JP2011092254A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】可動体が移動可能に設けられた遊技機を遊技場に設置する際における作業負荷を軽減することができる遊技機を提供すること。
【解決手段】上下方向に移動可能に配置される上下一対の可動体201a,201b双方を、該可動体201a,201bそれぞれに設けられるラックギヤ225,228と、これらラックギヤ225,228それぞれに噛合される連動用ピニオンギヤ260L,260Rとからなる連動機構204L,204Rを介して、駆動モータの駆動により退避位置から前面位置または前面位置から退避位置に向けて連動させるとともに、下側の可動体201bの重量を上側の可動体201aよりも重くすることで、遊技機の搬送中に振動が生じた場合に、下側の可動体201bが自重により下降して上下の可動体201a,201b双方を退避位置に退避させる方向に力が作用するようにした。
【選択図】図6

Description

本発明は、上下方向を向く起立姿勢で設置される遊技機に関する。
パチンコ遊技機やスロットマシン等の遊技機では、液晶表示器やいわゆる役物等の表示手段が設けられ、これら表示手段により所定の演出を実行可能としているもの等があるが、特に近年においては、これら液晶表示器や役物の前面側に左右一対の引き戸型の開閉扉を設け、液晶表示器や役物の前面側に配置される閉鎖位置(前面位置)と、該液晶表示器や役物の左右側方に退避する開放位置(退避位置)と、の間で開閉駆動可能とすることで、液晶表示器の表示や役物の動作と連動した演出を実行可能とするものが提案されている。
この種の開閉扉の一例として、左右一対の開閉扉それぞれに設けられるラックギヤにそれぞれ噛合するピニオンギヤをそれぞれ個別の駆動モータにより回転駆動可能とすることで、開閉扉を開放位置と閉鎖位置との間で開閉駆動できるようにしたものがあった(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−61487号公報(第18頁、第10−13図)
しかしながら、上記特許文献1に記載の遊技機のように、駆動モータにより駆動するラックギヤやピニオンギヤ等の駆動機構を介して一対の開閉扉が連動して開閉駆動されるものの場合、遊技機の製造工場から出荷されて各遊技場に設置されるまでの間に、例えば搬送中において遊技機に振動が生じることにより、開閉扉が例えば初期位置である開放位置から閉鎖位置に移動してしまうことがあった。
そこで、開閉扉の移動を規制するためのストッパ機構等を設けておくことも考えられるが、製造コストが嵩むばかりか、遊技機を設置した後に各遊技機のストッパ機構を解除する必要があるため、遊技機を設置する際の作業負荷が増大するという問題があった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、可動体が移動可能に設けられた遊技機を遊技場に設置する際における作業負荷を軽減することができる遊技機を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の遊技機は、
上下方向を向く起立姿勢で設置される(図3参照)遊技機(パチンコ遊技機1)であって、
上下方向に移動可能に配置される上下一対の可動体(上シャッタ201a,下シャッタ201b/上可動枠1201a,下可動枠1201b)と、
前記上下一対の可動体のうち少なくとも一方(上シャッタ201a)を、表示手段の前面側に配置される前面位置(図14(b)参照)と該表示手段の上下側に退避する退避位置(図14(a)参照)との間で駆動させる駆動モータ(シャッタモータ81L,81R)と、
前記上下一対の可動体それぞれに設けられるラックギヤ(連動用ラックギヤ225,228)と、
前記上下一対の可動体それぞれのラックギヤに噛合され、前記駆動モータの駆動により、該上下一対の可動体双方を前記退避位置から前記前面位置または前記前面位置から前記退避位置に向けて連動させるための連動ギヤ(連動用ピニオンギヤ260L,260R)と、
を備え、
前記上下一対の可動体のうち下側可動体(下シャッタ201b)の重量を上側可動体(上シャッタ201a)よりも重くした、
ことを特徴としている。
この特徴によれば、上側可動体よりも下側可動体が自重により下降しようとする力の方が大きいため、遊技機の搬送中等において遊技機に振動が生じた場合に、下側可動体が自重により退避位置まで下降するとともに、該下側可動体の退避動作に連動して上側可動体が退避位置まで上昇する方向に作用が働くことで、上下のシャッタは退避位置に維持されやすくなる。よって、遊技機を設置する際の作業負荷を軽減することができる。
本発明の請求項2に記載の遊技機は、請求項1に記載の遊技機であって、
前記ラックギヤ(連動用ラックギヤ225,228)は、前記上下一対の可動体の左右側にそれぞれ取り付けられる左右一対のギヤ部材(220L,220R、221L,221R)により形成され、
前記駆動モータは、前記上側可動体(上シャッタ201a)の左右側に配置される左右一対の駆動モータ(シャッタモータ81L,81R)を含み、
前記上側可動体の前記左右一対のギヤ部材(220L,220R)には、前記左右一対の駆動モータの出力軸(81a)の回転により(駆動ギヤ81b、従動ギヤ267L,267R、従動ピニオンギヤ265L,265Rを介して)駆動される駆動用ラックギヤ(226,226)が、前記ラックギヤ(225,225)とは別個に形成されている、
ことを特徴としている。
この特徴によれば、上側可動体の左右側を2つの駆動モータにて駆動することで、可動体を安定して昇降させることができるばかりか、駆動用ラックギヤを連動ギヤに噛合するラックギヤとは別個に形成することで、上側可動体のラックギヤと下側可動体のラックギヤとで磨耗差が生じにくくなるので、上下の可動体の連動に支障をきたすことがない。
また、本発明の遊技機は、請求項1または2に記載の遊技機であって、
前記ラックギヤ(連動用ラックギヤ225,228)及び前記連動ギヤ(連動用ピニオンギヤ260L,260R)は、前記可動体(上シャッタ201a,下シャッタ201b)の左右側にそれぞれ配置され、
前記ラックギヤは、前記上下一対の可動体の左右側にそれぞれ取り付けられる左右一対のギヤ部材(220L,220R、221L,221R)により形成され、
前記左右一対のギヤ部材のうち一方(左側のギヤ部材220R,221R)は、前記可動体に対して所定方向に移動可能な遊びを設けて取り付けられている(図13参照)、
ことを特徴としている。
この特徴によれば、上下一対の可動体は、それぞれの左右側がラックギヤ及び連動ギヤにて連動されることで、可動体の昇降動作時における左右方向の傾きが効果的に防止されるとともに、左右側のラックギヤ及び連動ギヤの成型や組み付けの精度に誤差が生じても、この誤差が可動体と左右いずれか一方のギヤ部材との取付部の遊びにて吸収されるため、可動体の昇降動作不良が生じることを防止できる。
パチンコ遊技機を正面からみた正面図である。 主基板における回路構成の一例を示すブロック図である。 図1のA−A拡大縦断面図である。 シャッタユニットの前面を示す斜視図である。 シャッタの連動機構を示す概略分解斜視図である。 シャッタユニットを示す正面図である。 シャッタユニットを示す背面図である。 (a)は図6のB−B断面図であり、(b)は(a)の部分拡大図である。 (a)は図6のC−C断面図であり、(b)は(a)の部分拡大図である。 (a)は図6のD−D断面図であり、(b)は(a)の部分拡大図である。 (a)は図6のE−E断面図であり、(b)は(a)の部分拡大図である。 (a)は上シャッタと左側のギヤ部材との取付部を示す拡大断面図であり、(b)は下シャッタと左側のギヤ部材との取付部を示す拡大断面図である。 (a)は上シャッタと右側のギヤ部材との取付部を示す拡大断面図であり、(b)は下シャッタと右側のギヤ部材との取付部を示す拡大断面図である。 (a)はシャッタが退避位置に位置している状態を示す概略図であり、(b)はシャッタが前面位置に位置している状態を示す概略図である。 (a)は変形例としての可動枠体が退避位置に位置している状態を示す概略図であり、(b)は可動枠体が前面位置に位置している状態を示す概略図である。
本発明の実施例を図面に基づいて以下に説明する。
まず、遊技機の一例であるパチンコ遊技機1の全体の構成について説明する。図1はパチンコ遊技機1を正面からみた正面図である。
図1に示すように、パチンコ遊技機1は、縦長の方形状に形成された外枠(図示略)と、外枠の内側に開閉可能に取り付けられた遊技枠(図示略)とで構成され、該遊技枠に開閉可能に設けられている額縁状に形成されたガラス扉枠2を有する。遊技枠は、外枠に対して開閉自在に設置される前面枠(図示略)と、機構部品等が取り付けられる機構板(図示略)と、それらに取り付けられる種々の部品(後述する遊技盤6を除く)とを含む構造体である。そしてパチンコ遊技機1は、図1に示すように、上下方向を向く起立姿勢で図示しない遊技機設置島等の設置部に設置される。
ガラス扉枠2の下部表面には打球供給皿(上皿)3がある。打球供給皿3の下部には、打球供給皿3に収容しきれない遊技球を貯留する余剰球受皿4や、打球を発射する打球操作ハンドル(操作ノブ)5が設けられている。また、ガラス扉枠2の背面には、遊技盤6が遊技枠(図示略)に対して着脱可能に取り付けられている。なお、遊技盤6は、それを構成する板状の合成樹脂板と、その合成樹脂板に取り付けられた種々の部品とを含む構造体である。また、遊技盤6の前面には、打ち込まれた遊技球が流下可能な遊技領域7が形成されている。
