JP2006000284A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 可変入賞装置に遊技球が入ってからV入賞するまでの演出を効果的に行う。
【解決手段】 パチンコ機1の遊技領域内には、羽根部材の開放時に入賞可能となるセンター役物6が設けられている。センター役物6内には、その入賞に伴い予告演出を行う液晶表示器30が配置されており、この液晶表示器30を用いて画像による予告演出を効果的に行うことができる。さらに液晶表示器の側方にキャラクタ体40等の可動物が設置されており、画像表示に合わせてキャラクタ体40を作動させるといった興趣性の高い演出を行うことができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、遊技領域に遊技球を発射して遊技を行う遊技機に関する。
この種の遊技機に関する従来技術として、遊技領域に発射された遊技球が特定領域を通過した場合に特別な遊技状態に移行するパチンコ遊技機が挙げられる(例えば、特許文献1参照。)。この公知のパチンコ遊技機は、遊技領域の略中央位置に配設された可変入賞装置を備え、この可変入賞装置の内部には2つの一般入賞口の他に1つの特賞入賞口(特定領域となるもの)が設けられている。
可変入賞装置には左右一対の可動体(飛行機翼状の可動片)が設けられており、これら可動体は通常、可変入賞装置の入賞口を閉塞した状態にある(流入確率なしの状態)。通常の遊技中に別の始動入賞口に遊技球が入賞すると可変入賞装置が作動し、左右一対の可動体が左右に拡開した状態に変化する。これにより、可変入賞装置の入賞口が一定時間内だけ開放された状態となり、この間に可変入賞装置内へ遊技球が流入可能となる(流入確率ありの状態)。
そして公知のパチンコ遊技機では、可変入賞装置内に流入した遊技球がさらに可変入賞装置内の特賞入賞口に入賞すると、これを契機として大当り遊技状態に移行し、可変入賞装置が所定時間ずつ所定回数だけ繰り返し作動するものとなっている。この間により多くの遊技球を入賞させることで、それだけ多くの賞球を獲得することができる。
このため公知のパチンコ遊技機では、通常の遊技中に始動入賞口への入賞回数をできるだけ多くし、可変入賞装置を何回も作動させて特賞入賞口への入賞を狙うことが遊技者にとって大きな技術目標となっている。
特開昭62−194881号公報(第1−2頁、図5)
公知のパチンコ遊技機では、可変入賞装置の作動時に遊技球が流入した場合、その内部で遊技球が一般入賞口に入賞するか、あるいは特賞入賞口に入賞するかの振分結果が出るまでにはある程度の時間(遊技球の転動、落下等にかかる時間)を要するため、この間に遊技者は、特賞入賞口に入賞する否かが決まるまでの遊技球の動き(振分抽選動作)をハラハラして見守りながら興趣を高めることができる。
その一方で、可変入賞装置内に遊技球が流入している状態で続けて始動入賞口への入賞があった場合、それに応じて可変入賞装置が作動されることから、先に流入していた遊技球の振分抽選の結果が出ないうちに次の遊技球が流入してくることがある。このように、一度に複数の遊技球が可変入賞装置内に流入してくると、遊技者は一見してどの遊技球がどこへ向かっているかの見分けがつきにくくなり、振分抽選の結果を判別しにくくなってしまう。
そこで本発明は、可変入賞装置内に流入した遊技球が特定領域を通過するか否かの振分抽選結果を遊技者が判別しやすい遊技機を提供するものである。
上記の課題を解決するため、以下の第1発明〜第3発明に係る遊技機が提供される。
(第1発明)
(解決手段1)
第1発明の遊技機は、遊技領域内に設けられ、発射された遊技球が流入可能な入賞口を有した可変入賞装置と、前記可変入賞装置に設けられ、前記入賞口に対して姿勢を変化させることで前記入賞口に遊技球が流入する確率を変更する第1可動部材と、前記可変入賞装置に前記第1可動部材とは別体にして設けられ、前記第1可動部材の前面側を遮蔽した状態で前記第1可動部材と一緒に姿勢を変化させる一方、前記第1可動部材とは独立して姿勢を変化可能な第2可動部材とを備えている。
可変入賞装置には、その入賞口に対して姿勢を変化可能な2つの可動部材(第1可動部材、第2可動部材)が設けられており、これら2つの可動部材が互いに独立した別体構造となっている。このうち、第1可動部材は入賞口への流入確率を変更する機能を有したものであるのに対し、第2可動部材は第1可動部材をその前面側から覆い隠す機能を有したものである。
第1可動部材および第2可動部材の動作には大きく分けて2通りのパターンがあり、その1つは両者が同様に姿勢を変化させるものである。例えば、可変入賞装置の仕様として第1可動部材の姿勢が変化したときに入賞口への流入確率が相対的に低い状態から高い状態へ変更されるものであるとすると、入賞口への流入確率を実際に変更しているのは第1可動部材であるが、遊技者の視点からみると第1可動部材の存在は第2可動部材によって覆い隠されているので、視覚的に遊技者は、第2可動部材が姿勢を変化させることで入賞口に流入する確率が低い状態から高い状態に変更されているものと錯覚する傾向にある。
もう1つのパターンは、第2可動部材だけが単独で姿勢を変化させるものである。この場合、第1可動部材は姿勢を変化させていないので、実際には入賞口への流入確率が変わらず低い状態のままであるが、遊技者は第2可動部材の動きに目が奪われ、それによってあたかも入賞口への流入確率が高い状態へ変更されたかのように見た目上で認識することになる。これにより、見た目上は可変入賞装置が作動していても、実質的には入賞口への流入確率が低い状態に保持されるので、可変入賞装置内に次々と遊技球が流入してくることを抑制して遊技者に振分抽選結果を判別しやすくすることができる。
(解決手段2)
第1発明の遊技機は、上記の解決手段1において、前記第1可動体および前記第2可動体の姿勢をそれぞれ個別に変化させるべく作動する駆動手段と、遊技の進行状態に応じて前記第1可動体の姿勢と前記第2可動体の姿勢とを互いに異なる態様で変化させるべく前記駆動手段の作動を制御する可動体制御手段とをさらに備えることができる。
上記の視覚的効果を応用すれば、遊技の進行状態に応じて可変入賞装置の作動を例えば以下のように使い分けることができる。
(1)例えば遊技機の仕様として、遊技中に所定の条件(始動入賞等)が満たされると、可変入賞装置を作動させて流入確率を相対的に低い状態から高い状態へ変更する必要があるものを考える。しかし上記の課題に鑑みると、現状では先に可変入賞装置内に遊技球が流入していると、たとえ所定条件が満たされたとしてもそこへ重ねて遊技球が流入するのを抑える必要がある。この場合、所定条件が満たされると、可動体制御手段により第2可動部材の姿勢だけを単独で変化させれば、実際には流入確率が低い状態のまま変更されていないにもかかわらず、遊技者は第2可動部材の姿勢変化に目が奪われて可変入賞装置が作動したものと認識するので、遊技機の仕様に対する違和感を覚えにくい。
(2)現状で可変入賞装置内に遊技球が流入していなければ、所定条件が満たされると可動体制御手段により第1,第2可動部材の姿勢を一緒に変化させることで、通常どおり入賞口への流入確率を変更することができる。この場合、第1可動部材は第2可動部材によって覆い隠されたままであるので、上記(1)との違いが遊技者に見破られる可能性は低い。
(解決手段3)
第1発明の遊技機は、上記の解決手段1,2において、遊技領域内に設けられて遊技球が入賞可能な始動口と、前記始動口に遊技球が入賞したことを検出する入賞検出手段と、前記入賞口を通じて前記可変入賞装置に遊技球が流入したことを検出する流入検出手段とをさらに備え、前記第1可動部材は、通常は閉塞された状態にある前記入賞口を開放する態様で姿勢を変化可能であり、前記可動体制御手段は、前記入賞検出手段の検出結果に基づいて前記駆動手段の作動を制御し、前記第1および第2可動部材の姿勢をともに変化させて前記入賞口を開放する一方、前記流入検出手段により遊技球の流入が検出されてから所定期間内に前記検出手段により前記始動口への入賞が検出された場合、前記第2可動体の姿勢だけを変化させて前記第1可動部材により前記入賞口が閉塞された状態を保持することができる態様であってもよい。
解決手段3の態様は、特定仕様の遊技機に好適である。具体的には、通常、可変入賞装置の入賞口は第1可動部材によって閉塞されており、始動口に入賞したことを条件に第1可動部材の姿勢が変化して入賞口が開放される仕様の遊技機である。
このような仕様の遊技機では、可変入賞装置に遊技球が流入すると、その内部でさらに遊技球に何らかの動きがあって、その動きの結果に応じて遊技者に対する利益の付与が決定されることがある。このような動きの結果が出るまでにはある程度の時間を要するため、解決手段3では、先に遊技球が流入したことが検出されてから所定期間内に始動口に入賞した場合、第2可動部材の姿勢だけを単独で変化させることで、重ねて遊技球が流入してくるのを抑えることができる。この場合であっても、遊技者の視点からみると、第2可動部材の動きに目が奪われて可変入賞装置が作動したものと認識できることから、始動口への入賞が無視されたという疑念を遊技者に抱かせることはない。
(解決手段4)
さらに第1発明の遊技機は、上記の解決手段3において、前記可変入賞装置内に形成され、前記入賞口を通じて流入した遊技球が通過すると遊技者に有利な特別遊技状態に移行する契機となる特定領域と、前記可変入賞装置に流入した遊技球が前記特定領域を通過したか否かを判定する判定手段とをさらに備え、前記可動体制御手段は、前記流入検出手段により遊技球の流入が検出されてから前記判定手段による判定がなされるまでの期間を前記所定期間として制御を行うことが好ましい。
