JP2005237564A - 弾球遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】表面側遊技領域と裏面側遊技領域を備え持つ弾球遊技機において、更なる遊技性を付加し、遊技の興趣を高めることにある。
【解決手段】遊技球が転動可能な表面側遊技領域Aと裏面側遊技領域A1を備えた遊技盤18と、前記表面側遊技領域Aから裏面側遊技領域A1へと遊技球を誘導する第一の導出口27と、前記裏面側遊技領域A1から表面側遊技領域Aへと遊技球を誘導する第二の導出口28と、前記第一の導出口27から導き入れられた遊技球を、前記第二の導出口28へと誘導する裏面側転動通路22を備え、該裏面側転動通路22は、揺動可能に構成されている
【選択図】図4
【解決手段】遊技球が転動可能な表面側遊技領域Aと裏面側遊技領域A1を備えた遊技盤18と、前記表面側遊技領域Aから裏面側遊技領域A1へと遊技球を誘導する第一の導出口27と、前記裏面側遊技領域A1から表面側遊技領域Aへと遊技球を誘導する第二の導出口28と、前記第一の導出口27から導き入れられた遊技球を、前記第二の導出口28へと誘導する裏面側転動通路22を備え、該裏面側転動通路22は、揺動可能に構成されている
【選択図】図4
Description
本発明は、遊技球が転動する表面側遊技領域と裏面側遊技領域を備え持つ弾球遊技機に関する。
今までの弾球遊技機(いわゆるパチンコ機)の遊技領域は、多数の遊技釘や遊技球誘導部材(例えばステージや天通路等)などを備えた遊技盤面の表面側に限られていたものが一般的であった。従って、このような構成の弾球遊技機において、遊技球の転動に変化を与えて視覚に訴え、遊技性を更に付加することは難しかった。
そこで、遊技性を付加するために、遊技盤を透明にして遊技盤裏面側を視認可能にすると共に、その遊技盤裏面側に表面側遊技領域と連通する別個の裏面側遊技領域を設け、遊技盤裏面側を遊技球が転動することにより遊技性を向上させた弾球遊技機が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2001−334027号公報
しかし、この先行技術によれば、遊技盤の表面側遊技領域から裏面側遊技領域へと遊技球が導き案内される導出口を設け、裏面側遊技領域へと案内された遊技球は、裏面側遊技領域に設けた遊技釘間を転動するだけで、遊技球の転動に変化が少なく単調であるため、更なる遊技性を付加することが求められている。
本発明は、このような問題を解決するためになされており、その目的とするところは、表面側遊技領域と裏面側遊技領域を備え持つ弾球遊技機において、更なる遊技性を付加し、遊技の興趣を高めることにある。
このような目的を達成するために、第1の発明は、遊技球が転動可能な表面側遊技領域Aと裏面側遊技領域A1を備えた遊技盤18と、前記表面側遊技領域Aから裏面側遊技領域A1へと遊技球を誘導する第一の導出口27と、前記裏面側遊技領域A1から表面側遊技領域Aへと遊技球を誘導する第二の導出口28と、前記第一の導出口27から導き入れられた遊技球を、前記第二の導出口28へと案内する裏面側転動通路22を備え、該裏面側転動通路22は、揺動可能に構成されていることを特徴とする弾球遊技機としたことである。
本発明によれば、裏面側遊技領域A1に備えた裏面側転動通路22を揺動可能に備えたため、遊技球の転動に変化を与えることができ、遊技の興趣を高めることができる。
本発明によれば、裏面側遊技領域A1に備えた裏面側転動通路22を揺動可能に備えたため、遊技球の転動に変化を与えることができ、遊技の興趣を高めることができる。
第2の発明は、第1の発明において、裏面側転動通路22は、横方向に一定の長さを有することを特徴とする弾球遊技機としたことである。
本発明によれば、遊技球が第一の導出口27から第二の導出口28へと誘導されるまでの時間が掛かるため、遊技者に期待感を与える。
本発明によれば、遊技球が第一の導出口27から第二の導出口28へと誘導されるまでの時間が掛かるため、遊技者に期待感を与える。
第3の発明は、第1又は第2の発明において、裏面側転動通路22は、常時揺動可能に構成されていることを特徴とする弾球遊技機としたことである。
本発明によれば、裏面側転動通路22が常時揺動しているため、遊技球の転動により変化を与えることができるので、遊技の興趣を高めることができる。
本発明によれば、裏面側転動通路22が常時揺動しているため、遊技球の転動により変化を与えることができるので、遊技の興趣を高めることができる。
第4の発明は、第1乃至第3のいずれかの発明において、裏面側転動通路22は、駆動源30を介して駆動することを特徴とする弾球遊技機としたことである。
本発明によれば、裏面側転動通路22の揺動作動を、モータなどの駆動源30を介して行うため、揺動作動の調整・制御が容易にかつ任意に行える。
本発明によれば、裏面側転動通路22の揺動作動を、モータなどの駆動源30を介して行うため、揺動作動の調整・制御が容易にかつ任意に行える。
第5の発明は、第1乃至第4のいずれかの発明において、第二の導出口28は複数箇所設けられ、裏面側転動通路22は、前記複数箇所の第二の導出口28のいずれかに遊技球を振り分けることを特徴とする弾球遊技機としたことである。
本発明によれば、第一の導出口27から裏面側転動通路22へと案内された遊技球が、複数箇所の第二の導出口28のいずれかに振り分けられるので遊技者にとって面白みを与えることができる。
本発明によれば、第一の導出口27から裏面側転動通路22へと案内された遊技球が、複数箇所の第二の導出口28のいずれかに振り分けられるので遊技者にとって面白みを与えることができる。
第6の発明は、第1乃至第5のいずれかの発明において、表面側遊技領域における第二の導出口28の下方近傍には入賞装置12,14を配置したことを特徴とする弾球遊技機としたことである。
本発明によれば、第一の導出口27から裏面側転動通路22へと案内された遊技球が、第二の導出口28から表面側遊技領域Aに戻った際に入賞装置12,14に入るかもしれないという期待感を与える。
