が成立したタイミングである。
第1副制御部400は、図6に示す(1)のタイミングから(2)のタイミングの間で、装飾LEDランプ1101の点滅周期と球貸LEDランプ1401の点滅周期を同一パターンの同一長さとし、それぞれの周期を互いの点滅周期の1/2だけズラして、装飾LEDランプ1101が点灯状態である期間中は、球貸LEDランプ1401を消灯状態にし、かつ装飾LEDランプ1101が消灯状態である期間中は、球貸LEDランプ1401を点灯状態にする。
図6に示すように、装飾LEDランプ1101が点灯状態である期間は、球貸LEDランプ1401が消灯状態になり、反対に装飾LEDランプ1101が消灯状態である期間は、球貸LEDランプ1401が点灯状態になり、互いの点滅周期は1/2だけズレている。こうすることによって、球貸操作ボタン140と、第1特図始動口230あるいは第2特図始動口232へ遊技球を投入するために操作する発射ハンドル134といった複数の操作部の操作を促す報知それぞれを強調でき、遊技者に操作を行うことを明確に促すことができ、消費電力を低減できる場合もある。また、上述のごとく、装飾LEDランプ1101は、球貸操作ボタン140よりも第1特図始動口230および第2特図始動口232の近傍に設けられ、球貸操作ボタン140が、球貸LEDランプ1401が発する光のうち少なくとも一部を透過させ透過させた光を遊技者が視認可能となるように配置されたものであるため、遊技球の投入を促す報知および遊技球の投入操作を促す報知の両方を強調できる場合がある。さらに、ゲーム開始そのものを促すことができる場合もある。
以上、本発明をパチンコ機(弾球遊技機)に適用させた例について詳細に説明したが、本発明の遊技台は、これに限るものではなく、例えば、メダルや遊技球(パチンコ球)を使用する回胴遊技機(スロットマシン)にも適用可能である。すなわち、本実施形態で説明したパチンコ機100は、ぱちんこ(1種+1種)であるが、他のぱちんこ(例えば、1種、2種、3種、1種+2種等)でもよく、スロット等(パロット、じゃん球)でもよい。
図7は、本発明を適用可能なスロットマシンの一例を示す図である。
図7に示すスロットマシン900は、遊技が行われ、その遊技の結果に応じて所定の遊技価値(ここでは遊技メダル、以下単にメダルと称する)を遊技者に付与するものであって、本体901と、本体901の正面に取付けられ、本体901に対して開閉可能な前面扉902と、を備える。本体901の中央内部には、(図示省略)外周面に複数種類の図柄が配置されたリールが3個(左リール910、中リール911、右リール912)収納され、スロットマシン900の内部で回転できるように構成されている。これらのリール910乃至912はステッピングモータ等の駆動装置により回転駆動される。
図7に示すスロットマシン900において、各図柄は帯状部材に等間隔で適当数印刷され、この帯状部材が所定の円形筒状の枠材に貼り付けられて各リール910乃至912が構成されている。リール910乃至912上の図柄は、遊技者から見ると、図柄表示窓913から縦方向に概ね3つ表示され、合計9つの図柄が見えるようになっている。そして、各リール910乃至912を回転させることにより、遊技者から見える図柄の組合せが変動することとなる。つまり、各リール910乃至912は複数種類の図柄の組合せを変動可能に表示する図柄表示手段として機能する。なお、このような表示装置としてはリール以外にも液晶表示装置等の電子画像表示装置も採用できる。また、本実施形態では、3個のリールをスロットマシン900の中央内部に備えているが、リールの数やリールの設置位置はこれに限定されるものではない。
各々のリール910乃至912の背面には、図柄表示窓913に表示される個々の図柄を照明するためのバックライト(図示省略)が配置されている。バックライトは、各々の図柄ごとに遮蔽されて個々の図柄を均等に照射できるようにすることが望ましい。なお、スロットマシン900内部において各々のリール910乃至912の近傍には、投光部と受光部から成る光学式センサ(図示省略)が設けられており、この光学式センサの投光部と受光部の間をリールに設けられた一定の長さの遮光片が通過するように構成されている。このセンサの検出結果に基づいてリール上の図柄の回転方向の位置を判断し、目的とする図柄が入賞ライン上に表示されるようにリール910乃至912を停止させる。
入賞ライン表示ランプ920は、有効となる入賞ライン914を示すランプである。有効となる入賞ラインは、遊技媒体としてベットされたメダルの数によって予め定まっている。入賞ライン914は5ラインあり、例えば、メダルが1枚ベットされた場合、中段の水平入賞ラインが有効となり、メダルが2枚ベットされた場合、上段水平入賞ラインと下段水平入賞ラインが追加された3本が有効となり、メダルが3枚ベットされた場合、右下り入賞ラインと右上り入賞ラインが追加された5ラインが入賞ラインとして有効になる。なお、入賞ライン914の数については5ラインに限定されるものではなく、また、例えば、メダルが1枚ベットされた場合に、中段の水平入賞ライン、上段水平入賞ライン、下段水平入賞ライン、右下り入賞ラインおよび右上り入賞ラインの5ラインを入賞ラインとして有効としてもよい。
告知ランプ923は、例えば、後述する内部抽選において特定の入賞役(具体的には、ボーナス)に内部当選していること、または、ボーナス遊技中であることを遊技者に知らせるランプである。メダル投入操作促進ランプ924は、遊技者にメダルの投入操作を促すためのランプである。再遊技ランプ922は、前回の遊技において入賞役の一つである再遊技に入賞した場合に、今回の遊技が再遊技可能であること(メダルの投入が不要であること)を遊技者に知らせるランプである。リールパネルランプ928は演出用のランプである。
ベットボタン930乃至932は、スロットマシン900に電子的に貯留されているメダル(クレジットという)を所定の枚数分投入するためのボタンである。本実施形態にお
いては、クレジットの最大枚数は50枚であり、以下、クレジットが最大枚数であるときを「クレジット満タン」と称することがある。このクレジットの最大枚数は本発明にいう第4の数の一例に相当する。また、クレジットは後述する主制御部に設けられたRAMに記憶されており、このRAMが本発明にいう投入枚数記憶手段の一例に相当する。図7に示すスロットマシン900においては、1ベットボタン930が押下される毎に1枚ずつ最大3枚まで投入され、最初に2ベットボタン931が押下されると2枚投入され、最初に3ベットボタン932が押下されると3枚投入されるようになっている。すなわち、ボタン操作によるメダルの賭け数(BET数)を指定する操作部である。ここにいう「賭け数」とは、遊技の用に供されるメダル枚数である。以下、3ベットボタン932はMAXベットボタン932と言う。このMAXベットボタン932が本発明にいう第1の操作部の一例に相当し、1ベットボタン930が本発明にいう第2の操作部の一例に相当する。
なお、賭け数が1枚の状態でMAXベットボタン932が押下されると2枚しか投入されず、賭け数が2枚の状態でMAXベットボタン932が押下されると1枚しか投入されない。
本発明の第1の操作部の一例に相当するMAXベットボタン932には、図4を用いて説明した球貸操作ボタン140と同じように、LEDランプ(以下、MBランプと称する)9321が内蔵されており、MAXベットボタン932も透明部分(例えばレンズ部)を有する。MBランプ9321が発する光のうちの少なくとも一部は、その透明部分を透過し、MAXベットボタン932は、透明部分を透過した光を遊技者が視認可能となるように配置されたものである。MBランプ9321は、MAXベットボタン932の操作を促すためのランプである。このMBランプ9321は本発明にいう第2の発光手段の一例に相当する。なお、本実施形態では、本発明の第2の操作部の一例に相当する1ベットボタン930には、MBランプ9321のような発光手段は内蔵されていない。
