JP2006025923A - パチンコ遊技機 - Google Patents

パチンコ遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP2006025923A
JP2006025923A JP2004206149A JP2004206149A JP2006025923A JP 2006025923 A JP2006025923 A JP 2006025923A JP 2004206149 A JP2004206149 A JP 2004206149A JP 2004206149 A JP2004206149 A JP 2004206149A JP 2006025923 A JP2006025923 A JP 2006025923A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
winning device
closing
specific area
variable winning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004206149A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Nakada
康司 中田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maruhon Industry Co Ltd
Original Assignee
Maruhon Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Maruhon Industry Co Ltd filed Critical Maruhon Industry Co Ltd
Priority to JP2004206149A priority Critical patent/JP2006025923A/ja
Publication of JP2006025923A publication Critical patent/JP2006025923A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

【課題】 特別遊技作動中における特定の開閉ラウンド中に、可変入賞装置の特定領域を通過する遊技球の有無によって、特別遊技作動の作動態様を変化させ得るようにしたパチンコ遊技機を提供する。
【解決手段】 大当りとしての特別遊技作動にあって、第一可変入賞装置25により第一開閉部材26が開放駆動される基本開閉ラウンドを所定回数実行する基本態様作動を行い、その満了後に、第二可変入賞装置32によって第二開閉部材40,40が開放駆動される条件開閉ラウンドを実行するとともに、該条件開閉ラウンド中に、第二可変入賞装置32の特定領域を遊技球が通過することを条件として第一可変入賞装置25による所定回数の付与開閉ラウンドを引き続き実行する付与態様作動を一回若しくは複数回行う制御内容を備えたものとした。これにより、条件開閉ラウンド中に第二可変入賞装置32の特定領域を遊技球が通過したか否かによって、その後の特別遊技作動の作動態様を変化させることができるので、遊技の興趣性が高められ、遊技性が向上する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、大当りとしての特別遊技作動中に、その作動態様を変化させ得るようにしたパチンコ遊技機に関する。
一般に、第一種パチンコ遊技機は、表示画面に複数の選出図柄を変動表示する図柄表示装置と、遊技球通過を検知する始動領域と、該始動領域による遊技球検知を契機として各選出図柄を変動表示させた後、停止させ、各選出図柄を確定表示する図柄制御手段と、開閉制御される大入賞口とを備え、図柄表示装置の表示画面に確定表示された各選出図柄の組合せが所定の当り図柄態様である場合に、大入賞口が開放された後、所定開放時間(例えば30秒間)の満了又はその所定開放時間中における所定個数(例えば10個)の遊技球の入賞により大入賞口が閉鎖される開閉ラウンドを、大入賞口に設けられた特定領域の球通過を条件として所定制限回数(例えば15回)継続してなる大当りとしての特別遊技作動を実行するように構成されており、この特別遊技作動の実行によって多量の遊技球が入賞し、遊技者に所定の利得が供与される。
しかしながら、かかるパチンコ遊技機にあっては、大当りとしての特別遊技作動が実行された際に、遊技領域に配設されている単一の大入賞口が、所定制限回数の開閉ラウンドで開閉されるだけであり、遊技者は発射ハンドルを遊技球が大入賞口に入賞し易い位置に一旦合わせれば、その後の回動操作を行う必要がないため、特別遊技作動中における遊技が単調で興趣に欠けるものであった。そこで、このような問題点の解消を目的として、遊技領域に二つの大入賞口を配設し、特別遊技作動が実行された際に、各大入賞口を一回毎の開閉ラウンド中に順に開閉したり、或いは開閉ラウンド毎に交互に開閉するなどの様々な態様で開閉制御することにより、特別遊技作動中であっても、遊技者に発射ハンドルの回動操作を行わせるようにしたものが種々提案されている(例えば、特許文献1〜5参照)。
また、従来の多くの第一種パチンコ遊技機にあっては、特別遊技作動後に、表示画面に表示される選出図柄が当り図柄となる確率を高めた確率変動作動や、表示画面に表示される選出図柄の変動時間を短縮する時短作動が所定条件の成立により付与されるが、この確率変動作動や時短作動を付与する条件が、図柄表示装置の表示画面に確定表示された当り図柄態様の選出図柄が、予め定められた特定の図柄(確変図柄)である場合となっている。
特開2002−360822号公報 特開2003−245424号公報 特開2003−310920号公報 特開2003−325801号公報 特開2003−325833号公報
ところで、上述したように遊技領域に二つの大入賞口を配設し、特別遊技作動中に、各大入賞口を様々な態様で開閉制御するようにしたものにあっては、特別遊技作動中であっても、遊技者に発射ハンドルの回動操作を行わせて、ハンドル操作による遊技を楽しませることができる点において、一応の成果を認めることができるのであるが、大入賞口に入賞した遊技球は、大入賞口の内部に設けられている特定領域を比較的容易に通過し、開閉ラウンドが所定制限回数まで継続し易いようになっている。従って、遊技性としては、従来の第一種パチンコ遊技機と大差はなく、このような遊技性は長年広く親しまれている反面、基本作動の斬新性に欠けるという問題があり、さらに多様で変化に富んだ作動態様を備えたパチンコ遊技機の出現が望まれている。
また、従来の多くの第一種パチンコ遊技機では、上述したように、図柄表示装置の表示画面に特定の図柄(確変図柄)による当り図柄が確定表示された場合に、確率変動作動や時短作動の付与を決定していることにより、該当り図柄が確定表示された時点で、確率変動作動や時短作動が付与されるか否かが分かってしまう。さらに、確率変動作動や時短作動の付与に、遊技者のハンドル操作技術が関与する余地がなく、このような制御態様も長年続けられてきたものであるため、斬新性がなく興趣に欠けるという問題点があった。
本発明は、かかる従来の問題点の解消を試みたものであり、特別遊技作動中における特定の開閉ラウンド中に、可変入賞装置の特定領域を通過する遊技球の有無によって、特別遊技作動の作動態様を変化させ得るようにしたパチンコ遊技機を提供することを目的とするものである。
本発明は、第一開閉部材により開閉される入賞口の内部に特定領域と一般領域とが設けられた第一可変入賞装置と、第二開閉部材により開閉される入賞口の内部に特定領域と一般領域とが設けられた第二可変入賞装置と、遊技制御手段とを備えてなり、該遊技制御手段が、所定条件の成立を契機として特別遊技作動を発生させ、該特別遊技作動にあって第一可変入賞装置により第一開閉部材の開放駆動開始から所定終了条件の成立を契機として第一開閉部材の開放駆動が終了する基本開閉ラウンドを所定回数実行する基本態様作動を行い、その満了後に、第二可変入賞装置によって第二開閉部材の開放駆動開始から所定終了条件の成立を契機として第二開閉部材の開放駆動が終了する条件開閉ラウンドを実行するとともに、該条件開閉ラウンド中に、第二可変入賞装置の特定領域を遊技球が通過することを条件として第一可変入賞装置による所定回数の付与開閉ラウンドを引き続き実行する付与態様作動を一回若しくは複数回行う制御内容を備えていることを特徴とするパチンコ遊技機である(請求項1)。
ここで、第一可変入賞装置と第二可変入賞装置の特定領域の球通過率を異ならせ、第二可変入賞装置は第一可変入賞装置より特定領域の球通過率が低いものとすることが好ましい。
前記特別遊技作動を発生させる所定条件としては、選出図柄を変動表示する図柄表示装置の表示画面に、所定の選出図柄の当り図柄が確定表示された場合とする構成(請求項2)が提案される。
また、前記遊技制御手段は、条件開閉ラウンド中において第二可変入賞装置の特定領域を遊技球が通過した場合に、当該特別遊技作動終了後に、表示画面に表示される選出図柄が当り図柄となる確率を高めた確率変動作動及び/又は表示画面に表示される選出図柄の変動時間を短縮する時短作動を実行する制御内容を備えたものとする構成(請求項3)が提案される。
ここで、確率変動作動と時短作動は、一回の条件開閉ラウンド中に第二可変入賞装置の特定領域を遊技球が通過した場合に、何れか一方または両方を付与するようにしてもよいし、複数回の条件開閉ラウンド中に第二可変入賞装置の特定領域を夫々遊技球が通過した場合に、順に付与するようにしてもよい。
さらに、第二可変入賞装置内に特定領域の球通過を困難とする障害駆動部材が配設され、該障害駆動部材によって、第一可変入賞装置における特定領域の球通過率に比して、第二可変入賞装置における特定領域の球通過率が低くなるようにした構成(請求項4)が提案される。
また、第一可変入賞装置内に特定領域の球通過を容易とする案内駆動部材が配設され、該案内駆動部材によって、第二可変入賞装置における特定領域の球通過率に比して、第一可変入賞装置における特定領域の球通過率が高くなるようにした構成(請求項5)が提案される。
