JP2020092878A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】演出の興趣を向上した遊技機を提供する。【解決手段】遊技機は、回転移動可能に支持され開口部40aの大きさが変化することにより表示部23の可視範囲を変化する遮蔽部材40と、回転することにより遮蔽部材40を回転移動させる回転板60と、遮蔽部材40に設けられたカムピン45cと、回転板60に設けられカムピン45cが挿入されたカム穴66とを有するカム部と、を備え、カム穴66は、回転板60が回転しても遮蔽部材40の回転位置を維持する内円弧穴66a、外円弧穴66cを備える。【選択図】図4

Description

本発明は、遊技場等に設置される遊技機に関するものである。
従来、扉状のシャッタを開閉駆動して演出する遊技機があった(例えば特許文献1)。
特開2012−235923号公報
しかし、従来の遊技機は、改善の余地があった。
上記課題を解決するために、本発明の遊技機は、回転移動可能に支持され、開口部の大きさが変化することにより表示部の可視範囲を変化する遮蔽部材と、回転することにより、前記遮蔽部材を回転移動させる駆動部と、前記遮蔽部材及び前記駆動部の一方に設けられたカムピンと、前記遮蔽部材及び前記駆動部の他方に設けられ前記カムピンが挿入されたカム穴とを有するカム部と、を備え、前記カム穴は、前記駆動部が回転しても前記遮蔽部材の回転位置を維持する回転位置維持部を備える構成にした。
実施形態の遊技機の全体を示す図である。 実施形態の演出装置の分解斜視図である。 開閉ユニットを後側から見た斜視図である。 実施形態の開閉ユニットを後側から見た図である。 実施形態の5つの遮蔽部材を前側から見た図である。 実施形態の遮蔽部材の1つを示す図である。 実施形態の遮蔽部材、保持部を後側から見た状態の位置関係を説明する図である。 実施形態の回転板を後側から見た図である。 実施形態の検出部、遮蔽部材、回転板を後側から見た状態における位置関係を説明する図である。 実施形態の5つの遮蔽部材のケースを後側から見た状態の配置を説明する図である。 実施形態の5つの遮蔽部材の後板を後側から見た状態の配置を説明する図である。 実施形態の5つの遮蔽部材の後板を後側から見た状態の配置を説明する図である。
(実施形態)
本発明に係る遊技機1の好ましい実施形態について、図1〜図12を参照して説明する。
図1は、実施形態の遊技機1の全体を示す図である。
図1(A)は、遊技機1を前側Y1から見た図である。
図1(B)は、前扉2aを開いた状態の斜視図である。
図1に示すように、遊技機1は、複数のリール8L,8C,8Rを回転させることによって遊技媒体であるメダルを獲得することができる回胴式遊技機(スロットマシン)である。
遊技機1は、筐体2に対して前扉2aが開閉可能に設けられている。
遊技機1は、例えば、所定数(例えば、3枚)のメダルをメダル投入口3から投入されることで、ゲーム開始可能な状態となる。また、ベットボタン4の操作に応じて、内部的に記憶したクレジットメダルからデータ形式のメダルを投入することもできる。
ゲーム開始可能な状態において、遊技者によってスタートレバー5が操作されることで、遊技が開始され、ドラムユニット6がリール8L,8C,8Rの回転を開始する。遊技者により各停止ボタン7L,7C,7Rが押下操作されることで、回転している各リール8L,8C,8Rが停止する。遊技者は、停止した図柄を表示窓9で確認できる。また、停止した図柄の組み合わせに応じてメダルが、メダル払出口10から払い出され、遊技者に提供される。
遊技機1の遊技は、主制御部11a、副制御部12aが制御する。主制御部11a、副制御部12aは、それぞれ、主制御基板11、副制御基板12に実装されたCPU等を備える。
主制御部11aは、小役、ボーナス等の当選役を抽選により決定する内部抽選処理、図柄の組み合わせに応じたメダル払い出しの処理等を行う。
副制御部12aは、主制御部11aから送信される制御コマンドに基づいて演出装置20、スピーカ15、ランプ16等の演出出力手段を制御して(図3参照)、遊技に同期した演出を行う。
以下、主制御部11a、副制御部12aを、単に制御部ともいう。
[演出装置20]
図2は、実施形態の演出装置20の分解斜視図である。
演出装置20は、表示窓9の上側Z2に配置される。演出装置20は、遊技中において、例えば、告知等に関する演出を行う装置である。
演出装置20は、前パネル21、装飾部22、表示部23、裏カバー24、開閉ユニット30を備える。
演出装置20は、前側から後側に向けて、前パネル21、装飾部22、開閉ユニット30、表示部23、裏カバー24の順に配置されている。
前パネル21は、演出装置20の前側に配置されることにより、演出装置20の内部構造を外部から視認できないように目隠ししたりする。
装飾部22は、花びらの形状を模した装飾がされている。装飾部22は、ほぼ円形の開口部22aが設けられている。開閉ユニット30の遮蔽部材40(後述する)、及び表示部23の表示領域は、この開口部22aを通して視認できるようになっている。つまり、前側から見た状態で、開口部22aの大きさは、表示部23を視認可能な程度に大きい。また、装飾部22は、透光性を有する樹脂等により製作され、かつ、内部にLED等の発光部が設けられることにより、発光するようにしてもよい。
