JP3786623B2 - パチンコ遊技機 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、大入賞口に配設された開閉片の不正開放を防止し得るようにしたパチンコ遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
表示画面に図柄を変動表示する図柄表示装置と、図柄始動条件の成立を契機として変動開始から図柄確定に至る一連の図柄生成行程を選定し、かつその選定された図柄生成行程を図柄表示装置の表示画面に表示させる図柄制御手段と、大入賞口に起倒可能に配設された開閉片が、傾倒して大入賞口を開放する開放位置と、起立して大入賞口を閉鎖する閉鎖位置とに変換制御される可変入賞装置とを備え、前記表示画面に所定の当り図柄態様が確定表示された場合に、前記開閉片が所定作動態様で開閉駆動されて、遊技者に所定の利得を供与することとなる特別遊技作動を実行するようにしたパチンコ遊技機はよく知られている。これらには、例えば、第一種パチンコ遊技機,第三種パチンコ遊技機等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記可変入賞装置は、特別遊技作動の実行時に、駆動源としてのソレノイドが励磁状態となることによって開閉片が傾倒し、大入賞口を開放するように構成されている。しかしながら、前記開閉片は、遊技機本体の前面を遮蔽するガラス枠の隙間から針金のようなものを挿入してその先端を開閉片の上縁に引っ掛けて引っ張ると簡単に傾倒してしまうため、このような手口を用いて大量の遊技球を獲得する不正行為が行われることがあった。
【0004】
上記のような不正行為を防止するために、駆動源としてのソレノイドが消磁状態にある時には、開閉片を傾倒不能にロックするロック手段を設けたパチンコ遊技機の構成が、例えば特開2002-18005号公報や特開2001-353315号公報に開示されている。
【0005】
ところが、上記両公報に開示された構成は、可変入賞装置の内部にロック手段が設けられているため、可変入賞装置の内部構造が複雑化したものとなっている。また、可変入賞装置の内部にロック手段が設けられていると、外部から視認することができないため、ロック手段があるか否かの判断ができず、開閉片を傾倒させて大入賞口を開放しようとする行為自体を抑止することはできない。このため、依然として大入賞口を開放しようとする行為が行われる結果、無理矢理挿入された針金等によってパチンコ遊技機が破損してしまう虞があった。
【0006】
一方、特別遊技作動が発生すると、パチンコ遊技機に設けられた装飾ランプが派手な点灯パターンで点滅したり、図柄表示装置の表示画面に派手な画像を表示したりして大当りとしての特別遊技作動の発生を報知している。しかしながら、装飾ランプや図柄表示装置は、特別遊技作動の発生時以外であっても、様々な点灯パターンや表示を行っているので、特別遊技作動の発生という遊技者にとって喜ばしい有利な状態になっても、その状態を遊技者に視覚的に強く訴えて報知することが充分にできていない。また、特別遊技作動の実行時にあって、可変入賞装置の開閉片は、傾倒して大入賞口を開放する開放位置と、起立して大入賞口を閉鎖する閉鎖位置とに変換される作動を繰り返すだけであり、このような作動態様は既によく知られたものとなっているため、斬新性や興趣性に乏しいといった問題点があった。
【0007】
本発明は、大入賞口に配設された開閉片の不正開放を防止し得るとともに、その不正開放行為を未然に抑止することができ、さらに、特別遊技作動の実行を斬新な動作によって視覚的に強く訴えて報知することにより、特別遊技作動時における遊技の興趣性を高め得るようにしたパチンコ遊技機を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、表示画面に図柄を変動表示する図柄表示装置と、図柄始動条件の成立を契機として変動開始から図柄確定に至る一連の図柄生成行程を選定し、かつその選定された図柄生成行程を図柄表示装置の表示画面に表示させる図柄制御手段と、大入賞口に前後方向に起倒可能に配設された開閉片が、傾倒して大入賞口を開放する開放位置と、起立して大入賞口を閉鎖する閉鎖位置とに変換制御される可変入賞装置とを備え、前記表示画面に所定の当り図柄態様が確定表示された場合に、前記開閉片が所定作動態様で開閉駆動されて、遊技者に所定の利得を供与することとなる特別遊技作動を実行するようにしたパチンコ遊技機において、
裏面側に阻止突起を備えた開放阻止部材を、遊技盤上で、可変入賞装置の側部位置に配設し、該開放阻止部材を、回動駆動手段を介して、前記可変入賞装置の前部位置に回動して、阻止突起が開閉片の前方傾倒を阻止する定常位置と、特別遊技作動の実行に伴って前記可変入賞装置の側部に回動して、阻止突起が開閉片の前部位置から外れ、該開閉片の前方傾倒を可能とする待避位置とに変換制御するようにしたことを特徴とするパチンコ遊技機である(請求項1)。
