JP2009160227A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 所定の契機に基づいて態様を変化させる可変部(装飾図柄表示装置42の画面)と、上記可変部の少なくとも一部を覆う遮蔽部材441、442と、上記遮蔽部材441、442を開閉させるように駆動する駆動手段すなわちシャッタ駆動機構445R、445Lと、を備える遊技機において、上記遮蔽部材441、442に、該遮蔽部材441、442の開動作にともなって向きを変え、該遮蔽部材441、442が開いた状態となったときには閉じた状態のときより遊技機の前方を向く装飾演出部441D、442Dが形成されている構成とする。
【選択図】 図43
Description
所定の契機に基づいて態様を変化させる可変部と、
前記可変部の少なくとも一部を覆う遮蔽部材と、
前記遮蔽部材を開閉させるように駆動する駆動手段と、
を備える遊技機であって、
前記遮蔽部材に、該遮蔽部材の開動作にともなって向きを変え、該遮蔽部材が開いた状態となったときには閉じた状態のときより遊技機の前方を向く装飾演出部が形成されていることを特徴とする。
また、「遮蔽部材」とは、可変部の少なくとも一部を覆うことができるものであって、例えば一端側を軸支することにより前方へ向けて扉状に開放可能に構成されたものであってもよい。この場合、軸とは反対側である開放端面を装飾演出部とすることができる。
また、「遮蔽部材を開閉させる」とは、遮蔽部材を前記表現部を露出させる開位置と遮蔽する閉位置とに移動させることを指す。
また、「装飾演出部」とは、例えば意匠を施すことや発光可能に構成すること等により装飾演出を行うようにしたものを意味し、閉じた状態のときに遊技機の前面側から視認できないものであってもよいし、視認できるものであってもよい。但し、閉じた状態よりも開いた状態のほうが遊技機の前方を向くものであるため、開いたときのほうが遊技機の前面側から視認し易くなるものである。
また、「遮蔽部材が開いた状態となったときには閉じた状態のときより遊技機の前方を向く装飾演出部」という場合の「前方」とは、例えば遊技機の遊技盤面に対し垂直に前側へ向かう方向だけでなく、前上方向、前下方向、前横方向等のように、上下左右にいくぶん傾斜しながら前側へ向かう方向を広く含意する。
遊技球が流下する遊技領域が前面側に形成された遊技盤を備え、
前記可変部は、前記遊技領域に設けられた始動口への遊技球の入球に基づいて図柄を変動表示する可変表示装置の表示面であることを特徴とする。
遊技球が流下する遊技領域が前面側に形成されるとともに、該遊技領域の所定箇所から裏面側へ貫通する貫通部(遊技盤30の貫通孔)が形成された遊技盤と、
枠状に形成され、その開口が前記遊技盤の前記貫通部に対応するように設けられるフレーム部材(センターフレーム43)と、
該フレーム部材の前記開口及び前記遊技盤の前記貫通部を介して前面側から視認可能に設けられ、所定の契機に基づいて態様を変化させる可変部と、
該可変部の前面側において、前記可変部の所定箇所を覆う遮蔽位置と、該遮蔽位置のときに覆われる前記可変部の所定箇所を露出させる露出位置と、に移動可能に設けられる遮蔽部材と、
該遮蔽部材を前記遮蔽位置と前記露出位置とに駆動させる駆動手段と、
前記遮蔽部材の態様を変化させる遮蔽部材態様変化手段(LED461など)と、
を備えた遊技機であって、
前記遮蔽部材は、前記遮蔽位置にあるときに前記可変部の前面側に位置する遮蔽部と、前記露出位置から前記遮蔽位置への移動方向に対する交差面を有する装飾演出部と、を備え、
前記装飾演出部は、前記遮蔽位置から前記露出位置へ向けて移動するのに際し、前記遮蔽位置よりも前記露出位置のほうが前方を向くように変化され、
前記遮蔽部材の前記露出位置を、正面視において前記装飾演出部の少なくとも一部が前記フレーム部材の開口内に位置した状態であって前記フレーム部材の内面、前記装飾演出部、及び前記可変部が連続した状態とし、前記遮蔽部材態様変更手段は、前記露出位置にある前記遮蔽部材の態様を変化させ得るように構成されていることを特徴とする。
前記遮蔽部材をスライド可能に保持するレールを備え、
前記遮蔽部材が、前記レールに沿って所定の間隔をおいた少なくとも2点で該レールに保持され、
前記レールが、前記可変表示装置の表示面より前方にあって該表示面の少なくとも一部を覆う状態に前記遮蔽部材を保持する閉位置から、該閉位置からみて前記可変表示装置の表示面に対し所定の角度をなす方向に後退した位置にあって前記遮蔽部材を閉位置にあるときに比して後方に傾斜した状態に保持する開位置まで延びる形状を有することを特徴とする。
また、開放した状態の遮蔽部材が後方に傾斜するようにして収納されるので、装飾演出部を除き遮蔽部材の大部分が前方から見え難い体勢、すなわち開放した状態の遮蔽部材における装飾演出部以外の外観上不要な部分が後方に隠れた体勢で収納されることとなり、したがって遮蔽部材における装飾演出部以外の部分により遊技機の外観が損なわれることも少ない。
さらにまた、開放した状態の遮蔽部材が可変表示装置の周囲のスペースを大きく占有することがなく、また部材を重ねたりすることなく収納されるため厚さが増大することもないし、逆に、重ねることなく収納されることで、遮蔽部材自体の厚さを大きめに設定することもできる。換言すれば、開放した状態の遮蔽部材を後方に傾斜させるようにして収納することで、可変表示装置の周囲方向に大きくスペースをとることなく、可変表示装置の周囲のスペースをできるだけ無駄なく有効に利用しながら遮蔽部材が収納されるという利点も得られる。また、可変表示装置の表示面の周囲に別の何らかの構成部材や部品が設置されている場合であっても、これらの構成部材や部品をよけるようにして遮蔽部材を開閉し収納することができる。
