JP2006000284A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 パチンコ機1の遊技領域内には、羽根部材の開放時に入賞可能となるセンター役物6が設けられている。センター役物6内には、その入賞に伴い予告演出を行う液晶表示器30が配置されており、この液晶表示器30を用いて画像による予告演出を効果的に行うことができる。さらに液晶表示器の側方にキャラクタ体40等の可動物が設置されており、画像表示に合わせてキャラクタ体40を作動させるといった興趣性の高い演出を行うことができる。
【選択図】 図1
Description
(解決手段1)
第1発明の遊技機は、遊技領域内に設けられ、発射された遊技球が流入可能な入賞口を有した可変入賞装置と、前記可変入賞装置に設けられ、前記入賞口に対して姿勢を変化させることで前記入賞口に遊技球が流入する確率を変更する第1可動部材と、前記可変入賞装置に前記第1可動部材とは別体にして設けられ、前記第1可動部材の前面側を遮蔽した状態で前記第1可動部材と一緒に姿勢を変化させる一方、前記第1可動部材とは独立して姿勢を変化可能な第2可動部材とを備えている。
第1発明の遊技機は、上記の解決手段1において、前記第1可動体および前記第2可動体の姿勢をそれぞれ個別に変化させるべく作動する駆動手段と、遊技の進行状態に応じて前記第1可動体の姿勢と前記第2可動体の姿勢とを互いに異なる態様で変化させるべく前記駆動手段の作動を制御する可動体制御手段とをさらに備えることができる。
第1発明の遊技機は、上記の解決手段1,2において、遊技領域内に設けられて遊技球が入賞可能な始動口と、前記始動口に遊技球が入賞したことを検出する入賞検出手段と、前記入賞口を通じて前記可変入賞装置に遊技球が流入したことを検出する流入検出手段とをさらに備え、前記第1可動部材は、通常は閉塞された状態にある前記入賞口を開放する態様で姿勢を変化可能であり、前記可動体制御手段は、前記入賞検出手段の検出結果に基づいて前記駆動手段の作動を制御し、前記第1および第2可動部材の姿勢をともに変化させて前記入賞口を開放する一方、前記流入検出手段により遊技球の流入が検出されてから所定期間内に前記検出手段により前記始動口への入賞が検出された場合、前記第2可動体の姿勢だけを変化させて前記第1可動部材により前記入賞口が閉塞された状態を保持することができる態様であってもよい。
さらに第1発明の遊技機は、上記の解決手段3において、前記可変入賞装置内に形成され、前記入賞口を通じて流入した遊技球が通過すると遊技者に有利な特別遊技状態に移行する契機となる特定領域と、前記可変入賞装置に流入した遊技球が前記特定領域を通過したか否かを判定する判定手段とをさらに備え、前記可動体制御手段は、前記流入検出手段により遊技球の流入が検出されてから前記判定手段による判定がなされるまでの期間を前記所定期間として制御を行うことが好ましい。
上記の解決手段4において、前記所定期間は、前記始動口への入賞を契機とした前記入賞口の開放動作を実質的に無効化する期間として設定されると共に、この期間内では前記可動体制御手段が前記第2可動体の姿勢を単独で変化させることが好ましい。
また第1発明の遊技機は、上記の解決手段5において、前記可変入賞装置内に形成され、前記入賞口を通じて流入した遊技球を前記特定領域まで誘導する誘導経路と、前記流入検出手段により遊技球の流入が検出されてから、前記入賞口の開放動作が実質的に無効化されている前記所定期間内に前記通過検出手段により遊技球の通過が検出された場合にのみ前記特別遊技状態への移行を許可する許可手段とをさらに備える態様であってもよい。
(1)可変入賞装置内に流入した遊技球は、全て一律に誘導経路によって特定領域まで誘導されるので、表面的には全ての遊技球が特定領域を通過することになる。
(2)ただし、遊技球が入賞口を通じて流入してから所定期間(入賞口の開放動作が実質的に無効化されている期間)内に遊技球が特定領域を通過した場合にだけ特別遊技状態への移行が許可される。したがって、上記の所定期間は特定領域の通過に対する制限時間として位置付けられるので、この期間内に遊技球が特定領域を通過できなかった場合、その通過は無効になり、特別遊技状態には移行しない。
上記の解決手段6において、前記流入検出手段により遊技球の流入が検出された場合、時間の経過に伴って前記所定期間の残り時間に関する情報を遊技者に報知する情報報知手段をさらに備えていることが好ましい。