表示部23は、液晶表示装置等の表示装置を備える。なお、表示部23は、液晶表示装置に限定されず、種々の装置を用いることができる。表示部23は、例えば、デザインシートの図柄をバックライトによって視認可能な状態及び視認できない状態で変化するもの(例えば、特開2017−70415号公報に記載の表示ユニット)等を備えていてもよい。また、表示部23は、表示内容が変化するものではなく、例えば、固定の図柄等が印刷された印刷物等を備えていてもよい。この場合でも、遊技機1は、後述する開閉ユニット30の制御によって、図柄等が視認可能な状態及び視認できない状態で変化させることができる。
裏カバー24は、演出装置20を後側から保護するケースである。
[開閉ユニット30]
図3は、開閉ユニット30を後側Y2から見た斜視図である。
図3(A)は、開閉ユニット30を組み立てた状態を示す図である。
図3(B)は、開閉ユニット30の分解斜視図である。
図4は、実施形態の開閉ユニット30を後側Y2から見た図である。
図5は、実施形態の5つの遮蔽部材40を前側Y1から見た図である。
図6は、実施形態の遮蔽部材40の1つを示す図である。
図6(A)は、遮蔽部材40を前側Y1から見た図である。
図6(B)は、遮蔽部材40の断面図(図6(A)、図6(C)のB−B断面図)である。
図6(C)は、遮蔽部材40を後側Y2から見た図である。
図6(D)は、遮蔽部材40を左側X1から見た図である。
図7は、実施形態の遮蔽部材40、保持部50を後側Y2から見た状態の位置関係を説明する図である。
図7(A)は、閉状態における位置関係を示す図である。
図7(B)は、開状態における位置関係を示す図である。
図8は、実施形態の回転板60を後側Y2から見た図である。
開閉ユニット30の説明、図面では、適宜、XYZ直交座標系を用いて説明する。この座標系は、遊技機1及び開閉ユニット30の各方向に対応しており、左右方向X(左側X1、右側X2)、前後方向Y(前側Y1、後側Y2)、鉛直方向Z(下側Z1、上側Z2)を表す。
開閉ユニット30は、遮蔽部材40を開閉駆動することにより、表示部23の表示領域を、遊技者に視認できる状態、視認できない状態の間で変化させる装置である。
図3に示すように、開閉ユニット30は、ベース31、遮蔽部材40、保持部50、回転板60(駆動部)、発光電力基板59、駆動ユニット70を備える。
遮蔽部材40、保持部50、回転板60、ベース31は、前側Y1から後側Y2に向けて、この順番で配置されている。保持部50及びベース31の間は、ベース31の外周に設けられたボスを用いてネジ固定されている。つまり、回転板60は、保持部50及びベース31の間に挟まれて配置されている。
遮蔽部材40、回転板60は、それぞれ、保持部50及びベース31に対して回転移動可能である。
ベース31、保持部50、回転板60は、それぞれ前後方向Yに貫通する円形の開口穴31a,50a,60aを備える。これらの開口穴31a,50a,60aの中心は、前後方向Yに平行な同一の軸上に位置する。実施形態では、この軸を、適宜、中心軸Cという。
前側Y1から見た状態で、保持部50、回転板60の開口穴50a,60aの大きさは、同等であり、また、表示部23の表示領域を視認可能な程度に大きい。
開閉ユニット30の各部材の詳細を説明する。
(ベース31)
ベース31は、開閉ユニット30の基部となる部材である。ベース31は、遊技機1の前扉2aに対して固定されている。
図4に示すように、ベース31は、検出部31b、ローラ31cを備える。
検出部31bは、後述するように、遮蔽部材40が閉位置に配置されたことを検出するセンサである。検出部31bは、例えば、発光素子及び受光素子が対向配置されたフォトインタラプタであり、回転板60に設けられた検出突起64(後述する)がこれらの素子の間に配置されたことを検出する。後側Y2から見た状態で、検出部31bは、開口穴31aの左上に配置されている。
ローラ31cは、回転板60を回転可能に支持する。ローラ31cは、開口穴31aの外縁に複数設けられている。ローラ31cは、前後方向Yの軸回りに回転可能に支持される。開閉ユニット30が組み立てられた状態で、ローラ31cと、回転板60の外周リブ62(後述する)の外周面とは、接触する。これにより、ローラ31cは、回転板60を径方向の外側に移動しないように規制し、かつ、中心軸Cの軸回りに回転可能に支持する。
(遮蔽部材40)
図3、図5に示すように、遮蔽部材40は、5つ設けられている。
遮蔽部材40は、閉位置及び開位置の間で、開閉駆動される。
なお、実施形態では、適宜、遮蔽部材40が閉位置に配置された状態(図5、図10(A)等参照)を開状態といい、開位置に配置された状態(図10(B)等参照)を開状態という。また、特定の遮蔽部材40を説明する場合には、適宜、アルファベットを付して遮蔽部材40A〜40Eと示す。
5つの遮蔽部材40は、閉状態では、一体となることにより植物の花を模した立体形状を形成し(図5参照)、開状態では、花が分解するように駆動される(図2参照)。