【0009】
かかる構成にあって、定常位置で開閉片の傾倒を阻止する阻止突起を備えた開放阻止部材が、可変入賞装置の側部位置に配設されていることにより、従来構成のように、可変入賞装置の内部を複雑にすることなく、開閉片の不正開放を防止することができる。また、開放阻止部材が可変入賞装置の外部に配設され、該開放阻止部材が定常位置にある時、開閉片を開放し得ないことが視認できるため、針金等を用いた開閉片の不正開放行為を未然に抑止することができる。
【0010】
また、上記構成にあって、回動駆動手段を、開放阻止部材を軸支する回転軸を備えたモータとする構成(請求項2)が提案される。このように、モータの回転軸に開放阻止部材を軸支させることにより、該開放阻止部材を回動駆動し得るので構造を簡単なものにすることができる。また、モータにはパルスモータ,サーボモータ等の回転量が制御可能なモータを適用し得るので、高い精度で開放阻止部材の所定角度の変換制御が可能となる。
【0011】
さらに、上記開放阻止部材を、装飾性を備えた適宜形状の装飾板とする構成(請求項3)が提案される。ここで、該装飾板は、その外形及び表面模様を適宜にデザイン化することによって装飾性を具備させることができる。このように、開放阻止部材を、装飾性を備えた適宜形状の装飾板によって構成すれば、特別遊技作動の実行に伴う開放阻止部材の斬新な動作によって、特別遊技作動の実行を視覚的に強く訴えて報知することができ、特別遊技作動時における遊技の興趣性が高められる。
【0012】
また、特別遊技作動に関する情報を表示する情報表示装置を、開放阻止部材がその定常位置で遮蔽し、該開放阻止部材が待避位置に変換されることにより、前記情報表示装置が視認可能となるようにする構成(請求項4)が提案される。ここで、特別遊技作動に関する情報としては、大入賞口の開閉ラウンド数や一ラウンド中の入賞球数が挙げられ、これらの情報が発光ダイオードや7セグメント表示器を備えた情報表示装置によって表示される。かかる構成にあって、前記情報表示装置は、特別遊技作動以外では必要のないものなので、通常遊技時には開放阻止部材によって遮蔽しておくことができ、特別遊技作動の実行に伴って視認可能とすることができる。
【0013】
さらに、図柄制御手段により選定される図柄生成行程が所定の当り図柄態様である場合に、その当り図柄態様が表示画面に確定表示される前に、開放阻止部材を待避位置に変換させるようにしてもよい(請求項5)。これにより、開放阻止部材の作動によって特別遊技作動の実行を遊技者にいち早く予告することができ、遊技の興趣性が向上する。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明にかかるパチンコ遊技機の一実施例を添付図面に基づいて説明する。この実施例は、本発明を第一種パチンコ遊技機に適用した一例を示すものである。
【0015】
パチンコ遊技機の遊技盤1には、図1に示すように、略円形の誘導レール2で囲繞された遊技領域3が設けられており、該遊技領域3の略中央にセンターケース4が配設されている。このセンターケース4には、液晶表示器,CRT表示器等からなる図柄表示装置5が組み付けられており、該図柄表示装置5の表示画面6には、通常遊技時において、三つの特別図柄A,B,Cが変動表示される。
【0016】
センターケース4の右上部には、四個のパイロットランプからなる特別図柄始動記憶数表示装置8が設けられている。この特別図柄始動記憶数表示装置8は、後述する主制御基板60(図6参照)の記憶装置RAMの一部領域に記憶された特別図柄始動記憶数をパイロットランプの点灯数によって表示する。また、前記表示画面6の一部領域には、普通図柄表示部10が設けられており、該普通図柄表示部10には二つの普通図柄が変動表示される。そして、この普通図柄が所定の組み合わせの当り態様の場合には、後述する普通電動役物15が開放される。また、センターケース4の左上部には、四個の発光ダイオードからなる普通図柄始動記憶数表示装置12が設けられており、後述の普通図柄始動スイッチS2(図6参照)からの遊技球検出信号が、所定数を上限として主制御基板60(図6参照)の記憶装置RAMの一部領域に記憶された場合に、その記憶数を発光ダイオードの点灯数によって表示する。
【0017】
一方、センターケース4の左右両側には、普通図柄始動ゲート(普通図柄始動領域)13,13が配設されており、遊技球の通過により、この普通図柄作動ゲート13,13が具備する普通図柄始動スイッチS2から遊技球検出信号が発生すると、前記普通図柄表示部10の普通図柄が変動し、所定時間経過後に停止して種々の組み合わせの点灯態様が表示されることとなる。