遊技領域7の中央付近には、液晶表示装置(LCD)で構成された演出表示装置9が設けられている。演出表示装置9では、第1特別図柄または第2特別図柄の可変表示に同期した演出図柄(飾り図柄)の可変表示(変動)が行われる。よって、演出表示装置9は、識別情報としての演出図柄(飾り図柄)の可変表示を行う可変表示装置に相当する。演出表示装置9は、演出制御基板に搭載されている演出制御用マイクロコンピュータによって制御される。演出制御用マイクロコンピュータが、第1特別図柄表示器8a(図2参照)で第1特別図柄の可変表示が実行されているときに、その可変表示に伴って演出表示装置9で演出表示を実行させ、第2特別図柄表示器8b(図2参照)で第2特別図柄の可変表示が実行されているときに、その可変表示に伴って演出表示装置で演出表示を実行させるので、遊技の進行状況を把握しやすくすることができる。
遊技盤6には、識別情報としての第1特別図柄を可変表示する第1特別図柄表示器(第1可変表示手段)8a(図2参照)が設けられている。この実施例では、第1特別図柄表示器8aは、0〜9の数字を可変表示可能な簡易で小型の表示器(例えば7セグメントLED)で実現されている。すなわち、第1特別図柄表示器8aは、0〜9の数字(または、記号)を可変表示するように構成されている。また、遊技盤6には、識別情報としての第2特別図柄を可変表示する第2特別図柄表示器(第2可変表示手段)8b(図2参照)が設けられている。第2特別図柄表示器8bは、0〜9の数字を可変表示可能な簡易で小型の表示器(例えば7セグメントLED)で実現されている。すなわち、第2特別図柄表示器8bは、0〜9の数字(または、記号)を可変表示するように構成されている。
この実施例では、第1特別図柄の種類と第2特別図柄の種類とは同じ(例えば、ともに0〜9の数字)であるが、種類が異なっていてもよい。また、第1特別図柄表示器8aおよび第2特別図柄表示器8bは、それぞれ、例えば2つの7セグメントLED等を用いて00〜99の数字(または、2桁の記号)を可変表示するように構成されていてもよい。
以下、第1特別図柄と第2特別図柄とを特別図柄と総称することがあり、第1特別図柄表示器8aと第2特別図柄表示器8bとを特別図柄表示器と総称することがある。
第1特別図柄または第2特別図柄の可変表示は、可変表示の実行条件である第1始動条件または第2始動条件が成立(例えば、遊技球が第1始動入賞口13または第2始動入賞口14に入賞したこと)した後、可変表示の開始条件(例えば、保留記憶数が0でない場合であって、第1特別図柄および第2特別図柄の可変表示が実行されていない状態であり、かつ、大当り遊技が実行されていない状態)が成立したことにもとづいて開始され、可変表示時間(変動時間)が経過すると表示結果(停止図柄)を導出表示する。なお、入賞とは、入賞口などのあらかじめ入賞領域として定められている領域に遊技球が入ったことである。また、表示結果を導出表示するとは、図柄(識別情報の例)を最終的に停止表示させることである。
演出表示装置9は、第1特別図柄表示器8aでの第1特別図柄の可変表示時間中、および第2特別図柄表示器8bでの第2特別図柄の可変表示時間中に、装飾用(演出用)の図柄としての演出図柄(飾り図柄ともいう)の可変表示を行う。第1特別図柄表示器8aにおける第1特別図柄の可変表示と、演出表示装置9における演出図柄の可変表示とは同期している。また、第2特別図柄表示器8bにおける第2特別図柄の可変表示と、演出表示装置9における演出図柄の可変表示とは同期している。同期とは、可変表示の開始時点および終了時点がほぼ同じ(全く同じでもよい。)であって、可変表示の期間がほぼ同じ(全く同じでもよい。)であることをいう。また、第1特別図柄表示器8aにおいて大当り図柄が停止表示されるときと、第2特別図柄表示器8bにおいて大当り図柄が停止表示されるときには、演出表示装置9において大当りを想起させるような演出図柄の組み合わせが停止表示される。
演出表示装置9は、図3に示すように、遊技盤6に形成された開口部6aに、表示部9aを前面側に臨ませるように配設されている。また、演出表示装置9の前面側には、表示部9aの前面側に上下方向に移動可能に配置される上シャッタ201a及び下シャッタ201bを有するシャッタユニット200が設けられており、例えば演出表示装置9による演出の実行に応じて上シャッタ201a及び下シャッタ201bを上下駆動させることができるようになっている(図14参照)。尚、シャッタユニット200の詳細については後述することとする。
演出表示装置9の下方には、第1始動入賞口13を有する入賞装置が設けられている。第1始動入賞口13に入賞した遊技球は、遊技盤6の背面に導かれ、第1始動口スイッチ13aによって検出される。
また、第1始動入賞口(第1始動口)13を有する入賞装置の下方には、遊技球が入賞可能な第2始動入賞口14を有する可変入賞球装置15が設けられている。第2始動入賞口(第2始動口)14に入賞した遊技球は、遊技盤6の背面に導かれ、第2始動口スイッチ14aによって検出される。可変入賞球装置15は、ソレノイド16によって開状態とされる。可変入賞球装置15が開状態になることによって、遊技球が第2始動入賞口14に入賞可能になり(始動入賞し易くなり)、遊技者にとって有利な状態になる。可変入賞球装置15が開状態になっている状態では、第1始動入賞口13よりも、第2始動入賞口14に遊技球が入賞しやすい。また、可変入賞球装置15が閉状態になっている状態では、遊技球は第2始動入賞口14に入賞しない。なお、可変入賞球装置15が閉状態になっている状態において、入賞はしづらいものの、入賞することは可能である(すなわち、遊技球が入賞しにくい)ように構成されていてもよい。
以下、第1始動入賞口13と第2始動入賞口14とを総称して始動入賞口または始動口ということがある。
可変入賞球装置15が開放状態に制御されているときには可変入賞球装置15に向かう遊技球は第2始動入賞口14に極めて入賞しやすい。そして、第1始動入賞口13は演出表示装置9の直下に設けられているが、演出表示装置9の下端と第1始動入賞口13との間の間隔をさらに狭めたり、第1始動入賞口13の周辺で釘を密に配置したり、第1始動入賞口13の周辺での釘配列を、遊技球を第1始動入賞口13に導きづらくして、第2始動入賞口14の入賞率の方を第1始動入賞口13の入賞率よりもより高くするようにしてもよい。
第2特別図柄表示器8bの近傍には、第1始動入賞口13に入った有効入賞球数すなわち第1保留記憶数(保留記憶を、始動記憶または始動入賞記憶ともいう。)を表示する第1特別図柄保留記憶表示部と、第2始動入賞口14に入った有効入賞球数すなわち第2保留記憶数を表示する第2特別図柄保留記憶表示部と、が設けられた例えば7セグメントLEDからなる特別図柄保留記憶表示器18(図2参照)が設けられている。第1特別図柄保留記憶表示部は、有効始動入賞がある毎に、点灯する表示器の数を1増やす。そして、第1特別図柄表示器8aでの可変表示が開始される毎に、点灯する表示器の数を1減らす。また、第2特別図柄保留記憶表示部は、有効始動入賞がある毎に、点灯する表示器の数を1増やす。そして、第2特別図柄表示器8bでの可変表示が開始される毎に、点灯する表示器の数を1減らす。
また、演出表示装置9の表示部9aには、第1保留記憶数を表示する第1保留記憶表示部18cと、第2保留記憶数を表示する第2保留記憶表示部18dとが設けられている。なお、第1保留記憶数と第2保留記憶数との合計である合計数(合算保留記憶数)を表示する領域(合算保留記憶表示部)が設けられるようにしてもよい。そのように、合計数を表示する合算保留記憶表示部が設けられているようにすれば、可変表示の開始条件が成立していない実行条件の成立数の合計を把握しやすくすることができる。
なお、この実施例では、図1に示すように、第2始動入賞口14に対してのみ開閉動作を行う可変入賞球装置15が設けられているが、第1始動入賞口13および第2始動入賞口14のいずれについても開閉動作を行う可変入賞球装置が設けられている構成であってもよい。
また、図1に示すように、可変入賞球装置15の下方には、特別可変入賞球装置20が設けられている。特別可変入賞球装置20は開閉板を備え、第1特別図柄表示器8aに特定表示結果(大当り図柄)が導出表示されたとき、および第2特別図柄表示器8bに特定表示結果(大当り図柄)が導出表示されたときに生起する特定遊技状態(大当り遊技状態)においてソレノイド21によって開閉板が開放状態に制御されることによって、入賞領域となる大入賞口が開放状態になる。大入賞口に入賞した遊技球はカウントスイッチ23で検出される。
遊技盤6には、普通図柄表示器10(図2参照)が設けられている。普通図柄表示器10は、例えば2つのランプからなる。遊技球がゲート32を通過しゲートスイッチ32aで検出されると、普通図柄表示器10の表示の可変表示が開始される。この実施例では、上下のランプ(点灯時に図柄が視認可能になる)が交互に点灯することによって可変表示が行われ、例えば、可変表示の終了時に下側のランプが点灯すれば当りとなる。そして、普通図柄表示器10の下側のランプが点灯して当りである場合に、可変入賞球装置15が所定回数、所定時間だけ開状態になる。すなわち、可変入賞球装置15の状態は、下側のランプが点灯して当りである場合に、遊技者にとって不利な状態から有利な状態(第2始動入賞口14に遊技球が入賞可能な状態)に変化する。また、遊技盤6には、ゲート32を通過した入賞球数を表示する4つの表示部(例えば、7セグメントLEDのうち4つのセグメント)を有する普通図柄保留記憶表示器41(図2参照)が設けられている。ゲート32への遊技球の通過がある毎に、すなわちゲートスイッチ32aによって遊技球が検出される毎に、普通図柄保留記憶表示器41は点灯する表示部を1増やす。そして、普通図柄表示器10の可変表示が開始される毎に、点灯する表示部を1減らす。
尚、7セグメントLEDからなる普通図柄保留記憶表示器41には、ゲート32を通過した入賞球数を表示する4つの表示部(セグメント)とともに、例えば大当り時における特別可変入賞球装置20の開放回数(大当りラウンド数)を示す2つの表示部(セグメント)、及び遊技状態を示す2つの表示部(セグメント)が設けられているが、これら表示部を普通図柄保留記憶表示部とは別個の表示器にて構成してもよい。また、普通図柄表示器10は、普通図柄と呼ばれる複数種類の識別情報(例えば、「○」および「×」)を可変表示可能なセグメントLED等にて構成してもよい。