花の形状の中央には、凹部40bを有する。凹部40b内は、人物の顔を模した造形処理がされている。
凹部40bよりも外側部分40cは、一段高くなっており、花びらを模した造形処理がされている。
5つの遮蔽部材40は、ベース31に対して回転することにより、中央部の開口部40aの大きさが変化する。これにより、遮蔽部材40は、表示部23の表示領域の可視範囲を変化させる(図10等参照)。
図6に示すように、遮蔽部材40は、ケース41(第1遮蔽部)、後板42(第2遮蔽部)、回転軸45a、中間支持軸45b、カムピン45c、発光部46を備える。
ケース41、後板42は、遮蔽部材40の外郭部材である。
ケース41は、後側Y2に開口した深底の容器状の部材である。ケース41は、例えば透明な樹脂等を射出成型等することにより製作できる。
ケース41には、透光性を有さない塗料で塗装後に、透光性を有する金属メッキでメッキ処理がされている。
図5に示すように、遮蔽部材40Bのケース表面の一部は、塗装がされていない抜き部41a(図5参照)である。抜き部41aは、二次元の図形、文字等である。実施形態では、抜き部41aは、人物の額に対応した位置に配置され、矢印の形状の内部に記号が設けられている。このため、ケース41は、通常時(発光部46が発光動作していない状態)には金属光沢を有し、発光部46の発光時には抜き部41aのみが光るようになっている。
遮蔽部材40A,40C〜40Eのケース41には、透光部41b,41cが埋め込まれている。
透光部41b,41cは、例えば透明な樹脂等を射出成型等することにより製作できる。
透光部41bは、メガネを模した形状である。透光部41bは、ケース41の抜き部41aと同様に、金属メッキの処理がされている。このため、透光部41bも、通常時には金属光沢を有し、発光時には光る。透光部41bの金属光沢の色彩と、ケース41の金属光沢とは、異なっている。このため、通常時においても、透光部41bの形状を、メガネの形状として認識できる。
透光部41cは、唇を模した形状である。透光部41cは、透光部41bとは異なりメッキ等の表面処理がされていない。但し、透光部41cの表面は、凹凸の造形処理、梨地加工等がされている。このため、透光部41cは、通常時には光らず、かつ、ケース41内部の構造が視認できないようになっており、発光時には光る。
上記構成により、ケース41は、閉状態では、通常時にはメガネ及び唇によって人のイラストを視認でき、発光時にはメガネ、唇、額が光るように演出できる。
図6に示すように、後板42は、ケース41の後側Y2に配置され、ケース41に対してネジ固定される。つまり、後板42は、ケース41よりも後側Y2(つまり表示部23側)に配置されている。前後方向Yから見た状態で、後板42の外形は、ケース41の外形よりも、大きい。これにより、ケース41の開口は、蓋をされる。
後板42は、凹部42a、凸部42b、コネクタ穴42cを備える。
凹部42a、凸部42bは、後板42の後面に設けられる。つまり、後板42の後面は、凹凸形状に形成されている。
コネクタ穴42cは、LED基板46a及び発光電力基板59間を接続するケーブル47(図7参照)を挿通する穴である。コネクタ穴42cには、LED基板46aに実装されたコネクタ46bが露出する(図6(D)の一部断面(二点鎖線内)参照)。
回転軸45a、中間支持軸45b、カムピン45cは、後板42の後面に固定された軸体である。回転軸45a、中間支持軸45bは、後板42の後面から後側Y2に突出するように設けられており、各軸方向と中心軸Cの方向とは、平行である。
回転軸45aは、保持部50に軸支される。
中間支持軸45bは、保持部50の中間支持穴55b(図7参照)内を移動可能に、保持部50に支持される。
カムピン45cは、回転板60のカム穴66(図8参照)内を移動可能に、回転板60に支持される。つまり、開閉ユニット30は、カム部として、カムピン45c及び回転板60のカム穴66を備える。カムピン45cの外周には、Eリングを取り付けるための溝が設けられている。
このように、遮蔽部材40は、3つの軸体45a,45b,45cによって、支持されながら開閉駆動される。すなわち、遮蔽部材40は、回転軸45a及びカムピン45cに加えて、これらの間に配置された中間支持軸45bを用いて保持される。これにより、遮蔽部材40は、発光部46を収容する程度の厚さを有していても、十分な強度で保持される。
図6に示すように、発光部46は、ケース41の内部に収容されている。
発光部46は、LED基板46a、コネクタ46b、LED46cを備える。
LED基板46aは、電気基板である。LED基板46aは、ケース41に対して、ネジ止め等により固定されている。LED基板46aの前面には、コネクタ46b、複数のLED46cが実装されている。
コネクタ46bは、LED基板46a及び発光電力基板59間を接続するケーブル47が接続される。コネクタ46bは、サイド接続型のものであり、LED基板46aの縁部に配置されている。これにより、コネクタ46bは、後板42のコネクタ穴42cに露出するように配置できる。