次に第2発明は、例えば以下の態様により提供される。
第2発明の遊技機は、遊技盤の遊技領域内に設けられ、発射された遊技球が入賞可能な始動口と、前記始動口への入賞を契機として所定回数だけ入賞口を開放可能な可変入賞装置とを備え、この可変入賞装置内で遊技球がさらに特定領域を通過したことを条件に遊技者に有利な特別遊技状態に移行する遊技機において、前記始動口への入賞を契機として抽選を行う抽選手段と、前記抽選の当落結果に基づき所定の変動期間にわたって図柄の変動を表示した後に前記図柄の変動を停止し、この停止時の図柄表示態様に応じて前記抽選の当落結果を報知する報知手段と、前記報知手段により前記抽選の当り結果が報知された場合、前記可変入賞装置の入賞口を開放動作させる駆動手段と、前記可変入賞装置内に設けられ、前記入賞口の開放中に流入した遊技球を前記特定領域に誘導するか否かの振分抽選を行う振分抽選手段とを備えたものである。
第2発明の遊技機は、より実用的な構成を採用することができる。すなわち上記の解決手段6において、前記始動口への入賞後、前記報知手段により前記抽選の当落結果が報知される前に前記始動口への入賞がさらにあった場合、この入賞を契機として前記抽選手段により行われた抽選の当落結果を保留しておき、前記抽選の当落結果が報知された後に前記保留された当落結果に基づいて前記報知手段に前記図柄の変動および停止を行わせる保留手段をさらに備えることができる。
第3発明は、例えば以下の態様により提供される。
第3発明の遊技機は、遊技盤の遊技領域内に設けられ、発射された遊技球が入賞可能な始動口と、前記始動口への入賞を契機として所定回数だけ入賞口を開放可能な可変入賞装置とを備え、この可変入賞装置内で遊技球がさらに特定領域を通過したことを条件に遊技者に有利な特別遊技状態に移行する遊技機において、前記入賞口を通じて前記可変入賞装置内に遊技球が流入したことを検出する流入検出手段と、前記流入検出手段により遊技球の流入が検出されると抽選を行い、この抽選結果に応じて前記特別遊技状態への移行を許容するか否かを決定する決定手段と、前記決定手段により前記特別遊技状態への移行が許容された場合、前記可変入賞装置内に流入した遊技球を前記特定領域まで誘導する誘導手段とを備えている。
A.第1実施形態
A1.概要
A2.遊技盤(図1)
A3.可変入賞装置(図2)
A3−1.入賞口
A3−2.流入検出手段
A3−3.球誘導経路
A3−4.液晶表示器
A3−5.特定領域
A3−6.振分動作の例
A4.駆動手段(図3)
A4−1.同時駆動
A4−2.単独駆動(図4)
A4−3.視覚的効果
A4−4.詳細構造(図5)
A5.制御系の構成(図6)
A6.制御例(図7)
A6−1.判定手段
A6−2.可動体制御手段
A7.第1実施形態のまとめ
A8.変形例
B.第2実施形態
B1.概要
B2.動作例(図8)
B2−1.抽選手段
B2−2.報知手段
B2−3.駆動手段
B2−4.保留手段
B3.第2実施形態のまとめ
B4.変形例
C.第3実施形態
C1.概要
C2.可変入賞装置(図9)
C3.流入検出手段
C4.球振分部材
C5.特定領域(図10)
C6.制御系の構成
C7.制御例
C7−1.決定手段(図11)
C7−2.誘導手段
C8.第3実施形態のまとめ
C9.変形例
D.第4実施形態
D1.概要
D2.誘導経路
D3.流入検出手段,通過検出手段
D4.制御例(図12)
D4−1.情報報知手段
C4−2.許可手段(図13〜14)
D5.第4実施形態のまとめ
D6.変形例
(A1.概要)
第1実施形態は、可変入賞装置の構造や機能、動作に関するものである。通常、可変入賞装置は可動式の羽根部材によって大入賞口を開閉可能な構造となっているが、第1実施形態では羽根部材の前面側に別体の装飾部材が付設されており、羽根部材が装飾部材に覆い隠される構成を採用している。装飾部材は羽根部材と一緒に作動(回動)できるほか、単独で作動(回動)することができるものとなっている。
図1は、第1実施形態のパチンコ機に適用される遊技盤1を示している。公知のように遊技盤1は図示しないパチンコ機の枠体に装着した状態で使用され、枠体とともにパチンコ機を構成する。
図2は、可変入賞装置となる上記のセンター役物6を具体的に示している。センター役物6は左右一対の羽根部材16を有しているほか、各羽根部材16の前面側に位置する装飾部材18を有している。すなわち、図2中に破線で示されている羽根部材16は正面からみて装飾部材18の背後に位置しており、それゆえ遊技者から羽根部材16が直接視認されないものとなっている。
