JP2009142365A - 遮蔽部材を有する遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】演出部での演出をさらに多様化することのできる遊技機を提供すること。
【解決手段】遊技球が入球可能な始動口と、この始動口への遊技球の入球に基づいて所定の動作を行う演出部と、が配設されるとともに、前記演出部の前方に位置するとともに、この演出部を遮蔽する遮蔽状態と、前記演出部の少なくとも一部を露出させる露出状態と、に変化する遮蔽部材を備えた遊技機であって、前記遮蔽部材の開放端面の少なくとも一部に装飾を施して、これを装飾面としたこと。
【選択図】図1

Description

本発明は遊技機に関し、特に、演出部の前方に遮蔽部材を設けた遊技機に関するものである。
遊技機における演出部としては、図柄の変動表示を行う「変動表示画面」や、遊技球の入賞によって特別入賞状態を形成する所謂「電動役物」があるが、これらの演出部は、パチンコ遊技の内容を決定する重要な部分であるだけでなく、遊技者が常に注意して様子を観察している部分となっている。
もし、遊技者が注目しているこの演出部が、突然隠されたり、あるいはこの演出部の前方に何かが通り過ぎたりすると、遊技者は「何か変化があるゾ」と期待感を持つことになって、演出部の演出の多様化が図れると考えられる。このような演出の多様化を目指した遊技機としては、特許文献1にて提案されている。
特開2007−61488号公報、要約、図2
この特許文献1に記載された「遊技機」は、「駆動扉の上端側又は下端側にラックを設けて、駆動力を上下方向アンバランスな状態で駆動扉に伝達しているにもかかわらず、全閉状態では左右の駆動扉を隙間なく密着させることが可能な遊技機を提供する」ことを目的としてなされたもので、図27に示すような構成のものである。
しかしながら、この特許文献1の「遊技機」では、図27の(a)及び(b)の比較から解るように、「表示手段30の前側に配置された一対の駆動扉41a,41b」が単に開閉されるだけで、それ以上の変化がないものである。
そこで、本発明者等は、遊技機における変動表示画面や電動役物のような演出部での演出をさらに多様化させて、遊技者に対する興趣をより一層高めるようにするにはどうしたらよいか、について種々検討を重ねてきた結果、本発明を完成したのである。
すなわち、本発明の目的とするところは、演出部での演出をさらに多様化することのできる遊技機を提供することにある。
以上の課題を解決するために、まず、請求項1に係る発明の採った手段は、
「遊技球が流下する遊技領域が前面に形成された遊技盤を備え、
この遊技盤の前記遊技領域に対し、この遊技領域を流下する遊技球が入球可能な始動口と、この始動口への遊技球の入球に基づいて所定の動作を行う演出部と、が配設されるとともに、
前記演出部の前方に位置するとともに、この演出部を遮蔽する遮蔽状態と、前記演出部の少なくとも一部を露出させる露出状態と、に変化する遮蔽部材を備えた遊技機であって、
前記遮蔽部材の開放端面の少なくとも一部に装飾を施して、これを装飾面としたことを特徴とする遊技機」
である。
すなわち、この請求項1の遊技機は、まず、遊技球が流下する遊技領域が前面に形成された遊技盤を備えて、この遊技盤の前記遊技領域に対し、この遊技領域を流下する遊技球が入球可能な始動口と、この始動口への遊技球の入球に基づいて所定の動作を行う演出部と、が配設されたものであり、この演出部は、遊技に必要な種々な演出を行うものである。
また、この請求項1の遊技機は、上述した演出部の前方に位置するとともに、この演出部を遮蔽する遮蔽状態と、この演出部の少なくとも一部を露出させる露出状態と、に変化する遮蔽部材を備えたものであって、この遮蔽部材によって、上記演出部の遮蔽を行ったり、またこの遮蔽を解除したりする、第1段階の演出を、まず、行うものである。
ここで、演出部とは、例えば、図柄の変動表示を行って、大当たり状態やその他の状態を表示する表示画面や、遊技球自体の入賞によって、特別入賞状態やその他の状態を形成する所謂「電動役物」を言うものである。
また、遮蔽部材とは、物質的に上記演出部を遮蔽する遮蔽状態と、演出部の少なくとも一部を露出させる露出状態とを作り出すものを言い、図23あるいは図24に示すような一枚のものであっても、図25あるいは図26に示すような二枚のものであってもよく、その遮蔽(開閉)方向は、図27の従来例に示すような左右方向は勿論、図23〜図26の上下方向も、また斜め方向も含むものである。
さらに、この請求項1の遊技機では、遮蔽部材が複数ある場合も想定しているが、この遮蔽部材が二枚である場合は勿論、三枚や四枚である場合も含むものであり、二枚の遮蔽部材の場合は、例えば図25あるいは図26に示したように構成される。また、この遮蔽部材が例えば三枚の場合には、例えば、各遮蔽部材の開閉方向を互いに120度傾斜するようにすればよいし、四枚の場合には、各遮蔽部材の開閉方向を互いに90度傾斜するようにすればよい。
さて、上記第1段階の演出では、遊技者が注目している演出部を、遮蔽部材によって突然隠して遮蔽状態を作り出したり、この演出部の前方を遮蔽部材が通り過ぎたり、あるいは演出部の少なくとも一部を露出させて露出状態を作り出すものであり、遊技者に「何か変化があるゾ」と期待感を持たせることになって、演出部自体での演出とは別の演出を図るようにしたものである。
そして、この請求項1の遊技機では、遮蔽部材の開放端面の少なくとも一部に装飾を施して装飾面としてあるから、遮蔽部材によって演出部の露出状態が形成されたとき、図23〜図26の各(b)に示すように、この遮蔽部材の装飾面が遊技者に向けて現れる、第2段階の演出を行うのである。勿論、遮蔽部材が複数のものからなる場合には、装飾面は、何れか少なくとも一つの部材に形成しておけばよい。