本発明にかかるパチンコ遊技機は、上述したように、第一開閉部材により開閉される入賞口の内部に特定領域と一般領域とが設けられた第一可変入賞装置と、第二開閉部材により開閉される入賞口の内部に特定領域と一般領域とが設けられた第二可変入賞装置と、遊技制御手段とを備えてなり、該遊技制御手段が、所定条件の成立を契機として特別遊技作動を発生させ、該特別遊技作動にあって第一可変入賞装置により第一開閉部材の開放駆動開始から所定終了条件の成立を契機として第一開閉部材の開放駆動が終了する基本開閉ラウンドを所定回数実行する基本態様作動を行い、その満了後に、第二可変入賞装置によって第二開閉部材の開放駆動開始から所定終了条件の成立を契機として第二開閉部材の開放駆動が終了する条件開閉ラウンドを実行するとともに、該条件開閉ラウンド中に、第二可変入賞装置の特定領域を遊技球が通過することを条件として第一可変入賞装置による所定回数の付与開閉ラウンドを引き続き実行する付与態様作動を一回若しくは複数回行う制御内容を備えているから(請求項1)、特別遊技作動にあって第一可変入賞装置により基本開閉ラウンドを所定回数実行する基本態様作動が行われた後、第二可変入賞装置によって条件開閉ラウンドが実行されるとともに、該条件開閉ラウンド中に、第二可変入賞装置の特定領域を遊技球が通過することを条件として第一可変入賞装置による所定回数の付与開閉ラウンドを引き続き実行する付与態様作動が一回若しくは複数回行われる。そして、このように、基本開閉ラウンドと、条件開閉ラウンドと、付与開閉ラウンドとが第一可変入賞装置と第二可変入賞装置との間で交互に実行されることにより、遊技者はその都度、開閉ラウンドが実行されている可変入賞装置に遊技球が入賞し易いように、発射ハンドルを回動操作することで、ハンドル操作による遊技を楽しむことができる。そして、本発明にあっては、条件開閉ラウンド中に第二可変入賞装置の特定領域を遊技球が通過したか否かによって、その後の特別遊技作動の作動態様が変化する。即ち、条件開閉ラウンド中に第二可変入賞装置の特定領域を遊技球が通過すれば、第一可変入賞装置による所定回数の付与開閉ラウンドが引き続き実行されるので、遊技者はより多くの賞球を獲得することができるが、これに対して条件開閉ラウンド中に第二可変入賞装置の特定領域を遊技球が通過しなければ、特別遊技作動が終了してしまう。従って、遊技者は、単に、ハンドル操作による遊技を楽しむにとどまらず、期待と緊張をもって、特定領域に遊技球を通過させようとして必死にハンドル操作を行うこととなるので、遊技の興趣性が高められ、斬新な遊技性を提供することができる。
前記特別遊技作動を発生させる所定条件を、選出図柄を変動表示する図柄表示装置の表示画面に、所定の選出図柄の当り図柄が確定表示された場合とする構成(請求項2)にあっては、従来の第一種パチンコ遊技機と同様に、所定の選出図柄の当り図柄の確定表示を契機として特別遊技作動を発生させることができる。
また、前記遊技制御手段が、条件開閉ラウンド中において第二可変入賞装置の特定領域を遊技球が通過した場合に、当該特別遊技作動終了後に、表示画面に表示される選出図柄が当り図柄となる確率を高めた確率変動作動及び/又は表示画面に表示される選出図柄の変動時間を短縮する時短作動を実行する制御内容を備えている構成(請求項3)にあっては、特別遊技作動が発生した時点では、確率変動作動や時短作動が付与されるか否かは未定であり、条件開閉ラウンド中において第二可変入賞装置の特定領域を遊技球が通過することによって、確率変動作動や時短作動の付与が決定される。従って、確率変動作動や時短作動の付与に、遊技者のハンドル操作技術を関与させることができ、これによっても遊技の興趣性を高めることができる。
さらに、第二可変入賞装置内に特定領域の球通過を困難とする障害駆動部材が配設され、該障害駆動部材によって、第一可変入賞装置における特定領域の球通過率に比して、第二可変入賞装置における特定領域の球通過率が低くなるようにした構成(請求項4)にあっては、条件開閉ラウンド中において、第二可変入賞装置の特定領域を遊技球が通過することが比較的困難となり、付与開閉ラウンドへ移行し難くすることができる。これにより、特別遊技作動中において、付与開閉ラウンドへ容易に移行させない障壁的役割を条件開閉ラウンドを実行する第二可変入賞装置に担わせることができ、従来のように単に二つの大入賞口を開閉制御するものに比して、その遊技性を大きく異ならせることができる。
また、第一可変入賞装置内に特定領域の球通過を容易とする案内駆動部材が配設され、該案内駆動部材によって、第二可変入賞装置における特定領域の球通過率に比して、第一可変入賞装置における特定領域の球通過率が高くなるようにした構成(請求項5)にあっては、第一可変入賞装置により実行される所定回数の基本開閉ラウンドと付与開閉ラウンドとを、比較的容易に最後まで継続させることができる。
以下に、本発明の実施の形態を、実施例によって具体的に説明する。
図1〜図11は、本発明にかかるパチンコ遊技機1の第一実施例を示すものであって、パチンコ遊技機1は、図1に示すように、遊技島設備(図示省略)に固定される矩形枠状の外枠2と、該外枠2の前面開口部を覆う遊技機本体3とからなる。
遊技機本体3は、前記外枠2にヒンジ部材4,4を介して開閉可能に軸支された前枠5と、該前枠5に装着された各種遊技部材とにより構成されている。前枠5には、遊技盤6を覆うガラス扉7と、上受皿8を備えた前面板9とが夫々開閉可能に軸支されている。また、前枠5の下部には、上受皿8の下方に位置させて下受皿10が一体形成されており、該下受皿10の右側方には遊技球を遊技盤6の遊技領域13に発射するための発射ハンドル11が回動可能に配設されている。該発射ハンドル11はその回動量を変化させることにより、遊技球の発射力が調整できるようになっている。
前記遊技盤6には、図2に示すように、略円形の誘導レール12で囲繞された遊技領域13が設けられており、該遊技領域13の略中央にセンターケース14が配設されている。このセンターケース14には、後述する第二可変入賞装置32とその下部に液晶表示器からなる図柄表示装置15が組み付けられており、該図柄表示装置15の表示画面16には、三つの特別図柄A,B,Cが変動表示される。ここで、該特別図柄A,B,Cが後述する図柄制御手段により選出されて変動表示後に確定表示される選出図柄となっている。尚、前記図柄表示装置15は、CRT表示器,ドットマトリックス表示器等の図柄表示器で構成することも可能である。
センターケース14の上部には、四個の発光ダイオードを備えた特別図柄始動記憶数表示装置18が設けられている。この特別図柄始動記憶数表示装置18は、後述する主制御基板60(図8参照)の記憶装置RAMの一部領域に記憶された特別図柄始動記憶数を表示する。センターケース14の左右側方には、普通図柄始動ゲート(普通図柄始動領域)19,19が配設されており、遊技球の通過により、この普通図柄作動ゲート19,19に内蔵された普通図柄始動スイッチS2(図8参照)から遊技球検出信号が発生すると、後述する普通図柄表示装置20が図柄変動し、所定時間経過後に停止して種々の組合せの点灯態様が表示されることとなる。前記普通図柄作動ゲート19,19の内、左側の普通図柄作動ゲート19の前面には、三個の発光ダイオードを備えた普通図柄表示装置20が配設されている。この三個の発光ダイオードは、前記普通図柄作動ゲート19,19の普通図柄始動スイッチS2(図8参照)から遊技球検出信号が発生すると順次点滅して、種々の組合せの点灯態様を表示する。そして、この点灯態様が所定の当り態様の場合には、後述する普通電動役物24が開放される。また、右側の普通図柄作動ゲート19の前面には、四個の発光ダイオードを備えた普通図柄始動記憶数表示装置21が配設されており、前記普通図柄始動スイッチS2(図8参照)からの遊技球検出信号が、所定数を上限として主制御基板60(図2参照)の記憶装置RAMの一部領域に記憶された場合に、その記憶数を表示する。
また、センターケース14の直下位置には、内部を特別図柄始動領域22とするとともに、開閉翼片23,23により入賞口を兼ねた入り口の開口度を変化させるようにした普通電動役物24が配設されている。そして前記普通図柄表示装置20の表示結果が所定の当り態様の場合には、開閉翼片23,23が所定時間(例えば 0.2秒間)拡開して、特別図柄始動領域22に遊技球が入り易い状態となる。この特別図柄始動領域22は、特別図柄始動スイッチS1(図8参照)を備えており、該特別図柄始動スイッチS1 による遊技球の入賞検知に伴って所定個数(例えば 5個)の賞球が払い出されるとともに、前記図柄表示装置15の表示画面16に特別図柄A,B,Cを変動表示する図柄生成行程が実行されることとなる。
さらに、普通電動役物24の下方には第一可変入賞装置25が配設されている。該第一可変入賞装置25は、図3(イ),(ロ)に示すように、横長帯板形状の第一開閉部材26により開閉される大入賞口27を備えており、この大入賞口27が第一可変入賞装置25の入賞口となっている。該大入賞口27は、大入賞口ソレノイド28によって第一開閉部材26を開閉制御することにより、開放状態と閉鎖状態とに変換される。大入賞口27の内部には、左右両側に位置させて特定領域29aと一般領域29bとが設けられており、さらに遊技球を該特定領域29aと一般領域29bの何れかに振分けるシーソー状の案内駆動部材30が配設されている。該案内駆動部材30は、傾動用ソレノイド31を駆動源として左右に傾動駆動されるものであって、第一開閉部材26が開放状態となると、図3(イ)に示すように、最初は左側に傾動駆動されて遊技球を特定領域29aに導き、該特定領域29aが備える特定領域スイッチS3 によって特定領域29aの球通過が検知されると、図3(ロ)に示すように、今度は右側に傾動駆動されて遊技球を一般領域29bに導く。これにより、特定領域29aの球通過を容易とし、後述する第二可変入賞装置32における特定領域54の球通過率に比して、第一可変入賞装置25における特定領域29aの球通過率を高くするようになっている。
そして、前記図柄表示装置15の表示画面16に変動表示される特別図柄A,B,Cが、所定の組み合わせの当り図柄態様で確定表示されて、大当たりとしての特別遊技作動が実行されると、該第一可変入賞装置25によって、基本態様作動としての基本開閉ラウンドと、付与態様作動での付与開閉ラウンドとが行われる。この両開閉ラウンドは、第一開閉部材26が前方に傾倒して開き、その開放状態で第一開閉部材26の上面の案内作用を介して、大入賞口27内へ遊技球を案内するとともに、所定開放時間(例えば30秒間)の満了、またはその所定開放時間中における所定個数(例えば10個)の遊技球の入賞を所定終了条件として第一開閉部材26が起立して大入賞口27が閉鎖される作動態様であって、各開閉ラウンドは特定領域29aの球通過を条件として夫々所定回数継続される。第一可変入賞装置25には、特定領域29aに入った遊技球を検知する前記特定領域スイッチS3 と、一回の開閉ラウンド毎の入賞個数を計数するカウントスイッチS4(図8参照)とが設けられている。また、特定領域スイッチS3 で検知される遊技球は、一回の開閉ラウンド中に計数される入賞個数に合算され、該特定領域スイッチS3 またはカウントスイッチS4 から球検知信号が送出される毎に所定個数(例えば15個)の賞球が払い出される。
一方、第二可変入賞装置32には、図4,図5に示すように、外郭を構成するセンターケース14の略中央位置に、矩形状に開口された奥に深い閉鎖作動領域33が形成されている。該閉鎖作動領域33は、左右両側に側壁部34,34を備え、かつ上部及び下部に棚壁部35と底壁部36とを備えている。また、棚壁部35の上部位置には天蓋部37が形成されており、該天蓋部37と棚壁部35間の左右両側に閉鎖作動領域33を外部と連通させる入賞口38,38が設けられている。該入賞口38,38には、駆動軸39,39により下端部が夫々軸支された翼片からなる第二開閉部材40,40が配設されており、該第二開閉部材40,40を、駆動軸39,39に連繋した入賞口開閉ソレノイド41によって往復回動駆動することにより、図4に示すように、略倒ハ字形に外側方に拡開して入賞口38,38を開放する開放位置と、略起立状態で入賞口38,38を塞ぐ閉鎖位置とに変換制御し得るようになっている。そして、この第二可変入賞装置32によって、特別遊技作動時における条件開閉ラウンドが実行される。この条件開閉ラウンドは、入賞口開閉ソレノイド41が作動して、第二開閉部材40,40を所定制限開閉回数(例えば18回)開閉させ、かつ一回の開閉毎に所定時間(例えば 0.8秒間)の開放状態を生じさせる作動態様となっている。尚、条件開閉ラウンドは、第二開閉部材40,40の所定制限開閉回数の満了、またはその所定制限開閉回数内であっても後述する検知スイッチS5 による所定個数(例えば10個)の入賞球の検知、または後述する特定領域54の球通過を所定終了条件としており、該所定終了条件の成立を契機として終了する。