さらに、通常状態に比べて大当りとすることに決定される確率が高い状態である確変状態では、普通図柄表示器10の下側のランプが点灯して当りになる確率が高められるとともに、可変入賞球装置15の開放時間が長くなり、かつ、開放回数が増加される。すなわち、遊技球が始動入賞しやすくなる(つまり、特別図柄表示器8a,8bや演出表示装置9における可変表示の実行条件が成立しやすくなる)ように制御された遊技状態である高ベース状態に移行する。また、この実施例では、時短状態(特別図柄の可変表示時間が短縮される遊技状態)においても、可変入賞球装置15の開放時間が長くなり、かつ、開放回数が増加される。
なお、可変入賞球装置15が開状態となる時間を延長する(開放延長状態ともいう)ことによって、遊技球が始動入賞口に進入しやすくなる(つまり、特別図柄表示器8a,8bや演出表示装置9における可変表示の実行条件が成立しやすくなる)ように制御された遊技状態である高ベース状態に移行してもよい。
また、可変入賞球装置15が開状態となる時間を延長するのでなく、普通図柄表示器10における下側のランプが点灯して当りになる確率が高められる普通図柄確変状態に移行することによって、高ベース状態に移行してもよい。普通図柄表示器10における下側のランプが点灯して当りとなると、可変入賞球装置15が所定回数、所定時間だけ開状態になる。この場合、普通図柄確変状態に移行制御することによって、普通図柄表示器10における下側のランプが点灯して当りになる確率が高められ、可変入賞球装置15が開状態となる頻度が高まる。従って、普通図柄確変状態に移行すれば、可変入賞球装置15の開放時間と開放回数が高められ、始動入賞しやすい状態(高ベース状態)となる。すなわち、可変入賞球装置15の開放時間と開放回数は、下側のランプが点灯して当りとなったり、特別図柄の停止図柄が確変図柄である場合等に高められ、遊技者にとって不利な状態から有利な状態(始動入賞しやすい状態)に変化する。なお、開放回数が高められることは、閉状態から開状態になることも含む概念である。
また、普通図柄表示器10における普通図柄の変動時間(可変表示期間)が短縮される普通図柄時短状態に移行することによって、高ベース状態に移行してもよい。普通図柄時短状態では、普通図柄の変動時間が短縮されるので、普通図柄の変動が開始される頻度が高くなり、結果として普通図柄が当りとなる頻度が高くなる。従って、普通図柄が当りとなる頻度が高くなることによって、可変入賞球装置15が開状態となる頻度が高くなり、始動入賞しやすい状態(高ベース状態)となる。
また、特別図柄や演出図柄の変動時間(可変表示期間)が短縮される時短状態に移行することによって、特別図柄や演出図柄の変動時間が短縮されるので、有効な始動入賞が発生しやすくなり大当り遊技が行われる可能性が高まる。
さらに、上記に示した全ての状態(開放延長状態、普通図柄確変状態、普通図柄時短状態および特別図柄時短状態)に移行させることによって、始動入賞しやすくなる(高ベース状態に移行する)ようにしてもよい。また、上記に示した各状態(開放延長状態、普通図柄確変状態、普通図柄時短状態および特別図柄時短状態)のうちのいずれか複数の状態に移行させることによって、始動入賞しやすくなる(高ベース状態に移行する)ようにしてもよい。
遊技盤6の遊技領域7の左右周辺には、遊技中に点滅表示される装飾LED25が設けられ、下部には、入賞しなかった打球が取り込まれるアウト口26がある。また、遊技領域7の外側の左右上部には、所定の音声出力として効果音や音声を発声する2つのスピーカ27R,27Lが設けられている。遊技領域7の外周上部、外周左部および外周右部には、前面枠に設けられた天枠LED28a、左枠LED28bおよび右枠LED28cが設けられている。また、左枠LED28bの近傍には賞球残数があるときに点灯する賞球LED51が設けられ、右枠LED28cの近傍には補給球が切れたときに点灯する球切れLED52が設けられている。天枠LED28a、左枠LED28bおよび右枠LED28cおよび装飾用LED25は、パチンコ遊技機1に設けられている演出用の発光体の一例である。なお、上述した演出用(装飾用)の各種LEDの他にも演出のためのLEDやランプが設置されている。
また、打球供給皿3を構成する部材に、遊技者が操作可能な操作手段としての操作部50が設けられている。操作部50の内部には、点灯可能なLED50b(図2参照)と、操作部50の押圧操作を検出するための操作スイッチ50aが設けられている(図2参照)。
遊技機には、遊技者が打球操作ハンドル5を操作することに応じて駆動モータを駆動し、駆動モータの回転力を利用して遊技球を遊技領域7に発射する打球発射装置(図示略)が設けられている。打球発射装置から発射された遊技球は、遊技領域7を囲むように円形状に形成された打球レールを通って遊技領域7に入り、その後、遊技領域7を下りてくる。遊技球が第1始動入賞口13に入り第1始動口スイッチ13aで検出されると、第1特別図柄の可変表示を開始できる状態であれば(例えば、特別図柄の可変表示が終了し、第1の開始条件が成立したこと)、第1特別図柄表示器8aにおいて第1特別図柄の可変表示(変動)が開始されるとともに、演出表示装置9において演出図柄(飾り図柄)の可変表示が開始される。すなわち、第1特別図柄および演出図柄の可変表示は、第1始動入賞口13への入賞に対応する。第1特別図柄の可変表示を開始できる状態でなければ、第1保留記憶数が上限値に達していないことを条件として、第1保留記憶数を1増やす。
遊技球が第2始動入賞口14に入り第2始動口スイッチ14aで検出されると、第2特別図柄の可変表示を開始できる状態であれば(例えば、特別図柄の可変表示が終了し、第2の開始条件が成立したこと)、第2特別図柄表示器8bにおいて第2特別図柄の可変表示(変動)が開始されるとともに、演出表示装置9において演出図柄(飾り図柄)の可変表示が開始される。すなわち、第2特別図柄および演出図柄の可変表示は、第2始動入賞口14への入賞に対応する。第2特別図柄の可変表示を開始できる状態でなければ、第2保留記憶数が上限値に達していないことを条件として、第2保留記憶数を1増やす。
図2は、主基板(遊技制御基板)31における回路構成の一例を示すブロック図である。なお、図2には、払出制御基板37および演出制御基板80等も示されている。主基板31には、プログラムに従ってパチンコ遊技機1を制御する遊技制御用マイクロコンピュータ(遊技制御手段に相当)560が搭載されている。遊技制御用マイクロコンピュータ156は、ゲーム制御(遊技進行制御)用のプログラム等を記憶するROM54、ワークメモリとして使用される記憶手段としてのRAM55、プログラムに従って制御動作を行うCPU56およびI/Oポート部57を含む。この実施例では、ROM54およびRAM55は遊技制御用マイクロコンピュータ156に内蔵されている。すなわち、遊技制御用マイクロコンピュータ156は、1チップマイクロコンピュータである。1チップマイクロコンピュータには、少なくともCPU56のほかRAM55が内蔵されていればよく、ROM54は外付けであっても内蔵されていてもよい。また、I/Oポート部57は、外付けであってもよい。遊技制御用マイクロコンピュータ156には、さらに、ハードウェア乱数(ハードウェア回路が発生する乱数)を発生する乱数回路53が内蔵されている。
なお、遊技制御用マイクロコンピュータ156においてCPU56がROM54に格納されているプログラムに従って制御を実行するので、以下、遊技制御用マイクロコンピュータ156(またはCPU56)が実行する(または、処理を行う)ということは、具体的には、CPU56がプログラムに従って制御を実行することである。このことは、主基板31以外の他の基板に搭載されているマイクロコンピュータについても同様である。
乱数回路53は、特別図柄の可変表示の表示結果により大当りとするか否か判定するための判定用の乱数を発生するために用いられるハードウェア回路である。乱数回路53は、初期値(例えば、0)と上限値(例えば、65535)とが設定された数値範囲内で、数値データを、設定された更新規則に従って更新し、ランダムなタイミングで発生する始動入賞時が数値データの読出(抽出)時であることにもとづいて、読出される数値データが乱数値となる乱数発生機能を有する。
乱数回路53は、数値データの更新範囲の選択設定機能(初期値の選択設定機能、および、上限値の選択設定機能)、数値データの更新規則の選択設定機能、および数値データの更新規則の選択切換え機能等の各種の機能を有する。このような機能によって、生成する乱数のランダム性を向上させることができる。
また、遊技制御用マイクロコンピュータ156は、乱数回路53が更新する数値データの初期値を設定する機能を有している。例えば、ROM54等の所定の記憶領域に記憶された遊技制御用マイクロコンピュータ156のIDナンバ(遊技制御用マイクロコンピュータ156の各製品ごとに異なる数値で付与されたIDナンバ)を用いて所定の演算を行なって得られた数値データを、乱数回路53が更新する数値データの初期値として設定する。そのような処理を行うことによって、乱数回路53が発生する乱数のランダム性をより向上させることができる。
遊技制御用マイクロコンピュータ156は、第1始動口スイッチ13aまたは第2始動口スイッチ14aへの始動入賞が生じたときに乱数回路53から数値データをランダムRとして読み出し、特別図柄および演出図柄の変動開始時にランダムRにもとづいて特定の表示結果としての大当り表示結果にするか否か、すなわち、大当りとするか否かを決定する。そして、大当りとすると決定したときに、遊技状態を遊技者にとって有利な特定遊技状態としての大当り遊技状態に移行させる。