つまり、この第2段階の演出では、遮蔽部材の装飾面が遊技者に向けて現れるのであるから、遮蔽部材が閉じていたときには見えなかった装飾面の装飾が遊技者にハッキリと認識されることになるのである。
この装飾面の装飾としては、遊技者に認識できる方法であれば何であってもよく、開放端面の単なる着色や着色材の貼付は勿論、絵や模様、あるいは文字の書き込みやこれらの記載材の貼付だけでなく、例えば大当たりへの期待度の表示や大当たり告知であってもよい。しかも、この装飾面は、単なる反射光を利用したものであっても、所謂電飾を積極的に利用したものであってもよい。
この第2段階の演出では、装飾面は、遮蔽部材の少なくとも一部に形成されていればよいが、少なくとも一部とは、当該遮蔽部材が一枚の場合には、その開放端面の文字通り一部である場合は勿論、開放端面の全面を装飾面とすることを意味する。また、遮蔽部材が複数枚のものからなる場合には、これら遮蔽部材の少なくとも一枚について、その一部若しくは全面を装飾面とすることを意味する。
また、この第2段階の演出では、装飾面は、図23〜図26に示すように、遮蔽部材の厚さよりも広い面積を有するものとしておくことが、これに付した装飾を遊技者に見せるのに有利である。また、この装飾面は、図23あるいは図25に示すような、上枠や他の端面に当接できる水平状にしたものであっても、図24あるいは図26に示すような傾斜状にしたものであってもよい。
従って、この請求項1の遊技機によれば、演出部自体の演出効果や、遮蔽部材の開閉による演出効果だけでなく、この遮蔽部材に設けた装飾面による演出効果をも発揮することができて、パチンコ遊技の興趣がより一層高まったものとなっているのである。
上記課題を解決するために、請求項2に係る発明の採った手段は、
「遊技球が流下する遊技領域が前面に形成された遊技盤を備え、
この遊技盤の前記遊技領域に対し、この遊技領域を流下する遊技球が入球可能な始動口と、この始動口への遊技球の入球に基づいて所定の動作を行う演出部と、が配設されるとともに、
前記演出部の前方に位置するとともに、この演出部を遮蔽する遮蔽状態と、前記演出部の少なくとも一部を露出させる露出状態と、に変化する遮蔽部材を備えた遊技機であって、
前記遮蔽部材の開放端面は、前記遮蔽状態のときには前記演出部を正面視した場合に視認不能または視認困難な状態にされるとともに、前記露出状態のときには前記遮蔽状態のときよりも前記遊技領域の前方側に向く状態にされることを特徴とする遊技機」
である。
すなわち、この請求項2の遊技機では、前記遮蔽部材の開放端面を、前記遮蔽状態のときには前記演出部を正面視した場合に視認不能または視認困難な状態にするとともに、前記露出状態のときには前記遮蔽状態のときよりも前記遊技領域の前方側に向く状態にするようにしたことが、上記請求項1のそれと異なるものであり、それ以外は、上記請求項1の遊技機と同様である。
換言すれば、この請求項2の遊技機においては、遊技者が前記演出部を正面視している場合であって、前記遮蔽部材が遮蔽状態のときには、この遮蔽部材の開放端面が視認不能または視認困難な状態にされるのである。一方、前記遮蔽部材が前記露出状態のときには、この遮蔽部材の開放端面が前記遮蔽状態のときよりも前記遊技領域の前方側に向く状態にされるのである。
この請求項2の遊技機において、遮蔽部材の開放端面が視認不能または視認困難な状態とは、この開放端面に請求項1で述べた「装飾面」が形成されているか否かに拘わらず、遮蔽部材の開放端面自体が遊技者にとって視認不能または視認困難になっている状態を言い、一方、この遮蔽部材の開放端面が前記遮蔽状態のときよりも前記遊技領域の前方側に向く状態とは、この開放端面に請求項1で述べた「装飾面」が形成されているか否かに拘わらず、遮蔽部材の開放端面自体が前記遊技領域の前方側により向かうことになって、遊技者がこの遮蔽部材の開放端面自体を視認できる状態になることを言うものである。
以上の結果、この請求項2の遊技機においても、前記遮蔽部材によって上記演出部の遮蔽を行ったり解除したりする、第1段階の演出と、遮蔽部材の開放端面自体が遊技者にとって視認可能または視認容易になる第2段階の演出とを行うものである。
特に、上記第2段階の演出では、遮蔽部材の開放端面が遊技者に向けて現れるのであるから、遮蔽部材が閉じていたときには見えなかった装飾端面が遊技者にハッキリと認識されることになるのである。このため、遮蔽部材自体が着色されたものであれば、その色が開放端面にて現れることになり、遮蔽部材が透明または半透明材料で形成してあって、発光部材が開放端面とは別の位置に配置してある場合には、発光部材からの光が当該開放端面にて乱反射して、この開放端面自体が発光することになるのである。
従って、この請求項2の遊技機によれば、演出部自体の演出効果や、遮蔽部材の開閉による演出効果だけでなく、この遮蔽部材の開放端面による演出効果をも発揮することができて、パチンコ遊技の興趣がより一層高まったものとなっているのである。
上記課題を解決するために、請求項3に係る発明の採った手段は、上記請求項1または請求項2に記載のパチンコ機について、
「前記開放端面または装飾面を遊技者に面するようにしたこと」
である。
すなわち、この請求項3の遊技機においては、上記遮蔽部材の開放端面、またはこれに形成した装飾面を遊技者側に積極的に面するようにしたものであり、その方法としては、図24または図26に示すように、開放端面または装飾面を遊技者側に向かう角度に傾斜させることは勿論、例えば、これらの開放端面または装飾面の表面の断面を円弧状にすることがある。