前記センターケース14の内部には、側壁部34,34の外側に位置させて、球流入口42,42を入賞口38,38と連通させた球流路43,43が形成され、該球流路43,43の球流出口44,44が閉鎖作動領域33の下部の底壁部36上に連通されている。従って、入賞口38,38から流入した遊技球は、球流路43,43を流下して球流出口44,44から底壁部36上に放出されることとなる。また、この球流路43,43内には、遊技球の通過を検知する検知スイッチS5 が夫々配設されており、該検知スイッチS5 によって、条件開閉ラウンド中に、入賞口38,38から閉鎖作動領域33に流入した入賞球が検知される。
前記センターケース14の背部には、装着ケース45が固定されている。この装着ケース45の内部領域に前記閉鎖作動領域33が奥深く形成され、その内部に前記底壁部36の奥方向に下縁を位置させるようにして、円筒形の移送体46が軸47により左右方向で軸支されている。この移送体46の周面の内側には五個の永久磁石48が内蔵されている。ここで、移送体46の幅は遊技球の直径の略5倍相当であり、遊技球の直径に相当する間隔を置いて二個と三個(合計五個)の永久磁石48が周面の180度異なる位置に夫々横一列状に配設され、後述するように移送体46の前面側に停留される遊技球wを永久磁石48で吸着可能としている。この移送体46は、駆動モータ49(図8参照)に歯車機構を介して連繋されており、移送体46の前面側において、その周面が下方から上方に移動する方向に回転駆動される。
また、前記底壁部36は、図5に示すように、一般領域50aに連通されており、該一般領域50aの上部には下部可動ストッパ51が配設されている。この一般領域50aには一般領域スイッチS6(図8参照)が設けられている。前記下部可動ストッパ51は、装着ケース45の底部に固定された進退用ソレノイド52のロッドの先端部に固定されており、該進退用ソレノイド52の進退駆動によって、一般領域50aを開放する位置と、図5に示す遮蔽位置とに変換制御される。そして、該下部可動ストッパ51が遮蔽位置に変換された状態にあっては、その上面に遊技球wが停留し、該遊技球wが移送体46の永久磁石48に吸着されて上方に移送されることとなる。
前記移送体46の上縁側の後方位置には、図6,図7に示すように、案内棚台53が形成され、その奥方の中央部に特定領域54が配設されるとともに、該特定領域54のやや前方の左右両側に一般領域50b,50bが区画形成されている。特定領域54は特定領域スイッチS7(図8参照)を備えており、遊技球wの通過により該特定領域スイッチS7 から球検知信号が送出されると、第二可変入賞装置32による条件開閉ラウンドが終了し、前記第一可変入賞装置25による付与開閉ラウンドに移行する。また、一般領域50b,50bに遊技球が流入すると、一般領域スイッチS6(図8参照)により検知される。
さらに、前記移送体46の上部に近接するやや後方寄り位置には、装着ケース45の天井部に軸55で支持された上部可動ストッパ56が配設されている。該上部可動ストッパ56は、変換駆動ソレノイド57により軸55を中心として回動制御され、図5に示す垂下状態(遮蔽位置)と、その垂下状態から後方に回動して図6及び図7に示す開放位置とに変換される。そして、上部可動ストッパ56が垂下状態では、遊技球wの後方移動を阻止し、移送体46の上部に左右方向に最大5個の遊技球wを一列状に停留可能とする球待機領域Fを生じさせる。これにより、該球待機領域Fの中央に停留されている遊技球wは、上部可動ストッパ56が開放位置に変換されると、特定領域54に流入し易いようになっている。
そして、前記移送体46により、特定領域54の球通過を困難とする障害駆動部材が構成されており、該障害駆動部材によって、前記第一可変入賞装置25における特定領域29aの球通過率に比して、第二可変入賞装置32における特定領域54の球通過率を低くするようになっている。
ここで、通常遊技作動時には、第二可変入賞装置32の下部可動ストッパ51及び上部可動ストッパ56は夫々開放位置となっており、また、移送体46は停止している。そして、特別遊技作動時における条件開閉ラウンドの実行により、第二開閉部材40,40が所定制限開閉回数(例えば18回)開閉駆動され、その開放駆動中に、最初の遊技球wが入賞口38,38から閉鎖作動領域33内に流入すると、該遊技球wは、上述した球流路43を通過して、検知スイッチS5 により検知される。この検知スイッチS5 による球検知信号によって、進退用ソレノイド52が駆動して下部可動ストッパ51が一般領域50aを遮断する位置に変換されるとともに、変換駆動ソレノイド57が駆動して上部可動ストッパ56が天井部から垂下した遮蔽位置に変換される。また、移送体46の回転駆動が開始される。そして、閉鎖作動領域33に流入した遊技球wは、下部可動ストッパ51上に一旦停留し、さらに移送体46の回転に伴って永久磁石48に吸着されて上方に移送され、上部可動ストッパ56により後方転動を妨げられて、球待機領域Fに停留することとなる(図5参照)。これにより、球待機領域Fには最大5個の遊技球が停留する。移送体46の永久磁石48によりさらに遊技球wが球待機領域Fまで移送されると、既に球待機領域Fが他の遊技球wにより占領されている場合には、行き場を失い、落下して下部可動ストッパ51上に戻り、再び移送体46の永久磁石48に吸着されて再上昇する。即ち、移送体46の前面で、遊技球wの上昇と落下という変化に富んだ運動が繰り返されることとなる。この遊技球wの運動は、第二開閉部材40,40の開閉駆動が終了する条件開閉ラウンドの終了まで継続する。
そして、前記第二開閉部材40,40の開閉駆動が終了すると、移送体46の回転が停止し、上部可動ストッパ56は後方へ回動して開放位置と戻るとともに、下部可動ストッパ51も後退して、一般領域50aが開放される。これにより、下部可動ストッパ51上に停留していた遊技球は一斉に一般領域50aに流入する。また、球待機領域Fに滞留していた最大5個の遊技球wは一斉に後方へ転動し、中央の特定領域54に流入するか、または一般領域50b,50bに流入することとなる。ここで、一般領域50a及び一般領域50b,50bに流入した遊技球wは一般領域スイッチS6 に検知され、特定領域54に流入した遊技球wは特定領域スイッチS7 に検知されるので、これらスイッチS6 ,S7 から球検知信号が送出される毎に所定個数(例えば15個)の賞球が払い出される。尚、この第二可変入賞装置32に入賞した遊技球wが特定領域54に流入する確率は概ね1/20となっている。
その他、遊技領域13には、所定位置に複数の一般入賞口58が配設されており、その内部に具備する一般入賞スイッチS8(図8参照)による遊技球の入賞検知に伴って所定数の賞球が払い出される。
図8は、第一実施例にかかるパチンコ遊技機1の遊技制御手段を構成する制御回路のブロック図を示すものである。
主制御基板60には、パチンコ遊技機の遊技作動等を制御するための基板回路が設けられており、この基板回路上には主制御用中央制御装置CPUが配設されている。この主制御用中央制御装置CPUは、遊技に関する統括的な制御を処理実行するものであって、この主制御用中央制御装置CPUには、演算処理に用いる動作プログラムを格納する記憶装置ROMと、必要なデータを随時読み書き可能な記憶装置RAMとが、データを読み書きするアドレスを指定する情報を一方的に伝えるアドレスバス(図示省略)と、データのやり取りを行うデータバス(図示省略)を介して接続され、主制御基板60の基板回路を構成している。前記記憶装置ROMには、制御プログラムや、大当り特別乱数テーブルk、大当り図柄乱数テーブルl、ハズレ図柄乱数テーブルm、リーチ乱数テーブルn、リーチ図柄乱数テーブルp、リーチ態様乱数テーブルq、普通当り乱数テーブルu、普通当り図柄乱数テーブルv等の固定データが格納されている。そして所定の図柄始動条件が成立すると主制御用中央制御装置CPUによって各乱数テーブルの乱数値の抽選が行われ、大当り特別乱数値K、大当り図柄乱数値L、ハズレ図柄乱数値Ma,Mb,Mc、リーチ乱数値N、リーチ図柄乱数値P、リーチ態様乱数値Q、普通当り乱数値U、普通当り図柄乱数値V等が選出される。また、記憶装置RAMには、特別図柄始動スイッチS1 ,普通図柄始動スイッチS2 のON作動による記憶数等が一時的に記憶される記憶エリア、ソフトタイマーを構成するレジスタ領域及びのワークエリアが設けられ、さらに特別遊技作動時のラウンド数記憶エリアR、第二開閉部材40,40の開閉回数記憶エリアH、一回の開閉ラウンド中の入賞球数記憶エリアJが設けられている。
上記主制御基板60の基板回路には、所定のクロックパルスを出力するクロック装置(図示省略)が設けられ、主制御用中央制御装置CPUに接続されている。そして主制御用中央制御装置CPUは一定間隔のクロックパルスによって、時系列的に演算処理を行い、一連の処理作動を順次実行する。また、このクロック装置により出力されたクロックパルスをカウントして、時間を計測するタイマーTMも接続されている。
また、上記主制御基板60の基板回路には、主制御用中央制御装置CPUが周辺機器とデータ通信を行う入力ポート(図示省略)及び出力ポート(図示省略)が設けられており、該出力ポートを介して主制御基板60からの制御指令信号が、図柄表示制御基板62,音源制御基板63,光源制御基板64,払出制御基板65の各入力ポートに向けて一方向に発信されるようになっている。また、主制御基板60の入力ポートには、特別図柄始動スイッチS1 が接続されるとともに、盤面中継基板61を介して、普通図柄始動スイッチS2 ,特定領域スイッチS3 ,カウントスイッチS4 ,検知スイッチS5 ,一般領域スイッチS6 ,特定領域スイッチS7 ,一般入賞スイッチS8 が接続されている。そして、主制御基板60は所定時間毎(例えば2ms毎)に上記各スイッチS1 〜S8 の遊技球検知状態を調べ、信号入力があるとその信号が波形整形回路により波形整形されて主制御用中央制御装置CPUに入力され、その情報を記憶装置RAMに記憶する。また、主制御基板60の出力ポートには、盤面中継基板61を介して大入賞口ソレノイド28,普通電動役物ソレノイド59,傾動用ソレノイド31,変換駆動ソレノイド57,入賞口開閉ソレノイド41,駆動モータ49,進退用ソレノイド52,普通図柄表示装置20が接続されており、主制御用中央制御装置CPUが所定の条件を選出した場合に作動される。