ここではより具体的な仕様として、可変入賞装置内には特定領域が形成されており、この特定領域を遊技球が通過すると、遊技者に有利な特別遊技状態に移行するものを考える。このような仕様では、可変入賞装置内での振分抽選結果を遊技者に判別しやすくするためには、先に可変入賞装置に流入した遊技球が特定領域を通過するか否かの判断がなされるまでの間に重ねて次の遊技球が流入してくることを抑える必要がある。
そこで解決手段4では、遊技球が特定領域を通過したか否かの判定がなされるまでの期間内に始動口への入賞があった場合、第2可動部材の姿勢だけを変化させることで、実際には次の遊技球が重ねて流入してくる事態を回避している。
(解決手段5)
上記の解決手段4において、前記所定期間は、前記始動口への入賞を契機とした前記入賞口の開放動作を実質的に無効化する期間として設定されると共に、この期間内では前記可動体制御手段が前記第2可動体の姿勢を単独で変化させることが好ましい。
すなわち上記の可動体制御手段は、可変入賞装置内に遊技球が流入してから所定期間内に次の始動入賞があっても第1可動体の姿勢を変化させないため、この所定期間内は入賞口の開放動作が実質的に無効化されている期間といえる。このような無効期間を設けていても、遊技者からみれば視覚的に目を引かれる第2可動体が駆動されているため、始動口への入賞に呼応して可変入賞装置が何らかのアクションを行ったことになる。これにより、遊技者に対して「始動入賞したにもかかわらず何も起こらない」といった違和感を与えることなく、振分抽選結果を判別しやすくすることができる。
(解決手段6)
また第1発明の遊技機は、上記の解決手段5において、前記可変入賞装置内に形成され、前記入賞口を通じて流入した遊技球を前記特定領域まで誘導する誘導経路と、前記流入検出手段により遊技球の流入が検出されてから、前記入賞口の開放動作が実質的に無効化されている前記所定期間内に前記通過検出手段により遊技球の通過が検出された場合にのみ前記特別遊技状態への移行を許可する許可手段とをさらに備える態様であってもよい。
解決手段6では、第1発明に以下の要素が追加される。
(1)可変入賞装置内に流入した遊技球は、全て一律に誘導経路によって特定領域まで誘導されるので、表面的には全ての遊技球が特定領域を通過することになる。
(2)ただし、遊技球が入賞口を通じて流入してから所定期間(入賞口の開放動作が実質的に無効化されている期間)内に遊技球が特定領域を通過した場合にだけ特別遊技状態への移行が許可される。したがって、上記の所定期間は特定領域の通過に対する制限時間として位置付けられるので、この期間内に遊技球が特定領域を通過できなかった場合、その通過は無効になり、特別遊技状態には移行しない。
この場合、可変入賞装置内での遊技球の行き先を1つに固定する一方で、そこに至るまでに制限時間の要素を採り入れ、それによって振分抽選の機能が確保される。また、特定領域の通過が有効となる所定期間内は入賞口の開放動作が実質的に無効化されることから、その間に次々と重ねて遊技球が流入してくる事態が回避されるため、この間に可変入賞装置内で遊技球が転動する様子を遊技者が判別しやすくなる。
(解決手段7)
上記の解決手段6において、前記流入検出手段により遊技球の流入が検出された場合、時間の経過に伴って前記所定期間の残り時間に関する情報を遊技者に報知する情報報知手段をさらに備えていることが好ましい。
上記のように可変入賞装置内に流入した遊技球の行き先が必ず特定領域に決まっているとはいっても、特別遊技状態に移行させるためには遊技球が所定時間内(制限時間内)に特定領域を通過する必要があるため、遊技者は可変入賞装置内で遊技球がスムーズに移動したり、あるいはもたついたりする様子を興味深く見守ることができる。さらに、遊技球が入賞口に入ってから、あとどれくらいの残り時間内に特定領域を通過すればよいのかを遊技者が情報として知ることができるので、遊技者は報知された残り時間の情報と、可変入賞装置内での遊技球の動きとを見比べて、ハラハラしながら特別遊技状態に移行するまでの期待感を高揚させることができる。
(第2発明)
次に第2発明は、例えば以下の態様により提供される。
(解決手段6)
第2発明の遊技機は、遊技盤の遊技領域内に設けられ、発射された遊技球が入賞可能な始動口と、前記始動口への入賞を契機として所定回数だけ入賞口を開放可能な可変入賞装置とを備え、この可変入賞装置内で遊技球がさらに特定領域を通過したことを条件に遊技者に有利な特別遊技状態に移行する遊技機において、前記始動口への入賞を契機として抽選を行う抽選手段と、前記抽選の当落結果に基づき所定の変動期間にわたって図柄の変動を表示した後に前記図柄の変動を停止し、この停止時の図柄表示態様に応じて前記抽選の当落結果を報知する報知手段と、前記報知手段により前記抽選の当り結果が報知された場合、前記可変入賞装置の入賞口を開放動作させる駆動手段と、前記可変入賞装置内に設けられ、前記入賞口の開放中に流入した遊技球を前記特定領域に誘導するか否かの振分抽選を行う振分抽選手段とを備えたものである。
第2発明の遊技機の仕様は、始動口に入賞したことを契機に可変入賞装置の入賞口が開放され、この間に流入した遊技球が可変入賞装置内でさらに特定領域を通過すると、これを条件に特別遊技状態に移行するものに限定される。可変入賞装置内で遊技球が特定領域を通過するか否かは、その落下や転動の過程で振分抽選手段により行われる振分抽選の結果に基づくものである。つまり、振分抽選手段により特定領域に誘導された遊技球は相当高い確率で特定領域を通過することができ、逆に特定領域に誘導されなかった遊技球は特定領域を通過することはない。
このような仕様は従来公知であるが、そこに図柄変動による抽選の手法を採り入れた点に特徴がある。すなわち、図柄変動による抽選は、その過程で図柄の「変動開始」→「変動中」→「確定停止」といった手順を踏むことから、その過程にはある程度の変動時間を必要とする。第2発明ではこの点に着目し、始動口に入賞すると、そこから図柄の変動および停止までの変動期間を介在させた後で可変入賞装置の入賞口を開放させることにより、例えば先に流入していた遊技球が特定領域を通過するか否かの決着が必ず付くように担保している。したがって、第2発明では可変入賞装置の入賞口が開放されるときには既に先に流入していた遊技球の行き先が確定しているため、可変入賞内での振分抽選手段による振分抽選結果が一見しただけで遊技者に判別しやすくなる。
(解決手段7)
第2発明の遊技機は、より実用的な構成を採用することができる。すなわち上記の解決手段6において、前記始動口への入賞後、前記報知手段により前記抽選の当落結果が報知される前に前記始動口への入賞がさらにあった場合、この入賞を契機として前記抽選手段により行われた抽選の当落結果を保留しておき、前記抽選の当落結果が報知された後に前記保留された当落結果に基づいて前記報知手段に前記図柄の変動および停止を行わせる保留手段をさらに備えることができる。
上記のように、図柄変動による抽選にはある程度の変動期間を要することから、この間に続けて始動口に入賞することがあり得る。これについて、多くの遊技機の仕様ではいわゆる始動保留の概念が採用されており、第2発明ではこの概念を採り入れることがより実用的である。
具体的には、1度の始動入賞に基づく図柄変動が確定するまでの間に重ねて始動入賞があると、そのとき既に抽選は行われているが、その当落結果はひとまず保留手段により保留される。そして、先の始動入賞による図柄変動が停止され、その当落結果が報知されると、これに続いて、保留されている当落結果に基づいて図柄の変動および停止による報知が行われる。このような保留機能を採用することにより、可変入賞装置の入賞口に流入する遊技球の数を制限しつつ、遊技者の利益を損なわない仕様を実現することができる。
(第3発明)
第3発明は、例えば以下の態様により提供される。
(解決手段8)
第3発明の遊技機は、遊技盤の遊技領域内に設けられ、発射された遊技球が入賞可能な始動口と、前記始動口への入賞を契機として所定回数だけ入賞口を開放可能な可変入賞装置とを備え、この可変入賞装置内で遊技球がさらに特定領域を通過したことを条件に遊技者に有利な特別遊技状態に移行する遊技機において、前記入賞口を通じて前記可変入賞装置内に遊技球が流入したことを検出する流入検出手段と、前記流入検出手段により遊技球の流入が検出されると抽選を行い、この抽選結果に応じて前記特別遊技状態への移行を許容するか否かを決定する決定手段と、前記決定手段により前記特別遊技状態への移行が許容された場合、前記可変入賞装置内に流入した遊技球を前記特定領域まで誘導する誘導手段とを備えている。
第3発明の遊技機もまた第2発明と同じ仕様に限定されるが、第3発明では従来公知の仕様にない新たな抽選手法を採り入れた点に特徴がある。通常の抽選手法は、可変入賞装置内を遊技球が落下・転動していく過程で特定領域を通過するか否かを振り分けるものであるが、これについて第3発明では、可変入賞装置の入賞口に遊技球が流入したことが検出されると、これによって抽選を行い、その抽選結果に応じて特別遊技状態に移行することを許可するか否かを先に決定するものとしている。したがって、抽選結果が特別遊技状態への移行を許可するものであれば(いわゆる大当り)、その抽選結果を正しく反映するように遊技球が特定領域まで確実に誘導されるが、抽選結果が特別遊技状態への移行を許可しないものであれば(外れ)、遊技球が特定領域を通過することはない。