また、ベットボタン930乃至932にはそれぞれ、ベットボタンセンサが設けられており、電子的に貯留されているメダルを遊技への投入メダルとして投入する場合の投入操作を検出する。MAXベットボタン932の操作を検出するベットボタンセンサと、後述する主制御部とを併せたものが、本発明にいう第1の操作検出手段の一例に相当し、1ベットボタン930の操作を検出するベットボタンセンサと主制御部とを併せたものが、本発明にいう第2の操作検出手段の一例に相当する。
メダル投入ランプ929は、投入されたメダル数に応じた数のランプを点灯させる。なお、遊技の開始操作が可能な状態であることを知らせる遊技開始ランプを設け、規定枚数のメダルの投入があった場合に、その遊技開始ランプを点灯させるようにしてもよい。
メダル投入口941は、遊技を開始するに当たって遊技者がメダルを投入するための投入口である。すなわち、メダルの投入は、ベットボタン930乃至932により電子的に投入することもできるし、メダル投入口941から実際のメダルを投入(手入れ)することもでき、投入とは両者を含む意味である。ただし、以下、「メダルの投入」というときには、クレジットの増加のためではなく、「賭け数」を増加させるためのメダルの投入を意味する。メダルの投入は、「メダルの手入れ」、「1ベットボタン930操作」、「2ベットボタン931操作」、および「MAXベットボタン932操作」のうちのいずれかによって行われる。
貯留枚数表示器925は、スロットマシン900に電子的に貯留されているメダルの枚数を表示するための表示器である。遊技情報表示器926は、各種の内部情報(例えば、ボーナス遊技中のメダル払出枚数)を数値で表示するための表示器である。払出枚数表示器927は、何らかの入賞役に入賞した結果、遊技者に払出されるメダルの枚数を表示す
るための表示器である。貯留枚数表示器925、遊技情報表示器926、および、払出枚数表示器927は、7セグメント(SEG)表示器とした。
スタートレバー935は、リール910乃至912の回転を開始させるためのレバー型のスイッチである。即ち、メダル投入口941に所望するメダル枚数を投入するか、ベットボタン930乃至932を操作して、スタートレバー935を操作すると、リール910乃至912が回転を開始することとなる。スタートレバー935に対する操作は遊技の開始操作に相当する。
ストップボタンユニット936には、ストップボタン937乃至939が設けられている。ストップボタン937乃至939は、スタートレバー935の操作によって回転を開始したリール910乃至912を個別に停止させるためのボタン型のスイッチであり、各リール910乃至912に対応づけられている。以下、ストップボタン937乃至939に対する操作を停止操作と言い、最初の停止操作を第1停止操作、次の停止操作を第2停止操作、最後の停止操作を第3停止操作という。なお、各ストップボタン937乃至939の内部に発光体を設けてもよく、ストップボタン937乃至939の操作が可能である場合、該発光体を点灯させて遊技者に知らせることもできる。
メダル返却ボタン933は、投入されたメダルが詰まった場合に押下してメダルを取り除くためのボタンである。精算ボタン934は、スロットマシン900に電子的に貯留されたメダル、ベットされたメダルを精算し、メダル払出口955から排出するためのボタンである。ドアキー孔940は、スロットマシン900の前面扉902のロックを解除するためのキーを挿入する孔である。
ストップボタンユニット936の下部には、機種名の表示と各種証紙の貼付とを行うタイトルパネル962が設けられている。タイトルパネル962の下部には、メダル払出口955、メダルの受け皿961が設けられている。
音孔943はスロットマシン900内部に設けられているスピーカの音を外部に出力するための孔である。前面扉902の左右各部に設けられたサイドランプ944は遊技を盛り上げるための装飾用のランプである。前面扉902の上部には演出装置960が配設されており、演出装置960の上部には音孔943が設けられている。この演出装置960は、水平方向に開閉自在な2枚の右シャッタ963a、左シャッタ963bからなるシャッタ(遮蔽装置)963と、このシャッタ963の奥側に配設された液晶表示装置957(図示省略、演出画像表示装置)を備えており、右シャッタ963a、左シャッタ963bが液晶表示装置957の手前で水平方向外側に開くと液晶表示装置957(図示省略)の表示画面がスロットマシン900正面(遊技者側)に出現する構造となっている。なお、液晶表示装置でなくとも、種々の演出画像や種々の遊技情報を表示可能に構成されていればよく、例えば、複数セグメントディスプレイ(7セグディスプレイ)、ドットマトリクスディスプレイ、有機ELディスプレイ、プラズマディスプレイ、リール(ドラム)、或いは、プロジェクタとスクリーンとからなる表示装置等でもよい。また、表示画面は、方形をなし、その全体を遊技者が視認可能に構成している。本実施形態の場合、表示画面は長方形であるが、正方形でもよい。また、表示画面の周縁に不図示の装飾物を設けて、表示画面の周縁の一部が該装飾物に隠れる結果、表示画面が異形に見えるようにすることもできる。表示画面は本実施形態の場合、平坦面であるが、曲面をなしていてもよい。
図8は、図7に示すメダル投入口941周辺を拡大して示した図である。
この図8には、本発明にいう遊技媒体の一例に相当するメダルMが遊技者Hによってメダル投入口941から投入される様子が示されている。遊技者Hは、メダルMをメダル押
し付け部9411に押し付けるようにして、重なり合ったメダルMをメダル投入口941にセットする。遊技者Hが押し付け力を少し緩めると、重なり合ったメダルMのうちメダル押し付け部9411に当接しているメダルMが、メダル投入穴9412から落下し、スロットマシン900にメダルMが投入される。メダル投入穴9412から続く内部通路には、メダル受付センサが設けられており、メダルの通過有無を検出する。本実施形態のスロットマシン900では、メダル投入口941から実際のメダルを手で入れると(手入れすると)、クレジットや賭け数が増加する。メダル投入口941の近傍(図では左横)には、再遊技ランプ922や、メダル投入操作促進ランプ924が設けられている。すなわち、メダル投入操作促進ランプ924は、MAXベットボタン932よりも、メダル投入口941の近傍に設けられている。メダル投入口941は本発明にいう遊技媒体投入部の一例に相当し、メダル投入操作促進ランプ924は本発明にいう第1の発光手段の一例に相当する。
本実施形態のスロットマシン900の制御部は、大別すると、遊技の進行を制御する主制御部と、主制御部が送信するコマンド信号(以下、単に「コマンド」と呼ぶ)に応じて、主な演出の制御を行う第1副制御部と、第1副制御部より送信されたコマンドに基づいて各種機器を制御する第2副制御部と、によって構成されている。このスロットマシン900では、ベットボタン930乃至932を押下することによりメダルを電子的に投入するか、メダル投入口941から実際のメダルを手入れするか、あるいは後述する再遊技(リプレイ)の役に当選すると、スタートレバー935の操作が受付可能になる。メダル投入口941から手入れされたメダルは、上述のメダル受付センサによって検出され、主制御部は、手入れされたメダルの数を特定する。メダル受付センサと主制御部を併せたものが本発明にいう遊技媒体数特定手段の一例に相当する。