これにより、この請求項3の遊技機においては、遮蔽部材の開放端面、またはこれに形成した装飾面が遊技者に積極的に面することになるから、遮蔽部材が開放されたときに、開放端面自体、あるいはこれに形成してある装飾面の装飾を遊技者に確実に見せることができるのである。つまり、この請求項3の遊技機では、遮蔽部材が開放されたとき、図23〜図26の各(b)に示すように、この遮蔽部材の開放端面、またはこれに形成した装飾面が遊技者に向けて現れる、第2段階の演出を行うのである。勿論、遮蔽部材が複数のものからなる場合には、遊技者に向けて現れる開放端面または装飾面は、何れか少なくとも一つの遮蔽部材に形成してあればよい。
この遮蔽部材の開放端面、またはこれに形成した装飾面による第2段階の演出では、遮蔽部材の開放端面、またはこれに形成した装飾面が遊技者に向けて現れるのであるから、遮蔽部材が閉じていたときには見えなかった開放端面自体、あるいはこれに形成した装飾面の装飾が遊技者にハッキリと認識されることになるのである。
この開放端面の装飾としては、これ自体の着色や発光は勿論、単なる絵や模様、あるいは文字だけでなく、例えば大当たりへの期待度の表示や大当たり告知であってもよい。また、装飾面の装飾としては、発光は勿論、単なる絵や模様、あるいは文字だけでなく、例えば大当たりへの期待度の表示や大当たり告知であってもよい。
従って、この請求項3に係る遊技機においては、上記請求項1または請求項2のそれと同様な機能を発揮する他、開放端面または装飾面の装飾をより確実に遊技者に見せることができて、パチンコ遊技の興趣がより一層高まったものとなっているのである。
上記課題を解決するために、請求項4に係る発明の採った手段は、上記請求項1〜請求項3のいずれかに記載の遊技機について、
「前記遮蔽部材を、各開放端面にて当接し合う複数のものによって構成したこと」
である。
すなわち、この請求項4の遊技機においては、図25あるいは図26に示すように、遮蔽部材を複数のものによって構成したものであり、かつ、各遮蔽部材の開放端面が互いに当接し合うものとしたものである。勿論、これら各遮蔽部材の遮蔽(開閉)方向は、これらが二枚ある場合には、図27の従来例に示すような左右方向は勿論、図23〜図26の上下方向も、また斜め方向も含むものであることは、前述した遮蔽部材の場合と同様である。
また、遮蔽部材が複数ということは、上述した二枚である場合は勿論、三枚や四枚である場合も含むが、例えば三枚の場合には、各シャッターの開閉方向を互いに120度傾斜するようにすればよいし、四枚の場合には、各シャッターの開閉方向を互いに90度傾斜するようにすればよい。
勿論、各遮蔽部材の開放端面の何れか少なくとも1つには、上記装飾面が形成してあり、当該遮蔽部材が開放されたときには、この装飾面が遊技者に現れることは言うまでもない。
このように、遮蔽部材を複数のものによって構成すれば、遮蔽部材を開放するための待避空間を分割できて、待避距離も半分にすることができるから、演出部材の周囲の限られた空間を有効に利用しながら、当該遮蔽部材の組込を行うことができるのである。
従って、この請求項4の遊技機では、上記請求項1または2のそれと同様な機能を発揮する他、遊技機の限られた空間を有効に利用しながら、当該遮蔽部材の組込が行えるものとなっているのである。
また、上記課題を解決するために、請求項5に係る発明の採った手段は、上記請求項1〜請求項4のいずれかに記載の遊技機について、
「前記遮蔽部材は、その側部に配置した案内レールによって案内するようにしたこと」
である。
すなわち、この請求項5の遊技機では、遮蔽部材を案内レールによって案内するようにしたものであり、かつ、この案内レールを、遮蔽部材の側部に配置したものである。
遮蔽部材の開閉は、後述する最良形態で説明するようなモータや、電磁ソレノイド等の開閉装置によって行われるが、当該請求項5の遊技機では、遮蔽部材が側部に配置した案内レールによって案内されるから、安定した状態で開閉が行われることになる。
特に、遮蔽部材を複数のもので構成した場合には、上記開閉装置による開閉距離が半分になるから、案内レールによる遮蔽部材の案内は、より安定した状態でなされることになる。
従って、この請求項5の遊技機は、上記請求項1〜3のそれと同様な機能を発揮する他、案内レールによって遮蔽部材の開閉を安定した状態で行えるものとなっているのである。
上記課題を解決するために、請求項6に係る発明の採った手段は、上記請求項1〜請求項5のいずれかに記載の遊技機について、
「前記遮蔽部材の少なくとも1つを、互いに傾動可能に連結した複数のブレードによって構成したこと」
である。
すなわち、この請求項6の遊技機では、その遮蔽部材の何れか少なくとも1つを、複数のブレードによって構成するとともに、各ブレードについて、互いに傾動可能に連結したものである。これにより、複数のブレードによって形成した遮蔽部材については、その開閉方向を直線に限らず、曲線方向にも形成できるものである。
このため、複数のブレードによって形成したものについては、その開閉のための案内方向に制限を受けることなく、その設計や遊技機に対する組込が行えるのである。また、複数のブレードによって形成したものについては、各ブレードが傾動可能になっているのであるから、その開閉のための案内が円滑に行え、特に遮蔽部材の側部に配置した案内レールを使用する場合には、この案内レールの形状を自由曲線にすることができることになる。
従って、この請求項6に係る遊技機は、上記請求項4または4のそれと同様な機能を発揮する他、複数のブレードによって形成したものについて、その開閉をより一層安定的に行えるのである。
さらに、上記課題を解決するために、請求項7に係る発明の採った手段は、上記請求項6に記載の遊技機について、