このため第3発明では、可変入賞装置の作動について従来の仕様をそのまま適用することができる。すなわち、遊技球が入賞口に流入したタイミングで先に振分抽選結果が決定されているため、可変入賞装置内に遊技球が滞留(落下・転動の過程)している間に次の始動入賞があった場合は、それに応じて入賞口を開放させたとしても、先に流入している遊技球の振分抽選結果に影響が及ぶことはない。このため、可変入賞装置内に遊技球が滞留している期間内であっても次の始動入賞が無効にならないので、遊技者に対して不利益にならない。
本発明の遊技機によれば、可変入賞装置への入賞に伴い表示装置による予告演出が行われるとともに、その表示内容の変化に合わせて演出動作体が作動されるので、より一層の演出効果が付加される。
以下、本発明をパチンコ機に適用した実施形態(第1〜第4)について、以下に掲げる項目に沿って各対応図面を参照しながら説明する。
A.第1実施形態
A1.概要
A2.遊技盤(図1)
A3.可変入賞装置(図2)
A3−1.入賞口
A3−2.流入検出手段
A3−3.球誘導経路
A3−4.液晶表示器
A3−5.特定領域
A3−6.振分動作の例
A4.駆動手段(図3)
A4−1.同時駆動
A4−2.単独駆動(図4)
A4−3.視覚的効果
A4−4.詳細構造(図5)
A5.制御系の構成(図6)
A6.制御例(図7)
A6−1.判定手段
A6−2.可動体制御手段
A7.第1実施形態のまとめ
A8.変形例
B.第2実施形態
B1.概要
B2.動作例(図8)
B2−1.抽選手段
B2−2.報知手段
B2−3.駆動手段
B2−4.保留手段
B3.第2実施形態のまとめ
B4.変形例
C.第3実施形態
C1.概要
C2.可変入賞装置(図9)
C3.流入検出手段
C4.球振分部材
C5.特定領域(図10)
C6.制御系の構成
C7.制御例
C7−1.決定手段(図11)
C7−2.誘導手段
C8.第3実施形態のまとめ
C9.変形例
D.第4実施形態
D1.概要
D2.誘導経路
D3.流入検出手段,通過検出手段
D4.制御例(図12)
D4−1.情報報知手段
C4−2.許可手段(図13〜14)
D5.第4実施形態のまとめ
D6.変形例
(A.第1実施形態)
(A1.概要)
第1実施形態は、可変入賞装置の構造や機能、動作に関するものである。通常、可変入賞装置は可動式の羽根部材によって大入賞口を開閉可能な構造となっているが、第1実施形態では羽根部材の前面側に別体の装飾部材が付設されており、羽根部材が装飾部材に覆い隠される構成を採用している。装飾部材は羽根部材と一緒に作動(回動)できるほか、単独で作動(回動)することができるものとなっている。
(A2.遊技盤)
図1は、第1実施形態のパチンコ機に適用される遊技盤1を示している。公知のように遊技盤1は図示しないパチンコ機の枠体に装着した状態で使用され、枠体とともにパチンコ機を構成する。
遊技盤1の前面、つまり、遊技盤面には略円形状の遊技領域が形成されており、その周囲は案内レール2,4等によって囲まれている。遊技領域内には、その略中央位置にひときわ大きく目を引くセンター役物6が配置されており、第1実施形態においてセンター役物6は可変入賞装置としての機能を果たすものとなっている。センター役物6の左右には普通入賞口8,10が配置されているほか、その下方の位置に左右一対の1回始動口12および中央位置に1つの2回始動口14が配列されている。その他にも、遊技領域には各種の装飾体やサイドランプ、風車、図示しない多数の障害釘(いずれも参照符号なし)が設けられているが、これら構成要素には公知のものを適用可能であるため、ここでは個々の説明を省略する。
(A3.可変入賞装置)
図2は、可変入賞装置となる上記のセンター役物6を具体的に示している。センター役物6は左右一対の羽根部材16を有しているほか、各羽根部材16の前面側に位置する装飾部材18を有している。すなわち、図2中に破線で示されている羽根部材16は正面からみて装飾部材18の背後に位置しており、それゆえ遊技者から羽根部材16が直接視認されないものとなっている。
羽根部材16と装飾部材18とは相互に別体構造であり、それぞれ別個の駆動源(例えばソレノイド)によって駆動される。これら羽根部材16および装飾部材18はいずれも盤面に沿って左右方向に回動することができ、この回動に伴い、例えば2通りに姿勢を変化させることができる。
(A3−1.入賞口)
センター役物6には、左右方向に開口した一対の大入賞口20が形成されており、これら大入賞口20はいずれも羽根部材16によって開閉される。センター役物6の非作動時には、図2中に2点鎖線で示されているように羽根部材16が略直立した姿勢に保持されており、それゆえ大入賞口20は羽根部材16により閉塞された状態にある。一方、遊技中に上記の1回始動口12または2回始動口14に入賞すると、これを契機としてセンター役物6が作動される。これにより、左右の羽根部材16がそれぞれ一定角度だけ左右に拡開するようにして姿勢を変化させることで、大入賞口20を所定時間(例えば0.4秒程度)だけ開放する。また羽根部材16は、大入賞口20を所定時間だけ開放すると、また元の姿勢(直立の姿勢)に復帰して大入賞口20を閉塞する。このような大入賞口20の開閉動作は、1回始動口12および2回始動口14にそれぞれ割り当てられている回数(1回または2回)ずつ行われる。
(A3−2.流入検出手段)
またセンター役物6内には、左右の大入賞口20にそれぞれ対応して大入賞口カウントスイッチ22が配設されている。遊技球が大入賞口20を通じてセンター役物6内に流入すると、それぞれ対応する大入賞口カウントスイッチ22により流入が検出される。
(A3−3.球誘導経路)
左右の大入賞口20から流入した遊技球は一旦、センター役物6内の上段位置で中央へ集められ、そこから左右に分かれて誘導される。遊技球が集められた先には球経路変化部材24が配設されており、この球経路変化部材24は左右に揺動して遊技球の誘導経路を左右いずれかに変化させる。球経路変化部材24の上面は、ちょうど「への字」を逆さにしたような形状であり、例えば図示のように左側へ傾いた状態では遊技球が左側に案内される。
センター役物6の内部には、2つの球誘導経路としてノーマルルート26およびスペシャルルート28が形成されており、このうちノーマルルート26が左側で、もう一方のスペシャルルート28が右側に配置されている。球経路変化部材24によって左側へ案内された遊技球はノーマルルート26に進み、逆に右側へ案内された遊技球はスペシャルルート28に進むことになる。
(A3−4.液晶表示器)
またセンター役物6の内部には、ノーマルルート26およびスペシャルルート28に挟まれた中央に液晶表示器30が配置されている。液晶表示器30には例えば、遊技の進行や遊技状態の変化に応じて各種の映像による演出的な表示が行われるものとなっている。
(A3−5.特定領域)
センター役物6の内部には、下方位置で遊技球の振分動作を行う回転体32が配設されており、この回転体32より下方にVゾーン34およびノーマルゾーン36が形成されている。ノーマルルート26またはスペシャルルート28を通過してきた遊技球の最終的な行き先は、回転体32によってVゾーン34またはノーマルゾーン36のどちらかに振り分けられる。このうちVゾーン34は特定領域となるものであり、通常遊技中にセンター役物6内で遊技球がVゾーン34を通過すると、これを契機として大当り遊技(特別遊技状態)に移行する。Vゾーン34には特定領域スイッチ38が配置されており、遊技球がVゾーン34を通過すると、この特定領域スイッチ38により検出される。
(A3−6.振分動作の例)
センター役物6の構成は既に公知であるため、ここでは球振分動作の概略を説明する。上記の回転体32は、ある程度の厚みを有した円盤形状をなしており、その周縁部に例えば8つの球ポケット(図示していない)がU字の切欠状に形成されている。ノーマルルート26を通過してきた遊技球は、回転体32に対してその外周からアプローチするようにして誘導され、8つの球ポケットのいずれか1つに入り込む。このうち1つがVポケットとなっており、Vポケットに入り込んだ遊技球は、回転体32の回転とともに移送されてVゾーン34に落下する。逆に、Vポケット以外の7つの球ポケットに入り込んだ遊技球はVゾーン34を通り過ぎてノーマルゾーン36に放出されることになる。したがって、遊技球がノーマルルート26を通過してきたときは、8分の1の確率でVゾーン34に振り分けられる。
これに対し、スペシャルルート28を通過してきた遊技球は回転体32の上方から落下するようにしてアプローチし、ノーマルルート26のときよりも高確率(例えば4分の1の確率)でVゾーン34を通過することができる。すなわち回転体32の上部には、上面から見て十字方向(四方)に延びる4本の溝が形成されており、このうち1本の溝がVポケットに通じている。したがって、遊技球がスペシャルルート28を通過してきたときは4分の1の確率でVゾーン34に振り分けられることになる。
その他、センター役物6内には、上記の液晶表示器30の右脇にキャラクタ体40が設置されている。このキャラクタ体40は、箒を手にして掃き掃除をしている人物を模したものであり、ソレノイドと内部リンク機構(いずれも図示されていない)の働きによって箒を左右に振りながら頭を左右に揺り動かすような動きをすることができる。このキャラクタ体40もまた遊技球の振分動作に一部関わっているが、既に公知内容であるためここでは詳細な説明を省略する。
(A4.駆動手段)
図3は、上記の羽根部材16および装飾部材18を駆動するための構成を具体的に示している。遊技盤1の裏側には、センター役物6の後方に位置して合計4つのソレノイド42,44が配設されている。これらソレノイド42,44は、2つずつで1組をなし、各組のソレノイド42,44が互いに別々の駆動系を構成している。