前記駆動手段が、直線運動により動力を前記遮蔽部材に伝達する機構を備えることを特徴とする。
前記遮蔽部材の少なくとも一部が、該遮蔽部材のスライド方向に沿って並置された複数の部材が回動可能に連結されて構成されていることを特徴とする。
前記遮蔽部材が、移動方向に沿って配置された複数のスライダを備えるとともに、前記レールが複数のレールから構成され、上記複数のスライダのうち少なくとも2つのスライダが、異なる別のレールにそれぞれ係合してスライドする構成となっていることを特徴とする。
前記遮蔽部材が、縦方向の寸法(高さ)および横方向の寸法(幅)のいずれか一方が他方よりも小さい形状を有し、この寸法がより小さい方向に沿ってレールが配置されていることを特徴とする。
前記遮蔽部材が、上下に2つの部材が互いに離隔および近接することにより開閉する構成を有し、上記各部材において開位置にある状態で遊技機の前方を向く部位がそれぞれ面状に形成されて装飾演出部が形成され、上側の部材の面状部位が、下側の部材の面状部位よりも垂直に近くなるように形成されていることを特徴とする。
前記装飾演出部が、前記遮蔽部材に装飾板を配置することにより形成され、
該装飾板が、該遮蔽部材に回動可能に取り付けられ、該遮蔽部材が開いた状態となったときに該装飾板が遊技機の前方を向くように体勢を制御されることを特徴とする。
また、装飾板が回動可能となっていることで、例えば遮蔽部材の体勢や位置には無関係に任意のタイミングや間隔、速度で該装飾板を回動させるといったように、より多彩な動きをともなう演出を行うようにすることもできる。
前記遮蔽部材の少なくとも一部に光透過性を有する光透過部が形成され、該光透過部よりも裏面側に発光手段が配置されて該光透過部を通して前方に光が出力される構成となっていることを特徴とする。
前記遮蔽部材において、閉位置にある状態で遊技機の前方を向く部位の少なくとも一部ならびに開位置にある状態で遊技機の前方を向く部位の少なくとも一部にそれぞれ光透過部が形成され、遮蔽部材の内部に発光手段が配置されて上記両光透過部を通して前方に光が出力される構成となっていることを特徴とする。
また、遮蔽部材の内部に発光手段が配置されるとそのぶん遮蔽部材の厚みの増大が避けられないため、前述の手段2におけるような、遮蔽部材が重ねることなく収納されることで遮蔽部材自体の厚さを大きめに設定することができる効果が有効に発揮される。
また、発光手段は制御基板と配線接続する必要があるが、このとき特に前記手段4のように遮蔽部材が後方に傾斜した状態となるようにして開放される構成によれば、例えば単に上下や左右に直線運動により開放される構成に比して、後方に配置された制御基板と接続した場合の配線の移動範囲を少なくすることができ、配線のゆとりが少なくて済むため、そのぶん断線の発生なども抑制することができる。
前記遮蔽部材が、上下または左右に2つの部材が互いに離隔および近接することにより開閉する構成を有し、上記各部材において、閉位置にある状態で遊技機の前方を向く部位ならびに開位置にある状態で遊技機の前方を向く部位にそれぞれ光透過部が形成され、遮蔽部材の内部に発光手段が配置されて上記両光透過部を通して前方に光が出力される構成となっていることを特徴とする。
前記装飾演出部が遮蔽部材に装飾板を配置することにより形成され、該装飾板がハーフミラーとなっていることを特徴とする。
前記可変表示装置の表示面の周囲に、遊技球が転動する転動面が下部に形成されたフレーム部材が配置され、フレーム部材と遮蔽部材との間には透明板が配置さていて、上記フレーム部材の転動面が透明板から前方に離間するように形成されていることを特徴とする。
前記遮蔽部材の一部に、前記可変表示装置による図柄表示を確認するための窓部が形成されていることを特徴とする。
所定の電気部品が配置されるとともに、裏側に制御基板が配置され、該電気部品と制御基板とが電気的に接続されていて、
前記遮蔽部材の開位置が、上記電気部品と制御基板との間に位置することを特徴とする。
遊技機がパチンコ機であることを特徴とする。
遊技機がスロット機であることを特徴とする。
この場合、有価物体はコイン、メダル等が代表例として挙げられる。
遊技機がパチンコ機とスロット機を融合させた遊技機であることを特徴とする。
図1は本実施形態のパチンコ機10の正面図であり、図2は、パチンコ機10の右側面図であり、図3は、その平面図である。図4および図5は、遊技盤30の正面図である。
前記内枠12の開閉軸線はパチンコ機10の正面からみて遊技球発射ハンドル18の設置箇所の反対側(図1のパチンコ機10の左側)で上下に延びるように設定されており、この開閉軸線を軸心にして内枠12が前方側に十分に開放できるようになっている。また、内枠12は合成樹脂、具体的にはABS(アクリロニトリルーブタジエンースチレン)樹脂から成る。こうすることで、粘性が高く衝撃に強くでき、低コストで製造できるという利点が発揮される。
音出力口24は、内枠12の左右上端部位置に設けられたスピーカからの音を出力するための出力口である。また、灰皿22は、図1に示すように、下皿15の左方に設けられている。灰皿22は左右方向(水平方向)の軸線を軸心にして回動(例えば前方側に向けて前回り)するように支持されている。