本発明によれば、第一の導出口27から裏面側転動通路22へと案内された遊技球が、第二の導出口28から表面側遊技領域Aに戻った際に入賞装置12,14に入るかもしれないという期待感を与える。
第7の発明は、第5の発明において、複数箇所の第二の導出口28の下方近傍に夫々入賞装置12,14を配置し、いずれか一つの入賞装置を始動入賞装置12としたことを特徴とする弾球遊技機としたことである。
本発明によれば、第一の導出口27から裏面側転動通路22へと案内された遊技球が、いずれかの第二の導出口28へ振り分けられるかによって、始動入賞装置12に入るか否かが決定するので、期待感が向上する。また、裏面側転動通路22の傾きによって始動入賞装置12に入るか否かが決まるので、第一の導出口27に入球させるタイミングを図って遊技を行うことができ、遊技の興趣を高めることができる。
本発明によれば、第一の導出口27から裏面側転動通路22へと案内された遊技球が、いずれかの第二の導出口28へ振り分けられるかによって、始動入賞装置12に入るか否かが決定するので、期待感が向上する。また、裏面側転動通路22の傾きによって始動入賞装置12に入るか否かが決まるので、第一の導出口27に入球させるタイミングを図って遊技を行うことができ、遊技の興趣を高めることができる。
第8の発明は、第1乃至第7のいずれかの発明において、遊技盤18は、少なくとも一部が透明な部材からなると共に、該透明な部材を介して裏面側転動通路22が視認可能に構成されていることを特徴とする弾球遊技機としたことである。
本発明によれば、裏面側転動通路22に案内される遊技球の転動状態が遊技者側から視認可能とすることができるので遊技者の興趣を向上させることができる。
本発明によれば、裏面側転動通路22に案内される遊技球の転動状態が遊技者側から視認可能とすることができるので遊技者の興趣を向上させることができる。
本発明によれば、表面側遊技領域に備えた第一の導出口から第二の導出口へと遊技球を誘導する裏面側転動通路を裏面側遊技領域に備え、該裏面側転動通路を揺動可能とするので、遊技球の転動に変化を与えることができ、遊技の興趣を高めることが可能な新規有用な弾球遊技機を提供できる。
以下、本発明の一実施形態について説明する。なお、本実施形態は本発明の一例にすぎずなんらこれに限定解釈されるものではなく、本発明の範囲内で設計変更可能である。
また、本発明は、表面側遊技領域Aと裏面側遊技領域A1を有するものであれば、第1種〜第3種、その他の弾球遊技機全てを対象とする。なお、いわゆる封入式の遊技機をも対象としている。
また、本発明は、表面側遊技領域Aと裏面側遊技領域A1を有するものであれば、第1種〜第3種、その他の弾球遊技機全てを対象とする。なお、いわゆる封入式の遊技機をも対象としている。
図1は、本発明を適用した弾球遊技機(パチンコ機ともいう)の一例であり、弾球遊技機は、ベース板19に種々の遊技部材20を備えて構成した表面側遊技盤18と、該表面側遊技盤18の裏側には遊技に関する表示を行うための表示装置9を備えて構成されている。
弾球遊技機は、外枠1の前面に内枠(ベースドア)2が回動自在に軸支され、外枠1には裏面側遊技盤17が取り付けられ、当該裏面側遊技盤17には表示装置9が嵌装されていると共に、該内枠2には遊技盤18が着脱自在に装着されている。
前記内枠2の前面左側には、ガラス板4を嵌めたフロント扉3が回動自在に軸支されている。前記フロント扉3の下部には、貸球及び賞球を受け止める上皿5、上皿5満杯時に球出口の内方で溢れた球を受け止める下皿6、そして発射ハンドル7を備える。
そして、図3に示すように、フロント扉3と表面側遊技盤18表面の間に表面側遊技領域Aを形成すると共に、該表面側遊技盤18裏面と裏面側遊技盤(表示装置9を含む)17との間に裏面側遊技領域A1を形成して遊技領域を拡大して遊技球の転動に変化を与えることによって興趣の向上を図っている。
前記内枠2の前面左側には、ガラス板4を嵌めたフロント扉3が回動自在に軸支されている。前記フロント扉3の下部には、貸球及び賞球を受け止める上皿5、上皿5満杯時に球出口の内方で溢れた球を受け止める下皿6、そして発射ハンドル7を備える。
そして、図3に示すように、フロント扉3と表面側遊技盤18表面の間に表面側遊技領域Aを形成すると共に、該表面側遊技盤18裏面と裏面側遊技盤(表示装置9を含む)17との間に裏面側遊技領域A1を形成して遊技領域を拡大して遊技球の転動に変化を与えることによって興趣の向上を図っている。
そして前記ハンドル7のレバー7aを時計方向に回転させることにより、例えば内蔵する発射ソレノイドを作動させて遊技球を表面側遊技領域Aに打ち出すことができる。
表示装置9は、例えば、正面から見て、横方向の三列にわたって数字、記号等の識別情報からなる特別図柄(左特別図柄・中特別図柄・右特別図柄)を変動表示させたり、特別図柄の変動表示に併せて所定のキャラクタ画像や背景画像による演出表示等を行ったりする液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal Display)や、投影機からの動画又は静止画を、反射板で屈折して表示させる投影型画像表示装置も対象で、特に限定されず本発明の範囲内で種々の表示装置が適用される。
なお、表示装置の大きさなど特に限定はされないが、例えば20インチの大型LCDを用いて、後述するように透光性部材からなる本実施例のベース板19を介して広く液晶表示による演出表示を視認可能とし、遊技性・装飾性などを向上させるものとしてもよい。
なお、表示装置の大きさなど特に限定はされないが、例えば20インチの大型LCDを用いて、後述するように透光性部材からなる本実施例のベース板19を介して広く液晶表示による演出表示を視認可能とし、遊技性・装飾性などを向上させるものとしてもよい。
遊技盤18は、ベース板19と、該ベース板19に備えられる各種遊技部材20とで構成されている。