同じ組をなす2つのソレノイド42,44は互いに横方向に並んで配置され、そして、2組のソレノイド42,44が前後方向に並んで配列されている。このうち前方に位置する1組のソレノイド42が羽根部材16の駆動源となっており、後方に位置する1組のソレノイド44が装飾部材18の駆動源となっている。これら2組のソレノイド42,44は互いに独立したリンク機構42a,44aに連結されており、これらリンク機構42a,44aは、羽根部材16または装飾部材18に別個に接続されている。
具体的には、前方に位置するリンク機構42aは駆動パイプ42bを介して羽根部材16に連結されており、後方に位置するリンク機構44aは駆動ロッド44bを介して装飾部材18に連結されている。駆動ロッド44bは、後方のリンク機構44aから駆動パイプ42bの内部に挿通されて前方に延び、さらに羽根部材16の内部を貫通して装飾部材18にまで達している。
第1実施形態では、2組のソレノイド42,44を用いることで羽根部材16および装飾部材18をともに駆動(同時駆動)したり、あるいは装飾部材18だけを単独駆動したりすることができ、以下にそれぞれの態様について具体的に説明する。
(A4−1.同時駆動)
例えば図3中(a)に示されているように、2組のソレノイド42,44がいずれも非作動状態(非通電)にある場合、羽根部材16および装飾部材18はいずれも略直立した姿勢、つまり、大入賞口20を閉塞する姿勢にある。
この状態から2組のソレノイド42,44がともに作動状態(通電)になると、図3中(b)に示されているように羽根部材16および装飾部材18が一緒に回動し、左右に拡開した姿勢に変化する(同時駆動)。これにより、大入賞口20が開放された状態となる。
(A4−2.単独駆動)
次に図4は、羽根部材16を駆動せずに装飾部材18だけを駆動する場合の例を示している。ここでも同様に、2組のソレノイド42,44がいずれも非作動状態(非通電)にある場合、羽根部材16および装飾部材18はいずれも略直立した姿勢、つまり、大入賞口20を閉塞する姿勢にある(図4中(a))。
この状態から、後方に位置する組のソレノイド44だけが作動状態(通電)になると、図4中(b)に示されているように装飾部材18だけが単独で回動し、その姿勢を変化させる(単独駆動)。このとき前方に位置する組のソレノイド42には通電されていないので、羽根部材16はもとの姿勢から変化していない。したがって、装飾部材18だけが姿勢を変化させても、大入賞口20は閉塞された状態のまま保持されることになる。
(A4−3.視覚的効果)
図3中(b)に示される同時駆動の態様では、羽根部材16および装飾部材18が一緒に姿勢を変化させていても、遊技者の視点からみると羽根部材16の前面側は常に装飾部材18に覆われているため、遊技者は視覚的に羽根部材16の存在を特に意識していない。このため遊技者は、装飾部材18が姿勢を変化させることで大入賞口20が開放されているものと認識する傾向にある。
このため、図4中(b)に示される単独駆動の態様で装飾部材18の姿勢だけを変化させた場合、実際には羽根部材16の姿勢に変化がなく大入賞口20が閉塞されたままであっても、あたかも大入賞口20が開放されたかのように遊技者に錯覚させることができる。
(A4−4.詳細構造)
図5は、羽根部材16および装飾部材18の構造を縦断面により示している。図5に示されているように、羽根部材16の基端部には挿通穴16aが形成されており、この挿通穴16a内に駆動パイプ42bが嵌め込まれている。挿通穴16aはさらに羽根部材16の内部を貫通して延びており、その内側に駆動ロッド44bが挿通されている。
装飾部材18は薄板状をなしており、その裏側にはボス部18aが後方に突出して形成されている。このボス部18aは羽根部材16の挿通穴16aに進入し、その内側で駆動ロッド44bに接続されている。
駆動パイプ42bは挿通穴16aに対して固定されているが、その他のボス部18aおよび駆動ロッド44bは挿通穴16aの内側で自在に回転(回動)することができる。これにより、上記のような装飾部材18単独での姿勢の変化がスムーズに行われるようになっている。なお、羽根部材16の前面と装飾部材18の背面との間の隙間Cは、羽根部材16と装飾部材18とが干渉しない程度に確保されていればよい。
(A5.制御系の構成)
第1実施形態において、上記2組のソレノイド42,44を用いた羽根部材16および装飾部材18の駆動(同時駆動または単独駆動)は、遊技の進行状態に応じて制御されている。そこで以下に、パチンコ機による遊技動作や演出動作を制御するための構成について説明する。
図6は、遊技盤1に配設されている各種電子機器類の構成を概略的に示している。遊技盤1の裏面側には、遊技の進行を制御するメイン制御基板46とともにサブ制御基板48が配設されている。これら制御基板46,48は、いずれも図示しないCPUやRAM、ROM、入出力インタフェース等の電子部品類を備え、各種の配線類を通じて周辺の電子機器と接続されている。
具体的には、メイン制御基板46には上記の大入賞口カウントスイッチ22や特定領域スイッチ38が接続されているほか、1回始動口スイッチ50や2回始動口スイッチ52等が接続されている。これら1回,2回始動口スイッチ50,52はそれぞれ対応する1回,2回始動口12,14への入賞があったことを検出し、その検出信号をメイン制御基板46に出力する(入賞検出手段)。また、上記2組のソレノイド42,44は、いずれもメイン制御基板46からの駆動信号に基づいて作動を制御される。
さらに、メイン制御基板46には抽選結果表示器53(特別図柄表示器)が接続されている。この抽選結果表示器53には、例えば始動入賞等を契機としてメイン制御基板46の内部で図柄変動等による抽選が行われる場合に、その抽選図柄の変動および停止態様が表示される。
図柄(特別図柄)の種類には多くのものが考えられるが、ここでは7セグメントLEDを用いた2桁の数字・文字・記号を図柄として用いることができる。メイン制御基板46は抽選を行うと、その結果に基づいて抽選結果表示器53を直接駆動し、図柄の変動および停止態様を表示させることができる。なお図示されていないが、抽選結果表示器53は遊技盤面の適宜位置(センター役物6内やその近傍)に設けることもできるし、パチンコ機の本体枠(ガラス枠前面や下皿前面等)に設けることもできる。
サブ制御基板48はメイン制御基板46から送信される指令信号に基づいて演出動作を制御し、一定の演出パターンにしたがって音響出力や発光装飾等による演出を制御している。上記の液晶表示器30は、液晶制御基板54を介してサブ制御基板48に接続されており、液晶表示器30に対する描画コマンドはサブ制御基板48から出力されるものとなっている。
その他の構成については特に図示されていないが、メイン制御基板46には払出制御基板が接続されており、この払出制御基板は賞球装置の作動を制御する。払出制御基板にはさらに発射制御基板が接続されており、この発射制御基板は発射モータの作動を制御している。また球経路変化部材24やキャラクタ体40等を駆動するソレノイドは、それぞれメイン制御基板46からの駆動信号に基づいて作動を制御されるものとなっている。さらに、センター役物6には回転体32を駆動するモータが装備されており、このモータはメイン制御基板46からの指令信号に基づいて作動する。またサブ制御基板48には、その他の演出要素としてスピーカ装置や装飾用LED等が接続されており、これらの作動はサブ制御基板48により制御されている。
(A6.制御例)
次に、ソレノイド42,44の駆動制御について一例を挙げて説明する。
図7は、メイン制御基板46において実行されるソレノイド駆動処理の内容を示している。メイン制御基板46は通常遊技中にソレノイド駆動処理を実行し、遊技の進行状態に応じてソレノイド42,44をON/OFFし、羽根部材16および装飾部材18の作動を制御することができる。
ここでは先ず、メイン制御基板46は1回始動口12または2回始動口14への入賞があったか否かを判断する(ステップS11)。メイン制御基板46は、1回始動口スイッチ50または2回始動口スイッチ52から検出信号を受け取ると、始動入賞があったと判断する(ステップS=Yes)。この場合、メイン制御基板46は2組のソレノイド42,44を同時駆動し(ステップS12)、各始動口12,14に対応した回数だけ大入賞口20を開放する。なお図7のソレノイド駆動処理には含まれていないが、始動口12,14に入賞すると、別の賞球処理によってメイン制御基板46から払出制御基板に賞球コマンドが出力され、それによって所定個数分の賞球払出動作が行われる。
次にメイン制御基板46は、大入賞口20に遊技球が流入したか否かを判断する(ステップS13)。大入賞口20の開放中に遊技球が流入すると、大入賞口カウントスイッチ22からメイン制御基板46に検出信号が出力される。この検出信号を受け取ると、メイン制御基板46は大入賞口20に遊技球が流入したと判断し(ステップS13=Yes)、これを契機に始動入賞による大入賞口20の開放動作を無効化する(ステップS130)。そしてメイン制御基板46は、ステップS14に進んで所定のタイマカウンタをスタートさせる。このタイマカウンタは、始動入賞による大入賞口20の開放動作を無効にするための所定期間として定められる。逆に、大入賞口20の開放中に遊技球の流入がなければ(ステップS13=No)、メイン制御基板46は一旦ここで処理をリターンしてステップS11に戻る。ここでも同様に、大入賞口20に遊技球が流入すると、別の賞球処理によって所定個数分の賞球払出動作が行われる。
(A6−1.判定手段)