LED46cは、LED基板46aの前面に実装されている。このため、LED46cは、前側Y1に向けて光を発光する。これにより、LED46cは、抜き部41a、透光部41b,41cを光らせることができる。また、複数のLED46cは、互い異なる発色であってもよく、また、各LED46cは、多色に発色可能であってもよい。この場合には、遊技機1は、発光するLED46cを変えたり、各LED46cの発色を変えることにより、華やかに演出できる。
(保持部50)
保持部50は、遮蔽部材40、回転板60を回転可能に保持する部材である。
図3に示すように、保持部50は、円盤状の円盤部51と、円環状の円環部52とが、ネジ等(図示せず)で固定されて構成される。保持部50は、外縁部に設けられたボスを利用して、ベース31にネジ固定される。
保持部50は、遮蔽部材保持部55、ケーブル挿通穴56、ローラ57を備える。
図3、図7に示すように、遮蔽部材保持部55は、遮蔽部材40を保持する部分である。
遮蔽部材保持部55は、5つの遮蔽部材40に対応して5つ設けられている。
図7は、5つの遮蔽部材保持部55のうち1つの構成を図示するが、他の遮蔽部材40も同様な構成である。
遮蔽部材保持部55は、回転軸支持穴55a、中間支持穴55b、カムピン挿通穴55cを備える。
回転軸支持穴55a、中間支持穴55b、カムピン挿通穴55cは、保持部50を前後方向Yに貫通する穴である。回転軸支持穴55a、中間支持穴55b、カムピン挿通穴55cは、それぞれ、遮蔽部材40の回転軸45a、中間支持軸45b、カムピン45cが挿入されている。各穴55a〜55cと、各軸体45a〜45cとは、それぞれ、プーリ等を介して、回転、摺動等可能に接続されている。
回転軸支持穴55aは、遮蔽部材40の回転軸45aを軸支する。これにより、遮蔽部材40は、回転軸支持穴55aを中心に回転する。
中間支持穴55b、カムピン挿通穴55cは、円弧状の穴であり、それぞれ回転軸支持穴55aを中心とした円周上に設けられている。各穴55b,55cの円弧の形状は、遮蔽部材40の回転にともなう各軸体45b,45cの移動軌跡に対応している。
このため、カムピン挿通穴55cの半径の方が、中間支持穴55bの半径よりも大きい。
ケーブル挿通穴56は、発光電力基板59(図3参照)及びLED基板46a間を接続するケーブル47を挿通する穴である。
図7に示すように、後側Y2から見た状態で、ケーブル挿通穴56の大きさは、遮蔽部材40のコネクタ穴42cの大きさよりも大きい。また、遮蔽部材40が閉位置、開位置に配置された状態と、両位置の間で変位している状態とにおいて、ケーブル挿通穴56には、常に、コネクタ穴42cが露出する。また、ケーブル挿通穴56は、回転軸支持穴55aの近傍に配置されているので、遮蔽部材40の開閉時における回転半径が小さい。
これにより、LED基板46a及び発光電力基板59間を接続するケーブル47は、大きなストレスがかからない。また、遮蔽部材40を保持部50に取り付け後においても、ケーブル47は、ケーブル挿通穴56、コネクタ穴42cを通して、LED基板46aのコネクタ46bに接続することができる。
図3に示すように、ローラ57は、回転板60を回転可能に保持する。ローラ57は、円環部52に複数設けられ、回転板60のつば部63を前面から支える。ローラ57の回転軸は、中心軸Cに直交する方向であり、ローラ57の回転方向は、回転板60のつば部63の周方向に平行である。これにより、ローラ57は、回転板60を前側Y1に移動しないように規制し、かつ、回転板60を回転可能に支持する。
図3に示すように、発光電力基板59は、円盤部51の後面に、ネジ止め等によって固定される。発光電力基板59は、発光部46に電力を供給する電気基板である。図3には、発光電力基板59は、板材59aで保護された例を図示する。
前後方向Y(つまり駆動部の回転軸方向)において、発光電力基板59は、遮蔽部材40及び回転板60の間に配置される。また、発光電力基板59は、中心軸Cに直交する平面(XY平面)内においてカムピン45cの移動範囲外に配置されている。つまり、発光電力基板59は、回転軸支持穴55a、中間支持穴55b、カムピン挿通穴55cの範囲外に配置される。これにより、前後方向Yから見た状態で、発光電力基板59は、カムピン45c等と干渉することなく、回転板60の外形よりも内側に配置できる。
(回転板60)
回転板60は、回転駆動されることにより、遮蔽部材40を回転移動させる部材である。
図3、図8に示すように、回転板60の形状は、円盤状である。
回転板60の回転軸(回転の中心軸)と、中心軸Cとは、同心である。
回転板60は、外周リブ61,62、つば部63、検出突起64、歯車65、カム穴66、ローラ68を備える。
外周リブ61,62は、回転板60の前面の外周部、後面の外周部にそれぞれ設けられた円環状のリブである。
つば部63は、外周リブ61,62よりも外側にフランジ状に突出する部分である。
検出突起64は、検出部31bが回転板60の回転位置を検出するために設けられた突起である。
歯車65は、回転板60を回転するための平歯車である。歯車65は、回転板60の外周の一部に沿って設けられている。
カム穴66は、遮蔽部材40の5つのカムピン45cに対応して、5つ設けられている。カム穴66は、回転板60を前後方向Yに貫通する長穴である。