スタートレバー935が操作されると、スロットマシン900の主制御部は内部抽選(当否判定)を実行する。この内部抽選を実行する主制御部300は、本発明にいう当否判定手段の一例にも相当する。本実施形態のスロットマシン900の入賞役には、ビッグボーナス(BB1、BB2)と、レギュラーボーナス(RB)と、小役(チェリー、スイカ、ベル)と、再遊技(リプレイ)がある。なお、入賞役の種類は、これに限定されるものではなく、任意に採用できることは言うまでもない。これらの入賞役のうち、小役は、メダルが賞として払出される役である。また、ビッグボーナス(BB1、BB2)および、レギュラーボーナス(RB)はボーナス遊技に移行する役として、また、再遊技(リプレイ)は新たにメダルを投入することなく再遊技が可能となる役として、それぞれ入賞役とは区別され「作動役」と呼ばれる場合があるが、本実施形態における「入賞役」には、作動役である、ビッグボーナス、レギュラーボーナス、再遊技が含まれる。さらに、「入賞役」には「ハズレ」も含めて、以下、説明を続ける。なお、入賞役が再遊技(リプレイ)であった場合には、主制御部300は、遊技者によるメダルの手入れがなくても、ゲームの開始に必要な枚数のメダル(抽選実行に必要な枚数のメダル)が手入れされたと特定する。
また、本実施形態における「入賞」には、メダルの配当を伴わない(メダルの払い出しを伴わない)作動役の図柄組合せが有効ライン上に表示される場合も含まれ、例えば、ビッグボーナス、レギュラーボーナス、再遊技への入賞が含まれる。また、本実施形態のスロットマシン900における遊技状態としては、通常遊技(RT0とも称する)、特別役内部当選中(上述したBB1、BB2、RBに内部当選中の状態。RT1とも称する)、ボーナス遊技中(上述したBB遊技、RB遊技の状態。RT2とも称する)、再遊技変動遊技中(RT3とも称する)がある。内部抽選には入賞役抽選テーブルが用いられ、入賞役抽選テーブルは遊技状態ごとに用意されている。主制御部は、スタートレバー935が操作されると、まず、所定の始動情報(乱数値)を取得し、現在の遊技状態に応じた入賞役抽選テーブルを読み出し、取得した始動情報に基づき、入賞役抽選テーブルを用いて内
部抽選を行う。主制御部は、内部抽選の結果に基づき、リール停止データを選択する。
また主制御部は、スタートレバー935が操作されると、全リール910乃至912の回転を開始させ、ストップボタン937乃至939の受け付けが可能になり、いずれかのストップボタンが押されると、押されたストップボタンに対応するリール910乃至912の何れかを、リール停止制御データに基づいて停止させる。この全リール910乃至912の回転を開始させる主制御部の機能は、内部抽選(当否判定)が行われた場合に、リール910乃至912に絵柄の変動表示を開始させる変動表示開始制御手段に相当し、リール停止制御データに基づいて停止させる主制御部の機能は、遊技者によるストップボタン937乃至939の操作を検出した場合に、内部抽選(当否判定)の結果に基づいた絵柄態様でリール910乃至912に停止表示を行わせる変動停止制御手段に相当する。
さらに主制御部は、入賞判定を行う。この入賞判定では、投入されたメダルの枚数に応じて有効化された入賞ライン914上に、何らかの入賞役に対応する絵柄組合せが表示された場合にその入賞役に入賞したと判定する。続いて、払い出しのある何らかの入賞役に入賞していれば、その入賞役に対応する枚数のメダルを入賞ライン数に応じて払い出す。以下、ゲームの終了時とは、メダルの払出しがない場合には、全リール910乃至912の回転が停止した時のことを言い、メダルの払出しがある場合には、メダルの払出しが完了した時のことを言う。
また、図7に示すスロットマシン900では、ゲームの開始に必要な「賭け数」(抽選実行に必要な「賭け数」)は遊技状態によって変化する。すなわち、このスロットマシン900は、所定の遊技状態(ここでは特別役内部当選中のうちレギュラーボーナス(RB)内部当選中)に限って遊技媒体(メダル)を所定枚数(例えば、1枚のみ)賭けることができ、その他の場合には、メダルを1枚〜3枚賭けすることができる遊技台である。なお、本発明は、1枚〜3枚賭けすることができる遊技台に限らず、一定の数しか賭けられない遊技台や、2種類の数しか賭けられない遊技台や、その他複数種類の数を賭けることができる遊技台にも適用することができる。また、所定の遊技状態(RB内部当選中)では、2枚賭けに限ったり、3枚賭けに限ったり、あるいは所定枚数に限らず通常通り1枚〜3枚賭けすることができる遊技台にも適用することができる。以下、ゲームの開始に必要な「賭け数」を「規定枚数」と称することがあり、規定枚数のうちの最大数の「賭け数」を「最大枚数」(最大投入可能枚数と同義)と称することがある。「規定枚数」は本発明にいう第1の数の一例に相当し、最初に(「賭け数」が0の状態で)「MAXベットボタン932操作」で投入されるメダル枚数(ここでは3枚)は本発明にいう第2の数の一例に相当する。また、「1ベットボタン930操作」で投入されるメダル枚数(ここでは1枚)は本発明にいう第5の数の一例に相当する。「クレジット満タン」の状態であれば、「最大枚数」の「メダルの投入」は必ず行なわれていることになる。なお、メダルの手入れを行わずに「最大枚数」に達した場合には、さらに「1ベットボタン930操作」が1回行われると「賭け数」は1になり、「MAXベットボタン933操作」が行われても賭け数は変化せずに「最大枚数」のままである。反対に、1枚でも手入れが行われて「最大枚数」に達した場合には、賭け数は「最大枚数」のままである。
ここで、本発明にいう第1の数〜第5の数についてまとめて記しておく。本発明にいう第1の数には、抽選に必要なメダル枚数、すなわち「規定枚数」(ここでは1〜3枚)が相当する。なお、本実施形態のスロットマシン900とは異なる3枚賭け専用機の場合は第1の数は3枚になる。本発明にいう第2の数には、本発明の第1の操作部の一例に相当するMAXベットボタン932を「賭け数」が0の状態で1回操作することで投入されるメダル枚数(ここでは3枚)が相当する。本発明にいう第3の数は、スロットマシン900で既に特定されている手入れされたメダルの枚数であってかつ、メダル投入操作促進ランプ924およびMBランプ9321の双方が点滅を開始するためのメダルの枚数であり
、本実施形態では“0”が相当する。本発明にいう第4の数には、クレジットの最大枚数(ここでは50枚)が相当する。本発明にいう第5の数には、本発明の第2の操作部の一例に相当する1ベットボタン930を1回操作することで投入されるメダル枚数(ここでは1枚)が相当する。