また、主制御用中央制御装置CPU及び上記各制御基板62,63,64,65に設置されている各中央制御装置CPUは、所定のデータの処理を行う演算ユニット(ALU)を連成した演算装置と、この演算装置に入出力するデータや読み込んだ命令を保管しておくレジスタと、命令を解読するデコーダ等によって構成されている。尚、前記演算ユニットの連成数によって、各中央制御装置CPUの演算処理能力が決まる。そして、主制御用中央制御装置CPUは、所定の形式で生成した制御指令信号を各制御基板62,63,64,65に夫々送信し、各制御基板62,63,64,65の中央制御装置CPUがこの制御指令信号に従って所定の制御を処理実行することとなる。
上記図柄表示制御基板62には、図柄表示装置15の表示画面16に表示される図柄表示態様を制御するための基板回路が設けられている。この基板回路は、図柄表示態様を制御処理する図柄制御用中央制御装置CPUに、演出プログラムが格納されている記憶装置ROMと、必要なデータを読み書きできる記憶装置RAMと、入力ポート及び出力ポートとを備えてなる。この記憶装置ROMには、上述した特別図柄A,B,Cの図柄形態及び表示パターンが記憶され、さらに当りパターン,リーチ態様パターン等の固定データやその動作プログラムが記憶されている。
また、図柄表示制御基板62は、主制御基板60からの制御指令信号を入力ポートを介して受信すると、図柄制御用中央制御装置CPUにおいて演算処理し、所定の図柄変動を演出する変動態様データを、出力ポートを介して表示用ドライバに送信する。該表示用ドライバは前記変動態様データに従って、図柄表示装置15の表示画面16に所定の変動態様で特別図柄A,B,Cを夫々変動表示させる。そして、この表示用ドライバ及び図柄表示制御基板62と主制御基板60とによって、変動開始から図柄確定に至る一連の図柄生成行程を選定し、かつその選定された図柄生成行程を図柄表示装置15の表示画面16に表示させる図柄制御手段が構成されている。
一方、上記音源制御基板63には、スピーカ(図示省略)から発生する効果音等を制御するための基板回路が設けられている。この基板回路は、音響を制御する音源制御用中央制御装置CPUに、動作プログラムや音響発生パターン等の固定データが記憶されている記憶装置ROMと、必要なデータを読み書きする記憶装置RAMと、入力ポート及び出力ポートとを備えてなる。この音源制御基板63は、上記の主制御基板60より入力ポートを介して受信した制御指令信号を音源制御用中央制御装置CPUで演算処理し、所定の音データを出力ポートを介してサウンドジェネレータに送信して、スピーカから所定の効果音を出力させる。
また、上記光源制御基板64には、パチンコ遊技機に備えられた発光ダイオードや装飾ランプ等の電飾装置を制御するための基板回路が設けられている。この基板回路は、電飾装置の点灯,点滅等を制御する光源制御用中央制御装置CPUに、動作プログラムや、発光ダイオード,装飾ランプ等を電飾するための電飾パターン等の固定データが記憶されている記憶装置ROMと、必要なデータを読み書きする記憶装置RAMと、入力ポート及び出力ポートとを備えてなる。この光源制御基板64は、光源制御用中央制御装置CPUで、上記の主制御基板60から入力ポートを介して受信した制御指令信号を演算処理し、所定の光演出データを出力ポートを介して光源作動基板に送信し、電飾装置や特別図柄始動記憶数表示装置18及び普通図柄始動記憶数表示装置21の発光ダイオードや装飾ランプ等を所定の演出態様で点灯,点滅させる。
さらに、上記払出制御基板65には、遊技球の貸球や賞球等を制御するための基板回路が設けられている。この基板回路は、貸球ユニットや賞球ユニット等が具備する各種ソレノイドを作動して、所定の貸球や賞球の供給を制御する払出制御用中央制御装置CPUに、動作プログラム,貸球や賞球の球数パターン等の固定データが記憶されている記憶装置ROMと、球数カウントデータ等の必要なデータを読み書きする記憶装置RAMと、入力ポート及び出力ポートとを備えてなる。この払出制御基板65は、入力ポートを介して主制御基板60から制御指令信号を受信し、該制御指令信号に従い、払出制御用中央制御装置CPUで演算処理し、所定のデータを出力ポートを介して払出中継基板に送信し、このデータにより貸球ユニットや賞球ユニット等の各種ソレノイドを作動させて、所定の貸球や賞球の払い出しを実行する。また、払出制御基板65は、プリペイド金額を記憶したプリペイドカードの読み込み・書き込みを行うプリペイドカードユニットと、プリペイドカードのデータ処理を中継するCR接続基板を介して接続されており、プリペイド金額の残額データ等を送受する。
また、図8に示した制御回路からなる遊技制御手段は、特別遊技作動にあって第一可変入賞装置25により第一開閉部材26の開放駆動開始から上述した所定終了条件の成立を契機として第一開閉部材26の開放駆動が終了する基本開閉ラウンドを所定回数実行する基本態様作動を行い、その満了後に、第二可変入賞装置32によって第二開閉部材40,40の開放駆動開始から上述した所定終了条件の成立を契機として第二開閉部材40,40の開放駆動が終了する条件開閉ラウンドを実行するとともに、該条件開閉ラウンド中に、第二可変入賞装置32の特定領域54を遊技球が通過することを条件として第一可変入賞装置25による所定回数の付与開閉ラウンドを引き続き実行する付与態様作動を一回若しくは複数回行う制御内容を備えている。この特別遊技作動における基本態様作動と付与態様作動は本発明の要部にかかるものであって、詳しくは後述する。
また、遊技制御手段は、条件開閉ラウンド中に第二可変入賞装置32の特定領域54を遊技球が通過した場合に、当該特別遊技作動後に、表示画面16に表示される特別図柄A,B,Cの組合せが当り図柄態様となる確率を高めた確率変動作動と、表示画面16に表示される特別図柄A,B,Cの変動時間を短縮する時短作動とを実行する制御内容を備えている。ここで、確率変動作動では、当り図柄態様となる確率が通常の約1/350から約1/60の高確率に変更される。また、時短作動では、特別図柄A,B,Cの変動開始から停止して確定表示されるまでの図柄生成行程に要する平均変動時間が、通常の約10秒間から約 5秒間に短縮されて時間効率のよい遊技状態となる。
次に、図8に示した制御回路による制御態様をパチンコ遊技機1の作動に従って説明する。
発射ハンドル11の回動操作を介して遊技球が図示しない発射装置より遊技盤6の遊技領域13に発射され、この遊技球が特別図柄始動領域22を通過し、特別図柄始動スイッチS1 がON作動して球検知信号が送出されると、その信号を主制御基板60が認識する。この信号により、主制御基板60の主制御用中央制御装置CPUは、記憶装置ROMに記憶されている各乱数テーブルから抽選によって、大当り特別乱数値K、大当り図柄乱数値L、ハズレ図柄乱数値Ma,Mb,Mc、リーチ乱数値N、リーチ図柄乱数値P、リーチ態様乱数値Q等を夫々選出し、これらの各乱数値を一旦、記憶装置RAMに格納する。
さらには、特別図柄始動スイッチS1 からの球検知信号に基づき、主制御基板60の主制御用中央制御装置CPUで演算処理して賞球指令信号を払出制御基板65に送信するとともに、賞球作動に連動する賞球音の発生指令信号を音源制御基板63に、賞球ランプ等の発生指令信号を光源制御基板64に夫々送信する。主制御基板60から賞球指令信号を受信した払出制御基板65は、記憶装置ROMや記憶装置RAMの記憶データを用いて払出制御用中央制御装置CPUにて演算処理を行い、その結果に従って賞球ユニットの図示しないソレノイドを作動させて所定数量の賞球を払い出す。これと同期して、賞球音の発生指令信号を受けた音源制御基板63は、記憶装置ROMや記憶装置RAMの記憶データを用いて音源制御用中央制御装置CPUにて演算処理を行い、その結果に従ってスピーカより所定の賞球払出音を上記賞球の払出時に合わせて出力する。同時に光源制御基板64でも、受信した賞球ランプの発生指令信号に従って光源制御用中央制御装置CPUが記憶装置ROMや記憶装置RAMの記憶データを用いて演算処理を行い、その結果に従って所定の発光ダイオードや装飾ランプ等を点灯、点滅させる。
尚、遊技球が特別図柄始動領域22を連続的に通過した場合には、特別図柄始動スイッチS1 による遊技球検知数が主制御基板60の記憶装置RAMに記憶され、その記憶に基づいて上述したように特別図柄始動記憶数表示装置18の発光ダイオードが順次点灯し、最高四回まで保留される。この発光ダイオードは表示画面16の特別図柄A,B,Cが変動開始する度に消灯されて、記憶数が減少する。尚、始動記憶数が満杯(四個)となっている場合には、特別図柄始動領域22を遊技球が通過しても無効となる。
そして、特別図柄始動スイッチS1 の遊技球通過によるON作動、若しくは主制御基板60の記憶装置RAMに記憶されている特別図柄始動記憶数の消化の何れかによる図柄始動条件の成立を契機として特別図柄A,B,Cの図柄変動が開始されると、主制御用中央制御装置CPUは、大当り特別乱数値Kを判定し、大当り図柄乱数値Lとハズレ図柄乱数値Ma,Mb,Mc の何れか一方を有効とするとともに、リーチ乱数値Nに従ってリーチとするかどうかを判定する。そして、これらの結果に基づき、図柄表示装置15で実行される図柄表示態様を制御するための図柄制御指令信号を図柄表示制御基板62に送信する。
上記図柄制御指令信号を受けた図柄表示制御基板62の図柄制御用中央制御装置CPUは、該図柄制御指令信号に従って、記憶装置ROMに記憶されている所定の動作プログラムを用いて、表示画面16で演出する図柄表示態様を決定する。そして、該図柄表示態様に従って特別図柄A,B,Cを順次停止し、特別図柄A,B,Cを確定表示する図柄生成行程を実行する。
また、主制御基板60の主制御用中央制御装置CPUは、音響作動と発光作動を上記図柄表示態様に連動させるため、音響制御指令信号を音源制御基板63に送信するとともに、電飾制御指令信号を光源制御基板64に送信する。音響制御指令を受けた音源制御基板63は、記憶装置ROMに記憶されている動作プログラム等を用いて音源制御用中央制御装置CPUで演算処理を行い、得られた所定の音データをサウンドジェネレータを介してスピーカより出力する。また前記光源制御基板64では、電飾制御指令信号に従って、記憶装置ROMに記憶されている動作プログラム等を用いて光源制御用中央制御装置CPUで演算処理を行い、得られた所定の光演出データに基づいて、光源作動基板を介して、発光ダイオードもしくは装飾ランプを点灯、点滅させる。
上述の大当り特別乱数値Kが所定の当り乱数値である場合、主制御基板60は、大当り図柄乱数値Lを有効とするとともに、リーチ図柄乱数値P,リーチ態様乱数値Qを有効とし、図柄表示制御基板62に所定の制御指令信号を送信する。そして、図柄表示制御基板62は、リーチ図柄乱数値Pに従い特別図柄をA=Cで停止して、リーチ態様乱数値Qに従い所定のリーチ変動態様によるリーチ作動を実行した後、大当り図柄乱数値Lに従って、所定の当り図柄態様の特別図柄A,B,Cを確定表示する。同時に光源制御基板64及び音源制御基板63が所定の電飾演出と効果音を発生させる。尚、リーチ態様乱数値Qによって選定されるリーチ変動態様としては、ロングリーチ、低速スクロール、逆走行、低速走行からの加速的停止、図柄の反転等、種々の変動態様がある。
このように所定の当り図柄態様が確定表示されると、主制御基板60は大当りとしての特別遊技作動を実行する。