ベース板19は、例えば本実施例では、そのベース板全体を透光性部材(透明部材)で形成して裏面側遊技領域A1が視認可能とする。そして、本実施例では、このベース板19の任意の箇所に表面側遊技領域Aから裏面側遊技領域A1へと誘導する第一の導出口27と第二の導出口28を設けている。
また、ベース板19は、透光性部材で形成した領域を少なくとも一部に有するものであってもよく、例えば、透光性部材の裏面側に配設される表示装置9のみが透光性部材で形成した領域を介して視認可能とする構成や、裏面側に配置された後述する裏面側転動通路22を視認可能とする構成とするものなど本実施例の範囲内で任意の箇所を透光性部材で形成することができる。透光性部材で形成した箇所が複数箇所に及ぶ構成とすることもできる。
なお、本発明では、表示装置を備えない遊技機にあっては、ベース板を非透光性部材からなるものとしてもよく特に限定はされない。
なお、本発明では、表示装置を備えない遊技機にあっては、ベース板を非透光性部材からなるものとしてもよく特に限定はされない。
ベース板19を形成する透光性部材は、例えば、遊技部材20を固定でき、かつ、容易に変形しない(曲がらない)又は変質しない程度の硬度・強度等を有し、かつ透明な材質のものを選択する。例えば、透明性の高い硬質の合成樹脂材が一例として挙げられ、さらに具体的には、無色透明のアクリル樹脂材、ポリカーボネート樹脂、ポリアリレート樹脂などが任意に選択される。また、樹脂以外の材質、例えばガラスなどを採用することも本発明の範囲内であり設計変更可能である。
ベース板19の全体を構成する透光性部材は無色透明とするが、有色透明部材を採用することも可能である。また仕様によってはベース板19を無色透明部材と有色透明部材とで構成したり、ベース板19に色彩・模様を施すことも可能であり、表示装置9による演出に悪影響を及ぼさない範囲内で設計変更可能である。この場合、模様は無色透明の線図が好ましいが、ベース板19の裏面側に配設される表示装置9の構成によっては有色模様を施すことも可能である。
また、ベース板19は、例えば次のような形態も一例として挙げられる。
すなわち、図2(a)は、表示領域Bにあたる部分全体を透光性部材(ポリカーボネ−ト樹脂)aで形成すると共に、その下方領域全体を木製部材bで形成してなるもの、図2(b)は、全体を木製部材bで形成すると共に、その中心部分に嵌合穴を形成し、該嵌合穴に表示領域Bとなる透光性部材(ポリカーボネ−ト樹脂)aを嵌合してなるもの、図2(c)は全体を透光性部材(ポリカーボネ−ト樹脂)aとすると共に、その中心部分に表示領域Bとしての透光性部分を残してその周囲(裏面側)を着色塗装して非透過としたものである。
すなわち、図2(a)は、表示領域Bにあたる部分全体を透光性部材(ポリカーボネ−ト樹脂)aで形成すると共に、その下方領域全体を木製部材bで形成してなるもの、図2(b)は、全体を木製部材bで形成すると共に、その中心部分に嵌合穴を形成し、該嵌合穴に表示領域Bとなる透光性部材(ポリカーボネ−ト樹脂)aを嵌合してなるもの、図2(c)は全体を透光性部材(ポリカーボネ−ト樹脂)aとすると共に、その中心部分に表示領域Bとしての透光性部分を残してその周囲(裏面側)を着色塗装して非透過としたものである。
第一の導出口27は、図1に示すように、本実施例では、正面から視て表示装置9の直下で遊技盤18の中心線上に、遊技球が通過可能な単一の正面視略円形状に形成され、第二導出口28は、前記第一の導出口27よりも下方で、かつ後述する入賞装置(始動入賞装置12,一般入賞装置14)の配設位置の上方に、遊技球が通過可能な正面視縦長楕円状に形成されている。本実施例では、横方向同一高さ位置に配設される二個の入賞装置12,14の上方に夫々一箇所ずつ第二の導出口28,28を形成している。
これら第一の導出口27と第二の導出口28,28の形状・大きさ配設個数は特に限定されず本発明の範囲内で設計変更可能である。
これら第一の導出口27と第二の導出口28,28の形状・大きさ配設個数は特に限定されず本発明の範囲内で設計変更可能である。
遊技部材20は、弾球遊技機において遊技に必要な全ての部材を言い、例えば、表面側遊技領域Aを区画すると共に、該表面側遊技領域Aに発射ソレノイドから打ち出される遊技球を導くガイドレール21、前記表示装置9の変動表示を開始すると共に、大当たりとするか否かの抽選処理を実行する始動入賞装置12、大当たり時に開放するアタッカと称する第一種特別電動役物の大入賞装置13、一般入賞装置となる左右の入賞装置14、遊技領域での入賞を逃したアウト球を排出するアウト口16、ベース板19に打たれている図示しない多数の遊技釘などが一例として挙げられる。また、特に限定されるものではないが、本実施例では、これら遊技部材20の全てを透明部材で形成している。
そして、前記ベース板19に設けた第一導出口27から誘導された遊技球を第二の導出口28へと誘導する裏面側転動通路22を遊技部材20の一つとしてベース板19の裏面側に備え、遊技釘36と共に裏面側遊技領域A1を構成している。
また、前記第一の導出口27の表面側遊技領域Aに臨む開口周辺には、該第一の導出口27に遊技球が誘導され易いように、複数本の遊技釘15を配設している。配設の仕方は自由で、図1・図5及び図6に示すように第一の導出口27の上方部分を除く開口周辺全域に、正面視略U字状に遊技釘15を配設するなど任意である。
図4と図6で符号29で示す部分は、ベース板19の裏面における第二の導出口28周辺に設けた遊技球受け部で、裏面側転動通路22の通路本体23の開口24から排出された遊技球を受けると共に、第二の導出口28へと誘導する役目を有している。この受け部29の構造・材質などは特に限定されず、裏面側転動通路22から排出された遊技球を受け、第二の導出口28へと誘導排出し得る形状であればよい。
また、前記第一の導出口27の表面側遊技領域Aに臨む開口周辺には、該第一の導出口27に遊技球が誘導され易いように、複数本の遊技釘15を配設している。配設の仕方は自由で、図1・図5及び図6に示すように第一の導出口27の上方部分を除く開口周辺全域に、正面視略U字状に遊技釘15を配設するなど任意である。