センター役物6には、左右方向に開口した一対の大入賞口20が形成されており、これら大入賞口20はいずれも羽根部材16によって開閉される。センター役物6の非作動時には、図2中に2点鎖線で示されているように羽根部材16が略直立した姿勢に保持されており、それゆえ大入賞口20は羽根部材16により閉塞された状態にある。一方、遊技中に上記の1回始動口12または2回始動口14に入賞すると、これを契機としてセンター役物6が作動される。これにより、左右の羽根部材16がそれぞれ一定角度だけ左右に拡開するようにして姿勢を変化させることで、大入賞口20を所定時間(例えば0.4秒程度)だけ開放する。また羽根部材16は、大入賞口20を所定時間だけ開放すると、また元の姿勢(直立の姿勢)に復帰して大入賞口20を閉塞する。このような大入賞口20の開閉動作は、1回始動口12および2回始動口14にそれぞれ割り当てられている回数(1回または2回)ずつ行われる。
またセンター役物6内には、左右の大入賞口20にそれぞれ対応して大入賞口カウントスイッチ22が配設されている。遊技球が大入賞口20を通じてセンター役物6内に流入すると、それぞれ対応する大入賞口カウントスイッチ22により流入が検出される。
左右の大入賞口20から流入した遊技球は一旦、センター役物6内の上段位置で中央へ集められ、そこから左右に分かれて誘導される。遊技球が集められた先には球経路変化部材24が配設されており、この球経路変化部材24は左右に揺動して遊技球の誘導経路を左右いずれかに変化させる。球経路変化部材24の上面は、ちょうど「への字」を逆さにしたような形状であり、例えば図示のように左側へ傾いた状態では遊技球が左側に案内される。
またセンター役物6の内部には、ノーマルルート26およびスペシャルルート28に挟まれた中央に液晶表示器30が配置されている。液晶表示器30には例えば、遊技の進行や遊技状態の変化に応じて各種の映像による演出的な表示が行われるものとなっている。
センター役物6の内部には、下方位置で遊技球の振分動作を行う回転体32が配設されており、この回転体32より下方にVゾーン34およびノーマルゾーン36が形成されている。ノーマルルート26またはスペシャルルート28を通過してきた遊技球の最終的な行き先は、回転体32によってVゾーン34またはノーマルゾーン36のどちらかに振り分けられる。このうちVゾーン34は特定領域となるものであり、通常遊技中にセンター役物6内で遊技球がVゾーン34を通過すると、これを契機として大当り遊技(特別遊技状態)に移行する。Vゾーン34には特定領域スイッチ38が配置されており、遊技球がVゾーン34を通過すると、この特定領域スイッチ38により検出される。
センター役物6の構成は既に公知であるため、ここでは球振分動作の概略を説明する。上記の回転体32は、ある程度の厚みを有した円盤形状をなしており、その周縁部に例えば8つの球ポケット(図示していない)がU字の切欠状に形成されている。ノーマルルート26を通過してきた遊技球は、回転体32に対してその外周からアプローチするようにして誘導され、8つの球ポケットのいずれか1つに入り込む。このうち1つがVポケットとなっており、Vポケットに入り込んだ遊技球は、回転体32の回転とともに移送されてVゾーン34に落下する。逆に、Vポケット以外の7つの球ポケットに入り込んだ遊技球はVゾーン34を通り過ぎてノーマルゾーン36に放出されることになる。したがって、遊技球がノーマルルート26を通過してきたときは、8分の1の確率でVゾーン34に振り分けられる。
図3は、上記の羽根部材16および装飾部材18を駆動するための構成を具体的に示している。遊技盤1の裏側には、センター役物6の後方に位置して合計4つのソレノイド42,44が配設されている。これらソレノイド42,44は、2つずつで1組をなし、各組のソレノイド42,44が互いに別々の駆動系を構成している。
例えば図3中(a)に示されているように、2組のソレノイド42,44がいずれも非作動状態(非通電)にある場合、羽根部材16および装飾部材18はいずれも略直立した姿勢、つまり、大入賞口20を閉塞する姿勢にある。
次に図4は、羽根部材16を駆動せずに装飾部材18だけを駆動する場合の例を示している。ここでも同様に、2組のソレノイド42,44がいずれも非作動状態(非通電)にある場合、羽根部材16および装飾部材18はいずれも略直立した姿勢、つまり、大入賞口20を閉塞する姿勢にある(図4中(a))。