一方、大当り特別乱数値Kが所定の当り乱数値でない場合には、主制御基板60は、上述のハズレ図柄乱数値Ma,Mb,Mc に基づく制御指令信号を図柄表示制御基板62に送信し、該図柄表示制御基板62は、この制御指令信号に従って、特別図柄A,B,Cをハズレ表示する。ここで、ハズレ図柄乱数値Ma,Mb,Mc が当り図柄態様を選出していた場合には、再びハズレ図柄乱数テーブルmでハズレ図柄乱数値Ma,Mb,Mc を選出して、ハズレ図柄態様とする。また、リーチ乱数値Nによりリーチ作動を実行する場合にあっては、リーチ図柄乱数値Pに従って、特別図柄をA=Cで一旦表示し、リーチ態様乱数値Qに従って、所定のリーチ変動態様によるリーチ作動を発生させるようにした後、ハズレ図柄態様を確定表示する。
前記特別遊技作動は、先ず、主制御基板60が盤面中継基板61を介して第一可変入賞装置25の大入賞口ソレノイド28を駆動して、第一開閉部材26を前方傾倒させることにより大入賞口27を開放する基本開閉ラウンドを所定回数行う基本態様作動として実行される。ここで、基本開閉ラウンドは、所定制限時間(例えば30秒間)が経過するか、この所定制限時間内で、カウントスイッチS4 と特定領域スイッチS3 とにより所定個数(例えば10個)の遊技球の入賞検知がなされるまで継続される。また上述したように、大入賞口27の特定領域29aに遊技球が流入し、特定領域スイッチS3 がON作動した時は、次の開閉ラウンドへの移行条件が充足され、一旦第一開閉部材26が閉鎖駆動して一ラウンドが終了した後、再び大入賞口27が開放されて次の基本開閉ラウンドへ移行する。このような基本開閉ラウンドが所定回数(例えば 7回)繰り返されると基本態様作動が満了し、該基本態様作動の満了後に、付与態様作動が実行される。
前記付与態様作動は、第二可変入賞装置32によって実行される条件開閉ラウンドと、第一可変入賞装置25によって実行される付与開閉ラウンドとからなる。条件開閉ラウンドでは、主制御基板60が盤面中継基板61を介して第二可変入賞装置32の入賞口開閉ソレノイド41を駆動して、第二開閉部材40,40を所定制限開閉回数(例えば18回)開閉させ、かつ一回の開閉毎に所定時間(例えば 0.8秒間)の開放状態を生じさせるものであって、上述した所定終了条件、即ち、第二開閉部材40,40の所定制限開閉回数の満了するか、この所定制限開閉回数内で検知スイッチS5 により所定個数(例えば10個)の入賞球の検知がなされるか、または特定領域54の特定領域スイッチS7 により遊技球通過の検知がなされるかの何れかの条件の充足により終了する。
また、付与開閉ラウンドは、基本開閉ラウンドと同様に、主制御基板60が盤面中継基板61を介して第一可変入賞装置25の大入賞口ソレノイド28を駆動して、第一開閉部材26を前方傾倒させることにより大入賞口27を開放し、所定制限時間(例えば30秒間)が経過するか、この所定制限時間内で、カウントスイッチS4 と特定領域スイッチS3 とにより所定個数(例えば10個)の遊技球の入賞検知がなされるまで大入賞口27の開放が継続される作動態様であって、前記第二可変入賞装置32による条件開閉ラウンド中に、特定領域54の特定領域スイッチS7 により遊技球通過の検知がされることを条件として、条件開閉ラウンドに続いて実行される。この付与開閉ラウンドは、上述したように、大入賞口27の特定領域29aに遊技球が流入し、特定領域スイッチS3 がON作動した時に、次の開閉ラウンドへの移行条件が充足され、一旦第一開閉部材26が閉鎖駆動して一ラウンドが終了した後、再び大入賞口27が開放されて次の付与開閉ラウンドへ移行する。このような付与開閉ラウンドが所定回数(例えば 7回)繰り返される。
このような特別遊技作動時における遊技制御手段による大当り処理を、図9〜図11に示すフローチャートに従って説明する。尚、ここでは、説明の便宜上、基本開閉ラウンドを7回、条件開閉ラウンドを1回、付与開閉ラウンドを7回行うものとし、また、大入賞口27の開放時間を30秒間、各ラウンドでの入賞制限個数を10個、第二開閉部材40,40の所定制限開閉回数を18回として説明する。
図9にあって、大当りとしての特別遊技作動が発生すると、先ず、ステップ100(S100)で大当りが発生しているか否かの確認を行う。もし、大当りが発生していなければ大当り処理を終了する。大当りが発生していればステップ101(S101)でラウンド数記憶エリアRに7を格納して初期設定する。そして、ステップ102(S102)で第一可変入賞装置25の処理ルーチンに入る。
第一可変入賞装置25の処理ルーチン内では、図10に示すように、ステップ110(S110)でRの値を1つ減算した後、ステップ111(S111)で大入賞口27を開放する。大入賞口27を開放した後、ステップ112(S112)で遊技球が10個入賞したかを判断し、遊技球が10個入賞していなければステップ113(S113)で開放時間が30秒経過したかを判断し、30秒経過していなければステップ112(S112)に戻る。ステップ112(S112)で遊技球が10個入賞していればステップ114(S114)で大入賞口27を閉鎖する。また、ステップ113(S113)で開放時間が30秒経過していれば、ステップ114(S114)で大入賞口27を閉鎖する。これにより、遊技球10個の入賞または30秒経過の何れか一方の条件が成立すると大入賞口27が閉鎖されることとなる。大入賞口27を閉鎖した後、第一可変入賞装置25の処理ルーチンから抜ける。
そして、図9に示すように、ステップ103(S103)でRの値が0か、即ち、基本開閉ラウンドが7回実行されたかを判断する。R=0でなければ再びステップ102(S102)で第一可変入賞装置25の処理ルーチンに入る。R=0であれば、ステップ104(S104)で第二可変入賞装置32の処理ルーチンに入る。
第二可変入賞装置32の処理ルーチン内では、図11に示すように、先ず、ステップ115(S115)で第二開閉部材40,40の開閉回数記憶エリアHに18を格納して初期設定し、ステップ116(S116)で入賞球数記憶エリアJに0を格納して初期設定する。次に、ステップ117(S117)でHを1つ減算した後、ステップ118(S118)で第二開閉部材40,40を所定時間(例えば 0.8秒間)開放する。その開放中に第二可変入賞装置32にd個の遊技球が入賞した場合にはステップ119(S119)でJにdを加算する。ステップ120(S120)で所定時間の経過後に第二開閉部材40,40を閉鎖した後、ステップ121(S121)で入賞した遊技球が特定領域54を通過したかを判断する。遊技球が特定領域54を通過していなければステップ122(S122)でHの値が0か、即ち、18回の第二開閉部材40,40の所定制限開閉回数が満了したかを判断し、満了していなければステップ123(S123)で遊技球が10個入賞したかを判断し、10個入賞していなければステップ117(S117)に戻る。ステップ121(S121)で遊技球が特定領域54を通過している場合、ステップ122(S122)でHの値が0である場合、及びステップ123(S123)で遊技球が10個入賞している場合には、第二可変入賞装置32の処理ルーチンを抜ける。これにより、第二可変入賞装置32で実行される条件開閉ラウンドが終了する。
そして、図9に示すように、ステップ105(S105)で遊技球が前記第二可変入賞装置32の特定領域54を通過したかを判断し、通過していなければ大当り処理を終了する。通過していればステップ106(S106)で再びラウンド数記憶エリアRに7を格納して初期設定する。そして、ステップ107(S107)で再び第一可変入賞装置25の処理ルーチンに入る。第一可変入賞装置25の処理ルーチン(図10参照)内では、上述したように大入賞口27が開放され、遊技球10個の入賞または30秒経過の何れかにより大入賞口27を閉鎖する処理が行われる。そして、図9に示すように、ステップ108(S108)でRの値が0か、即ち、付与開閉ラウンドが7回実行されたかを判断する。R=0でなければ再びステップ107(S107)で第一可変入賞装置25の処理ルーチンに入る。R=0であれば、ステップ109(S109)で確率変動作動及び時短作動を行うための確変フラグを立てた後、大当り処理を終了する。
このように、前記大当り処理にあっては、第一可変入賞装置25によって第1ラウンド〜第7ラウンドの基本開閉ラウンドが実行され、第8ラウンド目に第二可変入賞装置32による条件開閉ラウンドが実行される。ここで、この条件開閉ラウンド中に第二可変入賞装置32の特定領域54を遊技球が通過すると、第一可変入賞装置25によって引き続き第9ラウンド〜第15ラウンドの付与開閉ラウンドが実行され、かつ確率変動作動及び時短作動が付与されて特別遊技作動が終了する。また、前記第8ラウンド目の条件開閉ラウンド中に第二可変入賞装置32の特定領域54を遊技球が通過しなければ第8ラウンドで特別遊技作動が終了し、通常の遊技状態に戻ることとなる。
かかる構成にあって、基本開閉ラウンドと、条件開閉ラウンドと、付与開閉ラウンドとが異なる位置に配設された第一可変入賞装置25と第二可変入賞装置32との間で交互に実行されることにより、遊技者はその都度、開閉ラウンドが実行されている第一可変入賞装置25または第二可変入賞装置32に遊技球が入賞し易いように、発射ハンドル11を回動操作することで、ハンドル操作による遊技を楽しむことができる。また、条件開閉ラウンド中に第二可変入賞装置32の特定領域54を遊技球が通過すれば、第一可変入賞装置25による所定回数の付与開閉ラウンドが引き続き実行され、かつ当該特別遊技作動後に確率変動作動及び時短作動が付与されるが、これに対して条件開閉ラウンド中に第二可変入賞装置32の特定領域54を遊技球が通過しなければ、特別遊技作動が終了してしまう。即ち、条件開閉ラウンド中に第二可変入賞装置32の特定領域54を遊技球が通過したか否かによって、その後の特別遊技作動の作動態様が変化する。これにより、条件開閉ラウンド中にあっては、遊技者は、単にハンドル操作による遊技を楽しむにとどまらず、期待と緊張をもって、特定領域54に遊技球を通過させようとして必死にハンドル操作を行うこととなるので、遊技の興趣性が高められ、遊技性が向上する。
また、特別遊技作動が発生した時点では、確率変動作動や時短作動が付与されるか否かは未定であり、条件開閉ラウンド中において第二可変入賞装置32の特定領域54を遊技球が通過することによって、確率変動作動や時短作動の付与が決定されるので、確率変動作動や時短作動の付与に、遊技者のハンドル操作技術を関与させることができ、これによっても遊技の興趣性を高めることができる。
また、第一可変入賞装置25内に特定領域29aの球通過を容易とする案内駆動部材30が配設され、該案内駆動部材30によって、第二可変入賞装置32における特定領域54の球通過率に比して、第一可変入賞装置25における特定領域29aの球通過率が高くなるようにしていることにより、第一可変入賞装置25により実行される所定回数の基本開閉ラウンドと付与開閉ラウンドとを、比較的容易に最後まで継続させることができる。
一方、第二可変入賞装置32内に特定領域54の球通過を困難とする障害駆動部材が配設され、該障害駆動部材によって、第一可変入賞装置25における特定領域29aの球通過率に比して、第二可変入賞装置32における特定領域54の球通過率が低くなるようにしていることにより、条件開閉ラウンド中において、第二可変入賞装置32の特定領域を遊技球が通過することが比較的困難となり、付与開閉ラウンドへ移行し難くすることができる。これにより、特別遊技作動中において、付与開閉ラウンドへ容易に移行させない障壁的役割を条件開閉ラウンドを実行する第二可変入賞装置32に担わせることができ、従来のように単に二つの大入賞口を開閉制御するものに比して、その遊技性を大きく異ならせることができる。