【0018】
また、図柄表示装置5の直下位置には、内部を特別図柄始動領域14とするとともに、開閉翼片により入賞口を兼ねた入り口の開口度を変化させるようにした普通電動役物15が配設されている。そして前記普通図柄表示部10の表示結果が所定の当り態様の場合には、開閉翼片が所定時間(約 0.2秒)拡開して、特別図柄始動領域14に遊技球が入り易い状態となる。この特別図柄始動領域14は、特別図柄始動スイッチS1(図6参照)を備えており、該特別図柄始動スイッチS1による遊技球の入賞検知に伴って、前記図柄表示装置5の表示画面6に特別図柄A,B,Cを変動表示する図柄生成行程が実行されることとなる。
【0019】
さらに、普通電動役物15の下方には、内部に特定領域と一般領域とを有する大入賞口23を備え、かつ、開閉片24を大入賞口ソレノイド25(図6参照)により開閉制御することにより大入賞口23を開放状態又は閉鎖状態のいずれかに変換する可変入賞装置22が配設されている。開閉片24は、大入賞口23の開口部に起倒可能に配設されており、図2イに示すように、起立して大入賞口23を閉鎖する閉鎖位置と、図2ロに示すように、前方傾倒して大入賞口23を開放する開放位置とに変換制御される。そして、前記図柄表示装置5の表示画面6に変動表示される特別図柄A,B,Cが、所定の組み合わせの当り図柄態様で確定表示された場合に大当たりとしての特別遊技作動が実行される。この特別遊技作動は、開閉片24が前方に傾倒して開き、その開放状態で開閉片24の上面の案内作用を介して、大入賞口23内へ遊技球を案内するとともに、所定開放時間(例えば30秒)の満了、またはその所定開放時間中における所定個数(例えば10個)の遊技球の入賞により開閉片24が起立して大入賞口23が閉鎖される開閉ラウンドを、特定領域の球通過を条件として所定回数(例えば15回)継続するものであって、この特別遊技作動の実行によって多量の遊技球が入賞し、遊技者に所定の利得が供与される。可変入賞装置22の内部には、特定領域に入った遊技球を検知する特定領域スイッチS3(図6参照)と、一回の開閉ラウンド毎の入賞個数を計数するカウントスイッチS4(図6参照)とが設けられている。また、特定領域スイッチS3で検知される遊技球は、一回の開閉ラウンド中に計数される入賞個数に合算される。
【0020】
可変入賞装置22の側部位置には、開閉片24の不正開放を防止する開放阻止部材27a,27bが左右一対で配設されている。該開放阻止部材27a,27bは、装飾性を備えた適宜形状の装飾板からなり、この実施例では、親指を開いた人間の両手をデザインしたものとなっている。該開放阻止部材27a,27bには、その裏面側に阻止突起28,28が夫々突成されており、該阻止突起28,28は、可変入賞装置22の前部に回動した定常位置で開閉片24の前面に近接する所定の長さに形成されている。また、各開放阻止部材27a,27bは、後述する回動駆動手段29a,29bによって回動駆動され、図2イ,図3イに示すように、可変入賞装置22の前部に回動して阻止突起28,28が開閉片24の前方傾倒を阻止する定常位置と、図2ロ,図3ロに示すように、特別遊技作動の実行に伴って側部に回動して阻止突起28,28が開閉片24の前部位置から外れ、該開閉片24の前方傾倒を可能とする待避位置とに変換制御される。
【0021】
前記回動駆動手段29a,29bには、パルスモータ,サーボモータ等の回転量が制御可能なモータ30a,30bが用いられており、図4に示すように、該モータ30a,30bの回転軸31a,31bに開放阻止部材27a,27bが夫々軸支されている。このモータ30a,30bは互いに異なる向きで回転駆動され、後述する主制御基板60の主制御用中央制御装置CPUによってモータ30a,30bの回転量を制御することにより、待避駆動時には、開放阻止部材27a,27bを、図3イに示す定常位置から、外側に夫々略90°回動させて図3ロに示す待避位置に変換し、復帰駆動時には、該待避位置から内側に夫々略90°回動させて定常位置に変換するようにしている。
【0022】
また、大入賞口23の左右両側には、7セグメント表示器からなる情報表示装置32a,32bが配設されている。該情報表示装置32a,32bは、図5イに示すように、開放阻止部材27a,27bが定常位置にある時、該開放阻止部材27a,27bによって遮蔽されており、図5ロに示すように、開放阻止部材27a,27bが待避位置に変換されることにより視認可能となる。ここで、情報表示装置32a,32bは特別遊技作動に関する情報を表示するものであり、左側の情報表示装置32aは大入賞口の開閉ラウンド数を表示し、右側の情報表示装置32bは一ラウンド中の入賞球数を表示する。また、図示した例では、各情報表示装置32a,32bが変色表示可能な単一の7セグメント表示器によって夫々構成されており、1桁目を例えば緑色で表示した後、2桁目を例えば赤色で表示するようになっている。そして、このような特別遊技作動に関する情報を表示する情報表示装置32a,32bは、特別遊技作動以外では必要のないものなので、通常遊技時には開放阻止部材27a,27bによって遮蔽しておくようにしている。