図4と図6で符号29で示す部分は、ベース板19の裏面における第二の導出口28周辺に設けた遊技球受け部で、裏面側転動通路22の通路本体23の開口24から排出された遊技球を受けると共に、第二の導出口28へと誘導する役目を有している。この受け部29の構造・材質などは特に限定されず、裏面側転動通路22から排出された遊技球を受け、第二の導出口28へと誘導排出し得る形状であればよい。
なお、本実施例では、第二の導出口28の下方近傍に配設した入賞装置12,14のうちの一つを始動入賞装置12としているが、双方共に始動入賞装置12してもよく任意である。このように構成することで、第二の導出口28から排出された遊技球が始動入賞装置12に導かれるかもしれないという期待感を遊技者に与えることができる。
さらに、各第二の導出口28の下方近傍に夫々複数個の入賞装置12,14を配設し、該入賞装置の全てを始動入賞装置12としたり、それらのうちの一個乃至複数個を始動入賞装置12、その他を一般の入賞装置14とすることもできる。このように構成することにより、さらに遊技性が向上し興趣を向上することができる。
さらに、各第二の導出口28の下方近傍に夫々複数個の入賞装置12,14を配設し、該入賞装置の全てを始動入賞装置12としたり、それらのうちの一個乃至複数個を始動入賞装置12、その他を一般の入賞装置14とすることもできる。このように構成することにより、さらに遊技性が向上し興趣を向上することができる。
裏面側転動通路22は、表面側遊技領域Aに打ち出された遊技球を、該遊技領域Aに設けた第一の導出口27からベース板19の裏面側遊技領域A1へと誘導(転動案内)させると共に、該裏面側遊技領域A1を転動した遊技球を、表面側遊技領域Aの所望位置に設けた第二導出口28へと誘導排出する。
前記裏面側転動通路22は、本実施例では、図3及び図4に示すように、横方向に一定の長さを有する両端開放の管状に形成した通路本体23と、該通路本体23の上面略中央位置に、該通路本体23と連通して立上げ形成した短尺管状の投入口25とで構成した正面視略逆T字状に形成されている。
そして、この裏面側転動通路22は、揺動可能にベース板19の裏面側に取り付けられている。例えば、本実施例では、図3及び図4に示すように、通路本体23の略中央位置を前記ベース板19に対して軸着することにより、時計回り方向と反時計回り方向に揺動可能に構成している。図4において、符号26は軸着した軸を示す。裏面側転動通路22を揺動可能に取り付ける構成は、何等本実施例に限定して解釈されるものではなく、本発明の範囲内で他の取り付け構造を選択可能である。
また、この裏面側転動通路22の形状は本実施例形状に限定はされず、通路本体23を図示例のようにストレート管でなく、蛇行した管形状としたり、あるいは任意箇所でバイパスを作ったり、通路内面に障害壁を作ったりして通路本体内の転動時間を長くして遊技性を高めてもよい。
また、この裏面側転動通路22の形状は本実施例形状に限定はされず、通路本体23を図示例のようにストレート管でなく、蛇行した管形状としたり、あるいは任意箇所でバイパスを作ったり、通路内面に障害壁を作ったりして通路本体内の転動時間を長くして遊技性を高めてもよい。
また、本実施例では、モータなどの駆動源(裏面側転動通路駆動用モータ)30を介して強制的に揺動させるものとしている。この場合、常時揺動可能に構成してもよく、例えば一定周期で揺動させてもよく、不定期周期で揺動させてもよい。
本実施例では、図3と図4に示すように、裏面側転動通路22の一方の端部下面に、連結杆33の一端34を遊動自在に連結すると共に、該連結杆33の他端35を、モータ30の回転軸31に備えた円板32の中心から偏心させた位置に連結している。すなわち、図4(a)に示すように、前記連結杆33の他端35がモータ30の回転軸31よりも上方に位置した状態の時に、図4(a)で正面から視て向かって左側に下り傾斜状に傾き、左側の第二の導出口28へと遊技球が誘導される。そして、図4(b)に示すように、前記連結杆33の他端35がモータ30の回転軸31よりも下方に位置した状態の時に、図4(b)で正面から視て向かって右側に下り傾斜状に傾き、右側の第二の導出口28へと遊技球が誘導される。
すなわち、モータ30の回転作動を連続作動とすれば上記傾き状態が一定周期で交互に得られ、モータ30の回転作動を一定時間ごとに間欠作動するように制御すれば所定の傾き状態を一定時間維持させることもでき、また左側方向への傾き時間と右側方向への傾き時間を長短変化させることも可能で、このように制御することで遊技球の転動の変化を予測できない面白さを遊技者に与えることもできる。
本実施例では、図3と図4に示すように、裏面側転動通路22の一方の端部下面に、連結杆33の一端34を遊動自在に連結すると共に、該連結杆33の他端35を、モータ30の回転軸31に備えた円板32の中心から偏心させた位置に連結している。すなわち、図4(a)に示すように、前記連結杆33の他端35がモータ30の回転軸31よりも上方に位置した状態の時に、図4(a)で正面から視て向かって左側に下り傾斜状に傾き、左側の第二の導出口28へと遊技球が誘導される。そして、図4(b)に示すように、前記連結杆33の他端35がモータ30の回転軸31よりも下方に位置した状態の時に、図4(b)で正面から視て向かって右側に下り傾斜状に傾き、右側の第二の導出口28へと遊技球が誘導される。
すなわち、モータ30の回転作動を連続作動とすれば上記傾き状態が一定周期で交互に得られ、モータ30の回転作動を一定時間ごとに間欠作動するように制御すれば所定の傾き状態を一定時間維持させることもでき、また左側方向への傾き時間と右側方向への傾き時間を長短変化させることも可能で、このように制御することで遊技球の転動の変化を予測できない面白さを遊技者に与えることもできる。
不定期で揺動させた場合、第一の導出口27に誘導された遊技球の左右の振り分け率が変わるため、遊技の興趣を高めることができる。