つまり、この前面枠14の側面の少なくとも一部が内枠12の外側壁(リブ)内に嵌まり込むようにして取り付けられているので、内枠12と前面枠14との隙間から異物(針状あるいは薄板状等のものであって、具体的には針金、ピアノ線、セルロイド板等)を差し入れるなどの不正行為を防止できるようになっている。また、前面枠14は、内枠12と同様に、合成樹脂、具体的にはABS樹脂により構成されているので、粘性が高く衝撃に強くでき、低コストで製造できる。
そして、樹脂ベースの後側には、図4および図5に示す遊技盤30が着脱可能に装着されている。図4および図5に示すように、遊技盤30は四角形状の合板よりなり、上部一方のコーナーが肩落ちされており(後に述べる)、その周縁部が樹脂ベース(内枠12)の裏側に当接した状態で取着されている。
そして、この一般入賞口31及び始動口33に遊技球が入球した場合には、上記各検出センサで検出され、この検出センサの出力に基づいて、上皿19(または下皿15)へ所定数の賞品球が払い出されると共に、始動口33に遊技球が入球した場合には、後述する抽選が開始されることになる。
かかる場合、各種入賞口に入賞した遊技球を入賞球処理装置に一旦集め、その入賞球処理装置で入賞球の存在を1つずつ順番に確認した上で払出を行う従来方式(いわゆる証拠球方式)とは異なり、本実施の形態のパチンコ機10では、各種入賞口毎に遊技球の入賞を電気的に感知して払出が直ちに行われる(すなわち、本パチンコ機10では入賞球処理装置を廃止している)。故に、払い出す遊技球が多量にあっても、その払出をいち早く実施することが可能となる。但し、本発明に従来の「証拠球方式」を適用してもよい。
その他に、遊技盤30の左右下方位置には、上記一般入賞口31を備えた装飾部材35が設けられ、また、遊技盤30の下部にはアウト口36が設けられており、各種入賞装置等に入球しなかった遊技球はこのアウト口36を通って、遊技盤30裏面の図示しない球排出路の方へと案内されるようになっている。さらに、遊技盤30には、遊技球の落下方向を適宜分散、調整等するために多数の誘導釘が植設されているとともに、同様の機能を有する風車32が配設されている。
かかる場合、内レール51と外レール52とにより誘導レールが構成され、これら各レール51、52が所定間隔を隔てて並行する部分(向かって左側の部分)により球案内通路が形成されている。なお、球案内通路は、遊技盤30との当接面を有した溝状、すなわち手前側を開放した溝状に形成されている。
従って、遊技領域と言った場合には誘導レール部分は含まないため、遊技領域の向かって左側限界位置は外レール52によってではなく内レール51によって特定される。同様に、遊技領域の向かって右側限界位置は内レール51によって特定される。また、遊技領城の下側限界位置は遊技盤30の下端位置によって特定される。また、遊技領域の上側限界位置は外レール52によって特定される。
前面枠14には前記遊技領域のほとんどを外部から視認することができるよう略楕円形状の窓部101が形成されている。詳しくは、ベース部材が窓部101を形成する開口を備えており、その左右側の略中央部が、上下側に比べて比較的緩やかに湾曲して細化した形状となっている。なお、前記略中央部が直線状になるようにしてもよい。
本パチンコ機10では、中央電飾部103が大当たりランプとして機能し、大当たり遊技状態時に点灯や点滅を行うことにより、大当たり遊技状態中であることを報知する。さらに、上皿19周りにも、同じくLED等の発光部を内蔵した上皿電飾部104が設けられている。
図6は、パチンコ機10の背面図である。先ず、パチンコ機10の背面構成について全体の概要を説明する。パチンコ機10にはその背面(実際には内枠12および遊技盤30の背面)において、各種制御基板が上下左右に並べられるようにしてまたは前後に重ねられるようにして配置されており、さらに、遊技球を供給するための遊技球供給装置(払出機構)や樹脂製の保護カバー等が取り付けられている。
[遊技球の払い出しに関するエラー報知]
(タンク球無し)
タンク球無しの報知は、タンクとタンクレールに遊技球が無いことを報知するもので、図1に示す右コーナーLED810が点灯し、図6に示すモニターLED811が消灯し、状態表示812が「1」を点滅表示する。
下受け皿満タンの報知は、図1に示す右コーナーLED813が点灯し、前記払出制御装置311も受けられたモニターLED(図示せず)が消灯する。そして、状態表示812が「2」を点滅表示する。
払出モーター駆動中にも関わらず払出カウントスイッチに遊技球の通過がない状態を示すもので、右コーナーLED810が点灯し、モニターLED811が消灯し、状態表示812が、「3」を点滅表示する。
(ヒューズ切れ1及びヒューズ切れ2)
ヒューズ切れ1は、図6に示す第1ヒューズ814に定格以上の電流が流れたとき、ヒューズ切れ2は、第2ヒューズ815に以上の定格以上の電流が流れたときに飛んでしまった状態であるが、このエラー状態報知は、表示されない。
その他のエラーとしては、「ガラス枠開放」、「内枠開放」、「遊技球等貸出装置未接続」、「遊技球等貸出装置通信異常」、「コマンド異常」、「コネクタ未接続」がある。そのうち、遊技球等貸出装置が未接続の場合は、モニターLED及びモニターLED(図示せず)が消灯する。そして、遊技球等貸出装置通信異常は、前記状態表示812が「U」を点滅表示する。
また、コマンド異常は、ハーネスの破損等によるコマンド不良を示すもので、前記状態表示812が「C」を点滅表示する(電源投入時にコマンド異常になった場合は点灯表示)。更に、コネクタ未接続は、モニターLED(図示せず)が消灯する(ただし、発射動作中は点滅する)。