図8に示す、遊技者にメダルの投入操作を促すためのランプであるメダル投入操作促進ランプ924は、以下の4つの点滅開始条件のうちのいずれかの条件が成立したときに点滅を開始する。(1)このスロットマシン900の主電源が投入されたとき。主電源が投入された時点では「賭け数」は“0”であり、遊技者の手入れを促す。(2)入賞役が「ハズレ」「小役」「ボーナス作動役」であったゲームが終了したとき。例えば、前回ゲームが「ハズレ」、「ボーナス作動役(例えば777)」の場合は全リール910乃至912の回転が停止したときであり、前回ゲームが「小役(例えばベル)」の場合は、メダルが賞として払出されたときになる。このときも「賭け数」は“0”であり、遊技者の手入れを促す。なお、この条件からは、入賞役が「再遊技」であった場合が除かれているが、「再遊技」であった場合にもメダル投入操作促進ランプ924が点滅動作を開始するようにしてもよい。こうすることで、既に投入されており、「MAXベットボタン933操作」による投入はできないが、「MAXベットボタン933操作」、スタートレバー935操作、各ストップボタン937,938,939の操作といった一連の流れに乗った遊技を、すでにメダルが投入されていることに基づいてMBランプ9321の点滅動作を行なわないことで途切れさせず、遊技者の集中力を途切れさせることなく没頭させることができる場合がある。(3)“「最大枚数」の「メダルの投入」”および「クレジット満タン」の状態で精算ボタン934が押されたことに基づいて、全メダル(例えば53枚)のメダルが受け皿961に排出された場合。このときも「賭け数」は“0”であり、遊技者の手入れを促す。(4)「MAXベットボタン932操作」により「最大枚数」の「メダルの投入」が行なわれた後で、「1ベットボタン930操作」が行なわれた場合。この場合には、「賭け数」は“1”になり、「最大枚数」未満であることから遊技者の手入れを促す。以上説明した4つの点滅開始条件に共通している点は、このスロットマシン900で既に特定されている手入れされたメダルの枚数が “0”であることである。このメダル
投入操作促進ランプ924の4つの点滅開始条件は本発明にいう第1の条件の一例に相当する。
一方、メダル投入操作促進ランプ924は、以下の2つの点滅終了条件のうちのいずれかの条件が成立したときに点滅を終了する。(1)ゲームが開始されたとき、すなわちスタートレバー935が操作されたとき。(2)クレジットが満タンになったとき。
また、図7に示す、MAXベットボタン932の操作を促すためのランプであるMBランプ9321は、クレジットに1枚以上のメダルが貯留されていることを前提にして、メダル投入操作促進ランプ924の点滅開始条件のうちの、(2)と同じ条件および(3)と同じ条件のいずれかの条件が成立したときに点滅を開始する。したがって、MBランプ9321の点滅開始条件が成立すると、必然的に、メダル投入操作促進ランプ924の点滅開始条件も成立する。したがって、MBランプ9321の2つの点滅開始条件に共通している点も、このスロットマシン900で既に特定されている手入れされたメダルの枚数が “0”であることである。なお、MBランプ9321の点滅開始条件からも、入賞役
が「再遊技」であった場合が除かれることになるが、「再遊技」であった場合にもMBランプ9321が点滅動作を開始するようにしてもよい。
また、MBランプ9321の2つの点滅開始条件に共通しているもう一つの点は、クレジットに1枚以上のメダルが貯留されていることを前提にしていることである。この結果、本発明の第2の発光手段の一例に相当するMBランプ9321は、本発明の投入枚数記憶手段の一例に相当するRAMのクレジット記憶領域に、本発明の第1の数の一例に相当
する「規定枚数」(例えば3枚)より小さくても0より大きな枚数(1枚以上)が記憶されていることに基づいて点滅を開始する。MBランプ9321の点滅により1枚以上のメダルの投入が可能であることを報知することで、クレジットに所定枚数(例えば3枚)未満のメダルが残っていることを遊技者に警告することができ、クレジットにメダルを残したまま遊技店を去ってしまう遊技客を減少させることが可能になる場合がある。これにより遊技客に最大限の遊技を提供できる場合がある。特に、MAXベットボタン932とは別の1ベットボタン930の操作を促すためだけのLEDが設けられていない場合には、「MAXベットボタン932操作」および「1ベットボタン930操作」を含む特定の操作によりメダルが投入されること全体を促す報知とすることができる場合がある。このMBランプ9321の2つの点滅開始条件は本発明にいう第2の条件の一例に相当する。なお、MBランプ9321の点滅開始条件を、メダル投入操作促進ランプ924の点滅開始条件と、一部重複させその他の一部は全く異ならせてもよく、総てを全く異ならせてもよい。
一方、MBランプ9321は、以下の4つの点滅終了条件のうちのいずれかの条件が成立したときに点滅を終了する。(1)ゲームが開始されたとき、すなわちスタートレバー935が操作されたとき。(2)「メダルの手入れ」により、「最大枚数」の「メダルの投入」が行なわれたとき。例えば、「最大枚数」が3枚とすると、メダル投入口941から遊技者が手でメダル3枚を投入したとき等が該当する。(3)「MAXベットボタン932操作」により「最大枚数」の「メダルの投入」が行なわれたとき。例えば、「1ベットボタン930操作」を3回繰り返した後で、「MAXベットボタン932操作」を行った場合も該当する。(4)1枚以上の「メダルの手入れ」を含む「メダルの投入」により、「最大枚数」の「メダルの投入」が行なわれたとき。例えば、「最大枚数」が3枚とすると、「メダルの手入れ」を1回行い、その後で「1ベットボタン930操作」を2回繰り返した場合や、先に「1ベットボタン930操作」を1回行った上で、「メダルの手入れ」を2回(2枚のメダルの手入れ)を行った場合や、1番最初に「メダルの手入れ」を1回行った上で、「1ベットボタン930操作」を1回行い、さらにもう一度「メダルの手入れ」を1回行った場合や、1番最初に「1ベットボタン930操作」を1回行った上で、「メダルの手入れ」を1回行い、さらにもう一度「1ベットボタン930操作」を1回行った場合等が該当する。なお、手入れを行わずに「1ベットボタン930操作」を3回繰り返した場合や、同じく手入れを行わずに「MAXベットボタン932操作」を1回行った場合は該当しない。すなわち、MAXベットボタン932が操作されたことを検出したことに基づいて、遊技者の手入れの数が「規定枚数」となった場合でも、MBランプ9321による点滅動作は継続する。このように複数回の「1ベットボタン930操作」ではMAXベットボタン932の操作を促す報知は消えないように構成することで、「MAXベットボタン932操作」により初めて「最大枚数」まで投入したかを確認することができるようにしており、初心者や慎重に遊技を進める遊技者にも安心して遊技を楽しませることができる場合がある。一方、上記(2)の条件はこの(4)の条件に含まれ、例えば、1番最初に「メダルの手入れ」を1回行った上で、「1ベットボタン930操作」を3回行い、さらに「MAXベットボタン932操作」が行われた場合にも、MBランプ9321の点滅終了条件は成立したことになる。すなわち、MAXベットボタン932が操作されたことを検出したことに基づいて、遊技者の手入れの枚数が「規定枚数」となった場合には、MBランプ9321による点滅動作は終了してMBランプ9321は消灯する。以上説明した、MBランプ9321の4つの点滅終了条件は、上述したMBランプ9321の2つの点滅開始条件が不成立になったことに基づいて成立する条件である。
本実施形態のスロットマシン900における第1副制御部にも、そのスロットマシン900の主制御部から、メダル投入操作促進ランプ924やMBランプ9321の点灯や消灯、あるいは点滅を指示するコマンドが送信されてくる。第1副制御部では、このコマンドに基づいて、メダル投入操作促進ランプ924やMBランプ9321の点灯や消灯、あ
るいは点滅を制御する。すなわち、第1副制御部は発光制御手段に相当する。この第1副制御部は、メダル投入操作促進ランプ924の点滅周期を、点灯状態と消灯状態が交互に繰り返されるものであって、点灯状態の時間と消灯状態の時間は同じ長さになる所定パターンの所定長さの周期とし、MBランプ9321の点滅周期も、メダル投入操作促進ランプ924の点滅周期と同じ所定パターンの所定長さの周期とする。