カム穴66は、カムピン45cが挿入されている(図4等参照)。カムピン45cは、Eリング、プーリ、ネジ等によって、カム穴66に接続されている。つまり、カム穴66及びカムピン45cは、係合している。
後述するように、カムピン45cがカム穴66内を移動することに応じて、遮蔽部材40が開閉する。
前後方向Yから見た状態で、各カムピン45cは、内円弧穴66a(回転位置維持部)、変化部66b、外円弧穴66c(回転位置維持部)を備え、これらが内側から外側に向けて連続している。
内円弧穴66aは、中心軸Cと同心の円周67a上の一部に設けられている。
変化部66bは、外側かつ右回りに至るほど、半径が徐々に大きくなるような形状である。
外円弧穴66cは、中心軸Cと同心の円周67c上の一部に設けられている。円周67cの径は、円周67aの径よりも大きい。
図3の一部の断面に示すように、ローラ68は、外周リブ61の外周面に設けられている。詳細な図示は、省略するが、ローラ68は、外周リブ61に複数設けられている。ローラ68の回転軸と、中心軸Cとは、平行である。ローラ68は、保持部50の円環部52の内周面に接触する。
このように、回転板60は、径方向において、外周リブ62及びベース31のローラ31cに支持されることに加えて(図4等参照)、ローラ68及び保持部50の円環部52に支持される。これにより、回転板60は、鉛直面方向(ZX平面内)において、精度よく位置決めされ、かつ、回転時の偏心を抑制できる。
(駆動ユニット70)
駆動ユニット70は、回転板60を回転駆動するためのユニットである。
図3、図4に示すように、駆動ユニット70は、後側Y2から見た状態で、回転板60の直近であって、回転板60よりも左上の範囲に設けられている。
駆動ユニット70は、モータ71、歯車72,73、カバー74、駆動基板75を備える。なお、図4は、カバー74、駆動基板75を取り外した状態を図示した。
モータ71の回転軸と、各歯車72,73の回転軸と、中心軸Cとは、平行である。
モータ71は、駆動ユニット70の駆動力を発生する駆動源であり、例えばDCステップモータ等である。モータ71の回転軸には、歯車71aが設けられている。
歯車71a,72,73は、平歯車である。
歯車72は、回転板60の歯車65と噛み合っている。
歯車73は、モータ71の歯車71aと、歯車72の間に設けられた遊び歯車である。
図3に示すように、カバー74は、歯車71a,72,73を後側Y2から保護する板状の部材である。カバー74の前側Y1には、モータ71、駆動基板75が配置されている。
駆動基板75は、ケーブル(図示せず)により、モータ71に電気的に接続されており、モータ71に電力を供給する。また、駆動基板75は、ケーブル(図示せず)により、副制御基板12に電気的に接続されている。また、駆動基板75は、検出部31bとの間を、電気ケーブルで接続されていてもよい。
上記構成により、駆動ユニット70は、制御部の命令に応じて、モータ71を回転させる。また、モータ71の駆動力を歯車71a,73,72を介して、回転板60の歯車65に伝達することにより、回転板60を回転することができる。
また、駆動基板75は、モータ71の近傍に配置されているので、装置を小型にすることができる。さらに、駆動基板75は、歯車71a,72,73の後側Y2を覆うように配置されているので(図3(A)参照)、開閉ユニット30は、駆動に関する構成を一カ所にまとめて配置できるので、ユニットを小型にできる。
さらに、前述した検出部31bも、駆動ユニット70と同様に、回転板60の直近であって、回転板60よりも左上の範囲に設けられている。このため、駆動ユニット70及び駆動ユニット70の制御に利用される検出部31bは、近傍に配置されている。これにより、開閉ユニット30は、駆動に関する構成に加えて、その制御に利用される構成を、一カ所にまとめて配置できるので、ユニットをより進んで小型にできる。
[遮蔽部材40の開閉駆動]
遮蔽部材40の開閉駆動について詳細に説明する。
図9は、実施形態の検出部31b、遮蔽部材40、回転板60を後側Y2から見た状態における位置関係を説明する図である。
図9(A)は、閉状態の位置関係を示す図である。
図9(B)は、開状態の位置関係を示す図である。
(閉状態から開状態への開駆動)
最初に、遮蔽部材40を閉状態から開状態へと開駆動する例を説明する。
制御部は、遊技状態に応じて、駆動ユニット70の開駆動の制御を開始する。
図9(A)に示すように、制御部は、モータ71を制御することにより、回転板60を回転駆動する。
これに応じて、カムピン45cは、カム穴66内を移動する。カムピン45cは、3つの内円弧穴66a、変化部66b、外円弧穴66cを順に移動する。遮蔽部材40は、これらの3つの穴部に対応して、以下のように動作する。
(1)内円弧穴66a
内円弧穴66aは、回転板60の回転軸である中心軸Cと同心の円弧上に位置する。このため、カムピン45cは、内円弧穴66a内を移動する場合には、ベース31に対して移動しない。このため、遮蔽部材40は、回転することなく、閉位置を維持する。
(2)変化部66b