また、前記特別遊技作動を発生させる所定条件を、複数の選出図柄としての特別図柄A,B,Cを変動表示する図柄表示装置15の表示画面16に、所定の選出図柄の当り図柄が確定表示された場合としたので、従来の第一種パチンコ遊技機と同様に、所定の選出図柄の当り図柄の確定表示を契機として特別遊技作動を発生させることができる。
図12〜図17は、本発明の第二実施例を示す。この第二実施例にあっては、図12に示すように、遊技盤6の遊技領域13の略中央に配設されたセンターケース14に液晶表示器からなる図柄表示装置15が組み付けられており、該図柄表示装置15の表示画面16に三つの特別図柄A,B,Cが変動表示される。センターケース14の上部には、四個の発光ダイオードを備えた特別図柄始動記憶数表示装置18が設けられている。また、センターケース14の左右側方には、普通図柄始動ゲート(普通図柄始動領域)19,19が配設されている。左側の普通図柄作動ゲート19の前面には、三個の発光ダイオードを備えた普通図柄表示装置20が配設されており、右側の普通図柄作動ゲート19の前面には、四個の発光ダイオードを備えた普通図柄始動記憶数表示装置21が配設されている。また、センターケース14の直下位置には、内部を特別図柄始動領域22とするとともに、開閉翼片23,23により入賞口を兼ねた入り口の開口度を変化させるようにした普通電動役物24が配設されている。これらの構成及び夫々の作動は、上述した第一実施例と同じである。
普通電動役物24の下方には第一可変入賞装置25と第二可変入賞装置70とが左右に隣接させて配設されている。ここで、図示した例では、該第一可変入賞装置25と第二可変入賞装置70が前面ケース板71により一体化されているが、夫々個別に形成することも可能である。第一可変入賞装置25は、上述した第一実施例のものと同一構成となっている。即ち、図13に示すように、横長帯板形状の第一開閉部材26により開閉される大入賞口27を備えており、この大入賞口27が第一可変入賞装置25の入賞口となっている。該大入賞口27は、大入賞口ソレノイド28によって第一開閉部材26を開閉制御することにより、開放状態と閉鎖状態とに変換される。大入賞口27の内部には、左右両側に位置させて特定領域29aと一般領域29bとが設けられており、さらに遊技球を該特定領域29aと一般領域29bの何れかに振分けるシーソー状の案内駆動部材30が配設されている。該案内駆動部材30は、傾動用ソレノイド31を駆動源として左右に傾動駆動されるものであって、第一開閉部材26が開放状態となると、最初は左側に傾動駆動されて遊技球を特定領域29aに導き(図3(イ)参照)、該特定領域29aが備える特定領域スイッチS3 によって特定領域29aの球通過が検知されると、図13に示すように、今度は右側に傾動駆動されて遊技球を一般領域29bに導く。これにより、特定領域29aの球通過を容易とし、後述する第二可変入賞装置70における特定領域75aの球通過率に比して、第一可変入賞装置25における特定領域29aの球通過率を高くするようになっている。
一方、第二可変入賞装置70は、第一可変入賞装置25と同様に、横長帯板形状の第二開閉部材72により開閉される大入賞口73を備えており、この大入賞口73が第二可変入賞装置70の入賞口となっている。該大入賞口73は、大入賞口ソレノイド74によって第二開閉部材72を開閉制御することにより、開放状態と閉鎖状態とに変換される。大入賞口73の内部には、中央に特定領域スイッチS7 を備えた特定領域75aが設けられており、該特定領域75aの左右両側に一般領域スイッチS6 を備えた一般領域75b,75bが夫々設けられている。また、この第二可変入賞装置70の上部には大入賞口73への遊技球の入賞を比較的困難とする障害釘(図示省略)が配設されており、遊技球が第二可変入賞装置70の開放時に入賞し、特定領域75aを通過する確率は概ね1/20となっている。これにより、前記第一可変入賞装置25における特定領域29aの球通過率に比して、第二可変入賞装置70における特定領域75aの球通過率が低くなるようにしている。
そして、前記図柄表示装置15の表示画面16に変動表示される特別図柄A,B,Cが、所定の組み合わせの当り図柄態様で確定表示されて、大当たりとしての特別遊技作動が実行されると、第一可変入賞装置25によって、基本態様作動としての基本開閉ラウンドと、付与態様作動での付与開閉ラウンドとが行われ、また、第二可変入賞装置70によって、付与態様作動での条件開閉ラウンドが行われれる。基本開閉ラウンドと付与開閉ラウンドは、第一開閉部材26が前方に傾倒して開き、その開放状態で第一開閉部材26の上面の案内作用を介して、大入賞口27内へ遊技球を案内するとともに、所定開放時間(例えば30秒間)の満了、またはその所定開放時間中における所定個数(例えば10個)の遊技球の入賞を所定終了条件として第一開閉部材26が起立して大入賞口27が閉鎖される作動態様であって、各開閉ラウンドは特定領域29aの球通過を条件として夫々所定回数継続される。第一可変入賞装置25には、特定領域29aに入った遊技球を検知する前記特定領域スイッチS3 と、一回の開閉ラウンド毎の入賞個数を計数するカウントスイッチS4 とが設けられている。また、特定領域スイッチS3 で検知される遊技球は、一回の開閉ラウンド中に計数される入賞個数に合算され、該特定領域スイッチS3 またはカウントスイッチS4 から球検知信号が送出される毎に所定個数(例えば15個)の賞球が払い出される。
また、第二可変入賞装置70による条件開閉ラウンドは、第二開閉部材72が前方に傾倒して開き、その開放状態で第二開閉部材72の上面の案内作用を介して、大入賞口73内へ遊技球を案内するとともに、所定開放時間(例えば30秒間)の満了、またはその所定開放時間中における所定個数(例えば10個)の遊技球の入賞を所定終了条件として第二開閉部材72が起立して大入賞口73が閉鎖される作動態様となる。また、特定領域スイッチS7 と一般領域スイッチS6 とで検知される遊技球は、一回の開閉ラウンド中に計数される入賞個数として合算され、該特定領域スイッチS7 または一般領域スイッチS6 から球検知信号が送出される毎に所定個数(例えば15個)の賞球が払い出される。
その他の遊技盤6上の構成は、上述した第一実施例と同じであり、同一部分に同一符号を付して重複する説明を省略する。
図14に、第二実施例にかかるパチンコ遊技機1の遊技制御手段を構成する制御回路のブロック図を示す。この制御回路にあっては、上述した第一実施例の制御回路(図8参照)において主制御基板60の入力ポートに盤面中継基板61を介して接続されていた検知スイッチS5 が除去されており、また、主制御基板60の出力ポートに盤面中継基板61を介して接続されていた変換駆動ソレノイド57,入賞口開閉ソレノイド41,駆動モータ49,進退用ソレノイド52が除去され、代わりに大入賞口ソレノイド74が接続されている。また、主制御基板60の主制御用中央制御装置CPUに接続された記憶装置RAMには、特別遊技作動時のラウンド数記憶エリアR1,R2 が設けられており、第一実施例の制御回路(図8参照)において設けられていた開閉回数記憶エリアH及び入賞球数記憶エリアJが除去されている。その他の構成は第一実施例の制御回路(図8参照)と同じであるので重複する説明を省略する。
このような遊技制御手段による大当り処理を、図15〜図17に示すフローチャートに従って説明する。尚、ここでは、説明の便宜上、基本開閉ラウンドを7回、条件開閉ラウンドを1回、付与開閉ラウンドを7回行うものとし、また、大入賞口27及び大入賞口73の開放時間を30秒間、各ラウンドでの入賞制限個数を10個として説明する。
図15にあって、大当りとしての特別遊技作動が発生すると、先ず、ステップ300(S300)で大当りが発生しているか否かの確認を行う。もし、大当りが発生していなければ大当り処理を終了する。大当りが発生していればステップ301(S301)でラウンド数記憶エリアR1 に7を格納して初期設定する。そして、ステップ302(S302)で第一可変入賞装置25の処理ルーチンに入る。
第一可変入賞装置25の処理ルーチン内では、図16に示すように、ステップ310(S310)でR1 の値を1つ減算した後、ステップ311(S311)で大入賞口27を開放する。大入賞口27を開放した後、ステップ312(S312)で遊技球が10個入賞したかを判断し、遊技球が10個入賞していなければステップ313(S313)で開放時間が30秒経過したかを判断し、30秒経過していなければステップ312(S312)に戻る。ステップ312(S312)で遊技球が10個入賞していればステップ314(S314)で大入賞口27を閉鎖する。また、ステップ313(S313)で開放時間が30秒経過していれば、ステップ314(S314)で大入賞口27を閉鎖する。これにより、遊技球10個の入賞または30秒経過の何れか一方の条件が成立すると大入賞口27が閉鎖されることとなる。大入賞口27を閉鎖した後、第一可変入賞装置25の処理ルーチンから抜ける。
そして、図15に示すように、ステップ303(S303)でR1 の値が0か、即ち、基本開閉ラウンドが7回実行されたかを判断する。R1 =0でなければ再びステップ302(S302)で第一可変入賞装置25の処理ルーチンに入る。R1 =0であれば、ステップ304(S304)でラウンド数記憶エリアR2 に1を格納して初期設定した後、ステップ305(S305)で第二可変入賞装置70の処理ルーチンに入る。
第二可変入賞装置70の処理ルーチン内では、図17に示すように、ステップ315(S315)でR2 の値を1つ減算した後、ステップ316(S316)で大入賞口73を開放する。大入賞口73を開放した後、ステップ317(S317)で遊技球が10個入賞したかを判断し、遊技球が10個入賞していなければステップ318(S318)で開放時間が30秒経過したかを判断し、30秒経過していなければステップ317(S317)に戻る。ステップ317(S317)で遊技球が10個入賞していればステップ319(S319)で大入賞口73を閉鎖する。また、ステップ318(S318)で開放時間が30秒経過していれば、ステップ319(S319)で大入賞口73を閉鎖する。これにより、遊技球10個の入賞または30秒経過の何れか一方の条件が成立すると大入賞口73が閉鎖されることとなる。大入賞口73を閉鎖した後、第二可変入賞装置70の処理ルーチンから抜ける。