「前記案内レールを、前記ブレードの外側用のものと、他のブレード用のものとに分けて、前記外側ブレード用の案内レールの開放端部を、当該遊技機の裏面側に向けたこと」
である。
すなわち、この請求項7の遊技機では、側部に配置した案内レールによって案内される遮蔽部材を複数のものによって構成するとともに、何れか少なくとも1つの遮蔽部材について、互いに傾動可能に連結した複数のブレードによって構成したものを対象としていて、かつ、上記案内レールを、前記ブレードの外側用のものと、他のブレード用のものとに分けたものである。換言すれば、この請求項7の遊技機では、遮蔽部材の側部に配置した案内レールを、前記ブレードの外側用のものと、他のブレード用のものとの2本によって構成したものである。
そして、この請求項7の遊技機では、外側ブレード用の案内レールの開放端部について、当該遊技機の裏面側に向けるようにしたものである。つまり、この遊技機では、遮蔽部材を構成している何れか少なくとも1つのものについては、その開放時に、外側になっているブレードを、当該遊技機の裏側、換言すれば、演出部の前面から後退させるように引き込めるようにしたものである。
このようにすることによって、装飾面を有している遮蔽部材は、その外側のブレードが演出部の前面から後退させるように引き込まれるため、この外側ブレードの後退によって、他のブレードの装飾面が形成してあるのとは反対の端部も、演出部の前面から後退させるように引き込まれる。この結果、装飾面が形成してあるブレードは、強制的に傾斜させられ、装飾面が遊技者に向かうことになるのである。
従って、この請求項7の遊技機では、上記請求項6のそれと同様な機能を発揮する他、遮蔽部材の開放に伴って装飾面が遊技者に積極的に向かうものとなっていて、パチンコ遊技の興趣がより一層高まるものとなっているのである。
そして、上記課題を解決するために、請求項8に係る発明の採った手段は、上記請求項1〜請求項7のいずれかに記載の遊技機について、
「前記装飾面を光らせるようにしたこと」
である。
すなわち、この請求項8の遊技機では、上述してきた装飾面が積極的に光るようにしたものであり、これにより、パチンコ遊技がさらに興趣の高いものとなるようにしたものである。
前記装飾面を光らせるようにするには、当該装飾面となっている開放端面を透明部材で形成しておいて、この開放端面の裏側に、光を発するランプや発光ダイオードを設けることは勿論、透明部材ではない開放端面に、店内の光を反射するシートやラベルを貼るだけでも良い。勿論、光を発するランプや発光ダイオードを設けた場合には、点滅やグラデーション変化をさせるようにすれば、より一層興趣が高まることは、言うまでもない。
従って、この請求項8の遊技機は、上記請求項1〜6のそれと同様な機能を発揮することは勿論、装飾面からの光によってパチンコ遊技が興趣の高いものとなるのである。
以上、説明した通り、まず、請求項1に係る発明においては、
「遊技球が流下する遊技領域が前面に形成された遊技盤を備え、
この遊技盤の前記遊技領域に対し、この遊技領域を流下する遊技球が入球可能な始動口と、この始動口への遊技球の入球に基づいて所定の動作を行う演出部と、が配設されるとともに、
前記演出部の前方に位置するとともに、この演出部を遮蔽する遮蔽状態と、前記演出部の少なくとも一部を露出させる露出状態と、に変化する遮蔽部材を備えた遊技機であって、
前記遮蔽部材の開放端面の少なくとも一部に装飾を施して、これを装飾面としたこと」
にその構成上の特徴があり、これにより、演出部自体の演出効果や、遮蔽部材の開閉による演出効果だけでなく、この遮蔽部材に設けた装飾面による演出効果をも発揮することができて、パチンコ遊技の興趣がより一層高まったものとすることができるのである。
また、請求項2に係る発明においては、
「遊技球が流下する遊技領域が前面に形成された遊技盤を備え、
この遊技盤の前記遊技領域に対し、この遊技領域を流下する遊技球が入球可能な始動口と、この始動口への遊技球の入球に基づいて所定の動作を行う演出部と、が配設されるとともに、
前記演出部の前方に位置するとともに、この演出部を遮蔽する遮蔽状態と、前記演出部の少なくとも一部を露出させる露出状態と、に変化する遮蔽部材を備えた遊技機であって、
前記遮蔽部材の開放端面は、前記遮蔽状態のときには前記演出部を正面視した場合に視認不能または視認困難な状態にされるとともに、前記露出状態のときには前記遊技領域の前方側に向く状態にされること」
にその構成上の特徴があり、これにより、演出部自体の演出効果や、遮蔽部材の開閉による演出効果だけでなく、この遮蔽部材の開放端面による演出効果をも発揮することができて、パチンコ遊技の興趣がより一層高まったものとすることができるのである。
次に、上記のように構成した各請求項に係る発明を、図面に示した最良の形態に基づいて説明すると、図1には、パチンコ遊技を行う遊技機のための、本発明を実施した遊技盤10の正面図が示してある。この遊技盤10は、パチンコ遊技機に組み付けられるものであり、図示しない遊技球が流下する遊技領域11を前面に形成したものである。また、この遊技機においては、その遊技盤10の遊技領域11に対して、この遊技領域11を流下する遊技球が入球可能な始動口12が設けられているものであり、この始動口12への遊技球の入球に基づいて所定の動作を行う演出部20が、図2等に示すように、当該遊技盤10の背面側に配設してある。
本最良形態で示した演出部20は、所謂「変動表示装置」であり、始動口12への遊技球の入球に基づいて図柄を変動表示させて、大当たり表示またはその他の表示等の、所定の表示や動作を行うものである。勿論、本発明で対象としている演出部20は、このような変動表示装置に限るものではなく、例えば、遊技球自体の入賞によって特別入賞状態やその他の状態を形成する所謂「電動役物」や、電動表示ではなく実際の物であるフィギアが動いて種々な演出を行うものを含み、多様な演出を行って遊技に興趣を付与する全ての「演出」部を含むものである。