変化部66bの形状は、外側かつ右回りに至る程、中心軸Cからの距離が大きくなる。このため、カムピン45cが変化部66b内に位置する状態で、回転板60が左回りに回転すると、カムピン45cは、ベース31に対して径方向の外側に移動する。
これに応じて、遮蔽部材40は、回転軸45a回りに回転することにより、閉位置から開位置へと回転移動を開始する(図9(A)の矢印θ1参照)。
そして、カムピン45cが外円弧穴66cに到達することに応じて、遮蔽部材40は、開位置に配置される。
(3)外円弧穴66c
図9(B)に示すように、外円弧穴66cは、内円弧穴66aと同様に、中心軸Cと同心の円弧上に位置するので、カムピン45cは、内円弧穴66a内を移動する場合には、ベース31に対して移動しない。このため、カムピン45cは、変化部66bから外円弧穴66cに到達後には、ベース31に対して移動しない。
これにより、遮蔽部材40は、回転移動を停止する。
また、カムピン45cが内円弧穴66aに到達することに応じて、検出突起64が検出部31bに検出される。
検出部31bは、突出部の検出に基づいて検出信号を制御部に出力し、制御部は、これに応じて、モータ71の駆動を停止する。
ここで、回転板60が停止する場合には、歯車71a,72,73のバックラッシュ、オーバシュート等に起因して、停止位置の誤差等が発生することがある。
このような誤差等がある場合でも、カムピン45cの移動範囲が外円弧穴66c内であれば、遮蔽部材40は、開位置を維持できる。
(開状態から閉状態への閉駆動)
開状態から閉状態への駆動は、上記閉状態から開状態への駆動とは、逆の制御を行う。
すなわち、制御部は、カムピン45cの移動範囲に対応した分だけモータ71をパルス駆動することにより、回転板60を右回りに回転移動する。
これに応じて、カムピン45cは、カム穴66内を移動する。カムピン45cは、3つの外円弧穴66c、変化部66b、内円弧穴66aを順に移動する。遮蔽部材40は、これらの3つの穴部に対応して、以下のように動作する。
(1)外円弧穴66c
図9(B)に示すように、カムピン45cが外円弧穴66c内を移動している間は、遮蔽部材40は、開駆動時と同様に、開状態を維持する。
(2)変化部66b
カムピン45cが外円弧穴66cから変化部66bに到達後には、遮蔽部材40は、次回位置から閉位置に向けて、回転軸45a回りの回転移動を開始する。
図9(A)に示すように、そして、カムピン45cが内円弧穴66aに到達することに応じて、遮蔽部材40は、閉位置に配置される。
(3)内円弧穴66a
カムピン45cが内円弧穴66a内を移動している間、遮蔽部材40は、開駆動時と同様に、閉状態を維持する。
また、カムピン45cが内円弧穴66aに到達すると、制御部は、モータ71のパルス駆動を停止する。閉駆動時も開駆動時と同様に、停止位置の誤差等が発生しても、カムピン45cの移動範囲が内円弧穴66a内であれば、遮蔽部材40は、閉位置を維持できる。
このように、カムピン45cが変化部66bから内円弧穴66aに到達後に内円弧穴66a内で移動しても、遮蔽部材40は、閉状態の回転位置を維持する。
このため、閉駆動時も開駆動時と同様に、回転誤差等によって、カムピン45cが回転位置維持部内で移動しても、遮蔽部材40は、回転位置を維持できる。
また、遮蔽部材40に重力が作用する状態でも、内円弧穴66a、外円弧穴66cがこの重力を受け止める。例えば、図9(A)に示すように、閉位置に配置された遮蔽部材40に重力が作用すると、遮蔽部材40には、回転軸45a回りに回転モーメントが作用する。この場合、カムピン45cと、内円弧穴66aの内側面とは、当接することにより、遮蔽部材40が回転しないように規制する。図9(B)に示すように、開位置に配置された遮蔽部材40に重力が作用した場合にも、同様に、カムピン45cと、外円弧穴66cの内側面とは、当接することにより、遮蔽部材40が回転しないように規制する。
これにより、遮蔽部材40は、開位置、開位置に配置された状態を、安定して維持できる。
遊技機1は、開閉ユニット30の開閉動作を行うことにより、例えば、以下のような演出を行うことができる。
制御部は、通常状態では、開閉ユニット30の遮蔽部材40が閉じた状態を維持し、遮蔽部材40を発光せず、また表示部23の表示を行わない。表示部23は、遮蔽部材40によって遮られるので、遊技者は、表示部23を視認できない。つまり、遊技者は、装飾部22の開口では、遮蔽部材40を視認することになる。なお、制御部は、発光部46を発光させて、遊技者に期待を持たせるようなギミックの演出を行ってもよい。
内部抽選処理によって、遊技者に有利な遊技状態への移行抽選に当選した場合には、制御部は、発光部46を発光させて、遊技者に期待を持たせるような演出を行う。そして、制御部は、遊技者に有利な遊技状態に移行することに応じて、開閉ユニット30を開状態に制御し、かつ、表示部23にキャラクタ等を表示する。また、制御部は、装飾部22を発光するように制御してもよい。
そして、遊技状態が遊技者に有利な遊技状態から通常状態に移行することに応じて、開閉ユニット30を開状態から閉状態に制御し、かつ、発光部46の発光を終了する。
なお、上記演出は、一例であり、遊技機1は、遊技の仕様等に応じて、演出装置20を利用した各種演出を行うことができる。
(遮蔽部材40の形状)