そして、図15に示すように、ステップ306(S306)でR2 の値が0か、即ち、条件開閉ラウンドが1回実行されたかを判断する。R2 =0でなければ再びステップ305(S305)で第二可変入賞装置70の処理ルーチンに入る。R2 =0であれば、ステップ307(S307)で遊技球が前記第二可変入賞装置70の特定領域75aを通過したかを判断し、通過していなければ大当り処理を終了する。通過していればステップ308(S308)で再びラウンド数記憶エリアR1 に7を格納して初期設定する。そして、ステップ309(S309)で再び第一可変入賞装置25の処理ルーチンに入る。第一可変入賞装置25の処理ルーチン(図16参照)内では、上述したように大入賞口27が開放され、遊技球10個の入賞または30秒経過の何れかにより大入賞口27を閉鎖する処理が行われる。そして、図15に示すように、ステップ310(S310)でR1 の値が0か、即ち、付与開閉ラウンドが7回実行されたかを判断する。R1 =0でなければ再びステップ309(S309)で第一可変入賞装置25の処理ルーチンに入る。R1 =0であれば、ステップ311(S311)で確率変動作動及び時短作動を行うための確変フラグを立てた後、大当り処理を終了する。
このように、前記大当り処理にあっては、第一可変入賞装置25によって第1ラウンド〜第7ラウンドの基本開閉ラウンドが実行され、第8ラウンド目に第二可変入賞装置70による条件開閉ラウンドが実行される。ここで、この条件開閉ラウンド中に第二可変入賞装置70の特定領域75aを遊技球が通過すると、第一可変入賞装置25によって引き続き第9ラウンド〜第15ラウンドの付与開閉ラウンドが実行され、かつ確率変動作動及び時短作動が付与されて特別遊技作動が終了する。また、前記第8ラウンド目の条件開閉ラウンド中に第二可変入賞装置70の特定領域75aを遊技球が通過しなければ第8ラウンドで特別遊技作動が終了し、通常の遊技状態に戻ることとなる。
かかる構成にあっても、基本開閉ラウンドと、条件開閉ラウンドと、付与開閉ラウンドとが異なる位置に配設された第一可変入賞装置25と第二可変入賞装置70との間で交互に実行されることにより、遊技者はその都度、開閉ラウンドが実行されている第一可変入賞装置25または第二可変入賞装置70に遊技球が入賞し易いように、発射ハンドル11を回動操作することで、ハンドル操作による遊技を楽しむことができる。また、条件開閉ラウンド中に第二可変入賞装置70の特定領域75aを遊技球が通過すれば、第一可変入賞装置25による所定回数の付与開閉ラウンドが引き続き実行され、かつ当該特別遊技作動後に確率変動作動及び時短作動が付与されるが、これに対して条件開閉ラウンド中に第二可変入賞装置70の特定領域75aを遊技球が通過しなければ、特別遊技作動が終了してしまう。即ち、条件開閉ラウンド中に第二可変入賞装置70の特定領域75aを遊技球が通過したか否かによって、その後の特別遊技作動の作動態様が変化する。これにより、条件開閉ラウンド中にあっては、遊技者は、単にハンドル操作による遊技を楽しむにとどまらず、期待と緊張をもって、特定領域75aに遊技球を通過させようとして必死にハンドル操作を行うこととなるので、遊技の興趣性が高められ、遊技性が向上する。
また、特別遊技作動が発生した時点では、確率変動作動や時短作動が付与されるか否かは未定であり、条件開閉ラウンド中において第二可変入賞装置70の特定領域75aを遊技球が通過することによって、確率変動作動や時短作動の付与が決定されるので、確率変動作動や時短作動の付与に、遊技者のハンドル操作技術を関与させることができ、これによっても遊技の興趣性を高めることができる。
また、第一可変入賞装置25内に特定領域29aの球通過を容易とする案内駆動部材30が配設され、該案内駆動部材30によって、第二可変入賞装置70における特定領域75aの球通過率に比して、第一可変入賞装置25における特定領域29aの球通過率が高くなるようにしていることにより、第一可変入賞装置25により実行される所定回数の基本開閉ラウンドと付与開閉ラウンドとを、比較的容易に最後まで継続させることができる。
一方、第一可変入賞装置25における特定領域29aの球通過率に比して、第二可変入賞装置70における特定領域75aの球通過率が低くなるようにしていることにより、条件開閉ラウンド中において、第二可変入賞装置70の特定領域75aを遊技球が通過することが比較的困難となり、付与開閉ラウンドへ移行し難くすることができる。これにより、特別遊技作動中において、付与開閉ラウンドへ容易に移行させない障壁的役割を条件開閉ラウンドを実行する第二可変入賞装置70に担わせることができ、従来のように単に二つの大入賞口を開閉制御するものに比して、その遊技性を大きく異ならせることができる。
尚、上述した第一実施例及び第二実施例では、第二可変入賞装置32または第二可変入賞装置70による条件開閉ラウンドを第8ラウンド目に実行する制御内容としたが、これに代えて、条件開閉ラウンドを、例えば第5ラウンド目と第10ラウンド目に実行させ、夫々の条件開閉ラウンド中に特定領域を遊技球が通過することを条件として付与開閉ラウンドを引き続き実行させる制御内容としてもよい。この場合には、基本態様作動として第1ラウンド〜第4ラウンドの基本開閉ラウンドが実行された後、付与態様作動として第5ラウンド目の条件開閉ラウンドと第6ラウンド〜第9ラウンドの付与開閉ラウンドとが実行され、さらに、二回目の付与態様作動として第10ラウンド目の条件開閉ラウンドと第11ラウンド〜第15ラウンドの付与開閉ラウンドとが実行されることとなる。
また、上述した第一実施例及び第二実施例では、条件開閉ラウンド中に特定領域を遊技球が通過した場合に、確率変動作動と時短作動を同時付与する制御内容としたが、これに代えて、確率変動作動と時短作動の何れか一方のみを付与するようにしてもよい。また、上記のように、二回の付与態様作動を実行する場合にあっては、夫々の条件開閉ラウンド中に特定領域を遊技球が通過した場合に、確率変動作動と時短作動を順に付与するようにしてもよい。
また、上述した第一実施例及び第二実施例では、図柄表示装置15の表示画面16に変動表示される三つの特別図柄A,B,Cが、所定の組み合わせの当り図柄態様で確定表示された場合に、大当たりとしての特別遊技作動が発生する構成について説明したが、選出図柄としての特別図柄A,B,Cは必ずしも三つであることに限定されるものではなく、単一或いは三つ以外の複数とすることも可能である。
第一実施例にかかるパチンコ遊技機1の正面図である。 第一実施例にかかるパチンコ遊技機1の遊技盤6を示す正面図である。 第一可変入賞装置25の拡大分解斜視図である。 第二可変入賞装置32の拡大正面図である。 第二可変入賞装置32の内部構造を示す縦断面図である。 第二可変入賞装置32内に設けられた移送体46を示す斜視図である。 移送体46による遊技球wの移送状態を示す作用説明図である。 第一実施例における遊技制御手段を構成する制御回路を示すブロック回路図である。 第一実施例の遊技制御手段による大当り処理を示すフローチャートである。 第一実施例の大当り処理における第一可変入賞装置25の処理ルーチンを示すフローチャートである。 第一実施例の大当り処理における第二可変入賞装置32の処理ルーチンを示すフローチャートである。 第二実施例における遊技盤6の正面図である。 第一可変入賞装置25と第二可変入賞装置70の拡大分解斜視図である。 第二実施例における遊技制御手段を構成する制御回路を示すブロック回路図である。 第二実施例の遊技制御手段による大当り処理を示すフローチャートである。 第二実施例の大当り処理における第一可変入賞装置25の処理ルーチンを示すフローチャートである。 第二実施例の大当り処理における第二可変入賞装置70の処理ルーチンを示すフローチャートである。
符号の説明
1 パチンコ遊技機
15 図柄表示装置
16 表示画面
25 第一可変入賞装置
26 第一開閉部材
27 大入賞口(入賞口)
29a 特定領域
29b 一般領域
30 案内駆動部材
32 第二可変入賞装置
38 入賞口
40 第二開閉部材
46 移送体(障害駆動部材)
50a,50b 一般領域
54 特定領域
72 第二開閉部材
73 大入賞口(入賞口)
75a 特定領域
75b 一般領域
A,B,C 特別図柄(選出図柄)

Claims (5)

  1. 第一開閉部材により開閉される入賞口の内部に特定領域と一般領域とが設けられた第一可変入賞装置と、第二開閉部材により開閉される入賞口の内部に特定領域と一般領域とが設けられた第二可変入賞装置と、遊技制御手段とを備えてなり、該遊技制御手段が、所定条件の成立を契機として特別遊技作動を発生させ、該特別遊技作動にあって第一可変入賞装置により第一開閉部材の開放駆動開始から所定終了条件の成立を契機として第一開閉部材の開放駆動が終了する基本開閉ラウンドを所定回数実行する基本態様作動を行い、その満了後に、第二可変入賞装置によって第二開閉部材の開放駆動開始から所定終了条件の成立を契機として第二開閉部材の開放駆動が終了する条件開閉ラウンドを実行するとともに、該条件開閉ラウンド中に、第二可変入賞装置の特定領域を遊技球が通過することを条件として第一可変入賞装置による所定回数の付与開閉ラウンドを引き続き実行する付与態様作動を一回若しくは複数回行う制御内容を備えていることを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 特別遊技作動を発生させる所定条件が、選出図柄を変動表示する図柄表示装置の表示画面に、所定の選出図柄の当り図柄が確定表示された場合であることを特徴とする請求項1記載のパチンコ遊技機。
  3. 遊技制御手段が、条件開閉ラウンド中に第二可変入賞装置の特定領域を遊技球が通過した場合に、特別遊技作動終了後に、表示画面に表示される選出図柄が当り図柄となる確率を高めた確率変動作動及び/又は表示画面に表示される選出図柄の変動時間を短縮する時短作動を実行する制御内容を備えていることを特徴とする請求項2記載のパチンコ遊技機。
  4. 第二可変入賞装置内に特定領域の球通過を困難とする障害駆動部材が配設され、該障害駆動部材によって、第一可変入賞装置における特定領域の球通過率に比して、第二可変入賞装置における特定領域の球通過率が低くなるようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載のパチンコ遊技機。
  5. 第一可変入賞装置内に特定領域の球通過を容易とする案内駆動部材が配設され、該案内駆動部材によって、第二可変入賞装置における特定領域の球通過率に比して、第一可変入賞装置における特定領域の球通過率が高くなるようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載のパチンコ遊技機。
JP2004206149A 2004-07-13 2004-07-13 パチンコ遊技機 Pending JP2006025923A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004206149A JP2006025923A (ja) 2004-07-13 2004-07-13 パチンコ遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004206149A JP2006025923A (ja) 2004-07-13 2004-07-13 パチンコ遊技機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006025923A true JP2006025923A (ja) 2006-02-02

Family

ID=35892954