また、RAM55は、その一部または全部が電源基板において作成されるバックアップ電源によってバックアップされている不揮発性記憶手段としてのバックアップRAMである。すなわち、遊技機に対する電力供給が停止しても、所定期間(バックアップ電源としてのコンデンサが放電してバックアップ電源が電力供給不能になるまで)は、RAM55の一部または全部の内容は保存される。特に、少なくとも、遊技状態すなわち遊技制御手段の制御状態に応じたデータ(特別図柄プロセスフラグや合算保留記憶数カウンタの値など)と未払出賞球数を示すデータは、バックアップRAMに保存される。遊技制御手段の制御状態に応じたデータとは、停電等が生じた後に復旧した場合に、そのデータにもとづいて、制御状態を停電等の発生前に復旧させるために必要なデータである。また、制御状態に応じたデータと未払出賞球数を示すデータとを遊技の進行状態を示すデータと定義する。なお、この実施例では、RAM55の全部が、電源バックアップされているとする。
遊技制御用マイクロコンピュータ156のリセット端子には、電源基板からのリセット信号(図示せず)が入力される。電源基板には、遊技制御用マイクロコンピュータ156等に供給されるリセット信号を生成するリセット回路が搭載されている。なお、リセット信号がハイレベルになると遊技制御用マイクロコンピュータ156等は動作可能状態になり、リセット信号がローレベルになると遊技制御用マイクロコンピュータ156等は動作停止状態になる。従って、リセット信号がハイレベルである期間は、遊技制御用マイクロコンピュータ156等の動作を許容する許容信号が出力されていることになり、リセット信号がローレベルである期間は、遊技制御用マイクロコンピュータ156等の動作を停止させる動作停止信号が出力されていることになる。なお、リセット回路をそれぞれの電気部品制御基板(電気部品を制御するためのマイクロコンピュータが搭載されている基板)に搭載してもよい。
さらに、遊技制御用マイクロコンピュータ156の入力ポートには、電源基板からの電源電圧が所定値以下に低下したことを示す電源断信号が入力される。すなわち、電源基板には、遊技機において使用される所定電圧(例えば、DC30VやDC5Vなど)の電圧値を監視して、電圧値があらかじめ定められた所定値にまで低下すると(電源電圧の低下を検出すると)、その旨を示す電源断信号を出力する電源監視回路が搭載されている。また、遊技制御用マイクロコンピュータ156の入力ポートには、RAMの内容をクリアすることを指示するためのクリアスイッチが操作されたことを示すクリア信号(図示せず)が入力される。
また、ゲートスイッチ32a、第1始動口スイッチ13a、第2始動口スイッチ14aおよびカウントスイッチ23からの検出信号を遊技制御用マイクロコンピュータ156に与える入力ドライバ回路58も主基板31に搭載されている。また、可変入賞球装置15を開閉するソレノイド16、および大入賞口を形成する特別可変入賞球装置20を開閉するソレノイド21を遊技制御用マイクロコンピュータ156からの指令に従って駆動する出力回路59も主基板31に搭載されている。さらに、大当り遊技状態の発生を示す大当り情報等の情報出力信号をホールコンピュータ等の外部装置に対して出力する情報出力回路(図示せず)も主基板31に搭載されている。
この実施例では、演出制御基板80に搭載されている演出制御手段(演出制御用マイクロコンピュータで構成される。)が、中継基板77を介して遊技制御用マイクロコンピュータ156から演出内容を指示する演出制御コマンドを受信し、演出図柄を可変表示する演出表示装置9との表示制御を行う。
演出制御基板80は、演出制御用CPUおよびRAMを含む演出制御用マイクロコンピュータ(図示略)を搭載している。なお、RAMは外付けであってもよい。演出制御基板80において、演出制御用CPU(図示略)は、内蔵または外付けのROM(図示略)に格納されたプログラムに従って動作し、中継基板77を介して入力される主基板31からの取込信号(演出制御INT信号)に応じて、入力ドライバおよび入力ポートを介して演出制御コマンドを受信する。また、演出制御用CPU(図示略)は、演出制御コマンドにもとづいて、VDP(ビデオディスプレイプロセッサ)に演出表示装置9の表示制御を行わせる。
演出制御用CPU(図示略)は、受信した演出制御コマンドに従ってキャラクタROM(図示せず)から必要なデータを読み出す。キャラクタROMは、演出表示装置9に表示されるキャラクタ画像データ、具体的には、人物、文字、図形または記号等(演出図柄を含む)をあらかじめ格納しておくためのものである。演出制御用CPU(図示略)は、キャラクタROMから読み出したデータをVDPに出力する。VDPは、演出制御用CPUから入力されたデータにもとづいて表示制御を実行する。
演出制御コマンドおよび演出制御INT信号は、演出制御基板80において、まず、入力ドライバに入力する。入力ドライバは、中継基板77から入力された信号を演出制御基板80の内部に向かう方向にしか通過させない(演出制御基板80の内部から中継基板77への方向には信号を通過させない)信号方向規制手段としての単方向性回路でもある。
中継基板77には、主基板31から入力された信号を演出制御基板80に向かう方向にしか通過させない(演出制御基板80から中継基板77への方向には信号を通過させない)信号方向規制手段としての単方向性回路(図示略)が搭載されている。単方向性回路として、例えばダイオードやトランジスタが使用される。さらに、単方向性回路であるI/Oポート部を介して主基板31から演出制御コマンドおよび演出制御INT信号が出力されるので、中継基板77から主基板31の内部に向かう信号が規制される。すなわち、中継基板77からの信号は主基板31の内部(遊技制御用マイクロコンピュータ156側)に入り込まない。
さらに、演出制御用CPU(図示略)は、出力ポート(図示略)を介してランプドライバ基板35に対してLEDを駆動する信号を出力する。また、演出制御用CPUは、出力ポートを介して音声出力基板70に対して音番号データを出力する。
ランプドライバ基板35において、LEDを駆動する信号は、入力ドライバ(図示略)を介してLEDドライバに入力される。LEDドライバは、駆動信号を天枠LED28a、左枠LED28b、右枠LED28cなどの枠側に設けられている各LEDに供給する。また、遊技盤側に設けられている装飾LED25、シャッタ表示用LED83a,83b、シャッタ発光部用LED84a,84bに駆動信号を供給する。なお、LED以外の発光体が設けられている場合には、それを駆動する駆動回路(ドライバ)がランプドライバ基板35に搭載される。
音声出力基板70において、音番号データは、入力ドライバ(図示略)を介して音声合成用IC(図示略)に入力される。音声合成用ICは、音番号データに応じた音声や効果音を発生し増幅回路(図示略)に出力する。増幅回路は、音声合成用ICの出力レベルを、ボリュームで設定されている音量に応じたレベルに増幅した音声信号をスピーカ27R,27Lに出力する。音声データROM(図示略)には、音番号データに応じた制御データが格納されている。音番号データに応じた制御データは、所定期間(例えば演出図柄の変動期間)における効果音または音声の出力態様を時系列的に示すデータの集まりである。
また、演出制御用CPU(図示略)は、入出力ポートを介して操作部50に接続されており、該入出力ポートを介して操作部50内のLED50bを駆動する信号を出力するとともに、操作部50内の操作スイッチ50aから遊技者の押圧操作に応じて出力される操作信号が入力される。
また、演出制御用CPU(図示略)は、シャッタモータ81L,81R及びシャッタセンサ82L,82Rに接続されており、シャッタモータ81L,81Rを駆動する信号を出力するとともに、シャッタセンサ82L,82Rから入力される検出信号を監視する。
次に、本実施例のシャッタユニット200の構造について、図面にもとづいて説明する。図3は、図1のA−A拡大縦断面図である。図4は、シャッタユニットの前面を示す斜視図である。図5は、シャッタの連動機構を示す概略分解斜視図である。図6は、シャッタユニットを示す正面図である。図7は、シャッタユニットを示す背面図である。図8は、(a)は図6のB−B断面図であり、(b)は(a)の部分拡大図である。図9は、(a)は図6のC−C断面図であり、(b)は(a)の部分拡大図である。図10は、(a)は図6のD−D断面図であり、(b)は(a)の部分拡大図である。図11は、(a)は図6のE−E断面図であり、(b)は(a)の部分拡大図である。図12は、(a)は上シャッタと左側のギヤ部材との取付部を示す拡大断面図であり、(b)は下シャッタと左側のギヤ部材との取付部を示す拡大断面図である。図13は、(a)は上シャッタと右側のギヤ部材との取付部を示す拡大断面図であり、(b)は下シャッタと右側のギヤ部材との取付部を示す拡大断面図である。図14は、(a)はシャッタが退避位置に位置している状態を示す概略図であり、(b)はシャッタが前面位置に位置している状態を示す概略図である。図15は、(a)は変形例としての可動枠体が退避位置に位置している状態を示す概略図であり、(b)は可動枠体が前面位置に位置している状態を示す概略図である。尚、以下の説明において、図4の左斜め下をシャッタユニットの前面側、右斜め上側をシャッタユニットの背面側として説明する。
図4〜図7に示すように、シャッタユニット200は、中央に横長長方形状の開口203が形成された四角枠状の枠板202と、枠板202の前面側に上下方向に移動可能に設けられる上シャッタ201a及び下シャッタ201bからなる上下一対のシャッタ201と、枠板202の背面側に設けられ、シャッタ201を駆動させるためのシャッタモータ81L,81Rと、枠板202の前面左右側に設けられ、これら上シャッタ201a及び下シャッタ201bを連動させるための連動機構204L、204Rと、から主に構成される。