一定周期で揺動させる一例として、例えば、図1で正面から視て向かって左側の入賞装置を始動入賞装置12、右側の入賞装置を一般入賞装置14とし、裏面側転動通路22の左側方向への下り傾斜状の傾きを7秒、右側方向への下り傾斜状の傾きを3秒の周期となるように設定すると、第一の導出口27に誘導された遊技球は、約70%の確率で始動入賞装置12に入賞する。このように設定すると、遊技者の始動入賞装置12への遊技球の入賞の期待感が一段と高くなる。
一定周期で揺動させる一例として、例えば、図1で正面から視て向かって左側の入賞装置を始動入賞装置12、右側の入賞装置を一般入賞装置14とし、裏面側転動通路22の左側方向への下り傾斜状の傾きを7秒、右側方向への下り傾斜状の傾きを3秒の周期となるように設定すると、第一の導出口27に誘導された遊技球は、約70%の確率で始動入賞装置12に入賞する。このように設定すると、遊技者の始動入賞装置12への遊技球の入賞の期待感が一段と高くなる。
なお、上述した実施例では、一つの裏面側転動通路22を裏面側遊技領域A1に配設した一例をもって説明したが、本発明はこれに限定されず、図示はしないが次のように構成することも可能である。
「第一の変形例」
上述した形態の裏面側転動通路22を複数個裏面側遊技領域A1に配設する。
すなわち、遊技盤18のベース板19の所定箇所に、第一の導出口27を複数箇所設けると共に、夫々の第一の導出口27に対応する左右の第二の導出口28を複数箇所に夫々設け、各第一の導出口27と第二の導出口28に対応する裏面側転動通路22を夫々配設する。
これにより、裏面側遊技領域A1に誘導されて転動する遊技球が、裏面側遊技領域A1の複数箇所で転動して夫々の対応する第二の導出口28から表面側遊技領域Aへと誘導排出されるため、遊技性が向上する。
上述した形態の裏面側転動通路22を複数個裏面側遊技領域A1に配設する。
すなわち、遊技盤18のベース板19の所定箇所に、第一の導出口27を複数箇所設けると共に、夫々の第一の導出口27に対応する左右の第二の導出口28を複数箇所に夫々設け、各第一の導出口27と第二の導出口28に対応する裏面側転動通路22を夫々配設する。
これにより、裏面側遊技領域A1に誘導されて転動する遊技球が、裏面側遊技領域A1の複数箇所で転動して夫々の対応する第二の導出口28から表面側遊技領域Aへと誘導排出されるため、遊技性が向上する。
「第二の変形例」
複数本の通路本体が上下方向にバイパスを介して並設された形態の裏面側転動通路を形成して裏面側遊技領域A1に配設する。
この場合、第一の導出口27は一つ設けられ、第二の導出口28は、夫々の通路本体の左右開口に対応する位置に配設され、少なくとも4箇所の第二の導出口28が設けられることとなる。これによれば、裏面側転動通路を転動する遊技球が、4箇所以上設けられた第二の導出口28のうちのどの第二の導出口28から誘導されてくるか見当がつき難く、遊技性が極めて高いものとなる。
さらにこの場合、夫々の通路本体が独立して遊動可能に構成するものとすれば、より一層遊技性が向上する。
複数本の通路本体が上下方向にバイパスを介して並設された形態の裏面側転動通路を形成して裏面側遊技領域A1に配設する。
この場合、第一の導出口27は一つ設けられ、第二の導出口28は、夫々の通路本体の左右開口に対応する位置に配設され、少なくとも4箇所の第二の導出口28が設けられることとなる。これによれば、裏面側転動通路を転動する遊技球が、4箇所以上設けられた第二の導出口28のうちのどの第二の導出口28から誘導されてくるか見当がつき難く、遊技性が極めて高いものとなる。
さらにこの場合、夫々の通路本体が独立して遊動可能に構成するものとすれば、より一層遊技性が向上する。
なお、図7は、本実施例の弾球遊技機の制御系のブロック図である。
遊技制御手段としての主制御回路60は、制御手段であるメインCPU66、メインROM(読み出し専用メモリ)68、メインRAM(読み書き可能メモリ)70を備えている。この主制御回路60は、遊技の進行を制御する。
メインCPU66には、メインROM68、メインRAM70等が接続されており、このメインROM68に記憶されたプログラムに従って、各種の処理を実行する機能を有する。このように、このメインCPU66には、後述する各種の手段として機能することとなる。
メインROM68には、メインCPU66により遊技機の動作を制御するためのプログラムが記憶されており、その他には、乱数抽選によって大当たり判定をする際に参照される大当たり判定をする際に参照される大当たり判定テーブルや、演出を選択する際に参照される演出条件選択テーブル等の各種のテーブルも記憶されている。
遊技制御手段としての主制御回路60は、制御手段であるメインCPU66、メインROM(読み出し専用メモリ)68、メインRAM(読み書き可能メモリ)70を備えている。この主制御回路60は、遊技の進行を制御する。
メインCPU66には、メインROM68、メインRAM70等が接続されており、このメインROM68に記憶されたプログラムに従って、各種の処理を実行する機能を有する。このように、このメインCPU66には、後述する各種の手段として機能することとなる。
メインROM68には、メインCPU66により遊技機の動作を制御するためのプログラムが記憶されており、その他には、乱数抽選によって大当たり判定をする際に参照される大当たり判定をする際に参照される大当たり判定テーブルや、演出を選択する際に参照される演出条件選択テーブル等の各種のテーブルも記憶されている。
なお、本実施例では、プログラム・テーブル等を記憶する媒体としてメインROM68を用いるように構成したが、これに限らず、制御手段を備えたコンピュータにより読み取り可能な記憶媒体であれば別態様であってもよく、例えば、ハードディスク装置、CD−ROM及びDVD−ROM、ROMカートリッジなどの記憶媒体に記録されていてもよい。また、これらのプログラムは、予め記録されているものでなくとも、電源投入後にこれらのプログラムをダウンロードしてメインRAM70等に記録されるものでもよい。さらに、プログラムの夫々が別々の記憶媒体に記録されていても良い。また、本実施例においては、メインCPU66、メインROM68及びメインRAM70を別々に設けたが、これらが一体となっているワンチップマイコンを使用しても良い。