例えば、クレジットに1枚以上のメダルが貯留されている状態で、メダル投入操作促進ランプ924の点滅開始条件のうちの(2)の条件が成立すると、この条件が成立してから、両ランプ(924,9321)の点滅終了条件のうちの(1)の条件(スタートレバー935が操作されたとき)が成立するまでの間、第1副制御部は、以下に説明する交互点灯/消灯制御を実行する。すなわち、第1副制御部は、メダル投入操作促進ランプ924の点滅周期とMBランプ9321の点滅周期を同一パターンの同一長さとし、それぞれの周期を互いの点滅周期の1/2だけズラして、メダル投入操作促進ランプ924が点灯状態である期間中は、MBランプ9321を消灯状態にし、かつメダル投入操作促進ランプ924が消灯状態である期間中は、MBランプ9321を点灯状態にする交互点灯/消灯制御を実行する。この結果、メダル投入操作促進ランプ924が点灯状態である期間は、MBランプ9321が消灯状態になり、反対にメダル投入操作促進ランプ924が消灯状態である期間は、MBランプ9321が点灯状態になる。こうすることによって、MAXベットボタン932の押下操作と、メダル投入口941からのメダルの手入れ操作といった複数の操作を促す報知それぞれを強調でき、遊技者に操作を行うことを明確に促すことができ、消費電力を低減できる場合もある。また、上述のごとく、メダル投入操作促進ランプ924は、MAXベットボタン932よりも、メダル投入口941の近傍に設けられ、MAXベットボタン932が、MBランプ9321が発する光のうち少なくとも一部を透過させ透過させた光を遊技者が視認可能となるように配置されたものであるため、遊技球の投入を促す報知および遊技球の投入操作を促す報知の両方を強調できる場合がある。さらに、ゲーム開始そのものを促すことができる場合もある。
ここで、メダル投入操作促進ランプ924の点滅動作は、遊技媒体の投入を促す第1の点滅動作に相当し、MBランプ9321の点滅動作は、遊技媒体の投入操作を促す第2の点滅動作に相当する。第1の点滅動作(メダル投入操作促進ランプ924の点滅動作)と第2の点滅動作(MBランプ9321の点滅動作)のうち、先に点灯するのは第2の点滅動作における点灯である。
また、第1副制御部は、上記例と同じように、クレジットに1枚以上のメダルが貯留されている状態で、メダル投入操作促進ランプ924の点滅開始条件のうちの(2)の条件が成立すると、メダル投入操作促進ランプ924およびMBランプ9321の交互点灯/消灯制御を開始する。交互点灯/消灯制御を行っている状態で、メダル投入操作促進ランプ924の点滅終了条件は未成立なのに、MBランプ9321の点滅終了条件が成立すると(例えば、「MAXベットボタン932操作」が行われると)、第1副制御部は、MBランプ9321の点滅制御を終了し、MBランプ9321は消灯状態を一旦維持することになる。ただし、第1副制御部は、もう一方のメダル投入操作促進ランプ924の点滅制御は継続し、メダル投入操作促進ランプ924はこれまでの周期と同じ周期で点滅を繰り返す。その後、メダル投入操作促進ランプ924の点滅終了条件は依然として未成立の状態で、MBランプ9321の点滅開始条件が再成立すると(例えば、クレジットに1枚以上のメダルが貯留されている状態で、入賞役が「ハズレ」であったゲームが終了すると)、第1副制御部は、メダル投入操作促進ランプ924の点滅制御は依然として継続し、一旦消灯状態になる前の点滅周期の長さと同じ長さの点滅周期で、かつそのメダル投入操作促進ランプ924の点滅周期から1/2周期ずれた点滅周期による点滅動作をMBランプ9321に再開させる。こうして、メダル投入操作促進ランプ924およびMBランプ9321の交互点灯/消灯制御が再開される。
すなわち、第1副制御部は、メダル投入操作促進ランプ924の点滅開始条件およびMBランプ9321の点滅開始条件が成立していることに基づいて、メダル投入操作促進ランプ924およびMBランプ9321の双方に交互点灯/消灯動作(点滅動作)を行わせ、双方に点滅動作を行わせている状態で、MBランプ9321の点滅終了条件(所定の第3の条件)が成立(MBランプ9321の点滅開始条件が不成立)になったことに基づいて、メダル投入操作促進ランプ924およびMBランプ9321のうちのメダル投入操作促進ランプ924のみに点滅動作を行わせ、メダル投入操作促進ランプ924のみによる点滅動作中に再度MBランプ9321の点滅開始条件が成立した場合には、MBランプ9321に、点滅動作していたメダル投入操作促進ランプ924の点滅周期から1/2周期ずれた点滅周期による点滅動作を再開させる。こうして両ランプ(924,9321)の点滅周期を常にずらすことで、遊技者に違和感を与えず、また消費電力を低減できる場合がある。
さらに、メダル投入操作促進ランプ924およびMBランプ9321の交互点灯/消灯制御が行われている状態で、両ランプ(924,9321)の点滅終了条件が同時に成立すると(例えば、スタートレバー935が操作されると)、第1副制御部は、両ランプ(924,9321)の点滅制御を終了し、メダル投入操作促進ランプ924が消灯状態を維持するとともに、MBランプ9321も消灯状態を維持する。その後、クレジットに1枚以上のメダルが貯留されている状態で、メダル投入操作促進ランプ924の点滅開始条件のうちの(2)の条件が成立すると、メダル投入操作促進ランプ924およびMBランプ9321の交互点灯/消灯制御を再び開始する。この場合にも、第1副制御部は、メダル投入操作促進ランプ924の点滅周期とMBランプ9321の点滅周期を消灯状態になる前の周期と同じにし(この結果、両点滅周期は同一になる)、それぞれの周期を互いの点滅周期の1/2だけズラして、メダル投入操作促進ランプ924およびMBランプ9321の交互点灯/消灯制御を再開する。
以上説明したように、第1副制御部は、メダル投入操作促進ランプ924とMBランプ9321が揃って点滅動作を行う場合は、必ず、両ランプ(924,9321)の交互点灯/消灯制御を行う。こうすることによって、遊技者に操作を行うことを明確に促すことができる。
なお、これまでの説明では、メダル投入操作促進ランプ924は、メダル投入口941の近傍(左横)に設けられたものであったが、メダル投入操作促進ランプ924を、メダル投入口941に設けてもよい。例えば、図8に示すメダル押し付け部9411の一部又は全部を透明にして、メダル押し付け部9411の内部にメダル投入操作促進ランプ924を設けてもよい。
続いて、これまで説明したてき事項と直接は関係ない事項も含めて補足する。
図9は、図1に示すパチンコ機100とは異なるパチンコ機810を示す図である。
図9に示すパチンコ機810も、チャンスボタン811と、そのチャンスボタン811に内蔵され、チャンスボタン811を発光させるチャンスボタンランプ8111を有する。また、発射ハンドル812も有する。図9に示す発射ハンドル812には、発射ハンドル812を発光させる発射ハンドルランプ8121が内蔵されている。この図9でも、チャンスボタンランプ8111や発射ハンドルランプ8121の消灯状態を白色で表し、点灯状態を黒色で表している。この図9では、同図(a)から同図(d)に向けて時間が経過していき、チャンスボタンランプ8111が点灯状態である期間のうちの少なくとも所定の期間中は、発射ハンドルランプ8121が消灯状態となり(同図(a),(c)参照
)、かつチャンスボタンランプ8111が消灯状態である期間のうちの少なくとも所定の期間中は、発射ハンドルランプ8121が点灯状態となる(同図(b),(d)参照)ように、チャンスボタンランプ8111の点滅周期と発射ハンドルランプ8121の発光手段の点滅周期が所定の周期(例えば1/2)ずれている。