尚、図6において、819は、遊技機電源コードを示し、820は、電源スイッチを示し、821は、外部接続アース線を示す。
この基板ユニット201は、前記第1ケース70側に設けられる第1封止部71と、前記第2ケース側に設けられる第2封止部86と、その第1封止部71と第2封止部86とを連結する封止部材87とを有し、その封止部材87によって前記第1封止部71と第2封止部86とが連結されている場合に前記制御基板を取り出すときには基板ユニット201を破壊するか或いは所定の部位を切断することを必要とするものである。
以下の説明において、前記第1制御基板ユニット201を基板ケースの名称で説明をする。
先ず、前記基板ケース201を遊技盤30に対して開閉させる開閉機構410について説明する。
この開閉機構410は、ヒンジ金具412と後述の第1係合部414とを備え、前記ヒンジ金具412は、後に詳述するが、回動連結のための軸411(軸形状は図示省略)を備え、コの字形に折り曲げられた一枚の支持板(約2mm厚の鋼板)からなる第1部材と、他端側は、その軸411を基点にして回動するように枢着された第2部材とで構成されている。前記軸411は、リベット構造(カシメ)であり、その両端部を変形させることよって容易に抜き取り出来ないようにされている。
このヒンジ金具412の第1部材がネジ連結部401を有し、該ネジ連結部401が、後述の球集合板460に対して、その遊技盤30への取り付け面側から2本のネジ421によりネジ止めされ、前記球集合板460が遊技盤30の裏面に固定された後には前記ネジ連結部401のネジ連結が解除できないようにすると共に前記球集合板460が取り外された後には該ネジ連結の解除が可能であることで、例えば廃棄処分等において、前記球集合板460(その連結部)を破壊することなく前記ヒンジ金具412を取り外し可能とし、リサイクル性を改善している。
更に、具体的には、前記ネジ連結部401は、前記開閉のための前記軸411を貫設した前部連結体401A、401Aと、該前部連結体401A、401Aに一体のネジ止め部401Fと、これに連続する支え部401C(図19参照)とを有し、且つ、該ネジ連結部401のネジ止め部401Fは、平板状体で構成され、その一端部の両側部から前記前部連結体401A、401Aが、側面視でコの字型を呈するように、夫々折り曲げ形成され、前記支え部401Cも平板状体で構成されている。
更に、前記ヒンジ金具412には補強体401Eが設けられ、後述のボックス基台501及び前記基板ケース201の被覆状態において、該補強体401Eが前記ボックス基台501の一部(凹部)に入りこんでいる。
尚、前記ヒンジ金具412の2本の軸411は、夫々カシメにより前記前部連結体401A、401A及び前記後部連結体401B、401Bに対して位置固定されているが、この軸411は、前記前部連結体401A、401A及び前記後部連結体401B、401Bの間隔が確定的なものであるところから、1本の軸であってもカシメによる枢支連結が十分に可能であるので、1本の軸が用いられてもよい。
前記球集合板460は、遊技盤30の前面から一般入賞口、始動口、大入賞口から裏面に抜けた遊技球を案内する球集合樋を形成した樋形成側部460Aと、電気部品を敷設する電気部品敷設側部460Bとの二層構造(遊技機表裏の方向)となっており、前記樋形成部460Aが遊技盤30に直接固定され、電気部品敷設部460Bは、この樋形成部460Aの裏面に嵌合され、一体ユニット化される構成となっている。そして、前記連結台402は、前記樋形成側部460Aの一側に設けられている。
そして、この電気部品敷設部460Bに敷設される電気部品としては、中継基板470をはじめとして、一般入賞口の入賞検知センサ、始動口33の入賞を検知するセンサ、可変入賞装置(大入賞口)等がある。
このボックス基台501は、基板ケース201の支持基台として機能するものであり、前記球集合板460を略被覆する大きさに構成され、その表面側は、区画リブが設けられて強度向上を図ったおり、また、その長手方向の一端、ここでは、上記ヒンジ金具412とは反対側において、前記球集合板460の樋形成側部460Aに形成された軸受け部502に回動自在に軸支、連結され、これにより前記球集合板460に対して開閉自在とされている。前記基板ケース201は、このボックス基台501が閉じられ、前記球集合板460を被覆した状態で、その上から回動によって、該ボックス基台501の上部を覆う状態となる。
図7乃至図19に示すように、前記ヒンジ金具412のネジ連結部401は、前記球集合板460(台座部材)に対して、その遊技盤30(遊技部材)への取り付け面側からネジ止めされ、前記球集合板460が遊技盤30の裏面に固定された後には前記ネジ連結部401のネジ連結が解除できないようにすると共に前記球集合板460が取り外された後には該ネジ連結の解除が可能であることで、例えば廃棄処分等において、前記球集合板460を破壊することなく前記ヒンジ金具412を取り外し可能とするために、次の構造を採用している。