メインRAM70は、メインCPU66の一時記憶領域として種々のフラグ、カウンタ、タイマ、データの値を記憶する機能を有する。
また、この主制御回路60は、後述する副制御回路200に対してコマンドを供給するためのシリアル通信用IC72を備えている。また、シリアル通信用IC72は、メインCPU66に接続されている。なお、このシリアル通信用IC72は、各種のコマンドを副制御回路200(副制御回路200に含まれる各種の手段)へ送信する送信手段に相当する。
また、この主制御回路60は、後述する副制御回路200に対してコマンドを供給するためのシリアル通信用IC72を備えている。また、シリアル通信用IC72は、メインCPU66に接続されている。なお、このシリアル通信用IC72は、各種のコマンドを副制御回路200(副制御回路200に含まれる各種の手段)へ送信する送信手段に相当する。
また、主制御回路60には、各種の装置が接続されており、例えば、V・カウントスイッチ102、カウントスイッチ104、一般入賞球スイッチ106、ゲート通過スイッチ114、始動入賞球スイッチ116、普通電動役物ソレノイド(始動口ソレノイド)118、大入賞口ソレノイド120、シーソーソレノイド122、フロント扉開放検出スイッチ、玉受け部材ソレノイドが接続されている。
V・カウントスイッチ102は、遊技盤上に備えられた大入賞装置13における特定領域に設けられている。このV・カウントスイッチ102は、大入賞装置13における特定領域を遊技球が通過した場合に、所定の検知信号を主制御回路60に供給する。
カウントスイッチ104は、大入賞装置13における特定領域とは異なる一般領域に設けられている。このカウントスイッチ104は、大入賞装置13における一般領域を遊技球が通過した場合に、所定の検知信号を主制御回路60に供給する。
一般入賞球スイッチ106は、遊技盤上に備えられた一般入賞装置14に設けられている。この一般入賞球スイッチ106は、各一般入賞装置14を遊技球が通過した場合に所定の検知信号を主制御回路60に供給する。
ゲート通過スイッチ114は、遊技盤上に備えられた球通過検出器(図示省略)に設けられている。このゲート通過スイッチ114は、球通過検出器を遊技球が通過した場合に所定の検知信号を主制御回路60に供給する。
始動入賞球スイッチ116は、遊技盤上に備えられた始動入賞装置12に設けられている。この始動入賞球スイッチ116は、始動入賞装置12に遊技球が入賞した場合に所定の検知信号を主制御回路60に供給する。
普通電動役物ソレノイド(始動口ソレノイド)118は、リンク部材を介して始動入賞装置12に設けられた羽根部材(可変翼片)に接続されており、メインCPU66から供給される駆動信号に応じて、羽根部材を駆動させ、始動入賞装置12を開放状態又は閉鎖状態とする。
大入賞口ソレノイド120は、シャッタ(扉)に接続されており、メインCPU66から供給される駆動信号に応じて、シャッタを駆動させ、大入賞装置13を開放状態又は閉鎖状態とする。
シーソーソレノイド122は、シャッタ内部に設けられているシーソーに接続されており、メインCPU66から供給される駆動信号に応じて、シーソーを変位させ、そのシーソーの傾斜を変更する。このシーソーが傾斜された結果、大入賞装置13内の特定領域を通過し易くなるように、又は一般領域を通過し易くなるように切り替えることとなる。
主制御回路60には、払出・発射制御回路126が接続されている。この払出・発射制御回路126には、遊技球の払出を行う払出装置128、遊技球の発射を行う発射装置130が接続されている。
裏面側転動通路駆動用モータ30は、裏面側転動通路22に遊動自在に連結した連結杆33の他端35に備えた円板32に、回転軸31を連結して任意箇所に備えられ、メインCPU66から供給される駆動信号に応じて、回転軸31を駆動させて裏面側転動通路22を揺動させる。
この払出・発射制御回路126は、主制御回路60から供給される賞球制御コマンドを受け取り、払出装置128に対して所定の信号を送信することにより、払出装置128に遊技球を払い出させる。また、払出・発射制御回路126は、発射装置130に対して発射信号を供給することにより、遊技球を発射させる制御を行う。なお、払出装置128は、発射(投入)された遊技球が始動入賞スイッチ116など所定の領域を通過することにより賞球を払い出す払出手段の一例として採用されている。
また、発射装置130には、上述した発射ソレノイド、タッチセンサ等の遊技球を発射させるための装置が備えられている。発射ハンドル7が遊技者によって握持され、かつ時計回り方向へ回動操作されたときには、その回動角度に応じて発射ソレノイドに電力が供給され、上皿に貯留された遊技球が発射ソレノイドにより遊技盤に順次発射される。なお、このような発射装置130は、遊技者の操作に応じて遊技球を発射(投入)する発射手段の一例として採用されている。
さらに、シリアル通信用IC72には、副制御回路200が接続されている。
この副制御回路200は、主制御回路60から供給される各種のコマンドに応じて、可変表示装置における表示制御、スピーカ10から発生させる音声に関する制御、保留ランプ、普通図柄保留ランプ、装飾ランプを含むランプ132の制御等を行う。
この副制御回路200は、主制御回路60から供給される各種のコマンドに応じて、可変表示装置における表示制御、スピーカ10から発生させる音声に関する制御、保留ランプ、普通図柄保留ランプ、装飾ランプを含むランプ132の制御等を行う。
なお、本実施例においては、主制御回路60から副制御回路200に対してコマンドを供給すると共に、副制御回路200から主制御回路60に対して信号を供給できないように構成したが、これに限らず、副制御回路200から主制御回路60に対して信号を送信できるように構成しても問題ない。