なお、本最良形態では、図1〜図3と、図7〜図9との比較から理解できるように、この演出部20については、その正面形状を横長の長方形状とするとともに、後述する各遮蔽部材30を上下方向に開閉するものとしてあり、これにより、両遮蔽部材30による演出部20の遮蔽及び開放を短時間内で行えるようにしている。このようにすることによって、演出部20を開いた状態と閉じた状態との切り替わりが素早くなるため、演出部20による演出が間延びしないことになる。
また、遊技盤10の遊技領域11には、種々な装飾を施した枠ユニット40が取り付けてあって、この枠ユニット40の開口40aから開閉作動を行う遮蔽部材30が臨むようにしてある。なお、この枠ユニット40は、図16〜図18に示したように、上記開口40aを透明板41によって覆うようにしてあり、この枠ユニット40の開口40aを囲む部分には、遊技球が転動して複雑な動きをするようにした球通路42が形成してある。
本最良形態の枠ユニット40は、透明または半透明材料によって形成したものであり、内部や近傍に設置した発光部材からの光が複雑に透過したり反射したりするようにしてある。これにより、本最良形態の遊技機では、この枠ユニット40からの透過光や反射光によって、この枠ユニット40によっても複雑な演出が可能となるようにしてある。
さて、遮蔽部材30であるが、本最良形態では、上述したように、上下二つの遮蔽部材30によって、図1に示した演出部20の遮蔽状態と、図7に示した演出部20の開放状態とが形成できるようにしている。図1に示した演出部20の遮蔽状態では、両遮蔽部材30の開放端面31が、枠ユニット40の開口40a内の略中央にて横方向に当接しあっており、図7に示した演出部20の開放状態では、両遮蔽部材30の開放端面31が上下に移動して、枠ユニット40の開口40a内の略全部を開放しており、この開口40aの背面に位置する演出部20を見えるようにしている。
なお、これら各遮蔽部材30については、これを光透過性のある材料によって形成しておいて、各遮蔽部材30の背後に光を発するもの(例えば発光LED)を配置しておけば、これらの遮蔽部材30が閉じたときにはその全面を発光させ、遮蔽部材30が閉じたときには開放端面31を発光させるようにすることができる。換言すれば、各遮蔽部材30が閉じたときには前面から発光させ、各遮蔽部材30が開いたときには各開放端面31から発光させて、両方の方法でこれらの遮蔽部材30による発光による演出ができることになる。
特に、発光LEDを遮蔽部材30の背面から少し距離を置いた状態で配置すれば、これからの光を遮蔽部材30自体は勿論、その開放端面31からも発することができるから、各遮蔽部材30を閉じたときに、各開放端面31が当接しあっている合わせ目近傍が暗くならないようにすることができる。
本最良形態における上側の遮蔽部材30は、図2〜図15、及び図19〜図22に示したように、横長で二枚のブレード30aによって構成したものであり、これらのブレード30aは、図13〜図15にも示したように、両者間の背面側端縁で枢着ピン30bにて連結したものである。これにより、これら二枚のブレード30aは、枢着ピン30bによって互いに傾動可能になっており、図13〜図15に示したような状態に傾動変化できるものとなっているのである。これによって、当該上側の遮蔽部材30の案内を後述するように行えることは勿論、例えば図2に示したように、大型の遮蔽部材30を採用したとしても、この上側遮蔽部材30が演出部20を確実に避けながら移動することになり、遊技機背面の狭い空間を有効に利用できるのである。
この上側の遮蔽部材30は、後述する下側の遮蔽部材30と同様に、その左右両側に位置するレール板33によって両側縁が案内されるようになっている。各レール板33の内面には、図19、図21、及び図22に示したように、第1案内レール33a〜第3案内レール33cの3種類の案内レールが形成してあり、これらの第1案内レール33a〜第3案内レール33c内には、図3及び図9に示したように、各遮蔽部材30の側面に取り付けられる係合ピン34及び連結係合ピン35が係合される。
各レール板33に形成した第1案内レール33aは、例えば図21に示したように、レール板33の上下方向に位置する直線状のものであり、各遮蔽部材30を外側の駆動ユニット50と連結するために、当該レール板33を貫通するものとしてある。各レール板33の第2案内レール33bは、図21に示したように、その前部を上記第1案内レール33aの上部の後側に配置して第1案内レール33aと平行になるようにしたものであり、後部については、第1案内レール33aから離れながら後部上方に向けて傾斜するようにしたものである。そして、各レール板33の第3案内レール33cについては、第1案内レール33aの後側下部から始まって、さらに後方下部に向けて傾斜するようにしたものである。
以上のように、各レール板33に第1案内レール33a〜第3案内レール33cを形成したことによって、各遮蔽部材30の案内を後述するように行えることは勿論、例えば図2に示したように、大型の遮蔽部材30を採用したとしても、これらの遮蔽部材30が演出部20を確実に避けながら移動することになるので、遊技機背面の狭い空間を有効に利用できるのである。