遮蔽部材40の形状について、詳細に説明する。
図10は、実施形態の5つの遮蔽部材40のケース41を後側Y2から見た状態の配置を説明する図である。
図10(A)は、閉状態の配置を示すである。
図10(B)は、開状態の配置を示す図である。
図11、図12は、実施形態の5つの遮蔽部材40の後板42を後側Y2から見た状態の配置を説明する図である。
図11(A)は、閉状態の配置を示すである。
図11(B)は、開状態の配置を示す図である。
図12は、閉状態及び開状態の中間の状態の配置を示す図である。
図10(A)に示すように、各遮蔽部材40のケース41は、閉位置に配置された状態では、隣合う他の遮蔽部材40に密接する密接部80を有する。
例えば、遮蔽部材40Aのうち中心軸Cの右回りに位置する部分81と、遮蔽部材40Eのうち中心軸Cの左回りに位置する部分82とは、密接している。また、遮蔽部材40Aのうち中心軸Cの左回りに位置する部分82と、遮蔽部材40Bのうち中心軸Cの右回りに位置する部分81とは、密接している。
このため、遮蔽部材40のこれら2つの部分81,82は、同様な形状であり、つまり、部分81を72度だけ左回りに回転すると部分82に一致する。
なお、隣合う遮蔽部材40の部分81,82は、開閉駆動時において、干渉しないような曲線状である。
図10(B)に示すように、開状態では、遮蔽部材40のうち中心軸Cから左回りに位置する部分81は、回転軸45a回りに回転することにより、中心軸C側に配置される。この部分81は、中心軸Cと同心の円周上に配置される。すなわち、この部分81の形状は、円弧状あり、かつ、閉状態では隣の遮蔽部材40の部分82に密接するように、形成されている。
これにより、5つの遮蔽部材40の部分81は、開位置に配置されることにより、中心軸Cと同心の1つの円(円周の一部が欠けた円)を形成し、これが開口部40aの縁部を形成する。
ここで、遮蔽部材40は、発光部46を収容可能な程度の厚み(例えば10mm以上)を有する。このため、5つの部分81は、円筒の内周面を形成する。ここで、遊技者が開状態で表示部23を見る場合には、各部分81によって形成された内周面を見ることになるので、開状態における外観の見た目がよい。
図11(A)に示すように、遮蔽部材40Aの後板42は、閉位置に配置された状態では、先端部91が、隣の遮蔽部材40B(他の遮蔽部材)の凹部42aに重なる。このため、遮蔽部材40Aの後板42は、遮蔽部材40A,40Bの密接部80の部分81,82(図10(A)参照)の間に形成される隙間を、目隠しできる。
これにより、後板42は、閉状態において、遮蔽部材40よりも内側の内部構造(表示部23等)が見えてしまうことを、抑制できる。また、各遮蔽部材40の後板42は、凹凸に形成されていても、5つの部材が集まることにより、全体として、フラットになる。これにより、例えば、前後方向Yにおける後板42及び保持部50との間のクリアランスを少なく設定できるので、後板42に凹凸を設けたことに起因する、開閉ユニット30の厚さの増加を抑制できる。
また、後側Y2から見た状態で、後板42の先端部91の凸部42bは、先端に至る程、対向する辺部91a,91bが離間するような、ほぼ台形状である。
遮蔽部材40Aの先端部91の辺部91a側の部分は、隣の遮蔽部材40Bの凹部42aに重なる。また、遮蔽部材40Aの辺部91aは、隣の遮蔽部材40の部分の凹凸を形成する辺部92aに密接する。
一方、遮蔽部材40Aの凹部42aには、隣の遮蔽部材40Eが重なる。また、遮蔽部材40Aの辺部92bは、隣の遮蔽部材40Eの先端部91の辺部92bに密接する。
このように、遮蔽部材Aの後板42の先端部91の辺部91a,91bは、それぞれ遮蔽部材40Bの辺部92a、遮蔽部材40Eの辺部92bに挟まれる。このため、遮蔽部材40Aは、閉位置から開位置に移動しないように規制される。他の遮蔽部材40B〜40Eも同様である。
このように、開閉ユニット30は、閉位置に配置された隣合う遮蔽部材40間を噛み合わせる。これにより、開閉ユニット30は、閉状態を安定して維持できる。
図11(B)に示すように、開状態では、遮蔽部材40Aの後板42の先端部91は、遮蔽部材40Bの回転軸45aに近接する。ここで、遮蔽部材40Aの先端部91のうち、遮蔽部材40Bの回転軸45aに近接する辺部91cが、回転軸45aを中心とした円弧状に形成されている。また、遮蔽部材40Bの回転軸45aの外側の部分92cは、回転軸45aを中心とした円弧状に形成されている。
このため、2つの遮蔽部材40A,40Bは、遮蔽部材40Bの回転軸45a付近で近接しても干渉しない。他の隣合う遮蔽部材40同士も、同様に干渉しない。
図12に示すように、遮蔽部材40Aが変位中においては、先端部91は、その一部が、常に、隣の遮蔽部材40Bの凹部42aに重なっている。図12は、開閉角度のほぼ中間での態様を図示した。他の遮蔽部材40B〜40Eの先端部91も同様である。
このように、閉位置及び開位置の変位中において、各遮蔽部材40の先端部91は、隣の遮蔽部材40から離間することがなく、また、前側Y1から見た状態において、複雑な形状である先端部91の全ての形状を確認できないようになっている。