そして、この連結台402には、前記ネジ連結部401のネジ止め部401F及び前部連結体401A、401Aを挿入するための縦スリット403が、遊技盤30の平面に略平行な方向で形成され、また、前記ネジ連結部401の前部連結体401A、401Aを挿入するための横スリット404、404が、遊技盤30の平面に略直行する方向で前記縦スリット403に連続する状態で形成され、且つ、前記連結台402の上部に、前記ネジ止め部401Fを前面側からの螺合で支持するネジ受け部405が設けられている。このネジ受け部405に2本のネジを螺合させるボス部が備えられており、その背面視(台の頂部から見た)では、凹の形状を呈し、その二つの突出部がその切り欠き貫通部を残して連結台402の壁面に一体的形成され、残る三辺が前記縦スリット403と横スリット404、404によって連結台402の壁面から離れ、所謂片持ち支持の構造となっている。このように、前記縦スリット403と横スリット404、404は、ネジ受け部405の成型によって形成されるもので、その意味ではスリットと呼称するのに代えて、前記ヒンジ金具412の取り付け用の挿入溝と言える。
更に、前記連結台402の横スリット404、404に対応する内部位置で、且つ、前記支持台部406の上面の延長線上で、前記ネジ連結部401の両側部を案内する細幅のガイドリブ407、407が夫々設けられている。
また、前記連結台402の内部で、前記ネジ連結部401が挿入される奥側の内面壁の幅方向略中央位置に、上下の方向に伸びる1本の補強リブ408が形成され、該補強リブ408の上端部が前記ネジ止め部401Fを下方から支持する位置に終端し、前記ネジ受け部405の下面との間にネジ止め部401Fを挿入できる間隙を残している。
この第1係合部414は、前記ヒンジ金具412の後部連結体401Bと、支持面部401を介在させて、反対側に位置され、1枚の板状体で、先端が対向する鉤爪状の二股状係合片414Aに構成されている。この二股状の係合片414Aは、前記ヒンジ金具412の軸411と平行な方向に延び、従って、後述の連結台座部材430の第2係合部433との係合は、前記基板ケース201の幅方向(遊技機の上下の方向)に沿って行われることになる。
そして、上記第1係合部414の係合片414Aは、後述の第2係合部433の舌片433a、433bとでもって、第1係合部414の抜け出し防止の規制機構440を構成する。
この連結台座部材430は、前記開閉機構410と前記基板ケース210とにそれぞれ連結されるものであり、言わば従来から用いられていた基板ケース201を取り付けるための台座に相当するものであって、合成樹脂で成型されており、ここでは、幅は、基板ケース201の半分以下で、上下の長さは、その三分の一程度の小型のものであり、基板ケース201の第2ケース85の一端側のコーナー(背面視、左下方位置のコーナー)に位置され、その基板ケース201の側面に沿う側の一部が開放され、図18にも示すように、区画壁を形成する補強のためのリブが多数設けられ、また、破断ネジを収容する収容部435、435、435が形成されており、そこに破断ネジ(図示せず)がセットされるものであるが、周壁、リブの端面は同じレベルに形成され、第2ケース85の側面に密着接当可能にされており、反対側の側面(ボックス基台501側)は、略平坦に形成されている。
即ち、前記第1封止部71と第2封止部86の位置する側に前記第1連結封止部450及び第2連結封止部432が配置され、且つ、前記基板ケース201の背面視(正面)において、前記第1、及び第2連結封止部450、432(こちらは極一部が見える)が見えるように、前記第1、及び第2封止部71、86と平面位相をずらせて配置(4個はが連続して直線状に並ぶ)されているのである。
前記第2被覆部材430Bは、前記被覆部材430Aよりも小さく構成され、前記連結台座部材430と前記基板ケース201とが連結した状態においては、前記被覆部材430Aの取り外し方向側に前記基板ケース201が位置された状態となり、前記基板ケース201と前記被覆部材430Aとにより被覆された状態となるように構成されているものである。
そして、ヒンジ金具412は、そのネジ連結部401のヒンジ金具412のカシメを行った後の状態で連結台402に対して差し込み、しかる後にその遊技盤30への取り付け面側から連結台402に対してネジ止めすることができる予め一体化させた状態での装着方式を採っているので、連結台402へのネジ止め後に球集合板460を持った状態でヒンジ金具412のカシメを行わなければならないという煩わしさはなく、ヒンジ金具412の連結台402への装着が容易に行い得るものでありながら、不正対策を可能にできるものである。
そして、前記ヒンジ金具412の他方が後部連結体401B、401Bを有し、該後部連結体401B、401Bは、これに一体の支持面部401Dを介して、前記第1係合部414に繋がり、前記支持面部401Dが前記連結台座部材430の側面を接当支持しているので、ヒンジ金具412の他方が後部連結体401B、401Bを有し、これに支持面部401Dが一体となっていて、この部分が連結台座部材430の側面に接当されることで、基板ケース201の開閉に際して、この支持面部401Dを介して開閉力を伝達できて、第2係合部433のみに力が作用することがないようにして、支持力を分散させることができるのである。
本実施形態のパチンコ機10においては、図4および図5に示すように、可変表示装置の表示部の周囲にセンターフレーム43が配置され、図20、図21、図29および図30に示すように、裏面側にはシャッタユニット44が配置されている。