ここで、上記第1案内レール33a〜第3案内レール33cに係合される各係合ピン34は、遮蔽部材30の左右両側面に取り付けられるとともに、この取付部分とは反対側部分にて、上記第1案内レール33a〜第3案内レール33cに係合されて、各遮蔽部材30の第1案内レール33a〜第3案内レール33cに沿った動きを確保するものである。これに対して、連結係合ピン35は、遮蔽部材30の左右両側面に取り付けられ、かつ上記第1案内レール33aに係合されて、各遮蔽部材30の第1案内レール33aに沿った動きを確保することは上記係合ピン34と同様であるが、その外端にて後述する駆動ユニット50側のラック53に形成してある連結部53aに連結されて、駆動ユニット50の駆動モータ50aの駆動力を遮蔽部材30に伝達するものである。
また、各レール板33については、図2及び図8に示したように、その前面が前述した枠ユニット40の直後に位置することになるものである。このため、このレール板33を透明または半透明材料によって形成するとともに、このレール板33内あるいは近傍に発光体を設けておけば、この発光体からの光を当該レール板33を通して枠ユニット40から投射させたり、当該枠ユニット40自体を発光させることができる。これによっても、枠ユニット40自体を演出効果の高いものとすることができる。
さて、上側の遮蔽部材30については、レール板33の縦方向に直線状に形成した第1案内レール33aと、この第1案内レール33aの上部の背面側に一部が平行で他部が第1案内レール33aから上方に向けて湾曲する第2案内レール33bとに、係合ピン34及び連結係合ピン35によって係合するようにしてあった。これにより、この上側の遮蔽部材30は、第1案内レール33a及び第2案内レール33bの案内と、後述する駆動ユニット50による駆動とによって、図13〜図15に示したような動きをすることになる。
この上側の遮蔽部材30が、図13〜図15に示したように動くにあたって、これを構成している各ブレード30aが、次のような重要な変化をする。本最良形態の場合、図13に示したように、まず、図示下側になっているブレード30aの下部は、これに取り付けてある連結係合ピン35によって、第1案内レール33aに係合されるとともに後述する駆動ユニット50の駆動モータ50aに連結してあるから、駆動モータ50aによる開閉のための駆動力が伝達されるとともに、第1案内レール33aによって上下方向にのみ案内される。一方、図13に示したように、図示下側になっているブレード30aの上部は、これに取り付けてある係合ピン34によって、第2案内レール33bに係合されているだけであるから、こ第2案内レール33bの案内方向に沿って案内される。勿論、両ブレード30aは、上述したように、その中間にて枢着ピン30bによって傾動可能に連結してあった。
ここで、駆動ユニット50の駆動モータ50aの駆動力が、下側のブレード30aに伝達されると、例えば、図14に示したように、この下側のブレード30aは、上下方向に沿って上動される。何故なら、この14に示した位置までの第1案内レール33a及び第2案内レール33bは、その案内方向が上下方向になっているからである。そして、この下側ブレード30aの上動時においては、上側のブレード30aは、下側のブレード30aによって押し上げられるのであるが、この上側のブレード30aは、片側一個の係合ピン34によって第2案内レール33bによって案内されており、かつ枢着ピン30bによって下側ブレード30aと傾動可能に連結されているから、図14に示したように、第2案内レール33bによって案内されて後方斜め上方に傾斜することになるのである。
そして、下側ブレード30aがさらに上動されると、図15に示したように、下側の連結係合ピン35は上下方向になっている第1案内レール33aに案内されるものの、第2案内レール33bに係合してあった上側の係合ピン34が、この第2案内レール33bの曲がりに応じて案内されるから、この下側ブレード30aもその上部が後方になるように傾斜することになる。そうなると、この下側ブレード30aに形成されている遮蔽部材30の開放端面31が、図7及び図8にも示したように、斜め前方に向かうように傾斜することになるのである。
さて、今度は、下側の遮蔽部材30について説明すると、この下側遮蔽部材30は、図2〜図15、図19〜図22に示したように、一枚ものとして構成したものであり、その左右両側には、レール板33の上記第1案内レール33aと第3案内レール33cとに係合される係合ピン34及び連結係合ピン35が取り付けてある。ここで、第3案内レール33cは、図13〜図15に示したように、上下方向になっている第1案内レール33aの下部背面から始まって、遊技盤10の背面下方に直線状に傾斜するものである。
この下側の遮蔽部材30では、後述する枠ユニット40の駆動モータ50aに連結される連結係合ピン35が上部に取り付けられて第1案内レール33aに係合されるのであり、係合ピン34は、当該遮蔽部材30の下部に取り付けられて第3案内レール33c内に係合されるものである。その結果、この下側の遮蔽部材30に駆動モータ50aの駆動力が伝達されると、まず例えば、図14に示したように、その下部は第3案内レール33cに係合している係合ピン34によって下部後方に案内され、上部は第1案内レール33a内を下方に下がるように案内されるから、この下側遮蔽部材30の開放端面31は連結係合ピン35を中心に前方(遊技者の方向)に傾斜し始めるのである。
そして、この下側遮蔽部材30の開放最終段階に至ると、図15に示したように、この下側遮蔽部材30は最大限前方に傾斜することになる。そうすると、この下側遮蔽部材30の開放端面31は、図7〜図10に示したように、遊技者に向けて最大限傾斜することになり、この開放端面31が装飾面32となっていれば、例えば図11の(a)にも示したように、この装飾面32に形成してある装飾が遊技者に向けて大きく訴え掛けることになるのである。