シャッタユニット200は、特に図3に示すように、遊技盤6の略中央位置に形成された開口部6aの背面側に起立姿勢で配設される。開口部6aの背面側に配設された状態において、枠板202の上下及び左右側辺部の前面側には、開口部6aに前面側から嵌合される枠状のセンター飾り11(図1参照)が配置され、遊技盤6の前面側、つまり遊技者側から枠板202の前面を視認できないようになっている(図1及び図3参照)。また、開口203は、枠板202の背面側に配設される演出表示装置9の表示部9aとほぼ同形に形成されるとともに、開口部6aの背面側に配置されるので、該開口203を介して表示部9aを遊技盤6の前面側から視認可能に形成されている。
このようにシャッタユニット200は、遊技盤6の背面と演出表示装置9の前面との間であって、センター飾り11の開口下部に形成されるステージ11aの背面側に配設されるため、ステージ11a上に乗り上がる遊技球とシャッタ201とが干渉することがないように、ステージ11aの後部には背面板11bが立設されている。尚、特に図示はしないが、センター飾り11の開口後面を閉塞する透明板を配設してもよく、このようにすることで、背面側に配設されるシャッタユニット200や演出表示装置9への遊技球の接触を防止してもよい。
図4に示すように、枠板202の上辺部202aには、上シャッタ201aの前面を被覆するカバー部材205aがビスにより取り付けられているとともに、枠板202の下辺部202bには、下シャッタ201bの前面を被覆するカバー部材205bがビスにより取り付けられている。これらカバー部材205a,205bは透明な合成樹脂材にて形成され、これらカバー部材205a,205bを通して上シャッタ201a及び下シャッタ201bを前面側から視認できるようになっている。
また、これらカバー部材205a,205bは、これら上シャッタ201a及び下シャッタ201bの左右側に取り付けられる後述するギヤ部材220L,220R、221L,221Rを前面側から被覆可能に形成され、ギヤ部材220L,220R、221L,221Rの浮き上がりを規制する機能を有している。また、カバー部材205aは、特に図示はしないが、ギヤ部材220L,220Rを上下方向に案内する案内凹溝が上下方向に形成されており、ギヤ部材220L,220Rの移動案内を行う。
また、枠板202の左辺部202cには、連動機構204Lの前面を被覆するカバー部材205cがビスにより取り付けられているとともに、枠板202の右辺部202dには、連動機構204Rの前面を被覆するカバー部材205dがビスにより取り付けられている。尚、これらカバー部材205c,205dは、後述するギヤ部材220L,220R、221L,221Rや連動用ピニオンギヤ260L,260Rの浮き上がりを規制する機能を有している。
上シャッタ201a及び下シャッタ201bは、図5に示すように、正面から見て横長長方形状をなす中空の板状部材にて構成される。これらの前面には、本体内部に設けられるシャッタ表示用LED83a,83b(図6参照)により文字や図柄等が発光表示される発光表示部206が設けられている。また、上シャッタ201aの下面及び下シャッタ201bの上面には、正面視半球状の演出用発光部207が、長手方向に向けて所定間隔おきに複数(ここでは3つ)配設されており、これら各演出用発光部207に内蔵されたシャッタ発光部用LED84a,84b(図6参照)により発光するようになっている。
図5及び図6に示すように、上シャッタ201aの左右側辺からは、後述するギヤ部材220L,220Rを取り付けるための取付片208a,208bが外向きに形成され、また、下シャッタ201bの左右側辺からは、後述するギヤ部材221L,221Rを取り付けるための取付片209a,209bが外向きに形成されている。
このように構成される上シャッタ201aは、枠板202の上辺部202aの前面に配置される退避位置(図14(a)参照)と、開口203の上部に配置される前面位置(図14(b)参照)と、の間で移動可能に設けられる。また、退避位置に配置された状態において、演出用発光部207が開口203側に突出しないようになっている。また、下シャッタ201bは、枠板202の下辺部202bの前面に配置される退避位置(図14(a)参照)と、開口203の下部に配置される前面位置(図14(b)参照)と、の間で移動可能に設けられる。また、退避位置に配置された状態において、演出用発光部207が開口203側に突出しないようになっている。
また、本実施例では、下シャッタ201bの荷重が上シャッタ201aの荷重よりも重くなるように形成されていることで、遊技機の搬送中等において該遊技機に振動が生じた場合において、下シャッタ201bは自重により退避位置に向けて下降するようになっている。
尚、本実施例では、本体内に内蔵される各種部品の搭載数を多くしたり、各構成部位を肉厚に形成すること等により、下シャッタ201bの荷重を上シャッタ201aの荷重よりも重くなるように構成しているが、例えば錘部材等を別途本体に設けること等により、下シャッタ201bの荷重を上シャッタ201aの荷重よりも重くなるようにしてもよい。
上シャッタ201aの左側の取付片208aには、ギヤ部材220Lが取り付けられるとともに、右側の取付片208bには、ギヤ部材220Rが取り付けられる。また、下シャッタ201bの左側の取付片209aには、ギヤ部材221Lが取り付けられるとともに、右側の取付片209bには、ギヤ部材221Rが取り付けられる。
ギヤ部材220L,220Rは、上シャッタ201aの左右側からそれぞれ下方に向けて延設される上棒状部220aと、該上棒状部220aの下端部背面から下方に向けて延設される下棒状部220bと、から形成される。上棒状部220aと下棒状部220bとはそれぞれほぼ同じ長さに形成され、互いに前後にずれた状態で並設されている。上棒状部220aの内面には、後述する駆動用ピニオンギヤ265L,265Rに噛合する駆動用ラックギヤ226,226が形成され、下棒状部220bの内面には、後述する連動用ピニオンギヤ260L,260Rに噛合する連動用ラックギヤ225,225が形成されている。つまり、これら駆動用ラックギヤ226と連動用ラックギヤ225とは、それぞれ上下及び前後にずれた位置にそれぞれ別個に並設されている。
このように駆動用ラックギヤ226が形成される上棒状部220aが下棒状部220bよりも前面側に配置することで、図7に示すように枠板202の背面側に配設されるシャッタモータ81L,81Rを極力前面側に配置することができ、これにより枠板202からシャッタモータ81L,81Rが背面側に大きく突出することが防止される。このようにシャッタユニット200の前後方向の幅寸法を極力薄型化することができるため、遊技盤6の背面の狭いスペースにもシャッタユニット200を効率よく配設することができる。
左右の上棒状部220aの内面からは、上シャッタ201aの左右の取付片208a,208bに取り付けられる被取付片227a,227bが内向きに形成されている。また、上棒状部220aの外面からは、シャッタセンサ82L,82Rにより検出される上下方向を向く被検出片230,230が水平に延設されている(図6及び図8参照)。図4に示すように、シャッタセンサ82L,82Rは、上シャッタ201aが退避位置に位置している状態において被検出片230,230の下端よりも下方位置に配設されており、上シャッタ201aが退避位置から前面位置に向けて移動することにより被検出片230,230を検出できるようになっている。つまり本実施例では、上シャッタ201aが退避位置から前面位置に向けて移動している間は、シャッタセンサ82L,82Rにより被検出片230,230が検出されるようになっているため、演出制御用マイクロコンピュータ(図示略)は、シャッタセンサ82L,82Rからの被検出片230,230の検出信号が入力されない(シャッタセンサ82L,82R;off)状態において、上シャッタ201aが初期位置である退避位置に位置していると判定する。
尚、本実施例では、上シャッタ201aが退避位置から前面位置に向けて移動している間は、シャッタセンサ82L,82Rにより被検出片230,230が検出されるようになっているが、前面位置に向けて移動した後、該前面位置にてシャッタセンサ82L,82Rからの被検出片230,230の検出信号が入力されない(シャッタセンサ82L,82R;off)ようにすることで、演出制御用マイクロコンピュータ(図示略)が上シャッタ201aが前面位置に位置したと判定できるようにしてもよい。
ギヤ部材221L,221Rは、下シャッタ201bの左右側からそれぞれ下方に向けて延設される棒状部から形成され、この棒状部の外面における上部から上下方向の中央部にかけて、後述する連動用ピニオンギヤ260L,260Rに噛合する連動用ラックギヤ228,228が形成されている。また、左右の棒状部の内面からは、下シャッタ201bの左右の取付片209a,209bに取り付けられる被取付片229a,229bが内向きに形成されている。
次に、上シャッタ201a及び左右のギヤ部材220L,220Rと、下シャッタ201b及び左右のギヤ部材221L,221Rと、の取付構造について、図5及び図12、図13にもとづいて説明する。
ギヤ部材220L,220Rは、被取付片227a,227bの前面に上シャッタ201aの左右の取付片208a,208bを配置した状態で上シャッタ201aに取り付けられる。一方、ギヤ部材221L,221Rは、被取付片229a,229bの背面に下シャッタ201bの左右の取付片209a,209bを配置した状態で下シャッタ201bに取り付けられる。
具体的に説明すると、図12(a)に示すように、上シャッタ201aの左側においては、ギヤ部材220Lの被取付片227aの上下にそれぞれ形成された取付穴240aに背面側から挿通した取付ネジ241aを、取付片208aに形成されたネジ穴242aに螺入することで、上シャッタ201aの左側にギヤ部材220Lが固定される。