【0023】
その他、遊技領域3には、複数の一般入賞口33が配設されており、その内部に具備する一般入賞スイッチS5(図6参照)による遊技球の入賞検知に伴って所定数の賞球が払い出される。
【0024】
図6は、上述のパチンコ遊技機の遊技作動を制御する制御回路を示すものである。
主制御基板60には、パチンコ遊技機の遊技作動等を制御するための基板回路が設けられており、この基板回路上には主制御用中央制御装置CPUが配設されている。この主制御用中央制御装置CPUは、遊技に関する統括的な制御を処理実行するものであって、この主制御用中央制御装置CPUには、演算処理に用いる動作プログラムを格納する記憶装置ROMと、必要なデータを随時読み書き可能な記憶装置RAMとが、データを読み書きするアドレスを指定する情報を一方的に伝えるアドレスバス(図示省略)と、データのやり取りを行うデータバス(図示省略)を介して接続され、主制御基板60の基板回路を構成している。前記記憶装置ROMには、制御プログラム、モータ30a,30bの動作プログラム、乱数テーブル等の固定データが記憶されている。また、該乱数テーブルには大当り特別乱数K、大当り図柄乱数L、ハズレ図柄乱数Ma ,Mb ,Mc 、リーチ乱数N、リーチ図柄乱数P、リーチ態様乱数Q、普通当り乱数U、普通当り図柄乱数V等が格納されている。そして所定の図柄始動条件が成立すると主制御用中央制御装置CPUにて所要の乱数の抽選が行われる。また、記憶装置RAMには、特別図柄始動スイッチS1、普通図柄始動スイッチS2のON作動による記憶数等が一時的に記憶される記憶エリア、ソフトタイマを構成するレジスタ領域及びワークエリア等が設けられている。
【0025】
上記主制御基板60の基板回路には、所定のクロックパルスを出力するクロック装置(図示省略)が設けられ、主制御用中央制御装置CPUに接続されている。そして主制御用中央制御装置CPUは一定間隔のクロックパルスによって、時系列的に演算処理を行い、一連の処理作動を順次実行する。また、このクロック装置により出力されたクロックパルスをカウントして、時間を計測するタイマーも接続されている。
【0026】
また、上記主制御基板60の基板回路には、主制御用中央制御装置CPUが周辺機器とデータ通信を行う入力ポート(図示省略)及び出力ポート(図示省略)が設けられており、該出力ポートを介して主制御基板60からの制御指令が、図柄表示制御基板62,音源制御基板63,光源制御基板64,払出制御基板65の各入力ポートに向けて一方向に発信されるように接続されている。また、主制御基板60の入力ポートには、盤面中継基板61を介して、上述した特別図柄始動スイッチS1,普通図柄始動スイッチS2,特定領域スイッチS3,カウントスイッチS4,一般入賞スイッチS5が接続されており、主制御基板60が2ms毎に各スイッチS1〜S5の遊技球検出状態を調べ、遊技球検出があるとその信号が波形整形回路により波形整形されて主制御用中央制御装置CPUに入力され、その情報を記憶装置RAMに記憶する。また、主制御基板60の出力ポートには、盤面中継基板61を介して大入賞口ソレノイド25,普通電動役物15の駆動用ソレノイド26,モータ30a,30b,情報表示装置32a,32bが接続され、主制御用中央制御装置CPUが所定の条件を選出した場合に作動される。
【0027】
ここで主制御用中央制御装置CPU及び上記各制御基板62,63,64,65に設置されている各中央制御装置CPUは、所定のデータの処理を行う演算ユニット(ALU)を連成した演算装置と、この演算装置に入出力するデータや読み込んだ命令を保管しておくレジスタと、命令を解読するデコーダ等によって構成されている。尚、前記演算ユニットの連成数によって、各中央制御装置CPUの演算処理能力が決まる。そして、主制御用中央制御装置CPUは、所定の形式で生成した制御指令信号を各制御基板62,63,64,65に夫々送信し、各制御基板62,63,64,65の中央制御装置CPUがこの制御指令信号に従って所定の制御を処理実行することとなる。
【0028】