この装飾面32は、例えば図11の(a)にも示したような絵や文字であってもよいが、遊技者に認識できるものであればどのようにしてもよいものであり、例えば開放端面31自体への単なる着色や着色材の貼付であってもよい。勿論、この装飾面32としては、絵や模様、あるいは文字を書き込んだものを貼付することによって形成したものだけでなく、例えば開放端面31自体に組み込んだ発光ダイオード等によって、大当たりへの期待度の表示や大当たり告知を行うものであってもよい。つまり、この装飾面32は、単なる反射光や透過光を利用して形成したものであっても、所謂電飾を積極的に利用したものであってもよいものである。
ところで、本最良形態では、以上の各遮蔽部材30の開閉を行う駆動ユニット50は、図19〜図22に示したように構成してある。この駆動ユニット50は、第1案内レール33a〜第3案内レール33cを設けた上述した両レール板33の外側に組み込まれるものであり、その駆動モータ50aによって、二枚の遮蔽部材30の上下方向に対する開閉を行うものである。
この駆動ユニット50の基本的特徴は、図20に示したように、上下方向に平行な2本のラック53の間に一個のピニオン54を介装させて、この一個のピニオン54の回転によって2本のラック53を互いに反対方向に平行移動させるようにしたことである。つまり、一個のピニオン54は、各駆動ユニット50を構成している一個の駆動モータ50aに連結されるものであって、その回転位置を不変とするものであるが、この回転位置不変であるピニオン54の回転によって、その両側に配置した2本のラック53を上下動させるものである。
すなわち、各駆動ユニット50は、図20にも示したように、駆動モータ50aを取り付けてこれを支持する支持台51と、この支持台51の内側に配置される案内台52と、この案内台52内に上下動自在に組み込まれる2本のラック53と、これらのラック53間に配置されるピニオン54とを備えている。このピニオン54は、案内台52内に配置されることは勿論、この案内台52の略中央に形成してある穴から突出してくる駆動モータ50aの回転軸に連結されるものである。
以上の結果、これら各駆動ユニット50においては、駆動モータ50aの回転力によってピニオン54が回転されると、これに噛合している各ラック53がピニオン54の回転方向に応じた上下動をすることになる。この上下動は、両ラック53を収納した案内台52によって保証されているが、この案内台52には、図20にも示したようにスリットが形成してある。このスリットは、各ラック53に形成してある連結部53aに、レール板33の貫通している第1案内レール33aから突出してくる各連結係合ピン35を連結するためのものである。換言すれば、各駆動ユニット50を構成してる案内台52は、ラック53やピニオン54の収納を行うとともに、各ラック53の連結部53aに対する連結係合ピン35の連結を可能にしながら、かつこの連結係合ピン35の上下方向の動きをも可能にするものである。
なお、本最良形態の遊技盤10の裏面下部には、図2に示したように、電気部品取付部70が形成してあり、この電気部品取付部70には、種々な電機部品が取り付けられる。また、レール板33の下部背面には、制御基板60が設けられるものであり、この制御基板60に対しては、上記の種々な電気部品からの信号線が接続される。さらに、レール板33の下部は、カバーによって覆われることがあり、これにより、上記制御基板60と電気部品取付部70との間に、不正基板を収納したり、無駄となるような空間ができないようにしてある。
上記の電気部品としては、例えば始動口12に入賞した遊技球が入り込む通通路内に配置した始動口スイッチ、遊技球の演出部20内への入賞を選択的に許容する羽根を開閉するソレノイド、演出部20の大入賞口扉を開閉するためのソレノイド、大入賞口内への遊技球の入賞を検知する大入賞口検出スイッチ、中継基板、LED基板が含まれる。
また、制御基板60としては、遊技機全体の制御を行う主制御基板は勿論のこと、上記演出部20での変動表示制御を行う基板、遊技機の音声制御やランプ制御を行う基板、当該遊技機の状態をLEDによって表示する基板、あるいは種々な中継基板を含むものである。
そして、この最良形態に係る遊技機では、以上例示した制御基板60と前記所定の電気部品との間に、遮蔽部材30またはその可動範囲を設けるようにしたものである。
この遮蔽部材30またはその可動範囲を、制御基板60と前記電気部品との間に設けると、この遮蔽部材30等の存在によって、不正基板や、これと制御基板60や前記電気部品とを接続する配線の設置スペースがなくなる。つまり、不正基板やそのための配線を隠して不正行為を行おうとしても、これらを隠そうとするためのスペースが、遮蔽部材30やその可動範囲の存在によって制限を受けるのであるから、不正行為が困難になるのである。