また、図12(b)に示すように、下シャッタ201bの左側においては、ギヤ部材221Lの被取付片229aの上下にそれぞれ形成された取付穴240bに前面側から挿通した取付ネジ241bを、取付片209aに形成されたネジ穴242bに螺入することで、下シャッタ201bの左側にギヤ部材221Lが固定される。
一方、図13(a)に示すように、上シャッタ201aの右側の取付片208bの上下には、ギヤ部材220Rの被取付片227bの上下にそれぞれ形成された横長の長穴250a内に挿通可能な凸部251aが背面側に向けて突設されており、該凸部251aを長穴250a内に前面側から嵌合した状態で、凸部251aに形成されたネジ穴252aに、長穴250aよりも大きなワッシャ254aを介して取付ボルト253aを背面側から螺入することで、上シャッタ201aの右側にギヤ部材220Rが取り付けられる。
つまり、ワッシャ254aを介して取付ボルト253aをネジ穴252aに螺入することで、取付片208bが被取付片227bに対して離脱不能に取り付けられるが、凸部251aは、左右方向に延びる長穴250a内を摺動自在であるため、上シャッタ201aに対してギヤ部材220Rは左右方向に移動自在に取り付けられる。尚、長穴250aの左右方向の内寸は、凸部251aの左右方向の外寸よりも若干大に形成されていることで、ギヤ部材220Rは上シャッタ201aに対して左右方向に若干の遊びを設けて取り付けられている。
また、凸部251aの高さ寸法は、長穴250aの深さ寸法よりも若干寸法が長くされていることで、取付ボルト253aをネジ穴252aにきつく螺入しても、ワッシャ254aが長穴250a周辺部に押圧されることはなく、ワッシャ254aと長穴250a周辺部との間には隙間が確保されるため、上シャッタ201aに対してギヤ部材220Rを若干の遊びを設けて取り付けているにも関わらず、取付ボルト253aにて固定されてしまうことはない。
また、図13(b)に示すように、下シャッタ201bの右側の取付片209bの上下には、ギヤ部材221Rの被取付片229bの上下にそれぞれ形成された横長の長穴250b内に挿通可能な凸部251bが前面側に向けて突設されており、該凸部251bを長穴250b内に背面側から嵌合した状態で、凸部251bに形成されたネジ穴252bに、長穴250bよりも大きなワッシャ254bを介して取付ボルト253bを前面側から螺入することで、下シャッタ201bの右側にギヤ部材221Rが取り付けられる。
つまり、ワッシャ254bを介して取付ボルト253bをネジ穴252bに螺入することで、取付片209bが被取付片229bに対して離脱不能に取り付けられるが、凸部251bは、左右方向に延びる長穴250b内を摺動自在であるため、下シャッタ201bに対してギヤ部材221Rは左右方向に移動自在に取り付けられる。尚、長穴250bの左右方向の内寸は、凸部251bの左右方向の外寸よりも若干大に形成されていることで、ギヤ部材221Rは下シャッタ201bに対して左右方向に若干の遊びを設けて取り付けられている。
また、凸部251bの高さ寸法は、長穴250bの深さ寸法よりも若干寸法が長くされていることで、取付ボルト253bをネジ穴252bにきつく螺入しても、ワッシャ254bが長穴250b周辺部に押圧されることはなく、ワッシャ254bと長穴250b周辺部との間には隙間が確保されるため、下シャッタ201bに対してギヤ部材221Rを若干の遊びを設けて取り付けているにも関わらず、取付ボルト253bにて固定されてしまうことはない。
このように、上シャッタ201aに取り付けられるギヤ部材220L,220R及び下シャッタ201bに取り付けられるギヤ部材221L,221Rは、左側のギヤ部材220L,221Lはシャッタ201に対して固定的に取り付けられ、右側のギヤ部材220R,221Rは、シャッタ201に対して上下方向に移動不能であるが左右方向に若干移動可能に取り付けられている。よって、左右側のギヤ部材220L,220R、221L,221Rの成型や組み付けの精度に誤差が生じても、この誤差が上下のシャッタ201それぞれと右側のギヤ部材220R,221Rとの取付部の遊びにて吸収されることで、左右側のギヤ部材220L,220R、221L,221Rが上下方向に移動する際に捻れ等が生じても上下のシャッタ201に伝達されることがないので、上下のシャッタ201の昇降動作不良が生じることが防止されている。
そして、図6に示すように、左右側にギヤ部材220L,220Rが下方に向けて取り付けられた上シャッタ201aは、上辺部202aに配置した状態において左右辺部202c,202dの上部にギヤ部材220L,220Rが配置される。また、左右側にギヤ部材221L,221Rが上方に向けて取り付けられた下シャッタ201bは、下辺部202bに配置した状態において、左右辺部202c,202dの下部にギヤ部材221L,221Rが配置される。ギヤ部材220L,220Rは、ギヤ部材221L,221Rよりも左右方向の外側にそれぞれ配置される。
このように、上下の左右一対のギヤ部材220L,220R及びギヤ部材221L,221Rはそれぞれ左右方向に並設されるので、前後方向に配置した場合に比べてシャッタユニット200の前後幅を極力薄型化することができ、これにより演出表示装置9の表示部9aとシャッタ201とを極力近接させて配置することができる。
また、この状態において、ギヤ部材220L,220Rの内面に形成された連動用ラックギヤ225,225とギヤ部材221L,221Rの外面に形成された連動用ラックギヤ228,228とは互いに離間した状態で対向配置され、左右辺部202c,202dの上下方向の中央位置にそれぞれ配設された連動用ピニオンギヤ260L,260Rの左右側にそれぞれ配置される。
詳しくは、連動用ピニオンギヤ260Lの周面左側には連動用ラックギヤ225が噛合され、周面右側には連動用ラックギヤ228が噛合される。一方、連動用ピニオンギヤ260Rの周面右側には連動用ラックギヤ225が噛合され、周面左側には連動用ラックギヤ228が噛合される。つまり、上下方向を向く回動軸266周りに設けられた連動用ピニオンギヤ260L,260Rには、回動軸266の周面左右側にそれぞれ連動用ラックギヤ225,228が噛合されるため、連動用ピニオンギヤ260L,260Rが所定方向に回転することにより、上下のギヤ部材220L,220R、221L,221Rが互いに上下逆方向に移動することになる。
左右辺部202c,202dに配置されたギヤ部材220L,220R、221L,221Rは、それぞれの連動用ラックギヤ225,228が形成された部位が左右辺部202c,202dに形成された上下方向に延びる凹部270(図6、図10参照)内に収容されており、上下方向に摺動自在に案内される。
また、ギヤ部材220L,220Rの棒状部220aの前面には、前述したカバー部材205aの背面に形成された上下方向を向く案内凹溝(図示略)に摺動自在に嵌合する上下方向を向く案内片271(図6、図8参照)が立設され、上下方向に案内されるようになっている。一方、ギヤ部材221L,221Rの背面には、枠板202の前面に形成された上下方向を向く案内片272が摺動自在に嵌合される上下方向を向く案内凹溝273(図6、図11参照)が形成され、上下方向に案内されるようになっている。
連動用ピニオンギヤ260L,260Rは、図10(b)に示すように、左右辺部202c,202dの前面に突設された上下方向を向く回動軸261,261周りに回動自在に設けられており、上シャッタ201a及び下シャッタ201bが退避位置に配置された状態において、それぞれの連動用ラックギヤ225,228の先端部付近と噛合する(図6参照)。
ギヤ部材220L,220Rの内面に形成された駆動用ラックギヤ226,226は、左右辺部202c,202dの上下方向の中央位置と上端との間に配設された従動ピニオンギヤ265L,265Rに噛合される。この従動ピニオンギヤ265L,265Rは、図9(b)に示すように、左右辺部202c,202dの前面に突設された上下方向を向く回動軸266,266周りに回動自在に設けられており、上シャッタ201aが退避位置に配置された状態において、駆動用ラックギヤ226,226の下部と噛合するようになっている(図6参照)。
また、従動ピニオンギヤ265L,265Rは、図7に示すように、上辺部202aの背面側に取り付けられるシャッタモータ81L,81Rの出力軸81a(図8参照)に固着された駆動ギヤ81b(図8参照)に噛合する背面側の従動ギヤ267L,267Rに、枠板202の背面側において噛合されている。
よって、シャッタモータ81L,81Rが正回転することにより、従動ギヤ267L,267R及び従動ピニオンギヤ265L,265Rが回転駆動し、これに噛合するギヤ部材220L,220Rが下方に移動する。つまり、上シャッタ201aが退避位置から前面位置に向けて下方に移動する。
そしてこのギヤ部材220L,220Rの下方への移動により、連動用ラックギヤ225に噛合する連動用ピニオンギヤ260L,260Rが回転し、該連動用ピニオンギヤ260L,260Rの左右反対側にて噛合している連動用ラックギヤ228を有するギヤ部材221L,221Rが上方に移動する。つまり、下シャッタ201bが退避位置から前面位置に向けて上方に移動する。
また、シャッタモータ81L,81Rが逆回転すると、ギヤ部材220L,220Rは上方に移動して、上シャッタ201aが前面位置から退避位置に向けて上方に移動し、このギヤ部材220L,220Rの上方への移動により、ギヤ部材221L,221Rが下方に移動し、下シャッタ201bが前面位置から退避位置に向けて下方に移動する。