図10は、図7に示すスロットマシン900とは異なるスロットマシン820を示す図である。
図10に示すスロットマシン820も、ストップボタンユニット821を備えている。このストップボタンユニット821にも、3つのストップボタン822,823,824が設けられている。各ストップボタン822,823,824には、それぞれのストップボタンを発光させるストップボタンランプ8221,8231,8241が内蔵されている。また、図10には、スタートレバー825も示されている。各ストップボタンランプ8221,8231,8241は、このスタートレバー825が操作され、いずれのストップボタン822乃至824も押せる状態の間、交互点灯/消灯する。この図10でも、同図(a)から同図(d)に向けて時間が経過していき、まず図10(a)では、左ストップボタン822に内蔵されたストップボタンランプ8221が点灯し、残り2つのストップボタン823,824に内蔵されたストップボタンランプ8231,8241は消灯している。同図(b)では、中ストップボタン823に内蔵されたストップボタンランプ8231が点灯し、残り2つのストップボタン822,824に内蔵されたストップボタンランプ8221,8241は消灯している。同図(c)では、右ストップボタン824に内蔵されたストップボタンランプ8241が点灯し、残り2つのストップボタン822,823に内蔵されたストップボタンランプ8221,8231は消灯している。最後の同図(d)では、左ストップボタン822に内蔵されたストップボタンランプ8221が再び点灯し、残り2つのストップボタン823,824に内蔵されたストップボタンランプ8231,8241は消灯している。これら3つのストップボタンランプ8221,8231,8241の点滅周期の長さは同じであり、点灯状態と消灯状態からならる1周期のうち、消灯時間は点灯時間の2倍の長さである。第1副制御部は、いずれか一つのストップボタンランプが点灯状態であるときには、残り2つのストップボタンランプを消灯状態になるように交互点灯/消灯制御している。
なお、従来より、複数の数値を時分割した状態で交互点灯/消灯表示を行う遊技台が知られているが、この従来の遊技台は、表示することができない場合に限って交互点灯/消灯表示を行うものであり、交互点灯/消灯表示を行う必要がない場合には、点滅表示させず、消費電力の低減を図ることはできない。
以下、これまで説明してきた事項について付記する。
(付記1)
第1の操作部と、
遊技者による遊技媒体の投入が可能な遊技媒体投入部と、
遊技者により前記遊技媒体投入部に遊技媒体が投入された場合に、投入された遊技媒体の数を特定する遊技媒体数特定手段と、
前記遊技媒体数特定手段が特定した遊技媒体の数が第1の数であり、かつ所定の当否判定条件が成立した場合に当否判定を行なう当否判定手段と、
を備えた遊技台であって、
遊技者によって前記第1の操作部が操作されたことを検出した場合に、遊技者による遊技媒体の投入がなくても前記遊技媒体数特定手段に第2の数の遊技媒体が投入されたと特定させる第1の操作検出手段と、
前記遊技媒体数特定手段が特定している遊技媒体の数が第3の数である場合に、遊技媒
体の投入が可能であることを報知するために点灯状態および消灯状態を繰り返す点滅動作を行なう第1の発光手段と、
前記遊技媒体数特定手段が特定している遊技媒体の数が前記第3の数である場合に、前記第1の操作検出手段によって前記遊技媒体数特定手段に前記第2の数の遊技媒体が投入されたと特定させることが可能であることを報知するために点灯状態および消灯状態を繰り返す点滅動作を行なう第2の発光手段と、
を備え、
前記第1の発光手段が前記点灯状態である期間のうちの少なくとも所定の期間中は、前記第2の発光手段が前記消灯状態となり、かつ前記第1の発光手段が前記消灯状態である期間のうちの少なくとも所定の期間中は、前記第2の発光手段が前記点灯状態となるように前記第1の発光手段の点滅周期と前記第2の発光手段の点滅周期を所定の周期ずらしたことを特徴とする遊技台。
ここで、前記当否判定手段による当否判定の結果が特定の当否判定結果である場合に、遊技者に対する有利度が第1の有利度である第1の制御状態から該第1の有利度よりも有利度が高い第2の有利度である第2の制御状態に制御状態を移行させる制御状態移行手段を備えたものであってもよい。
また、前記第1の発光手段が前記点灯状態である期間のうちの少なくとも所定の期間中は、前記第2の発光手段を前記消灯状態とし、かつ前記第1の発光手段が前記消灯状態である期間のうちの少なくとも所定の期間中は、前記第2の発光手段を前記点灯状態とし、前記第1の発光手段および前記第2の発光手段を、互いの点滅周期を所定の周期ずらして点滅させる発光制御手段を備えたものであってもよい。
なお、ここにいう投入は遊技媒体の追加投入を含むものであってもよい。
(付記2)
付記1に記載の遊技台において、
前記第1の発光手段の点滅周期と前記第2の発光手段の点滅周期を同一の周期とし、
前記所定の周期を前記第1の発光手段の点滅周期および前記第2の発光手段の点滅周期の1/2とすることで、前記第1の発光手段が前記点灯状態である期間中は、前記第2の発光手段が前記消灯状態となり、かつ前記第1の発光手段が前記消灯状態である期間中は、前記第2の発光手段が前記点灯状態となることを特徴とする遊技台。
ここで、前記発光制御手段は、前記第1の発光手段の、点灯状態と消灯状態が交互に繰り返される点滅周期と、前記第2の発光手段の、点灯状態と消灯状態が交互に繰り返される点滅周期を同一の長さで同一のパターンとし、前記所定の周期を前記第1の発光手段の点滅周期および前記第2の発光手段の点滅周期の1/2にして、前記第1の発光手段が前記点灯状態である期間中は、前記第2の発光手段を前記消灯状態にし、かつ前記第1の発光手段が前記消灯状態である期間中は、前記第2の発光手段を前記点灯状態にするものであってもよい。
(付記3)
付記1または付記2に記載の遊技台において、
前記第1の操作検出手段が、遊技者によって前記第1の操作部が操作された場合に、遊技者による遊技媒体の投入がなくても前記遊技媒体数特定手段に第2の数の遊技媒体が投入されたと特定させるものであって、
前記第1の発光手段は、前記第1の操作部よりも前記遊技媒体投入部の近傍に設けられ、
前記第1の操作部が、前記第2の発光手段が発する光のうち少なくとも一部を透過させ
透過させた光を遊技者が視認可能となるように配置されたものであることを特徴とする遊技台。
ここで、前記第2の発光手段が、前記第1の操作部に内蔵されたものであってもよい。
(付記4)
付記1乃至付記3のいずれかに記載の遊技台において、
前記第1の発光手段は、前記遊技媒体数特定手段が特定している遊技媒体の数が前記第3の数であることを含む複数の条件からなる第1の条件が成立している場合に、前記点滅動作により遊技媒体の投入が可能であることを報知するものであり、
前記第2の発光手段は、前記遊技媒体数特定手段が特定している遊技媒体の数が前記第3の数であることを含む複数の条件からなる第2の条件が成立している場合に、前記点滅動作により、前記第1の操作検出手段によって前記遊技媒体数特定手段に前記第2の数の遊技媒体が投入されたと特定させることが可能であることを報知するものであり、
前記第1の条件および前記第2の条件が成立していることに基づいて、前記第1の発光手段および前記第2の発光手段の両方が前記点滅動作を行なっている場合に、前記第2の条件が不成立になったことに基づいて、前記第1の発光手段および前記第2の発光手段のうちの前記第1の発光手段のみが前記点滅動作を行ない、該第1の発光手段のみによる前記点滅動作中に再度前記第2の条件が成立した場合には、点滅動作していた前記第1の発光手段の点滅周期から前記所定の周期ずれた点滅周期による前記点滅動作を前記第2の発光手段が再開することを特徴とする遊技台。