図3中(b)に示される同時駆動の態様では、羽根部材16および装飾部材18が一緒に姿勢を変化させていても、遊技者の視点からみると羽根部材16の前面側は常に装飾部材18に覆われているため、遊技者は視覚的に羽根部材16の存在を特に意識していない。このため遊技者は、装飾部材18が姿勢を変化させることで大入賞口20が開放されているものと認識する傾向にある。
図5は、羽根部材16および装飾部材18の構造を縦断面により示している。図5に示されているように、羽根部材16の基端部には挿通穴16aが形成されており、この挿通穴16a内に駆動パイプ42bが嵌め込まれている。挿通穴16aはさらに羽根部材16の内部を貫通して延びており、その内側に駆動ロッド44bが挿通されている。
第1実施形態において、上記2組のソレノイド42,44を用いた羽根部材16および装飾部材18の駆動(同時駆動または単独駆動)は、遊技の進行状態に応じて制御されている。そこで以下に、パチンコ機による遊技動作や演出動作を制御するための構成について説明する。
次に、ソレノイド42,44の駆動制御について一例を挙げて説明する。
図7は、メイン制御基板46において実行されるソレノイド駆動処理の内容を示している。メイン制御基板46は通常遊技中にソレノイド駆動処理を実行し、遊技の進行状態に応じてソレノイド42,44をON/OFFし、羽根部材16および装飾部材18の作動を制御することができる。
ステップS14でタイマカウンタをスタートさせた場合、メイン制御基板46は次にタイマカウンタがタイムアップしたか否かを判断する(ステップS15)。このときのカウント時間は、例えば遊技球が大入賞口20に流入してから、センター役物6の内部で最終的にVゾーン34を通過するか否かの振分抽選結果が確定するまでの所要時間(例えば5秒程度)に設定されている。第1実施形態の仕様であれば、ノーマルルート26またはスペシャルルート28を通過した遊技球が回転体32のVポケットに入り込み、回転体32に移送されてVゾーン34に落下し、そして特定領域スイッチ38に検出されるまでに要する時間を上記の所要時間として設定すればよい。
これに対し、タイマカウンタのカウント時間内に始動入賞があったと判断すると(ステップS16=Yes)、メイン制御基板46はステップS17に進んでソレノイド44を単独駆動する。これにより、センター役物6において装飾部材18だけが単独で姿勢を変化させる動作が実現されるため、実質的に大入賞口20の開放動作が無効化されたことになる。なお、ここでも装飾部材18の姿勢を変化させる回数は、1回始動口12への入賞であれば1回とし、2回始動口14への入賞であれば2回として設定することができる。
図7のソレノイド駆動処理をメイン制御基板46が実行することにより、遊技状態に応じて次の動作が実現される。
上記の第1実施形態については、例えば以下に挙げる各種の変形が可能である。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態において遊技盤1の具体的な構成については、第1実施形態と同様のものを使用することができる。
第2実施形態もまた、羽根部材によって大入賞口を開閉可能な可変入賞装置を備えたパチンコ機であるが、以下の点で特徴がある。
(1)通常、大入賞口は始動口への入賞を条件として開放されるが、第2実施形態では始動口への入賞によって先に図柄変動による抽選を行い、その結果に応じて大入賞口が開放される仕様となっている。
(2)図柄変動による抽選中に重ねて始動口に入賞した場合、その入賞が保留(始動保留)され、先の抽選結果が出た後に図柄変動による抽選が繰り返し行われる。
図8は、第1実施形態と同じセンター役物6を第2実施形態に適用した場合の動作例を示している。なお、図8では説明に関係ある箇所にのみ符号を付し、その他の箇所については符号の図示を省略している。
通常遊技中に1回始動口12または2回始動口14への入賞があると、メイン制御基板46は入賞口スイッチ50,52からの検出信号に基づいて抽選(例えばプログラム上での乱数取得による抽選)を行う。そして、この抽選結果に基づいてメイン制御基板46は上記の抽選結果表示器53を直接駆動し、図柄(特別図柄)の変動および停止態様を表示させるとともに、サブ制御基板48に当落結果を表すコマンドを出力する。