演出制御手段としての副制御回路200は、可変表示制御手段としてのサブCPU206、記憶手段としてのプログラムROM208、ワークRAM210、液晶表示装置(可変表示装置)9における表示制御を行うための表示制御回路250、スピーカ10から発生させる音声に関する制御を行う音声制御回路230、保留ランプ(図示せず)、装飾ランプ(図示せず)を含むランプ132の制御を行うランプ制御回路240から構成されている。
副制御回路200は、主制御回路60からの指令に応じて遊技の進行に応じた演出を実行する。
副制御回路200は、主制御回路60からの指令に応じて遊技の進行に応じた演出を実行する。
サブCPU206は、プログラムROM208、ワークRAM210等が接続されている。サブCPU206は、このプログラムROM208に記憶されたプログラムに従って、各種の処理を実行する機能を有する。特に、サブCPU206は、主制御回路60から供給される各種のコマンドに従って、副制御回路200の制御を行う。サブCPU206は、後述する各種の手段として機能することとなる。
プログラムROM208には、サブCPU206により遊技機の遊技演出を制御するためのプログラムが記憶されており、その他には、演出に関する決定を行うためのテーブル等の各種のテーブルも記憶されている。
また、プログラムROM208には、演出パターンが複数種類記憶されている。この演出パターンは、演出表示の進行に関するものである。演出表示は、識別情報の可変表示に応じて実行されるものである。
なお、本実施例においては、プログラム、テーブル等を記憶する記憶手段としてプログラムROM208を用いるように構成したが、これに限らず、制御手段を備えたコンピュータにより読み取り可能な記憶媒体であれば別態様であってもよく、例えばハードディスク装置、CD−ROM及びDVD−ROM、ROMカートリッジ等の記憶媒体に記憶されていても良い。また、これらのプログラムは、予め記録されているものでなくとも、電源投入後にこれらのプログラムをダウンロードし、ワークRAM210等に記録されるものでもよい。さらに、プログラムの夫々が別々の記憶媒体に記録されていても良い。
また、プログラムROM208には、演出パターンが複数種類記憶されている。この演出パターンは、演出表示の進行に関するものである。演出表示は、識別情報の可変表示に応じて実行されるものである。
なお、本実施例においては、プログラム、テーブル等を記憶する記憶手段としてプログラムROM208を用いるように構成したが、これに限らず、制御手段を備えたコンピュータにより読み取り可能な記憶媒体であれば別態様であってもよく、例えばハードディスク装置、CD−ROM及びDVD−ROM、ROMカートリッジ等の記憶媒体に記憶されていても良い。また、これらのプログラムは、予め記録されているものでなくとも、電源投入後にこれらのプログラムをダウンロードし、ワークRAM210等に記録されるものでもよい。さらに、プログラムの夫々が別々の記憶媒体に記録されていても良い。
また、本実施例において、メインCPU66及びメインROM68を含む主制御回路60と、サブCPU206及びプログラムROM208を含む副制御回路200と、を別々に構成したが、これに限らず、メインCPU66及びメインROM68を含む主制御回路60のみで構成してもよく、この場合には、上述したプログラムROM208に記憶されているプログラムをメインROM68に記憶させ、メインCPU66により実行されるように構成してもよい。もちろん、サブCPU206及びプログラムROM208を含む副制御回路200のみで構成するようにしてもよく、この場合には、上述したメインROM68に記憶されているプログラムをプログラムROM208に記憶させ、サブCPU206により実行されるように構成してもよい。
ワークRAM210は、サブCPU206の一時記憶領域として種々のフラグや変数の値を記憶する機能を有する。例えば、演出パターンを選択するための演出表示選択用乱数カウンタ等各種の変数等が位置付けられている。
なお、本実施例においては、サブCPU206の一時記憶としてワークRAM210を用いているが、これに限らず、読み書き可能な記憶媒体であればよい。
なお、本実施例においては、サブCPU206の一時記憶としてワークRAM210を用いているが、これに限らず、読み書き可能な記憶媒体であればよい。
表示制御回路250は、可変表示制御手段としての画像データプロセッサ(以下、VDPと称する。)212、各種の画像データを記憶する画像データROM216、画像データを画像信号として変換するD/Aコンバータ218、電源投入時においてリセット信号を生成する初期リセット回路220から構成されている。
上述したVDP212は、サブCPU206、画像データが記憶されている画像データROM216、画像データを画像信号に変換するD/Aコンバータ218、初期リセット回路220と接続されている。
このVDP212は、いわゆるスプライト回路、スクリーン回路、及びパレット回路等の回路を含み、液晶表示装置9に画像を表示させるための種々の処理を行うことができる装置である。
上述したVDP212は、サブCPU206、画像データが記憶されている画像データROM216、画像データを画像信号に変換するD/Aコンバータ218、初期リセット回路220と接続されている。
このVDP212は、いわゆるスプライト回路、スクリーン回路、及びパレット回路等の回路を含み、液晶表示装置9に画像を表示させるための種々の処理を行うことができる装置である。
画像データROM216には、識別情報を示す識別情報画像データ、背景画像データ、演出用画像データ、普通図柄を示す普通図柄画像データ等の各種の画像データが別個に記憶されている。
VDP212は、サブCPU206から供給される画像表示命令に応じて、画像データROM216から各種の画像データを読み出し、液晶表示装置9に表示させる画像データを生成する。VDP212は、生成した画像データをD/Aコンバータ218に供給する。このD/Aコンバータ218は、画像データを画像信号として変換し、所定のタイミングでこの画像信号を液晶表示装置9に供給することにより、液晶表示装置9に画像を表示させる。