ここで、前記発光制御手段は、前記第1の条件および前記第2の条件が成立していることに基づいて、前記第1の発光手段および前記第2の発光手段の双方に前記点滅動作を行わせ、該双方に該点滅動作を行わせている状態で、前記第2の条件が不成立になったことに基づいて、前記第1の発光手段および前記第2の発光手段のうちの前記第1の発光手段のみに前記点滅動作を行わせ、該第1の発光手段のみによる前記点滅動作中に再度前記第2の条件が成立した場合には、前記第2の発光手段に、点滅動作していた前記第1の発光手段の点滅周期から前記所定の周期ずれた点滅周期による前記点滅動作を再開させるものであってもよい。
また、前記第1の条件および前記第2の条件が成立していることに基づいて、前記第1の発光手段および前記第2の発光手段の両方が前記点滅動作を行なっている場合に、前記第2の条件が不成立になったことに基づいて、前記第1の発光手段および前記第2の発光手段のうちの前記第1の発光手段のみが前記点滅動作を継続し、該第1の発光手段のみによる前記点滅動作中に再度前記第2の条件が成立した場合には、継続して点滅動作していた前記第1の発光手段の点滅周期からずれた点滅周期による前記点滅動作を前記第2の発光手段が再開してもよい。
すなわち、前記発光制御手段は、前記第1の条件および前記第2の条件が成立していることに基づいて、前記第1の発光手段および前記第2の発光手段の双方に前記点滅動作を行わせ、該双方に該点滅動作を行わせている状態で、前記第2の条件が不成立になったことに基づいて、前記第1の発光手段および前記第2の発光手段のうちの前記第1の発光手段のみに前記点滅動作を行わせ、該第1の発光手段のみによる前記点滅動作中に再度前記第2の条件が成立した場合には、前記第2の発光手段に、点滅動作していた前記第1の発光手段の点滅周期からずれた点滅周期による前記点滅動作を再開させるものであってもよい。
(付記5)
付記1乃至付記4のいずれかに記載の遊技台において、
遊技者により遊技媒体が投入された場合に、投入された遊技媒体の数を第4の数まで記憶可能な投入枚数記憶手段を、備え、
前記投入枚数記憶手段が記憶している遊技媒体の数が前記第1の数より小さくても0より大きいことに基づいて、前記第2の発光手段による前記点滅動作を行うことを特徴とする遊技台。
ここで、前記発光制御手段は、前記投入枚数記憶手段が記憶している遊技媒体の数が前記第1の数より小さくても0より大きいことに基づいて、前記第2の発光手段に前記点滅動作を行わせるものであってもよい。
(付記6)
付記1乃至付記5のいずれかに記載の遊技台において、
第2の操作部を備え、
遊技者によって前記第2の操作部が操作されたことを検出した場合に、遊技者による遊技媒体の投入がなくても前記遊技媒体数特定手段に前記第2の数よりも少ない第5の数の遊技媒体が投入されたと特定させる第2の操作検出手段と、
遊技者によって前記第1の操作部が操作されたことを検出したことに基づいて、前記遊技媒体数特定手段によって特定される遊技媒体の数が前記第1の数となった場合には、前記第2の発光手段による前記点滅動作を終了して消灯し、
遊技者によって前記第2の操作部が操作されたことを検出したことに基づいて、前記遊技媒体数特定手段によって特定される遊技媒体の数が前記第1の数となった場合には、前記第2の発光手段による前記点滅動作を継続する
ことを特徴とする遊技台。
ここで、前記発光制御手段は、遊技者によって前記第1の操作部が操作されたことを検出したことに基づいて、前記遊技媒体数特定手段によって特定される遊技媒体の数が前記第1の数となった場合には、前記第2の発光手段による前記点滅動作を終了させて該第2の発光手段を消灯させ、遊技者によって前記第2の操作部が操作されたことを検出したことに基づいて、前記遊技媒体数特定手段によって特定される遊技媒体の数が前記第1の数となった場合には、前記第2の発光手段による前記点滅動作を継続させるものであってもよい。
(付記7)
付記1乃至付記6のいずれかに記載の遊技台において、
図柄を変動表示および停止表示させることが可能な図柄表示手段と、
前記当否判定手段による当否判定が行われた場合に、前記図柄表示手段に図柄の変動表示を開始させる変動表示開始制御手段と、
遊技者による図柄停止操作を検出した場合に、前記当否判定手段による当否判定の結果に基づいた図柄態様で前記図柄表示手段に停止表示を行わせる変動停止制御手段と、を備え、
前記変動停止制御手段が停止させた前記図柄態様により前記当否判定手段による当否判定の結果を報知するように構成され、
前記当否判定手段による当否判定が特定の当否判定結果とは別の所定の当否判定結果である場合に、前記変動停止制御手段は前記図柄表示手段に特定の図柄態様を停止表示させ、該特定の図柄態様を前記図柄表示手段に停止表示したことに基づいて、遊技者による遊技媒体の投入がなくても前記遊技媒体数特定手段に前記第1の数の遊技媒体が投入されたと特定させる再遊技制御手段を備え、
前記再遊技制御手段によって前記遊技媒体数特定手段に前記第1の数の遊技媒体が投入されたと特定させた場合にも、前記第1の発光手段および前記第2の発光手段のうちの一方又は両方による前記点滅動作を行うことを特徴とする遊技台。
すなわち、前記図柄表示手段と、
前記変動表示開始制御手段と、
遊技者による図柄停止操作を検出した場合に、前記当否判定手段による当否判定の結果に基づいた図柄態様で前記図柄表示手段に停止表示を行わせるものであって、該当否判定手段による当否判定が特定の当否判定結果とは別の所定の当否判定結果である場合に、該図柄表示手段に特定の図柄態様を停止表示させる変動停止制御手段と、
前記特定の図柄態様が前記図柄表示手段に停止表示されたことに基づいて、遊技者による遊技媒体の投入がなくても前記遊技媒体数特定手段に前記第1の数の遊技媒体が投入されたと特定させる再遊技制御手段とを備え、
前記発光制御手段は、前記再遊技制御手段によって前記遊技媒体数特定手段に前記第1の数の遊技媒体が投入されたと特定させた場合にも、前記第1の発光手段および前記第2の発光手段のうちの一方又は両方に前記点滅動作を行わせるものであることを特徴とする遊技台。
(付記8)
一回の遊技の用に供される遊技媒体の数の上限が所定数として規定された遊技台において、
MAXベットボタンと、
1ベットボタンと、
外周面に複数種類の絵柄が配置され、回転駆動される複数のリールと、
遊技者が操作可能な複数のストップボタンと、
所定の当否判定条件が成立した場合に当否判定を行なう当否判定手段と、
前記複数のリールのうちの遊技者が操作したストップボタンに対応するリールを、前記当否判定手段による当否判定の結果に基づいた絵柄態様で停止表示させる変動停止制御手段と、
遊技者による遊技媒体の投入が可能な遊技媒体投入部と、
一回の遊技の賭け数を特定するものであって、遊技者により前記遊技媒体投入部に遊技媒体が投入されると、現在特定している賭け数の値に、投入された遊技媒体の総数の値を加算し、加算後の値が前記所定数を超えた場合には該所定数を賭け数として特定し、加算後の値が該所定数未満の場合には該加算後の値を賭け数として特定する遊技媒体数特定手段と、
遊技者によって前記MAXベットボタンが操作されたことを検出した場合には、遊技者による遊技媒体の投入がなくても前記賭け数を前記所定数にするMAXベットボタンセンサと、