レール形成部材443Lの内側面には、前側端縁に沿って上下に直線状に延びる縦レール443Aが形成され、該縦レール443Aの上端部および下端部にそれぞれ隣接して後方に延びる上レール443Bおよび下レール443Cが形成されている。縦レール443Aは、レール形成部材443Lを厚み方向に貫通するように形成され、また、中央部に仕切板443Sが形成されて上下に仕切られている。上レール443Bは、縦レール443Aの中央よりやや上方の高さ位置から、該縦レール443Aの後側に隣接しながら上方に延び、縦レール443Aの上端近傍の高さ位置で後方に湾曲するように屈曲し、この屈曲部分から、前記上延出部443T内を緩い角度で上傾しながら後方に延びていて、全体として「へ」の字形状をなすように形成されている。下レール443Cは、縦レール443Aの下端よりやや上方の高さ位置において該縦レール443Aの後側に隣接する位置から、前記下延出部443B内を急角度で下傾しながら後方に直線状に延びるように形成されている。
レール形成部材443Lの内側面において、上記縦レール443A、上レール443Bおよび下レール443Cにより前側、上側および下側を包囲される領域には、この領域に対応する形状を有する平板状の内装部材444Lが取り付けられる。
下側部材442(および上側部材441)の左右方向の寸法(幅)は、前記第1制御基板ユニット201(厳密には、該第1制御基板ユニット201に収容された主制御基板)の左右方向の寸法(幅)に対応するもの、即ち該第1制御基板ユニット201(主制御基板)の左右方向の寸法(幅)と同等以上となっており、下側部材442(および上側部材441)は、該第1制御基板ユニット201(主制御基板)を幅方向において包含するように配置されている。
遮蔽部材441、442が前記閉位置にある状態では、例えば、装飾図柄表示装置42による図柄表示が上記窓部441S、442Sの内部に納まる寸法、形状に縮小して表示されたり、あるいは図柄表示が縮小されずにその一部のみが上記窓部441S、442Sから表示されるように、制御装置(表示制御装置)により制御される。
上述の通り、遊技盤30の裏面に配置された球集合板460には所定の電気部品EP1が搭載され、該所定の電気部品EP1は第1制御基板ユニット201に収容された主制御基板に電気的に接続されているが、この所定の電気部品EP1と主制御基板とを接続している配線(ハーネス)を利用して、この間で不正基板を中継させたり、あるいは所定の電気部品EP1と主制御基板とのいずれか一方に不正基板を直接接続したりすることによって不正行為がなされることがある。このような場合、不正基板を設置するスペースとして、制御基板等に隠れた場所や、配線等が多く通っていて不正基板を設置しても違和感を生じ難いような場所等が狙われやすいため、例えば図45中に模式的に示すような、所定の電気部品EP1と第1制御基板ユニット201との間のスペースX1は、特に不正行為がなされる可能性が大きいスペースであると考えられる。
ここで、上記遮蔽部材441、442の下側部材442は、図29および図30にも示されているように、前述の開閉動作にともない、上記所定の電気部品EP1と第1制御基板ユニット201との間のスペースX1に、周方向から(即ちこの場合は上方から)出入するように往復動するようになっている。したがって、上記所定の電気部品EP1と第1制御基板ユニット201との間のスペースX1において、不正基板を設置するスペースを確保することは、上記下側部材442の動作に妨げられて困難となっており、即ち該下側部材442が、不正行為を行うスペースの確保を困難とするスペーサとしても機能しているのである。
また、同図に模式的に示すように、遮蔽部材441、442の上側部材441を構成する上下の両分割体441H、441Lならびに下側部材442のそれぞれに配置された前述のLED基板(図45中には図示せず)も上記第2基板収容部SH2内の第2副制御基板(表示制御基板)に(図示省略した中継基板を介し)電気的に接続されており、該LED基板に搭載された前述のLED461からの光の照射が第2副制御基板(表示制御基板)により制御されるようになっている。
上記遮蔽部材441、442の開閉動作ならびにLED461からの光の照射は、興趣演出の一態様として、遊技状態に応じた適宜なタイミングでなされるように制御される。
上記パチンコ機10によれば、所定の契機に基づいて態様を変化させる可変部、即ち図柄を変動表示する可変表示装置の表示面(装飾図柄表示装置42の画面)と、上記可変部の大部分を覆う遮蔽部材441、442と、上記遮蔽部材441、442を開閉させるように駆動する駆動手段すなわちシャッタ駆動機構445R、445Lと、を備える構成において、上記遮蔽部材441、442に、該遮蔽部材441、442の開動作にともなって向きを変え、該遮蔽部材441、442が開いた状態となったときには閉じた状態のときより遊技機の前方を向く装飾演出部441D、442Dが形成されている構成としたので、開放した状態の遮蔽部材441、442において前方から視認される部位が装飾演出に有効に利用されるようになっている。また、該装飾演出部441D、442Dが、遮蔽部材441、442が開いた状態となったときには閉じた状態のときより遊技機の前方を向くように、開動作にともなって向きを変える構成となっているので、該装飾演出部441D、442Dが遮蔽部材441、442の開動作にともなって次第に前面に現れてくるような演出効果が得られる。
また、開放した状態の遮蔽部材441、442が後方に傾斜するようにして収納されるので、装飾演出部441D、442Dを除き遮蔽部材441、442の大部分が前方から見え難い体勢、すなわち開放した状態の遮蔽部材441、442における装飾演出部441D、442D以外の外観上不要な部分が後方に隠れた体勢で収納されることとなっており、したがって遮蔽部材441、442における装飾演出部441D、442D以外の部分により遊技機の外観が損なわれることも少なくなっている。