ステップS14でタイマカウンタをスタートさせた場合、メイン制御基板46は次にタイマカウンタがタイムアップしたか否かを判断する(ステップS15)。このときのカウント時間は、例えば遊技球が大入賞口20に流入してから、センター役物6の内部で最終的にVゾーン34を通過するか否かの振分抽選結果が確定するまでの所要時間(例えば5秒程度)に設定されている。第1実施形態の仕様であれば、ノーマルルート26またはスペシャルルート28を通過した遊技球が回転体32のVポケットに入り込み、回転体32に移送されてVゾーン34に落下し、そして特定領域スイッチ38に検出されるまでに要する時間を上記の所要時間として設定すればよい。
タイマカウンタが未だタイムアップしていないと判断できる場合(ステップS15=No)、メイン制御基板46はステップS16に進んで始動入賞の判断を行う。このとき始動入賞がなければ(ステップS16=No)、メイン制御基板46はステップS15に戻り、引き続きタイマカウンタがカウントアップしたか否かを判断する。
この後、特に始動入賞がないままタイマカウンタがタイムアップすると(ステップS15=Yes)、メイン制御基板46は始動入賞による大入賞口20の開放動作を有効にし(ステップS150)、ここでソレノイド駆動処理をリターンする。
(A6−2.可動体制御手段)
これに対し、タイマカウンタのカウント時間内に始動入賞があったと判断すると(ステップS16=Yes)、メイン制御基板46はステップS17に進んでソレノイド44を単独駆動する。これにより、センター役物6において装飾部材18だけが単独で姿勢を変化させる動作が実現されるため、実質的に大入賞口20の開放動作が無効化されたことになる。なお、ここでも装飾部材18の姿勢を変化させる回数は、1回始動口12への入賞であれば1回とし、2回始動口14への入賞であれば2回として設定することができる。
この後、タイマカウンタがタイムアップすると(ステップS15=Yes)、メイン制御基板46は始動入賞による大入賞口20の開放動作を有効にし(ステップS150)、ここでソレノイド駆動処理をリターンしてステップS11に戻るので、これ以降の始動入賞があると、メイン制御基板46は通常どおりソレノイド42,44を同時駆動する。
(A7.第1実施形態のまとめ)
図7のソレノイド駆動処理をメイン制御基板46が実行することにより、遊技状態に応じて次の動作が実現される。
(1)通常遊技中において、センター役物6内に遊技球が流入していない状態で始動入賞すると、羽根部材16および装飾部材18がともに姿勢を変化させて大入賞口20を開放する動作が行われる。
(2)上記(1)により大入賞口20の開放中に遊技球がセンター役物6内に流入した場合、所定のカウント時間内に始動入賞があると装飾部材18だけが単独で姿勢を変化させる動作が行われ、大入賞口20は羽根部材16に閉塞された状態に保持される。これにより、センター役物6内に遊技球が流入している期間内は始動入賞による大入賞口20の開放動作が実質的に無効化され、センター役物6内に先に流入している遊技球の振分抽選結果がまだ決まっていないうちに次の遊技球が流入してくる事態が回避されるので、遊技球の振分抽選結果が一見して遊技者に判別しやすくなる。
(3)上記(2)により大入賞口20が閉塞された状態に保持されていても、装飾部材18だけが単独で駆動されるので、遊技者の視点からみると始動口12,14に入賞したことに呼応してセンター役物6が何らかのアクションを行ったことになる。これにより、遊技者に対して「始動入賞したにもかかわらず何も起こらない」といった違和感を与えることなく、感覚的に自然な遊技の進行を継続することができる。
(4)逆に、先に流入していた遊技球が例えばVポケット以外の球ポケットに入り込んでしまうと、この後は回転体32の回転によってノーマルゾーン36に向かって移送されるだけであるから、球ポケットに入り込んだ時点で「ハズレ」の振分結果が確定したことになる。この場合は、回転体32の回転によって遊技球がVゾーン34の上方を通り過ぎたあたりでカウント時間が経過し、この後に始動入賞すると正規に大入賞口20を開放する動作が行われるので、特段、遊技者に不利益を与えることはない。
(A8.変形例)
上記の第1実施形態については、例えば以下に挙げる各種の変形が可能である。
(1)第1実施形態ではセンター役物6を挙げているが、可変入賞装置は、いわゆる電動チューリップ等のように可動部材によって遊技球の流入確率が可変となる電動役物であってもよい。
(2)遊技者から見える羽根部材16の視覚的な印象をより薄くするため、例えば羽根部材16を透明材料から成形したり、本体部分(羽根の部分)の肉厚を薄くしたりすることができる。あるいは、羽根部材16と装飾部材18との間にある隙間C(図5参照)にセンター役物6の一部(大入賞口20の前側周縁部分)を張り出させるようにして形成し、この張出部分の後方に羽根部材16が常時隠れるようにしてもよい。
(3)第1実施形態では、センター役物6内でノーマルルート26とスペシャルルート28とに分けて遊技球を誘導しているが、球誘導経路の形態はこれに限られない。また、センター役物6内での振分動作については、回転体32を用いるものの他にも各種の態様があり、第1実施形態で挙げた態様に限定されるものではない。
(4)センター役物6内でVゾーン34を通過するか、ノーマルゾーン36を通過するかの振分結果が確定したことを積極的に判断するのであれば、例えば回転体32の各球ポケット、つまりVポケット以外の7箇所全てにセンサを配置しておき、ここに遊技球が入り込んだ時点で振分結果が「外れ」であったことをメイン制御基板46が判断することもできる。この場合、ステップS15の判断でカウント時間が未だタイムアップしていなくても、強制的にタイムアップしたものとみなして駆動処理ルーチンをリターンすればよい。
あるいは、ノーマルゾーン36に近接スイッチを配置することにより、キャラクタ体40の振分け動作によって遊技球が回転体32に絡むことなくノーマルゾーン36を通過したことが近接スイッチにより検出された場合、メイン制御基板46はステップS15の判断で強制的にタイムアップしたものとみなすこともできる。
いずれにしても、ステップS15においてカウント時間が経過する前に早期に駆動処理ルーチンがリターンされることから、次の始動入賞によって大入賞口20が開放される機会が早められ、センター役物6内での振分抽選結果を判別しやすくしつつ、遊技者に多くの振分抽選の機会を与えやすい仕様となる。
(B.第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態において遊技盤1の具体的な構成については、第1実施形態と同様のものを使用することができる。
(B1.概要)
第2実施形態もまた、羽根部材によって大入賞口を開閉可能な可変入賞装置を備えたパチンコ機であるが、以下の点で特徴がある。
(1)通常、大入賞口は始動口への入賞を条件として開放されるが、第2実施形態では始動口への入賞によって先に図柄変動による抽選を行い、その結果に応じて大入賞口が開放される仕様となっている。
(2)図柄変動による抽選中に重ねて始動口に入賞した場合、その入賞が保留(始動保留)され、先の抽選結果が出た後に図柄変動による抽選が繰り返し行われる。
(B2.動作例)
図8は、第1実施形態と同じセンター役物6を第2実施形態に適用した場合の動作例を示している。なお、図8では説明に関係ある箇所にのみ符号を付し、その他の箇所については符号の図示を省略している。
第2実施形態においても、センター役物6の動作(大入賞口20の開閉動作、回転体32による球振分動作、液晶表示器30による表示動作等)は、第1実施形態で説明したメイン制御基板46およびサブ制御基板48により制御される。したがって以下の説明においては、適宜、図1〜図6を参照することができる。
(B2−1.抽選手段)
通常遊技中に1回始動口12または2回始動口14への入賞があると、メイン制御基板46は入賞口スイッチ50,52からの検出信号に基づいて抽選(例えばプログラム上での乱数取得による抽選)を行う。そして、この抽選結果に基づいてメイン制御基板46は上記の抽選結果表示器53を直接駆動し、図柄(特別図柄)の変動および停止態様を表示させるとともに、サブ制御基板48に当落結果を表すコマンドを出力する。
メイン制御基板46から当落結果を表すコマンドが出力されると、このコマンドに基づいてサブ制御基板48は液晶表示器30の表示動作を制御し、これにより図8中(a)に示されているように液晶表示器30において図柄が変動表示される。図8の例では、2つの数字で表される図柄が画面上で縦方向にスクロール変動されているが、図柄はその他の方向にスクロール変動されるものであってもよいし、画面上の一定位置で変動表示されるものであってもよい。また図柄の種類は数字だけでなく、その他の種類(文字や図形、記号等)であってもよいし、図柄の組み合わせ数は3つ以上でもよい。
(B2−2.報知手段)
この後、所定の変動期間にわたって図柄の変動表示が行われると、サブ制御基板48は図8中(b)に示されるように図柄を停止状態で表示させる。このとき、メイン制御基板46から受け取ったコマンドが当り結果を表すものであれば、サブ制御基板48は当りの態様で図柄を停止表示させ、逆に外れ結果を表すものであれば、外れの態様で図柄を停止表示させる。
図8中(b)の例は当りの態様を示し、この場合、画面上に同種の図柄が2つ揃った状態(いわゆる数字のぞろ目)が表示されており、これにより抽選結果が当りであった旨が遊技者に報知される。逆に異種の図柄の組み合わせであれば、抽選結果は外れであった旨が報知される。
これとは別に、メイン制御基板46は抽選結果表示器53(図8には示されていない)を直接駆動して図柄の停止態様を表示しているため、遊技者は抽選結果表示器53の表示を見て抽選結果の当落を確認することもできる。
(B2−3.駆動手段)