この後、所定の変動期間にわたって図柄の変動表示が行われると、サブ制御基板48は図8中(b)に示されるように図柄を停止状態で表示させる。このとき、メイン制御基板46から受け取ったコマンドが当り結果を表すものであれば、サブ制御基板48は当りの態様で図柄を停止表示させ、逆に外れ結果を表すものであれば、外れの態様で図柄を停止表示させる。
上記のように当りの抽選結果が報知されると、メイン制御基板46はソレノイド42,44を同時駆動させる。これにより、図8中(b)に示されているように羽根部材16および装飾部材18が駆動され、各始動口12,14に対応した回数だけ大入賞口20が開放される。なお、大入賞口20の開放中に遊技球が流入した場合は、第1実施形態と同様の態様で遊技球の振分動作が行われる。
一方、上記の変動期間中に重ねて始動口12,14への入賞があった場合、メイン制御基板46は先と同様の乱数抽選を実施するが、このときの当落結果は一時的に保留(始動保留)される。保留の態様には各種の例が考えられるが、ここでは単純に、メイン制御基板46からサブ制御基板48へのコマンドの出力が待機状態になる。また、抽選結果が当りであった場合、メイン制御基板46がソレノイド42,44を駆動するためのコマンドの出力も待機状態となる。なお、このような始動保留の手法には、既に多くの機種(いわゆるセブン機等)で採用されている公知技術を利用することができる。
上記の第2実施形態によれば、センター役物6の挙動について以下の点が顕著である。
上記の第2実施形態については、例えば以下に挙げる変形が可能である。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。この第3実施形態においては、遊技盤の基本的な構成を第1,第2実施形態と同様とすることができるが、可変入賞装置となるセンター役物の具体的な構成が異なっている。
第3実施形態もまた、羽根部材によって大入賞口を開閉可能な可変入賞装置を備えたパチンコ機であるが、以下の点で特徴がある。
(1)通常、遊技球が可変入賞装置内に流入すると、その内部で振分動作による抽選(振分抽選)が行われるが、第3実施形態では可変入賞装置に流入すると、先に制御プログラム上で抽選を行う仕様となっている。
(2)可変入賞装置内では、上記の抽選結果に応じて遊技球の行き先が振り分けられ、抽選に当った場合にだけ特定領域を通過することができる仕様となっている。
図9は、第3実施形態に好適なセンター役物60を具体的に示している。このセンター役物60は左右一対の可動片(羽根部材)62を有しており、これら可動片62は図中に実線で示されるように左右方向に開いた状態と、2点鎖線で示されるように内側寄りに閉じた位置との間で姿勢を変化させることができる。これら可動片62が開いた位置にあるとき、センター役物60の大入賞口64が開放された状態となる。
センター役物60には、各大入賞口64に対応して大入賞口カウントスイッチ66が配設されており、これら大入賞口カウントスイッチ66は大入賞口64に遊技球が入賞したことを検出し、その検出信号を出力することができる。
第3実施形態のセンター役物60内においては、例えば以下の態様によって遊技球の行き先が特定領域とそれ以外に振り分けられるものとなっている。
図10は、キャラクタ体70による遊技球の振分動作を具体的に示している。センター役物60内で、棚板68の下方には上記の球案内路74とともに案内板76が配置されており、これら球案内路74および案内板76は遊技者からみて手前側に下り傾斜を有している。このうち、球案内路74の終端より手前の位置にはVゾーン(特定領域)78が形成されており、また、Vゾーン78の両側にはそれぞれノーマルゾーン80が一対をなして形成されている。
また制御系は、第1,第2実施形態と略同様に構成することができ、メイン制御基板によって遊技動作を制御し、そして、遊技の進行に伴う演出動作をサブ制御基板によって制御することができる。
次に、第3実施形態のセンター役物60に関するメイン制御基板による制御例を説明する。
図11は、通常の遊技状態でメイン制御基板により実行される振分抽選処理を示している。この振分抽選処理では先ず、メイン制御基板は大入賞口カウントスイッチ66から検出信号が入力されたか否かを判断する(ステップS31)。
次にメイン制御基板は、V抽選の当落結果を判断し(ステップS33)、先に行われたV抽選の結果が大当りであると(Yes)、ここでメイン制御基板はセンター役物60内に流入した遊技球をVゾーン78へ誘導する処理を行う(ステップS34)。