すなわち、左右側に配置されたシャッタモータ81L,81Rの正逆回転駆動により、連動用ピニオンギヤ260L,260R及び該連動用ピニオンギヤ260L,260Rに噛合するギヤ部材220L,220R、221L,221Rからなる連動機構204L,204Rを介して、上シャッタ201aと下シャッタ201bとが連動する。
より詳しくは、図14(a)(b)に示すように、上シャッタ201aの退避位置から前面位置までの突出動作に連動して、下シャッタ201bは退避位置から前面位置まで突出動作するとともに、上シャッタ201aの前面位置から退避位置までの退避動作に連動して、下シャッタ201bは前面位置から退避位置まで退避動作する。
尚、図7に示すように、枠板202の下辺部202bの右側(図7中左側)には、下シャッタ201bの背面右端部に接触することが可能な長方形状の開口277が形成されており、シャッタ201の突出動作不良が生じたときに、下シャッタ201bを枠板202の背面側から直接手で操作して昇降できるようになっている。
このように構成されたシャッタユニット200においては、上下のシャッタ201a,201bが上下辺部202a,202bの前面に配置されている状態を、演出制御用マイクロコンピュータ(図示略)による駆動制御における初期位置として設定している。そして、演出制御用マイクロコンピュータ(図示略)からシャッタ201の突出動作指令が出力されると、ステッピングモータからなるシャッタモータ81L,81Rに突出動作方向への駆動指令が送信される。これにより、各シャッタモータ81L,81Rはそれぞれ予め設定されたステップ数の駆動動作を開始する。
具体的には、左側のシャッタモータ81Lの駆動ギヤ81bが正面から見て左回転駆動することで、従動ギヤ267Lが右回転、従動ピニオンギヤ265Lが左回転し、右側のシャッタモータ81Rの駆動ギヤ81bが正面から見て右回転駆動することで、従動ギヤ267Lが左回転、従動ピニオンギヤ265Lが右回転する。これにより上シャッタ201aが下方に移動する突出動作を行う。そしてこの上シャッタ201aの突出動作により、左側の連動用ピニオンギヤ260Lが左回転、右側の連動用ピニオンギヤ260Rが右回転することで、下シャッタ201aが上方に移動する突出動作を行う。
また、演出制御用マイクロコンピュータ(図示略)からシャッタ201の退避動作指令が出力されると、ステッピングモータからなるシャッタモータ81L,81Rに退避動作方向への駆動指令が送信される。これにより、各シャッタモータ81L,81Rはそれぞれ予め設定されたステップ数の駆動動作を開始する。
具体的には、左側のシャッタモータ81Lの駆動ギヤ81bが正面から見て右回転駆動することで、従動ギヤ267Lが左回転、従動ピニオンギヤ265Lが右回転し、右側のシャッタモータ81Rの駆動ギヤ81bが正面から見て左回転駆動することで、従動ギヤ267Lが右回転、従動ピニオンギヤ265Lが左回転する。これにより上シャッタ201aが上方に移動する退避動作を行う。そしてこの上シャッタ201aの退避動作により、左側の連動用ピニオンギヤ260Lが右回転、右側の連動用ピニオンギヤ260Rが左回転することで、下シャッタ201aが下方に移動する退避動作を行う。
そして、上シャッタ201aが退避位置に到達すると(図14(a)参照)、シャッタセンサ82L,82Rからの被検出片230,230の検出信号の入力が途絶え(シャッタセンサ82L,82R;off)、シャッタモータ81L,81Rの退避動作の駆動が停止される。
また、演出制御用マイクロコンピュータ(図示略)は、シャッタ201の駆動制御を、例えば遊技状態が第1特別図柄表示器8aや第2特別図柄表示器8bに特定表示結果(大当り図柄)が導出表示される確率が高くなる確率変動状態に移行した場合、可変入賞球装置15に遊技球が始動入賞しやすくなる高ベース状態に移行した場合、大当り遊技状態に移行した場合等の遊技状態の移行に応じて行ったり、演出表示装置9の表示部9aにて様々な演出(例えばリーチ演出等)が実行される場合や操作ボタン50による操作がなされた場合等の適宜タイミングで行ってもよい。
さらに、上下のシャッタ201を、各遊技状態に制御されている間や演出表示装置9で演出が実行されている場合において前面位置または退避位置のいずれかに配置させるだけでなく、前面位置と退避位置との間で上下動を繰り返すような制御を行ってもよい。
なお、演出制御用マイクロコンピュータ(図示略)は、パチンコ遊技機1の電源投入時等の所定のタイミングで、シャッタモータ81L,81Rに所定の初期動作を行わせ、動作確認を行うようになっている。この初期動作では、例えばシャッタモータ81L,81Rを突出動作及び退避動作させ、シャッタセンサ82L,82Rが正常にon/offされるかが確認される。
また、演出制御用マイクロコンピュータ(図示略)は、例えばシャッタモータ81L,81Rを突出動作させる際に、シャッタモータ81L,81Rの動作量が所定の最大ステップ数を超えてもシャッタセンサ82L,82Rからの検出信号が入力されない場合には、所定のリトライ動作を行い、それでもシャッタセンサ82L,82Rからの検出信号が入力されない場合には異常状態と判定するようになっている。
このリトライ動作では、例えばシャッタモータ81L,81Rを退避動作方向に所定ステップ数、退避動作方向に突出動作方向よりも多い所定ステップ数作動させるようになっている。なお、異常状態と判定した場合、その旨を演出表示装置9による表示や、音やLED等により報知してもよいし、報知することなく、演出表示装置9によりシャッタ201a,201bと略同様のシャッタが動作する動画像を表示して演出を行うようにしてもよい。
以上説明してきたように、本発明の実施例としてのシャッタユニット200にあっては、上シャッタ201aよりも下シャッタ201bの重量が大きく、該下シャッタ201bが自重により下降しようとする力の方が大きいため、例えばパチンコ遊技機1の搬送中等、シャッタモータ81L,81Rの非駆動時においてパチンコ遊技機1に振動が生じた場合に、下シャッタ201bが自重により初期位置である退避位置まで下降するとともに、該下シャッタ201bの退避動作に連動して上シャッタ201aが退避位置まで上昇する方向に作用が働くことで、上下のシャッタは退避位置に維持されやすくなる。よって、パチンコ遊技機1を設置する際の作業負荷を軽減することができる。
また、上シャッタ201a及び下シャッタ201bを、前面位置ではなく退避位置に維持されやすくすることで、上シャッタ201a及び下シャッタ201bの前面側が遊技盤6により保護されるため、遊技盤6の前面側から何らかの衝撃が加わること等により上シャッタ201a及び下シャッタ201bが損傷することが防止される。
また、搬送中にシャッタ201が前面位置に移動してしまい、遊技場において複数のパチンコ遊技機1を設置した後、各パチンコ遊技機1のシャッタ201を手作業により退避位置に戻す必要がないので、特に大量のパチンコ遊技機を設置する際に手間がかかることがない。
尚、下シャッタ201bは、パチンコ遊技機1を起立状態で設置した状態において、上シャッタ201aの重量や、非駆動状態におけるシャッタモータ81L,81Rの出力軸81aにかかる回転抵抗及びギヤ部材等の各種部材に生じる摩擦抵抗等に抗して、自重により下降しうるとともに、シャッタモータ81L,81Rの駆動により動作しうる程度の重量を有していることが好ましい。
また、パチンコ遊技機1を所定の設置部に設置した後、上記したようにパチンコ遊技機1の電源を投入し、演出制御用マイクロコンピュータ(図示略)がシャッタモータ81L,81Rに所定の初期動作を行わなくても、上下のシャッタ201を確実に初期位置に配置することができる。
尚、上下のシャッタ201が初期位置である退避位置に配置されていない状態で上記したようにパチンコ遊技機1の電源が投入され、演出制御用マイクロコンピュータ(図示略)がシャッタモータ81L,81Rに所定の初期動作を行うことで、シャッタセンサ82L,82Rに電力が供給された時点で該シャッタセンサ82L,82Rから検出信号が入力され、上シャッタ201aがどの位置に位置しているのかを特定できずにエラーと判定してしまったり、必要以上にシャッタモータ81L,81Rを駆動してシャッタモータ81L,81Rや各種ギヤ部材等に負荷をかけてしまう虞がない。
また、連動機構204L,204Rは上下のシャッタ201の左右側にそれぞれ配置されており、左右のうち右側のギヤ部材220R,221Rは、上下のシャッタ201に対してそれぞれ上下方向に移動不能、かつ、左右方向に移動可能な遊びを設けて取り付けられていることで、上下一対のシャッタ201は、それぞれの左右側で連動機構204L,204Rにて連動されることで、シャッタ201の昇降動作時における左右方向の傾きが効果的に防止される。また、左右のラックギヤ225,228及び連動用ピニオンギヤ260L,260Rの成型や組み付けの精度に誤差が生じても、この誤差がシャッタ201と右側のギヤ部材220R,221Rとの取付部の遊びにて吸収されるようになっている。よって、枠板202の左右辺部202c,202dそれぞれの前面に形成された凹部270,270内をギヤ部材220L,220R、221L,221Rが移動する際に上下のシャッタ201との間に捩れ等が生じることがないので、シャッタ201の昇降動作不良が生じることを防止できる。
尚、本実施例では、左右のうち右側のギヤ部材220R,221Rは、上下のシャッタ201に対してそれぞれ上下方向に移動不能、かつ、左右方向に移動可能な遊びを設けて取り付けられていたが、左右方向だけでなく、上下方向にも移動可能な遊びを設けて取り付けてもよく、このようにすることで、左右のラックギヤ225,228及び連動用ピニオンギヤ260L,260Rの成型や組み付けの精度に上下方向の誤差が生じても、この誤差がシャッタ201と右側のギヤ部材220R,221Rとの取付部の遊びにて吸収することができる。
また、右側のギヤ部材220R,221Rを、上下のシャッタ201に対してそれぞれ左右方向に移動不能、かつ、上下方向に移動可能な遊びを設けて取り付けてもよく、この場合、例えば長穴250a,250bを上下方向に向けて配置すればよい。