上記のように当りの抽選結果が報知されると、メイン制御基板46はソレノイド42,44を同時駆動させる。これにより、図8中(b)に示されているように羽根部材16および装飾部材18が駆動され、各始動口12,14に対応した回数だけ大入賞口20が開放される。なお、大入賞口20の開放中に遊技球が流入した場合は、第1実施形態と同様の態様で遊技球の振分動作が行われる。
第2実施形態で設定している図柄の変動期間は、センター役物6内に流入した遊技球の振分結果が出るまでに要する時間として設定されていることが好ましい。すなわち、センター役物6内に遊技球が流入すると、その遊技球はノーマルルート26またはスペシャルルート28を通じて誘導され、そして回転体32により最終的にVゾーン34またはノーマルゾーン36に振り分けられるが、この振分結果が出るまでにはある程度の時間を要する。この振分結果が出るまでの所要時間内に次の遊技球が流入して来ないようにするには、この間に大入賞口20を閉塞したまま保持しておけばよいので、上記の変動時間を振分結果が出るまでの所要時間(またはそれ以上)に設定しておけば、センター役物6内に次々と遊技球が流入してくる事態を回避することができる。
(B2−4.保留手段)
一方、上記の変動期間中に重ねて始動口12,14への入賞があった場合、メイン制御基板46は先と同様の乱数抽選を実施するが、このときの当落結果は一時的に保留(始動保留)される。保留の態様には各種の例が考えられるが、ここでは単純に、メイン制御基板46からサブ制御基板48へのコマンドの出力が待機状態になる。また、抽選結果が当りであった場合、メイン制御基板46がソレノイド42,44を駆動するためのコマンドの出力も待機状態となる。なお、このような始動保留の手法には、既に多くの機種(いわゆるセブン機等)で採用されている公知技術を利用することができる。
上記のようにメイン制御基板46が始動保留を行うと、図8に示されているようにセンター役物6の上部で1つの保留ランプ56aが点灯表示される。保留は例えば、最大で3つ(4つでもよい)まで貯めることができ、変動期間中に重ねて1個〜3個の遊技球が始動口12,14に入賞すると、入賞個数に応じて保留ランプ56a,56b,56cが順に点灯表示されることになる。
この後、変動期間が終了すると、メイン制御基板46は保留中のコマンドをサブ制御基板48に出力し、上記と同様に図柄の変動および停止表示を指示する。これにより、あらためて液晶表示器30では図柄の変動表示が開始される。またこのとき、それまで点灯表示されていた保留ランプ56aは消灯される。
この後も同様に、抽選結果が当りであれば当りの態様で図柄が停止表示されて大入賞口20が開放される。逆に抽選結果が外れであれば、外れの態様(図柄が不揃いとなる態様)で図柄が停止表示され、この場合は大入賞口20が開放されない。
(B3.第2実施形態のまとめ)
上記の第2実施形態によれば、センター役物6の挙動について以下の点が顕著である。
(1)最初に、センター役物6内に遊技球が1つも滞留していない状態で始動入賞があった場合、図柄変動による抽選結果に応じて大入賞口20が開放される。
(2)上記(1)によって図柄の変動表示が行われている途中(変動期間内)に続けて始動入賞があった場合、その入賞による抽選の当落結果は始動保留として貯められる。
(3)最初の始動入賞による抽選結果が当りであり、それによって大入賞口20が開放されて遊技球が流入した場合、センター役物6内で振分結果が出る前に続けて始動入賞があったとしても、図柄変動による抽選結果が報知されるまでの間は大入賞口20が開放されない。したがって、センター役物6内に遊技球が流入している状態で、続けて始動入賞があったとしても、先に流入している遊技球の振分結果が出るまで大入賞口20は閉塞されたままとなるので、センター役物6内での遊技球の振分抽選結果が遊技者に判別しやすくなる。
(4)一方、上記(1)による抽選結果が当りであり、大入賞口20の開放中に遊技球がセンター役物6内に流入したとしても、センター役物6内ではあらためて振分動作が行われる。このため、たとえ図柄変動の抽選に当ったとしても、センター役物6内で必ずVゾーン34を通過する(V入賞する)ことが保証されているわけではないので、遊技者からみればセンター役物6内でV入賞させる楽しみが残されている分、遊技に対するモチベーションが高く維持される。
(B4.変形例)
上記の第2実施形態については、例えば以下に挙げる変形が可能である。
(1)第2実施形態でも同様に、センター役物6内で遊技球を誘導する球誘導経路の形態は各種の変形が可能である。また、センター役物6内での振分動作については、回転体32を用いるものの他にも各種の態様があり、第1,第2実施形態で挙げた態様に限定されるものではない。
(2)第2実施形態では、メイン制御基板46からコマンドを受けてサブ制御基板48が図柄の変動および停止表示を行うもの主に説明しているが、サブ制御基板48による装飾的な図柄表示を行わず、メイン制御基板46が上記の抽選結果表示器53(7セグメントLEDやドットマトリクスLED等の簡易な表示器)を直接制御して図柄の変動および停止表示を行う態様であってもよいし、両方の表示をあわせて行う態様であってもよい。
(C.第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。この第3実施形態においては、遊技盤の基本的な構成を第1,第2実施形態と同様とすることができるが、可変入賞装置となるセンター役物の具体的な構成が異なっている。
(C1.概要)
第3実施形態もまた、羽根部材によって大入賞口を開閉可能な可変入賞装置を備えたパチンコ機であるが、以下の点で特徴がある。
(1)通常、遊技球が可変入賞装置内に流入すると、その内部で振分動作による抽選(振分抽選)が行われるが、第3実施形態では可変入賞装置に流入すると、先に制御プログラム上で抽選を行う仕様となっている。
(2)可変入賞装置内では、上記の抽選結果に応じて遊技球の行き先が振り分けられ、抽選に当った場合にだけ特定領域を通過することができる仕様となっている。
(C2.可変入賞装置)
図9は、第3実施形態に好適なセンター役物60を具体的に示している。このセンター役物60は左右一対の可動片(羽根部材)62を有しており、これら可動片62は図中に実線で示されるように左右方向に開いた状態と、2点鎖線で示されるように内側寄りに閉じた位置との間で姿勢を変化させることができる。これら可動片62が開いた位置にあるとき、センター役物60の大入賞口64が開放された状態となる。
第3実施形態のセンター役物60は、第1,第2実施形態の場合と同様に遊技盤面の略中央位置に配置して設けられており、その下方には始動口(1回または2回)が設けられている。その他の構成(障害釘、風車、普通入賞口、サイド装飾ランプ等)は公知のものを適用できるため、ここでは図示を省略する。
(C3.流入検出手段)
センター役物60には、各大入賞口64に対応して大入賞口カウントスイッチ66が配設されており、これら大入賞口カウントスイッチ66は大入賞口64に遊技球が入賞したことを検出し、その検出信号を出力することができる。
(C4.球振分部材)
第3実施形態のセンター役物60内においては、例えば以下の態様によって遊技球の行き先が特定領域とそれ以外に振り分けられるものとなっている。
先ずセンター役物60内には、その上段位置に棚板68が配置されており、大入賞口64を通じて入賞した遊技球はひとまず棚板68に受け止められる。正面からみて棚板68の奥にはキャラクタ体70が配置されており、このキャラクタ体70は球振分部材72を有している。棚板68に受け止められた遊技球はキャラクタ体70に向かって転がり、そして、球振分部材72によって転がり先を振り分けられる。
キャラクタ体70は、全体としてコミカルタッチにデフォルメされた恐竜を模したものであり、そのなかで特に球振分部材72はキャラクタ体70の下顎を模したものである。この球振分部材72は、図示しないモータ(またはソレノイド)等の駆動源によって上下に揺動することができ、図示の例ではちょうど球振分部材72が下降した状態にある。このように、球振分部材72が下降した状態では、遊技者からはキャラクタ体70が口を開けているように認識され、逆に球振分部材72が上昇すると、キャラクタ体70が口を閉じているように認識される。
例えば、キャラクタ体70が口を開いた状態(球振分部材72が下降している状態)で遊技球が転がってくると、その遊技球は球振分部材72の内部に入り込み、そして球振分部材72に誘導されて下方の球案内路74に送り出される。
これとは逆に、キャラクタ体70が口を閉じた状態(球振分部材72が上昇している状態)で遊技球が棚板68上を転がってくると、その遊技球は球振分部材72に弾かれるようにして左右の外側に振り分けられ、その脇を通り抜けて落下する。
(C5.特定領域)
図10は、キャラクタ体70による遊技球の振分動作を具体的に示している。センター役物60内で、棚板68の下方には上記の球案内路74とともに案内板76が配置されており、これら球案内路74および案内板76は遊技者からみて手前側に下り傾斜を有している。このうち、球案内路74の終端より手前の位置にはVゾーン(特定領域)78が形成されており、また、Vゾーン78の両側にはそれぞれノーマルゾーン80が一対をなして形成されている。
図10中(a)に示されているように、キャラクタ体70によって球案内路74に振り分けられた遊技球はそのまま球案内路74を通って手前側に転がり、そしてVゾーン78に落下することとなる。一方、図10中(b)に示されているように、キャラクタ体70によってその両脇を通過するように振り分けられた遊技球は、案内板76に案内されて手前側に転がり、ノーマルゾーン80に落下することとなる。