前記賭け数が前記所定数未満である場合に、遊技媒体の投入が可能であることを報知するために点灯状態および消灯状態を繰り返す点滅動作を行なうメダル投入操作促進ランプと、
前記賭け数が0枚である場合に、前記MAXベットボタンの操作によって前記賭け数の増加が可能であることを報知するために、点灯状態および消灯状態を繰り返す点滅動作を行なうMBランプと、
前記賭け数が前記所定数未満である状態で前記1ベットボタンが操作されたことを検出した場合に、遊技者による遊技媒体の投入がなくても前記賭け数を1増加させる1ベットボタンセンサと、を備え、
前記メダル投入操作促進ランプの点滅周期の長さと前記MBランプの点滅周期の長さを同一としながら、前記メダル投入操作促進ランプの点滅周期と前記MBランプの点滅周期を1/2周期分ずらし、前記メダル投入操作促進ランプが前記点灯状態である期間中は、前記MBランプが前記消灯状態となり、かつ前記メダル投入操作促進ランプが前記消灯状態である期間中は、前記MBランプが前記点灯状態となるように構成され、
前記MAXベットボタンは、
前記MBランプが発する光のうち少なくとも一部を透過させ、透過させた光を遊技者が視認可能となるように前記MBランプを内蔵し、
前記メダル投入操作促進ランプは、
前記MAXベットボタンよりも前記遊技媒体投入部の近傍に設けられたものであり、
前記MBランプは、遊技者により前記遊技媒体投入部に遊技媒体が投入され、前記賭け数が前記所定数となった場合には、前記点滅動作を終了して消灯するように構成され、
遊技者による遊技媒体の投入が行われず前記賭け数が前記所定数となった場合には、前記1ベットボタンの操作が1回行われると該賭け数は1になり、前記MAXベットボタンの操作が行われても該賭け数は変化せずに該所定数のままであるように構成され、
前記MBランプは、
遊技者によって前記MAXベットボタンが操作され、前記賭け数が前記所定数となった場合には、前記点滅動作を終了して消灯し、遊技者により前記遊技媒体投入部に遊技媒体が投入されることなく、かつ遊技者による前記MAXベットボタンの操作が検出されず、遊技者によって前記1ベットボタンが複数回操作されたことを検出したことに基づいて、前記賭け数が前記所定数となった場合には、前記点滅動作を継続する
ことを特徴とする遊技台。
100 パチンコ機
108 球貯留皿付扉
1101 装飾LEDランプ
140 球貸操作ボタン
140a 透明部分
1401 球貸LEDランプ
208 装飾図柄表示装置
212 特図表示装置
230 第1特図始動口
232 第2特図始動口
234 可変入賞口
300 主制御部
304 CPU
306 ROM
308 RAM
400 第1副制御部
404 CPU
406 ROM
408 RAM
500 第2副制御部
600 払出制御部
B 遊技球
900 スロットマシン
924 メダル投入操作促進ランプ
930 1ベットボタン
932 MAXベットボタン
9321 MBランプ
935 スタートレバー
937〜939 ストップボタン
941 メダル投入口
957 液晶表示装置
M 遊技メダル

Claims (1)

  1. 一回の遊技の用に供される遊技媒体の数の上限が所定数として規定された遊技台において、
    MAXベットボタンと、
    1ベットボタンと、
    外周面に複数種類の絵柄が配置され、回転駆動される複数のリールと、
    遊技者が操作可能な複数のストップボタンと、
    所定の当否判定条件が成立した場合に当否判定を行なう当否判定手段と、
    前記複数のリールのうちの遊技者が操作したストップボタンに対応するリールを、前記当否判定手段による当否判定の結果に基づいた絵柄態様で停止表示させる変動停止制御手段と、
    遊技者による遊技媒体の投入が可能な遊技媒体投入部と、
    一回の遊技の賭け数を特定するものであって、遊技者により前記遊技媒体投入部に遊技媒体が投入されると、現在特定している賭け数の値に、投入された遊技媒体の総数の値を加算し、加算後の値が前記所定数以上の場合には該所定数を賭け数として特定し、加算後の値が該所定数未満の場合には該加算後の値を賭け数として特定する遊技媒体数特定手段と、
    遊技者によって前記MAXベットボタンが操作されたことを検出した場合には、遊技者による遊技媒体の投入がなくても前記賭け数を前記所定数にするMAXベットボタンセンサと、
    前記賭け数が前記所定数未満である場合に、遊技媒体の投入が可能であることを報知するために点灯状態および消灯状態を繰り返す点滅動作を行なうメダル投入操作促進ランプと、
    前記賭け数が0枚である場合に、前記MAXベットボタンの操作によって前記賭け数の増加が可能であることを報知するために、点灯状態および消灯状態を繰り返す点滅動作を行なうMBランプと、
    前記賭け数が前記所定数未満である状態で前記1ベットボタンが操作されたことを検出した場合に、遊技者による遊技媒体の投入がなくても前記賭け数を1増加させる1ベットボタンセンサと、
    当該遊技において、前記当否判定の結果が再遊技でありかつ再遊技の絵柄態様で停止表示が行われたことに基づいて、当該遊技と同じ賭け数の値を自動設定する再遊技時自動賭け数設定手段と、
    を備え、
    前記メダル投入操作促進ランプの点滅周期の長さと前記MBランプの点滅周期の長さを同一としながら、前記メダル投入操作促進ランプの点滅周期と前記MBランプの点滅周期を所定の周期ずらし、前記メダル投入操作促進ランプが前記点灯状態である期間中は、前記MBランプが前記消灯状態となり、かつ前記メダル投入操作促進ランプが前記消灯状態である期間中は、前記MBランプが前記点灯状態となるように、該メダル投入操作促進ランプと該MBランプを交互点灯または交互消灯制御するように構成され、
    前記MAXベットボタンは、
    前記MBランプが発する光のうち少なくとも一部を透過させ、透過させた光を遊技者が視認可能となるように前記MBランプを内蔵し、
    前記メダル投入操作促進ランプは、
    前記MAXベットボタンよりも前記遊技媒体投入部の近傍に設けられたものであり、
    前記遊技媒体数特定手段は、
    前記再遊技時自動賭け数設定手段により値が自動設定されると、自動設定された値を賭け数として特定するものであり、
    前記MBランプは
    遊技者により前記遊技媒体投入部に遊技媒体が投入され、前記賭け数が前記所定数となった場合には、前記点滅動作を終了して消灯するように構成され、
    前記遊技媒体数特定手段は、
    遊技者による遊技媒体の投入が行われず前記賭け数が前記所定数となった場合には、前記1ベットボタンの操作が1回行われると該賭け数とする一方、前記MAXベットボタンの操作が行われても該賭け数を該所定数のまま変化させないものであり、
    前記MBランプは、
    遊技者によって前記MAXベットボタンが操作され、前記賭け数が前記所定数となった場合には、前記点滅動作を終了して消灯し、遊技者により前記遊技媒体投入部に遊技媒体が投入されることなく、かつ遊技者による前記MAXベットボタンの操作が検出されず、遊技者によって前記1ベットボタンが複数回操作されたことを検出したことに基づいて、前記賭け数が前記所定数となった場合には、前記点滅動作を継続するものであり、
    前記MBランプおよび前記メダル投入操作促進ランプは、
    前記当否判定の結果が再遊技でありかつ再遊技の絵柄停止態様で停止表示が行われた場合には、前記点滅動作を行わずに消灯状態を維持するものであることを特徴とする遊技台。
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