上記図柄表示制御基板62には、図柄表示装置5の表示画面6に表出される図柄表示態様を制御するための基板回路が設けられている。この基板回路は、図柄表示態様を制御処理する図柄制御用中央制御装置CPUに、演出プログラムが格納されている記憶装置ROMと、必要なデータを読み書きできる記憶装置RAMと、入力ポート及び出力ポートとを備えてなる。この記憶装置ROMには、上述した特別図柄A,B,Cの図柄表示パターン及び普通図柄の図柄表示パターンが記憶され、さらに特別図柄A,B,Cと普通図柄の図柄形態及び変動パターン,大当り遊技パターン,リーチ態様パターン等の固定データやその動作プログラムが記憶されている。
【0029】
また、図柄表示制御基板62は、通常遊技時において、主制御基板60からの制御指令信号を入力ポートを介して受信すると、図柄制御用中央制御装置CPUにおいて演算処理し、所定の図柄変動を演出する特別図柄A,B,Cと普通図柄の変動態様データを、出力ポートを介して表示用ドライバに夫々送信する。該表示用ドライバは前記変動態様データに従って、図柄表示装置5の表示画面6に所定の変動態様で特別図柄A,B,Cと普通図柄とを夫々変動表示させる。そして、この表示用ドライバ及び図柄表示制御基板62と主制御基板60とによって、変動開始から図柄確定に至る一連の図柄生成行程を選定し、かつその選定された図柄生成行程を図柄表示装置5の表示画面6に表示させる図柄制御手段が構成されている。
【0030】
一方、上記音源制御基板63には、スピーカから発生する効果音等を制御するための基板回路が設けられている。この基板回路は、音響を制御する音源制御用中央制御装置CPUに、動作プログラムや音響発生パターン等の固定データが記憶されている記憶装置ROMと、必要なデータを読み書きする記憶装置RAMと、入力ポート及び出力ポートとを備えてなる。この音源制御基板63は、上記の主制御基板60より入力ポートを介して受信した制御指令信号を音源制御用中央制御装置CPUで演算処理し、所定の音データを出力ポートを介してサウンドジェネレータに送信して、スピーカから所定の効果音を出力させる。
【0031】
また、上記光源制御基板64には、パチンコ遊技機に備えられた発光ダイオードや装飾ランプといった電飾装置を制御するための基板回路が設けられている。この基板回路は、電飾装置の点灯,点滅等を制御する光源制御用中央制御装置CPUに、動作プログラムや、発光ダイオード,装飾ランプ等を電飾するための電飾パターン等の固定データが記憶されている記憶装置ROMと、必要なデータを読み書きする記憶装置RAMと、入力ポート及び出力ポートとを備えてなる。この光源制御基板64は、光源制御用中央制御装置CPUで、上記の主制御基板60から入力ポートを介して受信した制御指令信号を演算処理し、所定の光演出データを出力ポートを介して光源作動基板に送信し、電飾装置や特別図柄始動記憶数表示装置8及び普通図柄始動記憶数表示装置12の発光ダイオードや装飾ランプ等を所定の演出態様で点灯,点滅させる。
【0032】
さらに、上記払出制御基板65には、遊技球の貸球や賞球等を制御するための基板回路が設けられている。この基板回路は、貸球ユニットや賞球ユニット等が具備する各種ソレノイドを作動して、所定の貸球数や賞球数の供給を制御する払出制御用中央制御装置CPUに、動作プログラム,貸球や賞球の球数パターン等の固定データが記憶されている記憶装置ROMと、球数カウントデータ等の必要なデータを読み書きする記憶装置RAMと、入力ポート及び出力ポートとを備えてなる。この払出制御基板65は、主制御基板60から受信した制御指令信号に従い、払出制御用中央制御装置CPUで演算処理し、所定のデータを出力ポートを介して払出中継基板に送信し、このデータにより貸球ユニットや賞球ユニット等の各種ソレノイドを作動させて、所定の貸球や賞球の払い出しを実行する。また、払出制御基板65は、プリペイド金額を記憶したプリペイドカードの読み込み書き込みを行うプリペイドカードユニットと、該プリペイドカードのデータ処理を中継するCR接続基板を介して接続され、プリペイド金額の残額データ等を送受する。
【0033】
次に、図6に示した制御回路による制御態様をパチンコ遊技機の作動に従って説明する。
遊技球が図示しない発射装置より遊技盤1に発射され、この遊技球が特別図柄始動領域14を通過し、特別図柄始動スイッチS1がON作動すると、その信号を盤面中継基板61を介して主制御基板60が認識する。この信号により、主制御基板60の主制御用中央制御装置CPUは、記憶装置ROMに記憶されている大当り特別乱数K、大当り図柄乱数L、ハズレ図柄乱数Ma,Mb,Mc、リーチ乱数N、リーチ図柄乱数P、リーチ態様乱数Q等の各乱数を選出し、それらの各選出値を一旦、記憶装置RAMに格納する。
【0034】