音声制御回路230は、音声に関する制御を行う音源IC232、各種の音声データを記憶する音声データROM234、音声信号を増幅するための増幅器236(以下、AMPと称する。)から構成されている。
この音源IC232は、サブCPU206、初期リセット回路220、音声データROM234、AMP236と接続されている。この音源IC232は、スピーカ10から発生させる音声の制御を行う。
音源IC232は、サブCPU206から供給される音声発生命令に応じて、音声データROM234に記憶されている複数の音声データから一つの音声データを選択する。また、音源IC232は、選択された音声データを音声データROM234から読み出し、音声データを所定の音声信号に変換し、その音声信号をAMP236に供給する。AMP236は、音声信号を増幅させ、スピーカ10から音声を発生させる。
この音源IC232は、サブCPU206、初期リセット回路220、音声データROM234、AMP236と接続されている。この音源IC232は、スピーカ10から発生させる音声の制御を行う。
音源IC232は、サブCPU206から供給される音声発生命令に応じて、音声データROM234に記憶されている複数の音声データから一つの音声データを選択する。また、音源IC232は、選択された音声データを音声データROM234から読み出し、音声データを所定の音声信号に変換し、その音声信号をAMP236に供給する。AMP236は、音声信号を増幅させ、スピーカ10から音声を発生させる。
ランプ制御回路240は、ランプ制御信号を供給するためのドライブ回路242、複数種類のランプ装飾パターン等が記憶されている装飾データROM244から構成されている。
12:始動入賞装置
13:大入賞装置
14:一般入賞装置
18:表面側遊技盤
19:ベース板
20:遊技部材
22:裏面側転動通路
27:第一の導出口
28:第二の導出口
30:モータ
A:表面側遊技領域
A1:裏面側遊技領域
13:大入賞装置
14:一般入賞装置
18:表面側遊技盤
19:ベース板
20:遊技部材
22:裏面側転動通路
27:第一の導出口
28:第二の導出口
30:モータ
A:表面側遊技領域
A1:裏面側遊技領域
Claims (8)
- 遊技球が転動可能な表面側遊技領域と裏面側遊技領域を備えた遊技盤と、
前記表面側遊技領域から裏面側遊技領域へと遊技球を誘導する第一の導出口と、
前記裏面側遊技領域から表面側遊技領域へと遊技球を誘導する第二の導出口と、
前記第一の導出口から導き入れられた遊技球を、前記第二の導出口へと誘導する裏面側転動通路を備え、
該裏面側転動通路は、揺動可能に構成されていることを特徴とする弾球遊技機。 - 裏面側転動通路は、横方向に一定の長さを有することを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
- 裏面側転動通路は、常時揺動可能に構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の弾球遊技機。
- 裏面側転動通路は、駆動源を介して駆動することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の弾球遊技機。
- 第二の導出口は複数箇所設けられ、裏面側転動通路は、前記複数箇所の第二の導出口のいずれかに遊技球を振り分けることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の弾球遊技機。
- 表面側遊技領域における第二の導出口の下方近傍には入賞装置を配置したことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の弾球遊技機。
- 複数箇所の第二の導出口の下方近傍に夫々入賞装置を配置し、いずれか一つの入賞装置を始動入賞装置としたことを特徴とする請求項5に記載の弾球遊技機。
- 遊技盤は、少なくとも一部が透明な部材からなると共に、該透明な部材を介して裏面側転動通路が視認可能に構成されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の弾球遊技機。
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JP2004049989A JP2005237564A (ja) | 2004-02-25 | 2004-02-25 | 弾球遊技機 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008142239A (ja) * | 2006-12-08 | 2008-06-26 | Sophia Co Ltd | 遊技機 |
JP2009154003A (ja) * | 2009-04-13 | 2009-07-16 | Taiyo Elec Co Ltd | 弾球遊技機 |
JP2015037448A (ja) * | 2011-11-10 | 2015-02-26 | 株式会社サンセイアールアンドディ | 遊技機 |
-
2004
- 2004-02-25 JP JP2004049989A patent/JP2005237564A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008142239A (ja) * | 2006-12-08 | 2008-06-26 | Sophia Co Ltd | 遊技機 |
JP4666389B2 (ja) * | 2006-12-08 | 2011-04-06 | 株式会社ソフイア | 遊技機 |
JP2009154003A (ja) * | 2009-04-13 | 2009-07-16 | Taiyo Elec Co Ltd | 弾球遊技機 |
JP2015037448A (ja) * | 2011-11-10 | 2015-02-26 | 株式会社サンセイアールアンドディ | 遊技機 |
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