さらにまた、開放した状態の遮蔽部材441、442が可変表示装置の周囲のスペースを大きく占有することがなく、また部材を重ねたりすることなく収納されるため厚さが増大することもないし、逆に、重ねることなく収納されることで、遮蔽部材441、442自体の厚さを大きめに設定することもできる構成となっている。換言すれば、開放した状態の遮蔽部材441、442を後方に傾斜させるようにして収納することで、可変表示装置の周囲方向に大きくスペースをとることなく、可変表示装置の周囲のスペースをできるだけ無駄なく有効に利用しながら遮蔽部材441、442が収納されるという利点も得られるようになっている。また、可変表示装置の表示面の周囲には、例えば上方にタンク等の部材(図示せず)が配置されているが、このタンク等のような可変表示装置の表示面の周囲に設置された別の構成部材や部品をよけるようにして(換言すれば、タンク等の部材と可変表示装置との間のスペースを利用して)遮蔽部材441、442を開閉し収納することができるようになっている。
また、遮蔽部材441、442の内部に発光手段であるLED461搭載基板が配置されていてそのぶん遮蔽部材が厚みを有するものとなっているため、前述したような、遮蔽部材441、442が重ねることなく収納されることで遮蔽部材441、442自体の厚さを大きめに設定することができる効果が有効に発揮されている。
また、上記LED461搭載基板は第2基板収容部SH2内の第2副制御基板(表示制御基板)と配線接続されているが、このとき、前述の通り遮蔽部材441、442が後方に傾斜した状態となるようにして開放される構成となっているので、図45にも明示されているように、遮蔽部材441、442が第2基板収容部SH2から大きく離間せずある程度近接する範囲内で移動し、よって、例えば単に上下や左右に直線運動により開放される構成に比して、遮蔽部材441、442と第2副制御基板とを接続する配線EW11の移動範囲が少なく、配線EW11のゆとりが少なくて済んでおり、そのぶん断線の発生なども抑制される構成となっている。
即ち、上記パチンコ機10によれば、所定の電気部品EP1が配置されるとともに、裏側に第1制御基板ユニット201に収容された主制御基板が配置され、該電気部品EP1と主制御基板とが電気的に接続された構成において、上記電気部品EP1と主制御基板との間で動くことが可能な可動体を備える構成としたので、所定の電気部品EP1と主制御基板との間において、不正基板を設置するスペースを確保することが可動体に妨げられて困難となっている。例えば、可動体自体に不正基板を取り付けることは、可動体が動くため配線が断線をきたすこととなって困難であり、他方、可動体の近傍にスペースを見出して不正基板を設置したとしても、可動体が動く途上でこの不正基板やその配線等に拘って不具合を生じることとなるため、不正基板の設置が容易に発覚する。したがって、所定の電気部品EP1と主制御基板との間で不正基板を接続することによる不正行為が困難となっている。
即ち、上記パチンコ機10によれば、図柄を変動表示する可変表示装置と、上記可変表示装置の表示面の少なくとも一部を覆う遮蔽部材441、442と、上記遮蔽部材441、442をスライド可能に保持するレール(即ち縦レール443A、上レール443Bおよび下レール443C)と、上記遮蔽部材441、442を上記レールに沿って移動させるように駆動する駆動手段(即ちシャッタ駆動機構445R、445L)と、を備える構成において、上記遮蔽部材441、442が、上記レールに沿って所定の間隔をおいた少なくとも2点(即ち上側部材441および下側部材442の係合スライダ459およびスライダ458A、458B、458の位置)で該レールに保持され、上記レールが、上記可変表示装置の表示面より前方にあって該表示面の少なくとも一部を覆う状態に上記遮蔽部材441、442を保持する閉位置から、該閉位置からみて上記可変表示装置の表示面に対し所定の角度をなす方向に後退した位置にあって上記遮蔽部材441、442を閉位置にあるときに比して後方に傾斜した状態に保持する開位置まで延びる形状を有する構成としたので、閉位置から、可変表示装置の表示面に対し所定の角度をなす方向に後退するように遮蔽部材441、442がレールに沿って開位置までスライドし、後方に傾斜した状態となるようにして開放されることとなり、このため開放した状態の遮蔽部材441、442が可変表示装置の周囲のスペースを大きく占有することがなく、また部材を重ねたりすることなく収納されるため厚さが増大することもないし、逆に、重ねることなく収納されることで、遮蔽部材441、442自体の厚さを大きめに設定することもできる構成となっている。換言すれば、開放した状態の遮蔽部材441、442を後方に傾斜させるようにして収納することで、可変表示装置の周囲方向に大きくスペースをとることなく、可変表示装置の周囲のスペースをできるだけ無駄なく有効に利用しながら遮蔽部材441、442が収納されるという利点も得られるようになっている。また、可変表示装置の表示面の周囲には、例えば上方にタンク等の部材(図示せず)が配置されているが、このタンク等のような可変表示装置の表示面の周囲に設置された別の構成部材や部品をよけるようにして(換言すれば、タンク等の部材と可変表示装置との間のスペースを利用して)遮蔽部材441、442を開閉し収納することができるようになっている。