上記の第3実施形態によれば、センター役物60の挙動について以下の点が顕著である。
上記の第3実施形態については、例えば以下に挙げる変形が可能である。
次に、本発明の第4実施形態について説明する。この第4実施形態においては、遊技盤および可変入賞装置の基本的な構成を第3実施形態と同様としているが、ここで用いる可変入賞装置には、第1実施形態で用いた羽根部材16および装飾部材18の構成(ソレノイドの単独駆動によって装飾部材18が単独で姿勢を変化可能な構成)を組み合わせることができる。
第4実施形態は、第1実施形態と同様に羽根部材および装飾部材が同時に姿勢を変化させることで大入賞口を開閉可能な可変入賞装置を備えたパチンコ機であるが、さらに以下の点で特徴が追加されている。
第4実施形態において、可変入賞装置には図9に示されるセンター役物60を適用することができ、以下の説明では図9,10を適宜参照するものとする。ただし第4実施形態では、球振分部材72はモータによって一定周期で上下に往復動作されており、図示のように球振分部材72が下降しているタイミングで遊技球が流下してくると、その遊技球は球振分部材72から球案内路74を通じてVゾーン78に誘導される。逆に、球振分部材72が上昇しているタイミングで遊技球が流下してくると、その遊技球は球振分部材72にはじかれて案内板76上に落下し、ノーマルゾーン80を通過する。
センター役物60の大入賞口64が開放されるまでの動作(可動片62の開閉動作)は、第1実施形態の場合と同じ態様で制御されている。すなわち、通常遊技中に始動口(1回または2回)に入賞すると、それぞれ対応する回数だけ大入賞口64が開放される制御がメイン制御基板(図示しない)によって行われる。ここでは図示されていないが、可動片62の前面側には第1実施形態の装飾部材18と同様の装飾可動片が配置されており、別々のソレノイドによって装飾可動片の姿勢だけを単独で変化させる制御が行われる。
次に、第4実施形態のセンター役物60に関するメイン制御基板による制御例を説明する。
上記の制限時間タイマをスタートさせると、メイン制御基板はセンター役物60の表示画面にてカウントダウン表示の処理を実行する(ステップS43)。カウントダウン表示にはいろいろな態様が考えられるが、ここでは例えば、制限時間タイマに連動して残りカウント数を数値表示し、時間の経過に伴い数値表示を「3」→「2」→「1」と順に変化させている。なお、カウントダウン表示の実例については図13,14を参照して後述する。
図13は、通常遊技中に始動入賞してから大入賞口64に遊技球が流入するまでの過程を示している。先ず図13中(a)に示されているように、通常遊技中に始動入賞するとセンター役物60の大入賞口64が開放される。上記の表示画面84は、例えばセンター役物60の上部位置に設けられており、この表示画面84ではドットマトリクスLED等の点灯により文字・図形等が表示される。この例では、表示画面84に「OPEN!」等の文字列が表示されており、それによって大入賞口64が開かれたことを遊技者に対してアピールしている。
上記の第4実施形態によれば、センター役物60内での振分抽選について以下の点が顕著となる。
第4実施形態については、例えば以下に挙げる変形が可能である。
6 センター役物
12,14 始動口
16 羽根部材(第1可動部材)
18 装飾部材(第2可動部材)
20 大入賞口
22 大入賞口カウントスイッチ
26 ノーマルルート
28 スペシャルルート
30 液晶表示器
32 回転体
34 Vゾーン
36 ノーマルゾーン
38 特定領域スイッチ
42,44 ソレノイド
46 メイン制御基板
48 サブ制御基板
50 1回始動口スイッチ
52 2回始動口スイッチ
60 センター役物
62 可動片
64 大入賞口
66 大入賞口カウントスイッチ
68 棚板
72 球振分部材
74 球案内路
78 Vゾーン
82 特定領域スイッチ
84 表示画面
Claims (1)
- 遊技領域内に配設され、可動部材の作動時に入賞可能となる可変入賞装置と、
前記可変入賞装置内に設けられ、入賞に伴い予告演出を行う表示装置と、
前記表示装置の側方に配置され、その表示内容の変化に合わせて演出動作を行う演出動作体とを具備したことを特徴とする遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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