第3実施形態においても、センター役物60内には特定領域スイッチ82が配設されており、この特定領域スイッチ82はVゾーン78を遊技球が通過したことを検出し、その検出信号を出力することができる。
(C6.制御系の構成)
また制御系は、第1,第2実施形態と略同様に構成することができ、メイン制御基板によって遊技動作を制御し、そして、遊技の進行に伴う演出動作をサブ制御基板によって制御することができる。
ここでは特に図面を参照しないが、第3実施形態で用いる遊技盤の裏面側にはメイン制御基板やサブ制御基板等の制御装置が配置されている。上記の大入賞口カウントスイッチ66や特定領域スイッチ82等はメイン制御基板に接続されており、それぞれ検出信号をメイン制御基板に出力する。また可動片62を開閉駆動するソレノイドや、球振分部材72を上下動させるモータ(またはソレノイド)等は、メイン制御基板からの作動信号に基づいて作動する。
(C7.制御例)
次に、第3実施形態のセンター役物60に関するメイン制御基板による制御例を説明する。
(C7−1.決定手段)
図11は、通常の遊技状態でメイン制御基板により実行される振分抽選処理を示している。この振分抽選処理では先ず、メイン制御基板は大入賞口カウントスイッチ66から検出信号が入力されたか否かを判断する(ステップS31)。
通常の遊技中に始動入賞があり、それに応じて大入賞口64が開放されている間に遊技球が流入すると、大入賞口カウントスイッチ66からメイン制御基板に検出信号が出力される。これを受けて、メイン制御基板はステップS31の判断を肯定(Yes)し、次にステップS32に進んでV抽選を実行する。
V抽選は例えば、メイン制御基板が制御プログラム上で取得した乱数に基づいて行うことができ、その当落結果によって大当り遊技(特別遊技状態)に移行するか否かがプログラム上で決定されるものとなっている。
(C7−2.誘導手段)
次にメイン制御基板は、V抽選の当落結果を判断し(ステップS33)、先に行われたV抽選の結果が大当りであると(Yes)、ここでメイン制御基板はセンター役物60内に流入した遊技球をVゾーン78へ誘導する処理を行う(ステップS34)。
ステップS34の処理では、メイン制御基板は上記の球振分部材72を駆動するモータを作動させ、球振分部材72を下降させる。これにより、大入賞口64に流入した遊技球は球振分部材72から球案内路74を通り、そしてVゾーン78へ誘導される(図10中(a)参照)。この場合、センター役物60内では遊技球がV入賞となり、これを契機として大当り遊技に移行することとなる。
これに対し、V抽選の結果が外れであった場合(ステップS33=No)、メイン制御基板は遊技球をノーマルゾーン80に誘導する処理を行う(ステップS35)。この場合、メイン制御基板は球振分部材72を上昇位置に保持するべくモータを制御するので、大入賞口64に流入した遊技球は棚板68から案内板76上に落下し、ノーマルゾーン80に誘導される。なお第3実施形態の場合、通常、メイン制御基板は球振分部材72を上昇位置に保持した状態でモータを停止させておき、V抽選で大当りと判断された場合(ステップS33=Yes)にだけ、モータを作動させて球振分部材72を下降させるようにするとよい。
(C8.第3実施形態のまとめ)
上記の第3実施形態によれば、センター役物60の挙動について以下の点が顕著である。
(1)センター役物60内でV入賞するか否かの振分抽選は、大入賞口64に流入したタイミングでプログラム処理によって行われている。したがって、球振分部材72の上昇または下降による球振分動作は、プログラム処理による抽選結果を正しく反映するように制御されたものであり、いわば事後の演出動作として解釈することができる。
(2)上記の第1,第2実施形態では、可変入賞装置内に遊技球が滞留(落下・転動の過程)している状態で次の始動入賞があると、所定のカウント時間または変動時間が経過するまで大入賞口を開放する制御を行わなかったが、第3実施形態では時間の経過に関係なく大入賞口を開放することができる。
すなわち、第3実施形態ではセンター役物60内に流入した時点で遊技球が最終的に特定領域を通過するか否かの判断(V抽選)が実質的に完了しており、この後で遊技球は抽選結果に従って誘導されるだけである。このため、遊技球が転動・落下している間に大入賞口64が開放されて次の遊技球が流入してきたとしても、先に流入していた遊技球の振分結果には何ら影響が及ばないことから、センター役物60内で遊技球が落下・転動している間に次の始動入賞があった場合、メイン制御基板はそれに応じて大入賞口64を開放する制御を行うことができる。したがって遊技者からみれば、始動口に入賞した場合は常に自然な流れで大入賞口64が開かれるアクションを実感できることから、センター役物60の挙動を直感的に受け入れやすい。
(C9.変形例)
上記の第3実施形態については、例えば以下に挙げる変形が可能である。
(1)センター役物60の具体的な構成は図示のものに限定されず、第1,第2実施形態で用いた構成であってもよいし、その他の構成であってもよい。
(2)大入賞口カウントスイッチ66を通過したときの抽選結果に応じて、例えば外れを意味する効果音や当りを意味する効果音(いわゆる直撃音)等が演出として出力される態様を付加することができる。
(D.第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について説明する。この第4実施形態においては、遊技盤および可変入賞装置の基本的な構成を第3実施形態と同様としているが、ここで用いる可変入賞装置には、第1実施形態で用いた羽根部材16および装飾部材18の構成(ソレノイドの単独駆動によって装飾部材18が単独で姿勢を変化可能な構成)を組み合わせることができる。
(D1.概要)
第4実施形態は、第1実施形態と同様に羽根部材および装飾部材が同時に姿勢を変化させることで大入賞口を開閉可能な可変入賞装置を備えたパチンコ機であるが、さらに以下の点で特徴が追加されている。
(1)通常、遊技球が可変入賞装置内に流入すると、その内部で振分動作による抽選(振分抽選)が行われるが、第4実施形態では可変入賞装置に流入した遊技球が振分抽選によって特定領域に誘導され、かつ、その遊技球が制限時間内に特定領域を通過した場合のみ大当りとなる。
(2)上記(1)の特徴を実現するため、可変入賞装置に遊技球が流入してから特定領域を通過するまでの間に制限時間を設定し、この制限時間内に特定領域を通過した場合だけV入賞を有効とする処理が行われる。
(D2.誘導経路)
第4実施形態において、可変入賞装置には図9に示されるセンター役物60を適用することができ、以下の説明では図9,10を適宜参照するものとする。ただし第4実施形態では、球振分部材72はモータによって一定周期で上下に往復動作されており、図示のように球振分部材72が下降しているタイミングで遊技球が流下してくると、その遊技球は球振分部材72から球案内路74を通じてVゾーン78に誘導される。逆に、球振分部材72が上昇しているタイミングで遊技球が流下してくると、その遊技球は球振分部材72にはじかれて案内板76上に落下し、ノーマルゾーン80を通過する。
(D3.流入検出手段,通過検出手段)
センター役物60の大入賞口64が開放されるまでの動作(可動片62の開閉動作)は、第1実施形態の場合と同じ態様で制御されている。すなわち、通常遊技中に始動口(1回または2回)に入賞すると、それぞれ対応する回数だけ大入賞口64が開放される制御がメイン制御基板(図示しない)によって行われる。ここでは図示されていないが、可動片62の前面側には第1実施形態の装飾部材18と同様の装飾可動片が配置されており、別々のソレノイドによって装飾可動片の姿勢だけを単独で変化させる制御が行われる。
同様に、大入賞口64の開放中に遊技球が流入すると大入賞口カウントスイッチ66により検出され、その検出信号がメイン制御基板に出力される。またこの後、棚板68から球振分部材72、球案内路74を通って遊技球がVゾーン78に落下すると、特定領域スイッチ82により遊技球の通過が検出され、その検出信号がメイン制御基板に出力される。
(D4.制御例)
次に、第4実施形態のセンター役物60に関するメイン制御基板による制御例を説明する。
図12は、通常の遊技状態でメイン制御基板により実行される制限時間処理を示している。この制限時間処理では先ず、メイン制御基板は大入賞口カウントスイッチ66から検出信号が入力されたか否かを判断する(ステップS41)。
通常の遊技中に始動入賞があり、それに応じて大入賞口64が開放されている間に遊技球が流入すると、大入賞口カウントスイッチ66からメイン制御基板に検出信号が出力される。これを受けて、メイン制御基板はステップS41の判断を肯定(Yes)し、次にステップS42に進む。
ステップS42に進むと、メイン制御基板は所定の制限時間タイマをスタートさせる。この制限時間タイマは例えば、遊技球が大入賞口64に流入してから、棚板68、球振分部材72、球案内路74を通ってVゾーン78(特定領域スイッチ82)を通過するのに要する平均的な時間よりも僅かに短い時間(例えば3〜4秒間程度)に設定されている。
(D4−1.情報報知手段)
上記の制限時間タイマをスタートさせると、メイン制御基板はセンター役物60の表示画面にてカウントダウン表示の処理を実行する(ステップS43)。カウントダウン表示にはいろいろな態様が考えられるが、ここでは例えば、制限時間タイマに連動して残りカウント数を数値表示し、時間の経過に伴い数値表示を「3」→「2」→「1」と順に変化させている。なお、カウントダウン表示の実例については図13,14を参照して後述する。