このため、遮蔽部材40は、変位中における外観の品位が低下しない。さらに、遮蔽部材40は、変位中における開口部40aの形状を、先端部91によって、きれいな星型に形成できる。
以上説明したように、本実施形態の遊技機1は、遮蔽部材40を回転移動させることによって、開口部40aの開口面積を変化させる。これにより、遊技機1は、演出の興趣を向上できる。
これに対して、従来の遊技機の演出は、シャッタを扉のように開閉するのみであり、単純であった。
以上、本発明の好ましい形態について説明したが、本発明は前述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能である。なお、前述した実施形態の各構成及び後述する変形形態の構成は、それらの一部を用いること、又は適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
(変形形態)
(1)実施形態において、回転位置維持部は、カム穴の両端部に設けられた内円弧穴、外円弧穴である例を示したが、これに限定されない。例えば、回転位置維持部は、カム穴の両端部の少なくとも1つに設けられていてもよい。また、回転位置維持部は、カム穴の両端部以外の場所(例えば、変化部の途中)に設けてもよい。
(2)実施形態において、カムピンが遮蔽部材に設けられ、カム穴が回転板に設けられた例を示したが、これに限定されない。これとは逆に、カムピンが回転板に設けられ、カム穴を遮蔽部材に設けられていてもよい。
(3)実施形態において、遊技機は、スロットマシンである例を示したが、これに限定されない。遊技機は、例えば、パチンコ(例えば、玉スロ)等その他の遊技装置であってもよい。また、遊技機は、メダル、遊技球等の現物の遊技媒体を用いることなく、データ形式の擬似遊技媒体を用いてゲームを実行可能な、いわゆる封入式遊技機でもよい。
1:遊技機
20:演出装置
30:開閉ユニット
40,40A〜40E:遮蔽部材
40a:開口部
60:回転板
66:カム穴
66a:内円弧穴
66b:変化部
66c:外円弧穴
80:密接部

Claims (8)

  1. 回転移動可能に支持され、開口部の大きさが変化することにより表示部の可視範囲を変化する遮蔽部材と、
    回転することにより、前記遮蔽部材を回転移動させる駆動部と、
    前記遮蔽部材及び前記駆動部の一方に設けられたカムピンと、前記遮蔽部材及び前記駆動部の他方に設けられ前記カムピンが挿入されたカム穴とを有するカム部と、を備え、
    前記カム穴は、
    前記駆動部が回転しても前記遮蔽部材の回転位置を維持する回転位置維持部を備える
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記回転位置維持部は、
    前記駆動部の回転軸と同心の円周上に形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記回転位置維持部は、
    前記カム穴の両端部の少なくとも1つに設けられている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 複数の前記遮蔽部材を備え、
    各遮蔽部材は、
    第1遮蔽部と、
    前記第1遮蔽部よりも前記表示部側に配置された第2遮蔽部と、を備え、
    複数の前記遮蔽部材が閉じた状態において、各遮蔽部材の前記第1遮蔽部と、他の遮蔽部材の前記第2遮蔽部とは、重なる
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の遊技機。
  5. 前記遮蔽部材に設けられた発光部と、
    前記発光部に電力を供給し、前記駆動部の回転軸方向において前記遮蔽部材及び前記駆動部の間に配置され、前記駆動部の回転軸に直交する平面内において前記カムピンの移動範囲外に配置された発光電力基板と、を備える
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の遊技機。
  6. 複数の前記遮蔽部材を備え、
    各遮蔽部材は、
    開位置及び閉位置の間で回転移動可能であり、
    閉位置に配置された状態では、隣合う他の遮蔽部材に密接する密接部を有し、
    開位置に配置された状態では、前記密接部が前記駆動部の回転軸と同心の円周上に配置されることにより前記開口部の縁部を形成する
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の遊技機。
  7. 前記駆動部の駆動源と、
    前記遮蔽部材の回転位置を検出し、前記駆動源の近傍に配置された検出部と、を備える
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の遊技機。
  8. 前記駆動部の駆動源と、
    前記駆動源に接続され、前記駆動源の近傍に配置された駆動基板と、を備える
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の遊技機。
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