また、本実施例では、ギヤ部材220R,221R側に長穴250a,250bを設け、シャッタ201側に長穴250a,250b内に挿通可能な凸部251a,251bを設けていたが、シャッタ201側に長穴250a,250bを設け、ギヤ部材220R,221R側に凸部251a,251bを設けてもよい。
また、本実施例では、シャッタ201に対して右側のギヤ部材220R,221Rのみを左右方向に移動不能、かつ、上下方向に移動可能な遊びを設けて取り付けていたが、シャッタ201に対して左側のギヤ部材220L,221Lのみを左右方向に移動不能、かつ、上下方向に移動可能な遊びを設けて取り付けてもよいし、あるいはシャッタ201に対して左右側のギヤ部材220L,220R,221L,221R双方を左右方向に移動不能、かつ、上下方向に移動可能な遊びを設けて取り付けてもよい。
また、上シャッタ201aの左右側を2つのシャッタモータ81L,81Rにて駆動することで、上シャッタ201aを安定して昇降させることができるばかりか、駆動用ラックギヤ226,226を連動用ピニオンギヤ260L,260Rに噛合する連動用ラックギヤ225,228とは別個に形成することで、上シャッタ201aの連動用ラックギヤ225,225と下シャッタ201bの連動用ラックギヤ228とで磨耗差が生じにくくなるので、上下のシャッタ201の連動に支障をきたすことがない。
尚、本実施例のシャッタユニット200は、上シャッタ201aよりも下シャッタ201bの重量を重くすることで、パチンコ遊技機1に振動が生じた場合に、下シャッタ201bが自重により初期位置である退避位置まで下降するとともに、該下シャッタ201bの退避動作に連動して上シャッタ201aが退避位置まで上昇する方向に作用が働くようにしていたが、例えば下シャッタ201bに取り付けられるギヤ部材221L,221Rを重くすることで下シャッタ201bが自重により下降するようにしてもよい。
さらに、特に図示はしないが、下シャッタ201bを退避位置方向、つまり下側に向けて付勢するバネ部材等を設け、シャッタモータ81L,81Rの非駆動時において常時下シャッタ201bが退避位置に保持されるようにしてもよいし、あるいは上シャッタ201aを退避位置方向、つまり上側に向けて付勢するバネ部材等を設け、シャッタモータ81L,81Rの非駆動時において常時上シャッタ201aが退避位置に保持されるようにしてもよい。
また、シャッタ201が退避位置に配置されたときに、例えば摩擦部材や係止部材等により該シャッタ201を退避位置に保持するとともに、シャッタモータ81L,81Rの駆動時により突出動作が行われる場合には、該駆動力がこれら摩擦部材や係止部材等による保持力を上回ってシャッタ201の突出動作を可能とする保持手段等を設けてよく、このようにすれば、搬送中におけるシャッタ201の初期位置からの移動を規制することができる。
また、これら上下のシャッタ201の駆動は、主に演出制御用マイクロコンピュータ(図示略)により制御される演出表示装置9による演出表示に応じて行われるため、例えば上下のシャッタ201が万が一何らかの要因で駆動しない場合、通常なら前面側にシャッタ201が配置される画面領域には何も表示されず、遊技者に違和感を与えてしまうため、例えばシャッタ201を駆動させる演出を実行する際に、常にシャッタ201を模した画像を該シャッタ201の背面領域に表示させる制御を行うことで、万が一シャッタ201が駆動しない場合でも、シャッタ201を駆動した場合と同様の演出画面を提供できるので、遊技者に違和感を与えることがない。
図15には、本発明の変形例としてのシャッタユニット1200が示されている。前記実施例では、演出表示装置9の前面側に上下方向に移動可能に配置される上下一対の可動体の一例として、板状部材にて構成されたシャッタ201が適用されていたが、可動体の形状は板状部材のものに限定されるものではなく、また、形状等も種々に変形可能である。また、本変形例のように、例えば棒部材等により枠状に形成された上可動枠体1201a及び下可動枠体1201bとしてもよい。
また、上可動枠体1201aを下向きコ字形とし、下可動枠体1201bを上向きコ字形とすることで、図15(a)に示す退避位置から図15(b)に示す前面位置に移動したときに、互いに当接した上可動枠体1201a及び下可動枠体1201bにより四角枠部が形成されるようにし、この四角枠部が形成されたときに該四角枠部内に適宜演出画像等を表示するようにしてもよい。尚、これら可動枠体の形状も種々に変形可能であり、例えば前面位置にて互いに当接した上可動枠体1201a及び下可動枠体1201bにより、丸型、多角形型、ハート型形状等が形成されるようにしてもよい。
また、前記実施例のシャッタユニット200では、前面位置において上シャッタ201aと下シャッタ201bとは互いに離間して配置されていたが、本変形例のように、上下の可動枠体1201a,1201bを前面位置において互いに当接して配置してもよいし、あるいは互いの少なくとも一部が前後に重なるように配置してもよい。
また、前記実施例のシャッタユニット200では、シャッタ201は非透光性に形成され、シャッタ201を通して背面側の表示部9aに表示された画像等を視認することはできないが、シャッタ201や可動枠体1201を透光性を有する材質にて形成し、シャッタ201、可動枠体1201を通して背面側の表示部9aに表示された画像等を視認できるようにしてもよい。
また、前記実施例のシャッタユニット200では、シャッタ201を駆動するシャッタモータ81L,81R及び連動機構204L,204Rは左右辺部202c,202dそれぞれに配設されていたが、本変形例のように、左側もしくは右側のみに配設してもよい。
また、前記実施例のシャッタユニット200では、シャッタ201を駆動するシャッタモータ81L,81Rは、上シャッタ201aを駆動可能に連係されていたが、下シャッタ201bを駆動可能に連係されていてもよいし、上下のシャッタ201a,201b双方に対応して配設してもよい。
また、前記実施例のシャッタユニット200では、ギヤ部材220L,220R、221L,221Rはそれぞれ表示部9aの左右側方に配設されていたが、表示部9aの前面側に配設してもよいし、あるいは演出表示装置9の背面側に配設するようにしてもよい。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、例えばパチンコ遊技機1の前面等に遊技者側から視認可能に設けられる表示手段の一例として、画像等を表示可能な演出表示装置9が適用されていたが、本発明はこのような画像を表示可能な画像表示装置に限定されるものではなく、例えばいわゆる役物等の機械的構造物であってもよい。
また、このような表示手段は、遊技盤6に配設されるものに限定されるものではなく、ガラス扉枠2等の遊技機本体の前面に設けてもよい。さらに、演出表示装置9のように演出用表示手段だけでなく、第1特別図柄表示器8aや第2特別図柄表示器8b等の遊技用表示手段であってもよい。
また、前記実施例では、本発明の遊技機の一例としてパチンコ遊技機1を適用したが、本発明はこれに限定されるものではなく、メダル等の遊技用価値を用いて1ゲームに対して所定数の賭数を設定することによりゲームが開始可能となるとともに、各々が識別可能な複数種類の図柄を変動表示可能な可変表示装置に表示結果が導出されたことにより1ゲームが終了し、前記可変表示装置に導出された表示結果に応じて入賞が発生可能とされたスロットマシン等の遊技機にも適用可能である。
1 パチンコ遊技機
6 遊技盤
81L,81R シャッタモータ
200 シャッタユニット
201a 上シャッタ
201b 下シャッタ
202 枠板
204L,204R 連動機構
208a,208b 取付片
209a,209b 取付片
220L,220R ギヤ部材
221L,221R ギヤ部材
225,228 連動用ラックギヤ
226 駆動用ラックギヤ
227a,227b 被取付片
229a,229b 被取付片
250a,250b 長穴
251a,251b 凸部
252a,251b ネジ穴
253a,253b 取付ボルト
254a,254b ワッシャ
260L,260R 連動用ピニオンギヤ
265L,265R 従動ピニオンギヤ
267L,267R 従動ギヤ

Claims (2)

  1. 上下方向を向く起立姿勢で設置される遊技機であって、
    上下方向に移動可能に配置される上下一対の可動体と、
    前記上下一対の可動体のうち少なくとも一方を、表示手段の前面側に配置される前面位置と該表示手段の上下側に退避する退避位置との間で駆動させる駆動モータと、
    前記上下一対の可動体それぞれに設けられるラックギヤと、
    前記上下一対の可動体それぞれのラックギヤに噛合され、前記駆動モータの駆動により、該上下一対の可動体双方を前記退避位置から前記前面位置または前記前面位置から前記退避位置に向けて連動させるための連動ギヤと、
    を備え、
    前記上下一対の可動体のうち下側可動体の重量を上側可動体よりも重くした、
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記ラックギヤは、前記上下一対の可動体の左右側にそれぞれ取り付けられる左右一対のギヤ部材により形成され、
    前記駆動モータは、前記上側可動体の左右側に配置される左右一対の駆動モータを含み、
    前記上側可動体の前記左右一対のギヤ部材には、前記左右一対の駆動モータの出力軸の回転により駆動される駆動用ラックギヤが、前記ラックギヤとは別個に形成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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