さらには、特別図柄始動スイッチS1のON信号に基づき、主制御基板60の主制御用中央制御装置CPUで演算処理して賞球指令信号を払出制御基板65に発信すると共に、賞球作動に連動する賞球音の発生指令信号を音源制御基板63に、賞球ランプ等の発生指令信号を光源制御基板64に夫々発信する。主制御基板60から賞球指令信号を受信した払出制御基板65は、記憶装置ROMや記憶装置RAMの記憶データを用いて払出制御用中央制御装置CPUにて演算処理を行い、その結果に従って賞球ユニットの図示しないソレノイドを作動させて所定数量の賞球を払い出す。これと同期して、賞球音の発生指令信号を受けた音源制御基板63は、記憶装置ROMや記憶装置RAMの記憶データを用いて音源制御用中央制御装置CPUにて演算処理を行い、その結果に従ってスピーカより所定の賞球払出音を上記賞球の払出時に合わせて出力する。同時に光源制御基板64でも、受信した賞球ランプの発生指令信号に従って光源制御用中央制御装置CPUが記憶装置ROMや記憶装置RAMの記憶データを用いて演算処理を行い、その結果に従って所定の発光ダイオードや装飾ランプ等を点灯、点滅させる。
【0035】
尚、遊技球が特別図柄始動領域14を連続的に通過した場合には、特別図柄始動スイッチS1による遊技球検出数が主制御基板60の記憶装置RAMに記憶され、その記憶に基づいて上述したように特別図柄始動記憶数表示装置8のパイロットランプが順次点灯し、最高四回まで保留される。このパイロットランプは表示画面6の図柄が変動開始する都度に消灯されて、記憶数が減少する。尚、始動記憶数が満杯(四個)となっている場合には、特別図柄始動領域14を遊技球が通過しても無効となる。
【0036】
そして、特別図柄始動スイッチS1のON作動、若しくは主制御基板60の記憶装置RAMに記憶されている特別図柄始動記憶数の消化の何れかによる図柄始動条件の成立を契機として特別図柄A,B,Cの図柄変動が開始されると、主制御用中央制御装置CPUは、選出された大当り特別乱数Kを判定し、大当り図柄乱数Lとハズレ図柄乱数Ma,Mb,Mcの何れか一方を有効とすると共に、リーチ乱数Nの選定内容に従ってリーチとするかどうかを判定する。そして、これらの結果に基づき、図柄表示装置5で実行される図柄表示態様を制御するための図柄制御指令信号を図柄表示制御基板62に送信する。
【0037】
上記図柄制御指令信号を受けた図柄表示制御基板62の図柄制御用中央制御装置CPUは、該図柄制御指令信号に従って、記憶装置ROMに記憶されている所定の動作プログラムを用いて、表示画面6で演出する図柄表示態様を決定する。そして、該図柄表示態様に従って特別図柄A,B,Cを順次停止し、特別図柄A,B,Cを確定表示する図柄生成行程を実行する。
【0038】
また、主制御基板60の主制御用中央制御装置CPUは、音響作動と発光作動を上記図柄表示態様に連動させるため、音響制御指令信号を音源制御基板63に発信すると共に、電飾制御指令信号を光源制御基板64に発信する。音響制御指令を受けた音源制御基板63は、記憶装置ROMに記憶されている動作プログラム等を用いて音源制御用中央制御装置CPUで演算処理を行い、得られた所定の音データをサウンドジェネレータを介してスピーカより出力する。また前記光源制御基板64では、電飾制御指令信号に従って、記憶装置ROMに記憶されている動作プログラム等を用いて光源制御用中央制御装置CPUで演算処理を行い、得られた所定の光演出データに基づいて、光源作動基板を介して、発光ダイオードもしくは装飾ランプを点灯、点滅させる。
【0039】
上述の大当り特別乱数Kが当りを選出した場合、主制御基板60は、大当り図柄乱数Lを有効とするとともに、リーチ図柄乱数P,リーチ態様乱数Qを有効とし、図柄表示制御基板62に所定の制御指令信号を送信する。そして、図柄表示制御基板62は、リーチ図柄乱数Pに従い特別図柄をA=Cで停止して、リーチ態様乱数Qに従いリーチ作動を実行した後、大当り図柄乱数Lに従って、所定の当り図柄態様の特別図柄A,B,Cを確定表示する。同時に光源制御基板64及び音源制御基板63が所定の電飾演出と効果音を発生させる。
【0040】
このように所定の当り図柄態様が確定表示されると、主制御基板60は、盤面中継基板61を介してモータ30a,30bを駆動して、開放阻止部材27a,27bを図3イ等に示す定常位置から図3ロ等に示す待避位置に回動させる。これにより、阻止突起28,28が開閉片24の前部位置から外れて該開閉片24が前方傾倒可能な状態となる。次に、主制御基板60は、盤面中継基板61を介して大入賞口ソレノイド25を駆動して、開閉片24を前方傾倒させることにより大入賞口23を開放する大当りとしての一連の特別遊技作動を実行する。
【0041】