さらにまた、開放した状態の遮蔽部材441、442が後方に傾斜するようにして収納されるので、遮蔽部材441、442の大部分が前方から見え難い体勢、すなわち開放した状態の遮蔽部材441、442における(装飾演出部441D、442D以外の)外観上不要な部分が後方に隠れた体勢で収納され、このため遊技機の外観に占める遮蔽部材441、442の割合が小さくなっており、したがって遊技機の外観が損なわれることも少なくなっている。
前記実施形態のパチンコ機10には、各種の変更を加えることが可能である。
例えば、図47に示すように、装飾演出部481Dが、遮蔽部材481に装飾板481Nを配置することにより形成され、該装飾板481Nが、該遮蔽部材481に回動可能に取り付けられ、該遮蔽部材481が開いた状態となったときに該装飾板481Nが遊技機の前方を向くように体勢を制御される構成としてもよい。なお同図には上側の遮蔽部材481を示すが、図示しない下側の遮蔽部材もこれとほぼ上下対称で基本的に同様の構成となっている。同図に示す例においては、遮蔽部材481の前下端縁に、装飾板481Nの一方側(前側)端縁が回動自在に枢着され、遮蔽部材481の内部にはモータ481Mが設置されており、該モータ481Mの回転がギア481Gを介して伝達されて、図中の矢印A1に示すように装飾板481Nが前側端縁を中心として、遮蔽部材481の下端面に水平な体勢で重合する横臥位置と、遮蔽部材481の前下端縁から垂直に下方へ延出する垂下位置との間のほぼ90°の角度範囲内を前後に回動するように駆動されるようになっている。上記モータ481Mは、遮蔽部材481の開閉動作の場合と同様に、第2副制御基板(表示制御基板)により駆動制御され、遮蔽部材481が開いた状態となったときに該装飾板481Nが遊技機の前方を向くように、即ち上記垂下位置にくるように制御されるようになっている。
上記図47に示す構成によれば、遮蔽部材481の体勢の如何にかかわらずに装飾板481Nの体勢を制御することができ、したがって遮蔽部材481が開いた状態となったときに装飾演出部481Dが遊技機の前方を向くように制御することをより確実かつ容易とすることができる。さらに、例えば遮蔽部材481が、傾斜することなく図中の矢印A2に示すように上下方向に直線運動するようにして開閉する構成とした場合、該遮蔽部材481の体勢は開閉動作にともなって変化することはなく、その下端面も終始下方を向いた体勢に保持されるが、このような場合であっても、遮蔽部材481が開いた状態となったときに装飾演出部481Dが遊技機の前方を向くように、遮蔽部材481の動作からは独立して、装飾板481Nの体勢を制御することができる。
また、装飾板481Nが回動可能となっていることで、例えば遮蔽部材481の体勢や位置には無関係に任意のタイミングや間隔、速度で該装飾板481Nを回動させるといったように、より多彩な動きをともなう演出を行うようにすることもできる。
上記演出部材591の出入動作は、前記実施形態における遮蔽部材441、442の場合と同様に、第2副制御基板(表示制御基板)により制御され、例えば、通常時は隠蔽位置P11に格納されて待機していて、リーチ等の遊技状態の移行にともなって露出位置P12に出てきて可変表示装置の表示面の前で興趣演出を行うよう駆動制御される。このとき、演出部材591が露出位置P12に現れてくるだけとしても演出効果は得られるが、演出部材591自体の少なくとも一部を可動に構成しておいて演出動作をさせたり、演出部材591自体の少なくとも一部に発光部を設けておいて発光させたりするようにして、興趣演出をさらに多彩なものとするようにしてもよい。
スロット機の基本構成としては、「複数の識別情報からなる識別情報列を動的表示した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の動的表示が開始され、停止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に起因して、あるいは、所定時間経過することにより、識別情報の動的表示が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備えた遊技機」となる。
この場合、有価物体はコイン、メダル等が代表例として挙げられる。
パチンコ機とスロット機を融合させた遊技機の基本構成としては、「複数の識別情報からなる識別情報列を動的表示した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の動的表示が開始され、停止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に起因して、あるいは、所定時間経過することにより、識別情報の動的表示が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備え、有価物体として球を使用するとともに、前記識別情報の動的表示の開始に際しては所定数の球を必要とし、特別遊技状態の発生に際しては多くの球が払い出されるように構成されている遊技機」となる。
441、442:遮蔽部材
445R、445L:シャッタ駆動機構(駆動手段)
441D、442D:装飾演出部
Claims (1)
- 所定の契機に基づいて態様を変化させる可変部と、
前記可変部の少なくとも一部を覆う遮蔽部材と、
前記遮蔽部材を開閉させるように駆動する駆動手段と、
を備える遊技機であって、
前記遮蔽部材に、該遮蔽部材の開動作にともなって向きを変え、該遮蔽部材が開いた状態となったときには閉じた状態のときより遊技機の前方を向く装飾演出部が形成されていることを特徴とする遊技機。
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