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004206149A Pending JP2006025923A (ja) 2004-07-13 2004-07-13 パチンコ遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006025923A (ja)

Cited By (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010000249A (ja) * 2008-06-20 2010-01-07 Kyoraku Sangyo Kk 大入賞装置、遊技盤ユニット、及びパチンコ遊技機
JP2011229576A (ja) * 2010-04-23 2011-11-17 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP2013118919A (ja) * 2011-12-07 2013-06-17 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2013146358A (ja) * 2012-01-18 2013-08-01 Taiyo Elec Co Ltd 遊技機
JP2014004475A (ja) * 2013-09-10 2014-01-16 Kyoraku Sangyo Co Ltd 遊技機
JP2014087430A (ja) * 2012-10-29 2014-05-15 Heiwa Corp 遊技機
JP2014091045A (ja) * 2013-10-24 2014-05-19 Fujishoji Co Ltd 弾球遊技機
JP2014091044A (ja) * 2013-10-24 2014-05-19 Fujishoji Co Ltd 弾球遊技機
JP2014097374A (ja) * 2013-10-24 2014-05-29 Fujishoji Co Ltd 弾球遊技機
JP2014158700A (ja) * 2013-01-24 2014-09-04 Takao Co Ltd 遊技機
JP2014230622A (ja) * 2013-05-29 2014-12-11 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2014230623A (ja) * 2013-05-29 2014-12-11 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2014230621A (ja) * 2013-05-29 2014-12-11 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2014233446A (ja) * 2013-05-31 2014-12-15 タイヨーエレック株式会社 遊技機
JP2014233445A (ja) * 2013-05-31 2014-12-15 タイヨーエレック株式会社 遊技機
JP2015016221A (ja) * 2013-07-12 2015-01-29 株式会社藤商事 弾球遊技機
JP2015071091A (ja) * 2015-01-19 2015-04-16 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2015071090A (ja) * 2015-01-19 2015-04-16 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2015091410A (ja) * 2015-01-19 2015-05-14 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2015188529A (ja) * 2014-03-27 2015-11-02 株式会社ニューギン 遊技機
JP2016000154A (ja) * 2014-06-12 2016-01-07 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2016013164A (ja) * 2014-06-30 2016-01-28 株式会社大一商会 遊技機
JP2016036466A (ja) * 2014-08-06 2016-03-22 株式会社平和 遊技機
JP2016105819A (ja) * 2016-02-05 2016-06-16 株式会社ソフイア 遊技機
JP2016179410A (ja) * 2016-07-22 2016-10-13 株式会社平和 遊技機

Cited By (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010000249A (ja) * 2008-06-20 2010-01-07 Kyoraku Sangyo Kk 大入賞装置、遊技盤ユニット、及びパチンコ遊技機
JP2011229576A (ja) * 2010-04-23 2011-11-17 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP2013118919A (ja) * 2011-12-07 2013-06-17 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2013146358A (ja) * 2012-01-18 2013-08-01 Taiyo Elec Co Ltd 遊技機
JP2014087430A (ja) * 2012-10-29 2014-05-15 Heiwa Corp 遊技機
JP2014158700A (ja) * 2013-01-24 2014-09-04 Takao Co Ltd 遊技機
JP2014158701A (ja) * 2013-01-24 2014-09-04 Takao Co Ltd 遊技機
JP2014158702A (ja) * 2013-01-24 2014-09-04 Takao Co Ltd 遊技機
JP2014230622A (ja) * 2013-05-29 2014-12-11 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2014230623A (ja) * 2013-05-29 2014-12-11 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2014230621A (ja) * 2013-05-29 2014-12-11 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2014233446A (ja) * 2013-05-31 2014-12-15 タイヨーエレック株式会社 遊技機
JP2014233445A (ja) * 2013-05-31 2014-12-15 タイヨーエレック株式会社 遊技機
JP2015016221A (ja) * 2013-07-12 2015-01-29 株式会社藤商事 弾球遊技機
JP2014004475A (ja) * 2013-09-10 2014-01-16 Kyoraku Sangyo Co Ltd 遊技機
JP2014091045A (ja) * 2013-10-24 2014-05-19 Fujishoji Co Ltd 弾球遊技機
JP2014097374A (ja) * 2013-10-24 2014-05-29 Fujishoji Co Ltd 弾球遊技機
JP2014091044A (ja) * 2013-10-24 2014-05-19 Fujishoji Co Ltd 弾球遊技機
JP2015188529A (ja) * 2014-03-27 2015-11-02 株式会社ニューギン 遊技機
JP2016000154A (ja) * 2014-06-12 2016-01-07 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2016013164A (ja) * 2014-06-30 2016-01-28 株式会社大一商会 遊技機
JP2016036466A (ja) * 2014-08-06 2016-03-22 株式会社平和 遊技機
JP2015071091A (ja) * 2015-01-19 2015-04-16 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2015071090A (ja) * 2015-01-19 2015-04-16 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2015091410A (ja) * 2015-01-19 2015-05-14 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2016105819A (ja) * 2016-02-05 2016-06-16 株式会社ソフイア 遊技機
JP2016179410A (ja) * 2016-07-22 2016-10-13 株式会社平和 遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006025923A (ja) パチンコ遊技機
JP2001259141A (ja) 遊技機
JP3786623B2 (ja) パチンコ遊技機
JP2005131299A (ja) 遊技機
JP2009106554A (ja) 遊技機
JP4562036B2 (ja) 遊技機
JP5127652B2 (ja) 遊技機
JP4721181B2 (ja) 遊技機
JP2006320576A (ja) 遊技機および遊技用プログラム
JP4671276B2 (ja) 遊技機
JP7224615B2 (ja) 遊技機
JP4782730B2 (ja) 遊技台
JP3809507B2 (ja) 遊技機
JP2007136092A (ja) 遊技機
JP2006068556A (ja) 弾球遊技機
JP2007068661A (ja) 遊技機
JP4308129B2 (ja) パチンコ遊技機
JP2005237564A (ja) 弾球遊技機
JP2004049537A (ja) 遊技機
JP2021049120A (ja) 遊技機
JP2004081443A (ja) 遊技機
JP4042984B2 (ja) パチンコ遊技機
JP2007267925A (ja) 遊技機
JP2004357934A (ja) 遊技機
JP2004254955A (ja) 弾球遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080326

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080707

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080829

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20081001