次にメイン制御基板は、制限時間タイマがタイムアップしたか否かを判断する(ステップS44)。現時点で制限時間タイマがタイムアップしていない場合(No)、メイン制御基板は特定領域スイッチ82による検出機能を有効にする(ステップS45)。そしてメイン制御基板はステップS43に戻ってカウントダウン表示を続行し、ステップS44で制限時間タイマがタイムアップしたと判断(Yes)するまで特定領域スイッチ82の検出機能を有効に維持する。したがって、制限時間タイマがタイムアップする前に遊技球がVゾーン78を通過すると、そのときの遊技球の通過が特定領域スイッチ82により有効に検出されることとなる。
この後、時間の経過に伴い制限時間タイマがタイムアップすると(ステップS44=Yes)、メイン制御基板はセンター役物60の表示画面にて時間切れ表示の処理を実行する(ステップS46)。時間切れ表示にもいろいろな態様が考えられるが、ここでは例えば、シンボル的な「×(バツ印)」を表示させている。この他にも、文字表示として「時間切れ」や「タイムアップ」等を表示させるようにしてもよい。なお、時間切れ表示の実例についても図13,14を参照しながら後述する。
またメイン制御基板は、上記の時間切れ表示の処理を行うとともに特定領域スイッチ82の検出機能を無効化させる(ステップS47)。これにより、制限時間タイマがタイムアップした後で遊技球がVゾーン78を通過した場合であっても、その通過は特定領域スイッチ82により検出されなくなる。
また特定領域スイッチ82の機能を無効化すると、メイン制御基板は制限時間処理をひとまず終了し、制限時間処理をあらためて開始する。
(C4−2.許可手段)
図13は、通常遊技中に始動入賞してから大入賞口64に遊技球が流入するまでの過程を示している。先ず図13中(a)に示されているように、通常遊技中に始動入賞するとセンター役物60の大入賞口64が開放される。上記の表示画面84は、例えばセンター役物60の上部位置に設けられており、この表示画面84ではドットマトリクスLED等の点灯により文字・図形等が表示される。この例では、表示画面84に「OPEN!」等の文字列が表示されており、それによって大入賞口64が開かれたことを遊技者に対してアピールしている。
大入賞口64の開放中に遊技球が流入して大入賞口カウントスイッチ66に検出されると、メイン制御基板がカウントダウン表示の処理を実行し、図13中(b)に示されているように制限時間タイマの残りカウント数(例えば「3」)が表示画面84にて大きく文字表示される。またこの後、時間の経過に伴いカウント数の表示は「3」→「2」→「1」と変更されていく。
図14は、大入賞口64から流入した遊技球がVゾーン78に落下するまでの過程を示している。例えば図14中(a)に示されているように、球振分部材72が下降しているタイミングでセンター役物60内に遊技球が流入し、遊技球が棚板68から球振分部材72を通って誘導される過程では、時間の経過に伴い上記のカウントダウン表示が進行している。この例では表示画面84に数字の「1」が表示されており、それによって制限時間タイマの残りカウント数はあと1つであることが遊技者に報知されている。
この後、制限時間タイマがタイムアップすると、メイン制御基板が時間切れ表示の処理を実行し、図14中(b)に示されているように表示画面84に時間切れ表示としてシンボル的な「×」が表示される。この例では、制限時間が過ぎても未だ遊技球がVゾーン78(特定領域スイッチ82)を完全に通過しておらず、この後に遊技球がVゾーン78を通過しても、特定領域スイッチ82の機能が無効化されているためV入賞にならない。
これに対し、制限時間タイマがタイムアップする前に遊技球がVゾーン78(特定領域スイッチ82)を完全に通過すると、その通過は特定領域スイッチ82によって有効に検出されるため、この場合、メイン制御基板は大当り遊技(特別遊技状態)への移行を許可する。
ここでは図示されていないが、メイン制御基板は制限時間タイマがタイムアップする前に特定領域スイッチ82から検出信号が出力されると、その時点で図12のカウントダウン表示(ステップS43)を中止し、所定の大当り表示(例えば「V」、「大当り」等の文字表示)を行う。そしてメイン制御基板は、通常遊技から大当り遊技に移行する処理(例えばV入賞演出、ラウンド抽選演出等)を実行する。
またメイン制御基板は、上記の制限時間処理とともに第1実施形態で用いたソレノイド駆動処理(図7)を実行しており、この場合、例えばステップS12で設定されている制限時間は、ソレノイド駆動処理で始動入賞による大入賞口の開放が無効化される期間のタイマ時間と同じに設定される。したがって、制限時間(=始動入賞の無効期間)内に重ねて始動口への入賞があった場合、ソレノイド単独駆動によって装飾可動片(図示されていない)の姿勢が単独で変化させられる。
(D5.第4実施形態のまとめ)
上記の第4実施形態によれば、センター役物60内での振分抽選について以下の点が顕著となる。
(1)制限時間タイマは、大入賞口64に遊技球が流入してからVゾーン78を通過するまでの有効期間に制限を設けるものであり、この制限時間内に遊技球が球振分部材72によって球誘導路74に誘導され、かつ、Vゾーン78を通過すると「大当り」になるが、制限時間内にVゾーン78を通過しなければ「外れ」になる。
(2)大入賞口64の開放中に遊技球が流入すると、そこからカウントダウン表示が進行されるので、遊技者はセンター役物60内での遊技球の落下・転動の動きとカウントダウン表示とを見比べながら遊技球の動きをハラハラしながら見守ることができ、それによって興趣を高く維持することができる。
(3)球誘導路74の終端はそのままVゾーン78に通じており、そこで遊技球の行き先がぶれることはないため、遊技球が球振分部材72に誘導された段階で遊技者は振分抽選結果を容易に判別することができる。
(4)また、カウントダウン表示の進行中は始動入賞が無効になり、大入賞口64から続けて遊技球が流入してくることがないので、この間に続けて始動入賞があった場合、メイン制御基板は可動片62を作動させずに装飾可動片の姿勢だけを変化させることにより、始動入賞が無効であることを遊技者に対してアピール(報知)することができる。このような挙動を見て、遊技者はカウントダウン表示中に振分抽選が行われているため、大入賞口64が実質的に開放されないことを容易に理解することができる。
(D6.変形例)
第4実施形態については、例えば以下に挙げる変形が可能である。
(1)センター役物60を第3実施形態と共通としているが、センター役物は第1,第2実施形態で用いた構成であってもよいし、その他の構成であってもよい。
(2)制限時間タイマの残り時間を報知する態様は、カウントダウン表示と合わせて効果音を出力するものであってもよいし、あるいは、数値表示に代えてカウントダウンを音声出力により報知するものであってもよい。
(3)また、第4実施形態で行われる演出動作は、制限時間タイマがタイムアップした時点で効果音等を出力し、惜しくもV入賞に至らなかったことを遊技者に報知する態様であってもよい。
(4)図12の制限時間処理では、制限時間タイマがタイムアップすると特定領域スイッチ82の検出機能を無効化するようにしているが(ステップS47)、特定領域スイッチ82の検出機能は常に有効にしておき、制限時間タイマがタイムアップするとメイン制御基板が検出信号を無視する態様であってもよい。
(5)第4実施形態では、球振分部材72がモータによって上下に往復動作されている例を挙げているが、球振分部材72は常に下降した位置に保持された状態にあり、流下してきた遊技球は全て球振分部材72から球案内路74を通じて一律にVゾーン78に誘導される態様であってもよい。
遊技盤の正面図である。 センター役物を詳細に示した正面図である。 羽根部材および装飾部材の駆動部と、それによる同時駆動の態様を具体的に示した斜視図である。 図3とは異なる単独駆動の態様を具体的に示した斜視図である。 羽根部材、装飾部材および駆動部の縦断面図である。 制御系の構成を概略的に示したブロック図である。 ソレノイド駆動処理のフローチャートである。 図柄変動による抽選の実例を表す連続図である。 センター役物の詳細図である。 センター役物内部での遊技球の誘導経路を示した斜視図である。 振分抽選処理のフローチャートである。 制限時間処理のフローチャートである。 大入賞口の開放から遊技球の流入までのセンター役物の動作例を表した連続図である。 図13とともにカウントダウン表示の実例を表す連続図である。
符号の説明
1 遊技盤
6 センター役物
12,14 始動口
16 羽根部材(第1可動部材)
18 装飾部材(第2可動部材)
20 大入賞口
22 大入賞口カウントスイッチ
26 ノーマルルート
28 スペシャルルート
30 液晶表示器
32 回転体
34 Vゾーン
36 ノーマルゾーン
38 特定領域スイッチ
42,44 ソレノイド
46 メイン制御基板
48 サブ制御基板
50 1回始動口スイッチ
52 2回始動口スイッチ
60 センター役物
62 可動片
64 大入賞口
66 大入賞口カウントスイッチ
68 棚板
72 球振分部材
74 球案内路
78 Vゾーン
82 特定領域スイッチ
84 表示画面

Claims (1)

  1. 遊技領域内に配設され、可動部材の作動時に入賞可能となる可変入賞装置と、
    前記可変入賞装置内に設けられ、入賞に伴い予告演出を行う表示装置と、
    前記表示装置の側方に配置され、その表示内容の変化に合わせて演出動作を行う演出動作体とを具備したことを特徴とする遊技機。
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