本発明に係る遊技機に使用される遊技盤、及びこれに設けた遮蔽状態にある遮蔽部材の正面図である。 図1に示した遊技盤及びこれに設けた遮蔽部材の縦断面図である。 同遮蔽部材をレール板及び駆動ユニットとともにユニット化した状態の正面図である。 図3に示したものの断面であって、各遮蔽部材と第1案内レール〜第3案内レールとの位置関係を示す縦断面図である。 図3に示したユニットを別方向から見たもので、(a)は斜視図、(b)は背面図である。 図3に示したユニットをさらに別方向から見たもので、(a)は平面図、(b)は側面図である。 本発明に係る遊技機に使用される遊技盤、及びこれに設けた開放状態にある遮蔽部材の正面図である。 図7に示した遊技盤及びこれに設けた遮蔽部材の縦断面図である。 開放状態にある同遮蔽部材をレール板及び駆動ユニットとともにユニット化した状態の正面図である。 図9に示したものの断面であって、各遮蔽部材と第1案内レール〜第3案内レールとの位置関係を示す縦断面図である。 図10に示したユニットを別方向から見たもので、(a)は斜視図、(b)は背面図である。 図10に示したユニットをさらに別方向から見たもので、(a)は平面図、(b)は側面図である。 遮蔽状態にある各遮蔽部材と第1案内レール〜第3案内レールとの位置関係を概略的に示す拡大縦断面図である。 半開き状態にある各遮蔽部材と第1案内レール〜第3案内レールとの位置関係を概略的に示す拡大縦断面図である。 全開状態にある各遮蔽部材と第1案内レール〜第3案内レールとの位置関係を概略的に示す拡大縦断面図である。 各遮蔽部材の外側を覆う枠ユニットの斜視図である。 同枠ユニットを示すもので、(a)は正面図、(b)は背面図である。 同枠ユニットを示すもので、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は中心線に沿ってみた縦断面図、(d)は分解縦断面図である。 遮蔽状態にある二つの遮蔽部材を中心にして、これに取り付けられるレール板及び駆動ユニットを分解して示した斜視図である。 図19に示した各駆動ユニットを拡大して示した分解斜視図である。 図19に示した各遮蔽部材とレール板との位置関係を拡大して示した分解斜視図である。 開放状態にある二つの遮蔽部材を中心にして、これに取り付けられるレール板及び駆動ユニットを分解して示した斜視図である。 本発明の基本構成の第1例を示すもので、(a)は一枚の遮蔽部材が開放されたときの断面図、(b)は遮蔽部材による遮蔽が行われたときの断面図である。 本発明の基本構成の第2例を示すもので、(a)は一枚の遮蔽部材による遮蔽が行われたときの断面図、(b)は遮蔽部材が開放されたときの断面図、である。 本発明の基本構成の第3例を示すもので、(a)は二枚の遮蔽部材による遮蔽が行われたときの断面図、(b)は遮蔽部材が開放されたときの断面図である。 本発明の基本構成の第4例を示すもので、(a)は二枚の遮蔽部材による遮蔽が行われたときの断面図、(b)は遮蔽部材が開放されたときの断面図である。 従来の技術を示すもので、(a)は遮蔽部材が開放されたときの正面図、(b)は遮蔽部材による遮蔽がなされたときの正面図である。
符号の説明
10 遊技機
11 遊技盤
12 始動口
20 演出部
30 遮蔽部材
30a ブレード
30b 枢着ピン
31 開放端面
32 装飾面
33 レール板
33a 第1案内レール
33b 第2案内レール
33c 第3案内レール
34 係合ピン
35 連結係合ピン
40 枠ユニット
40a 開口
41 透明板
42 球通路
50 駆動ユニット
50a 駆動モータ
51 支持台
52 案内台
53 ラック
53a 連結部
54 ピニオン
60 制御基板
70 電気部品取付部

Claims (8)

  1. 遊技球が流下する遊技領域が前面に形成された遊技盤を備え、
    この遊技盤の前記遊技領域に対し、この遊技領域を流下する遊技球が入球可能な始動口と、この始動口への遊技球の入球に基づいて所定の動作を行う演出部と、が配設されるとともに、
    前記演出部の前方に位置するとともに、この演出部を遮蔽する遮蔽状態と、前記演出部の少なくとも一部を露出させる露出状態と、に変化する遮蔽部材を備えた遊技機であって、
    前記遮蔽部材の開放端面の少なくとも一部に装飾を施して、これを装飾面としたことを特徴とする遊技機。
  2. 遊技球が流下する遊技領域が前面に形成された遊技盤を備え、
    この遊技盤の前記遊技領域に対し、この遊技領域を流下する遊技球が入球可能な始動口と、この始動口への遊技球の入球に基づいて所定の動作を行う演出部と、が配設されるとともに、
    前記演出部の前方に位置するとともに、この演出部を遮蔽する遮蔽状態と、前記演出部の少なくとも一部を露出させる露出状態と、に変化する遮蔽部材を備えた遊技機であって、
    前記遮蔽部材の開放端面は、前記遮蔽状態のときには前記演出部を正面視した場合に視認不能または視認困難な状態にされるとともに、前記露出状態のときには前記遮蔽状態のときよりも前記遊技領域の前方側に向く状態にされることを特徴とする遊技機。
  3. 前記開放端面または装飾面を遊技者に面するようにしたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のパチンコ機。
  4. 前記開放端面にて当接し合う複数の遮蔽部材を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の遊技機。
  5. 前記遮蔽部材は、その側部に配置した案内レールによって案内するようにしたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の遊技機。
  6. 前記遮蔽部材の少なくとも1つを、互いに傾動可能に連結した複数のブレードによって構成したことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の遊技機。
  7. 前記案内レールを、前記ブレードの外側用のものと、他のブレード用のものとに分けて、前記外側ブレード用の案内レールの開放端部を、当該遊技機の裏面側に向けたことを特徴とする請求項6に記載の遊技機。
  8. 前記装飾面を光らせるようにしたことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載の遊技機。
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