即ち、サウンドジェネレータがファンファーレを発すると共に、大入賞口ソレノイド25が駆動し、開閉片24が所定作動態様で開閉駆動される開閉ラウンドが開始される。この開閉ラウンドは、所定制限時間(例えば30秒)が経過するか、この所定制限時間内で、カウントスイッチS4により所定個数(例えば10個)の遊技球の入賞検知がなされるまで継続される。また上述したように、大入賞口23の特定領域に遊技球が流入し、特定領域スイッチS3がON作動した時は、次の開閉ラウンドへの移行条件が充足され、一旦開閉片24が閉鎖駆動して、一ラウンドが終了する。そして、その動作終了後に再び大入賞口23が開放されて、次の開閉ラウンドへ移行する。このように特別遊技作動は、開閉ラウンドが最大15回繰り返される大入賞口23の連続開放作動を生じ、遊技者に所定の利得が供与されることとなる。
【0042】
また、特別遊技作動中にあっては、大入賞口23内の特定領域スイッチS3やカウントスイッチS4が遊技球の流入によりON作動されると、その信号を主制御基板60が認識し、開放阻止部材27a,27bの待避位置への回動により視認可能となっている情報表示装置32a,32bに盤面中継基板61を介して制御指令を発信して、開閉ラウンド数と一ラウンド中の入賞球数とを逐次表示させる。
【0043】
そして、特別遊技作動が終了すると、主制御基板60は、盤面中継基板61を介してモータ30a,30bを逆方向に駆動して、開放阻止部材27a,27bを待避位置から定常位置に復帰させる。これにより、阻止突起28,28が開閉片24の前部に位置することとなり、該開閉片24の前方傾倒が不能な状態に戻る。
【0044】
かかる構成にあって、通常遊技状態にあっては、阻止突起28,28を備えた開放阻止部材27a,27bが、開閉片24の傾倒を阻止する定常位置に保持されていることにより、該開閉片24の不正開放を防止することができる。また、開放阻止部材27a,27bが可変入賞装置22の外部に配設されており、該開放阻止部材27a,27bが定常位置にある時、開閉片24を開放し得ないことが視認できるため、針金等を用いた開閉片24の不正開放行為を未然に抑止することができる。
【0045】
また、特別遊技作動の実行時には、開放阻止部材27a,27bが側部に回動して開閉片24の傾倒を可能する待避位置に変換されることにより、特別遊技作動の実行を視覚的に強く訴えて報知することができ、さらに、このような開放阻止部材27a,27bの動作は遊技者を祝福することにもなるため、特別遊技作動時における遊技の興趣性が高められる。
【0046】
尚、上記実施例では、特別遊技作動の開始時に開放阻止部材27a,27bを待避位置に変換し、特別遊技作動の終了時に定常位置に復帰させるようにしているが、これに代えて、各開閉ラウンド間で大入賞口23が閉鎖される毎に、開放阻止部材27a,27bを定常位置に復帰させるようにしてもよい。これにより、特別遊技作動をより一層動きのある面白い遊技とすることができる。
【0047】
また、上記実施例では、表示画面6に所定の当り図柄態様が確定表示された後に、モータ30a,30bを駆動して、開放阻止部材27a,27bを定常位置から待避位置に回動させるようにしているが、これに代えて、図柄制御手段により選定される図柄生成行程が所定の当り図柄態様である場合に、その当り図柄態様が表示画面6に確定表示される前に、開放阻止部材27a,27bを待避位置に回動させるようにしてもよい。これにより、特別遊技作動の実行を遊技者にいち早く予告する予告機能を付与することができる。
【0048】
また、上記実施例では、前方に傾倒する開閉片24を備えた可変入賞装置22について説明したが、これ以外に、側方に傾倒する開閉片を備えた可変入賞装置に対して本発明を適用することもできる。
【0049】
さらに、情報表示装置32a,32bは、7セグメント表示器以外に、発光ダイオードやドットマトリクス表示器によって構成することもできる。
【0050】
また、上記実施例では、左右一対の開放阻止部材27a,27bを用いた場合について説明したが、該開放阻止部材27a,27bは何れか一方のみであってもよい。
【0051】
さらに、上記実施例では、本発明を第一種パチンコ遊技機に適用した一例について説明したが、本発明は第三種パチンコ遊技機にも適用可能である。
【0052】
【発明の効果】
本発明は、上述したように、裏面側に阻止突起を備えた開放阻止部材を可変入賞装置の側部位置に配設し、該開放阻止部材を、回動駆動手段を介して、阻止突起が開閉片の傾倒を阻止する定常位置と、特別遊技作動の実行に伴って開閉片の傾倒を可能とする待避位置とに変換制御するようにしたから(請求項1)、従来構成のように、可変入賞装置の内部を複雑にすることなく、開閉片の不正開放を防止することができる。また、開放阻止部材が可変入賞装置の外部に配設されており、該開放阻止部材が定常位置にある時、開閉片を開放し得ないことが視認できるため、針金等を用いた開閉片の不正開放行為を未然に抑止することができる。
【0053】
また、回動駆動手段を、開放阻止部材を軸支する回転軸を備えたモータとしたから(請求項2)、構造を簡単なものにすることができるとともに、該モータにパルスモータ,サーボモータ等の回転量が制御可能なモータを適用し得るので、高い精度で開放阻止部材の所定角度の変換制御を行うことができる。
【0054】
さらに、上記開放阻止部材を、装飾性を備えた適宜形状の装飾板としたから(請求項3)、特別遊技作動の実行に伴う開放阻止部材の斬新な動作によって、特別遊技作動の実行を視覚的に強く訴えて報知することができるとともに、特別遊技作動時における遊技の興趣性を高めることができる。
【0055】
また、特別遊技作動に関する情報を表示する情報表示装置を、開放阻止部材がその定常位置で遮蔽し、該開放阻止部材が待避位置に変換されることにより、前記情報表示装置が視認可能となるようにすれば(請求項4)、特別遊技作動以外では必要のない情報表示装置を通常遊技時に遮蔽しておくことができ、特別遊技作動の実行に伴って視認可能とすることができる。
【0056】
さらに、図柄制御手段により選定される図柄生成行程が所定の当り図柄態様である場合に、その当り図柄態様が表示画面に確定表示される前に、開放阻止部材を待避位置に変換させるようにすれば(請求項5)、開放阻止部材の作動によって特別遊技作動の実行を遊技者にいち早く予告することができ、遊技の興趣性をさらに高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】遊技盤の正面図である。
【図2】イは開閉片の起立状態、ロは開閉片の傾倒状態を示す可変入賞装置の側断面図である。
【図3】イは開放阻止部材が定常位置にある状態、ロは開放阻止部材が待避位置にある状態を示す可変入賞装置と開放阻止部材の斜視図である。
【図4】開放阻止部材の回動駆動手段の斜視図である。
【図5】イは開放阻止部材が定常位置にある状態、ロは開放阻止部材が待避位置にある状態を示す可変入賞装置と開放阻止部材の正面図である。
【図6】遊技を制御する制御回路を示すブロック回路図である。
【符号の説明】
5 図柄表示装置
6 表示画面
22 可変入賞装置
23 大入賞口
24 開閉片
27a,27b 開放阻止部材
28 阻止突起
29a,29b 回動駆動手段
30a,30b モータ
31a,31b 回転軸
32a,32b 情報表示装置
A,B,C 図柄(特別図柄)

Claims (5)

  1. 表示画面に図柄を変動表示する図柄表示装置と、図柄始動条件の成立を契機として変動開始から図柄確定に至る一連の図柄生成行程を選定し、かつその選定された図柄生成行程を図柄表示装置の表示画面に表示させる図柄制御手段と、大入賞口に前後方向に起倒可能に配設された開閉片が、傾倒して大入賞口を開放する開放位置と、起立して大入賞口を閉鎖する閉鎖位置とに変換制御される可変入賞装置とを備え、前記表示画面に所定の当り図柄態様が確定表示された場合に、前記開閉片が所定作動態様で開閉駆動されて、遊技者に所定の利得を供与することとなる特別遊技作動を実行するようにしたパチンコ遊技機において、
    裏面側に阻止突起を備えた開放阻止部材を、遊技盤上で、可変入賞装置の側部位置に配設し、該開放阻止部材を、回動駆動手段を介して、前記可変入賞装置の前部位置に回動して、阻止突起が開閉片の前方傾倒を阻止する定常位置と、特別遊技作動の実行に伴って前記可変入賞装置の側部に回動して、阻止突起が開閉片の前部位置から外れ、該開閉片の前方傾倒を可能とする待避位置とに変換制御するようにしたことを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 回動駆動手段が、開放阻止部材を軸支する回転軸を備えたモータであることを特徴とする請求項1に記載したパチンコ遊技機。
  3. 開放阻止部材が、装飾性を備えた適宜形状の装飾板であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載したパチンコ遊技機。
  4. 特別遊技作動に関する情報を表示する情報表示装置を、開放阻止部材がその定常位置で遮蔽し、該開放阻止部材が待避位置に変換されることにより、前記情報表示装置が視認可能となるようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載したパチンコ遊技機。
  5. 図柄制御手段により選定される図柄生成行程が所定の当り図柄態様である場合に、その当り図柄態様が表示画面に確定表示される前に、開放阻止部材を待避位置に変換させるようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載したパチンコ遊技機。
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